【文献】
電子広告&掲示板システム AdWindow Select SX 実績で、ソリューションで。デジタルサイネージは、NECがリードする。,C&Cユーザーフォーラム&iEXPO2013,日本,2013年11月14日
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、サイネージ装置を使って情報を提供する情報提供装置(サーバ)の管理、制御、データ更新について説明する。
【0008】
実施形態の情報提供装置は、Webサーバ機能を有し、更新用のWebページに接続してきたデバイスの種類に応じて、更新用ページを提供する。また、情報提供装置は、ユーザと更新用のデバイスとを紐付けて管理し、またユーザ毎に変更範囲を設ける。
【0009】
実施形態の情報提供装置は、利用履歴と更新履歴をログとして保存し、レポートを作成して出力する。作成するレポートやログの種類は、ユーザ毎に設定される。
【0010】
実施形態では、サイネージ装置に表示されるコンテンツの更新時間を指定することができる。更新タイミングには、即時や時間指定という設定以外に、来客者の携帯端末が情報提供装置に接続していないタイミングで更新する、という設定も可能である。また、サイネージ装置に設置してあるセンサで人の有無を検知し、人がいない場合に更新する、という設定も可能である。
【0011】
実施形態の情報提供システムは、サイネージ装置で表示されるコンテンツの詳細情報を、来客者所有の携帯端末へ配信する機能を有する。このようなサイネージシステムの場合、サイネージ装置の表示コンテンツおよび配信用の詳細情報を保守者が更新しているタイミングで、詳細情報がダウンロードされると、サイネージ装置に表示した内容と配信される詳細情報とが内容的に異なってしまう場合がある。例えば、配信情報のみ更新されたタイミングで配信処理が行われると、来客者がサイネージ装置で視認していたコンテンツとは異なる詳細情報が配信されることとなる。よって本実施形態では、上記のように、来客者がサイネージ装置を利用していないタイミングを検出し、このタイミングで表示用コンテンツを更新する。
【0012】
また、受信したEメールの内容や添付画像を用いて、コンテンツの更新を行うことについても説明する。
【0013】
図1は実施形態のシステムの構成例を示している。情報提供システム1は、サーバ100(情報提供装置)、サイネージ装置200、アクセスポイント301、ルータ302を有する。サーバ100とサイネージ装置200とは、例えばHDMI(High Definition Multimedia Interface)ケーブルや、DVI(Digital Visual Interface)ケーブルなどの映像入出力ケーブルで接続されている。また、サーバ100とアクセスポイント301やルータ302とは、例えばLAN(Local Area Network)ケーブルで接続されている。尚、LANケーブルを用いてサーバ100とサイネージ装置200とを接続する構成でもよい。
【0014】
サーバ100は、サイネージ装置200の表示制御を行う。サーバ100は、アクセスポイント301を介して、サイネージ管理者やテナント担当者等(以下、保守者と称する)が所持している携帯端末401〜403と情報を送受信するコンピュータである。またサーバ100は、ルータ302を介して保守者が使用するPC501〜502(PC:Personal Computer)と情報を送受信する。尚、サーバ100と携帯端末401〜403との通信は、アクセスポイント301を介さずに広域回線網を用いてもよい。サーバ100は、本実施形態ではWebサーバやWebブラウザが事前に導入されている。
【0015】
サイネージ装置200は、例えば商業施設に備えられ、来店者やイベント参加者(以下、利用者と称する)に視認可能な位置に設置された電子掲示板である。サイネージ装置200は、サーバ100から出力される映像信号に従い、画像を表示する。サイネージ装置200は、サーバ100から出力される音声信号に従い、音声を発してもよい。
【0016】
サイネージ装置200は、1つまたは複数の人感センサ210を有する。人感センサ210は、サイネージ装置200の近傍に人がいるか否かを検知するセンサである。サーバ100は、人感センサ210とケーブル接続しており、人がいるか否かの検知信号を入力する。尚、カメラを設置しておき、カメラで撮像した情報に基づき人の有無を検知する方法でもよい。
【0017】
