特許第6324504号(P6324504)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6324504アプリケーション名称の修正方法、装置及び記憶媒体
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6324504
(24)【登録日】2018年4月20日
(45)【発行日】2018年5月16日
(54)【発明の名称】アプリケーション名称の修正方法、装置及び記憶媒体
(51)【国際特許分類】
   G06F 9/44 20180101AFI20180507BHJP
【FI】
   G06F9/06 610A
【請求項の数】5
【全頁数】13
(21)【出願番号】特願2016-526844(P2016-526844)
(86)(22)【出願日】2014年6月3日
(65)【公表番号】特表2016-539410(P2016-539410A)
(43)【公表日】2016年12月15日
(86)【国際出願番号】CN2014079097
(87)【国際公開番号】WO2014180421
(87)【国際公開日】20141113
【審査請求日】2016年6月22日
(31)【優先権主張番号】201310522688.5
(32)【優先日】2013年10月29日
(33)【優先権主張国】CN
【前置審査】
(73)【特許権者】
【識別番号】511207729
【氏名又は名称】ゼットティーイー コーポレイション
(74)【代理人】
【識別番号】110001427
【氏名又は名称】特許業務法人前田特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】チャン ジェ
(72)【発明者】
【氏名】リウ ボー
【審査官】 大塚 俊範
(56)【参考文献】
【文献】 特開平06−012208(JP,A)
【文献】 特開2012−084180(JP,A)
【文献】 特開2001−282519(JP,A)
【文献】 林 佑樹,便利なホームアプリだってタダでゲットしよう!,Androider+,日本,株式会社インプレスジャパン,2012年 9月 6日,第2巻 第2号,p.80
【文献】 大森 敏行,これだけ知っていれば大丈夫! Androidアプリ開発初心者のためのJava超入門,日経ソフトウエア,日本,日経BP社,2013年10月24日,第16巻 第12号,p.44−53,ISSN:1347-4685
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 9/44
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ルート(root)権限を取得することでしかアプリケーション名称の修正が可能ではないシステムのためのアプリケーション名称の修正方法であって、
対象アプリケーションを選定し、予め設定されたアプリケーションインレットを介して、選定された対象アプリケーションのアプリケーション名称を修正することと、
選定された対象アプリケーションの初期情報を取得し、取得された前記対象アプリケーションの初期情報と修正後の新しいアプリケーション名称とを関連付けて記憶することと、を含み、
前記関連付けて記憶することは、取得された前記対象アプリケーションの初期情報と修正後の新しいアプリケーション名称を共にアプリケーションリストに記憶することであり、
前記対象アプリケーションの初期情報が、アプリケーションを一意に識別するためのパッケージ名およびクラス名を含み、
前記関連付けて記憶することは、
マッピング構造を構築し、取得された対象アプリケーションのパッケージ名、クラス名及び新しいアプリケーション名称をそれぞれアプリケーション構造項目としてマッピング構造に記憶することと、
各マッピング構造をアプリケーションリストにおける一つのアプリケーション構造項目ノードとすることと、を含み、
前記予め設定されたアプリケーションインレットを介して、選定された対象アプリケーションのアプリケーション名称を修正することは、
アプリケーションインレットを介して、新しいアプリケーション名称を入力し、前記新しいアプリケーション名称を含む確認メッセージを送信することを含み、
前記選定された対象アプリケーションの初期情報を取得し、取得された前記対象アプリケーションの初期情報と修正後の新しいアプリケーション名称とを関連付けて記憶することは、
