(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】6321873
(24)【登録日】2018年4月13日
(45)【発行日】2018年5月9日
(54)【発明の名称】ヘッドホン
(51)【国際特許分類】
H04R 1/10 20060101AFI20180423BHJP
【FI】
H04R1/10 101Z
【請求項の数】4
【全頁数】8
(21)【出願番号】特願2017-194509(P2017-194509)
(22)【出願日】2017年10月4日
【審査請求日】2018年2月1日
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】000115636
【氏名又は名称】リオン株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100156867
【弁理士】
【氏名又は名称】上村 欣浩
(72)【発明者】
【氏名】石川 愼一
(72)【発明者】
【氏名】山崎 隆志
(72)【発明者】
【氏名】永嶺 健一
(72)【発明者】
【氏名】間野 岳
【審査官】
岩田 淳
(56)【参考文献】
【文献】
特表平09−505677(JP,A)
【文献】
実開昭51−082449(JP,U)
【文献】
特開2015−088777(JP,A)
【文献】
米国特許出願公開第2016/0150311(US,A1)
【文献】
登録実用新案第3111267(JP,U)
【文献】
特開平05−292589(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04R 1/10
25/00−25/04
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
電気信号を音に変換して出力する音源と、
前記音源の背面を覆って該音源を保持する本体部と、
装着者の耳介を取り囲む形態をなすとともに、装着時において装着者の頭部と前記音源との間に空気室を形成するイヤーパッドと、
前記空気室において、前記音源の正面において該音源に対向して設けられる吸音材と、
前記イヤーパッド及び前記吸音材を共に保持するホルダーと、を備え、
前記ホルダーは、前記本体部に対して取り付け及び取り外しできることを特徴とするヘッドホン。
【請求項2】
前記吸音材は、前記音源の正面を全域に亘って覆い、前記装着者の頭部側の前記空気室と前記音源とを隔てることを特徴とする請求項1に記載のヘッドホン。
【請求項3】
前記本体部及び前記ホルダーの何れか一方は爪部を有し、何れか他方は、該爪部が挿入される挿入穴と、該挿入穴につながるとともに、該爪部が該挿入穴に挿入された状態で前記本体部に対して前記ホルダーを相対的に回転させた際に該爪部を係止する係止穴とを備えることを特徴とする請求項1又は2に記載のヘッドホン。
【請求項4】
前記本体部及び前記ホルダーの何れか一方は凹部を有し、何れか他方は、該凹部に適合する凸部を有する弾性片を備えるものであって、
前記弾性片は、前記本体部に対する前記ホルダーの取り付け時において撓み変形した後、前記凹部に前記凸部が嵌まり込むことで復元することを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載のヘッドホン。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はヘッドホンに関するものであり、特に装着者の耳介を覆う耳覆い形のヘッドホンに関する。
【背景技術】
【0002】
ヘッドホンは、装着者の耳介を包み込むように覆う耳覆い形や耳介の上に載せる耳載せ形など、種々のタイプが既知となっている。このうち耳覆い形のヘッドホンは、例えば特許文献1において、音を出力するヘッドホンユニットと、ヘッドホンユニットの背面を覆うハウジングと、装着者の耳介を覆うイヤーパッドとを備え、ハウジングに、吸音性及び音響抵抗を有する板部材から成型される基材を使用することによって、ハウジングの音響抵抗値が容易に調整できるとするものが示されている。また特許文献2には、リブ状壁を有するバッフル板に取り付けられるスピーカユニットと、スピーカユニットの背面を覆うイヤーカップと、装着者の耳介を覆うイヤーパッドと、バッフル板とイヤーパッドとの間であってリブ状壁の内側に設けられるドーナツ状の緩衝材とを備え、装着時の側圧によってイヤーパッドが潰れても、バッフル板とイヤーパッドによって囲まれる前気室の容積をリブ状壁と緩衝材によって確保し、これによって中低音域の音質が改善できるとするヘッドホンが示されている。このように耳覆い形のヘッドホンは、その目的によって種々のものが提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2016−015691号公報
