特許第6321650号(P6321650)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6321650メモリセルの分散されたサブブロックにアクセスすることを伴う装置および方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6321650
(24)【登録日】2018年4月13日
(45)【発行日】2018年5月9日
(54)【発明の名称】メモリセルの分散されたサブブロックにアクセスすることを伴う装置および方法
(51)【国際特許分類】
   G11C 16/08 20060101AFI20180423BHJP
   G11C 16/22 20060101ALI20180423BHJP
【FI】
   G11C16/08 110
   G11C16/22
【請求項の数】18
【全頁数】12
(21)【出願番号】特願2015-528581(P2015-528581)
(86)(22)【出願日】2013年8月20日
(65)【公表番号】特表2015-529929(P2015-529929A)
(43)【公表日】2015年10月8日
(86)【国際出願番号】US2013055767
(87)【国際公開番号】WO2014031624
(87)【国際公開日】20140227
【審査請求日】2016年3月28日
【審判番号】不服2017-1905(P2017-1905/J1)
【審判請求日】2017年2月9日
(31)【優先権主張番号】13/590,926
(32)【優先日】2012年8月21日
(33)【優先権主張国】US
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】595168543
【氏名又は名称】マイクロン テクノロジー, インク.
(74)【代理人】
【識別番号】100074099
【弁理士】
【氏名又は名称】大菅 義之
(74)【代理人】
【識別番号】100106851
【弁理士】
【氏名又は名称】野村 泰久
(72)【発明者】
【氏名】丹沢 徹
【合議体】
【審判長】 深沢 正志
【審判官】 大嶋 洋一
【審判官】 小田 浩
(56)【参考文献】
【文献】 特表2007−520842(JP,A)
【文献】 特開2000−195252(JP,A)
【文献】 特開2007−95222(JP,A)
【文献】 米国特許第7505328(US,B1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G11C16/08 G11C16/22
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の行及び列を成すように配列された多数のサブブロックを含むメモリアレイに対して所定の信号を発生することと
前記所定の号に応じて前記多数のサブブロックの中から複数のサブブロックを選択し同時にアクセスすること
とを含み、前記同時にアクセスされる複数のサブブロックは前記複数のサブブロック内のどのサブブロックにおいても同一の行及び同一の列にはない、メモリデバイスをアクセスする方法。
【請求項2】
前記複数のサブブロックのうちの第1サブブロックは、前記複数のサブブロックのうちの第2サブブロックのx座標およびy座標と同じではないx座標およびy座標を有し、前記x座標および前記y座標は、デカルト座標系の一部である、請求項1に記載のメモリデバイスをアクセスする方法。
【請求項3】
前記複数のサブブロックのうちの第1サブブロックは、前記複数のサブブロックのうちの第2サブブロックの動径座標および角度座標と同じではない動径座標および角度座標を有する、請求項1に記載のメモリデバイスをアクセスする方法。
【請求項4】
数の行および複数の列を成すように配列されて構成された多数のサブブロックを含むメモリアレイを備える装置においてメモリ要求を受信することと、
前記装置において前記メモリ要求を実行すること、を含み、
前記実行が、前記メモリアレイに対して所定の信号を発生し、前記所定の号に応じて前記多数のサブブロックの中から複数のサブブロック内のデータに同時にアクセスすること、を含み、
前記同時にアクセスされる複数のサブブロックは、前記複数のサブブロック内のどのサブロックにおいても同一の行及び列にはない、メモリデバイスをアクセスする方法。
【請求項5】
記アクセスすることは、前複数のサブブロックのメモリセルに書き込むことを含む請求項に記載のメモリデバイスをアクセスする方法。
【請求項6】
記アクセスすることは、前記複数のサブブロックのメモリセルからデータを読み出すことを含む請求項に記載のメモリデバイスをアクセスする方法。
【請求項7】
