特許第6321168号(P6321168)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6321168センサを備えたガイドワイヤーのためのセンサ取り付けアセンブリ、並びに関連するデバイス、システム、及び方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6321168
(24)【登録日】2018年4月13日
(45)【発行日】2018年5月9日
(54)【発明の名称】センサを備えたガイドワイヤーのためのセンサ取り付けアセンブリ、並びに関連するデバイス、システム、及び方法
(51)【国際特許分類】
   A61M 25/09 20060101AFI20180423BHJP
   A61M 25/098 20060101ALI20180423BHJP
【FI】
   A61M25/09
   A61M25/098
【請求項の数】14
【全頁数】24
(21)【出願番号】特願2016-532116(P2016-532116)
(86)(22)【出願日】2014年11月24日
(65)【公表番号】特表2016-537117(P2016-537117A)
(43)【公表日】2016年12月1日
(86)【国際出願番号】US2014067116
(87)【国際公開番号】WO2015077702
(87)【国際公開日】20150528
【審査請求日】2017年9月28日
(31)【優先権主張番号】61/907,855
(32)【優先日】2013年11月22日
(33)【優先権主張国】US
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】515122402
【氏名又は名称】ボルケーノ コーポレイション
(74)【代理人】
【識別番号】110001690
【氏名又は名称】特許業務法人M&Sパートナーズ
(72)【発明者】
【氏名】バケット デイビッド エイチ
【審査官】 川島 徹
(56)【参考文献】
【文献】 特表2012−521865(JP,A)
【文献】 米国特許第05873835(US,A)
【文献】 米国特許出願公開第2013/0218032(US,A1)
【文献】 米国特許出願公開第2013/0237864(US,A1)
【文献】 特開平05−344972(JP,A)
【文献】 特表平10−505269(JP,A)
【文献】 特表2008−514308(JP,A)
【文献】 特表2013−534845(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A61M 25/09
A61M 25/098
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
患者を治療するためのガイドワイヤーシステムであって、
ボディの壁を貫通する第1の切り欠きを有する当該ボディを含む内部センサマウントハウジングと、
前記内部センサマウントハウジングに固定された心線と、
前記内部センサマウントハウジングに固定され、当該内部センサマウントハウジング内に配置された、患者の生理学的特性を検出するためのセンサアセンブリであって、前記内部センサマウントハウジングの前記第1の切り欠きによって定められる第1のレール上に取り付けられる、センサアセンブリと、
前記内部センサマウントハウジングの周囲に配置された外部ハウジングであって、前記内部センサマウントハウジングの前記第1の切り欠きと連結する第1の開口部を含む、外部ハウジングと、
前記内部センサマウントハウジング及び前記外部ハウジングのうちの少なくとも1つに固定された近位フレキシブル部材と、
前記内部センサマウントハウジング及び前記外部ハウジングのうちの少なくとも1つに固定された第1の遠位フレキシブル部材と、
前記センサアセンブリに電気結合された少なくとも1つの導体であって、前記内部センサマウントハウジングを越えて近位に伸び、前記近位フレキシブル部材を貫通する、少なくとも1つの導体と
を含む、ガイドワイヤーシステム。
【請求項2】
前記内部センサマウントハウジングは、前記ボディの前記壁を貫通する第2の切り欠きを含む、請求項1に記載のガイドワイヤーシステム。
【請求項3】
前記内部センサマウントハウジングは、前記第1及び第2の切り欠きの間に配置された支持部材を含む、請求項2に記載のガイドワイヤーシステム。
【請求項4】
前記センサアセンブリはさらに、前記内部センサマウントハウジングの前記第2の切り欠きによって定められる第2のレール上に取り付けられる、請求項2に記載のガイドワイヤーシステム。
【請求項5】
前記内部センサマウントハウジングの内部は、半田、接着剤、又はこれらの組み合わせによって定められる取り付け面を含み、前記センサアセンブリは前記取り付け面上に取り付けられる、請求項1に記載のガイドワイヤーシステム。
【請求項6】
前記外部ハウジングは、前記センサアセンブリと前記外部ハウジングの外側の環境との間の流体連結を提供する複数の開口部を含む、請求項1に記載のガイドワイヤーシステム。
【請求項7】
前記内部センサマウントハウジングは、ステンレス鋼から形成される、請求項1に記載のガイドワイヤーシステム。
【請求項8】
前記内部センサマウントハウジング、前記外部ハウジング、及び前記第1の遠位フレキシブル部材のうちの少なくとも1つに固定された第2の遠位フレキシブル部材をさらに含む、請求項1に記載のガイドワイヤーシステム。
【請求項9】
前記近位フレキシブル部材、前記外部ハウジング、前記第1の遠位フレキシブル部材、及び前記第2の遠位フレキシブル部材のうちの少なくとも1つが放射線不透過性材料から形成される、請求項に記載のガイドワイヤーシステム。
【請求項10】
前記外部ハウジング及び前記第1の遠位フレキシブル部材は放射線不透過性材料から形成され、前記第2の遠位フレキシブル部材は放射線透過性材料から形成され、前記第2の遠位フレキシブル部材は前記外部ハウジングと前記第1の遠位フレキシブル部材との間に配置される、請求項に記載のガイドワイヤーシステム。
【請求項11】
前記外部ハウジングは放射線不透過性材料から形成され、前記近位フレキシブル部材は第1のセグメント及び第2のセグメントを含み、前記第2のセグメントは放射線不透過性材料から形成され、前記第1のセグメントは放射線透過性材料から形成され、前記第1のセグメントは前記外部ハウジングと前記第2のセグメントとの間に配置される、請求項に記載のガイドワイヤーシステム。
【請求項12】
前記内部センサマウントハウジングは円筒状である、請求項1に記載のガイドワイヤーシステム。
【請求項13】
前記外部ハウジングは、前記内部センサマウントハウジングの前記第2の切り欠きと連結する第2の開口部をさらに含む、請求項2に記載のガイドワイヤーシステム。
【請求項14】
前記第1及び第2の開口部は、前記センサアセンブリに対して側方に配置される、請求項13に記載のガイドワイヤーシステム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、血管内デバイス、システム、及び方法に関する。一部の側面では、本開示は、内部センサマウント及び外部ハウジングを有するセンサ取り付けアセンブリを含む血管内デバイス、システム、及び方法に関する。
【背景技術】
【0002】
血管形成術の出現とともに、一部の病気又は疾患の治療のために、血管内、特に冠動脈内の圧力測定が行われてきた。従来、このような圧力測定は、通常、対象の冠動脈まで押し進められたカテーテル内に設けられた管腔の近位端において圧力測定を実施することによって行われてきた。しかし、カテーテルをより小さい血管まで、及び動脈硬化巣の遠位側まで進めることが求められようになり、カテーテルの直径が小さくなっていったため、このようなアプローチはあまり有効ではなかった。これは、不正確な圧力測定値を与える、小さい管腔の使用を余儀なくし、最も小さい種類のカテーテルでは、そのような圧力管腔を完全に排除しなければならなかった。さらに、カテーテルは、血流を著しく妨害し、圧力を減ずるほどに十分大きく、結果として、圧力測定が不正確になる。これらの問題を克服するために、ガイドワイヤーの遠位端で使用される超小型圧力センサが提案されている。直径の小さいガイドワイヤーの使用は、血流の乱れを小さくし、よって、正確な圧力測定を提供する。
【0003】
しかしながら、ガイドワイヤー内に小型センサを違いなく配置する製造プロセスは困難であり得る。例えば、そのサイズのため、現在のガイドワイヤー上のセンサは手作業でハウジング切り欠き内に、又は心線沿いに取り付けられている。しかし、センサの光学アラインメントは、組立者が持つ、所与の設計においてセンサを位置合わせする能力に依存する。多くの場合、センサは手作業で配置されるため、センサの位置にはガイドワイヤーごとにいくらかのばらつきがよく存在する。センサが異なる作業者によって位置決め又は配置される場合、ばらつきは悪化し得る。さらに、取り付け後、センサは、後段のガイドワイヤー製造工程中に損傷を負い易い。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