確認メッセージを受信した後、選定された対象アプリケーションのパッケージ名およびクラス名を取得し、すべてのアプリケーション構造項目ノードのデータ情報を読み取り、読み取られたアプリケーション構造項目ノードのデータ情報に、取得されたパッケージ名およびクラス名とマッチングしたアプリケーションのパッケージ名およびクラス名があるかどうかを判断し、ある場合は、前記アプリケーション構造項目ノードのデータ情報におけるマッチングされたアプリケーションのアプリケーション名称を新しいアプリケーション名称に切り替え、新しいアプリケーション名称を表示し、ない場合は、マッピング構造を構築し、確認メッセージに含まれている新しいアプリケーション名称、取得されたパッケージ名及びクラス名を共にマッピング構造に記憶し、一つの新しいアプリケーション構造項目ノードとしてアプリケーションリストに置くことを含む、
ことを特徴とする、方法。
【請求項2】
前記すべてのアプリケーション構造項目ノードのデータ情報を読み取ることは、
読み取られたアプリケーション構造項目ノード数が0である場合、現在の操作を終了し、ノード数が0より大きい場合、マッチングされた又はすべてのノードに対してマッチングを行うまで、すべてのノードをトラバーサルし、各アプリケーション構造項目ノードのデータ情報を一つずつ読み取ってマッチングを行うことを含む
ことを特徴とする請求項に記載の方法。
【請求項3】
ルート(root)権限を取得することでしかアプリケーション名称の修正が可能ではないシステムのためのアプリケーション名称の修正装置であって、
対象アプリケーションを選定した後、入力された内容に基づいて、選定された対象アプリケーションのアプリケーション名称を修正するように構成されるアプリケーションインレットユニットと、
選定された対象アプリケーションの初期情報を取得し、取得された前記対象アプリケーションの初期情報と修正後の新しいアプリケーション名称とを関連付けて記憶するように構成されるマッピング処理ユニットとを備え
前記マッピング処理ユニットが選定された対象アプリケーションの初期情報を取得し、取得された前記対象アプリケーションの初期情報と修正後の新しいアプリケーション名称とを関連付けて記憶することは、
取得された前記対象アプリケーションの初期情報と修正後の新しいアプリケーション名称を共にアプリケーションリストに記憶することであり、
前記対象アプリケーションの初期情報が、アプリケーションを一意に識別するためのパッケージ名およびクラス名を含み、
前記関連付けて記憶することは、
マッピング処理ユニットでマッピング構造を構築し、取得された対象アプリケーションのパッケージ名、クラス名及び新しいアプリケーション名称をそれぞれアプリケーション構造項目としてマッピング構造に記憶することと、
各マッピング構造をアプリケーションリストにおける一つのアプリケーション構造項目ノードとすることと、を含み、
前記装置は、さらに新しいアプリケーション名称を受信し表示するように構成されるアプリケーション表示ユニットを含み、
前記アプリケーションインレットユニットが入力された内容に基づいて、選定された対象アプリケーションのアプリケーション名称を修正することは、
新しいアプリケーション名称を入力し、新しいアプリケーション名称を含む確認メッセージを送信することを含み、
前記マッピング処理ユニットが前記選定された対象アプリケーションの初期情報を取得し、取得された前記対象アプリケーションの初期情報と修正後の新しいアプリケーション名称とを関連付けて記憶することは、
確認メッセージを受信した後、選定された対象アプリケーションのパッケージ名およびクラス名を取得し、すべてのアプリケーション構造項目ノードのデータ情報を読み取り、アプリケーション構造項目ノードのデータ情報に、取得されたパッケージ名およびクラス名とマッチングしたアプリケーションのパッケージ名およびクラス名があると判断した場合、マッチングされたアプリケーション構造項目ノードのデータ情報におけるアプリケーションのアプリケーション名称を新しいアプリケーション名称に切り替え、新しいアプリケーション名称が含まれている修正メッセージをアプリケーション表示ユニットへ送信するように構成されることを含み、
前記アプリケーション表示ユニットは、修正メッセージに基づいて新しいアプリケーション名称を表示するように構成される、
ことを特徴とする、装置。
【請求項4】
前記マッピング処理ユニットがすべてのアプリケーション構造項目ノードのデータ情報を読み取ることは、
読み取られたアプリケーション構造項目ノード数が0である場合、操作を終了し、ノード数が0より大きい場合、すべてのノードをトラバーサルし、すべての構造項目ノードのデータ情報を読み取ることを含む
ことを特徴とする請求項に記載の装置。
【請求項5】
コンピュータ可読記憶媒体であって、
請求項1又は2に記載のアプリケーション名称の修正方法を実行するための命令セットを含む
ことを特徴とする、コンピュータ可読記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はアンドロイド(android)プラットフォームにおけるアプリケーション処理技術に関し、特にアプリケーション名称の修正方法、装置及びコンピュータ可読記憶媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
