【文献】
秋葉 けんた,今すぐ使えるかんたんPLUS+ iPhone6 Plus完全大事典,株式会社技術評論社,2015年 1月25日,第1版,91ページ
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
所定文字列簡易入力モードをシステム入力法の設定インターフェース上において起動させるユーザの設定操作を受付けた後に、予め提供された所定操作リストを含んだ、前記所定操作を設定するための第2設定オプションを、前記システム入力法の設定インターフェース上において提供するステップと、
前記所定操作リストに対するユーザの選定入力を取得し、選定された操作を前記所定操作とするステップと、
をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
前記所定文字列簡易入力モード下で複数の所定文字列が設定されているとき、前記所定文字列簡易入力モード下で設定された所定文字列をテキスト入力ボックス内に入力するステップは、
テキスト入力ボックスの所定位置において前記複数の所定文字列を出力するステップと、
ユーザが選択した所定文字列を取得するステップと、
ユーザが選択した所定文字列を前記テキスト入力ボックス内に入力するステップと、を含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
所定文字列簡易入力モードをシステム入力法の設定インターフェース上において起動させるユーザの設定操作を受付けた後に、予め提供された所定操作リストを含んだ、前記所定操作を設定するための第2設定オプションを、前記システム入力法の設定インターフェース上において提供する第2提供モジュールと、
前記所定操作リストに対するユーザの選定入力を取得し、選定された操作を前記所定操作とする第2取得モジュールと、
をさらに含むことを特徴とする請求項5に記載の装置。
【発明の概要】
【0004】
関連技術に存在する問題を解決するために、本発明は、テキスト入力方法
、装置
、プログラム及び記録媒体を提供する。
【0005】
本発明の実施例の第1態様によれば、テキスト入力方法であって、
所定文字列簡易入力モードが設定されているか否かを判断するステップと、
所定文字列簡易入力モードが設定されている場合には、文字入力インターフェース内の所定文字に対する所定操作を検出するステップと、
前記所定文字に対する所定操作が検出された場合には、前記所定文字列簡易入力モード下で設定された所定文字列をテキスト入力ボックス内に入力するステップと、を含む方法を提供する。
【0006】
望ましくは、前記方法は、さらに、
所定文字列簡易入力モードをシステム入力法の設定インターフェース上において起動させるユーザの設定操作を受付けるステップと、
所定文字列簡易入力モードを起動させるステップと、を含む。
【0007】
望ましくは、前記方法は、さらに、
所定文字列簡易入力モードをシステム入力法の設定インターフェース上において起動させるユーザの設定操作を受付けた後に、ユーザからシステム入力法の設定インターフェース内に入力された文字列を受付け、受付けた文字列を前記所定文字列とするステップを含む。
【0008】
望ましくは、前記方法は、さらに、
所定文字列簡易入力モードをシステム入力法の設定インターフェース上において起動させるユーザの設定操作を受付けた後に、前記所定文字を設定するための第1設定オプションを前記システム入力法の設定インターフェース上において提供するステップと、
ユーザから前記第1設定オプション内に設定された所定文字を取得するステップと、を含む。
【0009】
望ましくは、前記所定文字を設定するための第1設定オプションを前記システム入力法の設定インターフェース上において提供するステップは、
ユーザの入力習慣および前記文字入力インターフェースのスタート画面上の文字レイアウトに基づいて取得された所定文字を含む所定文字リストを、前記システム入力法の設定インターフェース上において提供するステップを含み、
ユーザから前記第1設定オプション内に設定された所定文字を取得するステップは、
前記所定文字リストに対するユーザの選定入力を取得し、選定された文字を前記所定文字とするステップを含む。
【0010】
望ましくは、前記方法は、さらに、
所定文字列簡易入力モードをシステム入力法の設定インターフェース上において起動させるユーザの設定操作を受付けた後に、予め提供された所定操作リストを含んだ、前記所定操作を設定するための第2設定オプションを、前記システム入力法の設定インターフェース上において提供するステップと、
前記所定操作リストに対するユーザの選定入力を取得し、選定された操作を前記所定操作とするステップと、を含む。
【0011】
望ましくは、前記所定文字列簡易入力モード下で複数の所定文字列が設定されているとき、前記所定文字列簡易入力モード下で設定された所定文字列をテキスト入力ボックス内に入力するステップは、
テキスト入力ボックスの所定位置において前記複数の所定文字列を出力するステップと、
ユーザが選択した所定文字列を取得するステップと、」
ユーザが選択した所定文字列を前記テキスト入力ボックス内に入力するステップと、を含む。
【0012】
本発明の実施例の第2態様によれば、テキスト入力装置であって、
所定文字列簡易入力モードが設定されているか否かを判断する判断モジュールと、
所定文字列簡易入力モードが設定されている場合には、文字入力インターフェース内の所定文字に対する所定操作を検出する検出モジュールと、
前記所定文字に対する所定操作が検出された場合には、前記所定文字列簡易入力モード下で設定された所定文字列をテキスト入力ボックス内に入力する入力モジュールと、を含む。
【0013】
望ましくは、前記装置は、さらに、
所定文字列簡易入力モードをシステム入力法の設定インターフェース上において起動させるユーザの設定操作を受付ける第1受付モジュールと、
所定文字列簡易入力モードを起動させる起動モジュールと、を含む。
【0014】
望ましくは、前記装置は、さらに、
所定文字列簡易入力モードをシステム入力法の設定インターフェース上において起動させるユーザの設定操作を受付けた後に、ユーザからシステム入力法の設定インターフェース内に入力された文字列を受付け、受付けた文字列を前記所定文字列とする第2受付モジュールを含む。
【0015】
望ましくは、前記装置は、さらに、
所定文字列簡易入力モードをシステム入力法の設定インターフェース上において起動させるユーザの設定操作を受付けた後に、前記所定文字を設定するための第1設定オプションを前記システム入力法の設定インターフェース上において提供する第1提供モジュールと、
ユーザから前記第1設定オプション内に設定された所定文字を取得する第1取得モジュールと、を含む。
【0016】
望ましくは、前記第1提供モジュールは、
所定文字列簡易入力モードをシステム入力法の設定インターフェース上において起動させるユーザの設定操作を受付けた後に、ユーザの入力習慣および前記文字入力インターフェースのスタート画面上の文字レイアウトに基づいて取得された所定文字を含む所定文字リストを、前記システム入力法の設定インターフェース上において提供する提供サブモジュールを含み、
前記第1取得モジュールは、