記アクセスすることは、前記複数のサブブロックのメモリセルからデータを消去することを含む請求項に記載のメモリデバイスをアクセスする方法。
【請求項8】
数の行及び複数の列を成すように配置された多数のサブブロックを有するメモリアレイに対して所定の信号を発生し、前記所定の号に応答して前記多数のサブブロックの中から複数のサブブロックに同時にアクセスすることを含み、
前記同時にアクセスされるサブブロックは、前記複数のサブブロック内のどのサブブロックにおいても同じ行及び列にはないように、前記メモリアレイ内のアクセスされていないサブブロックによって互いに分離されている、メモリデバイスをアクセスする方法。
【請求項9】
前記複数のサブブロックにアクセスすることは、夫々電荷貯蔵セルを有する前記複数のサブブロックにアクセスすることをさらに含む、請求項に記載のメモリデバイスをアクセスする方法。
【請求項10】
前記複数のサブブロックは、2次元アレイ内に設けられている、請求項に記載のメモリデバイスをアクセスする方法。
【請求項11】
前記複数のサブブロックは、3次元アレイ内に設けられている、請求項に記載のメモリデバイスをアクセスする方法。
【請求項12】
数の行および複数の列を成すように配列された多数のサブブロックを有するメモリアレイに対して所定の信号を発生し、前記所定の号に応じて前記多数のサブブロックの中から複数のサブブロックの同時アクセスを有効にするメモリデバイスをアクセスする方法であって、
前記所定の号に応じて有効にされたサブブロックの各々は、アクセスを有効にされていないメモリアレイ内のメモリセルのサブブロックのみに隣接し、前記有効にされた複数のサブブロックは、前記複数のサブブロックのどのサブブロックにおいても同じ行及び列にはない、メモリデバイスをアクセスする方法。
【請求項13】
前記複数のサブブロックを有効にすることは、デコーダ回路内の複数の復号信号に応答して、各有効にされたサブブロックにイネーブル信号を提供することをさらに含む、請求項12に記載のメモリデバイスをアクセスする方法。
【請求項14】
前記複数のサブブロックを有効にすることは、プログラミング電圧、リード電圧、または消去電圧を受信するように、前記サブブロック内のメモリセルに結合されたアクセス線を有効にすることをさらに含む、請求項12に記載のメモリデバイスをアクセスする方法。
【請求項15】
複数の行及び複数の列を成すように配置された多数のサブブロックを有するメモリセルアレイと、
複数の信号線と、
前記複数の信号上の所定の信号基づいて前記多数のサブブロックの中から複数のサブブロックを同時に有効にするように構成されたデコード回路と、を含み、
同時に有効にされる前記サブブロックは、前記複数のサブブロックのどのサブブロックにおいても位置する行及び列は互いに異なる、メモリデバイス
【請求項16】
前記有効にされた前記複数のサブブロックは、有効にされないサブブロックのみに隣接する、請求項15に記載のメモリデバイス
【請求項17】
前記サブブロックは、電荷捕獲トランジスタを備える、請求項15に記載のメモリデバイス
【請求項18】
前記サブブロックは、フローティングゲートトランジスタを備える、請求項15に記載のメモリデバイス
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
優先権出願
本願は、2012年8月21日に出願された米国出願第13/590,926号に対する優先権の利益を主張し、同出願はその全体が参照により本明細書に援用される。
【背景技術】
【0002】
集積回路(IC)に形成される半導体メモリデバイスは、携帯情報端末(PDA)、ラップトップコンピュータ、携帯電話、およびデジタルカメラ等の多くの電子デバイスに使用される。
【0003】
一部の実施形態を例示のために図示するが、添付の図面の図に限定するものではない。
【図面の簡単な説明】
【0004】
図1】本発明の様々な実施形態に係るメモリデバイスの形態の装置のブロック図である。
図2】本発明の様々な実施形態に係るデコーダ回路の形態の装置の概略的回路図である。
図3】本発明の様々な実施形態に係るメモリデバイスの形態の装置のブロック図である。
図4】本発明の様々な実施形態に係る図3のメモリデバイスのブロック図である。
図5】本発明の様々な実施形態に係る半導体構造の断面図である。
図6】本発明の様々な実施形態に係る一方法のフロー図である。
図7】本発明の様々な実施形態に係るメモリデバイスの形態の装置のブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0005】
