特許第6321794号(P6321794)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6321794選別ステーションにおいて所望の順序で保管ユニットを保管設備から利用できるようにすることによる注文調達方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6321794
(24)【登録日】2018年4月13日
(45)【発行日】2018年5月9日
(54)【発明の名称】選別ステーションにおいて所望の順序で保管ユニットを保管設備から利用できるようにすることによる注文調達方法
(51)【国際特許分類】
   B65G 1/04 20060101AFI20180423BHJP
   B65G 1/00 20060101ALI20180423BHJP
【FI】
   B65G1/04 555A
   B65G1/04 561
   B65G1/00 501B
【請求項の数】16
【全頁数】19
(21)【出願番号】特願2016-526501(P2016-526501)
(86)(22)【出願日】2014年7月1日
(65)【公表番号】特表2016-526520(P2016-526520A)
(43)【公表日】2016年9月5日
(86)【国際出願番号】EP2014063930
(87)【国際公開番号】WO2015007514
(87)【国際公開日】20150122
【審査請求日】2017年6月5日
(31)【優先権主張番号】13176798.0
(32)【優先日】2013年7月17日
(33)【優先権主張国】EP
(73)【特許権者】
【識別番号】516007803
【氏名又は名称】デマティック ゲーエムベーハー
(74)【代理人】
【識別番号】100116850
【弁理士】
【氏名又は名称】廣瀬 隆行
(74)【代理人】
【識別番号】100165847
【弁理士】
【氏名又は名称】関 大祐
(72)【発明者】
【氏名】山下 伸
【審査官】 福島 和幸
(56)【参考文献】
【文献】 特開2000−264406(JP,A)
【文献】 国際公開第2010/026633(WO,A1)
【文献】 特開昭50−138578(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B65G 1/00− 1/20
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
選別ステーション(10)において所望の順序で注文ユニット及び/又は製品ユニット(T)を保管設備(1)から利用できるようにすることによる注文調達の方法であって、
前記保管設備は、
注文ユニット及び/又は製品ユニットが保管される複数のマルチレベル保管ラックを備える保管ラッキングであって、前記保管ラックは、背中合わせで対を成して配置されるとともに、対間に通路を有する、保管ラッキングと、
それぞれの保管ラッキング通路において通路ごとに及びレベルごとに設けられるシャトル型の少なくとも1つの自動保管・回収装置であって、自動的な保管及び回収によって注文ユニット及び/又は製品ユニットが保管されて前記保管ラックから回収される、自動保管・回収装置と、
注文ユニット及び/又は製品ユニットを少なくとも1つの保管出口コンベアへ移送するために使用される少なくとも1つのリフトと、
注文ユニット及び/又は製品ユニットを前記保管ラッキングへと供給するために前記リフトごとに設けられる少なくとも1つの保管入口コンベアと、
注文ユニット及び/又は製品ユニットを前記保管ラッキングから回収するために前記リフトごとに設けられる少なくとも1つの保管出口コンベアと、
注文を調達するために製品ユニットから注文ユニットへと選別するための少なくとも1つの全自動又は半自動選別ステーションであって、該選別ステーションには注文ユニット及び/又は製品ユニットが供給される、少なくとも1つの全自動又は半自動選別ステーションとを備え、
注文ユニット及び/又は製品ユニット(T)は、前記保管ラック自体内の交差搬送位置(Q)を介して供給元保管ラックから隣り合う送り先保管ラックへ向けて2つの隣り合う前記保管ラック(R)間で直接にやりとりされる、方法において、
前記各リフトは、前記保管入口コンベア(4)及び前記保管出口コンベア(6)により選別レベルで選別ステーション(10)に直接に接続されることを特徴とする
方法。
【請求項2】
前記少なくとも1つのリフト(8)は、1つの通路のラック(R)の対のうちの1つに配置されることを特徴とする
請求項1に記載の方法。
【請求項3】
リフト(8)が1つの通路の各ラック(R)に配置されることを特徴とする
請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記シャトル(5)は、入庫バッファコンベア(7)及び/又は出庫バッファコンベア(9)によって前記少なくとも1つのリフト(8)から切り離され、前記バッファコンベア(7,9)が前記ラック(R)内に配置されることを特徴とする
請求項1から3のいずれか一項に記載の方法。
【請求項5】
前記保管入口コンベア(4)及び前記保管出口コンベア(6)が同じレベルに配置されることを特徴とする
請求項1から4のいずれか一項に記載の方法。
【請求項6】
前記保管入口コンベア(4)及び前記保管出口コンベア(6)が異なるレベルに配置されることを特徴とする
請求項1から4のいずれか一項に記載の方法。
【請求項7】
前記交差搬送位置(Q)は、1つのラック(R)内の入庫バッファコンベア(7)及び/又は出庫バッファコンベア(9)の直ぐ背後/近傍に配置されることを特徴とする
請求項1から6のいずれか一項に記載の方法。
【請求項8】
前記シャトル(5)自体は、前記交差搬送位置(Q)内にある注文ユニット又は製品ユニット(T)を移動させることを特徴とする
請求項1から7のいずれか一項に記載の方法。
【請求項9】
供給元ラックの前記シャトル(5)は、隣り合う送り先ラック内の交差搬送位置(Q)へ注文ユニット又は製品ユニット(T)を配置することを特徴とする
請求項8に記載の方法。
【請求項10】