個性化カスタマイズは、常に移動端末ユーザーに人気がある。スマートフォンプラットフォーム、特にGoogleにより推し進められるandroidオープン式プラットフォームが急速に発展する現在において、個性化カスタマイズに対する端末ユーザーの要求がますます高くなっている。応用の便宜上、ユーザーは、PCのオペレーティングシステムのようにアプリケーション表示名称を勝手に更改できることを希望する。
【0003】
従来の技術において、少数のソフトウェアがアプリケーション表示名称の修正機能をサポートしているが、一般的にルート(root)権限を取得する必要があり、又は、該当機能の作用範囲が現在のデスクトップソフトウェアのみに制限されて、デスクトップが交換された後、ユーザーが更改したアプリケーション表示名称は、反映されない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
これを鑑みて、本発明の実施例は、ユーザーが任意のデスクトップでアプリケーション名称を自由に更改でき且つ権限問題がないように、アプリケーション名称の修正方法、装置及びコンピュータ可読記憶媒体を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の実施例の技術案は以下のように実現される。
【0006】
本発明の実施例はアプリケーション名称の修正方法を提供し、該当方法は、
対象アプリケーションを選定し、予め設定されたアプリケーションインレットを介して、選定された対象アプリケーションのアプリケーション名称を修正することと、
選定された対象アプリケーションの初期情報を取得し、取得された前記対象アプリケーションの初期情報と修正後の新しいアプリケーション名称とを関連付けて記憶することとを含む。
【0007】
上記技術案において、前記関連付けて記憶することは、取得された前記対象アプリケーションの初期情報と修正後の新しいアプリケーション名称を共にアプリケーションリストに記憶することであり、
前記対象アプリケーションの初期情報が、アプリケーションを一意に識別するためのパッケージ名およびクラス名を含む。
【0008】
上記技術案において、前記関連付けて記憶することは、
マッピング構造を構築し、取得された対象アプリケーションのパッケージ名、クラス名及び新しいアプリケーション名称をそれぞれアプリケーション構造項目としてマッピング構造に記憶することと、
各マッピング構造をアプリケーションリストにおける一つのアプリケーション構造項目ノードとすることとを含む。
【0009】
上記技術案において、前記予め設定されたアプリケーションインレットを介して、選定された対象アプリケーションのアプリケーション名称を修正することは、
アプリケーションインレットを介して、新しいアプリケーション名称を入力し、前記新しいアプリケーション名称を含む確認メッセージを送信することを含み、
前記選定された対象アプリケーションの初期情報を取得し、取得された前記対象アプリケーションの初期情報と修正後の新しいアプリケーション名称とを関連付けて記憶することは、
確認メッセージを受信した後、選定された対象アプリケーションのパッケージ名およびクラス名を取得し、すべてのアプリケーション構造項目ノードのデータ情報を読み取り、読み取られたアプリケーション構造項目ノードのデータ情報に、取得されたパッケージ名およびクラス名とマッチングしたアプリケーションのパッケージ名およびクラス名があるかどうかを判断し、ある場合、前記アプリケーション構造項目ノードのデータ情報におけるマッチングされたアプリケーションのアプリケーション名称を新しいアプリケーション名称に切り替え、新しいアプリケーション名称を表示し、ない場合は、マッピング構造を構築し、確認メッセージに含まれている新しいアプリケーション名称、取得されたパッケージ名及びクラス名を共にマッピング構造に記憶し、一つの新しいアプリケーション構造項目ノードとしてアプリケーションリストに置くことを含む。
【0010】
上記技術案において、前記すべてのアプリケーション構造項目ノードのデータ情報を読み取ることは、読み取られたアプリケーション構造項目ノード数が0である場合、現在の操作を終了し、ノード数が0より大きい場合、マッチングされた又はすべてのノードに対してマッチングを行うまで、すべてのノードをトラバーサルし、各アプリケーション構造項目ノードのデータ情報を一つずつ読み取ってマッチングを行うことを含む。
【0011】
本発明に実施例もアプリケーション名称の修正装置を提供し、該当装置は、
対象アプリケーションを選定した後、入力された内容に基づいて、選定された対象アプリケーションのアプリケーション名称を修正するように構成されるアプリケーションインレットユニットと、