アクセスポイント301は、サーバ100と携帯端末401〜403とが無線通信を行うための通信基盤装置であり、本実施形態では、IEEE802.11の規格に準拠した通信を行い、暗号化通信を行う。ルータ302は、情報提供システム1の外部装置やPC501〜502との通信を中継する装置である。
【0018】
携帯端末401〜403は、保守者が所持しているスマートフォンやタブレットとするが、ノート型のコンピュータなどでもよい。携帯端末401〜403は、少なくとも無線通信を行うことが可能であり、Webブラウザが導入されているものとする。携帯端末401〜403は、Webブラウザを用いて、サーバ100のWebサーバにアクセスし、サイネージ装置200で表示される内容を更新するための管理画面を取得する。また携帯端末401〜403は、この管理画面をタッチパネルディスプレイに表示し、タッチパネルディスプレイを介してユーザからの入力情報、画像を取得してサーバ100に送信する。同様の操作をPC501〜502でも行うことができる。
【0019】
サーバ100の構成について
図2を用いて説明する。サーバ100は、プロセッサ101、RAM(Random Access Memory)102、ROM(Read Only Memory)103、HDD(Hard Disk Driver)104、ネットワークI/F(Interface)105、出力装置106、モニタ107、操作装置108を有する。プロセッサ101はCPU(Central Processing Unit)などの演算装置である。プロセッサ101は、ROM103に記憶されたプログラムやHDD104に記憶されたプログラム115をRAM102に展開し、演算実行することで、各ハードウェアと協働しながら様々な機能を提供する。RAM102は主記憶装置であり、ROM103は、システム起動時のプログラムなどを不揮発性に記憶した装置である。HDD104は、プログラムやデータなどを不揮発性に記憶する補助記憶装置である。
【0020】
ネットワークI/F105は、LANボードであり、アクセスポイント301、ルータ302との間で通信を行う。ネットワークI/F105は、アクセスポイント301やルータ302を介して、携帯端末401〜403、PC501〜502に管理画面のデータを送信する。またネットワークI/F105は、管理画面を用いて入力される、コンテンツの更新データを、更新タイミングに関するデータを含めて、携帯端末401〜403、PC501〜502から受信する。
【0021】
出力装置106は、HDMI端子やDVI端子、映像出力を制御するコントローラを含んだ装置であり、サイネージ装置200とケーブルを介して接続される。モニタ107、操作装置108(例えばキーボード、マウス)は、サーバ100の管理者などがメンテナンスを行う場合の操作表示部である。
【0022】
HDD104は、表示情報111、レイアウトデータ112、内容情報DB113(DB:Database)、ユーザDB116、ログ117、プログラム115を記憶する。
【0023】
プログラム115は、Webサーバ機能を有し、またクライアント(本例では携帯端末401〜403、PC501〜502)からの指示を受けて実行するコード群を含む。またプログラム115は、サイネージ装置200の表示を制御するコードや、更新処理を実行するコードや、レポート出力機能のコードも含む。
【0024】
表示情報111は、サイネージ装置200に表示される、商品や開催イベントの画像やキャプション(コンテンツのタイトルや短い説明、コンテンツを一言で記した文字列など)をまとめたデータ群である。レイアウトデータ112は、サイネージ装置200に画像等を表示するときの配置位置などを定義したデータ群である。
【0025】
内容情報DB113は、表示情報111の各情報に対応づけられた、当該コンテンツの詳細な内容データを記憶したデータベースである。例えば衣服を販売する店舗の場合、内容情報DB113には、コンテンツの識別情報やサイネージ装置200が表示する画像のファイル名、画像に示された衣服の品名や価格、色ごとの在庫有無、コーディネート例(店舗お勧めの衣服の組み合わせ例)、備考欄などの各種情報を1つのレコードとして記憶する。尚、備考欄には値下げ対象商品であるかの情報などテキスト情報が記憶される。これらレコード内の各種情報は、サイネージ装置200に表示される画像やキャプションとともに、利用者の携帯端末に配信される。
【0026】
