特許第6321029号(P6321029)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6321029活動に関連するデータのログを取り、処理するための方法およびシステム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6321029
(24)【登録日】2018年4月13日
(45)【発行日】2018年5月9日
(54)【発明の名称】活動に関連するデータのログを取り、処理するための方法およびシステム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/10 20120101AFI20180423BHJP
   H04M 11/08 20060101ALI20180423BHJP
【FI】
   G06Q50/10ZJM
   H04M11/08
【請求項の数】16
【全頁数】19
(21)【出願番号】特願2015-546424(P2015-546424)
(86)(22)【出願日】2013年12月6日
(65)【公表番号】特表2016-502725(P2016-502725A)
(43)【公表日】2016年1月28日
(86)【国際出願番号】SE2013051469
(87)【国際公開番号】WO2014088508
(87)【国際公開日】20140612
【審査請求日】2016年10月26日
(31)【優先権主張番号】1251389-1
(32)【優先日】2012年12月6日
(33)【優先権主張国】SE
(31)【優先権主張番号】61/733,948
(32)【優先日】2012年12月6日
(33)【優先権主張国】US
(73)【特許権者】
【識別番号】515155008
【氏名又は名称】フィッシュブレイン・アーベー
(74)【代理人】
【識別番号】100108453
【弁理士】
【氏名又は名称】村山 靖彦
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【弁理士】
【氏名又は名称】実広 信哉
(74)【代理人】
【識別番号】100133400
【弁理士】
【氏名又は名称】阿部 達彦
(72)【発明者】
【氏名】イェンス・パーション
(72)【発明者】
【氏名】マルクス・フランソン
(72)【発明者】
【氏名】ヨハン・アットビ
【審査官】 大野 朋也
(56)【参考文献】
【文献】 米国特許出願公開第2003/0100966(US,A1)
【文献】 特開2012−058992(JP,A)
【文献】 特開2004−290025(JP,A)
【文献】 特開2008−183001(JP,A)
【文献】 特開2001−250171(JP,A)
【文献】 特開2004−290127(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00−99/00
H04M 11/08
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
1つまたは複数のモバイル端末から受信されるデータに基づいて情報を収集およびアセンブルするためのシステムであって、
1つまたは複数のモバイル端末と通信するための通信手段と、
中央処理装置と
を備え、前記データが、少なくとも、前記1つまたは複数のモバイル端末の位置、前記位置に対する環境情報、および、活動を実行するために少なくとも1つの前記モバイル端末のユーザによって使用されるツールに関し、前記中央処理装置が、
位置データを取得するために前記通信手段と通信することと、
前記ツールのためのデータを取得することと、
前記環境情報を取得することと、
前記データを処理することと、
前記データに基づき、前記活動を実行するために使用可能な最適化データを備える一意のデータセットを生成することであって、前記一意のデータセットが前記活動に対応する1または複数の位置、ツール、方法を備える前記活動を実行するために使用可能な最適化されたデータを備えることと
を行うように構成され、
前記モバイル端末が、前記活動を実行するとともに最適化されたデータを生成するための前記ツールの自動検出のための検出器を備えることを特徴とする、システム。
【請求項2】
前記活動が、釣り、狩り、スポーツ、登山またはキノコ狩りのうちの1つである、請求項1に記載のシステム。
【請求項3】
前記1つまたは複数のモバイル端末は、少なくともユーザからデータを受信するまたはデバイスを検出するための実行可能プログラムを提供され、前記中央処理装置に前記データを提供する、請求項1に記載のシステム。
【請求項4】
前記データがさらに、活動の対象および前記活動のためのツールを備える、請求項1から3のいずれか一項に記載のシステム。
【請求項5】
前記中央処理装置が、1人または複数人のユーザのモバイル端末に、他のユーザ、前記他のユーザの活動および統計情報に関するデータを提供するように構成された、請求項1から4のいずれか一項に記載のシステム。
【請求項6】
前記モバイル端末が、前記活動の対象を認識するための画像レコーダを備える、請求項1に記載のシステム。
【請求項7】
前記モバイル端末が、前記活動を実行するためのツールを認識するための画像レコーダおよび/または検出器を備える、請求項1に記載のシステム。
【請求項8】
前記中央処理装置が、過去のデータ、現在のデータ、現在の地理データ、現在の時刻データおよび前記モバイル端末からの現在の選択のうちの1つまたは複数からのデータを処理し、地理的位置、物理的ツール、および環境情報に関連する1つまたは複数のデータを前記モバイル端末に提供するように配置された、請求項1に記載のシステム。
【請求項9】
拡張現実または仮想現実のためのデバイスをさらに備える、請求項1に記載のシステム。
【請求項10】
釣り活動で前記モバイル端末が、魚、餌、竿または環境条件のうちの1つまたは複数を検出するように構成された、請求項2に記載のシステム。
