【実施例】
【0049】
参考例1−1
部分アルファー化デンプン(Starch 1500G、日本カラコン製)をプロペラミキサーにより精製水中に分散し、ハンディーホモミキサーを用いて均一に分散させた後、精製水を加えて濃度が10質量%の結合液を調製した。
【0050】
参考例1−2
ヒドロキシプロピルセルロース(HPC L、日本曹達製)をプロペラミキサーにより精製水に溶解し、濃度が5質量%の結合液を調製した。
【0051】
参考例1−3
アルファー化デンプン(アミコール C、日澱化学製)をプロペラミキサーにより精製水中に分散し、ハンディーホモミキサーを用いて均一に分散させた後、精製水を加えて濃度が5質量%の結合液を調製した。
【0052】
参考例1−4
部分アルファー化デンプン(Starch 1500G、日本カラコン製)をプロペラミキサーにより精製水中に分散し、目開き250μmのステンレスふるいで篩過後、精製水を加えて濃度が10質量%の結合液を調製した。
【0053】
実施例1A
クエン酸第二鉄450g(無水物換算で383.9g)を転動流動層造粒乾燥機(MP−01、パウレック製)に入れ、クエン酸第二鉄が適度な流動状態となるような風量に設定し、給気温度70℃で毎分4〜5gの速度で、参考例1−1の結合液135gを噴霧し造粒後、次いで給気温度70℃で乾燥し、乾燥顆粒を得た。得られた乾燥顆粒を目開き500μmのステンレス篩で篩過し、「整粒末a」を得た。
得られた「整粒末a」 618mgについて、ステアリン酸マグネシウム(日本薬局方
植物性、太平化学産業製)を外部滑沢剤として、50kN ネジ式万能試験機(SC−50HJ、東京試験機製)により圧縮速度20mm/minで圧縮圧3、4、5又は7.5kNで成型し、それぞれ12mmφの円形錠を得た。
【0054】
実施例2A
クエン酸第二鉄450g(無水物換算で383.9g)を転動流動層造粒乾燥機(MP−01、パウレック製)に入れ、クエン酸第二鉄を適度な流動状態となるような風量に設定し、給気温度60℃で毎分4〜5gの速度で、参考例1−2の結合液270gを噴霧し造粒後、次いで給気温度60℃で乾燥し、乾燥顆粒を得た。得られた乾燥顆粒を目開き500μmのステンレス篩で篩過し、「整粒末b」を得た。
得られた「整粒末b」 618mgについて、ステアリン酸マグネシウム(日本薬局方
植物性、太平化学産業製)を外部滑沢剤として、50kN ネジ式万能試験機(SC−50HJ、東京試験機製)により圧縮速度20mm/minで圧縮圧5、7又は10kNで成型し、それぞれ12mmφの円形錠を得た。
【0055】
実施例3A
クエン酸第二鉄450g(無水物換算で383.9g)を転動流動層造粒乾燥機(MP−01、パウレック製)に入れ、クエン酸第二鉄が適度な流動状態となるような風量に設定し、給気温度70℃で毎分4〜5gの速度で、参考例1−1の結合液315gを噴霧し造粒後、次いで給気温度70℃で乾燥し、乾燥顆粒を得た。得られた乾燥顆粒を目開き500μmのステンレス篩で篩過し、「整粒末c」を得た。
得られた「整粒末c」 642mgについて、ステアリン酸マグネシウム(日本薬局方
植物性、太平化学産業製)を外部滑沢剤として、50kN ネジ式万能試験機(SC−50HJ、東京試験機製)により圧縮速度20mm/minで圧縮圧4、5又は7.5kNで成型し、それぞれ12mmφの円形錠を得た。
【0056】
実施例4A
クエン酸第二鉄450g(無水物換算で383.9g)を転動流動層造粒乾燥機(MP−01、パウレック製)に入れ、クエン酸第二鉄が適度な流動状態となるような風量に設定し、給気温度70℃で毎分4〜5gの速度で、参考例1−3の結合液630gを噴霧し造粒後、次いで給気温度70℃で乾燥し、乾燥顆粒を得た。得られた乾燥顆粒を目開き500μmのステンレス篩で篩過し、「整粒末d」を得た。
得られた「整粒末d」 642mgについて、ステアリン酸マグネシウム(日本薬局方
植物性、太平化学産業製)を外部滑沢剤として、50kN ネジ式万能試験機(SC−50HJ、東京試験機製)により圧縮速度20mm/minで圧縮圧3、4又は5kNで成型し、それぞれ12mmφの円形錠を得た。
【0057】
試験例1A(成型性試験)
錠剤の各圧縮圧における引張強度(硬度/破断面積)を調べるために、実施例1A〜4Aで得られた錠剤について、錠剤硬度計(6D、シュロイニゲル製)により錠剤硬度(N)を測定し、得られた値を破断面積(錠剤の直径(mm)×錠剤厚み(mm))で除して引張強度を算出した。
圧縮圧(kN)に対して引張強度(N/mm
2)をプロットした結果を
図1A及び2Aに示す。
【0058】
実施例5A
実施例1Aで得た「整粒末a」 618mgについて、ステアリン酸マグネシウム(日本薬局方 植物性、太平化学産業製)を外部滑沢剤として、50kN ネジ式万能試験機(SC−50HJ、東京試験機製)により圧縮速度20mm/minで引張強度が約2N/mm
2となるような圧縮圧で成型し、12mmφの円形錠(1錠あたり部分アルファー化デンプン18mg含有)を得た。
【0059】
実施例6A
実施例2Aで得た「整粒末b」 618mgについて、ステアリン酸マグネシウム(日本薬局方 植物性、太平化学産業製)を外部滑沢剤として、50kN ネジ式万能試験機(SC−50HJ、東京試験機製)により圧縮速度20mm/minで引張強度が約2N/mm
2となるような圧縮圧で成型し、12mmφの円形錠(1錠あたりヒドロキシプロピルセルロース18mg含有)を得た。
【0060】
実施例7A
実施例3Aで得た「整粒末c」 642mgについて、ステアリン酸マグネシウム(日本薬局方 植物性、太平化学産業製)を外部滑沢剤として、50kN ネジ式万能試験機(SC−50HJ、東京試験機製)により圧縮速度20mm/minの条件で引張強度が約2N/mm
2となるような圧縮圧で成型し、12mmφの円形錠(1錠あたり部分アルファー化デンプン42mg含有)を得た。
【0061】
実施例8A
実施例4Aで得た「整粒末d」 642mgについて、ステアリン酸マグネシウム(日本薬局方 植物性、太平化学産業製)を外部滑沢剤として、50kN ネジ式万能試験機(SC−50HJ、東京試験機製)により圧縮速度20mm/minで引張強度が約2N/mm
2となるような圧縮圧で成型し、12mmφの円形錠(1錠あたりアルファー化デンプン42mg含有)を得た。
【0062】
試験例2A(溶出試験)
実施例5A〜8Aで得られた錠剤について、表1Aに示した条件で溶出試験を行い、溶出特性を評価した。
【0063】
【表1A】
【0064】
結果を
図3A及び4Aに示す。
【0065】
実施例9A
クエン酸第二鉄450g(無水物換算で383.9g)を転動流動層造粒乾燥機(MP−01、パウレック製)に入れ、クエン酸第二鉄が適度な流動状態となるような風量に設定し、給気温度70℃で毎分4〜5gの速度で、参考例1−1の結合液225gを噴霧し造粒後、次いで給気温度70℃で乾燥し、乾燥顆粒を得た。得られた乾燥顆粒を目開き500μmのステンレス篩で篩過し、「整粒末e」を得た。
得られた「整粒末e」 630mgについて、ステアリン酸マグネシウム(日本薬局方
植物性、太平化学産業製)を外部滑沢剤として、50kN ネジ式万能試験機(SC−50HJ、東京試験機製)により圧縮速度20mm/minで引張強度が約2N/mm
2となるような圧縮圧で成型し、12mmφの円形錠(1錠あたり部分アルファー化デンプン30mg含有)を得た。
【0066】
実施例10A
クエン酸第二鉄450g(無水物換算で383.9g)を転動流動層造粒乾燥機(MP−01、パウレック製)に入れ、クエン酸第二鉄が適度な流動状態となるような風量に設定し、給気温度70℃で毎分4〜5gの速度で、参考例1−1の結合液675gを噴霧し造粒後、次いで給気温度70℃で乾燥し、乾燥顆粒を得た。得られた乾燥顆粒を目開き500μmのステンレス篩で篩過し、「整粒末f」を得た。
得られた「整粒末f」 690mgについて、ステアリン酸マグネシウム(日本薬局方
植物性、太平化学産業製)を外部滑沢剤として、50kN ネジ式万能試験機(SC−50HJ、東京試験機製)により圧縮速度20mm/minで錠剤硬度が約140Nとなるような圧縮圧で成型し、それぞれ長径17.5mm、短径8mmのカプセル型錠剤(1錠あたり部分アルファー化デンプン90mg含有)を得た。
【0067】
実施例11A
クエン酸第二鉄450g(無水物換算で383.9g)を転動流動層造粒乾燥機(MP−01、パウレック製)に入れクエン酸第二鉄が適度な流動状態となるような風量に設定し、給気温度70℃で毎分4〜5gの速度で、参考例1−1の結合液450gを噴霧し造粒後、次いで給気温度70℃で乾燥し、乾燥顆粒を得た。得られた乾燥顆粒を目開き500μmのステンレス篩で篩過し、「整粒末g」 483.9gを得た。
得られた「整粒末g」 462g及びステアリン酸マグネシウム4.76g(日本薬局方 植物性、太平化学産業製)をターブラーミキサーを用いて2L容器中で3分間混合し、打錠末を得た。この打錠末をロータリー式打錠機(コレクト12HUK、菊水製作所製)で錠剤硬度が140〜150Nとなるような圧縮圧で成型し、長径17.5mm、短径8mmのカプセル型錠剤(1錠あたり部分アルファー化デンプン60mg含有)を得た。
【0068】
実施例1A〜4A、6A、8Aの錠剤の成分組成を表2Aに示す。また、素錠中のクエン酸第二鉄(無水物換算)含有量(%)及びクエン酸第二鉄(無水物換算)100質量部に対する部分アルファー化デンプン、ヒドロキシプロピルセルロース又はアルファー化デンプンの質量を表3Aに示す。
【0069】
【表2A】
【0070】