ユーザDB116は、管理者のユーザ名、パスワード、各管理項目の設定権限の有無などの各種情報を1レコードにして記憶する。ログ117は、情報提供システム1の利用履歴、配信履歴、更新履歴、発生エラーをログとして記憶する。
【0027】
次に、サイネージ装置200の表示例を
図3に示す。サイネージ装置200は、テナント情報RCを、縦横方向に整列して一覧表示している。本実施形態では一覧表示としているが、レイアウトはこれに限らない。テナント情報RCは、画像とキャプションとデザインテンプレート(例えば画像に視覚的効果をオーバーラップさせるためのデータ)を1セットとして構成した表示データである。1つのテナント情報RCは、サーバ100の制御に基づき、一定時間間隔で表示内容を切り替えることができる。例えば衣服の画像、その衣服の値段を示した画像、扱っている店舗の画像を、一定間隔で1つのテナント情報RC内で切り替えることができる。サイネージ装置200は、1つのテナント情報RC内で、衣服の画像を例えば5秒表示し、その後に値段画像を5秒表示し、5秒経過後に店舗画像を表示する、という表示を行うことが可能となる(この状態でさらに5秒経過すると元の衣服画像に戻る)。
【0028】
次に、携帯端末401を用いて更新する場合の、携帯端末401の表示例を
図4に示す。尚、ここでは携帯端末401を一例にして説明するが、他の携帯端末、PCでも同様である。この表示は、携帯端末401のWebブラウザが、サーバ100のWebサーバの所定ページにアクセスすることで行われる。すなわち、携帯端末401に専用アプリケーションを導入しなくてもよい。
【0029】
まず
図4(A)について説明する。保守者は、テナント選択領域413を用いて、いずれのテナント情報RCの内容を変更するかを選択する。また保守者が領域414を長押しすると、携帯端末401は画像選択画面を表示する。この画面により選択される画像は、領域414に表示される。順番選択領域415は、当該画像を何番目に表示させるかを決定するための選択領域である。
【0030】
設定項目が一画面に入りきらない場合、保守者のスライド操作に従い表示画面もスライドし、
図4(B)のように遷移する。
【0031】
引き続き
図4(B)について説明する。キャプション入力領域416は、画像に対応づけるキャプションを入力するための領域である。デザイン選択領域417は、デザインテンプレートを選択するための領域である。変更タイミング選択領域418は、更新タイミングを設定する領域である。本実施形態では、
・即時更新
・指定時刻
・サイネージ前に人がいないタイミング
・サイネージに利用端末が接続されていないタイミング
などから選択することができる。
【0032】
表示内容が選択項目の終端(本例では変更タイミング)まで達している状態、すなわち変更タイミング選択領域418が下部に表示されている状態で、さらに保守者が指で上方に大きくスライドさせると、携帯端末401は、サーバ100にこれら入力情報、および画像を送信する。もしくはアップロードボタン412の押下により、携帯端末401は、入力情報、画像を送信する。PC501〜502でも同様な設定を行うことが可能である。
【0033】
サーバ100で更新データを受け付けると、サーバ100は、更新タイミングをチェックし、即時の場合は
図5に示すフローチャートを実行する。
図5および以降に示すフローチャートは、サーバ100のプロセッサ101がHDD104内に事前に導入されたプログラム115を演算実行し、その他ハードウェアと協働することで実現される。
【0034】
まず、プロセッサ101は、ネットワークI/F105を介して、携帯端末401から送信される更新データ(保守者が選択入力した情報)を取得し(ACT001)、画像データの有無をチェックする(ACT002)。画像データがある場合(ACT002−Yes)、プロセッサ101は、表示情報データ111に画像を追加登録する(ACT003)。画像データが無い場合(ACT002、No)、ACT003はスキップされる。そして、プロセッサ101は、キャプションの有無をチェックし(ACT004)、キャプションがある場合(ACT004−Yes)、表示情報データ111を更新する(ACT005)。キャプションが無い場合(ACT004−No)、ACT005はスキップされる。そして、デザインテンプレートの有無をチェックし(ACT006)、変更がある場合(ACT006−Yes)、プロセッサ101は表示情報データ111、レイアウトデータ112を更新する(ACT007)。デザインテンプレートの変更が無い場合(ACT006、No)、ACT007はスキップされる。プログラム115は、データの更新を検知すると、即時に該当するテナント情報RCの表示内容を更新データに切り替える。