【請求項11】
前記餌は、
前記モバイル端末が、前記餌の画像を処理し、同様の餌を検索して認識する、画像認識、
各餌が一意のトランスポンダを与えられ、デバイスNFC(近距離通信)アンテナが、前記餌に関連するトランスポンダのタイプを検出する、NFC、
各餌がバーコード/QRコード(登録商標)を与えられる、バーコード/QRコード(登録商標)、あるいは、
名前/番号を入力する、または、前記名前/番号をスキャンし、OCR処理によって認識される、名前/番号
を使用して検出される、請求項10に記載のシステム。
【請求項12】
前記竿は、
前記モバイル端末が、前記竿の画像を処理し、同様の竿を検索して認識する、画像認識、
各竿が一意のトランスポンダを与えられ、デバイスNFC(近距離通信)アンテナが、前記竿に関連するトランスポンダのタイプを検出する、NFC、
各竿がバーコード/QRコード(登録商標)を与えられる、バーコード/QRコード(登録商標)
前記ユーザが名前/番号を入力することができる、または前記名前/番号がOCR処理によってスキャンおよび認識され得る、名前/番号
を使用して検出される、あるいは、
ユーザプロファイルに接続され、自動的に選択される、
請求項10に記載のシステム。
【請求項13】
前記モバイル端末が、環境データを検出するための化学物質検出器を備える、請求項10に記載のシステム。
【請求項14】
狩り、スポーツ、登山またはキノコ狩りのうちの1つまたは複数である野外活動で使用するための、請求項1に記載のシステム。
【請求項15】
活動の実行中におよび中央処理装置との通信で使用するためのモバイル端末であって、
コントローラ、
メモリ、
コミュニケータ
を少なくとも備え、前記コントローラが、位置、環境情報、および、前記活動を実行するためにユーザによって使用されるツールに関するデータを取得するとともに提供し、前記データおよび対応する過去のデータに基づき、前記活動に対応する1つまたは複数の位置、ツール、および方法を備える前記活動を実行するために使用可能な最適化データを備える一意のデータセットを受信するように構成され、
前記モバイル端末は、前記活動を実行するとともに最適化されたデータを生成するための前記ツールの自動検出をするための検出器を備えることを特徴とする、モバイル端末。
【請求項16】
1つまたは複数のモバイル端末と通信するための通信手段、および
中央処理装置
を備えるシステムで1つまたは複数のモバイル端末から受信されるデータに基づいて情報を収集およびアセンブルするための方法であって、
前記データが、少なくとも、位置、環境情報、および、活動を実行するために前記モバイル端末のユーザによって使用されるツールに関し、前記中央処理装置が、
位置データを取得するために前記通信手段と通信することと、
前記ツールのためのデータを取得することと、
前記環境情報を取得することと、
前記データを処理すること、
前記取得されたデータおよび対応する過去のデータに基づき、前記活動に対応する1つまたは複数の位置、ツール、および方法を備える前記活動を実行するための最適化されたデータを備える一意の情報をアセンブルすること
を行うように構成され、
前記モバイル端末は、前記活動を実行するとともに最適化されたデータを生成するための前記ツールの自動検出をするための検出器を備えることを特徴とする、方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、一般の事象、および、狩りや釣りなどの野外活動などに関するデータを収集し、処理し、ユーザに提供するための方法およびシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
いくつかの活動、特に、釣りや狩りなどの野外活動、は、多数の実践者を有する。こうした活動は、通常は、独りでまたは数人のグループで実施される。
【0003】
モバイルデバイス、たとえばiPhones(登録商標)およびAndroid(登録商標)対応電話またはデバイス、に組み込まれたGPSなどの位置決めツールを使用して、データまたは電話信号なしに、それらの場所を知ることが、ユーザには可能である。これは、特に、セルラネットワークの外で野外活動を行うときに、有利である。
【0004】
釣り人およびハンタの野外活動を容易にするためのいくつかのアプリ(アプリケーション)が存在する。これらのアプリによって、通常は、活動のエリアおよび必要とされるツールに関する情報をユーザが受信できるようになる。通常、その活動は、ユーザからデータを収集し、それらを他のユーザに提供する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
必要とされているのは、好ましくはリアルタイムでユーザがデータを提供および受信することを可能にし、最適な方法で活動を実行するための追加のデータおよび情報を含むシステムである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
これらの理由から、1つまたは複数のモバイル端末から受信されるデータに基づいて情報を収集およびアセンブルするためのシステムを提供する。システムは、1つまたは複数のモバイル端末、および中央処理装置を備える。データは、少なくとも、位置、環境情報および活動を実行するためにモバイル端末のユーザによって使用されるツールに関し、中央処理装置は、前記データを処理すること、前記データに基づき、前記活動を実行するための最適化されたデータを備える一意の情報をアセンブルすること、を行うように構成される。
【0007】
添付図面を参照し、全体を通して、同じ参照番号指示を有する要素は同様の要素を表し得る。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】本明細書に記載の方法およびシステムが実装され得る例示的システムを示す図である。
