【文献】
Huawei, HiSilicon,Enabling SMS for PS-only,3GPP SA WG2 Meeting #87 S2-114586 ,2011年10月14日,pp.1-2
【文献】
Alcatel-Lucent,VLR SGs paging retry,3GPP SA WG2 Meeting #87 S2-114636,2011年10月14日,pp.1-4
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【背景技術】
【0002】
一般的に、SMSは、回線交換(Circuit Switched、以下、CS)ドメイン(domain)の移動通信交換局(Mobile Switching Center、以下、MSC)を通じて提供されてきた。スマートフォン等によるデータ送信中心のトラフィックのためにLTEネットワークを導入した移動通信事業者と、音声サービスをCSネットワークではないLTEネットワークでVoIPを用いて提供する事業者とにとって、ただSMSだけを提供するためだけにビジタ位置レジスタ(VLR)/MSCのようなCSネットワークノードを維持、管理することは大きい負担となる。したがって、移動通信事業者は、MSC無しに、即ち、CSインフラ無しにユーザにパケット交換(Packet Switched、以下、PS)を通じてSMSを提供する方法を検討しつつある。
【0003】
また、音声通信とデータ通信を共に使用する端末だけではなく、M2M(Machine to Machine)機器やドングル(dongle)などの音声通信は利用せずPSデータを伝達だけする端末の場合にも、SMSだけ追加的に必要な場合(例えば、OMA−DM(Open Mobile Alliance Device Management)などのプロバイダーが端末を設定する場合)が発生している。したがって、CSサービスを利用せず、PSサービス及びSMSを利用する新しい種類の端末が登場している。
【0004】
CSインフラ無しにユーザにパケット交換ドメインのみを通じてSMSを提供するためには、SGSN(Serving GPRS Support Node)がSMSを移動局(Mobile Station、以下、MS)に伝達することができる機能を具現していなければならない。このような機能を使用可能(enable)にするか否かは移動通信事業者の選択事項である。したがって、移動通信事業者がこのような機能を具現しない場合もあり、SGSNがこのような機能を具現していても、移動通信事業者の選択によってSGSNを通じてSMSを伝達する機能を使用不可能(disable)にすることもできる。
【0005】
MSが接続する移動通信事業者ネットワークでPSドメインを通じてSMSを伝達する機能がサポートされる場合、PSサービス及びSMSだけを使用するMSは、PSドメインにだけ接続してサービスを受ければ良い。これと比べて、MSが接続する移動通信事業者ネットワークでPSドメインを通じてSMSを伝達する機能がサポートされない場合、PSサービス及びSMSだけを使用するMSは、SMS送受信のために必ずCSドメインにも接続しなければならない。
【0006】
このように移動通信事業者ネットワークの構成(コアネットワークノードのPSネットワークでSMS伝達機能を具現するか否か、及びこれを移動通信事業者が使用するか否か)とMSが使用するサービス種類とによってMSが接続するドメイン(PS、CS、又はPS及びCS)が変わらなければならないという問題がある。
【0007】
したがって、MSが移動通信事業者ネットワークとの間で使用するサービスによって接続するドメインを決定して、無線通信システムでSMSメッセージや小さいデータを効率的に伝達する方法及び装置が必要である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、添付された図面を参照して本発明の好ましい実施形態を詳しく説明する。このとき、添付された図面で同一構成要素には可能な限り同一符号を付していることに留意されたい。また、本発明の要旨を不明瞭にする公知機能及び構成に対する詳細な説明は省略する。
【0016】