選定された対象アプリケーションの初期情報を取得し、取得された前記対象アプリケーションの初期情報と修正後の新しいアプリケーション名称とを関連付けて記憶するように構成されるマッピング処理ユニットとを備える。
【0012】
上記技術案において、前記マッピング処理ユニットが選定された対象アプリケーションの初期情報を取得し、取得された前記対象アプリケーションの初期情報と修正後の新しいアプリケーション名称とを関連付けて記憶することは、
取得された前記対象アプリケーションの初期情報と修正後の新しいアプリケーション名称を共にアプリケーションリストに記憶することであり、
前記対象アプリケーションの初期情報が、アプリケーションを一意に識別するためのパッケージ名およびクラス名を含む。
【0013】
上記技術案において、関連付けて記憶することは、
マッピング処理ユニットでマッピング構造を構築し、取得された対象アプリケーションのパッケージ名、クラス名及び新しいアプリケーション名称をそれぞれアプリケーション構造項目としてマッピング構造に記憶することと、
各マッピング構造をアプリケーションリストにおける一つのアプリケーション構造項目ノードとすることとを含む。
【0014】
上記技術案において、前記装置は、さらに新しいアプリケーション名称を受信し表示するように構成されるアプリケーション表示ユニットを含み、
前記アプリケーションインレットユニットが入力された内容に基づいて、選定された対象アプリケーションのアプリケーション名称を修正することは、
新しいアプリケーション名称を入力し、新しいアプリケーション名称を含む確認メッセージを送信することを含み、
前記マッピング処理ユニットが前記アプリケーションインレットを介して、選定された対象アプリケーションのアプリケーション名称を修正することは、
確認メッセージを受信した後、選定された対象アプリケーションのパッケージ名およびクラス名を取得し、すべてのアプリケーション構造項目ノードのデータ情報を読み取り、アプリケーション構造項目ノードのデータ情報に、取得されたパッケージ名およびクラス名とマッチングしたアプリケーションのパッケージ名およびクラス名があると判断した場合、マッチングされたアプリケーション構造項目ノードのデータ情報におけるアプリケーションのアプリケーション名称を新しいアプリケーション名称に切り替え、新しいアプリケーション名称が含まれている修正メッセージをアプリケーション表示ユニットへ送信するように構成されることを含み、
前記アプリケーション表示ユニットは、修正メッセージに基づいて新しいアプリケーション名称を表示するように構成される。
【0015】
上記技術案において、前記マッピング処理ユニットがすべてのアプリケーション構造項目ノードのデータ情報を読み取ることは、
読み取られたアプリケーション構造項目ノード数が0である場合、操作を終了し、ノード数が0より大きい場合、すべてのノードをトラバーサルし、すべての構造項目ノードのデータ情報を読み取ることを含む。
【0016】
本発明の実施例は、さらにコンピュータ可読記憶媒体を提供し、該記憶媒体は前記アプリケーション名称の修正方法を実行するための1組のコマンドを含む。
【0017】
本発明の実施例によって提供されるアプリケーション名称の修正方法、装置およびコンピュータ可読記憶媒体において、前記方法は、対象アプリケーションを選定し、予め設定されたアプリケーションインレットを介して、選定された対象アプリケーションのアプリケーション名称(applabel)を修正することと、選定された対象アプリケーションの初期情報を取得し、取得された前記対象アプリケーションの初期情報と修正後の新しいアプリケーション名称とを関連付けて記憶することとを含み、それに応じて、対象アプリケーションを使用する必要がある場合、ユーザーによって該当対象アプリケーションが選択された後、端末のオペレーティングシステムは、関連付けて記憶された対象アプリケーションの初期情報と新しいアプリケーション名称に基づいて、該当対象アプリケーションの初期情報を取得し、該当対象アプリケーションの後続操作を完了する。このように、本発明の実施例によれば、ユーザーが各アプリケーションを正常に使用するのに影響を与えないことを保証する場合において、ユーザーが任意のデスクトップで自由にアプリケーション名称を修正することができ且つ権限問題がなく、ユーザーの個性化を顕彰するとともにユーザーの体験を向上させる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
図1】本発明の実施例に係るアプリケーション名称の修正方法のフローチャートである。
図2】本発明の実施例に係るアプリケーション名称の修正方法の具体的なフローチャートである。