本文書において、メモリセル(セル)は、相変化メモリセル、ダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM)メモリセル、または、例えば、電荷捕獲もしくはフローティングゲートを有するトランジスタ等の電荷貯蔵メモリセルを含むが、実施形態は、これらのセルのみに具体的に限定されない。各セルは、各状態が異なるデータを表す、複数の別個の異なる状態のうちの1つを記憶することができる多状態デバイスを備えてよい。「装置」は、回路、デバイス、またはシステム等の多くの構造のいずれかを指すことができる。
【0006】
セル上のプログラミング動作、リード動作、または消去動作等の動作中に電流がセル内に流れ得る。複数のセルに同時にアクセスしており、かつセルが同じ領域内で互いに近い場合、相当量の電流がメモリアレイの1つの領域を流れ得る。領域の外側のセルは、領域内のセルにアクセスしているときに電流を引き込まなくてもよく、電流の不均衡がメモリアレイ内にノイズを引き起こし得る。
【0007】
本発明者は、メモリアレイに分散しているセルの複数のサブブロックに同時にアクセスすることによって、上述の課題および他の課題に対処することができることを発見した。動作中にサブブロック内のセルを流れる電流は、その場合メモリアレイに分散される。
【0008】
図1は、本発明の様々な実施形態に係るメモリデバイス100の形態の装置のブロック図である。セルの略矩形の2次元アレイ102およびセンス/キャッシュ回路104が半導体基板106に形成されている。アレイ102内のセルは、サブブロック110,114,116,118,120,124,126,128,130,134,136,138,140,144,146,148に分割されている。サブブロック110〜148の各々は、1つ以上のアクセス線(例えば、ワード線、図示せず)によってアクセスされ、センス/キャッシュ回路104に結合された1本以上のデータ線(図示せず)にデータを提供し得る2つ以上のセルを含む。例えば、サブブロック110は、セル149を含む。各サブブロック110〜148には、数千のセルが含まれてよい。セルの3次元アレイは、相互に積層されたアレイ102など、セルの2次元アレイを複数含んでよい。
【0009】
図に示すアレイ102は、サブブロックの4つの行に分割され、アレイ102内のサブブロックの各行は、サブブロック110〜148のうちの4つを含むサブアレイを構成する。図示されるアレイ102はまた、サブブロック110〜148の4つの列に分割される。サブブロック110〜148の境界が図1において横線および縦線によって示される。
【0010】
アレイ102内のサブブロック110〜148の各々は、座標系における第1座標および第2座標を基準にして定義され得る位置を有する。例えば、各サブブロックは、デカルト座標系の基準位置(例えば、原点)からx座標およびy座標を基準にして2次元アレイ内に位置し得る。サブブロックは、極座標系等の他の座標系に従ってアレイ102内に位置してもよい。例えば、サブブロックは、アレイ102の隅からの動径座標およびアレイ102の境界からの角度座標によってアレイ102内に位置してもよい。
【0011】
サブブロック110〜148の各々は、本発明の一実施形態に少なくとも従って、例えば、約800マイクロメートル×約200ナノメートルの寸法を有してよい。サブブロックは、サブブロック110の左下隅の原点を有するデカルト座標系に従ってアレイ102内に位置し得る。サブブロック110,128,136,144の水平境界は、例えば、原点から約800マイクロメートルのx座標152にある。サブブロック114,120,138,146は、x座標152とx座標154との間であり、例えば原点から約1600マイクロメートルである。サブブロック116,124,130,148は、x座標154とx座標156との間であり、例えば原点から約2400マイクロメートルである。サブブロック118,126,134,140は、x座標156とx座標158との間であり、例えば原点から約3200マイクロメートルである。サブブロック110,120,130,140の垂直境界は、例えば、原点から約200ナノメートルのy座標162にある。サブブロック114,124,134,144は、y座標162と例えば原点から約400ナノメートルのy座標164との間である。サブブロック116,126,136,146は、y座標164とy座標166との間であり、例えば原点から約600ナノメートルである。サブブロック118,128,138,148は、y座標166とy座標168との間であり、例えば原点から約800ナノメートルである。
【0012】