【特許文献2】特開2011−160310号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、耳覆い形のヘッドホンをオージオメータでの検査に使用する場合、装着時におけるイヤーパッド内の耳介の位置によっては検査音の聴こえにばらつきが生じることがあり、その結果、検査結果の再現性が得られない場合があった。また、音響特性の測定や聴覚検査を行う際、装着時において装着者の頭部とイヤーパッドで取り囲まれる空気室においては反射音が生じ、その影響によって高い周波数での特性が安定しないことがあった。
【0005】
本発明はこのような問題点を解決することを課題とするものであり、装着時におけるイヤーパッド内の耳介の位置が変わっても聴こえのばらつきを抑えることができ、また、高い周波数でも特性が安定するヘッドホンを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明におけるヘッドホンは、電気信号を音に変換して出力する音源と、前記音源の背面を覆って該音源を保持する本体部と、装着者の耳介を取り囲む形態をなすとともに、装着時において装着者の頭部と前記音源との間に空気室を形成するイヤーパッドと
、前記空気室に
おいて、前記音源の正面において該音源に対向して設けられる吸音材
と、前記イヤーパッド及び前記吸音材を共に保持するホルダーと、を備え、前記ホルダーは、前記本体部に対して取り付け及び取り外しできることを特徴とする。
【0007】
このようなヘッドホンにおいて、前記吸音材は、前記音源の正面を全域に亘って覆い、装着者の頭部側の前記空気室と前記音源とを隔てることが好ましい。
【0009】
また、前記ホルダーは前記本体部より着脱できるように、前記本体部及び前記ホルダーの何れか一方は爪部を有し、何れか他方は、該爪部が挿入される挿入穴と、該挿入穴につながるとともに、該爪部が該挿入穴に挿入された状態で前記本体部に対して前記ホルダーを相対的に回転させた際に該爪部を係止する係止穴とを備える。更に、前記本体部及び前記ホルダーの何れか一方は凹部を有し、何れか他方は、該凹部に適合する凸部を有する弾性片を備えるものであって、前記弾性片は、前記本体部に対する前記ホルダーの取り付け時において撓み変形した後、前記凹部に前記凸部が嵌まり込むことで復元することが好ましい。
【発明の効果】
【0010】
このような構成になる本発明のヘッドホンによれば、装着時におけるイヤーパッド内の耳介の位置が変わっても聴こえのばらつきが抑えられ、また、高い周波数でも安定した特性を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【
図1】本発明に従うヘッドホンを構成するヘッドホンユニットの一実施形態を示す縦断面図である。
【
図2】
図2(a)は
図1の矢印Aに沿う本体部の矢視図であり、
図2(b)は
図1の矢印Bに沿うイヤーパッドの矢視図である。
【
図3】イヤーパッド内の耳介の位置による周波数特性への影響について説明する図であって、
図3(a)は、イヤーパッドに対する耳介の位置について示した図であり、
図3(b)は、
図1のヘッドホンユニットを用いたヘッドホンにおいて吸音材を設けない場合での耳介の位置と周波数特性との関係について示した図であり、
図3(c)は、吸音材を設けた場合での耳介の位置と周波数特性との関係について示した図である。
【
図4】音響特性測定時の反射音の影響について説明する図であって、
図4(a)は、IEC60318−1に準拠した音響特性の測定方法を模式的に示した図であり、
図4(b)は、
図1のヘッドホンユニットを用いたヘッドホンを使用して
図4(a)の方法で周波数特性を測定するにあたり、吸音材を設けない場合と吸音材を設けた場合について示した図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、図面を参照しながら、本発明に従うヘッドホンの一実施形態について説明する。なお、本実施形態におけるヘッドホンは、
図1において符号1を付したヘッドホンユニットと、このヘッドホンユニット1を左右の両端部に設けた不図示のヘッドバンドを備えるものであるが、以下においてはヘッドホンユニット1を中心に説明することとする。
【0013】
ヘッドホンユニット1は、概略、音源2と、本体部3と、ホルダー4と、イヤーパッド5と、吸音材6で構成されている。
【0014】
音源2は、例えばオージオメータや音楽再生装置から出力された電気信号を、音に変換して出力するものである。音源2としては、電気信号を入力するとボイスコイルが駆動し、これにより振動板を振動させて音を発するダイナミック型やコンデンサ型など、各種駆動方式によるものを採用することができる。
【0015】
本体部3は、音源2の背面を覆ってこれを保持するものである。本実施形態の本体部3は、ドーム状の外観を呈するものであり、その内側には、音源2を含めた各種の部材(不図示)が保持されている。
【0016】
また本体部3の正面には、パネル3aが設けられている。本実施形態のパネル3aは、
