特許第6321034号(P6321034)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6321034ストラップ状ベースを有するプラスチック容器
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6321034
(24)【登録日】2018年4月13日
(45)【発行日】2018年5月9日
(54)【発明の名称】ストラップ状ベースを有するプラスチック容器
(51)【国際特許分類】
   B65D 1/02 20060101AFI20180423BHJP
【FI】
   B65D1/02 233
【請求項の数】32
【全頁数】45
(21)【出願番号】特願2015-550768(P2015-550768)
(86)(22)【出願日】2013年12月26日
(65)【公表番号】特表2016-501798(P2016-501798A)
(43)【公表日】2016年1月21日
(86)【国際出願番号】US2013077810
(87)【国際公開番号】WO2014105956
(87)【国際公開日】20140703
【審査請求日】2016年7月8日
(31)【優先権主張番号】61/746,535
(32)【優先日】2012年12月27日
(33)【優先権主張国】US
(73)【特許権者】
【識別番号】513159572
【氏名又は名称】ナイアガラ・ボトリング・リミテツド・ライアビリテイー・カンパニー
(74)【代理人】
【識別番号】110001173
【氏名又は名称】特許業務法人川口國際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ハナン,ジェイ・クラーク
【審査官】 新田 亮二
(56)【参考文献】
【文献】 米国特許出願公開第2008/0223816(US,A1)
【文献】 特開2011−136705(JP,A)
【文献】 欧州特許出願公開第01350726(EP,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B65D 1/00 − 1/48
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ストラップリブを有する平坦足ベースおよび陥凹コラムを有する側壁を備える容器であって、ストラップリブおよび陥凹コラムはベースおよび側壁内で変形に耐えるように垂直に揃えられており、容器は、
ゲート、壁、および平坦足を備える平坦足ベースであって、ゲートは容器の中心軸を中心とし、壁はゲートから容器の載置面に向かって延在し、平坦足は壁から載置面に向かって延在している、平坦足ベースと、
ベースに接続された側壁であって、側壁は容器の内部の少なくとも一部を画定するために実質的に中心軸に沿って延在している、側壁と、
側壁に接続されて、ベルに接続されたボトル口に向かって上向きに、および半径方向内向きに延びているベルと、
平坦足の間でベース内に位置する複数のストラップリブであって、ストラップリブはゲートまたは壁のうちの少なくとも1つから側壁に向かって半径方向外向きに延在し、ストラップリブはベースの変形に耐えるようにゲートまたは壁のうちの少なくとも1つから側壁に向かって載置面に対して上向きに傾斜している、複数のストラップリブと、
側壁内に位置する複数の陥凹コラムであって、陥凹コラムは、側壁の周囲に沿って延在し中心軸を中心とする側壁リブを備え、側壁リブの間の側壁の部分は側壁の周囲に沿って実質的に連続しており、陥凹コラムは側壁に沿った曲がり、傾倒、崩壊、または伸長のうちの少なくとも1つに耐えるように構成されている、複数の陥凹コラムと、
を備え、
ストラップリブおよび陥凹コラムは、各耐圧バンドが中心軸に沿って陥凹コラムと垂直に揃えられたストラップリブを備えるように耐圧バンドを形成するために、中心軸に沿って垂直に揃えられており、耐圧バンドは、ベースおよび側壁内で連続的に変形に耐えるように、ベースと側壁との間で容器に沿って垂直に容器にかかる力を伝達するように構成されている、容器。
【請求項2】
ストラップリブがベースの壁から半径方向外向きに延在する、請求項1に記載の容器。
【請求項3】
ストラップリブがベースのゲートから半径方向外向きに延在する、請求項1に記載の容器。
【請求項4】
ベースの壁が、載置面と接触することなく容器の載置面に向かってゲートから延在するドームを備え、ドームは中心軸を中心にゲートを包囲している、請求項1から3のいずれか一項に記載の容器。
【請求項5】
ストラップリブのうちの少なくとも1つがベースのドームから半径方向外向きに延在する、請求項4に記載の容器。
【請求項6】
ベースがさらに、ストラップリブの間に位置する複数の荷重リブを備え、荷重リブは、ストラップリブの深さよりも浅い容器の内部に向かう深さを有し、荷重リブは、外力が容器に印加されたときにベースの変形に耐えるように構成されている、請求項1から5のいずれか一項に記載の容器。
【請求項7】
側壁が、容器の中心軸を垂直にした状態で該容器および別の容器が一緒に梱包されたときに、該容器と別の容器との接触点において側壁の周囲に沿って配置されたベースリブを備え、ベースリブは容器の中心軸を中心としている、請求項1から6のいずれか一項に記載の容器。
【請求項8】
ストラップリブが実質的にベースリブまで延在し、ベースリブは接触点において容器の変形に耐えるために側壁の周囲に沿って連続的に延在する、請求項7に記載の容器。
【請求項9】
ストラップリブが、耐圧バンドがベースリブを通じて連続するように、ベースリブを通じて実質的に陥凹コラムまで延在しており、ストラップリブはベースリブ内で不連続を形成する、請求項7に記載の容器。
【請求項10】
側壁リブが側壁の周囲に沿って配置された複数の深度変化リブを備え、各深度変化リブは浅型セクションおよび深型セクションを備え、浅型セクションは深型セクションのリブ深さよりも浅いリブ深さを有し、複数の深度変化リブの浅型セクションは、陥凹コラムを形成するために中心軸に沿って垂直に揃えられている、請求項1から9のいずれか一項に記載の容器。
【請求項11】
浅型セクションが、側壁の周囲から実質的にゼロのリブ深さを有する、請求項10に記載の容器。
【請求項12】
側壁が、側壁の周囲で実質的に丸くなっており、複数の陥凹コラムは、円形側壁の周囲に等距離で側壁内に配置された3つの陥凹コラムを備える、請求項1から11のいずれか一項に記載の容器。
【請求項13】
側壁が握持部分およびラベル部分を備え、3つの陥凹コラムは握持部分に配置されており、複数の陥凹コラムはさらに、円形側壁の周囲に等距離でラベル部分内に配置された6つの陥凹コラムを備え、ラベル部分の6つの陥凹コラムは容器の三角化を抑制するように構成されており、ラベル部分の6つの陥凹コラムのうちの3つおよび握持部分の3つの陥凹コラムは中心軸に沿って垂直に揃えられている、請求項12に記載の容器。
【請求項14】
複数のストラップリブが、互いに等距離でベース内に配置された3つのストラップリブを備え、3つのストラップリブおよび3つの陥凹コラムは中心軸に沿って垂直に揃えられている、請求項12に記載の容器。
【請求項15】
複数のストラップリブが、互いに等距離でベース内に配置された6つのストラップリブを備え、6つのストラップリブのうちの3つおよび3つの陥凹コラムは中心軸に沿って垂直に揃えられており、6つのストラップリブは容器の三角化を抑制するように構成されている、請求項12に記載の容器。
【請求項16】
側壁が、側壁の周囲で実質的に方形であり、複数の陥凹コラムは、各耐圧バンドがさらにストラップリブから180度反対に半径方向に延在する別のストラップリブを備えるように、方形側壁の周囲に等距離で側壁内に配置された4つの陥凹コラムを備え、別のストラップリブは中心軸に沿って別の陥凹コラムと垂直に揃えられている、請求項1から11のいずれか一項に記載の容器。
【請求項17】
方形側壁が、コーナーおよびコーナーの間の平坦部分を備え、ストラップリブは方形側壁の平坦部分に向かって延在し、ストラップリブは平坦部分において方形側壁の円形化に耐えるように構成されている、請求項16に記載の容器。
【請求項18】
側壁リブが側壁の周囲に沿って配置された複数の深度変化リブを備え、各深度変化リブは浅型セクションおよび深型セクションを備え、浅型セクションは深型セクションのリブ深さよりも浅いリブ深さを有し、複数の深度変化リブの浅型セクションは、陥凹コラムを形成するために中心軸に沿って垂直に揃えられており、深型セクションは方形側壁の4つのコーナーに配置されており、深型セクションは平坦部分において方形側壁の円形化に耐えるように構成されている、請求項17に記載の容器。
【請求項19】
ストラップリブを有する平坦足ベースおよび陥凹コラムを有する側壁を備える容器であって、ストラップリブおよび陥凹コラムはベースおよび側壁内で変形に耐えるように垂直に揃えられており、容器は、
ゲート、ドーム、および平坦足を備える平坦足ベースであって、ゲートは容器の中心軸を中心とし、ドームは載置面に接触することなくゲートから容器の載置面に向かって延在し、ドームは中心軸を中心にゲートを包囲しており、平坦足はドームから載置面に向かって延在している、平坦足ベースと、
ベースに接続された側壁であって、側壁は容器の内部の少なくとも一部を画定するために実質的に中心軸に沿って延在している、側壁と、
側壁に接続されて、ベルに接続されたボトル口に向かって上向きに、および半径方向内向きに延びているベルと
平坦足の間でベース内に位置する複数のストラップリブであって、ストラップリブはゲートまたはドームのうちの少なくとも1つから側壁に向かって半径方向外向きに延在し、ストラップリブはベースの変形に耐えるようにゲートまたはドームのうちの少なくとも1つから側壁に向かって載置面に対して上向きに傾斜している、複数のストラップリブと、
側壁内に位置する複数の陥凹コラムであって、陥凹コラムは、側壁の周囲に沿って延在し中心軸を中心とする側壁リブを備え、側壁リブの間の側壁の部分は側壁の周囲に沿って実質的に連続しており、陥凹コラムは側壁に沿った曲がり、傾倒、崩壊、または伸長のうちの少なくとも1つに耐えるように構成されている、複数の陥凹コラムと、
を備え、
ストラップリブおよび陥凹コラムは、各耐圧バンドが中心軸に沿って陥凹コラムと垂直に揃えられたストラップリブを備えるように耐圧バンドを形成するために、中心軸に沿って垂直に揃えられており、耐圧バンドは、ベースおよび側壁内で連続的に変形に耐えるように、ベースと側壁との間で容器に沿って垂直に容器にかかる力を伝達するように構成されている、容器。
【請求項20】
ストラップリブがベースのゲートから半径方向外向きに延在する、請求項19に記載の容器。
【請求項21】
ストラップリブがベースのドームから半径方向外向きに延在する、請求項19に記載の容器。
【請求項22】
ベースがさらに、ストラップリブの間に配置された複数の荷重リブを備え、荷重リブは、ストラップリブの深さよりも浅い容器の内部に向かう深さを有し、荷重リブは、外力が容器に印加されたときにベースの変形に耐えるように構成されている、請求項19から21のいずれか一項に記載の容器。
【請求項23】
荷重リブが、ゲートまたはドームのうちの少なくとも1つから半径方向外向きに延在する、請求項22に記載の容器。
【請求項24】
側壁が、容器の中心軸を垂直にした状態で該容器および別の容器が一緒に梱包されたときに、該容器と別の容器との接触点において側壁の周囲に沿って配置されたベースリブを備え、ベースリブは容器の中心軸を中心としており、ストラップリブは側壁内で実質的にベースリブまで延在し、ベースリブは接触点における容器の変形に耐えるために側壁の周囲に沿って連続的に延在する、請求項19から23のいずれか一項に記載の容器。
【請求項25】
側壁リブが、側壁の周囲に沿って配置された複数の深度変化リブを備え、各深度変化リブは浅型セクションおよび深型セクションを備え、浅型セクションは深型セクションのリブ深さよりも浅いリブ深さを有し、複数の深度変化リブの浅型セクションは陥凹コラムを形成するために中心軸に沿って垂直に揃えられている、請求項19から24のいずれか一項に記載の容器。
【請求項26】
浅型セクションが、側壁の周囲から実質的にゼロのリブ深さを有する、請求項25に記載の容器。
【請求項27】
側壁が、側壁の周囲で実質的に丸くなっており、複数の陥凹コラムは、円形側壁の周囲に等距離で側壁内に配置された3つの陥凹コラムを備える、請求項19から26のいずれか一項に記載の容器。
【請求項28】
複数のストラップリブが、互いに等距離でベース内に配置された3つのストラップリブを備え、3つのストラップリブおよび3つの陥凹コラムは中心軸に沿って垂直に揃えられている、請求項27に記載の容器。
【請求項29】
複数のストラップリブが、互いに等距離でベース内に配置された6つのストラップリブを備え、6つのストラップリブのうちの3つは、各耐圧バンドがさらにストラップリブから180度反対に半径方向に延在する別のストラップリブを備えるように、中心軸に沿って3つの陥凹コラムと垂直に揃えられており、6つのストラップリブは容器の三角化を抑制するように構成されている、請求項27に記載の容器。
【請求項30】
側壁が、側壁の周囲で実質的に方形であり、複数の陥凹コラムは、各耐圧バンドがさらにストラップリブから180度反対に半径方向に延在する別のストラップリブを備えるように、方形側壁の周囲に等距離で側壁内に配置された4つの陥凹コラムを備え、別のストラップリブは中心軸に沿って別の陥凹コラムと垂直に揃えられている、請求項19から26のいずれか一項に記載の容器。
【請求項31】
方形側壁が、コーナーおよびコーナーの間の平坦部分を備え、ストラップリブは方形側壁の平坦部分に向かって延在し、ストラップリブは平坦部分において方形側壁の円形化に耐えるように構成されている、請求項30に記載の容器。
【請求項32】
側壁リブが側壁の周囲に沿って配置された複数の深度変化リブを備え、各深度変化リブは浅型セクションおよび深型セクションを備え、浅型セクションは深型セクションのリブ深さよりも浅いリブ深さを有し、複数の深度変化リブの浅型セクションは、陥凹コラムを形成するために中心軸に沿って垂直に揃えられており、深型セクションは方形側壁の4つのコーナーに配置されており、深型セクションは平坦部分において方形側壁の円形化に耐えるように構成されている、請求項31に記載の容器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は、その全体が参照により本明細書に組み込まれる、2012年12月27日出願の米国仮出願第61/746,535号明細書の恩典を主張する。
【0002】
本願は主にプラスチック容器に関し、具体的には変形に耐えながら液体を保持するように設計されたプラスチック容器に関する。
【背景技術】
【0003】
飲料のパッケージにおいてガラスまたは金属容器の代替品として、数十年にわたってプラスチック容器が使用されてきた。飲料容器の作成において現在使用されている最も一般的なプラスチックは、ポリエチレンテレフタレート(PET)である。PETで作られた容器は透明で薄肉であり、その内容物によって容器の壁に印加される力に耐えることによってその形状を維持する能力を有する。PET樹脂はまた妥当な価格であって、加工もしやすい。PETボトルは一般的に、PET樹脂の射出成形によって作られたプラスチックプリフォームのブロー成形を含むプロセスによって、作られる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
プラスチックパッケージの利点は、ガラスと比較して軽量かつ割れにくいこと、ならびに生産および輸送を考慮に入れたときの全体的な費用の安さを含む。プラスチックパッケージはガラスよりも軽量であるとはいえ、良好な機械的特性を呈しながら、より少ないプラスチックを含有する容器を作成および使用することによって輸送および製造の両方の費用削減を最大化するように、可能な限り軽量なプラスチックパッケージを作り出すことに対する大きな関心がまだある
【課題を解決するための手段】
【0005】
ボトル詰め産業は、ケースまたはパレットから補助梱包をなくす方向に動いている。板紙なしでフィルムのみを備えるボトルのケースは、補助梱包の「フィルムオンリーコンバージョン(フィルムのみへの転換)」または「軽量化」と呼ばれている。板紙などの支持要素をなくしたことでボトルに付加的な応力がかかり、これはボトルに対する構造的な要求を増加させる。特定の実施形態において、ボトル設計は、曲がりおよび点荷重不良の減少の利点の1つ以上をもたらす。開示された設計の実施形態は、ブロー成形の容易さを維持しながら、出荷および取り扱い(フィルムのみの梱包を含む)の間の応力を軽減することができる。特定の実施形態において、ボトル設計は、同等のまたは類似の機械的性能に対してより少ない樹脂を使用し、結果的に軽量な製品をもたらす。
【0006】
本明細書に開示されるボトルの実施形態はポリエチレンテレフタレート(PET)を使用してもよく、これはクリープおよび緩和の粘弾性特性を有する。プラスチックとして、PETおよびその他の樹脂は、使用中に通常見られるような温度で緩和する傾向がある。この緩和は、歪に対する反応を和らげる、時間依存性応力である。曲がりは、引張荷重で見られるものよりも無理な歪を提供することができる。無理な歪のため、曲がりにおける緩和は、はるかに深刻となる可能性がある。曲がりは、複数の長さで発生する。曲がりは、ボトルの長さで、または小さい長さで、発生する可能性がある。ボトル長さの曲がりの一例は、人が彼/彼女の手でボトルを曲げること、またはパレット上のケースへの梱包中に発生する曲がりである。短い一例は、ボトルの壁のリブまたはその他の特徴の屈曲または折れである。最初の長い長さにおける荷重に反応して、リブは局所的な短い長さで屈曲する。これらが時間と共にこの位置に保持されるとき、リブは緩和を通じて恒久的に変形することになる。
【0007】