保管ラック入口・出口には、少なくとも1つの前記保管入口コンベア(4)と、少なくとも1つのリフト(8)と、少なくとも1つの前記保管出口コンベア(6)とから成るコンベアループ(11)が形成され、前記少なくとも1つのリフト(8)は、前記保管入口コンベア(4)により供給されるとともに、それ自体が前記保管出口コンベア(6)に供給することを特徴とする
請求項1から9のいずれか一項に記載の方法。
【請求項11】
2つ以上の前記リフトが選別ステーション(10)に接続されることを特徴とする
請求項1から10のいずれか一項に記載の方法。
【請求項12】
1つの前記リフト(8)のみが1つ以上の前記選別ステーション(10)に接続されることを特徴とする
請求項1から11のいずれか一項に記載の方法。
【請求項13】
単一の前記通路(2)内の2つの前記リフト(8)が単一のレベルで1つのステーション(10)に接続されることを特徴とする
請求項1から11のいずれか一項に記載の方法。
【請求項14】
保管入口及び/又は出口コンベアレベルが、保管入口及び/又は出口コンベアに直接に供給する或いは保管入口及び/又は出口コンベアによって供給される随意的なバッファコンベアを有することを特徴とする
請求項1から13のいずれか一項に記載の方法。
【請求項15】
前記選別ステーション(10)が互いに対向しており、前記リフト(8)がこれらの選別ステーション間に位置されることを特徴とする
請求項1から14のいずれか一項に記載の方法。
【請求項16】
2つの前記選別ステーション(10)は、単一のレベル(I)であるが合流及び逸らしの使用を伴うことなく2つの前記リフト(8)に接続されることを特徴とする
請求項1から15のいずれか一項に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、請求項1の前文に係る注文調達方法に関する。
【背景技術】
【0002】
例えば物品又は容器などの輸送ユニットから注文を選別し又はまとめているときに、共通の注文と関連付けられる輸送ユニット又は保管ユニットを方向性をもった或いは仕分けされた態様で用意することが必要である。また、注文のために必要とされる輸送ユニットの全てが存在するまで、注文の輸送ユニットを中間的に保管する(一時的に格納する)ことが従来から続けられている。これらの輸送ユニットはその後一緒に収集ラインへ送られ、収集ラインは、これらの輸送ユニットを例えばパレット載置領域、選別ステーション、商品出口、出荷等へ導く。
【0003】
選別ステーションにおいて、注文を調達するための商品は、輸送ユニット又は保管ユニットから引き出されて、注文に従って注文容器等内へ配置される。保管容器(しばしばドナーと呼ばれる)は、その後、元のラッキング保管庫へと経路付けられて、次の注文のために必要とされるまで保管される。
【0004】
(ハイベイ)ラッキング保管設備は保管入口領域を含み、該保管入口領域を介して商品がやりとりされ、このやりとりで、自動保管・回収マシン(以下、AS/RSと称される)は、保管庫内、いわゆるフロントゾーン内に配置するために商品を収集する。同様の態様で、回収領域が必要とされ、該回収領域では、保管庫からの回収後、AS/RSがフロントゾーンに同様に割り当てられる商品を預ける。自動選別保管設備の場合には、選別場所が一般にフロントゾーンに位置付けられる。また、フロントゾーンでは、商品が在庫管理システム又は物流コンピュータのために識別される。
【0005】
本出願人による例えば欧州特許出願公開第1964792B1号明細書は、少なくとも1つの収集ラインで輸送ユニットを保管設備から利用できるようにする方法を開示する。それぞれの保管ラッキング通路内のAS/RS、保管庫からの回収、及び、出庫ラインは、互いに適合されて調整されるように制御されるとともに、商品が取り込まれ、これらの商品は、最終的に仕分け態様で収集ライン上に行き着き或いは収集ラインから送り出される。
【0006】
したがって、制御及び適合は、比較的複雑であり、いわゆるフロントゾーンにおいて明らかな技術的作業を要する。すなわち、高い処理能力及び順序付けを達成するために、実際のラッキングの外側の領域が必要である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】欧州特許出願公開第1964792B1号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
これとは対照的に、本発明の目的は、より簡単な態様で通路の外側での仕分けを伴うことなく保管庫からの仕分けされた回収をもたらす注文調達方法を提供することである。これにより、技術的な複雑さ及びスペースが減少されて、コストが低減されるとともに、より良好な信頼性が得られる。
【課題を解決するための手段】
【0009】
この目的は、請求項1に記載される方法によって達成される。
【0010】
本発明によれば、各リフトが保管入口コンベア及び保管出口コンベアにより選別レベルで選別ステーションに直接に接続されると、通路が互いに独立して選別ステーションに緊密に結合されるため、リフトの性能を向上させつつ、順序付けのためのいわゆるフロントゾーンを省くことができることが分かった。
【0011】
1つのリフトのみが1つ以上の選別ステーションに接続されることが好ましい。これがシステムを簡略化して非常に良好な処理能力を実現するからである。また、単一の通路内の2つのリフトが単一のレベルで1つの選別ステーションに接続されてもよい。
【0012】
本出願において、選別ステーションは、手動及び半自動又は全自動の注文選別ステーションとなり得る。全自動選別ステーションは、全自動ユニット(荷物、容器、トレイ、箱等)ハンドリング、すなわち、完全に自動化された供給・排出と製品ユニット及び注文ユニットの提供とを伴うグッズ・トゥ・パーソン(goods−to−person)原理に従う選別ステーションとして規定される。空の注文ユニット及び/又は発注商品を伴うユニットが自動的に作業ステーションへ供給される。ユニットは、人間工学的に最適な高さで選別ステーションに配置される。通常、そのようなステーションは、依然として製品ユニットから手作業で選び出して注文ユニットへ入れる選別者を方向付ける、選別者に指示する、選別者を制御する、及び、選別者を監視するための手段(例えば、光選別、光学式ポインティング装置、ITディスプレイ等)も組み込む。一方、半自動選別ステーションは、今しがた説明した全自動ユニットハンドリングを有さず、ユニットの何らかの手動処理を伴う。