図2(a)に示すように、例えば縦長の略楕円状になるものであって、その中央には、音源2に対して開口するパネル開口部3bが設けられている。またパネル3aの長手方向の外縁付近には、パネル3aを貫通する挿入穴3cが設けられていて、更に挿入穴3cの脇(パネル開口部3b側)には、パネル3aを貫通して挿入穴3cにつながるとともに、パネル3aの内側から外側に向かう向きの長さが挿入穴3cよりも短い係止穴3dが設けられている。また係止穴3dの隣には、パネル3aを貫く貫通溝がU字状に延在していて、その内側には、パネル3aに片持ち支持される如き構成になる弾性片3eが設けられている。そして弾性片3eの先端には、ヘッドホンユニット1として組み立てられた際にホルダー4に向かって突出する球冠状の凸部3fが設けられている。ここで、本実施形態の挿入穴3c、係止穴3d、弾性片3e、及び凸部3fは、パネル3aの中心に対して点対称となる配置で一対設けられている。
【0017】
ホルダー4は、
図1に示すようにパネル3aの正面に設けられるものであって、
図2(b)に示すように縦長の略楕円状に形成されている。ホルダー4の中央には、音源2の外径よりも大きい円形状のホルダー開口部4aが設けられている。また、ホルダー開口部4aの外側においてホルダー4の正面側には、凹状をなす略楕円状であって吸音材6を収める収容部4bが設けられている。そしてホルダー4の背面には、
図1に示すようにL字状になる爪部4cが設けられている。また、
図2(b)に示すように爪部4cの脇には、凸部3fに適合する凹部4dと、凹部4dに連続する溝部4eが設けられている。なお、爪部4c、凹部4d、及び溝部4eは、ホルダー4の中心に対して点対称となる配置で一対設けられている。
【0018】
イヤーパッド5は、ホルダー4の正面に位置するとともに装着者の耳介を取り囲む形態となるイヤーパッド本体部5aを備えている。本実施形態のイヤーパッド本体部5aは、ホルダー4の縁部に沿った略楕円ドーナツ状の形態をなすものである。イヤーパッド本体部5aは、例えば表皮の内側に弾性を有する素材(スポンジなど)を詰めて形成されていて、装着した際には耳介を取り囲んで頭部に密着する。すなわち、装着時において装着者の頭部と音源2との間には、イヤーパッド本体部5aによって取り囲まれる空気室Rが形成される。またイヤーパッド5は、伸縮性を有し、イヤーパッド本体部5aの表皮に連続する環状の係止部5bを備えている。この係止部5bは、ホルダー4の正面にイヤーパッド本体部5aを配置した状態において、ホルダー4の縁部を覆うようにしてホルダー4の背面に引っ掛けられるものであり、これによりイヤーパッド5は、ホルダー4に着脱可能に保持される。
【0019】
吸音材6は、音のエネルギーを吸収、或いは減衰させる素材によって形成されるものである。換言すると、音の振動波が表から裏まで通じる連続した空隙で反射を繰り返し、熱エネルギーに変換する効果を持つ多孔質体であって、このようなものとしては、例えば、不織布やグラスウール、スポンジ等を挙げることができる。また吸音材6は、
図1に示すように空気室Rに配置されていて、音源2の正面において音源2に対向して設けられる。本実施形態の吸音材6は、ホルダー4の収容部4bに合せて略楕円状に形成されていて、収容部4bに収められた際には、音源2の正面を全域に亘って覆い、装着者の頭部側の前記空気室と前記音源とを隔てている。
【0020】
このような形態になるイヤーパッド5と吸音材6は、吸音材6を収容部4bに収めた後、ホルダー4の正面にイヤーパッド本体部5aを配置して、係止部5bをホルダー4の背面に引っ掛けることによって共にホルダー4に保持される。そして、ホルダー4の爪部4cをパネル3aの挿入穴3cに挿入し、パネル3aに対してホルダー4を相対的に回転させることによって爪部4cが係止穴3dに係止され、ヘッドホンユニット1として組み立てられる。このように、ホルダー4によってイヤーパッド5と吸音材6とを一体的に本体部3に取り付けることができるため、取り付け作業が容易になる。特に、イヤーパッド5や吸音材6を構成する素材は経年劣化が生じやすく、またイヤーパッド5は使用によって傷んでくるため、これらは所定の期間(例えば、1年間)で定期的に交換することが好ましく、このような構成を採用することによって簡単に交換することができる。また、爪部4cを挿入穴3cに挿入した際には、凸部3fがホルダー4の背面に押し当たって爪部4cが撓み変形する一方、爪部4cを係止穴3dに係止させるべく、パネル3aに対してホルダー4を相対的に回転させると、凸部3fは溝部4eに沿って移動して凹部4dに嵌まり込むため、撓み変形していた爪部4cが復元してクリック感を生じさせることができる。すなわち爪部4cと係止穴3dとの係止状態は外側から視認できないものの、このクリック感によって爪部4cが係止穴3dに係止されたことを認識することができる。
【0021】
ところで、このような構成になるヘッドホンにおいて、吸音材6を設けない状態でオージオメータでの検査に使用したところ、装着時におけるイヤーパッド内の耳介の位置によっては検査音の聴こえにばらつきが生じて、検査結果の再現性が得られない場合があった。また、音響特性の測定や聴覚検査を行う際、空気室Rにおいては反射音が生じ、その影響によって高い周波数での特性が安定しないことがあった。