前記所定文字リストに対するユーザの選定入力を取得し、選定された文字を前記所定文字とする第1取得サブモジュールを含む。
【0017】
望ましくは、前記装置は、さらに、
所定文字列簡易入力モードをシステム入力法の設定インターフェース上において起動させるユーザの設定操作を受付けた後に、予め提供された所定操作リストを含んだ、前記所定操作を設定するための第2設定オプションを、前記システム入力法の設定インターフェース上において提供する第2提供モジュールと、
前記所定操作リストに対するユーザの選定入力を取得し、選定された操作を前記所定操作とする第2取得モジュールと、を含む。
【0018】
望ましくは、前記所定文字列簡易入力モード下で複数の所定文字列が設定されているとき、前記入力モジュールは、
前記所定文字に対する所定操作が検出された場合には、テキスト入力ボックスの所定位置において前記複数の所定文字列を出力する出力サブモジュールと、
ユーザが選択した所定文字列を取得する第2取得サブモジュールと、
ユーザが選択した所定文字列を前記テキスト入力ボックス内に入力する入力サブモジュールと、を含む。
【0019】
本発明の実施例の第3態様によれば、テキスト入力装置であって、
プロセッサと、
プロセッサが実行可能なコマンドを記憶するメモリと、を含み、
前記プロセッサは、
所定文字列簡易入力モードが設定されているか否かを判断し、
所定文字列簡易入力モードが設定されている場合には、文字入力インターフェース内の所定文字に対する所定操作を検出し、
前記所定文字に対する所定操作が検出された場合には、前記所定文字列簡易入力モード下で設定された所定文字列をテキスト入力ボックス内に入力するように構成されている、テキスト入力装置を提供する。
本発明のその他の態様は、
プロセッサに実行されることにより、前記方法を実現することを特徴とするプログラムを提供する。
本発明のその他の態様は、
前記プログラムが記録された記録媒体を提供する。
【0020】
本発明の実施例が提供する技術的構成は、次の有益な效果を奏する。
【0021】
すなわち、本発明の以上の実施例では、所定文字列簡易入力モードが設定されているか否かを判断し、所定文字列簡易入力モードが設定されている場合には文字入力インターフェース内の所定文字に対する所定操作を検出し、前記所定文字に対する所定操作が検出された場合には前記所定文字列簡易入力モード下で設定された所定文字列をテキスト入力ボックス内に入力する。これにより、ユーザが文字入力インターフェース内の所定文字を利用して長いテキストを簡易入力することが実現され、モバイル端末の入力法を用いる操作の煩瑣さが低減され、ユーザのテキスト入力体験が向上している。
【0022】
上記基本的な記載および後述の詳細な記載は、単に例示的および説明的なものにすぎず、本発明を限定するものではないと理解されるべきである。
【発明を実施するための形態】
【0025】
ここで、図面に示された例示的な実施例を詳細に説明する。以下の記載において、図面に関する場合、特に説明しない限り、異なる図面における同一番号は、同一または同等の要素を示す。以下の例示的な実施例に記載の実施形態は、本発明と一致するあらゆる実施形態を代表するものではない。逆に、これらの実施形態は、添付される特許請求の範囲に詳細に記載された、本発明の一部の局面に一致する装置及び方法の例にすぎない。
【0026】
また、本発明において使われる用語は、単に特定の実施例を説明することを目的とするものであり、本発明を限定するものではない。本明細書および添付される特許請求の範囲に現れる単数的表現「一種の」、「前記」および「該」とは、上下の文からその含意が明確に示された場合を除き、複数形の意味も含む。さらに、本明細書において使われる表現「および/または」とは、互いに関連する1つまたは複数の列挙事項により生じ得るいかなる組み合わせも含むと理解されるべきである。
【0027】
また、本発明では第1、第2、第3などの表現を用いて各情報を説明しているが、これらの情報はこれらの表現に限定されないと理解されるべきである。これら表現は、単に、同一種別の情報を区別するためのものである。例えば、本発明の範囲を逸脱しない前提下で、第1情報を第2情報と称してもい。これと類似的に、第2情報も第1情報と称してもよく、文脈により決まる。また、本明細書において使われる表現「…場合、」は、「…ときに」、「…とき」、または「確定への応答」として解釈され得る。
【0028】
ユーザが日常の中で大画面スマート機器を使用する間は、長い文字テキストを繰り返して入力することが多い。例えば、ユーザが、機器上にインストールされた一部のアプリケーションへ登録する場合は、通常、電子メールのアドレスをユーザの登録アカウントとして使うのが一般的である。したがって、ユーザが入力法を用いて電子メールのアドレスを入力することは、すべてのユーザがほぼ毎日に出会う文字入力場面である。このような場面では、ユーザは、複数のアプリケーションに共通する登録アカウントを用いると、同一メールアドレスを繰り返して入力することが多くなる。
【0029】
ユーザの入力体験を向上させるために、「文字フォルダ」の機能を導入した入力法が関連技術として開示された。ユーザは、よく使う幾つかの文字句を「文字フォルダ」に保存し、関連の文字短文の入力が必要になったときに、文字フォルダの中から直接に選択することができる。しかし、このような構成では、文字フォルダのアプリケーションポータルが深く、直観的ではない。また、通常、文字フォルダに保存された常用句の数が多いため、ユーザ検索が不便で、普及度が低い。
【0030】
上記に鑑み、本発明は、所定文字列簡易入力モードが設定されているか否かを判断し、所定文字列簡易入力モードが設定されている場合には、文字入力インターフェース内の所定文字に対する所定操作を検出し、前記所定文字に対する所定操作が検出された場合には、前記所定文字列簡易入力モード下で設定された所定文字列をテキスト入力ボックス内に入力する、テキスト入力方法を提供する。これにより、ユーザが文字入力インターフェース内の所定文字を利用して長いテキストを簡易入力することが実現され、モバイル端末の入力法を用いる操作の煩瑣さが低減され、ユーザのテキスト入力体験が向上している。
【0031】
図1は、例示的な一実施例に係るテキスト入力方法を示している。該テキスト入力方法は、端末に適用されるものであり、次のステップを含む。
【0032】
ステップ101では、所定文字列簡易入力モードが設定されているか否かを判断する。
【0033】
ステップ102では、所定文字列簡易入力モードが設定されている場合には、文字入力インターフェース内の所定文字に対する所定操作を検出する。
【0034】
ステップ103では、前記所定文字に対する所定操作が検出された場合には、前記所定文字列簡易入力モード下で設定された所定文字列を、テキスト入力ボックス内に入力する。
【0035】
本実施例では、端末は、例えばユーザのスマートフォン、タブレットコンピュータなど、ユーザのモバイル端末であってもよい。文字入力インターフェースは、例えばスマートフォンにおけるスクリーンキーボードなど、モバイル端末の入力法の入力インターフェースであってもよい。
【0036】
