【実施例】
【0277】
さらなる実施形態は、以下の実施例にさらに詳細に開示される。これらの実施例は、特許請求の範囲の範囲を限定することをいかなる方法でも意図されない。
【0278】
実施例1−A
化合物1の合成(スキームI)
【化146】
[この文献は図面を表示できません]
チオグリコール酸エチル(11.14g,92.8mmol)の、400mLのDMF中の溶液に、NaOEt(14.5g,185.7mmol)を少しずつ添加した。得られた混合物を0℃で30分間撹拌した。次いで、I−1(10g,71.4mmol)をこの溶液に少しずつ添加した。この混合物を120℃で一晩撹拌した。この反応混合物を室温まで冷却し、水(300mL)で希釈し、EtOAc(300mL×3)で抽出し、合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥させ、そして濃縮した。その残渣を石油エーテルで洗浄して、I−2(8.7g,収率59%)を淡褐色固体として得た。
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 8.68 (dd, J = 1.6, 4.4 Hz, 1H), 8.16 (dd, J = 1.6, 8.0 Hz, 1H), 8.00 (s, 1H), 7.36 (m , 1H), 4.43 (q, J = 7.2 Hz, 2 H), 1.42 (t, J = 7.2 Hz, 3H)。MS(ESI)m/z[M+H]
+ 208.0。
【0279】
I−2(7.5g,36.2mmol)の、300mLのDCM中の溶液に、m−CPBA(12.4g,72.4mmol)を少しずつ0℃で添加した。得られた溶液を室温で一晩撹拌し、その後、飽和aq.Na
2S
2O
3でクエンチした。その有機層を分離し、その水層をEtOAc(200mL×3)で抽出した。合わせた有機層を飽和aq.NaHCO
3およびブラインで洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥させ、そして濃縮した。その粗製生成物を石油エーテルで洗浄して、I−3(7.5g,収率93%)を白色固体として生成した。MS(ESI)m/z[M+H]
+ 224.0。
【0280】
I−3(7.0g,31.4mmol)を60mLのAc
2Oに添加し、この溶液を一晩加熱還流した。この反応混合物を濃縮し、その残渣を100mLのMeOHで溶解させ、そして6mLのTEAをこれに添加し、この混合物を室温で4時間撹拌し、次いでこれを濃縮し、EtOAc(500mL)で希釈し、水およびブラインで洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥させ、そして濃縮した。その残渣を、石油エーテル/EtOAc(20:1→10:1→5:1→1:1→1:2→1:10)を用いるシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、I−4(2.8g,収率40%)を褐色固体として得た。MS(ESI)m/z[M+H]
+ 223.8。
【0281】
フラスコに、I−4(1.0g,4.48mmol)、4−クロロフェニルボロン酸(2.11g,13.45mmol)、Cu(OAc)
2(4.05g,22.4mmol)、ピリジンN−オキシド(4.26g,44.8mmol)、ピリジン(2.69g,35.8mmol)、4Åのモレキュラーシーブ(1.0g)および300mLの無水DCMを入れた。この混合物を酸素雰囲気下室温で一晩撹拌した。この反応をTLCにより監視し、出発物質が消費されたら、この混合物を濃縮し、水(100mL)で希釈し、EtOAc(300mL×3)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥させ、そして濃縮した。その残渣を、石油エーテル/EtOAc(50:1→30:1→10:1→5:1→2:1)を用いるシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、化合物1(900mg,収率60%)を淡黄色固体として得た。
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz) δ 8.04−8.00 (m, 2H), 7.71 (d, J=8.4Hz, 2H), 7.60 (d, J=8.4Hz, 2H), 6.60 (d, J=9.6Hz, 1H), 4.24 (q, J=7.2Hz, 2H), 1.24 (t, J=7.2Hz, 3H)。MS(ESI)m/z[M+H]
+ 333.9。
【0282】
化合物2を、化合物1を得るための手順に従って、1−(2−クロロピリジン−3−イル)エタノンをI−1の代わりに使用して、白色固体として調製した。
1H NMR (CD
3OD, 400 MHz) δ 8.06 (d, J=9.2 Hz, 1H), 7.70−7.67 (m, 2H), 7.50−7.48 (m, 2H), 6.68 (d, J=9.6 Hz, 1H), 4.29 (q, J=7.2 Hz, 2H), 2.69 (s, 3H), 1.35 (t, J=7.2 Hz, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 347.9。
【0283】
実施例1−B
化合物3の合成(スキームII)
【化147】
[この文献は図面を表示できません]
NaH(1.29g,54mmol)を、II−1(5.0g,27mmol)およびチオグリコール酸エチル(3.9g,32.4mmol)のDMF(50mL)中の撹拌混合物に0℃で添加した。この反応混合物を室温で一晩撹拌した。この反応を水(50mL)でゆっくりとクエンチし、次いでEtOAc(50mL×3)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして濃縮して、粗製のII−2(3.7g,粗製収率51%)を得、これを次の工程に直接使用した。
【0284】
NaOEt(1.87g,27.4mmol)を、II−2(3.7g,13.7mmol)の、30mLのEtOH中の混合物に添加し、そしてこの反応混合物を室温で2時間撹拌した。次いで、この混合物をaq.HCl(2M)でpH=2に調整し、沈殿した固体を集めて、II−3(2.4g,収率79%)を得、これを次の工程に直接使用した。
【0285】
II−3(3g,13.4mmol)およびNaOAc(2.2g,26.8mmol)の、Ac
2O(50ml)中の混合物を、還流させながら2時間撹拌した。この混合物を室温まで冷却し、減圧中で濃縮し、この混合物をEtOAc(100mL)に溶解させ、飽和aq.Na
2CO
3および水で洗浄した。その有機相をNa
2SO
4で乾燥させ、減圧下で濃縮して、II−4(3g,収率84%)を得た。
【0286】
II−4(3g,11.3mmol)の無水DCM(60mL)中の撹拌溶液に、0℃でm−CPBA(5.85g,34mmol)を添加した。次いで、この混合物を室温で一晩撹拌した。その後、この混合物を飽和Na
2SO
3水溶液で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮した。その残渣をEtOAcから再結晶して、II−5(2.5g,収率79%)を白色固体として生成した。
【0287】
II−5(2.5g,8.9mmol)をAc
2O(30mL)に溶解させ、そしてこの混合物を140℃で18時間還流した。室温まで冷却した後に、この混合物を減圧下で濃縮した。その残渣を、石油エーテル/EtOAc(20:1)を用いるシリカゲルでのカラムクロマトグラフィーにより精製して、II−6とII−6Aとの混合物(1.5g,収率52%)を黄色固体として得た。
【0288】
混合物II−6およびII−6A(1.3g,4mmol)のMeOH(65mL)中の撹拌溶液に、TEA(10mL)を室温で添加した。次いで、この混合物を1時間周囲温度で撹拌した。この混合物を減圧下で濃縮して、II−7とII−7Aとの混合物(1.0g,粗製収率88%)を黄色固体として得、これをさらに精製せずに直接使用した。
【0289】
無水DCM(50mL)中の、II−7とII−7Aとの混合物(500mg,1.8mmol)、4−クロロフェニルボロン酸(842mg,5.4mmol)、Cu(OAc)
2(1.63g,9mmol)、ピリジン−N−オキシド(1.71g,18mmol)およびピリジン(1.42g,18mmol)を空気中室温で80時間撹拌した。次いで、この混合物を水で洗浄し、そしてその有機相をNa
2SO
4で乾燥させ、減圧下で濃縮した。その残渣をPrep−HPLCにより精製して、化合物3(100mg,収率16%)を得た。
1H NMR (CD
3OD, 400 MHz) δ 7.96 (d, J = 9.2 Hz, 1H), 7.62 (d, J = 8.4 Hz, 2H), 7.41 (d, J=8.4 Hz, 2H), 6.43 (d, J = 9.2 Hz, 1H), 4.15 (q, J
= 7.2 Hz, 2H), 1.24 (t, J
= 7.2 Hz, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+:349.9。
【0290】
化合物4を、化合物3を得るための類似の手順に従って、1−(2−クロロピリジン−3−イル)プロパン−1−オンをII−1の代わりに使用して調製した。
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz) δ 12.3 (brs, 1H), 8.03 (d, J = 9.6 Hz, 1H), 6.53 (d, J = 9.2 Hz, 1H), 4.29 (q, J
= 7.2 Hz, 2H), 3.12 (q, J
= 7.2 Hz, 2H), 1.33 (t, J
= 7.2 Hz, 3H), 1.15 (t, J
= 7.2 Hz, 3H)。
【0291】
実施例2
5−アシルピルフェニドンアナログの合成(スキームIII)
【化148】
[この文献は図面を表示できません]
III−1(30g,0.162mol,1当量)の、300mLの無水THF中の溶液に、n−BuLiの溶液(ヘキサン中2.5M,77.5mL,0.19mol,1.2当量)を−70℃で滴下により添加した。添加の完了後、この混合物を−70℃で20分間撹拌し、その後、N−メトキシ−N−メチルアセトアミド(33g,0.322mol,2当量)の、100mLの無水THF中の溶液を滴下により添加し、この溶液を室温まで温め、そして2時間撹拌した。この反応を飽和aq.NH
4Cl(100mL)でクエンチし、EtOAc(300mL×3)で抽出し、その有機層をブラインで洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥させ、そそして減圧中で濃縮した。その残渣を、石油エーテル/EtOAc(100:1)を用いるシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、III−2(14.8g,収率62%)を白色固体として得た。
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz) δ 8.81 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 8.16 (dd, J
= 2.4, 8.4 Hz, 1H), 6.90 (d, J = 8.8 Hz, 1H), 3.93 (s, 3H), 2.55 (s, 3H)。MS(ESI)m/z[M+H]
+ 151.6。
【0292】
III−2(5g,33mmol)の、20mLのEtOH中の溶液に、aq.HBr(48%,60mL)を添加し、この反応混合物を一晩加熱還流した。室温まで冷却した後に、この混合物を飽和aq.NaHCO
3の添加により中和し、EtOAc(100mL×3)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥させ、そして濃縮して、粗製のIII−3(3g,収率65%)を白色固体として得た。
【0293】
III−3(1当量)のDCM(0.1mmol/mL)中の溶液に、ボロン酸III−4(2当量)、Cu(OAc)
2(1当量)、ピリジン(10当量)およびピリジン−N−オキシド(2当量)を添加し、その後、4Åのモレキュラーシーブ(量はおよそIII−3と等しい)を添加した。この反応混合物を酸素雰囲気下室温で一晩撹拌した。TLCにより示される反応の完了後に、得られた混合物を濾過して洗浄し、その濾液をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして濃縮した。その残渣をシリカゲルでのカラムクロマトグラフィーにより精製して、III−5を得た。
【0294】
化合物10(収率61%):
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz) δ 8.43 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 7.90 (dd, J = 9.6, 2.4 Hz, 1H), 7.39 (d, J = 8.8 Hz, 2H), 7.06 (d, J = 8.8 Hz, 2H), 6.51 (d, J = 9.6 Hz, 1H), 3.81 (s, 3H), 2.41 (s, 3H)。
【0295】
化合物11(収率67%):
1H NMR (DMSO−d
6, 300 MHz) δ 8.42 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 7.88 (dd, J = 9.6, 2.4 Hz, 1H), 7.34 (d, J = 8.7 Hz, 2H), 7.02 (d, J = 9.0 Hz, 2H), 6.49 (d, J = 9.6 Hz, 1H), 4.68−4.64 (m, 1H), 3.40 (s, 3H), 1.28 (s, 3H), 1.26 (s, 3H)。
【0296】
化合物12(収率50%):
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz) δ 8.57 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 7.95−7.92 (m, 2H), 7.87 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 7.82−7.79 (m, 2H), 6.56 (d, J = 9.6 Hz, 1H), 2.43 (s, 3H)。
【0297】
化合物13(収率78%):
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz) δ 8.52 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 7.95−7.91 (m, 1H), 7.64 (d, J = 8.8Hz, 2H), 7.56 (d, J = 8.8Hz, 2H), 6.56 (d, J = 9.6Hz, 1H), 2.44 (s, 3H)。
【0298】
化合物14(収率74%):
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz) δ 8.49 (d, J = 2.4Hz, 1H), 7.91 (dd, J = 9.6, 2.4 Hz, 1H), 7.56−7.52 (m, 2H), 7.40−7.35 (m, 2H), 6.53 (d, J = 9.6 Hz, 1H), 2.42 (s, 3H)。
【0299】
化合物15(収率67%):
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz) δ 8.45 (d, J = 2.4Hz, 1H), 7.90 (dd, J = 9.6, 2.8 Hz, 1H), 7.46−7.41 (m, 1H), 7.03 (t, 3H), 6.52 (d, J = 9.6Hz, 1H), 3.79 (s, 3H), 2.42 (s, 3H)。
【0300】
化合物16(収率74%):
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz) δ 8.53 (d, J = 2.8Hz, 1H), 7.90 (dd, J = 9.6, 2.4 Hz, 1H), 7.64−7.58 (m, 1H), 7.52−7.48 (m, 1H), 7.41−7.35 (m, 2H), 6.57 (d, J = 9.6 Hz, 2H), 2.45 (s, 3H)。
【0301】
化合物17(収率64%):
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz) δ 8.55 (d, J = 2.4Hz, 1H), 7.92 (dd, J = 9.6, 2.4 Hz, 1H), 7.67−7.63− (m, 2H), 7.55 (d, J = 8.4 Hz, 2H), 6.56 (d, J = 9.6 Hz, 1H), 2.42 (s, 3H)。
【0302】
化合物18(収率23%):
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz) δ 8.37 (d, J = 2.4Hz, 1H), 7.92 (dd, J = 9.6, 2.4 Hz, 1H), 7.20 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 6.95 (d, J = 2.8 Hz, 1H), 6.52 (d, J = 9.6 Hz, 1H), 4.06 (q, J = 6.8 Hz, 2H), 2.40 (s, 3H), 2.00 (s, 3H), 1.34 (t, J = 6.8 Hz, 3H)。
【0303】
化合物19(収率40%):
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz) δ 10.18 (s, 1H), 8.46 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 7.91 (dd, J = 9.6, 2.4 Hz, 1H), 7.73 (s, 1H), 7.60 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.46 (t, J = 8.0 Hz, 1H), 7.12 (dd, J = 7.6, 0.8 Hz, 1H), 6.53 (d, J = 9.6 Hz, 1H), 2.41 (s, 3H), 2 .05 (s, 3H)。
【0304】
化合物20を、溶媒をアセトニトリルと交換したこと以外は一般手順に従って調製した(収率10%)。
1H NMR (CDCl
3, 400MHz) δ 8.06 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 7.97 (dd, J = 10, 2.4 Hz, 1H), 7.53−7.45 (m, 1H), 7.43−7.36 (m, 1H), 7.34−7.25 (m, 2H), 6.67 (d, J = 10 Hz, 1H), 2.45 (s, 3H). MS (ESI) m / z (M+H)
+ 232.0。
【0305】
実施例3−A
化合物21の合成(スキームIV)
【化149】
[この文献は図面を表示できません]
5−メチル−2−ピリドンIV−1(643mg,5.9mmol)の、DCM(71mL)およびDMF(23.5mL)中の溶液に、Cu(OAc)
2(2.14g,11.784mmol)、4−ヒドロキシフェニルボロン酸(0.975g,7.07mmol)、ピリジン(0.95mL,11.784mmol)および活性化させた4Åのモレキュラーシーブ(7.1g)を添加した。この混合物を室温で24時間撹拌した。NH
4OHの濃溶液を添加し、セライトで濾過した。濾液を減圧下でエバポレートし、そして得られた粗製物質をフラッシュクロマトグラフィー(SiO
2;DCM/MeOH)により精製して、IV−2,600mg(収率51%)の純粋な生成物を淡黄色固体として得た。MS:m/z 202.2(M+H)。
【0306】
IV−2(250mg,1.24mmol)のDMF(9mL)中の懸濁物に、PEG−Tos(395mg,1.24mmol)、K
2CO
3(343mg,2.48mmol)を添加し、そして50℃で24時間加熱した。反応混合物をセライトパッドで濾過し、MeOHで洗浄し、そして溶媒を減圧下で除去した。その粗製物質をフラッシュクロマトグラフィー(SiO
2;DCM/MeOH)により精製して、純粋な生成物の化合物21(400mg,収率93%)を無色油状物として得た。MS:m/z 348.4(M+H)。
【0307】
化合物22を、化合物21を得るための類似の手順に従って、1−(3−ヒドロキシフェニル)−5−メチルピリジン−2(1H)−オンをIV−2の代わりに使用して調製した。MS:m/z=348.6(M+H)。
【0308】
実施例3−B
化合物23の合成(スキームV)
【化150】
[この文献は図面を表示できません]
V−1(4.3g,22mmol)、ボロン酸V−2(2.75g,14mmol)、ピリジン(3.58mL,43.9mmol)、ピリジンN−オキシド(4.2g,43.9mmol)、4Åのモレキュラーシーブ(300mg)およびCu(OAc)
2(7.95g,43.9mmol)の、無水DCM(200mL)中の混合物を、O
2でパージすることにより脱気した。この反応混合物を室温で12時間撹拌した。その懸濁物を濾過し、そして濾液をブラインで洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧中で濃縮した。その残渣を、PE/EtOAc(10:1→2:1)を用いるシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、V−3(1.76g,収率36%)を得た。
1H NMR (CDCl
3, 300 MHz) δ 7.48 (s, 1H), 7.26−7.23 (m, 2H), 7.01−6.98 (m, 2H), 6.54 (s, 1H), 4.14 (t, J = 4.8 Hz, 2H), 3.76 (t, J = 4.8 Hz, 2H), 3.45 (s, 3H), 2.27 (s, 3H)。
【0309】
V−3(510mg,1.51mmol)の、12mLのDME/H
2O(v/v=5/1)中の溶液に、Na
2CO
3(320mg,3.02mmol)、V−4(317mg,2.26mmol)、Pd(dppf)Cl
2(110mg,0.15mmol)を添加した。この混合物を窒素でパージし、次いで一晩加熱還流した。この混合物を室温まで冷却し、水(30mL)で希釈し、EtOAc(100mL×3)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧中で濃縮した。その残渣を、PE/EtOAc(10:1→1:1)を用いるシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、化合物23(300mg,収率56%)を黄色油状物として生成した。
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 7.33−7.30 (m, 2H), 7.25−7.23 (m, 2H), 7.17 (s, 1H), 7.11−7.07 (m, 2H), 7.02−7.00 (m, 2H), 6.56 (s, 1H), 4.15 (t, J = 4.8 Hz, 2H), 3.76 (t, J = 4.8 Hz, 2H), 3.45 (s, 3H), 2.12 (s, 3H)。
【0310】
化合物24を、化合物23を得るための類似の手順に従って、4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール−1−カルボン酸tert−ブチルをV−4の代わりに使用して、黄色油状物として調製した。
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 7.58 (s, 2H), 7.30 (d, J = 8.8Hz 2H), 7.26 (s, 1H), 7.01 (d, J = 8.8 Hz, 2H), 6.58 (s, 1H), 4.15 (t, J = 4.8 Hz, 2H), 3.76 (t, J = 4.8 Hz, 2H), 3.46 (s, 3H), 2.21 (s, 3H)。
【0311】
化合物25を、化合物23を得るための類似の手順に従って、1−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールをV−4の代わりに使用して、黄色油状物として調製した。
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 7.47 (s, 1H), 7.36 (s, 1H), 7.31−7.22 (m, 3H), 7.03−6.98 (m, 2H), 6.55 (s, 1H), 4.14 (t, J = 4.8 Hz, 2H), 3.93 (s, 3H), 3.76 (t, J = 4.8 Hz, 2H), 3.46 (s, 3H), 2.21 (s, 3H)。
【0312】
実施例3−C
化合物26の合成(スキームVI)
【化151】
[この文献は図面を表示できません]
VI−1(600mg,2.97mmol)、フェニルボロン酸(435mg,3.56mmol)、およびK
3CO
3(409mg,8.91mmol)のDME/H
2O(22mL,v/v=10/1)中の撹拌混合物に、Pd(dppf)Cl
2(436mg,0.594mmol)を添加した。この混合物を窒素で3回パージし、次いで100℃で一晩加熱した。この混合物を濃縮してDMEを除去し、H
2O(50mL)で希釈し、EtOAc(100mL×3)で抽出した。合わせた有機層を水およびブラインで洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧中で濃縮した。その粗製生成物をprep−TLC(PE/EA=5/1)により精製して、VI−2(226mg,収率38%)を得た。
【0313】
VI−2(226mg,1.13mmol)とaq.HBr(48%,10mL)との混合物を、窒素下で一晩加熱還流した。室温まで冷却した後に、この混合物を、飽和aq.NaHCO
3を添加することにより中和し、次いでEtOAc(80mL×3)で抽出した。合わせた有機層を水およびブラインで洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、VI−3(180mg,収率85%)を得た。
【0314】
VI−3(180mg,0.972mmol)、ボロン酸VI−4(285mg,1.46mmol)、酢酸銅(II)(528mg,2.92mmol)およびピリジン(231mg,2.92mmol)のDCM(10mL)中の撹拌混合物に、ピリジン−N−オキシド(277mg,2.92mmol)を一度に添加した。この溶液を酸素雰囲気下室温で一晩撹拌した。TLCにより示される反応の完了後に、得られた混合物を減圧中で濃縮した。その残渣を酢酸エチル(100mL)に溶解させ、濾過し、そしてその濾液をブラインで洗浄した。その有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧中で濃縮して、黄色がかった固体を得た。その粗製生成物をprep−HPLCにより精製して、化合物26(48.8mg,収率15%)を黄色固体として得た。
1H NMR (CDCl
3, 400MHz) δ 7.42−7.28 (m, 7H), 7.20 (s, 1H), 7.00 (d, J = 8.8 Hz, 2H), 6.57 (s, 1H), 4.14 (t, J = 4.8 Hz, 2H), 3.76 (t, J = 4.8 Hz, 2H), 3.46 (s, 3H), 2.15 (s, 3H)。
【0315】
実施例4
化合物27の合成(スキームVII)
【化152】
[この文献は図面を表示できません]
VII−1(2g,20mmol)をアンモニア(7mL)に−70℃で滴下により添加した。この反応混合物を−70℃で1時間撹拌し、次いでこの反応混合物を室温でさらに1時間温めた。その有機層を分離し、そしてエバポレートしてVII−2を生成し、これを次の工程に直接使用した。
【0316】
VII−2(0.69g,10mmol)、VII−3(1.56g,10mmol)、およびNa
2CO
3(1.06g,10mmol)の水(25ml)中の混合物を室温で一晩撹拌した。次いで、この混合物をEtOAc(50mL×3)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥させ、そして濃縮した。その残渣を、PE/EtOAc(4/1)を用いるシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、VII−4(0.55g,収率24%)を得た。
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 7.13 (s, 1 H), 6.63 (d, J = 10 Hz, 1 H), 5.88 (d, J = 10 Hz, 1 H), 5.39 (brs, 1H), 4.24−4.15 (m, 2H), 2.50−2.42 (m, 1H), 2.33−2.25 (m, 1H), 2.02−1.95 (m, 1H), 1.92−1.80 (m, 2H), 1.76−1.66 (m, 1H), 1.27−1.18 (m, 3H)。
【0317】
VII−4(1.13g,5mmol)のconc.HCl(30mL)中の溶液を密封チューブ内110℃で一晩撹拌した。その溶媒を減圧下でエバポレートして、粗製のVII−5(0.95g,粗製収率111%)を得た。
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz) δ 7.85 (d, J = 8.8Hz, 1 H), 6.82 (d, J = 8.8Hz, 1 H), 2.93−2.80 (m, 2H), 2.78−2.72 (m, 2H), 2.13−2.02 (m, 2H)。
【0318】
VII−5(0.513g,3mmol)およびフェニルボロン酸VII−6(0.732g,6mmol)のアセトニトリル(30mL)中の混合物に、Cu(OAc)
2(1.64g,9mmol)、ピリジン(1.42g,18mmol)およびピリジン−N−オキシド(0.86g,9mmol)を添加した。この混合物を酸素雰囲気下室温で一晩撹拌した。この混合物を水(50mL)で希釈し、そしてCH
2Cl
2(50mL×3)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮した。その残渣を、石油エーテル/EtOAc(8:1〜1:1)を用いるシリカゲルでのカラムクロマトグラフィーにより精製して、化合物27(0.38g,収率60%)を得た。
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 7.51−7.41 (m, 3 H), 7.33−7.31 (m, 1 H), 7.25−7.22 (m, 2 H), 6.51 (d, J = 9.2 Hz, 1 H), 2.81−2.77 (m, 2H), 2.50−2.46 (m, 2H), 2.07−2.00 (m, 2H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 212.0。
【0319】
化合物28を、化合物27を得るための類似の手順に従って、(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)ボロン酸をフェニルボロン酸(VII−6)の代わりに使用して調製した。
1H NMR:(CDCl
3, 400 MHz) δ 7.37−7.26 (m, 5 H), 6.50 (d, J = 9.2 Hz, 1 H), 2.81−2.77 (m, 2H), 2.51−2.47 (m, 2H), 2.09−2.02 (m, 2H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 295.9。
【0320】
実施例5−A
化合物29の合成(スキームVIII)
【化153】
[この文献は図面を表示できません]
オートクレーブに、VIII−1(4.0g,27.6mmol)、PtO
2(400mg)および50mLのTFAを入れた。この混合物を水素下(圧力2.0MPa)110℃で1日撹拌し、次いでこの溶液を濾過し、そしてその固体をMeOHで洗浄した。その濾液を減圧下で濃縮した。得られた残渣を、石油エーテル/EtOAc(10:1→5:1→1:1→1:5→EtOAc)を用いるシリカゲルでのカラムクロマトグラフィーにより精製して、VIII−2(2.1g,収率51%)を白色固体として得た。
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 12.85 (brs, 1H), 7.16 (d, J = 6.4 Hz, 1H), 6.02 (d, J = 6.4 Hz, 1H), 2.60−2.50 (m, 4 H), 1.81−1.71 (m, 4H)。MS(ESI)m/z[M+H]
+ 149.8。
【0321】
VIII−2(1.04g,7mmol)のCHCl
3(20mL)中の溶液に、Br
2(1.12g,7mmol)を滴下により0℃で添加した。この反応混合物を室温で2時間撹拌した。次いで、この反応混合物を氷水に注ぎ、そして形成した固体を濾過により集め、その濾液をEtOAc(50mL×3)で抽出し、その固体をEtOAc(40mL)に再度溶解させた。合わせた有機層をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製のVIII−3(1.3g,収率61%)を得た。
1H NMR (CDCl
3, 300 MHz) δ 7.44 (s, 1H), 2.62−2.52 (m, 4H), 1.81−1.72 (m, 4H)。MS(ESI)m/z[M+H]
+ 227。
【0322】
VIII−3(500mg,2.2mmol,1.0当量)、VIII−4(405mg,3.3mmol,1.5当量)、Cu(OAc)
2(1.2g,6.6mmol,3当量)、ピリジン−N−オキシド(630mg,6.6mmol,3当量)およびピリジン(520mg,6.6mmol,3当量)および4Åのモレキュラーシーブ(500mg)を150mLの無水DCMに添加した。この混合物を酸素雰囲気下室温で一晩撹拌した。この反応混合物を濾過した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして濃縮した。得られた残渣をEtOAcから再結晶して、VIII−5(550mg,収率83%)を得た。
1H NMR (CDCl
3, 300 MHz) δ 7.49−7.30 (m, 6H), 2.64−2.58 (m, 4H), 1.81−1.72 (m, 4H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 303.9。
【0323】
フラスコに、DME/H
2O(24mL,V/V=5/1)中のVIII−5(300mg,1mmol,1当量)、MeB(OH)
2(240mg,4.0mmol,4当量)、およびNa
2CO
3(418mg,3.0mmol,3当量)を入れた。これをN
2でパージし、次いでPd(PPh
3)
4(115mg,0.1mmol,0.1当量)を添加した。この反応混合物をN
2で再度パージし、次いで110℃で一晩撹拌した。この混合物を減圧下で濃縮して溶媒を除去し、次いでこれをH
2O(30mL)で希釈し、EtOAc(30mL×3)で抽出し、合わせた有機層をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧中で濃縮した。その残渣をprep−TLC(PE:EA=2.5:1)により精製して、化合物29(190mg,収率79%)を白色固体として得た。
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 7.47−7.42 (m, 2H), 7.39−7.35 (m, 3H), 6.99 (s, 1H), 2.61−2.58 (m, 2H), 2.52−2.50 (m, 2H), 2.00 (s, 3H), 1.81−1.75 (m, 4H)。MS(ESI)m/z[M+H]
+ 240.1。
【0324】
化合物30を、化合物29を得るための類似の手順に従って、(4−フルオロフェニル)ボロン酸をメチルボロン酸(VIII−6)の代わりに使用して、白色固体として調製した。
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 7.48−7.37 (m, 5H), 7.26−7.23 (m, 2H), 7.10−7.06 (m, 3H), 2.68−2.64 (m, 2H), 2.40−2.37 (m, 2H), 1.81−1.77 (m, 2H), 1.72−1.68 (m, 2H)。MS(ESI)m/z[M+H]
+ 320.0。
【0325】
化合物31を、化合物29を得るための類似の手順に従って、1−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールメチルボロン酸(VIII−6)の代わりに使用して調製した。
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 7.49−7.45 (m, 3H), 7.41−7.39 (m, 3H), 7.34 (s, 1H), 7.15 (s, 1H), 3.93 (s, 3H), 2.65−2.62 (m, 2H), 2.55−2.52 (m, 2H), 1.80−1.72 (m, 4H)。MS(ESI)m/z[M+H]
+ 306.2。
【0326】
化合物32を、化合物30を得るための類似の手順に従って、(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)ボロン酸をフェニルボロン酸(VIII−4)の代わりに使用して調製した。
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 7.49−7.45 (m, 2H), 7.31 (d, J = 8.4 Hz, 2H), 7.26−7.22 (m, 2H), 7.11−7.06 (m, 3H), 2.66−2.63 (m, 2H), 2.40−2.37 (m, 2H), 1.81−1.74 (m, 2H),1.72−1.67 (m, 2H)。MS(ESI)m/z[M+H]
+ 404.2。
【0327】
化合物33を、化合物31を得るための類似の手順に従って、(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)ボロン酸をフェニルボロン酸(VIII−4)の代わりに使用して調製した。
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 7.46−7.43 (m, 3H), 7.34−7.30 (m, 3H), 7.17 (s, 1H), 3.94 (s, 3H), 2.64−2.61 (m, 2H), 2.54−2.51 (m, 2H), 1.81−1.72 (m, 4H)。MS(ESI)m/z[M+H]
+ 390.2。
【0328】
化合物34を、化合物30を得るための類似の手順に従って、(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)ボロン酸をフェニルボロン酸(VIII−4)の代わりに使用し、そして(4−フルオロフェニル)ボロン酸をメチルボロン酸(VIII−6)の代わりに使用して調製した。
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 7.48−7.45 (m, 2H), 7.44−7.30 (m, 3H), 7.10−6.97 (m, 4H), 2.64 (t, J
= 6.0 Hz, 2H), 2.41 (t , J
= 6.0 Hz, 2H), 1.82−1.76 (m, 2H), 1.72−1.66 (m, 2H)。MS(ESI)m/z[M+H]
+ 404.0。
【0329】
化合物35を、化合物29を得るための類似の手順に従って、(4−エトキシ−2−メチルフェニル)ボロン酸をフェニルボロン酸(VIII−4)の代わりに使用し、そして1−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールをメチルボロン酸(VIII−6)の代わりに使用して調製した。
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 7.45 (s, 1H), 7.33 (s, 1H), 7.08 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.00 (s, 1H), 6.85−6.77 (m, 2H), 4.04 (q, J = 6.8 Hz, 2H), 3.92 (s, 3H), 2.65−2.61 (m, 2H), 2.57−2.52 (m, 2H), 3.13 (s, 3H), 1.82−1.70 (m, 4H), 1.42 (t, J = 6.8 Hz, 3H)。MS(ESI)m/z[M+H]
+ 364.1。
【0330】
化合物36を、化合物29を得るための類似の手順に従って、(4−エトキシ−2−メチルフェニル)ボロン酸をフェニルボロン酸(VIII−4)の代わりに使用し、そして4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール−1−カルボン酸tert−ブチルをメチルボロン酸(VIII−6)の代わりに使用して調製した。
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 7.72 (s, 2H), 7.19 (s, 1H), 7.10 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 6.92 (s, 1H), 6.85−6.82 (m, 2H), 4.05 (q, J = 6.8 Hz, 2H), 2.65−2.61 (m, 2H), 2.57−2.52 (m, 2H), 2.01 (s, 3H), 1.80−1.70 (m, 4H), 1.35 (t, J = 6.8 Hz, 3H)。MS(ESI)m/z[M+H]
+ 350.1。
【0331】
化合物37を、化合物29を得るための類似の手順に従って、(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)ボロン酸をフェニルボロン酸(VIII−4)の代わりに使用し、そして4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール−1−カルボン酸tert−ブチルをメチルボロン酸(VIII−6)の代わりに使用して、白色固体として調製した。Na
2CO
3をK
3PO
4で置き換えた。
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 7.60−7.52 (m, 2H), 7.46 (d, J = 8.4 Hz, 2H), 7.31 (d, J = 8.4 Hz, 2H), 7.14 (s, 1H), 2.65−2.62 (m, 2H), 2.52−2.49 (m, 2H), 1.82−1.70 (m, 4H)。MS(ESI)m/z[M+H]
+ 376.0。
【0332】
実施例5−B
化合物38の合成(スキームIX)
【化154】
[この文献は図面を表示できません]
IX−1(14.2g,84.6mmol)、IX−2(10.0g,76.9mmol)、NH
4OAc(12.0g 153.8mmol)のHOAc(18.6g,307.6mmol)中の混合物を90分間加熱還流した。この混合物を室温まで冷却した。水(30mL)を添加し、そしてこの反応混合物をDCM(100mL×3)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧中で濃縮した。その粗製生成物を、石油エーテル/EtOAc(5:1→1:1)を用いるカラムクロマトグラフィーにより精製して、IX−3(12g,収率67%)を黄色固体として得た。MS(ESI)m/z[M+H]
+ 234.1。
【0333】
IX−3(12g,52mmol)およびDMF−ジメチルアセタール(6.2g,52mmol)のDMF(30mL)中の混合物を一晩加熱還流した。次いで、これを室温まで冷却した。その溶媒を減圧下で除去し、そしてその残渣をメタノール中18%のアンモニア(50mL)で80℃で2時間処理した。その溶媒を減圧下で除去し、そして得られた残渣を、石油エーテル/EtOAc(2:1→1:2)を用いるカラムクロマトグラフィーにより精製して、IX−4(2.3g,収率21%)を黄色固体として得た。MS(ESI)m/z[M+H]
+ 214.9。
【0334】
Br
2(747mg,4.67mmol)のHOAc(5mL)の溶液を、IX−4(1g,4.67mmol)のHOAc(10mL)中の撹拌溶液に滴下により添加した。添加が完了したら、この反応混合物を室温で30分間撹拌し、その後、2時間加熱還流した。この反応混合物を室温まで冷却したら、水(20mL)を添加し、得られた沈殿物を濾別して風乾した。次いで、その生成物をEtOAc(100mL)に溶解させ、その有機層を水、飽和水性炭酸水素ナトリウム、ブラインで洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧中で濃縮した。その粗製生成物を、石油エーテル/EtOAc(2:1→1:2)を用いるカラムクロマトグラフィーにより精製して、IX−5(1.3g,収率95%)を固体として得た。MS(ESI)m/z[M+H]
+ 293。
【0335】
IX−5(500mg,1.7mmol)、IX−6(380mg,1.88mmol)、Cu(OAc)
2(923mg,5.1mmol)およびピリジン(408mg,5.1mmol)のDCM(10mL)中の撹拌溶液に、ピリジン−N−オキシド(484mg,5.1mmol)を一度に添加した。この溶液を酸素雰囲気下で一晩還流した。TLCにより示される反応の完了後に、この反応混合物を減圧中で濃縮した。その残渣を酢酸エチル(100mL)に溶解させ、濾過し、そしてその濾液をブラインで洗浄した。その有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧中で濃縮して、黄色がかった固体を得た。その粗製生成物を、石油エーテル/EtOAc(5:1→1:1)を用いるフラッシュカラムクロマトグラフィーにより精製して、IX−7(600mg,収率78%)を黄色固体として得た。MS(ESI)m/z[M+H]
+ 453。
【0336】
IX−7(250mg,0.55mmol)、IX−8(116mg,0.83mmol)、およびNa
2CO
3(117mg,1.1mmol)のDME/H
2O(5mL,v:v=5:1)中の撹拌混合物に、Pd(dppf)Cl
2(41mg,0.055mmol)を添加した。この混合物を窒素で3回パージし、次いで100℃で一晩加熱した。この混合物を濃縮して除去し、水(30mL)で希釈し、EtOAc(30mL×3)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧中で濃縮した。その粗製生成物を、PE/EA(5:1→1:1)を用いるフラッシュカラムクロマトグラフィーにより精製して、化合物38(176.5mg,収率68%)を黄色固体として得た。
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz) δ 8.94 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 8.08 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 7.99 (s, 1H), 7.78−7.72 (m, 4H), 7.59−7.55 (m, 2H), 7.31−7.27 (m, 2H)。MS(ESI)m/z[M+H]
+ 469.1。
【0337】
化合物39を、化合物38を得るための類似の手順に従って、1−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールをIX−8の代わりに使用して調製した。
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz) δ 8.91 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 8.33 (s, 1H), 8.19 (s, 1H), 8.09−8.06 (m, 2H), 7.74−7.70 (m, 2H), 7.60−7.57 (m, 2H), 3.87 (s, 3H)。MS(ESI)m/z[M+H]
+ 455.0。
【0338】
実施例5−C
化合物40の合成(スキームX)
【化155】
[この文献は図面を表示できません]
HBr 48%(200mL)に溶解させたX−1(10.0g,10mmol)の混合物に、Br
2(12.5mL,13.4mmol)を、氷水冷却浴下で、その温度を40℃未満に維持しながら、滴下により添加した。その後、この混合物を110℃で5時間加熱した。この反応混合物を室温まで冷却し、濾過し、そして少量の水で洗浄した。そのフィルターケーキを飽和aq.NaHCO
3でpH7〜8まで塩基性にし、そしてEtOAc(200mL×3)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥させ、そして濃縮して、X−2(17.2g,収率71%)を得た。
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz) δ 7.95 (s, 1H), 5.20 (brs, 4H)。
【0339】
X−2(5.0g,18.9mmol)をSOCl
2(50mL)に溶解させた。この混合物を100℃で5時間撹拌した。過剰な溶媒を除去し、その残渣をEtOAc(200mL)で希釈し、ブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させた。濾過し、濃縮し、そしてその残渣はX−3(4.64g,収率100%)であった。化合物3を、さらに精製せずに次の工程で使用した。
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz) δ 8.55 (s, 1H)。
【0340】
X−3(1.0g,4mmol)を水(10mL)に溶解させ、次いで2滴のH
2O
2(30%)および2滴のconc.HClを添加した。この混合物をマイクロ波下100℃で15分間撹拌した。室温まで冷却した後に、この反応混合物をEtOAc(50mL×3)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、X−4(700mg,収率75%)を得た。X−4を、さらに精製せずに次の工程で使用した。
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz) δ 11.97 (s, 1H), 7.81 (s, 1H)。
【0341】
X−4(330mg,1.4mmol)のDCM(30mL)中の溶液に、Cu(OAc)
2(800mg,4.4mmol)、X−5(500mg,2mmol)、ピリジン(1mL)、ピリジン−N−オキシド(400mg,4mmol)、および微細に粉砕した活性化させた4Åのモレキュラーシーブ(300mg)を添加した。この混合物をO
2雰囲気下室温で12時間撹拌した。この混合物をEtOAc(100mL)で希釈て濾過し、その濾液をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして濃縮した。その残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc=5/1)により精製して、X−6(280mg,収率50%)を黄色固体として得た。
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 7.67 (s, 1H), 7.50−7.48 (m, 2H), 7.41−7.39 (m, 2H)。
【0342】
X−6(230mg,0.58mmol)、X−7(100mg,0.71mmol)およびK
2CO
3(300mg,2.17mmol)を22mLのDME/H
2O(v/v=10/1)に入れた。この反応混合物をN
2により3回脱気し、次いでPd(PPh
3)
4(60mg,0.052mmol)を添加した。この反応混合物を3時間還流した。室温まで冷却した後に、この混合物をEtOAc(60mL)で希釈し、そして濾過した。その濾液をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濃縮した。その残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc=5/1)により精製して、化合物40(150mg,収率63%)を黄色固体として得た。
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 7.77−7.73 (m, 2H), 7.56−7.51 (m, 3H), 7.41 (d, J = 8.0 Hz, 2H), 7.22−7.17 (m, 2H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 407.8。
【0343】
化合物41を、化合物40を得るための類似の手順に従って、1−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールをX−7の代わりに使用して調製した。
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 8.23 (s, 1H), 7.85 (s, 1H), 7.58 (s, 1H), 7.53 (d, J = 8.8 Hz, 2H), 7.41 (d, J = 8.8 Hz, 2H), 4.00 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 393.8。
【0344】
実施例5−D
化合物42の合成(スキームXI)
【化156】
[この文献は図面を表示できません]
XI−1(10g,73mmol,1当量)の、50mLのDCM中の溶液に、15mLの塩化オキサリル(1滴のDMFを添加)を添加した。この混合物を室温で18時間撹拌した。全ての揮発性物質を減圧下で除去した。その残渣を乾燥させ、そして次の工程に直接使用した(11.3g,収率100%)。この固体を30mLのDCMに溶解させ、そして200mLのCH
2Cl
2−NH
3に−30℃で添加した。この混合物を18時間撹拌した。LCMS分析は、この反応が完了したことを示した。全ての揮発性物質を減圧下で除去して、XI−2(7g,収率71%)を得、これを次の工程に直接使用した。
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz):δ 8.45 (m, 1H), 7.93 (s, 1H), 7.71 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 7.54 (s, 1H), 7.23 (m, 1H), 2.48 (s, 3H)。
【0345】
XI−2(13g,95.6mmol,1当量)と18.2mLのN,N−ジメチルホルムアミドジメチルアセタールとの混合物を50℃で2時間加熱した。後半1時間の間に、全ての揮発性物質が除去された。その残渣を室温まで冷却し、100mLの無水N,N−ジメチルホルムアミドで希釈し、次いでバッチごとの水素化ナトリウム(5g,124.3mmol,1.3当量,60%の油分散物;注意:水素の激しい発生)で注意深く処理した。この混合物を80℃で2.5時間加熱し、次いで氷冷し、25mLの2−プロパノールで注意深く処理し、次いで0〜5℃で一晩維持した。その固体を集め、次いで10mLの熱水に溶解させた。この溶液を濾過し、その濾液を氷冷し、次いで濃塩酸で滴下により処理してpHを約7.0にした。0〜5℃で3時間貯蔵した後に、沈殿した固体を集め、氷冷水で洗浄し、そして減圧中で乾燥させて、XI−3(3g,収率32%)を得た。
1H NMR (DMSO−d
6, 300 MHz):δ 8.90 (s, 1H), 8.49 (d, J =7.6 Hz, 1H), 7.51−7.43 (m, 2H), 6.61 (d, J =7.6 Hz, 1H)。
【0346】
XI−3(2.36g,15.7mmol,1当量)、N−ブロモスクシンイミド(3.1g,17.3mmol,1当量)、および50mLの1,2−ジクロロエタンの懸濁物を室温で3.5時間撹拌した。この混合物を濾過した。その固体を少量のクロロホルム、水、およびジエチルエーテルで順番に洗浄し、次いで乾燥させると、XI−4(0.8g,収率23%)が残った。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 226.8。
【0347】
フラスコに、XI−4(0.6g,2.67mmol,1当量)、XI−5(1.1g,5.33mmol,2当量)、Cu(OAc)
2(1.45g,8mmol,3当量)、ピリジン(2.1g,26.7mmol,10当量)、ピリジン−N−オキシド(0.76gmg,8.01mmol,3当量)、200mgの4Åのモレキュラーシーブおよび45mLのCH
2Cl
2を入れた。この混合物を酸素雰囲気下室温で18時間撹拌した。LCMS分析は、この反応が完了したことを示した。全ての揮発性物質を減圧下で除去した。その残渣を水で希釈し、酢酸エチル(100mL×3)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、そして濃縮して、褐色油状物を得た。石油エーテル/EtOAc(3:1→1:1)を用いるシリカゲルでのカラムクロマトグラフィーにより精製して、XI−6(0.5g,収率50%)を得た。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 386.8。
【0348】
フラスコに、XI−6(140mg,0.36mmol,1当量)、XI−7(76mg,0.54mmol,1.5当量)、K
2CO
3(100mg,0.72mmol,2当量)、Pd(dppf)Cl
2(13mg,0.018mmol,0.05当量)、10mLのDMEおよび2mLのH
2Oを入れ、次いでこれを窒素で3回フラッシュした。この混合物を100℃で18時間加熱した。LCMS分析は、この反応が完了したことを示した。全ての揮発性物質を減圧下で除去した。その残渣を水で希釈し、酢酸エチル(50mL×3)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、そして濃縮して、褐色油状物を得た。prep−TLC(PE/EA=2/1)により精製して、化合物42(102.4mg,収率71%)を得た。
1H NMR (CDCl
3, 300MHz):δ 8.93 (m, 1H), 8.74 (d, J =7.8 Hz, 2H), 7.54−7.42 (m, 5H), 7.39−7.31 (m, 3H), 7.09 (t, J=9.0 Hz, 2H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 400.9。
【0349】
化合物43を、化合物42を得るための類似の手順に従って、1−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールをXI−7の代わりに使用して調製した。
1H NMR (CDCl
3, 400MHz):δ 9.04 (m, 1H), 8.80 (d, J = 8.4Hz, 1H), 8.22 (s, 1H), 7.80 (s, 1H), 7.58 (s, 1H), 7.56−7.51 (m, 3H), 7.40 (d, J = 8.4 Hz, 2H), 4.00 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 386.9。
【0350】
化合物45:フラスコに、化合物42(500mg,1.25mmol,1当量)およびPd/C(50mg)、30mLのMeOHおよび3mLのH
2Oを入れた。この混合物を水素(45Psi)下で18時間撹拌した。LCMS分析は、この反応が完了したことを示した。この混合物を濾過した。その濾液を濃縮し、そしてprep−TLC(PE/EA=2/1)により精製して、化合物45を白色固体として得た(300mg,収率59%)。
1H NMR (CDCl
3, 400MHz):δ 7.45 (d, J = 8.8 Hz, 2H), 7.36−7.26 (m, 4H), 7.14 (t, J=8.8 Hz, 2H), 6.99 (s, 1H), 4.30 (s, 1H), 3.29 (m, 2H), 2.67 (t, J = 6.4 Hz, 2H), 1.93 (m, 2H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 404.9。
【0351】
化合物44を、化合物45を得るための類似の手順に従って調製した。
1H NMR (CDCl