【0022】
この現象を、
図3、
図4を参照しながら説明する。
図3は、イヤーパッド内の耳介の位置による周波数特性への影響について説明する図である。周波数特性を測定するにあたっては、HATS(Head and Torso Simulator)と称するマネキン(GRAS社のKEMAR(登録商標))に対して上述したヘッドホンを装着し、所定の電気信号を入力することによって音源2から出力される音の周波数を100〜10000Hzの範囲で変化させ、その際の音圧レベルをカプラ(Zwislockiカプラ)を介してマイクロホンで測定するものとする。ここで、イヤーパッド5に対するHATSの耳介の位置は、
図3(a)に示すように、イヤーパッド5の略中央にHATSの耳介が位置する状態を「中」とする。また、イヤーパッド5の上方、下方に耳介が位置する状態をそれぞれ「上」、「下」とする。そして、イヤーパッド5の後方、前方に耳介が位置する状態をそれぞれ「後」、「前」とする。
【0023】
そして、上述した吸音材6を設けていないヘッドホンを使用して測定を行ったところ、
図3(b)に示すように、イヤーパッド5に対してHATSの耳介の位置が変わると、それに伴って測定される音圧レベルが大きく変化することが認められた。すなわち、装着時におけるイヤーパッド5内の耳介の位置によって周波数特性が変わることになるため、オージオメータでの検査においては、検査結果が再現性良く得られないおそれがある。一方、上述した吸音材6を設けたヘッドホンを使用して測定を行った際には、
図3(c)に示すように、イヤーパッド5に対してHATSの耳介の位置が変わっても、測定される音圧レベルは殆ど変わらず、安定した周波数特性が得られることが認められた。このように、空気室Rにおいて吸音材6を音源2に対向させて設けることで、装着時におけるイヤーパッド5内の耳介の位置が変わっても、聴こえのばらつきを抑えることが可能になる。なお、
図3(c)の測定では、吸音材6としてポリエステル製の不織布(アンビック株式会社製のヒメロンSN50B(総厚み7.5mm))を使用した。
【0024】
また
図4は、音響特性測定時の反射音の影響について説明する図である。本測定においては、IEC60318−1に準拠した方法で音響特性を測定している。具体的には、
図4(a)に概略的に示すように、ヘッドホンの音源とマイクロホンとの間にプレートを配置して測定を行うこととする。ところで、吸音材6を設けていないヘッドホンを
図4(a)のようにセットし、所定の電気信号を入力することによって音源2から出力される音の周波数を100〜10000Hzの範囲で変化させ、その際の音圧レベルをマイクロホンで測定したところ、
図4(b)に破線で示すように周波数が4kHz以上になると、プレートによる反射音の影響を受けて音圧レベルが大きく変化することが認められた。これに対し、
図3(c)の測定で使用した吸音材6を設けたヘッドホンによって音響測定を行った場合は、
図4(b)に実線で示すように、高い周波数においても、音圧レベルの変化を抑制できることが認められた。このように、空気室Rにおいて吸音材6を音源2に対向させて設けることで、高い周波数でも安定した特性を得ることができる。また、耳介の形状は人によって様々であるが、吸音材6によって反射音の影響が抑制できるため、オージオメータによる聴覚検査においても耳介の形状の違いによるばらつきを低減させることができる。
【0025】
以上、本発明に従うヘッドホンの一実施形態について説明したが、本発明はこの実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に従う範疇で種々の変更を加えたものも含む。例えば本実施形態では、パネル3aに挿入穴3cと係止穴3dを設けるとともに、ホルダー4に爪部4cを設けたが、これらを入れ替えて、パネル3aに爪部を設けるとともに、ホルダー4に挿入穴と係止穴を設けてもよい。また、パネル3aの弾性片3eと凸部3fをホルダー4に設け、ホルダー4の凹部4dと溝部4eをパネル3aに設けてもよい。また、上述した実施形態では、オージオメータでの検査に使用する場合を中心に説明したが、本発明に従うヘッドホンは、例えば音楽観賞用を含めた種々の用途に使用することが可能である。
【符号の説明】
【0026】
1:ヘッドホンユニット
2:音源
3:本体部
3c:挿入穴
3d:係止穴
3e:弾性片
3f:凸部
4:ホルダー
4c:爪部
4d:凹部
5:イヤーパッド
6:吸音材
R:空気室
【要約】
【課題】装着時におけるイヤーパッド内の耳介の位置が変わっても聴こえのばらつきを抑えることができ、また、高い周波数でも特性が安定するヘッドホンを提供する。
【解決手段】本発明のヘッドホンは、電気信号を音に変換して出力する音源2と、音源2の背面を覆って音源2を保持する本体部3と、装着者の耳介を取り囲む形態をなすとともに、装着時において装着者の頭部と音源2との間に空気室Rを形成するイヤーパッド5と、を備え、空気室Rに、音源2の正面において音源2に対向して設けられる吸音材6を有することを特徴とする。
【選択図】
図1