また、以下で本発明の実施形態を具体的に説明するにあたり、3GPP LTEシステムを主な対象とするが、本発明の主な要旨は、類似の技術的背景及びシステム形態を有するその他の通信/コンピューターシステムにも本発明の範囲を大きく外れない範囲で僅かの変形で適用可能であり、これは本発明の技術分野の通常の技術的知識を有する者の判断で可能となろう。例えば、本発明で説明するMSは類似の通信機能を有する端末に、MMEはPSデータ送信に係る制御機能を有するネットワークノードに、MSCはCSデータ送信に係る制御機能を有するネットワークノードに、Home Subscriber Server/Home Location Register(HSS/HLR)はユーザ加入情報及び位置を保存するデータベースノードに対応付けられて適用されることができる。
【0017】
また一方、以下で本発明の実施形態を具体的に説明するにあたり、SMSサービスを主な対象とするが、同一技術は、SMSの代わりに小さいデータ(Small Data)を送信することに用いられることもできる。また、本発明で初期接続(Attach)に係る動作は、位置登録接続(例えば、RAU)過程にも同様に対応付けられて適用されることができる。ひいては、本発明でPSネットワークを介するSMS伝達(SMS over PS)において、PSネットワークは、SGSNを例に挙げて説明されているが、これに限定されず、SGSN以外にもPSネットワークを介するSMS伝達が可能なすべてのentityになることができる。
【0018】
<第1実施形態>
第1実施形態によれば、MSとCNノードの対話(interaction)を通じて接続するドメインを決定することができる。
MSが接続リクエストメッセージを送信した場合、MSがAttach Type及びSMSだけを使用する(SMS−only)のか否かと、事業者ネットワークのPSネットワークを介するSMS伝達(例えば、SMS in SGSN)をサポートするのか否かとによって、CNノードはMSが接続するドメインを適切に決定することができる。MSは、Attachリクエストメッセージ送信のとき、どのドメインに接続を試みるのかと共にSMSサービスをリクエストするのか否かをCNノードに指示することができ、CNノードは、MSがPSサービス及びSMSサービスを使用するのか否か(PS and SMS)と、PSネットワークでSMSを伝達する(SMS in SGSN Support)のか否かとをHSS/HRLを通じて知る。
【0019】
MSがPS/CSに同時にcombined接続を実行する場合
図1は、本発明の一実施形態によるSMS伝達方法でMSがPS/CSに同時にcombined Attach/RAUを実行する場合、それによる接続ドメインを決定する過程及びそのための信号の流れを示す図面である。
図1を参照すれば、先ずMS101は、110段階で、CNノード(例えば、SGSN)103にAttach/RAUリクエストメッセージを送信する。このとき、MS101は、PS/CS combined Attach/RAUをリクエストし、音声通話サービス無しにSMSだけを使用すること(SMS only)を共に指示することができる。また、MS101は、Attach/RAUリクエストメッセージに接続形態をPS/CS combinedとしてSMSだけを使用すること(SMS only)を指示するパラメーター又はインジケーターなどを含んでCNノード103にこのような内容を通知することができる。
【0020】
Attach/RAUリクエストメッセージを受信したCNノード103は、120段階で、HSS/HLR104との情報交換過程を経る。CNノード103は、HSS/HLR104に送るメッセージ(例えば、Update Location)に自らがPS domainを通じてSMSサービスを提供することができることを指示する情報を含んで伝達することができる。HSS/HLR104は、その情報とユーザ加入情報を共に考慮して、CNノード103に加入者情報(subscription information)と共に又は加入者情報に含んでMS101に対するPSネットワークを介するサービスと共にSMSサービスを使用することに対してサポートするか否かの情報を提供することができる。即ち、CNノード103は、HSS/HLR104からMSのサービス特徴に対する情報を受信することができる。
【0021】
CNノード103は、MS101から接続形態がPS/CS combined接続であり、SMSだけを使用する(SMS only)という情報を受信し、HSS/HLR104からMS101に対するPSネットワークを介するサービスと共にSMSサービス使用するか否かの情報を受信する過程を通じて、MS101とHSS/HLR104で情報を受信して一致するのか否かを確認することができる。
【0022】
