(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
着用者の腹側に配される腹側部及び背側に配される背側部とそれらの間に位置する股下部とを有すると共に、該腹側部から該股下部を介して該背側部に延びる縦方向とこれに直交する横方向とを有し、且つ吸収性本体と、該吸収性本体の非肌対向面側に配されて該吸収性本体を固定している外包体とを備え、前記腹側部及び前記背側部それぞれにおける該外包体の縦方向に沿う両側縁部どうしが接合されて一対のサイドシール部、ウエスト開口部及び一対のレッグ開口部が形成されているパンツ型使い捨ておむつであって、
前記外包体に、相対的に色の薄い淡色部と相対的に色の濃い濃色部とを含んで構成される図柄が、少なくとも該外包体の肌対向面側から視認可能に付されており、該図柄は、前記おむつの外側からも視認可能であり、
前記吸収性本体の縦方向に沿う両側縁のうちの少なくとも一方の側縁の近傍において、前記淡色部と前記濃色部とが該一方の側縁に沿って交互に配され、且つ隣り合う該淡色部と該濃色部とで、該一方の側縁の延びる方向に沿った長さを比べた場合に、該濃色部の方が該淡色部よりも該長さが長いパンツ型使い捨ておむつ。
前記吸収性本体の側縁の近傍に配された前記図柄において、縦方向に隣り合う前記淡色部と前記濃色部とを基本図柄要素と画定したとき、該基本図柄要素が該側縁に沿って複数連なるように配されており、該側縁の近傍に位置する該基本図柄要素の数が10個以上15個以下である請求項1〜4の何れか一項に記載のパンツ型使い捨ておむつ。
前記外包体は、着用者の身体から遠い側に位置する外層シートと着用者の身体に近い側に位置する内層シートとを含んで構成され、該内層シートの非肌対向面に前記図柄が付されている請求項1〜5の何れか一項に記載のパンツ型使い捨ておむつ。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下本発明を、その好ましい実施形態に基づき図面を参照しながら説明する。
図1〜
図4には、本発明のパンツ型使い捨ておむつの一実施形態であるおむつ1の基本構成が示されている。おむつ1は、着用状態において着用者の腹側に配される腹側部A、背側に配される背側部C、及びそれらの間に位置して着用者股間部に配される股下部Bを有していると共に、縦方向Xとこれに直交する横方向Yとを有している。おむつ1の縦方向Xは、腹側部Aと背側部Cとの間を股下部Bを介して延びる方向であり、吸収性本体2の長手方向に一致する。股下部Bは、外包体3の縦方向Xに沿う両側縁部にレッグ開口部LH,LH形成用の凹欠部(レッグ縁部10,10)が形成されている領域である。
【0014】
おむつ1は、吸収性本体2と、該吸収性本体2の非肌対向面側に配されて該吸収性本体2を固定している外包体3とを備えている。外包体3は、
図2に示す如きおむつ1の展開且つ伸長状態のおむつ1の外形を形作っており、外包体3の周縁は、その状態のおむつ1の輪郭線を形成している。おむつ1の「展開且つ伸長状態」とは、おむつ1をサイドシール部で切り離して展開状態とし、その展開状態のおむつ1を各部の弾性部材を伸長させて設計寸法(弾性部材の影響を一切排除した状態で平面状に広げたときの寸法と同じ)となるまで拡げた状態をいう。本明細書において、肌対向面は、おむつ1及びその構成部材(例えば外包体3)における、着用状態において着用者の肌側に向けられる面(着用者の肌に近い側)であり、非肌対向面は、おむつ1及びその構成部材における、着用状態において着用者の肌側とは反対側に向けられる面(相対的に肌対向面よりも肌から遠い側)である。
【0015】
吸収性本体2は、
図2に示すように平面視矩形形状を有しており、その長手方向を展開且つ伸長状態におけるおむつ1の縦方向Xに一致させて、外包体3の中央部に接着剤により接合されている。吸収性本体2は、肌対向面を形成する液透過性の表面シート21、非肌対向面を形成する液不透過性若しくは液難透過性又は撥水性の裏面シート22、及び両シート21,22間に介在配置された液保持性の吸収体23を有しており、これらが接着剤等の公知の接合手段により一体化されて構成されている。表面シート21及び裏面シート22としては、それぞれ、この種の吸収性物品に従来用いられている各種のものを特に制限なく用いることができる。例えば、表面シート2としては各種の不織布や開孔フィルム等を用いることができ、裏面シート3としては樹脂フィルムや、樹脂フィルムと不織布等とのラミネート等を用いることができる。吸収体23としては、例えば、吸水性ポリマーの粒子及びパルプ繊維等の繊維材料の少なくとも1種を含む吸収性コアを用いることができ、該吸収性コアは、その表面が紙、不織布等のコアラップシートで被覆されていても良い。
