(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0014】
ここで、図面に示される例示的な実施例について詳細に説明する。以下、図面に関連して説明する際に、特別な説明がない限り、異なる図面での同一符号は、同一又は類似な要素を示す。以下の例示的な実施例で記載する実施例は、本発明に一致する全ての実施例を代表するわけではない。かえって、それらは、添付される特許請求の範囲で詳細に記載される本発明の一部の態様に一致する装置、及び方法の例に過ぎない。
【0015】
図1は、一例示的な実施例に係るビデオ特効処理方法を示すフローチャートである。
図1に示すように、ビデオ特効処理方法は、例えば、スマート携帯電話、コンピュータ、タブレット機器、PDAなどの端末機器に適用され、具体的には、前記機器中のCPUやその他の処理機能を有する要素によって実行され、下記のようなステップを含む。
【0016】
ステップ101:ビデオ特効処理の命令を受信する。
【0017】
通常、ユーザーは、端末機器でビデオを再生するとき、趣味性を向上させるために、ビデオに対してある特効を追加することを希望する。例えば、ビデオ内容がウサギ一匹が芝生で走るものであれば、通常、ビデオはウサギが走る画面のみが表示される。しかし、ウサギが走る部分に対してスローモーション処理を行うと、ウサギが走る過程中のそれぞれの微細な動作を明らかに見ることができる。これによって、ユーザーがビデオを観覧するとき、映画を見るような感覚を感じることができる。また、例えば、監視ビデオの場合、ほとんどの内容の画面が静止状態であり、長い間変化がない。このとき、ユーザーがビデオを観覧するとき、監視ビデオに対してファーストモーション処理を行うことができることを希望する。このようにして、ビデオを観覧する時間を縮小させることができる。本発明は、ビデオ再生の過程で、ビデオに対して直接ファーストモーション又はスローモーションの特効処理を実施することができる。一般的な状況では、端末機器は通常の速度でデコードしてビデオを再生するが、ユーザーがビデオに対してファーストモーション又はスローモーションの特効処理を実施しようとすると、ビデオを再生する前に、事前に特効処理の機能を稼働したり、又はビデオの再生過程中にインタラクション方式を介して端末機器に特効処理の命令を入力する。このような操作によって生成されたビデオ特効処理の命令は、処理待機のビデオに対して特効処理を行うように端末機器をトリガする。
【0018】
ステップ102:処理待機のビデオを再生する過程で、前記ビデオ特効処理の命令によって、前記処理待機のビデオに対して、ファーストモーション又はスローモーションの特効処理を実施する。
【0019】
ビデオ特効処理の命令に対するトリガーを介して、端末機器は、一方では、処理待機のビデオに対するファーストモーション又はスローモーションの特効処理を開始することができ、一方では、ビデオ特効処理の命令によって、処理待機のビデオに対して特効処理を実施するための指示情報を取得することができる。例えば、ユーザーは、プリセット特効処理ボタンをクリック、例えば、シングルクリック又はダブルクリックの異なるクリックを介してファーストモーション又はスローモーションを生成するビデオ特効処理の命令を生成することができる。このようにして、端末機器は、ビデオ特効処理の命令によって、処理待機のビデオに対してビデオ特効処理の命令に対応する特効処理を実施することができる。前記ボタンは、スマート端末機器のタッチスクリーンの仮想ボタンであってもよく、端末機器の実体ボタンであってもよい。また、専用的ファーストモーション又はスローモーションの2つのボタンを有してもよく、1つのボタンのみを有してもよい。
【0020】
本発明のビデオ特効処理方法において、受信されたビデオ特効処理の命令によって、再生中の処理待機のビデオに対してファーストモーション又はスローモーションの特効処理を実施して、ビデオの再生及び特効処理の同期化を実現して、ビデオ特効処理の効率を向上させ、ビデオ再生の趣味性を向上させる。
【0021】
図2は、一例示的な実施例に係るビデオ特効処理方法を示すフローチャートである。
図2に示すように、ビデオ特効処理方法は、例えば、スマート携帯電話、コンピュータ、タブレット機器、PDAなどの端末機器に適用され、具体的には、前記機器中のCPUやその他の処理機能を有する要素によって実行され、下記のようなステップを含む。
【0022】
ステップ201:ユーザーがプリセット特効処理ボタンをクリックして生成するビデオ特効処理の命令を受信する。前記プリセット特効処理ボタンは、処理待機のビデオに対するスローモーション処理を開始するためのトリガーを提供する。
【0023】