アレイ102内のセルのブロック内のすべてのセル(ブロックがサブブロックの群を含む)は、同時アクセスを有効にされる。ブロックの外側のセルは、ブロック内のセルが例えば、プログラミング動作、リード動作、または消去動作中などにアクセスされるときにアクセスを有効にされない。図に示した実施形態では、セルの各ブロックは、デコーダ回路によって有効にされ得、アレイ102に分散しているサブブロック110〜148のうちの4つを含む。
【0013】
図2は、本発明の様々な実施形態に係るデコーダ回路200の形態の装置の概略的回路図である。サブブロック110〜148の各々の中のセルは、デコーダ回路200等のデコーダ回路内の復号信号に応答して選択的に作動された論理ゲート等、イネーブル回路によって提供される(例えば、生成される)ブロックイネーブル信号によってアクセスを有効にされ得る。デコーダ回路200は、アレイ102内のサブブロック110〜148のうちの2つのセルのアクセスを有効にすることができ、サブブロック110〜148のうちの他の2つのセルは、ほぼ同様のデコーダ回路(図示せず)によって同時にアクセスを有効にされ得る。例えば、ブロックイネーブル信号は、サブブロック内のセルに結合されたアクセス線がプログラミング電圧、リード電圧、または消去電圧を受信することを有効にすることができる。
【0014】
サブブロック118,128,138,148は、アレイ102内の第1のサブアレイを構成し、サブブロック118,128,138,148の各々の中のセルは、ANDゲート202,204,206,208等の論理ゲート等の4つのそれぞれの回路のうちの1つからのブロックイネーブル信号によって有効にされ得る。ANDゲート202〜208の各々は、相補的復号信号a0,a1それぞれを搬送する2本の線212,214のうちの1つに結合された第1の入力を含む。復号信号a0,a1のうちの1つがHIGHであり、復号信号a0,a1のうちの1つがLOWである。ANDゲート202〜208の各々は、相補的復号信号b0,b1それぞれを搬送する2本の線216,218のうちの1つに結合された第2の入力を含む。復号信号b0,b1のうちの1つがHIGHであり、復号信号b0,b1のうちの1つがLOWである。ANDゲート202〜208の入力は、ANDゲート202〜208のうちの1つのみが一度に第1のサブアレイ内のサブブロック118,128,138,148のうちの1つのみを有効にするように、HIGHのブロックイネーブル信号を提供するようなパターンで線212〜218に結合される。復号信号a0,a1,b0,b1は、メモリ要求内のアドレスに基づいて、サブブロック118,128,138,148のうちの1つを選択するように提供される。
【0015】
サブブロック116,126,136,146は、アレイ102内の第2のサブアレイを構成し、サブブロック116,126,136,146の各々の中のセルは、4つそれぞれのANDゲート232,234,236,238のうちの1つからのブロックイネーブル信号によって有効にされ得る。ANDゲート232〜238の各々は、それぞれ、復号信号a0,a1を搬送する2本の線212,214のうちの1つに結合された第1の入力を含む。ANDゲート232〜238の各々は、それぞれ、復号信号b0,b1を搬送する2本の線216,218のうちの1つに結合された第2の入力を含む。ANDゲート232〜238の入力は、ANDゲート232〜238のうちの1つのみが一度に第2のサブアレイ内のサブブロック116,126,136,146のうちの1つのみを有効にするように、HIGHのブロックイネーブル信号を提供するようなパターンで線212〜218に結合される。復号信号a0,a1,b0,b1は、有効にされたサブブロック118,128,138,148,116,126,136,146のうちの1つ以上を無効にするとともに、有効にされなかったサブブロック118,128,138,148,116,126,136,146のうちの1つ以上を有効にするために変更され得る。
【0016】
図1を参照すると、デコーダ回路200の動作は、サブブロック110,114,116,118内のセルの同時アクセスを有効にすることができるが、サブブロック120,124,126,128,130,134,136,138,140,144,146,148のセルは、メモリ動作中にアクセスを有効にされない。各有効にされたサブブロック110は、他の有効にされたサブブロック114,116,118のいずれかのx座標およびy座標と同じではないx座標およびy座標を有する。例えば、セル149を含むサブブロック110は、0〜800マイクロメートルのx座標を有してよく、サブブロック114,116,118は各々、800マイクロメートルを超えるx座標を有する。セル149を含むサブブロック110は、0〜200ナノメートルのy座標を有してよく、サブブロック114,116,118は各々、200ナノメートルを超えるy座標を有する。