【0016】
吸収性本体2の肌対向面における縦方向Xに沿う左右両側には、
図2に示すように、液抵抗性又は撥水性で且つ通気性のシート材から構成された側方カフス24,24が設けられている。各側方カフス24の自由端部の近傍には糸状の側方カフス弾性部材25が1本以上伸長状態で配されている。各側方カフス24は、伸長状態で配された側方カフス弾性部材25がおむつ1の着用状態において収縮することによって起立し、液の側方への流出を阻止する。
【0017】
外包体3は、
図2に示すように、その縦方向Xに沿う両側縁が股下部Bにおいて内向きの円弧状に湾曲して一対のレッグ縁部10,10を形成しており、
図2に示す如き平面視において、縦方向Xの中央域が横方向Yの内方に向けて括れた砂時計状の形状を有している。外包体3は、腹側部Aにおける縦方向Xに沿う両側縁部A1,A2と背側部Cにおける縦方向Xに沿う両側縁部C1,C2とが、接着剤、ヒートシール、超音波シール等の公知の接合手段によって互いに接合されており、その接合によって、
図1に示すように、おむつ1に一対のサイドシール部S,Sが形成され、また、ウエスト開口部WH及び一対のレッグ開口部LH,LHが形成されている。
【0018】
外包体3は、
図3及び
図4に示すように、外層シート31と内層シート32との積層体を含んで構成されている。おむつ1の着用状態において、外層シート31は着用者の身体から遠い側に位置し、おむつ1の非肌対向面(外面)を形成し、内層シート32は、着用者の身体に近い側に位置し、おむつ1の肌対向面(内面)を形成する。外層シート31と内層シート32とはそれらの厚み方向に隣接している。外層シート31と内層シート32との間は、所定の部位において接着剤によって接合されている。外層シート31は、内層シート32と同形状・同寸法の部分に加えて更に、両シート31,32を積層した際に内層シート32の腹側部A側の縦方向Xの端部から外方に延出する腹側延出部31Eと、内層シート32の背側部C側の縦方向Xの端部から外方に延出する背側延出部31Eとを有している。外層シート31の両延出部31E,31Eは、それぞれ、
図2に示すように、内層シート32上に配置固定された吸収性本体2の縦方向Xの両端部を覆うように、内層シート32側に折り返され、接着剤によって、両延出部31E,31Eと対向するおむつ1の他の構成部材(内層シート32、吸収性本体2、側方カフス24)に固定されている。外層シート31及び内層シート32としては、それぞれ、この種の吸収性物品において外包体として従来用いられている各種のものを特に制限なく用いることができ、例えば、各種製法による地色が白色である不織布(スパンボンド不織布、エアスルー不織布、ニードルパンチ不織布等)が挙げられる。
【0019】
図2に示すように、腹側部A及び背側部Cそれぞれにおけるウエスト部Dには、1本又は複数本のウエストギャザー形成用のウエスト弾性部材11が横方向Yに伸長状態で配されている。ウエスト弾性部材11は、ウエスト部Dの横方向Yの略全長に亘って延びている。ウエスト部Dは、着用者の腰回りに位置する部位であり、通常、おむつ1の腹側部A側又は背側部C側の縦方向Xの端部からおむつ1の縦方向Xの全長の1〜15%の長さまでの領域である。これによってウエスト開口部WH(
図1参照)には、その全周に亘って実質的に連続した環状のウエストギャザーが形成されている。また、股下部Bの縦方向Xに沿う両側部(レッグ縁部)10,10それぞれには、1本又は複数本のレッグギャザー形成用のレッグ弾性部材12が伸長状態で配されている。これによって一対のレッグ開口部LH,LH(
図1参照)それぞれの開口縁部であるレッグ縁部10には、その全周に亘って実質的に連続した環状のレッグギャザーが形成されている。レッグ弾性部材12は、少なくとも吸収性本体2の縦方向Xに沿う両側縁よりも横方向Yの外方の部位に弾性伸縮性が発現されるように伸長状態で配されており、且つ吸収性本体2が存在する部位の少なくとも横方向Yの中央部には弾性伸縮性が発現される状態では配されていない。また、図示していないが、腹側部A及び背側部Cそれぞれにおける、ウエスト部Dと股下部Bとの間に位置する胴周り部Eには、1本又は複数本の胴周りギャザー形成用の胴周り弾性部材が横方向Yに伸長状態で配されていても良い。ウエスト弾性部材11及びレッグ弾性部材12並びに前記胴周り弾性部材は、それぞれ、外包体3を構成する外層シート31と内層シート32との間に接着剤等の接合手段により挟持固定される。
【0020】
図1〜