本実施例は、処理待機のビデオに対してスローモーション特効を追加することを例にすると、ユーザーはビデオを再生する前に、プリセット特効処理ボタンをクリックして対応するビデオ特効処理の命令を生成し、端末機器をトリガして処理待機のビデオを再生する過程でスローモーション特効処理を実施する。プリセット特効処理ボタンは、スマート端末機器のタッチスクリーンの仮想ボタンであってもよく、端末機器の実体ボタンであってもよい。前記ボタンは、専用的のファーストモーション又はスローモーションの2つボタンを有してもよく、1つのボタンのみを有してもよい。シングルクリック又はダブルクリックの異なるクリックを介してファーストモーション又はスローモーションのビデオ特効処理の命令を生成する。ユーザーは、スローモーションボタンをクリックするか、又はシングルクリック又はダブルクリックする操作を実行すると、端末機器は、前記操作によってスローモーション特効処理に対応するビデオ特効処理の命令を受信する。
図3は、ユーザーがプリセット特効処理ボタンをクリックする説明図である。
図3に示すように、端末機器のビデオを再生するためのインターフェイスにファーストモーション及びスローモーションのスタートボタンを設置し、ユーザーが相応のボタンをクリックすると、端末機器がビデオを再生する過程で、本実施例の方法によって、処理待機のビデオに対して、自動的にファーストモーション又はスローモーションの特効処理を実施する。
【0024】
ステップ202:前記ビデオ特効処理の命令によって、前記処理待機のビデオに対して運動量を検出して、前記処理待機のビデオの中で前記スローモーション特効処理を実施する必要がビデオフレームを確定する。
【0025】
端末機器は、前記ビデオフレーム特効処理命令によって、再生中の処理待機のビデオに対して自動的に運動量を検出する。通常、ビデオの速い速度で運動する画面に対して、運動過程をはっきり見るために、又は速く走りゆっくり再生する逆効果に達成するために、前記ビデオに対してスローモーション特効処理を実施する必要があり、ビデオのほぼ静止状態にある画面に対して、観覧時間を減らす、又はユーザーのうるさがる気持ちを防止ために、前記ビデオに対してファーストモーション特効処理を実施する必要がある。これに基づき、端末機器は、MEMC(MotionEstimate and Motion Compensation)技術を利用して、処理待機のビデオにおけるそれぞれのフレームの運動量を検出する。つまり、ビデオにおけるそれぞれのフレームの画面内容の運動変化の速さよって、速く運動するフレームを見出し、このフレームをスローモーション処理を実施する必要があるビデオフレームとして確定する。
【0026】
端末機器は、前記ビデオ特効処理の命令によって、前記処理待機のビデオに対して運動量を検出して、前記処理待機のビデオのそれぞれのビデオフレームにおける全部プリセットブロックの動きベクトル絶対値を取得し、それぞれの前記ビデオフレームの第1のブロックを確定し、前記第1のブロックは、動きベクトル絶対値がプリセット動きベクトル閾値よりも大きいプリセットブロックであり、前記第1のブロックの数量と前記第1のブロックが所属するビデオフレームにおける全部プリセットブロックの数量の第1の比率を計算し、前記第1の比率が第1のプリセット比率の閾値よりも大きいかを判断し、前記第1の比率が前記第1のプリセット比率の閾値よりも大きい場合、前記第1のブロックが所属するビデオフレームを前記スローモーション特効処理を実施する必要があるビデオフレームとして確定する。
【0027】
端末機器は、MEMC技術を介して処理待機のビデオのそれぞれのビデオフレームにおける全部プリセットブロックの動きベクトル絶対値を取得する。ビデオは、複数の連続するビデオフレームで構成され、それぞれのビデオフレームは、また複数のプリセットブロックに区画され、それぞれのプリセットブロックに対応して1つの動きベクトル絶対値を計算できる。事前に1つの動きベクトル閾値を設定し、前記動きベクトル閾値よりも大きい動きベクトル絶対値に対応するプリセットブロックであれば、画面内容が速く運動する第1のブロックとすることができる。そして、前記第1のブロックのそれが所属するビデオフレームにおける数量の比率を計算する。つまり、第1のブロックの数量と第1のブロックが所属するビデオフレームにおける全部プリセットブロックの数量の第1の比率を計算し、第1の比率が第1のプリセット比率の閾値よりも大きい場合、第1のブロックが所属するビデオフレームの画面が速く運動する状態にあることを表明する。従って、当該ビデオフレームに対してスローモーション特効処理を実施する必要がある。
【0028】
ステップ203:プリセットフレーム補間アルゴリズムによって、前記ビデオフレームに対してフレーム補間処理を実施して、前記処理待機のビデオに対するスローモーション特効処理を実現する。
【0029】
前記ステップ203を介して、端末機器は、MEMC技術によって、スローモーション特効処理を実施する必要があるビデオフレームに対してフレーム補間処理を実施することにより、前記処理待機のビデオフレームに対するスローモーション特効処理を実現する。プリセットフレーム補間アルゴリズムは、フレーム補間の倍数及びフレーム補間の量とビデオフレームの運動速度との対応関係などを含む。
【0030】