したがって、システム、デバイス、及び方法が手作業で実行される場合であっても、作業者間の一律性を向上させることを可能にする改良されたデバイス、システム、及び方法へのニーズが依然として存在する。また、取り付けられたセンサのさらなるガイドワイヤー製造工程中の損傷を防ぐことが求められている。本開示は、従来技術の1つ又は複数の問題に取り組む。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の実施形態は、センサアセンブリが取り付けられる内部センサマウントと、内部センサマウントを包囲する外部ハウジングとを含むセンサ取り付けアセンブリを有するガイドワイヤーを含む血管内デバイス、システム、及び方法を対象とする。
【0006】
例示的な側面では、本開示は、患者を治療するためのガイドワイヤーシステムであって、ボディ、及びボディの壁を貫通する第1の切り欠きを含む内部センサマウントと、内部センサマウントに固定された心線と、内部センサマウントに固定された、患者の生理学的特性を検出するためのセンサアセンブリと、内部センサマウントの周囲に配置された外部ハウジングであって、内部センサマウントの切り欠きと連絡する開口部を含む、外部ハウジングと、内部センサマウント及び外部ハウジングのうちの少なくとも1つに固定された近位フレキシブル部材と、内部センサマウント及び外部ハウジングのうちの少なくとも1つに固定された第1の遠位フレキシブル部材と、センサアセンブリに電気結合された少なくとも1つの導体であって、内部センサマウントを越えて近位に伸び、近位フレキシブル部材を貫通する、導体とを含む、ガイドワイヤーシステムを対象とする。
【0007】
一側面では、内部センサマウントは、ボディの壁を貫通する第2の切り欠きを含む。一側面では、内部センサマウントは、第1の切り欠き及び第2の切り欠きの間に配置された支持部材を含む。一側面では、センサアセンブリは、内部センサマウントの第1及び第2の切り欠きによって定められるレール上に取り付けられる。一側面では、内部センサマウントの内部は、半田、接着剤、又はこれらの組み合わせを含む第1の充填層、及び、半田、接着剤、又はこれらの組み合わせを含む第2の充填層を含み、第2の層は、第1の層の上に配置され、レールよりも位置が高い取り付け面を定め、センサアセンブリは取り付け面上に取り付けられる。一側面では、内部センサマウントの内部は、半田、接着剤、又はこれらの組み合わせによって定められる取り付け面を含み、センサアセンブリは、取り付け面上に取り付けられる。一側面では、外部ハウジングは、センサアセンブリと外部ハウジングの外側の環境との間の流体連結を提供する複数の開口部を含む。一側面では、内部センサマウントは、ステンレス鋼から形成される。一側面では、ガイドワイヤーシステムは、内部センサマウント、外部ハウジング、及び第1の遠位フレキシブル部材のうちの少なくとも1つに固定された第2の遠位フレキシブル部材をさらに含む。一側面では、近位フレキシブル部材、外部ハウジング、第1の遠位フレキシブル部材、及び第2の遠位フレキシブル部材のうちの少なくとも1つが放射線不透過性材料から形成される。一側面では、外部ハウジング及び第1の遠位フレキシブル部材は放射線不透過性材料から形成され、第2の遠位フレキシブル部材は放射線透過性材料から形成され、第2の遠位フレキシブル部材は外部ハウジングと第1の遠位フレキシブル部材との間に配置される。一側面では、外部ハウジングは放射線不透過性材料から形成され、近位フレキシブル部材は第1のセグメント及び第2のセグメントを含み、第2のセグメントは放射線不透過性材料から形成され、第1のセグメントは放射線透過性材料から形成され、第1のセグメントは、外部ハウジングと第2のセグメントとの間に配置される。
【0008】
他の例示的な側面では、本開示は、ガイドワイヤーを組み立てる方法であって、心線を内部センサマウントに固定するステップと、センサアセンブリを内部センサマウント内に固定するステップと、近位フレキシブル部材を内部センサマウント上で前進させるステップと、外部ハウジング及び第1の遠位フレキシブル部材を内部センサマウントに固定するステップと、近位フレキシブル部材を内部センサマウントに固定するステップとを含む、方法を対象とする。
【0009】
一側面では、外部ハウジング及び第1の遠位フレキシブル部材を内部センサマウントに固定するステップは、外部ハウジングを第1の遠位フレキシブル部材に固定してサブコンポーネントを形成するステップと、サブコンポーネントを内部センサマウントに固定するステップとを含む。一側面では、サブコンポーネントを内部センサマウントに固定するステップは、第1の遠位フレキシブル部材の少なくとも一部が内部センサマウントに接触するよう、サブコンポーネントを内部センサマウントに対して近位方向に進めるステップを含む。一側面では、外部ハウジング及び第1の遠位フレキシブル部材を内部センサマウントに固定するステップは、第1の遠位フレキシブル部材を内部センサマウントに固定することとは別に外部ハウジングを内部センサマウントに固定するステップを含む。一側面では、近位フレキシブル部材を内部センサマウント上で前進させるステップは、内部センサマウントの遠位端から内部センサマウントに対して近位方向に近位フレキシブル部材を前進させるステップを含む。一側面では、方法は、外部ハウジングを内部センサマウントに固定した後、近位フレキシブル部材の少なくとも一部が外部ハウジングと接触するよう、近位フレキシブル部材を内部センサマウントに対して遠位方向に前進させるステップをさらに含む。一側面では、センサアセンブリを内部センサマウント内に固定するステップは、センサアセンブリと、内部センサマウント内の切り欠きの端部とを嵌合させるステップを含む。一側面では、心線を内部センサマウントに固定するステップは、心線のプロフィールが減縮された部分を内部センサマウントと位置合わせするステップを含む。一側面では、センサアセンブリを内部センサマウント内に固定するステップは、さらに、センサアセンブリを、内部センサマウント内に配置された半田、接着剤、又はこれらの組み合わせの上に載置するステップを含む。一側面では、外部ハウジング及び第1の遠位フレキシブル部材を内部センサマウントに固定するステップは、内部センサマウントの切り欠きと連絡するよう外部ハウジングの開口部を配置するステップを含む。一側面では、方法は、第2の遠位フレキシブル部材を、外部ハウジング、第1の遠位フレキシブル部材、及び内部センサマウントのうちの少なくとも1つに固定するステップをさらに含む。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本開示の例示的実施形態を、以下の添付図面を参照しながら説明する。
【0011】
図1図1は、本開示の例示的実施形態に係るガイドワイヤーシステムの模式的な側面図である。
図2図2は、本開示の例示的実施形態に係るガイドワイヤーの模式的な斜視図である。
図3図3は、本開示の例示的側面に係る図2のガイドワイヤーの遠位部分の斜視図を示す。
図4図4は、本開示の例示的側面に係る図3のガイドワイヤーの遠位部分の一部の斜視図を示す。
図5図5は、本開示の例示的側面に係る図2のガイドワイヤーの内部センサマウント及びセンサアセンブリの斜視図を示す。
図6図6は、本開示の例示的側面に係る図2のガイドワイヤーの内部センサマウント及びセンサアセンブリの上面図を示す。
図7図7は、本開示の例示的側面に係る図4の線7−7沿いの図2のガイドワイヤーの遠位部分の横断面図を示す。
図8図8は、本開示の例示的側面に係る図2のガイドワイヤーの遠位部分の縦断面図を示す。
図9図9は、本開示の例示的側面に係る図2のガイドワイヤーの遠位部分の上面図を示す。
図10図10は、本開示の例示的側面に係る図2のガイドワイヤーの遠位部分の横向きの斜視図を示す。
図11図11は、本開示の例示的側面に係る図2のガイドワイヤーの遠位部分の側面図を示す。
図12図12は、本開示の例示的側面に係るガイドワイヤーの組み立て方法のフローチャートを示す。
図13図13は、本開示の例示的側面に係る図2のガイドワイヤーの遠位部分の側面図を示す。
図14図14は、本開示の例示的側面に係る図2のガイドワイヤーの遠位部分の横向きの斜視図を示す。
【発明を実施するための形態】
【0012】
本開示の原理の理解を助けるため、以下、図面に表された実施形態を参照し、これらを説明するために具体的な表現を使用する。しかしながら、本開示の範囲を制限することは意図されないことを理解されたい。当業者が通常考え付くであろう、記載される装置、システム、及び方法へのあらゆる変更及びさらなる改良、並びに本開示の原理のあらゆる他の応用が完全に考慮され、本開示の範囲に含まれる。特に、一実施形態に関して説明された特徴、構成要素、及び/又はステップが、本開示の他の実施形態に関して説明された特徴、構成要素、及び/又はステップと組み合わせられることは完全に考慮される。しかしながら、簡潔さのため、これらの組み合わせは個別に何度も繰り返し説明されない。
【0013】
本明細書に開示されるデバイス、システム、及び方法は、製造プロセス中のセンサ配置の再現性及び一律性を向上させるよう構成されたセンサ取り付けアセンブリを有するガイドワイヤーを含む。センサ取り付けアセンブリは、内部センサマウントと、外部ハウジングとを含む。一部の実施形態では、センサ取り付けアセンブリは、ガイドワイヤーごとの、又は異なる作業者間での組み立ての一律性を高めるために、センサを配置するとき、作業者が内部センサマウントを基準にして、軸方向、横方向、及び/又は垂直方向の位置を特定できるよう構成される。センサ取り付けアセンブリの一部の実施形態は、作業者が軸方向、横方向、及び/又は垂直方向にセンサを配置することを可能にする。したがって、より高い信頼性及び一律性でガイドワイヤーを組み立てることができる。センシング能力を有するガイドワイヤーは、診断又は治療等のためにカテーテル処置が患者に対して行われる一般的な病院のカテーテル検査室内の台又はベッド上に横たわっている患者に関して使用されるよう構成され得る。