MS101がPSネットワークを介するサービスと共にSMSサービスだけを使用するという情報を受信して確認したCNノード103は、PSネットワークを介するSMS伝達(SMS in SGSN)をサポートする(SMS in SGSN Supported)のか否かによってMS101に他の情報を送信する。また、CNノード103は、PSネットワークを介するSMSの伝達をサポートするのか否かによってCSネットワーク(Mobile Switching Center(MSC)又はVisitor Location Resister(VLR))と追加的な位置登録(Location Update)過程を実行するのか否かも決定する。
【0023】
SMS伝達(SMS in SGSN)をサポートしない場合、CNノードは、130段階へ進行してAttach AcceptメッセージをMS101へ送信し、それと共に又はそれに含んでSMS伝達(SMS in SGSN)をサポートしないという情報を共に送信することができる。その後、MS101は、直ちに150段階へ進行してCNノード130がSMS伝達をサポートする(SMS in SGSN Supported)か否かの情報を保存する。
【0024】
CNノード103がSMS伝達(SMS in SGSN)をサポートする場合、MS101はCSネットワークに接続する必要がないので、CNノード103は、140段階へ進行し、PS接続だけ(GRPS only)を受諾するAttach AcceptメッセージをMS101へ送信する。この場合、CNノード103は、SMS伝達(SMS in SGSN)をサポートするという情報(SMS−Supported)を共に送信したり、これをAttach Acceptメッセージに含んで共に送信したりすることができる。その後、MS101は、直ちに150段階へ進行し、CN103がSMS伝達(SMS in SGSN)をサポートする(SMS−Supported)か否かの情報を保存する。
【0025】
MS101は、SMS伝達(SMS in SGSN)をサポートする(SMS−Supported)か否かをPLMN(Public Land Mobile Network)別に、又は位置領域(Location Area)別に保存して、追後PLMNや位置領域(Location Area)変更のとき、コアネットワークとの対話に使用することができる。
即ち、もしPSサービス及びSMSサービスだけ必要なMSが、SMS伝達がサポートされることを指示する情報を受信した場合、当該MSはCSネットワークを介するいかなるprocedureも実行しなくても良いことを意味する。
【0026】
本実施形態によれば、MSがPS/CSドメインに同時にcombined接続を実行した場合、CNノードがMSのリクエストに対してMS及びHSS/HLRから確認を経た後、CNノードがSMS伝達(SMS in SGSN)をサポートするか否かによって異なるように応答し、それによってMSがどのドメインに接続するのかを決定することができる。
【0027】
MSがPS接続を実行した場合
図2は、本発明の一実施形態によるSMS伝達方法でMSがPS接続を実行した場合、それによる接続ドメインを決定する過程及びそのための信号の流れを示す図面である。
図2を参照すれば、先ずMS201は、210段階で、CNノード203にAttach/RAUリクエストメッセージを送信する。このとき、MS201は、PS接続(PS Attach)をリクエストし、音声通話サービスなしにSMSだけを使用すること(SMS only)を共に通知することができる。また、MS201は、Attach/RAUリクエストメッセージに接続形態をPS接続としてSMSだけを使用すること(SMS only)を通知するパラメーター又はインジケーターなどを含んでCNノード203にこのような内容を通知することができる。
【0028】
Attach/RAUリクエストメッセージを受信したCNノード203は、220段階で、HSS/HLR204との情報交換過程を経る。CNノード203は、HSS/HLR204に送るメッセージ(例えば、Update Location)に自らがPSドメインを通じてSMSサービスを提供することができることを通知する情報を含んで伝達することができる。HSS/HLR204は、その情報とユーザ加入情報を共に考慮して、CNノード203に加入者情報(subscription information)と共に又は加入者情報に含んでMS201に対するPSネットワークを介するサービスと共にSMSサービスを使用することに対してサポートするか否かの情報を提供することができる。即ち、CNノード203は、HSS/HLR204からMSのサービス特徴に対する情報を受信することができる。