本実施例のビデオ特効処理方法において、端末機器は、ビデオ特効処理の命令によって自動的に再生中の処理待機のビデオに対して運動量を検出して、スローモーション特効処理を実施する必要があるビデオフレームを確定するとともに、当該ビデオフレームに対してフレーム補間処理を実施して、ビデオの再生及びスローモーション特効処理の同期化を実現し、ビデオ特効処理の効率を向上させ、ビデオ再生の趣味性を向上させる。
【0031】
さらに、
図2に示した方法実施例との相違点は、端末機器がユーザーのファーストモーションボタンに対するクリック、又は、シングルクリック又はダブルクリック操作を実行して生成するビデオ特効処理の命令を受信したとき、再生中の処理待機のビデオに対してファーストモーション特効処理を実施し、端末機器は、前記ビデオ特効処理の命令によって、前記処理待機のビデオに対して運動量を検出して、前記処理待機のビデオのそれぞれのビデオフレームにおける全部プリセットブロックの動きベクトル絶対値を取得し、それぞれの前記ビデオフレームの第2ブロックを確定し、前記第2のブロックは、動きベクトル絶対値がプリセット動きベクトル閾値よりも小さいプリセットブロックであり、前記第2のブロックの数量と前記第2のブロックが所属するビデオフレームにおける全部プリセットブロックの数量の第2の比率を計算し、前記第2の比率が第2のプリセット比率の閾値よりも大きいかを判断し、前記第2の比率が前記第2のプリセット比率の閾値よりも大きい場合、前記第2のブロックが所属するビデオフレームを前記ファーストモーション特効処理を実施する必要があるビデオフレームとして確定し、プリセットフレーム抽出アルゴリズムによって、前記ビデオフレームに対してフレーム抽出処理を実施して、前記処理待機のビデオに対するファーストモーション特効処理を実現する。
【0032】
上述したように、端末機器は、MEMC技術によって、処理待機のビデオのそれぞれのビデオフレームにおける全部プリセットブロックの動きベクトル絶対値を取得する。動きベクトル閾値よりも小さい動きベクトル絶対値に対応するプリセットブロックであれば、画面内容が遅く運動する第2ブロックとすることができる。そして、前記第2のブロックのそれが所属するビデオフレームにおける数量の比率を計算する。つまり、第2ブロックの数量と第2ブロックが所属するビデオフレームにおける全部プリセットブロックの数量の第2の比率を計算し、第2の比率が第2のプリセット比率の閾値よりも大きい場合、第2のブロックが所属するビデオフレームの画面が遅く運動する状態にあることを表明する。従って、当該ビデオフレームに対してファーストモーション特効処理を実施する必要がある。端末機器は、MEMC技術によって、ファーストモーション特効処理を実施する必要があるビデオフレームに対してフレーム抽出処理を実施することにより、前記処理待機のビデオに対するファーストモーション特効処理を実現する。プリセットフレーム抽出アルゴリズムは、フレーム抽出の比例及びフレーム抽出の量とビデオフレームの運動速度との対応関係などを含む。
【0033】
図4は、一例示的な実施例に係るビデオ特効処理方法を示すフローチャートである。
図4に示すように、ビデオ特効処理方法は、例えば、スマート携帯電話、コンピュータ、タブレット機器、PDAなどの端末機器に適用され、具体的には、前記機器中のCPUやその他の処理機能を有する要素によって実行され、下記のようなステップを含む。
【0034】
ステップ301:ユーザーが端末機器の前記処理待機のビデオを再生するためのインターフェイスでスライド操作を実行して生成する前記ビデオ特効処理の命令を受信する。前記スライド操作は、前記スローモーション特効処理の実行を表示する左スライド操作を含む。
【0035】
本実施例は、処理待機のビデオに対してスローモーション特効を追加することを例にすると、ユーザーはビデオを再生する過程でビデオを再生するためのインターフェイスで、指で左スライド操作を実行すると、前記左スライド操作は対応するビデオ特効処理の命令を生成して、処理待機のビデオを再生すると同時に、スローモーション特効処理を実施するように、端末機器をトリガーする。
図5は、端末機器の処理待機のビデオを再生するためのインターフェイスでスライド操作を実行する説明図である。
図5に示すように、端末機器は、ビデオを再生する過程で、ユーザーがファーストモーション又はスローモーションの特効の追加を希望する場合、再生インターフェイスで直接指で右又は左へスライドする。
【0036】
ステップ302:前記ビデオ特効処理の命令及びプリセットフレーム補間アルゴリズムによって、前記ビデオ特効処理の命令を受信する時刻に対応するビデオフレームから、前記ビデオフレームに対してフレーム補間処理を実施して、前記処理待機のビデオに対するスローモーション特効処理を実現する。
【0037】