【0014】
図1は、本明細書が開示する原理に係る例示的なガイドワイヤーシステム10を示す。本実施形態のガイドワイヤーシステム10は、患者の疾患の生理学的特性を感知又は検出するよう構成される。例えば、ガイドワイヤーシステム10は、ガイドワイヤーシステム10が挿入された血管の特性を検出又は感知し得る。一実施形態では、ガイドワイヤーシステム10は、圧力感知能力を有する。ガイドワイヤーシステム10は、ガイドワイヤー100と、ガイドワイヤー100の近位端に結合されるコネクタ102とを含む。図1に示されるこの実施例では、コネクタ102は、ガイドワイヤー100と連結し、医師がガイドワイヤー100の近位端を簡単に操作することを可能にする把持可能なハンドルとして機能し、また、モジュラープラグによってコンソール又は他のシステムと接続するよう構成される。したがって、ガイドワイヤー100は、例えば動脈内の圧力等の生理学的環境特性を検出するよう構成されるため、検出された特性を表すデータ又は信号は、ガイドワイヤー100からコネクタ102を介してコンソール又は他のシステムへ、処理のために送信され得る。本実施形態では、コネクタ102は、ガイドワイヤー100に対して選択的に接続及び分離するよう構成される。一部の実施形態では、ガイドワイヤーシステム10は、使い捨てデバイスである。図示の実施形態では、ガイドワイヤー100は、コネクタ102に選択的に取り付け可能であり、コネクタ102に接続可能な近位部分106と、外科的処置中に患者に挿入されるよう構成された遠位部分108とを含む。
【0015】
以下、概して図2図3、及び図4を参照しながら議論を行う。図2は、ガイドワイヤー100全体を示し、図3は、ガイドワイヤー100の遠位部分108を示し、図4は、ガイドワイヤー100の遠位部分108におけるセンサ取り付けアセンブリ111を示す。ガイドワイヤー100は、内部センサマウント110、外部ハウジング112、近位フレキシブル部材114、センサアセンブリ116、遠位フレキシブル部材118、及び近位電気インターフェイス122を含む。
【0016】
近位電気インターフェイス122は、最終的に処理システムに信号を送信するために、センサアセンブリ116及びコネクタ102を電気的に接続するよう構成される。したがって、近位電気インターフェイス122は、センサアセンブリ116と電気通信し、本実施形態では、コネクタ102内に受け入れられるよう構成される。近位電気インターフェイス122は、コネクタ102の対応する接点と嵌合して導通する一組の接点を外表面に有し得る。
【0017】
センサアセンブリ116は、センサブロック212を含む。センサアセンブリ116は、センサブロック212から近位電気インターフェイス122まで伸びる導体を含むよう構成される。センサアセンブリ116は、患者の生理学的特性を測定するよう配置及び構成される。ガイドワイヤー100上で使用されるとき、センサアセンブリ116は、導管、例えば血管自体の生理学的特性を測定するよう配置及び構成される。一実施形態では、センサアセンブリ116は、患者のある部位における圧力、例えば血管内の圧力等を検出するよう構成された圧力トランスデューサを含む。他の実施形態では、センサアセンブリ116は、導管内のフローを測定するために使用され得るフローセンサである。他の実施形態では、センサアセンブリ116は、患者の1つ又は複数の特性を検出し、検出された生理学的特性に関するフィードバック又は情報を提供するよう構成された複数のセンサを含む。センサアセンブリ116は、例えば、ガイドワイヤー100の最遠位端174から約5cm未満の位置に配置され得る。一実施形態では、センサアセンブリ116は、ガイドワイヤー100の最遠位端174から約3cmの位置に配置される。
【0018】
センサブロック212は、ダイアフラム210を含み、また、例えばウェハー、チップ、又は他のトランスデューサ実装基板を含み得る。本実施形態では、センサブロック212は、ダイアフラム210を含むよう構成され、また、近位電気インターフェイス122まで伸びる導体と電気通信するための接点又は導電性コネクタ214を有するよう構成される。本実施形態では、センサブロック212は、ガイドワイヤー100の直径プロフィールに収まるサイズを有する。図示の実施形態では、センサブロック212は、概して長方形の形状を有しており、センサ面128及びインターフェイス面130を含む(図7)。センサブロック212の上面がセンサ面として記載されているが、様々な実施形態において、ダイアフラム210はセンサ面128、インターフェイス面130、及び/又はセンサブロック212の側面上に配置され得ることを理解されたい。一部の実施形態では、インターフェイス面130は、内部センサマウント110の一部と嵌合及び/又は接触するよう構成される。一部の実施形態では、インターフェイス面130は、センサブロック212と内部センサマウント110との間に配置された接着剤と接触するよう構成される。
【0019】
センサブロック212は、軸長が約0.020〜0.055インチであるようなサイズを有し得る。一実施形態では、軸長は約0.035インチである。幅は、約0.004〜0.015インチであってもよい。一実施形態では、幅は約0.09インチである。高さは、約0.001〜0.008インチであってもよい。一実施形態では、高さは約0.003インチである。センサブロックの他のサイズも考慮される。センサブロック212上の接点214は、近位端に形成され、近位電気インターフェイス122と連絡する導体と電気接続するよう成形され得る。図示の実施形態では、接点214は、ダイアフラム210と反対側のセンサアセンブリ116の底面沿いに配置される。他の実施形態では、接点214は、ダイアフラム210と同じ側に配置される。例えば、センサアセンブリ116は、ダイアフラム210と同じ側に接点214を有するセンサを含み得る。
【0020】
一部の実施形態では、ガイドワイヤー100は、接点214から近位電気インターフェイス122まで伸びる導体を含む(図2)。一部の実施形態では、導体は、センサアセンブリ116から伸びる電気ケーブル又はワイヤーである。導体は、センサブロック212の上面又は底面からセンサブロック212の端部まで後方に伸び、その後曲がり、内部センサマウント110の内腔まで伸び、内腔に入るよう構成される。一部の実施形態では、導体は、ガイドワイヤー100の長さ沿いに延在し得る心線119と統合される。一部の実施形態では、3つの導体が設けられる。ただし、任意の特定の実施形態における導体の数は、ガイドワイヤー100内に配置されたセンサの種類又は数に部分的に依存し得る。例えば、導体の数は、約1〜20個、1〜10個、1〜5個、1〜4個、1〜3個等の範囲内であり得る。一部の実施形態では、導体は、製造プロセス中にセンサブロック212上の接点214に半田付けされる。導体と接点214との接続を絶縁及び保護するために、シール材又は接着剤が使用されてもよい。したがって、導体は、センサアセンブリ116に/から信号を伝送し得る。
【0021】
内部センサマウント110は、適切な生体適合材料から形成される。一部の実施形態では、内部センサマウント110は、ステンレス鋼及び/又は金属合金から形成される。例えば、高張力の304Vステンレス鋼が使用されてもよい。ステンレス鋼の使用は、内部センサマウント110の構造的一体性を好適に高め、また、内部センサマウントの製造コストを削減することができる。異なる実施形態では、ニチノール合金等を含む材料が使用されてもよい。当業者にとって、他の材料は自明である。一部の実施形態では、材料は、組み立て及び/又は使用中に内部センサマウント110が意図せずに曲がる可能性を最小化するのに十分な剛度を提供する。
【0022】
一部の実施形態では、内部センサマウント110の外径196(図7)は、外部ハウジング112の内径195(図7)より小さく、外部ハウジング112が内部センサマウント110の周囲に配置され得る。一部の実施形態では、内部センサマウント110は、例えば0.025インチ以下の外径196を有し、例えば0.001〜0.005インチの適切な壁厚を有する。より小さいガイドワイヤーが望まれる場合、内部センサマウント110は、0.0012インチ以下の外径196を有し得る。一部のガイドワイヤーシステム10の実施形態は、例えば約0.0015〜0.030インチの外径196を有する直径が大きい内部センサマウントを使用する。このように、内部センサマウント110は、約0.030インチ以下の範囲の外径196を有し得る。一部の実施形態では、内径195(図7)は、外径196のサイズの70〜80%であり得る。例えば、0.0105インチの外径196は、約0.007インチの内径195を有し得る。他のサイズも考慮される。図示の実施形態では、小さい外径196は、内部センサマウントが、作業者が内部センサマウントを基準にセンサアセンブリを適切に配置することを可能にするアラインメント特徴として機能することを助け得る。一部の実施形態では、内部センサマウント110は、約0.030〜0.500インチ、又は約0.050〜0.075インチの長さを有するが、他の長さも考慮される。
【0023】