図2】本明細書に記載の方法およびシステムが実装され得る例示的デバイスシステムを示す図である。
図3】本明細書に記載の方法およびシステムが実装され得る例示的サーバシステムを示す図である。
図4】本発明によるモバイルデバイスアプリケーションの例示的表示レイアウトを示す図である。
図5】本発明によるモバイルデバイスアプリケーションの例示的表示レイアウトを示す図である。
図6】本発明によるモバイルデバイスアプリケーションの例示的表示レイアウトを示す図である。
図7】本発明によるモバイルデバイスアプリケーションの例示的表示レイアウトを示す図である。
図8図1のシステムによる例示的処理を示す流れ図である。
図9】本発明によるモバイルデバイスアプリケーションの例示的表示レイアウトを示す図である。
図10】本発明によるモバイルデバイスアプリケーションの例示的表示レイアウトを示す図である。
図11】本発明によるモバイルデバイスアプリケーションの例示的表示レイアウトを示す図である。
図12図1のシステムによる例示的通信ステップを示す流れ図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下の詳細な説明は、添付の図面を参照する。異なる図面中の同じ参照番号は、同じまたは同様の要素を識別し得る。本明細書で、「画像」という用語は、視覚情報(たとえば、絵、ビデオ、写真、動画など)のデジタルまたはアナログ表現を示し得る。本明細書で、「オーディオ」という用語は、オーディオ情報(たとえば、記録された声、歌、オーディオブックなど)のデジタルまたはアナログ表現を示し得る。
【0010】
以下で、本発明は、釣りおよび釣り人の活動に関する例示的実施形態を参照して説明されることになる。しかし、本発明は、狩り、スポーツ、登山、キノコ狩りなどの他の野外活動のために使用され得る。
【0011】
図1は、サーバ110、コンピュータネットワーク120、通信ネットワーク130およびモバイルデバイス140を備える、本発明の例示的システム100の実施形態を示す。
【0012】
モバイルデバイス140は、ユーザ、この場合には釣り人、によって運ばれる、携帯電話またはいわゆるスマートフォンとして例示される。
【0013】
スマートフォン140のユーザは、たとえば湖150の周りで釣りをしているときに、通信ネットワーク130およびコンピュータネットワーク120を介してサーバ110に接続するデバイスでコンピュータプログラム(アプリ)を実行する。
【0014】
そのアプリは、釣り人がそのアプリを起動する(または、自動的に起動される)ときに、およびアプリが始動するときに、釣り人からデータを収集するように構成され、ユーザまたはアプリは、釣り旅行、捕獲および瞬間のログを取ることができ、データがサーバ110のデータベース111で記憶される。
【0015】
図2は、本明細書に記載の方法およびシステムが実装され得る例示的モバイルデバイスシステム200の図である。システム200は、バス210、プロセッサ220、メモリ230、読取り専用メモリ(ROM)240、記憶装置250、入力デバイス260、出力デバイス270、および通信インターフェース280を含み得る。バス210は、システム200の構成要素間の通信を可能にする。システム200はまた、1つまたは複数の電源装置(図示せず)を含み得る。システム200は、いくつかの他の方法で構成することができ、他のまたは異なる要素を含み得ることが、当業者には理解されよう。
【0016】
プロセッサ220は、命令を解釈および実行する任意のタイプのプロセッサまたはマイクロプロセッサを含み得る。プロセッサ220はまた、オーディオファイル、ビデオファイル、マルチメディアファイル、画像ファイル、ビデオゲームなどのメディアファイルを復号し、たとえばスピーカ、ディスプレイなどへの、出力を生成することができる、ロジックを含み得る。メモリ230は、プロセッサ220による実行のために情報および命令を記憶するランダムアクセスメモリ(RAM)または別の動的記憶装置を含み得る。メモリ230はまた、プロセッサ220による命令の実行中にテンポラリ変数または他の中間情報を記憶するために使用することができる。
【0017】
ROM240は、従来のROMデバイス、および/または、プロセッサ220のための静的情報および命令を記憶する別の静的記憶装置を含み得る。記憶装置250は、磁気ディスクもしくは光ディスクおよびそれの対応するドライブ、および/または、情報および命令を記憶するためのいくつかの他のタイプの磁気もしくは光記録媒体およびそれの対応するドライブを含み得る。記憶装置250はまた、情報および命令を記憶するためのフラッシュメモリ(たとえば、電気的消去可能プログラマブル読取り専用メモリ(EEPROM))デバイスを含み得る。
【0018】
入力デバイス260は、キーボード、キーパッド、方向パッド、マウス、ペン、音声認識、タッチスクリーンおよび/またはバイオメトリック機構など、ユーザがシステム200に情報を入力することを可能にする1つまたは複数の従来の機構を含み得る。出力デバイス270は、ディスプレイ、プリンタ、1つまたは複数のスピーカなどを含む、ユーザに情報を出力する1つまたは複数の従来の機構を含み得る。通信インターフェース280は、システム200が他のデバイスおよび/またはシステムと通信することを可能にする任意のトランシーバのような機構を含み得る。たとえば、通信インターフェース280は、モデム、またはLANへのイーサネット(登録商標)インターフェースを含み得る。別法として、または追加で、通信インターフェース280は、ワイヤレスネットワークなどのネットワークを介して通信するための他の機構を含み得る。たとえば、通信インターフェースは、無線周波数(RF)送信機および受信機と、RFデータを送信および受信するための1つまたは複数のアンテナを含み得る。
【0019】