【0013】
選別ステーションは、それらが互いに対向してそれらの間にリフトが位置されるように方向付けられてもよい。また、2つの選別ステーションが単一のレベルで2つのリフトに接続されることも想定し得る。
【0014】
また、選別ステーションは、例えば特定の物品を事前に選別するための仮棚を有してもよい。
【0015】
好ましくは、自動保管・回収装置が入庫バッファコンベア及び/又は出庫バッファコンベアによって供給され、この場合、バッファがラッキングユニット内に配置される。これは、AS/RSの迅速な援助に起因して高い性能を可能にする。
【0016】
また、特に選別レベルで、出庫バッファがコンベアループへ供給するとともに、入庫バッファがコンベアループにより供給されることも好ましい。
【0017】
コンベアループは、入庫バッファに選択的に供給するための1つの選択肢として分岐合流部又はスイッチを含んでもよく、それにより、選別ステーションから保管入口供給ラインを介してリフトを通過してくる保管ユニットは、入庫バッファへと搬送され得る、或いは、言い換えると、ループを通過できる。
【0018】
好ましい実施形態において、少なくとも1つのリフトは、ラッキングユニット(通路のラック)の対のうちの一方に配置されるとともに、場合によりドライブスルー型のものであるが、これに限定されず、また、保管入口供給ラインによって供給されるとともに、それ自体が第1の選別レベルにある第1のコンベアループの出庫ラインに供給するが、ラッキングユニットの対のうちの他方内に配置される第2のリフトの周りを周回し、また、第2のリフトも、ドライブスルー型のものであるが、これに限定されず、保管入口供給ラインによって供給されるとともに、それ自体が第2の選別レベルにある第2のコンベアループの出庫ラインに供給し、その場合、コンベアループは、第2の選別レベルで第1のリフトの周囲を周回する。これは、高い性能を得るために、それぞれが一方のリフトにのみ結合される2つの選別レベルの使用を可能にする。
【0019】
非選別レベルでは、好ましくは、リフトが入庫バッファによって供給されるとともに出庫バッファへ供給し、その場合、これらのバッファはラッキングユニット内に配置される。
【0020】
本発明の更なる態様によれば、輸送ユニット又は保管ユニットが2つの隣り合う保管ラッキングユニット間で1つの保管ラッキング通路から保管ラッキングユニット内の交差搬送位置を介して隣の保管ラッキング通路へと直接にやりとりされるときにフロントゾーン内での分配及び/又は複雑な仕分けを省くことができることも分かった。これは、最初に輸送ユニットが他の場所に保管されていた場合であっても輸送ユニットが既に単一の保管ラック通路内に保管されるからである。保管庫から回収されるときには、単に輸送ユニットが単一の通路内で順々に回収される。したがって、“交差”コンベアを伴わずに、通路の外側で分配又は仕分けを伴わない輸送ユニットの直接的な移送を達成でき、また、これは、スペースがより小さく信頼性が更に高い、より簡単で更に小さい技術的な設備を伴って達成できる。したがって、単にそれぞれの通路から所要の順序で輸送ユニット又は保管ユニットを回収することができる。
【0021】
保管庫は全自動保管庫であることが好ましい。
【0022】
言い換えると、当接するラッキングユニットの保管ラッキング位置は、輸送ユニットを一方のラッキングから隣のラッキングへ移送できるように、輸送ユニット又は保管ユニットをラッキングの一方側から隣へと通過させるために使用される。
【0023】
したがって、ラッキングユニット自体の内側で交差搬送又は仕分けが可能であり、そのため、フロントゾーンにおける“交差搬送”を省くことができる或いは少なくとも最小限に抑えることができる。
【0024】
目的にかなった態様で、交差搬送位置が保管ラッキングユニットの各レベルで或いは任意の選択されたレベルで与えられる。
【0025】
入庫及び出庫バッファコンベアに更に近付いて交差搬送位置が配置される場合には、特に有効な経路−時間最適化が達成される。また、交差搬送位置を1レベル内の異なる位置に位置付けることもできる。
【0026】
また、特に交差搬送位置が輸送ユニット又は保管ユニットの最終送り先通路に属する場合には、交差搬送位置をバッファとして使用することもできる。すなわち、輸送ユニット又は保管ユニットは、それらが実際に必要とされる或いは回収されるまで交差搬送位置にとどまる。
【0027】
やりとりは、AS/RSに関して能動的に或いは受動的に行われ得る。すなわち、一方では、交差搬送位置を単に受動的な保管面にすることができ、この保管面上に1つの通路のAS/RSが輸送ユニット又は保管ユニットを預ける(外見上、ユニットを保管庫内に置く)とともに、隣接する通路のAS/RSが輸送ユニットを保管面から受ける(外見上、ユニットを保管庫から除去する)。それぞれのラッキング保管位置又は交差搬送位置ごとに、この手続きを常に一方向でのみ或いは両方向で行うことができる。
【0028】
一方、従動ローラ、重力流トラック、遊動ローラ、駆動部等を伴う或いは伴わないコンベアベルトなどの対応する搬送技術を伴う交差搬送位置を備えることも同様に想定し得る。このとき、AS/RSが輸送ユニット又は保管ユニットを預け、また、交差搬送位置の搬送技術が輸送を行う。交差搬送位置には、輸送ユニットのための押し機構を設けることもできる。
【0029】
交差搬送位置を簡単にするために、交差搬送位置を後付けする或いは再適合させることもでき、また、保管システム内で必要とされる効率のレベルに柔軟に適合することもできる。
【0030】
したがって、交差搬送位置は、随意的に、双方向又は一方向のやりとり及び/又は能動的又は受動的なやりとりを行うように構成され得る。
【0031】
やりとりの目的で、AS/RSは、輸送ユニットを交差搬送位置で通常の保管庫内、二重深さ保管庫内、又は、多重深さ保管庫内に配置させることも同様にできる。したがって、1つの通路のAS/RSは、交差搬送位置で輸送ユニット又は保管ユニットをそれらが隣接するラッキングに対して既に割り当てられていて“通常は”隣接するラッキング内のAS/RSにより到達され得る深さまで保管庫内に配置できる。