【0029】
CNノード203は、MS201から接続形態がPS接続であり、SMSだけを使用する(SMS only)という情報を受信し、HSS/HLR204からMS201に対するPSネットワークを介するサービスと共にSMSサービス使用するか否かの情報を受信する過程を通じて、MS201とHSS/HLR204で情報を受信して一致するのか否かを確認することができる。
【0030】
MS201がPSネットワークを介するサービスと共にSMSサービスだけ使用するという情報を受信して確認したCNノード203は、SMS伝達(SMS in SGSN)をサポートするのか否かによってMS201に他の情報を送信する。
SMS伝達(SMS in SGSN)をサポートする場合、CNノード203は、230段階へ進行し、Attach AcceptメッセージをMS201へ送信する。この場合、CNノード203は、SMS伝達(SMS in SGSN)をサポートするという情報をAttach Acceptメッセージに含んで送信することができる。MS201は、直ちに260段階へ進行し、CN203がSMS伝達(SMS in SGSN)をサポートするか否かの情報を保存する。
【0031】
CNノード203がSMS伝達(SMS in SGSN)をサポートしない場合、CNノードは、240段階へ進行し、Attach AcceptメッセージをMS201へ送信しながらSMS伝達(SMS in SGSN)をサポートしないという情報を共に送信したり、これをAttach Acceptメッセージに含んで送信したりすることができる。これはCNノード203がSMS伝達(SMS in SGSN)をサポートしないので、MS201がSMSを使用するためには別途のCS接続が必要であるということをMS201に通知するためである。Attach Acceptメッセージと共にSMS伝達(SMS in SGSN)をサポートしないという情報を受信したMS201は、250段階へ進行し、CNノード203の指示(indication)又はMS201に保存された情報を用いてSMSのためのCS接続を実行するか否かを決定する。その後、MS201は、直ちに260段階へ進行し、CN203がSMS伝達(SMS in SGSN)をサポートするか否かの情報を保存する。
【0032】
MS201は、SMS伝達(SMS in SGSN)をサポートするか否かの情報をPLMN(Public Land Mobile Network)別に又は位置領域(Location Area)別に保存し、追後PLMNや位置領域(Location Area)変更のとき、コアネットワークとの対話に使用することができる。
【0033】
本実施形態によれば、MSがPSドメイン接続を実行した場合、CNノードがMSのリクエストに対してMS及びHSS/HLRから確認を経た後、CNノードがSMS伝達(SMS in SGSN)をサポートするか否かによって異なるように応答し、それによってMSがどのドメインに接続するのかを決定することができる。
【0034】
MSがCS接続を実行した場合
図3は、本発明の一実施形態によるSMS伝達方法でMSがCS接続を実行した場合、それによる接続ドメインを決定する過程及びそのための信号の流れを示す図面である。
図3を参照すれば、先ずMS301は、310段階で、CNノード303に接続リクエスト(Attach request)メッセージを送信する。このとき、MS301は、音声通話サービスなしにSMSだけを使用すること(SMS only)を共に通知することができる。また、MS301は、Attachリクエストメッセージに接続形態をCS接続としてSMSだけを使用すること(SMS only)を通知するパラメーター又はインジケーターなどを含んでCNノード303にこのような内容を通知することができる。
【0035】
接続リクエスト(Attach request)メッセージを受信したCNノード303は、320段階で、HSS/HLR304との情報交換過程を経る。CNノード303は、HSS/HLR304に送るメッセージ(例えば、Update Location)に自らがPSドメインを通じてSMSサービスを提供することができることを指示する情報を含んで伝達することができる。HSS/HLR304は、その情報とユーザ加入情報を共に考慮して、CNノード303に加入者情報(subscription information)と共に又は加入者情報に含んでMS301に対するPSネットワークを介するサービスと共にSMSサービスを使用することに対してサポートするか否かの情報を提供することができる。即ち、CNノード303は、HSS/HLR304からMSのサービス特徴に対する情報を受信することができる。