3, 300MHz):δ 7.41 (s, 1H), 7.36−7.32 (m, 3H), 7.20−7.15 (m, 2H), 6.90 (s, 1H), 4.41 (brs, 1H), 3.85 (s, 3H), 3.20 (m, 2H), 2.54 (m, 2H), 1.82 (m, 2H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 390.9。
【0352】
化合物395を、化合物43を得るための類似の手順に従って、(4−シアノフェニル)ボロン酸をXI−5の代わりに使用して調製した。
1H NMR (CDCl
3, 400MHz) δ 9.10 (dd, J = 1.6 Hz, 4.4 Hz, 1H), 8.79 (dd, J = 2.0, 8.0Hz, 1H), 8.21 (s, 1H), 7.85 (d, J = 8.4 Hz, 2H), 7.79 (s, 1H), 7.65 (d, J = 8.4 Hz, 2H), 7.56−7.52 (m, 2H), 3.99 (s, 3H). MS (ESI) m / z (M+H)
+ 328.0。
【0353】
【化157】
[この文献は図面を表示できません]
種々のR
1基を有するXI−6
*を、XI−6の合成において記載された類似の手順に従って調製し得る。最後のSuzukiカップリング工程を、本明細書中に記載されるような方法1または方法2のいずれかを使用して行った。化合物571、572および579〜581を、XI−6
*と対応するXI−8
*とのSuzukiカップリングによって、記載された標準的な手順方法を使用して、K
3PO
4をK
2CO
3の代わりに使用して調製した。そのHCl塩を、これらの化合物をaq.HCl(1.0M,1.1当量)と0℃でジオキサン中で20分間反応させ、次いで濃縮して減圧中で乾燥させることによって、調製した。
【0354】
化合物571:
1H NMR (CDCl
3, 400MHz) δ 9.03 (dd, J = 2.0, 5.2 Hz, 1H), 8.79 (dd, J =1.6, 8.0Hz, 1H), 8.20 (s, 1H), 7.79 (s, 1H), 7.56 (s, 1H), 7.53−7.50 (m, 3H), 7.43 (d, J =6.8 Hz, 2H), 3.99 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 385.0。
【0355】
化合物572:
1H NMR (DMSO−d
6, 400MHz) δ 12.90 (s, 1H), 9.09 (dd, J = 2.0, 4.8 Hz, 1H), 8.65 (dd, J =1.6, 8.0Hz, 1H), 8.43 (s, 1H), 8.11 (s, 1H), 8.01 (s, 1H), 7.66−7.63 (m, 5H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 322.9。
【0356】
化合物579:
1H NMR (DMSO−d
6, 400MHz) δ 12.88 (s, 1H), 9.09 (dd, J =1.6, 4.4 Hz, 1H), 8.64 (dd, J =1.6, 8.0Hz, 1H), 8.44 (s, 1H), 8.13 (s, 1H), 8.05 (s, 1H), 7.73 (d, J =8.8Hz, 2H), 7.66−7.62 (m, 1H), 7.58 (d, J =8.4 Hz, 2H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 373.1。
【0357】
化合物580:
1H NMR (DMSO−d
6, 300MHz) δ 12.86 (s, 1H), 9.09 (dd, J = 1.8, 4.5 Hz, 1H), 8.65 (dd, J = 1.8, 8.1Hz, 1H), 8.43 (s, 1H), 8.10 (s, 1H), 7.86 (s, 1H), 7.65−7.62 (m, 1H), 7.30−7.23 (m, 1H), 6.99 (d, J = 2.4Hz, 1H), 6.93−6.89 (m,1H), 4.09 (q, J =7.2Hz, 2H), 2.07 (s, 3H), 1.37 (t, J =7.2Hz, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 347.1。
【0358】
化合物581:
1H NMR (DMSO−d
6, 300MHz)
δ 12.90 (s, 1H), 9.09 (d, J = 3.0 Hz, 1H), 8.66 (d, J = 7.2Hz, 1H), 8.34 (s, 1H), 8.08−8.04 (m, 4H), 7.85 (d, J = 8.1Hz, 2H), 7.67−7.64 (m, 2H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 314.1。
【0359】
実施例5−E
化合物46の合成(スキームXII)
【化158】
[この文献は図面を表示できません]
HBr 48%(200mL)に溶解させたXII−1(10.0g,10mmol)の混合物に、Br
2(12.5mL,13.4mmol)を、氷水冷却浴下で、その温度を40℃未満に維持しながら、滴下により添加した。その後、この混合物を110℃で5時間加熱した。この反応混合物を室温まで冷却し、濾過し、そして少量の水で洗浄した。そのフィルターケーキを飽和aq.NaHCO
3でpH7〜8まで塩基性にし、そしてEtOAc(200mL×3)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥させ、そして濃縮して、XII−2(17.2g,収率71%)を得た。
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz) δ 7.95 (s, 1H), 5.20 (brs, 4H)。
【0360】
XII−2(5.0g,18.9mmol)および水性グリオキサール(40%,5mL)をn−BuOH(15mL)に溶解させ、この混合物を80℃で2時間撹拌した。この反応混合物を室温まで冷却し、固体を析出させ、濾過し、PEで洗浄し、そして減圧中で乾燥させて、XII−3(5.0g,収率92%)を黄色固体として得、これを、さらに精製せずに次の工程で使用した。
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 9.18 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 9.11 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 8.84 (s, 1H)。
【0361】
XII−3(5.0g,17.3mmol)およびNaOMe(1.4g,26mmol)をMeOH(60mL)に溶解させ、次いでこの混合物を60℃で0.5時間撹拌した。その溶媒を除去し、EtOAc(100mL)で希釈し、ブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして濃縮して、XII−4(3.7g,収率89%)を薄黄色固体として得、これをさらに精製せずに次の工程で使用した。
1H NMR (CDCl
3, 300 MHz) δ 9.05 (d, J = 1.8 Hz, 1H), 8.88 (d, J = 1.8 Hz, 1H), 8.46 (s, 1H), 4.17 (s, 3H)。
【0362】
XII−4(2.0g,8.4mmol)およびNaSEt(3.2g,38mmol)をDMF(30mL)に溶解させ、この混合物を60℃で1.5時間撹拌した。この反応混合物を室温まで冷却し、水(30mL)で希釈し、そしてconc.HClでpH=6〜7まで酸性にした。その沈殿物を濾過により集め、水で洗浄し、そして減圧中で乾燥させて、XII−5(1.9g,収率100%)を褐色固体として得た。
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz) δ 8.84 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 8.57 (d, J = 1.6 Hz, 1H), 7.95 (s, 1H)。
【0363】
XII−5(2.0g,10mmol)のDCM(100mL)中の溶液に、酢酸銅(II)(3.6g,20mmol)、XII−6(2.0g,12mmol)、ピリジン(3mL)、ピリジン−N−オキシド(1.9g,20mmol)および微細に粉砕した活性化させた4Åのモレキュラーシーブ(3.0g)を添加した。この混合物をO
2雰囲気下室温で18時間撹拌した。その溶媒をエバポレートし、そしてその残渣をAcOEt(150mL)で希釈し、そして濾過した。その濾液をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして濃縮した。その残渣を、石油エーテル/EtOAc(1:1〜1:2)を用いるシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、XII−7(400mg,収率12%)を黄色固体として得た。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 386。
【0364】
化合物46を、化合物42を得るための類似の手順に従って調製した(75mg,収率72%)。
1H NMR (CD
3OD, 400 MHz) δ 9.01 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 8.89 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 7.83 ( s, 1H), 7.73−7.70 (m, 2H), 7.68−7.65 (m, 2H), 7.51 (d, J = 8.0 Hz, 2H),7.21−7.16 (m, 2H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 401.9。
【0365】
化合物47を、化合物46を得るための類似の手順に従って、1−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールをXII−8の代わりに使用して調製した。
1H NMR (CD
3OD, 400 MHz) δ 9.01 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 8.89 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 8.35 (s, 1H), 8.04 (m, 2H), 7.73−7.70 (m, 2H), 7.55−7.50 (m, 2H), 3.97 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 387.9。
【0366】
【化159】
[この文献は図面を表示できません]
化合物397を、化合物47を得るための類似の手順に従って、XII−6aをXII−6の代わりに使用して調製した。
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 8.98 (d, J =2.0 Hz, 1H), 8.90 (d, J =2.0 Hz, 1H), 8.13 (s, 1H), 7.80 (s, 1H), 7.64 (s, 1H), 7.55−7.52 (m, 2H), 7.47−7.45 (m, 2H), 4.00 (s, 3H)。MS(ESI)m/z[M+H]
+ 337.9。
【0367】
化合物398を、化合物397を得るための類似の手順に従って、(4−シアノフェニル)ボロン酸をXII−6aの代わりに使用して調製した。
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 9.00 (d, J =2.0 Hz, 1H), 8.93 (d, J =2.0 Hz, 1H), 8.14 (s, 1H), 7.89−7.87 (m, 2H), 7.81 (s, 1H), 7.71−7.67 (m, 2H), 7.64 (s, 1H), 4.00 (s, 3H)。MS(ESI)m/z[M+H]
+ 328.9。
【0368】
【化160】
[この文献は図面を表示できません]
XII−7a(400mg,1.2mmol,1当量)のDMF(4mL)中の溶液に、aq.K
3PO
4(2M,1.2mL,2.4mmol,2当量)、XII−8b(425mg,1.44mmol,1.2当量)、Pd(PPh
3)
4(67mg,0.06mmol,0.05当量)を添加した。この混合物を窒素でパージし、次いで80℃で5時間加熱した。この混合物を室温まで冷却し、水(20mL)で希釈し、EtOAc(30mL×3)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧中で濃縮した。その残渣をフラッシュクロマトグラフィー(PE/EA=1/3)により精製して、化合物399(90mg,収率24%)を得た。
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 8.99 (d, J =2.0 Hz, 1H), 8.93 (d, J =2.0 Hz, 1H), 8.15 (s, 2H), 7.68 (s, 1H), 7.56−7.52 (m, 2H), 7.48−7.46 (m, 2H)。MS(ESI)m/z[M+H]
+ 323.9。
【0369】
化合物399(85mg,0.365mmol)のMeOH(5mL)およびCH
3CN(5mL)中の混合物に、aq.HCl(0.2M,2mL,0.4mmol,1.1当量)を添加した。0.5時間撹拌した後に、その溶媒を減圧下で除去し、そしてその残渣を減圧中で乾燥させて、塩酸塩化合物399aを黄色固体として得た(120mg,収率91%)。
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz) δ 9.12 (d, J =2.0 Hz, 1H), 8.95 (d, J =2.0 Hz, 1H), 8.28 (s, 2H), 8.11 (s, 1H), 7.68−7.62 (m, 4H)。MS(ESI)m/z[M+H]
+ 323.9。
【0370】
化合物400を、化合物399を得るための類似の手順に従って、XII−7をXII−8bで置き換えることにより調製した。
1H NMR (CD
3OD, 400 MHz) δ 9.09 (d, J =1.6 Hz, 1H), 8.88 (d, J =1.6 Hz, 1H), 8.35−8.20 (m, 2H), 8.05 (s, 1H), 7.71−7.68 (m, 2H), 7.52−7.50 (m, 2H)。MS(ESI)m/z[M+H]
+ 374.2。
【0371】
化合物400の塩酸塩を、化合物399aを得るための類似の手順に従って、黄色固体として調製した。
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz) δ 9.12 (d, J =2.0 Hz, 1H), 8.95 (d, J =2.0 Hz, 1H), 8.29 (s, 2H), 8.16 (s, 1H), 7.76−7.73 (m, 2H), 7.62−7.59 (m, 2H)。MS(ESI)m/z[M+H]
+ 374.0。
【0372】
化合物573および574を、化合物399の合成に記載された類似の手順に従って調製した。対応するHCl塩もまた、化合物399aの合成において記載された類似の手順に従って調製した。
【0373】
化合物573:
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz) δ 12.93 (s, 1H), 9.11 (d, J =1.6 Hz, 1H), 8.93 (d, J =1.6 Hz, 1H), 8.37 (s, 1H), 8.12−8.06 (m, 4H), 7.84−7.82 (m, 2H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 315.0。
【0374】
化合物574:
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz) δ 12.93 (s, 1H), 9.12 (s, 1H), 8.94 (s, 1H), 8.40 (s, 1H), 8.11 (s, 1H), 7.98 (s, 1H), 7.32 (m, 1H), 7.00 (m, 1H), 6.91 (m, 1H), 4.10 (q, J =6.8 Hz, 2H), 2.09 (s, 3H), 1.37 (t, J =6.8 Hz, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 348.1。
【0375】
化合物575:XII−7(300mg,0.78mmol)のDMF(5mL)中の溶液に、Pd(OAc)
2(9mg,0.039mmol)、Et
3N(240mg,2.4mmol)、HCOOH(72mg,1.5mmol)およびPPh
3(20.4mg,0.078mmol)を添加した。この混合物を窒素で3回パージし、次いで窒素下60℃で12時間加熱した。室温まで冷却した後に、この混合物を濃縮し、その残渣をH
2OとEtOAcとの間で分配した。その有機層をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、減圧中で濃縮した。その粗製残渣を、溶出液としてEAを使用するシリカゲルでのカラムクロマトグラフィーにより精製して、化合物575(146mg,収率61%)を得た。
1H NMR (DMSO−d
6, 300 MHz) δ 9.02 (d, J=1.5 Hz, 1H), 8.88 (d, J=1.8 Hz, 1H), 7.89 (d, J=7.5 Hz, 1H), 7.70 (d, J=8.7 Hz, 2H), 7.60 (d, J=8.4 Hz, 2H), 6.82 (d, J=7.5 Hz, 1H)。
【0376】
化合物577を、XII−7とXII−8bとの、DMF/H
2O中100℃で12時間のSuzukiカップリング、その後、1,3−ジオキソラン−2−オンとのNaOHの存在下での反応によって、調製した。
1H NMR (DMSO−d
6, 300 MHz) δ 9.12 (s, 1H), 8.95 (s, 1H), 8.42 (s, 1H), 8.15 (s, 1H), 8.07 (s, 1H), 7.75 (d, J=8.7 Hz, 2H), 7.61 (d, J=8.7 Hz, 2H), 4.18 (d, J=5.7 Hz, 2H), 3.77 (d, J=6.9 Hz, 2H)。
【0377】
【化161】
[この文献は図面を表示できません]
化合物576を、本明細書中に記載される標準的な手順を使用し、XII−4とXII−8bとのSuzukiカップリングによって、その後、DCM中でBBr
3と反応させて、調製した。
1H NMR (DMSO−d
6, 300 MHz) δ 12.83 (s, 1H), 9.04 (s, 1H), 8.84 (s, 1H), 8.17 (s, 1H), 7.82 (s, 1H)。
【0378】
化合物578を、化合物576の合成に記載された類似の手順に従って、1−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールをXII−8bの代わりに使用して調製した。
1H NMR (DMSO−d
6, 300 MHz) δ 8.99 (s, 1H), 8.80 (s, 1H), 8.27 (s, 1H), 7.93 (s, 1H), 7.84 (s, 1H), 3.88 (s, 3H)。
【0379】
実施例5−F
化合物48の合成(スキームXIII)
【化162】
[この文献は図面を表示できません]
XIII−1(10.3g,73.4mmol,1当量)の、46mLの酢酸、20mLの水、1.4mLの濃硫酸および過ヨウ素酸(3.5g,18mmol,0.25当量)中の懸濁物を90℃で15分間撹拌し、これによって溶液を得た。ヨウ素結晶(7.7g,30.1mmol,0.4当量)を少しずつ添加し、そして20分後、濃厚な黄色沈殿物が形成された。この混合物を冷却し、そして飽和チオ硫酸ナトリウム(50mL)を添加した。その固体を濾過し、そして飽和チオ硫酸ナトリウム(50mL)、その後水で洗浄した。その固体を減圧下で乾燥させて、XIII−2(14g,収率72%)を得た。
【0380】
XIII−2(15g,56.4mmol,1当量)の、35mLのジクロロリン酸フェニル中の懸濁物を180℃で30分間加熱し、これによって褐色溶液を得た。TLC分析(PE:EA=10:1)は、この反応が完了したことを示した。この溶液を冷却し、次いで氷/水に注ぎ、固体NaHCO
3を少しずつ添加することにより中和し、そして酢酸エチル(150mL×3)で抽出し、次いでaq.NaHCO
3(5%,50mL)で洗浄した。その有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、そして濃縮して、褐色固体を得た。その粗製生成物を、石油エーテル/EtOAc(5:1→2:1)を用いるシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、XIII−3を黄色固体として得た(14g,収率87%)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 284.7。
【0381】
ビニルマグネシウムブロミドの溶液(66mL,66mmol,3.4当量,2−メチルテトラヒドロフラン中1.0Mの溶液)に、窒素下−70℃で、XIII−3(5.5g,19.3mmol,1当量)の、120mLの乾燥テトラヒドロフラン中の溶液を、滴下により45分間かけて添加した。−70℃で30分後、TLC分析(PE:EA=3:1)は、出発物質が完全に消費されたことを示した。この反応を飽和塩化アンモニウム(50mL)でクエンチした。この混合物を酢酸エチル(150mL×3)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、そして濃縮して、褐色油状物を得た。これを、石油エーテル/EtOAc(5:1→2:1)を用いるシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、XIII−4(0.5g,収率9%)を得た。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 278.8。
【0382】
フラスコに、XIII−4(450mg,1.6mmol,1当量)、NaOMe(864mg,16mmol,10当量)および8mLのDMFを入れた。この混合物を130℃で18時間加熱した。LCMS分析は、この反応が完了したことを示した。この反応混合物を室温まで冷却し、水で希釈し、酢酸エチル(50mL×3)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、そして濃縮して、XIII−5(0.2g,収率46%)を得た。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 274.8。
【0383】
XIII−7を、化合物42を得るための類似の手順に従って、1−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール(XIII−6)をXI−7の代わりに使用して調製した。(150mg,収率51%)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 228.9。
【0384】
XIII−7(100mg,0.44mmol,1当量)のDMF(5mL)中の溶液に、NaH(鉱油中60%,35mg,0.88mmol,2当量)を添加した。30分間撹拌した後に、MeI(75mg,0.53mmol,1.2当量)を添加した。この混合物を室温で2時間撹拌した。次いで、これを水でゆっくりとクエンチし、EtOAc(30mL×3)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥させ、そして濃縮した。その残渣をprep−TLC(PE/EA=1:2)により精製して、XIII−8(90mg,収率85%)を得た。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 243.0。
【0385】
XIII−8(90mg,0.374mmol)の、10mLのaq.HBr(48%)中の混合物を一晩加熱還流した。室温まで冷却した後に、この混合物を飽和aq.NaHCO
3の添加により中和し、DCM/i−PrOH(30mL×3,v/v=9/1)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥させ、そして濃縮して、粗製のXIII−9(70mg,収率82%)を得た。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 229.0。
【0386】
化合物48を、XII−7を得るための類似の手順に従って調製した。(51.9mg,収率43%)。
1H NMR (CDCl
3, 300MHz):δ 7.63 (s, 1H), 7.53 (s, 1H), 7.42 (d, J = 8.7 Hz, 2H), 7.27 (d, J = 8.7 Hz, 2H), 7.03 (d, J = 3.0 Hz, 1H), 6.95 (s, 1H), 6.39 (d, J = 3 Hz, 1H), 4.10 (s, 3H), 3.90 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 388.9。
【0387】
化合物49を、化合物48を得るための類似の手順に従って、1−プロペニルマグネシウムブロミドをビニルマグネシウムブロミドの代わりに使用し、そして(4−フルオロフェニル)ボロン酸をXIII−6の代わりに使用して調製した。
1H NMR (CDCl
3, 300MHz) δ 7.43 (d, J = 8.7 Hz, 2H), 7.32−7.29 (m, 4H), 7.02 (t, J = 8.4 Hz, 2H), 6.77 (s, 1H), 6.71 (s, 1H), 4.08 (s, 3H), 1.69 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 416.9。
【0388】
【化163】
[この文献は図面を表示できません]
XIII−7aを、化合物42を得るための類似の手順に従って調製した。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 246.9。
【0389】
XIII−7a(400mg,1.63mmol,1当量)の、10mLのDMF中の溶液に、NaH(鉱油中60%の分散物,98mg,2.44mmol,1.5当量)を0℃で添加した。この混合物を0℃で30分間撹拌した。その後、BnBr(417mg,2.44mmol,1.5当量)をこのフラスコに添加した。得られた混合物を室温で16時間撹拌した。TLC(PE/EA=5/1)分析は、この反応が完了したことを示した。この混合物を水で希釈し、EtOA(50mL×3)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、そして濃縮して、黄色油状物を得た。シリカゲルでのカラムクロマトグラフィー(PE/EA=5/1)により精製して、XIII−8a(250mg,収率46%)を得た。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 336.9。
【0390】
フラスコに、XIII−8a(250mg,0.74mmol,1当量)、KOH(499mg,8.9mmol,12当量)、L
1(97mg,0.23mmol,0.3当量)、10mLのジオキサンおよび10mLのH
2Oを入れた。このフラスコを窒素でフラッシュし、次いでPd
2(dba)
3(37mg,0.04mmol,0.05当量)を添加した。この混合物を窒素で再度フラッシュし、そして10時間加熱還流した。LCMS分析は、この反応が完了したことを示した。この混合物を室温まで冷却し、水(20mL)で希釈し、酢酸エチル(50mL×3)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、そして濃縮した。prep−TLC(PE/EA=1/1)により精製して、化合物590(200mg,収率85%)を得た。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 318.9。
【0391】
化合物392を、化合物48を得るための類似の手順に従って、化合物590とXIII−10とのSuzukiカップリングによって調製した(収率19%)。
1H NMR (CDCl
3, 400MHz) δ 7.53−7.50 (m, 4H), 7.36−7.27 (m, 7H), 7.19 (d, J =2.8 Hz, 1H), 7.14 (t, J = 8.4 Hz, 2H), 7.01 (s, 1H), 6.46 (d, J = 2.8 Hz, 1H), 5.86 (s, 2H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 479.1。
【0392】
化合物392(220mg,0.51mmol,1当量)およびDMSO(400mg,5.14mmol,10当量)の、20mLのTHF中の溶液に、KOt−Bu(1.15g,10.28mmol,20当量)を0℃で添加した。この混合物を酸素下室温で18時間撹拌した。この反応を水でクエンチし、EtOAcで抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、そして濃縮した。prep−TLC(PE:EA=1:1)により精製して、化合物591を白色固体として得た(140mg,収率70%)。
1H NMR (DMSO−d
6, 400MHz) δ 12.37 (s, 1H), 7.69−7.65 (m, 4H), 7.51 (d, J=8.4 Hz, 2H), 7.44 (t, J=2.8 Hz, 1H), 7.29−7.25 (m, 3H), 6.48 (t, J=2.4 Hz, 1H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 388.9。
【0393】
化合物591(200mg,0.52mmol,1当量)の、5mLのDMF中の溶液に、Cs
2CO
3(336mg,1.03mmol,2当量)を室温で添加した。この混合物を30分間撹拌した。MeI(146mg,1.03mmol,2当量)をこのフラスコに添加した。この混合物を室温で18時間撹拌した。この混合物を水で希釈し、EtOAcで抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、そして濃縮して、黄色固体を得た。prep−TLC(PE:EA=1:1)により精製して、化合物592を薄黄色固体として得た(90mg,収率43%)。
1HNMR (DMSO−d
6, 400MHz) δ 7.68−7.64 (m, 4H), 7.52 (d, J=8.0 Hz, 2H), 7.48 (d, J=2.8 Hz, 1H), 7.31−7.26 (m, 3H), 6.42 (d, J=2.8 Hz, 1H), 4.11 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 403.1。
【0394】
化合物394を、化合物392を得るための類似の手順に従って、4−ブロモ−7−クロロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジンをXIII−4の代わりに使用し、XIII−6をXIII−6aの代わりに使用し、そしてヨウ化メチルをBnBrの代わりに使用して調製した。
1H NMR (CDCl
3, 400MHz) δ 7.70 (s, 1H), 7.60 (s, 1H), 7.49 (d, J = 8.4 Hz, 2H), 7.34 (d, J = 8.4 Hz, 2H), 7.10 (d, J=2.8 Hz, 1H), 7.02 (s, 1H), 6.46 (d, J=2.8 Hz, 1H), 4.20 (s, 3H), 3.97 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 389.0。
【0395】
【化164】
[この文献は図面を表示できません]
化合物593を、化合物48を得るための類似の手順に従って、XIII−4bをXIII−4の代わりに使用して調製した。EtIによるエチル化およびNaOMeでの処理を、化合物592およびXIII−5の合成に記載される類似の手順に従って行った。HBr加水分解後、XIII−7bを2回のSuzukiカップリング反応に供して、化合物593を白色固体として得た。
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz) δ 12.94 (s, 1H), 8.05〜7.98 (m, 2H), 7.63〜7.61 (m, 2H), 7.52〜7.49 (m, 3H), 7.38 (s, 1H), 6.61 (d, J=2.4 Hz, 1H), 4.51 (q, J=7.2 Hz, 2H), 1.33 (t, J=7.2 Hz, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 389.1。
【0396】
HCl塩化合物593a:
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz) δ 8.01 (s, 2H), 7.62 (d, J=8.8 Hz, 2H), 7.98 (s, 1H), 7.53〜7.50 (m, 3H), 7.38 (s, 1H), 6.61 (d, J=8.8 Hz, 1H), 4.51 (q, J=7.2 Hz, 2H), 1.33 (t, J=7.2 Hz, 3H)。MS(ESI)m/z[M+H]
+ 389.1。
【0397】
化合物595を、XIII−4bとXIII−6aとのSuzukiカップリング、その後、XIII−8aの脱塩素化において上に記載された同じ手順に従う脱塩素化によって得た。
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 11.18 (s, 1H), 7.52〜7.49 (m, 2H), 7.16〜7.11 (m, 3H), 6.97 (s, 1H), 6.41 (d, J=3.2 Hz, 1H), 4.66 (q, J = 7.2 Hz, 2H), 1.52 (t, J = 7.2 Hz, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 257.1。
【0398】
化合物594を、化合物48を得るための同じ手順に従って、化合物595とXIII−10とのSuzukiカップリングによって得た。
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 7.54〜7.51 (m, 2H), 7.35 (d, J=8.4 Hz, 1H), 7.18〜7.12 (m, 3H), 7.00 (s, 1H), 6.42 (d, J=2.4 Hz, 1H), 4.62 (q, J=7.2 Hz, 2H), 1.51 (t, J=7.2 Hz, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 417.2。
【0399】
化合物615を、Cs
2CO
3の存在下DMF中50℃で化合物593と2−(2−ブロモエトキシ)テトラヒドロ−2H−ピランとを反応させ、その後、MeOH中60℃でTsOHを使用するヒドロキシ脱保護によって、白色固体として得た。
1H NMR (DMSO−d
6, 400MHz) δ 8.12 (s, 1H), 7.83 (s, 1H), 7.64 (d, J=8.8Hz, 2H), 7.55−7.51 (m, 3H), 7.38 (s, 1H), 4.92 (t, J=5.2Hz, 1H), 4.57 (q, J=7.2Hz, 2H), 4.16 (t, J=5.6Hz, 2H), 3.76 (q, J=4.6Hz, 2H), 1.35 (t, J=7.2Hz, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 433.0。
【0400】
化合物596を、化合物48の調製のための類似の手順に従って調製した。
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz) δ 8.13 (s, 1H), 7.82 (s, 1H), 7.66〜7.62 (m, 3H), 7.53〜7.51 (m, 2H), 7.40 (s, 1H), 7.31〜7.25 (m, 5H), 6.68 (d, J=2.8 Hz, 1H), 5.77 (s, 2H), 3.87 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 465.1。
【0401】
HCl塩化合物596a:
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz) δ 8.11 (s, 1H), 7.80 (s, 1H), 7.64〜7.60 (m, 3H), 7.51〜7.49 (m, 3H), 7.39 (s, 1H), 7.31〜7.22 (m, 5H), 6.66 (d, J= 2.8 Hz, 1H), 5.76 (s, 2H), 3.85 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 465.1。
【0402】
化合物614を、KO
tBuを使用する化合物596のアミノ脱保護、その後、Cs
2CO
3の存在下DMF中での2−(2−ブロモエトキシ)テトラヒドロ−2H−ピランとの反応、次いでMeOH中TsOHを使用するヒドロキシ脱保護によって得た。
1H NMR (DMSO−d
6, 400MHz) δ 8.12 (s, 1H), 7.82 (s, 1H), 7.63 (d, J= 6.8Hz, 2H), 7.52 (d, J= 8.4Hz, 2H), 7.47 (s, 1H), 7.38 (s, 1H), 6.60 (d, J= 2.8Hz, 1H), 4.54 (t, J=6.0Hz, 2H), 3.87 (s, 3H), 3.70 (t, J=5.6Hz, 2H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 419.1。
【0403】
化合物597を、化合物48の調製のための類似の手順に従って、(4−シアノフェニル)ボロン酸をXIII−10の代わりに使用して調製した。
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz) δ 8.11 (s, 1H), 7.99 (d, J = 8.5 Hz, 2H), 7.80 (s, 1H), 7.72 (d, J = 8.5 Hz, 2H), 7.46 (d, J = 2.8 Hz, 1H), 7.35 (s, 1H), 6.60 (d, J = 2.8 Hz, 1H), 4.07 (s, 3H), 3.85 (s, 3H)。
【0404】
HCl塩化合物597a:
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz) δ 8.13 (s, 1H), 8.01 (d, J = 7.5 Hz, 2H), 7.78 (m, 3H), 7.48 (s, 1H), 7.37 (s, 1H), 6.62 (s, 1H), 4.09 (s, 3H), 3.86 (s, 3H)。
【0405】
化合物600を、化合物597の調製のための類似の手順に従って、Boc−保護されたボロン酸エステルをXIII−6の代わりに使用して調製した。
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz) δ 12.95 (s, 1H), 8.13 (s, 1H), 7.99 (d, J = 8.4 Hz, 2H), 7.87 (s, 1H), 7.73 (d, J = 8.4 Hz, 2H), 7.45 (d, J = 2.8 Hz, 1H), 7.37 (s, 1H), 6.61 (d, J = 2.8 Hz, 1H), 4.08 (s, 3H)。
【0406】
HCl塩化合物600a:
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz) δ 8.00 (m, 4H), 7.74 (d, J = 8.0 Hz, 2H), 7.46 (m, 1H), 7.37 (s, 1H), 6.61 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 4.08 (s, 3H)。
【0407】
化合物599を、4−ブロモ−1−メチル−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7(6H)−オンと(4−クロロフェニル)ボロン酸とのSuzukiカップリング、次いでXIII−8bおよび化合物593の合成に記載された類似の手順に従う、XIII−6とのSuzukiカップリングによって、得た。
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz) δ 8.10 (s, 1H), 7.78 (s, 1H), 7.57 (m, 2H), 7.50 (m, 2H), 7.44 (d, J = 2.8 Hz, 1H), 7.30 (s, 1H), 6.58 (d, J = 2.8 Hz, 1H), 4.07 (s, 3H), 3.85 (s, 3H)。
【0408】
化合物598を、化合物599の調製のための類似の手順に従って、Boc−保護されたボロン酸エステルをXIII−6の代わりに使用して調製した。
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz) δ 12.95 (s, 1H), 8.13 (s, 1H), 7.88 (s, 1H), 7.59 (m, 2H), 7.52 (m, 2H), 7.45 (d, J = 2.8 Hz, 1H), 7.34 (s, 1H), 6.62 (d, J = 2.8 Hz, 1H), 4.10 (s, 3H)。
【0409】
HCl塩化合物598a:
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz) δ 8.05 (d, J = 2 Hz, 2H), 7.56 (m, 2H), 7.50 (m, 2H), 7.44 (d, J = 2.8 Hz, 1H), 7.34 (s, 1H), 6.6 (d, J = 2.8 Hz, 1H), 4.07 (s, 3H)。
【0410】
化合物601および602を、化合物598の合成に記載された類似の手順に従って、対応する芳香族ボロン酸を使用して調製した。これらのそれぞれのHCl塩化合物601aおよび602aもまた、アセトニトリル中でaq.HClと反応させることによって得た。
【0411】
化合物601:
1H NMR (DMSO−d
6, 400MHz) δ 12.90 (s, 1H), 8.09 (s, 1H), 7.84 (s, 1H), 7.40 (d, J=2.4 Hz, 1H), 7.14 (d, J=8.0 Hz, 2H), 6.92 (d, J=2.0 Hz, 1H), 6.85 (d, J=8.0 Hz, 1H), 6.59 (d, J=2.8 Hz, 1H), 4.07 (m, 5H), 2.02 (s, 3H), 1.34 (t, J=6.8 Hz, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 349.0。
【0412】
化合物601a:
1H NMR (DMSO−d
6, 400MHz) δ 8.04 (s, 2H), 7.42 (d, J=2.8 Hz, 1H), 7.15 (d, J=8.4 Hz, 2H), 6.93 (d, J=2.4 Hz, 1H), 6.85 (d, J=8.4 Hz, 1H), 6.61 (d, J=2.8 Hz, 1H), 4.09−4.05 (m, 5H), 2.04 (s, 3H), 1.35 (t, J=6.8 Hz, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 348.9。
【0413】
化合物602:
1H NMR (DMSO−d
6, 400MHz) δ 12.94 (s, 1H), 8.13 (s, 1H), 7.89 (s, 1H), 7.62 (d, J=8.4 Hz, 2H), 7.51 (d, J=8.4 Hz, 2H), 7.45 (d, J=2.4 Hz, 1H), 7.38 (s, 1H), 6.62 (d, J=3.2 Hz, 1H), 4.09 (s, 3H)。
【0414】
化合物602a:
1H NMR (DMSO−d
6, 400MHz) δ 8.06 (s, 2H), 7.62 (d, J=8.0 Hz, 2H), 7.51 (d, J=8.0 Hz, 2H), 7.46 (d, J=2.8 Hz, 1H), 7.40 (s, 1H), 6.62 (d, J=2.8 Hz, 1H), 4.09 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 374.9。
【0415】
化合物603を、1−ベンジル−4−ブロモ−6−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7(6H)−オンのベンジル脱保護によって中間体である4−ブロモ−6−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7(6H)−オンを形成し、その後、XIII−6とのSuzukiカップリングにより調製して、最終生成物を得た。
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz) δ 12.29 (s, 1H), 8.14 (s, 1H), 7.83 (s, 1H), 7.64 (d, J= 8.8Hz, 2H), 7.52 (d, J= 8.8Hz, 2H), 7.43 (m, 1H), 7.38 (s, 1H), 6.66 (m, 1H), 3.86 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 375.0。
【0416】
化合物604を、4−ブロモ−6−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7(6H)−オンとXII−8bとのSuzukiカップリングによって調製した。
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz) δ 12.93 (s, 1H), 12.27 (s, 1H), 8.15 (s, 1H), 7.90 (s, 1H), 7.64 (d, J= 8.4Hz, 2H), 7.52 (d, J= 8.4 Hz, 2H), 7.41 (d, J= 8.4 Hz, 2H), 6.67 (d, J= 2.4 Hz, 1H)。HCl塩化合物604a:
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz) δ 12.28 (s, 1H), 8.06 (s, 2H), 7.64 (d, J= 8.4Hz, 2H), 7.52 (d, J= 8.4 Hz, 2H), 7.42 (m, 2H), 6.67 (d, J= 2.4 Hz, 1H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 361.0。
【0417】
化合物609を、4−ブロモ−6−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7(6H)−オンのPd/C水素化によって、白色固体として得た。
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz) δ 12.15 (s, 1H), 7.59−7.57 (m, 2H), 7.51−7.49 (m, 2H), 7.35 (t, J = 2.6 Hz, 1H), 7.17 (d, J = 7.2 Hz, 1H), 6.62 (d, J = 7.2 Hz, 1H), 6.37 (d, J = 2.0 Hz, 1H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 295.0。
【0418】
化合物610を、Cs
2CO
3の存在下DMF中でEtIを使用する化合物609のエチル化によって得た。
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz) δ7.57−7.55 (m, 2H), 7.50−7.48 (m, 2H), 7.44 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 7.16 (d, J = 7.2 Hz, 1H), 6.56 (d, J = 7.2 Hz, 1H), 6.33 (d, J = 2.8 Hz, 1H), 4.46 (q, J = 7.2 Hz, 2H), 1.31 (t, J = 7.2 Hz, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 322.9。
【0419】
他の化合物もまた、実施例5−Fに記載される種々の手順を使用して、調製した。
【0420】
化合物605:
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 10.73 (s, 1H), 7.73 (s, 1H), 7.63 (s, 1H), 7.50 (d, J=8.4 Hz, 2H), 7.44 (d, J=8.4 Hz, 2H), 7.32 (s, 1H), 7.08 (s, 1H), 6.57 (d, J =2.4 Hz, 1H) , 3.98 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 324.9。
【0421】
化合物606:
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz) δ 12.95 (s, 1H), 12.28 (s, 1H), 8.15 (s, 1H), 7.90 (s, 1H), 7.61〜7.54 (m, 4H), 7.43 (s, 1H), 7.37 (s, 1H), 6.68 (d, J =2.0 Hz, 1H)。HCl塩:MS(ESI)m/z(M+H)
+ 310.9。MS(ESI)m/z(
【0422】
化合物607:
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz) δ 12.93 (s, 1H), 12.21 (s, 1H), 8.13〜7.89 (m, 2H), 7.42〜7.41 (m, 1H), 7.20〜7.18 (m, 2H), 6.96〜6.86 (m, 2H), 6.68 (d, J= 2.4 Hz, 1H), 4.08 (q, J =6.8 Hz, 2H), 2.04 (s, 3H), 1.36 (t, J =6.8 Hz, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 334.9。
【0423】
化合物608:
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz) δ 12.37 (s, 1H), 8.07〜8.02 (m, 4H), 7.78 (d, J= 8.8 Hz, 2H), 7.45 (d, J= 8.8 Hz, 2H), 6.70 (d, J= 2.4 Hz, 1H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 301.9。
【0424】
化合物611:
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz) δ 10.97 (s, 1H), 8.01 (s, 1H), 7.71 (s, 1H), 7.41 (s, 1H), 6.98 (s, 1H), 6.50 (d, J = 2.8 Hz, 1H), 4.51 (q, J = 6.8 Hz, 2H), 3.85 (s, 3H), 1.33 (t, J = 6.8 Hz, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 242.9。
【0425】
化合物612:
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz) δ 12.08 (s, 1H), 11.03 (s, 1H), 8.06 (s, 1H), 7.76 (s, 1H), 7.35 (s, 1H), 7.05 (d, J = 5.6 Hz, 1H), 6.58 (d, J = 2.8 Hz, 1H), 3.87 (s, 3H)。MS(ESI)m/z[M+H]
+ 215.0。
【0426】
化合物613:
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz) δ 12.91 (s, 1H), 11.00 (d, J = 3.6 Hz, 1H), 8.05 (s, 1H), 7.81 (s, 1H), 7.43 (d, J = 2.8 Hz, 1H), 7.03 (d, J = 5.2 Hz, 1H), 6.53 (d, J = 2.8 Hz, 1H), 4.54 (q, J = 7.2 Hz, 2H), 1.36 (t, J = 7.2 Hz, 3H)。MS(ESI)m/z[M+H]
+ 229.1。
【0427】
化合物616:
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz) δ 12.93 (s, 1H), 12.08 (s, 1H), 11.05 (s, 1H), 7.96 (brs, 2H), 7.35 (d, J = 2.8 Hz, 1H), 7.07 (s, 1H), 6.60 (d, J = 2.8 Hz, 1H)。MS(ESI)m/z[M+H]
+ 201.1。
【0428】
化合物647を、化合物593の合成に記載された類似の手順に従って、XIII−4bとの反応において臭化ベンジルを臭化エチルの代わりに使用して調製した。XIII−10とのSuzukiカップリング後、KOtBuとの反応、その後、ヨウ化イソプロピルとの反応によって、ベンジルをイソプロピルで置き換えた。1−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールとの2回目のSuzukiカップリングにより、最終生成物を得た。
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz) δ 8.13 (s, 1H), 7.81 (s, 1H), 7.72 (d, J=3.2 Hz, 1H), 7.63 (d, J=8.8 Hz, 2H), 7.52 (d, J=8.8 Hz, 2H), 7.38 (s, 1H), 6.67 (d, J=3.2 Hz, 1H), 5.77−5.70 (m, 1H), 3.88 (s, 3H), 1.44 (d, J=6.8 Hz, 6H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 417.1。
【0429】
化合物648を、化合物647の合成に記載された類似の手順に従って、Boc−保護されたボロン酸エステルを最後のカップリング反応において使用して調製した。
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz) δ 12.96 (s, 1H), 8.14 (s, 1H), 7.89 (s, 1H), 7.71 (d, J=3.2 Hz, 1H), 7.64 (d, J=8.8 Hz, 2H), 7.52 (d, J=8.8 Hz, 2H), 7.39 (s, 1H), 6.67 (d, J=3.2 Hz, 1H), 5.77−5.71 (m, 1H), 1.44 (d, J=6.8 Hz, 6H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 403.1。
【0430】
化合物649および650を、4−ブロモ−6−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7(6H)−オンとシクロプロピルボロン酸とのSuzukiカップリング、次いで対応するボロン酸エステルとの2回目のSuzukiカップリングにより調製した。化合物649:
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz) δ 8.12 (s, 1H), 7.81 (s, 1H), 7.64 (d, J=8.8 Hz, 2H), 7.53 (d, J=8.8 Hz, 2H), 7.46 (d, J=2.8 Hz, 1H), 7.38 (s, 1H), 6.57 (d, J=2.8 Hz, 1H), 4.20−4.15 (m, 1H), 3.86 (s, 3H), 1.07−0.96 (m, 4H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 415.0。化合物650:
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz) δ 12.95 (brs, 1H), 8.13 (s, 1H), 7.88 (s, 1H), 7.64 (d, J=8.8 Hz, 2H), 7.52 (d, J=8.8 Hz, 2H), 7.38 (d, J=3.6 Hz, 1H), 7.40 (s, 1H), 6.58 (d, J=3.6 Hz, 1H), 4.19−4.14 (m, 1H), 1.03−0.97 (m, 4H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 401.1。
【0431】
化合物651および654を、4−ブロモ−6−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7(6H)−オンと1−クロロ−2−メトキシエタンとを、Cs
2CO
3の存在下DMF中で反応させ、その後、対応するボロン酸エステルとのSuzukiカップリングによって調製した。化合物651:
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz) δ 8.13 (s, 1H), 7.82 (s, 1H), 7.64 (d, J=8.8 Hz, 2H), 7.53 (d, J=8.8 Hz, 2H), 7.50 (d, J=3.2 Hz, 1H), 7.39 (s, 1H), 6.61 (d, J=3.2 Hz, 1H), 4.66 (t, J=5.6 Hz, 2H), 3.88 (s, 3H), 3.66 (t, J=5.6 Hz, 2H), 3.23 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 433.1。化合物654:
1H NMR (DMSO−d
6, 300 MHz) δ 12.96 (brs, 1H), 8.03 (brs, 2H), 7.63 (d, J=9.0 Hz, 2H), 7.51 (d, J=3.0 Hz, 1H), 7.49 (d, J=9.0 Hz, 2H), 7.41 (s, 1H), 6.61 (d, J=3.0 Hz, 1H), 4.66 (t, J=5.4 Hz, 2H), 3.65 (t, J=5.4 Hz, 2H), 3.23 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 419.1。
【0432】
化合物652および653を、4−ブロモ−6−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7(6H)−オンと1−ブロモ−2−フルオロエタンとを、Cs
2CO
3の存在下DMF中で反応させ、その後、対応するボロン酸エステルとのSuzukiカップリングによって調製した。化合物652:
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz) δ 12.96 (brs, 1H), 8.03 (brs, 2H), 7.64 (d, J=8.4 Hz, 2H), 7.53 (d, J=2.8 Hz, 1H), 7.52 (d, J=8.8 Hz, 2H), 7.44 (s, 1H), 6.66 (d, J=2.8 Hz, 1H), 4.85−4.75 (m, 3H), 4.69 (m, 1H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 407.1。化合物653:
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz) δ 8.14 (s, 1H), 7.83 (s, 1H), 7.64 (d, J=8.8 Hz, 2H), 7.53 (d, J=2.8 Hz, 1H), 7.52 (d, J=8.8 Hz, 2H), 7.42 (s, 1H), 6.65 (d, J=2.8 Hz, 1H), 4.84−4.77 (m, 3H), 4.69 (m, 1H), 3.87 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 421.1。