さらに、本明細書に開示されるボトルの実施形態は、加圧を受ける可能性がある。ボトル内の圧力は、炭酸飲料を収容するボトルに起因する可能性がある。ボトル内の圧力は、ボトル詰めおよびパッケージング中に行われる加圧手順またはプロセスに起因する可能性がある。たとえば、ボトルの形状を維持できるようにするために、ボトルが加圧されてもよい。別の例として、ボトル内に収容された飲料の保存に役立つように、特定のガスでボトルが加圧されてもよい。
【0008】
本明細書に開示されるボトルの実施形態は、たとえば圧力が使用または緩和されないときなど、フープ強度を維持しながら上述の曲がりに耐えられる強度と剛性とのバランスを実現する変化する深度リブを有する。平坦化および/または浅深度リブの集合は、傾倒、伸長、および崩壊に耐えるために壁に沿って曲がりおよび上荷重力を分散させる、ボトルの本体の陥凹コラムの役割を果たす。平坦化および/または浅深度リブの集合は、たとえば加圧されたときにボトルの伸長を抑制するのに役立てるなど、加圧中にボトルがその形状を維持するのに役立つことが可能である。ボトルの伸長の抑制は、たとえばボトルの実質的に一定な高さを維持することによって、本明細書で説明されるようにボトルのパッケージングを支援するために所望のボトル形状を維持するのに役立つ。ボトルの伸長の抑制は、ボトルのラベル部分にラベルを貼付するのに役立つ。たとえば、ラベルがボトルに貼付されると、ボトルの伸長の抑制はラベルパネル部分でボトルの一定の長さまたは高さを維持するのに役立ち、これはラベルの破れを防止し、および/またはラベルがボトルから少なくとも部分的に剥がれるのを(すなわち、ボトルトラベルとの間の接着不良)防止するのに役立つ。変化する深度リブの特徴および機能に関するさらなる詳細は、その全体が参照により本明細書に組み込まれる、2011年12月5日出願の「Plastic Container with Varying Depth Ribs」と題された米国特許仮出願第61/567,086の恩典を主張する、2012年12月4日出願の「Plastic Container with Varying Depth Ribs」と題された米国特許出願第13/705,040、現在は「Plastic Container Having Sidewall Ribs with Varying Depth」と題された米国特許第8,556,098号明細書に、開示されている。
【0009】
軽量ボトルの剛性を維持しながら曲がり、傾倒、および/または伸長への所望の耐性を実現するために、平坦化および/または浅型リブと深型リブとの間でバランスが達成されてもよい。いくつかの実施形態において、上述の所望の性質のうちの少なくともいくつかはさらに、ボトルのより急峻なベル部分を通じて達成されてもよい。より急峻なベル部分は、軽量なベルの上荷重性能を向上させることができる。軽量ボトル本体およびベルはボトルの厚肉ベースのためにより多くの樹脂を残し、これによって安定性を向上させることができる。厚肉ベースは、曲がりおよび上荷重力により良く耐えることができ、梱包、出荷、および/または取り扱いの間にベースが損傷した場合でも、余裕をもってボトル径に対してより大きいベース径を有する設計に貢献する。
【0010】
本明細書に開示される実施形態は、剛性を維持しながら曲がり、傾倒、伸長、および/または屈曲への耐性をさらに達成するのに役立つために、ベースからボトルの側壁までのストラップとして機能することが可能なベースリブを有する。ベース上のストラップリブは、軽量ボトルに対して(すなわち、やはり圧力に耐えられない平坦な足ベースの壁厚に対して)重量が過剰に重いベースを必要とすることなく、加圧下での変形にベースが耐えるのに役立つ。ストラップベースリブは、平坦足ベースに組み込まれることが可能である。平坦足ベースは、ベース足厚を維持するのに役立つ。ベース足厚の維持は、たとえば梱包、出荷、および/または取り扱いの間の曲がりおよび点荷重を含む、力に対して直接耐えるためのベースを必要とするフィルムのみの梱包など、軽量梱包を用いて、梱包および取り扱いの間のボトル完全性を維持するのに役立つ。平坦足ベースは、たとえば軽量ボトルのベースの相対的な足厚を維持する能力のため、内圧があってもなくても良好に機能する。ストラップリブがない場合、ベースはあまり耐内圧性を有していなくてもよく、ロールアウトする(飛び出してロッカーボトムを形成する)可能性がある。ストラップ状ベースリブは、比較的重い足つきベースを必要とすることなく、本明細書で説明されるような損傷および変形に抵抗するのに役立つ。比較的重い足つきベースを必要としなければ、軽量ボトルに必要とされる材料は少ない。さらに、ストラップ状ベース設計は、その他の周知の圧力ベースよりも比較的簡単なブロープロセスを可能にするだろう。このため、本明細書に開示されるストラップリブを有するベースは、材料効率が高く圧力選択可能なボトルベースを提供する。
【0011】
本明細書で説明されるボトルの側壁のコラム形成を有するベース内へのストラップベースリブの組み込みは、内圧がないとき(すなわち、ユーザがボトルの栓を空けることによる圧力解放)、強度および性能(すなわち、曲がりおよび傾倒への耐性)を維持しながら、内部加圧ボトルに耐圧性を提供する。ストラップベースリブは、ボトルの高さに沿って応力を伝達するために、ボトルの周りにストラップを形成するようにボトルの側壁上のコラム形成とともに作用することができる。
【0012】
ストラップベースリブを有するベースは、内部加圧ボトルの強度およびコラム形成の性能を維持するのに役立つ。ストラップベースリブがあると、剛性およびフープ強度を維持している間の曲がり、傾倒、および/または伸長への耐性は、ボトルが加圧されているときにこれらの特性を強化しながら、圧力を伴わずに維持される。たとえば、ストラップベースリブは、加圧中にベースのロールアウトすなわち飛び出しを防止しながら、プラントにおける加工(すなわち、飲料用内容物の充填)の間、より良いベース強度のための平坦足ベースの利用を可能にする。ベースボトルのロールアウトは、「ロッカーボトム」と称されてもよいものをもたらす。ベースのロールアウトを防止することで、表面上に静止しているときにボトルが水平なままでいられるようにし、表面上の接触点としての平坦足を保持する。さらに、ベースロールアウトはまた、たとえば出荷および取り扱い、または高速充填の間など、ボトルの加圧がないときまたは低加圧でも発生する可能性がある。ストラップベースリブはまた、内部加圧がないかまたは低いときのベースロールアウトを防止するのにも役立つ。本明細書は外圧/内圧および/または力の下の変形を防止または抑制することを説明しているものの、本開示の範囲を逸脱することなくボトルの何らかの変形が行われてもよいことは、理解されるべきである。外圧/内圧および/または力の下のボトルの何らかの変形は、本明細書に開示される特徴および機能の優れた構造特性を維持しながら行われることが可能である。
【0013】
本明細書に開示される実施形態は、広範なボトル圧で利用されることが可能である。ストラップベースリブは、最大2.5、最大2、最大1.5、最大1、最大0.5バール、最大0.3バール、最大0.1バール、および最大0.06バールを含む最大3バールまでの、上記値およびこれにより指定される範囲を含む、ボトル内の加圧力(周囲大気圧からの)に耐えるのに役立つ。プリフォーム設計もまた、プリフォームから利用可能なできるだけ大きいストラップ厚を用いて、すでに明示されたよりもはるかに高い圧力に耐えられるように、圧力に耐える役割を果たす。ストラップ設計は、圧力がなくてもやはり良好に機能するボトルにおいて、圧力に耐えるより効果的な方式を提供する。
【0014】
本明細書に開示される実施形態は、広範なボトル容量で利用されることが可能である。たとえば、本明細書に開示される特徴および機能は、3オンスボトルから最大数ガロンまでのボトルで利用されることが可能である。別の例として、本明細書に開示される特徴および機能は、12オンス(0.35リットル)から2リットル、16(0.47リットル)オンスから1リットル、18オンス(0.53リットル)から0.75リットル、および0.5リットルを含む、5オンス(0.24リットル/0.15リットル)ボトルから3リットルボトルまでの、上記値およびこれにより指定される範囲を含むボトルで利用されることが可能である。
【0015】
いくつかの実施形態において、容器はストラップリブを有する平坦足ベースおよび陥凹コラムを有する側壁を備え、ストラップリブおよび陥凹コラムはベースおよび側壁内で変形に耐えるように垂直に揃えられており、容器は、以下のうちの1つ以上:ゲート、壁、および平坦足を備える平坦足ベースであって、ゲートは容器の中心軸を中心とし、壁はゲートから容器の載置面に向かって延在し、平坦足は壁から載置面に向かって延在している、平坦足ベースと;ベースに接続された側壁であって、側壁は容器の内部の少なくとも一部を画定するために実質的に中心軸に沿って延在している、側壁と;側壁に接続されて、ベルに接続されたボトル口に向かって上向きに、および半径方向内向きに延びているベルと;平坦足の間でベース内に位置する複数のストラップリブであって、ストラップリブはゲートまたは壁のうちの少なくとも1つから側壁に向かって半径方向外向きに延在し、ストラップリブはベースの変形に耐えるようにゲートまたは壁のうちの少なくとも1つから側壁に向かって載置面に対して上向きに傾斜している、複数のストラップリブと;側壁内に位置する複数の陥凹コラムであって、陥凹コラムは、側壁の周囲に沿って延在し中心軸を中心とする側壁リブを備え、側壁リブの間の側壁の部分は側壁の周囲に沿って実質的に連続しており、陥凹コラムは側壁に沿った曲がり、傾倒、崩壊、または伸長のうちの少なくとも1つに耐えるように構成されている、複数の陥凹コラムと、を備えることが可能であり;および/またはストラップリブおよび陥凹コラムは、各耐圧バンドが中心軸に沿って陥凹コラムと垂直に揃えられたストラップリブを備えるように耐圧バンドを形成するために、中心軸に沿って垂直に揃えられており、耐圧バンドは、ベースおよび側壁内で連続的に変形に耐えるように、ベースと側壁との間で容器に沿って垂直に容器にかかる力を伝達するように構成されている。
【0016】
いくつかの実施形態において、ストラップリブはベースの壁から半径方向外向きに延在し;ストラップリブはベースのゲートから半径方向外向きに延在し;ベースの壁は、載置面と接触することなく容器の載置面に向かってゲートから延在するドームを備え、ドームは中心軸を中心にゲートを包囲しており;ストラップリブのうちの少なくとも1つはベースのドームから半径方向外向きに延在し;ベースはさらに、ストラップリブの間に位置する複数の荷重リブを備え、荷重リブは、ストラップリブの深さよりも浅い容器の内部に向かう深さを有し、荷重リブは、外力が容器に印加されたときにベースの変形に耐えるように構成されており;側壁は、容器の中心軸を垂直にした状態で容器および別の容器が一緒に梱包されたときに、容器と別の容器との接触点において側壁の周囲に沿って配置されたベースリブを備え、ベースリブは容器の中心軸を中心としており;側壁は、容器の中心軸を垂直にした状態で容器および別の容器が一緒に梱包されたときに、容器と別の容器との接触点において側壁の周囲に沿って配置されたベースリブを備え、ベースリブは容器の中心軸を中心としており;ストラップリブは、耐圧バンドがベースリップを通じて連続するように、ベースリブを通じて実質的に陥凹コラムまで延在しており、ストラップリブはベースリブ内で不連続を形成し;側壁リブは側壁の周囲に沿って配置された複数の変化する深度リブを備え、各変化する深度リブは浅型セクションおよび深型セクションを備え、浅型セクションは深型セクションのリブ深さよりも浅いリブ深さを有し、複数の変化する深度リブの浅型セクションは、陥凹コラムを形成するために中心軸に沿って垂直に揃えられており;浅型セクションは、側壁の周囲から実質的にゼロのリブ深さを有し;側壁は、側壁の周囲で実質的に丸くなっており、複数の陥凹コラムは、円形側壁の周囲に等距離で側壁内に配置された3つの陥凹コラムを備え;側壁は握持部分およびラベル部分を備え、3つの陥凹コラムは握持部分に配置されており、複数の陥凹コラムはさらに、円形側壁の周囲に等距離でラベル部分内に配置された6つの陥凹コラムを備え、ラベル部分の6つの陥凹コラムは容器の三角化を抑制するように構成されており、ラベル部分の6つの陥凹コラムのうちの3つおよび握持部分の3つの陥凹コラムは中心軸に沿って垂直に揃えられており;複数のストラップリブは、互いに等距離でベース内に配置された3つのストラップリブを備え、3つのストラップリブおよび3つの陥凹コラムは中心軸に沿って垂直に揃えられており;複数のストラップリブは、互いに等距離でベース内に配置された6つのストラップリブを備え、6つのストラップリブのうちの3つおよび3つの陥凹コラムは中心軸に沿って垂直に揃えられており、6つのストラップリブは容器の三角化を抑制するように構成されており;側壁は、側壁の周囲で実質的に方形であり、複数の陥凹コラムは、各耐圧バンドがさらにストラップリブから180度反対に半径方向に延在する別のストラップリブを備えるように、方形側壁の周囲に等距離で側壁内に配置された4つの陥凹コラムを備え、別のストラップリブは中心軸に沿って別の陥凹コラムと垂直に揃えられ;方形側壁は、コーナーおよびコーナーの間の平坦部分を備え、ストラップリブは方形側壁の平坦部分に向かって延在し、ストラップリブは平坦部分において方形側壁の円形化に耐えるように構成されており;および/または、側壁リブは側壁の周囲に沿って配置された複数の変化する深度リブを備え、各変化する深度リブは浅型セクションおよび深型セクションを備え、浅型セクションは深型セクションのリブ深さよりも浅いリブ深さを有し、複数の変化する深度リブの浅型セクションは、陥凹コラムを形成するために中心軸に沿って垂直に揃えられており、深型セクションは方形側壁の4つのコーナーに配置されており、深型セクションは平坦部分において方形側壁の円形化に耐えるように構成されている。
【0017】
いくつかの実施形態において、容器はストラップリブを有する平坦足ベースおよび陥凹コラムを有する側壁を備え、ストラップリブおよび陥凹コラムはベースおよび側壁内で変形に耐えるように垂直に揃えられており、容器は、以下のうちの1つ以上:ゲート、ドーム、および平坦足を備える平坦足ベースであって、ゲートは容器の中心軸を中心とし、ドームは載置面に接触することなくゲートから容器の載置面に向かって延在し、ドームは中心軸を中心にゲートを包囲しており、平坦足はドームから載置面に向かって延在している、平坦足ベースと;ベースに接続された側壁であって、側壁は容器の内部の少なくとも一部を画定するために実質的に中心軸に沿って延在している、側壁と;側壁に接続されて、ベルに接続されたボトル口に向かって上向きに、および半径方向内向きに延びているベルと;平坦足の間でベース内に位置する複数のストラップリブであって、ストラップリブはゲートまたはドームのうちの少なくとも1つから側壁に向かって半径方向外向きに延在し、ストラップリブはベースの変形に耐えるようにゲートまたはドームのうちの少なくとも1つから側壁に向かって載置面に対して上向きに傾斜している、複数のストラップリブと;側壁内に位置する複数の陥凹コラムであって、陥凹コラムは、側壁の周囲に沿って延在し中心軸を中心とする側壁リブを備え、側壁リブの間の側壁の部分は側壁の周囲に沿って実質的に連続しており、陥凹コラムは側壁に沿った曲がり、傾倒、崩壊、または伸長のうちの少なくとも1つに耐えるように構成されている、複数の陥凹コラムと、を備えることが可能であり;および/またはストラップリブおよび陥凹コラムは、各耐圧バンドが中心軸に沿って陥凹コラムと垂直揃えられたストラップリブを備えるように耐圧バンドを形成するために、中心軸に沿って垂直に揃えられており、耐圧バンドは、ベースおよび側壁内で連続的に変形に耐えるように、ベースと側壁との間で容器に沿って垂直に容器にかかる力を伝達するように構成されている。
【0018】
いくつかの実施形態において、ストラップリブはベースのゲートから半径方向外向きに延在し;ストラップリブはベースのドームから半径方向外向きに延在し;ベースはさらに、ストラップリブの間に配置された複数の荷重リブを備え、荷重リブは、ストラップリブの深さよりも浅い容器の内部に向かう深さを有し、荷重リブは、外力が容器に印加されたときにベースの変形に耐えるように構成されており;荷重リブは、ゲートまたはドームのうちの少なくとも1つから半径方向外向きに延在し;側壁は、容器の中心軸を垂直にした状態で容器および別の容器が一緒に梱包されたときに、容器と別の容器との接触点において側壁の周囲に沿って配置されたベースリブを備え、ベースリブは容器の中心軸を中心としており、ストラップリブは側壁内で実質的にベースリブまで延在し、ベースリブは接触点における容器の変形に耐えるために側壁の周囲に沿って連続的に延在し;側壁リブは、側壁の周囲に沿って配置された複数の変化する深度リブを備え、各変化する深度リブは浅型セクションおよび深型セクションを備え、浅型セクションは深型セクションのリブ深さよりも浅いリブ深さを有し、複数の変化する深度リブの浅型セクションは陥凹コラムを形成するために中心軸に沿って垂直に揃えられており;浅型セクションは、側壁の周囲から実質的にゼロのリブ深さを有し;側壁は、側壁の周囲で実質的に丸くなっており、複数の陥凹コラムは、円形側壁の周囲に等距離で側壁内に配置された3つの陥凹コラムを備え;複数のストラップリブは、互いに等距離でベース内に配置された3つのストラップリブを備え、3つのストラップリブおよび3つの陥凹コラムは中心軸に沿って垂直に揃えられており;複数のストラップリブは、互いに等距離でベース内に配置された6つのストラップリブを備え、6つのストラップリブのうちの3つは、各耐圧バンドがさらにストラップリブから180度反対に半径方向に延在する別のストラップリブを備えるように、中心軸に沿って3つの陥凹コラムと垂直に揃えられており、6つのストラップリブは容器の三角化を抑制するように構成されており;側壁は、側壁の周囲で実質的に方形であり、複数の陥凹コラムは、各耐圧バンドがさらにストラップリブから180度反対に半径方向に延在する別のストラップリブを備えるように、方形側壁の周囲に等距離で側壁内に配置された4つの陥凹コラムを備え、別のストラップリブは中心軸に沿って別の陥凹コラムと垂直に揃えられ;方形側壁は、コーナーおよびコーナーの間の平坦部分を備え、ストラップリブは方形側壁の平坦部分に向かって延在し、ストラップリブは平坦部分において方形側壁の円形化に耐えるように構成されており;および/または、側壁リブは側壁の周囲に沿って配置された複数の変化する深度リブを備え、各変化する深度リブは浅型セクションおよび深型セクションを備え、浅型セクションは深型セクションのリブ深さよりも浅いリブ深さを有し、複数の変化する深度リブの浅型セクションは、陥凹コラムを形成するために中心軸に沿って垂直に揃えられており、深型セクションは方形側壁の4つのコーナーに配置されており、深型セクションは平坦部分において方形側壁の円形化に耐えるように構成されている。