【表3A】
【0071】
実施例5A、7A、9A〜11Aの錠剤の成分組成を表4Aに示す。また、素錠中のクエン酸第二鉄(無水物換算)含有量(%)及びクエン酸第二鉄(無水物換算)100質量部に対する部分アルファー化デンプンの質量を表5Aに示す。
【0072】
【表4A】
【0073】
【表5A】
【0074】
試験例3A
実施例5A、7A、9A、10A、11Aで得た錠剤について、試験例2Aの表1Aに示した条件で溶出試験を行い、溶出特性を評価した。溶出試験の結果を
図5Aに示す。
【0075】
実施例12A
クエン酸第二鉄19.2757kg(無水物換算で16.5kg)を流動層造粒乾燥機(WSG−60、パウレック製)に入れクエン酸第二鉄が適度な流動状態となるような風量に設定し、給気温度70℃で毎分170〜200gの速度で、参考例1−4の結合液19800gを噴霧し造粒後、次いで給気温度70℃で乾燥し、乾燥顆粒を得た。得られた乾燥顆粒をスクリーンミル(U20型、パウレック製)により目開き1143μmのスクリーンで篩過した。
上記操作を3回繰り返した後、混合して、「整粒末h」を得た。
得られた「整粒末h」 62.0441kgに、ステアリン酸カルシウム1300.4gを添加し、混合し、得られた混合物をロータリー式打錠機(コレクト12HUK、菊水製作所製)で錠剤硬度が150N以上となるような圧縮圧で成型し、長径17.5mm、短径8mmの素錠(カプセル型錠剤)を得た。
素錠10.38kgについて、オパドライII(日本カラコン製)1770g、黄色三二酸化鉄30g、精製水10200gを混合して得たコーティング液で自動コーティング機(HCT−60N、フロイント産業製)によりコーティングし、1錠あたり約30mgのコーティング層を施した錠剤を得た。
実施例12Aの錠剤の成分組成を表6Aに示す。また、素錠中のクエン酸第二鉄(無水物換算)含有量(%)及びクエン酸第二鉄(無水物換算)100質量部に対する部分アルファー化デンプンの質量を表7Aに示す。
【0076】
【表6A】
【0077】
【表7A】
【0078】
試験例4A
実施例12Aで得られた錠剤(コーティング錠)について、表8Aに示した条件で溶出試験を行い、溶出特性を評価した。
【0079】
【表8A】
【0080】
結果を
図6Aに示す。
【0081】
実施例13A
クエン酸第二鉄17.667kg(無水物換算で15kg)を流動層造粒乾燥機(WSG−60、パウレック製)に入れクエン酸第二鉄が適度な流動状態となるような風量に設定し、給気温度70℃で毎分120〜170gの速度で、参考例1−4の結合液18000gを噴霧し造粒後、次いで給気温度70℃で乾燥し、乾燥顆粒を得た。得られた乾燥顆粒をスクリーンミル(U20型、パウレック製)により目開き813μmのスクリーンで篩過した。
上記操作を2回繰り返した後、混合して、「整粒末i」を得た。
得られた「整粒末i」 27.9027kgに、ステアリン酸カルシウム607.5gを添加し、混合し、「打錠末j」を得た。
得られた「打錠末j」 662.4mgについて、50kN ネジ式万能試験機(SC−50HJ、東京試験機製)により、圧縮速度20mm/minで圧縮圧10kNで成型し、長径17.5mm、短径8mmの素錠(カプセル型錠剤、1錠あたり部分アルファー化デンプン60mg含有)を得た。
【0082】
実施例14A
実施例13Aで得られた「打錠末j」 7.618g及び低置換度ヒドロキシプロピルセルロース(LH−11、信越化学工業製) 0.345gをターブラーミキサーを用いて50mL容器中で3分間混合し、「打錠末k」を得た。
この「打錠末k」 692.4mgについて、50kN ネジ式万能試験機(SC−50HJ、東京試験機製)により、圧縮速度20mm/minで圧縮圧10kNで成型し、長径17.5mm、短径8mmの素錠(カプセル型錠剤、1錠あたり部分アルファー化デンプン60mg及び低置換度ヒドロキシプロピルセルロース30mg含有)を得た。
【0083】
実施例15A
実施例13Aで得られた「打錠末j」 7.618g及び結晶セルロース(セオラスKG−1000、旭化成ケミカルズ製) 0.690gをターブラーミキサーを用いて50mL容器中で3分間混合し、「打錠末l」を得た。
この「打錠末l」 722.4mgについて、50kN ネジ式万能試験機(SC−50HJ、東京試験機製)により、圧縮速度20mm/minで圧縮圧10kNで成型し、長径17.5mm、短径8mmの素錠(カプセル型錠剤、1錠あたり部分アルファー化デンプン60mg及び結晶セルロース60mg含有)を得た。
【0084】
実施例13A〜15Aの錠剤の成分組成を表9Aに示す。また、素錠中のクエン酸第二鉄(無水物換算)含有量(%)、クエン酸第二鉄(無水物換算)100質量部に対する部分アルファー化デンプンの質量、クエン酸第二鉄(無水物換算)100質量部に対する低置換度ヒドロキシプロピルセルロース及び結晶セルロースの質量を表10Aに示す。
【0085】
【表9A】
【0086】
【表10A】
【0087】
試験例5A(成型性試験)
実施例13A〜15Aで得た錠剤について、肉眼による目視検査によりひび割れの有無を確認した。また錠剤硬度計(6D、シュロイニゲル製)により錠剤硬度を測定した。表11Aに成型性試験の結果を示す。
【0088】
【表11A】
【0089】
実施例16A
クエン酸第二鉄497.1g(無水物換算で425g)を転動流動層造粒乾燥機(MP−01、パウレック製)に入れ、クエン酸第二鉄が適度な流動状態となるような風量に設定し、給気温度70℃で毎分4〜5gの速度で、参考例1−1の結合液510gを噴霧し造粒後、次いで給気温度70℃で乾燥し、乾燥顆粒を得た。得られた乾燥顆粒を目開き710μmのステンレス篩で篩過し、整粒末を得た。得られた整粒末10.3168g及び低置換度ヒドロキシプロピルセルロース(LH−11、信越化学工業製) 0.96gをターブラーミキサーを用いて50mL容器中で5分間混合した後、さらにステアリン酸カルシウム(日本薬局方 植物性、太平化学産業製) 0.216gを加えてターブラーミキサーで3分間混合し、「打錠末m」を得た。
この「打錠末m」 718.3mgについて、50kN ネジ式万能試験機(SC−50HJ、東京試験機製)により、圧縮速度20mm/minで圧縮圧10kNで成型し、長径17.5mm、短径8mmの素錠(カプセル型錠剤、1錠あたり部分アルファー化デンプン60mg及び低置換度ヒドロキシプロピルセルロース60mg含有)を得た。
【0090】
参考例2
トレハロース(トレハロースP 旭化成ケミカルズ製) 35g及び部分アルファー化デンプン(Starch 1500G、日本カラコン製) 70gをプロペラミキサーにより精製水中に溶解あるいは分散した後、精製水を加えて700gとした。この液を目開き250μmのステンレスふるいで篩過し、結合液を調製した。
【0091】
実施例17A
クエン酸第二鉄438.6g(無水物換算で375g)を転動流動層造粒乾燥機(MP−01、パウレック製)に入れ、クエン酸第二鉄が適度な流動状態となるような風量に設定し、給気温度70℃で毎分5〜6.5gの速度で、参考例2の結合液450gを噴霧し造粒後、次いで給気温度70℃で乾燥し、乾燥顆粒を得た。得られた乾燥顆粒を目開き500μmのステンレス篩で篩過し、整粒末を得た。得られた整粒末10.7968g及び低置換度ヒドロキシプロピルセルロース(LH−11、信越化学工業製) 0.48gをターブラーミキサーを用いて50mL容器中で5分間混合した後、さらにステアリン酸カルシウム(日本薬局方 植物性、太平化学産業製) 0.216gを加えてターブラーミキサーで3分間混合し、「打錠末n」を得た。
この「打錠末n」 718.3mgについて、50kN ネジ式万能試験機(SC−50HJ、東京試験機製)により、圧縮速度20mm/minで圧縮圧10kNで成型し、長径17.5mm、短径8mmの素錠(カプセル型錠剤、1錠あたり部分アルファー化デンプン60mg、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース30mg及びトレハロース30mg含有)を得た。
【0092】
参考例3
ポリビニルアルコール・ポリエチレングリコール・グラフトコポリマー(Kollicoat IR、BASF製) 35g及び部分アルファー化デンプン(Starch 1500G、日本カラコン製) 70gをプロペラミキサーにより精製水中に溶解あるいは分散した後、精製水を加えて700gとした。この液を目開き250μmのステンレスふるいで篩過し、結合液を調製した。
【0093】
実施例18A
クエン酸第二鉄448.1g(無水物換算で375g)を転動流動層造粒乾燥機(MP−01、パウレック製)に入れ、クエン酸第二鉄が適度な流動状態となるような風量に設定し、給気温度70℃で毎分5〜6gの速度で、参考例3の結合液450gを噴霧し造粒後、次いで給気温度70℃で乾燥し、乾燥顆粒を得た。得られた乾燥顆粒を目開き500μmのステンレス篩で篩過し、整粒末を得た。得られた整粒末15.1228g及び低置換度ヒドロキシプロピルセルロース(LH−11、信越化学工業製) 0.66gをターブラーミキサーを用いて50mL容器中で5分間混合した後、さらにステアリン酸カルシウム(日本薬局方 植物性、太平化学産業製) 0.297gを加えてターブラーミキサーで3分間混合し、「打錠末o」を得た。