【0433】
化合物655を、化合物593の合成に記載された類似の手順に従って、1−(ジフルオロメトキシ)−4−ヨードベンゼンをXIII−10の代わりに使用し、そしてDMSO/ジオキサン中のCuI、Cs
2CO
3、および8−ヒドロキシキノリンを反応触媒として使用して、調製した。この反応混合物をN
2でパージし、そして110℃で一晩撹拌した。最後の工程であるカップリング反応において、Pd−118およびK
3PO
4をPd(dppf)Cl
2およびK
2CO
3の代わりに使用した。
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz) δ 8.10 (s, 1H), 7.79 (s, 1H), 7.54−7.51 (m, 3H), 7.32−7.14 (m, 4H), 6.59 (d, J=2.8Hz, 1H), 4.51 (q, J=7.2Hz, 2H), 3.85 (s, 3H), 1.33 (t, J=7.2Hz, 3H)。
【0434】
化合物691を、化合物593の合成に記載された類似の手順に従って、4−ブロモ−1−(2−エトキシエチル)−6−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7(6H)−オンをXIII−8bの代わりに使用して調製した。
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 7.83 (br. s., 2H), 7.51 (d, J=8.5 Hz, 2H), 7.36 (d, J=8.5 Hz, 2H), 7.29 (d, J=2.5 Hz, 1H), 7.08 (s, 1H), 6.47 (d, J=2.3 Hz, 1H), 4.76 (t, J=4.9 Hz, 2H), 3.81 (t, J=4.9 Hz, 2H), 3.45 (q, J=6.9 Hz, 2H), 1.15 (t, J=6.9 Hz, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 433.1。
【0435】
化合物692を、化合物593の合成に記載された類似の手順に従って、4−ブロモ−1−(2−イソプロポキシエチル)−6−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7(6H)−オンをXIII−8bの代わりに使用して調製した。
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 7.85 (br.s., 2H), 7.52 (d, J=8.4 Hz, 2H), 7.36 (d, J=8.4 Hz, 2H), 7.31 (d, J=2.4 Hz, 1H), 7.08 (s, 1H), 6.46 (d, J=2.4 Hz, 1H), 4.74 (t, J=4.8 Hz, 2H), 3.79 (t, J=4.8 Hz, 2H), 3.52〜3.45 (m, 1H),1.09 (d, J=6.0 Hz, 6H)。
【0436】
化合物693を、ジオキサン/H
2O混合物中のPd−118/K
3PO
4により触媒される、4−ブロモ−6−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7(6H)−オンと1−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールとのSuzukiカップリングによって調製し;その後、塩化アセチルとの反応により、最終生成物を得た。
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 7.53 (s, 1H), 7.49−7.45 (m, 2H), 7.42 (s, 1H), 7.40 − 7.34 (m, 2H), 7.28 (s, 1H), 4.28 (t, J=8.2 Hz, 2H),3.95 (s, 3H), 3.04 (t, J=8.2 Hz, 2H), 2.36 (s, 3H)。
【0437】
【化165】
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XIII−7(2.5g,11mmol)をDCM(20mL)に溶解させ、次いでDMAP(98mg,0.66mmol)およびBoc
2O(2.87g,13mmol)を添加した。この混合物を25℃で1時間撹拌し、次いでその溶媒を減圧中で除去して、XIII−11(3.3g,収率91.6%)を得た。
【0438】
XIII−11(4g,12.2mmol)をMeOH(40mL)に溶解させ、次いでPd/C(400mg,10%)を添加した。この混合物を水素で3回パージし、次いで70℃で40時間撹拌した。次いで、その溶媒を減圧中で除去して、XIII−12(3.1g,収率77%)を白色固体として得た。
【0439】
XIII−12(3.3g,10.3mmol)をHCl−MeOH(4M,30mL)に溶解させた。この混合物を70℃で2時間撹拌した。次いで、その溶媒を減圧中で除去して、XIII−13(2.1g,収率97%)を白色固体として得た。
【0440】
XIII−13(1.5g,6.9mmol)をsat.aq.NaHCO
3(20mL)およびMeOH/H
2O(v/v=1/1,20mL)に溶解させ、次いでDMAP(102mg,0.69mmol)およびBoc
2O(2.27g,1.0mmol)を添加した。この混合物を25℃で48時間撹拌した。次いで、この混合物をEAで抽出し、合わせた有機相を無水Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、減圧中で濃縮して、黄色がかった固体を得た。その粗製生成物を精製して、XIII−14(380mg,16.8%)を白色固体として得た。
【0441】
XIII−14を、本明細書中に記載される標準的な手順に従ってXIII−10と反応させて、化合物690(230mg,41.7%)を白色固体として得た。
1HNMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 7.51 (s, 1H), 7.44 (d, J=8.5 Hz, 2H), 7.39 (s, 1H), 7.32 (d, J=8.5 Hz, 2H), 7.20 (s, 1H), 4.11 (t, J=8.3Hz, 2H), 3.93 (s, 3H), 3.05 (t, J=8.3 Hz, 2H), 1.52 (s, 9H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 477.2。
【0442】
実施例5−G
化合物50〜53の合成(スキームXIV)
【化166】
[この文献は図面を表示できません]
XIV−1(10g,64.1mmol)をPOCl
3(20mL)に添加し、この反応混合物を2時間加熱還流した。この混合物を室温まで冷却し、そして飽和水性Na
2CO
3に注ぎ、この混合物をEtOAcで抽出した。合わせた有機相をNa
2SO
4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮した。その残渣をカラムクロマトグラフィー(PE:EA=10:1)により精製して、XIV−2を淡黄色固体として得た(10g,収率83%)。
1HNMR (CDCl
3, 300MHz) δ 8.45 (d, J = 5.4 Hz, 1 H), 7.48 (d, J = 5.4 Hz, 1H)。
【0443】
XIV−2(10g,52.1mmol)のDMF(60mL)中の溶液に、NaOAc(10.3g,125mmol)を添加し、この反応混合物を120℃で3時間撹拌した。この混合物を室温まで冷却し、そして水に注ぎ、EtOAcで抽出した。合わせた有機相をブラインで洗浄し、そして減圧下で濃縮して、粗製の生成物を得た。その残渣をカラムクロマトグラフィー(PE:EA=1:1)により精製して、XIV−3を淡黄色固体として得た(5.4g,収率60%)。
1HNMR (CD
3OD, 300MHz) δ 8.14 (d, J=6.0 Hz, 1H), 6.98 (d, J=6.0Hz, 1H)。
【0444】
XIV−3(5.4g,31.03mmol)のDMF(30mL)中の溶液に、NaOMe(8.4g,155.17mmol)を添加し、この反応混合物を80℃で10時間撹拌した。この混合物を室温まで冷却し、そして水に注ぎ、EtOAcで抽出した。合わせた有機相をブラインで洗浄し、そして減圧下で濃縮して、粗製の生成物を得た。その残渣をカラムクロマトグラフィー(PE:EA=1:1)により精製して、XIV−4を淡黄色固体として得た(4.5g,収率85%)。
1HNMR (CDCl
3, 300MHz) δ 11.48 (brs, 1H), 8.10 (d, J = 5.7 Hz, 1H), 6.71 (d, J = 5.7 Hz, 1H), 4.11 (s, 3H)。
【0445】
XIV−4(4.5g,26.47mmol)の水(30mL)中の懸濁物に、Br
2(5.3g,33.35mmol)を室温で滴下により添加し、この反応混合物を30分間撹拌し、次いで50℃で1時間加熱した。室温まで冷却した後に、この混合物を濾過し、水で洗浄し、そして減圧下で乾燥させて、XIV−5を淡黄色固体として得た(3.0g,収率46%)。
1HNMR (CDCl
3, 400MHz) δ 8.29 (s, 1H), 4.08 (s, 3H)。
【0446】
フラスコに、XIV−5(2.49g,10mmol,1当量)、XIV−6(1.25g,12mmol,1.2当量)、PPh
3(3.14g,12mmol,1.2当量)および30mLの無水THFを入れ、窒素で3回フラッシュした。DIAD(2.42g,12mmol,1.2当量)をこの混合物に0℃で滴下により添加した。その後、この混合物を室温まで温め、そしてさらに16時間撹拌した。TLC(PE:EA=5:1)分析は、この反応が完了したことを示した。この混合物を水で希釈し、EtOAc(100mL×3)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、そして濃縮して、黄色油状物を得た。カラムクロマトグラフィーにより精製して、XIV−7(3g,収率89%)を得た。
1H NMR (CDCl
3, 300MHz):δ 8.33 (s, 1H), 4.82 (s, 2H), 4.27 (q, J = 7.2 Hz, 2 H), 4.02 (s, 3H), 1.30 (t, J = 7.2 Hz, 3H)。
【0447】
フラスコに、XIV−7(3g,8.96mmol,1当量)、Fe粉末(2g,35.82mmol,4当量)および40mLのAcOHを入れた。この混合物を80℃で3時間加熱した。TLC(PE:EA=3:1)分析は、この反応が完了したことを示した。この混合物を室温まで冷却し、飽和aq.K
3PO
4でpH=7〜8に調整し、EtOA(100mL×3)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、そして濃縮して、黄色油状物を得た。カラムクロマトグラフィーにより精製して、XIV−8(1.5g,収率65%)を得た。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 260.8。
【0448】
XIV−8(1g,3.86mmol,1当量)の、15mLのDMF中の溶液に、NaH(60%,185mg,4.63mmol,1.2当量)を0℃で添加した。この混合物を0℃で30分間撹拌した。その後、BnBr(792mg,4.63mmol,1.2当量)を添加した。得られた混合物を16時間室温で撹拌した。TLC(PE:EA=3:1)分析は、この反応が完了したことを示した。この混合物を水で希釈し、EtOA(80mL×3)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、そして濃縮して、黄色油状物を得た。カラムクロマトグラフィーにより精製して、XIV−9(1.2g,収率89%)を得た。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 350.9。
【0449】
XIV−9(50mg,0.14mmol,1当量)の、6mLのEtOH中の溶液に、1mLのaq.HBr(40%)を添加した。この混合物を100℃で1時間加熱した。TLC(EA)分析は、この反応が完了したことを示した。この混合物を室温まで冷却し、飽和aq.NaHCO
3でpH=7〜8に調整し、EtOA(50mL×3)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、そして濃縮して、XIV−10(45mg,収率95%)を得た。
1H NMR (CDCl
3, 400MHz):δ 12.49 (brs, 1H), 7.26−7.22 (m, 6H), 5.64 (s, 2H), 4.73 (s, 2H)。
【0450】
XIV−12の調製は、X−6の合成に記載されたような一般手順に従った。
【0451】
化合物50を、化合物40を得るための類似の手順に従って、1−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールをX−7の代わりに使用して調製した。
1H NMR (CDCl
3, 300MHz) δ 7.56 (s, 1H), 7.51 (s, 1H), 7.30−7.17 (m, 11H), 5.58 (s, 2H), 4.65 (s, 2H), 3.86 (s, 3H)。MS(ESI)m/z[M+H]
+ 496.9。
【0452】
化合物51を、化合物40を得るための類似の手順に従って調製した。
1H NMR (CDCl
3, 300MHz) δ 7.29−7.19 (m, 11H), 7.05−7.02 (m, 3H), 5.59 (s, 2H), 4.60 (s, 2H)。MS(ESI)m/z[M+H]
+ 511.2。
【0453】
化合物52:フラスコに、化合物51(340mg,0.67mmol)、Pd/C(34mg,10%mol)および10mLのEtOHを入れた。この混合物を水素(50psi)下で30時間撹拌した。TLC(PE:EA=1:1)分析は、この反応が完了したことを示した。この混合物を濾過した。その濾液を濃縮して、黄色固体を得た。prep−TLCにより精製して、化合物52(190mg,収率68%)を得た。
1H NMR (CDCl
3, 400MHz) δ 8.07 (s, 1H), 7.49 (d, J=8.8 Hz, 2H), 7.40−7.38 (m, 4H), 7.12−7.10 (m, 3H), 4.74 (s, 2H)。MS(ESI)m/z[M+H]
+ 421.2。
【0454】
化合物53:化合物52(100mg,0.24mmol,1当量)の、5mLのDMF中の溶液に、NaH(14mg,0.54mmol,1.5当量)を0℃で添加した。この混合物を0℃で30分間撹拌した。その後、MeI(50.7mg,0.54mmol,1.5当量)をこのフラスコに添加した。得られた混合物を室温で16時間撹拌した。TLC(PE:EA=1:1)分析は、この反応が完了したことを示した。この混合物を水で希釈し、EtOAc(50mL×3)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、そして濃縮して、黄色油状物を得た。prep−TLCにより精製して、化合物53(55.5mg,収率54%)を得た。
1H NMR (CDCl
3, 300MHz) δ 7.51−7.48 (m, 2H), 7.42−7.37 (m, 4H), 7.22 (s, 1H), 7.16−7.13 (m, 2H), 4.63 (s, 2H), 3.61 (s, 3H)。
【0455】
【化167】
[この文献は図面を表示できません]
XIV−8(200mg,0.77mmol,1当量)の、10mLのDMF中の溶液に、NaH(鉱油中60%の分散物,60mg,1.16mmol,1.5当量)を0℃で添加した。この混合物を0℃で30分間撹拌した。その後、PMBC(181mg,1.16mmol,1.5当量)をこのフラスコに添加した。得られた混合物を室温でさらに16時間撹拌した。TLC(PE/EA=3/1)分析は、この反応が完了したことを示した。この混合物を水(20mL)で希釈し、EtOA(30mL×3)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、そして濃縮して、黄色油状物を得た。prep−TLC(PE/EA=3/1)により精製して、XIV−9a(245mg,収率85%)を得た。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 379.0。
【0456】
XIV−12aを、上に説明したスキームに従って調製した。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 526.9。
【0457】
XIV−12a(100mg,0.19mmol)および5mLのTFAの混合物を80℃で6時間加熱した。TLC(EA)分析は、この反応が完了したことを示した。この混合物を室温まで冷却し、ほとんどのTFAをエバポレートし、その残渣を飽和aq.NaHCO
3で中和し、EtOAc(50mL×3)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、濃縮して、黄色固体を得た。Prep−TLC(EA)により精製して、化合物393(72.3mg,収率93%)を得た。
1H NMR (CDCl
3, 400MHz) δ 8.06 (brs, 1H), 7.67 (s, 1H), 7.63 (s, 1H), 7.48−7.45 (m, 2H), 7.38−7.35 (m, 2H), 7.22 (s, 1H), 4.81 (s, 2H), 3.95 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 406.9。
【0458】
化合物396を、XIV−12aを得るための類似の手順に従って、ヨウ化メチルをPMBCの代わりに使用して調製した。
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 7.64−7.61 (m, 2H), 7.47−7.45 (m, 2H), 7.39−7.37 (m, 2H), 7.31 (s, 1H), 4.67 (s, 2H), 3.95 (s, 3H), 3.58 (s, 3H)。MS(ESI)m/z[M+H]
+ 420.9。
【0459】
【化168】
[この文献は図面を表示できません]
XIV−5bを、XIV−3から、本明細書中に記載される標準的な手順を使用して、臭素化および(4−フルオロフェニル)ボロン酸とのSuzukiカップリングにより2工程で得た。
【0460】
XIV−5b(1.5g,5.6mmol)のconc.HCl/AcOH(14mL,v/v=1/1)中の溶液を一晩加熱還流した。室温まで冷却した後に、この混合物を減圧下で濃縮して、XIV−6bをさらに精製せずに得た(1.1g,収率78%)。
【0461】
XIV−6b(1.1g,4.4mmol)をaq.NaOH(15mL,1M)に添加した。次いで、Na
2S
2O
4(1.5g,8.8mmol)を添加した。この混合物を室温暗所で1時間撹拌した。TLC(PE/EA=1:2)によって示される反応の完了後に、この混合物をpH=5〜6まで酸性にし、次いでEAで抽出した。その有機層をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、減圧中で濃縮して、XIV−7bをさらに精製せずに得た(0.8g,収率83%)。
【0462】
XIV−7b(0.8g,3.6mmol)のCH
3C(OEt)
3(10mL)中の混合物を一晩加熱還流した。室温まで冷却した後に、この混合物を濾過し、そのフィルターケーキをEA/PE(1:1)で洗浄して、粗製のXIV−8b(340mg,収率39%)を得た。
【0463】
化合物568を、本明細書中に記載される標準的な手順を使用して、XIV−8bとXIV−11とのSuzukiカップリングによって得た。
1H NMR (メタノール−d
4, 300MHz) δ 7.78 (s, 1H), 7.72−7.67 (m, 2H), 7.55−7.51 (m, 2H), 7.41 (d, J =8.4 Hz, 2H), 7.16−7.10 (m, 2H), 2.59 (s, 3H)。
【0464】
実施例5−H
化合物54〜59の合成(スキームXV)
【化169】
[この文献は図面を表示できません]
XV−1(15g,96.2mmol)のAcOH(120mL)中の溶液に、Br
2(16.7g,105.8mmol)を添加した。添加後、この反応混合物を70℃で30分間撹拌した。次いで、この反応混合物を氷水に注ぎ、得られた沈殿物を濾過により集め、水で洗浄し、そして減圧中で乾燥させて、XV−2を黄色固体として得た(14g,収率60%)。
1H NMR (DMSO−d
6, 400MHz) δ 7.85 (s, 1H)。
【0465】
XV−2(2g,8.5mmol)をPOCl
2OPh(10mL)に添加し、次いでこの反応混合物を2時間加熱還流した。この混合物を室温まで冷却し、そして飽和aq.Na
2CO
3で中和し、この混合物をEtOAcで抽出した。合わせた有機相をNa
2SO
4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮した。その残渣をカラムクロマトグラフィー(PE:EA=10:1)により精製して、XV−3を淡黄色固体として得た(1.5g,収率65%)。
1HNMR (CDCl
3, 300MHz) δ 8.71 (s, 1 H)。
【0466】
XV−3(544mg,2mmol)の、10mLのDMF中の溶液に、BnNH
2(268mg,2mmol)を0℃で添加した。この混合物を室温で18時間撹拌した。TLC(PE:EA=5:1)分析は、この反応が完了したことを示した。この混合物を水で希釈し、EtOAc(30mL×3)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、濃縮して、黄色油状物を得た。カラムクロマトグラフィーにより精製して、XV−4を白色固体として得た(400mg,収率58%)。MS(ESI)m/z[M+H]
+ 342.2。
【0467】
XV−4(200mg,0.58mmol,1当量)の、6mLのAcOH中の溶液に、Fe粉末(131mg,2.34mmol,4当量)を添加した。この混合物を70〜80℃で加熱し、そして3時間撹拌した。TLC(PE:EA=5:1)分析は、この反応が完了したことを示した。この混合物を室温まで冷却し、飽和aq.K
3PO
4で中和し、EtOAc(50mL×3)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、濃縮して、黄色油状物を得た。prep−TLCにより精製して、粗製のXV−5(182mg,粗製収率100%)を得た。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 313.9。
【0468】
XV−5(1.5g,4.8mmol,1当量)および20mLのギ酸の混合物を100℃で18時間加熱した。この反応混合物を室温まで冷却し、飽和aq.K
3PO
4で中和し、EtOAc(100mL×3)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、濃縮して、XV−6(1.2g,収率82%)を得た。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 304.0。
【0469】
XV−8の調製は、X−6を得るための類似の手順に従った(1.1g,収率61%)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 465.9。
【0470】
化合物54を、化合物40を得るための類似の手順に従って調製した。
1H NMR (CDCl
3, 300MHz) δ 7.75 (s, 1H), 7.44 (d, J = 8.1 Hz, 2H), 7.26−6.90 (m, 10H), 6.55−6.50 (m, 2H), 4.92 (s, 2H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 480.2。
【0471】
化合物55を、化合物40を得るための類似の手順に従って、1−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールをX−7の代わりに使用して調製した。
1H NMR (CDCl
3, 300MHz) δ 7.73 (s, 1H), 7.44−7.41 (m, 2H), 7.32−7.19 (m, 6H), 6.92 (s, 1H), 6.73−6.63 (m, 3H), 5.05 (s, 2H), 3.70 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 466.0。
【0472】
XV−11:フラスコに、XV−10、Pd/C(10%mol)およびEtOHを入れた。この混合物を水素(50psi)下で24時間撹拌した。TLC(PE:EA=1:1)分析は、この反応が完了したことを示した。この混合物を濾過した。その濾液を濃縮して、黄色固体を得た。prep−TLCにより精製して、XV−11を得た。
【0473】
化合物56を、化合物54のPd/C触媒水素化から調製した。
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz):δ 13.74 (s, 1H), 8.32 (s, 1H), 8.12−8.09 (m, 2H), 7.73−7.67 (m, 3H), 7.57−7.54 (m, 2H), 7.28−7.23 (m, 2H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 390.0。
【0474】
化合物57を、化合物55の触媒水素化から調製した。
1H NMR (CDCl
3, 400MHz):δ 12.39 (s, 1H), 8.33 (s, 1H), 8.09 (s, 2H), 7.82 (s, 1H), 7.55 (d, J=8.8 Hz, 2H), 7.45−7.41 (m, 2H), 3.99 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 376.0。
【0475】
XV−12:XV−11(1当量)のDMF中の溶液に、NaH(1.5当量)を0℃で添加した。この混合物を0℃で30分間撹拌した。その後、MeI(1.5当量)を添加した。得られた混合物を室温で16時間撹拌した。TLC(PE:EA=1:1)分析は、この反応が完了したことを示した。この混合物を水で希釈し、EtOAcで抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、そして濃縮した。その残渣をprep−HPLCにより精製して、XV−12を得た。
【0476】
化合物58を、化合物56とNaHとをDMF中で反応させ、その後、MeIと反応させることによって調製した。
1H NMR (CDCl
3, 400MHz):δ 7.90−7.75 (m, 3H), 7.56−7.13 (m, 7H), 4.19 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 404.0。
【0477】
化合物59を、化合物57から調製した。
1H NMR (CDCl
3, 400MHz):δ 8.26 (s, 1H), 7.86 (s, 1H), 7.79 (s, 1H), 7.50 (d, J=8.8 Hz, 2H), 7.40−7.33 (m, 3H), 4.17 (s, 3H), 3.97 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 390.1。
【0478】
化合物59の代替の合成
【化170】
[この文献は図面を表示できません]
化合物59の代替の合成を、本明細書中に記載されるような標準的な手順に従って実施した。HCl塩化合物59a:
1H NMR (DMSO−d
6, 400MHz) δ 8.43 (s, 1H), 7.97 (s, 1H), 7.67 (s, 1H), 7.63 (d, J = 8.8 Hz, 2H), 7.54 (d, J = 8.8 Hz, 2H), 7.38 (s, 1H), 3.89 (s, 3H), 3.61 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 390.1。
【0479】
化合物636を、XV−3をベンジルアミンの代わりにエチルアミンと反応させ、その後、2工程のSuzukiカップリング反応を行う、改変された合成経路に従って、調製した。Pd−118、K
3PO
4を、Pd(dppf)Cl
2およびK
2CO
3の代わりに使用した。
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz):δ 8.14 (s, 1H), 7.96 (s, 1H), 7.66 (s, 1H), 7.61 (d, J= 8.4 Hz, 2H), 7.51 (d, J= 8.4 Hz, 2H), 7.26 (s, 1H), 4.01 (q, J= 7.2 Hz, 2H), 3.88 (s, 3H), 1.06 (t, J= 7.2 Hz, 3H)。
【0480】
化合物637を、改変XV−5(ここでベンジルをエチルで置き換える)と1−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールとのSuzukiカップリング、その後、HCOOHとの反応によって、調製した。
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz) δ 12.2 (s, 1H), 9.17 (s, 1H), 7.96 (s, 1H), 7.63 (s, 1H), 7.19 (s, 1H), 4.04 (q, J=7.2Hz, 2H), 3.91 (s, 3H), 1.11 (t, J=7.2Hz, 3H)。
【0481】
化合物638を、化合物637の合成についてと同じ手順に従って、Boc−保護されたボロン酸エステルを使用して調製した。
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz) δ 9.41 (s, 1H), 7.94 (s, 2H), 7.38 (s, 1H), 4.16 (q, J=7.2Hz, 2H), 1.28 (t, J=7.2Hz, 3H)。
【0482】
化合物640を、化合物636の合成についてと同じ手順に従って、最後のSuzukiカップリング反応においてBoc−保護されたボロン酸エステルを代わりに用いて調製した。
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz):δ 13.07 (brs, 1H), 8.14 (s, 1H), 8.02 (s, 1H), 7.72 (s, 1H), 7.61 (d, J=8.8 Hz, 2H), 7.51 (d, J=8.8 Hz, 2H), 7.26 (s, 1 H), 3.97 (q, J=7.2 Hz, 2H), 1.02 (t, J=7.2 Hz, 3H)。HCl塩化合物640a:
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz):δ 8.76 (s, 1H), 7.91 (s, 2H), 7.65 (d, J= 8.8 Hz, 2H), 7.55 (d, J=8.8 Hz, 2H), 7.46 (s, 1H), 4.05 (q, J=6.8Hz, 2H), 1.08 (t, J=6.8Hz, 3H)。
【0483】
化合物641を、XV−8の、エタノール中40℃で一晩のPd/C水素化(50psi)によって調製した。
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz) δ 8.58 (s, 1H), 7.62−7.54 (m, 6H), 6.78 (d, J=7.2Hz, 1H)。HCl塩化合物641a:
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz) δ 8.01 (s, 1H), 7.68−7.54 (m, 6H), 6.83 (d, J=6.4Hz, 1H)。
【0484】
化合物639を、改変XV−8(ここでベンジルをエチルで置き換える)のPd/C水素化によって調製した。
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz):δ 8.14 (s, 1H), 7.55 (m, 5H), 6.83 (d, J=7.6 Hz, 1H), 4.23 (q, J=6.8Hz, 2H), 1.40 (t, J=6.8Hz, 3H)。HCl塩化合物639a:
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz):δ 8.69 (s, 1H), 7.69 (d, J=7.6Hz, 1H), 7.61−7.54 (m, 4H), 6.96 (d, J=7.6Hz, 1H), 4.31 (q, J=7.2Hz, 2H), 1.43 (t, J=7.2Hz, 3H)。
【0485】
あるいは、化合物639を、化合物641とNaHとを反応させ、その後、ヨウ化エチルと反応させることによって、調製し得る。
【0486】
化合物642を、XV−8と1−エチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールとのSuzukiカップリング、その後、DMSO中でKOt−Buを使用するベンジル基の脱保護によって、調製した。
1H NMR (DMSO−d6, 300MHz):δ 8.46 (s, 1H), 8.32 (s, 1H), 8.11 (s, 1H), 7.78 (s, 1H), 7.69 (d, J=8.7 Hz, 2H), 7.58 (d, J=8.7 Hz, 2H), 4.17 (t, J=7.2 Hz, 2H), 1.41 (t, J=7.2 Hz, 3H)。
【0487】
化合物643を、XV−8と1−イソプロピル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールとのSuzukiカップリング、その後、DMSO中でKOt−Buを使用するベンジル基の脱保護によって、調製した。
1H NMR (DMSO−d
6, 400MHz):δ 13.63 (brs, 1H), 8.46 (s, 1H), 8.30 (s, 1H), 8.12 (s, 1H), 7.77 (s, 1H), 7.67 (d, J=8.4 Hz, 2H), 7.57 (d, J=8.4 Hz, 2H), 4.52 (m, 2H), 1.44 (d, J=6.4 Hz, 6H)。
【0488】
化合物644を、改変XV−8(ここでベンジルをメチルで置き換える)と1−エチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールとの、Pd−118およびK
3PO
4をジオキサン/H
2O中で使用して8時間還流(relux)するSuzukiカップリングによって、調製した。
1H NMR (DMSO−d
6, 400MHz):δ 8.06 (s, 1 H), 8.00 (s, 1 H), 7.66 (s, 1 H), 7.60 (d, J= 8.8 Hz, 2H), 7.51 (d, J= 8.8 Hz, 2H), 7.28 (s, 1H), 4.16 (q, J= 7.2 Hz, 2H), 3.55 (s, 3H), 1.40 (t, J= 8.8 Hz, 3H)。
【0489】
化合物645を、改変XV−8(ここでベンジルをメチルで置き換える)と1−イソプロピル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールとの、Pd−118およびK
3PO
4をジオキサン/H
2O中で使用して8時間還流するSuzukiカップリングによって、調製した。
1H NMR (DMSO−d
6, 400MHz):δ 8.04 (d, J=7.2 Hz, 2H), 7.65 (s, 1 H), 7.61 (d, J=8.8 Hz, 2H), 7.53 (d, J=8.8 Hz, 2H) , 7.29 (s, 1H), 4.52 (m, 1 H), 3.55 (s, 3 H), 1.44 (d, J=6.8 Hz, 6H)。
【0490】
化合物646を、XV−8と1−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールとのSuzukiカップリング、次いでベンジル基のKOt−Bu脱保護、その後、DMF中NaHでの脱プロトン化、次いで1−ブロモ−2−フルオロエタンとの反応によって、調製した。
1H NMR (DMSO−d6, 300MHz) δ 8.44 (s, 1H), 8.39 (s, 1H), 8.09 (s, 1H), 7.84 (s, 1H), 7.68 (d, J=8.7 Hz, 2H), 7.57 (d, J=8.7 Hz, 2H), 4.90 (m, 1H), 4.82 (m, 1H), 4.74 (s, 2H), 3.89 (s, 3H)。
【0491】
化合物665を、XV−8と1−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールとのSuzukiカップリング、次いでベンジル基のKOt−Bu脱保護、その後、DMF中NaHでの脱プロトン化、次いでMeIとの反応によって、調製した。
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz) δ 8.43 (s, 1H), 8.30 (s, 1H), 8.08 (s, 1H), 7.78 (s, 1H), 7.64 (d, J=8.8 Hz, 2H), 7.55 (d, J=8.8 Hz, 2H), 4.05 (s, 3H), 3.88 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 390.1。
【0492】
化合物669を、7−ブロモ−3−エチル−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−4(5H)−オンとXV−7とを反応させ、その後、DMF中100℃での標準的な酢酸銅/ピリジン/ピリジン−N−オキシド触媒反応により7−ブロモ−3−エチル−5−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−4(5H)−オンを形成し、その後、還流条件下ジオキサン/H
2O混合物中Pd−118/K
3PO
4により触媒される4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール−1−カルボン酸tert−ブチルとのSuzukiカップリングによって調製し、最終生成物を得た。
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz) δ 12.86 (brs, 1H), 8.43 (brs, 1H), 8.36 (s, 1H), 8.17 (brs, 1H), 7.80 (s, 1H), 7.65 (d, J=8.4 Hz, 2H), 7.54 (d, J=8.4 Hz, 2H), 4.45 (q, J=7.2 Hz, 2H), 1.40 (t, J=7.2 Hz, 3H). MS (ESI) m /z [M+H]
+ 390.1。
【0493】
化合物670を、化合物642とヨウ化エチルとをDMF溶液中NaHの存在下室温で2時間反応させることによって調製した。
1H NMR (CDCl
3, 400MHz) δ 8.29 (s, 1H), 7.92 (s, 1H), 7.82 (s, 1H), 7.51 (d, J=8.8 Hz, 2H), 7.38 (d, J=8.8 Hz, 2H), 7.37 (s, 1H), 4.56 (q, J=7.2 Hz, 2H), 4.24 (q, J=7.2 Hz, 2H), 1.59−1.51 (m, 6H)。MS(ESI)m/z[M+H]
+ 418.1。
【0494】
化合物671を、化合物643とヨウ化エチルとをDMF溶液中NaHの存在下室温で2時間反応させることによって調製した。
1H NMR (CDCl
3, 300MHz) δ 8.33 (s, 1H), 7.95 (s, 1H), 7.86 (s, 1H), 7.53 (d, J=8.4 Hz, 2H), 7.41 (d, J=8.4 Hz, 2H), 7.39 (s, 1H), 4.62−4.55 (m, 3H), 1.60−1.55 (m, 9H)。MS(ESI)m/z[M+H]
+ 431.9。
【0495】
化合物673を、化合物643とヨウ化メチルとをDMF溶液中NaHの存在下室温で2時間反応させることによって調製した。
1H NMR (CDCl
3, 300MHz):δ 8.29 (s, 1H), 7.84 (d, J=10.0 Hz, 2H), 7.41 (d, J=8.4 Hz, 2H), 7.49 (d, J=9.2 Hz, 2H), 7.38−7.34 (m, 3H), 4.57 − 4.52 (m, 1H), 4.16 (s, 3H), 1.47 (s, 3H), 1.45 (s, 3H)。MS(ESI)m/z[M+H]
+ 418.1。
【0496】
化合物672を、XV−8と4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール−1−カルボン酸tert−ブチルとを、ジオキサン/H
2O混合物中により触媒させてPd−118/K
3PO
4還流条件下で一晩反応させ、その後、酸素雰囲気下室温で1時間、DMSO/THF中のt−BuOKを使用してベンジル保護基を脱保護することによって、調製した。MS(ESI)m/z[M+H]
+ 361.9.
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz) δ 13.66 (brs, 1H), 12.87 (brs, 1H), 8.45 (brs, 1H), 8.31 (brs, 1H), 8.19 (brs., 1H), 7.79 (brs, 1H), 7.66 (d, J=8.5Hz, 2H), 7.54 (d, J=8.5Hz, 2H)。
【0497】
化合物674を、7−ブロモ−1,2−ジメチル−1H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−4(5H)−オンとXV−7とを、DMF中100℃での標準的な酢酸銅/ピリジン/ピリジン−N−オキシド触媒反応に従って反応させて、7−ブロモ−1,2−ジメチル−5−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−1H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−4(5H)−オンを形成し;その後、ジオキサン/H
2O混合物中還流条件下Pd−118/K
3PO
4により触媒される1−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールとのSuzukiカップリングによって調製して、最終生成物を得た。
1H NMR (DMSO−d
6, 300MHz):δ 7.56 (s, 1H), 7.51 − 7.45 (m, 3H), 7.31 (d, J=8.3 Hz, 2H), 6.99 (s, 1H), 3.99 (s, 3H), 3.44 (s, 3H), 2.55 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 404.1。
【0498】
化合物675を、化合物674の合成についての類似の手順に従って、4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール−1−カルボン酸tert−ブチルを1−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールの代わりに使用して調製した。
1H NMR (DMSO−d
6, 400MHz) δ 13.07 (brs, 1H), 7.98 (brs, 1H), 7.69 (brs, 1H), 7.59 (d, J=8.0Hz, 2H), 7.50 (d, J=8.0Hz, 2H), 7.21 (s, 1H), 3.40 (s, 3H), 2.45 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 390.0。
【0499】
【化171】
[この文献は図面を表示できません]
XV−4aを、XIV−7bおよびXIV−8bの合成に記載された類似の手順に従って、XV−2から2工程で得た。XV−5aを、本明細書中に記載される標準的な手順を使用して、XV−4aとXV−7とのSuzukiカップリングによって得た。
【0500】
化合物569を、化合物209の合成に記載される類似の手順に従って、XV−5aとXV−6aとのSuzukiカップリングによって得た。
1H NMR (CDCl
3, 300 MHz) δ 7.83 (s, 1H), 7.79 (s, 1H), 7.52−7.47 (m, 3H), 7.40 (d, J=8.7Hz, 2H), 4.01 (s, 3H), 2.73 (s, 3H)。
【0501】
【化172】
[この文献は図面を表示できません]
XV−5a(150mg,0.39mol)のMeOH(10mL)中の溶液に、Pd/C(20mg)を添加し、この混合物をH
2下室温で一晩撹拌した。TLC(EA:PE=1:1)によって示される反応の完了後に、この混合物を濾過し、その濾液を減圧中で濃縮して、化合物570とXV−5bとの混合物を得た。この混合物をCH
3C(OEt)
3(10mL)に添加した。この混合物を一晩加熱還流した。室温まで冷却した後に、この混合物を濾過し、そのケーキを集め、そしてprep−TLC(EA:PE=1:1)により精製して、化合物570(50mg,収率41%)を得た。
1H NMR (DMSO−d
6, 300 MHz) δ 7.77 (d, J=7.5 Hz, 1H), 7.60−7.52 (m, 4H), 6.94 (d, J=7.2 Hz, 1H), 2.59 (s, 3H)。
【0502】
実施例5−I
化合物60〜63の合成(スキームXVI)
【化173】
[この文献は図面を表示できません]
XVI−3を、XIII−7を得るための類似の手順に従って、調製した。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 233.0。
【0503】
XVI−4を、XV−12を得るための類似の手順に従って、ヨウ化エチルをヨウ化メチルの代わりに使用して調製した。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 261.1。
【0504】
XVI−5:フラスコに、XVI−4(150mg,0.57mmol,1当量)、Pd
2(dba)
3(285mg,0.46mmol,0.8当量)、KOH(383mg,6.84mmol,12当量)、配位子(252mg,0.57mmol,1当量)、10mLのジオキサンおよび10mLのH
2Oを入れ、窒素で3回フラッシュした。この混合物を100℃で10時間加熱した。LCMS分析は、この反応が完了したことを示した。この混合物を室温まで冷却し、水で希釈し、酢酸エチル(50mL×3)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、そして濃縮した。prep−TLCにより精製して、XVI−5(130mg,収率72%)を得た。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 243.1。
【0505】
化合物60を、X−6を得るための類似の手順に従って調製した。
1H NMR (CDCl
3, 400MHz) δ 7.71 (s, 1H), 7.60 (s, 1H), 7.50 (d, J=8.4 Hz, 2H), 7.34 (d, J=8.4 Hz, 2H), 7.18 (d, J=2.8 Hz, 1H), 7.04 (s, 1H), 6.47 (d, J=2.8 Hz, 1H), 4.61 (q, J=7.2 Hz, 2H), 3.97 (s, 3H), 1.48 (t, J=7.2 Hz, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 403.1。
【0506】
化合物61を、XII−7を得るための類似の手順に従って、(4−エトキシ−2−メチルフェニル)ボロン酸をXII−6の代わりに使用して調製した。
1H NMR (CDCl
3, 300 MHz) δ 9.03 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 8.86 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 7.73 (s, 1H), 7.16 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 6.89−6.84 (m, 2H), 4.07 (q, J = 7.2 Hz, 2H), 2.18 (s, 3H), 1.44 (t, J = 7.2 Hz, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 359.9。
【0507】
化合物62を、化合物46を得るための類似の手順に従って、化合物61から調製した。
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 8.93 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 8.90 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 7.57−7.54 ( m, 2H), 7.43 (s, 1H), 7.22−7.14 (m, 3H), 6.90−6.84 (m, 2H), 4.07 (q, J = 7.2 Hz, 2H), 2.22 (s, 3H), 1.44 (t, J = 7.2 Hz, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 376.0。
【0508】
化合物63を、化合物47を得るための類似の手順に従って、化合物61から調製した。
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 8.93 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 8.90 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 8.14 ( s, 1H), 7.79 (s, 1H), 7.56 (s, 1H), 7.20 (d, J = 8.8 Hz, 1H), 6.90−6.85 (m, 2H), 4.08 (q, J = 7.2 Hz, 2H), 3.99 (s, 3H), 2.19 (s, 3H), 1.45 (t, J = 7.2 Hz, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 362.0。
【0509】
実施例5−J
化合物582〜584および586〜587の合成
【化174】
[この文献は図面を表示できません]
フラスコに、化合物1(3.0g,1当量)、マロン酸(1.2当量)、ピリジン(20mL)、ペペリジン(1.56mL)を入れた。この混合物を窒素雰囲気下90℃で2時間撹拌し、冷却し、減圧下で濃縮し、その残渣を水で希釈し、そしてaq.HClを添加することによりpH=約5に調整し、得られた固体を濾過し、そして水で洗浄し、その固体を減圧中で乾燥させて、化合物2を得た。
【0510】
ClCOOEt(1.2当量)を化合物2(1.0g,1.0当量)およびTEA(1.3当量)の20mLのアセトン中の溶液に、滴下により0℃で添加した。この混合物を0℃で1時間撹拌した。得られた混合物をアジ化ナトリウム(4当量)の30mLのアセトンおよび水(v/v=1:1)中の溶液に0℃で添加し、そして30分間撹拌した。この混合物を水で希釈し、EtOAcで抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、そして濃縮して、化合物3を得た。
【0511】
化合物3を10mLのオキシジベンゼンに添加した。この混合物を240℃で2時間撹拌し、この混合物を室温まで冷却し、そして一晩撹拌し、得られた褐色固体を濾過し、そしてEtOAcで洗浄して、化合物4を淡褐色固体として得た。
【0512】
4(1当量)、N−ブロモスクシンイミド(1.1当量)および50mLのDMFの懸濁物を室温で4時間撹拌した。この混合物を濾過した。その固体を少量のDCMで順番に洗浄し、そして乾燥させて、化合物5を褐色固体として得た。
【0513】
化合物7を、本明細書中に記載されるような方法1を使用して、化合物5と化合物6とを反応させることにより調製した。
【0514】
化合物9を、本明細書中に記載される標準的な手順AまたはBを使用して、化合物7と対応するボロン酸エステル8とのSuzukiカップリングによって、調製した。
【0515】
化合物582を、手順Aに従って調製した。
1H NMR (DMSO−d
6, 300MHz) δ 12.96 (s, 1H), 9.73 (s, 1H), 8.42 (s, 1H), 8.18 (s, 1H), 8.13 (s, 1H), 7.73 (d, J=8.7Hz, 2H), 7.58 (d, J=8.7Hz, 2H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 378.9。
【0516】
化合物583を、手順Aに従って調製した。
1H NMR (DMSO−d
6, 400MHz) δ 9.72 (s, 1H), 8.40 (s, 1H), 8.10 (d, J=9.6Hz, 2H), 7.72 (d, J =8.8Hz, 2H), 7.58 (d, J=8.4Hz, 2H), 3.89 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 393.0。
【0517】
化合物584を、手順Bに従って調製した。
1H NMR (CDCl
3, 400MHz) δ 8.18 (s, 1H), 7.80 (s, 1H), 7.52 (d, J=9.2Hz, 3H), 7.38 (d, J=8.4Hz, 2H), 3.98 (s, 3H), 2.91 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 407.0。
【0518】
化合物586を、手順Aに従って調製した。
1H NMR (DMSO−d
6, 400MHz) δ 8.51 (s, 1H), 8.15 (s, 1H), 8.10 (s, 1H), 7.70 (d, J=8.8Hz, 2H), 7.57 (d, J=8.4Hz, 2H), 7.35−7.24 (m, 5H), 5.39 (s, 2H), 2.90 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 483.0。
【0519】
化合物587を、手順Bに従って調製した。
1H NMR (DMSO−d
6, 300MHz) δ 12.94 (s, 1H), 8.41 (s, 1H), 8.16 (s, 1H), 8.08 (s, 1H), 7.71 (d, J=8.7Hz, 2H), 7.58 (d, J=8.7Hz, 2H), 2.91 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 392.7。
【0520】
化合物585を、化合物7の合成に記載される同じ方法を使用して、2−メチルチアゾロ[5,4−c]ピリジン−4(5H)−オンと(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)ボロン酸とのSuzukiカップリングによって、調製した。
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz) δ 7.76 (d, J=7.2Hz, 1H), 7.65 (d, J=9.2Hz, 2H), 7.55 (d, J=8.8Hz, 2H), 6.96 (d, J=7.2Hz, 1H), 2.84 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 326.8。
【0521】
実施例5−K
化合物589の合成
【化175】
[この文献は図面を表示できません]
化合物1(5g,36mmol)のTHF(50mL)中の溶液に、n−BuLi(ヘキサン中2.5M,31.5mL,79mmol)を−78℃で添加し、次いでこの混合物を0℃で1時間撹拌した。DMF(12mL,157.5mmol)を−78℃で添加し、次いでこの混合物を0℃でさらに1時間撹拌した。この反応の完了後、この混合物を飽和aq.NH
4Clでクエンチした。この混合物を減圧中で濃縮し、その残渣をH
2OとEtOAcとの間で分配した。その有機層をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、減圧中で濃縮した。その粗製残渣をシリカゲルでのカラムクロマトグラフィー(PE:EA=4:1)により精製して、化合物2(1.5g,収率25%)を得た。
【0522】
化合物2(1.5g,9.0mmol)のHCOOH(20mL)中の溶液に、H
2O
2(3.1g,27mmol)を0〜4℃で添加した。この混合物を室温で一晩撹拌した。この反応の完了後、この混合物をaq.NaHSO
3でクエンチした。この混合物を減圧中で濃縮し、その残渣をH
2OとEtOAcとの間で分配した。その有機層をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、減圧中で濃縮した。その粗製残渣をシリカゲルでのカラムクロマトグラフィー(PE:EA=1:1)により精製して、化合物3(1.5g,収率94%)を得た。
【0523】
化合物3(1.5g,8.2mmol)のトルエン(20mL)中の溶液に、Et
3N(2.1g,20.5mmol)、4Åのモレキュラーシーブ(3.0g)を添加した。この混合物を窒素で3回パージし、次いで、窒素下で0.5時間加熱還流した。次いで、t−BuOH(0.73g,9.8mmol)、DPPA(2.4g,8.6mmol)を添加した。この混合物を一晩還流させながら撹拌した。室温まで冷却した後に、この混合物を濾過し、その濾液をH
2OとEtOAcとの間で分配した。その有機層をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、減圧中で濃縮した。その粗製残渣をシリカゲルでのカラムクロマトグラフィー(PE:EA=3:1)により精製して、化合物4(500mg,収率42%)を得た。
【0524】
化合物6を、NBSを使用する化合物4の臭素化、その後、HBr加水分解によって調製した。化合物6(300g,1.5mmol)のCH
3C(OEt)
3(10mL)中の混合物を一晩還流した。室温まで冷却した後に、この混合物を濾過し、そのケーキをEA/PE(v/v=1/1)で洗浄して、化合物7(150mg,収率44%)を得た。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 230.8。
【0525】
化合物589を、上記スキームに示されるような2回のSuzukiカップリング工程によって、化合物7から調製した。
1H NMR (DMSO−d
6, 300 MHz) δ 8.32 (s, 1H), 8.05 (d, J=4.5 Hz, 2H), 7.68 (d, J=8.7 Hz, 2H), 7.59 (d, J=8.7 Hz, 2H), 3.88 (s, 3H), 2.71 (s, 3H)。
【0526】
化合物588の調製:
【化176】
[この文献は図面を表示できません]
【0527】
化合物1a(16g,60.4mmol,1当量)、BnNHNH
2(15g,129.3mmol,2当量)の、100mLのi−PrOH中の混合物を密封し、そしてマイクロ波によって110℃で20分間加熱した。TLC分析(PE/EA=5/1)は、この反応が完了したことを示した。この混合物を室温まで冷却した。その沈殿物を濾過し、そして冷i−PrOHで洗浄して、薄黄色固体の化合物2aを得た(16.5g,収率74%)。
【0528】
化合物2a(12g,32.5mmol,1当量)を1200mLのTHFに溶解させ、NaH(鉱油中60%の分散物,1.56g,39.02mmol,1.2当量)で処理した。この混合物を2時間加熱還流した。この混合物を室温まで冷却した。この反応を水でゆっくりとクエンチし、EtOAcで抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、そして濃縮して、褐色油状物を得た。カラム(PE/EA=20/1〜5/1)により精製して、化合物3a(5.5g,収率59%)を得た。
【0529】
化合物3a(5.5g,19.1mmol,1当量)の、100mLのDCM中の溶液に、m−CPBA(6.5g,38.2mmol,2当量)を添加した。この混合物を室温で18時間撹拌した。この反応物を水で希釈し、DCMで抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、そして濃縮して、褐色油状物を得た。カラム(PE/EA=5/1〜1/1)により精製して、化合物4a(5.2g,収率89%)を得た。