図3に示すように、外包体3には、相対的に色の薄い淡色部と相対的に色の濃い濃色部とを含んで構成される図柄40が付されている。図中の図柄40には、色の濃さの異なる3種類の部分が混在しており、そのうちの最も色の薄い部分(後述する非着色部41)は淡色部、最も色の濃い部分(後述する第1直線43と第2直線44との交差部45)は濃色部である。また、これらの中間の色濃度を有する部分、即ち、第1直線43又は第2直線44における交差部45以外の部分(非交差部)は、これらと対比する部分によって淡色部にも濃色部にもなり得る。両直線43,44及び交差部45は、何れも外包体3を構成するシート(内層シート32)に印刷が施された着色部42である。
【0021】
図柄40は、少なくとも外包体3の肌対向面側、即ちおむつ1の内側から目視により視認可能に付されている(
図2及び
図3参照)。本実施形態における図柄40は、外包体3の肌対向面側のみならず、外包体3の非肌対向面側、即ちおむつ1の外側からも目視により視認可能に付されている(
図1参照)。
【0022】
図柄40は、
図2及び
図3に示すように、一方向、具体的には縦方向X(吸収性本体2の長手方向)に延びる第1直線43と、該一方向に交差する方向、具体的には横方向Y(吸収性本体2の幅方向)に延びる第2直線44とをそれぞれ複数含むと共に、両直線43,44の交差部45を複数含んでおり、いわゆる格子柄である。複数の第1直線43は横方向Yに等間隔に配されており、複数の第2直線44は縦方向Xに等間隔に配されている。両直線43,44共に、その長さ方向の全長に亘って幅(長さ方向と直交する方向の長さ)が一定であり、また、両直線43,44それぞれの幅は互いに同じである。各交差部45は平面視正方形形状をなしており、4つの角部45C(
図5参照)を有している。
【0023】
図柄40は、外包体3、より具体的には、外包体3を構成する内層シート32の非肌対向面32bに、両直線43,44を印刷することによって形成されている。両直線43,44及びそれらの交差部45は、何れも印刷インクが付着した着色部42であり、外包体3におけるこれら以外の部分、即ち、両直線43,44で包囲された平面視四角形形状の部分は非着色部41(淡色部)であり、外包体3(内層シート32の非肌対向面32b)の地色がそのまま残っている部分である。本実施形態においては、外包体3を構成するシートは不織布であり、その外包体3(内層シート32の非肌対向面32b)の地色は白色である。したがって、本実施形態において、非着色部41(淡色部)は白色となっている。第1直線43と第2直線44とは、互いに色(色相、明度及び彩度)が同じである。一方、両直線43,44の交差部45は、両直線43,44を形成するための印刷が重ねて行われている部分であるため、図柄40の構成要素の中では最も印刷インクの付着量が多く、そのため、両直線43,44それぞれにおける交差部45以外の部分(非交差部)とは、色相は同じであるが明度及び/又は彩度が異なる。
【0024】
本実施形態においては、
図1〜
図3に示すように、外包体3の全面、より具体的には、内層シート32の非肌対向面32bの全域に図柄40が付されている。即ち本実施形態においては、
図2に示す如く外包体3をその肌対向面側から目視した場合に、その肌対向面の全域に図柄40が付されていることを視認でき、さらに
図1に示す如く、図柄40が外包体3の非肌対向面側からも目視により視認可能に付されている場合には、その非肌対向面の全域にも図柄40が付されていることを視認できる。図柄40が外包体3の全面に付されていると、図柄40が外包体3の一部にのみ付されている場合に比して、吸収性本体2の隠蔽効果が高まるため、着用状態のおむつ1を外部から目視したときに、通常の下着には存在せずこの種の吸収性物品に固有の部材である、吸収性本体2が目立たず、おむつ1の外観が下着らしいものとなり良好となる。
【0025】
尚、一般に、この種のおむつの外包体には通気性を有することが求められるところ、
図1〜
図3に示すように外包体の全面に図柄を印刷すると、通気性の低下が懸念されムレの原因となり得る。しかし、
図1〜
図3に示す図柄40はいわゆる格子柄であり、印刷インクが付着しておらず外包体本来の通気性が確保されている非着色部41が、外包体の一面全体にバランス良く配置されているため、おむつ1ではその懸念は払拭されている。外包体3の一面に占める非着色部41の割合〔(非着色部の総面積/外包体の一面の面積)×100〕は、後述する図柄40による作用効果と通気性とのバランスの観点から、好ましくは10%以上、さらに好ましくは20%以上、そして、好ましくは50%以下、さらに好ましくは40%以下、より具体的には、好ましくは10〜50%、さらに好ましくは20〜40%である。
【0026】