【0019】
いくつかの実施形態において、容器はベースを備える。容器はさらに、定深度ベースリブを通じてベースに接続され、中心軸に対して実質的に直角な握持部分外周を画定する、握持部分を備えることができる。容器はさらに、握持部分に接続され、中心軸に対して実質的に直角なラベル部分外周を画定する、ラベルパネル部分を備えることができる。容器はさらに、中心軸からベルの壁まで測定したときに少なくとも120度の鈍角を有するベルを備えることが可能であり、ベルは、ショルダを通じてラベルパネル部分に接続されて、ベルに接続されたボトル口まで上向きおよび半径方向内向きに延びており、ボトル口は栓を受容するようになっている。容器はさらに、実質的に握持部分の外周に沿って配置された複数の角付けおよび変化する深度リブを備えることが可能であり、各角付けおよび変化する深度リブは複数の浅型セクション、複数の中型セクション、および複数の深型セクションを備える。容器はさらに、実質的にラベル部分の外周に沿って配置された複数の定深度リブを備えることができる。浅型セクションは、中型セクションのリブ深さよりも浅いリブ深さを有することができる。深型セクションは、中型セクションのリブ深さよりも深いリブ深さを有することができる。変化する深度リブの浅型セクションは、実質的に中心軸に沿って垂直に並ぶこと、および陥凹コラムを形成することが可能である。陥凹コラムは、曲がり、傾倒、または崩壊、または伸長のうちの少なくとも1つに耐えるように構成されることが可能である。複数の深型セクションは、フープ強度を提供するように構成されることが可能である。
【0020】
いくつかの実施形態において、容器はベースを備える。容器はさらに、定深度ベースリブを通じてベースに接続され、中心軸に対して実質的に直角な握持部分外周を画定する、握持部分を備えることができる。容器はさらに、握持部分に接続され、中心軸に対して実質的に直角なラベル部分外周を画定する、ラベルパネル部分を備えることができる。容器はさらに、中心軸からベルの壁まで測定したときに少なくとも120度の鈍角を有するベルを備えることが可能であり、ベルは、ショルダを通じてラベルパネル部分に接続されて、ベルに接続されたボトル口まで上向きおよび半径方向内向きに延びており、ボトル口は栓を受容するようになっている。容器はさらに、実質的に握持部分の外周に沿って配置された複数の角付けおよび変化する深度リブを備えることが可能であり、各角付けおよび変化する深度リブは複数の浅型セクション、複数の中型セクション、および複数の深型セクションを備える。容器はさらに、実質的にラベル部分の外周に沿って配置された複数の変化する深度リブを備えることが可能であり、各変化する深度リブは複数の浅型セクション、複数の中型セクション、および複数の深型セクションを備える。角付けおよび変化する深度リブの浅型セクションは、角付けおよび変化する深度リブの中型セクションのリブ深さよりも浅いリブ深さを有することができる。角付けおよび変化する深度リブの深型セクションは、角付けおよび変化する深度リブの中型セクションのリブ深さよりも深いリブ深さを有することができる。変化する深度リブの浅型セクションは、変化する深度リブの中型セクションのリブ深さよりも浅いリブ深さを有することができる。変化する深度リブの深型セクションは、変化する深度リブの中型セクションのリブ深さよりも深いリブ深さを有することができる。角付けおよび変化する深度リブの浅型セクションは、中心軸に沿って実質的に垂直に並ぶこと、および第一の複数の陥凹コラムを形成することが可能である。変化する深度リブの浅型セクションは、中心軸に沿って実質的に垂直に並ぶこと、および第二の複数の陥凹コラムを形成することが可能である。第一および第二の複数の陥凹コラムは、曲がり、傾倒、崩壊、または伸長のうちの少なくとも1つに耐えるように構成されることが可能である。複数の深型セクションは、フープ強度を提供するように構成されることが可能である。
【0021】
いくつかの実施形態において、第一の複数の陥凹コラムは、中心軸に沿って第二の複数の陥凹コラムと実質的に垂直に揃えられる。いくつかの実施形態において、ラベル部分の変化する深度リブは角付けされる。
【0022】
いくつかの実施形態において、容器はベースを備える。容器はさらに、ベースに接続された側壁を備えることが可能であり、側壁は、実質的に中心軸に対して直角な側壁外周を画定し、容器の内部の少なくとも一部を画定するために実質的に中心軸に沿って延在している。容器はさらに、側壁に接続されて、ベルに接続されたボトル口に向かって上向きに、および半径方向内向きに延びているベルを備えることが可能であり、ボトル口は栓を受容するようになっている。容器はさらに、実質的に側壁外周に沿って配置された変化する深度リブを備えることが可能であり、変化する深度リブは浅型セクション、中型セクション、および深型セクションを備える。浅型セクションは、中型セクションのリブ深さよりも浅いリブ深さを有することができる。深型セクションは、中型セクションのリブ深さよりも深いリブ深さを有することができる。リブの浅型セクションは、曲がり、傾倒、または崩壊、または伸長のうちの少なくとも1つに耐えるように構成されることが可能である。深型セクションは、フープ強度を提供するように構成されることが可能である。
【0023】
いくつかの実施形態において、変化する深度リブは、漸進的推移または急峻な推移のうちの少なくとも1つとして、浅型セクションから中型セクション、そして深型セクションへと推移する。いくつかの実施形態において、変化する深度リブは、台形、三角形、円形、方形、楕円形、または半球形のうちの少なくとも1つの形状を有する。いくつかの実施形態において、変化する深度リブは、側壁外周の周りを角付けする。いくつかの実施形態において、変化する深度リブは、複数の浅型セクション、複数の中型セクション、および複数の深型セクションを有する。いくつかの実施形態において、容器はさらに複数の変化する深度リブを備え、少なくとも2つの浅型セクションは実質的に中心軸に沿って垂直に揃えられて陥凹コラムを形成し、これにより陥凹コラムは、曲がり、傾倒、または崩壊、または伸長のうちの少なくとも1つに耐えるように構成されている。いくつかの実施形態において、複数の変化する深度リブは、複数の浅型セクション、複数の中型セクション、および複数の深型セクションを有する。いくつかの実施形態において、容器はさらに、一定の深さのリブを備える。いくつかの実施形態において、ベルは、中心軸からベルの壁まで測定したときに少なくとも120度の鈍角を有する。
【0024】
上記は概要であり、したがって必然的に、簡素化、一般化、および詳細の省略を包含する;結果的に当業者は、概要は説明的であるに過ぎず、いかようにも限定的となるように意図されるものではないことを、理解するだろう。本明細書で説明される装置および/またはプロセスおよび/またはその他の対象のその他の態様、特徴、および利点は、本明細書に明記される教示において明らかとなる。概要は、以下の詳細な説明にさらに記載される選択された概念を簡素化された形態で紹介するために提供されている。この概要は、本明細書で説明されるいずれかの対象の重要な特徴または本質的な特徴を特定するように意図されるものではない。
【0025】
本開示の上記およびその他の特徴は、添付図面と併用される以下の説明から、より完全に明らかとなる。これらの図面は本開示にしたがってほんのいくつかの実施形態を描写するのみであり、したがってその範囲を限定すると見なされるべきではないことを理解して、本開示は添付図面の使用を通じてさらなる具体性および詳細を伴って記載される。
【図面の簡単な説明】
【0026】
図1】ボトルの実施形態の側面図である。
図2】60度回転された、図1に示される実施形態の側面図である。
図3】6つのストラップリブを有するベースの実施形態の側面図である。
図4】ストラップリブの実施形態の上方斜視図である。
図5】ボトルの別の実施形態の側面図である。
図6】ラベル部分に6つの陥凹コラムを有するボトルの実施形態の側面図である。
図7】ストラップリブの別の実施形態の上方斜視図である。
図8A】側壁にコラムを有するボトルの実施形態の下方斜視図である。
図8B】側壁にコラムを有するボトルの実施形態の下方斜視図である。
図9】ベースの実施形態の下方斜視図である。
図10】ベースの別の実施形態の下方斜視図である。
図11】ベースの別の実施形態の下方斜視図である。
図12】ベースの実施形態の底面図である。
図13】ベースの別の実施形態の底面図である。
図14】ベースの別の実施形態の底面図である。
図15】ベースの別の実施形態の底面図である。
図16A】ボトルの実施形態の中心軸に沿った断面図である。
図16B】ボトルの断面を示す実施形態の図である。
図16C】ボトルの断面を示す実施形態の図である。
図17】ボトルの別の実施形態の中心軸に沿った断面図である。
図18】ベースの実施形態の中心軸に沿った断面図である。
図19】ベースの別の実施形態の中心軸に沿った断面図である。
図20】ベースの実施形態の中心軸に沿った重ね合せ断面図である。
図21】ボトルの実施形態の上方斜視図である。
図22】ボトルの別の実施形態の側面図である。
図23】ベースの別の実施形態の下方斜視図である。
図24】ベースの別の実施形態の底面図である。
図25】ボトルの別の実施形態の中心軸に沿った断面図である。
図26】ボトルの上荷重耐性の増加を示す、表およびグラフである。
図27】ベルの角度を示す実施形態の図である。
図28】ボトルのプリフォームを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0027】
以下の詳細な説明において、その一部を形成する添付図面が参照される。図中、文脈において別途明記されない限り、類似の記号は通常類似の構成要素を指定する。詳細な説明および図面に記載される説明的実施形態は、限定的に見なされるものではない。本明細書に提示される対象の精神または範囲を逸脱することなく、その他の実施形態が利用されてもよく、その他の変更がなされてもよい。本明細書において一般的に説明され、図面に示される、本開示の態様は、幅広い種類の異なる構成で配置、置き換え、組み合わせ、および設計されてもよく、そのすべてが明確に理解されて本開示の一部とされることは、容易に理解されるだろう。
【0028】
具体的には、プリフォームおよび容器を含む物品が本明細書に開示されており、これらは、加工のしやすさおよび現在の商用設計に関する優れた構造特性を維持または超越しながら、これらの構築においてより少ないプラスチックを利用する。
【0029】
図1は、ボトル1の実施形態の側面図を示す。ボトル1はベースリブ22内まで延在するベース24aを有する。ベース24aに接続されて、握持部分8は複数の握持部分リブ3a(すなわち、側壁リブ)を備える。図1に示されるように、握持部分リブ3a(握持部分8内に位置する)は、深型リブ2aから以下により詳細に説明される平坦化および/または浅型リブ6aまでリブを分離または推移させることによって、深さを変化させてもよい。図示される実施形態において、握持部分リブ3aは、握持部分8の周りで旋回または角付けする。
【0030】
図1を参照すると、ラベル部分10は握持部分8に接続されており、1つ以上のラベルパネルリブ20a(すなわち、側壁リブ)を備える。ラベルパネル部分10はショルダ18に向かって推移し、これはベル16に接続する。ベル16は、スカラップ(図示されるものを含む)またはその他の設計特徴を含んでもよく、これは平滑であって全体的に装飾されていなくてもよい。ベル16はネック14に接続し、これはボトル口12に接続している。ラベル部分10から、ベル16はネック14およびボトル口12まで、中心軸25に対して上向きおよび半径方向内向きに延びる。ボトル口12は、ボトル1の中に内容物を封止するための栓を受容するようになっていてもよい。ボトル口12は、飲料および/またはその他の内容物を収容するためのボトル1の内部につながる開口11を画定する。内部は、ボトル口12、ネック14、ベル16、ショルダ18、ラベル部分10、握持部分8、またはベース24aのうちの少なくとも1つとして画定されることが可能である。
【0031】
ベース24aとベル16との間に握持部分8およびラベル部分10を備え、ボトル1の内部の少なくとも一部を画定するために実質的に中心軸25に沿って延在する実質的に垂直な壁は、ボトル1の側壁と見なされることが可能である。いくつかの実施形態において、側壁は、ベル16、ショルダ18、および/またはベース24aを含んでもよい。側壁の外周(すなわち、周囲)は、内部の中心軸25に対して実質的に直角である。側壁は、ボトル1の内部の少なくとも一部を画定する。ボトル口12、ネック14、ベル16、ショルダ18、ラベル部分10、握持部分8、およびベース24aは各々、その部分に対応するそれぞれの外周または円周(すなわち、周囲)(中心軸25に対して実質的に直角)を画定することができる。たとえば、ラベル部分10はラベル部分外周を有する。別の例として、握持部分8は握持部分外周を有する。
【0032】
図1に示される実施形態において、握持部分リブ3aの各々は、中型セクション4aへ、そして平坦化および/または浅型リブ6aセクションへ推移する、深型リブ2aセクションを備える。図1が示すように、ラベルパネルリブ20aの各々は、中型セクション4bへ、そして平坦化および/または浅型リブ6bセクションへ推移する、深型リブ2bセクションを備えてもよい。深型、中型、および浅型リブセクションはまた、短縮して深型、中型、および浅型リブと称されてもよいが、しかしこれらの用語が握持部分8、ラベル部分10、およびベースリブ22内のリブのセクションを定義するように意図されていることは、理解されるべきである。変化する深度握持部分リブ3aは、深型リブ2aセクションから中型リブ/セクション4aへ、そして平坦化および/または浅型リブ6aセクションへ推移する。変化する深度ラベルパネルリブ20aは、深型リブ2bから中型リブ/セクション4bへ、そして平坦化および/または浅型リブ6bへ推移する。1つ以上の平坦化および/または浅型リブ6a、6bは、図1に示されるように複数の平坦化および/または浅型リブ6a、6bがボトル1の垂直軸または中心軸25に沿って実質的に垂直に並ぶ部分に、陥凹コラム7aの同等物を形成する。複数の深型リブ2a、2bは、図1に示されるようにボトル1の垂直軸または中心軸25に沿って実質的に垂直に並ぶ。
【0033】
いくつかの実施形態において、ラベルパネルリブ20aの平坦化および/または浅型リブ6bは、ラベル部分10が1組の陥凹コラムを有し、握持部分8がもう1組の陥凹コラムを有するように、握持部分リブ3aの平坦化および/または浅型リブ6aと垂直にずれている。このため、ラベル部分10の陥凹コラムは、握持部分8の陥凹コラムから垂直にずれていてもよい。いくつかの実施形態において、ボトル1は、握持部分8のみ、またはラベルパネル部分10のみに陥凹コラムを有することができる。
【0034】
3つの並んだ平坦化および/または浅型リブ6a、6bを有する図示される実施形態において、ボトルはそれぞれ3つの陥凹コラム7aを有する。3つの陥凹コラム7aは、ボトル1の円周の周りで均等に離間していてもよく、深型リブ2a、2b部分からボトル円周の反対側に位置していてもよい。3つの均等に離間した陥凹コラム7aを用いると、陥凹コラム7aはボトル1の円周の周りで120度ずつ離間することになる。垂直軸または中心軸25に沿って実質的に垂直に並ぶ平坦化および/または浅型リブ6a、6bの数を増加または減少させることによって、ボトル1の設計にいくつの陥凹コラム7aが組み込まれてもよい。たとえばボトルは、2、3、4、5、6、7、8、または9つの陥凹コラム7aを含む1から10までの、上記値およびこれにより指定される範囲を含む数の陥凹コラム7aを有してもよい。陥凹コラム7aを形成する平坦化および/または浅型リブ6a、6bの集合は、傾倒、荷重圧壊、および/または伸長への耐性を提供する。傾倒は、ボトル梱包の最中および/または後に、その他のボトルおよび/またはボトルの上に積まれたその他の物体からの上荷重力(接線力または別の力)をボトルが経験するときに、発生する可能性がある。同様に、上荷重圧壊は、ボトルまたは上に積まれたその他の物体からの垂直圧縮(または別の)力によって、発生する可能性がある。伸長は、ボトルが加圧されたときに発生する可能性がある。陥凹コラム7aは、結果的な力を壁に沿ってベース24aに伝達し、ボトル1の剛性を高める。握持部分リブ3aおよびラベルパネルリブ20aの深型リブ2a、2bは、通常または非変化する深度リブのフープ強度に匹敵する可能性があるフープ強度を提供する。ベースリブ22、握持部分リブ3a、および/またはラベルパネルリブ20aを含むリブの数は、10センチメートル当たり1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、または29個のリブを含む、たとえば握持部分8および/またはラベルパネル部分10など、ただしこれらに限定されない、ボトルのいずれかのリブを含む部分の10センチメートル当たり1から30個までの、上記値およびこれにより指定される範囲を含む数のリブの間で異なってもよい。リブの数を測定するために使用される上述の10センチメートルのセクションは、実際に10センチメートルの長さである必要はない。むしろ10センチメートルは、リブの数の比率を提供するために、説明的に使用されている。