【0035】
また、更新タイミングが「指定時刻」の場合は、指定された時刻に更新処理(
図5の動作)を実行する。この場合、携帯端末401から送信される更新データは、指定時刻になるまで一時的に別領域に記憶される。指定時刻になると、プロセッサ101は、
図5の動作を実行してデータの更新を行う。
【0036】
更新タイミングが「サイネージ前に人がいないタイミング」の場合、プロセッサ101は、
図6に示す動作を実行する。プロセッサ101は、サイネージ装置200に設置されている人感センサ210からの信号に基づき、サイネージ前に人がいるか否かを判定する(ACT101)。人がいない場合(ACT101−No)、プロセッサ101は、
図5で示した更新処理を実行する(ACT102)。この場合も、携帯端末401より送信されるデータは一時的に別領域に記憶され、人がいないタイミングで更新される。
【0037】
そして、更新タイミングが「サイネージに利用端末が接続されていないタイミング」の場合、プロセッサ101は、
図7に示す動作を実行する。プロセッサ101は、利用者の携帯端末がサーバ100に接続されているか否かを判定する(ACT301)。接続されている利用者の携帯端末がない場合(ACT301−No)、プロセッサ101は、
図5で示した更新処理を実行する(ACT302)。この場合も、携帯端末401から送信される更新データは一時的に別領域に記憶され、データ接続の無いタイミングで更新される。
【0038】
図5で示した更新処理は、サイネージ装置200の一部分の表示を更新する場合を示しているが、更新範囲はユーザ毎に設定される。
図8にユーザ情報のデータ構成例を示す。ユーザ情報はHDD104のユーザDB116に記憶されている。
図8に示す通り、例えば情報提供システム1の提供者であるAdminは、全ての操作権限(Administrator権限)を有するアカウントであり、全ての情報を更新、閲覧することが可能である。また、サイネージ装置200の管理者であるManager(ユーザタイプがManager)は、サイネージ装置200の全ての表示情報や内容情報、デザインの更新をすることができる。
図3に示す表示例の場合、AdminやManagerは、「全体キャプション」の位置にある文字列や、全体の背景デザインなどを更新することも可能となる。
【0039】
そして、テナントの管理者であるTenant_Aは、ユーザタイプがTenantであり、サイネージ装置200の一部分の表示情報と内容情報、Tenant_A自身のユーザ情報を更新することができる。ユーザタイプがTenantである場合、割り当てられた自己のテナント情報RCのみの更新を行うことができ、他者のテナント情報RCの更新を行うことはできない。
【0040】
ユーザタイプがAdministrator、Managerであるユーザは、テナント選択領域413(
図4(A)参照)で全てのテナント情報RCを選択することができる。一方、ユーザタイプがTenantであるユーザは、割り当てられたテナント情報RCのみ選択可能とし、他のテナント情報RCが選択されないように表示制御される。
【0041】
また、ユーザDB116の各ユーザに端末IDを対応付けて記憶させることで、固定の携帯端末401〜403、もしくはPC501〜502でサーバ100にアクセスした時に、適した更新設定画面を出力することができる。この場合、上述のテナント選択の許可や禁止の画面制御もデバイスごとに制御される。
【0042】
また一方で、携帯端末401〜403でサーバ100に接続した場合と、PC501〜502で接続した場合で、表示画面を切り替えてもよい。
【0043】
次にレポート出力機能について説明する。保守者は、携帯端末401〜403やPC501〜502で所定操作を行うことで、
図9に示すレポートを確認することができる。サーバ100は、PC501〜502、携帯端末401〜403からレポート要求電文を受け付けると、ログ117に随時保存される利用ログ、更新ログ、エラーログをレポート形式に整形し、要求元のデバイスに送信する。利用ログは、利用者が詳細情報をダウンロードしたときに出力される。また人感センサ210により人の検知信号を受信した場合にも出力される。プロセッサ101は、