本実施形態においては、図柄40は、外包体3を構成する内層シート32の非肌対向面32bに付されており、着用者の肌と直接接触し得る内層シート32の肌対向面32aや、おむつ1の外面を構成する外層シート31には付されていない。内層シート32の非肌対向面32bは、外層シート31との対向面であって外部に露出しないため、この非肌対向面32bに図柄40を付すことにより、図柄40を構成する印刷インクが着用者の肌や衣類に移行してこれらを汚すという不都合、いわゆる色移りが効果的に防止される。
【0027】
本実施形態のおむつ1の主たる特徴の1つとして、図柄40の構成が吸収性本体2との関係において工夫されている点が挙げられる。
図5は、この図柄40の工夫を説明するための図であり、おむつ1の各部の構成の図示を一部省略している。
図5に示すようにおむつ1においては、吸収性本体2の縦方向Xに沿う両側縁2S,2Sそれぞれの近傍において、淡色部である非着色部41と濃色部である着色部42(第2直線44における交差部45以外の部分)とが側縁2Sに沿って交互に配され、且つ縦方向Xに隣り合う非着色部41と着色部42とで、側縁2Sの延びる方向に沿った長さ(縦方向長さ)を比べた場合に、着色部42の縦方向長さ42Lの方が非着色部41の縦方向長さ41Lよりも長い(42L>41L)。ここで、吸収性本体2の側縁2Sの近傍は、側縁2Sから横方向Yの外方に30mm以内の領域を意味する。この42L>41Lという縦方向長さの大小関係は、吸収性本体2の側縁2Sの近傍の任意の一部で成立していれば良く、側縁2Sの近傍全域で成立していなくても良いが、後述する作用効果をより確実に奏させるようにする観点から、
図5に示すように、側縁2Sの近傍の略全域、好ましくは側縁2Sの全長の50%以上の領域で、42L>41Lという関係が成立していることが好ましい。
【0028】
外包体3に付されている図柄40が吸収性本体2の側縁2Sの近傍において
図5に示す如く構成されていると、おむつ1の内部(外包体3の肌対向面側)を目視観察した場合に、吸収性本体2とその背景にある外包体3との境界線として機能する、吸収性本体2の側縁2Sの存在が際立つようになるため、吸収性本体2と外包体3との区別が付きやすくなる。そのため、おむつ1によれば、着用時に吸収性本体2が着用者の身体(排尿部)に対して適切な位置に配置されているかの確認や、吸収性本体2の位置調整を容易に行うことができ、また、吸収性パッドを使用する場合にはその位置合わせや位置調整も容易に行うことができ、結果として、排泄物の漏れを未然に効果的に防止することができる。特に高齢者にとっては、全体が白色の従来の使い捨ておむつにおいて吸収性本体と外包体とを一見して区別することは困難な場合が多かったが、図柄40の如き図柄を外包体に付すことによって、高齢者にとっても使い勝手の良いパンツ型使い捨ておむつが得られる。
【0029】
このような、図柄40による作用効果をより確実に奏させるようにする観点から、吸収性本体2の側縁2Sの近傍において縦方向Xに隣り合う非着色部41(淡色部)と着色部42(濃色部)とにおいて、着色部42の縦方向長さ42Lと非着色部41の縦方向長さ41Lとの差(42L−41L)は、好ましくは5mm以上、そして、好ましくは100mm以下である。
【0030】
また同様の観点から、吸収性本体2の側縁2Sの近傍において、着色部42(濃色部)の縦方向長さ42L(
図5参照)は、好ましくは10mm以上、さらに好ましくは15mm以上、そして、好ましくは100mm以下、さらに好ましくは90mm以下、より具体的には、好ましくは10〜100mm、さらに好ましくは15〜90mmである。また、吸収性本体2の側縁2Sの近傍において、非着色部41(淡色部)の縦方向長さ41L(
図5参照)は、好ましくは8mm以上、さらに好ましくは10mm以上、そして、好ましくは90mm以下、さらに好ましくは85mm以下、より具体的には、好ましくは8〜90mm、さらに好ましくは10〜85mmである。
【0031】
図5に示すように、図柄40における吸収性本体2の側縁2Sの近傍においては、複数の交差部45それぞれの角部45Cが該側縁2Sに沿って並んでいる。このように、吸収性本体2の側縁2Sの近傍、好ましくは側縁2Sから横方向Yの外方に30mm以内の領域において、複数の角部45Cが側縁2Sに沿って縦方向Xに直線状に並んでいると、例えば、吸収性パッドを吸収性本体2に重ねて配置する場合に、それら複数の角部45Cによる列(第1直線43の側縁)を目印として吸収性パッドを適切な位置に配置することが可能となり、吸収性パッドの位置合わせがより一層容易になる。図柄40においては
図5に示すように、複数の角部45Cによる列が、吸収性本体2の側縁2Sに沿って該側縁2Sの全長に亘って延びているため、吸収性パッドの位置合わせが特に行いやすい。また、図柄40における角部45Cは、2本の直線43,43が交差することによって形成されているため、外包体3が前記各種ギャザーで伸縮された状態でも目視による視認性に優れる。