【0036】
CNノード303は、MS301から接続形態がCS接続であり、SMSだけを使用する(SMS only)という情報を受信し、HSS/HLR304からMS301に対するPSネットワークを介するサービスと共にSMSサービス使用するか否かの情報を受信する過程を通じて、MS301とHSS/HLR304で情報を受信して一致するのか否かを確認することができる。
【0037】
MS301がPSネットワークを介するサービスと共にSMSサービスだけ使用するという情報を受信して確認したCNノード303は、PSネットワークを介するSMS伝達(SMS in SGSN)をサポートするのか否かによってMS301に他の情報を送信する。また、CNノード303は、SMSの伝達をサポートするのか否かによってCSネットワーク(MSC又はVLR)と追加的な位置登録(Location Update)過程を実行するのか否かも決定する。
【0038】
SMS伝達(SMS in SGSN)をサポートしない場合、CNノードは、330段階へ進行し、Attach AcceptメッセージをMS301へ送信する。この場合、CNノード303は、SMS伝達(SMS in SGSN)をサポートしないという情報をAttach Acceptメッセージに含んで送信することができる。MS301は、直ちに360段階へ進行し、CN303がSMS伝達(SMS in SGSN)をサポートするか否かの情報を保存する。
【0039】
SMS伝達(SMS in SGSN)をサポートする場合、MS301はCSネットワークに接続する必要がないので、CNノード303は、340段階へ進行して、CS接続を拒絶するAttach rejectメッセージをMS301へ送信する。この場合、CNノード303は、SMS伝達(SMS in SGSN)をサポートするという情報を共に送信したり、これをAttach rejectメッセージに含んで共に送信したりすることができる。この場合、MS301は、350段階へ進行し、CNノード303の指示(indication)又はMS301に保存された情報を用いてSMSのためのPS接続を実行するか否かを決定する。その後、MS301は、直ちに360段階へ進行し、CN303がSMS伝達(SMS in SGSN)をサポートするか否かの情報を保存する。
【0040】
MS301は、SMS伝達(SMS in SGSN)をサポートするか否かの情報をPLMN(Public Land Mobile Network)別に又は位置領域(Location Area)別に保存し、追後PLMNや位置領域(Location Area)変更のとき、コアネットワークとの対話に使用することができる。
【0041】
本実施形態によれば、MSがCSドメイン接続を実行した場合、CNノードがMSのリクエストに対してMS及びHSS/HLRから確認を経た後、CNノードがSMS伝達(SMS in SGSN)をサポートするか否かによって異なるように応答し、それによってMSがどのドメインに接続するかを決定することができる。
【0042】
CSに予め接続されたMSがPS接続を実行する場合
図4は、本発明の一実施形態によるSMS伝達方法でMSが予めCSに接続中、PS接続を実行した場合、それによる接続ドメインを決定する過程及びそのための信号の流れを示す図面である。
図4を参照すれば、先ずMS401は、410段階で、CNノード403にAttach/RAUリクエストメッセージを送信する。このとき、MS401は、音声通話サービス無しにSMSだけを使用すること(SMS only)を共に通知することができる。また、MS401は、Attach/RAUリクエストメッセージに接続形態をPS接続としてSMSだけを使用すること(SMS only)を通知するパラメーター又はインジケーターなどを含んでCNノード403にこのような内容を通知することができる。ひいては、MS401は、CNノード403に予めCS接続中の状態であることを通知することができる。
【0043】
Attach/RAUリクエストメッセージを受信したCNノード403は、420段階で、HSS/HLR404との情報交換過程を経る。CNノード403は、HSS/HLR404に送るメッセージ(例えば、Update Location)に自らがPSドメインを通じてSMSサービスを提供することができることを通知する情報を含んで伝達することができる。HSS/HLR404は、その情報とユーザ加入情報を共に考慮してCNノード403に加入者情報(subscription information)と共に又は加入者情報に含んでMS401に対するPSネットワークを介するサービスと共にSMSサービスを使用することに対してサポートするか否かの情報を提供することができる。即ち、CNノード403は、HSS/HLRからMSのサービス特徴に対する情報を受信することができる。