【0032】
また、荷重受け手段、例えば伸縮アームが所定の伸長範囲を有することができる。
【0033】
また、輸送ユニット又は保管ユニットの積み重ね保管を使用することもできる。
【0034】
交差搬送位置が広範囲に利用されて輸送ユニット又は保管ユニットの損傷を減らすようになっているため、摩擦を減らすために交差搬送位置の床をコーティングできれば及び/又は構造的な補強を行うことができれば都合が良い。
【0035】
AS/RSが単一レベルのラッキングサービングユニットであれば特に好ましい。特に、シャトル又は衛星車両が好ましい。また、単一のレールから幾つかのレベルを扱うために本発明と関連して2つの荷重ハンドリングプラットフォーム又は昇降プラットフォームの積層配置を伴うシャトルを使用できる。
【0036】
したがって、本発明によれば、任意の通路内の輸送ユニット又は保管ユニットの所望の順序を完全に維持しつつ特に高レベルの回収効率を達成することができる。また、これは、従来技術に従うよりもかなり少ない技術的作業で達成される。
【0037】
1つの選択肢において、シャトルは、入庫バッファコンベア及び/又は出庫バッファコンベアによって少なくとも1つのリフトから切り離され、その場合、バッファコンベアはラック内に配置される。
【0038】
出庫バッファコンベア及び入庫バッファコンベアは、ラック内に位置されてもよく或いは代わりにラックの外側に位置されてもよい。或いは、出庫バッファが通路の一方のラックの外側に位置され、入庫バッファが通路の他方のラック内或いはラックの外側に位置される。また、出庫バッファ及び/又は入庫バッファをレベルごとに交互に切り替わる態様で1つの通路のラック内又はラックの外側に位置させることができる。すなわち、入庫バッファがラックの偶数レベルに配置され、出庫バッファが同じラックの奇数レベルに配置される。このシナリオの下で、出庫バッファコンベアが存在しないレベルにあるユニットは、常に、交差搬送位置を介して隣接する通路へ移送される。同様に、入庫バッファコンベアが存在しないレベルでは、隣接する通路からのユニットが交差搬送位置を介して受けられる。無論、それぞれの非選別レベルごとにバッファコンベアを位置させないことも可能であり、数レベルごとにのみ位置させることができる。
【0039】
高い性能のため、出庫バッファコンベア及び入庫バッファコンベアが全ての非選別レベルに位置されることが好ましい。
【0040】
保管入口コンベア及び保管出口コンベアは、好ましくは、同じレベルに、特に選別レベルに、すなわち、選別ステーションが位置されるレベルに配置されるべきである。或いは、保管入口コンベア及び保管出口コンベアは、選別ステーションが1つのレベルで供給されてユニットが第2のレベルで選別ステーションから発送されるように、異なるレベルに配置されてもよい。
【0041】
また、それぞれの保管入口及び/又は出口コンベアレベルが保管入口及び/又は出口コンベアに直接に供給する或いは保管入口及び/又は出口コンベアにより供給されるバッファコンベアを有することも想定し得る。
【0042】
言うまでもなく、“輸送ユニット”又は同様に“保管ユニット”なる用語が使用される場合には、それが限定的に解釈されるべきではなく、実際には、本発明の範囲内で他のタイプの輸送(例えば、トレイ、パレット等)も同様に効果的に使用できる。特に、“輸送ユニット”又は“保管ユニット”なる用語は、荷物、トレイ、容器、板紙容器、段ボール箱、パッケージングユニット、すなわち、個々の物品等の組み合わせ、及び、個々の物品も含む。これらのユニットは、これらがドナー(しばしば、製品ユニットとも呼ばれる)として機能するように選別者が注文のためにそこから物品を引き出すドナーユニットとなることができ、或いは、これらのユニットは、注文の物品を収集するための注文ユニットとなることができる。
【0043】
注文ユニット/又は製品ユニットは、保管庫内に無作為に(“無秩序状態で”)配置されて、それらが回収されるときにその後の順序の情報を伴うことなくシステム全体にわたって分配され得る。ドイツ特許出願公開第29912230U1号明細書とは対照的に、想定し得るモジュール又は保管領域に関する制限が必要とされない。
【0044】
特に、いわゆるマルチシャトル(登録商標)が単一レベルAS/RSとして使用される。マルチシャトル(登録商標)は、一般に広く使用され得るシステムであり、モジュール態様で構成されるとともに、保管と輸送とを統合された概念で組み合わせる。マルチシャトル(登録商標)は、高性能で安価な革新的解決策として自動小部品保管設備の領域を補う。ラッキング内で動作して保管システム全体を扱うのはレール輸送車両である。システム概念は、保管システムの内外で動作する容器輸送用の自律的なレールガイド車両に基づく。特定の荷重受け手段は、短い荷交換時間と同時積み卸しを可能にする。システムは、保管設備の各レベルに設置され或いは昇降され又はプレゾーンで一時停止される走行レールを有する。車両の案内に加えて、それらのレールは車両に電圧を供給する。
【0045】
シャトルは、2つの配置、すなわち、いわゆる“キャプティブ(captive)”配置又は“ローミング(roaming)”配置で使用され得る。キャプティブ配置では、シャトルがそれらのそれぞれのレベルにとどまる。ローミングの代替的配置では、必要に応じてシャトルがレベルを変える。
【0046】
想定し得る出庫リフトは特に垂直搬送手段を含む。輸送ユニット又は保管ユニットのための1つ以上、特に2つの場所/位置を各出庫リフトが有していれば有益である。
【0047】
また、単一レベルAS/RSとリフトとを切り離すための少なくとも1つのバッファ位置を保管ラッキングの各レベルが有していれば都合が良い。これは、より急速な単一レベルAS/RSを十分に利用すること及びリフトの空走行を防止することを可能にする。
【0048】
各出庫リフトは幾つかの出庫ラインに接続されてもよい。これは、保管オプションを改善するとともに、並行に処理できる注文の数又は供給され得るステーションの数を増大させる。
【0049】
最も簡単なケースでは、出庫ラインが蓄積コンベアとして形成される。これらは、蓄積のための機械的な装置、例えば可動ストッパ要素を含んでもよい。