【0035】
上記では図1を参照して説明されたが、以後明らかとなるように、陥凹コラムの特徴、機能、およびその変形例は、図2から図28を参照して説明される実施形態のいずれにも適用されてよい。陥凹コラムのさらなる説明については、その全体が参照により本明細書に組み込まれる、「Plastic Container Having Sidewall Ribs with Varying Depth」と題された米国特許第8,556,098号明細書を参照されたい。
【0036】
続けて図1を参照すると、ベース24aはストラップリブ40aを有する。ストラップリブ40aは、本明細書で説明されるようにボトル1の側壁に沿って終端する側壁末端42aを有する。ベース24aは荷重リブ44aを有する。図1に示されるように、ベース24aは2つのストラップリブ40aの間に2つの荷重リブ44aを有することができる。いくつかの実施形態において、ベース24aは2つのストラップリブ40aの間に1、3、4、および5つの荷重リブ44aを有することができる。荷重リブ44aは、ボトル1のベース24aから側壁までの推移にまたはその近くに、ベース24aに沿って終端する側壁末端43aを有する。図1に示されるように、荷重リブ44aの側壁末端43aは、中心軸25に沿ってストラップリブ40aの側壁末端42aよりも垂直方向に低くてもよい。いくつかの実施形態において、荷重リブ44aの側壁末端43aは、ストラップリブ40aの側壁末端42aと同じ高さでボトル1の側壁に沿って終端してもよい。ベース24aは、ストラップリブ40aと荷重リブ44aとの間に形成された足45aを有する。
【0037】
ストラップリブ40aは、本明細書で説明されるように、荷重リブ44aよりも比較的大きく深い。図1に示されるように、ストラップベースリブ40aは、陥凹コラム7aと垂直に揃っていてもよい。ボトル1が3つの陥凹コラム7aを有するとき、ベース24aは3つのストラップリブ40aを有することができる。ストラップリブ40aは、ボトル1の円周の周りで均等に離間している。均等に離間した3つのストラップリブ40aを用いると、ストラップリブ40aはボトル円周の周りで120度ごとに配置される。荷重リブ44aは、陥凹コラム7aの間で握持部分リブ3aセクションと垂直に揃うことができる。いくつかの実施形態において、ストラップリブ40aは、陥凹コラム7aから垂直にずれていてもよい。いくつかの実施形態において、ストラップリブ40aは、ボトル円周の周りで均等に離間していてもよい。いくつかの実施形態において、ベース24aは、陥凹コラム7aの数よりも多いかまたは少ないストラップリブ40aを有してもよい。
【0038】
図2は、60度回転された、図1に示される実施形態の側面図を示す。ストラップリブ40aの側壁末端42aは、実質的に陥凹コラム7aの中心(浅型および/または平坦化リブ2a、2bの中心点)に、垂直に位置合わせまたは指向する。図2に示されるように、ストラップリブ40aは、側面から俯瞰で見ると、陥凹46aを形成する。陥凹46aは、足45aの載置面との接触面積と比較して、比較的小さい面積である。小さい陥凹46aは、ブロープロセスの間に足45aに向かってより多くの樹脂を分散させるのに役立つ。足45aの樹脂が多いと、足45aの耐摩耗性および強度を高める。こうして、ストラップリブ40aは、平坦足ベースの利点を達成するために足45aに十分な樹脂を残しながら、耐内圧性を提供するように機能することができる(すなわち、摩耗、変形、および/または応力の耐性を高めるためにより厚い樹脂の足45a;および/または安定性および荷重分散のためにより大きい足接触面積)。
【0039】
ストラップリブ40aは、本明細書で説明されるように、実質的にベース24aの中心部分から(中心軸25から)延在することができる。ストラップリブ40aは、側壁の陥凹コラム7aからベース24aの中心部分までの間でストラップの役割を果たすことができる。図2に示されるように、ストラップリブ40aは、足45aの垂直レベルまで進むことなく、ボトル1の側壁からベース24aの中心までの、より直接的で短い経路を提供する。本明細書で説明されるように、こうしてストラップリブ40aは、比較的耐圧性の高いベース24aを提供する。ストラップリブ40aは、陥凹コラム7aを含む側壁と、ベース24aの中心部分との間に、力および応力のリンクを提供する。
【0040】
図3は、6つのストラップリブ40cを有するベース24cの実施形態の側面図を示す。3つのストラップリブ40cは、陥凹コラム7aと垂直に位置合わせすることができる。あと3つのストラップリブ40cは、実質的に握持部分リブ3aおよびラベルパネルリブ20aの深型リブ2a、2bにおいて、中心軸に沿って垂直に位置合わせすることができる。ストラップリブ40cは、ボトル1の円周の周りで均等に離間している。均等に離間したストラップリブ40cを用いると、ストラップリブ40cはボトル円周の周りで60度ごとに配置される。加圧下で、深型リブ2a、2bセクションは外向きに屈曲し、ボトル1を三角化させる可能性がある。ボトル1の三角化は、握持部分8および/またはラベル部分10で発生する可能性がある。深型リブ2a、2bと垂直に位置合わせしたストラップリブ40aは、深型リブ2a、2bの外向き屈曲を少なくとも部分的に防止することができる。深型リブ2a、2bと垂直に位置合わせしたストラップリブ40aは半径方向外向き膨張に耐え、これは同様に握持部分8および/またはラベル部分10における半径方向外向き膨張を防止するのに役立つことができる。握持部分8および/またはラベル部分10における半径方向外向き膨張の防止は、ボトル1の三角化を防止するのに役立つ。三角化の防止は、消費者にアピールするためにボトルの丸みを維持するのに役立つ。さらに、ボトルの丸みの維持は、ボトル詰めプロセスの間にラベラーがボトルに正確にラベル付けすることを保証するのに役立つ。ラベラーは、三角化されたボトルに適切にラベル付けすることができない。
【0041】
図4は、ストラップリブ40aの実施形態の上方斜視図を示す。図4に示されるように、ストラップリブ40aは、実質的にベースリブ22の縁または境界で終端する側壁末端42aを有する。ベースリブ22でまたはその近くで終端する図示される側壁末端42aはやはり、本明細書で説明されるように、ストラップリブ40aがベースリブ22を通じて陥凹コラム7aと連絡できるようにする。ストラップリブ40aがベースリブ22を越えて進まないことによって、ベースリブ22は、ボトル1の外周の周りの途切れないリブとして保持される。本明細書で説明されるように、ベースリブ22は梱包、出荷、および/または取り扱いの間、別のボトルとの接触点の役割を果たすことができる。途切れないベースリブ22は、別のボトルまたは構造によって接触されるかまたはこれらにぶつかったときに、ボトルに対する応力および変形により良く耐えることができる。このため、たとえば加圧されないかまたは比較的低い加圧のボトル用途など、接触点の完全性を維持することが望ましい場合、ベースリブ22は、ストラップリブ40aの側壁末端42aがベースリブ22でまたはその近くで終端した状態で、途切れないままであってもよい。
【0042】
図5は、ストラップリブ40bがベースリブ22を通過してボトルの側壁内に延びている、ベース24bの実施形態の側面図を示す。図5に示されるように、ストラップリブ40bの側壁末端42bは、ストラップリブ40bが陥凹コラム7aと垂直に位置合わせしているときの第一平坦化および/または浅型リブ6a(ベース24bから1つ目)など、握持部分8内で終端してもよい。いくつかの実施形態において、ストラップリブ40bは、深型リブ2a、2bと垂直に位置合わせしてもよく、第一深型リブ2a(ベース24bから1つ目)の中に向かって終端してもよい。いくつかの実施形態において、ストラップリブ40bは、たとえば第二、第三、および/または第四握持部分リブ3aでなど、第一浅型リブ6aおよび/または第一深型リブ2aを通過して終端する側壁末端42aを有してもよい。
【0043】
図6は、6つの陥凹コラム7bを有するラベル部分10の実施形態の側面図を示す。図6に示されるように、ラベル部分10は、垂直に位置合わせしている6つの浅型リブを有してもよい。浅型リブ6bの各垂直位置合わせは、陥凹コラム7bを形成する。陥凹コラム7bは、ボトル1の円周の周りで均等に離間している。ボトル円周の周りで均等に離間した6つの陥凹コラム7bを用いると、陥凹コラム7bはボトル円周の周りで60度ごとに配置される。陥凹コラム7bが多いほど、本明細書で説明されるように、ラベル部分10内を含む、ボトル1の三角化を防止するのに役立つことができる。少なくとも部分的に、リブが浅い方が屈曲の範囲を提供するためにより小さい半径方向深さを有するので、浅型リブ6a、6bおよび/または陥凹コラム7a、7bは半径方向外向き屈曲により良く耐えられる。相応に、浅型リブ6a、6bおよび/または陥凹コラム7a、7bは、深型リブ2a、2bと比較して、より良い内圧への耐性を有する。このため、ボトル円周の周りの浅型リブ6a、6bおよび/または陥凹コラム7a、7bが頻繁な方が、ボトル1の三角化を抑制するのに役立つ。いくつかの実施形態において、6つの陥凹コラム7bは、6つのストラップリブ40cを有する図3に示される実施形態と組み合わせられてもよい。したがって、このような実施形態は、本明細書で説明されるように、ラベル部分10および握持部分8の両方の三角化により良く耐えることができる。図6に示されるように、握持部分10に6つの陥凹コラム7bを有して握持部分8に3つの陥凹コラム7aを有することで、特にラベル部分10において、側壁の外向き屈曲を抑制する6つの陥凹コラム7bを有するラベル部分10の三角化を回避しながらフープ強度を提供する深型リブ2aの3つの領域を有する握持部分8の剛性を実現するのに役立つ。
【0044】
図7は、ストラップリブ40bの実施形態の上方斜視図を示す。図7に示されるように、ストラップリブ40bは、本明細書で説明されるように、および具体的には図19を参照して説明されるように、実質的に直線部分45を介して第一浅型リブ6a(ベース24bから1つ目)で、またはこの中で終端する、側壁末端42bを有する。握持部分リブ3a内など、ボトルの握持部分8内に向かって進む側壁末端42bは、ストラップリブ40bが陥凹コラム7aと直接的に接続または連絡できるようにする。ストラップリブ40bおよび陥凹コラム7aの直接連絡は、本明細書で説明されるように、内圧への耐性を実現するのに役立つことができる。ストラップリブ40bと陥凹コラム7aとの間の直接連絡は、本明細書で説明されるように、ボトルにかかる応力のより良い伝達およびこれに対する耐性を実現するのに役立つことができる。
【0045】
図8Aおよび図8Bは、側壁内のコラムを有するボトル1の実施形態の下方斜視図を示す。図8Aに示されるように、ボトル1は突起コラム47a、47bを有してもよい。突起コラムは、たとえばボトル1の側壁によって形成される、直接包囲する表面から半径方向外向きに突起しているコラムと見なされてもよい。突起コラムは、握持部分8(ベースリブ22を含む)突起コラム47a、およびラベル部分10突起コラム47bを有する。突起コラム47a、47bは、本明細書で説明されるように、曲がり、傾倒、および/または伸長に耐えることができる。突起コラム47a、47bはまた、突起コラム47a、47bで、またはその近くで、半径方向外向き屈曲に耐えることもできる。突起コラム47a、47bは、たとえばベースリブ22で、またはその近くでなど、本明細書で説明されるように、ボトルのその他のボトル接触点の連続性を不連続することなく、実質的にボトル側壁の全長または高さに沿って形成される。図8Aに示されるように、ベース24aは、突起コラム47a、47bと実質的に垂直に位置合わせするストラップリブ40aを有する。突起コラム47a、47bのストラップリブ40aとの位置合わせは、陥凹コラム7aと垂直に位置合わせしているベースリブ40aを参照して本明細書で説明されたのと実質的に同じ曲がり、傾倒、伸長、および/またはベースロールアウトへの耐性を実現する。
【0046】
図8Bに示されるように、ボトル1は凹状コラム49を有してもよい。意図されるコラムは、たとえばボトル1の側壁によって形成される、直接包囲する表面から半径方向内向きに凹んでいるコラムと見なされてもよい。意図されるコラム40は、握持部分8(ベースリブ22を含む)内に配置されている。意図されるコラム49は、本明細書で説明されるように、曲がり、傾倒、および/または伸長に耐えることができる。意図されるコラム49はまた、意図されるコラム49で、およびその近くでの半径方向外向き屈曲にも耐えられる。意図されるコラム49は、ボトル1の側壁の外周から突起するのを回避しながら、本明細書で説明されるような所望の機能を実現することができる。意図されるコラム49は、たとえばベースリブ22を通じて突起して、ベースリブ22を不連続にすることができる。不連続リブ22は、ボトルが加圧されることによって本明細書で説明されるような接触点の耐性のうちの少なくとも一部が提供されるような、加圧ボトル用途で利用されることが可能である。図8Aに示されるように、ベース24bは、意図されるコラム49と実質的に垂直に位置合わせするストラップリブ40bを有する。ストラップリブ40bは、より良い可能性のある機能性のために、意図されるコラム49内に向かって連続的に推移する。ストラップリブ40bは、たとえば図8Bに示されるようなベースリブ22を通じて、意図されるコラム49内に向かって直接的に推移するストラップリブ40bによって、意図されるコラム49と直接連絡することができる。ストラップリブ40bと意図されるコラム49との位置合わせおよび直接連絡は、本明細書で、具体的には図16図17、および図25を参照して説明されるような、耐圧ストラップを形成するのに役立つ。意図されるコラム49とストラップリブ40bとの位置合わせおよび直接連絡は、陥凹コラム7aと垂直に位置合わせするベースリブ40bを参照して本明細書で説明されたのと実質的に同じ曲がり、傾倒、伸長、および/またはベースロールアウトへの耐性を実現する。
【0047】
図9は、ベース24aの実施形態の下方斜視図を示す。ベース24aは、本明細書で説明されるように、ストラップリブ40aおよび荷重リブ44aを有する。ベース24aはゲート52を有する。図9に示されるように、ベース24aはドーム54を有してもよい。ドーム54は、全体的にまたは直接的にゲート52を取り巻く領域と見なされてもよい。ドーム54は、ベース24aの上げ底と称されてもよい。たとえば、ドーム54は、ボトルがベース24aの脚45aにつながるベース24aの壁の残部に対して載置面上に垂直に載置されたときに、載置面に向かってより急峻に傾斜するベース24aの壁である。
【0048】
ストラップリブ40aは、ドーム54で、その近くで、またはその中で終端する、ベース末端56aを有する。いくつかの実施形態において、ストラップリブ40aのベース末端56aは、荷重リブ44aのベース末端58aと同様に、ドーム54領域の外側に配置されることが可能である。ストラップリブ40aは、このストラップリブ40aをベース24aの一部およびベース24aの足45aに接続する、花弁壁(すなわち谷壁)48aを有する。花弁壁48aは、ベース24aおよび足45aの中に向かって平滑に漸進的に推移する。平滑で漸進的な推移は、ボトル1のより球形の特徴が内圧により良く適応できるので、花弁壁48aに、またはその近くに耐内圧性を提供する。ストラップリブ40aは、本明細書で説明されるような応力伝達および耐圧性を提供するために、荷重リブ58aよりもベース24a内で比較的深い。
【0049】
荷重リブ44aは、ドーム54で、その近くで、またはその中で終端する、ベース末端58aを有する。図9に示されるように、荷重リブ44aのベース末端58aは、ストラップリブ40aのベース末端56aの手前で終端してもよい。荷重リブ44aは、ストラップリブ40aと比較して浅い。図9に示されるように、荷重リブ44aは、ストラップリブ40aを参照して本明細書で説明されるような、小さい花弁壁48aの特徴を有しても有していなくてもよい。荷重リブ44aからベース24aおよび足45aへの推移は、より急峻または急激である。急激な推移は、花弁48aに対して耐外部応力性を提供する。梱包、出荷、および/または取り扱いの間にボトル1に上荷重がかかったとき、荷重リブ44aの急激な推移は、たとえばベース24aの完全性および形状を維持することによって、本明細書で説明されるような曲がりおよび/または傾倒に耐えるのに役立つ。
【0050】
急激な推移は、ベース24aの足45a内への高速推移を提供する。高速推移は、比較的大きい足45aに利用可能なベース24aのより大きい領域まで延びている。本明細書で説明され、図9に示されるような平坦足ベース24aの足45aが大きいほど、より大きい樹脂接触面積に載置面を提供する。より多くの樹脂が載置面に接触することで、ベース24aのより良い耐摩耗性および安定性を提供する。
【0051】
図9に示されるように、花弁壁48aは、花弁48aから足45aへの推移と比較して、より急峻または急激にストラップリブ40a自体の中に向かって推移してもよい。ストラップリブ40a自体での急激な推移は、本明細書で説明されるような内圧によって屈曲に耐えるかまたはこれを抑制するために、ストラップリブ40aにより大きな剛性を提供してもよい。
【0052】