【0530】
化合物4a(4g,13.1mmol,1当量)の、70mLのAc
2O中の溶液を18時間加熱還流した。全ての揮発性物質を減圧下で除去した。その残渣をMeOHで希釈し、そしてEt
3NでpH=7〜8に調整した。この混合物を室温で4時間撹拌した。この反応物を水で希釈し、EtOAc(150mL×3)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、そして濃縮して、褐色油状物を得た。カラムクロマト(PE/EA=5/1〜1/1)により精製して、化合物5a(0.6g,収率15%)を得た。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 305.9。
【0531】
化合物588を、化合物5aから、化合物8とのSuzukiカップリング、その後、化合物10とのSuzukiカップリング、次いでDMSO中KOt−Buを使用してのベンジル基の脱保護によって、3工程で調製した。
1H NMR (DMSO−d
6, 400MHz) δ 14.37 (s, 1H), 8.33 (s, 1H), 8.28 (s, 1H), 7.94 (s, 1H), 7.68 (d, J=8.4 Hz, 2H), 7.57−7.51 (m, 3H), 3.88 (s, 3H)。
【0532】
HCl塩化合物588a:
1H NMR (DMSO−d
6, 400MHz) δ 8.38 (s, 1H), 8.28 (s, 1H), 7.94 (s, 1H), 7.69 (d, J=8.8 Hz, 2H), 7.57 (d, J=8.8 Hz, 2H), 7.50 (s, 1H), 3.88 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 376.0。
【0533】
化合物657および658を、化合物588とヨウ化エチルおよびNaHとをDMF中で反応させることによって調製した。化合物657:
1H NMR (DMSO−d
6, 400MHz):δ 8.62 (s, 1H), 8.18 (s, 1H), 7.90 (s, 1H), 7.64 (d, J=8.8 Hz, 2H), 7.55 (d, J=8.8 Hz, 2H), 7.42 (s, 1H), 4.44 (q, J=7.2 Hz, 2H), 3.88 (s, 3H), 1.53 (t, J=7.2 Hz, 3H)。化合物658:
1H NMR (DMSO−d
6, 400MHz):δ 8.27 (s, 1H), 8.26 (s, 1H), 7.92 (s, 1H), 7.68 (d, J=8.8 Hz, 2H), 7.55 (d, J=8.8 Hz, 2H), 7.51 (s, 1H), 4.72 (q, J=6.8 Hz, 2H), 3.88 (s, 3H), 1.40 (t, J=6.8 Hz, 3H)。
【0534】
化合物660の調製:
【化177】
[この文献は図面を表示できません]
【0535】
化合物9a(1.8g,3.88mmol,1当量)のジオキサン/H
2O(72mL,v/v=5/1)中の溶液に、K
3PO
4(1.6g,7.76mmol,2当量)、化合物10b(1.47g,4.66mmol,1.2当量)、Pd−118(125mg,0.19mmol,0.05当量)を添加した。この混合物を窒素でパージし、次いで95℃で8時間加熱した。この混合物を室温まで冷却し、水で希釈し、EtOAcで抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧中で濃縮した。その残渣をカラムクロマトグラフィー(PE/EA=1/1)により精製して、11aを白色固体として得た(1.3g,収率59%)。
【0536】
化合物11a(1.3g,2.27mmol,1当量)、DMSO(1.77g,22.76mmol,10当量)のTHF(75mL)中の溶液に、t−BuOK(5.1g,45.4mmol,20当量)を0℃で添加した。この混合物を酸素雰囲気下室温で3時間撹拌した。この反応を水でクエンチし、EtOAcで抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧中で濃縮した。その残渣をカラムクロマトグラフィー(PE/EA=1/3)により精製して、粗製の化合物12a(1.1g,収率100%)を得た。
【0537】
化合物12a(320mg,0.66mmol,1当量)のTFA(5mL)中の溶液を105℃で3時間加熱した。この混合物を室温まで冷却した。全ての揮発性物質を減圧下で除去した。その残渣を飽和aq.NaHCO
3で中和し、EtOAcで抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥させ、そして濃縮して、褐色油状物を得た。カラムクロマトグラフィーにより精製して、化合物660(180mg,収率75%)を得た。
1H NMR (DMSO−d
6, 400MHz):δ 14.27 (brs, 1H), 13.00 (brs, 1H), 8.38 (brs, 1H), 8.25 (brs, 1H), 8.01 (brs, 1H), 7.67 (d, J=8.4 Hz, 2H), 7.55 (d, J=8.4 Hz, 2H), 7.50 (s, 1H)。MS(ESI)m/z(M+Na)
+ 383.9。
【0538】
化合物659および661を、化合物12aとヨウ化エチルおよびNaHとをDMF中で反応させ、2つの中間体を分離し、次いでそれぞれをTFAで処理することによって調製して、最終生成物を得た。化合物659:
1H NMR (DMSO−d
6, 400MHz):δ 13.01 (brs, 1H), 8.65 (s, 1H), 8.09 (brs, 2H), 7.63 (d, J=8.0 Hz, 2H), 7.53 (d, J=8.0 Hz, 2H), 7.43 (s, 1H), 4.43 (q, J=7.2 Hz, 2H), 1.51 (t, J=7.2 Hz, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 389.9。化合物661:
1H NMR (DMSO−d
6, 400MHz):δ 13.04 (br, 1H), 8.30 (s, 1H), 8.27−8.14 (br, 2H), 7.68 (d, J=8.4 Hz, 2H), 7.55 (d, J=8.4 Hz, 2H), 7.53 (s, 1H), 4.72 (q, J=7.2 Hz, 2H), 1.40 (t, J=7.2 Hz, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 389.9。
【0539】
化合物689を、化合物9aと(4−フルオロフェニル)ボロン酸とを、ジオキサン/H
2O中90℃でPd−118/K
3PO
4により触媒させて反応させ、その後、t−BuOKでベンジル基を脱保護することによって調製して、最終生成物を得た。
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 8.08 (s, 1H), 7.59 − 7.52 (m, 4H), 7.39 (d, J=8.4 Hz, 2H), 7.19 (t, J=8.4 Hz, 2H), 7.08 (s, 1H)。MS(ESI)m/z[M+H]
+ 390.0。
【0540】
実施例5−L
化合物617の合成
【化178】
[この文献は図面を表示できません]
化合物1(10g,37.8mmol)の溶液に、20mLのHCOOHを添加した。この混合物を一晩還流した。この混合物を濃縮し、シリカゲルでのカラムクロマトグラフィー(DCM:MeOH=5:1)により精製して、化合物2(8g,収率99%)を得た。
【0541】
化合物2(8.0g,37.4mmol)のPOCl
3(10mL)中の混合物を3時間還流した。室温まで冷却した。次いで、ゆっくりと水に注ぎ、飽和aq.NaHCO
3でpH=7〜8に調整し、EtOAcで抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥させ、そして濃縮した。その残渣をシリカゲルでのカラムクロマトグラフィー(PE:EA=2:1から1:1)により精製して、化合物3(4.57g,収率53%)を得た。
【0542】
化合物4〜8を、実施例5−Fに記載される類似の手順に従って調製した。
【0543】
化合物617を、本明細書中に記載される標準的な手順に従って、化合物8と化合物9とのSuzukiカップリングによって、白色固体として調製した。
【0544】
化合物617の代替の合成
【化179】
[この文献は図面を表示できません]
化合物617の代替の合成についての詳細な合成手順は、本明細書中に記載されている。
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz) δ 8.41 (s, 1H), 8.36 (s, 1H), 8.06 (s, 1H), 7.78 (s, 1H), 7.65 (d, J=8.8Hz, 2H), 7.54 (d, J=8.8Hz, 2H), 4.45 (q, J=7.2Hz, 2H), 3.86 (s, 3H), 1.40 (t, J=7.2Hz, 3H)。
【0545】
化合物618を、化合物6と化合物9とのSuzukiカップリング、その後、HBr酸加水分解によって、調製した。
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 8.20 (d, J.= 6.4 Hz, 1H), 7.93 (s, 1H), 7.38 (s, 1H), 4.56 (d, J.= 7.2Hz, 2H), 3.95 (s, 3H) ,1.53 (t, J.= 7.2Hz, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 244.1。
【0546】
実施例5−M
化合物619の合成
【化180】
[この文献は図面を表示できません]
NaNO
2(7.8g,113.3mmol)の水(30mL)中の溶液を、化合物1(20g,75.5mmol)の、2Nの塩酸(100mL)中の溶液に0℃で滴下により添加し、そして0℃で1時間撹拌した。その沈殿物を濾過し、そして氷水で洗浄し、そして減圧中で乾燥させて、化合物2(17g,収率82%)を黄褐色固体として得た。
【0547】
化合物3、4A〜4C、5A、および7Aを、実施例5−Fに記載される類似の手順に従って調製した。
【0548】
化合物619を、本明細書中に記載される標準的な手順に従って、化合物7aと化合物8とのSuzukiカップリングによって、調製した。
1H NMR (CDCl
3, 400MHz) δ 8.08 (s, 1H), 7.84 (s, 1H), 7.52 (d, J=8.0 Hz, 2H), 7.38 (d, J=8.4 Hz, 3H), 4.78 (q, J=6.8 Hz, 2H), 3.99 (s, 3H), 1.74 (t, J=6.8 Hz, 3H)。
【0549】
化合物620を、化合物619の合成に記載された類似の手順に従って、Boc−保護されたボロン酸エステルを化合物8の代わりに使用して調製した。
1H NMR (CDCl
3, 400MHz) δ 12.99 (s, 1H), 8.34 (s, 1H), 8.15 (s, 1H), 7.96 (s, 1H), 7.65−7.69 (m, 2H), 7.57 (d, J=8.4 Hz, 2H), 4.79 (q, J=7.2 Hz, 2H), 1.63 (t, J=7.2 Hz, 3H)。
【0550】
化合物624を、上記標準的な手順に従って、化合物4Bから調製した。
1HNMR (DMSO−d
6, 400 MHz) δ 8.01 (s, 1H), 7.71 (s, 1H), 7.67−7.65 (m, 2H), 7.55−7.53 (m, 3H), 4.42 (q, J=7.2Hz, 2H), 3.90 (s, 3H), 1.20 (t, J=7.2Hz, 3H)。MS(ESI)m/z[M+H]
+ 405.1。
【0551】
化合物633を、化合物4Bから、上記標準的な手順に従って、中間体である化合物7Bを形成し、その後、Pd/C水素化を行って調製して、最終生成物を得た。
1HNMR (CDCl
3, 400MHz) δ 7.46 (d, J=8.8 Hz, 2H), 7.37−7.33 (m, 3H), 6.50 (d, J=7.2 Hz, 1H), 4.60 (q, J=7.2 Hz, 2H), 1.64 (t, J=7.2 Hz, 3H)。MS(ESI)m/z[M+H]
+ 324.9。
【0552】
化合物625を、上記標準的な手順に従って、化合物4Cから調製した。
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz) δ 8.47 (s, 1H), 8.13 (s, 1H), 7.90 (s, 1H), 7.71−7.69 (m, 2H), 7.59 (d, J=8.4Hz, 2H), 4.86 (q, J=7.2Hz, 2H), 3.91 (s, 3H), 1.52 (t, J=7.2Hz, 3H)。MS(ESI)m/z[M+H]
+ 405.1。
【0553】
化合物630を、化合物4Cから、上記標準的な手順に従って、中間体である化合物7Cを形成し、その後、Pd/C水素化を行って調製して、最終生成物を得た。
1HNMR (CDCl
3, 400MHz) δ 7.46 (d, J=8.8 Hz, 2H),7.38 (d, J=8.8 Hz, 2H), 7.19 (d, J=7.2 Hz, 1H), 6.93 (d, J=7.2 Hz, 1H), 4.92 (q, J=7.2 Hz, 2H), 1.63 (t, J=7.2 Hz, 3H)。MS(ESI)m/z[M+H]
+ 325.1。
【0554】
化合物634を、化合物7Cと4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール−1−カルボン酸tert−ブチルとの、Pd−118、K
3PO
4をジオキサン/H
2O中で使用するSuzukiカップリングによって、調製した。
1HNMR (DMSO−d
6, 400MHz) δ 13.1 (s, 1H), 8.47 (s, 1H), 8.23 (s, 1H), 7.93 (s, 1H), 7.71 (d, J=8.8 Hz, 2H), 7.59 (d, J=8.8 Hz, 2H), 4.86 (q, J=7.2 Hz, 2H), 1.53 (t, J=7.2 Hz, 3H)。MS(ESI)m/z[M+H]
+ 391.1。
【0555】
HCl塩化合物634a:
1HNMR (DMSO−d
6, 400MHz) δ 8.36 (s, 2H), 7.93 (s, 1H), 7.70 (d, J=8.4 Hz, 2H), 7.59 (d, J=8.4 Hz, 2H), 4.86 (q, J=7.2 Hz, 2H), 1.53 (t, J=7.2 Hz, 3H)。MS(ESI)m/z[M+H]
+ 391.0。
【0556】
化合物621を、化合物4Cと化合物8とのSuzukiカップリング、その後、HBr加水分解によって、調製した。
1H NMR (DMSO−d
6, 400MHz) δ 11.8 (s, 1H), 8.39 (s, 1H), 8.08 (s, 1H), 7.50 (s, 1H), 4.85 (q, J=7.2Hz, 2H), 3.91 (s, 3H), 1.52 (t, J=7.2Hz, 3H)。
【0557】
化合物622を、化合物4Bと化合物8とのSuzukiカップリング、その後、HBr加水分解によって、調製した。
1H NMR (DMSO−d
6, 400MHz) δ 11.66 (s, 1H), 7.96 (s, 1H), 7.64 (s, 1H), 7.13 (s, 1H), 4.31 (q, J=7.2Hz, 2H), 3.90 (s, 3H), 1.15 (t, J=7.2Hz, 3H)。
【0558】
化合物623を、SEMClおよびNaHをDMF中で使用する化合物3のアミノ保護、その後、化合物8とのSuzukiカップリング、次いでMeOH中でのHCl加水分解によって、白色固体として調製した。
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz) δ 11.61 (s, 1H), 8.28 (s, 1H), 7.99 (s, 1H), 7.47 (s, 1H), 3.89 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 216.9。
【0559】
化合物631を、化合物623から、最初にトリアゾール水素のTrt−Clでの保護、次いで、本明細書中に記載される標準的な手順を使用して、(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)ボロン酸とのSuzukiカップリング、その後、HCl/MeOH溶液中での脱保護によって、調製した。
1HNMR (DMSO−d
6, 400 MHz) δ 8.38 (s, 1H), 8.07 (s, 1H), 7.89 (s, 1H), 7.69 (d, J=8.4 Hz, 2H), 7.58 (d, J=8.4 Hz, 2H), 3.90 (s, 3H)。MS(ESI)m/z[M+H]
+ 376.9。
【0560】
化合物632を、3−ベンジル−7−ブロモ−3H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−c]ピリジン−4(5H)−オンと化合物6とを反応させ、その後、Pd/Cを使用して水素雰囲気(45Psi)室温で一晩のBz基の脱保護によって調製した。
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 7.67−7.60 (m, 3H), 7.55 (d, J=8.8 Hz, 2H), 6.82 (brs, 1H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 296.9。
【0561】
化合物635を、化合物619の合成に記載される類似の合成スキームに従って、化合物3との反応においてヨウ化イソプロピルをヨウ化エチルの代わりに使用して調製した。
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 8.08 (s, 1H), 7.85 (s, 1H), 7.51 (d, J= 8.8 Hz, 2H), 7.37 (d, J= 8.8 Hz, 2H), 7.36 (s, 1H), 5.19−5.12 (m, 1H), 4.00 (s, 3H), 1.75 (d, J= 6.8 Hz, 6H)。
【0562】
化合物676を、化合物619の合成に記載された類似の手順に従って、調製した。最初に、7−ブロモ−3−イソプロピル−4−メトキシ−3H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−c]ピリジンを、化合物3とヨウ化イソプロピルとを反応させることにより形成し;その後、Pd(dppf)Cl
2により触媒される化合物8とのSuzukiカップリングを行い、その後、酸加水分解を行って、1−イソプロピル−7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−c]ピリジン−4(5H)−オンを形成した。最後に、酢酸銅により触媒される化合物6とのカップリングにより、最終生成物を得た。
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 8.41 (s, 1H), 7.85 (s, 1H), 7.52 (d, J=8.4Hz ,2H), 7.41 (d, J=8.4 Hz, 2H), 7.37 (s, 1H), 5.73〜5.66 (m, 1H), 4.00 (s, 3H), 1.75 (d, J=6.8 Hz, 6H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 418.9。
【0563】
化合物677を、化合物676と同様に、7−ブロモ−1−イソプロピル−4−メトキシ−3H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−c]ピリジンを出発物質として使用して調製した。
1H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ 7.59 (s, 1H), 7.54 (s, 1H), 7.48 (d, J=8.4Hz ,2H), 7.34 (d, J=8.4 Hz, 2H), 7.13 (s, 1H), 4.67〜4.57 (m, 1H), 4.01(s, 3H), 1.55 (d, J=6.8 Hz, 6H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 418.8。
【0564】
化合物679を、化合物676の合成に記載された類似の手順に従って、7−ブロモ−2−(2−フルオロエチル)−4−メトキシ−2H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−c]ピリジンを出発物質として使用して、白色固体として調製した。
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz) δ 8.31 (s, 1H), 8.07 (s, 1H), 7.93 (s, 1H), 7.68 (d, J=8.8 Hz, 2H), 7.58 (d, J=8.8 Hz, 2H), 5.14 (s, 2H), 5.09 − 5.06 (m, 1H), 5.03−5.01 (m, 1H), 3.89 (s, 3H)。
【0565】
化合物684を、化合物676の合成に記載された類似の手順に従って、7−ブロモ−3−(2−フルオロエチル)−4−メトキシ−2H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−c]ピリジンを出発物質として使用して調製した。
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 8.47 (s, 1H), 7.87 (s, 1H), 7.52 (d, J=8.8 Hz, 2H), 7.43−7.39 (m, 3H), 5.27 (t, J= 4.8 Hz, 1H), 5.22 (t, J= 4.8 Hz, 1H), 5.04 (t, J= 4.8 Hz, 1H), 4.92 (t, J= 4.8 Hz, 1H), 4.01 (s, 3H)。
【0566】
化合物687を、化合物676の合成に記載された類似の手順に従って、7−ブロモ−1−(2−フルオロエチル)−4−メトキシ−2H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−c]ピリジンを出発物質として使用して調製した。
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 7.60 (s, 1H), 7.54 (s, 1H), 7.50 (d, J=8.8 Hz, 2H), 7.36 (d, J=8.8 Hz, 2H), 7.18 (s, 1H), 4.85 (t, J=4.8 Hz, 1H), 4.73 (t, J=4.8 Hz, 1H), 4.65 (t, J=4.8 Hz, 1H), 4.60 (t, J=4.8 Hz, 1H), 4.01 (s, 3H)。
【0567】
【化181】
[この文献は図面を表示できません]
化合物4A(1.0g,3.906mmol,1当量)、化合物9(820mg,5.859mmol,1.5当量)、Pd(dppf)Cl
2(287mg,0.391mmol,0.1当量)およびK
2CO
3(1.08g,7.812mmol,2当量)の、DME/H
2O(20mL,v/v=5/1)中の混合物を、N
2でフラッシュした。次いで、この混合物をN
2下80℃で1時間撹拌した。30mLの水を添加し、そしてEtOAcで抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして濃縮した。その残渣を精製して、化合物10A(750mg,収率71%)を得た。
【0568】
化合物10A(650mg,2.39mmol)のHCl/MeOH(4M,50mL)中の混合物を70℃で一晩撹拌した。この混合物を濃縮し、そして飽和aq.NaHCO
3でpH=7〜8まで調整した。この混合物を濾過し、そしてそのフィルターケーキを減圧中で乾燥させて、化合物11A(570mg,収率92%)を得た。
【0569】
フラスコに、DMF中の化合物11A(250mg,0.97mmol,1当量)、化合物6(260mg,1.26mmol,1.3当量)、Cu(OAc)
2(351mg,1.94mmol,2当量)、Py(230mg,2.91mmol,3当量)、ピリジンN−オキシド(184mg,1.94mmol,2当量)および4Åのモレキュラーシーブ(150mg)を入れた。この混合物をO
2下室温で一晩撹拌した。この混合物を濃縮し、そして50mLの水を添加した。この混合物をEtOAcで抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして濃縮した。その残渣を精製して、化合物680(300mg,収率74%)を白色固体として得た。
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz) δ 8.02 (dd, J=5.6, 8.8 Hz, 2H), 7.89 (s, 1H), 7.71 (d, J=8.8 Hz, 2H), 7.57 (d, J=8.4 Hz, 2H), 7.31 (t, J=8.8 Hz, 2H), 4.78 (q, J=7.2 Hz, 2H), 1.59 (t, J=7.2 Hz, 3H)。MS(ESI)m/z[M+H]
+ 419.0。
【0570】
化合物682を、化合物680の合成に記載された類似の手順に従って、4Bを出発物質として使用して調製した。
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 7.53 (d, J=8.8 Hz, 2H), 7.43 (dd, J=3.2, 8.4 Hz, 2H), 7.36 (d, J=8.4Hz, 2H), 7.25 − 7.19 (m, 3H), 4.23 (q, J=7.2 Hz, 2H), 1.24 (t, J=7.2 Hz, 3H)。
【0571】
化合物683を、化合物680の合成に記載された類似の手順に従って、4Cを出発物質として使用して調製した。
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 7.93−7.90 (m, 2H), 7.53 (d, J=8.8 Hz, 2H), 7.42 (d, J=8.4 Hz, 2H), 7.34 (s, 1H), 7.19 (t, J=8.8 Hz, 2H), 4.99 (q, J=7.2 Hz, 2H), 1.67 (t, J=7.2 Hz, 3H)。
【0572】
化合物685を、化合物680の合成に記載された類似の手順に従って、4−(トリブチルスタンニル)ピリダジンを化合物9の代わりに使用して、ジオキサン中のPd(PPh
3)
2Cl
2により触媒させて一晩還流して、調製した。HCl加水分解後、(4−エトキシ−2−メチルフェニル)ボロン酸を化合物6の代わりに使用して、最終生成物を得た。
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 9.70 (s, 1H), 9.22 (d, J=5.2 Hz, 1H), 8.12 (dd, J=2.4, 5.4 Hz, 1H), 7.68 (s, 1H), 7.18 (d, J=8.4 Hz, 1H),6.91 − 6.83 (m, 2H), 4.80 (q, J=7.4 Hz, 2H), 4.08 (q, J=6.8 Hz, 2H), 2.17 (s, 3H), 1.76 (t, J=7.4 Hz, 3H), 1.45 (t, J=7.0 Hz, 3H)。
【0573】
化合物686を、化合物619の合成に記載された類似の手順に従って、(4−エトキシ−2−メチルフェニル)ボロン酸を化合物6の代わりに使用して調製して、最終生成物を得た。
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 8.07 (s, 1H), 7.83 (s, 1H), 7.26 (s, 1H), 7.18 (d, J=8.8 Hz, 1H), 6.88 (d, J=2.4Hz, 1H), 6.85 (dd, J=2.4, 8.8 Hz, 1H), 4.77(q, J=7.2 Hz, 2H), 4.08 (q, J=7.2 Hz, 2H), 3.99 (s, 3H), 2.16 (s, 3H), 1.75(t, J=7.2 Hz, 3H), 1.45 (t, J=7.2Hz, 3H)。
【0574】
化合物688を、化合物619の合成に記載された類似の手順に従って、(4−(2−メトキシエトキシ)フェニル)ボロン酸を化合物6の代わりに使用して調製して、最終生成物を得た。
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 8.07 (s, 1H), 7.84 (s, 1H), 7.39 − 7.34 (m, 3H), 7.06 (dd, J=2.0, 6.8 Hz, 2H), 4.77 (q, J=7.2 Hz, 2H), 4.19 (t, J=4.8 Hz, 2H), 3.99 (s, 3H), 3.79 (t, J=4.8 Hz, 2H), 3.48 (s, 3H), 1.74 (t, J=7.2 Hz, 3H)。
【0575】
実施例5−N
化合物626の合成
【化182】
[この文献は図面を表示できません]
過酸化水素(30%,35mL)を、化合物1(40g,186.8mmol)のTFA(200mL)中の溶液にゆっくりと添加した。得られた混合物を70℃で2時間、そして90℃でさらに3時間撹拌した。この混合物を室温まで冷却した後に、この混合物をクラッシュアイスに注いだ。この混合物をDCMで抽出した。合わせた有機層をaq.Na
2S
2O
3およびブラインで洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、化合物2(45g,粗製収率96%)を得、これを次の工程に直接使用した。
【0576】
化合物2(45g,180mmol)を、conc.硫酸(200mL)および発煙硝酸(150mL)の混合物に、撹拌中に室温で添加した。この混合物を100℃まで加熱し、次いで2時間撹拌した。この反応混合物を室温まで冷却し、次いでクラッシュアイスに注いだ。この混合物を氷浴中でNH
3.H
2Oで中和した。その沈殿物を濾過し、そしてPEで洗浄して、化合物3(29.6g,収率56%)を得た。
【0577】
化合物3(18g,60.84mmol)を、撹拌しているPBr
3(46mL)に少しずつ0〜5℃で添加した。この混合物を5℃で約7時間撹拌し、次いで、これをクラッシュアイスに注ぎ、そしてEAで抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、粗製生成物を得、これをフラッシュカラムクロマトグラフィー(PE:EA=10:1)により精製して、化合物4(10g,収率59%)を得た。
【0578】
化合物5〜10を、化合物48の合成に記載される一般的な手順に従って調製した。
【0579】
化合物626を、化合物10と11とのSuzukiカップリングによって、調製した。
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 7.51 (d, J= 8.4 Hz, 2H), 7.44〜7.41 (m, 2H), 7.32 (d, J= 8.4 Hz, 2H), 7.14 (t, J=8.4Hz, 2H), 6.94 (d, J=2.8Hz,1H), 6.91〜6.89 (m, 2H) , 3.67 (q, J=7.2Hz, 2H), 1.10 (t, J=7.2Hz, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 417.1。
【0580】
実施例5−O
化合物656の合成
【化183】
[この文献は図面を表示できません]
Cs
2CO
3(124g,0.38mol)を、化合物1(60g,0.63mol)のアセトン(500mL)中の溶液に添加した。次いで、ヨードエタン(118g,0.76mol,61mL)をこの撹拌混合物に添加した。この混合物を一晩還流させながら撹拌した。この混合物を室温まで冷却し、濾過し、そしてその溶媒をエバポレートした。その残渣をカラムクロマトグラフィー(PE:EA=200:1から100:1)により精製して、化合物2(30g,収率39%)を得た。
【0581】
フラスコに、化合物2(23g,187mmol)、マロン酸(23.3g,224mmol)、ピリジン(100mL)およびピペリジン(22mL)を入れた。この混合物を窒素雰囲気下で一晩還流した。次いで、この混合物を室温まで冷却し、そして減圧下で濃縮した。その残渣を水で希釈し、そしてaq.HCl(2N)によってpH=約5まで調整した。得られた固体を濾過し、そして多量の水で洗浄し、その固体を減圧中で乾燥させて、化合物3(26.3g,収率85%)を得た。
【0582】
クロロギ酸エチル(10g,87.6mmol)を、化合物3(10g,73mmol)およびTEA(11.1g,109.5mmol)の、100mLのアセトン中の溶液に0℃で滴下により添加した。この混合物を0℃で1.5時間撹拌した。得られた混合物を、アジ化ナトリウム(14.3g,219mmol)の30mLのアセトンおよび水(V/V=1/1)中の溶液に0℃で添加し、そして30分間撹拌した。次いで、この混合物を室温まで温め、そしてさらに2時間撹拌した。この混合物を氷水に注ぎ、そしてその沈殿物を濾過により集めた。その固体を多量の水で洗浄し、減圧中で乾燥させて、化合物4(2.87g,収率21%)を得た。
【0583】
化合物4(2.8g,15mmol)を20mLのジフェニルエーテルに添加し、そしてこの混合物を240℃で3時間撹拌した。次いで、この混合物を室温まで冷却し、そしてその残渣をカラムクロマトグラフィー(PE:EA=1:1からEA:MeOH=100:1)により精製して、化合物5(1.1g,収率46%)を得た。
【0584】
化合物5(200mg,1.24mmol)のDCM(10mL)中の溶液に、化合物6(306.5mg,1.49mmol)、Cu(OAc)
2(743mg,2.48mmol)、ピリジン(1.17g,12.4mmol,1.2mL)およびピリジン−N−オキシド(295mg,3.1mmol)を添加し、その後、4Åのモレキュラーシーブ(100mg)を添加した。この反応混合物を酸素雰囲気下30℃で一晩撹拌した。得られた混合物を濾過してEtOAcで洗浄した。その濾液をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧中で濃縮した。その残渣をシリカゲルでのカラムクロマトグラフィー(PE/EA=1:1)により精製して、化合物656(80mg,収率20%)を得た。
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 7.46 (d, J=9.2 Hz, 2H), 7.32 (d, J=8.0 Hz, 2H), 7.10 (d, J=7.6 Hz, 1H), 6.93 (d, J=3.2 Hz, 1H), 6.84 (d, J=3.2 Hz, 1H), 6.45 (d, J=7.2 Hz, 1H), 4.10 (q, J=7.2 Hz, 2H), 1.48 (t, J=7.2 Hz, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 323.0。
【0585】
【化184】
[この文献は図面を表示できません]
化合物656(1.8g,5.6mmol)のDMF(20mL)中の溶液に、NCS(1.53g,11.5mmol)を添加した。この混合物を90℃で2時間加熱した。次いで、この混合物を水で洗浄し、EAで抽出した。その有機層をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、減圧中で濃縮した。その粗製残渣を精製して、化合物7(1.6g,収率73%)を得た。
【0586】
化合物7(1.0g,2.56mmol)のMeCN(20mL)中の溶液に、NBS(543mg,3.07mmol)を0〜5℃で添加した。この混合物を室温で一晩撹拌した。次いで、この混合物を減圧中で濃縮した。その粗製残渣を精製して、化合物8(0.5g,収率42%)を得た。
【0587】
化合物8(800mg,1.7mmol)および9(530mg,2.55mmol)の、ジオキサン/H
2O(30mL,V:V=5:1)中の撹拌混合物に、K
3PO
4(720mg,3.4mmol)、Pd(dppf)Cl
2(125mg,0.17mmol)をN
2保護下で添加した。この反応混合物を90℃で一晩加熱した。この混合物を水に注ぎ、EtOAcで抽出し、その有機層をブラインで洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧中で濃縮し、その残渣を精製して、化合物10(310mg,収率:38.8%)を得た。
【0588】
化合物10(250mg,0.53mmol)をMeOH(20mL)に溶解させ、Pd/C(30mg)をN
2保護下で添加し、この反応物をH
2バルーンで50℃で一晩撹拌した。この懸濁物をセライトのパッドで濾過した。そのフィルターケーキをMeOHで洗浄し、合わせた濾液を減圧中で濃縮し、その粗製生成物を精製して、化合物694(95mg,収率45%)を得た。
1H NMR (400MHz,CDCl
3) δ 7.57 (s, 1H), 7.49 − 7.42 (m, 3H), 7.29 (d, J=8.4 Hz, 2H), 6.93 − 6.90 (m, 1H), 6.89 − 6.84 (m, 2H), 3.96 (s, 3H), 3.86 (q, J=7.2 Hz, 2H), 1.18 (t, J=7.2 Hz, 3H)。MS(ESI)m/z[M+H]
+ 403.1。
【0589】
化合物695を、化合物694の合成に記載された類似の手順に従って、1−ベンジル−5−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−4(5H)−オンを出発物質として使用して調製した。
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz) δ 11.5 (s, 1H), 8.16 (s, 1H), 7.83 (s, 1H), 7.61 (d, J=8.8 Hz, 2H), 7.51 (d, J=8.8 Hz, 2H), 7.42 (s, 1H), 7.19 (s, 1H), 6.66 (s, 1H), 3.89 (s, 3H)。
【0590】
実施例5−P
化合物678の合成
【化185】
[この文献は図面を表示できません]
BnOH(2.3g,21.7mmol)のDMF(50mL)中の溶液に、NaH(鉱油中60%の分散物,1.5g,36.2mmol)を0℃で添加し、この混合物を室温で30分間撹拌し、化合物1(5g,18.1mmol)を添加し、この溶液を100℃で3〜4時間加熱し、次いでaq.HCl(1N)でクエンチし、EAで抽出し、合わせた有機層をブラインで洗浄し、そして濃縮して、粗製生成物を得、これを精製して、化合物2(4g,収率72%)を得た。
【0591】
化合物2(4g,13.2mmol)のDMF(50mL)中の溶液に、NaH(鉱油中60%の分散物,1g,26.4mmol)を0℃で添加し、この混合物を室温で30分間撹拌し、次いでSEM−Cl(3.3g,19.8mmol)を添加し、この反応物を室温で12時間撹拌した。この混合物を水でクエンチし、EAで抽出し、合わせた有機層をブラインで洗浄し、そして濃縮して、粗製生成物を得、その残渣を精製して、化合物3(3.7g,収率65%)を得た。
【0592】
化合物3(4g,9.2mmol)および3A(4.2g,18.4mmol)の、ジオキサン/H
2O(100mL,V/V=5/1)中の撹拌混合物に、K
3PO
4(3.9g,18.4mmol)、Pd−118(600mg,0.92mmol)をN
2保護下で添加した。この反応混合物を60〜70℃で一晩加熱した。この混合物を水に注ぎ、EtOAcで抽出し、その有機層をブラインで洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧中で濃縮し、その残渣をシリカゲルでのカラムクロマトグラフィー(PE/EA=5:1)により精製して、化合物4(3g,収率62.5%)を得た。
【0593】
化合物4(3g,5.7mmol)のMeOH(50mL)中の溶液に、Pd/C(600mg)をN
2保護下で添加し、この反応物をH
2バルーン下室温で一晩撹拌し、次いでこの混合物をセライトのパッドで濾過した。そのフィルターケーキをMeOH(50mL)で洗浄し、合わせた濾液を減圧中で濃縮し、その粗製生成物を精製して、化合物5(1.2g,収率48%)を得た。
【0594】
化合物5(400mg,0.93mmol)のDMF(20mL)中の溶液に、化合物5A(288mg,1.4mmol)、およびCu(OAc)
2(336.7mg,1.86mmol)、Py(367.4mg,4.65mmol)、ピリジンN−オキシド(176.7mg,1.86mmol)を添加した。この反応混合物を50℃で一晩撹拌し、次いでこれを水に注ぎ、EAで抽出し、合わせた有機層をブラインで洗浄し、そして濃縮して、粗製生成物を得た。その残渣を精製して、化合物6(300mg,収率54%)を得た。
【0595】
化合物6(700mg,1.18mmol)をHCl/MeOH(4M,20mL)に溶解させ、この反応物を室温で1〜2時間撹拌し、次いでその溶媒をエバポレートした。その残渣を飽和aq.NaHCO
3で中和し、そしてEAで抽出した。合わせた有機層を減圧中で濃縮し、そしてその粗製生成物をEAで洗浄して、化合物678(260mg,収率61%)を得た。
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz) δ 8.28 (brs, 2H), 7.92 (s, 1H), 7.69 (d, J=8.4Hz, 2H), 7.57 (d, J=8.0Hz, 2H)。MS(ESI)m/z[M+H]
+ 362.9。
【0596】
化合物681を、化合物678の合成に記載された類似の手順に従って、(4−フルオロフェニル)ボロン酸を化合物3Aの代わりに使用して調製した。
1H NMR (CD
3OD, 400 MHz) δ 7.84−7.80 (m, 2H), 7.70−7.64 (m, 3H), 7.49 (d, J=8.4Hz, 2H), 7.25−7.20 (m, 2H)。MS(ESI)m/z[M+H]+ 391.0。
【0597】
実施例6−A
化合物64の合成(スキームXVII)
【化186】
[この文献は図面を表示できません]
XVII−1(1.57g,8.35mmol)、XVII−2(1.61g,9.19mmol)、Pd(OAc)
2(0.187g,0.835mmol)、n−BuPAd
2(0.298g,0.835mmol)およびCs
2CO
3(8.17g,25.05mmol)の、トルエン/H
2O(50mL/10mL)中の混合物を、窒素でパージすることにより脱気した。この混合物を100℃で12時間加熱した。室温まで冷却した後に、この混合物を水(30mL)で希釈し、EtOAc(100mL×3)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧中で濃縮した。その残渣をシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィー(PE/EA=100:1→40:1)により精製して、XVII−3を黄色油状物として得た(0.8g,収率54%)。
【0598】
化合物64:
1H NMR (CDCl
3, 300MHz) δ 7.50−7.47 (m, 2H), 7.42−7.34 (m, 4H), 7.12 (d, J = 2.1Hz, 1H), 6.64 (d, J = 6.9Hz, 1H), 2.72−2.80 (m, 1H), 2.05−1.96 (m, 2H), 1.80−1.63 (m, 4H), 1.52−1.47 (m, 2H)。MS(ESI)m/z[M+H]
+ 240.1。
【0599】
実施例6−B
化合物65の合成(スキームXVIII)
【化187】
[この文献は図面を表示できません]
XVIII−1(2.1g,10.9mmol)のトルエン/H
2O(60mL,v/v=5/1)中の溶液に、Na
2CO
3(1.4g,14.71mmol)、XVIII−2(1.2g,11.99mmol)を添加し、その後、Pd(dppf)Cl
2(812mg,1.11mmol)を添加した。この混合物を窒素でパージし、次いで一晩加熱還流した。この混合物を室温まで冷却し、水(50mL)で希釈し、EtOAc(100mL×3)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧中で濃縮した。その残渣をシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィー(PE/EA 100:1→40:1)により精製して、XVIII−3を黄色油状物として得た(0.4g,収率24%)。
1H NMR (CDCl
3, 300 MHz) δ 7.97 (d, J = 2.4Hz, 1H), 7.46 (dd, J = 8.4, 2.4Hz, 1H), 6.68 (d, J = 8.4Hz, 1H), 3.90 (s, 3H), 3.51−3.40 (m, 1H), 2.37−2.30 (m, 2H), 2.28−1.99 (m, 3H), 1.96−1.82 (m, 1H)。
【0600】
化合物65:
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 7.51−7.47 (m, 2H), 7.46−7.36 (m, 4H), 7.08 (d, J = 2.8Hz, 1H), 6.65 (d, J = 9.2Hz, 1H), 3.35−3.26 (m, 1H), 2.31−2.23 (m, 2H), 2.09−1.96 (m, 3H),1.87−1.83 (m, 1H)。MS(ESI)m/z[M+H]
+ 226.0。
【0601】
化合物66を、化合物64を得るための類似の手順に従って、調製した。
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 7.51−7.46 (m, 2H), 7.43−7.33 (m, 4H), 7.09 (d, J = 2.4Hz, 1H), 6.63 (d, J = 9.6Hz, 1H), 2.32−2.25 (m, 1H), 1.87−1.82 (m, 4H), 1.76−1.72 (m, 1H), 1.41−1.18 (m, 5H)。MS(ESI)m/z[M+H]
+ 254.1。
【0602】
実施例7
化合物67〜76の合成(スキームXIX)
【化188】
[この文献は図面を表示できません]
XIX−3を、V−3を得るための類似の手順に従って、XIX−2をV−2の代わりに使用して、黄色固体として調製した。
【0603】
XIX−5を、化合物23を得るための類似の手順に従って、XIX−4をV−4の代わりに使用して調製した。
【0604】
XIX−7:XIX−5(1.0当量)およびTEA(3当量)のDCM中の撹拌溶液に、塩化アシル(2.0当量)を0℃で滴下により添加した。この混合物を室温で1時間撹拌し、次いでこれを水およびブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮した。その残渣をprep−TLC(EtOAc)により精製して、XIX−7を得た。
【0605】
化合物67:
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 8.34 (s, 1 H), 7.82 (s, 1 H), 7.59−7.41(m, 7 H), 6.77−6.74 (m, 1 H), 2.72 (s, 3H)。
【0606】
化合物68:
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 8.54 (s, 1 H), 8.13 (d, J = 7.2 Hz, 2 H), 7.91 (s, 1 H), 7.66−7.43 (m, 10 H), 6.78 (d, J = 9.6 Hz, 1 H)。
【0607】
化合物69:
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 8.34 (s, 1 H), 7.86 (s, 1 H), 7.59−7.28 (m, 12 H), 6.75 (d, J = 8.8 Hz, 1 H), 4.45 (s, 2 H)。
【0608】
化合物72:
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 8.34 (s, 1 H), 7.80 (s, 1 H), 7.60−7.40 (m, 7 H), 6.74 (d, J = 8.8 Hz, 1 H), 3.15−3.10 (m, 2 H), 1.81−1.72 (m, 2 H), 1.481−1.40 (m, 2 H), 0.98−0.93 (m, 3 H)。
【0609】
XIX−9:XIX−5(1.0当量)のジオキサン/H
2O(v/v=10:1)中の溶液に、Na
2CO
3(1.5当量)を0℃で10分間撹拌しながら添加した。次いで、XIX−8(1.2当量)を滴下により添加した。この混合物を室温で5時間撹拌した。この反応物を濃縮した。その残渣をEtOAcとH
2Oとの間で分配した。その有機層を分離し、ブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濃縮した。その粗製生成物をprep−TLC(EtOAc)により精製して、XIX−9を得た。
【0610】
化合物73:
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz) δ 8.80 (s, 1H), 8.33 (s, 1H), 8.22 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 8.01 (dd, J = 2.4, 9.6 Hz, 1H), 7.57−7.52 (m, 2H), 7.49−7.45 (m, 3H), 6.58 (d, J = 9.6 Hz, 1H), 4.44 (q, J = 7.2 Hz, 2H), 1.36 (t, J = 7.2Hz, 3H)。
【0611】
化合物74:
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz) δ 8.78 (s, 1H), 8.33 (s, 1H), 8.22 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 8.00 (dd, J = 2.8, 9.6 Hz, 1H), 7.57−7.53 (m, 2H), 7.49−7.46 (m, 3H), 6.58 (d, J = 9.6 Hz, 1H), 4.40 (t, J = 6.4 Hz, 2H), 1.74−1.70 (m, 2H), 1.46−1.39 (m, 2H), 0.94 (t, J = 7.2 Hz, 3H)。
【0612】
XIX−11:XIX−5(1当量)とXIX−10(0.5mmol/mL)との混合物をN
2下90〜100℃で一晩撹拌した。この混合物を濃縮した。その残渣をprep−TLC(PE:EtOAc=1:1)により精製して、XIX−11を得た。
【0613】
化合物75:
1H NMR (DMSO−d
6, 300 MHz) δ 8.70 (s, 1H), 8.24−8.21 (m, 2H), 8.14 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 7.95 (dd, J = 9.3, 2.4 Hz, 1H), 7.53−7.42 (m, 5H), 6.53 (d, J = 9.3 Hz, 1H), 3.99−3.92 (m, 1H), 1.18 (s, 3H), 1.15 (s, 3H)。
【0614】
化合物76:
1H NMR (DMSO−d
6, 300 MHz) δ 8.70 (s, 1H), 8.51 (t, J = 6.0 Hz, 1H), 8.20 (d, J = 0.6 Hz, 1H), 8.13 (d, J = 2.1 Hz, 1H), 7.95 (dd, J = 9.6, 2.7 Hz, 1H), 7.51−7.42 (m, 5H), 6.53 (d, J = 9.3 Hz, 1H), 3.31−3.24 (m, 2H), 1.12−1.07 (m, 3H)。
【0615】
XIX−13:XIX−5(1当量)のDCM(0.16mmol/mL)中の溶液に、XIX−12(1.25当量)およびTEA(3当量)を0℃で添加した。次いで、この混合物を室温で一晩撹拌した。この混合物を濃縮し、水で希釈し、EtOAcで抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧中で濃縮した。その残渣をprep−TLC(PE:EA=1:2)により精製して、XIX−13を得た。
【0616】
化合物70:
1H NMR (CDCl
3, 400MHz) δ 8.19 (s, 1H), 8.04−8.02 (m, 2H), 7.82 (s, 1H), 7.69−7.65 (m, 1H), 7.58−7.49 (m, 6H), 7.47−7.45 (m, 1H), 7.39−7.37 (m, 2H), 6.72 (d, J = 9.2 Hz, 1H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 378.1。
【0617】
化合物71:
1H NMR (CDCl
3, 400MHz) δ 8.11 (s, 1H), 7.91 (s, 1H), 7.55−7.39 (m, 7H), 6.75 (d, J = 9.6 Hz, 1H), 3.35 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+Na)
+ 338.0。
【0618】
実施例8
化合物77〜80の合成(スキームXX)
【化189】
[この文献は図面を表示できません]
XX−3:XX−1(1当量)、XX−2(1.2当量)およびK
2CO
3(1.5当量)をDMFに溶解させた。この溶液をN
2雰囲気下50℃で6時間撹拌した。この反応混合物を水で希釈し、そしてEtOAcで抽出した。合わせた有機相をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして濃縮して、粗製生成物を得、これをprep−TLC(PE:EA=1:1)により精製して、XX−3を得た。
【0619】
化合物77を、上記標準的な手順に従って、5−(4−フルオロフェニル)ピリジン−2(1H)−オンと(2−ブロモエチル)ベンゼンとを反応させることによって調製した。
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 7.53 (m, 1H), 7.33−7.24 (m, 3H), 7.18−7.16 (d, J = 6.8 Hz, 2H), 7.09−7.00 (m, 4H), 6.92 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 6.68−6.66 (d, J = 9.6 Hz, 1H), 4.23−4.20 (m, 2H), 3.12−3.09 (m, 2H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 293.9。
【0620】
化合物79を、上記標準的な手順に従って、5−(4−フルオロフェニル)ピリジン−2(1H)−オンと(ブロモメチル)ベンゼンとを反応させることによって調製した。
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 7.57−7.55 (m, 1H), 7.42−7.41 (d, J = 2.8 Hz, 1H), 7.38−7.28 (m, 7H), 7.10−7.05 (m, 2H), 6.72−6.70 (d, J = 9.2 Hz, 1H), 5.22 (s, 2H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 280.1。
【0621】
化合物78を、上記標準的な手順に従って、5−メチルピリジン−2(1H)−オンと(ブロモメチル)ベンゼンとを反応させることによって調製した。
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 7.36−7.27 (m, 5H), 7.19−7.16 (m, 1H), 7.02 (s, 1H), 6.58−6.56 (d, J = 7.2 Hz, 1H), 5.12 (s, 2H), 2.03 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 199.8。
【0622】
化合物80を、上記標準的な手順に従って、5−メチルピリジン−2(1H)−オンと(2−ブロモエチル)ベンゼンとを反応させることによって調製した。
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 7.31−7.21 (m, 3H), 7.18−7.15 (m, 3H), 6.70 (s, 1H), 6.54−6.52 (d, J = 9.2 Hz, 1H), 4.16−4.08 (m, 2H), 3.06−3.02 (m, 2H), 1.96 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 213.9。
【0623】
実施例9
化合物82の合成(スキームXXI)
【化190】
[この文献は図面を表示できません]
XXI−3を、X−6を得るための類似の手順に従って、赤色固体として得た。
1H NMR (CDCl
3, 300MHz) δ 7.52−7.35 (m, 5H), 7.26 (s, 1H), 6.82 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 2.37 (s, 3H)。
【0624】
XXI−3(500mg,1.56mmol)の、10mLのDMSO中の溶液に、ヒドラジン水和物(1mL)を0℃で添加し、この混合物を100℃で2時間撹拌した。冷却した後に、この混合物をaq.HCl(1M)でクエンチし、そして1時間撹拌し、EA(50mL×3)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥させ、そして濃縮した。その残渣をシリカゲルでのカラムクロマトグラフィー(PE/EA=20/1)により精製して、化合物82(50mg,収率11%)を白色固体として得た。
1H NMR (CDCl
3, 400MHz) δ 7.48 (d, J = 8.8 Hz, 2H), 7.37 (d, J = 8.4 Hz, 2H), 7.15 (s, 1H), 7.03 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 6.70 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 3.69 (s, 2 H), 2.35 (s, 3H)。MS(ESI)m/z[M+H]
+ 308.1。
【0625】
化合物81を、インドリン−2−オンと(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)ボロン酸とを、Cu(OAc)
2および4Åのモレキュラーシーブの存在下で、無水DCM中酸素雰囲気下で一晩還流させながら反応させることによって、白色固体として得た。
1H NMR (CDCl
3, 400MHz) δ 7.47 (d, J = 8.0 Hz, 2H), 7.38−7.32 (m, 3H), 7.23 (t, J
= 7.6 Hz, 1H),7.11 (t, J
= 7.6 Hz, 1H), 6.80 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 3.73 (s, 2H)。MS(ESI)m/z[M+H]
+ 294.0。
【0626】
実施例10
化合物83および84の合成(スキームXXII)
【化191】
[この文献は図面を表示できません]
XXII−2を、XIX−3を得るための類似の手順に従って、白色固体として調製した。
【0627】
XXII−2(500mg,2.7mmol)をEtOHに溶解させ、この溶液をArで3回脱気し、次いでRaney Niを添加した。この溶液を今度はArおよびH
2で3回脱気した。この混合物をH
2(15〜20psi)下室温で24時間撹拌した。この反応をLCMSおよびTLCによって検出した。この反応混合物を濾過し、そしてEAで洗浄し、その濾液を濃縮し、そしてその残渣をカラムクロマトグラフィー(PE/EA=3/1)により精製し、次いでキラルprep−HPLCにより分離して、2つの純粋な光学エナンチオマー:化合物83(149mg,収率30%)および化合物84(30.3mg,収率6%)を得た。これらの2つの化合物の絶対キラリティーは同定しなかった。
【0628】
化合物83:
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 7.41−7.37 (m, 2H), 7.27−7.23 (m, 3H), 3.59−3.54 (m, 1H), 3.36−3.30 (m, 1H), 2.66−2.50 (m, 2H), 2.19−2.10 (m, 1H), 2.00−1.94 (m, 1H), 1.67−1.57 (m, 1H), 1.07 (d, J = 6.8 Hz, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 190.0。RT (SFC)=3.99。
【0629】
化合物84:
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 7.41−7.37 (m, 2H), 7.27−7.23 (m, 3H), 3.59−3.55 (m, 1H), 3.36−3.31 (m, 1H), 2.66−2.50 (m, 2H), 2.19−2.10 (m, 1H), 2.00−1.94 (m, 1H), 1.67−1.57 (m, 1H), 1.07 (d, J = 6.8 Hz, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 190.0. RT (SFC)=4.18。
【0630】
実施例11−A
化合物85〜87の合成(スキームXXIII)
【化192】
[この文献は図面を表示できません]
XXIII−1(15g,0.1mol)を無水DMF(80mL)に溶解させ、次いで新たに調製したナトリウムメトキシド(24g,0.44mol)を添加した。得られた混合物をN
2下110〜120℃で12時間撹拌した。室温まで冷却し、EA(800mL)で希釈し、そして水およびブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濃縮した。その残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィー(PE/EA=10:1)により精製して、XXIII−2(7.5g,収率54%)を無色油状物として得た。
【0631】
XXIII−2(7.4g,53mmol)およびN−ブロモスクシンイミド(9.3g,52mmol)の無水CH
3CN(250mg)の混合物を暗所70〜85℃で12時間撹拌した。室温まで冷却し、この混合物を濃縮し、そしてその残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィー(PE/EA=50/1)により精製して、XXIII−3(8.3g,収率72%)を白色固体として得た。
【0632】
XXIII−3(16.0g,38.2mmol)、XXIII−4(13.4g,95.9mmol)およびK
2CO
3(36.6g,265.3mmol)を、DME/H
2Oの混合物(250mL/25mL)に溶解させた。この溶液をN
2により3回脱気し、次いでPd(PPh
3)
4(8.5g,7.37mmol)を添加した。この反応混合物をN
2下90〜100℃で10時間撹拌し、次いで室温まで冷却し、AcOEtで希釈し、そして濾過し、その濾液をブラインで洗浄した。分離した有機相をNa
2SO
4で乾燥させ、濃縮した。その残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィー(PE/EA=20:1〜5:1)により精製して、XXIII−5(16.0g,収率93%)を得た。
【0633】
XXIII−5(15.0g,64.4mmol)のaq.HBr(48%,250mL)中の溶液を100℃で7時間撹拌した。次いで、この混合物を室温まで冷却し、形成した沈殿物を濾過し、水で洗浄して、XXIII−6(17.6g,収率91%)を白色固体として得、これをさらに精製を行わずに次の工程で使用した。
【0634】
XXIII−6(4.6g,21mmol)のDCM(180mL)中の溶液に、酢酸銅(II)(7.42g,41mmol)、XXIII−7(8.65g,42mmol)、ピリジン(10mL)、ピリジン−N−オキシド(7.8g,82mmol)および4Åのモレキュラーシーブ(3.0g)を添加した。この混合物をO
2雰囲気下室温で38時間撹拌した。この混合物を濾過した。その濾液をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濃縮した。その残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィー(PE/EA=1/1)により精製して、化合物85(3.7g,収率46%)を白色固体として得た。
1H NMR (CD
3OD, 400 MHz) δ 7.57−7.55 (m, 3H), 7.47−7.44 (m, 4H), 7.13−7.09 (m, 2H), 6.12 (s, 1H), 3.90 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 380.0。
【0635】
化合物85(2.0g,5.26mmol)の乾燥DCM(25mL)中の溶液に、BBr
3(2.63g,10.52mmol)を−65℃〜−70℃で滴下により添加した。添加後、この混合物を5〜8℃で12時間撹拌したが、出発物質がまだ残っていた。さらなるBBr
3(5.26g,21mmol)を−65℃〜−70℃で滴下により添加し、その後、この混合物を25〜30℃で24時間撹拌した。次いで、この混合物を氷水浴で0℃まで冷却し、メタノールの滴下による添加により、煙が見えなくなるまでクエンチした。次いで、この混合物を濃縮し、その残渣を飽和aq.NaHCO
3でpH8〜9まで塩基性にし、EA(50mL×3)で抽出し、ブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濃縮した。その残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc=1/2)により精製して、化合物86(1.2g,収率52%)を白色固体として得た。
1H NMR (CD
3OD, 400 MHz) δ 7.58−7.49 (m, 5H), 7.45−7.43 (m, 2H), 7.13−7.09 (m, 2H), 6.01 (s, 1H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 366.0。
【0636】
化合物86(3.3g,9.0mmol)のPOCl
3(60mL)中の溶液に、N,N−ジメチルアニリン(1.5g,12.4mmol)を添加した。得られた混合物を100℃で2時間撹拌し、室温まで冷却し、ほとんどのPOCl
3を蒸留し、氷水でクエンチし、次いで飽和aq.NaHCO
3でpH7〜8まで塩基性にし、そしてEA(50mL×3)で抽出した。合わせた有機相をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして濃縮した。その残渣をフラッシュクロマトグラフィー(PE:EA=5:1)により精製して、化合物87(2.0g,収率58%)を薄黄色固体として得た。
1H NMR (CD
3OD, 400 MHz) δ 7.72 (s, 1H), 7.61−7.58 (m, 2H), 7.48−7.44 (m, 4H), 7.19−7.15 (m, 2H), 6.85 (s, 1H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 384.0。
【0637】
化合物88:化合物87を4−メトキシベンジルアミン(2mL)に溶解させ、この混合物をN
2下180℃で2.5時間撹拌した。室温まで冷却した後に、この混合物をEA(60mL)で希釈し、aq.HCl(2M)およびブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして濃縮した。その残渣をprep−TLC(PE:EA=1:2)により精製して、中間体(47mg,収率50%)を得、これをさらにTFA(2mL)に溶解させ、そして室温で3時間撹拌した。次いでこれを水で希釈し、そして飽和aq.NaHCO
3でpH8〜9まで塩基性にし、EA(30mL×3)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥させ、そして濃縮した。その残渣をprep−TLC(PE/EA=1/3)により精製して、化合物88(30mg,収率79%)を得た。
1H NMR (CD
3OD, 400 MHz) δ 7.53−7.51 (m, 2H), 7.45−7.40 (m, 4H), 7.32 (s, 1H), 7.19 (t, J = 8.8 Hz, 2H), 5.78 (s, 1H)。
【0638】
化合物89:化合物87(75mg,0.2mmol)のベンジルアミン(1mL)中の混合物を180℃で4時間撹拌し、次いでこれを室温まで冷却し、そしてフラッシュカラムクロマトグラフィー(PE:AE=1:1)により精製して、化合物89(80mg,収率90%)を得た。
1H NMR (CDCl
3, 400MHz) δ 7.47−7.44 (m, 2H), 7.38−7.34 (m, 4H), 7.31−7.27 (m, 5H), 7.16−7.12 (m, 2H), 7.06 (s, 1H), 5.70 (s, 1H), 4.59 (t, J = 5.2 Hz, 1H), 4.34 (d, J = 5.2 Hz, 2H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 455.3。
【0639】
化合物90を、化合物88を得るための類似の手順に従って、1−(4−メトキシフェニル)−N−メチルメタンアミンを4−メトキシベンジルアミンの代わりに使用して調製した。
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 7.47−7.45 (m, 2H), 7.34−7.28 (m, 4H), 7.17−7.12 (m, 2H), 7.03 (s, 1H), 5.65 (s, 1H), 4.28 (m, 1H), 2.83 (d, J = 4.8 Hz, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 379.0。
【0640】
化合物104および107〜110を、化合物88(1当量)と関連する塩化アシル(1.1当量)との、DCMおよびピリジン(5当量)中での反応によって調製した。この混合物を室温で一晩撹拌した。
【0641】
化合物104:
1H NMR (CDCl
3, 400MHz) δ 7.76 (s, 1H), 7.47 (d, J = 8.8Hz, 2H), 7.36−7.30 (m, 4H), 7.23−7.19 (m, 3H), 6.96 (s, 1H), 2.06 (s, 3H)。
【0642】
化合物107:
1H NMR (CDCl
3, 400MHz) δ 7.78 (s, 1H), 7.47 (d, J = 8.8Hz, 2H), 7.35−7.31 (m, 4H), 7.24−7.19 (m, 3H), 6.95 (s, 1H), 2.22 (t, J = 7.6Hz, 2H), 1.59−1.51 (m, 2H), 1.36−1.26 (m, 2H), 0.89 (t, J = 7.2Hz, 3H)。
【0643】
化合物108:
1H NMR (CDCl
3, 400MHz) δ 7.79 (s, 1H), 7.47 (d, J = 8.8Hz, 2H), 7.36−7.31 (m, 4H), 7.25−7.20 (m, 3H), 7.02 (s, 1H), 2.39−2.32 (m, 1H), 1.12 (d, J = 6.8Hz, 2H)。
【0644】
化合物109:
1H NMR (CDCl
3, 300MHz) δ 7.81 (s, 1H), 7.50−7.46 (m, 2H), 7.38−7.33 (m, 4H), 7.25−7.21 (m, 3H), 6.97 (s, 1H), 2.24 (t, J = 7.5Hz, 2H), 1.59 (t, J = 6.9Hz, 2H), 1.32−1.26 (m, 4H), 0.89 (t, J = 6.9 Hz, 3H)。
【0645】
化合物110:
1H NMR (CDCl
3, 400MHz) δ 7.78 (s, 1H), 7.47 (d, J = 8.8Hz, 2H), 7.35−7.31 (m, 4H), 7.24−7.20 (m, 3H), 6.94 (s, 1H), 2.20 (t, J = 7.6Hz, 2H), 0.93 (t, J = 7.6Hz, 3H)。
【0646】
化合物106:化合物88(120mg,0.33mmol)のトルエン(3mL)中の溶液に、プロピオン酸無水物(50mg,0.38mmol)を添加した。この混合物を一晩加熱還流した。この反応物を濃縮してトルエンを除去した。その残渣をPrep−HPLCにより精製して、化合物106(38.2mg,収率28%)を得た。
1H NMR (CDCl
3, 400MHz) δ 7.78 (s, 1H), 7.46 (d, J = 8.8 Hz, 2H), 7.36−7.31 (m, 4H), 7.24−7.20 (m, 3H), 6.96 (s, 1H), 2.27 (q, J
= 7.6 Hz, 2H), 1.11 (t, J = 7.6 Hz, 3H)。
【0647】
化合物105、112および113を、化合物88と関連するクロロホルメートとをLiHMDSおよびTHF中で反応させることによって調製した。
【0648】
化合物105:
1H NMR (CDCl
3, 400MHz) δ 7.48−7.45 (m, 3H), 7.34−7.30 (m, 4H), 7.23−7.17 (m, 3H), 6.46 (s, 1H), 4.12 (d, J = 6.8 Hz, 2H), 1.70−1.63 (m, 2H), 0.93 (t, J = 7.6 Hz, 3H)。
【0649】
化合物112:
1H NMR (CDCl
3, 400MHz) δ 7.49−7.41 (m, 3H), 7.34−7.30 (m, 4H), 7.23−7.16 (m, 3H), 6.41 (s, 1H), 5.05−4.98 (m, 1H), 1.26 (d, J = 6.4 Hz, 6H)。
【0650】
化合物113:
1H NMR (CDCl
3, 400MHz) δ 7.53 (s, 1H), 7.49 (d, J = 9.2Hz, 4H), 7.41−7.37 (m, 4H), 7.34 (d, J = 8.4Hz, 2H), 7.28−7.14 (m, 3H), 7.15−7.12 (m, 2H), 6.81 (s, 1H)。
【0651】
化合物91:化合物86(250mg,0.7mmol)の乾燥DMF(5mL)中の溶液に、BnBr(128mg,0.77mmol)およびNa
2CO
3(112mg,1.1mmol)を添加し、この反応混合物を室温で一晩撹拌した。次いでこれを水(10mL)で希釈し、酢酸エチル(30mL×3)により抽出した。合わせた抽出物をブラインおよび水で洗浄し、Na
2SO4で乾燥させ、濃縮して、粗製生成物を得た。その粗製生成物をフラッシュクロマトグラフィー(PE/EA=5/1)により精製して、化合物91(60mg,収率19%)を得た。
1H NMR (CD
3OD, 400 MHz) δ 7.59−7.56 (m, 3H), 7.53−7.49 (m, 2H), 7.46 (d, J =8.4 Hz, 2H), 7.40−7.33 (m, 5H), 7.14−7.09 (m, 2H), 6.23 (s, 1H), 5.23 (s, 2H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 456.1。
【0652】
化合物92〜100を、化合物87と関連するアルコール(1当量)とを、DMFおよびNAH(1.5当量)中室温で2時間反応させることによって調製した。この反応混合物を水でクエンチしてEAで抽出した後に、その有機相をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧中で濃縮した。その残渣をprep−TLCにより精製して、最終生成物を得た。
【0653】
化合物92:
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 7.47−7.45 (m, 2H), 7.41−7.37 (m, 2H), 7.35−7.33 (m, 2H), 7.24 (m, 1H), 7.08−7.04 (m, 2H), 6.06 (s, 1H), 4.15−4.12 (m, 2H), 3.69−3.66 (m, 4H), 2.76−2.74 (m, 2H), 2.47−2.45 (m, 4H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 479.2。
【0654】
化合物93:
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 7.47−7.45 (m, 2H), 7.38−7.32 (m, 4H), 7.23 (s, 1H), 7.09−7.05 (m, 2H), 6.06 (s, 1H), 4.30 (m, 2H), 3.06 (m, 2H), 2.70 (m, 4H), 1.84(m, 4H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 463.1。
【0655】
化合物94:
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 7.47−7.45 (m, 2H), 7.36−7.32 (m, 4H), 7.24 (m, 1H), 7.09−7.05 (m, 2H), 6.04 (s, 1H), 4.11−4.09 (m, 2H), 2.98−2.93 (m, 10H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 527.0。
【0656】
化合物95:
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 7.47−7.45 (m, 2H), 7.37−7.32 (m, 4H), 7.26 (s, 1H), 7.11−7.07 (m, 2H), 6.06 (s, 1H), 4.58 (m, 1H), 2.62 (m, 4H), 2.42 (s, 3H), 2.27 (m, 2H), 2.02 (m, 2H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 463.1。
【0657】
化合物96:
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 7.47−7.45 (m, 2H), 7.42−7.39 (m, 2H), 7.35−7.33 (m, 2H), 7.25 (s, 1H), 7.09−7.05 (m, 2H), 6.06 (s, 1H), 4.15 (t, J = 4.4 Hz, 2H), 3.72 (t, J = 4.4 Hz, 2H), 3.37 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 424.1。
【0658】
化合物97:
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 7.47−7.45 (m, 2H), 7.36−7.32 (m, 4H), 7.23 (s, 1H), 7.10−7.06 (m, 2H), 6.04 (s, 1H), 4.15−4.12 (m, 2H), 3.65−3.62 (m, 2H), 3.17−3.13 (m, 2H), 2.32−2.28 (m, 2H), 2.91−1.84 (m, 2H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 477.1。
【0659】
化合物98:
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 7.47−7.44 (m, 2H), 7.35−7.32 (m, 4H), 7.23 (s, 1H), 7.10−7.06 (m, 2H), 6.04 (s, 1H), 4.22−4.19 (m, 2H), 4.10 (s, 2H), 3.73−3.71 (m, 2H), 3.62−3.59 (m, 2H), 3.11−3.08 (m, 2H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 492.9。
【0660】
化合物99:
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 7.47−7.44 (m, 2H), 7.36−7.29 (m, 5H), 7.14−7.10 (m, 2H), 6.06 (s, 1H), 4.72 (s, 1H), 3.05−2.91 (m, 4H), 2.53−2.39 (m, 4H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 498.0。
【0661】
化合物100:
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 7.47−7.45 (m, 2H), 7.39−7.32 (m, 4H), 7.24 (s, 1H), 7.09−7.04 (m, 2H), 6.05 (s, 1H), 4.14−4.11 (m, 2H), 2.83−2.80 (m, 2H), 2.69 (brm, 4H), 2.49 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 492.1。
【0662】
化合物102:化合物87(200mg,0.521mmol)、フェノール(59mg,0.625mmol)、およびK
3PO
4(331mg,1.56mmol)の、THF(5mL)中の撹拌混合物に、Pd
2(dba)
3(96mg,0.104mmol)を添加した。この混合物を窒素で3回パージし、次いで一晩加熱還流した。この混合物を濃縮してTHFを除去し、H
2Oで希釈し、EtOAc(30mL×3)で抽出し、その有機層をブラインで洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧中で濃縮し、その粗製生成物をprep−HPLCにより精製して、化合物102(158mg,収率69%)を黄色固体として得た。
1H NMR:(CDCl
3, 400MHz) δ 7.53−7.42 (m, 6H), 7.35−7.33 (m, 3H), 7.30−7.26 (m, 1H), 7.14−7.09 (m, 4H), 5.82 (s, 1H)。
【0663】
化合物541を、化合物85の合成に記載された類似の手順に従って、4−クロロ−5−(4−フルオロフェニル)ピリジン−2(1H)−オンと2−メチル−4−エトキシボロン酸とを反応させることによって調製した。
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz) δ 7.66 (s, 1H), 7.49 (m, 2H), 7.28−7.20 (m, 3H), 6.93 (s, 1H), 6.93−6.87 (m, 1H), 6.81 (s, 1H), 4.05 (q, J =6.8 Hz, 2H), 2.06 (s, 3H), 1.33 (t, J = 6.8 Hz, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 358.0。
【0664】
化合物551を、化合物541と2−メトキシエタノールとをDMFおよびKOH中150℃で一晩反応させることによって調製した。
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 7.45−7.39 (m, 2H), 7.14−7.02 (m, 4H), 6.85−6.80 (m, 2H), 6.07 (s, 1H), 4.14 (t, J =4.4 Hz, 2H), 4.04 (q, J =7.2 Hz, 2H), 3.72 (t, J =4.4 Hz, 2H), 3.38 (s, 3H), 2.16 (s, 3H), 1.42 (t, J = 7.2 Hz, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 398.2。
【0665】
化合物550を、化合物551の合成についての類似の手順に従って、4−クロロ−2−メトキシ−5−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジンをXXIII−5の代わりに使用して調製した。
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 7.69 (s, 1H), 7.63 (s, 1H), 7.29 (s, 1H), 7.11 (d, J = 8.4 Hz, 1 H), 6.85−7.96 (m, 2H), 6.05 (s, 1H), 4.18 (t, J = 4.4 Hz, 2H), 4.06 (q, J =6.8 Hz, 2 H), 3.91 (s, 3H), 3.82 (t, J = 4.4 Hz, 2H), 3.48 (s, 3H), 2.14 (s, 3H), 1.42 (t, J = 6.8 Hz, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 384.1。
【0666】
実施例11−B
化合物101の合成(スキームXXIV)
【化193】
[この文献は図面を表示できません]
XXIV−1(20g,85.5mmol)のDMF(100mL)中の溶液に、NaH(60%,4.1g,103mmol)を少しずつ添加した。この混合物を室温で30分間撹拌した。次いで、XXIV−2(14.3g,85.5mmol)を添加した。この反応物を室温で一晩撹拌した。この反応を氷水で注意深くクエンチし、次いでEtOAc(100mL×2)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥させ、そして濃縮した。その残渣を次の工程に直接使用した(40g,粗製収率140%)。
【0667】
XXIV−3(6.8g,21.25mmol)のMeOH(50mL)中の溶液に、K
2CO
3(8.8g,64mmol)を添加した。この混合物を室温で2時間撹拌した。次いで濃縮し、H
2Oで希釈し、EtOAc(100mL×2)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥させ、そして濃縮した。この粗製生成物を直接使用した(3.0g,収率51%)。
【0668】
XXIV−4(900mg,3.24mmol)のDMF(10mL)中の溶液に、NaH(60%,160mg,3.9mmol)を添加した。この混合物を室温で30分間撹拌した。次いで、化合物87(1.25g,3.24mmol)を添加した。この反応物を室温で一晩撹拌した。LCMSは、この反応が完了したことを示した。この反応を氷水で注意深くクエンチし、次いでEtOAc(30mL×3)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥させ、そして濃縮して、XXIV−6(140mg,収率22%)を得た。
【0669】
XXIV−6(140mg,0.224mmol)およびPd/Cのエタノール(5mL)の混合物をH
2下室温で4時間撹拌した。この反応物を濾過し、そして濃縮した。その残渣をprep−HPLCにより精製して、化合物101(30.9mg,収率28%)を得た。
1H NMR (CDCl
3, 400MHz) δ 7.45−7.40 (m, 2H), 7.36−7.31 (m, 4H), 7.26 (m, 1H), 7.11−7.07 (m, 2H), 6.14 (s, 1H), 4.18 (m, 2H), 3.75−3.70 (m, 4H), 3.30 (m, 2H), 3.07 (m, 2H)。
【0670】
実施例11−C
化合物117および118の合成(スキームXXV)
【化194】
[この文献は図面を表示できません]
XXV−6を、上に記載されたような合成スキームに従って得た。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 231.95。
【0671】
XXV−10を、化合物40を得るための類似の手順に従って、調製した。
1HNMR (CDCl
3, 400MHz) δ 7.50−7.42 (m, 2H), 7.40−7.31 (m, 4H), 7.26−7.20 (m, 1H), 7.10−7.03 (m, 3H), 3.73 (s, 3H)。
【0672】
化合物117:XXV−10(1.0g,2.5mmol)、LiOH.H
2O(1.0g,24mmol)のMeOH/H
2O(15mL/3mL)中の混合物を室温で一晩撹拌した。この混合物をエバポレートし、次いでaq.HCl(2M)でpH=4〜5まで酸性にし、EtOAc(30mL×3)で抽出し合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥させ、そして濃縮した。その残渣をPrep−HPLCにより精製して、化合物117(806mg,収率83%)を白色固体として得た。
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz) δ 7.80 (s, 1H), 7.72−7.67 (m, 2H), 7.57−7.53 (m, 2H), 7.43−7.38 (m, 2H), 7.25−7.20 (m, 2H), 6.75 (s, 1H)。MS(ESI)m/z[M+H]
+ 394.0。
【0673】
化合物118:化合物117(98.2mg,0.25mmol)の乾燥DCM(40mL)中の溶液に、ベンジルアミン(29mg,0.28mmol)を添加し、その後、HATU(105mg,0.28mmol)およびDIEA(65mg,0.5mmol)を添加した。この反応混合物を室温で一晩撹拌した。得られた混合物を濃縮して溶媒を除去し、EtOAc(50mL)で希釈し、5%のクエン酸、sat.aq.NaHCO
3およびブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濃縮して、粗製生成物を得た。その粗製生成物をprep−TLC(PE:EA=5:1)により精製して、化合物118(10mg,収率8.3%)を黄色固体として得た。
1HNMR (CD
3OD, 400 MHz) δ 7.69 (s, 1H), 7.60 (d, J = 8.8 Hz, 2H), 7.48 (d, J = 8.4 Hz, 2H), 7.34−7.26 (m, 5H), 7.12−7.10 (m, 2H), 7.02−6.98 (m, 2H), 6.69 (s, 1H), 4.38 (s, 2H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 483.1。
【0674】
化合物103、111、および114を調製するための一般的な手順:化合物117(1当量)のトルエン中の混合物に、TEA(2.6当量)および4Åのモレキュラーシーブを添加した。この混合物を100℃で1時間撹拌し、次いでDPPA(1.05当量)および関連するアルコール(1.2当量)をN
2保護下で添加した。この反応混合物を110℃で一晩撹拌した。この混合物を濃縮し、H
2Oで希釈し、EtOAcで抽出した。合わせた有機層を水およびブラインで洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧中で濃縮し、その残渣をprep−TLC(PE:EA=2:1)により精製して、最終生成物を得た。
【0675】
化合物103:
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 7.52 (s, 1H), 7.49−7.45 (m, 2H), 7.44−7.26 (m, 9H), 7.22−7.15 (m, 3H), 6.53 (s, 1H), 5.18 (s, 2H)。MS(ESI)m/z[M+H]
+ 499.0。
【0676】
化合物111:
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 7.47−7.45 (m, 3H), 7.33−7.30 (m, 4H), 7.21−7.17 (m, 3H), 6.50 (s, 1H), 3.76 (s, 3H)。MS(ESI)m/z[M+H]
+ 422.0。
【0677】
化合物114:
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 7.50−7.45 (m, 3H), 7.35−7.30 (m, 4H), 7.22−7.17 (m, 3H), 6.46 (s,1H), 4.21 (q, J = 6.8 Hz, 2 H), 1.28 (t, J = 6.8 Hz, 3H)。MS(ESI)m/z[M+H]
+ 436.1。
【0678】
化合物115および116を調製するための一般的な手順:化合物117(1当量)のトルエン中の溶液に、TEA(2.5当量)および4Åのモレキュラーシーブ(100mg)を添加した。この混合物を100℃で30分間まで加熱した。次いで80℃まで冷却し、関連するアミン(1.2当量)およびDPPA(1.2当量)を添加した。この混合物を110℃で3時間加熱した。この混合物を濾過し、水で希釈し、EtOAcで抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥させ、そして濃縮した。その残渣をPrep−HPLCにより精製して、最終生成物を得た。
【0679】
化合物115:
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 7.46−7.44 (m, 2H), 7.35−7.30 (m, 5H), 7.20−7.15 (m, 3H), 6.09 (s, 1H), 4.77 (s, 1H), 3.13 (d, J=6.0 Hz, 2H), 1.51 (m, 2H), 0.90 (t, J =7.2 Hz, 3H)。
【0680】
化合物116:
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 7.33 (s, 2H), 7.26−7.22 (m, 5H), 7.21−7.17 (m, 6H), 7.03−6.97 (m, 3H), 6.90 (brs, 1H), 4.24 (d, J =5.2 Hz, 2H)。
【0681】
化合物119を、化合物85を得るための類似の手順に従って、(4−エトキシ−2−メチルフェニル)ボロン酸をXXIII−7の代わりに使用して調製した。
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 7.38−7.34 (m, 2H), 7.13−7.11 (m, 2H), 7.08−7.04 (m, 2H), 6.84−6.78 (m, 2H), 6.10 (s, 1H), 4.04 (q, J = 7.2 Hz, 2 H), 3.85 (s, 3H), 2.17 (s, 3H), 1.42 (t, J = 7.2 Hz, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 353.9。
【0682】
化合物120を、化合物85を得るための類似の手順に従って、1−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールをXXIII−4の代わりに使用して、白色固体として調製した。
1H NMR (CD
3OD, 400 MHz) δ 7.61 (m, 2H), 7.47−7.43 (m, 2H), 7.38−7.33 (m, 3H), 6.07 (s, 1H), 3.93 (s, 3H), 3.91(s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 365.9。
【0683】
化合物121を、化合物86を得るための類似の手順に従って調製した。
1H NMR (DMSO−d
6, 400MHz) δ 7.97 (s, 1H), 7.82 (s, 1H), 7.76 (s, 1H), 7.55−7.53 (m, 2H), 7.48−7.46 (m, 2H), 6.00 (s, 1H), 3.89 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 352.0。
【0684】
化合物122を、化合物87を得るための類似の手順に従って調製した。
1H NMR (CD
3OD, 400 MHz) δ 7.88 (s, 1H), 7.81 (s, 1H), 7.68 (s, 1H), 7.59−7.57 (m, 2H), 7.48−7.46 (m, 2H), 6.84 (s, 1H), 4.90 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 370.1。
【0685】
化合物123、126〜129、131〜135、160および161を調製するための一般的な手順:化合物122(200mg,0.542mmol)の関連するアミン(1mL)中の混合物を130〜160℃で4時間撹拌した。室温まで冷却した後に、この混合物をH
2Oで希釈し、EtOAcで抽出し、その有機層を水およびブラインで洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧中で濃縮し、その粗製生成物をフラッシュカラムクロマトグラフィー(PE:AE=1:3)により精製して、最終生成物を得た。
【0686】
化合物123:
1H NMR (CD
3OD, 400 MHz) δ 7.82 (s, 1H), 7.64 (s, 1H), 7.51−7.47 (m, 2H), 7.42−7.38 (m, 2H), 7.36−7.35 (m, 5H), 7.28−7.25 (m, 1H), 5.53 (s, 1H), 4.45 (d, J = 4.4 Hz, 2H), 3.97 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 441.1。
【0687】
化合物126:
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 7.55 (s, 1H), 7.50−7.45 (m, 2H), 7.40 (s, 1H), 7.33−7.28 (m, 4H), 7.25 (m, 1H), 7.13−7.09 (m, 3H), 6.00 (s, 1H), 4.16 (s, 2H), 3.81 (s, 3H), 2.65 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 455。
【0688】
化合物127:
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 7.61 (s, 1H), 7.55 (s, 1H), 7.46−7.42 (m, 2H), 7.32−7.28 (m, 2H), 7.12 (s, 1H), 6.05 (s, 1H), 3.93 (s, 3H), 2.91 (m, 4H), 1.56 (m, 6H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 419。
【0689】
化合物128:
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 7.63 (s, 1H), 7.52 (s, 1H), 7.45−7.41 (m, 2H), 7.32−7.28 (m, 2H), 7.12 (s, 1H), 6.06 (s, 1H), 3.92 (s, 3H), 3.70 (m, 4H), 2.96 (m, 4H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 421.1。
【0690】
化合物129:
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 7.60 (s, 1H), 7.51 (s, 1H), 7.48−7.45 (m, 2H), 7.33−7.30 (m, 2H), 7.20−7.17 (m, 3H), 7.13−7.11 (m, 1H), 7.08−7.05 (m, 1H), 6.23 (s, 1H), 4.23 (s, 2H), 3.89 (s, 3H), 3.28 (t, J = 6.0 Hz, 2H), 2.77 (t, J = 6.0 Hz, 2H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 467.1。
【0691】
化合物131:
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 7.45−7.41 (m, 2H), 7.37−7.26 (m, 6H), 7.18−7.16 (m, 2H), 7.08 (s, 1H), 7.02 (s, 1H), 5.70 (s, 1H), 4.43 (t, J = 6.4 Hz, 1H), 3.88 (s, 3H), 3.42 (q, J = 6.4 Hz, 2H), 2.93 (t, J = 6.4 Hz, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 454.0。
【0692】
化合物132:
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 7.49 (s, 1H), 7.45−7.42 (m, 2H), 7.39−7.33 (m, 3H), 7.31−7.24 (m, 3H), 7.05 (s, 1H), 5.90 (s, 1H), 4.61−4.55 (m, 3H), 3.91 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 508.0。
【0693】
化合物133:
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 7.49 (s, 1H), 7.44−7.39 (m, 3H), 7.30−7.26 (m, 3H), 7.04 (s, 1H), 6.95−6.90 (m, 2H), 5.81 (s, 1H), 4.79 (t, J = 6.0 Hz, 1H), 4.41 (d, J = 6.0 Hz, 2H), 3.94 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 477.1。
【0694】
化合物134:
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 7.51 (s, 1H), 7.45−7.39 (m, 3H), 7.30−7.25 (m, 2H), 7.22−7.20 (m, 2H), 7.06 (s, 1H), 6.90−6.87 (m, 2H), 5.70 (s, 1H), 4.70 (t, J = 5.2 Hz, 1H) , 4.25 (d, J = 5.2 Hz, 2H), 3.93 (s, 3H), 3.81 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 471.2。
【0695】
化合物135:
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 7.56 (s, 1H), 7.48−7.42 (m, 3H), 7.32−7.30 (m, 2H), 7.13 (s, 1H), 7.03−7.00 (m, 2H), 6.85−6.81 (m, 2H), 5.98 (s, 1H), 4.08 (s, 2H), 3.85 (s, 3H), 3.79 (s, 3H), 2.59 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 485.0。
【0696】
化合物160:
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 8.56−8.55 (m, 2H), 7.61 (d, J =8.0 Hz, 1H), 7.52 (s, 1H), 7.43−7.41 (m, 3H), 7.31−7.28 (m, 3H), 7.08 (s, 1H), 5.64 (s, 1H), 4.82 (t, J = 5.6 Hz, 1H), 4.37 (d, J = 5.6 Hz, 2H), 3.94 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 442.0。
【0697】
化合物161:
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 8.53 (d, J = 4.4 Hz, 1H), 7.71−7.67 (m, 1H), 7.61 (s, 1H), 7.54 (s, 1H), 7.46−7.44 (m, 2H), 7.30−7.27 (m, 3H), 7.23−7.20 (m, 1H), 7.11 (s, 1H), 6.10 (t, J = 4.4 Hz, 1H), 5.67 (s, 1H), 4.44 (d, J = 4.4 Hz, 2H), 3.98 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 442.0。
【0698】
化合物124:化合物134(200mg,0.42mmol)をTFA(3mL)に溶解させた。この溶液をN
2下室温で3日間撹拌した。その材料が消費された後に、ほとんどのTFAをエバポレートし、残った混合物を水で希釈し、そして飽和aq.NaHCO
3で中和し、EA(30mL×3)で抽出し、その有機相をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濃縮した。その残渣をprep−TLC(PE/EA=1/3)により精製して、化合物124(50mg,収率34%)を得た。
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 7.54 (s, 1H), 7.45−7.43 (m, 3H), 7.31−7.29 (m, 2H), 7.12 (s, 1H), 5.80 (s, 1H), 4.39 (brs, 2H), 3.96 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 350.9。
【0699】
化合物125を、化合物124を得るための類似の手順に従って、化合物135から調製した。
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 7.50 (s, 1H), 7.45〜7.41 (m, 3H), 7.30〜7.28 (m, 2H), 7.04 (s, 1H), 5.63 (s, 1H), 4.50 (t, J = 4.8 Hz, 1H), 3.95 (s, 3H), 2.83 (d, J = 4.8 Hz, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 364.9。
【0700】
化合物130:化合物122(100mg,0.271mmol,1当量)、アニリン(76mg,0.81mmol,3.0当量)、Xantphos(8mg,0.0135mmol,0.05当量)、およびK
3PO
4(57mg,0.271mmol,1.0当量)の、DMF(2mL)中の撹拌混合物に、Pd
2(dba)
3(12mg,0.0135mmol,0.05当量)を添加した。この混合物を窒素で3回パージし、次いで窒素下100℃で一晩加熱した。室温まで冷却した後に、この混合物をH
2O(10mL)で希釈し、EtOAc(20mL×3)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧中で濃縮した。その粗製生成物をPrep−HPLCにより精製して、化合物130(20mg,収率18%)を得た。
1H NMR (CDCl
3, 400MHz) δ 7.62 (s, 1H), 7.53 (s, 1H), 7.47−7.44 (m, 2H), 7.38 (t, J =7.6 Hz, 2H), 7.32 (d, J =8.4 Hz, 2H), 7.22−7.18 (m, 4H), 6.20 (s, 1H), 6.12 (s, 1H), 3.99 (s, 3H)。
【0701】
化合物158を、化合物117を得るための類似の手順に従って、1−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールをXXV−9の代わりに使用して、白色固体として調製した。
1H NMR (CD
3OD, 400 MHz) δ 7.71 (m, 2H), 7.61−7.58 (m, 2H), 7.55 (s, 1H), 7.48−7.46 (m, 2H), 6.83 (s, 1H), 3.88 (s, 3H)。MS(ESI)m/z[M+H]
+ 380.1。
【0702】
化合物159を、化合物118を得るための類似の手順に従って、プロパン−1−アミンをベンジルアミンの代わりに使用して、白色固体として調製した。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 7.52 (s, 1H), 7.46 (s, 1H), 7.35−7.32 (m, 3H), 7.29−7.26 (m, 2H), 6.85 (t, J = 4.8 Hz, 1H), 6.59 (s, 1H), 3.86 (s, 3H), 3.22 (q, J = 6.4 Hz, 2H), 1.45 (q, J = 7.2 Hz, 2H), 0.82 (t, J = 7.2 Hz, 3H)。MS(ESI)m/z[M+H]
+ 420.1。
【0703】
化合物136〜140を、化合物103を得るための類似の手順に従って、化合物158から調製した。
【0704】
化合物136:
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 7.52 (s, 1H), 7.45−7.41 (m, 4H), 7.32−7.29 (m, 2H), 7.17 (s, 1H), 6.71 (s, 1H), 4.18−4.14 (m, 2H), 3.98 (s, 3H), 1.67−1.59 (m, 2H), 1.42−1.23 (m, 2H), 0.94 (t, J = 7.2 Hz, 3H)。MS(ESI)m/z[M+H]
+ 450.1。
【0705】
化合物137:
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 7.50 (s, 1H), 7.45 (s, 1H), 7.43−7.41 (m, 3H), 7.29−7.27 (m, 2H), 7.16 (s, 1H), 6.72 (s, 1H), 4.22−4.17 (m, 2H), 3.96 (s, 3H), 1.28−1.25 (m, 3H)。MS(ESI)m/z[M+H]
+ 422.1。
【0706】
化合物138:
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 7.51 (s, 1H), 7.45−7.43 (m, 4H), 7.33−7.30 (m, 2H), 7.18 (s, 1H), 6.75 (s, 1H), 3.98 (s, 3H), 3.77 (s, 3H)。MS(ESI)m/z[M+H]
+ 408.1。
【0707】
化合物139:
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 7.52 (s, 1H), 7.47−7.43 (m, 4H), 7.33−7.30 (m, 2H), 7.17 (s, 1H), 6.65 (s, 1H), 5.05−5.00 (m, 1H), 3.98 (s, 3H), 1.28 (d, J = 6.0 Hz, 3H)。MS(ESI)m/z[M+H]
+ 436.1。
【0708】
化合物140:
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 7.49 (s, 2H), 7.44−7.40 (m, 3H), 7.38 (m, 5H), 7.33−7.30 (m, 2H), 7.29 (s, 1H), 7.16 (s, 1H), 6.77 (s, 1H), 5.18 (s, 2H), 3.95 (s, 3H)。MS(ESI)m/z[M+H]
+ 484.14。
【0709】
化合物141:化合物124(150mg,0.43mmol)を6mLのDCM/ピリジン(v/v=1/1)に溶解させ、次いで塩化アセチル(36mg,0.46mmol)を添加した。この混合物を室温で一晩撹拌した。次いで、この混合物をDCM(50mL)で希釈し、水およびブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、減圧中で濃縮して、粗製生成物を得た。この粗製生成物をprep−TLC(PE/EA=1/1)により精製して、化合物141(70mg,収率42%)を得た。
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 7.73 (s, 1H), 7.54 (s, 1H), 7.45−7.43 (m, 3H), 7.32−7.30 (m, 2H), 7.22−7.19 (m, 2H), 3.99 (s, 3H), 2.12 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 392.9。
【0710】
化合物142を、化合物141を得るための類似の手順に従って、塩化ベンゾイルを塩化アセチルの代わりに使用して調製した。
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 8.07 (s, 1H), 7.94 (s, 1H), 7.68−7.64 (m, 3H), 7.58−7.55 (m, 1H), 7.49−7.44 (m, 5H), 7.34−7.32 (m, 2H), 7.25 (s, 1H), 4.00 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 455。
【0711】
化合物143を、化合物91を得るための類似の手順に従って、化合物121から調製した。
1H NMR (CD
3OD, 400 MHz) δ 7.83 (s, 2H), 7.73 (s, 1H), 7.56 (d, J = 6.4 Hz, 2H), 7.54−7.37 (m, 7H), 6.20 (s, 1H), 5.27 (s, 2H), 3.84 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 442.1。
【0712】
化合物144〜152を、化合物121と関連するアルコール(1当量)とをDMFおよびNAH(1.5当量)中室温で2時間反応させることによって調製した。この反応混合物を水でクエンチしてEAで抽出した後に、その有機相をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧中で濃縮した。その残渣をprep−TLCにより精製して、最終生成物を得た。
【0713】
化合物144:
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz) δ 7.94 (s, 1H), 7.87 (s, 1H), 7. 78 (s, 1H), 7.58 (d, J = 8.8 Hz, 2H), 7.50 (d, J = 8.8 Hz, 2H), 5.99 (s, 1H), 4.20−4.18 (m, 2H), 3.80 (s, 3H), 3.75−3.73 (m, 2H), 3.35 (s, 3H)。
【0714】
化合物145:
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz) δ 7.80 (s, 1H), 7.63 (s, 1H), 7. 46−7.44 (m, 2H), 7.38 (s, 1H), 7.33−7.26 (m, 2H), 6.05 (s, 1H), 4.18 (m, 2H), 3.91 (s, 3H), 2.97−3.00 (m, 2H), 2.62 (m, 4H), 1.82 (m, 4H)。
【0715】
化合物146:
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz) δ 7.80 (s, 1H), 7.55 (s, 1H), 7. 42−7.46 (m, 3H), 7.33−7.35 (m, 2H), 6.04 (s, 1H), 4.15 (t, J =5.2 Hz, 2H), 3.95 (s, 3H), 3.83 (t, J =5.2 Hz, 2H), 3.39 (t, J =6.8 Hz, 2H), 2.36 (t, J =8.0 Hz, 2H), 2.05−1.98 (m, 2H)。
【0716】
化合物147:
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 7.80 (s, 1H), 7.67 (s, 1H), 7.45−7.43 (m, 2H), 7.39 (s, 1H), 7.33−7.26 (m, 2H), 6.05 (s, 1H), 4.16 (t, J =5.2 Hz, 2H), 3.92 (s, 3H), 3.74 (m, 4H,), 2.85 (t, J =5.2 Hz, 2H), 2.56 (m, 4H)。
【0717】
化合物148:
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 7.65 (s, 1H), 7.56 (s, 1H), 7.46−7.44 (m, 2H), 7.36−7.34 (m, 3H), 6.05 (s, 1H), 4.17−4.14 (m, 2H), 3.93 (s, 3H), 3.11−3.03 (m, 10H)。
MS(ESI)m/z(M+H)
+ 513.1。
【0718】
化合物149:
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 7.55 (s, 1H), 7.43 (m, 3H), 7. 35 (m, 3H,), 6.06 (s, 1H), 4.73 (m, 1H), 3.95 (s, 3H), 3.21−3.14 (m, 2H), 3.03−2.09 (m, 2H), 2.59−2.45 (m, 4H)。
【0719】
化合物150:
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 7.69 (s, 1H), 7.56 (s, 1H), 7.46−7.44 (m, 2H), 7.38−7.33 (m, 3H), 6.05 (s, 1H), 4.24−4.21 (m, 2H), 4.16 (s, 2H), 3.93−3.91 (m, 5H), 3.84−3.81 (m, 2H), 3.39−3.37 (m, 2H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 479.1。
【0720】
化合物151:
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 7.59 (s, 1H), 7.54 (s, 1H), 7.46−7.43 (m, 2H), 7.37−7.34 (m, 3H), 6.06 (s, 1H), 4.61−4.58 (m, 1H), 3.94 (s, 3H), 2.90 (m, 2H), 2.55 (m, 3H), 2.18−2.08 (m, 2H), 1.80−1.67 (m, 2H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 449.0。
【0721】
化合物152:
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 7.82 (s, 1H), 7.65 (s, 1H), 7.46−7.44 (m, 2H), 7.40 (s, 1H), 7.39−7.32 (m, 2H), 6.04 (s, 1H), 4.16 (t, J = 5.6 Hz, 2H), 3.95 (s, 3H), 2.87 (t, J = 5.6 Hz, 2H), 2.61−2.49 (m, 8H), 2.31 (s, 3H)。
【0722】
化合物153:化合物122(1.5g,4.06mmol)、フェノール(763mg,8.12mmol)およびK
3PO
4(2.6g,12.2mmol)をDMF(15mL)に添加した。この溶液をN
2により回脱気し、次いでPd
2(dba)
3(570mg,0.81mmol)を添加した。この反応混合物をN
2下110℃で14時間撹拌した。室温まで冷却した後に、この混合物をEA(80mL)で希釈し、そして濾過した。その濾液をブラインで洗浄した。分離した有機相をNa
2SO
4で乾燥させ、減圧下で濃縮した。その残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィー(PE/EA=1/1)により精製して、化合物153(848mg,収率49%)を得た。
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 7.76 (s, 1H), 7.69 (s, 1H), 7.50−7.44 (m, 5H), 7.36−7.26 (m, 3H), 7.16 (m, 2H), 5.79 (s, 1H), 3.94 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 428。