図3】本発明の実施例に係るアプリケーション名称の修正装置の構成を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
本発明の実施例において、対象アプリケーションを選定し、予め設定されたアプリケーションインレットを介して、選定された対象アプリケーションのアプリケーション名称を修正し、選定された対象アプリケーションの初期情報を取得し、取得された前記対象アプリケーションの初期情報と修正後の新しいアプリケーション名称とを関連付けて記憶する。
【0020】
それに応じて、アプリケーション名称が修正されたアプリケーションに対して、該当アプリケーションを使用する必要がある場合、ユーザーが該当対象アプリケーションを選択した後、端末のオペレーティングシステムは関連付けて記憶された対象アプリケーションの初期情報と新しいアプリケーション名称に基づいて、該当対象アプリケーションの初期情報を取得し、該当対象アプリケーションの後続操作を完了する。ここで、前記該当アプリケーションを使用する必要があるのは、対象アプリケーションを開く又は対象アプリケーションを実行する必要があることである。
【0021】
ここで、前記予め設定されたアプリケーションインレットは、端末のデスクトップ上に設定された一つのアプリケーションインレットであってもよく、クリックでアプリケーション名称の修正画面に遷移し、該当画面が確認オプションを含む。端末にオプションが設定されており、このオプションを選択する場合、ウィンドウがポップアップされ、このウィンドウに、修正後の新しいアプリケーション名称を入力でき且つこのウィンドウが確認オプションを含んでもよい。例えば、ユーザーは、あるアプリケーションのアプリケーション名称を修正しようとする場合、端末のデスクトップ上のアプリケーションリスト画面で、対象アプリケーションを選択することができる。該当アプリケーションに対応するアイコンをタッチすると、修正ダイアログがポップアップされる。該当ダイアログが、新しいアプリケーション名称を入力するための一つの入力ボックスを含み、確認ボタンとキャンセルボタンも含む。
【0022】
ここで、前記関連付けて記憶することは、対象アプリケーションの初期情報及び修正後の新しいアプリケーション名称を共に記憶することであり、一つのアプリケーションリスト(applist)に記憶し、各アプリケーションの初期情報及びそれに対応する新しいアプリケーション名称をアプリケーションリストにおける一つのリスト項目としてもよい。前記対象アプリケーションの初期情報が、少なくともアプリケーションを一意に識別するためのパッケージ名(package name)とクラス名(class name)を含む。
【0023】
以下、図面及び具体な実施例に基づいて、本発明をより詳しく説明する。
【0024】
図1は本発明の実施例に係るアプリケーション名称の修正方法のフローチャートであり、図1に示すように、本発明の実施例に係るアプリケーション名称の修正方法がステップS100、ステップS101を含む。
【0025】
ステップS100において、対象アプリケーションを選定し、予め設定されたアプリケーションインレットを介して、選択された対象アプリケーションのアプリケーション名称を修正する。
【0026】
具体的には、まず、ユーザーは、アプリケーション名称を修正する必要がある対象アプリケーションを選択する。対象アプリケーションが選定された後、予め設定されたアプリケーションインレットを介して、選定された対象アプリケーションの新しいアプリケーション名称を入力する。ここで、前記アプリケーションインレットの内容は前記の説明を参照する。
【0027】
ステップS101において、選定された対象アプリケーションの初期情報を取得し、取得された前記対象アプリケーションの初期情報と修正後の新しいアプリケーション名称とを関連付けて記憶する。
【0028】
ここで、前記関連付けて記憶することは、取得された前記対象アプリケーションの初期情報と修正後の新しいアプリケーション名称を共にアプリケーションリストに記憶することである。ここで、前記対象アプリケーションの初期情報が、アプリケーションを一意に識別するためのパッケージ名およびクラス名を含む。
【0029】
具体的には、前記関連付けて記憶することは、マッピング構造を構築し、取得された対象アプリケーションのパッケージ名、クラス名及び新しいアプリケーション名称をそれぞれアプリケーション構造項目(appitem)としてマッピング構造に記憶し、好ましくは、各マッピング構造をアプリケーションリストにおける一つのアプリケーション構造項目ノードとすることを含む。ここで、前記マッピング構造を端末内に設定されたデータ(data)パーティションに記憶されてもよい。前記dataパーティションは、端末自体の元のオペレーティングシステムのデータと共に記憶されていないことを除いて、端末内の任意の記憶空間に置いてもよい。このように、ユーザーが端末の工場出荷時の設定を復元する場合、端末がアプリケーションを自動に削除する時、このマッピング構造も削除される。