【0050】
また、各出庫リフトが個別に駆動される搬送手段をそれぞれの位置ごとに有していれば有益である。特に、このとき、異なる方向に移動できる個別に駆動される搬送手段をそれぞれが備える2つの位置を各出庫リフトが有していれば都合が良い。したがって、レベルごとの2つの輸送ユニット/保管ユニットの(例えば、既に立っている配置での)移送は、異なる方向で或いは異なる出庫バッファへ向けて、例えば左右で常に同時に行われ得る。また、リフト上への輸送ユニットの受け入れは、好ましくは、2つの輸送/保管ユニットが1つのレベルへと送り出されるように制御される。これは、使用されるシャトルの高い効率に起因して可能である。この高い効率は、実際に出庫リフトへの移送位置(バッファ位置)が常に占められているためであり、それにより、出庫リフトの制御のため、1つのレベルの異なる出庫バッファに関してリフトを輸送/保管ユニットにより適宜に占めることができるようにする選択的なオプションが与えられる。
【0051】
システムは、入庫及び出庫供給ラインを対応するリフトに対して任意のポイントで接続できるため、高度な柔軟性によって更に特徴付けられる。
【0052】
出庫リフトと並行して、対応して供給する分配送りラインを伴う専用の入庫リフトを設けることも同様に可能である。他方で、出庫動作に加えてそれらの出庫リフトを入庫リフトとして使用することもできるように出庫リフトを制御することもできる。逆のシナリオでは、随意的に存在する専用の入庫リフトを必要に応じて出庫リフトとして使用することもできる。これにより、個々のリフトの故障時に、途切れない動作或いはシステム効率の向上も可能である。この目的を達成するため、リフトとラッキングとの間に異なる高さで入庫ライン又は出庫ラインが配置されなければならない。これは、2つの同様の組み合わされた入庫レベル及び出庫レベルの存在を必要とし、その収集ラインは、最後の出庫ラインを順に通過した後に一緒にされる。
【0053】
ラック内の交差搬送位置による横方向移動機能は、例えば出庫リフト/入庫リフト又は供給ラインの故障時に関連する通路の機能を維持できるという利点を与える。
【0054】
本発明の更なる特徴及び詳細は、図面の以下の説明から明らかである。
【図面の簡単な説明】
【0055】
図1】保管設備における選別レベルの概略平面図を示す。
図2図1の保管設備における他のレベルの概略平面図を示す。
図3】更なる保管設備における第1及び第2の選別レベルの概略平面図を示す。
図4図3の保管設備における他のレベルの概略平面図を示す。
図5】統合型又は複合型の調達・発送のために1つの通路内の2つのリフトに対して選別ステーションが接続される、図1又は図3に類似する更なる保管設備の概略平面図を示す。
図6】統合型又は複合型の調達・発送のために2つのレベルを介して1つの通路内の2つのリフトに対して選別ステーションが接続される、更なる保管設備の概略平面図を示す。
図7】リフトが選別ステーションに供給すると同時にリフトの反対側に位置される他の選別ステーションにより供給され且つ他のリフトが該リフトの反対側に位置される他のステーションに供給すると同時に選別ステーションにより供給されるように選別ステーションが保管ラッキングの上(又は下側或いは更には中央)に配置される、更なる保管設備の概略平面図を示す。
図8】更なる簡略化された保管設備の概略平面図を示す。
図9図5に示されるが保管設備内のリフトに選別ステーションを接続できる更なる可能性を伴う保管設備の概略平面図を示す。
図10】統合型又は複合型の調達・発送のために2つのレベルを介して1つの通路内の2つのリフトに対して選別ステーションが接続される、更なる保管設備の概略平面図を示す。
【発明を実施するための形態】
【0056】
図1及び図2は、複数の保管ラッキング通路2と複数のレベル3を有する保管ラッキングユニットRとを有する、全体として参照数字1により示される保管設備を示す。
【0057】
保管ラッキングユニットRは、外側に配置されない保管ラッキングユニットRがそれぞれ互いに隣接して対を成して配置されるとともに一方側に保管ラッキング通路2を有するように配置される。いずれの場合にも内側に位置される保管ラッキングユニットRは、“背中合わせで”互いに当接する。
【0058】
全ての他の保管ラッキング通路2には、いずれの場合にも、ユニットTのための少なくとも1つ以上の場所/位置を有するリフト8が設けられる。リフト8は、入庫ライン4と保管庫から除去する供給ライン又は出庫コンベア6とによって隣接され、或いは、その逆となるように構成され得る。保管ラッキング通路2内で移動する単一レベルAS/RS5(シャトルとも称される)からリフト8を切り離すために、オプションとして設けられる対応する入庫バッファライン及び出庫バッファライン7*,9*が選別レベルIでリフト8と保管ラッキングRとの間に配置される。
【0059】
リフト8はドライブスルー型のものであり、このことは、保管ユニットTがリフトを使用してレベルを変える或いはコンベア態様でリフト8を通過してもよく、それにより、保管ユニットがコンベア6及びRAT13を介して保管レベルで入庫バッファ7へ搬送され或いはリフト8からコンベア6を介して選別ステーション10へ搬送されてもよいことを意味する。
【0060】
リフト8は、ラッキングユニットRの対のうちの一方に配置されており、保管入口供給ライン4により供給されるとともに、それ自体が選別レベルIで出庫ライン6に供給する。
【0061】
シャトル5は、入庫バッファ7により供給されるとともに出庫バッファ9に供給し、この場合、両方のバッファ7,9は、コンベアループ11の直ぐ背後でラッキングユニットR内に配置される。
【0062】
出庫バッファ9はコンベアループ11又は出庫ライン6へ供給し、また、入庫バッファ7は、リフト8の後でコンベアループ又は出庫ライン6によって供給する。
【0063】
このため、コンベアループ11又は出庫ライン6は、入庫バッファ7に選択的に供給するための分岐合流部又はスイッチ13を含む。
【0064】
