(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6322446
(24)【登録日】2018年4月13日
(45)【発行日】2018年5月9日
(54)【発明の名称】合成樹脂製容器蓋
(51)【国際特許分類】
B65D 45/32 20060101AFI20180423BHJP
B65D 41/48 20060101ALI20180423BHJP
【FI】
B65D45/32
B65D41/48
【請求項の数】6
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2014-42020(P2014-42020)
(22)【出願日】2014年3月4日
(65)【公開番号】特開2015-168435(P2015-168435A)
(43)【公開日】2015年9月28日
【審査請求日】2017年2月9日
(73)【特許権者】
【識別番号】000228442
【氏名又は名称】日本クロージャー株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100075177
【弁理士】
【氏名又は名称】小野 尚純
(74)【代理人】
【識別番号】100113217
【弁理士】
【氏名又は名称】奥貫 佐知子
(74)【代理人】
【識別番号】100186897
【弁理士】
【氏名又は名称】平川 さやか
(72)【発明者】
【氏名】島田 知
(72)【発明者】
【氏名】菊地 裕昭
(72)【発明者】
【氏名】山崎 恭典
【審査官】
吉澤 秀明
(56)【参考文献】
【文献】
特開2012−121624(JP,A)
【文献】
特表2002−540014(JP,A)
【文献】
特許第3492007(JP,B2)
【文献】
特表2012−530654(JP,A)
【文献】
国際公開第2004/108549(WO,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B65D 45/32
B65D 41/48
B65D 51/18
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
円形天面壁及び該天面壁の周縁から垂下するスカート壁を具備し、該スカート壁の内周面には係止突条が形成されている合成樹脂製容器蓋において、
該スカート壁の外周面或いは該スカート壁の外周面と該天面壁の上面との境界部に接続された下端から該天面壁を越えて上方に延びる薄肉反転片が周方向に間隔をおいて複数個配設されており、該薄肉反転片の上端には円筒形拘束壁が接続されており、該拘束壁の内周面には周方向において隣接する該薄肉反転片間に位置し且つ中心軸線方向に延びる複数個の押圧リブが形成されており、
該薄肉反転片を反転せしめて該スカート壁の外周面或いは該スカート壁の外周面と該天面壁の上面との境界部に接続された該下端から下方に延びる状態にせしめると、該拘束壁は該薄肉反転片が存在する領域においては該薄肉反転片を介して、該薄肉反転片が存在しない領域においては該押圧リブを介して該スカート壁の外周面を押圧する、ことを特徴とする合成樹脂製容器蓋。
【請求項2】
該係止突条は該スカート壁の内周面下部に形成されており、該薄肉反転片を反転せしめて該スカート壁に接続された該下端から下方に延びる状態にせしめると、該押圧リブの各々は該スカート壁の外周面の少なくとも下部に押圧せしめられる、請求項1記載の合成樹脂製容器蓋。
【請求項3】
該薄肉反転片は周方向に等間隔をおいて配設され且つ該薄肉反転片の各々の周方向幅は実質上同一であり、該薄肉反転片の個数をn、該薄肉反転片の周方向幅をw、隣接する該薄肉反転片間の周方向間隔をgとすると、n×w=0.8×n×g乃至6.0×n×gである、請求項1又は2記載の合成樹脂製容器蓋。
【請求項4】
該スカート壁の下部には周方向に等間隔をおいて該スカート壁の下端から中心軸線方向上方に延びるスリットが形成されており、該スリットの個数は該薄肉反転片の個数と同一であり、周方向において該スリットの各々は該薄肉反転片の各々の周方向中央に位置する、請求項3記載の合成樹脂製容器蓋。