【0032】
また、
図5に示すように、吸収性本体2の側縁2Sの近傍に配された図柄おいて、縦方向Xに隣り合う1個の非着色部41(淡色部)と1個の着色部42(濃色部)とを基本図柄要素46と画定したとき、基本図柄要素46は、該側縁2Sに沿って複数連なるように配されている。このように、吸収性本体2の側縁2Sの近傍に、基本図柄要素46の繰り返しパターンからなる規則性のある図柄が存在すると、その図柄との対比において側縁2Sの存在が一層際立つようになるため、目視による吸収性本体2の位置確認がより一層容易になる。また、吸収性パッドを吸収性本体2に重ねて配置する場合には、吸収性本体2の側縁に沿って並ぶ複数の基本図柄要素46の1つ1つ、あるいは各基本図柄要素46を構成する非着色部41(淡色部)及び着色部42(濃色部)の1つ1つが、吸収性本体2の位置や大きさを示す、目盛りとして機能し得るため、吸収性パッドの位置合わせをより一層容易に行うことができる。この基本図柄要素の目盛りとしての機能は、主として、横方向Yに延びて吸収性本体2の側縁2Sと直交する第2直線44の存在によるものであり、外包体に付される図柄は、第2直線44の如き、「吸収性本体の縦方向の側縁と直交する直線」を複数含んで構成されていることが好ましいと言える。
【0033】
このような、基本図柄要素46の繰り返しパターンによる作用効果をより確実に奏させるようにする観点から、吸収性本体2の側縁2Sの近傍に位置する基本図柄要素46の数は、好ましくは10個以上、そして、好ましくは15個以下である。ここで、「吸収性本体の側縁の近傍に位置する基本図柄要素の数」は、全体が該側縁に沿っている基本図柄要素の数であり、一部のみが該側縁に沿っている基本図柄要素は含めない。例えば、
図1に示す形態においては、吸収性本体2の側縁2Sの近傍に位置する基本図柄要素46の数は、12個である。
【0034】
以下、本発明の他の実施形態について
図6〜
図14を参照して説明する。後述する他の実施形態については、
図1〜
図5に示した前記実施形態と異なる構成部分を主として説明し、同様の構成部分は同一の符号を付して説明を省略する。特に説明しない構成部分は、前記実施形態についての説明が適宜適用される。
【0035】
図6に示す図柄40Aにおいては、第1直線43及び第2直線44は、それぞれ、縦方向X及び横方向Yの両方向に交差する方向に延びている。図柄40Aは、いわゆる斜め格子柄である。
図6に示す実施形態においては、吸収性本体2の側縁2Sの近傍において、淡色部である非着色部41と、濃色部である着色部42、即ち、交差部45とこれに隣接する第1直線43又は第2直線44における交差部45以外の部分との組み合わせとが、側縁2Sに沿って交互に配され、且つ縦方向Xに隣り合う非着色部41と着色部42とで、側縁2Sの延びる方向に沿った長さ(縦方向長さ)を比べた場合に、着色部42の縦方向長さ42Lの方が非着色部41の縦方向長さ41Lよりも長い(42L>41L)。また、吸収性本体2の一方の側縁2Sの近傍においては、複数の交差部45それぞれの角部45Cが該側縁2Sに沿って並んでいる。外包体に図柄40Aが付されたパンツ型使い捨ておむつによっても、前記実施形態と同様の効果が奏される。
【0036】
図7に示す図柄40Bは、縦方向Xに延びる2種類の第1直線431,432と、横方向Yに延びる1種類の第2直線44とをそれぞれ複数含むと共に、第1直線431と第2直線44との交差部451、及び第1直線432と第2直線44との交差部452をそれぞれ複数含んでおり、いわゆる格子柄の一種である。これらの直線431,432,44及びそれらの交差部451,452は何れも着色部42である。図柄40Bにおいて、最も色の薄い部分(淡色部)は非着色部41であり、最も色の濃い部分(濃色部)は交差部451,452であり、これらの中間の色濃度を有する部分は、直線431,432,44それぞれにおける交差部451,452以外の部分(非交差部)である。
図7中、符号431Pは、第1直線431における非交差部を示す。第1直線431は相対的に幅広の直線であり、第1直線432は相対的に幅狭の直線であり、両直線431,432は横方向Yに所定間隔を置いて交互に配されている。
図7中の点線の直線2Sは、図示しない吸収性本体の縦方向に沿う一側縁の位置を示している。