本発明と一致する、システム200は、それを介してユーザが、音楽ファイル、ビデオファイル、画像ファイル、ゲーム、マルチメディアファイルなどの様々なメディアを再生するおよび/または閲覧することができる、プラットフォームを提供する。システム200はまた、以下に詳細に記載されるように、グラフィック形式でシステム200のユーザによって再生されるおよび/または閲覧されるメディアに関連する情報を表示することができる。例示的一実装形態によれば、システム200は、メモリ230に含まれる命令列を実行するプロセッサ220に応答して様々なプロセスを実行することができる。そのような命令は、記憶装置250などの別のコンピュータ可読媒体から、または通信インターフェース280を介して別個のデバイスから、メモリ230に読み込まれ得る。コンピュータ可読媒体は1つまたは複数のメモリデバイスまたは搬送波を含み得ることを、理解されたい。メモリ230に含まれる命令列の実行により、プロセッサ220は以下に記載される動作を実行する。代替実施形態で、ハードワイヤード回路が、本発明と一致する態様を実装するために、ソフトウェア命令の代わりに、またはソフトウェア命令と組み合わせて、使用され得る。したがって、本発明は、ハードウェア回路およびソフトウェアの任意の特定の組合せに限定されない。
【0020】
本発明の教示を実行するためのサーバ300は、中央処理装置301、通信インターフェース302、ユーザインターフェース303およびデータ記憶ユニット(データベース)304を備え得る。中央処理装置に組み込まれたまたは別個に配置された追加のメモリ・ユニット(ROM、RAM)もまた、存在し得る。
【0021】
前述のように、本発明が、釣りに関連する例示的実施形態を参照して説明される。
【0022】
ここで図1に戻ると、釣りの例で、ユーザは、モバイルデバイス/スマートフォン140を使用して情報を入力および受信する。ユーザが釣り旅行のログを取るときにサーバ110によって収集されるデータは、以下を備え得る。
【0023】
1. 釣る魚: 魚種のデータベースからユーザによって手動で選択され得る。これは、釣り人が、自分が捕まえようと試みることになる魚のタイプに関する情報を入力することを意味する。
【0024】
2. 使用される餌: 餌のデータベースが、餌カテゴリ、銘柄、製品グループおよび色で構造化され得る。餌データベースは、新しい餌について餌製造会社のホームページをクロールするスクリプトによって、収集され、最新に保たれる。餌データベースは、保守および監視され得る。ユーザがそのデータベース内に餌がないことに気付いた場合、ユーザはそれらをデータベースに追加することを要求することができ、または自身でそれらを追加することができる。
【0025】
製造会社が餌を発売し、データベース内のユーザの餌を自身で更新することができるように、製造会社もまた餌を追加することができる。餌は、ユーザが手動で餌のデータベースから選択する、または以下のうちの1つもしくはいくつかを使用して検出することができる。
・画像認識: ユーザが、モバイルデバイス200のカメラ261を使用して餌の写真を撮り、そのデバイス内のアプリケーションが、画像を処理し、同様の餌を検索して認識する、
・NFC(Near Field Communication: 近距離通信)、各餌が一意のトランスポンダを与えられ、デバイスNFCアンテナ262が、その餌に関連するトランスポンダのタイプを検出する、
・バーコード/QRコード(登録商標): 各餌は、バーコード/QRコードを与えられ得る。ユーザは、カメラを使用し、プログラムによって処理および認識されるバーコードをスキャンする、
・名前/番号: ユーザは名前または番号を入力することができる、あるいは、名前/番号がOCR処理によってスキャンおよび認識され得る。
【0026】
3. 使用される竿:ユーザが手動で餌のデータベースから選択する、または以下のうちの1つもしくは複数を使用して検出することができる。
・画像認識: ユーザが、モバイルデバイス200のカメラ261を使用して、竿の写真を撮り、デバイス内のアプリケーションが、画像を処理し、同様の竿を検索して認識する、
・NFC(近距離通信)、各竿は一意のトランスポンダを与えられ、デバイスNFCアンテナ262が、その竿に関連するトランスポンダのタイプを検出する、
・バーコード/QRコード: 各竿は、バーコード/QRコードを与えられ得る。ユーザは、カメラを使用し、プログラムによって処理および認識されるバーコードをスキャンする、
・名前/番号: ユーザは名前または番号を入力することができる、あるいは、名前/番号がOCR処理によってスキャンおよび認識され得る。
・ユーザプロファイルに接続され、自動的に選択される。
【0027】
4. 釣り方法: 釣り方法のデータベースからユーザによって手動で選択され得る。
【0028】
5. 位置: 継続的にまたは所定の間隔で、モバイルデバイスのGPSユニット(または任意の他の位置決めユニット)から収集され得る。
【0029】
6. 時刻および日付: モバイルデバイスから収集され得る。
【0030】
7. 天気: ユーザによって入力され得る、または天気サービスデータベースから収集され得る。
【0031】
8. 月相: 月相サービスから収集され得る、またはユーザもしくは画像認識によって入力され得る。
【0032】
9. 太陽相: 太陽相サービスから収集され得る、またはユーザによって入力され得る。
【0033】
10. 水系: 地図サービスデータベースから収集され得る、またはユーザによって入力され得る、またはそのモバイルデバイスに接続可能な検出器によって検出され得る。
【0034】
11. 釣り場: 天気サービスから収集される
【0035】
12. 水視認性: ユーザによって手動で選択/入力され得る、または、カメラによって撮られた画像を使用して画像分析され得る。
【0036】
13. クロロフィル: ユーザによって手動で入力され得る、またはデバイスに接続された検出器を使用して検出され得る。
【0037】
14. 酸素: ユーザによって手動で入力され得る、またはデバイスに接続された検出器を使用して検出され得る。