【0044】
CNノード403は、MS401から接続形態がPS接続であり、SMSだけを使用する(SMS only)という情報と予めCS接続中の状態であるという情報を受信し、HSS/HLR404からMS401に対するPSネットワークを介するサービスと共にSMSサービス使用するか否かの情報を受信する過程を通じて、MS401とHSS/HLR404で情報を受信して一致するのか否かを確認することができる。
【0045】
MS401がPSネットワークを介するサービスと共にSMSサービスだけ使用するという情報を受信して確認したCNノード403は、PSネットワークを介するSMS伝達(SMS in SGSN)をサポートするのか否かによってMS401に他の情報を送信する。また、CNノード403は、SMSを伝達をサポートするのか否かによってCSネットワーク(MSC又はVLR)と追加的な位置登録(Location Update)過程を実行するのか否かも決定する。
【0046】
即ち、SMS伝達(SMS in SGSN)をサポートしない場合、CNノード403は、430段階へ進行し、Attach AcceptメッセージをMS401へ送信しながら、SMS伝達(SMS in SGSN)をサポートしないという情報を共に送信したり、これをAttach Acceptメッセージに含んで共に送信したりすることができる。Attach Acceptメッセージと共にSMS伝達(SMS in SGSN)をサポートしないという情報を受信したMS401は、直ちに470段階へ進行し、CN403がSMS伝達(SMS in SGSN)をサポートするか否かの情報を保存する。
【0047】
SMS伝達(SMS in SGSN)をサポートする場合、CNノード403は、440段階へ進行し、PS接続を受諾するAttach AcceptメッセージをMS401へ送信する。この場合、CNノード403は、SMS伝達(SMS in SGSN)をサポートするという情報を共に送信したり、これをAttach Acceptメッセージに含んで共に送信したりすることができる。
【0048】
この場合、CNノード403は、450段階で、MS401をCSネットワークから接続解除(IMSI detach)させるために接続解除(detach)メッセージを送信することができる。これは、MS401がPS接続をするようになるのでこれ以上CS接続を維持する必要がなくなるためである。又は、CNノード403が接続解除メッセージを送信しなくても、MS401は、CSネットワークに接続された状態でSMS伝達(SMS in SGSN)を知ると、460段階で、CS接続を解除するためにCS接続解除初期化(initiating CS detach)を実行することもできる。その後、MS401は、470段階へ進行し、CN403がSMS伝達(SMS in SGSN)をサポートするか否かの情報を保存する。
【0049】
MS401は、SMS伝達(SMS in SGSN)をサポートするか否かの情報をPLMN(Public Land Mobile Network)別に又は位置領域(Location Area)別に保存し、追後PLMNや位置領域(Location Area)変更のとき、コアネットワークとの対話に使用することができる。
【0050】
本実施形態によれば、MSがCS接続中にPSドメイン接続を実行した場合、CNノードがMSのリクエストに対してMS及びHSS/HLRから確認を経た後、CNノードがSMS伝達(SMS in SGSN)をサポートするか否かによって異なるように応答し、それによってMSがどのドメインに接続するのかを決定することができる。
【0051】
PSに予め接続されたMSがCS接続を実行する場合
図5は、本発明の一実施形態によるSMS伝達方法でMSが予めPSに接続中、CS接続を実行した場合、それによる接続ドメインを決定する過程及びそのための信号の流れを示す図面である。