図7に示す実施形態においては、吸収性本体の側縁2Sの近傍において、非交差部431P(淡色部)と交差部451(濃色部)とが側縁2Sに沿って交互に配され、且つ縦方向Xに隣り合う非交差部431Pと交差部451とで、側縁2Sの延びる方向に沿った長さ(縦方向長さ)を比べた場合に、交差部451の縦方向長さ451Lの方が非交差部431Pの縦方向長さ431PLよりも長い(451L>431PL)。図柄40Bにおいては、吸収性本体2の側縁2Sの近傍に位置して該側縁2Sに沿っているのは、互いに色濃度の異なる2種類の着色部42、即ち非交差部431P及び交差部451のみであり、非着色部41は側縁2Sの近傍に位置していないので、2種類の着色部42のうち相対的に色濃度の薄い非交差部431Pが淡色部となる。また、吸収性本体2の側縁2Sの近傍においては、複数の交差部451それぞれの角部45Cが該側縁2Sに沿って並んでいる。外包体に図柄40Bが付されたパンツ型使い捨ておむつによっても、前記実施形態と同様の効果が奏される。
【0037】
図8に示す図柄40Cは、縦方向X及び横方向Yの両方向に交差する方向に延びる2種類の第1直線431,432と、該第1直線431,432並びに縦方向X及び横方向Yそれぞれに交差する方向に延びる1種類の第2直線44とをそれぞれ複数含むと共に、第1直線431と第2直線44との交差部451、及び第1直線432と第2直線44との交差部452をそれぞれ複数含んでおり、いわゆる斜め格子柄の一種である。これらの直線431,432,44及びそれらの交差部451,452は何れも着色部42である。図柄40Cにおいて、最も色の薄い部分(淡色部)は非着色部41であり、最も色の濃い部分(濃色部)は交差部451,452であり、これらの中間の色濃度を有する部分は、直線431,432,44それぞれにおける交差部451,452以外の部分(非交差部)である。第1直線431は相対的に幅広の直線であり、第1直線432は相対的に幅狭の直線であり、両直線431,432は横方向Yに所定間隔を置いて交互に配されている。
図8に示す実施形態においては、吸収性本体の側縁2Sの近傍において、非着色部41(淡色部)と着色部42(濃色部)とが側縁2Sに沿って交互に配され、且つ縦方向Xに隣り合う非着色部41と着色部42とで、側縁2Sの延びる方向に沿った長さ(縦方向長さ)を比べた場合に、着色部42の縦方向長さ42Lの方が非着色部41の縦方向長さ41Lよりも長い(42L>41L)。また、吸収性本体の側縁2Sの近傍においては、複数の交差部451,452それぞれの角部45Cが該側縁2Sに沿って並んでいる。外包体に図柄40Cが付されたパンツ型使い捨ておむつによっても、前記実施形態と同様の効果が奏される。
【0038】
図9に示す図柄40Dは、1)第1直線43及び第2直線44それぞれにその長さ方向に所定間隔を置いて非着色部41からなる途切れ部が設けられていることにより、両直線43,44が不連続線となっている点、及び2)両直線43,44の交差部45は印刷が重ねて行われておらず、両直線43,44における交差部45以外の部分(非交差部)と同じ色である点で、
図5に示す図柄40と異なる。図柄40Dは、いわゆる途切れ格子柄である。
図9に示す実施形態においては、吸収性本体の側縁2Sの近傍において、非着色部41(淡色部)と着色部42(濃色部)とが側縁2Sに沿って交互に配され、且つ縦方向Xに隣り合う非着色部41と着色部42とで、側縁2Sの延びる方向に沿った長さ(縦方向長さ)を比べた場合に、着色部42の縦方向長さ42Lの方が非着色部41の縦方向長さ41Lよりも長い(42L>41L)。また、吸収性本体の側縁2Sの近傍においては、複数の交差部45の角部45Cが該側縁2Sに沿って並んでいる。外包体に図柄40Dが付されたパンツ型使い捨ておむつによっても、前記実施形態と同様の効果が奏される。
【0039】
図10に示す図柄40Eは、非着色部41と着色部42とが反転している点で、
図5に示す図柄40と異なる。即ち、図柄40Eにおいては、縦方向Xに延びる第1直線43及び横方向Yに延びる第2直線44並びにそれらの交差部45は、何れも印刷が施されておらず、外包体3(内層シート32の非肌対向面32b)の地色がそのまま残っている非着色部41(淡色部)であり、外包体3におけるこれら以外の部分は、印刷が施された着色部42(濃色部)である。図柄40Eは、いわゆる白線格子柄である。
図10に示す実施形態においては、吸収性本体の側縁2Sの近傍において、非着色部41(淡色部)と着色部42(濃色部)とが側縁2Sに沿って交互に配され、且つ縦方向Xに隣り合う非着色部41と着色部42とで、側縁2Sの延びる方向に沿った長さ(縦方向長さ)を比べた場合に、着色部42の縦方向長さ42Lの方が非着色部41の縦方向長さ41Lよりも長い(42L>41L)。また、吸収性本体の側縁2Sの近傍においては、複数の交差部45の角部45Cが該側縁2Sに沿って並んでいる。外包体に図柄40Eが付されたパンツ型使い捨ておむつによっても、前記実施形態と同様の効果が奏される。