ユーザがモバイル端末を使用する間は、システムインターフェース上に文字テキストを入力する必要がある場合、通常、モバイル端末における入力法のスクリーンキーボードをコールし、スクリーンキーボードを操作することで入力を行うことができる。しかし、ユーザが日常の中でモバイル端末を使用する間は、長い文字テキストを繰り返して入力することが多い。例えば、ユーザがメールアドレスをモバイル端末における複数のアプリケーションの共通登録アカウントとすると、日常的な使用において同一メールアドレスを繰り返して入力することが多くなる可能性がある。
【0037】
そのため、このような使用場面では、繰り返して入力することはユーザ体験に影響する。また、ユーザがスクリーンキーボードを操作することで入力する際は、ハードウェアの条件に制限され、入力ミスおよび入力体験不良の問題が生じる可能性がある。例えば、画面の小さいモバイル端末では、ユーザがスクリーンキーボードを用いて入力する間は、小さいスクリーンキーボード空間が原因として、入力を誤る可能性がある。また、大画面モバイル端末の場合、大画面モバイル端末では、ネットページや写真の閲覧、および映像視聴のユーザ体験を向上させるために、ガラス製光沢鏡面仕様のスクリーンが通常に用いられ、ユーザが大画面モバイル端末上に、スクリーンキーボードを用いて長い文字テキストを入力する際の入力体験は良くない。
【0038】
上記問題を解決するために、モバイル端末のシステム入力法の設定インターフェース内に文字列簡易入力モードを予め設定すると共に、ユーザが文字列簡易入力モード下で設定した、簡易入力すべき所定文字列および所定文字を取得してもよい。そして、ユーザがスクリーンキーボード上の当該所定文字に対して所定操作を行ったことをトリガーにして、システムは、ユーザが文字列簡易入力モード下で設定した所定文字列を自動的に入力ボックス内に入力する。これにより、ユーザがスクリーンキーボード上の指定文字を操作するだけで、所定文字列の簡易入力が実現される。
【0039】
本実施例では、文字列簡易入力の起動にあたり、文字列簡易入力モードを起動させる機能オプションをシステム入力法の設定インターフェース内に予め設定してもよい。ユーザは、該機能オプションを操作して文字列簡易入力モードを起動させることができる。例えば、タッチパネル式のモバイル端末の場合、ユーザは、タッチシステム入力法の設定インターフェース内における該機能オプションにより、文字列簡易入力モードを起動させてもよい。
【0040】
以下は、タッチパネル式のモバイル端末上に上記の機能を実現する構成を例とし、詳細に説明する。勿論、タッチパネル式のモバイル端末上に上記の機能を実現する構成は、例示的なものに過ぎない。実際の適用としては、後に詳述する実現プロセスに従って非タッチパネル式のモバイル端末上に同等的に実現することもできる。
【0041】
タッチパネル式のモバイル端末上に実現する場合、モバイル端末は、システム入力法の設定インターフェース内の機能オプションに対するユーザのタッチイベントを、バックグラウンドにおいてリアルタイムにモニタリングしてもよい。該機能オプションに対するユーザのタッチイベントを検知したときには、現在、文字列簡易入力モジュールが設定されていると特定し、バックグラウンドにおいて文字列簡易入力モードを起動してもよい。
【0042】
モバイル端末がバックグラウンドにおいて文字列簡易入力モードを起動した後、ユーザは、システム入力法の設定インターフェース内に、簡易入力すべき所定文字列を設定してもよい。同時に、モバイル端末は、ユーザがシステム入力法の設定インターフェース内に入力した文字列をバックグラウンドにおいてリアルタイムに受付け、受付けた文字列を文字列簡易入力モード下の所定文字列に設定してもよい。
【0043】
なお、ユーザがシステム入力法の設定インターフェース内に所定文字列を設定する際は、モバイル端末がシステム入力法の設定インターフェース上において所定の文字列入力ボックスをユーザへ提供し、ユーザが該文字列入力ボックス内に文字列を入力してもよい。そして、モバイル端末は、ユーザが該文字列入力ボックス内に入力した文字列をバックグラウンドにおいて取得し、取得した文字列を文字列簡易入力モード下の所定文字列に設定してもよい。
【0044】
勿論、実現するときは、ユーザがシステム入力法の設定インターフェース内に複数の所定文字列を設定してもよい。例えば、ユーザは、上記文字列入力ボックス内に複数の文字列を入力する際、複数の文字列の連続入力時に、連続に入力した複数の文字列を特定の間隔文字で分けてもよい。そして、モバイル端末は、ユーザが入力した文字列をバックグラウンドにおいて取得する際、該分隔文字に基づいて自動的に、ユーザが入力した文字列を複数のものとして識別してもよい。
【0045】
本実施例では、ユーザは、文字列簡易入力モード下で簡易入力すべき文字列をシステム入力法の設定インターフェース内に設定する以外に、文字列簡易入力モードのトリガーとなる所定文字をシステム入力法の設定インターフェース内に設定することもできる。
【0046】
なお、ユーザが、文字列簡易入力のトリガーとなる所定文字をシステム入力法の設定インターフェース内に設定する際、モバイル端末は、システム入力法の設定インターフェース上において、該所定文字を設定するための第1設定オプションをユーザへ提供してもよい。
【0047】
実現するときは、該第1設定オプションは、幾つかの所定文字を含んだ所定の文字リストであってもよい。ユーザは、該所定文字を設定するときに、該所定文字リスト内から、設定すべき所定文字を直接に選定してもよい。同時に、モバイル端末は、ユーザが該所定文字リスト内から選定した文字をバックグラウンドにおいて取得し、取得した文字を文字列簡易入力のトリガーとなる所定文字に設定してもよい。
【0048】
なお、該所定文字リスト内の所定文字は、入力法のスクリーンキーボードからランダムに選択してもよく、ユーザの入力習慣およびスクリーンキーボードのスタート画面上の文字レイアウトに基づいて取得してもよい。例えば、タッチパネル式のモバイル端末の場合、モバイル端末は、ユーザが端末を使用しているときのタッチポイントをバックグラウンドにおいて収集し、ユーザのタッチポイントに基づいてユーザの使用習慣をバックグラウンドにおいて解析してもよい。例えば、収集したタッチポイントの座標に基づき、ユーザが左手の操作に慣れているのか、右手の操作に慣れているのかを解析する。モバイル端末は、ユーザの使用習慣をバックグラウンドにおいて解析できたとき、入力法のスクリーンキーボード上の文字レイアウトを読み取ると共に、ユーザの使用習慣に基づき、ユーザの使用習慣に更に適した文字をスクリーンキーボード上から読み取り、ユーザの選択用として上記所定文字リスト内に格納してもよい。例えば、ユーザが左利きであるとモバイル端末が解析できたと仮定したとき、入力法のスクリーンキーボードのスタート画面上の、左寄りの文字をユーザの選択用として上記所定文字リストに格納する構成としてもよい。このような構成とすることにより、文字列簡易入力モード下の所定文字についてのユーザ設定は、ユーザの使用習慣に十分に適すものになる。
【0049】
本実施例では、ユーザは、文字列簡易入力モード下で簡易入力すべき文字列、および所定文字をシステム入力法の設定インターフェース内に設定する以外に、文字列簡易入力のトリガーとなる所定操作をシステム入力法の設定インターフェース内に設定することもできる。