図10は、ベース24bの実施形態の下方斜視図を示す。ベース24bは、本明細書で説明されるように、ストラップリブ40bおよび荷重リブ44bを有する。ストラップリブ40bは、ドーム54で、その近くで、またはその中で終端する、ベース末端56bを有する。図10に示されるように、ストラップリブ40bのベース末端56bは、実質的にゲート52で、またはその近くで終端してもよい。荷重リブ44bは、ドーム54で、その近くで、またはその中で終端するベース末端58bを有する。図10に示されるように、荷重リブ44bのベース末端58bは、ストラップリブ40bのベース末端56bの手前で終端してもよい。実質的にゲート52で、またはその近くでストラップリブ40bのベース末端56bおよび/または荷重リブ44bのベース末端58bを終端することで、たとえばベース24bのロールアウトを防止するのに役立つ、本明細書で説明されるようなベース24bにさらなる耐内圧性を提供することができる。実質的にゲート52で、またはその近くでストラップリブ40bのベース末端56bを終端することで、ゲート52(またはその近く)から側壁末端42bまで連続する、ストラップリブ40bを提供する。図7および図10に示されるように、側壁末端42bは、第一浅型リブ6aで終端して、陥凹コラム7aと直接的に連絡してもよい。陥凹コラム7aからゲート52までの連続性は、ラベル部分10の上部からゲート52までの実質的に連続する耐圧バンドまたはストラップを提供する。実質的に連続する耐圧ストラップ9a、9b(図16および図17)は、本明細書で説明されるように、より大きい耐内圧性を提供することができる。
【0053】
図11は、ベース24cの実施形態の下方斜視図を示す。ベース24cは、本明細書で説明されるように、ストラップリブ40cおよび荷重リブ44cを有する。図11に示されるように、ベース24cはドームを有していない。ベース24cの壁は、ゲート52から直接半径方向に延在する。ドームを有していないことで、ゲート52の近くの樹脂のパドル形成を防止するのに役立つ。パドル形成の回避は、無駄な樹脂を減少させることができる。図11に示されるように、ドーム54がなければ、ストラップリブ40cはゲート52まで直接的にまたはほぼ連続的に延在することができる。ストラップリブ40cは、ゲート52の近くの壁またはゲート自体52に向かって平滑に推移しながら、ゲート52で、またはその近くで終端することができる。ゲート52からの平滑な推移、ゲート52の周りの壁、ベース末端43c、および/またはストラップリブ40cは、特にベースロールアウトによる屈曲のほとんどが生じるゲート52の周りに、ベース24cのより均一な壁または表面を形成する。より均一な壁の特長は、本明細書で説明されるようにより良く内圧に耐え、特にボトル伸長およびベースロールアウトに耐えることができる。耐内圧性は、ベース24cのロールアウトを抑制する6つのストラップリブ43cを提供することによって、さらに強化される。内圧に耐えるストラップリブ40cが多いほど、ベース24cは圧力増加の下でロールアウトしにくくなる。さらに、より多くのベース24cが花弁壁48cによって形成され、これは本明細書で説明されるように、花弁壁48cの球状表面によって提供される表面積の増加のため、耐内圧性を高める。
【0054】
図12から図15は、本明細書で説明される様々なベースの実施形態の底面図を示す。図12から図14は、ゲート52に近づくベース末端56a〜56d、58a〜58dのうちのいくつかの漸進を表す、一連のベースを示す。たとえば、本明細書で説明されるように、荷重リブ40bのベース末端56bは、荷重リブ40aのベース末端56aよりもドーム54内のゲート52に近い。別の例として、本明細書で説明されるように、荷重リブ44bのベース末端58bは、荷重リブ44aのベース末端58aよりもドーム54内のゲート52に近い。図示されるように、図12および図13において、荷重リブ44a、44bのベース末端58a、58bは、ストラップリブ40a、40bのベース末端56a、56bよりもゲート52から半径方向にはるかに離れていてもよい。図14に示されるように、荷重リブ44cのベース末端58cは、ゲート52からストラップリブ40cのベース末端56cと半径方向に等距離であってもよい。いくつかの実施形態において、ゲート52に対するストラップリブ40a、40b、40cのベース末端56a、56b、56cの近接は、本明細書で説明されるように、より良い耐内圧性を提供することができる。いくつかの実施形態において、ゲート52に対する荷重リブ44a、44b、44cのベース末端58a、58b、58cの近接は、当初の耐内圧性がまだストラップリブ40a、40b、40cによって提供されているとは言え、本明細書で説明されるように、より良い耐内圧性を提供することができる。ストラップリブ40a、40b、40cのベース末端56a、56b、56cを有するゲート52に近づくように延在する荷重リブ44a、44b、44cのベース末端58a、58b、58cは、ストラップリブ40a、40b、40cによって提供される耐圧性を補完することができる。
【0055】
図15に示されるように、ドーム54cを有していないベース24cの実施形態は、ゲート52の周りにより均一な壁を形成する。ストラップリブ40cは、ゲート52からの、またはその周りの、より平滑なまたは連続する伸長部であってもよい。ゲート52からの、またはその周りの連続する伸長部は、ゲート52からラベル部分10の上部まで延在する耐圧ストラップ9c(図17)を形成するのに役立つ。連続する耐圧ストラップ9cは、本明細書で説明されるようにより良く内圧に耐え、特にボトル伸長およびベースロールアウトに耐えることができる。
【0056】
図16Aは、図2に示されるようなボトル1の実施形態の中心軸25に沿った断面図を示す。図16Aに示されるように、平坦リブまたは陥凹コラム7aは、深型リブ2a、2b部分のボトル円周の反対側に位置している(たとえば、3つの陥凹コラム7aを有する実施形態の場合)。図示される実施形態において、ベースリブ22はボトル1の円周を通じて一定の断面を有する。いくつかの実施形態において、ベース24の直径Ldは、ボトル1のその他いずれかの直径よりも、0.6、0.7、0.8、0.9、1、1.1、1.2、1.3、1.4、1.5、1.6、1.7、1.8、または1.9ミリメートルなど、0.5から2ミリメートルだけ大きく、これらは上記値およびこれにより指定される範囲を含む。ボトル1の最大直径がLdである実施形態において、ボトル1は、生産ラインおよび/または梱包においてその他の略類似ボトルとの、ベース24のみにおける単一の接触点を有する。さらに、ベース24の直径Ldが大きいほど、ベース24aに何らかの損傷があるときの安定性を向上させることができる。図16Aに示されるように、ショルダ18における直径Lsは直径Ldと等しくてもよく、これにより、生産ラインおよび/または梱包において、別の略類似ボトルとの、ショルダ18およびベース24aにおける2つの接触点を提供する。いくつかの実施形態において、ボトル1のいずれかの部分の直径は変化するが、ここで最大直径は、生産ラインおよび/または梱包における接触点を形成する。ボトルは、単一の接触点、または複数の接触点のいずれかを有してもよい。
【0057】
図16Aに示されるように、ストラップリブ40aは、陥凹コラム7aと垂直に位置合わせしてもよい。ストラップリブ40aおよび陥凹コラム7aの組み合わせは、ゲート52からラベル部分10の上部分または陥凹コラム7aの上部分まで実質的に延在する、耐圧バンド9aを形成することができる。耐圧バンド9aは、たとえば本明細書で説明されるような伸長および/またはベースロールアウトを抑制するために、実質的にボトル1のベース24aおよび側壁に、耐内圧性を提供する。
【0058】
図16Bおよび図16Cは、深型リブ2a、2bが、平坦化および/または浅型リブ6a、6bの深さよりも深い中型リブ4a、4bの深さよりも深い深さである、実施形態を示す。変化する深度の間の推移は、図1Aに描写されるように平滑である。いくつかの実施形態において、推移は、変化する深度部分またはセクションを接続する段階的変化など、その他何らかの形態であってもよい。図示される実施形態において、握持部分リブ3a(すなわち、側壁リブ)は、3つの深型リブ2a部分、6つの中型リブ4a部分、および3つの平坦化および/または浅型リブ6a部分を有する。本明細書で開示されるように、用語「部分」は、変化する深度リブに関する用語「セクション」と同等であり得る。
【0059】
図16Bを参照すると、垂直軸または中心軸25を見下ろす、ボトル1の断面を示す実施形態は、握持部分3aの断面を示している。本明細書で開示されるように、用語「垂直軸」は、用語「中心軸」の同等物であり得る。握持部分リブ3aの深さは、深型リブ2aから平坦化および/または浅型リブ6aまで変化する。1つ以上の平坦化および/または浅型リブ6aは、複数の平坦化および/または浅型リブ6aが図1および図2に示されるようにボトル1の垂直軸または中心軸25に沿って実質的に垂直に揃えられている部分に、陥凹コラム7aの同等物を形成する。複数の深型リブ2aは、図1および図2に示されるように、ボトル1の垂直軸または中心軸25に沿って、実質的に垂直に揃えられている。複数の中型リブ4aは、図1および図2に示されるように、ボトル1の垂直軸または中心軸25に沿って、実質的に垂直に揃えられている。
【0060】
3つの並んだ平坦化および/または浅型リブ6a部分を有する、図示される実施形態において、ボトル1はそれぞれ3つの陥凹コラム7aを有する。3つの陥凹コラム7aは、ボトルの円周の周りで均等に離間しており、深型リブ2a部分からボトル円周の反対側に位置している。しかしながら、平坦化および/または浅型リブ6aは、ボトル1の円周の周りで不均等に離間していてもよい。さらに、垂直軸または中心軸25に沿って実質的に垂直に揃えられている平坦化および/または浅型リブ6aの数を増加または減少させることによって、ボトル1の設計にいくつの陥凹コラム7aが組み込まれてもよい。たとえばボトルは、2、3、4、5、6、7、8、または9つの陥凹コラム7を含む1から10までの、上記値およびこれにより指定される範囲を含む数の陥凹コラム7aを有してもよい。図示される実施形態において、陥凹コラム7aを形成する平坦化および/または浅型リブ6aの集合は、傾倒および/または荷重圧壊および/または伸長への耐性を提供する。傾倒は、ボトル梱包の最中および/または後に、その他のボトルおよび/またはボトルの上に積まれたその他の物体からの上荷重力(接線力または別の力)をボトルが経験するときに、発生する可能性がある。同様に、上荷重圧壊は、ボトルおよび/または上に積まれたその他の物体からの垂直圧縮(または別の)力によって、発生する可能性がある。伸長は、ボトルが加圧されたときに発生する可能性がある。図示される実施形態において、陥凹コラム7aは、結果的な接線力または圧縮力を壁に沿ってベース24aに伝達し、ボトル1の剛性を高める。握持ラベルリブ3aの深型リブ2aは、通常深度のリブのフープ強度に匹敵する可能性があるフープ強度を提供する。平坦化および/または浅型リブ6a部分と同様に、深型リブ2a部分もグリップパネルリブ3a上で、2、3、4、5、6、7、8、または9つの深型リブ2部分を含む1から10までの、上記値およびこれにより指定される範囲を含む数の間で異なってもよい。
【0061】
図16Bに示すように、特定の実施形態は、三角形または平坦化および/または浅型リブ6aをボトル円周の、21、22、23、24、25、26、27、28、または29%を含む20〜30%まで最小化してもよく、その結果それぞれ、ボトル円周の、71、72、73、74、75、76、77、78、または79%を含む70〜80%が台形型または深型リブ2aおよび中型リブ4aとなり、これらは上記値およびこれにより指定される範囲を含む。しかしながら、台形リブに対する三角形リブ、またはその他の当技術分野で周知の形状の、いずれの比率が利用されてもよい。ラベルパネル部分10もまた、握持部分8のボトル円周の比率または割合と同じかまたは異なるボトル円周の深型リブに対する特定の浅型リブ比率または割合を有することができる。いくつかの実施形態において、浅型リブ6bは、ボトル円周の、21、22、23、24、25、26、27、28、または29%を含む20〜30%であってもよく、その結果それぞれ、ボトル円周の、71、72、73、74、75、76、77、78、または79%を含む70〜80%が深型リブ2bおよび/または中型リブ4bとなり、これらは上記値およびこれにより指定される範囲を含む。
【0062】
いくつかの実施形態において、浅型リブ6aは、ボトル円周の、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、または19%を含む1〜20%であってもよく、その結果それぞれ、ボトル円周の、81、82、83、84、85、86、87、88、89、90、91、92、93、94、95、96、97、または98%を含む80〜99%が深型リブ2aおよび/または中型リブ4aとなり、これらは上記値およびこれにより指定される範囲を含む。ラベルパネル部分10は、握持部分8のボトル円周の比率または割合と同じかまたは異なるボトル円周の深型リブに対する類似の浅型リブ比率または割合を有することができる。いくつかの実施形態において、浅型リブ6bは、ボトル円周の、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、または19%を含む1〜20%であってもよく、その結果それぞれ、ボトル円周の、81、82、83、84、85、86、87、88、89、90、91、92、93、94、95、96、97、または98%を含む80〜99%が深型リブ2bおよび/または中型リブ4bとなり、これらは上記値およびこれにより指定される範囲を含む。
【0063】
図16Bを参照すると、垂直軸または中心軸25を見下ろす、ボトル1の断面を示す実施形態は、ラベルパネルリブ20a(すなわち、側壁リブ)の断面を示している。ラベルパネルリブ20aの深さは、深型リブ2bから平坦化および/または浅型リブ6bまで変化する。1つ以上の平坦化および/または浅型リブ6bは、複数の平坦化および/または浅型リブ6bが図1および図2に示されるようにボトル1の垂直軸または中心軸25に沿って実質的に垂直に揃えられている部分に、陥凹コラム7aの同等物を形成する。陥凹コラム7aは、本明細書で説明されるように、握持部分8の1つ以上の平坦化および/または浅型リブ6aを含むことができる。複数の深型リブ2bは、図1および図2に示されるように、ボトル1の垂直軸または中心軸25に沿って、実質的に垂直に揃えられている。複数の中型リブ4bは、図1および図2に示されるように、ボトル1の垂直軸または中心軸25に沿って、実質的に垂直に揃えられている。
【0064】
3つの並んだ平坦化および/または浅型リブ6b部分を有する、図示される実施形態において、ボトル1はそれぞれ3つの陥凹コラム7aを有する。ラベルパネルリブ20aの平坦化および/または浅型リブ6bは、3つの陥凹コラム7aを形成するために、握持部分リブ3aの平坦化および/または浅型リブ6aと、垂直軸または中心軸25に沿って垂直に揃うことができる。このため、いくつかの実施形態において、陥凹コラム7aは、たとえば図1に示されるように、ボトル1の側壁の大部分または実質的に全体(たとえば、高さおよび/または長さ)に沿って延在することができる。
【0065】
いくつかの実施形態において、ラベルパネルリブ20aの平坦化および/または浅型リブ6bは、ラベル部分10が1組の陥凹コラムを有して握持部分8がもう1組の陥凹コラムを有するように、握持部分リブ3aの平坦化および/または浅型リブ6aと垂直にずれている。このため、ラベル部分10の陥凹コラムは、握持部分8の陥凹コラムから垂直にずれていてもよい。
【0066】
ラベル部分10の複数の深型リブ2bは、図1および図2に示されるように、握持部分8の複数の深型リブ2aと垂直軸または中心軸25に沿って実質的に垂直に揃うことができる。いくつかの実施形態において、ラベル部分10の複数の深型リブ2bは、握持部分8の複数の深型リブ2aと垂直にずれることが可能である。ラベル部分10の複数の中型リブ4bは、図1および図2に示されるように、握持部分8の中型リブ4bと、垂直軸または中心軸25に沿って実質的に垂直に揃うことができる。いくつかの実施形態において、ラベル部分10の複数の中型リブ4bは、握持部分8の中型リブ4bと垂直にずれることが可能である。
【0067】
図示される実施形態において、3つの陥凹コラム7aは、ボトルの円周の周りで均等に離間しており、深型リブ2b部分からボトル円周の反対側に位置している。しかしながら、平坦化および/または浅型リブ6a、6bは、ボトル1の円周の周りで不均等に離間していてもよい。さらに、垂直軸または中心軸25に沿って実質的に垂直に揃えられている平坦化および/または浅型リブ6a、6bの数を増加または減少させることによって、ボトル1の設計にいくつの陥凹コラム7aが組み込まれてもよい。たとえばボトル1は、2、3、4、5、6、7、8、または9つの陥凹コラム7aを含む1から10までの、上記値およびこれにより指定される範囲を含む数の陥凹コラム7aを有してもよい。図示される実施形態において、陥凹コラム7aを形成する平坦化および/または浅型リブ6bの集合は、本明細書で説明されるように、傾倒、荷重圧壊、および/または伸長への耐性を提供する。図示される実施形態において、陥凹コラム7aは、結果的な接線力または圧縮力を壁に沿ってベース24aに伝達し、ボトル1の剛性を高める。ラベルパネルリブ20aの深型リブ2bは、通常深度のリブのフープ強度に匹敵する可能性があるフープ強度を提供する。平坦化および/または浅型リブ6b部分と同様に、深型リブ2b部分もラベルパネルリブ20a上で、2、3、4、5、6、7、8、または9つの深型リブ2b部分を含む1から10までの、上記値およびこれにより指定される範囲を含む数の間で異なってもよい。
【0068】
深型リブ2aの深さDdは、1.1、1.2、1.3、1.4、1.5、1.6、1.7、1.8、1.9、2、2.1、2.2、2.3、2.4、2.5、2.6、2.7、2.8、または2.9ミリメートルを含む1から10ミリメートル、あるいは1から9、1から7、1から5、または1から3ミリメートルの間で異なってもよく、これらは上記値およびこれにより指定される範囲を含む。