【0040】
図11に示す図柄40Fは、非着色部41(淡色部)である第1直線43及び第2直線44それぞれにその長さ方向に所定間隔を置いて着色部42(濃色部)からなる途切れ部が設けられていることにより、両直線43,44が不連続線となっている点で、
図10に示す図柄40Eと異なる。図柄40Fは、いわゆる途切れ白線格子柄である。
図11に示す実施形態においては、吸収性本体の側縁2Sの近傍において、非着色部41(淡色部)と着色部42(濃色部)とが側縁2Sに沿って交互に配され、且つ縦方向Xに隣り合う非着色部41と着色部42とで、側縁2Sの延びる方向に沿った長さ(縦方向長さ)を比べた場合に、着色部42の縦方向長さ42Lの方が非着色部41の縦方向長さ41Lよりも長い(42L>41L)。また、吸収性本体の側縁2Sの近傍においては、複数の交差部45(非着色部41)の角部45Cが該側縁2Sに沿って並んでいる。外包体に図柄40Fが付されたパンツ型使い捨ておむつによっても、前記実施形態と同様の効果が奏される。
【0041】
図12に示す図柄40Gは、非着色部41(淡色部)である第1直線43及び第2直線44が、何れも縦方向X及び横方向Yの両方向に交差する方向に延びている点で、
図10に示す図柄40Eと異なる。図柄40Gは、いわゆる斜め白線格子柄である。
図12に示す実施形態においては、吸収性本体の側縁2Sの近傍において、非着色部41(淡色部)と着色部42(濃色部)とが側縁2Sに沿って交互に配され、且つ縦方向Xに隣り合う非着色部41と着色部42とで、側縁2Sの延びる方向に沿った長さ(縦方向長さ)を比べた場合に、着色部42の縦方向長さ42Lの方が非着色部41の縦方向長さ41Lよりも長い(42L>41L)。また、吸収性本体の側縁2Sの近傍においては、複数の交差部45(非着色部41)の角部45Cが該側縁2Sに沿って並んでいる。外包体に図柄40Gが付されたパンツ型使い捨ておむつによっても、前記実施形態と同様の効果が奏される。
【0042】
図13に示す図柄40Hは、各非着色部41(淡色部)の一部(中央部)に、着色部からなる花柄模様421が印刷されていると共に、各交差部45(濃色部)の一部(中央部)に、非着色部からなる花柄模様411が付されている点で、
図5に示す図柄40と異なる。
図13に示す実施形態においては、吸収性本体の側縁2Sの近傍において、非着色部41(淡色部)と、着色部42である第2直線44における交差部45以外の部分(濃色部)とが側縁2Sに沿って交互に配され、且つ縦方向Xに隣り合う非着色部41と着色部42とで、側縁2Sの延びる方向に沿った長さ(縦方向長さ)を比べた場合に、着色部42の縦方向長さ42Lの方が非着色部41の縦方向長さ41Lよりも長い(42L>41L)。また、吸収性本体の側縁2Sの近傍においては、複数の交差部45の角部45Cが該側縁2Sに沿って並んでいる。外包体に図柄40Hが付されたパンツ型使い捨ておむつによっても、前記実施形態と同様の効果が奏される。
【0043】
図14に示す図柄40Iは、横方向Yに延びる直線状の非着色部41(淡色部)と横方向Yに延びる直線状の着色部42(濃色部)とから構成され、これらが縦方向Xに交互に配されている。図柄40Iにおいて、非着色部41は相対的に幅狭の直線であり、着色部42は相対的に幅広の直線である。
図14に示す実施形態においては、吸収性本体の側縁2Sの近傍において、非着色部41と着色部42とが側縁2Sに沿って交互に配され、且つ縦方向Xに隣り合う非着色部41と着色部42とで、側縁2Sの延びる方向に沿った長さ(縦方向長さ)を比べた場合に、着色部42の縦方向長さ42Lの方が非着色部41の縦方向長さ41Lよりも長い(42L>41L)。外包体に図柄40Iが付されたパンツ型使い捨ておむつによっても、前記実施形態と同様の効果が奏される。
【0044】
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態に制限されず、適宜変更可能である。前述した一の実施形態のみが有する部分は、すべて適宜相互に利用できる。前述した本発明の実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
【0045】
<1>
着用者の腹側に配される腹側部及び背側に配される背側部とそれらの間に位置する股下部とを有すると共に、該腹側部から該股下部を介して該背側部に延びる縦方向とこれに直交する横方向とを有し、且つ吸収性本体と、該吸収性本体の非肌対向面側に配されて該吸収性本体を固定している外包体とを備え、前記腹側部及び前記背側部それぞれにおける該外包体の縦方向に沿う両側縁部どうしが接合されて一対のサイドシール部、ウエスト開口部及び一対のレッグ開口部が形成されているパンツ型使い捨ておむつであって、