図5を参照すれば、先ずMS501は、510段階で、CNノード503にAttach/RAUリクエストメッセージを送信する。このとき、MS501は、音声通話サービス無しにSMSだけを使用すること(SMS only)を共に通知することができる。また、MS501は、Attach/RAUリクエストメッセージに接続形態をCS接続としてSMSだけを使用すること(SMS only)を通知するパラメーター又はインジケーターなどを含んでCNノード503にこのような内容を通知することができる。ひいては、MS501は、CNノード503に予めPS接続中の状態であることを通知することができる。
【0052】
Attach/RAUリクエストメッセージを受信したCNノード503は、520段階で、HSS/HLR504との情報交換過程を経る。CNノード503は、HSS/HLR504に送るメッセージ(例えば、Update Location)に自らがPSドメインを通じてSMSサービスを提供することができることを通知する情報を含んで伝達することができる。HSS/HLR504は、その情報とユーザ加入情報を共に考慮してCNノード503に加入者情報(subscription information)と共に又は加入者情報に含んでMS501に対するPSネットワークを介するサービスと共にSMSサービスを使用することに対してサポートするか否かの情報を提供することができる。即ち、CNノード503は、HSS/HLR504からMSのサービス特徴に対する情報を受信することができる。
【0053】
CNノード503は、MS501から接続形態がCS接続であり、SMSだけを使用する(SMS only)という情報を受信して、HSS/HLR504からMS501に対するPSネットワークを介するサービスと共にSMSサービス使用するか否かの情報を受信する過程を通じて、MS501とHSS/HLR504の情報を受信して一致するのか否かを確認することができる。
【0054】
MS501がPSネットワークを介するサービスと共にSMSサービスだけ使用するという情報を受信して確認したCNノード503は、SMS伝達(SMS in SGSN)をサポートするのか否かによってMS501に他の情報を送信する。また、CNノード503は、SMSの伝達をサポートするのか否かによってCSネットワーク(MSC又はVLRV)と追加的な位置登録(Location Update)過程を実行するのか否かも決定する。
【0055】
SMS伝達(SMS in SGSN)をサポートしない場合、CNノードは、530段階へ進行し、Attach AcceptメッセージをMS501へ送信し、それと共に又はそれに含んでSMS伝達(SMS in SGSN)をサポートしないという情報を共に送信することができる。その後、MS501は、直ちに550段階へ進行して、CN503がSMS伝達(SMS in SGSN)をサポートするか否かの情報を保存する。
【0056】
SMS伝達(SMS in SGSN)をサポートする場合、MS501はCSネットワークに接続する必要がないので、CNノード503は、540段階へ進行し、CS接続を拒絶するAttach rejectメッセージをMS501へ送信する。この場合、CNノード503は、SMS伝達(SMS in SGSN)をサポートするという情報を共に送信したり、これをAttach rejectメッセージに含んで共に送信したりすることができる。その後、MS501は、直ちに550段階へ進行し、CN503がSMS伝達(SMS in SGSN)をサポートするか否かの情報を保存する。
【0057】
MS501は、SMS伝達(SMS in SGSN)をサポートするか否かの情報をPLMN(Public Land Mobile Network)別に又は位置領域(Location Area)別に保存し、追後PLMNや位置領域(Location Area)変更のとき、コアネットワークとの対話に使用することができる。
【0058】
本実施形態によれば、MSがPS接続中にCSドメイン接続を実行した場合、CNノードがMSのリクエストに対してMS及びHSS/HLRから確認を経た後、CNノードがSMS伝達(SMS in SGSN)をサポートするか否かによって異なるように応答して、それによってMSがどのドメインに接続するのかを決定することができる。
【0059】
<第2実施形態>
第2実施形態によれば、MSがRANノードとの対話(interaction)を通じて接続するドメインを決定することができる。
図6は、本発明の一実施形態によるSMS伝達方法で無線接続ネットワーク(Radio Access Network、以下、RAN)ノードの指示(indication)を用いて接続するドメインを決定する過程及びそのための信号の流れを示す図面である。