【0017】
各有効にされたサブブロック110,114,116,118は、別の有効にされたサブブロックを含まないメモリデバイス100内のサブブロックの行にあり、別の有効にされたサブブロックを含まないサブブロックの列にある。サブブロックの各行は、一度に1つの有効にされたサブブロックのみを含み、サブブロックの各列は、一度に1つの有効にされたサブブロックのみを含む。有効にされたサブブロック110,114,116,118は、アクセスを有効にされないサブブロック120,124,126,128,130,134,136,138,140,144,146,148によって互いに分離される。有効にされたサブブロック110,114,116,118の各々は、アクセスを有効にされないサブブロックのみに隣接する。
【0018】
図3は、本発明の様々な実施形態に係るメモリデバイス300の形態の装置のブロック図である。メモリデバイス300は、3次元であり、ともに積層されるセルの4つの略矩形の2次元アレイ302,304,306,308を備える。アレイ302,304,306,308は、明瞭になるように分離されて示される。メモリデバイス300はまた、センス/キャッシュ回路310を備える。アレイ302,304,306,308、ならびにセンス/キャッシュ回路310は、半導体基板(図示せず)上に形成される。一部の実施形態では、アレイ302は基板上に形成され得、その後アレイ304がアレイ302の上に形成され、その後アレイ306がアレイ304の上に形成され、その後アレイ308がアレイ306の上に形成される。このように、アレイ302,304,306,308のスタックが基板の上に形成される。
【0019】
アレイ302,304,306,308内のセルは、セルのサブブロック内に配列される。サブブロックの境界は、図3において横線および縦線によって示される。各アレイ302,304,306,308は、4行のサブブロックおよび16列のサブブロックを含み、各アレイ302,304,306,308内のセルのサブブロックが合計64個になる。サブブロックの各々は、アレイ302,304,306,308のうちの1つにおいて1行のサブブロックおよび1列のサブブロック内に位置する。アレイ302,304,306,308内のサブブロックの各行は、サブブロックの16個を含むサブアレイを構成する。サブブロックは、各アレイ302,304,306,308内の各サブブロックが他のアレイ302,304,306,308内の対応するサブブロックの真下および/または真上であるように、アレイ302,304,306,308のすべてにおいて実質的に同じ寸法を有する。
【0020】
アレイ302,304,306,308内のブロック内のすべてのセルは、同時アクセスを有効にされる。ブロックの外側のセルは、ブロック内のセルが例えば、プログラミング動作、リード動作、または消去動作中などにアクセスを有効にされるとき、アクセスを有効にされない。メモリデバイス300内の各ブロックは、デコーダ回路(図示せず)によって有効にされ得、かつアレイ302,304,306,308に分散しているアレイ302,304,306,308の各々において4つのサブブロックを含む。ブロックは、それぞれのアレイ302,304,306,308内に同じ位置を有するサブブロックを含んでよい。ブロックは、アレイ302内にサブブロック320,322,324,326を、アレイ304内にサブブロック340,342,344,346を、アレイ306内にサブブロック360,362,364,366を、アレイ308内にサブブロック380,382,384,386を、それぞれ含んでよい。サブブロック320,340,360,380は、それぞれのアレイ302,304,306,308内の同じ位置を占める。サブブロック322,342,362,382は、それぞれのアレイ302,304,306,308内の同じ位置を占める。サブブロック324,344,364,384は、それぞれのアレイ302,304,306,308内の同じ位置を占める。サブブロック326,346,366,386は、それぞれのアレイ302,304,306,308内の同じ位置を占める。
【0021】
図4は、本発明の様々な実施形態に係る図3のメモリデバイス300のブロック図である。セルのブロックは、アレイ302内にサブブロック421,423,427,429を、アレイ304内にサブブロック441,443,445,447を、アレイ306内にサブブロック461,463,467,469を、アレイ308内にサブブロック481,483,485,487を、それぞれ含んでよい。
【0022】