【0030】
実際の応用において、前記対象アプリケーションの初期情報を取得すること及び関連付けて記憶することは、端末におけるパッケージマネージャー(PackageManager)により実現されることができる。ユーザーは、対象アプリケーションを選定し設定されたアプリケーションインレットを介して該当対象アプリケーションの新しいアプリケーション名称を入力した後、確認オプションをクリックして確認メッセージを送信することによって、パッケージマネージャーをトリガーする。前記確認メッセージが新しいアプリケーション名称を含む。パッケージマネージャーは、自体が提供した上位層管理アプリケーションパッケージ情報のインタフェースを介して、該当対象アプリケーションの初期情報を取得し、具体的には、該当対象アプリケーションを一意に識別するためのパッケージ名およびクラス名を取得する。その後、マッピング構造を構築し、取得されたパッケージ名、クラス名及び新しいアプリケーション名称を共に構築されたマッピング構造に記憶する。次いで、マッピング構造をアプリケーションリストに置く。
【0031】
ここで、前記方法は、マッピング構造を構築する前に、アプリケーションリストにおける各アプリケーション構造項目ノードのデータ情報をトラバーサルし、アプリケーション構造項目ノードのデータ情報に、現在の取得された前記対象アプリケーションの初期情報とマッチングしたアプリケーションの初期情報があるかどうかを判断し、ある場合、該当対象アプリケーションに関する情報がすでにアプリケーションリストに記憶されていることを分かり、マッチングされたアプリケーション構造項目ノードのデータ情報におけるアプリケーションのアプリケーション名称を新しいアプリケーション名称に切り替えればよく、ない場合は、該当対象アプリケーションがアプリケーションリストに含まれないことを分かり、マッピング構造を再構築し、取得されたパッケージ名、クラス名及び新しいアプリケーション名称を共に構築されたマッピング構造に記憶し、次いで、マッピング構造をアプリケーションリストに置くことをさらに含む。
【0032】
ここで、前記パッケージマネージャーは、端末のオペレーティングシステムにおけるフレーム層にある一つの標準サービスであり、ロード情報に基づくすべてデータ構造へのパッケージングに用いれ、上位層管理アプリケーションパッケージ情報の各種インタフェースを提供することができる。本発明の実施例における上記操作は、パッケージマネージャー機能の拡張である。
【0033】
実際の応用において、アプリケーション名称が修正されたあるアプリケーションが使用される必要がある場合、ユーザーは、クリックによって該当対象アプリケーションを選択した後、端末のオペレーティングシステムのパッケージマネージャーは、関連付けて記憶された対象アプリケーションの初期情報と新しいアプリケーション名称に基づいて、該当対象アプリケーションの初期情報を取得し、該当対象アプリケーションの後続操作を完了する。
【0034】
図2は本発明の実施例に係るアプリケーション名称の修正方法の具体的なフローチャートであり、図2に示すように、本発明の実施例に係るアプリケーション名称の具体な修正方法がステップS200、ステップS201、ステップS202を含む。
【0035】
ステップS200において、対象アプリケーションを選定し、予め設定されたアプリケーションインレットを介して、選定された対象アプリケーションのアプリケーション名称を修正する。
【0036】
ステップS201において、選定された対象アプリケーションのパッケージ名およびクラス名を取得する。
【0037】
ステップS202において、取得された前記対象アプリケーションのパッケージ名およびクラス名と修正後の新しいアプリケーション名称とを共にアプリケーションリストに記憶する。
【0038】
ここで、まず、選定された対象アプリケーションに対応するマッピング構造を構築し、該当対象アプリケーションのパッケージ名、クラス名、および新しいアプリケーション名称をそれぞれアプリケーション構造項目としてマッピング構造に記憶することが必要である。
【0039】
ここで、各対象アプリケーションのパッケージ名、クラス名及びその新しいアプリケーション名称をアプリケーションリストにおける一つのアプリケーション構造項目ノードとする。つまり、一つのアプリケーション構造項目ノードは、一つのマッピング構造である。下図は本発明の実施例における一つの対象アプリケーションのマッピング構造の概念図である。
【0040】
【表1】
【0041】