【0038】
15. リン: ユーザによって手動で入力され得る、またはデバイスに接続された検出器を使用して検出され得る。
【0039】
16. 窒素: ユーザによって手動で入力され得る、またはデバイスに接続された検出器を使用して検出され得る。
【0040】
17. Trofi: ユーザによって手動で入力され得る、またはデバイスに接続された検出器を使用して検出され得る。
【0041】
18. pH値: ユーザによって手動で入力され得る、またはデバイスに接続された検出器を使用して検出され得る。
【0042】
19. 塩度: ユーザによって入力され得る、または天気サービスデータベースから収集され得る。
【0043】
20. 流れ: ユーザによって入力され得る、または天気サービスデータベースから収集され得る、またはモバイルデバイスに接続可能な検出器によって検出され得る。
【0044】
21. 高度: モバイルデバイスのGPSユニット(または任意の他の位置決めユニット)から収集され得る。
【0045】
22. 潮汐: ユーザによって入力され得る、またはサービスデータベースから収集され得る。
【0046】
前述の例に記載のデータベースは、モバイルデバイスのメモリ内にあってもよく、またはサーバのデータベースから収集され得る。
【0047】
前述は、単に、使用することができるいくつかの重要なパラメータである。もちろん、活動に必須の他のパラメータもまた、提供され得る。
【0048】
以下は、ユーザが捕獲のログを取るときに収集することができるいくつかのデータである。
【0049】
1. 捕獲された種類: 魚種のデータベースからユーザによって手動で選択され得る、釣ろうとする種類は、事前選択される、またはモバイルデバイスのカメラによって撮られた画像を介する画像認識である。
【0050】
2. 使用される餌: 餌のデータベースからユーザによって手動で選択され得る、釣り旅行で選択される餌は、事前選択するまたは前述のように認識/検出することができる。
【0051】
3. 重量: ユーザによって手動で入力され得る、またはスケールから受信され得る。
【0052】
4. 全長: ユーザによって手動で入力され得る、または画像認識を介して検出され得る。
【0053】
5. 魚が保持されたまたは返された場合に、「キャッチアンドリリース」: ユーザによって手動で選択され得る。
【0054】
6. 写真: モバイルデバイスのカメラを使用して、追加され得る。
【0055】
7. 使用される釣り方法: 釣り方法のデータベースからユーザによって手動で選択され得る、釣り旅行で選択される釣り方法は、事前選択することができる。
【0056】
8. 位置: モバイルデバイスの位置決め配列から収集され得る。
【0057】
9. 時刻および日付: モバイルデバイスから収集され得る。
【0058】
10. 天気: 天気サービスから収集され得る。
【0059】
11. 月相: 月サービスから収集され得る。
【0060】
12. 太陽相: 太陽サービスから収集され得る。
【0061】
13. 水底および捕獲深度: ユーザによって手動で入力され得る、または地図データベースから収集され得る。
【0062】
14. 水系: 地図サービスから収集され得る、その釣り旅行で選択される水系が事前選択される。
【0063】
15. 釣り場: 第三者天気サービスから収集され得る、その釣り旅行で選択される場所が事前選択される。
【0064】
16. 水視認性: 水視認性のデータベースからユーザによって手動で選択され得る、その釣り旅行で選択される視認性が事前選択される。
【0065】
17. 餌の速度: 餌速度間隔のデータベースから手動で選択され得る。
【0066】
18. クロロフィル: ユーザによって手動で入力され得る、またはデバイスに接続された検出器を使用して検出され得る。
【0067】
19. 酸素: ユーザによって手動で入力され得る、またはデバイスに接続された検出器を使用して検出され得る。
【0068】
20. リン: ユーザによって手動で入力され得る、またはデバイスに接続された検出器を使用して検出され得る。
【0069】
21. 窒素: ユーザによって手動で入力され得る、またはデバイスに接続された検出器を使用して検出され得る。
【0070】
22. Trofi: ユーザによって手動で入力され得る、またはデバイスに接続された検出器を使用して検出され得る。
【0071】
23. pH値: ユーザによって手動で入力され得る、またはデバイスに接続された検出器を使用して検出され得る。
【0072】
24. 塩度: ユーザによって入力され得る、または天気サービスデータベースから収集され得る。
【0073】
25. 流れ: ユーザによって入力され得る、または天気サービスデータベースから収集され得る、またはモバイルデバイスに接続可能な検出器によって検出され得る。
【0074】
26. 高度: モバイルデバイスのGPSユニット(または任意の他の位置決めユニット)から収集され得る。
【0075】
27. 潮汐: 第三者潮汐サービスから収集される、その釣り旅行で選択される潮汐が事前選択される。
【0076】
ユーザが、釣りをしているときに、データ接続を有さない場合、データは、モバイルデバイスでローカルに記憶され、そのユーザがデータ接続を有するときにデータベースに送信されることになる。この場合、たとえばデータ接続を必要とする天気、月/太陽相など、欠けている情報は、接続が使用可能なときに書き込まれることになる。
【0077】
ユーザはまた、他のユーザがそれを閲覧することができないように、位置データを隠すことを選択することができる。
【0078】
図4は、日付および時刻などのデータ入力のための欄401と、天気データに関する欄402と、追加の注釈のための欄403とを備えるモバイルデバイスのディスプレイ入力欄のレイアウトの一例を示す。データは、保存ボタン404が押されるときに、保存および/またはサーバに送信される。