外部ハウジング112は、近位フレキシブル部材114と遠位フレキシブル部材118との間に配置され、センサアセンブリ116を覆い、保護するよう構成される。したがって、外部ハウジング112は内部センサマウント110を覆い、内部センサマウント110が内在するチャンバを画定する。外部ハウジング112は、内部センサマウント110を補強するよう構成され得る。外部ハウジング112は、長さ方向の広がり又は長さ115を有する。(本明細書に記載されるように)内部センサマウント110の剛性が1つ又は複数の切り欠きによって減少され得るため、外部ハウジング112は、概して内部センサマウント110及び/又はセンサ取り付けアセンブリ111の剛性を補うよう構成され得る。図示の実施形態では、外部ハウジング112は、内部センサマウント110の長さ方向の広がりの少なくとも一部にわたって延在することによってこれを達成する。外部ハウジング112は、ステンレス鋼、ニチノール合金、パラジウム、タングステン−白金合金、及び/又は内部センサマウント110のセンサマウント領域に剛性を提供する他の生体適合材料等の剛性材料から形成され得る。一部の実施形態では、外部ハウジング112は、放射線不透過性材料から形成され、又は放射線不透過性コーティングを含む。
【0024】
外部ハウジング112内の1つ又は複数の開口部166は、外部ハウジング112によって形成されたチャンバ内のセンサアセンブリ116と、外部環境との間の流体連結を提供する。一部の実施形態では、1つ又は複数の開口部166は、ダイアフラム210の横に又はダイアフラム210に隣接して、側方に広がるよう形成される(図5)。1つ又は複数の開口部166は、外部ハウジング112によって形成されたチャンバ内のセンサによって検出される生理学的特性が、外部ハウジング112の外側の環境特性と等しくなるようなサイズ及び構成を有する。例えば、センサアセンブリ116が圧力センサの場合、1つ又は複数の開口部166は、圧力センサ周囲の外部ハウジング112によって形成されたチャンバ内の圧力が、チャンバの外側の圧力と実質的に同じになるようなサイズを有する。
【0025】
図示の実施形態では、センサ取り付けアセンブリ111は、概して円筒状の構成要素を含む(例えば、内部センサマウント110、外部ハウジング112等)。一部のセンサ取り付けアセンブリ111の実施形態は、1つ又は複数の円筒状でない構成要素を含む(例えば、内部センサマウント110、外部ハウジング112等)。したがって、センサ取り付けアセンブリ111の断面は、楕円形又は他の形状を形成し得る。一実施形態では、外部ハウジング112の楕円形は、内部センサマウント110の外形よりも大きい幅を有するセンサブロックを許容する。
【0026】
近位フレキシブル部材114は、内部センサマウント110から近位電気インターフェイス122に向かって近位に伸びる。図示の例示的実施形態では、近位フレキシブル部材114は、例えば、ガイドワイヤーが体内で血管中を移動される際に生じる摩擦を減じるために、Pebax(登録商標)等の生体適合性のポリマー材料から形成される。他の材料が使用されてもよい。実施形態によっては、近位フレキシブル部材114は約0.001″〜0.002″の厚さを有し得るが、他の厚さも考慮される。例えば、近位フレキシブル部材114は、約0.001″〜0.040″、0.001″〜0.020″、0.001″〜0.010″、及び0.001″〜0.005″の範囲内の厚さを有し得る。図示の例では、スリーブは、潤滑化し、血管中の低摩擦通過を可能にする役割も果たす疎水性コーティングを含み得る。一部の実施形態では、近位フレキシブル部材114は、コイル内蔵ポリマースリーブである(例えば、改良されたフープ強度のために)。他の実施形態では、近位フレキシブル部材114は、コイル及びポリマースリーブのうちの少なくとも1つであってもよい。
【0027】
一部の実施形態では、近位フレキシブル部材114は、放射線不透過性材料を含み得る。一部の実施形態では、近位フレキシブル部材114は、放射線透過性セグメントによって互いに分離された複数の放射線不透過性セグメントを含み得る。例えば、近位フレキシブル部材114は、第1のセグメント及び第2のセグメントを含み得る。第1のセグメントは、外部ハウジング112の近位に隣接して配置され、一方、第2のセグメントは、第1のセグメントの近位に隣接して配置され得る。第2のセグメントは放射線不透過性材料を含む一方、第1のセグメントは含まなくてもよい。一部の実施形態では、外部ハウジング112は、放射線不透過性材料を含み、放射線不透過性マーカーの1つであってもよい。したがって、外部ハウジング112の近位側では、放射線不透過性の第2のセグメントと放射線不透過性の外部ハウジング112とが放射線透過性の第1のセグメントによって分離され得る。このような構成は、センサアセンブリ116の位置を容易に特定するためのマーカーシステムの一部として使用され得る。
【0028】
遠位フレキシブル部材118は、コイルと、最遠位端174とを含み得る。最遠位端174は、半田ボール、キャップ、又は他の適切な構造によって定められ得る。最遠位端174は、ガイドワイヤー100が患者の血管中を送られるとき、組織に対して滑らかに滑ることができる丸められた先端を有する。一部の実施形態では、最遠位端174は、一端が丸められた半田ジョイントである。他の実施形態では、最遠位端174は、接着剤、溶接、及び/又は他の取り付け方法を介して遠位フレキシブル部材118のコイルに固定された別個の構成要素によって定められる。一部の実施形態では、遠位フレキシブル部材118は、コイルを有さないポリマーセクションであってもよく、又は、コイルの上及び/又は周囲に配置されたポリマーセクションであってもよい。
【0029】
遠位フレキシブル部材118のコイルは、内部センサマウント110及び/又は外部ハウジング112から遠位方向に最遠位端174まで伸びる。コイルは、ステンレス鋼、ニチノール、パラジウム、タングステン−白金合金、及び/又は他の生体適合材料等を含む適切な材料から形成されたコイルばねであり得る。これに関して、コイルは、放射線不透過性材料を含む適切な材料から形成されてもよく、又は、コイルは放射線不透過性コーティングを有してもよい。一部の実施形態では、遠位フレキシブル部材118のコイルは、約0.001″〜0.020″、0.001″〜0.010″、0.010″〜0.020″等の外径を有する。例えば、コイルは、0.014″、0.018″等の外径を有し得る。一実施形態では、コイルは、直径が0.003″のワイヤーから形成され得る。遠位フレキシブル部材118及び/又はコイルの近位端213(図8)は、例えば半田、ねじ接合、これらの組み合わせよって、及び/又は他の態様で外部ハウジング112の遠位端163(図8)及び/又は内部センサマウント110の遠位端143に接続又は取り付けられる。一部の実施形態では、遠位フレキシブル部材118及び/又はコイルは、約1〜30cmの長さ117を有するが、他の範囲も考慮される。遠位フレキシブル部材118及び/又はコイルは、一部の実施形態では、約3cmの長さ117を有する。
【0030】
一部の実施形態では、遠位フレキシブル部材118は2つのコイルを含み、一方は放射線不透過性、他方は放射線透過性である。例えば、第2のコイルが、外部ハウジング112/内部センサマウント110と、第1のコイルとの間に配置され、外部ハウジング112の遠位端163及び/又は内部センサマウント110の遠位端143が、第2のコイルと嵌合してもよい。第2のコイルは、約0.5cm〜30cm、1cm〜10cm、1cm〜5cm、1cm〜4cm等の長さを有し得る。第2のコイルは、一実施形態では、1.5cmの長さを有する。第2のコイルは、ステンレス鋼、ニチノール、パラジウム、タングステン−白金合金、及び/又は他の生体適合材料を含む適切な材料から形成され得る。したがって、一部の実施形態では、ガイドワイヤー100の遠位部分108は、放射線不透過性の第1のコイル、後続する放射線透過性の第2のコイル、及び放射線不透過性の外部ハウジング112を含む。
【0031】
一部の実施形態では、各放射線不透過性コンポーネントが放射線透過性材料によって他の放射線不透過性コンポーネントから分離されるよう、複数の放射線不透過性コイル又はフレキシブル部材が配置される。このような構成は、センサが配置された位置を可視化するための信頼できるマーカーシステムを提供する。マーカーシステムは、(例えば、放射線透過性の第2のコイルによって)既知の長さ離隔された既知の長さの放射線不透過性マーカー(例えば、外部ハウジング112及び/又は第1のコイル)を含み得る。外部ハウジング112に対するセンサアセンブリ116の位置も既知である(例えば、外部ハウジング112の近位端161及び/又は遠位端163からの距離)。したがって、既知の長さの構成要素を有するマーカーシステムを使用することにより、患者の血管内のセンサアセンブリ116の相対的位置を特定することができる。結果として、センサアセンブリ116によって取得された測定結果を、患者の血管の特定の部分に直接的に関連付けることができ、これは、血管の評価、及び対応する治療計画を改良し得る。また、当該構成の側面は、画像処理、血管内ガイダンスシステム等のための1つ又は複数のソフトウェアプロトコルと互換性を有する。上記したように、一部の実施形態では、外部ハウジング112は、放射線不透過性材料を含み、マーカーシステム内のマーカーの1つであり得る。このようなマーカーシステムは、センサアセンブリ116に対して近位及び/又は遠位の構成要素を含み得る。他の実施形態では、放射線不透過性外部ハウジング112は、放射線不透過性の遠位先端(例えば、外部ハウジング112及び遠位フレキシブル部材118を含む)の近位端である。