ビデオ再生過程で、ユーザーとのインタラクションを介して、端末機器は、スローモーション特効処理を実施するように指示するビデオ特効処理の命令を受信することができる。このとき、端末機器は、ビデオ特効処理の命令を受信する時刻に対応するビデオフレームから前記フレーム補間処理を実施する。このようにして、前記ビデオフレームから後のビデオに対してスローモーション特効を追加することができる。本実施例では、端末機器が処理待機のビデオに対して主動的に運動量検出を行う必要がなく、ユーザーのインタラクション操作によって生成するビデオ特効処理の命令を受信すると、処理待機のビデオに対して相応の特効処理を開始してもよい。
【0038】
本実施例のビデオ特効処理方法において、端末機器は、ビデオ再生の過程で受信したビデオ特効処理の命令によって、処理待機のビデオに対してスローモーション特効処理を実施して、ビデオの再生及びスローモーション特効処理の同期化を実現し、ビデオ特効処理の効率を向上させ、ビデオ再生の趣味性を向上させる。
【0039】
さらに、
図4に示した方法実施例との相違点は、端末機器は、ユーザーが端末機器の処理待機のビデオを再生するためのインターフェイスで右スライド操作を実行して生成するビデオ特効処理の命令を受信するとき、再生中の処理待機のビデオに対してファーストモーション特効処理を実施する。端末機器は、前記ビデオ特効処理の命令及びプリセットフレーム抽出アルゴリズムによって、前記ビデオ特効処理の命令を受信する時刻に対応するビデオフレームから、前記ビデオフレームに対してフレーム抽出処理を実施して、前記処理待機のビデオに対するファーストモーション特効処理を実現する。
【0040】
ビデオ再生過程で、ユーザーとのインタラクションを介して、端末機器は、ファーストモーション特効処理を実施するように指示するビデオ特効処理の命令を受信することができる。このとき、端末機器は、ビデオ特効処理の命令を受信する時刻に対応するビデオフレームから、前記フレーム抽出処理を実施する。このようにして、前記ビデオフレームから後のビデオに対してファーストモーション特効を追加することができる。本実施例では、端末機器は、処理待機のビデオに対して主動的に運動量検出を行う必要がなく、ユーザーのインタラクション操作によって生成するビデオ特効処理の命令を受信すると、処理待機のビデオに対して相応の特効処理を開始することができる。
【0041】
図6は、一例示的な実施例に係るビデオ特効処理方法を示すフローチャートである。
図6に示すように、ビデオ特効処理方法は、例えば、スマート携帯電話、コンピュータ、タブレット機器、PDAなどの端末機器に適用され、具体的には、前記機器中のCPUやその他の処理機能を有する要素よって実行され、下記のようなステップを含む。
【0042】
ステップ401:ユーザーが端末機器の前記処理待機のビデオを再生するためのインターフェイスでプリセット特効処理ボタンをクリックして生成する前記ビデオ特効処理の命令を受信する。前記プリセット特効処理ボタンは、前記処理待機のビデオに対する前記スローモーション特効処理を開始するためのトリガーを提供する。
【0043】
本実施例と
図3に示した方法実施例との区別点は、端末機器が受信したビデオ特効処理の命令は、ユーザーが端末機器の前記処理待機のビデオを再生するためのインターフェイスでプリセット特効処理ボタンをクリックして生成されたものである。このとき、ちょうどビデオの再生過程にあり、ユーザーがプリセット特効処理ボタンをクリックすると、再生中の処理待機のビデオに対して特効処理を実施し始めるように、端末機器をトリガーする。本実施例は、処理待機のビデオに対してスローモーション特効を追加することを例に挙げる。
【0044】
ステップ402:前記ビデオ特効処理の命令及びプリセットフレーム補間アルゴリズムによって、前記ビデオ特効処理の命令を受信する時刻に対応するビデオフレームから、前記ビデオフレームに対してフレーム補間処理を実施して、前記処理待機のビデオに対するスローモーション特効処理を実現する。
【0045】
ビデオ再生過程で、ユーザーとのインタラクションを介して、端末機器は、スローモーション特効処理を実施するように指示するビデオ特効処理の命令を受信することができる。このとき、端末機器は、ビデオ特効処理の命令を受信する時刻に対応するビデオフレームから前記フレーム補間処理を実施する。このようにして、前記ビデオフレームから後のビデオに対してスローモーション特効を追加することができる。本実施例では、端末機器が処理待機のビデオに対して主動的に運動量検出を行う必要がなく、ユーザーのインタラクション操作によって生成するビデオ特効処理の命令を受信すると、処理待機のビデオに対して相応の特効処理を開始する。
【0046】
本実施例と
図2に示した実施例との区別点は、
図2は、端末機器がビデオを再生する前に、ユーザーがプリセット特効処理ボタンをクリックして、端末機器をトリガして処理待機のビデオを再生する過程で自動的にビデオの運動量を検出し、検出結果によって、処理待機のビデオに対してファーストモーション又はスローモーションの特効処理を実施する。しかし、本実施例では、ビデオ再生過程で、ユーザーがプリセット特効処理ボタンをクリックして、端末機器をトリガして、ビデオ特効処理の命令を受信する時刻に対応するビデオフレームから処理待機のビデオに対してファーストモーション又はスローモーションの特効処理を実施する。つまり、前者は端末機器が自発的に特効処理を実施し、後者はユーザーとのインタラクションを介して端末機器をトリガして特効処理を実施する。