【0069】
ラベルパネルリブ20a(すなわち、深型リブ2b)の深さDLは、0.6、0.7、0.8、0.9、1、1.1、1.2、1.3、1.4、1.5、1.6、1.7、1.8、1.9、2、2.1、2.2、2.3、2.4、2.5、2.6、2.7、2.8、2.9、3、3.1、3.2、3.3、3.4、3.5、3.6、3.7、3.9、4、4.1、4.2、4.3、4.4、4.5、4.6、4.7、4.8、または4.9ミリメートルを含む0.5から10ミリメートル、あるいは0.5から9、0.5から7、0.5から5、または0.5から3ミリメートルの間で異なってもよく、これらは上記値およびこれにより指定される範囲を含む。
【0070】
中型リブ4aの深さDmは、0.6、0.7、0.8、0.9、1、1.1、1.2、1.3、1.4、1.5、1.6、1.7、1.8、1.9、2、2.1、2.2、2.3、2.4、2.5、2.6、2.7、2.8、2.9、3、3.1、3.2、3.3、3.4、3.5、3.6、3.7、3.8、3.9、4.0、4.1、4.2、4.3、4.4、4.5、4.6、4.7、4.8、または4.9ミリメートルを含む0.5から5ミリメートルの間で異なってもよく、これらは上記値およびこれにより指定される範囲を含む。根元壁136の長さは、0.4、0.5、0.6、0.7、0.8、0.9、1、1.1、1.2、1.3、1.4、1.5、1.6、1.7、1.8、1.9、2、2.1、2.2、2.3、または2.4ミリメートルを含む0.3から2.5ミリメートルの間で異なってもよく、これらは上記値およびこれにより指定される範囲を含む。中型リブ4aのDmに対する深型リブ2aのDdの比率は、2:1、3:1、4:1、5:1、6:1、7:1、8:1、9:1、10:1、11:1、12:1、13:1、14:1、15:1、16:1、17:1、18:1、または19:1を含む1:1から20:1の間で異なってもよく、これらは上記値およびこれにより指定される範囲を含む。
【0071】
浅型リブ6aの深さDfは、0.1、0.2、0.3、0.4、0.5、0.6、0.7、0.8、0.9、1、1.1、1.2、1.3、1.4、1.5、1.6、1.7、1.8、1.9、2、2.1、2.2、2.3、または2.4ミリメートルを含む0から2.5ミリメートルの間で異なってもよく、これらは上記値およびこれにより指定される範囲を含む。平坦化および/または浅型リブ6aのDfに対する深型リブ2aのDdの比率は、2:1、3:1、4:1、5:1、6:1、7:1、8:1、9:1、10:1、11:1、12:1、13:1、14:1、15:1、16:1、17:1、18:1、19:1、20:1、21:1、22:1、23:1、24:1、25:1、26:1、27:1、28:1、または29:1を含む1:1から100:1、あるいは1:1から90:1、1:1から80:1、1:1から70:1、1:1から60:1、1:1から50:1、1:1から40:1、1:1から30:1、または1:1から20:1の間で異なってもよく、これらは上記値およびこれにより指定される範囲を含み、Dfがゼロであって結果的に無限比となる場合を含む。平坦化および/または浅型リブ6aのDfに対する中型リブ4aのDmの比率は、2:1、3:1、4:1、5:1、6:1、7:1、8:1、9:1、10:1、11:1、12:1、13:1、14:1、15:1、16:1、17:1、18:1、19:1、20:1、21:1、22:1、23:1、または24:1を含む1:1から50:1、あるいは1:1から40:1、1:1から30:1、または1:1から20:1の間で異なってもよく、これらは上記値およびこれにより指定される範囲を含み、Dfがゼロであって結果的に無限比となる場合を含む。
【0072】
平坦化および/または浅型リブ6bの深さDsは、0.1、0.2、0.3、0.4、0.5、0.6、0.7、0.8、0.9、1、1.1、1.2、1.3、1.4、1.5、1.6、1.7、1.8、1.9、2、2.1、2.2、2.3、または2.4ミリメートルを含む0から2.5ミリメートルの間で異なり、これらは上記値およびこれにより指定される範囲を含む。平坦化および/または浅型リブ6bのDsに対する深型リブ2aのDdの比率は、2:1、3:1、4:1、5:1、6:1、7:1、8:1、9:1、10:1、11:1、12:1、13:1、14:1、15:1、16:1、17:1、18:1、19:1、20:1、21:1、22:1、23:1、24:1、25:1、26:1、27:1、28:1、または29:1を含む1:1から100:1、あるいは1:1から90:1、1:1から80:1、1:1から70:1、1:1から60:1、1:1から50:1、1:1から40:1、1:1から30:1、または1:1から20:1の間で異なってもよく、これらは上記値およびこれにより指定される範囲を含み、Dsがゼロであって結果的に無限比となる場合を含む。平坦化および/または浅型リブ6bのDsに対する深型リブ2bのDLの比率は、2:1、3:1、4:1、5:1、6:1、7:1、8:1、9:1、10:1、11:1、12:1、13:1、14:1、15:1、16:1、17:1、18:1、19:1、20:1、21:1、22:1、23:1、24:1、25:1、26:1、27:1、28:1、または29:1を含む1:1から100:1、あるいは1:1から90:1、1:1から80:1、1:1から70:1、1:1から60:1、1:1から50:1、1:1から40:1、1:1から30:1、または1:1から20:1の間で異なってもよく、これらは上記値およびこれにより指定される範囲を含み、Dsがゼロであって結果的に無限比となる場合を含む。平坦化および/または浅型リブ6bのDsに対する中型リブ4a、4bのDmの比率は、2:1、3:1、4:1、5:1、6:1、7:1、8:1、9:1、10:1、11:1、12:1、13:1、14:1、15:1、16:1、17:1、18:1、19:1、20:1、21:1、22:1、23:1、または24:1を含む1:1から50:1、あるいは1:1から40:1、1:1から30:1、または1:1から20:1の間で異なってもよく、これらは上記値およびこれにより指定される範囲を含み、Dsがゼロであって結果的に無限比となる場合を含む。平坦化および/または浅型リブ6bのDsに対する深型リブ2bのDLの比率は、2:1、3:1、4:1、5:1、6:1、7:1、8:1、9:1、10:1、11:1、12:1、13:1、14:1、15:1、16:1、17:1、18:1、19:1、20:1、21:1、22:1、23:1、24:1、25:1、26:1、27:1、28:1、または29:1を含む1:1から100:1、あるいは1:1から90:1、1:1から80:1、1:1から70:1、1:1から60:1、1:1から50:1、1:1から40:1、1:1から30:1、または1:1から20:1の間で異なってもよく、これらは上記値およびこれにより指定される範囲を含み、Dsがゼロであって結果的に無限比となる場合を含む。
【0073】
図17は、図3に示されるようなボトル1の実施形態の中心軸25に沿った断面図を示す。図17に示されるように、平坦リブまたは陥凹コラム7aは、深型リブ2a部分のボトル円周の反対側に位置している(たとえば、3つの陥凹コラム7aを有する実施形態の場合)。図示される実施形態において、ベースリブ22はボトル1の円周を通じて一定の断面を有する。LdおよびLsを含む、様々な直径の特徴および機能は、本明細書で説明されるように利用されることが可能である。
【0074】
図17に示されるように、ストラップリブ40aは、陥凹コラム7aと垂直に位置合わせしてもよい。別のストラップリブ40aは、深型リブ2a、2b部分と垂直に位置合わせしてもよい。図示される実施形態において、2つのストラップリブ40aおよび陥凹コラム7aの組み合わせは、深型リブ2aの近くのベースリブ22からゲート52を通じて、ラベル部分10の上部分または陥凹コラム7aの上部分まで実質的に延在する、耐圧バンド9cを形成することができる。耐圧バンド9cは、たとえば本明細書で説明されるように伸長およびベースロールアウトを抑制するために、ベース24cを通じてボトル1の側壁まで実質的に連続的に、耐内圧性を提供する。いくつかの実施形態において、別のストラップリブ40aは、たとえばボトル1が6つの陥凹コラム7aを有する、別の陥凹コラム7aを垂直に位置合わせさせてもよい。耐圧バンドは、2つの陥凹コラムと2つのストラップリブの組み合わせによって、形成されてもよい。耐圧バンドは、本明細書で説明されるように、およびボトル1の長手方向外周を通じて(側壁において中心軸25に沿って、およびベース24cにおいて中心軸を通って)実質的に連続的に耐圧性を提供するために、ボトル1の片側のラベル部分10の上部分から、ゲート52を通じてボトル1の片側の側壁を下り、ボトル1の反対側の側壁を上って、ボトル1の反対側のラベル部分10の上部分まで延在してもよい。たとえば、図25がこのような実施形態を示している。
【0075】
図18は、図16Aに示されるような、ベース24aの実施形態の中心軸25に沿った断面図を示す。図18に示されるように、ベース24aは、ボトル1の側壁に向かって角度θ1aで(ボトル1のベース24aの載置面に対して)上向きの立ち上がり斜面を伴ってベース末端56aから開始する、ストラップリブ40aを有する。言い換えると、ストラップリブ40aは、ボトル1の側壁に接続するために上向きに進む前に、ベース末端56a表面から載置面に向かって進んだりこれに近づいたりはしない。ボトル1の側壁に向かう載置面に対するストラップリブ40aの角度θ1aでの即時または略即時上向き/立ち上がり斜面は、内圧によるゲート52およびドーム54の屈曲を抑制するのに役立つ。本明細書で説明されるような側壁末端42aにおけるボトル1の側壁との接続と組み合わせられた、角度θ1aでの上向き/立ち上がり斜面は、内圧によるゲート52およびドーム54の屈曲を抑制するのにさらに役立つ。いくつかの実施形態において、角度θ1aは、最初はゼロであり、ストラップリブがベース末端56aから側壁末端42aに向かって離れるように進むにつれて、半径R1aに沿ってプラスに増加してもよい。いくつかの実施形態において、ベース末端56aから始まる角度θ1aが大きいほど、耐圧性が大きくなる。いくつかの実施形態において、角度θ1aは、5から50、10から55、15から50、20から45、25から35、20から30を含み、最大45まで、40まで、35まで、30まで、25まで、および20までを含む、0から60度までの間で異なってもよく、これらは上記値およびこれにより指定される範囲を含む。いくつかの実施形態において、本明細書に開示される特徴および機能の範囲から逸脱することなく、角度θ1aは最初は負であってもよく、本明細書で説明されるように、ベース末端56aからストラップリブ40aを側壁末端42aに向かって湾曲させるストラップリブ40aの半径(湾曲)を有する。
【0076】
ストラップリブ40aは、1つ以上の半径に沿って、ベース末端56aから側壁末端42aまで延在する。図18に示されるように、ストラップリブ40aは、ベース末端56aから半径R1aで延在し、半径R2aまで推移して、ベースリブ22で、またはその近くで側壁末端42aにおいて終端してもよい。いくつかの実施形態において、半径R1aは、25から75、30から65、35から60、40から55を含む20から80ミリメートルの間で異なってもよく、これらは50ミリメートルを含み、上記値およびこれにより指定される範囲を含み、ここでたとえば、ボトル1の直径(Ldおよび/またはLs)は、30から40、30から50、40から60、50から70、60から80、40から190、50から180、60から170、70から160、80から150、90から140、100から130、および110から120ミリメートルを含む30から200ミリメートルの間で異なってもよく、これらは上記値およびこれにより指定される範囲を含む。ボトル径に対する半径R1aの比率は、7:1、6:1、5:1、4:1、3:1、2:1、1:1、1:2、1:3、1:4、1:5、1:6、1:7、1:8、および1:9を含む8:1から1:10の間で異なってもよく、これらは上記値およびこれにより指定される範囲を含む。いくつかの実施形態において、半径R2aは、5から10、5から20、5から10、1から10、1から5、および10から20ミリメートルを含む、1から25ミリメートルの間で異なってもよく、これらは上記値およびこれにより指定される範囲を含み、ここでたとえば、ボトル1の直径(Ldおよび/またはLs)は、30から40、30から50、40から60、50から70、60から80、40から190、50から180、60から170、70から160、80から150、90から140、100から130、および110から120ミリメートルを含む30から200ミリメートルの間で異なってもよく、これらは上記値およびこれにより指定される範囲を含む。ボトル径に対する半径R2aの比率は、1:10、1:20、1:30、1:40、1:50、1:60、1:70、1:80、1:90、1:100、1:120、1:130、1:140、1:150、1:160、1:170、1:180、1:190を含む1:1から1:200の間で異なってもよく、これらは上記値およびこれにより指定される範囲を含む。上記の範囲および/または比率は例として提供されたものである。いくつかの実施形態において、たとえばバレル型容器などで、ストラップリブ40aの半径および/またはボトルまたはその他のタイプの容器の直径は、上述の範囲および/または比率を超える可能性がある。
【0077】
いくつかの実施形態において、半径R1aおよび/または半径R2aは、比較的大きいかまたは無限大である。言い換えると、ストラップリブ40aは、ベース末端56aから側壁末端42aまで直線または略直線であってもよい。直線ストラップリブは、より高い圧力に耐えることができる。ストラップリブに1つ以上の半径を有する曲率を付けることで、耐圧性を低下させる可能性のある、ボトルのブロー不良を防止するのに役立つようブロープロセスを改善することができる。いくつかの実施形態において、ストラップリブ40aは、たとえば図19を参照して説明されるように、湾曲部分と直線部分との組み合わせである。
【0078】
いくつかの実施形態において、半径R1aから半径R2aへの推移(または2つより多い半径を有するストラップリブの1つより多い推移)は、ストラップリブ40aに沿ってどこでも生じる可能性がある。図18に示されるように、半径R1aから半径R2aへの推移41aは、高さH1aで生じてもよい。いくつかの実施形態において、高さH1aは、10から25および15から20を含む5から30ミリメートルの間で異なってもよく、これらは上記値およびこれにより指定される範囲を含み、ここでたとえばボトル1の高さは、80から290、90から270、100から260、110から250、120から240、130から230、140から220、150から210、160から200、170から190を含む65から300ミリメートルの間で異なってもよく、これらは上記値およびこれにより指定される範囲を含む。ボトル高さに対する高さH1aの比率は、1:4、1:5、1:6、1:7、1:8、1:9、1:10、1:11、1:12、1:13、1:14、1:15、1:20、1:25、1:30、1:40、1:45、1:50、および1:55を含む1:3から1:60の間で異なってもよく、これらは上記値およびこれにより指定される範囲を含む。上記の範囲および/または比率は例として提供されたものである。いくつかの実施形態において、たとえばバレル型容器などで、高さH1aおよび/またはボトルまたはその他のタイプの容器の高さは、上述の範囲および/または比率を超える可能性がある。
【0079】
図19は、図17に示されるようなベース24bの実施形態の中心軸25に沿った断面図を示す。図19に示されるように、ベース24bは、ボトル1の側壁に向かって角度θ1bで(ボトル1のベース24aの載置面に対して)上向きの立ち上がり斜面を伴って側壁末端56bから開始する、ストラップリブ40bを有する。言い換えると、ストラップリブ40aは、ボトル1の側壁に接続するために上向きに進む前に、載置面に向かって進んだりこれに近づいたりはしない。ボトル1の側壁に向かう載置面に対するストラップリブ40aの角度θ1bでの即時または略即時上向き/立ち上がり斜面は、内圧によるゲート52およびドーム54の屈曲を抑制するのに役立つ。本明細書で説明されるような側壁末端42bにおけるボトル1の側壁との接続と組み合わせられた、角度θ1bでの上向き/立ち上がり斜面は、内圧によるゲート52およびドーム54の屈曲を抑制するのにさらに役立つ。いくつかの実施形態において、角度θ1bは、最初はゼロであり、ストラップリブがベース末端56bから側壁末端42bに向かって離れるように進むにつれて、半径R1bに沿ってプラスに増加してもよい。いくつかの実施形態において、ベース末端56bから始まる角度θ1bが大きいほど、耐圧性が大きくなる。いくつかの実施形態において、角度θ1bは、5から50、10から55、15から50、20から45、25から35、20から30を含み、最大45まで、40まで、35まで、30まで、25まで、および20までを含む、0から60度までの間で異なってもよく、これらは上記値およびこれにより指定される範囲を含む。いくつかの実施形態において、本明細書に開示される特徴および機能の範囲から逸脱することなく、角度θ1bは最初は負であってもよく、本明細書で説明されるように、ベース末端56bからストラップリブ40bを側壁末端に向かって湾曲させるストラップリブ40bの半径(湾曲)を有する。
【0080】