【0032】
以下、概して図5図11を参照しながら議論を行う。図5及び図6は、ガイドワイヤー100の内部センサマウント110及びセンサアセンブリ116を示す。図7は、図4の線7−7沿いのガイドワイヤー100のセンサ取り付けアセンブリ111の断面図/軸方向から見た図である。図8は、図7のガイドワイヤー100の遠位部分108の縦断面図である。図9図10、及び図11は、組み立てられたセンサ取り付けアセンブリ111をそれぞれ上面図、斜視図、及び側面図で示す。図10は、図9及び/又は図11に示されるガイドワイヤー110の向きに対して、ガイドワイヤー110の長軸まわりに部分的に回転されている。
【0033】
内部センサマウント110は、近位端141、近位部分142、遠位部分144、及び遠位端143を有するボディを含む。内部センサマウント110の近位部分142は、(図8に示されるように)近位フレキシブル部材114の内部まで伸びる。近位フレキシブル部材114及び内部センサマウント110の近位部分142は、適切な接着剤(例えば、糊、エポキシ等)、機械的接続、及び/又はこれらの組み合わせを使用して結合される。内部センサマウント110の遠位端143、及び遠位フレキシブル部材118の近位端213は、適切な接着剤(例えば、糊、エポキシ等)、ねじ接合、他の機械的接続、及び/又はこれらの組み合わせを使用して結合される。後述されるように、一部の実施形態では、遠位フレキシブル部材118は、外部ハウジング112に固定的に結合され、サブアセンブリを形成してもよい。かかる実施形態では、遠位フレキシブル部材118及び外部ハウジング112は、まとめて内部センサマウント110に固定される。遠位フレキシブル部材118及び外部ハウジング112の一方又は両方が、適切な接着剤(例えば、糊、エポキシ等)、ねじ接合、他の機械的接続、及び/又はこれらの組み合わせを使用して、内部センサマウント110に固定され得る。
【0034】
内部センサマウント110は、管腔152を画定する。管腔152は、内部センサマウント110の長さ沿いに長さ方向に延在する。管腔152は、近位端141及び/又は遠位端143内の開口部を通じてアクセスされ得る。また、管腔152は、内部センサマウント110のボディ内の切り欠き149によってアクセスされ得る。1つ又は複数の切り欠き149が内部センサマウント110上に設けられ得る(例えば図7の視点から見たとき、内部センサマウント110の左側及び右側に1つずつ)。切り欠き149は、外部境界158を含む。外部境界158は、切り欠き149と直接隣接する内部センサマウント110の端部であり得る。一部の実施形態では、切り欠き149は、概して長方形の形状を有し、外部境界158は、二組の対辺を含む。各辺は、丸みのある角によって連結され得る。他の実施形態では、切り欠き149は、多角形、楕円形、及び/又はこれらの組み合わせを含む異なる形状を有し得る。センサアセンブリ116は、内部センサマウント110内に取り付けられる前に、切り欠き149のうちのいずれかを介して側方から運び込まれてもよい。一部の実施形態では、機械的プロセス(例えば、ミリング、レーザーカット、放電加工(EDM)等)によって内部センサマウント110から材料が除去され、切り欠き149及び/又は他の内部センサマウント110の構成要素が形成される。かかる実施形態では、外部境界158は、切り欠き149と直接的に隣接し、切り欠き149を形成する機械的プロセスから残った内部センサマウント110の部分によって画定される。他の実施形態では、内部センサマウント110は、初めから切り欠き149とともに形成される(例えば、射出成形によって)。切り欠き149は、内部センサマウント110のいずれの側にも配置される。様々な実施形態において、1つ、2つ、又は3つ以上の切り欠き149が設けられる。切り欠き149は、内部センサマウント110の長さ145沿いに多様に配置され得る。内部センサマウント110は、長さ方向の広がり又は長さ145を有する。切り欠き149は、長さ方向の広がり又は長さ184を有する(図8)。内部センサマウント110は、横方向の広がり又は幅182を有する(図6)。
【0035】
内部センサマウント110は、センサアセンブリ116のためのアラインメント構造として機能する。すなわち、内部センサマウント110の1つ又は複数の切り欠き149は、センサアセンブリ116の正確なアラインメントを助けるサイズ及び形状を有する。後述されるように、切り欠き149のジオメトリ及びサイズは、センサアセンブリを軸方向に(又は第1の次元において)配置及び/又は位置決めするために使用され、内部センサマウント110の壁又は側面は、センサアセンブリ116を横方向に(又は第2の次元において)位置合わせするための視覚的基準を提供し、かつ/又は、切り欠き149の床面若しくは外部境界158は、センサアセンブリ116を垂直方向に(又は第3の次元において)位置合わせするための特徴を提供する。一部の実施形態では、内部センサマウント110は、軸方向、横方向、及び/又は垂直方向のアラインメントを援助するよう構成された1つ又は複数のアラインメント構造(例えば、突起、くぼみ等)を含み得る。例えば、センサブロック212と接し、軸方向に位置決めするよう構成された横方向の突起が、切り欠き149の間で管腔152を横断するよう配置され得る。例えば、センサブロック212と接し、横方向に位置決めするよう構成された長さ方向の突起が、内部センサマウント110の床面及び/又は外部境界158から伸び得る。例えば、参照により全体として援用される、2012年12月28日出願の米国仮出願第61/747,125号に記載されているように、内部センサマウント110は、センサブロック212と接し、垂直方向に位置決めするよう構成された、異なる垂直レベルの1つ又は複数の切り欠きを含み得る。したがって、内部センサマウント110の切り欠き149は、第1の方向におけるアラインメントを補助することができ、内部センサマウント110のボディは、第2の方向及び第3の方向のうちの少なくとも1つにおけるアラインメントを補助することができる。
【0036】
センサアセンブリ116は、内部センサマウント110に対して軸方向に、横方向に、及び/又は垂直方向に位置合わせされ得る。これに関して、センサアセンブリ116は、切り欠き149の長さ184内で軸方向にアラインメントされる(例えば、図6及び図8に示されるように)。例えば、オペレータは、図6及び/又は図8に示される視点から、内部センサマウント110内のセンサアセンブリ116の配置を視覚的に調べることができる。一部の実施形態では、センサアセンブリ116は、センサアセンブリ116の長さ方向の両側に等しい量の外部境界158が分配されているとき、軸方向に位置合わせされており、一方、他の実施形態では、より近位に又はより遠位に配置されているとき、センサアセンブリ116が位置合わせされている。例えば、センサブロック212の遠位端が、切り欠き149の外部境界158の遠位部と位置合わせされ得る。すなわち、図6に示される視点で内部センサマウント110を見たとき、センサブロック212は、より左に又は右に配置されてもよい。センサアセンブリ116は、内部センサマウント110の幅182内で横方向に位置合わせされる(例えば、図6及び図7に示されるように)。例えば、オペレータは、図6に示される視点から、センサアセンブリ116の配置を視覚的に調べることができる。センサアセンブリ116は、センサアセンブリ116の側面が、内部センサマウント110の壁又は側面を越えないとき、又は側面から等距離はなれているとき、横方向に位置合わせされている。一部の実施形態では、センサアセンブリ116が軸方向及び横方向に位置合わせされているとき、センサアセンブリは、内部センサマウント110の空間からはみ出さない。結果として、センサアセンブリの取り付けを乱すことなく、内部センサマウント110の少なくとも一部の周囲に外部ハウジング112を配置することができる。例えば、外部ハウジング112は、センサアセンブリ116が内部センサマウント内に取り付けられた状態で、長さ方向の移動中、センサアセンブリの如何なる部分によっても干渉されることなく、内部センサマウント110上を滑らせることができる。
【0037】
内部センサマウント110は、切り欠き149の間に横方向に配置される支持部材146を含む。支持部材146は、内部センサマウント110の近位部分142から遠位部分144まで、長さ方向に延在する。支持部材146は、切り欠き149によって損なわれるおそれがあるマウントの構造的一体性を向上させるよう構成される。一部の実施形態では、内部センサマウント110は、2つ以上の支持部材を含む。一部の実施形態では、内部センサマウント110は、1つの切り欠き149を含み、支持部材146は省かれ得る。例えば、図5及び図6において示される近位及び遠位の破線間の広がりを含み得る支持部材146は、内部センサマウント110内に含まれなくてもよい。他の実施形態では、内部センサマウント110は、支持部材146を切り離し機構として含み得る。例えば、内部センサマウント110は、支持部材146を有するよう製造され得る(例えば、製造中の内部センサマウント110の構造的一体性を維持するために)。支持部材146は、ガイドワイヤー組み立てプロセス中、必要がなくなったときに取り除かれ得る(例えば、センサアセンブリ116、外部ハウジング112等を固定する前)。これに関して、支持部材146の近位端及び遠位端は、所望のタイミングで支持部材146を完全に取り除くことを容易にするために、図5及び図6の点線によって示されるように切り目を入れられ、かつ/又は、他の態様で内部センサマウント110から部分的に分離され得る。