【0047】
本実施例のビデオ特効処理方法において、端末機器は、ビデオ再生の過程で受信されたビデオ特効処理の命令によって処理待機のビデオに対してスローモーション特効処理を実施することにより、ビデオの再生及びスローモーション特効処理の同期化を実現し、ビデオ特効処理の効率を向上させ、ビデオ再生の趣味性を向上させる。
【0048】
さらに、
図6に示した方法実施例と相違点は、ユーザーがクリックするプリセット特効処理ボタンは、前記処理待機のビデオに対する前記ファーストモーション特効処理を開始するためのトリガーを提供する。このとき、端末機器は、前記ビデオ特効処理の命令及びプリセットフレーム抽出アルゴリズムによって、前記ビデオ特効処理の命令を受信する時刻に対応するビデオフレームから、前記ビデオフレームに対してフレーム抽出処理を実施して、前記処理待機のビデオに対するファーストモーション特効処理を実現する。
【0049】
ビデオ再生過程で、ユーザーとのインタラクションを介して、端末機器は、ファーストモーション特効処理を実施するように指示するビデオ特効処理の命令を取得することができる。このとき、端末機器は、ビデオ特効処理の命令を受信する時刻に対応するビデオフレームから前記フレーム抽出処理を実施する。このようにして、前記ビデオフレームから後のビデオに対してファーストモーション特効を追加することができる。本実施例では、端末機器が処理待機のビデオに対して主動的に運動量検出を行う必要がなく、ユーザーのインタラクション操作によって生成するビデオ特効処理の命令を受信すると、処理待機のビデオに対して相応の特効処理を開始する。
【0050】
図7は、一例示的な実施例に係るビデオ特効処理装置を示すブロック図である。
図7を参照すると、前記装置は、受信ユニット11及び特効処理ユニット12を備える。
【0051】
前記受信ユニット11は、ビデオ特効処理の命令を受信するように構成される。
【0052】
前記特効処理ユニット12は、処理待機のビデオを再生する過程で、前記ビデオ特効処理の命令によって、処理待機のビデオに対してファーストモーション又はスローモーションの特効処理を実施するように構成される。
【0053】
前記実施例の装置である場合、その中のそれぞれのモジュールが操作を実行する具体的な方式は、関連する前記方法の実施例で詳細に説明したので、ここでこれ以上冗長に説明しない。
【0054】
さらに、受信ユニット11は、ユーザーがプリセット特効処理ボタンをクリックして生成する前記ビデオ特効処理の命令を受信するように構成される。
【0055】
図8は、一例示的な実施例に係るビデオ特効処理装置を示すブロック図である。
図8を参照すると、前記装置の構造は、
図7に示した装置ブロック図に加え、特効処理ユニット12は、スローモーション検出モジュール21及びフレーム補間処理モジュール22をさらに備える。本実施例では、前記プリセット特効処理ボタンは、前記処理待機のビデオに対してスローモーション特効処理を開始するためのトリガーを提供する。スローモーション検出モジュール21は、前記ビデオ特効処理の命令によって、前記処理待機のビデオに対して運動量を検出して、前記処理待機のビデオの中で前記スローモーション特効処理を実施する必要があるビデオフレームを確定するように構成される。フレーム補間処理モジュール22は、プリセットフレーム補間アルゴリズムによって、前記ビデオフレームに対してフレーム補間処理を実施して、前記処理待機のビデオに対するスローモーション特効処理を実現するように構成される。
【0056】
さらに、
図9は、一例示的な実施例に係るビデオ特効処理装置を示すブロック図である。
図9を参照すると、前記装置の構造は、
図8に示した装置ブロック図に加え、スローモーション検出モジュール21は、絶対値取得サブモジュール211、第1の確定サブモジュール212、計算サブモジュール213、判断サブモジュール214、及びスローモーションフレーム確定サブモジュール215をさらに備える。本実施例では、絶対値取得サブモジュール211は、前記ビデオ特効処理の命令によって、前記処理待機のビデオに対して運動量を検出して、前記処理待機のビデオのそれぞれのビデオフレームにおける全部プリセットブロックの動きベクトル絶対値を取得するように構成される。第1の確定サブモジュール212は、それぞれの前記ビデオフレームの第1のブロックを確定するように構成される。前記第1のブロックは、動きベクトル絶対値がプリセット動きベクトル閾値よりも大きいプリセットブロックである。計算サブモジュール213は、前記第1のブロックの数量と前記第1のブロックが所属するビデオフレームにおける全部プリセットブロックの数量の第1の比率を計算するように構成される。判断サブモジュール214は、前記第1の比率が第1のプリセット比率の閾値よりも大きいかを判断するように構成される。スローモーションフレーム確定サブモジュール215は、前記第1の比率が前記第1のプリセット比率の閾値よりも大きい場合、前記第1のブロックが所属するビデオフレームを前記スローモーション特効処理を実施する必要があるビデオフレームとして確定するように構成される。