アレイ302内のサブブロック421,423,427,429は、アレイ304内のサブブロック441,443,445,447と同じ位置を占めない。アレイ304内のサブブロック441,443,445,447は、アレイ306内のサブブロック461,463,467,469と同じ位置を占めない。アレイ306内のサブブロック461,463,467,469は、アレイ308内のサブブロック481,483,485,487と同じ位置を占めない。したがって、ブロックを形成するサブブロックは、サブブロックがスタックにおいて対応するアレイ内の同じ位置を占めるか、または占めないように選択され得る。多くの配列が可能である。
【0023】
図5は、本発明の様々な実施形態に係る半導体構造500の断面図である。半導体構造500は、図1に示したメモリデバイス100の一部を備えてよい。半導体構造500は、電荷貯蔵デバイスの4つのストリング506を含み、各ストリング506は、別個のデータ線510に接続されている。ストリング506は、単一のコモンソース514に結合されている。ストリング506は、p型シリコン基板524の上に形成され、コモンソース514の電位は、基板524内のトランジスタ(例えば、相補型金属酸化膜半導体(CMOS)トランジスタ)の動作によって制御される。
【0024】
基板524にn型シリコンウェル530が形成されている。第1のp+型拡散領域534および第2のp+型拡散領域538がn型シリコンウェル530内に形成される。第1のp+型拡散領域534は、電源電圧Vccノードに結合され、第2のp+型拡散領域538は、コモンソース514に結合されている。第1のポリシリコンゲート540は、電源電圧Vccノードとコモンソース514との間にpチャネルトランジスタを形成するように、第1のp+型拡散領域534と第2のp+型拡散領域538との間で基板524の上に形成されている。
【0025】
基板524に、第1のn+型拡散領域552および第2のn+拡散領域556が形成されている。第1のn+型拡散領域552は、コモンソース514に結合され、第2のn+型拡散領域556は、基準電圧Vssノード(例えば、接地電圧)に結合される。基準電圧Vssノードとデータ線514との間にnチャネルトランジスタを形成するように、基板524上の第1のn+型拡散領域552と第2のn+型拡散領域556との間に第2のポリシリコンゲート560が形成されている。
【0026】
第1のポリシリコンゲート540および第2のポリシリコンゲート560は、二酸化シリコン(図示せず)等の誘電体によって基板524から分離される。コモンソース514に実質的に直交するデータ線510の断面図が示される。図5のデータ線510は、実質的に正方形であるが、異なる形状を有してよい。基板524内のCMOSトランジスタは、コモンソース514から基準電圧Vssノードに電流を引き込むことができ、セルのアレイに分散している。本発明の様々な実施形態に係るセルのアレイの動作は、メモリデバイス100に電流をより均等に分散するように、本明細書に記載されるように動作することによって電源電圧Vccノードおよび基準電圧Vssノード内のノイズを低減することができる。
【0027】
図6は、本発明の様々な実施形態に係る一方法600のフロー図である。ブロック610では、方法600が開始する。ブロック620では、おそらくコマンドおよびアドレスを含むメモリ要求が、メモリデバイス等の装置で受信される。ブロック630では、装置内のメモリセルの分散されたサブブロックがメモリ要求に応答して有効にされるが、メモリデバイス内のセルの他のブロックは有効にされない。図1を参照すると、例えば、サブブロック110,114,116,118は、同時アクセスを有効にされ得るが、サブブロック120,124,126,128,130,134,136,138,140,144,146,148は、アクセスを有効にされない。ブロック640では、メモリ要求は、有効にされたサブブロック110,114,116,118内のセルをプログラムし、リード、または消去するためにコントローラによって実行される。ブロック650では、方法600が終了する。方法600は、電源電圧ノードおよび基準電圧ノード内のノイズを低減するようにメモリデバイスにわたって電流をより均等に分散させる。様々な実施形態は、図6に示したものより多いかまたは少ないアクティビティを有してよい。一部の実施形態では、図6のアクティビティは、繰り返され、互いに置き換えられ、および/または連続もしくは並行して実施されてもよい。
【0028】
図7は、本発明の様々な実施形態に係るメモリデバイス700の形態の装置のブロック図である。メモリデバイス700は、制御信号線705上の複数の制御信号を受信するように制御バス704に結合されている。メモリデバイス700はまた、アドレス信号線707上のアドレス信号A0〜Axを受信するようにアドレスバス706に、かつデータ信号を送受信するようにデータバス708に結合されている。別個の物理的バスに受信されるように示されるが、データ信号は、同じ物理的バスに多重送信され、受信され得る。