【請求項5】
該スカート壁の該下部は下方に向かって半径方向外方に傾斜して延び、該係止突条は該スカート壁の該下部の内周面に形成されている、請求項4記載の合成樹脂製容器蓋。
【請求項6】
該拘束壁を囲繞する開封リングが配設されており、該開封リングの内周面は1個又は複数個の非破断接続片及び複数個の破断接続片を介して該拘束壁の外周面に接続されている、請求項1から5までのいずれかに記載の合成樹脂製容器蓋。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、容器の口頸部に被嵌して下方に強制することによって口頸部に装着される、一般に打栓式と称されている形態の合成樹脂製容器蓋に関する。
【背景技術】
【0002】
下記特許文献1には、容器の口頸部を充分確実に密封することができるにも拘わらず開封器具を使用することなく容器の口頸部から離脱することができる打栓式合成樹脂製容器蓋が開示されている。この容器蓋は、円形天面壁(頂板部)、天面壁の周縁から垂下する円筒形スカート壁(スカート部)及びスカート壁を囲繞する拘束リング(リング状側壁)を具備している。スカート壁には周方向に間隔をおいて下端から上方に向かって延びる複数個のスリットが形成され、そしてまたスカート壁の内周面下部には係止突条が形成されている。拘束リングは周方向特定領域においては連結部を介してスカート壁に一体的に連結されており、上記特定領域以外の領域においてはスカート壁の外周縁に連結されてはいないがス
カート壁の外周面に密接せしめられている。
【0003】
上記のとおりの容器蓋は、容器の口頸部に被嵌し下方に強制し、スカート壁の内周縁下部に形成されている係止突条が口頸部の外周面に形成されている係止あご部を弾性的に乗り越えて係止あご部に係止せしめられるようになすことによって、口頸部に装着され口頸部を密封する。スカート壁の半径方向外方への拡張は拘束リングによって制限される故に、容器蓋は充分確実に口頸部に装着されて口頸部を密封し、容器蓋が偶発的に口頸部から離脱されてしまう虞はない。口頸部を開封する際には、拘束リングを把持して上記特定領域を旋回基部として拘束リングを上方に旋回せしめて、上記特定領域以外の領域において拘束リングをスカート壁から上方に離隔せしめ、かくしてスカート壁の拘束を解除する。次いで、拘束リングを更に上方に強制すると、拘束が解除されたスカート壁の下部が半径外方に変位せしめられて口頸部の係止あご部に対するスカート壁の係止突条の係止が解除され、容器蓋の全体が口頸部から離脱される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特許第3492007号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
而して、上述したとおりの従来の容器蓋には、(1)容器の口頸部に容器蓋を装着する際には、拘束リングが周方向全体に渡ってスカート壁を囲繞した状態で容器蓋を下方に強制することが必要であり、相当大きな強制力即ち打栓力が必要である、(2)上記特許文献1に記載されているとおり、容器蓋を完成するためにはスカート壁と拘束リングとを一体に成形した後に、上記特定領域以外において切断刃による切断を加えてスカート壁と拘束リングとを切り離すことが必要であり、製造工程が煩雑である、という解決すべき問題がある。
【0006】
本発明は上記事実に鑑みてなされたものであり、その主たる技術的課題は、比較的小さな打栓力で容器の口頸部に装着することができるにも拘らず充分確実に口頸部に装着され、そしてまた射出又は圧縮成形の後に切断等の付加操作を加えることなく製造することができる、新規且つ改良された打栓式合成樹脂製容器蓋を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者等は、鋭意検討の結果、スカート壁の外周面或いはスカート壁の外周面と天面壁の外面との境界部に接続された下端から天面壁を越えて上方に延びる薄肉反転片を周方向に間隔をおいて複数個配設し、薄肉反転片の上端に円筒形拘束壁を接続し、そして更に拘束壁の内周面に周方向において隣接する薄肉反転片間に位置し且つ中心軸線方向に延びる複数個の押圧リブを形成した、独特な形態の容器蓋によって上記主たる技術的課題が達せしされることを見出した。