【0057】
図10は、一例示的な実施例に係るビデオ特効処理装置を示すブロック図である。
図10を参照すると、前記装置の構造は、
図7に示した装置ブロック図に加え、特効処理ユニット12は、ファーストモーション検出モジュール31及びフレーム抽出処理モジュール32をさらに備える。本実施例では、前記プリセット特効処理ボタンは、前記処理待機のビデオに対する前記ファーストモーション特効処理を開始するためのトリガーを提供する。ファーストモーション検出モジュール31は、前記ビデオ特効処理の命令によって、前記処理待機のビデオに対して運動量を検出して、前記処理待機のビデオの中で前記ファーストモーション特効処理を実施する必要があるビデオフレームを確定するように構成される。フレーム抽出処理モジュール32は、プリセットフレーム抽出アルゴリズムによって、前記ビデオフレームに対してフレーム抽出処理を実施して、前記処理待機のビデオに対するファーストモーション特効処理を実現するように構成される。
【0058】
さらに、
図11は、一例示的な実施例に係るビデオ特効処理装置を示すブロック図である。
図11を参照すると、前記装置の構造は、
図10に示した装置ブロック図に加え、ファーストモーション検出モジュール31は、絶対値取得サブモジュール311、第2の確定サブモジュール312、計算サブモジュール313、判断サブモジュール314、及びファーストモーションフレーム確定サブモジュール315をさらに備える。本実施例では、絶対値取得サブモジュール311は、前記ビデオ特効処理の命令によって、前記処理待機のビデオに対して運動量を検出して、前記処理待機のビデオのそれぞれのビデオフレームにおける全部プリセットブロックの動きベクトル絶対値を取得するように構成される。第2の確定サブモジュール312は、それぞれの前記ビデオフレームの第2ブロックを確定するように構成される。前記第2のブロックは、動きベクトル絶対値がプリセット動きベクトル閾値よりも小さいプリセットブロックである。計算サブモジュール313は、前記第2ブロックの数量と前記第2のブロックが所属するビデオフレームにおける全部プリセットブロックの数量の第2の比率を計算するように構成される。判断サブモジュール314は、前記第2の比率が第2のプリセット比率の閾値よりも大きいかを判断するように構成される。ファーストモーションフレーム確定サブモジュール315は、前記第2の比率が前記第2のプリセット比率の閾値よりも大きい場合、前記第2のブロックが所属するビデオフレームを前記ファーストモーション特効処理を実施する必要があるビデオフレームとして確定するように構成される。
【0059】
前記実施例の装置である場合、その中のそれぞれのモジュールが操作を実行する具体的な方式は、関連する前記方法の実施例で詳細に説明したので、ここでこれ以上冗長に説明しない。
【0060】
さらに、受信ユニット11は、ユーザーが端末機器の前記処理待機のビデオを再生するためのインターフェイスでスライド操作を実行して生成する前記ビデオ特効処理の命令を受信するように構成される。
【0061】
前記スライド操作は、前記スローモーション特効処理の実行を表示する左スライド操作を含む。特効処理ユニット12は、前記ビデオ特効処理の命令及びプリセットフレーム補間アルゴリズムによって、前記ビデオ特効処理の命令を受信する時刻に対応するビデオフレームから前記ビデオフレームに対してフレーム補間処理を実施して、前記処理待機のビデオに対するスローモーション特効処理を実現するように構成される。
【0062】
前記スライド操作は、前記ファーストモーション特効処理の実行を表示する右スライド操作を含む。特効処理ユニット12は、前記ビデオ特効処理の命令及びプリセットフレーム抽出アルゴリズムによって、前記ビデオ特効処理の命令を受信する時刻に対応するビデオフレームから前記ビデオフレームに対してフレーム抽出処理を実施して、前記処理待機のビデオに対するファーストモーション特効処理を実現するように構成される。
【0063】
さらに、受信ユニット11は、ユーザーが端末機器の前記処理待機のビデオを再生するためのインターフェイスでプリセット特効処理ボタンをクリックして生成する前記ビデオ特効処理の命令を受信するように構成される。
【0064】
前記プリセット特効処理ボタンは、前記処理待機のビデオに対する前記スローモーション特効処理を開始するためのトリガーを提供する。特効処理ユニット12は、前記ビデオ特効処理の命令及びプリセットフレーム補間アルゴリズムによって、前記ビデオ特効処理の命令を受信する時刻に対応するビデオフレームから前記ビデオフレームに対してフレーム補間処理を実施して、前記処理待機のビデオに対するスローモーション処理を実現するように構成される。