【0723】
化合物156を、化合物153を得るための類似の手順に従って、3−クロロ−5−ヒドロキシベンゾニトリルをフェノールの代わりに使用して調製した。
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 7.64−7.59 (m, 3H), 7.52 (s, 1H), 7.48−7.44 (m, 3H), 7.39−7.36 (m, 3H), 5.82 (s, 1H), 3.94 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 486.9。
【0724】
【化195】
[この文献は図面を表示できません]
化合物117(350mg,0.89mmol)の、10mLのDCM中の撹拌混合物に、塩化オキサリル(335mg,2.63mmol)を0℃で添加した。この混合物を2時間撹拌し、次いでこの混合物を減圧下で濃縮した。その残渣をDCM(10mL)に再度溶解させ、そしてこの混合物をよく撹拌しているアンモニア(5mL)に0℃で添加した。この混合物を0℃で30分間撹拌した後に、この反応混合物をEA(20mL×3)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥させ、そして濃縮した。その残渣をカラムクロマトグラフィー(CH
2Cl
2/MeOH=20/1)により精製して、XXV−11(220mg,収率63%)を得た。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 393.1。
【0725】
XXV−11(220mg,0.56mmol)の、10mLのDCM中の溶液に、TEA(85.3mg,0.84mmol)およびTFAA(81.6mg,0.84mmol)を添加した。この反応混合物をN
2下室温で3時間撹拌し、次いでDCM(30mL)で希釈し、そして濾過した。その濾液をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、その残渣をprep−HPLCにより精製して、化合物401(180mg,収率86%)を得た。
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 7.48−7.37 (m, 7H), 7.19−7.14 (m, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 375.1。
【0726】
化合物402を、化合物401を得るための類似の手順に従って、化合物158を化合物117の代わりに使用して調製した。
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 7.83 (s, 1H), 7.76 (d, J = 9.6 Hz, 1H), 7.61 (s, 3H), 7.39 (m, 2H), 7.12 (d, J = 9.6 Hz, 1H), 3.97 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 361.1。
【0727】
化合物403を、化合物153を得るための類似の手順に従って、4−クロロ−1−(4−エトキシ−2−メチルフェニル)−5−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン−2(1H)−オンを化合物122の代わりに使用して調製した。
1H NMR (CDCl
3, 400MHz) δ 7.74 (s, 1H), 7.67 (s, 1H), 7.47−7.43 (m, 2H), 7.39 (s, 1H), 7.30 (d, J = 3.6 Hz, 1H), 7.17 (d, J = 3.6 Hz, 2H), 7.12 (d, J = 3.6 Hz, 2H), 6.85−6.80 (m, 2H), 5.80 (s, 1H), 4.04 (q, J = 7.2 Hz, 2 H), 3.92 (s, 3H), 2.15 (s, 3H), 1.32 (t, J = 6.8 Hz, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 402.2。
【0728】
【化196】
[この文献は図面を表示できません]
化合物122の、関連するアミン(1mmol/1mL)の混合物を160℃で4時間撹拌した。室温まで冷却した後に、この混合物をH
2Oで希釈し、EtOAcで抽出し、その有機層を水およびブラインで洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧中で濃縮し、この粗製生成物をカラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc=1/1)により精製して、最終生成物を得た。
【0729】
あるいは、化合物122(1.355mmol)のトルエン(20mL)の溶液を、関連するアミン(2.71mmol)、NaOtBu(520mg,5.42mmol)、Xphos(64.9mg,0.136mmol)、Pd(OAc)
2(30.5mg,0.136mmol)に添加した。この混合物を減圧下で脱気し、そしてN
2で3回パージした。この反応混合物を100℃または還流まで、一晩加熱した。この混合物を室温まで冷却し、水で希釈し、EAで抽出した。合わせた有機層をNa
2SO
4で乾燥させ、減圧中で濃縮した。その残留物を、DCM:MeOH(50:1〜10:1)で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、最終生成物を得た。
【0730】
化合物404〜407、411、526〜531、および546〜549を、上に図示されたような一般スキームに従って調製した。
【0731】
化合物404:
1H NMR (CDCl
3, 400MHz) δ 7.50 (s, 1H), 7.43−7.39 (m, 3H), 7.30−7.25 (m, 3H), 7.06 (s, 1H), 6.88−6.80 (m, 2H), 5.64 (s, 1H), 4.85 (t, J = 6.0 Hz, 1H), 4.34 (d, J = 6.0 Hz, 2H), 3.93 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 477.1。
【0732】
化合物405:
1H NMR (CDCl
3, 400MHz) δ 7.54 (s, 1H), 7.45−7.40 (m, 4H), 7.30−7.24 (m, 4H), 7.08 (s, 1H), 5.59 (s, 1H), 4.92 (t, J = 6.0 Hz, 1H), 4.38 (d, J = 6.0 Hz, 2H), 3.95 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 510.1。
【0733】
化合物406:
1H NMR (CDCl
3, 400MHz) δ 7.52 (s, 1H), 7.47−7.40 (m, 3H), 7.35−7.20 (m, 5H), 7.11 (s, 1H), 5.91 (s, 1H), 4.97 (t, J = 6.0 Hz, 1H), 4.34 (d, J = 6.0 Hz, 2H), 3.95 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 475.1。
【0734】
化合物407:
1H NMR (CDCl
3, 400MHz) δ 7.52 (s, 1H), 7.46−7.41 (m, 3H), 7.32−7.25 (m, 4H), 7.08−7.03 (m, 3H), 5.65 (s, 1H), 4.77 (t, J = 5.6 Hz, 1H), 4.30 (d, J = 5.6 Hz, 2H), 3.94 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 458.9。
【0735】
化合物411:
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 8.62 (s, 1H), 8.53 (s, 2H), 7.60 (s, 1H), 7.50 (s, 1H), 7.45−7.43 (m, 2H), 7.31−7.29 (m, 2H), 7.12 (s, 1H), 5.74 (t, J = 5.2 Hz, 1H), 5.68 (s, 1H), 4.52 (d, J = 5.2 Hz, 2H), 3.98(s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 443.0。
【0736】
化合物526:
1H NMR (CDCl
3, 300MHz) δ 7.58 (d, J = 8.1Hz, 2H), 7.48 (s, 1H), 7.33−7.38 (m, 5H), 6.59 (s, 1H), 7.21 (d, J = 8.1Hz, 2H), 7.03 (s, 1H), 5.48 (s, 1H), 4.87 (t, J = 5.7Hz, 1H), 4.36 (d, J = 5.7Hz, 2H), 3.89 (s, 3H)。
【0737】
化合物527:
1H NMR (メタノール−d
4, 300 MHz) δ 7.75 (s, 1H), 7.55 (d, J=5.7Hz, 2H), 7.50−7.41 (m, 5H), 7.34 (d, J=8.7Hz, 2H), 5.52 (s, 1H), 4.51 (s, 2H), 3.86 (s, 3H)。
【0738】
化合物528:
1H NMR (DMSO−d
6, 400MHz) δ 7.89 (s, 1H), 7.57 (s, 1H), 7.52 (d, J = 8.4Hz, 2H), 7.44 (d, J = 8.4Hz, 2H), 7.40 (s, 1H), 7.25 (t, J = 8.8Hz, 1H), 6.80−6.83 (dd, J
1=2.4Hz, J
2=12.4Hz), 6.74−6.77 (dd, J
1=2.4Hz, J
2=8.8Hz), 6.63 (t, J = 5.6Hz, 1H), 5.35 (s, 1H), 4.32 (d, J = 5.6Hz, 2H), 4.00 (q, J = 6.8Hz, 2H), 3.86 (s, 3H), 1.29 (t, J = 6.8Hz, 3H)。
【0739】
化合物529:
1H NMR (CDCl
3, 300MHz) δ 8.65 (d, J = 5.1Hz, 2H), 7.58 (s, 1H), 7.47 (s, 1H), 7.35−7.40 (m, 3H), 7.16−7.24 (m, 2H), 7.05 (s, 1H), 6.10 (t, J = 4.5Hz ,1H), 5.65 (s, 1H), 4.50 (d, J = 4.5Hz, 2H), 3.92 (s, 3H)。
【0740】
化合物530:MS(ESI)m/z[M+H]
+ 485.0. 塩酸塩:
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 7.91 (s, H), 7.58 (s, H), 7.54−7.50 (m, 2H), 7.48−7.43 (m, 2H), 7.33 (m, 1H), 7.26 (d, J.= 8.4 Hz, 2H), 6.89 (d,J.= 8.4 Hz, 2H), 6.51 (m, 1H), 5.27 (s, 1H), 4.28 (d, J.= 6.0 Hz, 2H), 3.99 (q, J.= 6.8 Hz, 2H), 3.88 (s, 3H) , 1.31 (t, J.= 7.2 Hz, 3H)。
【0741】
化合物531:
1H NMR (CDCl
3, 300MHz) δ 9.11 (s, 1H), 8.62 (s, 2H), 7.46 (s, 1H), 7.35 (d, J = 9.3Hz, 3H), 7.24 (s, 1H), 7.20 (d, J = 4.2Hz, 1H), 7.03 (s, 1H), 5.53 (s, 1H), 4.80 (t, J = 5.7Hz, 1H), 4.34 (d, J = 5.7Hz, 2H), 3.88 (s, 3H). MS (ESI) m / z [M+H]
+ 443.0。
【0742】
化合物531の種々の塩の調製:化合物531をMeOHに溶解させ、その後、水性塩溶液を添加した。この混合物を室温で1時間撹拌した。この反応混合物を濃縮乾固させた。残留する水溶液を凍結乾燥させて、化合物531の最終の対応する塩を得た。
【0743】
塩酸塩:
1H NMR (DMSO−d
6, 400MHz) δ 9.10 (s, 1H), 8.82 (s, 2H), 7.95 (s, 1H), 7.60 (s, 1H), 7.52 (d, J = 9.2Hz, 2H), 7.43 (d, J = 8.4Hz, 2H), 7.40 (s, 1H), 6.80 (t, J = 5.6Hz, 1H), 5.43 (s, 1H), 4.45 (d, J = 5.6Hz, 1H), 3.87 (s, 3H)。
【0744】
クエン酸塩:
1H NMR (DMSO−d
6, 400MHz) δ 12.22 (brs, 1H), 9.08 (s, 1H), 9.08 (s, 1H), 8.80 (s, 1H), 7.91 (s, 1H), 7.58 (s, 1H), 7.49 (d, J = 8.8Hz, 2H), 7.41 (d, J = 8.8Hz, 2H), 7.31 (s, 1H), 6.56 (t, J = 6Hz, 1H), 5.28 (s, 1H), 4.41 (d, J = 6Hz, 2H), 3.86 (s, 3H), 2.74 (d, J = 15.6Hz, 2H), 2.65 (d, J = 15.6Hz, 2H)。
【0745】
p−TsOH塩:
1H NMR (DMSO−d
6, 400MHz) δ 9.11 (s, 1H), 8.82 (s, 2H), 7.97 (s, 1H), 7.61 (s, 1H), 7.45−7.56 (m, 7H), 7.10 (d, J = 8Hz, 2H), 6.94 (s, 1H), 5.48 (s, 1H), 4.47 (d, J = 5.2Hz, 2H), 3.87 (s, 3H), 2.27 (s, 3H)。
【0746】
酢酸塩:
1H NMR (DMSO−d
6, 400MHz) δ 9.18 (s, 1H), 8.70 (s, 2H), 7.53 (s, 1H), 7.44 (s, 1H), 7.42 (d, J = 8.8Hz, 2H), 7.29 (d, J = 8.8Hz, 2H), 7.10 (s, 1H), 4.87 (t, J = 5.6Hz, 1H), 4.41 (d, J = 5.6Hz, 2H), 3.95 (s, 3H), 2.06 (s, 1H)。
【0747】
化合物546〜549を、4−ブロモ−1−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)ピリジン−2(1H)−オンと対応するアミンとを反応させることによって調製した。
【0748】
化合物546:
1H NMR (DMSO−d
6, 300 MHz) δ 8.83 (d, J=5.1Hz, 2H), 7.49−7.44 (m, 6H), 7.37 (d, J=7.5Hz, 1H), 6.01 (dd, J=1.8, 7.5 Hz, 1H), 5.17 (s, 1H), 4.49 (d, J=5.7Hz, 2H)。
【0749】
化合物547:
1H NMR (DMSO−d
6, 300 MHz) δ 8.55 (d, J=4.2Hz, 1H), 7.82 (d, J=7.5Hz, 1H), 7.66 (d, J=5.1Hz, 1H),7.44−7.43 (m, 7H), 6.02 (t, J=7.5 Hz, 1H), 5.14 (s, 1H), 4.38 (d, J=5.7Hz, 2H)。
【0750】
化合物548:
1H NMR (DMSO−d
6, 300 MHz) δ 9.12 (s, 1H), 8.80 (s, 2H), 7.45−7.37 (m, 6H), 6.90 (t, J=7.5 Hz, 1H), 5.30 (s, 1H), 4.39 (d, J=5.7Hz, 2H)。
【0751】
化合物549:
1H NMR (DMSO−d
6, 300 MHz) δ 8.68−8.63 (m, 2H), 8.58 (s, 1H), 7.51−7.36 (m, 6H), 5.98 (d, J=7.5 Hz, 1H), 5.23 (s, 1H), 4.48 (d, J=5.1Hz, 2H)。
【0752】
化合物538を、化合物403から3工程で調製した:最初に、化合物403(3.6g,11mmol)をHBr水溶液(40%,30mL)中90℃で12時間撹拌した。標準的な後処理の後に、得られた中間体をPOCl
3(20mL)に再度溶解させ、そして2時間還流して、対応する塩化物(520mg,収率18%)を得た。その後、アセトン(10mL)、K
2CO
3(342mg,2.48mmol)およびヨードメタン(387mg,2.48mmol)を少しずつ添加した。この混合物を60℃で一晩撹拌した。この混合物を室温まで冷却し、そして濾過した。その濾液を濃縮し、そしてフラッシュカラムクロマトグラフィー(PE:EA=2:1)により精製して、化合物538(252mg,43%)を得た。
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz) δ 7.96 (s, 1H), 7.69 (s, 1H), 7.64 (s, 1H), 7.18〜7.16 (d, J = 8 Hz,1H), 6.92 (s, 1H), 6.85−6.83 (m, 1H) , 6.76 (s, 1H), 4.05 (q, J = 6.8 Hz, 2H), 3.82 (s, 3H), 2.01 (s, 3H) , 1.33 (t, J = 6.8 Hz, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 344.1。
【0753】
化合物543:化合物538(100mg,0.29mmol)をBnNH
2(5mL)に溶解させ、この混合物をN
2下160℃で3時間撹拌した。室温まで冷却した後に、この混合物を水で希釈し、そしてEtOAcで抽出した。標準的な後処理および精製の後に、化合物543を得た(53mg,収率44%)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 414.9。
【0754】
化合物543を調製するための代替の方法:最初に、5−ブロモ−4−クロロ−2−メトキシピリジンを1−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールと標準的なSuzukiカップリング条件下で反応させて、4−クロロ−2−メトキシ−5−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジンを形成する;次いで、これをHBr加水分解に供し、その後、(4−エトキシ−2−メチルフェニル)ボロン酸との2回目のSuzukiカップリングに供し、次いで、本明細書中に記載されるようなBnNH
2との反応に供した。塩酸塩:
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz)
1H NMR (DMSO−d
6, 400MHz) δ 8.01 (s, 1H), 7.64 (s, 1H), 7.46 (s, 1H), 7.41−7.35 (m, 5H), 7.28 (m, 1H), 7.18 (d, J = 8.8Hz, 1H), 6.93 (s, 1H), 6.83 (d, J = 8.8Hz, 1H), 5.87 (s, 1H), 4.45 (s, 2H), 4.04 (q, J = 6.8Hz, 2H), 3.89 (s, 3H), 2.00 (s, 3H), 1.32 (t, J = 6.8Hz, 3H)。
【0755】
化合物699〜704および706を、4−クロロ−1−(4−エトキシ−2−メチルフェニル)−5−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン−2(1H)−オンと対応するアミンとを、上に記載された類似の手順に従って反応させることによって調製した。これらのHCl塩もまた、上記類似の手順に従って調製した。
【0756】
化合物699:
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz) δ 8.54 (d, J=4.0 Hz, 1H), 7.90 (s, 1H), 7.80 (dt, J=1.8, 7.7 Hz, 1H), 7.58 (s, 1H), 7.40 (d, J=7.8 Hz, 1H), 7.29 (dd, J
1=5.3, J
2=6.8Hz, 1H), 7.08 (s, 1H), 7.04 (d, J=8.5 Hz, 1H), 6.86 (d, J=2.8 Hz, 1H), 6.78 (dd, J
1=2.9, J
2=8.7 Hz, 1H), 6.49 (t, J=5.5 Hz, 1H), 5.75 (s, 1H), 5.22 (s, 1H), 4.42 (d, J=5.5 Hz, 2H), 4.03 (q, J=6.9 Hz, 2H), 3.87 (s, 3H), 2.00 (s, 3H), 1.32 (t, J=7.0 Hz, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 416.2。
【0757】
化合物699のHCl塩:
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz) δ 8.74 (d, J=4.5 Hz, 1H), 8.23 (t, J=7.2 Hz, 1H), 7.99 (s, 1H), 7.77 (d, J=8.0 Hz, 1H), 7.71−7.65 (m, 1H), 7.64 (d, J=0.8Hz, 1H), 7.25 (s, 1H), 7.08 (d, J=8.5 Hz, 1H), 6.88 (d, J=2.8 Hz, 1H), 6.85−6.77 (m, 2H), 5.46 (s, 1H), 4.65 (d, J=4.5 Hz, 2H), 4.07−4.01 (m, 2H), 3.88 (s,3H), 2.00 (s, 3H), 1.32 (t, J=6.9 Hz, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 416.2。
【0758】
化合物700:
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz) δ 8.56−8.50 (m, 2H), 7.91 (s, 1H), 7.58 (s, 1H), 7.37 (d, J=5.8 Hz, 2H), 7.08−7.01 (m, 2H), 6.85 (d, J=2.5 Hz, 1H), 6.77(dd, J
1=2.8, J
2=8.5 Hz, 1H), 6.46 (t, J=6.1 Hz, 1H), 5.75 (s, 1H), 5.09 (s, 1H), 4.38 (d, J=6.0 Hz, 2H), 4.02 (q, J=6.9 Hz, 2H), 3.87 (s, 3H), 1.99 (s, 3H), 1.32 (t, J=6.9 Hz, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 416.2。
【0759】
化合物700のHCl塩:
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz) δ 8.85 (d, J=6.5 Hz, 2H), 7.98 (d, J=6.3 Hz, 2H), 7.96 (s, 1H), 7.63 (s, 1H), 7.17 (s, 1H), 7.04 (d, J=8.8 Hz, 1H), 6.86 (d, J=2.8 Hz, 1H), 6.78 (dd, J
1=2.8, J
2=8.5 Hz, 1H), 6.73 (t, J=6.1 Hz, 1H), 5.20 (s, 1H), 4.66 (d, J=6.0 Hz, 2H), 4.03 (d, J=7.0 Hz, 2H), 3.88 (s, 3H), 2.00−1.98 (m,3H), 1.32 (t, J=6.9 Hz, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 416.2。
【0760】
化合物701:
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz) δ 8.59 (d, J=1.8 Hz, 1H), 8.47 (dd, J
1=1.6, J
2=4.9 Hz, 1H), 7.89 (s, 1H), 7.77 (d, J=7.8 Hz, 1H), 7.56 (s, 1H), 7.38 (dd, J
1=4.8, J
2=7.8 Hz, 1H), 7.06−7.01 (m, 2H), 6.85 (d, J=2.5 Hz, 1H), 6.77 (dd, J
1=2.8, J
2=8.5 Hz, 1H), 6.42 (t, J=6.1 Hz, 1H), 5.75 (s, 1H), 5.20 (s, 1H), 4.38 (d, J=6.0 Hz,2H), 4.02 (q, J=7.0 Hz, 2H), 3.86 (s, 3H), 1.99 (s, 3H), 1.32 (t, J=7.0 Hz, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 416.2。
【0761】
化合物701のHCl塩:
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz) δ 8.90 (s, 1H), 8.78 (d, J=5.3 Hz, 1H), 8.46 (d, J=8.0 Hz, 1H), 8.00−7.91 (m, 2H), 7.61 (s, 1H), 7.17 (s, 1H), 7.05 (d, J=8.5Hz, 1H), 6.87 (d, J=2.5 Hz, 1H), 6.78 (dd, J
1=2.5, J
2=8.5 Hz, 1H), 6.74 (t, J=6.0 Hz, 1H), 5.39 (s, 1H), 4.56 (d, J=5.8 Hz, 2H), 4.06−4.01 (m, 2H), 3.87 (s, 3H),1.99 (s, 3H), 1.32 (t, J=6.9 Hz, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 416.2。
【0762】
化合物702:
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz) δ 7.87 (s., 1H), 7.55 (s, 1H), 7.45〜7.40 (m, 1H), 7.30〜7.20 (m, 1H), 7.10〜7.02 (m, 3H), 6.85 (d, J=2.4 Hz, 1H), 6.79〜6.76 (m, 1H), 6.35〜6.31 (m, 1H), 5.18 (s, 1H), 4.35 (d, J=5.6 Hz, 2H), 4.02 (q, J=7.2 Hz, 2H), 3.86 (s, 3H), 2.00 (s, 3H), 1.32 (t, J=7.2 Hz, 3H)。
【0763】
化合物702のHCl塩:
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz) δ 7.91 (s, 1H), 7.58 (s, 1H), 7.47〜7.43 (m, 1H), 7.30〜7.24 (m, 2H), 7.10 (d, J=8.4 Hz, 2H), 6.88 (s., 1H), 6.81 (d, J=8.4 Hz, 1H), 6.73 (s, 1H), 5.42 (s, 1H), 4.39 (d, J=4.8 Hz, 2H), 4.03 (q, J=6.8 Hz, 2H), 3.87 (s, 3H), 2.00 (s, 3H), 1.32 (t, J=6.8 Hz, 3H)。
【0764】
化合物703:
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz) δ 7.92 (s., 1H), 7.57 (s, 1H), 7.12〜7.03 (m, 5H), 6.85 (d, J=2.4 Hz, 1H), 6.78 (d, J=2.4 Hz, 1H), 6.46 (t, J=6.0 Hz, 1H), 5.15 (s, 1H), 4.36 (d, J=6.0 Hz, 2H), 4.02 (q, J=7.2 Hz, 2H), 3.87 (s, 3H), 2.00 (s, 3H) , 1.32 (t, J=7.2 Hz, 3H)。
【0765】
化合物703のHCl塩:
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz) δ 7.98 (s, 1H), 7.61 (s, 1H), 7.26 (s, 1H), 7.13〜7.10 (m, 4H), 6.88 (brs, 2H), 6.80 (d, J=8.4Hz, 1H), 5.42 (s, 1H), 4.41 (d, J=4.8 Hz, 2H), 4.03 (q, J=6.8 Hz, 2H), 3.88 (s, 3H), 2.0 (s, 3H), 1.32 (t, J=6.8 Hz, 3H)。
【0766】
化合物704:
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz) δ 7.91 (s, 1H), 7.83 (d, J=8.0 Hz, 2H), 7.61 − 7.52 (m, 3H), 7.06 (s, 1H), 7.03 (d, J=8.8 Hz, 1H), 6.85 (d, J=2.8 Hz, 1H), 6.78 (dd, J=2.8, 8.4 Hz, 1H), 6.50 (t, J=6.0 Hz, 1H), 5.76 (s, 1H), 5.10 (s, 1H), 4.44 (d, J=6.0 Hz, 2H), 4.03 (q, J=7.2 Hz, 2H), 3.87 (s, 3H), 1.99 (s, 3H), 1.32 (t, J=7.2 Hz, 3H)。
【0767】
化合物704のHCl塩:
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz) δ 7.95 (s, 1H), 7.83 (d, J=8.0 Hz, 2H), 7.61 (s, 1H), 7.56 (d, J=8.0 Hz, 2H), 7.27 (s, 1H), 7.09 (d, J=8.8 Hz, 1H), 6.99 (t, J=5.8 Hz, 1H), 6.87 (d, J=2.8 Hz, 1H), 6.79 (dd, J=2.8, 8.8 Hz, 1H), 5.41 (s, 1H), 4.48 (d, J=5.6 Hz, 2H), 4.02 (q, J=7.2 Hz, 2H), 3.87 (s, 3H), 1.98 (s, 3H), 1.31 (t, J=7.2Hz, 3H)。
【0768】
化合物705:
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz) δ 7.84 (s, 1H), 7.58 (s, 1H), 7.33−7.21 (m, 4H), 7.16 (d, J=7.2Hz, 2H), 7.16 (d, J=7.2Hz, 1H), 7.07 (s, 1H), 6.87 (d, J=2.8Hz, 1H), 5.69 (s, 1H), 4.11 (d, J=8.8Hz, 2H), 4.02 (q, J=7.2Hz, 2H), 3.75 (s, 3H), 2.52 (s, 3H), 2.00 (s, 3H), 1.31 (t, J= 7.2Hz, 3H)。
【0769】
化合物705のHCl塩:
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz) δ 7.87 (s, 1H), 7.60 (s, 1H), 7.37−7.24 (m, 4H), 7.19 (d, J=7.0 Hz, 2H), 7.14 (d, J=8.8 Hz, 1H), 6.91 (d, J=2.5 Hz, 1H), 6.83 (dd, J=2.8, 8.5Hz, 1H), 5.83 (s, 1H), 4.26−4.13 (m, 2H), 4.05 (q, J=7.0 Hz, 2H), 3.78 (s, 3H), 2.58 (s, 3H), 2.03 (s, 3H), 1.34 (t, J=7.0 Hz, 3H)。
【0770】
化合物706:
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz) δ 7.86 (s, 1H), 7.54 (s, 1H), 7.41 (s, 1H), 7.12 (d, J=8.4 Hz, 1H), 7.05 (d, J=6.8 Hz, 1H), 6.86 (d, J=2.8Hz, 1H), 6.80−6.72 (m, 3H), 5.97 ( t, J=5.6 Hz, 1H ), 5.15 (s, 1H), 4.22 (d, J=5.2 Hz, 2H), 4.06−3.98 (m, 4H), 3.85 (s, 3H), 2.29 (s, 3H), 2.01 (s, 3H), 1.35−1.29 (m, 6H)。
【0771】
化合物706のHCl塩:
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz) δ 7.97 (s, 1H), 7.62 (s, 1H), 7.41 (s, 1H), 7.16 (dd, J=8.5, 17.3 Hz, 2H), 6.98−6.90 (m, 2H), 6.84 (dd, J=2.8, 8.5 Hz, 1H), 6.80 (s, 1H), 6.74 (dd, J=2.6, 8.4 Hz, 1H), 5.66 (br. s., 1H), 4.31 (d, J=5.3 Hz, 2H), 4.10−3.91 (m, 4H), 3.88 (s, 3H), 2.32 (s, 3H), 2.02 (s, 3H), 1.35−1.29 (m, 6H)。
【0772】
化合物707:
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz) δ 7.85 (s, 1H), 7.53 (s, 1H), 7.26 (d, J=8.4 Hz, 2H), 7.01 (t, J=2.4 Hz, 2H), 6.90 (d, J=8.8 Hz, 2H), 6.83 (d, J=2.8 Hz, 1H), 6.76 (t, J=5.6Hz, 1H), 5.18 (s,1H), 4.24 (d, J=5.6 Hz, 2H), 4.06−4.00 (m, 4H), 3.84 (s, 3H), 3.63 (t, J=4.8, 2H), 3.29 (s, 3H), 1.97 (s, 3H), 1.31 (t, J=6.8 Hz, 3H)。
【0773】
化合物707のHCl塩:
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz) δ 7.97 (s, 1H), 7.61 (s, 1H), 7.36 (d, J=2.5Hz, 1H), 7.31 (d, J=8.5Hz, 2H), 7.18 −7.06 (m, 2H), 6.96 − 6.89 (m, 3H), 6.84−6.81 (m, 1H), 5.71 (brs, 1H), 4.34 (brs, 2H), 4.09−4.02 (m, 4H), 3.89 (s, 3H), 3.66−3.64 (m, 2H), 3.30 (s, 3H), 2.00 (s, 3H), 1.33 (t, J=7.0 Hz, 3H)。
【0774】
化合物708を、2−メトキシ−4,5−ビス(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジンのHBr加水分解、その後、DMF中90℃での標準的な酢酸銅/ピリジン/ピリジン−N−オキシドにより触媒される反応によって調製して、最終生成物を得た。
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz) δ 7.71 (s, 1H), 7.65−7.63 (m, 3H), 7.56 (s, 1H), 7.52 (d, J =8.0 Hz, 2H), 7.33 (s, 1H), 7.28 (s, 1H), 6.60 (s, 1H), 3.82 (s, 3H), 3.81 (s, 3H)。
【0775】
【化197】
[この文献は図面を表示できません]
化合物122(1当量)、フェノール(XXV−14,2当量)およびK
3PO
4(3当量)をDMFに添加した。この溶液を窒素により3回脱気し、次いでPd
2(dba)
3(0.2当量)を添加した。この反応混合物をN
2下110℃で14時間撹拌した。室温まで冷却した後に、この混合物をEAで希釈し、そして濾過した。その濾液をブラインで洗浄した。分離した有機相をNa
2SO
4で乾燥させ、減圧下で濃縮した。その残渣をカラムクロマトグラフィー(PE/EA=1/1)により精製して、最終生成物を得た。
【0776】
化合物408〜410および412〜414を、上に図示されたような一般スキームに従って調製した。
【0777】
化合物408:
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 7.74 (s, 1H), 7.68 (s, 1H), 7.49−7.45 (m, 3H), 7.37−7.33 (m, 2H), 7.30−7.22 (m, 4H), 5.79 (s, 1H), 3.94 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 446.1。
【0778】
化合物409:
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 7.70 (s, 1H), 7.67 (s, 1H), 7.50 (s, 1H), 7.47−7.42 (m, 3H), 7.37−7.33 (m, 2H), 7.05−7.00 (m, 1H), 6.98−6.96 (m, 1H), 6.94−6.90 (m, 1H), 5.84 (s, 1H), 3.94 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 445.9。
【0779】
化合物410:
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 7.72 (s, 1H), 7.68 (s, 1H), 7.49−7.44 (m, 3H), 7.36−7.34 (m, 2H), 7.17−7.14 (m, 4H), 5.76 (s, 1H), 3.94 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 445.9。
【0780】
化合物412:
1H NMR (CDCl
3, 400MHz) δ 7.70 (s, 1H), 7.67 (s, 1H), 7.49−7.42 (m, 5H), 7.36−7.34 (m, 2H), 7.12−7.10 (m, 2H), 5.78 (s, 1H), 3.94 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 462.1。
【0781】
化合物413:
1H NMR (CDCl
3, 400MHz) δ 7.70 (s, 1H), 7.67 (s, 1H), 7.50 (s, 1H), 7.47−7.35 (m, 5H), 7.32〜7.29 (m, 1H), 7.20−7.19 (m, 1H), 7.10−7.06 (m, 1H), 5.82 (s, 1H), 3.94 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 462.1。
【0782】
化合物414:
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 7.83 (s, 1H), 7.79 (s, 1H), 7.55−7.45 (m, 4H), 7.40−7.34 (m, 3H), 7.31−7.29 (m, 1H), 7.24−7.21 (m, 1H), 5.74 (s, 1H), 3.97 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 462.1。
【0783】
化合物533および535を、化合物122と対応する置換フェノールとを、DMFおよびKOH中130℃で一晩反応させることによって調製した。
【0784】
化合物533:
1HNMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 7.75 (s, 1H), 7.68 (s, 1H), 7.48−7.43 (m, 3H), 7.34 (d, J=8.4 Hz, 2H), 7.06 (d, J=9.2 Hz, 2H), 6.69 (d, J=9.2 Hz, 2H), 5.78 (s, 1H), 4.15 (t, J=4.8 Hz, 1H), 3.94 (s, 3H), 3.78 (t, J=4.8 Hz, 2H), 3.48 (s, 3H)。
【0785】
化合物535:
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz) δ 8.05〜8.01 (m, 5H), 7.84 (s, 1H), 7.61 (d, J= 8.8 Hz, 2H), 7.53 (d, J= 8.4 Hz, 2H), 7.45 (s, 1H) , 7.37 (s, 1H), 7.35 (s, 1H) , 5.46 (s, 1H) , 3.84 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 457.2。
【0786】
化合物664の調製:化合物122(210mg,0.569mmol)のジオキサン(20mL)中の溶液に、ピリダジン−3−イルメタンアミン塩酸塩(165mg,1.14mmol)、NaOtBu(218mg,2.28mmol)、Xphos(27.2mg,0.057mmol)、プレ触媒13(44.8mg,0.057mmol)を添加した。この混合物を減圧下で脱気し、そしてN
2で3回パージした。この反応混合物を100℃で14時間撹拌した。この混合物を室温まで冷却した。この混合物を水で希釈し、そしてEAで抽出した。合わせた有機層をNa
2SO
4で乾燥させ、減圧中で濃縮した。その残渣を、DCM:MeOH(50:1〜10:1)で溶出するシリカゲルでのカラムクロマトグラフィーにより精製して、化合物664(50mg,収率20%)を淡黄色固体として得た。
1H NMR (DMSO−d
6, 400MHz) δ 9.15 (s, 1H), 7.91 (s, 1H), 7.67 (s, 2H), 7.60 (s, 1H), 7.49 (d, J=8.8Hz, 2H), 7.42 (d, J=8.8Hz, 2H), 7.33 (s, 1H), 6.67 (t, 1H), 5.25 (s, 1H), 4.62 (t, J=5.6Hz, 1H), 3.87 (s, 3H)。
【0787】
化合物696を、4−クロロ−1−(4−エトキシ−2−メチルフェニル)−5−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン−2(1H)−オンと2−イソプロポキシエタノールとを、DMF中NaHの存在下室温で12時間反応させることによって調製して、最終生成物を黄色固体として得た。
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 7.78 (s, 1H), 7.66 (s, 1H), 7.32 (s, 1H), 7.15 − 7.12 (m, 1H), 6.89 − 6.81 (m, 2H), 6.08 (s, 1H), 4.22 − 4.18 (m, 2H), 4.10−4.05 (q, J=6.9 Hz, 2H), 3.93 (s, 3H), 3.87−3.85 (dd, J=3.6, 5.6 Hz, 2H), 3.77−3.74 (td, J=6.1, 12.2 Hz, 1H), 2.16 (s, 3H),1.45 (t, J=6.9 Hz, 3H), 1.27 (d, J=6.3 Hz, 6H)。MS(ESI)m/z(M+H
+) 412.3。
【0788】
化合物697を、4−クロロ−1−(4−エトキシ−2−メチルフェニル)−5−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン−2(1H)−オンと2−(2−メトキシエトキシ)エタノールとを、DMF中NaHの存在下室温で12時間反応させることによって調製して、最終生成物を薄黄色固体として得た。
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 7.79 (s, 1H), 7.64 (s, 1H), 7.31 (s, 1H), 7.13 (d, J=8.5 Hz, 1H), 6.89 − 6.81 (m, 2H), 6.07 (s, 1H), 4.25 − 4.20 (m, 2H), 4.11 − 4.03 (q, J=6.9 Hz, 2H), 3.96 − 3.90 (m, 5H), 3.78 − 3.72 (m, 2H), 3.66− 3.60 (m, 2H), 3.45 − 3.40 (m, 3H), 2.16 (s, 3H), 1.45 (t, J=6.9 Hz, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H
+) 428.3。
【0789】
化合物698を、4−クロロ−1−(4−エトキシ−2−メチルフェニル)−5−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン−2(1H)−オンとテトラヒドロ−2H−ピラン−4−オールとを、DMF中NaHの存在下室温で16時間反応させることによって調製して、最終生成物を薄黄色固体として得た。
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 7.63 (s, 1H), 7.60 (s, 1H), 7.31 (s, 1H), 7.13 (d, J=8.5 Hz, 1H), 6.89 − 6.81 (m, 2H), 6.10 (s, 1H), 4.64 (t t, J=3.9, 8.0 Hz, 1H), 4.07 (q, J=6.9 Hz, 2H), 4.04 − 3.96 (m, 2H), 3.95 (s, 3H), 3.64 (dt, J=1.8, 8.8 Hz, 2H), 2.21 − 2.12 (m, 5H), 1.91 (ttd, J=4.0, 8.4, 12.8 Hz, 2H), 1.45 (t, J=7.0 Hz, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H
+) 410.2。
【0790】
実施例11−D
化合物154の合成(スキームXXVI)
【化198】
[この文献は図面を表示できません]
XXVI−1(1.0g,6.67mmol)およびK
2CO
3(1.38g,10mmol)をアセトン(25mL)に添加した。次いで、EtI(1.14g,7.33mmol)を添加した。この混合物を24時間加熱還流した。この混合物を室温まで冷却し、そして溶媒を除去した。次いで、その粗製生成物をEA(100mL)で希釈し、水およびブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、減圧中で濃縮して、XXVI−2(870mg,収率73%)を得、これをさらに精製せずに直接使用した。
【0791】
XXVI−2(1.2g,6.74mmol)およびm−CPBA(1.5g,8.76mmol)のDCM(30mL)中の混合物を48時間還流した。この反応混合物を室温まで冷却し、DCM(100mL)で希釈し、飽和aq.Na
2S
2O
3およびaq.K
2CO
3で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させた。減圧中で濃縮して、XXVI−3(1.0g,粗製収率77%)を得、これをさらに精製せずに直接使用した。
【0792】
XXVI−3(1g,5mmol)をエタノール(10mL)に溶解させ、次いでNaOH(2.6g)のH
2O(3mL)中の溶液でゆっくりと処理した。得られた混合物を室温で4時間撹拌した。得られた混合物を濃縮し、そして残渣を水(10mL)で希釈した。この混合物を希HCl(aq.)で酸性にし、そしてEA(50mL×3)で抽出した。その有機相を合わせ、ブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製生成物を得た。その残渣を、シリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィー(PE/EA=5:1→2:1)により精製して、XXVI−4(800mg,収率約100%)を得た。
【0793】
化合物154を、化合物153の合成に記載された類似の手順に従うことによって調製した(101mg,収率20%)。
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 7.76 (s, 1H), 7.68 (s, 1H), 7.47−7.44 (m, 3H), 7.36−7.34 (m, 2H), 6.93−6.84 (m, 3H), 5.80 (s, 1H), 4.05 (q, J = 7.2 Hz, 2H), 3.93 (s, 3H), 2.24 (s, 3H), 1.46 (t, J = 7.2 Hz, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 486。
【0794】
化合物155を、化合物154を得るための類似の手順に従うことによって、3−クロロ−4−エトキシフェノールをXXVI−4の代わりに使用して調製した。
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 7.71 (s, 1H), 7.67 (s, 1H), 7.48〜7.44 (m, 3H), 7.36〜7.34 (m, 2H), 7.21 (s, 1H), 7.03〜6.96 (m, 2H), 5.80 (s, 1H), 4.14 (q, J = 7.2 Hz, 2H), 3.94 (s, 3H), 1.51 (t, J = 7.2 Hz, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 505.9。
【0795】
化合物157を、化合物154を得るための類似の手順に従うことによって、2−エトキシ−5−ヒドロキシベンゾニトリルをXXVI−4の代わりに使用して調製した。
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 7.67 (d, J = 7.6 Hz, 2H), 7.50−7.44 (m, 3H), 7.39−7.31 (m, 4H), 7.03 (d, J = 9.2 Hz, 1H), 5.73 (s, 1H), 4.19 (q, J = 6.8 Hz, 2H), 3.94 (s, 3H), 1.52 (t, J = 6.8 Hz, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 497。
【0796】
化合物162を、化合物85を得るための類似の手順に従って、1−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールをXXIII−4の代わりに使用し、そして(4−エトキシ−2−メチルフェニル)ボロン酸をXXIII−7の代わりに使用して調製した。
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz) δ 7.93 (s, 1H), 7.71 (s, 1H), 7.64 (s, 1H), 7.10 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 6.90 (d, J = 2.8 Hz, 1H), 6.84−6.81 (m, 1H), 5.95 (s, 1H), 4.04 (q, J = 7.2 Hz, 2H), 3.86 (s, 3H), 3.79 (s, 3H), 2.00 (s, 3H), 1.33 (t, J = 7.2 Hz, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 340.1。
【0797】
化合物532を、化合物154を得るための類似の手順に従って、4−クロロ−1−(4−フルオロフェニル)−5−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン−2(1H)−オンを化合物122の代わりに使用し、そしてフェノールをXXIV−4の代わりに使用して調製した。
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 7.75 (s, 1H), 7.68 (s, 1H), 7.49−7.44 (m, 3H), 7.39−7.36 (m, 2H), 7.32−7.20 (m, 1H), 7.18−7.14 (m, 4H), 5.79 (s, 1H), 3.93 (s, 3H)。MS(ESI)m/z[M+H]
+ 362.1。
【0798】
化合物534を、化合物532の合成についての類似の手順に従って、調製した。
1H NMR (メタノール−d
4, 400 MHz) δ 8.02 (s, 1H), 7.93 (s, 1H), 7.85 (s, 1H), 7.58〜7.54 (m, 4H), 7.45 (d, J= 8.8 Hz, 2H), 7.41〜7.37 (m, 1H) , 7.27 (d, J= 8.8 Hz, 2H), 5.67 (s, 1H), 3.93 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 378.1。
【0799】
実施例11−E
化合物542の合成
【化199】
[この文献は図面を表示できません]
化合物1(68g,0.465mol)のトルエン(250mL)中の混合物に、CuI(17.9g,0.093mol)、(Me
2NHCH
2)
2(36.8g,0.418mol)およびNaOMe(50.2g 0.93mol)を添加した。この混合物を窒素で3回パージし、次いで100℃で8時間加熱した。この混合物を濃縮してトルエンを除去し、H
2Oで希釈し、そしてEtOAcで抽出した。標準的な後処理の後に、その粗製生成物をシリカゲルでのクロマトグラフィー(PE)により分離して、化合物2(39.5g,収率60%)を得た。
【0800】
化合物2(28.7g.0.2mol)のDMF(50mL)中の溶液に、NBS(35.5g,0.2mol)を添加した。この混合物を90℃で8時間加熱した。粗製の化合物3を濾過により集めた。(22g,収率50%)。
【0801】
化合物3(4g,18.1mmol)、化合物4(4.52g 21.72mmol)、およびK
2CO
3(5g,36.2mmol)のDME/H
2O(48mL,v/v=5/1)中の撹拌混合物に、Pd(dppf)Cl
2(668mg,0.91mmol)をN
2保護下で添加した。この反応混合物を再度窒素で脱気し、そして一晩還流した。この混合物を濃縮し、H
2Oで希釈し、そしてEtOAcで抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧中で濃縮した。その残渣をカラムクロマトグラフィー(PE/EA=2/1)により精製して、化合物5(2.8g,収率69%)を淡黄色固体として得た。
【0802】
化合物5(500mg,2.24mmol)のトルエン(20mL)中の溶液に、化合物6(757.1mg,4.48mmol)、NaOtBu(860.2mg,8.96mmol)、Xantphos(129.5mg,0.224mmol)、Pd(OAc)
2(50.2mg,0.224mmol)を添加した。この混合物を減圧下で脱気し、そしてN
2で3回パージした。この反応混合物を100℃で14時間撹拌した。この混合物を室温まで冷却し、水で希釈し、そしてEAで抽出した。合わせた有機層をNa
2SO
4で乾燥させ、減圧中で濃縮した。その残渣を、DCM:MeOH(50:1〜10:1)で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、化合物7(300mg,45%)を淡黄色固体として得た。
【0803】
化合物7(300mg,1.01mmol)をaq.HBr(40%,15mL)に溶解させ、この混合物を一晩加熱還流した。室温まで冷却した後に、この混合物をaq.NaOH(1M)でpH=4〜5に調整し、得られた沈殿物を濾過により集め、そして減圧中で乾燥させて、化合物542(40mg,収率14%)を得た。
1H NMR (DMSO−d
6, 400MHz) δ 10.60 (s, 1H), 8.81 (d, J = 4.8Hz, 2H), 7.85 (s, 1H), 7.55 (s, 1H), 7.43 (t, J = 4.8Hz, 2H), 6.99 (s, 1H), 6.33 (t, J = 5.2Hz, 1H), 5.16 (s, 1H), 4.47 (d, J = 5.2Hz, 1H), 3.89 (s, 3H)。
【0804】
化合物544を、化合物542の合成についての類似の手順に従って、ピリジン−2−イルメタンアミンを化合物6の代わりに使用して調製した。
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz) δ 10.56 (s, 1H), 8.52−8.51 (m, 1H), 7.85 (s, 1H), 7.90−7.56 (m, 1H), 7.53 (s, 1H), 7.33 (d, J =8.0 Hz, 1H), 7.29−7.26 (m, 1H), 6.95 (s, 1H), 6.33 (t, J=5.6 Hz, 1H), 5.05 (s, 1H), 4.37−4.35 (d, J=5.6 Hz, 2H), 3.88 (s, 3H)。
【0805】
実施例11−E
化合物536の合成
【化200】
[この文献は図面を表示できません]
化合物3の調製は、一般的な手順に従った。化合物3(2.9g,8.5mmol)およびPd/C(0.29g)のメタノール(20mL)中の混合物をH
2下室温で3時間撹拌した。この混合物を濾過し、そして濃縮して、化合物4(2.7g,収率98%)を得た。
【0806】
化合物4(2.5g,8mmol)のaq.HBr(40%,20mL)中の混合物を90℃で12時間撹拌した。室温まで冷却した後に、この混合物を水に注ぎ、NaHCO
3で中和し、次いでDCM/i−PrOHで抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、粗製の化合物5(2.05g,収率86%)を得た。
【0807】
POCl
3(20mL)中の化合物5(2.4g,0.008mol)を100℃で2時間撹拌した。完了後、その残渣をH
2Oで希釈し、そしてEtOAcで抽出した。一般的な後処理手順の後に、その残渣をフラッシュクロマトグラフィー(PE:EA=1:1)により精製して、化合物6(560mg,収率22%)を得た。
【0808】
化合物6(300mg,0.95mmol)、KOH(107mg,1.91mmol)のDMF(20mL)中の混合物をフェノール(134mg,1.4mmol)に添加した。この混合物を130℃で2時間撹拌した。室温まで冷却した後に、この混合物をH
2Oで希釈し、そしてEtOAcで抽出した。一般的な後処理手順の後に、その残渣をprep−HPLCにより精製して、化合物7(232mg,収率65%)を得た。
【0809】
化合物7(240mg,0.62mmol)のDCM(20mL)中の溶液に、AcCl(0.8mL,0.93mmol)を添加した。この混合物を室温で2時間撹拌し、そしてこの混合物をDCM(100mL)で希釈し、その有機層を水、ブラインで洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥させ、そして濃縮し、その残渣をprep.TLC(PE/EA=3/1)により精製して、化合物536(132mg,収率52%)を得た。
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz) δ 10.12 (s, 1H), 7.72 (m, 2H), 7.67−7.63 (m, 2H), 7.54−7.48 (m, 3H), 7.41−7.37 (m, 1H), 7.34−7.33 (m, 1H), 7.29−7.26 (m, 2H), 7.23−7.21 (m, 2H), 7.11−7.09 (m, 1H), 5.35 (s, 1H), 2.03 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 415.1。
【0810】
化合物537を、化合物536の合成についての類似の手順に従って、化合物539を化合物1の代わりに使用して調製した。水素化工程を、フェノールの置換後に行った。TMS−NCOをAcClの代わりに使用した。
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz) δ 8.86 (s, 1H), 8.06 (s, 1H), 7.93 (s, 1H), 7.84 (s, 1H), 7.57−7.53 (m, 3H), 7.39−7.30 (m, 5H), 6.93−6.91 (m, 1H), 5.98 (s, 2H), 5.35 (s, 1H), 3.84 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 402.0。