前記外包体に、相対的に色の薄い淡色部と相対的に色の濃い濃色部とを含んで構成される図柄が、少なくとも該外包体の肌対向面側から視認可能に付されており、
前記吸収性本体の縦方向に沿う両側縁のうちの少なくとも一方の側縁の近傍において、前記淡色部と前記濃色部とが該一方の側縁に沿って交互に配され、且つ隣り合う該淡色部と該濃色部とで、該一方の側縁の延びる方向に沿った長さを比べた場合に、該濃色部の方が該淡色部よりも該長さが長いパンツ型使い捨ておむつ。
【0046】
<2>
前記図柄は、一方向に延びる第1直線と該一方向に交差する方向に延びる第2直線とをそれぞれ複数含むと共に、両直線の交差部を複数含み、
前記吸収性本体の側縁の近傍において、複数の前記交差部それぞれの角部が該側縁に沿って並んでいる前記<1>に記載のパンツ型使い捨ておむつ。
<3>
前記第1直線は縦方向に、前記第2直線は横方向にそれぞれ延びている前記<2>に記載のパンツ型使い捨ておむつ。
<4>
前記第1直線及び前記第2直線は、それぞれ、縦方向及び横方向の両方向に交差する方向に延びている前記<2>に記載のパンツ型使い捨ておむつ。
【0047】
<5>
前記吸収性本体の側縁の近傍に配された前記図柄において、縦方向に隣り合う前記淡色部と前記濃色部とを基本図柄要素と画定したとき、該基本図柄要素が該側縁に沿って複数連なるように配されており、該側縁の近傍に位置する該基本図柄要素の数が10個以上15個以下である前記<1>〜<4>の何れか一項に記載のパンツ型使い捨ておむつ。
<6>
前記外包体は、着用者の身体から遠い側に位置する外層シートと着用者の身体に近い側に位置する内層シートとを含んで構成され、該内層シートの非肌対向面に前記図柄が付されている前記<1>〜<5>の何れか一項に記載のパンツ型使い捨ておむつ。
<7>
前記外包体全面に前記図柄が付されている前記<1>〜<6>の何れか一項に記載のパンツ型使い捨ておむつ。
【0048】
<8>
前記図柄は、前記外包体に印刷が施されることによって形成されており、前記濃色部は、印刷インクが付着した着色部であり、前記淡色部は、印刷インクが付着していない非着色部である前記<1>〜<7>の何れか一項に記載のパンツ型使い捨ておむつ。
<9>
前記外包体の一面に占める前記非着色部の割合〔(非着色部の総面積/外包体の一面の面積)×100〕は、好ましくは10%以上、さらに好ましくは20%以上、そして、好ましくは50%以下、さらに好ましくは40%以下、より具体的には、好ましくは10〜50%、さらに好ましくは20〜40%である前記<8>に記載のパンツ型使い捨ておむつ。
<10>
前記吸収性本体の縦方向に沿う側縁の全長の50%以上の領域で、前記濃色部(着色部)の方が前記淡色部(非着色部)よりも縦方向長さが長い前記<1>〜<9>の何れか一項に記載のパンツ型使い捨ておむつ。
<11>
前記前記吸収性本体の縦方向に沿う側縁の近傍の全域で、前記濃色部(着色部)の方が前記淡色部(非着色部)よりも縦方向長さが長い前記<1>〜<9>の何れか一項に記載のパンツ型使い捨ておむつ。
【0049】
<12>
前記吸収性本体の縦方向に沿う側縁の近傍において縦方向に隣り合う前記淡色部(非着色部)と前記濃色部(着色部)とにおいて、該濃色部の縦方向長さと該淡色部の縦方向長さとの差は、5mm以上100mm以下である前記<1>〜<11>の何れか一項に記載のパンツ型使い捨ておむつ。
<13>
前記吸収性本体の縦方向に沿う側縁の近傍において、前記濃色部(着色部)の縦方向長さは、好ましくは10mm以上、さらに好ましくは15mm以上、そして、好ましくは100mm以下、さらに好ましくは90mm以下、より具体的には、好ましくは10〜100mm、さらに好ましくは15〜90mmである前記<1>〜<12>の何れか一項に記載のパンツ型使い捨ておむつ。
<14>
前記吸収性本体の縦方向に沿う側縁の近傍において、前記淡色部(非着色部)の縦方向長さは、好ましくは8mm以上、さらに好ましくは10mm以上、そして、好ましくは90mm以下、さらに好ましくは85mm以下、より具体的には、好ましくは8〜90mm、さらに好ましくは10〜85mmである前記<1>〜<13>の何れか一項に記載のパンツ型使い捨ておむつ。
【0050】
<15>
前記図柄は格子柄である前記<1>〜<14>の何れか一項に記載のパンツ型使い捨ておむつ。
<16>
前記図柄は斜め格子柄である前記<1>〜<14>の何れか一項に記載のパンツ型使い捨ておむつ。
<17>
前記図柄は途切れ格子柄である前記<1>〜<14>の何れか一項に記載のパンツ型使い捨ておむつ。