【0038】
センサアセンブリ116は、内部センサマウント110の空間内に取り付けられる。外部境界158の一部は、センサアセンブリ116が載置されるレールと表現され得る。外部境界158は、レール148を含む。レール148は、外部境界158の1つの側面及び/又はへりを含み得る。例えば、レール148は、外部境界158の底面、長い側面、及び/又はへりを含み得る(例えば、図5に示される視点から内部センサマウント110を見たとき)。例えば図5及び図7に示されるように、センサブロック212の側面は、それぞれレール148上に載置される。一部の実施形態では、レール148は、センサブロック212のインターフェイス面130と同一平面上に存在する。すなわち、センサブロック212のインターフェイス面130の一部は、レール148と接触し及び/又は他の態様で結合する。他の実施形態では、センサブロック212のセンサ面又は側面が、レール148と結合する。センサブロック212及びレール148は、適切な接着剤(例えば、糊、エポキシ等)、機械的接続、及び/又はこれらの組み合わせを使用して互いに固定される。センサアセンブリ116は、センサアセンブリが軸方向に及び/又は横方向に位置合わせされるよう、内部センサマウント110内に結合され得る。
【0039】
一部の実施形態では、センサアセンブリ116は、インターフェイス面130が半田、接着剤(例えば、糊、エポキシ等)、及び/又はこれらの組み合わせからなる1つ又は複数の充填層と接触するよう、内部センサマウント110内に取り付けられる。例えば、一部の実施形態では、内部センサマウント110のスペース200が、半田及び/又は接着剤によって充填される。スペース200は、内部センサマウント110の内側表面(例えば、底面)と、センサアセンブリ116のインターフェイス面130との間の領域として定義され得る。スペース200は、インターフェイス面130と、心線119のプロフィールが減縮されたセクション113との間の領域を含み得る。半田及び/又は接着剤からなる1つ又は複数の充填層は、センサブロック212を載置可能な取り付け面(例えば、平らな上面)を形成するよう、スペース200内に設けられ得る。これに関して、センサブロック212は、インターフェイス面130がスペース200内の半田/接着剤と接触し、内部センサマウント110に接着されるよう、内部センサマウント110内に配置される。半田、接着剤、及び/又はこれらの組み合わせからなる1つ又は複数の充填層を使用して、スペース200の固体の又は比較的柔らかい充填材が形成され得る。例えば、半田、接着剤、及び/又はこれらの組み合わせからなる第1の充填層が、スペース200内に設けられ得る。半田、接着剤、及び/又はこれらの組み合わせからなる第2の充填層は、第1の充填層の上に設けられ得る。センサブロック212は、第2の充填層の上に配置され得る(例えば、第2の層によって画定される取り付け面の上に)。一実施形態では、第1の充填層は固体であり、第2の充填層は第1の層よりも比較的柔らかい層であり得る。また、機械的接続及び/又は半田/接着剤と機械的接続との組み合わせがスペース200内に設けられてもよい。スペース200を使用する取り付け方式は、センサブロックがレール148と嵌合する取り付け方式に加えて又はその代わりに実装され得る。例えば、インターフェイス面130の一部は、スペース200内の半田/接着剤及び/又は機械的接続に結合され、インターフェイス面130の一部は、レール148上の半田/接着剤及び/又は機械的接続に結合されてもよい。
【0040】
センサアセンブリ116は、半田/接着剤とのみ接触するよう取りつけられてもよく、又は、レール148及びスペース200内の半田/接着剤の両方と接触するよう取り付けられてもよい。一部の実施形態では、半田/接着剤材料の上面がレール148の垂直位置に又はその付近にあるよう(例えば、半田/接着剤材料がレール148と垂直方向に位置合わせされるよう)、スペース200内に半田/接着剤材料の1つ又は複数の層が設けられ得る。このような実施形態では、センサアセンブリ116は、レール148及び半田/接着剤の両方と接触する可能性が高い。レール148の垂直位置は、半田/接着剤材料が意図せずに垂直位置を越える場合に、スペース200内の半田/接着剤材料の高さを合わせるために使用され得る。例えば、オペレータは、上面がレール148の高さに合うよう、組み立て中に余分な半田/接着剤材料を除去することができる。一部の実施形態では、半田/接着剤材料の1つ又は複数の層の上面(例えば、取り付け面)は、レール148の垂直位置よりも高い位置に配置される。このような実施形態では、センサアセンブリが半田/接着剤のみと接触し、レール148とは接触しないという点で、センサアセンブリ116は浮いていると表現することができる。
【0041】
ガイドワイヤー100にわたって長さ方向に延在する心線119は、内部センサマウント110沿いに伸びる減縮されたプロフィールを有するセクション113を有し得る。例えば、図7及び図8等に示されるように、概して内部センサマウント110沿いに伸びるセクション113では、心線119の直径が減少されている(ガイドワイヤー100の他の部分沿いの心線119の直径と比較して)。一部の実施形態では、心線119の高さは、近位フレキシブル部材114からセクション113に遠位方向に移動するとき、徐々に減少する。セクション113からさらに遠位方向に移動するとき、心線119の直径は徐々に増加する。(直径の緩やかな減少及び増加は、遠位フレキシブル部材118からセクション113に近位に、及びセクション113から近位に移動するときにも起こる)他の実施形態では、心線119の一部が切断され及び/又は他の態様で除去され、セクション113が画定される。例えば、図7に示されるように、センサブロック212がレール148及び/又は半田/接着剤材料と平坦に結合することができるよう、センサブロック212を収容するのに十分大きな部分が、心線119から除去される。
【0042】
図7及び図8に示されるように、内部センサマウント110は、外径196及び内径195を有する。外部ハウジング112は、内径198及び外径200を有する。遠位フレキシブル部材118は、内径192及び外径194を有する。一部の実施形態では、遠位フレキシブル部材118の内径192は、内部センサマウント110の外径196より小さい。この直径の違いは、遠位フレキシブル部材118及び/又は外部ハウジング112が内部センサマウント110と結合されるとき、内部センサマウント110が機械的な止め具として機能することを可能にする。一部の実施形態では、外部ハウジング112は、近位方向101に内部センサマウント110上を滑らされ、その後、遠位フレキシブル部材118が内部センサマウント110と近位方向101に結合される。他の実施形態では、外部ハウジング112及び遠位フレキシブル部材118を結合することによって、これらを含むサブアセンブリが形成される。その後、サブアセンブリは、内部センサマウント110と近位方向101に結合される。これらの実施形態及び他の実施形態では、遠位フレキシブル部材118の近位端213が内部センサマウント110の遠位端143と接触するとき、近位端213が近位方向101にさらに移動することが防がれる。特に、内部センサマウント110の外径196より小さい直径を有する遠位フレキシブル部材118の部分が、内部センサマウント110の遠位端143と接触する。
【0043】
組み立て後、センサアセンブリ116は内部センサマウント110内に搭載される。外部ハウジング112は、内部センサマウント110の周囲に配置される。内部センサマウント110及び/又は外部ハウジング112の内部が外部と流体連結するよう、センサアセンブリ116及び/又はダイアフラム210に隣接して、外部ハウジング112の1つ又は複数の開口部166が配置される。図示の実施形態では(例えば、図9、10、及び11)、外部ハウジング112は、2つの開口部166を含む。他の実施形態では、1つ、2つ、3つ、又は4つ以上の開口部166が設けられる。複数の開口部166を設け、それらを両側に分配することにより、センサ取り付けアセンブリ111が患者の血管内で血管壁に押し付けられたときであっても、生理学的特性(例えば、圧力)の測定が妨害されないことが保証される。
【0044】
図12は、本開示の例示的な側面に係る、ガイドワイヤーを組み立てる方法300のフローチャートを示す。ガイドワイヤー100の組み立ては、本明細書に記載される1つ又は複数のコンポーネント又は要素を取得することを含み得る。ステップ310において、方法300は、心線を内部センサマウントに固定することを含む。例えば、心線119が、内部センサマウント110に固定される。心線119は、心線119の他の部分と比較して小さいプロフィールを有するプロフィールが減縮された部分113を含み得る。プロフィールが減縮された部分113は、グラインディング、切削加工、平坦化、及び/又は心線119に機械的若しくは化学的に作用する他の態様によって生成され得る。プロフィールが減縮された部分113は、内部センサマウント110と位置合わせされ得る。例えば、図8に示されるように、プロフィールが減縮された部分113は、内部センサマウント110に対して、ガイドワイヤー100の長軸沿いに軸方向に中心合わせされる。他の実施形態では、プロフィールが減縮された部分113は、近位端141、遠位端143、切り欠き149、レール148、及び/又は内部センサマウント110の他の構造的特徴に対して位置合わせされ得る。例えば、プロフィールが減縮された部分113は、プロフィールが減縮された部分113がレール148に対して中心合わせされるよう、レール148に基づき軸方向に位置決めされてもよい。心線119は、心線の一部が内部センサマウントの近位であり、一部が内部センサマウントの遠位であるよう、内部センサマウント110にわたって延在し得る。他の実施形態では、心線119は、内部センサマウント110内で終端してもよく、内部センサマウントの遠位では別個の心線が使用されてもよい。心線119は、半田、溶接、接着剤、及び/又は他の適切な結合機構を使用して、内部センサマウント110に固定され得る。