【0811】
化合物545を、化合物536の合成についての類似の手順に従って、(4−メトキシフェニル)ボロン酸を化合物1の代わりに使用して調製した。水素化およびAcClとの反応を排除した。
【0812】
【化201】
[この文献は図面を表示できません]
化合物540:化合物545(200mg,0.56mmol)のDMF(5mL)中の溶液に、1−クロロ−2−メトキシエタン(68mg,0.72mmol)およびK
2CO
3(155mg,1.12mmol)を添加した。この混合物を100℃で一晩撹拌し、次いで水で希釈し、そしてEAで抽出した。標準的な後処理手順の後に、その残渣をprep−TLC(PE:EA=1:1)により精製して、化合物540(100mg,収率43%)を得た。
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 7.74 (s, 1H), 7.68 (s, 1H), 7.51 (s, 1H), 7.45 (t, J=8.0 Hz, 2H), 7.30 (d, J= 8.8 Hz, 2H), 7.26 (s, 1H) , 7.16 (d, J= 8.0 Hz, 2H), 7.03 (d, J= 8.8 Hz, 2H), 5.79 (s, 1H), 4.16 (t, J=4.8 Hz, 2H), 3.93 (s, 3H), 3.77 (t, J= 4.8 Hz, 2H), 3.46 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 418.1。
【0813】
実施例12−A
4−メチル,5−フェニルピルフェニドンアナログの合成(スキームXXVII)
【化202】
[この文献は図面を表示できません]
XXVII−3:XXVII−1(1当量)のDCM(0.1mmol/mL)中の溶液に、関連するボロン酸XXVII−2(1.5〜2当量)、Cu(OAc)
2(1〜3当量)、ピリジン(10当量)およびピリジン−N−オキシド(2〜3当量)を添加し、その後、4Åのモレキュラーシーブ(200〜500mg)を添加した。この反応混合物を酸素雰囲気下室温で一晩撹拌した。TLCにより示される反応の完了後に、得られた混合物を濾過して酢酸エチルで洗浄した。その濾液をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして濃縮した。その残渣をシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、最終生成物を得た。
【0814】
XXVII−5の調製のための3つの一般的な手順:
【0815】
方法A:XXVII−3(1当量)、関連するボロン酸XXVII−4(1.2当量)およびK
2CO
3(2当量)のDME/H
2O(v/v=6/1)中の混合物に、Pd(dppf)Cl
2(0.1当量)を添加した。この反応混合物を、窒素でパージすることにより脱気し、次いで一晩加熱還流した。この反応の完了後、この混合物を室温まで冷却し、減圧中で濃縮した。その残渣を水で希釈し、そしてEtOAcで抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮した。その残渣をシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、最終生成物を得た。
【0816】
方法B:XXVII−3(1当量)、関連するボロン酸XXVII−4(1.2当量)およびNa
2CO
3(2当量)のトルエン/EtOH/H
2O(v/v/v=5/2/1)中の混合物に、Pd(PPh
3)
4(0.1当量)を添加した。この反応混合物を、窒素でパージすることにより脱気し、次いで一晩加熱還流した。この反応の完了後、この混合物を室温まで冷却し、減圧中で濃縮した。その残渣を水で希釈し、そしてEtOAcで抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮した。その残渣をシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、最終生成物を得た。
【0817】
方法C:XXVII−3(1当量)、ボロン酸XXVII−4(1.2当量)およびNa
2CO
3(2当量)のトルエン/H
2O(v/v=5/1)中の混合物に、Pd(dppf)Cl
2(0.1当量)を添加した。この反応混合物を、窒素でパージすることにより脱気し、次いで一晩加熱還流した。この反応の完了後、この混合物を室温まで冷却し、減圧中で濃縮した。その残渣を水で希釈し、そしてEtOAcで抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮した。その残渣をシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、最終生成物を得た。
【0818】
化合物163〜171、191、194、201〜205、552を、上記のような方法Aに従って調製した。化合物172〜177を、上記のような方法Bに従って調製した。化合物195〜198を、上記のような方法Cに従って調製した。
【0819】
化合物163:
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 7.69−7.60 (m, 4H), 7.44−7.35 (m, 3H), 7.30−7.26 (m, 2H), 7.20 (s, 1H), 6.60 (s, 1H), 2.16 (s, 3H)。
【0820】
化合物164:
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 7.50−7.47 (m, 2H), 7.43−7.38 (m, 3H), 7.35−7.31 (m, 2H), 7.30−7.26 (m, 2H), 7.21 (s, 1H), 6.60 (s, 1H), 2.16 (s, 3H)。
【0821】
化合物165:
1H NMR (CDCl
3, 400MHz) δ 7.50−7.35 (m, 8H), 7.30−7.26 (m, 2H), 7.22 (s, 1H), 6.59 (s, 1H), 2.16 (s, 3H)。
【0822】
化合物166:
1H NMR (CDCl
3, 400MHz) δ 7.53−7.49 (m, 1H), 7.44−7.37 (m, 4H), 7.34 (s, 1H), 7.30−7.19 (m, 3H), 7.19 (s, 1H), 6.59 (s, 1H), 2.16 (s, 3H)。
【0823】
化合物167:
1H NMR:(CDCl
3, 400MHz) δ 8.67 (s, 1H), 7.69 (s, 1H), 7.44−7.27 (m, 8H), 7.01 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 6.66 (s, 1H), 2.21 (s, 3H), 2.01 (s, 3H)。
【0824】
化合物168:
1H NMR:(CDCl
3, 400MHz) δ 7.43−7.35 (m, 3H), 7.32−7.28 (m, 2H), 7.17 (s, 1H), 7.13 (d, J = 8.8Hz, 1H), 6.84−6.78 (m, 3H), 4.04 (q, J = 7.6 Hz, 2H), 2.22 (s, 3H), 2.15 (s, 3H), 1.42 (t, J = 7.6 Hz, 3H)。
【0825】
化合物169:
1H NMR:(CDCl
3, 400MHz) δ 7.98 (s, 1H), 7.44−7.35 (m, 3H), 7.29−7.25 (m, 3H), 7.22−7.18 (m, 1H), 7.03 (d, J = 8.4Hz, 1H), 6.79 (s, 1H), 2.28 (s, 3H), 2.20 (s, 3H)。
【0826】
化合物170:
1H NMR:(CDCl
3, 400MHz) δ 7.78 (d, J = 8.4 Hz, 2H), 7.60 (d, J = 8.0 Hz, 2H), 7.45−7.38 (m, 3H), 7.30−7.27 (m, 3H), 6.77 (s, 1H), 2.21 (s, 3H)。
【0827】
化合物171:
1H NMR:(CDCl
3, 400MHz) δ 7.50−7.41 (m, 5H), 7.31−7.25 (m, 5H), 6.87 (s, 1H), 2.24 (s, 3H)。
【0828】
化合物172:
1H NMR (CDCl
3, 400MHz) δ 9.07 (s, 1H), 7.67 (s, 1H), 7.29−7.21 (m, 5H), 7.12−7.07 (m, 2H), 6.95−6.93 (m, 1H), 6.60 (s, 1H), 2.17 (s, 3H), 1.95 (s, 3H)。MS(ESI)m/z[M+H]
+ 337.0。
【0829】
化合物173:
1H NMR (CDCl
3, 400MHz) δ 7.75 (d, J = 8.4 Hz, 2H), 7.58 (d, J = 8.4 Hz, 2H), 7.27−7.24 (m, 2H), 7.18 (s, 1H), 7.13−7.09 (m, 2H), 6.59 (s, 1H), 2.13 (s, 3H)。MS(ESI)m/z[M+H]
+ 348.0。
【0830】
化合物174:
1H NMR (CDCl
3, 400MHz) δ 7.54−7.50
(m, 1H), 7.41−7.38 (m, 1H), 7.33 (s, 1H), 7.29−7.24 (m, 3H), 7.17 (s, 1H), 7.10 (t, J
=8.4 Hz, 2H), 6.58 (s, 1H), 2.13 (s, 3H)。MS(ESI)m/z[M+H]
+ 364.0。
【0831】
化合物175:
1H NMR (CDCl
3, 400MHz) δ 7.26−7.22 (m, 2H), 7.13−7.06 (m, 4H), 6.84−6.78 (m, 2H), 6.58 (s, 1H), 4.04 (q, J
= 6.8 Hz, 2H), 2.16 (m, 3H), 2.14 (m, 3H), 1.42 (t, J
= 6.8 Hz, 3H)。MS(ESI)m/z[M+H]
+ 338.2。
【0832】
化合物176:
1H NMR (CDCl
3, 400MHz) δ 7.50−7.46 (m, 2H), 7.43−7.41 (m, 3H), 7.26−7.23 (m, 2H), 7.20 (s, 1H), 7.12−7.07 (m, 2H), 6.58 (s, 1H), 2.13 (s, 3H)。MS(ESI)m/z[M+H]
+ 280.1。
【0833】
化合物177:
1H NMR (CDCl
3, 400MHz) δ 7.77−7.68 (m, 4H), 7.35−7.31 (m, 2H), 7.26−7.17 (m, 3H), 6.67 (s, 1H), 2.21 (s, 3H)。MS(ESI)m/z[M+H]
+ 348.1。
【0834】
化合物191:
1H NMR (CD
3OD, 400 MHz) δ 7.61−7.57 (m, 2H), 7.52 (s, 1H), 7.46−7.41 (m, 5H), 7.32−7.30 (m, 1H), 6.59 (s, 1H), 2.22 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 380.0。
【0835】
化合物194:
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 7.51−7.48 (m , 2H), 7.41−7.32 (m , 3H), 7.27−7.13 (m , 4H), 6.60 (s, 1H), 2.11 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 364.1。
【0836】
化合物195:
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 7.50−7.45 (m, 3H), 7.36−7.32 (m, 2H), 7.24−7.19 (m, 2H), 7.15−7.10 (m, 1H), 6.58 (s, 1H), 2.13 (s, 3H)。
【0837】
化合物196:
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 7.49−7.45 (m, 2H), 7.36−7.32 (m, 2H), 7.24−7.19 (m, 2H), 7.15−7.10 (m, 1H), 7.03−6.99 (m, 1H), 6.58 (s, 1H), 2.13 (s, 3H)。
【0838】
化合物197:
1H NMR (CDCl
3, 400MHz) δ 7.50−7.47 (m, 3H), 7.40 (s, 1H), 7.37−7.32 (m, 2H), 7.18 (s, 1H), 7.13 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 6.60 (s, 1H), 2.15 (s, 3H)。
【0839】
化合物198:
1H NMR (CDCl
3, 400MHz) δ 7.48−7.42 (m, 3H), 7.36−7.32 (m, 2H), 7.20 (s, 1H), 7.10 (m, 1H), 7.02 (m, 1H), 6.59 (s, 1H), 2.15 (s, 3H)。
【0840】
化合物201:
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 7.48−7.46 (m , 2H), 7.35−7.30 (m , 2H), 7.16 (s, 1H), 6.90−6.88 (m , 1H), 6.78 (s, 1H), 6.75−6.71 (m , 1H), 6.56 (s, 1H), 4.29 (s, 4H), 2.16 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 404.0。
【0841】
化合物202:
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 7.50−7.47 (m , 2H), 7.35−7.31 (m , 2H), 7.17 (s, 1H), 6.85−6.82 (m , 1H), 6.75−6.70 (m , 2H), 6.56 (s, 1H), 6.00 (s, 2H), 2.15 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 389.9。
【0842】
化合物203:Na
2CO
3をK
2CO
3の代わりに使用した。
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 7.49−7.47 (m, 2H), 7.34−7.30 (m, 2H), 6.90−6.86 (m, 2H), 6.72−6.70 (m, 2H), 6.60 (s, 1H), 5.99 (s, 2H), 2.19 (s, 3H)。MS(ESI)m/z[M+H]
+ 390.1。
【0843】
化合物204:Pd(PPh
3)
4をPd(dppf)Cl
2の代わりに使用し、そしてNa
2CO
3をK
2CO
3の代わりに使用した。
1H NMR (CDCl
3, 400MHz) δ 7.51−7.49 (m, 2H), 7.34−7.30 (m, 2H), 7.18 (s, 1H), 6.93−6.84 (m, 2H), 6.72−6.70 (m, 1H), 6.56 (s, 1H), 4.28 (s, 4H), 2.09 (s, 3H)。MS(ESI)m/z[M+H]
+ 403.9。
【0844】
化合物205:5−ブロモ−4−(トリフルオロメチル)ピリジン−2(1H)−オンをXXVII−1の代わりに使用した。Na
2CO
3をK
2CO
3の代わりに使用した。
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 7.50−7.48 (m, 2H), 7.37 (d, J = 8.4Hz, 2H), 7.32−7.26 (m, 3H), 7.11−7.07 (m, 3H)。MS(ESI)m/z[M+H]
+ 417.8。
【0845】
化合物552:
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 9.04 (s, 1H), 8.05 (s, 1H), 7.98 (d, J = 8.4Hz, 1H), 7.39−7.36 (m , 1H), 7.17−7.13 (m , 2H), 6.84 (s, 1H), 6.80 (dd, J=1.6, 4.4 Hz, 1H), 8.16 (dd, J=2.4, 8.4Hz, 1H), 6.62 (s, 1H), 4.04 (q, J = 7.2Hz, 2 H), 2.20 (s, 3H), 2.19 (s, 3H), 1.41 (t, J= 7.2 Hz, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 377.1。
【0846】
実施例12−B
4−メチル,5−フェニルピルフェニドンアナログの合成(スキームXXVIII)
【化203】
[この文献は図面を表示できません]
XXVIII−3を、XXVII−5を得るための方法Aに従って調製した。
【0847】
XXVIII−4:XXVIII−3のaq.HBr(48%)中の混合物を100℃で一晩撹拌した。室温まで冷却した後に、この混合物を減圧中で濃縮した。残った混合物を飽和aq.NaHCO
3で中和し、そしてEtOAc(30mL×3)で抽出した。合わせた有機層を水およびブラインで洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、粗製のXXVIII−4を得た。
【0848】
XXVIII−5の調製のための3つの一般的な手順:
【0849】
方法1:XXVIII−4(1当量)のDCM(0.1mmol/mL)中の溶液に、関連するボロン酸XXVIII−2(1.5〜2当量)、Cu(OAc)
2(1〜3当量)、ピリジン(10当量)およびピリジン−N−オキシド(2〜3当量)を添加し、その後、4Åのモレキュラーシーブ(200〜500mg)を添加した。この反応混合物を酸素雰囲気下室温で一晩撹拌した。TLCにより示される反応の完了後に、得られた混合物を濾過して酢酸エチルで洗浄した。その濾液をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして濃縮した。その残渣をシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を得た。化合物181〜183、178〜180、192および193を、方法1に従って調製した。
【0850】
化合物178:
1H NMR (CDCl
3, 400MHz) δ 7.43−7.39 (m, 2H), 7.28−7.23 (m, 5H), 7.12−7.08 (m, 3H), 6.60 (s, 1H), 2.13 (s, 3H)。MS(ESI)m/z[M+H]
+ 298.0。
【0851】
化合物179:
1H NMR (CDCl
3, 400MHz) δ 7.34 (s, 1H), 7.30−7.21 (m, 3H), 7.16 (d, J = 8.4 Hz 1H), 7.12−7.07 (m, 2H), 7.02 (s, 1H), 6.59 (s, 1H), 2.19 (s, 3H), 2.15 (s, 3H)。MS(ESI)m/z[M+H]
+ 327.9。
【0852】
化合物180:
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 7.38−7.33 (m, 2H), 7.18 (s, 1H), 7.09 (t, J = 8.8Hz, 2H), 6.60 (s, 2H), 6.57 (s, 1H), 3.85 (s, 9H), 2.13 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 370.1。
【0853】
化合物192:
1H NMR (CDCl
3, 400MHz) δ 7.49−7.46 (m, 2H), 7.45−7.32 (m, 3H), 7.20 (s, 1H), 7.09−7.00 (m, 2H), 6.98 (m, 1H), 6.58 (s, 1H), 2.16 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 364.0。
【0854】
化合物193:
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 7.38−7.34 (m, 1H), 7.33−6.98 (m, 5H), 6.84−6.78 (m, 2H), 6.58 (s, 1H), 4.04 (q, J = 7.2 Hz, 2 H), 2.17 (s, 6H), 1.42 (t, J = 7.2 Hz, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 338.1。
【0855】
化合物181:
1H NMR (CDCl
3, 400MHz) δ 7.50 (d, J = 8.8 Hz, 2H), 7.38 (d, J = 8.8Hz, 2H), 7.28−7.23 (m, 3H), 7.13 (t, J = 8.4 Hz, 2H), 6.86 (s, 1H), 2.21 (s, 3H)。
【0856】
化合物182:
1H NMR (CDCl
3, 400MHz) δ 7.25−7.21 (m, 2H), 7.16 (s, 1H), 7.08 (t, J = 8.4Hz, 2H), 6.95−9.92 (m, 2H), 6.88−6.85 (m, 1H), 6.56 (s, 1H), 4.28 (s, 4H). 2.11 (s, 3H)。
【0857】
化合物183:
1H NMR (CDCl
3, 400MHz) δ 7.26−7.22 (m, 2H), 7.16 (s, 1H), 7.09 (t, J = 8.4 Hz, 2H), 6.92 (s, 1H), 6.88−6.80 (m, 2H), 6.56 (s, 1H). 6.02 (s, 2H), 2.12 (s, 3H)。
【0858】
方法2:5−(4−フルオロフェニル)−4−メチルピリジン−2(1H)−オン(203mg,1mmol,1.0当量)、1−ブロモ−2−メチル−4−(トリフルオロメトキシ)ベンゼン(382mg,1.5mmol,1.5当量)、およびK
2CO
3(276mg,2mmol,2.0当量)のDMF(5mL)中の撹拌混合物に、CuI(19mg,0.1mmol,0.1当量)を添加した。この反応混合物をN
2保護下140℃で3日間撹拌した。この混合物を室温まで冷却し、EA(50mL)で希釈し、水およびブラインで洗浄し、濃縮した。その残渣をシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィー(PE:EA=5:1→1:1)により精製して、化合物186(40mg,収率11%)を得た。
1H NMR (CDCl
3, 400MHz) δ 7.27−7.17 (m, 8H), 7.12−7.07 (m, 1H), 6.60 (s, 1H), 2.23 (s, 3H), 2.15 (s, 3H)。MS(ESI)m/z[M+H]
+ 378.0。
【0859】
【化204】
[この文献は図面を表示できません]
XXVIII−5aを、上記のような方法2に従って、XXVIII−4aから調製した。XXVIII−6aを、エタノール中室温で4時間のXXVIII−5aの水素化(50Psi)によって調製した。化合物557を、XXVIII−6aとTMS−NCOとを反応させて得た。
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz) δ 8.21 (d, J=8 Hz, 1H), 7.99 (s, 1H), 7.93 (s, 1H), 7.42−7.39 (m, 2H), 7.30−7.26 (m, 2H), 7.09 (t, J=7.6 Hz, 1H), 7.01 (m, 2H), 6.93 (m, 1H), 6.17 (s, 2H), 2.26 (s, 3H)。MS(ESI)m/z[M+H]
+ 338.0。
【0860】
方法3:5−(4−フルオロフェニル)−4−メチルピリジン−2(1H)−オン(2.04g,10mmol,1.0当量)、4−ブロモベンゾ[d][1,3]ジオキソール(3.0g,15mmol,1.5当量)、およびK
2CO
3(2.76g,20mmol,2eq.)のDMF(50mL)中の撹拌混合物に、CuI(191mg,1mmol,0.1当量)および8−ヒドロキシキノリン(140mg,1mmol,0.1当量)を添加した。この反応混合物をN
2保護下140℃で3日間撹拌した。この混合物を室温まで冷却し、EA(250mL)で希釈し、水およびブラインで洗浄し、濃縮した。その残渣をシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィー(PE:EA=5:1→1:1)により精製して、化合物184(680mg,収率21%)を白色固体として得た。
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 7.35−7.32 (m, 2H), 7.26 (s, 1H), 7.18 (t, J
=8.8Hz, 2H), 7.02−6.94 (m, 3H), 6.67 (s, 1H), 6.13 (s, 2H), 2.21 (s, 3H)。MS(ESI)m/z[M+H]
+ 323.8。
【0861】
化合物185を、化合物184を得るための類似の手順に従って、5−ブロモ−2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシンを4−ブロモベンゾ[d][1,3]ジオキソールの代わりに使用して調製した。
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 7.28−7.24 (m, 3H), 7.11−7.06 (m, 3H), 6.94−6.88 (m, 3H), 6.57 (s, 1H), 4.30−4.28 (m, 4H), 2.13 (s, 3H)。MS(ESI)m/z[M+H]
+ 338.1。
【0862】
化合物187:化合物172(378mg,1.12mmol)のEtOH/H
2O(10mL,v/v=2/1)中の溶液に、aq.H
2SO
4(6M,2mL)を添加した。この混合物を一晩加熱還流した。LCMSは、この反応が完了したことを示した。この混合物を濃縮し、EtOAc(30mL×3)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥させ、そして濃縮した。その残渣をprep−TLC(PE/EA=3/1)により精製して、化合物187(200mg,収率60%)を得た。
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 7.26−7.21 (m, 3H), 7.18 (s, 1H), 7.11−7.06 (m, 2H), 6.75−6.68 (m, 3H), 6.56 (s, 1H), 2.12 (s, 3H)。
【0863】
化合物188:化合物187(80mg,0.102mmol)のTHF/H
2O(2mL,v/v=4/1)中の溶液に、KOCN(10mg,0.112mmol)およびAcOH(1滴)を添加した。この混合物を一晩加熱還流した。LCMSは、この反応が完了したことを示した。この混合物を濃縮し、EtOAc(50mL)で希釈し、ブラインで洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥させ、そして濃縮した。その残渣をprep−HPLCにより精製して、化合物188(62.2mg,収率67%)を得た。
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 8.12 (s, 1H), 7.62 (s, 1H), 7.24−7.21 (m, 3H), 7.13−7.08 (m, 2H), 6.88 (d, J = 8.8Hz, 1H), 6.81 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 6.60 (s, 1H), 4.84 (s, 2H), 2.18 (s, 3H)。
【0864】
化合物559を、XXVIII−4aと2−フルオロ−5−ヨードアニリンとを、上記のような方法3を使用して反応させ、その後、TMS−NCOと反応させて調製した。
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz) δ 8.53 (s, 1H), 8.19 (d, J=6.0Hz, 1H), 7.44−7.40 (m, 3H), 7.29−7.20 (m, 3H), 6.97 (m, 1H), 6.43 (s, 1H), 6.27 (s, 2H), 2.08 (s, 3H)。
【0865】
実施例12−C
化合物199の合成(スキームXXIX)
【化205】
[この文献は図面を表示できません]
化合物87(200mg,0.52mmol)、XXIX−1(92mg,0.68mmol)、およびNa
2CO
3(60mg,1.4mmol)のDME/H
2O(18mL,V/V=8/1)中の撹拌混合物に、Pd(dppf)Cl
2(140mg,0.99mmol)をN
2保護下で添加した。この反応混合物を110℃で一晩撹拌した。この混合物を濃縮してDMEを除去し、H
2Oで希釈し、EtOAc(30mL×3)で抽出し、その有機層を水およびブラインで洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧中で濃縮し、その残渣をprep−TLC(PE:EA=2.5:1)により精製して、XXIX−2(112mg,収率:57%)を白色固体として得た。MS(ESI)m/z[M+H]
+ 376.09。
【0866】
XXIX−2(170mg,0.45mmol)、TsNHNH
2(338mg,1.81mmol)、およびNaOAc(371mg,4.53mmol)をDME/H
2O(20mL,v/v=5/1)に添加した。この反応混合物を110℃で一晩撹拌した。この混合物を濃縮してDMEを除去し、H
2Oで希釈し、EtOAc(30mL×3)で抽出し、その有機層を水およびブラインで洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧中で濃縮し、その残渣をprep−HPLCにより精製して、化合物199(107mg,収率64%)を白色固体として得た。
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 7.49−7.46 (m, 2H), 7.33−7.31 (m, 2H), 7.26−7.22 (m, 2H), 7.14 (s, 1H), 7.11−7.06 (m, 2H), 6.60 (s, 1H), 2.46−2.41(m, 2H), 1.12−1.07 (m, 3H)。MS(ESI)m/z[M+H]
+ 378.10。
【0867】
実施例12−D
化合物200の合成(スキームXXX)
【化206】
[この文献は図面を表示できません]
化合物87(150mg,0.270mmol)、XXX−1(135mg,0.4mmol)、およびK
2CO
3(186mg,1.35mmol)のトルエン(5mL)中の撹拌混合物に、Pd(PPh
3)
4(30mg,0.0270mmol)を添加した。この混合物を窒素で3回パージし、次いで120℃で一晩加熱した。次いで、この混合物を濃縮し、H
2Oで希釈し、EtOAc(30mL×3)で抽出し、その有機層を水およびブラインで洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧中で濃縮した。その粗製生成物をprep−TLC(PE:EA=5:1)により精製して、XXX−2(135mg,収率88%)を得た。
【0868】
エタノール(5mL)中の乾燥Pd/CおよびXXX−2(100mg,0.259mmol)の混合物をH
2下室温で1時間撹拌した。この反応物を濾過し、そしてその有機層を濃縮して、化合物200(61.6mg,収率61%)を得た。
1H NMR (CDCl
3, 400MHz) δ 7.49 (d, J = 8.8Hz, 2H), 7.34 (d, J = 8.4Hz, 2H), 7.25−7.23 (m, 2H), 7.14−7.08 (m, 3H), 6.65 (s, 1H), 2.85−2.77 (m, 1H), 1.14 (d, J = 6.8Hz, 6H)。
【0869】
化合物629:5−ブロモ−1−(4−エトキシ−2−メチルフェニル)−4−メチルピリジン−2(1H)−オン(1.5g,4.66mmol)および4−(トリブチルスタンニル)ピリダジン(3.44g,9.31mmol)のジオキサン(20mL)中の混合物に、Pd(PPh
3)
2Cl
2(0.163g,0.233mmol)をN
2室温で添加した。この混合物を一晩還流した。この混合物を濃縮し、水で希釈し、そしてEtOAcで抽出した。その有機層をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮した。その残渣をシリカゲルでのクロマトグラフィー(PE/EA=1:2→EA)により精製して、化合物629を黄色固体として生成した(0.806g,収率54%)。
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz) δ 9.33 (d, J=2.4 Hz, 1H), 9.21 (d, J=5.6 Hz, 1H), 7.78 (dd, J=2.4, 5.2 Hz, 1H), 7.70 (s, 1H), 7.18 (d, J=8.8 Hz, 1H), 6.92 (d, J=2.4 Hz, 1H), 6.85 (dd, J=2.4, 8.4 Hz, 1H), 6.50 (s, 1H), 4.07 (q, J=6.8 Hz, 2H), 2.21 (s, 3H), 2.04 (s, 3H), 1.32 (t, J=6.8 Hz, 3H)。MS(ESI)m/z[M+H]
+ 322.0。
【0870】
実施例12−D
化合物189の合成(スキームXXXI)
【化207】
[この文献は図面を表示できません]
XXXI−3を、XXVII−3を得るための類似の手順に従って得た。
【0871】
XXXI−3(300mg,0.854mmol)のEtOH(10mL)中の溶液に、NaOH(102mg,2.56mmol)の水(8mL)中の溶液を添加した。この反応混合物を100℃で4時間加熱した。減圧中で濃縮した後に、この混合物をaq.HCl(1N)で酸性にした。次いで、この混合物をEtOAc(30mL×3)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥させ、そして濃縮した。その粗製生成物をさらに精製せずに次の工程に使用した(200mg,収率72%)。MS(ESI)m/z[M+H]
+ 324.0。
【0872】
XXXI−4(150mg,0.464mmol)、HOBT(70mg,0.51mmol)、EDC・HCl(100mg,0.51mmol)およびDIEA(260mg,2mmol)を乾燥DCM(5mL)に入れ、その後、NH
4Cl(75mg,1.4mmol)に入れた。この反応混合物を室温で一晩撹拌した。この混合物を水(10mL)で希釈し、EtOAc(20mL×3)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥させ、そして濃縮した。その残渣をprep−HPLCにより精製して、化合物189を淡黄色固体として得た(21.8mg,収率17%)。
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 7.89 (s, 1H), 7.84 (m, 1H), 7.59−7.53 (m, 2H), 7.27−7.22 (m, 3H), 7.13−6.99 (m, 2 H), 6.56 (s, 1H), 2.14 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+Na)
+ 344.9。
【0873】
化合物190:XXXI−4(250mg,0.77mmol)、HATU(350mg,0.92mmol)、およびDIEA(300mg,2.3mmol)の乾燥DCM(8mL)中の溶液に、メチルアミン塩酸塩(78mg,1.16mmol)を添加した。この反応混合物を室温で一晩撹拌した。この混合物を水(20mL)で希釈し、EtOAc(30mL×3)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥させ、そして濃縮した。その残渣をprep−TLC(DCM:MeOH=10:1)により精製して、化合物190を白色固体として生成した(159.3mg,収率61%)。
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 7.81 (s, 1H), 7.75 (m, 1H), 7.52−7.46 (m, 2H), 7.27−7.21 (m, 3H), 7.13−7.08 (m, 2 H), 6.70 (brs, 1H), 6.57 (s, 1H), 2.96 (d, J = 4.8 Hz, 3H), 2.14 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+336.9。
【0874】
実施例12−E
化合物206の合成(スキームXXXII)
【化208】
[この文献は図面を表示できません]
XXXII−1(1.5g,9.15mmol)、XXXII−2(1.83g,9.15mmol)、およびK
2CO
3(3.79g,27.45mmol)のDME/H
2O(50mL,v:v=5:1)中の撹拌混合物に、Pd(dppf)Cl
2(1.34g,1.83mmol)をN
2保護下で添加した。この反応混合物を一晩加熱還流した。この混合物を水に注ぎ、EtOAc(150mL×3)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥させ、そして濃縮した。その残渣をシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィー(PE:EA=10:1→5:1→3:1)により精製して、XXXII−3(600mg,収率21%)を得た。
【0875】
XXXII−3(400mg,1.7mmol)、XXXII−4(425.8mg,2.55mmol)、およびK
2CO
3(703.8mg,5.1mmol)のDME/H
2O(50mL,v:v=5:1)中の撹拌混合物に、Pd(dppf)Cl
2(120mg,0.17mmol)をN
2保護下で添加した。この反応混合物を4時間加熱還流し、次いでこの混合物を水に注ぎ、EtOAc(30mL×3)で抽出し、その有機層をブラインで洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧中で濃縮した。その残渣をシリカゲルでのカラムクロマトグラフィー(PE:EA=3:1→1:1)により精製して、XXXII−5(220mg,収率46%)を得た。MS(ESI)m/z[M+H]
+ 283。
【0876】
XXXII−5(100mg,0.35mmol)の、AcOH(5mL)およびaq.HBr(40%,5mL)中の混合物を一晩加熱還流した。次いで、これをaq.NaOH(1M)で中和し、EA(30mL×3)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、XXXII−6(80mg,収率85%)を得た。
1H NMR (DMSO−d
6, 300 MHz) δ 9.12 (s, 1H), 8.36 (s, 1H), 7.73−7.70 (d, J = 7.8 Hz, 2H), 7.41−7.39 (d, J =8.1Hz, 2H), 7.25 (s, 1H), 6.30 (s, 1H), 1.90 (s, 3H)。
【0877】
化合物206を、XXVII−3を得るための類似の手順に従うことによって調製した(150mg,収率58%)。
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 8.79 (s, 1H), 8.12 (s, 1H), 7.63 (d, J = 8.4 Hz, 2H), 7.49 (d, J = 8.8 Hz, 2H), 7.34 (m, 4H), 7.23 (s, 1H), 6.61 (s, 1H), 2.19 (s, 3H)。MS(ESI)m/z[M+H]
+ 429.1。
【0878】
実施例12−F
化合物207の合成(スキームXXXIII)
【化209】
[この文献は図面を表示できません]
XXXIII−3を、XXXII−5を得るための類似の手順に従って調製した。
【0879】
XXXIII−4を、XXXII−6を得るための類似の手順に従って調製した。
【0880】
XXXIII−3(450mg,1.2mmol)のトルエン(50mL)中の溶液に、2,2−ジメトキシプロパン(9mL)およびTsOH(45.6mg,0.24mmol)を添加し、この混合物を一晩加熱還流した。この混合物を水に注ぎ、EA(50mL×3)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、そして濃縮して、粗製生成物を得、これをprep−HPLCにより精製して、化合物207(200mg,収率41%)を得た。
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 7.49−7.47 (m, 2H), 7.33−7.31 (d, J = 8.4Hz, 2H), 7.24 (s, 1H), 6.83−6.79 (m, 1H), 6.77−6.75 (m, 1H), 6.64−6.62 (m, 1H), 6.57 (s, 1H), 2.18 (s, 3H), 1.70 (s, 6H)。MS(ESI)m/z[M+H]+ 418。
【0881】
化合物211を、化合物207を得るための類似の手順に従って、(3,4−ジメトキシフェニル)ボロン酸をXXXIII−2の代わりに使用して調製した。
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 7.49−7.46 (m, 2H), 7.34−7.31 (m, 2H), 7.16 (s, 1H), 6.75−6.73 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 6.67−6.64 (m, 2H), 6.56 (s, 1H), 2.16 (s, 3H), 1.70 (s, 6H)。MS(ESI)m/z[M+H]+ 417.9。
【0882】
【化210】
[この文献は図面を表示できません]
XXXIII−2aを、XXXIII−3を得るための類似の手順に従うことによって、ビス(ピナコラト)ジボロンをXXXIII−2の代わりに使用して、白色固体として調製した。
【0883】
化合物415:XXXIII−2a(200mg,1.06mmol)のDMF(4mL)中の溶液に、K
3PO
4(476mg 2.11mmol)、XXXIII−3a(500mg,3.16mmol)、Pd(PPh
3)
4(122mg,0.106mmol.)を添加した。この混合物を窒素でパージし、次いで100℃で一晩加熱した。この混合物を室温まで冷却し、水(20mL)で希釈し、EtOAc(30mL×3)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧中で濃縮した。その残渣をprep−TLC(PE/EA=10/1)により精製して、化合物415(128mg,収率36%)を得た。
1H NMR (CDCl
3, 400MHz) δ 7.50 (d, J = 8.8 Hz, 2H), 7.35 (d, J = 8.4 Hz, 2H), 7.29 (s, 1H), 7.15−7.08 (m, 2H), 6.98−6.96 (m, 1H), 6.62 (s, 1H), 2.17 (s, 1H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 425.9。
【0884】
実施例12−G
化合物208の合成(スキームXXXIV)
【化211】
[この文献は図面を表示できません]
フラスコに、1,4−ジオキサン(30mL)中のXXXIV−2(1g,4.2mmol)、ビス(ピナコラト)ジボロン(1.27g,5mmol)およびKOAc(0.5g,5mmol)を入れた。このフラスコを窒素で3回パージした。次いで、Pd(dppf)Cl
2(150mg,0.21mmol)をこれに添加し、次いでこの混合物を窒素で再度パージした。この混合物を90℃で12時間撹拌した。出発物質が消費された後に、この混合物を室温まで冷却し、その溶媒を減圧中でエバポレートした。その残渣を水(30mL)で希釈し、EA(50mL×3)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして濃縮した。その残渣をシリカゲルでのカラムクロマトグラフィー(PE:EA=10:1から5:1)により精製して、XXXIV−2(800mg,収率67%)を白色固体として得た。
【0885】
化合物208を、XXXII−5を得るための類似の手順に従って得た。
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 7.48−7.45 (m, 2H), 7.33 (d, J = 8.4Hz, 2H), 7.18 (s, 1H), 7.11−7.09 (m, 1H), 7.02−6.97 (m, 2H), 6.59 (s, 1H), 2.14 (s, 3H)。MS(ESI)m/z[M+H]
+ 425.9。
【0886】
【化212】
[この文献は図面を表示できません]
XXXIV−1(700mg,3.763mmol)のMeCN(20mL)中の混合物に、BnBr(954mg,15.465mmol)およびK
2CO
3(1.349g,7.523mmol)を添加した。この混合物を室温で一晩撹拌し、次いでこれを濃縮してMeCNを除去し、H
2Oで希釈し、EtOAcで抽出した。その有機層を水およびブラインで洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧中で濃縮した。その粗製生成物をシリカゲルでのクロマトグラフィー(PE:EA=1:1)により分離して、XXXIV−2(600mg,収率58%)を得た。MS(ESI)m/z[M+H]
+ 278.2。
【0887】
XXXIV−3aを、上記標準的な手順に従って、XXXIV−2aとビス(ピナコラト)ジボロンとのSuzukiカップリングから調製した。XXXIV−5aを、上記標準的な手順に従って、XXXIV−3aとXXXIV−4aとのSuzukiカップリングによって調製した。
【0888】
XXXIV−5a(250mg,0.704mmol)およびPd(OH)
2/C(25mg)のEtOH(10mL)中の混合物を1atmのH
2下50℃で一晩撹拌した。この反応の完了後、この混合物を濾過し、そして濃縮し、その残渣をprep−TLC(PE/EA=5/1)により精製して、化合物565(40mg,収率22%)を得た。
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 7.35 (s, 1H), 7.16−7.06 (m , 2H), 6.92 (d, J = 7.6 Hz, 1 H), 6.52 (s, 1H), 2.16 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 266.1。
【0889】
実施例12−H
化合物209の合成(スキームXXXV)
【化213】
[この文献は図面を表示できません]
TEA(4.06g,0.04mmol)を、XXXV−1(5g,27mmol)のTHF(150mL)中の溶液に添加した。次いで、塩化2−クロロアセチル(3.33g,0.03mmol)を少しずつ0℃で添加した。20分後、この混合物を室温で2時間撹拌した。この反応混合物を0℃まで冷却し、そしてNaH(60%,2.2g,54mmol)を少しずつ添加した。この反応混合物を0℃で20分間、次いで室温で2時間撹拌し、その後、水でクエンチした。その溶媒を減圧中で除去し、そして得られた混合物を水で希釈した。その沈殿物を濾過し、水で洗浄し、そして減圧中で乾燥させて、XXXV−2(5.5g,収率89%)を得た。
【0890】
XXXV−2(2.3g,10mmol)のジオキサン(20mL)中の溶液に、ビス(ピナコラト)ジボロン(3.05g,12mmol)、酢酸カリウム(2g,20mmol)およびPd(dppf)Cl
2(730mg,1mmol)を添加した。この混合物を窒素でパージし、そして90℃で一晩撹拌した。次いで、この混合物をEA(200mL)で希釈し、そして濾過した。その有機相をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、減圧中で濃縮して、粗製生成物を得た。その残渣をシリカゲルでのカラムクロマトグラフィー(PE:EA=3:1から1:1)により精製して、XXXV−4(1.9g,収率69%)を得た。
【0891】
XXXV−4(1.4g,5.1mmol)のジオキサン/H
2O(15mL/3mL)中の溶液に、XXXV−5(1.47g,4.2mmol)、Na
2CO
3(890mg,8.4mmol)およびPd−118(137mg,6.21mmol)を添加した。この混合物を窒素でパージし、そして90℃で一晩撹拌した。次いで、この混合物をEA(100mL)で希釈し、そして濾過した。その有機相をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、減圧中で濃縮して、粗製生成物を得た。その残渣をシリカゲルでのカラムクロマトグラフィー(PE:EA=2:1から1:1)により精製して、化合物209(1.36g,収率64%)を得た。
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 9.05 (s, 1H), 7.49−7.45 (m, 2H), 7.35−7.32 (m, 2H), 7.16 (s, 1H), 7.03−7.00 (m, 1H), 6.89−6.87 (m, 1H) ,6.74 (s, 1H), 6.58 (s, 1H), 4.65 (s, 2H), 2.13 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 416.9。
【0892】
化合物210:化合物209(400mg,0.96mmol)をTHF(2mL)に溶解させ、NaH(60%,60mg,1.2mmol)を撹拌しながら0℃で少しずつ添加した。約30分後、ヨードメタン(2.1g,14.6mmol)を添加した。この混合物を室温で14時間撹拌した。次いで水で希釈し、そしてEA(30mL×3)で抽出した。合わせた有機相をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、減圧中で濃縮して、粗製生成物を得、これをprep−TLC(PE:EA=2:1)により精製して、化合物210(262mg,収率63%)を得た。
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 7.50−7.48 (m, 2H), 7.36−7.31 (m, 2H), 7.19 (s, 1H), 7.03−7.00 (m, 1H), 6.91 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 6.87 (s, 1H), 6.59 (s, 1H), 4.66 (s, 2H), 3.38 (s, 3H), 2.15 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 431.0。
【0893】
【化214】
[この文献は図面を表示できません]
XXXV−4aを、XXXV−4を得るための類似の手順に従うことによって、2−アミノ−6−ブロモフェノールをXXXV−1の代わりに使用して調製した。
【0894】
XXV−4a(450mg,1.64mmol)のジオキサン/H
2O(10mL/2mL)中の溶液に、XXV−5(516mg,1.49mmol)、Na
2CO
3(316mg,2.98mmol)およびPd−118(50mg,0.08mmol)を添加した。この混合物を窒素でパージし、そして90℃で一晩撹拌した。次いで、この混合物をEA(100mL)で希釈し、そして濾過した。その有機相をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、減圧中で濃縮して、粗製生成物を得た。その残渣をカラムクロマトグラフィー(PE/EA=2/1)により精製して、化合物423(440mg,収率65%)を生成した。
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 8.59 (s, 1H), 7.49 (d, J = 8.8 Hz, 2H), 7.32 (d, J = 8.4 Hz, 2H), 7.18 (s, 1H), 7.02−6.98 (m, 1H), 6.88−6.85 (m, 2H) , 6.58 (s, 1H), 4.62 (s, 2H), 2.09 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 416.9。
【0895】
化合物423(370mg,0.89mmol)のアセトン(5mL)中の撹拌混合物に、K
2CO
3(180mg,1.33mmol)およびヨードメタン(139mg,0.98mmol)を少しずつ添加した。この混合物を一晩還流した。この混合物を室温まで冷却し、そして濾過した。その濾液を減圧中で濃縮して、粗製生成物を得た。その残渣をカラムクロマトグラフィー(PE/EA=2/1)により精製して、化合物428(230mg,収率60%)を得た。
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 7.49 (d, J = 8.8 Hz, 2H), 7.32 (d, J = 8.4 Hz, 2H), 7.17 (s, 1H), 7.11−7.07 (m, 1H), 7.04−7.02 (m, 1H), 6.91−6.89 (m, 1H) , 6.58 (s, 1H), 4.62 (s, 2H), 3.40 (s, 3H), 2.08 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 431.0。
【0896】
化合物424および425を、化合物423および428を得るための類似の手順に従って、2−アミノ−5−ブロモフェノールを出発物質として使用して得た。
【0897】
化合物424:
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 8.49 (s, 1H), 7.50−7.46 (m, 2H), 7.35−7.31 (m, 2H), 7.18 (s, 1H), 6.91 (s, 1H), 6.89−6.83 (m, 2H), 6.59 (s, 1H) , 4.65 (s, 2H), 2.16 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 416.9。
【0898】
化合物425:
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 7.48 (d, J = 8.8 Hz, 2H), 7.33 (d, J = 8.4 Hz, 2H), 7.19 (s, 1H), 7.01−6.92 (m, 3H), 6.58 (s, 1H), 4.65 (s, 2H), 3.39 (s, 3H), 2.17 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 431.0。
【0899】
化合物426および427を、化合物423および428を得るための類似の手順に従って、2−アミノ−3−ブロモフェノールを出発物質として使用して得た。
【0900】
化合物426:
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 8.28 (s, 1H), 7.50 (d, J = 8.8 Hz, 2H), 7.33 (d, J = 8.4 Hz, 2H), 7.23 (s, 1H), 7.02 (d, J = 4.8 Hz, 2H), 6.85−6.83 (m, 1H) , 6.59 (s, 1H), 4.58 (s, 2H), 1.97 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 416.9。
【0901】
化合物427:
1H NMR (CDCl
3, 400MHz) δ 7.46 (d, J = 9.2 Hz, 2H), 7.34 (d, J = 8.4 Hz, 2H), 7.24 (s, 1H), 7.10−7.08 (m, 2H), 6.91−6.89 (m, 1H), 6.63 (s, 1H), 4.61−4.50 (m, 2H), 3.04 (s, 3H), 2.07 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 431.0。
【0902】
化合物566を、化合物424と2−(2−ブロモエトキシ)テトラヒドロ−2H−ピランとをDMF中Cs
2CO
3の存在下で反応させ、その後、TsOH・H
2Oを使用するヒドロキシ基脱保護によって得た。
1H NMR (CDCl
3, 300 MHz) δ 7.47 (d, J= 9.0 Hz, 2H), 7.33 (d, J = 8.4 Hz, 2H), 7.18〜7.13 (m, 2H), 6.94 (d, J = 7.2 Hz, 2H), 6.58 (s, 1H), 4.67 (s, 2H), 4.16 (t, J = 5.4 Hz, 2H), 3.98 (m, 2H), 2.16 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 461.0。
【0903】
【化215】
[この文献は図面を表示できません]
XXXV−1(3g,16mmol)の乾燥DCM(50mL)中の溶液に、TEA(3.2g,32mmol)を添加した。この反応混合物を0℃まで冷却し、トリホスゲン(1.6g,5.3mmol)をゆっくりと添加した。この混合物を室温で一晩撹拌し、次いで水でクエンチし、DCM(80mL×3)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥させ、そして濃縮した。その残渣をシリカゲルでのカラムクロマトグラフィー(PE/EA=10/1)により精製して、XXXV−2b(2.7g,収率79%)を得た。
【0904】
XXXV−2b(500mg,2.97mmol)の乾燥DCM(20mL)中の溶液に、TEA(360mg,3.56mmol)およびTrt−Cl(992mg,3.56mmol)を添加した。この混合物を室温で一晩撹拌し、次いで水に注ぎ、DCM(50mL×3)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧中で濃縮した。その残渣をシリカゲルでのカラムクロマトグラフィー(PE/EA=10/1)により精製して、XXXV−3b(1.2g,収率89%)を得た。
【0905】
XXXV−4bを、XXXV−4を得るための類似の手順に従って調製した。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 503.9。
【0906】
XXXV−6bを、方法Aに記載された類似の手順に従って調製した。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 645.1。
【0907】
化合物429:XXXV−6b(800mg,1.24mmol)を、HCl/MeOHの溶液(4M,50mL)に溶解させ、この混合物を70℃で一晩撹拌した。次いで、この混合物を濃縮し、その残渣を水(20mL)で希釈し、そして飽和aq.NaHCO
3でpH=7〜8に調整し、EtOAc(80mL×3)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧中で濃縮した。その残渣をシリカゲルでのカラムクロマトグラフィー(PE/EA=10/1→5/1)により精製して、化合物429(370mg,収率74%)を得た。
【0908】
化合物430を、化合物428を得るための類似の手順に従って、ヨウ化エチルをヨウ化メチルの代わりに使用して調製した。
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 7.48−7.46 (m, 2H), 7.34−7.32 (m, 2H), 7.18 (s, 1H), 7.14 (s, 1H), 7.11−7.08 (m, 1H), 7.02−7.00 (m, 1H), 6.59 (s, 1H), 3.92 (q, J = 7.2 Hz, 2H), 2.14 (s, 3H), 1.40 (t, J = 7.2 Hz, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 431.1。
【0909】
化合物553を、化合物429の合成に記載された類似の手順に従って、2−アミノ−4−ブロモフェノールをXXXV−1の代わりに使用して調製した。