【0008】
即ち、本発明によれば、上記主たる技術的課題を達成する合成樹脂製容器蓋として、円形天面壁及び該天面壁の周縁から垂下するスカート壁を具備し、該スカート壁の内周面には係止突条が形成されている合成樹脂製容器蓋において、
該スカート壁の外周面或いは該スカート壁の外周面と該天面壁の上面との境界部に接続された下端から該天面壁を越えて上方に延びる薄肉反転片が周方向に間隔をおいて複数個配設されており、該薄肉反転片の上端には円筒形拘束壁が接続されており、該拘束壁の内周面には周方向において隣接する
該薄肉反転片間に位置し且つ中心軸線方向に延びる複数個の押圧リブが形成されて
おり、
該薄肉反転片を反転せしめて該スカート壁の外周面或いは該スカート壁の外周面と該天面壁の上面との境界部に接続された該下端から下方に延びる状態にせしめると、該拘束壁は該薄肉反転片が存在する領域においては該薄肉反転片を介して、該薄肉反転片が存在しない領域においては該押圧リブを介して該スカート壁の外周面を押圧する、ことを特徴とする合成樹脂製容器蓋が提供される。
【0009】
好ましくは、該係止突条は該スカート壁の内周面下部に形成されており、該薄肉反転片を反転せしめて該スカート壁に接続された該下端から下方に延びる状態にせしめると、
該押圧リブの各々は該スカート壁の外周面の少なくとも下部に押圧せしめられる。該薄肉反転片は周方向に等間隔をおいて配設され且つ該薄肉反転片の各々の周方向幅は実質上同一であり、該薄肉反転
片の個数をn、該薄肉反転
片の周方向幅をw、隣接する
該薄肉反転片間の周方向間隔をgとすると、n×w=0.8×n×g乃至6.0×n×gであるのが好適である。好適形態においては、該スカート壁の下部には周方向に等間隔をおいて該スカート
壁の下端から中心軸線方向上方に延びるスリットが形成されており、該スリットの個数は該薄肉反転片の個数と同一であり、周方向において該スリットの各々は該薄肉反転片の各々の周方向中央に位置する。該スカート壁の該下部は下方に向かって半径方向外方に傾斜して延び、該係止突条は該スカート壁の該下部の内周面に形成されているのが好都合である。該拘束壁を囲繞する開封リングが配設されており、該開封リングの内周面は1個又は複数個の非破断接続片及び複数個の破断接続片を介して該拘束壁の外周面に接続されているのが好ましい。
【発明の効果】
【0010】
本発明の合成樹脂製容器蓋は、切断等の付加工程を必要とすることなく、射出又は圧縮成型によって製造することができる。そして、本発明の合成樹脂製容器蓋においては、容器の口頸部に容器蓋を装着する際には、薄肉反転片が上方に延在して拘束壁がスカート壁から上方に離隔している状態で天面壁及びスカート壁を下方に強制してスカート壁の内周面に形成されている係止突条を口頸部の係止あご部に係止せしめ、しかる後に薄肉反転片を反転せしめて下方に延在する状態にして拘束壁がスカート壁を囲繞する状態にせしめることができ、従って比較的小さい打栓力で口頸部に容器蓋を装着することができる。口頸部に容器蓋を装着した状態においては、拘束壁がスカート壁を囲繞すると共に、薄肉反転片が存在しない領域においては拘束壁に配設された押圧リブがスカート壁の外周面に作用し、それ故に口頸部に充分確実に容器蓋が維持される。口頸部を開封する際には、薄肉反転片を再反転して元の状態に戻すことが必要であるが、薄肉反転片は周方向に連続した円筒形状ではなく周方向に間隔をおいて複数個形成されている故に、所謂応力緩和に起因して薄肉反転片に元の状態に復帰せんとする応力が残留していなくても、充分容易に薄肉反転片を再反転せしめて、拘束壁をスカート壁から上方に離隔せしめることができ、従って充分容易に口頸部から容器蓋を離脱することができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【
図1】本発明に従って構成された合成樹脂容器蓋を示す斜面図。
【
図5-1】
図1乃至
図4に図示する容器蓋を容器の口頸部に装着する様式を説明するための断面図。
【
図5-2】