【0065】
前記プリセット特効処理ボタンは、前記処理待機のビデオに対する前記ファーストモーション特効処理を開始するためのトリガーを提供する。特効処理ユニット12は、前記ビデオ特効処理の命令及びプリセットフレーム抽出アルゴリズムによって、前記ビデオ特効処理の命令を受信する時刻に対応するビデオフレームから前記ビデオフレームに対してフレーム抽出処理を実施して、前記処理待機のビデオに対するファーストモーション特効処理を実現するように構成される。
【0066】
図12は、一例示的な実施例に係る端末機器を示すブロック図である。例えば、端末機器800は、携帯電話、コンピュータ、タブレット機器、PDAなどであってもよい。
【0067】
図12を参照すると、端末機器800は、処理ユニット802、メモリ804、電源ユニット806、マルチメディアユニット808、オーディオユニット810、入出力(I/O:input/output)インターフェース812、センサーユニット814、及び通信ユニット816からなる群から選ばれる少なくとも1つを備えてもよい。
【0068】
処理ユニット802は、一般的には、機器800の全体の操作、例えば、表示、電話呼び出し、データ通信、カメラ操作、及び記録操作に関連する操作を制御する。処理ユニット802は、上述した方法におけるステップの一部又は全部を実現できるように、命令を実行する少なくとも1つのプロセッサー820を備えてもよい。また、処理ユニット802は、他のユニットとのインタラクションを便利にさせるように、少なくとも1つのモジュールを備えてもよい。例えば、処理ユニット802は、マルチメディアユニット808との相互作用を容易にするように、マルチメディアモジュールを備えてもよい。
【0069】
メモリ804は、機器800での操作をサポートするように、各種のデータを記憶するように配置される。これらのデータは、例えば、機器800で何れのアプリケーション又は方法を操作するための命令、連絡先データ、電話帳データ、メッセージ、画像、ビデオ等を備える。メモリ804は、何れの種類の揮発性又は不揮発性メモリ、例えば、SRAM(StaticRandom Access Memory)、EEPROM(ElectricallyErasable Programmable Read−Only Memory)、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、PROM(ProgrammableROM)、ROM(Read Only Member)、磁気メモリ、フラッシュメモリ、磁気ディスク、或いは光ディスクにより、或いはこれらの組み合わせにより実現することができる。
【0070】
電源ユニット806は、機器800の各種ユニットに電力を供給するためのものであり、電源管理システム、1つ又は複数の電源、及び機器800のために電力を生成、管理及び分配することに関連する他のユニットを備えてもよい。
【0071】
マルチメディアユニット808は、機器800とユーザーの間に出力インターフェースを提供するスクリーンを備えてもよい。スクリーンは、例えば、液晶ディス再生(LCD:LiquidCrystal Display)やタッチパネル(TP:TouchPanel)を備えてもよい。スクリーンは、タッチパネルを備える場合、ユーザーからの入力信号を受信するように、タッチスクリーンになることができる。また、タッチパネルは、タッチや、スライドや、タッチパネル上の手振りを感知するように、少なくとも1つのタッチセンサーを有する。タッチセンサーは、タッチやスライド動作の境界を感知できるだけではなく、タッチやスライド操作と関連する持続時間や圧力も感知できる。一実施例では、マルチメディアユニット808は、フロントカメラ及び/又はバックカメラを有してもよい。機器800が、例えば、撮影モードやビデオモードような操作モードにある時、フロントカメラ及び/又はバックカメラが外部のマルチメディアデータを受信できる。フロントカメラ及びバックカメラのそれぞれは、固定の光学レンズ系であってもよいし、焦点距離及び光学ズーム能力を有するものであってもよい。
【0072】
オーディオユニット810は、オーディオ信号を出力及び/又は入力するように配置される。例えば、オーディオユニット810は、マイクロフォン(MIC:Microphone)を有してもよい。機器800が、例えば、呼び出しモード、記録モード、又は音声認証モードような操作モードにあるとき、マイクロフォンは、外部のオーディオ信号を受信するように配置される。受信したオーディオ信号は、メモリ804にさらに記憶されてもよいし、通信ユニット816を介して送信されてもよい。一実施例では、オーディオユニット810は、オーディオ信号を出力するためのスピーカをさらに備えてもよい。
【0073】
I/Oインターフェース812は、処理ユニット802と外部のインターフェースモジュールの間にインターフェースを提供するためのものである。前記外部のインターフェースモジュールは、キーボードや、クリックホイールや、ボタン等であってもよい。これらのボタンは、ホームボタンや、音量ボタンや、スタートボタンや、ロックボタンであってもよいが、これらに限らない。