図8に示すユーザ情報に基づき、その権限ごとに異なるようにレポートを作成し、ログの閲覧を制御する。例えばユーザタイプがAdministratorであるユーザや、これに対応しているデバイスでは、管理ログ、エラーログ、および全てのテナント情報についてのアクセスログ(利用ログ)を閲覧でき、レポート表示可能である。ユーザタイプがManagerであるユーザやデバイスでは、全てのテナント情報についてのアクセスログを選択でき、レポート表示可能であるが、管理ログやエラーログにはアクセスすることができない。また、ユーザタイプがTenantであるユーザは、割り当てられたテナント情報についてのみ、アクセスログを選択でき、レポート表示可能となる。
【0044】
図9のレポート例は利用実績だが、Managerに対し更新レポートを出力したり、Adminに対しエラーレポートを出力したりしてもよい。また、各テナントに表示された内容情報のランキング等のレポートを表示してもよい。
【0045】
このような構成をとることにより、情報提供システムを適切に管理、更新することができる。
【0046】
(その他の実施例)
サーバ100がEメールで更新内容を受信し、サイネージ装置200の表示情報や内容情報を更新する実施例について説明する。
【0047】
保守者は、携帯端末401〜403、PC501〜502のWebブラウザを用いて
図4で説明した設定を行い、アップロード操作を行う。この操作により、各種設定データは規定フォーマットに変換される。携帯端末401〜403、PC501〜502は、サーバ100専用のアドレスとして事前に割り当てられたEメールアドレスに向けて、データ送信を行う。
【0048】
サーバ100がEメールを受信すると、プロセッサ101は、上記の規定フォーマットに従い、メール本文の記述内容を解析し、各設定項目を抽出する。プロセッサ101は、設定項目の中から更新タイミングを取得する。更新タイミングが即時の場合は、プロセッサ101は、
図5に示す更新処理を実行する。更新タイミングが時刻指定の場合、プロセッサ101は、指定された時刻に
図5の更新処理を実行し、更新タイミングがサイネージ前に人がいないタイミング、サイネージに利用端末が接続されていないタイミングの場合は、上述通り更新を行う(
図6、
図7参照)。画像データは当該Eメールに添付されており、キャプションやデザインテンプレートは、メール本文に記述されているか添付データに含まれている。プロセッサ101は、これらデータを取り出して更新処理を実行する。
【0049】
本実施形態では装置内部に発明を実施する機能が予め記録されている場合で説明をしたが、これに限らず同様の機能をネットワークから装置にダウンロードしても良いし、同様の機能を記録媒体に記憶させたものを装置にインストールしてもよい。記録媒体としては、CD−ROM等プログラムを記憶でき、かつ装置が読み取り可能な記録媒体であれば、その形態は何れの形態であっても良い。またこのように予めインストールやダウンロードにより得る機能は装置内部のOS(オペレーティング・システム)等と協働してその機能を実現させるものであってもよい。
【0050】
尚、第1端末装置は、上記実施形態の携帯端末401〜403、PC501、502に相当する。第2端末装置は、上記実施形態の利用者が所有している携帯端末に相当する。
【0051】
コンテンツは、サイネージ装置が表示するデータであり、本実施形態では、一例として、画像データ、キャプション、デザインテンプレートとして説明した。またコンテンツに、内容情報DB113に定義されている配信用の詳細情報を含めてもよい。
【0052】
以上に詳説したように、実施形態では、Webベースでデータ更新用の画面を提供することで、独自のアプリケーションなどを端末に導入する必要がなくなる。また、いつ更新するかのタイミングを設定することができるため、来客者がアクセスしているタイミングを外してサイネージ装置の表示内容の更新を行うことができる。
【0053】
本発明は、その精神または主要な特徴から逸脱することなく、他の様々な形で実施することができる。そのため、前述の実施の形態はあらゆる点で単なる例示に過ぎず、限定的に解釈してはならない。本発明の範囲は、特許請求の範囲によって示すものであって、明細書本文には、なんら拘束されない。さらに、特許請求の範囲の均等範囲に属する全ての変形、様々な改良、代替および改質は、すべて本発明の範囲内のものである。