この「打錠末o」 730.9mgについて、50kN ネジ式万能試験機(SC−50HJ、東京試験機製)により、圧縮速度20mm/minで圧縮圧10kNで成型し、長径17.5mm、短径8mmの素錠(カプセル型錠剤、1錠あたり部分アルファー化デンプン60mg、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース30mg及びポリビニルアルコール・ポリエチレングリコール・グラフトコポリマー30mg含有)を得た。
【0094】
参考例4
ポリビニルアルコール・ポリエチレングリコール・グラフトコポリマー(Kollicoat IR、BASF製)をプロペラミキサーにより精製水中に溶解させた後、精製水を加えて濃度が10質量%の結合液を調製した。
【0095】
実施例19A
クエン酸第二鉄448.1g(無水物換算で375g)を転動流動層造粒乾燥機(MP−01、パウレック製)に入れ、クエン酸第二鉄が適度な流動状態となるような風量に設定し、給気温度70℃で毎分5〜6gの速度で、参考例1−4の結合液225gを噴霧し、次いで参考例4の結合液225gを噴霧して造粒後、さらに給気温度70℃で乾燥し、乾燥顆粒を得た。得られた乾燥顆粒を目開き500μmのステンレス篩で篩過し、「整粒末p」得た。
得られた「整粒末p」 13.148g及び低置換度ヒドロキシプロピルセルロース(LH−11、信越化学工業製) 1.2gをターブラーミキサーを用いて50mL容器中で5分間混合した後、さらにステアリン酸カルシウム(日本薬局方 植物性、太平化学産業製) 0.27gを加えてターブラーミキサーで3分間混合し、「打錠末q」を得た。
この「打錠末q」 730.9mgについて、50kN ネジ式万能試験機(SC−50HJ、東京試験機製)により、圧縮速度20mm/minで圧縮圧10kNで成型し、長径17.5mm、短径8mmの素錠(カプセル型錠剤、1錠あたり部分アルファー化デンプン30mg、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース60mg及びポリビニルアルコール・ポリエチレングリコール・グラフトコポリマー30mg含有)を得た。
【0096】
実施例16A〜19Aの錠剤の成分組成を表12Aに示す。また、素錠中のクエン酸第二鉄(無水物換算)含有量(%)、クエン酸第二鉄(無水物換算)100質量部に対する部分アルファー化デンプンの質量、クエン酸第二鉄(無水物換算)100質量部に対する低置換度ヒドロキシプロピルセルロース及び結晶セルロースの質量、クエン酸第二鉄(無水物換算)100質量部に対するトレハロースの質量及びクエン酸第二鉄(無水物換算)100質量部に対するポリビニルアルコール・ポリエチレングリコール・グラフトコポリマーの質量を表13Aに示す。
【0097】
【表12A】
【0098】
【表13A】
【0099】
試験例6A(成型性試験)
実施例16A〜19Aで得られた錠剤について、実体顕微鏡(SZH、オリンパス製)により、倍率15倍でひび割れの有無を確認した。また、錠剤硬度計(6D、シュロイニゲル製)により錠剤硬度を測定した。
【0100】
試験例7A(崩壊試験)
実施例16A〜19Aで得られた錠剤について、表14Aに示した条件で崩壊試験を行い、崩壊特性を評価した。
【0101】
【表14A】
【0102】
試験例6A及び7Aの結果を表15Aに示す。
【0103】
【表15A】
【0104】
実施例20A
クエン酸第二鉄23.476kg(無水物換算で20kg)を流動層造粒乾燥機(WSG−60、パウレック製)に入れクエン酸第二鉄が適度な流動状態となるような風量に設定し、給気温度70℃で毎分170〜230gの速度で、参考例1−4の結合液24000gを噴霧し造粒後、次いで給気温度70℃で乾燥し、乾燥顆粒を得た。得られた乾燥顆粒をスクリーンミル(U20型、パウレック製)により目開き1143μmのスクリーンで篩過し、「整粒末r」を得た。
クエン酸第二鉄46.952kg(無水物換算で40kg)を流動層造粒乾燥機(WSG−60、パウレック製)に入れクエン酸第二鉄が適度な流動状態となるような風量に設定し、給気温度70℃で毎分130〜250gの速度で、参考例1−4の結合液48000gを噴霧し造粒後、次いで給気温度70℃で乾燥し、乾燥顆粒を得た。得られた乾燥顆粒をスクリーンミル(U20型、パウレック製)により目開き1143μmのスクリーンで篩過し、「整粒末s」を得た。
得られた「整粒末r」 24.6610kg及び「整粒末s」 25.7972kgに、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース(LH−11、信越化学工業製)2340gを添加し、W型混合機(W−200、徳寿工作所製)で毎分26回転で277秒混合した後、次いでステアリン酸カルシウム(日本薬局方 植物性、太平化学産業製)1053gを加えて、W型混合機(W−200、徳寿工作所製)で毎分26回転で92秒混合し、打錠末を得た。
得られた打錠末をロータリー式打錠機(コレクト12HUK、菊水製作所製)で錠剤硬度が150N以上となるような圧縮圧で成型し、長径17.5mm、短径8mmの素錠(カプセル型錠剤)を得た。
【0105】
実施例21A
実施例20Aで得た素錠11.0916kgについて、ヒプロメロース(TC−5M、信越化学工業製) 1080g、酸化チタン(Titanium(IV) Oxide extra pure、メルク製) 360g、タルク(ハイフィラー #17、松村産業製) 180g、マクロゴール6000(マクロゴール6000P、日油製) 180g、精製水12600gを混合して得たコーティング液で自動コーティング機(HCT−60N、フロイント産業製)によりコーティングし、1錠あたり約25mgのコーティング層を施した錠剤を得た。
【0106】
実施例22A
実施例19Aで得た「整粒末p」 361.57g及び低置換度ヒドロキシプロピルセルロース(LH−11、信越化学工業製) 33.0gをターブラーミキサーを用いて5分間混合した後、さらにステアリン酸カルシウム(日本薬局方 植物性、太平化学産業製) 7.425gを加えてターブラーミキサーで3分間混合し、打錠末を得た。この打錠末をロータリー式打錠機(コレクト12HUK、菊水製作所製)で錠剤硬度が150N以上となるような圧縮圧で成型し、長径17.5mm、短径8mmの素錠(カプセル型錠剤)を得た。
【0107】
実施例23A
実施例22Aで得た素錠146.2gについて、ヒプロメロース(TC−5M、信越化学工業製) 30g、酸化チタン(Titanium(IV) Oxide extra
pure、メルク製) 10g、タルク(ハイフィラー #17、松村産業製) 5g、マクロゴール6000(マクロゴール6000P、日油製) 5g、精製水350gを混合して得たコーティング液で自動コーティング機(HC−LABO、フロイント産業製)によりコーティングし、1錠あたり約25mgのコーティング層を施した錠剤を得た。
実施例20A〜23Aの錠剤の成分組成を表16Aに示す。また、素錠中のクエン酸第二鉄(無水物換算)含有量(%)、クエン酸第二鉄(無水物換算)100質量部に対する部分アルファー化デンプンの質量、クエン酸第二鉄(無水物換算)100質量部に対するポリビニルアルコール・ポリエチレングリコール・グラフトコポリマーの質量及びクエン酸第二鉄(無水物換算)100質量部に対する低置換度ヒドロキシプロピルセルロース及び結晶セルロースの質量を表17Aに示す。
【0108】
【表16A】
【0109】
【表17A】
【0110】
試験例8A
実施例17A、18A、20A、22Aで得られた錠剤(素錠)について、表8Aに示した条件で溶出試験を行い、溶出特性を評価した。
結果を
図7Aに示す。
【0111】
試験例9A
実施例21A、23Aで得られた錠剤(コーティング錠)について、表8Aに示した条件で溶出試験を行い、溶出特性を評価した。
結果を
図8Aに示す。
【0112】
試験例10A
実施例12Aで得られた錠剤(コーティング錠)について、表18Aに示した条件で溶出試験を行い、溶出特性を評価した。
【0113】
【表18A】
【0114】
結果を
図9Aに示す。
【0115】
実施例1B
ヒドロキシプロピルセルロース(HPC L、日本曹達製)をプロペラミキサーにより精製水に溶解し、濃度が5質量%の結合液を調製した。
クエン酸第二鉄448.1g(無水物換算で375g)を転動流動層造粒乾燥機(MP−01、パウレック製)に入れ、上記結合液450gを噴霧して造粒後、乾燥した。得られた乾燥顆粒を目開き500μmのステンレス篩で篩過し、整粒末を得た。該整粒末13.8028g及び低置換度ヒドロキシプロピルセルロース(L−HPC LH−11、信越化学工業製) 1.32gをターブラーミキサーを用いて50mL容器中で5分間混合した後、さらにステアリン酸カルシウム(日本薬局方 植物性、太平化学産業製) 0.297gを加えてターブラーミキサーで3分間混合し、打錠末を得た。得られた打錠末700.9mgについて、50kN ネジ式万能試験機(SC−50HJ、東京試験機製)により、圧縮速度20mm/minで圧縮圧10kNで成型し、長径17.5mm、短径8mmの素錠(カプセル型錠剤、1錠あたりヒドロキシプロピルセルロース30mg及び低置換度ヒドロキシプロピルセルロース60mg含有)を得た。
【0116】
実施例2B
ヒプロメロース(TC−5R、信越化学工業製)をプロペラミキサーにより精製水に溶解し、濃度が5質量%の結合液を調製した。