【0079】
図5は、魚画像入力のための欄501と、位置(この場合には隠されている)のための欄502と、魚のタイプ、釣りのタイプおよび餌(前述のように取得された)のための欄503と、全長、重量などの追加データのための欄504とを備える、捕獲を入力するためのモバイルデバイスのディスプレイ入力欄のレイアウトの一例を示す。
【0080】
図6は、釣り旅行を開始するためのモバイルデバイスのディスプレイ入力欄のレイアウトの一例を示す。ユーザは、位置欄601で位置データを収集し1、入力欄602で魚タイプ(データベースから、その位置の入手可能な魚などに応じて)および餌を入力し2、開始ボタンを押すことによって釣りを開始することができる。タイマ604が、釣り時間の長さまたは魚を釣るための時間のログを取るために使用され得る。
【0081】
図7は、モバイルデバイスの位置決めデバイスによってログを取られる湖での釣り人の動きを示すためのモバイルデバイスの表示レイアウトの一例である。
【0082】
本発明はさらに、オンラインおよびリアルタイムで他の釣りの冒険にアクセスすることを可能にする。これは、アプリケーションのユーザのためのいわゆるソーシャルネットワークを構築することによって可能である。それにより、1人のユーザが、ログインし、他のユーザの活動中に彼らをフォローし(彼らが許可すれば)、コメントを得るまたはコメントを提供することなどができる。
【0083】
本発明は、収集されるデータに関して、および推奨エンジンを使用して、より多くのより大きい魚を捕獲するための推奨をユーザに提供することができる。図8は、決定を行うおよび提供する1つの例示的方法の簡略化された流れ図である。本システムは、ユーザによって、データベースから、サービスプロバイダから、提供される、いくつかのデータを分析し、ユーザへの情報および/または推奨をアセンブルする。
【0084】
そのデータは、前述のデータを備える。ユーザは、フィルタ機能を使用してデータにフィルタをかけて、特別な関連情報を特定することができる。本システムは、活動に関連して前述されたデータ1〜22などのデータを使用する。アナライザは、ユーザからのフィルタ処理された情報に関して、そのユーザのための関連情報を提供することができる。
【0085】
推奨エンジンは、過去のデータ、現在のデータ、現在の地理データ、現在の時刻データおよび現在の選択のうちの1つまたは複数からのデータを処理し、ユーザに推奨を提供する。
【0086】
たとえば釣りアプリケーションには、複数の推奨代替が存在する。
【0087】
釣りの前:
ユーザは、捕まえたい種類、および、いくつかのパラメータ、たとえば、釣りをする場所が、ある一定の距離の半径内にあるべきであること、釣りの方法、釣りをすることができる期間など、を設定する。ユーザはまた、できる限り多数の魚を捕まえるために、食べるサイズについて、または記録的捕獲のために最適化したい場合、選択することができる。
【0088】
釣りの間:
ユーザは、できる限り多数の魚を捕まえるために、食べるサイズについて、または記録的捕獲のために最適化したい場合、選択し、システムが、現在のおよび過去の条件、地図上の位置、捕獲および釣りデータを分析し、最善策、人気の釣りエリアおよび餌(ユーザの釣り道具箱で入手可能なものから)を推奨する。
【0089】
釣り旅行中に、推奨エンジンは、過去のおよび現在の天気、地理および釣りデータを絶えず分析する。推奨エンジンがパターンを検出するとき、推奨エンジンは、どのようにして釣りを最適化し、捕獲結果を増やすかについて釣り人に推奨を与える。
【0090】
推奨は、現在の条件およびすべてのユーザによって収集された過去の釣りデータで動作するアルゴリズムを使用して計算される。推奨のために使用されるアルゴリズムおよび方法は、絶えず評価および改善され、ニューラルネットワークおよび遺伝的プログラミングなどのAI技法でもよいが、これらに限定されない。
【0091】
本システムは、釣り人がログを取るあらゆるものを記憶し、それを理解可能な統計データに変換することができる。釣り人は、過去の統計データをブラウズし、互いに比較することができる。
【0092】
すべての捕獲および釣り旅行での他のデータは、釣り場のグローバルディレクトリに接続され得る。釣り場は、池、川、海、湖などでもよい。本発明のシステムは、捕獲をつなぎ、世界中の釣り場からの釣りデータを記憶し、それを釣り人のための価値のある釣り分析に変換する。
【0093】
本システムは、世界中の各釣り場で報告されたあらゆる捕獲の統計データを含むことになる。
【0094】
図9から図11は、ユーザから受信されるデータに基づいてシステムによって処理および提供される統計情報の例を示す。図9は、ある領域で捕らえられた魚の数を示す。図10は、日付(毎月の)と捕らえられた魚の重量およびタイプの関係のグラフを示す。図11は、日付(毎月の)と捕らえられた魚の数およびタイプの関係のグラフを示す。
【0095】
一実施形態で、ユーザは、釣り人の物理的釣り道具箱の仮想コピーを定義することができる。それは、餌データベースからの餌のユーザ選択のリストである。それは、捕獲のログを取り、捕獲を追加する釣り旅行の間に餌を変えるときに貴重な時間を節約する。
【0096】
一実施形態で、市販の銘柄からのすべての竿およびリールが使用可能であり得る。ユーザは、釣り用具を自身のプロファイルとつなぎ、他の釣り人の道具からヒントを得ることができる。
【0097】
すべての魚種が、各国の現地の名前で記憶され得る。これは、世界中の釣り人が言葉の壁なしに捕獲および釣りデータを比較することを可能にする。
【0098】
ユーザに自身の釣りのログを取る特別な動機づけを与えるために、ユーザのプロファイルの報酬としての星およびバッジが、目標を達成した場合には、受け取られる。それらは、たとえば、以下でもよい:
・ミッション完了: あなたの第1のロギングセッションが完了した!