ストラップリブ40bは、1つ以上の半径に沿って、ベース末端56bから側壁末端42bまで延在する。図19に示されるように、ストラップリブ40bは、ベース末端56aから半径R1bで延在し、ベースリブ22を通じて半径R2bまで推移41bし、その後直線部分45への推移43bが続き、そして本明細書で説明されるような第一浅型リブ6aで、その近くで、またはその中で側壁末端42bにおいて終端してもよい。いくつかの実施形態において、半径R1bは、25から80、30から70、35から65、40から60、45から55を含む20から85ミリメートルまでの間で異なってもよく、これらは50ミリメートルを含み、上記値およびこれにより指定される範囲を含み、ここでたとえば、ボトル1の直径(Ldおよび/またはLs)は、30から40、30から50、40から60、50から70、60から80、40から190、50から180、60から170、70から160、80から150、90から140、100から130、および110から120ミリメートルを含む30から200ミリメートルの間で異なってもよく、これらは上記値およびこれにより指定される範囲を含む。ボトル径に対する半径R1bの比率は、8:1、7:1、6:1、5:1、4:1、3:1、2:1、1:1、1:2、1:3、1:4、1:5、1:6、1:7、1:8、および1:9を含む9:1から1:10の間で異なってもよく、これらは上記値およびこれにより指定される範囲を含む。いくつかの実施形態において、半径R2bは、5から25、5から20、5から10、1から10、および10から20ミリメートルを含む0から30ミリメートルの間で異なってもよく、上記値およびこれにより指定される範囲を含み、ここでたとえば、ボトル1の直径(Ldおよび/またはLs)は、30から40、30から50、40から60、50から70、60から80、40から190、50から180、60から170、70から160、80から150、90から140、100から130、および110から120ミリメートルを含む30から200ミリメートルの間で異なってもよく、これらは上記値およびこれにより指定される範囲を含む。ボトル径に対する半径R2bの比率は、1:10、1:20、1:30、1:40、1:50、1:60、1:70、1:80、1:90、1:100、1:120、1:130、1:140、1:150、1:160、1:170、1:180、1:190を含む1:1から1:200の間で異なってもよく、これらは上記値およびこれにより指定される範囲を含み、あるいはゼロである半径R2bで無限大であってもよい。上記の範囲は例として提供されたものである。いくつかの実施形態において、たとえばバレル型容器などで、ストラップリブの半径および/またはボトルまたはその他のタイプの容器の直径は、上述の範囲および/または比率を超える可能性がある。
【0081】
いくつかの実施形態において、半径R1bおよび/または半径R2bは、比較的大きいかまたは無限大である。言い換えると、ストラップリブ40bは、ベース末端56bから側壁末端42bまで直線または略直線であってもよい。直線ストラップリブは、より高い圧力に耐えることができる。ストラップリブに1つ以上の半径を有する曲率を付けることで、耐圧性を低下させる可能性のある、ボトルのブロー不良を防止するのに役立つようブロープロセスを改善することができる。いくつかの実施形態において、ストラップリブ40bは、本明細書で説明されたようにベース側壁末端42bからベース末端56bまでの範囲にストラップリブ40bに沿って配置された、1つより多い直線部分45を有する。直線部分45は、ストラップリブ40bの湾曲部分および/またはその他の直線部分と接続するように配置されることが可能である。直線部分45は、側壁末端42bからベース末端56bまでのストラップリブ40bの実質的に全長を含む、いずれの長さであってもよい。
【0082】
いくつかの実施形態において、半径R1bから半径R2bへの推移41b(または2つより多い半径を有するストラップリブの1つより多い推移)は、ストラップリブ40bに沿ってどこでも生じる可能性がある。図19に示されるように、半径R1bから半径R2bへの推移41bは、高さH1bで生じてもよい。いくつかの実施形態において、高さH1bは、10から30、15から25、および15から20を含む5から35ミリメートルの間で異なってもよく、これらは上記値およびこれにより指定される範囲を含み、ここでたとえばボトル1の高さは、80から290、90から270、100から260、110から250、120から240、130から230、140から220、150から210、160から200、170から190を含む65から300ミリメートルの間で異なってもよく、これらは上記値およびこれにより指定される範囲を含む。ボトル高さに対する高さH1bの比率は、1:3、1:4、1:5、1:6、1:7、1:8、1:9、1:10、1:11、1:12、1:13、1:14、1:15、1:20、1:25、1:30、1:40、1:45、1:50、および1:55を含む1:2から1:60の間で異なってもよく、これらは上記値およびこれにより指定される範囲を含む。上記の範囲および/または比率は例として提供されたものである。いくつかの実施形態において、たとえばバレル型容器などで、高さH1bおよび/またはボトルまたはその他のタイプの容器の高さは、上述の範囲および/または比率を超える可能性がある。
【0083】
いくつかの実施形態において、半径R2b(またはいくつかの実施形態においてR1b)から直線部分45への推移43bは、ストラップリブ40bに沿ってどこでも生じる可能性がある。図19に示されるように、半径R2b(またはいくつかの実施形態においてR2b)から直線部分45への推移は、高さH2bで生じてもよい。いくつかの実施形態において、高さH2bは、15から55、20から50、25から45、および30から40を含む10から60ミリメートルの間で異なってもよく、これらは上記値およびこれにより指定される範囲を含み、ここでたとえばボトル1の高さは、80から290、90から270、100から260、110から250、120から240、130から230、140から220、150から210、160から200、170から190を含む65から300ミリメートルの間で異なってもよく、これらは上記値およびこれにより指定される範囲を含む。ボトル高さに対する高さH2bの比率は、1:3、1:4、1:5、1:6、1:7、1:8、1:9、1:10、1:11、1:12、1:13、1:14、1:15、1:20、1:25、1:30、1:40、1:45、1:50、および1:55を含む1:2から1:60の間で異なってもよく、これらは上記値およびこれにより指定される範囲を含む。いくつかの実施形態において、直線部分45は、ボトル側壁(または中心軸)に対して角度θ2bで半径R2bからまっすぐにボトル1の側壁内に向かって延在してもよい。角度θ2bは、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、および14度を含む0から15度の間で異なってもよく、これらは上記値およびこれにより指定される範囲を含む。上記の範囲および/または比率は例として提供されたものである。いくつかの実施形態において、たとえばバレル型容器などで、高さH2bおよび/またはボトルまたはその他のタイプの容器の高さは、上述の範囲および/または比率を超える可能性がある。
【0084】
図20は、図18および図19に示されるような、重ね合せたベース24a、24bの実施形態の中心軸25に沿った断面図を示す。具体的には図18および図19を参照して、本明細書で説明されるように、ストラップリブ40a、40bのいずれも、ボトル1の側壁に向かって上向きに傾斜する正の角度で、ベース末端56a、56bからのドーム54および/またはゲート52から延在している。図20に示されるように、ボトル側壁までさらに延在するストラップリブ40bは、ストラップリブ40aの上向きの正の角度と比較してボトル側壁に向かって上向きのより大きい正の角度で、ベース末端56a、56bから側壁末端42bまで延在してもよい。ストラップリブ40bは、本明細書で説明されるようにボトル側壁までさらに延在するために、ストラップリブ40aのR1aの曲率半径よりも大きい曲率半径R1bを有する。
【0085】
図21は、ボトル3の実施形態の上方斜視図を示す。ボトル3は、4つの壁を有する実質的に方形のボトルである。ボトル3の4つのコーナーは、使いやすさおよびブローのしやすさのために丸みを付けてある。ボトル3は、握持部分8まで延在するベース24eを有する。握持部分8は、複数の握持部分リブ3b(すなわち、側壁リブ)を備える。図21に示されるように、握持部分リブ3b(握持部分8内に配置されている)は、深型リブ2cから以下でさらに詳しく説明される平坦化および/または浅型リブ6cまでリブを分離または推移させることによって、深さを変化させてもよい。
【0086】
図21を参照すると、ラベル部分10は握持部分8に接続されており、1つ以上のラベルパネルリブ20b(すなわち、側壁リブ)を備える。ラベルパネル部分10はショルダ18に向かって推移し、これはベル16に接続する。ベル16は、スカラップ(図示されるものを含む)またはその他の設計特徴を含んでもよく、これは平滑であって全体的に装飾されていなくてもよい。ベル16はネック14に接続し、これはボトル口12に接続している。ラベル部分10から、ベル16はネック14およびボトル口12まで、中心軸25に対して上向きおよび半径方向内向きに延びる。ボトル口12は、ボトル3の中に内容物を封止するための栓を受容するようになっていてもよい。ボトル口12は、飲料および/またはその他の内容物を収容するためのボトル3の内部につながる開口11を画定する。内部は、ボトル口12、ネック14、ベル16、ショルダ18、ラベル部分10、握持部分8、またはベース24eのうちの少なくとも1つとして画定されることが可能である。
【0087】
ベース24eとベル16との間に握持部分8およびラベル部分10を備え、ボトル3の内部の少なくとも一部を画定するために実質的に中心軸25に沿って延在する実質的に垂直な壁(または側壁)は、ボトル3の側壁と見なされることが可能である。いくつかの実施形態において、側壁は、ベル16、ショルダ18、および/またはベース24eを含んでもよい。側壁の外周は、内部の中心軸25に対して実質的に直角である。側壁は、ボトル3の内部の少なくとも一部を画定する。ボトル口12、ネック14、ベル16、ショルダ18、ラベル部分10、握持部分8、およびベース24eは各々、その部分に対応するそれぞれの外周または円周(中心軸25に対して実質的に直角)を画定することができる。たとえば、ラベル部分10はラベル部分外周を有する。別の例として、握持部分8は握持部分外周を有する。
【0088】
図21に示される実施形態において、握持部分リブ3bの各々は、中型セクションへ、そして平坦化および/または浅型リブ6cセクションへ推移する、深型リブ2cセクションを備える。図21が示すように、ラベルパネルリブ20bの各々は、中型セクションへ、そして平坦化および/または浅型リブ6dセクションへ推移する、深型リブ2dセクションを備えてもよい。変化する深度握持部分リブ3bは、深型リブ2cセクションから中型リブ/セクションへ、そして平坦化および/または浅型リブ6bセクションへ推移する。変化する深度ラベルパネルリブ20bは、深型リブ2dから中型リブ/セクションへ、そして平坦化および/または浅型リブ6dへ推移する。1つ以上の平坦化および/または浅型リブ6c、6dは、図21に示されるように複数の平坦化および/または浅型リブ6c、6dがボトル3の垂直軸または中心軸25に沿って実質的に垂直に並ぶ部分に、陥凹コラム7cの同等物を形成する。複数の深型リブ2c、2dは、図21に示されるようにボトル3の垂直軸または中心軸25に沿って実質的に垂直に並ぶ。
【0089】
いくつかの実施形態において、ラベルパネルリブ20bの平坦化および/または浅型リブ6dは、ラベル部分10が1組の陥凹コラムを有し、握持部分8がもう1組の陥凹コラムを有するように、握持部分リブ3bの平坦化および/または浅型リブ6aと垂直にずれている。このため、ラベル部分10の陥凹コラムは、握持部分8の陥凹コラムから垂直にずれていてもよい。いくつかの実施形態において、ボトル3は、握持部分8のみ、またはラベルパネル部分10のみに陥凹コラムを有することができる。
【0090】
4つの並んだ平坦化および/または浅型リブ6a、6bを有する図示される実施形態において、ボトルはそれぞれ方形ボトルの各平坦壁に4つの陥凹コラム7cを有する。4つの陥凹コラム7cは、ボトル3の外周の周りで均等に離間していてもよく、互いに対してボトル3の反対側に位置していてもよい。4つの均等に離間した陥凹コラム7cを用いると、陥凹コラム7cはボトル3外周の周りで90度ずつ離間することになる。4つの陥凹コラム7cは、ボトル3の側壁の平坦部分に配置されている。垂直軸または中心軸25に沿って実質的に垂直に並ぶ平坦化および/または浅型リブ6c、6dの数を増加または減少させることによって、ボトル3の設計にいくつの陥凹コラム7cが組み込まれてもよい。たとえばボトルは、2、3、4、5、6、7、8、または9つの陥凹コラム7cを含む1から10までの、上記値およびこれにより指定される範囲を含む数の陥凹コラム7cを有してもよい。陥凹コラム7cを形成する平坦化および/または浅型リブ6c、6dの集合は、本明細書で説明されるように、傾倒、荷重圧壊、および/または伸長への耐性を提供する。陥凹コラム7cは、結果的な接線力または圧縮力を壁に沿ってベース24eに伝達し、ボトル3の剛性を高める。
【0091】
方形ボトルの形状は、4つのコーナーを有することによって、ボトル3のフープ強度を増大する。握持部分リブ3bおよびラベルパネルリブ20bの深型リブ2c、2dは、付加的なフープ強度を提供することによって、フープ強度を補完することができる。図22に示されるように、深型リブ2c、2dは、ボトル3の側壁のコーナーに配置されてもよい。コーナーにおいて、深型リブ2c、2dは、ボトル3の平坦側壁部分の屈曲を抑制することができる。平坦側壁部分は膜の役割を果たしてもよく、ボトル3の内部加圧の下で半径方向外向きに屈曲する。ボトル3のコーナーに配置された深型リブ2c、2dは、内圧による変形を抑制するために、本明細書で説明されるような水平ストラップリブとして機能する。コーナーに配置された深型リブ2c、2dはまた、たとえばユーザがボトルを握持することなどによる、外部の応力および/または力からの壁の平坦部分の半径方向内向き屈曲も抑制することができる。深型リブ2c、2dは、ボトル3の内部加圧があってもなくても平坦側壁部分の内向き屈曲を抑制することができる。このため、深型リブ2c、2dは、方形ボトル3の円形化を防止するのに役立つことができる。
【0092】
ベースリブ22、握持部分リブ3b、および/またはラベルパネルリブ20bを含むリブの数は、10センチメートル当たり1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、または29個のリブを含む、たとえば握持部分8および/またはラベルパネル部分10など、ただしこれらに限定されない、ボトルのいずれかのリブを含む部分の10センチメートル当たり1から30個までの、上記値およびこれにより指定される範囲を含む数のリブの間で異なってもよい。リブの数を測定するために使用される上述の10センチメートルのセクションは、実際に10センチメートルの長さである必要はない。むしろ10センチメートルは、リブの数の比率を提供するために、説明的に使用されている。
【0093】
図22は、ボトル3の実施形態の側面図を示す。図22に示されるように、握持部分リブ3bはボトル3の外周の周りで角付けされてもよい。ラベルパネルリブ20bは、ボトル3の外周の周りで直線的であってもよい。ベース24eはストラップリブ40eを有する。ストラップリブ40eは、本明細書で説明されるようにボトル3の側壁に沿って、またはベース24eからボトル3の側壁までの推移でまたはその近くで終端する、側壁末端42eを有する。ベース24eは荷重リブ44eを有する。図22に示されるように、ベース24eは、1つのストラップリブ40aにつき1つの荷重リブ44aを有することができる。いくつかの実施形態において、ベース24eは、2つのストラップリブ40aの間に2、3、4、および5つの荷重リブ44aを有することができる。荷重リブ44eは、ベース24eで、あるいはベース24eからボトル3の側壁までの推移でまたはその近くで終端する、側壁末端43eを有する。図22に示されるように、荷重リブ44eの側壁末端43eは、中心軸25に沿ってストラップリブ40eの側壁末端42eよりも垂直方向に低くてもよい。いくつかの実施形態において、荷重リブ44eの側壁末端43eは、ストラップリブ40eの側壁末端42eと同じ高さでボトル3の側壁に沿って終端してもよい。ベース42eは、ストラップリブ40eと荷重リブ44eとの間に形成された足45eを有する。
【0094】
ストラップリブ40eは、本明細書で説明されるように、ストラップリブ44eよりも比較的大きく深い。図22に示されるように、ストラップベースリブ40eは、陥凹コラム7cと垂直に位置合わせされてもよい。ボトル3が4つの陥凹コラム7cを有する場合、ベース24eは4つのストラップリブ40eを有することができる。ストラップリブ40eは、ボトル1の円周の周りで均等に離間している。均等に離間した4つのストラップリブ40eを用いると、ストラップリブ40eはボトル円周の周りで90度ごとに配置される。荷重リブ44eは、陥凹コラム7cの間で握持部分リブ3bと垂直に位置合わせすることができる。図22に示されるように、荷重リブ44eは、深型リブ6c、6dと垂直に位置合わせされてもよい。いくつかの実施形態において、ストラップリブ40eは、陥凹コラム7cと垂直にずれていてもよい。いくつかの実施形態において、ストラップリブ40eは、ボトル円周の周りで均等に離間していてもよい。いくつかの実施形態において、ベース24aは、陥凹コラム7eの数よりも多いかまたは少ないストラップリブ40aを有してもよい。
【0095】