クエン酸第二鉄448.1g(無水物換算で375g)を転動流動層造粒乾燥機(MP−01、パウレック製)に入れ、上記結合液450gを噴霧して造粒後、乾燥した。得られた乾燥顆粒を目開き500μmのステンレス篩で篩過し、整粒末を得た。該整粒末13.8028g及び低置換度ヒドロキシプロピルセルロース(L−HPC LH−11、信越化学工業製) 1.32gをターブラーミキサーを用いて50mL容器中で5分間混合した後、さらにステアリン酸カルシウム(日本薬局方 植物性、太平化学産業製) 0.297gを加えてターブラーミキサーで3分間混合し、打錠末を得た。得られた打錠末700.9mgについて、50kN ネジ式万能試験機(SC−50HJ、東京試験機製)により、圧縮速度20mm/minで圧縮圧10kNで成型し、長径17.5mm、短径8mmの素錠(カプセル型錠剤、1錠あたりヒプロメロース30mg及び低置換度ヒドロキシプロピルセルロース60mg含有)を得た。
【0117】
実施例3B
ポリビニルピロリドン K30(Kollidon 30、BASF製)をプロペラミキサーにより精製水に溶解し、濃度が10質量%の結合液を調製した。
クエン酸第二鉄448.1g(無水物換算で375g)を転動流動層造粒乾燥機(MP−01、パウレック製)に入れ、上記結合液450gを噴霧して造粒後、乾燥した。得られた乾燥顆粒を目開き500μmのステンレス篩で篩過し、整粒末を得た。該整粒末14.4628g及び低置換度ヒドロキシプロピルセルロース(L−HPC LH−11、信越化学工業製) 1.32gをターブラーミキサーを用いて50mL容器中で5分間混合した後、さらにステアリン酸カルシウム(日本薬局方 植物性、太平化学産業製) 0.297gを加えてターブラーミキサーで3分間混合し、打錠末を得た。得られた打錠末730.9mgについて、50kN ネジ式万能試験機(SC−50HJ、東京試験機製)により、圧縮速度20mm/minで圧縮圧10kNで成型し、長径17.5mm、短径8mmの素錠(カプセル型錠剤、1錠あたりポリビニルピロリドン K30 60mg及び低置換度ヒドロキシプロピルセルロース60mg含有)を得た。
【0118】
実施例4B
ポリビニルピロリドン K90(Kollidon 90F、BASF製)をプロペラミキサーにより精製水に溶解し、濃度が4質量%の結合液を調製した。
クエン酸第二鉄448.1g(無水物換算で375g)を転動流動層造粒乾燥機(MP−01、パウレック製)に入れ、上記結合液562.5gを噴霧して造粒後、乾燥した。得られた乾燥顆粒を目開き500μmのステンレス篩で篩過し、整粒末を得た。該整粒末12.548g及び低置換度ヒドロキシプロピルセルロース(L−HPC LH−11、信越化学工業製) 1.2gをターブラーミキサーを用いて50mL容器中で5分間混合した後、さらにステアリン酸カルシウム(日本薬局方 植物性、太平化学産業製) 0.27gを加えてターブラーミキサーで3分間混合し、打錠末を得た。得られた打錠末700.9mgについて、50kN ネジ式万能試験機(SC−50HJ、東京試験機製)により、圧縮速度20mm/minで圧縮圧10kNで成型し、長径17.5mm、短径8mmの素錠(カプセル型錠剤、1錠あたりポリビニルピロリドン K90 30mg及び低置換度ヒドロキシプロピルセルロース60mg含有)を得た。
【0119】
実施例5B
アルファー化デンプン(アミコール C、日澱化学製)をプロペラミキサーにより精製水中に分散し、精製水を加えて濃度が5質量%の結合液を調製した後、目開き250μmのステンレスふるいで篩過した。
クエン酸第二鉄438.6g(無水物換算で375g)を転動流動層造粒乾燥機(MP−01、パウレック製)に入れ、上記結合液450gを噴霧して造粒後、乾燥した。得られた乾燥顆粒を目開き710μmのステンレス篩で篩過し、整粒末を得た。該整粒末9.8368g及び低置換度ヒドロキシプロピルセルロース(L−HPC LH−11、信越化学工業製) 0.96gをターブラーミキサーを用いて50mL容器中で5分間混合した後、さらにステアリン酸カルシウム(日本薬局方 植物性、太平化学産業製) 0.216gを加えてターブラーミキサーで3分間混合し、打錠末を得た。得られた打錠末688.3mgについて、50kN ネジ式万能試験機(SC−50HJ、東京試験機製)により、圧縮速度20mm/minで圧縮圧10kNで成型し、長径17.5mm、短径8mmの素錠(カプセル型錠剤、1錠あたりアルファー化デンプン 30mg及び低置換度ヒドロキシプロピルセルロース60mg含有)を得た。
【0120】
実施例6B
ポリビニルアルコール・ポリエチレングリコール・グラフトコポリマー(Kollicoat IR、BASF製)をプロペラミキサーにより精製水に溶解し、濃度が15質量%の結合液を調製した。
クエン酸第二鉄497.1g(無水物換算で425g)を転動流動層造粒乾燥機(MP−01、パウレック製)に入れ、上記結合液340gを噴霧して造粒後、乾燥した。得られた乾燥顆粒を目開き710μmのステンレス篩で篩過し、整粒末を得た。該整粒末14.1856g及び低置換度ヒドロキシプロピルセルロース(L−HPC LH−11、信越化学工業製) 1.32gをターブラーミキサーを用いて50mL容器中で5分間混合した後、さらにステアリン酸カルシウム(日本薬局方 植物性、太平化学産業製) 0.297gを加えてターブラーミキサーで3分間混合し、打錠末を得た。得られた打錠末718.3mgについて、50kN ネジ式万能試験機(SC−50HJ、東京試験機製)により、圧縮速度20mm/minで圧縮圧10kNで成型し、長径17.5mm、短径8mmの素錠(カプセル型錠剤、1錠あたりポリビニルアルコール・ポリエチレングリコール・グラフトコポリマー60mg及び低置換度ヒドロキシプロピルセルロース60mg含有)を得た。
【0121】
実施例7B
ポリビニルアルコール・アクリル酸・メタクリル酸メチル共重合体(POVACOAT
Type:F、大同化成工業製)をプロペラミキサーにより精製水に溶解し、濃度が5質量%の結合液を調製した。
クエン酸第二鉄448.1g(無水物換算で375g)を転動流動層造粒乾燥機(MP−01、パウレック製)に入れ、上記結合液270gを噴霧して造粒後、乾燥した。得られた乾燥顆粒を目開き500μmのステンレス篩で篩過し、整粒末を得た。該整粒末12.308g及び低置換度ヒドロキシプロピルセルロース(L−HPC LH−11、信越化学工業製) 1.2gをターブラーミキサーを用いて50mL容器中で5分間混合した後、さらにステアリン酸カルシウム(日本薬局方 植物性、太平化学産業製) 0.27gを加えてターブラーミキサーで3分間混合し、打錠末を得た。得られた打錠末688.9mgについて、50kN ネジ式万能試験機(SC−50HJ、東京試験機製)により、圧縮速度20mm/minで圧縮圧10kNで成型し、長径17.5mm、短径8mmの素錠(カプセル型錠剤、1錠あたりポリビニルアルコール・アクリル酸・メタクリル酸メチル共重合体18mg及び低置換度ヒドロキシプロピルセルロース60mg含有)を得た。
【0122】
実施例1B〜7Bの錠剤の成分組成を表1Bに示す。また、素錠中のクエン酸第二鉄(無水物換算)含有量(%)及びクエン酸第二鉄(無水物換算)100質量部に対するヒドロキシプロピルセルロース、ヒプロメロース、ポリビニルピロリドン K30及びK90、アルファー化デンプン、ポリビニルアルコール・ポリエチレングリコール・グラフトコポリマーあるいはポリビニルアルコール・アクリル酸・メタクリル酸メチル共重合体の質量、クエン酸第二鉄(無水物換算)100質量部に対する低置換度ヒドロシキプロピルセルロースの質量を表2Bに示す。
【0123】
【表1B】
【0124】
【表2B】
【0125】
実施例8B
ポリビニルアルコール・ポリエチレングリコール・グラフトコポリマー(Kollicoat IR、BASF製) 21.0g及びポリビニルアルコール・アクリル酸・メタクリル酸メチル共重合体(POVACOAT Type:F、大同化成工業製) 14.0gを精製水315.0gに加えた後、プロペラミキサーにより溶解して結合液を調製した。
クエン酸第二鉄448.1g(無水物換算で375g)を転動流動層造粒乾燥機(MP−01、パウレック製)に入れ、上記結合液225gを噴霧して造粒後、乾燥した。得られた乾燥顆粒を目開き500μmのステンレス篩で篩過し、整粒末を得た。該整粒末12.548g及び低置換度ヒドロキシプロピルセルロース(L−HPC LH−11、信越化学工業製) 1.2gをターブラーミキサーを用いて50mL容器中で5分間混合した後、さらにステアリン酸カルシウム(日本薬局方 植物性、太平化学産業製) 0.27gを加えてターブラーミキサーで3分間混合し、打錠末を得た。得られた打錠末700.9mgについて、50kN ネジ式万能試験機(SC−50HJ、東京試験機製)により、圧縮速度20mm/minで圧縮圧10kNで成型し、長径17.5mm、短径8mmの素錠(カプセル型錠剤、1錠あたりポリビニルアルコール・ポリエチレングリコール・グラフトコポリマー18mg、ポリビニルアルコール・アクリル酸・メタクリル酸メチル共重合体12mg及び低置換度ヒドロキシプロピルセルロース60mg含有)を得た。
【0126】
実施例9B
ポリビニルアルコール・ポリエチレングリコール・グラフトコポリマー(Kollicoat IR、BASF製) 6.0g及びポリビニルアルコール・アクリル酸・メタクリル酸メチル共重合体(POVACOAT Type:F、大同化成工業製) 12.0gを精製水282.0gに加えた後、プロペラミキサーにより溶解して結合液を調製した。