【0050】
なお、ユーザが、文字列簡易入力のトリガーとなる所定操作をシステム入力法の設定インターフェース内に設定する際、モバイル端末は、システム入力法の設定インターフェース上において、該所定操作を設定するための第2設定オプションをユーザへ提供してもよい。
【0051】
実現するときは、該第2設定オプションは、例えば、長押し操作、ダブルクリック操作などの幾つかの所定操作を含む所定操作リストであってもよい。ユーザは、該所定操作を設定する際に、該所定操作リスト内から、設定すべき所定操作を直接に選定してもよい。同時に、モバイル端末は、ユーザが該所定操作リスト内から選定した操作をバックグラウンドにおいて取得し、取得した操作設定を文字列簡易入力のトリガーとなる所定操作に設定してもよい。
【0052】
本実施例では、システム入力法の設定インターフェース内には、例えば確認ボタンのような確認オプションが含まれていてもよい。ユーザは、システム入力法の設定インターフェース内に所定文字列、所定文字および所定操作をそれぞれ設定した後、設定完了時に該確認ボタンをクリックすることで設定の確認を行ってもよい。
【0053】
ユーザが該確認ボタンをクリックすることで設定の確認を行うと、文字列簡易入力モードが起動する。モバイル端末は、入力法のスクリーンキーボードに対するユーザの操作をバックグラウンドにおいてリアルタイムに検出し、検出した操作が、スクリーンキーボード上の所定文字に対する例えば長押し操作のようなユーザの所定操作であるか否かを判断する。そして、検出した操作がスクリーンキーボード上の所定文字に対する所定操作である場合、これをトリガーにして、モバイル端末は、既にユーザにより設定された所定文字列をバックグラウンドにおいてコールし、該所定文字列をテキスト入力ボックス内に簡易入力する。
【0054】
このような構成とすることにより、ユーザは、スクリーンキーボード内の指定文字に対して所定の操作を行うだけで、ユーザが文字列簡易入力モード下で設定した所定文字列の簡易入力が完了する。これにより、ユーザのテキスト入力体験が向上する。
【0055】
以上の実施例では、所定文字列簡易入力モードが設定されているか否かを判断し、所定文字列簡易入力モードが設定されている場合には、文字入力インターフェース内の所定文字に対する所定操作を検出し、前記所定文字に対する所定操作が検出された場合には、前記所定文字列簡易入力モード下で設定された所定文字列をテキスト入力ボックス内に入力する。これにより、ユーザが文字入力インターフェース内の所定文字を利用して長いテキストを簡易入力することが実現され、モバイル端末の入力法を用いる操作の煩瑣さが低減され、ユーザのテキスト入力体験が向上している。
【0056】
図2は、例示的な一実施例に係るテキスト入力方法を示している。該方法は、端末に適用されるものであり、次のステップを含む。
【0057】
ステップ201では、所定文字列簡易入力モードをシステム入力法の設定インターフェース上において起動させるユーザの設定操作を受付ける。
【0058】
ステップ202では、ユーザからシステム入力法の設定インターフェース内に入力された文字列を受付け、受付けた文字列を前記所定文字列とする。
【0059】
ステップ203では、前記所定文字を設定するための第1設定オプションを前記システム入力法の設定インターフェース上において提供し、ユーザから前記第1設定オプション内に設定された所定文字を取得する。
【0060】
ステップ204では、予め提供された所定操作リストを含んだ、前記所定操作を設定するための第2設定オプションを前記システム入力法の設定インターフェース上において提供し、前記所定操作リストに対するユーザの選定入力を取得し、選定された操作を前記所定操作とする。
【0061】
ステップ205では、所定文字列簡易入力モードを起動させる。
【0062】
ステップ206では、文字入力インターフェース内の所定文字に対する所定操作を検出する。
【0063】
ステップ207では、前記所定文字に対する所定操作が検出された場合には、前記所定文字列簡易入力モード下で設定された所定文字列をテキスト入力ボックス内に入力する。
【0064】
本実施例では、端末は、例えばユーザのスマートフォン、タブレットコンピュータなど、ユーザのモバイル端末であってもよい。文字入力インターフェースは、例えばスマートフォンにおけるスクリーンキーボードなど、モバイル端末の入力法の入力インターフェースであってもよい。
【0065】
ユーザがモバイル端末を使用する間は、システムインターフェース上に文字テキストを入力する必要がある場合、通常、モバイル端末における入力法のスクリーンキーボードをコールし、スクリーンキーボードを操作することで入力を行うことができる。しかし、ユーザが日常の中でモバイル端末を使用する間は、長い文字テキストを繰り返して入力することが多い。例えば、ユーザがメールアドレスをモバイル端末における複数のアプリケーションの共通登録アカウントとすると、日常的な使用において同一メールアドレスを繰り返して入力することが多くなる可能性がある。
【0066】
そのため、このような使用場面では、繰り返して入力することはユーザ体験に影響する。また、ユーザがスクリーンキーボードを操作することで入力する際は、ハードウェアの条件に制限され、入力ミスおよび入力体験不良の問題が生じる可能性がある。例えば、画面の小さいモバイル端末では、ユーザがスクリーンキーボードを用いて入力する間は、小さいスクリーンキーボード空間が原因として、入力を誤る可能性がある。また、大画面モバイル端末の場合、大画面モバイル端末では、ネットページや写真の閲覧、および映像視聴のユーザ体験を向上させるために、ガラス製光沢鏡面仕様のスクリーンが通常に用いられ、ユーザが大画面モバイル端末上にスクリーンキーボードを用いて長い文字テキストを入力する際の入力体験は良くない。
【0067】
上記問題を解決するために、モバイル端末のシステム入力法の設定インターフェース内に文字列簡易入力モードを予め設定すると共に、ユーザが文字列簡易入力モード下で設定した、簡易入力すべき所定文字列および所定文字を取得してもよい。そして、ユーザがスクリーンキーボード上の当該所定文字に対して所定操作を行ったことをトリガーにして、システムは、ユーザが文字列簡易入力モード下で設定した所定文字列を自動的に入力ボックス内に入力する。これにより、ユーザがスクリーンキーボード上の指定文字を操作するだけで、所定文字列の簡易入力が実現される。
【0068】
本実施例では、文字列簡易入力の起動にあたり、文字列簡易入力モードを起動させる機能オプションをシステム入力法の設定インターフェース内に予め設定してもよい。ユーザは、該機能オプションを操作して文字列簡易入力モードを起動させることができる。例えば、タッチパネル式のモバイル端末の場合、ユーザは、タッチシステム入力法の設定インターフェース内における該機能オプションにより、文字列簡易入力モードを起動させてもよい。
【0069】
以下は、タッチパネル式のモバイル端末上に上記の機能を実現する構成を例とし、詳細に説明する。勿論、タッチパネル式のモバイル端末上に上記の機能を実現する構成は、例示的なものに過ぎない。実際の適用としては、後に詳述する実現プロセスに従って非タッチパネル式のモバイル端末上に同等的に実現することもできる。