【0074】
センサーユニット814は、機器800のために各方面の状態を評価する少なくとも1つのセンサーを備えてもよい。例えば、センサーユニット814は、機器800のオン/オフ状態や、ユニットの相対的な位置を検出することができる。例えば、前記ユニットが機器800のディス再生及びキーパッドである。センサーユニット814は、機器800又は機器800の1つのユニットの位置の変化や、ユーザーが機器800に接触しているか否かや、機器800の方向又は加速/減速や、機器800の温度変化を検出することができる。センサーユニット814は、何れの物理的な接触もない場合に付近の物体を検出するように配置される近接センサーを有してもよい。センサーユニット814は、イメージアプリケーションに用いるための光センサー、例えば、CMOS(ComplementaryMetal Oxide Semiconductor)又はCCD(Charge−coupledDevice)画像センサーを有してもよい。一実施例では、該センサーユニット814は、加速度センサー、ジャイロスコープセンサー、磁気センサー、圧力センサー又は温度センサーをさらに備えてもよい。
【0075】
通信ユニット816は、機器800と他の設備の間の無線又は有線通信を便利にさせるように配置される。機器800は、通信標準に基づく無線ネットワーク、例えば、WiFi(WIreless−Fidelity)や、2Gや、3G、又はこれらの組み合わせにアクセスできる。1つの例示的な実施例では、通信ユニット816は、放送チャンネルを介して外部の放送管理システムからの放送信号又は放送に関する情報を受信する。1つの例示的な実施例では、前記通信ユニット816は、近距離通信を促進するために近距離無線通信(NFC:NearField Communication)モジュールをさらに備えてもよい。例えば、NFCモジュールは、無線周波数認証装置(RFID:RadioFrequency IDentification)技術、赤外線データ協会(IrDA:InfraredData Association)技術、超広帯域無線(UWB:Ultra Wide Band)技術、ブルートゥースBT:Bluetooth)技術及び他の技術によって実現されてもよい。
【0076】
例示的な実施例では、機器800は、上述した方法を実行するために、1つ又は複数の特定用途向け集積回路(ASIC:ApplicationSpecific Integrated Circuit)、デジタル信号プロセッサー(DSP:DigitalSignal Processor)、デジタル信号処理ディバイス(DSPD:Digital Signal Processing Device)、プログラム可能論理デバイス(PLD:ProgrammableLogic Device)、書替え可能ゲートアレイ(FPGA:Field−Programmable Gate Array)、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサー、又は他の電子デバイスによって実現されてもよい。
【0077】
例示的な実施例では、命令を有する非一時的(non‐transitory)コンピュータ可読記録媒体、例えば、命令を有するメモリ804をさらに提供する。前記命令は、端末機器800のプロセッサー820により実行されて前記方法を実現する。例えば、前記非一時的コンピュータ可読記録媒体、ROM、RAM、CD−ROM(CompactDisc Read−Only Memory)、磁気テープ、フロッピーディスク、光データ記憶デバイス等であってもよい。
【0078】
非一時的コンピュータ読み取り可能な記録媒体は、前記記録媒体における命令がモバイル端末のプロセッサーにより実行されると、モバイル端末がビデオ特効処理方法を実行する。前記方法は、
ビデオ特効処理の命令を受信するステップと、
処理待機のビデオを再生する過程で、前記ビデオ特効処理の命令によって、前記処理待機のビデオに対して、ファーストモーション又はスローモーションの特効処理を実施するステップと、を含む。
【0079】
当業者は、明細書に対する理解、及び明細書に記載された発明に対する実施を介して、本発明の他の実施形態を容易に取得することができる。本発明は、本発明に対する任意の変形、用途、又は適応的な変化を含み、このような変形、用途、又は適応的な変化は、本発明の一般的な原理に従い、本発明では開示していない本技術分野の公知知識、又は通常の技術手段を含む。明細書及び実施例は、単に例示的なものであって、本発明の本当の範囲と主旨は、以下の特許請求の範囲によって示される。
【0080】
本発明は、前記で記述され、図面で図示した特定の構成に限定されず、その範囲を離脱しない状況で、様々な修正や変更を実施してもよい。本発明の範囲は、添付される特許請求の範囲のみにより限定される。