クエン酸第二鉄448.1g(無水物換算で375g)を転動流動層造粒乾燥機(MP−01、パウレック製)に入れ、上記結合液225gを噴霧して造粒後、乾燥した。得られた乾燥顆粒を目開き500μmのステンレス篩で篩過し、整粒末を得た。該整粒末12.308g及び低置換度ヒドロキシプロピルセルロース(L−HPC LH−11、信越化学工業製) 1.2gをターブラーミキサーを用いて50mL容器中で5分間混合した後、さらにステアリン酸カルシウム(日本薬局方 植物性、太平化学産業製) 0.27gを加えてターブラーミキサーで3分間混合し、打錠末を得た。得られた打錠末688.9mgについて、50kN ネジ式万能試験機(SC−50HJ、東京試験機製)により、圧縮速度20mm/minで圧縮圧10kNで成型し、長径17.5mm、短径8mmの素錠(カプセル型錠剤、1錠あたりポリビニルアルコール・ポリエチレングリコール・グラフトコポリマー6mg、ポリビニルアルコール・アクリル酸・メタクリル酸メチル共重合体12mg及び低置換度ヒドロキシプロピルセルロース60mg含有)を得た。
【0127】
実施例10B
ポリビニルアルコール・ポリエチレングリコール・グラフトコポリマー(Kollicoat IR、BASF製) 14.0g及びポリビニルアルコール・アクリル酸・メタクリル酸メチル共重合体(POVACOAT Type:F、大同化成工業製) 7.0gを精製水329.0gに加えた後、プロペラミキサーにより溶解して結合液を調製した。
クエン酸第二鉄448.1g(無水物換算で375g)を転動流動層造粒乾燥機(MP−01、パウレック製)に入れ、上記結合液225gを噴霧して造粒後、乾燥した。得られた乾燥顆粒を目開き500μmのステンレス篩で篩過し、整粒末を得た。該整粒末12.308g及び低置換度ヒドロキシプロピルセルロース(L−HPC LH−11、信越化学工業製) 1.2gをターブラーミキサーを用いて50mL容器中で5分間混合した後、さらにステアリン酸カルシウム(日本薬局方 植物性、太平化学産業製) 0.27gを加えてターブラーミキサーで3分間混合し、打錠末を得た。得られた打錠末688.9mgについて、50kN ネジ式万能試験機(SC−50HJ、東京試験機製)により、圧縮速度20mm/minで圧縮圧10kNで成型し、長径17.5mm、短径8mmの素錠(カプセル型錠剤、1錠あたりポリビニルアルコール・ポリエチレングリコール・グラフトコポリマー12mg、ポリビニルアルコール・アクリル酸・メタクリル酸メチル共重合体6mg及び低置換度ヒドロキシプロピルセルロース60mg含有)を得た。
【0128】
実施例11B
ポリビニルアルコール・ポリエチレングリコール・グラフトコポリマー(Kollicoat IR、BASF製) 21.0g及びポリビニルアルコール・アクリル酸・メタクリル酸メチル共重合体(POVACOAT Type:F、大同化成工業製) 7.0gを精製水322.0gに加えた後、プロペラミキサーにより溶解して結合液を調製した。
クエン酸第二鉄448.1g(無水物換算で375g)を転動流動層造粒乾燥機(MP−01、パウレック製)に入れ、上記結合液225gを噴霧して造粒後、乾燥した。得られた乾燥顆粒を目開き500μmのステンレス篩で篩過し、整粒末を得た。該整粒末31.07g及び低置換度ヒドロキシプロピルセルロース(L−HPC LH−11、信越化学工業製) 3.0gをターブラーミキサーを用いて100mL容器中で5分間混合した後、さらにステアリン酸カルシウム(日本薬局方 植物性、太平化学産業製) 0.675gを加えてターブラーミキサーで3分間混合し、打錠末を得た。得られた打錠末694.9mgについて、50kN ネジ式万能試験機(SC−50HJ、東京試験機製)により、圧縮速度20mm/minで圧縮圧10kNで成型し、長径17.5mm、短径8mmの素錠(カプセル型錠剤、1錠あたりポリビニルアルコール・ポリエチレングリコール・グラフトコポリマー18mg、ポリビニルアルコール・アクリル酸・メタクリル酸メチル共重合体6mg及び低置換度ヒドロキシプロピルセルロース60mg含有)を得た。
【0129】
実施例12B
ポリビニルアルコール・ポリエチレングリコール・グラフトコポリマー(Kollicoat IR、BASF製) 28.0g及びポリビニルアルコール・アクリル酸・メタクリル酸メチル共重合体(POVACOAT Type:F、大同化成工業製) 7.0gを精製水315.0gに加えた後、プロペラミキサーにより溶解して結合液を調製した。
クエン酸第二鉄448.1g(無水物換算で375g)を転動流動層造粒乾燥機(MP−01、パウレック製)に入れ、上記結合液225gを噴霧して造粒後、乾燥した。得られた乾燥顆粒を目開き500μmのステンレス篩で篩過し、整粒末を得た。該整粒末12.548g及び低置換度ヒドロキシプロピルセルロース(L−HPC LH−11、信越化学工業製) 1.2gをターブラーミキサーを用いて50mL容器中で5分間混合した後、さらにステアリン酸カルシウム(日本薬局方 植物性、太平化学産業製) 0.27gを加えてターブラーミキサーで3分間混合し、打錠末を得た。得られた打錠末700.9mgについて、50kN ネジ式万能試験機(SC−50HJ、東京試験機製)により、圧縮速度20mm/minで圧縮圧10kNで成型し、長径17.5mm、短径8mmの素錠(カプセル型錠剤、1錠あたりポリビニルアルコール・ポリエチレングリコール・グラフトコポリマー24mg、ポリビニルアルコール・アクリル酸・メタクリル酸メチル共重合体6mg及び低置換度ヒドロキシプロピルセルロース60mg含有)を得た。
【0130】
実施例8B〜12Bの錠剤の成分組成を表3Bに示す。また、素錠中のクエン酸第二鉄(無水物換算)含有量(%)及びクエン酸第二鉄(無水物換算)100質量部に対するポリビニルアルコール・ポリエチレングリコール・グラフトコポリマーあるいはポリビニルアルコール・アクリル酸・メタクリル酸メチル共重合体の質量、クエン酸第二鉄(無水物換算)100質量部に対する低置換度ヒドロシキプロピルセルロースの質量を表4Bに示す。
【0131】
【表3B】
【0132】
【表4B】
【0133】
試験例1B(整粒末粗比容)
実施例1B〜12Bで得られた整粒末について、容量100mLのステンレス製測定用容器内にあふれるまで流下させた。続いて、容器の上部に堆積した過剰量の整粒末を注意深くすり落とし、整粒末100mL分の質量を測定した。
【0134】
試験例2B(成型性試験)
実施例1B〜12Bで得られた錠剤について、実体顕微鏡(SZH、オリンパス製)により、倍率15倍でひび割れの有無を確認した。また、錠剤硬度計(6D、シュロイニゲル製)により錠剤硬度を測定した。
【0135】
試験例3B(崩壊試験)
実施例1B〜12Bで得られた錠剤について、表5Bに示した条件で崩壊試験を行い、崩壊特性を評価した。
【0136】
【表5B】
【0137】
試験例1B、2B及び3Bの結果を表6Bに示す。
【0138】
【表6B】
【0139】
実施例13B
ポリビニルアルコール・ポリエチレングリコール・グラフトコポリマー(Kollicoat IR、BASF製) 1600g及びポリビニルアルコール・アクリル酸・メタクリル酸メチル共重合体(POVACOAT Type:F、大同化成工業製) 400gを精製水24667gに加えた後、プロペラミキサーにより溶解して結合液を調製した。
クエン酸第二鉄17922g(無水物換算で15000g)を流動層造粒乾燥機(WSG−30、パウレック製)に入れ、上記結合液12000gを噴霧して造粒後、乾燥した。得られた乾燥顆粒を目開き500μmのステンレス篩で篩過し、整粒末を得た。
【0140】
実施例14B
実施例13Bで得られた整粒末12.548g及び低置換度ヒドロキシプロピルセルロース(L−HPC LH−11、信越化学工業製) 1.2gをターブラーミキサーを用いて50mL容器中で5分間混合した後、さらにステアリン酸カルシウム(日本薬局方
植物性、太平化学産業製) 0.27gを加えてターブラーミキサーで3分間混合し、打錠末を得た。得られた打錠末700.9mgについて、50kN ネジ式万能試験機(SC−50HJ、東京試験機製)により、圧縮速度20mm/minで圧縮圧10kNで成型し、長径17.5mm、短径8mmの素錠(カプセル型錠剤、1錠あたりポリビニルアルコール・ポリエチレングリコール・グラフトコポリマー24mg、ポリビニルアルコール・アクリル酸・メタクリル酸メチル共重合体6mg及び低置換度ヒドロキシプロピルセルロース60mg含有)を得た。
【0141】
実施例15B
実施例13Bで得られた整粒末13.8028g及びカルボキシメチルセルロース(NS−300、ニチリン化学工業製) 1.32gをターブラーミキサーを用いて50mL容器中で5分間混合した後、さらにステアリン酸カルシウム(日本薬局方 植物性、太平化学産業製) 0.297gを加えてターブラーミキサーで3分間混合し、打錠末を得た。得られた打錠末700.9mgについて、50kN ネジ式万能試験機(SC−50HJ、東京試験機製)により、圧縮速度20mm/minで圧縮圧10kNで成型し、長径17.5mm、短径8mmの素錠(カプセル型錠剤、1錠あたりポリビニルアルコール・ポリエチレングリコール・グラフトコポリマー24mg、ポリビニルアルコール・アクリル酸・メタクリル酸メチル共重合体6mg及びカルボキシメチルセルロース60mg含有)を得た。
【0142】
実施例16B