図6でネットワークは、MS601、RANノード602、及びコアネットワーク(Core Network、CN)ノード603で構成される。
【0060】
先ずCNノード603は、RANノード602(例えば、UTRAN、GERANなど)との対話(interaction)を通じて、PSネットワークを通じてSMSを伝達すること(SMS in SGSN)ができるのか否かを設定する(図示せず)。RANノード602は、610段階で、上記設定によってPSネットワークを介するSMS伝達をサポートするのか否かをMS601に通知する。このとき、RANノード602は、インジケーター(indicator)を通じて上記設定をMS601に通知することができる。即ち、RANノード602は、PSネットワークを介するSMS伝達をサポートするのか否かに応じてインジケーター値を異にして上記インジケーターをMS601へ送信し、MS601は、上記インジケーターを受信してPSネットワークを介するSMS伝達をサポートするのか否かを判断することができる。
【0061】
MS601は、620段階で、RANノード602を通じて受信したインジケーターに応じてCNノード603がPSネットワークを介するSMS伝達(SMS in SGSN)をサポートするのか否かの情報を保存し、Attach Typeを決定することができる。その後、MS601は、630段階で、620段階で決定したAttach TypeによってCNノード603にAttachリクエストメッセージを送信する。
【0062】
本実施形態で、MSは、RANノードの指示を用いて接続するドメインを決定することができる。MSは、CNノードに接続する前にRANノードとの対話(interaction)を通じて、事業者ネットワークのPSネットワークを介するSMS伝達(SMS in SGSN)をサポートするのか否かを知り、それによってどのドメインに接続するのかを決定することができる。
【0063】
<第3実施形態>
CNノードのPSネットワークを介するSMS伝達(SMS in SGSN)をサポートするか否かがPLMN別に適用されるか、それとも位置領域(Location Area)(例えば、セル、TA、RA、LA)別に適用されるかは、事業者が選択することができる。第3実施形態によれば、MSがPLMN(Public Land Mobile Network)又は位置領域(Location Area)が変更された場合、MSとCNノードの対話(interaction)を通じて接続するドメインを決定することができる。
【0064】
図7は、本発明の一実施形態によるSMS伝達方法でMSがPLMNや位置領域が変更された場合、それによる接続ドメインを決定する過程及びそのための信号の流れを示す図面である。
先ず710段階で、MS701は、PS、CS、又はSMSサービスのためにCNに接続されている状態である。720段階で、MS701がPLMN(Public Land Mobile Network)又は位置領域(Location Area)変更を検出する。MS701は、730段階で、予め保存されたCN703がSMS伝達(SMS in SGSN)をサポートする(SMS−Supported)か否かによって決定するAttach Typeによって接続を初期化したり、位置をアップデートしたりできる。
【0065】
上記の本発明の実施形態を実行するためにコアネットワークノード及びMSは、それぞれ制御部を含むことができる。
コアネットワークノード及びMSに含まれた制御部は、上記の実施形態を含むコアネットワークノード及びMSの全体動作を制御することができる。
本発明の実施形態による無線通信システムのコアネットワークノード(例えば、SGSN)の制御部は、接続手続き(Attach/RAU procedure)で自らがPSドメイン(domain)を通じてSMS送信が可能であるか否かを通知する情報を他のコアネットワークノード(例えば、HSS)に通知し、これを受信したコアネットワークノードがその情報を用いてSMS送信経路設定及び加入情報(SMS in SGSN Supported)を通知するように制御することができる。
【0066】
本明細書及び図面に開示された本発明の実施形態は、本発明の記述内容を容易に説明して本発明の理解を助けるために特定例を提示したものであって、本発明の範囲を限定しようとするものではない。ここに開示された実施形態以外にも本発明の技術的思想に基づいた他の変形形態が実施可能であるということは、本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者に明らかである。