したがって、選別レベルIの各通路2は、保管入口供給ライン4、リフト8、及び、出庫ライン6を用いて形成されるコンベアループ11によって選別ステーション10に接続され、該選別ステーション10には、選別者Pにより注文を調達するための選別のために保管ユニットTが供給される。
【0065】
選別ステーション10は、しばしば使用される物品を事前選別するための一時的格納部としての仮棚12を含んでもよい。
【0066】
シャトル5は、各保管ラッキング通路2内及び各レベルIIIに設けられる。したがって、これらは、シャトル又は衛星車両5がレベル3に固定して割り当てられるとともにレベル又は通路を変えない、いわゆる“キャプティブ”変形であり、これは理論的には可能である。
【0067】
シャトル5は、それぞれの保管ユニットT(板紙容器、トレイ、荷物、容器、荷積みの助けを何ら伴わない商品等)を受ける/運ぶための輸送プラットフォームを含む。いずれの場合にも、輸送プラットフォーム上の側には、保管ユニットTをプラットフォームから押し出す或いは保管ユニットをプラットフォーム上へ引き寄せる伸縮アームが配置される。また、伸縮アームは、保管ラッキング通路2の両側でラッキングユニットR内へと伸長できるとともに、既知の態様で開閉できるフィンガを有する。
【0068】
1つのラッキングRから隣り合うラッキングRへの保管ユニットTの交差搬送のための特定のやりとり位置Qは、保管ラッキングRの各レベル3内で与えられ、それにより、保管ユニットTが保管ラッキングR自体の内側でやりとりされるとともに、プレゾーン内での対応する作業を省く或いは少なくとも最小限に抑えることができる。保管ユニットTの交差搬送のための位置Qは、ラッキングユニットR内のバッファ7,9の直ぐ背後に位置される。しかしながら、これらの位置は、無論、ラック内の異なる位置に位置付けられてもよい。
【0069】
したがって、シャトル5又はその伸縮アームは、交差搬送位置Qに保管ユニットTを預けることができるとともに、それらのユニットを隣り合うラッキングR内の対応する位置へ押し進めることができる。この目的のため、それぞれの保管ユニットTは、第1のラッキングRの1つの交差搬送位置Qの後側保管位置を越えて隣り合うラッキングRの隣り合う交差搬送位置Qのそれぞれの後側保管位置へと伸縮アームのフィンガによって作用されるようになっている。
【0070】
複数の交差搬送位置Qは、それらが直ちに空にされる必要がないようになっていてもよく、そのため、同じレベルで隣り合うシャトルの動作を切り離すことができる。また、追加の交差搬送位置は、回収されるべき注文の編成に応じてバッファ格納部として使用することができ、該格納位置から直接に物品が回収される。
【0071】
他の非選別レベルIIIでの回収目的で、保管ユニットTは、シャトル5により保管ラッキングRから引き出されて、回収バッファ又は出庫バッファ9上へ送り出され、回収バッファ又は出庫バッファ9は、保管ユニットTを更にリフト8へと搬送し、したがって出庫供給ライン6、すなわち、選別レベルIのループ11へと搬送する。逆のシナリオでは、それぞれの保管ラッキングRにおける保管配置が入庫ライン4、リフト8、及び、保管バッファ7、並びに、シャトル5によって行われる。必要に応じて、通常の動作方向が逆にされてもよく、それにより、コンベア6が保管庫として使用されるとともに、コンベア4が選別ステーション10に供給するために使用される。
【0072】
注文調達のための通常の選別プロセスにおいて、選別者Pは、ループ11又はライン6により保管庫1から選別ステーション10へと搬出される保管ユニットTから商品を取り出して、それらの商品を段ボール箱又は荷物箱のような与えられた注文キャリアの中に置く。
【0073】
処理後、保管ユニットTは、入庫ライン4を介して元の保管システム1内へ輸送される。
【0074】
図3及び図4は、前述した保管設備に類似する第2の保管設備1を示し、したがって、この第2の保管設備1を同様の参照数字を用いて示し、以下、実質的な差異のみについて説明する。
【0075】
前述の保管設備1とは異なり、この保管設備は、互いに上下に配置される2つの選別レベルI,IIを有する。それらの構造は前述の選別レベルIに類似する。
【0076】
しかしながら、ラッキングユニットの対のうちの一方R1に配置される第1のリフト8aは、前述の設備1の場合と同様に、保管入口供給ライン4aによって供給されるとともに、それ自体が第1の選別レベルIにあるコンベアループ11aの出庫ライン6aに供給するが、ラッキングユニットの対のうちの他方R2内に配置される第2のリフト8bの周りを周回し、また、第2のリフト8bも、ドライブスルー型であるとともに、保管入口供給ライン4bによって供給されるとともに、それ自体が第2の選別レベルIIにあるコンベアループ11bの出庫ライン6bに供給し、その場合、コンベアループ11bは、第2の選別レベルIIで第1のリフト8aの周囲を周回する。
【0077】
非選別レベルIII(図4参照)において、リフト8A,8Bは、前述のように、入庫バッファ7により供給されるとともに、出庫バッファ9へと供給する。
【0078】
したがって、システムは、基本的に、レベルI,IIで互いに上下に位置される2つの選別ステーション10と、通路2ごとにある2つのドライブスルー型リフト8A,8Bとを含み、この場合、各リフト8a,8bは、選別ステーション10の1つのレベルI,IIのみを扱う。
【0079】
コンベアループ11(又はコンベア6)には2つのバッファコンベア7*,9*が直接に接続される。一方のバッファコンベア7*は、保管のためにユニットTをシャトル5によって搬送し、他方のバッファコンベア9*は、コンベアループ11へと合流される保管庫からくるユニットTを選別ステーション10へ輸送されるべく一時的に格納するために反対側に設置される。
【0080】
また、2つの随意的なRAT13が存在し、これらのRAT13は、ユニットを出庫コンベア6へ/から逸らすためにレベルI,IIがシャトル5及びバッファコンベア7*,9*によって扱われる場合にのみ使用され/設置される。
【0081】
コンベアループ11の特別な形態は、それが1つのリフト8及び1つの選別ステーション10にのみ接続されることである。
【0082】