図1乃至
図4に図示する容器蓋を容器の口頸部に装着する様式を説明するための断面図。
【
図6-1】
図1乃至
図4に図示する容器蓋を容器の口頸部から離脱する様式を説明するための断面図。
【
図6-2】
図1乃至
図4に図示する容器蓋を容器の口頸部から離脱する様式を説明するための断面図。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、本発明に従って構成された合成樹脂製容器蓋の好適実施形態を図示している添付図面を参照して、更に詳細に説明する。
【0013】
図1乃至
図4を参照して説明すると、本発明に従って構成された全体を番号2で示す合成樹脂製容器蓋は、ポリエチレン或いはポリプロピレンの如き適宜の合成樹脂から射出又は圧縮成形によって一体に成形することができる。この容器蓋2は、円形天面壁4及び天面壁4の周縁から垂下する略円筒形状のスカート壁6を具備する。スカート壁6の下部は下方に向かって半径方向外方に傾斜せしめられており、かような下部の内周面には係止突条8が形成されている。更に、スカート壁6の下部には下端から上方に延びる複数個(図示の実施形態においては10個)のスリット10が周方向に等間隔をおいて配設されている。スリット10の各々はスカート壁6の傾斜下部の上端まで延びており、係止突条8はスリット10が存在する部位を除いて周方向に連続して延在せしめられている。
【0014】
容器蓋2には、更にスカート壁6の外周面或いはスカート壁6の外周面と天面壁4の上
面との境界部に接続された下端から天面壁4を超えて上方に延びる薄肉反転片12が周方向に間隔をおいて複数個配設されていることが重要である。図示の実施形態においては、薄肉反転片12の各々は、スカート壁6のスリット10の各々に対応して、更に詳細には周方向において薄肉反転片12の各々の周方向中心をスリット10の各々に合致せしめて、周方向に等間隔をおいて10個配設されており、スカート壁6の外周面上部に接続された下端から天面壁4を超えて上方に延出している。後述するとおりにして容器の口頸部から容器蓋2を離脱する際の容易性等の点から、周方向に等間隔をおいて形成されている薄肉反転片12の数をn、薄肉反転片12の各々の周方向幅をw、隣接する薄肉反転片12間の周方向間隔をgとすると、n×w=0.8×n×
g乃至6.0×n×gである、即ち薄肉反転片12の存在領域は非存在領域の0.8倍乃至6.0倍程度であるのが好適である。薄肉反転片12の各々の厚さは0.3乃至0.5mm程度でよい。薄肉反転片12の上端には円筒形拘束壁14が接続されている。この拘束壁14の内周面には周方向に間隔をおいて中心軸線方向に延びる押圧リブ16が形成されていることが重要である。押圧リブ16は隣接する薄肉反転片12間の間隙の各々に対応して形成され、かかる間隙の周方向中心に位置せしめられているのが好都合である。押圧リブ16の半径方向突出高さは薄肉反転片12の厚さと実質上同一でよい。図示の実施形態においては、押圧リブ16は拘束壁14の内周面下部に形成に形成されている。拘束壁14の内周面上端部には環状突条18が形成されている。
【0015】
図示の実施形態においては、上記拘束壁14を囲繞する開封リング20も配設されている。この開封リング20の内周面は10乃至40度程度であるのが好適である特定角度領域において非破断接続片22によって拘束壁14の外周面に連結されている。上記特定角度領域以外の領域においては、拘束壁14の外周面と開封リング20の内周面とは周方向に適宜の間隔をおいて配設された複数個の破断接続片24によって接続されている。上記特定角度領域の直径方向反対側、即ち非破断接続片22の直径方向反対側には破断接続片
24が配置されていなくて、後述する如く容器の口頸部26(
図5を参照されたい)から容器蓋2を離脱せしめる際に開封リング20における上記特定角度領域の直径方向反対側に充分容易に指を掛けることができるのが好都合である。
【0016】
次に、