好ましくは、前記方法がさらにステップS203を含む。ステップS203において、対象アプリケーションのアプリケーション名称を切り替え、新しいアプリケーション名称を表示する。
【0042】
具体的には、ユーザーが対象アプリケーションを選択し、新しいアプリケーション名称を入力し、前記新しいアプリケーション名称が含まれている確認メッセージを送信し、確認メッセージを受信した後、選定された対象アプリケーションのパッケージ名およびクラス名を取得し、すべてのアプリケーション構造項目ノードのデータ情報を読み取り、取得された対象アプリケーションのパッケージ名およびクラス名が、あるアプリケーション構造項目ノードのデータ情報におけるアプリケーションのパッケージ名およびクラス名とマッチングするかどうかを判断する。マッチングした場合、マッチングされたアプリケーション構造項目ノードのデータ情報におけるアプリケーションのアプリケーション名称を新しいアプリケーション名称に切り替え、新しいアプリケーション名称を表示する。取得された対象アプリケーションのパッケージ名およびクラス名がすべてアプリケーション構造項目ノードのデータ情報におけるアプリケーションのパッケージ名およびクラス名とマッチングしなかった場合、マッピング構造を構築し、確認メッセージが含まれて要る新しいアプリケーション名称と取得されたパッケージ名およびクラス名を共にマッピング構造に記憶し、このマッピング構造を一つの新しいアプリケーション構造項目ノードとし、アプリケーションリストに置く。
【0043】
ここで、前記すべてのアプリケーション構造項目ノードのデータ情報を読み取ることは、読み取られたアプリケーション構造項目ノード数が0である場合、現在の操作を終了し、ノード数が0より大きい場合、マッチングされた又はすべてのノードに対してマッチングを行うまで、すべてのノードをトラバーサルし、各アプリケーション構造項目ノードのデータ情報を一つずつ読み取ってマッチングを行うことを含む。
【0044】
本発明の実施例は、コンピュータ可読記憶媒体を更に提供する。該当記憶媒体は1組のコマンドを含み、前記コマンドは前記のアプリケーション名称の修正方法を実行することに用いれる。図3は本発明の実施例に係るアプリケーション名称の修正装置の構成を表す図であり、図3に示すように、本発明の実施例に係るアプリケーション名称の修正装置がアプリケーションインレットユニット40、マッピング処理ユニット41を含む。
【0045】
ここで、前記アプリケーションインレットユニット40は、対象アプリケーションが選定された後、入力された内容に基づいて選定された対象アプリケーションのアプリケーション名称を修正するように構成される。
【0046】
ここで、アプリケーションインレットユニット40が移動端末にプリセットされており、移動端末自体の設定モジュールにプリセットされてもよく、別の機能モジュールとしてもよい。
【0047】
前記マッピング処理ユニット41は、選定された対象アプリケーションの初期情報を取得し、取得された前記対象アプリケーションの初期情報と修正後の新しいアプリケーション名称とを関連付けて記憶するように構成される。
【0048】
ここで、マッピング処理ユニット41はパッケージマネージャーにより実現されてもよい。
【0049】
ここで、前記マッピング処理ユニット41が関連付けて記憶することは、取得された前記対象アプリケーションの初期情報と修正後の新しいアプリケーション名称を共にアプリケーションリストに記憶することを含む。ここで、前記対象アプリケーションの初期情報が、アプリケーションを一意に識別するためのパッケージ名およびクラス名を含む。
【0050】
ここで、前記関連付けて記憶することは、マッピング処理ユニット41がマッピング構造を構築することによって、取得された対象アプリケーションのパッケージ名、クラス名及び新しいアプリケーション名称をそれぞれアプリケーション構造項目としてマッピング構造に記憶することを含む。ここで、各マッピング構造をアプリケーションリストにおける一つのアプリケーション構造項目ノードとする。
【0051】
対象アプリケーションのアプリケーション名称を切り替えて新しいアプリケーション名称を表示するために、前記アプリケーション名称の修正装置は、さらにアプリケーション表示ユニット42を含む。該当アプリケーション表示ユニット42は、新しいアプリケーション名称を受信し表示するように構成される。
【0052】
好ましくは、前記アプリケーションインレットユニット40は、対象アプリケーションを選定した後、新しいアプリケーション名称を入力し、新しいアプリケーション名称が含まれている確認メッセージを送信する。
【0053】