【0045】
ステップ320において、方法300は、センサアセンブリを内部センサマウントに固定することを含む。例えば、センサアセンブリ116が、内部センサマウント110に固定される。センサアセンブリ116の1つ又は複数の導体は、内部センサマウント110の側壁内の1つ又は複数の切り欠き149から挿入され得る。1つ又は複数の導体は、近位管腔開口部(例えば、内部センサマウント110の近位端141)を通され得る。一部の実施形態では、1つ又は複数の導体は、内部センサマウント110の1つ又は複数の切り欠き149から挿入されるとき、既にセンサアセンブリ116に取り付けられ又は他の態様で電気結合されている。他の実施形態では、1つ又は複数の導体は、内部センサマウント110内に挿入されるとき、まだ結合されていない。このような実施形態では、1つ又は複数の導体は、後にセンサアセンブリ116に結合され得る。例えば、まず、センサアセンブリ116が内部センサマウント110内に挿入され得る。その後、1つ又は複数の導体の遠位端が、内部センサマウント110の近位端141における近位管腔開口部を介して通され得る。その後、1つ又は複数の導体の遠位端が、センサアセンブリ116に取り付けられ又は他の態様で電気結合されてもよい。このようにすることで、1つ又は複数の導体の全長が内部センサマウント110内を引っ張られない。これは、1つ又は複数の導体と内部センサマウントとの間の接触による損傷のリスクを好適に下げる。
【0046】
センサアセンブリ116は、1つ又は複数の切り欠き149に隣接して、内部センサマウント110内に配置され得る。内部センサマウント110の内部に入れられた後、センサアセンブリ116は位置合わせされ得る。センサアセンブリ116は、1つ又は複数の切り欠き149、近位端141、遠位端143、及び/又は内部センサマウント110の他の構造的特徴に基づき、軸方向に、横方向に、及び/又は垂直方向に位置合わせされ得る。一部の実施形態では、センサアセンブリ116を位置合わせするために、内部センサマウント110の周囲に一時的なアウタースリーブが配置される。例えば、一時的なアウタースリーブは、センサアセンブリが内部センサマウントの側壁を越えないよう、センサアセンブリ116を内部センサマウント110内に横方向に中心合わせし得る。
【0047】
センサアセンブリ116を内部センサマウント110内の定位置に固定するために、接着剤及び/又は他の適切な機構を使用することができる。一部の実施形態では、レール148とセンサアセンブリ116との間に接着剤が配置され得る(例えば、センサアセンブリ116の底面とレール148との間)。このような実施形態では、センサアセンブリ116の底面と内部センサマウント110の床面との間に空間が存在し得る。他の実施形態では、接着剤は、内部センサマウント110の床面からセンサアセンブリ116の底面まで及ぶ(例えば、図7のスペース200内)。一時的アウタースリーブが使用される実施形態では、接着剤が十分に固化し、センサアセンブリ116を固定した後、一時的アウタースリーブが取り外され得る。内部センサマウント110の内部に固定されると、センサアセンブリ116は少なくとも部分的に内部センサマウント110によって包囲され、後段のガイドワイヤー組み立て工程中に発生し得る損傷から保護される。すなわち、例えば、他の構成要素(例えば、1つ又は複数の導体)がセンサアセンブリと直接接触するよりも、センサアセンブリを包囲する内部センサマウント110と関与する可能性が高いため、センサアセンブリ116と他の構成要素との間の意図しない接触に起因する損傷が防がれ得る。一部の実施形態では、1つ又は複数の導体がセンサアセンブリに取り付けられ又は他の態様で電気結合される前に、センサアセンブリ116が内部センサマウント110内に固定される。かかる実施形態では、先にセンサアセンブリ116を固定することにより、オペレータがセンサアセンブリ116を直接取り扱う代わりに、比較的大きい内部センサマウント110を取り扱うことができるため、1つ又は複数の導体をセンサアセンブリに結合するプロセスを容易化することができる。
【0048】
ステップ330において、方法300は、近位フレキシブル部材を内部センサマウント上で前進させることを含む。例えば、近位フレキシブル部材114が、内部センサマウント110上を前進させられ得る。近位フレキシブル部材114は、近位フレキシブル部材114の遠位端が内部センサマウントの近位端141の近位に配置されるまで、内部センサマウント上を内部センサマウント110の遠位端143から前進させられ得る。近位フレキシブル部材114がそのように配置されると、心線119及び1つ又は複数の導体が近位フレキシブル部材内に収容される。一部の実施形態では、近位フレキシブル部材114は、半田、溶接、接着剤、及び/又は他の適切な機構を使用して、内部センサマウント110に固定される。例えば、近位フレキシブル部材114がポリマーチューブ(コイルを内蔵し又はしていない)の場合、接着剤が使用され得る。一部の実施形態では、近位フレキシブル部材114はステップ330では内部センサマウントに固定されない。後述されるように、近位フレキシブル部材114は後に、外部ハウジング112が内部センサマウント110に固定された後に固定されてもよい。
【0049】
ステップ340において、方法300は、外部ハウジング及び遠位フレキシブル部材を内部センサマウントに固定することを含む。例えば、外部ハウジング112及び遠位フレキシブル部材118が、内部センサマウント110に固定される。一部の実施形態では、外部ハウジング112及び遠位フレキシブル部材118は、サブコンポーネントとして事前に組み立てられる。すなわち、半田、溶接、接着剤、及び/又は他の適切な機構を使用して、外部ハウジング112が遠位フレキシブル部材118に固定され得る。他の実施形態では、外部ハウジング112及び遠位フレキシブル部材118は、個別に内部センサマウント110に固定される。サブコンポーネント、外部ハウジング112、及び/又は遠位フレキシブル部材118は、半田、溶接、接着剤、及び/又は他の適切な機構を使用して、内部センサマウント110に固定され得る。様々な実施形態において、サブコンポーネント、外部ハウジング112、遠位フレキシブル部材118、及び/又は内部センサマウント110がこのようにして固定されると、心線119の遠位部分及び/又は別個の心線が、遠位フレキシブル部材118内に通る。外部ハウジング112が固定されると、センサアセンブリ116はさらに外部ハウジング112によって包囲されるので、センサアセンブリ116は意図されない損傷から一層保護される。
【0050】
外部ハウジング112及び遠位フレキシブル部材118の内部センサマウント110に対する軸方向アラインメントは、遠位フレキシブル部材の近位端213と、内部センサマウントの遠位端143との接触によって達成され得る。例えば、外部ハウジング112は、外部ハウジングの1つ又は複数の開口部166が、内部センサマウントの1つ又は複数の切り欠き149及び/又はセンサアセンブリ116と連絡するよう、内部センサマウント110に対して配置され得る。外部ハウジング112は、遠位フレキシブル部材118の近位端213が内部センサマウントの遠位端143に接するまで、内部センサマウント110の遠位端143から内部センサマウント上を近位に進められる。外部ハウジング112及び遠位フレキシブル部材118の内部センサマウント110に対するさらなる近位方向への移動は、遠位フレキシブル部材118の近位端213が内部センサマウント110の遠位端143と接触するとき止められる。すなわち、内部センサマウント110は、ガイドワイヤーごとに外部ハウジング112を内部センサマウント110に対して一律に同じ軸方向位置に配置することを補助する機械的な止め具又はリミットである。外部ハウジング112は、1つ又は複数の開口部166が内部センサマウント110の1つ又は複数の切り欠き149及び/又はセンサアセンブリ116と隣接して配置されるよう、内部センサマウント110に対して回転方向に位置合わせされ得る。
【0051】