実施例13Bで得られた整粒末25.096g、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース(L−HPC LH−11、信越化学工業製) 1.68g及び結晶セルロース(セオラス KG−1000、旭化成ケミカルズ製) 0.72gをターブラーミキサーを用いて100mL容器中で5分間混合した後、さらにステアリン酸カルシウム(日本薬局方 植物性、太平化学産業製) 0.54gを加えてターブラーミキサーで3分間混合し、打錠末を得た。得られた打錠末700.9mgについて、50kN ネジ式万能試験機(SC−50HJ、東京試験機製)により、圧縮速度20mm/minで圧縮圧10kNで成型し、長径17.5mm、短径8mmの素錠(カプセル型錠剤、1錠あたりポリビニルアルコール・ポリエチレングリコール・グラフトコポリマー24mg、ポリビニルアルコール・アクリル酸・メタクリル酸メチル共重合体6mg、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース42mg及び結晶セルロース18mg含有)を得た。
【0143】
実施例17B
実施例13Bで得られた整粒末25.096g、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース(L−HPC LH−11、信越化学工業製) 1.20g及び結晶セルロース(セオラス KG−1000、旭化成ケミカルズ製) 1.20gをターブラーミキサーを用いて100mL容器中で5分間混合した後、さらにステアリン酸カルシウム(日本薬局方
植物性、太平化学産業製) 0.54gを加えてターブラーミキサーで3分間混合し、打錠末を得た。得られた打錠末700.9mgについて、50kN ネジ式万能試験機(SC−50HJ、東京試験機製)により、圧縮速度20mm/minで圧縮圧10kNで成型し、長径17.5mm、短径8mmの素錠(カプセル型錠剤、1錠あたりポリビニルアルコール・ポリエチレングリコール・グラフトコポリマー24mg、ポリビニルアルコール・アクリル酸・メタクリル酸メチル共重合体6mg、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース30mg及び結晶セルロース30mg含有)を得た。
【0144】
実施例18B
実施例13Bで得られた整粒末12.548g及びクロスポビドン(Kollidon
CL、BASF製) 1.2gをターブラーミキサーを用いて50mL容器中で5分間混合した後、さらにステアリン酸カルシウム(日本薬局方 植物性、太平化学産業製)
0.27gを加えてターブラーミキサーで3分間混合し、打錠末を得た。得られた打錠末700.9mgについて、50kN ネジ式万能試験機(SC−50HJ、東京試験機製)により、圧縮速度20mm/minで圧縮圧10kNで成型し、長径17.5mm、短径8mmの素錠(カプセル型錠剤、1錠あたりポリビニルアルコール・ポリエチレングリコール・グラフトコポリマー24mg、ポリビニルアルコール・アクリル酸・メタクリル酸メチル共重合体6mg及びクロスポビドン60mg含有)を得た。
【0145】
実施例19B
実施例13Bで得られた整粒末12.548g及び部分アルファー化でんぷん(Starch 1500G、日本カラコン製) 1.2gをターブラーミキサーを用いて50mL容器中で5分間混合した後、さらにステアリン酸カルシウム(日本薬局方 植物性、太平化学産業製) 0.27gを加えてターブラーミキサーで3分間混合し、打錠末を得た。得られた打錠末700.9mgについて、50kN ネジ式万能試験機(SC−50HJ、東京試験機製)により、圧縮速度20mm/minで圧縮圧10kNで成型し、長径17.5mm、短径8mmの素錠(カプセル型錠剤、1錠あたりポリビニルアルコール・ポリエチレングリコール・グラフトコポリマー24mg、ポリビニルアルコール・アクリル酸・メタクリル酸メチル共重合体6mg及び部分アルファー化でんぷん 60mg含有)を得た。
【0146】
実施例20B
実施例13Bで得られた整粒末12.548g及びアルファー化でんぷん(SWELSTAR PD−1、旭化成ケミカルズ製) 1.2gをターブラーミキサーを用いて50mL容器中で5分間混合した後、さらにステアリン酸カルシウム(日本薬局方 植物性、太平化学産業製) 0.27gを加えてターブラーミキサーで3分間混合し、打錠末を得た。得られた打錠末700.9mgについて、50kN ネジ式万能試験機(SC−50HJ、東京試験機製)により、圧縮速度20mm/minで圧縮圧10kNで成型し、長径17.5mm、短径8mmの素錠(カプセル型錠剤、1錠あたりポリビニルアルコール・ポリエチレングリコール・グラフトコポリマー24mg、ポリビニルアルコール・アクリル酸・メタクリル酸メチル共重合体6mg及びアルファー化でんぷん 60mg含有)を得た。
実施例14B〜20Bの錠剤の成分組成を表7Bに示す。また、素錠中のクエン酸第二鉄(無水物換算)含有量(%)及びクエン酸第二鉄(無水物換算)100質量部に対するポリビニルアルコール・ポリエチレングリコール・グラフトコポリマーの質量、クエン酸第二鉄(無水物換算)100質量部に対するポリビニルアルコール・アクリル酸・メタクリル酸メチル共重合体の質量、クエン酸第二鉄(無水物換算)100質量部に対する低置換度ヒドロシキプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロース、結晶セルロース、クロスポビドン、部分アルファー化でんぷんあるいはアルファー化でんぷんの質量を表8Bに示す。
【0147】
【表7B】
【0148】
【表8B】
【0149】
試験例4B(成型性試験)
実施例14B〜20Bで得られた錠剤について、実体顕微鏡(SZH、オリンパス製)により、倍率15倍でひび割れの有無を確認した。また、錠剤硬度計(6D、シュロイニゲル製)により錠剤硬度を測定した。
【0150】
試験例5B(崩壊試験)
実施例14B〜20Bで得られた錠剤について、試験例3Bと同一の方法で崩壊特性を評価した。
試験例4B及び5Bの結果を表9Bに示す。
【0151】
【表9B】
【0152】
実施例21B
実施例13Bで得られた整粒末13.8028g及び低置換度ヒドロキシプロピルセルロース(L−HPC LH−11、信越化学工業製) 1.32gをターブラーミキサーを用いて50mL容器中で10分間混合した後、さらにステアリン酸カルシウム(日本薬局方 植物性、太平化学産業製) 0.297gを加えてターブラーミキサーで3分間混合し、打錠末を得た。得られた打錠末700.9mgについて、50kN ネジ式万能試験機(SC−50HJ、東京試験機製)により、圧縮速度20mm/minで圧縮圧10kNで成型し、長径17.5mm、短径8mmの素錠(カプセル型錠剤、1錠あたりポリビニルアルコール・ポリエチレングリコール・グラフトコポリマー24mg、ポリビニルアルコール・アクリル酸・メタクリル酸メチル共重合体6mg、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース60mg及びステアリン酸カルシウム 13.5mg含有)を得た。
【0153】
実施例22B
ステアリン酸カルシウムの代わりにステアリン酸マグネシウム(日本薬局方 植物性、太平化学産業製)を用いた以外は、実施例21Bで示した操作と同じ操作をして、クエン酸第二鉄を含有する素錠(カプセル型錠剤、1錠あたりポリビニルアルコール・ポリエチレングリコール・グラフトコポリマー24mg、ポリビニルアルコール・アクリル酸・メタクリル酸メチル共重合体6mg、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース60mg及びステアリン酸マグネシウム 13.5mg含有)を得た。
【0154】
実施例23B
ステアリン酸カルシウムの代わりにフマル酸ステアリルナトリウム(PRUV、JRS
PHARMA製)を用いた以外は、実施例21Bで示した操作と同じ操作をして、クエン酸第二鉄を含有する素錠(カプセル型錠剤、1錠あたりポリビニルアルコール・ポリエチレングリコール・グラフトコポリマー24mg、ポリビニルアルコール・アクリル酸・メタクリル酸メチル共重合体6mg、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース60mg及びフマル酸ステアリルナトリウム 13.5mg含有)を得た。
【0155】
実施例24B
ステアリン酸カルシウムの代わりにステアリン酸(NAA−180P−1、日油製)を
用いた以外は、実施例21Bで示した操作と同じ操作で圧縮成型したところ、成型後の臼壁面に粉体の付着(バインディング)が認められた。
【0156】
実施例25B
ステアリン酸カルシウムの代わりにタルク(ハイフィラー ♯17、松村産業製)を用いた以外は、実施例21Bで示した操作と同じ操作で圧縮成型したところ、成型後の臼壁面に粉体の付着(バインディング)が認められた。
実施例21B〜25Bの錠剤の成分組成を表10Bに示す。また、素錠中のクエン酸第二鉄(無水物換算)含有量(%)及びクエン酸第二鉄(無水物換算)100質量部に対するポリビニルアルコール・ポリエチレングリコール・グラフトコポリマーの質量、クエン酸第二鉄(無水物換算)100質量部に対するポリビニルアルコール・アクリル酸・メタクリル酸メチル共重合体の質量、クエン酸第二鉄(無水物換算)100質量部に対する低置換度ヒドロシキプロピルセルロースの質量を表11Bに示す。
【0157】
【表10B】
【0158】
【表11B】
【0159】
試験例6B(錠剤排出圧)
実施例21B〜23Bで圧縮成型した錠剤を臼から排出する際、50kN ネジ式万能試験機(SC−50HJ、東京試験機製)により、成型時に使用した杵を用いて、20mm/minの速度で臼内の錠剤を押し出し、排出圧を測定した。
【0160】
試験例7B(成型性試験)
実施例21B〜23Bで得られた錠剤について、実体顕微鏡(SZH、オリンパス製)により、倍率15倍でひび割れの有無を確認した。また、錠剤硬度計(6D、シュロイニゲル製)により錠剤硬度を測定した。