前記マッピング処理ユニット41は、確認メッセージを受信した後、前記対象アプリケーションのパッケージ名およびクラス名を取得する。すべてのアプリケーション構造項目ノードのデータ情報を読み取り、取得された対象アプリケーションのパッケージ名およびクラス名があるアプリケーション構造項目ノードのデータ情報におけるアプリケーションのパッケージ名およびクラス名とマッチングする場合、マッチングされたアプリケーション構造項目ノードのデータ情報におけるアプリケーションのアプリケーション名称を新しいアプリケーション名称に切り替え、新しいアプリケーション名称が含まれている修正メッセージをアプリケーション表示ユニット42へ送信する。アプリケーション表示ユニット42は、修正メッセージを受信した後、新しいアプリケーション名称を表示する。
【0054】
ここで、前記マッピング処理ユニット41がすべての構造項目ノードのデータ情報を読み取ることは、読み取られたアプリケーション構造項目ノード数が0である場合、現在の操作を終了し、ノード数が0より大きい場合、マッチングされた又はすべてのノードに対してマッチングを行うまで、すべてのノードをトラバーサルし、各アプリケーション構造項目ノードのデータ情報を一つずつ読み取ってマッチングを行うことを含む。
【0055】
実際の応用において、上記アプリケーションインレットユニット40、マッピング処理ユニット41、アプリケーション表示ユニット42のいずれも端末内の中央処理装置(CPU)、マイクロプロセシングユニット(MPU)、ディジタル信号プロセッサ(DSP)、又はフィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)などにより実現されることができる。
【0056】
本分野の当業者は、本発明の実施形態が方法、システムまたはコンピュータプログラム製品として提供されることができると理解すべきである。従って、本発明は、ハードウェア実施形態、ソフトウェア実施形態、またはハードウェア実施形態およびソフトウェア実施形態を組み合わせた形態を使用することができる。しかも、本発明は、コンピュータ使用可能プログラムコードを含む1つ以上のコンピュータで使用可能な記憶媒体(磁気ディスク記憶装置と光メモリなどを含むがこれらに限られない)に実施されるコンピュータプログラム製品の形態を使用することができる。
【0057】
本発明は、本発明の実施形態による方法、装置(システム)とコンピュータプログラム製品のフローチャートおよび/またはブロック図を参照して説明される。コンピュータプログラム命令によってフローチャートおよび/またはブロック図の各プロセスおよび/またはブロック、ならびにフローチャートおよび/またはブロック図のプロセスおよび/またはブロックの組み合わせを実現することができると理解すべきである。これらのコンピュータプログラム命令を汎用コンピュータ、専用コンピュータ、組み込みプロセッサまたは他のプログラム可能データ処理装置のプロセッサで1つのマシンを生成することができ、それによってコンピュータまたは他のプログラム可能データ処理装置のプロセッサで実行された命令によりフローチャートの1つ以上のプロセスおよび/またはブロック図の1つ以上のブロックにおける指定された機能を実現するための装置を生成する。
【0058】
これらのコンピュータプログラム命令がコンピュータまたは他のプログラム可能データ処理装置が特定のモードで動作することをガイドすることができるコンピュータ可読メモリに記憶されることもでき、それによって、当該コンピュータ可読メモリに記憶された命令により命令装置が含まれる製造品を生成し、当該命令装置がフローチャートの1つ以上のプロセスおよび/またはブロック図の1つ以上のブロックにおける指定された機能を実現する。
【0059】
これらのコンピュータプログラム命令がコンピュータまたは他のプログラム可能データ処理装置にロードされることができ、それによってコンピュータまたは他のプログラム可能データ処理装置で実行された命令によりフローチャートの1つ以上のプロセスおよび/またはブロック図の1つ以上のブロックにおける指定された機能を実現するためのステップを提供する。
【0060】
以上の説明は、本発明の好ましい実施形態に過ぎず、本発明の保護範囲を限定することに用いられるものではない。
【産業上の利用可能性】
【0061】
本発明の実施例により提供されるアプリケーション名称の修正方法、装置及びコンピュータ可読記憶媒体において、対象アプリケーションを選定し、予め設定されたアプリケーションインレットを介して、選定された対象アプリケーションのアプリケーション名称を修正し、選定された対象アプリケーションの初期情報を取得し、取得された前記対象アプリケーションの初期情報と修正後の新しいアプリケーション名称とを関連付けて記憶する。このように、ユーザーが各アプリケーションを正常に使用するのに影響を与えないことを保証する場合において、ユーザーが任意のデスクトップで自由にアプリケーション名称を修正することができ且つ権限問題がない。
図1
図2
図3