【0070】
タッチパネル式のモバイル端末上に実現する場合、モバイル端末は、システム入力法の設定インターフェース内の機能オプションに対するユーザのタッチイベントを、バックグラウンドにおいてリアルタイムにモニタリングしてもよい。該機能オプションに対するユーザのタッチイベントを検知したときには、現在、文字列簡易入力モジュールが設定されていると特定し、バックグラウンドにおいて文字列簡易入力モードを起動してもよい。
【0071】
モバイル端末がバックグラウンドにおいて文字列簡易入力モードを起動した後、ユーザは、システム入力法の設定インターフェース内に、簡易入力すべき所定文字列を設定してもよい。同時に、モバイル端末は、ユーザがシステム入力法の設定インターフェース内に入力した文字列をバックグラウンドにおいてリアルタイムに受付け、受付けた文字列を文字列簡易入力モード下の所定文字列に設定してもよい。
【0072】
なお、ユーザがシステム入力法の設定インターフェース内に所定文字列を設定する際は、モバイル端末がシステム入力法の設定インターフェース上において所定の文字列入力ボックスをユーザへ提供し、ユーザが該文字列入力ボックス内に文字列を入力してもよい。そして、モバイル端末は、ユーザが該文字列入力ボックス内に入力した文字列をバックグラウンドにおいて取得し、取得した文字列を文字列簡易入力モード下の所定文字列に設定してもよい。
【0073】
勿論、実現するときは、ユーザがシステム入力法の設定インターフェース内に複数の所定文字列を設定してもよい。例えば、ユーザは、上記文字列入力ボックス内に複数の文字列を入力する際、複数の文字列の連続入力時に、連続に入力した複数の文字列を特定の間隔文字で分けてもよい。そして、モバイル端末は、ユーザが入力した文字列をバックグラウンドにおいて取得する際、該間隔文字に基づいて自動的に、ユーザが入力した文字列を複数のものとして識別してもよい。
【0074】
本実施例では、ユーザは、文字列簡易入力モード下で簡易入力すべき文字列をシステム入力法の設定インターフェース内に設定する以外に、文字列簡易入力モードのトリガーとなる所定文字をシステム入力法の設定インターフェース内に設定することもできる。
【0075】
なお、ユーザが、文字列簡易入力のトリガーとなる所定文字をシステム入力法の設定インターフェース内に設定する際、モバイル端末は、システム入力法の設定インターフェース上において、該所定文字を設定するための第1設定オプションをユーザへ提供してもよい。
【0076】
実現するときは、該第1設定オプションは、幾つかの所定文字を含んだ所定の文字リストであってもよい。ユーザは、該所定文字を設定するときに、該所定文字リスト内から、設定すべき所定文字を直接に選定してもよい。同時に、モバイル端末は、ユーザが該所定文字リスト内から選定した文字をバックグラウンドにおいて取得し、取得した文字を文字列簡易入力のトリガーとなる所定文字に設定してもよい。
【0077】
なお、該所定文字リスト内の所定文字は、入力法のスクリーンキーボードからランダムに選択してもよく、ユーザの入力習慣およびスクリーンキーボードのスタート画面上の文字レイアウトに基づいて取得してもよい。例えば、タッチパネル式のモバイル端末の場合、モバイル端末は、ユーザが端末を使用しているときのタッチポイントをバックグラウンドにおいて収集し、ユーザのタッチポイントに基づいてユーザの使用習慣をバックグラウンドにおいて解析してもよい。例えば、収集したタッチポイントの座標に基づき、ユーザが左手の操作に慣れているのか、右手の操作に慣れているのかを解析する。モバイル端末は、ユーザの使用習慣をバックグラウンドにおいて解析できたとき、入力法のスクリーンキーボード上の文字レイアウトを読み取ると共に、ユーザの使用習慣に基づき、ユーザの使用習慣に更に適した文字をスクリーンキーボード上から読み取り、ユーザの選択用として上記所定文字リスト内に格納してもよい。例えば、ユーザが左利きであるとモバイル端末が解析できたと仮定したとき、入力法のスクリーンキーボードのスタート画面上の、左寄りの文字をユーザの選択用として上記所定文字リストに格納する構成としてもよい。このような構成とすることにより、文字列簡易入力モード下の所定文字についてのユーザ設定は、ユーザの使用習慣に十分に適したものになる。
【0078】
本実施例では、ユーザは、文字列簡易入力モード下で簡易入力すべき文字列、および所定文字をシステム入力法の設定インターフェース内に設定する以外に、文字列簡易入力のトリガーとなる所定操作を、システム入力法の設定インターフェース内に設定することもできる。
【0079】
なお、ユーザが、文字列簡易入力のトリガーとなる所定操作をシステム入力法の設定インターフェース内に設定する際、モバイル端末は、システム入力法の設定インターフェース上において、該所定操作を設定するための第2設定オプションをユーザへ提供してもよい。
【0080】
実現するときは、該第2設定オプションは、例えば長押し操作、ダブルクリック操作などの幾つかの所定操作を含む所定操作リストであってもよい。ユーザは、該所定操作を設定する際に、該所定操作リスト内から、設定すべき所定操作を直接に選定してもよい。同時に、モバイル端末は、ユーザが該所定操作リスト内から選定した操作をバックグラウンドにおいて取得し、取得した操作設定を文字列簡易入力のトリガーとなる所定操作に設定してもよい。
【0081】
本実施例では、システム入力法の設定インターフェース内には、例えば確認ボタンのような確認オプションが含まれていてもよい。ユーザは、システム入力法の設定インターフェース内に所定文字列、所定文字および所定操作をそれぞれ設定した後、設定完了時に該確認ボタンをクリックすることで設定の確認を行ってもよい。
【0082】
ユーザが該確認ボタンをクリックすることで設定の確認を行うと、文字列簡易入力モードが起動する。モバイル端末は、入力法のスクリーンキーボードに対するユーザの操作をバックグラウンドにおいてリアルタイムに検出し、検出した操作が、スクリーンキーボード上の所定文字に対する例えば長押し操作のようなユーザの所定操作であるか否かを判断する。そして、検出した操作が、スクリーンキーボード上の所定文字に対する所定操作である場合、これをトリガーにして、モバイル端末は、既にユーザにより設定された所定文字列をバックグラウンドにおいてコールし、該所定文字列をテキスト入力ボックス内に簡易入力する。
【0083】
このような構成とすることにより、ユーザは、スクリーンキーボード内の指定文字に対して所定の操作を行うだけで、ユーザが文字列簡易入力モード下で設定した所定文字列の簡易入力が完了する。これにより、ユーザのテキスト入力体験が向上する。
【0084】
以下は、応用の実例を挙げつつ、上記の応用場面も併せて以上の実施例における技術的構成を詳しく説明する。
【0085】
本実施例では、上記の所定文字は、入力法のスクリーンキーボード上の「@文字」であってもよい。上記の所定文字列は、ユーザが登録アカウントとして用いたメールアドレスであってもよい。また、上記の所定操作は、長押し操作であってもよい。
【0086】
図3を参照する。
図3は、本実施例に係る、ユーザが予め残しておく文字列のインタラクションを示す模式図である。