【0029】
メモリデバイス700は、行および列で配列され得るセルの1つ以上のアレイ710を含む。アレイ710のセルは、本発明の様々な実施形態に係るDRAMセル、相変化セル、または電荷貯蔵セル(例えば、フローティングゲートトランジスタまたは電荷捕獲トランジスタを有するフラッシュメモリ)を備えてよい。メモリデバイス700は、NANDメモリデバイスを備えてよい。アレイ710は、メモリデバイス700の一部として単一のダイまたは複数のダイに存在するセルの複数のバンクおよびブロックを含んでよい。アレイ710内のセルは、シングルレベルセル(SLC)もしくはマルチレベルセル(MLC)のセル、またはこれらの組み合わせであり得る。アレイ710は、本発明の様々な実施形態に従って、図1に示されるセルのアレイ102を、図3および4に示されるセルのアレイ302,304,306,308を含んでよい。
【0030】
アドレス回路712は、アドレス信号線707に受信されたアドレス信号A0〜Axをラッチすることができる。アドレス信号A0〜Axは、アレイ710内に記憶されたデータにアクセスするように行デコーダ716および列デコーダ718によって復号され得る。メモリデバイス700は、センス/キャッシュ回路722内のセンスデバイスを用いてアレイ710内のセルの電圧または電流変化を検知することによって、アレイ710内のデータを読み出すことができる。行デコーダ716は、本発明の様々な実施形態に従って図2に示されるデコーダ回路200を備えてよい。センス/キャッシュ回路722は、本発明の様々な実施形態に従って、図1に示されるセンス/キャッシュ回路104、ならびに図3,4に示されるセンス/キャッシュ回路310を備えてよい。
【0031】
データ入力および出力(I/O)回路726は、データバス708に結合された外部(例えば、データI/O)ノード728上で双方向データ通信を実装する。I/O回路726は、本発明の様々な実施形態に係るN個のドライバおよび受信器回路740を含む。メモリデバイス700は、アレイ710へデータを書き込み、および/またはアレイ710からデータを消去することなど、メモリデバイス700の動作を支持するように構成されるコントローラを含む。コントローラは、例えば、アレイ710および/またはメモリデバイス700の他の構成要素のいずれかもしくはすべてを含むものと同じまたは異なるダイに制御回路742(例えば、状態機械を実装するように構成される)を備えてよい。コントローラは、制御回路742、ファームウェア、ソフトウェア、または前述のいずれかもしくはすべての組み合わせを備えてよい。センス/キャッシュ回路722とI/O回路726との間でN本の信号線746上でデータが伝達され得る。メモリ要求は、制御信号およびアドレス信号A0〜Ax内で受信されることができ、コントローラによって実行されることができる。
【0032】
各ドライバおよび受信器回路740は、ドライバ回路750を備えてよい。制御信号がドライバ回路750に(例えば、制御回路742に結合される制御論理回路768を通じて)提供され得る。制御論理回路768は、線770,772上でドライバ回路750に制御信号を提供することができる。
【0033】
本明細書に記載の装置および方法は、メモリ動作中にアレイ内のノイズを低減するようにセルのアレイにわたって電流を分散させることができる。これは、大幅な性能向上およびより確実な動作につながり得る。
【0034】
例示的な構造および方法を記載した。特定の実施形態を記載したが、これらの実施形態に様々な修正および変更が行われてもよいことが明らかであろう。したがって、本明細書および図面は、限定的意味ではなく例示的意味において見なされるべきである。
【0035】
読者が技術的開示の本質を速やかに理解できるように要約を求める、米国特許法施行規則第1.72条(b)に従い、開示内容の要約が提供される。特許請求の範囲を解釈または限定するために使用されないという理解に基づいて要約を示す。加えて、前述の発明を実施するための形態においては、様々な特徴が本開示を簡素化するために単一の実施形態においてまとめられることが分かり得る。本開示の方法は、特許請求の範囲を限定するものと解釈されるべきではない。したがって、以下の特許請求の範囲は、各請求項が別個の実施形態として独自に存在する状態で、本明細書において発明を実施するための形態に援用される。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7