例えば、選別レベルIでは、コンベア6aが、第2のリフト8bの前又は後のいずれかの周りでそれに対する接続を何ら伴うことなく経路付けられて、選別ステーション10aに接続される。同様に、選別レベルIIでは、コンベア6bが、同じように、しかしながら鏡面態様で、第1のリフト8aを周回して選別ステーション10bに接続される。
【0083】
シャトル5は、このシステム内で異なる作業範囲を有する。2つの選別レベルI,IIにおけるシャトル5は、これらのレベルにユニットTが割り当てられたシステムを扱うためにバッファコンベア7*,9*に対して駆動するだけで済む。
【0084】
他の非選別(又は保管のみ)レベルIIIにあるシャトル5は、選別ステーション10につながるコンベアループが存在しないため、通路2全体にわたって完全にアクセスできる。しかしながら、バッファコンベア7,9の2つの対は、通路のそれぞれの側では一方向で且つ通路の他方側では他方向でリフトを扱うように設置される。
【0085】
したがって、シャトル5は、リフト8を通過するとともに、一方側では、リフトに商品を供給するべくユニットを出庫バッファコンベア9へと落下させることができ、また、他方側では、リフトからくる入庫バッファコンベア7からユニットを拾い上げることができる。
【0086】
この形態により、両方の選別ステーション10は、全ての非選別レベルIIIに対して完全なアクセス可能性を有するが、選別ステーション10を接続するレベルI,IIは、ユニットTが他のループに到達するよう選別ステーションを通じて経路付けられなければ、同じレベルに位置されるいずれかの選別ステーション10a又は10bに対してのみアクセス可能性を有する。
【0087】
ラッキングR内に保管される保管ユニットTが選別のために必要とされる場合、シャトル5は、ユニットが所望の通路2内になければ、そのユニットを拾い上げて、それを交差搬送位置Qへ輸送し、そこから、ユニットは、隣り合う通路へ移送されて、シャトル5により拾い上げられる。必要に応じて、このプロセスは、ユニットが送り先通路2に達するまで繰り返される。
【0088】
最終的な通路2において、シャトル5は、ユニットTを拾い上げて、それを出庫バッファコンベア9へ輸送する。
【0089】
ユニットTが選別ステーションレベルI又はIIでバッファコンベア9へ至らされる場合、ユニットは、このユニットのための時間が来るまでバッファで待ち(すなわち、コンベアは、調達されるべき注文の所要の回収順序に従ったユニットのための窓/自由空間を有する)、その後、正しい順序でループ11の出庫コンベア6へと合流される。
【0090】
ユニットTが他の非選別レベルIIIでバッファコンベア9へ至らされる場合、ユニットは、リフト8により拾われた後、選別レベルI,IIの出庫コンベア6へ落とされ、その後、コンベアループ11内で選別ステーション10へと搬送され、該選別ステーションでユニットが処理される。
【0091】
選別が選別ステーション10で行われた後、ユニットTは、元の入庫コンベア4へ戻され、その後、該入庫コンベア4でこのユニットが保管ラッキング内へ戻される。
【0092】
ユニットは、保管レベルIIIへと持ち上げられることが可能であり、或いは、保管送り先が選別レベルI,IIである場合には単にリフト8を通過する。
【0093】
ユニットが指定されたレベルIIIへ至らされた時点で、ユニットは、所望の保管レベルIIIを扱うリフト8と接続されるバッファコンベア7へと落とされる。その後、送り先レベルの対応する通路2内のシャトル5は、保管ユニットTを拾い上げて、それを所望のラッキング位置へ保管する。
【0094】
選別ステーション10への途中にある出庫コンベア6上のユニットTは他のリフトと干渉しない。これは、コンベア6又はループ11がこのリフトの周囲で経路付けられるからである。
【0095】
以下の実施形態の多くは類似又は同様の装置や設備等を有し、したがって、これらは同じ参照数字により示される。
【0096】
しかしながら、選別レベルI,IIでは、シャトル5及びバッファコンベア7,9が随意的であり、交差搬送位置Qもまた同様である。
【0097】
また、2つの随意的なRAT13が存在し、これらのRAT13は、ユニットを出庫コンベア6へ/から逸らすためにレベルI,IIがシャトル5及びバッファコンベア7*,9*によって扱われる場合にのみ使用され/設置される。
【0098】
図5は、図3に示される実施形態に類似する。非選別レベルIIIは図4の場合と同じであるが、バッファコンベア7,9の第2の対はラックRにおいて随意的である。バッファコンベアの第2の対が使用されない場合、バッファコンベアは、それらの搬送方向があらゆるレベルで或いは数レベルごとに交互に入れ替えられる。すなわち、各レベルのバッファコンベアの更なる対が割り当てられない場合には、偶数レベルでラックRが特定方向のバッファコンベアを有し、また、奇数レベルでラックが反対方向のバッファコンベアを有する。そのような構成は、リフト性能を向上させる二重サイクルリフト動作を実現する。
【0099】
選別レベルIは、ドライブスルー型である両方のリフト8A,8Bへと通じる入庫コンベア4を有する。ユニットTは、リフト8及びシャトル5の最適な動作のために2つの入庫コンベア4上にわたり理にかなった態様で分配される。また、無論、リフト8がユニットのレベル変更を可能にしてもよい。ユニットをラッキングから選別ステーション10等へ発送するために、ユニットは、レベルIにあるリフト8A,8Bから出庫コンベア6上へ搬送され、この場合、ユニットTは、リフト8、シャトル5、及び、管理シーケンスの最適な動作のために、理にかなった態様で2つのリフト8から合流され、そのため、ユニットは、RAT13を介して出庫コンベア6上へと及び選別ステーション10へと向きが変えられる。或いは、ユニットは、RAT13を通過してレベルIにあるバッファコンベア7*へ向かってもよい。レベルIのラッキングから発送されるべきユニットは、出庫コンベア6に接続されるレベルIのシャトル5によりバッファコンベア9*上へ落とされる。
【0100】
また、レベルIは、2つの昇降キャリッジの動力を単一の選別ステーションレベルと共に利用できるようにコンベア4,6と共に同じレベルで第2のリフト8Bも有する。通路ごとに複数の選別ステーションが存在してもよく、また、このとき、それぞれの選別ステーションが互いに上下に位置される。