【0087】
図3に示すように、システム設定インターフェース内に「入力法」という設定オプションが含まれてもよく、ユーザは、該設定オプションをタッチしたことをトリガーにして、システムをシステム入力法の設定インターフェースへ切り替えることができる。
【0088】
また、システム入力法の設定インターフェース内に「@キー簡易入力メールアドレス」という機能オプションが含まれてもよく、ユーザは、該機能オプションの起動スイッチをタッチしたことをトリガーにして、文字列簡易入力モードを起動させることができる。そして、文字列簡易入力モードの起動をトリガーにして、システムは、予め残しておく文字列を設定するための入力ボックスをユーザへ出力する。ユーザは、該入力ボックス内に簡易入力メールアドレスを設定することができる。
【0089】
該入力法設定インターフェースにさらに確認ボタンが含まれてもよく、ユーザは、該入力ボックス内に簡易入力メールアドレスを入力した後、該確認ボタンをタッチすることで文字列簡易入力モードを起動させることができる。
【0090】
文字列簡易入力モードの起動後、ユーザがアプリケーションの登録インターフェース内に該メールアドレスを入力しようとするときに、スクリーンキーボード上の「@文字」に対して長押し操作を行えば、簡易入力ができる。
【0091】
そして、モバイル端末のシステムは、スクリーンキーボードに対するユーザのタッチイベントをバックグラウンドにおいてリアルタイムにモニタリングする。システムは、該スクリーンキーボード上の「@文字」に対するユーザの長押しイベントを検出すると、既にユーザにより設定された簡易入力メールアドレスをすぐにバックグラウンドにおいてコールし、該メールアドレスを登録インターフェースにおけるユーザ名入力ボックス内に自動的に埋め込む。これにより、登録名の簡易入力が完了する。
【0092】
以上の実施例では、所定文字列簡易入力モードが設定されているか否かを判断し、所定文字列簡易入力モードが設定されている場合には、文字入力インターフェース内の所定文字に対する所定操作を検出し、前記所定文字に対する所定操作が検出された場合には、前記所定文字列簡易入力モード下で設定された所定文字列をテキスト入力ボックス内に入力する。これにより、ユーザが文字入力インターフェース内の所定文字を利用して長いテキストを簡易入力することが実現され、モバイル端末の入力法を用いる操作の煩瑣さが低減され、ユーザのテキスト入力体験が向上している。
【0093】
上述したテキスト入力方法実施例に対応して、本発明は、装置に係る実施例も提供する。
【0094】
図4は、例示的な一実施例に係るテキスト入力装置を示す模式ブロック図である。
【0095】
図4に示すように、例示的な一実施例に係るテキスト入力装置400は、判断モジュール401、検出モジュール402および入力モジュール403を含む。
【0096】
前記判断モジュール401は、所定文字列簡易入力モードが設定されているか否かを判断するように構成されている。
【0097】
前記検出モジュール402は、所定文字列簡易入力モードが設定されている場合には、文字入力インターフェース内の所定文字に対する所定操作を検出するように構成されている。
【0098】
前記入力モジュール403は、前記所定文字に対する所定操作が検出された場合には、前記所定文字列簡易入力モード下で設定された所定文字列をテキスト入力ボックス内に入力するように構成されている。
【0099】
以上の実施例では、所定文字列簡易入力モードが設定されているか否かを判断し、所定文字列簡易入力モードが設定されている場合には、文字入力インターフェース内の所定文字に対する所定操作を検出し、前記所定文字に対する所定操作が検出された場合には、前記所定文字列簡易入力モード下で設定された所定文字列を、テキスト入力ボックス内に入力する。これにより、ユーザが文字入力インターフェース内の所定文字を利用して長いテキストを簡易入力することが実現され、ユーザのテキスト入力体験が向上している。
【0100】
図5を参照する。
図5は、本発明の例示的な一実施例に係る別の装置を示すブロック図である。該実施例では、前記装置400は、前記
図4に示す実施例の構成に加え、さらに第1受付モジュール404および起動モジュール405を含む。
【0101】
前記第1受付モジュール404は、所定文字列簡易入力モードをシステム入力法の設定インターフェース上において起動させるユーザの設定操作を受付けるように構成されている。
【0102】
前記起動モジュール405は、所定文字列簡易入力モードを起動させるように構成されている。
【0103】
図6を参照する。
図6は、本発明の例示的な一実施例に係る別の装置を示すブロック図である。該実施例では、前記装置400は、前記
図5に示す実施例の構成に加え、さらに第2受付モジュール406を含んでもよい。
【0104】
前記第2受付モジュール406は、所定文字列簡易入力モードをシステム入力法の設定インターフェース上において起動させるユーザの設定操作を受付けた後に、ユーザからシステム入力法の設定インターフェース内に入力された文字列を受付け、受付けた文字列を前記所定文字列とするように構成されている。
【0105】
なお、前記
図6に示す装置の実施例として示される第2受付モジュール406の構成は、前記
図4の装置の実施例に含まれてもよく、本発明ではこれについて限定しない。
【0106】
図7を参照する。
図7は、本発明の例示的な一実施例に係る別の装置を示すブロック図である。該実施例では、前記装置400は、前記
図5に示す実施例の構成に加え、さらに第1提供モジュール407および第1取得モジュール408を含んでもよい。
【0107】
前記第1提供モジュール407は、所定文字列簡易入力モードをシステム入力法の設定インターフェース上において起動させるユーザの設定操作を受付けた後に、前記所定文字を設定するための第1設定オプションを前記システム入力法の設定インターフェース上において提供するように構成されている。
【0108】
前記第1取得モジュール408は、ユーザから前記第1設定オプション内に設定された所定文字を取得するように構成されている。
【0109】
なお、前記
図7に示す装置の実施例として示される第1提供モジュール407および第1取得モジュール408の構成は、前記
図4および
図6の装置の実施例に含まれてもよく、本発明ではこれについて限定しない。
【0110】
図8を参照する。
図8は、本発明の例示的な一実施例に係る別の装置を示すブロック図である。該実施例では、前記
図7に示す実施例の構成に加え、前記第1提供モジュール407は提供サブモジュール407Aを含んでもよく、前記第1取得モジュール408は第1取得サブモジュール408Aを含んでもよい。
【0111】
前記提供サブモジュール407Aは、所定文字列簡易入力モードをシステム入力法の設定インターフェース上において起動させるユーザの設定操作を受付けた後に、ユーザの入力習慣および前記文字入力インターフェースのスタート画面上の文字レイアウトに基づいて取得された所定文字を含む所定文字リストを、前記システム入力法の設定インターフェース上において提供するように構成されている。
【0112】