ストラップリブ40eの側壁末端42eは、実質的に陥凹コラム7cの中心(浅型および/または平坦化リブ2c、2dの中心点)に、垂直に位置合わせまたは指向する。図22に示されるように、ストラップリブ40eは、側面から俯瞰で見ると、陥凹46eを形成する。ストラップリブ40eは、本明細書で説明されるように、実質的にベース24eの中心部分から(中心軸25から)延在することができる。ストラップリブ40eは、側壁の陥凹コラム7cからベース24eの中心部分までの間でストラップの役割を果たすことができる。図22に示されるように、ストラップリブ40eは、足45eの垂直レベルまで進むことなく、ボトル3の側壁からベース24aの中心までの、より直接的で短い経路を提供する。本明細書で説明されるように、こうしてストラップリブ40eは、比較的耐圧性の高いベース24eを提供する。ストラップリブ40eは、陥凹コラム7cを含む側壁と、ベース24eの中心部分との間に、力および応力のリンクを提供する。
【0096】
図23は、ベース24eの実施形態の下方斜視図を示す。ベース24eは、本明細書で説明されるように、ストラップリブ40eおよび荷重リブ44eを有する。ベース24eはゲート52を有する。図22に示されるように、ベース24eはドーム54を有してもよい。ストラップリブ40eは、ドーム54で、その近くで、またはその中で終端する、ベース末端56eを有する。ストラップリブ40eは、このストラップリブ40eをベース24eの一部およびベース24aの足45eに接続する、花弁壁(すなわち谷壁)48eを有する。花弁壁48eは、ベース24eおよび足45eの中に向かって平滑に漸進的に推移する。平滑で漸進的な推移は、ボトル1のより多くの球形の特徴が内圧により良く適応できるので、花弁壁48eに、またはその近くに耐内圧性を提供する。ストラップリブ40aは、本明細書で説明されるような応力伝達および耐圧性を提供するために、荷重リブ58eよりもベース24e内で比較的深い。
【0097】
荷重リブ44eは、ドーム54で、またはその近くで終端する、ベース末端58eを有する。図22に示されるように、荷重リブ44eのベース末端58eは、ストラップリブ40eのベース末端56eの手前で終端してもよい。荷重リブ44eのベース末端58eは、ドーム54に到達する前にベース24eの壁部分で終端してもよい。荷重リブ44eは、ストラップリブ40eと比較して浅い。図22に示されるように、荷重リブ44eは、ストラップリブ40aを参照して本明細書で説明されるのと類似の花弁51e特徴を有してもよい。荷重リブ44eの花弁51eは、荷重リブ44eがほとんど外部の圧力または力に耐えるように設計されているのに対して、ストラップリブ40eはほとんど内圧に耐えるように設計されているので、ストラップリブ40eの花弁48eよりも比較的小さくてもよい。荷重リブ44eからベース24eおよび足45eへの推移は、ストラップリブ40e、および具体的には花弁48eと比較して、より急峻または急激である。急峻な推移は、耐外部応力性を提供する。梱包、出荷、および/または取り扱いの間にボトル3に上荷重がかかったとき、荷重リブ44eの急激な推移は、たとえばベース24eの完全性および形状を維持することによって、本明細書で説明されるような曲がりおよび/または傾倒に耐えるのに役立つ。
【0098】
急激な推移は、ベース24eの足45e内への高速推移を提供する。高速推移は、比較的大きい足45eに利用可能なベース24eのより大きい領域まで延びている。本明細書で説明され、図22に示されるような平坦足ベース24eのより大きい足45eは、より大きい樹脂接触面積に載置面を提供する。より多くの樹脂が載置面に接触することで、ベース24eのより良い耐摩耗性および安定性を提供する。
【0099】
図22に示されるように、花弁壁48eは、花弁48eから足45eへの推移と比較して、より急峻または急激にストラップリブ40eの中に向かって推移してもよい。ストラップリブ40e自体での急激な推移は、本明細書で説明されるような内圧によって屈曲に耐えるかまたはこれを抑制するために、ストラップリブ40eにより大きな剛性を提供してもよい。
【0100】
図24は、ベース24eの実施形態の底面図を示す。図22に示されるようにストラップリブ44eは、本明細書で説明されるように、実質的に方形ボトル3の平坦側壁セグメントの中間部分に沿って、耐性ストラップまたはバンド9e(図25)を提供するために位置合わせしてもよい。4つのストラップリブ44eは、側壁の平坦部分に沿って方形ボトル3の円形化を防止するのに役立つように、側壁コーナーの深型リブ2c、2dを補完する。
【0101】
図25は、図22に示されるようなボトル3の実施形態の中心軸25に沿った断面図を示す。図25に示されるように、平坦リブまたは陥凹コラム7eは、別の陥凹コラム7eのボトル外周の反対側に位置している。いくつかの実施形態において、ベース24の直径Ldは、ボトル3のその他いずれかの直径よりも、0.6、0.7、0.8、0.9、1、1.1、1.2、1.3、1.4、1.5、1.6、1.7、1.8、または1.9ミリメートルなど0.5から2ミリメートルだけ大きく、これらは上記値およびこれにより指定される範囲を含む。ボトル3の最大直径がLdである実施形態において、ボトル3は、生産ラインおよび/または梱包においてその他の略類似ボトルとの、ベース24eのみにおける単一の接触点を有する。さらに、ベース24eの直径Ldが大きいほど、ベース24eに何らかの損傷があるときの安定性を向上させることができる。図22に示されるように、ショルダ18における直径Lsは直径Ldと等しくてもよく、これにより、生産ラインおよび/または梱包において、別の略類似ボトルとの、ショルダ18およびベース24eにおける2つの接触点を提供する。いくつかの実施形態において、ボトル3のいずれかの部分の直径は変化するが、ここで最大直径は、生産ラインおよび/または梱包における接触点を形成する。ボトルは、単一の接触点、または複数の接触点のいずれかを有してもよい。
【0102】
図22に示されるように、ストラップリブ40eは、陥凹コラム7eと垂直に位置合わせしてもよい。ストラップリブ40eおよび陥凹コラム7eの組み合わせは、ボトル3の片側のラベル部分10の上部分または陥凹コラム7eの上部分からベース24eまで、およびベース24eに沿ってゲート52を通じてボトル3の反対側のラベル部分10の上部分または陥凹コラム7eの上部分まで実質的に延在する、耐圧バンド9eを形成することができる。耐圧バンド9eは、たとえば本明細書で説明されるような伸長、側壁屈曲、および/またはベースロールアウトを抑制するために、実質的にボトル3のベース24eおよび側壁に、耐内圧性を提供する。言い換えると、耐圧バンド9eは、本明細書で説明されるような、およびボトル3の長手方向外周と通じて実質的に連続的に(側壁における中心軸25に沿っておよびベース24eの中心軸を通じて)、耐圧性を提供するために、ボトル3の片側のラベル部分10の上部分から、ボトル3の片側の側壁を下ってゲート52を通り、ボトル3の反対側の側壁を上ってボトル3の反対側のラベル部分10の上部分まで延在する。
【0103】
図26は、ボトル1、3の圧力の増加を伴う、lbf.単位の上荷重耐性の増加を示す、表およびグラフである。最大上荷重は特定ボトルについて13%増加し、最小上荷重は特定ボトルについて11%増加しており、平均増加は6%である。グラフのy軸は、lbf.単位でボトルに印加される上荷重圧力を示す。グラフのx軸は、対応する上荷重加圧下のボトルの変位性能を示す。曲線60は、ボトル内部の通常圧力または加圧下でのボトルの上荷重性能を示す。曲線62は、ボトル内部の通常低い圧力または無加圧下でのボトルの上荷重性能を示す。グラフは、より硬いボトルの初期性能(最大約50、40、および30lbf.(それぞれ222、178、133ニュートン))、ならびに本明細書に開示されたいくつかのボトル実施形態の反転不良の遅延(約50、40、および30lbf.(それぞれ222、178、133ニュートン))を示している。性能改善は、いくつかの実施形態でより大きくなっている。グラフに示される力および/または圧力において、ボトルが示す恒久的変形は最小限またはゼロである。ボトルは、変形力が解放された後に所望の形状に回復する。これは、たとえば倉庫または輸送路などで、梱包、出荷、および/または取り扱いの間の粗雑な扱いにおいて有益である。
【0104】
図27を参照すると、ベル16は、ボトル口12の垂直壁からベル16の下向き傾斜壁まで測定したときに、様々なベル角度26を有してもよい。ベル角度26は、122、125、127、130、132、135、137、140、142、145、147、150、152、155、157、160、162、165、167、170、または172度を含む120から175度まで異なり、上記値およびこれにより指定される範囲を含む、鈍角であってもよい。θ2で表されるベル角度26は、θ1で表されるベル角度26よりも大きい。θ2ベル角度26を有するベル16の壁は、θ1ベル角度26を有するベル16の壁よりも急峻である。より急峻なベル16の壁は、同じかまたはより薄いベル16の壁厚を維持しながら、ボトル1の上荷重能力を増加させることができる。より急峻なベル角度26は、ブロー成形プロセスの間に(あまり急峻ではない角度と比較して)より急速にプリフォームの樹脂がプリフォーム金型に接触するのに役立つ。樹脂がプリフォーム金型に急速に接触すると、より多くの樹脂が早く硬化してボトルの側壁内に残り、より厚い側壁をもたらす。厚い側壁は、本明細書で説明されるように、上荷重および圧力に対する耐性の向上に役立つことができる。
【0105】
図28を参照すると、ボトル1の実施形態は、軽量ボトルを形成するために、薄肉ボトル口12および薄肉ネック14を有するプリフォーム38を使用してもよい。薄肉ネック14は、有効な軽量ボトルをブロー成形する能力を向上させる。薄肉ネック14は、ボトルの臨界寸法を保護して生産ブロープロセスを安定化させるのに役立つ特徴である。薄肉ネック14はまた、所望の機械的性能を実現しながらより少ない樹脂を利用することが可能であり、産業による石油製品の使用量の減少を招く。プリフォーム38の薄肉ネック14は、上記で説明されたように、より大きいベル角度26および/またはより急峻なベル16壁を有するボトル1を形成するのに役立つことができる。やはり上記で説明されたように、より急峻であるが比較的薄いベル16壁はより大きい上荷重力を支えることができ、これは陥凹コラムを介してベース24に伝達されることが可能である。このため、本明細書に開示される実施形態は、同じかまたは少ない量の樹脂を使用しながら、損傷したときであってもより大きい上荷重力に耐えるために、より厚いベース24設計および/またはより厚い側壁設計を組み込んでもよい。より厚いベース24および/またはより厚い側壁の実現は、薄肉ネック14および薄肉ベル16壁の支援を受けている。
【0106】
上記で開示された実施形態の特定の特徴および態様の、様々な組み合わせおよび部分的組み合わせがなされてもよく、これらはまだ本発明のうちの1つ以上の範囲内であると見なされる。さらに、一実施形態に関連するいずれか特定の特徴、態様、方法、性格、特性、性質、属性、要素などの本明細書における開示は、本明細書に明記されるその他すべての実施形態で使用されることが可能である。したがって、開示される実施形態の様々な特徴および態様は、開示される発明の様々なモードを形成するために、互いに組み合わせまたは置き換えられてもよいことは、理解されるべきである。このため、本明細書で開示された本発明の範囲は、上記特定の開示された実施形態によって限定されるべきではないと意図される。また、本発明は様々な変形例、および代替形態の影響を受けやすいが、その具体例は図面に示されており、本明細書に詳細に記載されている。しかしながら、本発明は開示された特定の形態または方法に限定されるものではなく、その反対に本発明は、記載された様々な実施形態および添付請求項の精神および範囲に含まれるすべての変形例、同等例、および代替例を網羅することが、理解されるべきである。本明細書に開示されるいずれの方法も、列挙された順序で実行される必要はない。本明細書に開示される方法は、熟練者によって行われる特定の操作を含む;しかしながら、これらはまた明確にまたは暗示的に、これらの操作のいずれの第三者による指示も含むことができる。たとえば、「サスペンションラインを舌部のベースに通す」などの操作は、「舌部のベースを通じてサスペンションラインの通過を指示する」を含む。これら図示されたアーキテクチャは例示に過ぎず、実際には同じ機能性を実現するその他多くのアーキテクチャが実施可能であることは、理解されるべきである。概念的な意味において、同じ機能性を実現するための構成要素のいずれの配置も、所望の機能性が実現されるように効果的に「関連付け」されている。ゆえに、特定の機能性を実現するために組み合わせられた本明細書のいずれか2つの構成要素は、アーキテクチャまたは中間構成要素とは無関係に、所望の機能性が実現されるように、互いに「関連付け」されていると見なされることが可能である。本明細書に開示される範囲はまた、これらのあらゆる重複、小範囲、および組み合わせを網羅する。「最大」、「少なくとも」、「より多い」、「より少ない」、「間」などの言葉は、列挙された数値を含む。本明細書において使用される「およそ」、「約」、および「実質的に」などの用語が先行する数値は列挙された数値を含み、所望の機能を実行するかまたは所望の結果を達成する、言及された量に近い量も表す。たとえば、用語「およそ」、「約」、および「実質的に」は、言及された量の10%以内、5%以内、1%以内、0.1%以内、および0.01%以内の量を意味してもよい。
【0107】
本明細書における実質的にいずれか複数形および/または単数形の用語の使用に関して、当業者は、文脈および/または用途に適切なように、適宜複数形から単数形に、および/または単数形から複数形に変換することができる。様々な単数形/複数形の置換は、明瞭さのために本明細書に明確に提示されてもよい。
【0108】
一般的に、本明細書で使用される用語は、通常は「非限定」用語であることが、当業者によって理解されるだろう(たとえば、用語「including(含む)」は「・・・を含むがこれに限定されない」と解釈されるべきであり、用語「having(有する)」は「少なくとも・・・を有する」と解釈されるべきであり、用語「includes(含む)」は「・・・を含むがこれに限定されない」と解釈されるべきである、など)。紹介された実施形態に列挙された特定の数値が意図される場合、このような意図は実施形態において明確に列挙されるものであり、このような列挙が不在の場合にはそのような意図は存在しないことは、当業者によってさらに理解されるだろう。たとえば、理解を助けるものとして、以下の開示は、実施形態の列挙を紹介するための、紹介フレーズ「少なくとも1つの」および「1つ以上の」の使用を包含してもよい。しかしながら、同じ実施形態が紹介フレーズ「1つ以上の」または「少なくとも1つの」および「a」または「an」などの不定冠詞を含む場合であっても、このようなフレーズの使用は、不定冠詞「a」または「an」による実施形態列挙の紹介が、このような紹介された実施形態列挙を包含するいずれか特定の実施形態を、このような列挙の1つのみを包含する実施形態に限定することを暗示するように解釈されるべきではない(たとえば、「a」および/または「an」は通常、「少なくとも1つの」または「1つ以上の」を意味するように解釈されるべきである);実施形態列挙を紹介するために使用される定冠詞の使用についても、同じことが当てはまる。加えて、特定の数の導入実施形態列挙が明確に列挙されたとしても、当業者は、このような列挙が通常は少なくとも列挙された数を意味すると解釈されるべきであることを、認識するだろう(たとえば、他の修飾語を伴わない「2つの列挙」のみの列挙は通常、少なくとも2つの列挙、または2つ以上の列挙を意味する)。さらに、「A、B、およびCのうちの少なくとも1つ」または「A、B、またはCのうちの1つ」と類似の慣習が用いられる例において、一般的にこのような構造は、当業者が慣習を理解するような意味で意図される(たとえば、「A、B、およびCのうちの少なくとも1つ(またはA、B、またはCのうちの1つ)を有するシステム」は、Aのみ、Bのみ、Cのみ、AおよびBを一緒に、AおよびCを一緒に、BおよびCを一緒に、および/またはA、B、およびCを一緒に有するシステムなどを含むが、これらに限定されるものではない)。「A、B、またはCなどのうちの少なくとも1つ」と類似の慣習が用いられる例において、一般的にこのような構造は、当業者が監修を理解するような意味で意図される(たとえば、「A、B、またはCのうちの少なくとも1つを有するシステム」はAのみ、Bのみ、Cのみ、AおよびBを一緒に、AおよびCを一緒に、BおよびCを一緒に、および/またはA、B、およびCを一緒に有するシステムなどを含むが、これらに限定されるものではない)。明細書、実施形態、または図面のいずれであっても、2つ以上の代替用語を表す事実上いずれかの離接語および/または離接フレーズは、用語のうちの1つ、いずれかの用語、または両方の用語を含む可能性を考慮するように理解されるべきであることは、当業者によってさらに理解されるだろう。たとえば、フレーズ「AまたはB」は、「A」または「B」または「AおよびB」の可能性を含むように理解される。
【0109】
様々な態様および実施形態が本明細書に開示されてきたが、その他の態様および実施形態も、当業者にとって著明となるだろう。本明細書に開示される様々な態様および実施形態は、説明目的のためであり、限定的に意図されるものではない。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8A
図8B
図9
図10
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図16A
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