【0161】
試験例8B(崩壊試験)
実施例21B〜23Bで得られた錠剤について、試験例3Bと同一の方法で崩壊特性を評価した。
試験例6B、7B及び8Bの結果を表12Bに示す。
【0162】
【表12B】
【0163】
実施例26B
ポリビニルアルコール・ポリエチレングリコール・グラフトコポリマー(Kollicoat IR、BASF製) 84g及びポリビニルアルコール・アクリル酸・メタクリル酸メチル共重合体(POVACOAT Type:F、大同化成工業製) 21gを精製水1295gに加えた後、プロペラミキサーにより溶解して結合液を調製した。
クエン酸第二鉄398.2g(無水物換算で325g)及び結晶セルロース(セオラス
PH−102、旭化成ケミカルズ製) 56.8gを転動流動層造粒乾燥機(MP−01、パウレック製)に入れ、上記結合液260gを噴霧して造粒後、乾燥した。得られた乾燥顆粒を目開き500μmのステンレス篩で篩過し、整粒末を得た。
【0164】
実施例27B
実施例26Bで得られた整粒末211.7g及び低置換度ヒドロキシプロピルセルロース(L−HPC LH−11、信越化学工業製) 17.4gをターブラーミキサーを用いて2L容器中で10分間混合した後、さらにステアリン酸カルシウム(日本薬局方 植物性、太平化学産業製) 3.94gを加えてターブラーミキサーで3分間混合し、打錠末を得た。この打錠末をロータリー式打錠機(コレクト12HUK、菊水製作所製)で打錠圧900kgf/杵で打錠し、長径14.8mm、短径6.8mm、質量401.8mgのカプセル型錠剤(1錠あたりポリビニルアルコール・ポリエチレングリコール・グラフトコポリマー12mg、ポリビニルアルコール・アクリル酸・メタクリル酸メチル共重合体3mg及び低置換度ヒドロキシプロピルセルロース30mg含有)を得た。
【0165】
実施例28B
実施例26Bで得られた整粒末211.7g、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース(L−HPC LH−11、信越化学工業製) 17.4g及びクロスポビドン(Kollidon CL−F、BASF製) 2.9gをターブラーミキサーを用いて2L容器中で10分間混合した後、さらにステアリン酸カルシウム(日本薬局方 植物性、太平化学産業製) 3.94gを加えてターブラーミキサーで3分間混合し、打錠末を得た。この打錠末をロータリー式打錠機(コレクト12HUK、菊水製作所製)で打錠圧900kgf/杵で打錠し、長径14.8mm、短径6.8mm、質量406.8mgのカプセル型錠剤(1錠あたりポリビニルアルコール・ポリエチレングリコール・グラフトコポリマー12mg、ポリビニルアルコール・アクリル酸・メタクリル酸メチル共重合体3mg、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース30mg及びクロスポビドン5mg含有)を得た。
【0166】
実施例27B及び28Bの錠剤の成分組成を表13Bに示す。また、素錠中のクエン酸第二鉄(無水物換算)含有量(%)及びクエン酸第二鉄(無水物換算)100質量部に対するポリビニルアルコール・ポリエチレングリコール・グラフトコポリマーの質量、クエン酸第二鉄(無水物換算)100質量部に対するポリビニルアルコール・アクリル酸・メタクリル酸メチル共重合体の質量、クエン酸第二鉄(無水物換算)100質量部に対する低置換度ヒドロシキプロピルセルロース及びクエン酸第二鉄(無水物換算)100質量部に対するクロスポビドンの質量を表14Bに示す。
【0167】
【表13B】
【0168】
【表14B】
【0169】
試験例9B(成型性試験)
実施例27B及び28Bで得られた錠剤について、実体顕微鏡(SZH、オリンパス製)により、倍率15倍でひび割れの有無を確認した。また、錠剤硬度計(6D、シュロイニゲル製)により錠剤硬度を測定した。
【0170】
試験例10B(崩壊試験)
実施例27B及び28Bで得られた錠剤について、試験例3Bと同一の方法で崩壊特性を評価した。
【0171】
試験例9B及び10Bの結果を表15Bに示す。
【0172】
【表15B】
【0173】
実施例29Bで用いる、クエン酸第二鉄の製造方法は以下の通りである。
(ロットAW)
鉄含有析出物形成工程
639.5kg(Fe
3+として67.3kg;1205mol)の塩化第二鉄水溶液を反応容器に入れ、1002kgの精製水で希釈して、4.1質量%のFe
3+を含有する塩化第二鉄水溶液を得た。この塩化第二鉄水溶液を、0〜5℃の液温となるように冷却した。予め0〜5℃の液温に冷却した1467.9kgの10質量%水酸化ナトリウム水溶液を、前記塩化第二鉄水溶液に3.5〜8.0℃の液温を維持しながら120分間かけて滴下して、最終pHを9.22とした。滴下終了後、得られた混合物を3.7〜4.7℃の温度(液温)で1時間撹拌した。pHを測定して、混合物のpHが8.0〜10.0の範囲であることを確認した。
洗浄工程
上記の工程で得られた混合物を濾過しながら、2000Lの精製水で洗浄した。濾別されたフェリハイドライトを主成分とする鉄含有粗析出物(湿固体(1):628.02kg)を、1627.0kgの精製水中で25分間撹拌洗浄した。この懸濁液を再度濾過し、フェリハイドライトを主成分とする鉄含有析出物を得た(湿固体(2):530.75kg)。
クエン酸第二鉄水溶液形成工程
289.30kg(1506mol)のクエン酸を389.0kgの精製水に溶解して、678.3kgのクエン酸水溶液を調製した。上記の工程で得られた530.75kgの湿固体(2)と678.3kgの前記クエン酸水溶液とを反応容器に入れ、室温(約25℃)で69分間、約50rpmの撹拌速度でゆっくりと撹拌して混合物を形成させた。次いで、混合物の温度(液温)が80℃に到達するまで、該混合物の温度(液温)と外部温度との差が0〜15℃の範囲となるような条件でゆっくりと加熱昇温した。その後、混合物を80.0〜81.9℃の液温で120分間撹拌して、フェリハイドライトを主成分とする鉄含有析出物を溶解させた。フェリハイドライトを主成分とする鉄含有析出物が溶解したことを確認した後、混合物の液温が20〜30℃の範囲となるように該混合物を冷却した。得られた混合物中の不溶物を濾過で除き、クエン酸第二鉄水溶液を得た(1226.5kg)。
クエン酸第二鉄析出工程
2453kgのアセトンを反応容器に入れた。上記の工程で得られた613.2kgのクエン酸第二鉄水溶液を、45分間かけて撹拌しながら反応容器中のアセトンに滴下した。滴下終了後、得られた混合物を24.0〜24.6℃の液温で40分間撹拌した。得られた混合物を濾過し、クエン酸第二鉄を含有する析出物を得た(湿固体(3):425.17kg)。得られた425.17kgの湿固体(3)を乾燥させて、目的の高純度クエン酸第二鉄を得た(収量:154.21kg;収率:91.7%)。
【0174】
(ロットAX):
クエン酸第二鉄(ロットAX)は、ロットAWの製造方法と同様の方法で調製した(収量:154.61kg;収率:91.9%)。
【0175】
実施例29B
ポリビニルアルコール・ポリエチレングリコール・グラフトコポリマー(Kollicoat IR、BASF製) 1.680kg及びポリビニルアルコール・アクリル酸・メタクリル酸メチル共重合体(POVACOAT Type:F、大同化成工業製) 0.42kgを精製水25.9kgに加えた後、プロペラミキサーにより溶解して結合液を調製した。
クエン酸第二鉄として、ロットAW及びロットAXをそれぞれ19.1624kgずつ混合したもの(計38.3248kg;無水物換算で30kg)、及び結晶セルロース(セオラス PH−102、旭化成ケミカルズ製)3.4591kgを流動層造粒乾燥機(WSG−60、パウレック製)に入れ、上記結合液24.0kgを噴霧して造粒後、乾燥した。得られた乾燥顆粒をスクリーンミル(U20型、パウレック製)により目開き1143μmのスクリーンで篩過し、整粒末を得た。
得られた整粒末41.4048kgに、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース(LH−11、信越化学工業製)3.42kg及びクロスポビドン(Kollidon CL−F、BASF製)0.57kgを添加し、W型混合機(TCW−100、徳寿工作所製)で毎分29回転で310秒混合した後、次いでステアリン酸カルシウム(日本薬局方 ステアリン酸カルシウム 植物性、太平化学産業製)0.7752kgを加えて、W型混合機(TCW−100、徳寿工作所製)で毎分29回転で104秒混合し、打錠末を得た。この打錠末をロータリー式打錠機(コレクト12HUK、菊水製作所製)で打錠圧950kgf/杵で打錠し、長径14.8mm、短径6.8mm、質量405mgのカプセル型の素錠を得た。
得られた素錠12.15kgについて、ヒプロメロース(TC−5M、信越化学工業製)600g、酸化チタン(Titanuim(IV) Oxide extra pure、メルク製)200g、タルク(ハイフィラー #17、松村産業製) 100g、マクロゴール6000(マクロゴール6000P、日油製)100g、精製水7000gを混合して得たコーティング液で自動コーティング機(HCT−60N、フロイント産業製)によりコーティングし、1錠あたり約18mgのコーティング層を施した錠剤(1錠あたりポリビニルアルコール・ポリエチレングリコール・グラフトコポリマー12mg、ポリビニルアルコール・アクリル酸・メタクリル酸メチル共重合体3mg、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース30mg及びクロスポビドン5mg含有)を得た。