前記第1取得サブモジュール408Aは、前記所定文字リストに対するユーザの選定入力を取得し、選定された文字を前記所定文字とするように構成されている。
【0113】
なお、前記
図8に示す装置の実施例として示された提供サブモジュール407Aおよび第1取得サブモジュール408Aの構成は、前記
図4〜6の装置の実施例に含まれてもよく、本発明ではこれについて限定しない。
【0114】
図9を参照する。
図9は、本発明の例示的な一実施例に係る別の装置を示すブロック図である。該実施例では、前記装置400は、前記
図5示に示す実施例の構成に加え、さらに第2提供モジュール409および第2取得モジュール410を含んでもよい。
【0115】
前記第2提供モジュール409は、システム入力法の設定インターフェース上において所定文字列簡易入力モードを起動させるユーザの設定操作を受付けた後に、予め提供された所定操作リストを含んだ、前記所定操作を設定するための第2設定オプションを、前記システム入力法の設定インターフェース上において提供するように構成されている。
【0116】
前記第2取得モジュール410は、前記所定操作リストに対するユーザの選定入力を取得し、選定された操作を前記所定操作とするように構成されている。
【0117】
なお、前記
図9に示す装置の実施例として示された第2提供モジュール409および第2取得モジュール410の構成は、前記
図4、6〜8の装置の実施例に含まれてもよく、本発明ではこれについて限定しない。
【0118】
図10を参照する。
図10は、本発明の例示的な一実施例に係る別の装置を示すブロック図である。該実施例では、前記
図4に示す実施例の構成に加え、前記入力モジュール403は、前記所定文字列簡易入力モード下で複数の所定文字列が設定されている場合には、さらに出力サブモジュール403A、第2取得サブモジュール403B、および入力サブモジュール403Cを含んでもよい。
【0119】
前記出力サブモジュール403Aは、前記所定文字に対する所定操作が検出された場合には、テキスト入力ボックスの所定位置において前記複数の所定文字列を出力するように構成されている。
【0120】
前記第2取得サブモジュール403Bは、ユーザが選択した所定文字列を取得するように構成されている。
【0121】
前記入力サブモジュール403Cは、ユーザが選択した所定文字列を前記テキスト入力ボックス内に入力するように構成されている。
【0122】
なお、前記
図10に示す装置の実施例として示された出力サブモジュール403A、第2取得サブモジュール403B、および入力サブモジュール403Cの構成は、前記
図5および
図9の装置の実施例に含まれてもよく、本発明ではこれについて限定しない。
【0123】
上述した装置における各モジュールの機能および作用の実現プロセスの詳細については、上述した方法の対応ステップのプロセスを参照すれば分かるため、ここで省略する。
【0124】
装置の実施例は基本的に方法の実施例に対応しているため、関連の構成を方法の実施例の記載を参照すればよい。以上に説明した装置の実施例は単に例示的なものに過ぎない。また、分離された部として説明したモジュールは、物理的に分離されたものであってもよく、そうでなくてもよい。モジュールとして示された部は、物理的モジュールであってもよく、そうでなくてもよい。すなわち、一か所に位置してもよく、複数のネットワークモジュール上に分散されていてもよく、実際の需要に応じてその一部または全部のモジュールを選択し本発明の目的を実現してもよい。当業者は、創造的労力を払わずに実施することができる。
【0125】
上記と対応するように、本発明は、テキスト入力装置であって、
プロセッサと、
プロセッサが実行可能なコマンドを記憶するメモリと、を含み、
前記プロセッサは、
所定文字列簡易入力モードが設定されているか否かを判断し、
所定文字列簡易入力モードが設定されている場合には、文字入力インターフェース内の所定文字に対する所定操作を検出し、
前記所定文字に対する所定操作が検出された場合には、前記所定文字列簡易入力モード下で設定された所定文字列をテキスト入力ボックス内に入力するように構成されている、テキスト入力装置を提供する。
【0126】
上記と対応するように、本発明は、1つ以上のプログラムが記憶されたメモリを含む端末であって、
前記1つ以上のプログラムには、1つ以上のプロセッサにより実行されることにより、
所定文字列簡易入力モードが設定されているか否かを判断する動作と、
所定文字列簡易入力モードが設定されている場合には文字入力インターフェース内の所定文字に対する所定操作を検出する動作と、
前記所定文字に対する所定操作が検出された場合には前記所定文字列簡易入力モード下で設定された所定文字列をテキスト入力ボックス内に入力する動作と、
が行われるように設定されたコマンドが含まれている、端末を提供する。
【0127】
図11は、例示的な一実施例に係るテキスト入力装置の構成を示す模式図である。
【0128】
図11に示す例示的な実施例に係るテキスト入力装置1100は、例えば携帯電話、コンピュータ、デジタルブロードキャスト端末、メッセージ送受信機器、ゲームコンソール、タブレット機器、医療機器、健康機器、PDA(Personal Digital Assistant)などであってもよい。
【0129】
図11を参照すると、装置1100は、プロセッサアセンブリ1101、メモリ1102、電源アセンブリ1103、マルチメディアアセンブリ1104、オーディオアセンブリ1105、入力/出力(I/O)インターフェース1106、センサアセンブリ1107、および通信アセンブリ1108のうち、1つまたは複数を含んでもよい。
【0130】
プロセッサアセンブリ1101は、通常では装置1100の全体的操作、例えば表示、電話呼出、データ通信、カメラ動作や記憶動作に関する動作を制御する。プロセッサアセンブリ1101は、上記の方法の全てまたは一部のステップを完成させるコマンドを実行する1つまたは複数のプロセッサ1109を含んでもよい。また、プロセッサアセンブリ1101は、プロセッサアセンブリ1101と別のアセンブリとの間のインタラクションを処理するのための1つまたは複数のモジュールを含んでもよい。例えば、プロセッサアセンブリ1101は、マルチメディアアセンブリ1104とプロセッサアセンブリ1101との間のインタラクションを処理するためのマルチメディアモジュールを含んでもよい。
【0131】
メモリ1102は、装置1100における動作をサポートする各種のデータを記憶するように構成されている。これらのデータは、例えば、装置1100上に動作するいかなるアプリケーションまたは方法のコマンドや、連絡先データ、電話帳データ、メッセージ、画像、映像などを含む。メモリ1102は、例えばSRAM(Static Random Access Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read−Only Memory)、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、PROM(Programmable ROM)、ROM(Read Only Memory)、磁気メモリ、フラッシュメモリ、磁気ディスクまたは光ディスクなど、いかなるタイプの揮発性若しくは非揮発性の記憶デバイス、またはこれらの組み合わせにより実現され得る。