ステップ350において、方法300は、近位フレキシブル部材を内部センサマウントに固定することを含む。例えば、近位フレキシブル部材114が予め内部センサマウント110に固定されない実施形態では(例えば、ステップ330において、近位フレキシブル部材が内部センサマウント上を進められるとき)、近位フレキシブル部材及び内部センサマウントは、ステップ350において固定される。近位フレキシブル部材114は、近位フレキシブル部材の遠位端が外部ハウジング112の近位端161と接触するまで、内部センサマウント110の一部(例えば、近位部分142)の上を遠位に進められる。すなわち、外部ハウジング112は、ガイドワイヤーごとに、近位フレキシブル部材114を内部センサマウント110及び/又は外部ハウジング112に対して一貫して同じ軸方向位置に配置することを補助する機械的止め具又は機械的制限である。一部の実施形態では、近位フレキシブル部材114は、半田、溶接、接着剤、及び/又は他の適切な機構を使用して、内部センサマウント110及び/又は外部ハウジング112に固定される。例えば、近位フレキシブル部材114がポリマーチューブ(コイルが内蔵されていてもいなくてもよい)の場合、接着剤が使用され得る。さらに、近位フレキシブル部材と外部ハウジングとの間に滑らかな遷移を与え(患者の解剖学的特徴に引っかかり得る角を排除する)、また、その接続部を密閉するために、近位フレキシブル部材114と外部ハウジング112との間の遷移部のまわりに薄いポリマーコーティング又はスリーブ(例えば、パリレン、ポリイミド等)が配置されてもよい。
【0052】
方法の他の実施形態では、方法300のステップの前に、間に、及び/又は後に追加ステップが設けられてもよく、また、記載されるステップの一部が置換又は除去されてもよいことを理解されたい。さらに、方法300は、ガイドワイヤーの遠位部分108を近位部分106内の1つ又は複数の要素と結合し、例えば図1及び図2に示されるような完全なガイドワイヤー100を形成することに関するステップを含み得る。例えば、方法300によれば、遠位部分108内の1つ又は複数の要素が、近位部分106内の電気インターフェイス122と結合され得る。このようにすることで、方法300により、患者の体内で使用される完全なガイドワイヤー100を形成することができる。
【0053】
図13及び図14を参照すると、本開示の例示的側面に係るガイドワイヤー(例えば、ガイドワイヤー100)の遠位部分108におけるセンサ取り付けアセンブリ111が示されている。図13及び図14の実施形態は、図3図11の実施形態と類似し得る。例えば、センサ取り付けアセンブリ111は、外部ハウジング112及び内部センサマウント110を含む。外部ハウジング112及び/又は内部センサマウント110は、遠位フレキシブル部材118に結合され得る。例えば、外部ハウジングの遠位端163及び/又は内部センサマウント110の遠位端143が、遠位フレキシブル部材118の近位端213に固定され得る。外部ハウジング112及び/又は内部センサマウント110は、近位フレキシブル部材(例えば、近位フレキシブル部材114)にも結合され得る。例えば、外部ハウジング112の近位端161は、近位フレキシブル部材の遠位端に固定的に結合され得る。近位端141及び/又は近位部分142は、近位フレキシブル部材の遠位端に固定的に結合され得る。心線は、センサ取り付けアセンブリ116を通過し、内部センサマウント110に固定され得る。導体250は、センサアセンブリ116(例えば、接点214)に電気結合され、内部センサマウント110を越えて近位に伸び、近位フレキシブル部材を通過し得る。任意の適切なセンサアセンブリ116が遠位部分108に設けられ得る。
【0054】
図13及び図14の内部センサマウント110のボディは、切り欠き149を含み得る。切り欠き149は、内部センサマウント110の少なくとも一部(例えば、図13及び図14に示される向きでは上部)を周囲環境に開放し得る。例えば、内部センサマウント110は底部を含み得る一方、切り欠き149は側部及び上部を占め得る(例えば、図13及び図14に示される向きにおいて)。したがって、血液等の流体が、センサアセンブリ116のダイアフラム210に容易にアクセスして接触することができる(例えば、外部ハウジング112の開口部166を介して)。上記したように、内部センサマウント111は、様々な実施形態において、1つ、2つ、又は3つ以上の切り欠き149を含み得る。図13及び図14は1つの切り欠き149を有する実施形態を示し、図3図11は2つの切り欠き149を有する実施形態を示す。内部センサマウント110の一部は円筒状であり、別の部分は半円筒状であり得る。例えば、内部センサマウント110の遠位部分144が円筒状である一方、切り欠き149により、内部センサマウント110の残りの部分は半円筒状であってもよい。これに関して、遠位部分144は高さ254を有する一方、近位部分142は高さ252を有してもよい。
【0055】
外部境界158は、切り欠き149と直接隣接する、内部センサマウント110の端部である。外部境界158は、内部センサマウント110の上部及び側部に存在し得る(例えば、図13及び図14に示される向きにおいて)。外部境界158は、その上にセンサアセンブリ116の少なくとも一部が載置されるレール148を含む。センサアセンブリ116及びレール148は、適切な接着剤(例えば、糊、エポキシ等)、機械的接続、及び/又はこれらの組み合わせを使用して互いに固定される。センサアセンブリ116に隣接する外部境界158の部分は、線形であってもよい。あるいは、図13及び図14に示されるように、レール148を含むセクション260は、セクション262の高さとは異なる高さに配置され得る。セクション260がセンサアセンブリ116と同一平面上にある一方、セクション262はそうでなくてもよい。セクション262は同一平面上にないので、ダイアフラム210を含むセンサアセンブリ116の部分は持ち上げられてもよい。また、センサアセンブリ116は、ダイアフラム210を含む部分が外部境界158及び/又はレール148と接触しないようなサイズ及び形状を有してもよい。例えば、図13及び図14の実施形態では、ダイアフラム210を含むセンサアセンブリ116の部分は、接点214を含む部分よりも幅が狭い。接点214を含む部分はレール148上に載置される一方、ダイアフラム210を含む部分は持ち上げられる。
【0056】
外部ハウジング112は、センサアセンブリ116及び/又は内部センサマウント110の周囲に配置され得る。外部ハウジング112内の1つ又は複数の開口部166は、外部ハウジング112によって形成されるチャンバ内のセンサアセンブリ116と外部環境との間の流体連結を提供する。切り欠き149に起因する内部センサマウントの半円筒状部分は、外部ハウジング112の外部と同様な環境条件(例えば、血圧)を外部ハウジング112によって形成されるチャンバ内に作成することを援助し得る。開口部166は、ダイアフラム210の横に又はダイアフラム210に隣接して側方に配置されるよう形成される。開口部166は、異なる実施形態において様々なサイズ及び形状を有し得る。例えば、開口部166は、正方形、長方形、円形、楕円形、他の適切な形状、及び/又はこれらの組み合わせとして成形され得る。例えば、図13及び図15の実施形態では、開口部166は長方形であるが、図3図11の実施形態では、開口部166は円形である。
【0057】
図13及び図14のセンサ取り付けアセンブリ111を含むガイドワイヤーは、上記された方法300と同様に、及び/又は、他の適切な方法で組み立てることができる。一部の実施形態では、センサアセンブリを内部センサマウントに固定することを含む方法300のステップ320は、図13及び図14のセンサ取り付けアセンブリ111を使用して簡略化され得る。図13及び図14の内部センサマウント110の一部は半円筒状であるため(例えば、内部センサマウント110の上部が開いている)、センサアセンブリ116及び/又は導体250が(例えば、上方から)内部センサマウント110内に配置され得る。したがって、センサアセンブリ116を内部センサマウント110の側壁内の開口部から挿入する場合と比較して、センサアセンブリ116を内部センサマウント110上により容易に配置することができる。同様に、導体250を円形の近位管腔開口部、又は内部センサマウント110の側壁内の開口部から通す必要がないため、導体250をより容易に配置することができる。例えば、まず、センサアセンブリ116及び導体250を電気結合し、その後、センサアセンブリ116が、取り付けられた導体250とともに、内部センサマウント110内に載置され得る。他の実施形態では、内部センサマウント110に挿入されるとき、導体250は結合されていない。かかる実施形態では、1つ又は複数の導体250は、センサアセンブリ116が内部センサマウント110内に配置された後、(例えば、上方から)内部センサマウント110内に配置され、センサアセンブリ116に電気結合され得る。いずれの場合にせよ、導体250が内部センサマウント110内を引き戻され又は通り抜けさせられる必要はなく、これは、導体と内部センサマウントとの間の接触による損傷のリスクを好適に防ぐ。
【0058】
本明細書に開示される内部センサマウント及び/又は外部ハウジングの使用は、製造プロセス中のセンサの配置の再現性及び一律性を高めることができる。これは、より一律な製品を医師に提供し、医師の満足度を高め、組み立て工程を簡略化する。
【0059】
当業者は、上記装置、システム、及び方法が、様々な方法で変更され得ることを認識するであろう。したがって、当業者は、本開示が包含する実施形態は、上記実施形態の具体例に限定されないことを理解する。これに関して、例示的実施形態が図示及び記載されてきたが、本開示は、広範な改変、変更、及び置換を考慮する。本開示の範囲から逸脱することなく、上記に対してかかる変更がなされ得ることが理解される。したがって、添付の特許請求の範囲は、本開示に基づき広義に解釈されるべきである。
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