・今を楽しめ(Carpe Diem): 10kgを超えるコイ(Carp)を捕まえた
・フルハウス!: 同じ旅行で1つの種類を2匹と別の種類を3匹捕まえた
・その他。
【0099】
一実施形態で、釣り人は、自身の釣りの独自の目標を設定することができる。目標は、たとえば、「今年カワカマスを100匹捕まえる」または「2カ月で51種以上の魚を捕まえる」でもよい。
【0100】
本システムは、進度を追跡し、釣り人に結果を知らせることになる。
【0101】
人気のあるソーシャルネットワークでのように、ユーザは、他のメンバのフォローを開始することができる。活動ビューは、その場合、フォローする釣り人の釣りで更新することができる。釣り人をフォローするとき、釣り人が釣りを開始する、捕獲を追加する、モーメントまたはコメントするときには、通知も送信される。
【0102】
隠された地図上の位置を信頼されるフォロワに公開することが可能である。秘密の釣り場は、フォロワのうちの数人、または多くの人と共有することも、あるいは誰ともを共用しないことも可能である。
【0103】
ユーザは、その人がフォローするユーザによってまたはシステムによって生成されたある種の事象のプッシュ通知を受信することを選択することができる。通知は、モバイルアプリケーションがモバイルデバイスで動作していない場合にも、受信される。
【0104】
釣りガイド、釣り道具の再販業者(物理的またはオンラインストア)、製造会社、および旅行サービスなどのシステムのユーザに連絡することに関心のある当事者は、的を絞った広告および提供物をモバイルデバイスおよびシステムウェブサイトのアプリケーションで提示することができることになる。
【0105】
本システムは、それのメンバの釣り習慣に関する広範囲の情報を提供されることになり、これは、正確なターゲット広告、提案および取引のために使用され得る。
【0106】
大きな釣り再販業者とのキャンペーンを始めることによって、的を絞った提案が行われ得る:
- たとえば、メンバのエリアで使用される統計的に最も効果的なフライを有さない、フライフィッシャが、フライを買うための値引きを得ることができる。
- たとえば、大きなゲームトローリングを行う、海の釣り人が、マグロの季節より前の時間の深海釣りの休日の値引きを得ることができる。
- 営業時間中に再販業者の場所から適度な距離内で釣り旅行を終えた釣り人達は、彼らを立ち寄るように誘うための特別な値引きを得ることができる。
【0107】
図12は、たとえば再販業者から、1人または複数人のユーザまたはユーザグループに関連情報を提供する流れを示す。再販業者121は、システムのサーバ122にユーザに提供されることになるデータを提供し、サーバは、情報または再販業者の要求を分析して、関心のある、たとえば釣りタイプおよび/または地理的位置の、グループまたはユーザを見つけ出すことができる。情報は、他の情報/提案とパッケージ化または結合し、ユーザ123に送信することができる。モバイルデバイスのアプリケーションは、ユーザが情報を閲覧した、値引きを受諾した、および/または、情報内の製品を買うことを決定した(再販業者に直接またはサーバ121を介して)というログを取り、ロギングのデータをサーバに提供する。サーバは、処理される情報の統計データを作り、それを再販業者に送信する(たとえば、請求書とともに)ことができる。
【0108】
ユーザが、いつも釣りのために両手を自由にすることができるように、ユーザは、拡張現実(AR: Augmented Reality)眼鏡を身に付け、接続して、眼鏡と音声コマンドでロギングを行うことができる。ユーザは、ARを使用して、湖の人気の釣りエリアと、過去の捕獲位置およびデータを見つけることができる。一実施形態で、ユーザは、仮想現実(VR)デバイスを提供されて、他のユーザの釣り旅行中に彼らをフォローすること、または釣り旅行をシミュレートすることができる。
【0109】
一実施形態で、モバイルデバイスアプリは、釣りのための標準ソナーにワイヤレスで接続することができる。アプリは、システムサーバに3次元の水中の地理情報を送信し、3Dの捕獲位置もまた送信される。データが、ソナーを使用するすべてのユーザから併合されて、過去の捕獲位置およびデータを有する3D水中地図を作成する。
【0110】
モバイルデバイスのカメラを使用して画像を記録することによる魚の皮膚の模様のパターン認識を使用し、個々の魚の識別が記憶され得る。魚が何度か捕まり、放されるとき、捕獲瞬間の位置および条件が、比較および分析され得る。
【0111】
システムのサービスプロバイダは、競技会を用意することができ、ユーザはコンテストへの参加の料金を課され得る。ユーザは、モバイルアプリまたはウェブサイトを介して参加を申し込み、参加料を支払い、他の釣り人とともに競技会に参加することができる。たとえば、最も大きい魚、魚の数など、異なるタイプおよびカテゴリの競技会が可能であり、たとえば、3人の勝者が、たとえばスポンサまたは再販業者(やはり支払うことができる)からの、賞金を有する各カテゴリについて指名され得る。
【0112】
モバイルデバイスのアプリケーションはまた、デバイスの一意の識別に接続された釣りの許可証または免許として使用することができ、または可読ファイルとして提供され得る。
【0113】
一実施形態で、ユーザは、データ接続が欠けているまたは悪い場合に使用されることになるモバイルデバイス内の釣り領域に関するすべての関連情報を記憶することができる。