実施例29Bの錠剤の成分組成を表16Bに示す。また、素錠中のクエン酸第二鉄(無水物換算)含有量(%)及びクエン酸第二鉄(無水物換算)100質量部に対するポリビニルアルコール・ポリエチレングリコール・グラフトコポリマーの質量、クエン酸第二鉄(無水物換算)100質量部に対するポリビニルアルコール・アクリル酸・メタクリル酸メチル共重合体の質量、クエン酸第二鉄(無水物換算)100質量部に対する低置換度ヒドロシキプロピルセルロース及び結晶セルロースの質量、クエン酸第二鉄(無水物換算)100質量部に対するクロスポビドンの質量を表17Bに示す。
【0176】
【表16B】
【0177】
【表17B】
【0178】
実施例30Bで用いる、クエン酸第二鉄の製造方法は以下の通りである。
【0179】
(ロットAR):
鉄含有析出物形成工程
60.5kg(Fe
3+として6.7kg;120.0mol)の塩化第二鉄水溶液を反応容器に入れ、102.9kgの精製水で希釈して、4.1質量%のFe
3+を含有する塩化第二鉄水溶液を得た。この塩化第二鉄水溶液を、0〜5℃の液温となるように冷却した。予め0〜5℃の液温に冷却した139.4kgの10質量%水酸化ナトリウム水溶液を、前記塩化第二鉄水溶液に0〜4.2℃の液温を維持しながら120分間かけて滴下して、最終pHを9.05とした。滴下終了後、得られた混合物を1.6〜3.8℃の温度(液温)で1時間撹拌した。pHを測定して、混合物のpHが8.0〜10.0の範囲であることを確認した。
洗浄工程
上記の工程で得られた混合物を濾過しながら、120kgの精製水で洗浄した。濾別されたフェリハイドライトを主成分とする鉄含有粗析出物(湿固体(1):70.52kg)を、162.7kgの精製水中で55分間撹拌洗浄した。この懸濁液を再度濾過し、フェリハイドライトを主成分とする鉄含有析出物を得た(湿固体(2):53.26kg)。
クエン酸第二鉄水溶液形成工程
28.9kg(150.5mol)のクエン酸を38.74kgの精製水に溶解して、67.64kgのクエン酸水溶液を調製した。上記の工程で得られた53.26kgの湿固体(2)と67.64kgの前記クエン酸水溶液とを反応容器に入れ、室温(約25℃)で70分間、約67rpmの撹拌速度でゆっくりと撹拌して混合物を形成させた。次いで、混合物の温度(液温)が80℃に到達するまで、該混合物の温度(液温)と外部温度との差が0〜15℃の範囲となるような条件でゆっくりと加熱昇温した。その後、混合物を80.1〜84.0℃の液温で120分間撹拌して、フェリハイドライトを主成分とする鉄含有析出物を溶解させた。フェリハイドライトを主成分とする鉄含有析出物が溶解したことを確認した後、混合物の液温が20〜30℃の範囲となるように該混合物を冷却した。得られた混合物中の不溶物を濾過で除き、クエン酸第二鉄水溶液を得た(118.0kg)。
クエン酸第二鉄析出工程
471.8kgの95質量%アセトン(5質量%水を含有するアセトン)を反応容器に入れた。上記の工程で得られた118.0kgのクエン酸第二鉄水溶液を、25分間かけて撹拌しながら反応容器中の95重量%アセトンに滴下した。滴下終了後、得られた混合物を21.1〜22.2℃の液温で40分間撹拌した。得られた混合物を濾過し、クエン酸第二鉄を含有する析出物を得た(湿固体(3):74.08kg)。得られた74.08kgの湿固体(3)を乾燥させて、目的の高純度クエン酸第二鉄を得た(収量:25.86kg;収率:78.86%)。
【0180】
(ロットBD):
ロットBDのクエン酸第二鉄は、ロットAWの鉄含有析出物形成工程において、「水酸化ナトリウム水溶液を、前記塩化第二鉄水溶液に3.5〜8.0℃の液温を維持しながら120分間かけて滴下して、最終pHを9.22とした」に代えて、「水酸化ナトリウム水溶液を塩化第二鉄水溶液に2.6〜7.5℃の液温を維持しながら115分間かけて滴下して、最終pHを9.09とした」他は、ロットAWと同様の方法で調製した(収量:156.09kg;収率:92.3%)。
【0181】
(ロットBE):
ロットBEのクエン酸第二鉄は、ロットAWの鉄含有析出物形成工程において、「水酸化ナトリウム水溶液を、前記塩化第二鉄水溶液に3.5〜8.0℃の液温を維持しながら120分間かけて滴下して、最終pHを9.22とした」に代えて、「水酸化ナトリウム水溶液を塩化第二鉄水溶液に2.4〜8.6℃の液温を維持しながら162分間かけて滴下して、最終pHを9.21とした」他は、ロットAWと同様の方法で調製した(収量:150.43kg;収率:92.1%)。
【0182】
(ロットBF):
ロットBFのクエン酸第二鉄は、ロットAWの鉄含有析出物形成工程において、「水酸化ナトリウム水溶液を、前記塩化第二鉄水溶液に3.5〜8.0℃の液温を維持しながら120分間かけて滴下して、最終pHを9.22とした」に代えて、「水酸化ナトリウム水溶液を塩化第二鉄水溶液に2.4〜8.6℃の液温を維持しながら162分間かけて滴下して、最終pHを9.21とした」他は、ロットAWと同様の方法で調製した(収量:152.30kg;収率:92.8%)。
【0183】
実施例30B
ポリビニルアルコール・ポリエチレングリコール・グラフトコポリマー(Kollicoat IR、BASF製)1.6800kg及びポリビニルアルコール・アクリル酸・メタクリル酸メチル共重合体(POVACOAT Type:F、大同化成工業製)0.4201kgを精製水25.9kgに加えた後、プロペラミキサーにより溶解して結合液を調製した。
クエン酸第二鉄として、ロットAR 9.2540kg、ロットBD 9.4352kg、ロットBE 9.1210kg、及びロットBF 9.1585kgを混合したもの計36.9687kg(無水物換算で30kg)、ならびに結晶セルロース(セオラス PH−102、旭化成ケミカルズ製)4.8808kgを流動層造粒乾燥機(WSG−60、パウレック製)に入れ、上記結合液24.0kgを噴霧して造粒後、乾燥した。得られた乾燥顆粒をスクリーンミル(U20型、パウレック製)により目開き1143μmのスクリーンで篩過し、整粒末を得た。
得られた整粒末41.4670kgに、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース(LH−11、信越化学工業製)3.4200kg及びクロスポビドン(Kollidon CL−F、BASF製)0.5700kgを添加し、W型混合機(TCW−100、徳寿工作所製)で毎分29回転で310秒混合した後、次いでステアリン酸カルシウム(日本薬局方 ステアリン酸カルシウム 植物性、太平化学産業製)0.7752kgを加えて、W型混合機(TCW−100、徳寿工作所製)で毎分29回転で104秒混合し、打錠末を得た。この打錠末をロータリー式打錠機(コレクト12HUK、菊水製作所製)で打錠圧1000kgf/杵打錠し、長径14.8mm、短径6.8mm、質量405.6mgのカプセル型の素錠を得た。
得られた素錠324.3gについて、ヒプロメロース(TC−5M、信越化学工業製)60g、酸化チタン(Titanuim(IV) Oxide extra pure、メルク製)20g、タルク(ハイフィラー #17、松村産業製)10g、マクロゴール6000(マクロゴール6000P、日油製)10g、精製水700gを混合して得たコーティング液で自動コーティング機(HC−LABO、フロイント産業製)によりコーティングし、1錠あたり約18mgのコーティング層を施した錠剤(1錠あたりポリビニルアルコール・ポリエチレングリコール・グラフトコポリマー12mg、ポリビニルアルコール・アクリル酸・メタクリル酸メチル共重合体3mg、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース30mg及びクロスポビドン5mg含有)を得た。
実施例30Bの錠剤の成分組成を表18Bに示す。また、素錠中のクエン酸第二鉄(無水物換算)含有量(%)及びクエン酸第二鉄(無水物換算)100質量部に対するポリビニルアルコール・ポリエチレングリコール・グラフトコポリマーの質量、クエン酸第二鉄(無水物換算)100質量部に対するポリビニルアルコール・アクリル酸・メタクリル酸メチル共重合体の質量、クエン酸第二鉄(無水物換算)100質量部に対する低置換度ヒドロシキプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロース及び結晶セルロースの質量、並びにクエン酸第二鉄(無水物換算)100質量部に対するクロスポビドンの質量を表19Bに示す。
【0184】
【表18B】
【0185】
【表19B】
【0186】
試験例11B(成型性試験)
実施例29B及び30Bで得られた錠剤(素錠)について、実体顕微鏡(SZH、オリンパス製)により、倍率15倍でひび割れの有無を確認した。また、錠剤硬度計(6D、シュロイニゲル製)により錠剤硬度を測定した。
【0187】
試験例12B(崩壊性試験)
実施例29B及び30Bで得られた錠剤(素錠及びコーティング錠)について、試験例3Bと同一の方法で崩壊特性を評価した。
【0188】
試験例11B及び12Bの結果を表20Bに示す。
【0189】
【表20B】
【0190】
試験例13B
実施例29B及び30Bで得られたコーティング錠について、表21Bに示した条件で溶出試験を行い、溶出特性を評価した。
【0191】
【表21B】
【0192】
結果を
図1Bに示す。