【0101】
レベルIにおいて破線により示されるように、バッファコンベア7*,9*、シャトル5、及び、RAT13、並びに、交差搬送位置Qは、これらの選別レベルにおいて随意的である。
【0102】
図6の実施形態は、コンベアレベルによって交互に入れ替わって通路ごとに一対の入庫及び出庫コンベア4,6を有し、それにより、各レベルI−Aが2つの入庫コンベア4を有するとともに、各レベルI−Bが2つの出庫コンベア6を有する。
【0103】
2つの入庫コンベア4は直接にレベルI−Aにあり、また、2つの出庫コンベア6はレベルI−Bにあり、該レベルI−Bは、レベルI−Aを大きく下回る(又は上回る)レベルではなく、レベルI−Aの直ぐ下のレベルであり、それにより、それらのレベルはいずれも1つの選別レベル(同じ選別ステーション10)に供給する/から発送する。
【0104】
選別ステーションは共通の接続コンベア14を介してリフトに接続され、接続コンベア14では、リフト8及びシャトル5の最適な動作のためにユニットTが理にかなった態様で2つの入庫コンベア4上にわたって分配され、また、2つの出庫コンベア6は、リフト、シャトル、及び、管理シーケンスの最適な動作のためにユニットTが2つのリフトから理にかなった態様で合流されて共通の接続コンベア15により対応する選別ステーション10に接続される場所で接続される。
【0105】
非選別レベルIIIは図4の場合と同じであり、この場合、バッファコンベア7,9の第2の対はラックRにおいて随意的である。
【0106】
図7において、選別ステーション10は、保管ラッキングRの上(又は下側或いは更には中央)で且つ通路2の両側に配置される。複数の選別レベルを使用できる。
【0107】
したがって、それぞれの通路2は、それぞれの端に1つずつ、2つの選別ステーション10に接続され得る(I−1)、或いは、もう一つの方法として、それぞれの2つの通路は、それぞれの端で、コンベア16により統合されて2つのステーション10に接続され得る(I−2)。
【0108】
選別レベルIはリフト8によって調達され、また、ステーション10は入庫コンベア4及び出庫コンベア6により接続される。
【0109】
非選別レベルIIIは、前述の場合と同じであるが、レベルI−1の実施形態に関しては常に第2のバッファコンベア7,9を有し、一方レベルI−2の実施形態に関しては依然としてそれらが随意的である。非選別レベルは、リフト8の両側に交差搬送位置Qを有してもよい。
【0110】
図8において、選別レベルIの各通路2は、各ラックRに1つずつ、一対のリフト8を有し、一方が入庫8A輸送用のリフトであり、他方が出庫8B輸送用のリフトであり、その場合、選別ステーション10から/選別ステーション10へそれぞれ供給されて、入庫コンベア4がラックに供給し、出庫コンベア6がラックから受ける。複数の選別レベルが設定されてもよい。他のレベルIIIは、前述したようなレベルIIIに対応する。
【0111】
そのような構成により、任意のレベルで保管されるユニットを任意の選別レベルへ経路付けることができ、逆もまた同様である。
【0112】
図9には、選別ステーション10をリフト8に接続するための3つの別のレイアウトが示される。非選別レベルIIIは図5の場合と同じである。
【0113】
選別レベルIA,Bは、ユニットを選別ステーション10へ到達するために出庫コンベア6がこのレベルの2つのリフト8のうちの一方を迂回するという点において図5に類似する。
【0114】
レベルIAの実施形態において、出庫コンベアは、このとき、それが二人選別ステーションであるように、分けられて、2つの側でユニットを選別ステーション10Aへ搬送する。仕上がった注文ユニットは、その後、選別ステーション10から直接に出荷コンベア20を介して発送されてもよい。保管庫へ戻されるべきユニットは、それに対応して、出庫コンベア6と同一平面上に或いは出庫コンベア6よりも下側に配置される2つの入庫コンベア4上に発送され、これらの入庫コンベア4は、合流された後、保管ラッキングに入るときに再び分けられる。
【0115】
選別ステーション10BのレベルIBの実施形態において、出庫コンベア6は、入庫コンベア4の直ぐ真下/下側(破線により示される)に配置されるとともに、2つの位置で、一般的には注文ユニットO用の位置とドナーユニットD用の位置でユニットを下側から選別ステーション10Bへ搬送するべく分けられるが、レベルIAと同様の方法で機能する二人選別ステーションとして作用してもよい。
【0116】
ユニットの発送は、合流された後に保管ラッキングに入るときに再び分けられる2つの入庫コンベア4によって可能にされる。
【0117】
レベルICでは、選別ステーション10Cも二人操作型選別ステーションであり、該ステーションは、リフトに直接に接続される2つの出庫コンベア6により調達されるとともに、コンベア16を介して両方のリフト8に接続される通路2のラック間で1つの入庫コンベア4により発送され、コンベア16ではユニットTが理にかなった態様で2つのリフトへと逸らされる。ステーション10Cは、仕上がったユニットの迅速な発送のために出荷コンベア20接続を有してもよい。
【0118】
図10では、通路2の各ラックRがリフト8を有し、また、図6の場合と同様に2つのコンベアレベルが存在する。しかしながら、この実施形態は、各レベルI−A,I−Bに1つの入庫コンベア4と1つの出庫コンベア6とを有するが、交互の方向及び両方のレベルが、各レベルに属する専用の選別ステーション10に供給し/該専用の選別ステーション10から発送する。
【0119】
言い換えると、リフト8は、対応するコンベア4又は6を扱うべく異なるレベル(A又はB)で停止する。
【0120】
非選別レベルIIIは、図4の場合と同じであり、その場合、バッファコンベア7,9の第2の対はラックRにおいて随意的であり、また、それらの方向は、バッファコンベアのそのような第2の対が使用されない場合には、各レベルによって或いは数レベルごとに交互に入れ替わる。
【0121】
以上の実施形態は、本発明の範囲内において、互いに多くの方法で組み合わされてもよい。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10