【0114】
釣りの前述の例はまた、狩りにも適用することができ、それにより、竿および餌を銃および銃弾(または他の狩り道具)と変更し、魚を獲物と変更する。
【0115】
キノコ狩りを検索するアプリケーションでは、異なるタイプのキノコに関する情報が提供され得る。画像認識は、毒のあるものを避けてキノコを選択し、情報、たとえば毒のあるキノコの位置、を他のユーザに提供するために、使用することができる。
【0116】
本明細書で「デバイス」という用語は、インターネット/イントラネットアクセス、ウェブブラウザ、オーガナイザ、カレンダ、カメラ(たとえば、ビデオおよび/または静止画像カメラ)、録音装置(たとえば、マイクロフォン)および/またはグローバルポジショニングシステム(GPS)受信機の能力を有する無線電話と、データ処理手続きを有するセルラ無線電話を結合させることができるパーソナルコミュニケーションシステム(PCS)端末と、無線電話またはワイヤレス通信システムを含み得るパーソナルデジタルアシスタント(PDA)と、ラップトップと、通信能力を有するカメラ(たとえば、ビデオおよび/または静止画像カメラ)と、パーソナルコンピュータ、家庭用娯楽システム、テレビジョンなどの送受信の能力を有する任意の他の計算または通信デバイスとを含むと広く解釈されるべきである。
【0117】
本明細書に記載される本発明の様々な実施形態は、ネットワーク環境でコンピュータによって実行される、プログラムコードなどのコンピュータ実行可能命令を含む、コンピュータ可読媒体で実施され得る、コンピュータプログラム製品によって一実施形態で実装され得る、方法のステップまたはプロセスとの一般的関連で説明される。コンピュータ可読媒体は、読取り専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、コンパクトディスク(CD)、デジタル多用途ディスク(DVD)などを含むが、これらに限定されない、取外し可能および取外し不能記憶装置を含み得る。一般に、プログラムモジュールは、特定のタスクを実行するまたは特定の抽象データタイプを実装する、ルーチン、プログラム、オブジェクト、構成要素、データ構造体などを含み得る。コンピュータ実行可能命令、関連するデータ構造体、およびプログラムモジュールは、本明細書で開示される方法のステップを実行するためのプログラムコードの例を表す。そのような実行可能命令または関連するデータ構造体の特定のシーケンスは、そのようなステップまたはプロセスで説明される機能を実装するための対応する動作の例を表す。
【0118】
本発明の様々な実施形態のソフトウェアおよびウェブ実装形態は、規則に基づくロジックおよび他のロジックを有する標準プログラミング技法で遂行されて、様々なデータベース検索ステップもしくはプロセス、相関関係ステップもしくはプロセス、比較ステップもしくはプロセス、および、決定ステップもしくはプロセスを遂行することができる。本明細書および以下の特許請求の範囲で、「構成要素」および「モジュール」という言葉は、1つまたは複数の行のソフトウェアコードを使用する実装形態、および/またはハードウェア実装形態、および/または手動入力を受信するための機器を包含するものであることに留意されたい。
【0119】
本発明の実施形態の前述の説明は、例示および説明を目的として表される。前述の説明は、包括的なものではなく、開示された正確な形に本発明の実施形態を限定するものではなく、修正形態および変更形態が、前述の教示に照らして可能であり、本発明の様々な実施形態の実施から取得され得る。本明細書で論じられる実施形態は、本発明の様々な実施形態およびその実際の適用例の原理および特質を説明して、当業者が様々な実施形態で、企図される特定の使用に適するような様々な修正形態とともに、本発明を使用することを可能にするために、選択され、記載される。本明細書に記載の実施形態の特徴は、方法、装置、モジュール、システムおよびコンピュータプログラム製品のすべての起こり得る組合せで結合され得る。
【0120】
前述の記載された実施形態は、単に例として与えられ、本発明を限定してはならない。以下に記載の特許請求の範囲で請求されるような本発明の範囲内の他の解決法、使用法、目的、および機能が、当業者には明らかとなろう。
【符号の説明】
【0121】
100 システム
110 サーバ
111 データベース
120 コンピュータネットワーク
121 再販業者サーバ
122 サーバ
123 ユーザ
130 通信ネットワーク
140 モバイルデバイス
150 湖
200 システム
210 バス
220 プロセッサ
230 メモリ
240 読取り専用メモリ(ROM)
250 記憶装置
260 入力デバイス
261 カメラ
262 デバイスNFCアンテナ
270 出力デバイス
280 通信インターフェース
300 サーバ
301 中央処理装置
302 通信インターフェース
303 ユーザインターフェース
304 データ記憶装置(データベース)
401 日付および時刻などのデータ入力のための欄
402 天気データに関する欄
403 追加の注釈のための欄
404 保存ボタン
501 魚画像入力のための欄
502 位置のための欄
503 餌のための欄
504 追加データのための欄
601 位置欄
602 入力欄
604 タイマ
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12