【0132】
電源アセンブリ1103は、装置1100の各アセンブリに給電するためのものである。電源アセンブリ1103は、電源管理システムと、1つまたは複数の電源と、装置1100のために電力の生成、管理及び分配を行う関連のアセンブリと、を含んでもよい。
【0133】
マルチメディアアセンブリ1104は、前記装置1100とユーザとの間で出力インターフェースを提供するスクリーンを含む。一部の実施例において、スクリーンは、液晶ディスプレイ(LCD)やタッチパネル(TP)を含んでもよい。スクリーンは、タッチパネルを含む場合、ユーザからの入力信号を受付けるタッチスクリーンとして実現されてもよい。タッチパネルは、タッチ、スライド、及びタッチパネル上のジェスチャを検出するための1つまたは複数のタッチセンサを含む記タッチセンサは、タッチ或いはスライド動作のエッジだけではなく、タッチ或いはスライド動作に関する継続時間及び圧力も検出できる。一部の実施例において、マルチメディアアセンブリ1104は、1つのフロントカメラ及び/又はリアーカメラを含む。装置1100が例えば撮影モード或いは映像モード等の動作モードである場合には、フロントカメラ及び/又はリアーカメラは、外部からのマルチメディアデータを受信することができる。フロントカメラおよびリアーカメラのそれぞれは、1つの固定された光レンズ系、或いは可変な焦点距離および光学ズーム機能を有するものであってもよい。
【0134】
オーディオアセンブリ1105は、オーディオ信号を入力/出力するように構成されている。例えば、オーディオアセンブリ1105は、装置1100が呼出モード、記録モード及び音声認識モード等のような動作モードであるときに外部のオーディオ信号を受信するように構成されたマイク(MIC)を含む。受信されたオーディオ信号は、さらにメモリ1102に記憶されるか、通信アセンブリ1108を介して送信されてもよい。一部の実施例において、オーディオアセンブリ1105は、オーディオ信号を出力するためのスピーカーをさらに含む。
【0135】
I/Oインターフェース1102は、プロセッサアセンブリ1101と周辺インターフェースモジュールとの間のインターフェースを提供するものである。上記周辺インターフェースモジュールは、キーボード、クリックホイール、ボタン等であってもよい。これらのボタンは、ホームボタン、音量ボタン、起動ボタン、ロッキングボタンを含んでもよいが、これらに限定されない。
【0136】
センサアセンブリ1107は、装置1100の各態様の状態評価に供するための1つまたは複数のセンサを含む。例えば、センサアセンブリ1107は、装置1100のON/OFF状態や、装置1100における例えばディスプレイやテンキーパッドのようなアセンブリの相対的位置を検出することができる。また、センサアセンブリ1107は、装置1100や装置1100におけるアセンブリの位置変化、ユーザと装置1100との接触の有無、装置1100の方位若しくは加速/減速、および装置1100の温度変化も検出できる。センサアセンブリ1107は、いかなる物理的接触も無い場合に周囲物体の存在を検出するように構成された接近センサを含んでもよい。さらに、センサアセンブリ1107は、画像生成アプリケーションに用いられるCMOS又はCCD画像センサのような光センサを含んでもよい。一部の実施例において、該センサアセンブリ1107は、さらに加速度センサ、ジャイロスコープセンサ、磁気センサ、圧力センサ、及び温度センサを含んでもよい。
【0137】
通信アセンブリ1108は、装置1100と他の機器との間で有線又は無線方式の通信を提供するように構成される。装置1100は、例えばWiFi、2G、3Gまたはそれらの組み合わせのような通信規格に基づく無線ネットワークにアクセスすることが可能である。例示的な一実施例において、通信アセンブリ1108は、ブロードキャストチャネルを介して、外部のブロードキャスト管理システムからのブロードキャスト信号、またはブロードキャストに関する情報を受信する。また、例示的な一実施例において、前記通信アセンブリ1108は、近距離通信を促進するための近距離無線通信(NFC)モジュールをさらに含む。NFCモジュールは、例えばRFID(Radio Frequency IDentification)技術、IrDA(Infrared Data Association)技術、UWB(Ultra Wide Band)技術、BT(Bluetooth)技術や他の技術に基づいて実現されてもよい。
【0138】
例示的な実施例において、装置1100は、1つまたは複数のASIC(Application Specific Integrated Circuit)、DSP(Digital Signal Processor)、DSPD(Digital Signal Processing Device)、PLD(Programmable Logic Device)、FPGA(Field−Programmable Gate Array)、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、または他の電子デバイスによって実現されるものであり、上記の方法を実行する。
【0139】
例示的な実施例において、コマンドを含んだ一時的でないコンピュータ読み取り可能な記憶媒体として、例えば装置1100のプロセッサ1109に実行されることで上記の方法を完成させるようなコマンドを含んだメモリ1102を、さらに提供する。前記一時的でないコンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、例えばROM、RAM(Random−Access Memory)、CD−ROM(Compact Disc ROM)、磁気テープ、フロッピーディスクおよび光学データ記憶機器等であってもよい。
【0140】
前記記憶媒体内のコマンドがモバイル端末のプロセッサに実行されると、該モバイル端末は、
所定文字列簡易入力モードが設定されているか否かを判断するステップと、
所定文字列簡易入力モードが設定されている場合には、文字入力インターフェース内の所定文字に対する所定操作を検出するステップと、
前記所定文字に対する所定操作が検出された場合には、前記所定文字列簡易入力モード下で設定された所定文字列をテキスト入力ボックス内に入力するステップと、を含むテキスト入力方法を実行することが可能になる。
【0141】
当業者は、本明細書に開示された発明の詳細を考慮し、実施することにより、本発明の他の実施構成を容易に想定できる。本出願は、本発明のいかなる変形、用途、又は適応的変化を概括することを目的としており、いかなる変形、用途、又は適応的変化は、本発明の一般原理に従うものであり、且つ本明細書に開示されていない本技術分野の公知常識又は慣用の技術的手段を含む。明細書及び実施例は、単に例示的なものに過ぎない。本発明の本来の範囲および精神は、特許請求の範囲により示される。
【0142】
本発明は、以上の記載および図面により示された詳細な構造に限定されるものではなく、本発明の範囲を逸脱しない場合に様々な改修又は変更を行うことができると理解されるべきである。本発明の範囲は、特許請求の範囲のみにより限定される。