図5A乃至Dを参照して、上記容器蓋2を容器の口頸部26に装着する様式について説明する。容器蓋2が適用される、ガラス或いは適宜の合成樹脂から形成することができる容器は全体として円筒形状である口頸部26を有し、この口頸部26の外周面上端部には係止あご部28が形成されている。口頸部26に容器蓋2を装着する際には、円柱形状の内側部材30とこの内側部材30を囲繞する円筒形状の外側部材32とを具備する装着工具28が使用される。装着工具28の内側部材30と外側部材32とは夫々別個に昇降動せしめられる。
【0017】
容器の口頸部26に容器蓋2を装着する際には、
図5Aに図示する如く、最初に容器蓋2が口頸部26に被嵌され、装着工具28の内側部材30が容器蓋2の天面壁4に対向して位置せしめられ、外側部材32が容器蓋2の拘束部材14に対向して位置せしめられる。次いで、
図5Aと
図5Bとを比較参照することによって明確に理解される如く、内側部材30が下降されて容器蓋の天面壁4が下方に強制され、天面壁4の内面即ち下面が容器の口頸部26の上面に押し付けられる。スカート壁6はその下部が幾分半径方向外方に拡張され、内周面下部に形成されている係止突条8は口頸部26の係止あご部28の下方に位置する。
図5A及び
図5Bに図示する状態においてはスカート壁6の下部は充分容易に半径方向外方に拡張することができ、天面壁4を下降せしめるのに必要な押圧力が過大になることはない。所望ならば、内側部材30を
図5Bに図示する位置まで下降せしめる際には、外側部材32も
図5Bに二点鎖線で図示する位置まで下降せしめることもできる。しかる後に、
図5Bと共に
図5Cおよび
図5Dを参照することによって理解される如く、外側部材32が下降されて拘束壁14が漸次下降せしめられる。この際には、薄肉反転片12は、スカート壁6と拘束壁14との間で上方に延出する状態から下方に延出する状態に漸次反転せしめられる。そして、
図5Dに図示するとおり、薄肉反転片12が完全に反転されると、拘束壁14はその全体がスカート壁6を囲繞する位置まで下降され、半径方向外方に拡張された状態であったスカート壁6の下部は半径方向内方に強制的に変位され、スカート壁6の内周面下部に形成されている係止突条8が口頸部26の係止あご部28に係止せしめられる。薄肉反転片12が存在する領域においては拘束壁14が薄肉反転片12を介してスカート壁6の外周面に密接せしめられ、薄肉反転片12が存在しない領域においては拘束壁14の内周面下部に形成されている押圧リブ16がスカート壁6の外周面下部、即ち内周面には係止突条8が形成されている下部、に押圧される。かくして、スカート壁6は拘束壁14によって充分確実に
図5Dに図示する状態に拘束され、従って容器蓋2は充分確実に容器の口頸部26に装着され口頸部26を密封する。
【0018】
容器の口頸部26から容器蓋2を離脱せしめて口頸部26を開封する際には、
図6A及び
図6Bに図示する如く、非破断接続片22の直径方向反対側において開封リング20に指を掛けて、非破断接続片22を旋回起点として上方に旋回せしめる。この際には、破断接続片24が破断され、これによって容器蓋2に開封操作が加えられたことが明示される。開封リング20を更に上方に旋回せしめると、
図6Cに図示す如く、拘束壁14が部分的に上方に変位せしめられてスカート壁6の外周面から上方に離隔せしめられる。この際には、薄肉反転片12の幾つかは上方に延在する状態に再反転せしめられる。薄肉反転片12は周方向に連続した円筒形状ではなくて周方向に間隔を置いて複数個配設されている故に、応力緩和に起因して薄肉反転片12に上方に延在する状態に再反転する応力が残留しない場合であっても、特に過大な力を必要とすることなく薄肉反転片12を再反転せしめて拘束リング20を上方に旋回せしめることができる。
図6Cに図示する状態になると、拘束壁14によるスカート壁6の拘束が局部的になり、スカート壁6の下部の少なくとも一部は充分容易に半径方向外方に弾性的に変位せしめられ、従って充分容易に容器蓋2の全体を容器の口頸部26から離脱して口頸部26を開封することができる。
【符号の説明】
【0019】
2:容器蓋
4:天面壁
6:スカート壁
8:係止突条
10:スリット
12:薄肉反転片
14:拘束壁
16:押圧リブ
20:開封リング
22:非破断接続片
24:破断接続片
26:容器の口頸部
28:係止あご部