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz) δ 7.64 (d, J=6.8Hz, 2H), 7.53−7.49 (m, 3H), 7.32 (d, J=8.0Hz, 1H), 7.10 (d, J=8.4Hz, 2H), 6.48 (s, 1H), 2.13 (s, 3H)。MS(ESI)m/z[M+H]+ 403.0。
【0910】
化合物554を、化合物430の合成に記載された類似の手順に従って調製した。
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz) δ 7.66−7.63 (m, 2H), 7.58 (s, 1H), 7.53−7.51 (m, 2H), 7.40−7.37 (m, 2H), 7.18−7.15 (m, 1H), 6.50 (s, 1H), 3.86 (q, J=6.8Hz, 2H), 2.16 (s, 3H), 1.26 (t, J=6.8Hz, 3H)。MS(ESI)m/z[M+H]+ 431.1。
【0911】
【化216】
[この文献は図面を表示できません]
XXXV−1c(200mg,1.08mmol)の乾燥THF(15ml)中の溶液に、CDI(262mg,1.62mmol)を添加した。この反応混合物を一晩加熱還流し、次いで水でクエンチし、EAで抽出し、その有機層をブラインで洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧中で濃縮した。その残渣をシリカゲルでのクロマトグラフィー(PE:EA=10:1)により精製して、XXXV−2c(160mg,収率70%)を得た。
【0912】
XXXV−2c(5.3g,25mmol)のDMF(20mL)中の溶液に、NaH(鉱油中60%の分散物,1.5g,37.5mmol)を0℃で添加し、この混合物を室温で30分間撹拌し、次いでSEM−Cl(6.2g,37.5mmol)をゆっくりと添加し、次いでこの反応混合物を室温で一晩撹拌し、この混合物を水に注ぎ、EAで抽出し、その有機層をブラインで洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥させ、そして濃縮した。その残渣をシリカゲルでのクロマトグラフィー(PE:EA=15:1→5:1)により精製して、XXXV−3c(2.7g,収率31%)を得た。
【0913】
XXXV−4cを、化合物423の合成に記載された類似の手順に従って調製した。化合物555を、XXXV−4cの酸加水分解によって調製した。
1H NMR (CD
3OD, 400 MHz) δ 7.62−7.57 (m, 3H), 7.45 (d, J=8.4Hz, 2H), 7.22 (d, J=8.0Hz,1H), 7.13−7.06 (m, 2H), 6.62 (s, 1H), 2.19 (s, 3H)。MS(ESI)m/z[M+H]
+ 403.1。
【0914】
化合物556を、化合物430の合成に記載された類似の手順に従って調製した。
1H NMR (CD
3OD, 400 MHz) δ 7.63−7.57 (m, 3H), 7.46−7.44 (d, J= 8.4Hz, 2H), 7.31−7.26 (m, 2H), 7.13−7.11 (d, J=7.6Hz, 1H), 6.62 (s, 1H), 3.94 (q, J=7.2Hz, 2H), 2.18 (s, 3H), 1.36 (t, d=7.2 Hz, 3H)。MS(ESI)m/z[M+H]+ 431.0。
【0915】
化合物558を、化合物429と(2−ブロモエトキシ)(tert−ブチル)ジメチルシランとを、アセトン中K
2CO
3の存在下で反応させ、その後、TBAFを使用するTBDMS保護基の脱保護によって調製した。
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 8.19 (s,1H), 7.47 (d, J=8.8Hz, 2H), 7.33 (d, J=8.4Hz, 2H), 7.19 (s, 1H), 7.05 (d, J=8.4Hz, 1H), 7.00 (s, 1H), 6.88 (d, J=2.0Hz, 1H), 6.57 (s, 1H), 4.67 (t, J=8.0Hz, 2H), 4.19 (t, J=8.0Hz, 2H), 2.17 (s, 3H)。MS(ESI)m/z[M+H]
+ 447.2。
【0916】
【化217】
[この文献は図面を表示できません]
XXXV−2dを、XXXV−2cの合成に記載された類似の手順に従って調製した。XXXV−4dを、XXXV−2dとヨウ化エチルとを反応させ、その後、XXXV−4bの合成において記載された標準的な手順を使用するSuzukiカップリングによって調製した。
【0917】
XXXV−6dを、本明細書中に記載されるような方法Aを使用して、XXXV−4dとXXXV−5dとを反応させることによって調製した。化合物562を、XXXV−6dの酸加水分解から得た。1H NMR (DMSO−d
6, 300 MHz) δ 11.65 (s, 1H), 7.35〜7.39 (m, 2H), 7.29 (s, 1H), 7.12 (d, J=7.8 Hz, 1H), 6.35 (s, 1H), 3.95 (t, J=6.6Hz, 2H) , 2.14 (s, 3H) , 1.32 (t, J=6.6 Hz, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 270.9。
【0918】
化合物662を、化合物562の合成に記載された類似の手順に従って、XXXV−1との反応においてClCH
2COClをCDIの代わりに使用して調製した。その後のEtIとの反応を排除した。2回目のSuzukiカップリング反応の後に、ヨウ化メチルを使用して、ベンゾ[b][1,4]オキサジン−3(4H)−オン部分のプロトンをメチル化し、その後、HBr加水分解を行った。
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz) δ 7.21 (s, 1H), 7.08 (s, 1H), 7.02 (d, J= 8.0 Hz, 1H), 6.96 (d, J= 8.0 Hz, 1H), 6.27 (s, 1H), 4.67 (s, 2H), 3.29 (s, 3H), 2.07 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 270.9。
【0919】
化合物663を、化合物562の合成に記載された類似の手順に従って、XXXV−2dとの反応においてTrt−ClをEtIの代わりに使用し、そして5−ブロモ−4−メチル−1−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)ピリジン−2(1H)−オンをXXXV−5dの代わりに使用して調製した。最後に、トリチル基をMeOH溶液中のHClによって除去した。
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz) δ 11.73 (s, 1H), 7.31 (d, J=8.4 Hz, 1H), 7.25 (s, 1H) , 7.01 (s, 1H) , 7.00 (d, J=6.8 Hz, 1H) , 6.33 (s, 1H) , 2.05 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 243.1。
【0920】
【化218】
[この文献は図面を表示できません]
XXXV−4eを、XXXV−4を得るための類似の手順に従うことによって、2−アミノ−5−ブロモフェノールをXXXV−1の代わりに使用して調製した。XXXV−6eを、化合物423の合成に記載される類似の手順に従って、XXXV−4eとXXXV−5eとを反応させることによって得た。化合物563を、XXXV−6eのメチル化、その後、HBr加水分解によって得た。
1H NMR (DMSO−d
6, 400MHz) δ 11.54 (s, 1H), 7.17−7.15 (m, 2H), 6.99−6.95 (m, 2H), 6.24 (s, 1H), 4.65 (s, 2H), 3.27 (s, 3H), 2.04 (s, 3H)。
【0921】
【化219】
[この文献は図面を表示できません]
化合物564を、上記合成反応スキームに従って、XXXV−3bから調製した。
1H NMR (400MHz, CDCl
3) δ 7.26−7.23 (m, 1H), 7.10 (s, 1H), 7.06−7.00 (m, 2H), 6.49 (s, 1H), 3.92 (q, J=7.2Hz, 2H), 2.13 (s, 3H), 1.42 (t, J=7.2Hz, 3H)。MS(ESI)m/z[M+H]+ 270.9。
【0922】
【化220】
[この文献は図面を表示できません]
化合物567を、XXXV−4とSEM保護された5−ブロモ−4−メチルピリジン−2(1H)−オンとのSuzukiカップリング、その後、HCl加水分解によって、調製した。
1H NMR (DMSO−d
6, 300 MHz) δ 11.54 (s, 1H), 10.74 (s, 1H), 7.14 (s, 1H), 6.97 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 6.85 (d, J = 6.0 Hz, 1H), 6.78 (s, 1H), 6.27 (s, 1H), 4.64 (s,2H), 2.04 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 257.0。
【0923】
実施例13−A
4−メチル,5−ピラゾールアナログの合成(スキームXXXVI)
【化221】
[この文献は図面を表示できません]
XXXVI−1(1当量)のDME/H
2O(v/v=10/1)中の溶液に、K
2CO
3(2当量)、XXXVI−2(1.5当量)、Pd(dppf)Cl
2(0.1当量)を添加した。この混合物を窒素でパージし、次いで一晩加熱還流した。この混合物を室温まで冷却し、水で希釈し、EtOAcで抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧中で濃縮した。その残渣をフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、最終生成物を得た。
【0924】
化合物217:
1H NMR (CD
3OD, 400 MHz) δ 7.85−7.65 (m, 3H), 7.59−7.55 (m, 2H), 7.48−7.45 (m, 1H), 7.17−7.14 (m, 1H), 6.57 (s, 1H), 2.31 (s, 3H), 2.13 (s, 3H)。
【0925】
化合物218:
1H NMR (CDCl
3, 400MHz) δ 7.60 (s, 2H), 7.47 (d, J = 8.0Hz, 2H), 7.34 (d, J = 8.0Hz, 2H), 7.24 (s, 1H), 6.59 (s, 1H), 2.22 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 336.0。
【0926】
化合物219:
1H NMR (CDCl
3, 400MHz) δ 7.58 (s, 2H), 7.16−7.10 (m, 2H), 6.84−6.79 (m, 2H), 6.60 (s, 1H), 4.04 (q, J = 6.8Hz, 2H), 2.23 (s, 3H), 2.16 (s, 3H), 1.42 (t, J = 6.8Hz, 3H)。
【0927】
化合物220:
1H NMR (CDCl
3, 400MHz) δ 7.59 (s, 2H), 7.26 (s, 2H), 6.60 (s, 3H), 3.86 (s, 9H), 2.23 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 342.1。
【0928】
4−メチル,5−(1−Me)ピラゾールアナログを、XXXVI−3を得るための同じ手順に従って、1−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールをXXXVI−2の代わりに使用して調製した。
【0929】
化合物221:
1H NMR (CDCl
3, 400MHz) δ 7.50 (s, 1H), 7.26 (s, 1H), 6.59−6.55 (m, 4H), 3.86 (s, 12H), 2.30 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 356.0。
【0930】
化合物226:
1H NMR (CD
3OD, 400 MHz) δ 7.81−7.71 (m, 5H), 7.59−7.57 (m, 2H), 6.57 (s, 1H), 3.91 (s, 3H), 2.31 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 334.1。
【0931】
化合物227:
1H NMR (CD
3OD, 400 MHz) δ 7.51−7.47 (m, 2H), 7.38−7.37 (m, 2H), 7.30−7.25 (m, 2H), 7.21 (s, 1H), 6.56 (s, 1H), 3.94 (s, 3H), 2.22 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 350.1。
【0932】
化合物228:
1H NMR (CD
3OD, 400 MHz) δ 7.86−7.84 (m, 2H), 7.71 (s, 1H), 7.67−7.65 (m, 2H), 7.61−7.58 (m, 2H), 6.58 (s, 1H), 3.92 (s, 3H), 2.31 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 334.1。
【0933】
化合物225、229および230を、実施例12−Bに記載されるような方法1に従って調製した。
【0934】
化合物225:
1H NMR (CD
3OD, 400 MHz) δ 9.08 (s, 1H), 8.13 (d, J = 2.0 Hz, 1 H), 8.08−8.04 (m, 1H), 7.58−7.55 (m, 1H), 7.50 (s, 1H), 7.39 (s, 1H), 7.33 (s, 1H), 6.61 (s, 1H), 3.94 (s, 3H), 2.25 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 322.9。
【0935】
化合物229:
1H NMR (CDCl
3, 400MHz) δ 7.45 (s, 1H), 7.36−7.32 (m, 2H), 7.28−7.25 (m, 1H), 7.14 (d, J = 8.0Hz, 1H), 7.05 (s, 1H), 6.57 (s, 1H), 3.93 (s, 3H), 2.23 (s, 3H), 2.16 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+Na)
+ 314.1。
【0936】
化合物230:
1H NMR (CDCl
3, 400MHz) δ 7.47 (s, 1H), 7.46−7.37 (m, 3H), 7.28−7.23 (m, 1H), 7.15 (s, 1H), 6.58 (s, 1H), 3.93 (s, 3H), 2.22 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+Na)
+ 283.9。
【0937】
化合物222を、改変した方法1の手順に従って、DMSOをDCMの代わりに使用し、そしてモレキュラーシーブを使用せずに、調製した。
1H NMR (CDCl
3, 300MHz) δ 7.45 (s, 1H), 7.34 (s, 1H), 7.19 (s, 1H), 6.94−6.91 (m, 2H), 6.85−6.81 (m, 1H), 6.50 (s, 1H), 4.26 (s, 4H), 3.92 (s, 3H), 2.19 (s, 3H)。MS(ESI)m/z[M+H]
+ 324。
【0938】
化合物223および224を、化合物222の合成に記載されるような類似の手順1に従って調製した。化合物223:
1H NMR (CDCl
3, 300MHz) δ 7.40 (s, 1H), 7.29 (s, 1H), 7.14 (s, 1H), 6.83−6.79 (m, 2H), 6.74−6.71 (m, 1H), 6.48 (s, 1H), 5.96 (s, 2H), 3.87 (s, 3H), 2.15 (s, 3H)。MS(ESI)m/z[M+H]
+ 310.0.
化合物224:
1H NMR (CDCl
3, 400MHz) δ 8.17 (s, 1H) 7.81 (s, 1H), 7.70−7.67 (d, J = 8.8Hz, 1H), 7.48−7.45 (m, 2H), 7.38 (s, 1H), 7.28 (s, 1H), 6.59 (s, 1H), 3.94 (s, 3H), 2.24 (s, 3H)。MS(ESI)m/z[M+H]
+ 307.1。
【0939】
化合物231および232を、実施例12−Bに記載されるような方法3に従って調製した。
【0940】
化合物231:
1H NMR (CDCl
3, 400MHz) δ 8.06 (s, 1H), 7.57 (s, 1H), 7.43 (s, 1H), 6.87−6.72 (m, 4H), 4.28−4.22 (m, 4H), 3.96 (s, 1H), 2.37 (s, 3H)。MS(ESI)m/z[M+H]
+ 323.9。
【0941】
化合物232:
1H NMR (CDCl
3, 400MHz) δ 7.47 (s, 1H), 7.36 (s, 1H), 7.21 (s, 1H), 6.93−6.85 (m, 3H), 6.57 (s, 1H), 6.04 (s, 2H), 3.94 (s, 3H), 2.21 (s, 3H)。MS(ESI)m/z[M+H]
+ 309.8。
【0942】
化合物431を、XXXVI−3を得るための類似の手順に従って、Pd−118およびK
3PO
4をPd(dppf)Cl
2およびK
2CO
3の代わりに使用して調製した。その後、Boc保護基を、HCl/MeOH溶液中室温で除去した。
1H NMR (CDCl
3, 400MHz) δ 7.59 (s, 2H), 7.47−7.45 (m, 2H), 7.38−7.35 (m, 2H), 7.23 (s, 1H), 6.59 (s, 1H), 2.22 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 285.9。
【0943】
実施例13−B
化合物233の合成(スキームXXXVII)
【化222】
[この文献は図面を表示できません]
XXXVII−1(10g,53.4mmol)のHCOOH(50mL)中の溶液を2時間加熱還流し、室温まで冷却した後に、aq.NaOH(10%)を、この混合物が塩基性になるまでゆっくりと添加した。次いでEtOAc(100mL×3)で抽出し、合わせた有機層をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、XXXVII−2(9g,収率85%)を得た。
【0944】
XXXVII−2(5g,25.4mmol)のTHF(35mL)中の溶液に、p−TSOH(1.3g,7.6mmol)、DHP(35ml)を添加した。この反応混合物を60℃で一晩撹拌した。この反応混合物を氷水に注ぎ、そしてその水性物質をEA(50mL×3)で抽出し、合わせた有機層をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、粗製のXXXVII−3(4.8g,収率67%)を得た。
【0945】
XXXVII−3(1g,3.5mmol)のジオキサン(20mL)中の溶液に、KOAc(0.69g,7mmol)、ビス(ピナコラト)ジボロン(0.95g 3.67mmol)、Pd(dppf)Cl
2(0.25g,0.035mmol)をN
2保護下で添加した。この反応混合物を窒素で脱気し、次いで一晩加熱還流した。この反応混合物を氷水に注ぎ、そしてその水性物質をEA(60mL×3)で抽出し、合わせた有機層をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、粗製のXXXVII−4(0.8g,収率70%)を得た。
【0946】
XXXVII−6を、化合物222の合成に記載されるような手順1に従って調製した。MS(ESI)m/z[M+H]
+ 390.1。
【0947】
XXXVII−6(200mg,0.5mmol)をHCl/ジオキサンの溶液(4M,50mL)に溶解させ、この混合物を室温で一晩撹拌し、この混合物を濃縮して、塩酸塩化合物233a(120mg,収率79%)を得た。
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz) δ 9.66 (s, 1H), 7.99−7.94 (m, 2H), 7.90 (s, 1H), 7.64−7.60 (m, 3H), 6.48 (s, 1H), 3.84 (s, 3H), 2.55 (s, 3H)。MS(ESI)m/z[M+H]
+ 305.9。
【0948】
化合物235を、化合物199を得るための類似の手順に従って、化合物122から調製した。
1HNMR (CD
3OD, 400 MHz) δ 7.76 (s, 1H), 7.59−7.54 (m, 4H), 7.48 (d, J = 8.4 Hz, 2H), 6.58 (s, 1H), 3.94 (s, 3H), 2.65 (q, J = 7.6 Hz, 2 H), 1.19 (t, J = 7.6 Hz, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 364.0。
【0949】
実施例13−C
化合物236の合成(スキームXXXVIII)
【化223】
[この文献は図面を表示できません]
化合物122(200mg,0.54mmol)、XXXVIII−2(270mg,0.81mmol)、およびK
3CO
3(150mg,1.08mmol)のトルエン(6mL)中の撹拌混合物に、Pd(PPh
3)
4(60mg,0.054mmol)を添加した。この混合物を窒素で3回パージし、次いで120℃で一晩加熱した。この混合物を濃縮して溶媒を除去し、H
2O(10mL)で希釈し、EtOAc(20mL×3)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧中で濃縮した。その粗製生成物をprep−HPLCにより精製して、XXXVIII−3(130mg,収率64%)を得た。
【0950】
エタノール(5mL)中のXXXVIII−3(130mg,0.259mmol)およびPd/Cの混合物をH
2下室温で1時間撹拌した。この混合物を濾過し、そして濃縮して、化合物236(86.2mg,収率66%)を得た。
1H NMR (CDCl
3, 400MHz) δ 7.48−7.45 (m, 3H), 7.36−7.31 (m, 3H), 7.17 (s, 1H), 6.63 (s, 1H), 3.95 (s, 3H), 2.97−2.90 (m, 1H), 1.17 (d, J = 6.8 Hz, 6H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 378.1。
【0951】
実施例13−D
化合物238の合成(スキームXXXIX)
【化224】
[この文献は図面を表示できません]
XXXIX−1(400mg,2.4mmol)、XXXIX−2(500mg,2.18mmol)、およびK
3PO
4(2M,1.1mL,2.2mmol)のジオキサン(20mL)中の撹拌混合物に、Pd(dppf)Cl
2(160mg,0.218mmol)をN
2保護下で添加した。この反応混合物を窒素で再度脱気し、そして90℃で一晩撹拌した。この混合物を濃縮し、H
2O(20mL)で希釈し、EtOAc(30mL×3)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧中で濃縮した。その残渣をカラムクロマトグラフィー(PE/EA=2/1)により精製して、XXXIX−3(400mg,収率67%)を得た。
【0952】
XXXIX−3(400mg,1.48mmol)のaq.HBr(40%,10mL)およびHOAc(5mL)中の混合物を90℃で12時間撹拌した。室温まで冷却した後に、この混合物を水(20mL)に注ぎ、Na
2CO
3で中和し、次いでDCM/i−PrOH(30mL×3,v/v=9/1)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、粗製のXXXIX−4(220mg,収率58%)を薄黄色油状物として得た。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 257.9。
【0953】
化合物238を、方法1に記載される一般的な手順に従って、淡黄色固体として調製した(80mg,収率24%)。
1H NMR (CDCl
3, 400MHz) δ 7.46−7.40 (m, 3H), 7.34−7.30 (m, 2H), 7.19 (s, 1H), 6.56 (s, 1H), 3.99 (s, 3H), 2.05 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 418.0。
【0954】
化合物237を、化合物238を得るための類似の手順に従って、(1,3,5−トリメチル−1H−ピラゾール−4−イル)ボロン酸をXXXIX−1の代わりに使用し、そして5−ブロモ−2−メトキシ−4−メチルピリジンをXXXIX−2の代わりに使用して調製した。
1H NMR (CDCl
3, 400MHz) δ 7.45−7.41 (m, 2H), 7.31−7.26 (m, 2H), 7.04 (s, 1H), 6.54 (s, 1H), 3.73 (s, 3H), 2.09 (s, 3H), 2.07 (s, 3H), 1.96 (s, 3H)。MS(ESI)m/z[M+H]
+ 378.2。
【0955】
化合物239を、化合物238を得るための類似の手順に従って、(4−エトキシ−2−メチルフェニル)ボロン酸をXXXIX−5の代わりに使用して、淡黄色固体として調製した。
1H NMR (CDCl
3, 400MHz) δ 7.40 (s, 1H), 7.10−7.05 (m, 2H), 6.85−6.75 (m, 2H), 6.55 (s, 1H), 4.02 (q, J = 6.8 Hz, 2 H), 3.97 (s, 3H), 2.11 (s, 3H), 2.04 (s, 3H), 1.40 (t, J = 6.8 Hz, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 392.1。
【0956】
実施例13−E
化合物234の合成(スキームXL)
【化225】
[この文献は図面を表示できません]
XL−6を、本明細書中に記載される合成スキームに従って調製した。
【0957】
XL−6(100mg,0.34mmol)のアセトン(10mL)中の溶液に、化合物2−ヨードプロパン(83.7mg,0.51mmol)およびK
2CO
3(84mg,0.68mmol)を添加した。この反応混合物を一晩加熱還流した。室温まで冷却した後に、この混合物を氷水に注ぎ、EA(50mL×3)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、そして濃縮して、粗製生成物を得た。その残渣をprep−HPLCにより精製して、化合物234(50mg,収率44%)を白色固体として得た。
1H NMR (CDCl
3, 400MHz) δ 7.46 (s, 1H), 7.35 (s, 1H), 6.98 (s, 1H), 7.10−7.07 (m, 2H), 6.8 (s, 1H), 6.78−6.76 (m, 1H), 6.56 (s, 1H), 4.57−4.51 (m, 1H), 3.92 (s, 3H), 2.23 (s, 3H), 2.13 (s, 3H), 1.34 (d, J = 6 Hz, 6H)。MS(ESI)m/z[M+H]
+ 337.9。
【0958】
化合物240を、化合物234を得るための類似の手順に従って、5−ブロモ−4−(トリフルオロメチル)ピリジン−2(1H)−オンをXL−1の代わりに使用し、そして(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)ボロン酸をXL−2の代わりに使用して調製した。
1H NMR (CDCl
3, 400MHz) δ 7.48−7.46 (m, 3H), 7.42 (s, 1H), 7.38−7.25 (m, 3H), 7.07 (s, 1H), 3.94 (s, 3H)。MS(ESI)m/z[M+H]
+ 403.9。
【0959】
実施例14−A
化合物243の合成(スキームXLI)
【化226】
[この文献は図面を表示できません]
LDAの溶液(THF中1M,10mL,10mmol)を、XLI−1(0.8g,10mmol)および(n−Bu)
3SnCl(3.7g,11mmol)のTHF(10mL)中の溶液に、N
2下−70℃で滴下により添加した。この反応混合物を−70℃で1時間撹拌した。この反応を飽和aq.NH
4Cl(50mL)でクエンチし、そしてEA(50mL×3)で抽出し、その有機層をNa
2SO
4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮した。その残渣をシリカゲルでのカラムクロマトグラフィー(PE/EA=1/1)により精製して、XLI−2(1g,収率27%)を得た。
【0960】
XLI−3(0.2g,0.58mmol)およびXLI−2(0.43g,1.2mmol)のジオキサン(20mL)中の混合物に、Pd(PPh
3)
2Cl
2(0.04g,0.058mmol)をN
2下室温で添加した。この混合物を一晩還流させながら撹拌した。この混合物を水(20mL)で希釈し、そしてCH
2Cl
2(30mL×3)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮した。その残渣をシリカゲルでのカラムクロマトグラフィー(EAで溶出)により精製して、化合物243(0.16g,収率80%)を得た。
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 9.25−9.20 (m, 2H), 7.47−7.33 (m, 3H), 7.38−7.34 (m, 2H), 7.31 (s, 1 H), 6.65 (s, 1 H), 2.23 (s, 3 H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 348.0。
【0961】
化合物241:XLI−3(300mg,0.86mmol)、ピリジン−3−イルボロン酸(160mg,1.04mmol)、およびK
3PO
4(0.86ml,1.72mmol)のDMF(10mL)中の撹拌混合物に、Pd(PPh
3)
4(100mg,0.086mmol)をN
2保護下で添加した。この反応混合物を110℃で一晩撹拌した。この混合物を濃縮し、H
2Oで希釈し、EtOAc(30mL×3)で抽出し、その有機層をブラインで洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧中で濃縮し、その残渣をprep−HPLCにより精製して、化合物241(122mg,収率41%)を白色固体として得た。
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz) δ 8.63 (s, 1H), 8.57−8.56 (m, 1H), 7.90−7.85 (m, 1H), 7.70−7.64 (m, 3H), 7.53−7.51 (m, 2H), 7.48−7.45 (m, 1H) , 6.52 (s, 1H), 2.14 (s, 3H)。MS(ESI)m/z[M+H]
+ 347.1。
【0962】
化合物242を、化合物241を得るための類似の手順に従って、ピリジン−4−イルボロン酸をピリジン−3−イルボロン酸の代わりに使用して調製した。
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz) δ 8.60 (d, J =4.8 Hz, 2H), 7.71 (s, 1H), 7.66−7.64 (m, 2H), 7.53−7.47 (m, 4H), 6.52 (s, 1H), 2.19 (s, 3H)。MS(ESI)m/z[M+H]
+ 347.1。
【0963】
化合物247を、方法4に従って調製した:XLI−3(900mg,2.59mmol)のジオキサン/H
2O(12mL,v/v=5/1)中の溶液に、K
2CO
3(720mg,5.18mmol)、1−メチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール(600mg,2.85mmol)、Pd(dppf)Cl
2(180mg,0.26mmol)を添加した。この混合物を窒素でパージし、次いでマイクロ波によって100℃で40分間加熱した。この混合物を室温まで冷却し、水で希釈し、EtOAc(30mL×3)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧中で濃縮した。その残渣をシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィー(PE:EA=10:1→1:1)により精製して、化合物247を黄色固体として得た(175mg,収率20%)。
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 7.53 (s, 1H), 7.48−7.45 (m, 2H), 7.36−7.32 (m, 2H), 7.26 (m, 1H), 6.60 (s, 1H), 6.23(s, 1H), 3.76 (s, 3H), 2.03 (s, 3H)。
【0964】
化合物254を、XL−5を得るための類似の手順に従って、5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ベンゾ[d]オキサゾールをXL−4の代わりに使用し、そして5−XLI−3をXL−3の代わりに使用して、白色固体として調製した。
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 8.16 (s, 1H), 7.71 (s, 1H), 7.63 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.52−7.48 (m, 2H), 7.35−7.29 (m, 3H), 7.25 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 6.61 (s, 1H), 2.15 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 387.0。
【0965】
化合物255を、化合物254を得るための類似の手順に従って、(1−メチル−1H−インドール−5−イル)ボロン酸およびNa
2CO
3をK
2CO
3の代わりに使用して、黄色固体として調製した。
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz) δ 7.65−7.63 (m, 2H), 7.54−7.45 (m, 5H), 7.35 (d, J = 2.8Hz, 1H), 7.16 (dd, J = 1.6, 8.4 Hz, 2H), 6.47 (s, 1H), 6.20 (d, J = 2.8 Hz, 1H), 3.81 (s, 3H), 2.13 (s, 3H)。
【0966】
化合物259を、化合物255を得るための類似の手順に従って、5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ベンゾ[c][1,2,5]オキサジアゾールを使用して調製した。
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 7.90 (dd, J = 1.2, 9.6Hz, 1H), 7.75 (s, 1H), 7.50−7.48 (m, 2H), 7.39−7.34 (m, 4H), 6.64 (s, 1H), 2.22 (s, 3H)。
【0967】
化合物251を、化合物255を得るための類似の手順に従って、5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ベンゾ[d]チアゾールを使用して調製した。
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 9.06 (s, 1H), 8.06 (s, 1H), 8.01 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.52−7.49 (m, 2H), 7.39−7.32 (m, 3H), 7.27 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 6.63 (s, 1H), 2.19 (s, 3H)。
【0968】
化合物244を、XL−3を得るための類似の手順に従って、5−(1H−イミダゾール−1−イル)−4−メチルピリジン−2(1H)−オンと(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)ボロン酸とを反応させることによって調製した。
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 7.60 (s, 1H), 7.57−7.50 (m, 4H), 7.37−7.33 (m, 2H), 7.25 (m, 1H), 6.58 (s, 1H), 2.01 (s, 1H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 336.1。
【0969】
化合物245を、XL−5を得るための類似の手順に従って、XLI−3と1−メチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−インダゾールとを反応させることによって調製した。
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 7.99 (s, 1H), 7.62 (s, 1H), 7.51 (d, J = 9.2Hz, 2H), 7.45 (d, J = 8.8Hz, 1H), 7.34−7.23 (m, 4H), 6.61 (s, 1H), 4.11 (s, 3H), 2.15 (s, 3H)。MS(ESI)m/z[M+H]
+ 400.1。
【0970】
化合物246を、XL−5を得るための類似の手順に従って、XLI−3と2−メチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−2H−インダゾールとを反応させることによって調製した。
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 7.97 (s, 1H), 7.80 (d, J = 8.8Hz, 1H), 7.56 (s, 1H), 7.51 (d, J = 9.2Hz, 2H), 7.36 (m, 3H), 7.25 (m, 1H), 6.81 (s, 1H), 4.29 (s, 3H). 2.22 (s, 3H)。MS(ESI)m/z[M+H]
+ 400.1調製した。
【0971】
化合物249を、XL−5を得るための類似の手順に従って、XLI−3と1−メチル−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−インダゾールとを反応させることによって調製した。
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 8.02 (s, 1H), 7.75 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 7.52〜7.50 (m, 2H), 7.35〜7.33 (m, 2H), 7.29〜7.28 (m, 2H) ,7.07 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 6.62 (s, 1H), 4.09 (s, 3H), 2.18 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 400.0。
【0972】
化合物250を、XL−5を得るための類似の手順に従って、XLI−3と2−メチル−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−2H−インダゾールとを反応させることによって調製した。
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 7.94 (s, 1H), 7.68 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 7.58 (s, 1H), 7.53〜7.50 (m, 2H), 7.34〜7.32 (m, 2H), 7.27 (m, 1H), 7.00 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 6.61 (s, 1H) , 4.25 (s, 3H), 2.19 (s, 3H)。
MS(ESI)m/z(M+H)
+ 400.0。
【0973】
化合物258を、XL−5を得るための類似の手順に従って、1−メチル−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−インドールをXL−4の代わりに使用し、そしてXLI−3をXL−3の代わりに使用して、黄色固体として調製した。
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz) δ 7.66−7.62 (m, 1H), 7.56−7.48 (m, 4H), 7.44 (s, 1H), 7.33 (s, 1H), 7.02 (d, J = 8.0Hz, 1H), 6.48 (s, 1H), 6.42 (m, 1H), 3.78 (s, 3H), 2.15 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 398.9。
【0974】
化合物260を、XL−5を得るための類似の手順に従って、6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ベンゾ[d]チアゾールをXL−4の代わりに使用し、そしてXLI−3をXL−3の代わりに使用して調製した。
1H NMR (CDCl
3, 400MHz) δ 9.05 (s, 1H), 8.17 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.88 (s, 1H), 7.52−7.43 (m, 3H), 7.37−7.32 (m, 2H), 7.28−7.26 (m, 1H), 6.63 (s, 1H), 2.19 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 403.0。
【0975】
化合物432を、化合物243を得るための類似の手順に従って、Pd−118およびK
3PO
4をPd(dppf)Cl
2およびK
2CO
3の代わりに使用して調製した。
1H NMR (CDCl
3, 400MHz) δ 9.25 (d, J = 5.2 Hz, 1H), 9.20 (s, 1H), 7.50−7.47 (m, 2H), 7.44−7.42 (m, 1H), 7.38−7.35 (m, 2H), 7.30 (s, 1H), 6.64 (s, 1H), 2.22 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 297.9。
【0976】
実施例14−B
化合物248の合成(スキームXLII)
【化227】
[この文献は図面を表示できません]
フラスコに、XLI−3(0.8g,2.30mmol,1当量)、XLII−2(1.02g,4.60mmol,2当量)、Pd(dppf)Cl
2−CH
2Cl
2(0.094g,0.11mmol,0.05当量)、K
3PO
4(1.22g,4.60mmol,2当量)および50mLのジオキサンを入れ、窒素で3回フラッシュした。この混合物を80℃で8時間加熱した。LCMS分析は、この反応が完了したことを示した。この反応混合物を室温まで冷却し、水で希釈し、酢酸エチル(80mL×3)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、そして濃縮して、褐色油状物を得た。EAからの再結晶により、オフホワイトの固体のXLII−3(0.4g,収率48%)を得た。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 362.9。
【0977】
フラスコに、XLII−3(300mg,0.83mmol,1当量)、NaHCO
3(139mg,1.66mmol,2当量)、aq.2−クロロアセトアルデヒド(40%,1.6g,8.3mmol,10当量)および20mLのEtOHを入れた。この混合物を18時間加熱還流した。LCMS分析は、この反応が完了したことを示した。この反応混合物を室温まで冷却し、水で希釈し、酢酸エチル(50mL×3)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、そして濃縮して、褐色油状物を得た。prep−TLC(PE/EA=2/1)により精製して、化合物248を褐色固体として得た(145.5mg,収率45%)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 386.9。
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz) δ 9.05 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 8.64 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 7.90 (s, 1H), 7.84 (s, 1H), 7.76 (s, 1H), 7.66 (d, J = 8.4 Hz, 2H), 7.54 (d, J = 8.4 Hz, 2H), 6.55 (s, 1H), 2.22 (s, 3H)。
【0978】
化合物252を、化合物248を得るための類似の手順に従って、5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン−2−アミンをXLII−2の代わりに使用して調製した。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 386.9.
1H NMR (DMSO−d
6, 300 MHz):δ 8.62 (s, 1H), 7.92 (s, 1H), 7.72 (s, 1H), 7.66−7.53 (m, 6H), 7.33 (d, J = 6.8 Hz, 1H), 6.52 (s, 1H), 2.19 (s, 3H)。
【0979】
実施例14−C
化合物253、256および257の合成(スキームXLIII)
【化228】
[この文献は図面を表示できません]
XLIII−1(600mg,1.7mmol)の5mLのNMP中の溶液に、CuCN(462mg,5.1mmol)を添加した。この混合物を180℃で3時間加熱した。この混合物をH
2Oで希釈し、EtOAc(50mL×3)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧中で濃縮し、その残渣をシリカゲルでのカラムクロマトグラフィー(PE/EA=5/1)により精製して、XLIII−2(400mg,収率80%)を白色固体として得た。
【0980】
XLIII−2(300mg,1mmol)の、3mLのDMF中の溶液に、NaN
3(130mg,2mmol)およびCu(OAc)
2(360mg,2mmol)を添加した。この混合物をマイクロ波下100℃で20分間加熱した。次いで、この混合物を70℃で濾過し、その濾液を室温まで冷却し、この混合物を再度濾過した。残った固体をHCl/MeOH(4M)に溶解させ、室温で1時間撹拌した。この混合物を濃縮して、化合物253(50mg,収率14.5%)を黒色固体として得た。
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz) δ 8.17 (s, 1H), 7.60 (m, 2H), 7.51 (m, 2H), 6.51 (s, 1H), 2.36 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 338.0。
【0981】
化合物253(200mg,0.59mmol)の2mLのDMF中の溶液に、CH
3I(100mg,0.7mmol)およびK
2CO
3(170mg,1.2mmol)を添加した。この混合物を室温で3時間撹拌した。この混合物をH
2Oで希釈し、EtOAc(50mL×3)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧中で濃縮し、その残渣をprep−TLC(PE/EA=1/1)により精製して、化合物256(130mg,収率62%)および化合物257(40mg,収率19%)を得た。
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 8.15 (s, 1H), 7.50 (d, J = 8.8 Hz, 2H), 7.36 (d, J = 8.8 Hz, 2H), 6.60 (s, 1H), 4.38 (s, 3H), 2.55 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 351.9。
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 7.48−7.44 (m, 3H), 7.35 (d, J = 8.8 Hz, 2H), 6.65 (s, 1H), 4.05 (s, 3H), 2.13 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 351.9。
【0982】
化合物261〜264もまた、本明細書中に記載されるような一般的な手順に従って調製した。
【0983】
化合物261:
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 9.04 (s, 1H), 8.03−8.00 (m, 1H), 7.53−7.47 (m, 3H), 7.42−7.28 (m, 4H), 6.65 (s, 1H), 2.07 (s, 3H)。MS(ESI)m/z[M+H]
+ 402.8。
【0984】
化合物262:MS(ESI)m/z[M+H]
+ 352.8.
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 8.87 (m, 1H), 7.70 (s, 1H), 7.51−7.47 (m, 2H), 7.35−7.27 (m, 3H), 6.60 (s, 1H), 2.36 (s, 3H)。
【0985】
化合物263:
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz) δ 9.42 (s, 1H), 8.10 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 7.78 (s, 1H), 7.64−7.59 (m, 3H), 7.51−7.45 (m, 3H), 6.55 (s, 1H), 1.98 (s, 3H)。MS(ESI)m/z[M+H]
+ 402.9。
【0986】
化合物264:
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 8.54 (s, 1H), 8.48 (s, 1H), 7.49−7.45 (m, 2H), 7.37−7.32 (m, 2H), 7.29 (s, 1H), 6.61 (s, 1H), 2.19 (s, 3H)。MS(ESI)m/z[M+H]
+ 353.1。
【0987】
実施例15
5−ブロモピリドンアナログ
化合物265〜273を、実施例12−Bにおける方法1に従って、5−ブロモピリジン−2(1H)−オンを使用して関連するボロン酸と反応させて調製した。
【0988】
化合物265:
1HNMR (DMSO−d
6, 400MHz) δ 7.97 (s, 1H), 7.63 (d, J = 9.6 Hz, 1 H), 7.52−7.48 (m, 2H), 7.37−7.32 (m, 2H), 6.48 (d, J = 9.6 Hz, 1 H)。MS(ESI)m/z(M+ H)
+ 268.1。
【0989】
化合物266:
1HNMR (DMSO−d
6, 400MHz) δ 8.34 (s, 1H ), 8.02 (d, J = 9.6 Hz, 1 H), 7.85−7.81 (m, 1H ),7.46−7.38 (m, 3H), 6.88 (d, J = 9.6 Hz, 1 H), 4.21 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+ H)
+ 280.0。
【0990】
化合物267:
1HNMR (DMSO−d
6, 400MHz) δ 7.92 (d, J=2.8 Hz, 1H), 7.60 (dd, J = 9.6, 2.8 Hz, 1 H), 7.32−7.29 (m, 2H), 7.02−6.99 (m, 2H), 6.45 (d, J = 9.6 Hz, 1H ), 4.70−4.63 (m, 1H), 1.32 (d, J = 6.0 Hz, 6H)。MS(ESI)m/z(M+ H)
+ 310.0。
【0991】
化合物268:
1HNMR (DMSO−d
6, 400MHz) δ 8.07 (d, J = 2.8 Hz, 1H), 7.91 (s, 1H), 7.85−7.82 (m, 1H), 7.80−7.73 (m, 2H), 7.65 (dd, J = 9.6, 2.8 Hz, 1 H), 6.51 (d, J = 9.6 Hz, 1H)。MS(ESI)m/z(M+ H)
+ 319.9。
【0992】
化合物269:
1HNMR (DMSO−d
6, 400MHz) δ 7.98 (d, J = 2.8 Hz, 1H), 7.63 (dd, J = 9.6, 2.8 Hz, 1 H), 7.60−7.56 (m, 2H), 7.50−7.47 (m, 2H), 6.48 (d, J =9.6 Hz, 1H)。MS(ESI)m/z(M+ H)
+ 285.8。
【0993】
化合物270:
1HNMR (DMSO−d
6, 400MHz) δ 8.03 (d, J = 2.8 Hz, 1H), 7.66−7.59 (m, 3H), 7.53−7.50 (m, 2H), 6.50 (d, J = 10 Hz, 1H)。MS(ESI)m/z(M+ H)
+ 335.9。
【0994】
化合物271:
1HNMR (DMSO−d
6, 400MHz) δ 10.17 (s, 1H), 7.96 (d, J = 2.8 Hz, 1H), 7.70 (s, 1H), 7.67−7.58 (m, 2H), 7.44 (t, J = 8.0 Hz, 1H), 7.10−7.07 (m, 1H), 6.49 (d, J = 10 Hz, 1H), 2.07 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+ Na)
+ 328.9。
【0995】
化合物272:
1HNMR (DMSO−d
6, 400MHz) δ 7.98 (d, J = 2.8 Hz, 1H ), 7.62 (dd, J = 9.6, 2.8 Hz, 1 H), 7.58−7.50 (m, 1H ), 7.42−7.39 (m, 1H ), 7.33−7.27 (m, 2H), 6.47 (d, J = 9.6 Hz, 1H)。MS(ESI)m/z(M+ H)
+ 267.8。
【0996】
化合物273:
1HNMR (DMSO−d
6, 400MHz) δ 7.83 (d, J = 2.8 Hz, 1H ), 7.63 (dd, J = 9.6, 2.8 Hz, 1 H), 7.15 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 6.93 (d, J = 2.8 Hz, 1H ), 6.86−6.83 (m, 1H), 6.47 (d, J = 9.6 Hz, 1H ), 4.07 (q, J = 6.8 Hz, 2H ), 2.01 (s, 3H), 1.35 (t, J = 6.8 Hz, 3H)。MS(ESI)m/z(M+ H)
+ 307.9。
【0997】
実施例16
5−置換ピリドンアナログ
化合物274〜278、280および281を、実施例12−Bにおける方法1に従って、5−トリフルオロメチルピリジン−2(1H)−オンと関連するボロン酸とを反応させることによって調製した。
【0998】
化合物274:
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 7.73 (s, 1H), 7.58−7.49 (m, 2H), 7.22−7.15 (m, 3H), 6.74 (d, J = 9.6 Hz, 1H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 257.9。
【0999】
化合物275:
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 7.73 (s, 1H), 7.54 (d, J = 9.6 Hz, 1H), 7.48−7.42 (m, 2H), 7.38−7.36 (m, 2H), 6.73 (d, J = 9.6 Hz, 1H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 324.1。
【1000】
化合物276:
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 7.74 (s, 1H), 7.54−7.50 (m, 1H), 7.45−7.40 (m, 1H), 7.03−6.99 (m, 1H), 6.94−6.90 (m, 2H), 6.72 (d, J = 9.6 Hz, 1H), 3.85 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 270.1。
【1001】
化合物277:
1HNMR (DMSO−d
6, 400MHz) δ 10.18 (s, 1H), 8.25 (s, 1H), 7.79−7.75 (m, 1H), 7.71 (s, 1H), 7.63−7.61 (m, 1H), 7.48−7.43 (m, 1H), 7.14−7.11 (m, 1H), 6.66 (d, J = 9.6 Hz, 1H), 2.07 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 296.9。
【1002】
化合物278:
1HNMR (DMSO−d
6, 400MHz) δ 8.13 (m, 1H ), 7.76−7.72 (m, 1H ), 7.18 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 6.91 (s, 1H ), 6.84−6.81 (m, 1H ), 6.61 (d, J = 9.6 Hz, 1H), 4.04 (q, J=6.8 Hz, 2H), 1.97 (s, 3H), 1.31 (t, J=6.8 Hz, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 298.1。
【1003】
化合物280:
1H NMR:(CDCl
3, 400MHz) δ 7.67 (s, 1H), 7.55−7.48 (m, 2H), 7.40−7.35 (m, 1H), 7.32−7.28 (m, 2H), 6.75 (d, J = 9.6 Hz, 1H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 258.1。
【1004】
化合物281:
1H NMR:(CDCl
3, 400MHz) δ 7.61−7.53 (m, 3H), 7.47−7.37 (m, 3H), 6.76 (d, J = 9.6 Hz, 1H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 273.9。
【1005】
化合物279を、実施例12−Bにおける方法2に従って、5−トリフルオロメチルピリジン−2(1H)−オンと5−ブロモピリジンとを反応させることによって調製した。NMR (CDCl
3, 400MHz) δ 9.31 (s, 1H), 8.89 (s, 2H), 7.72 (s, 1H), 7.59 (d, J = 9.6 Hz, 1H), 6.78 (d, J = 9.6 Hz, 1H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 242.0。
【1006】
化合物282を、実施例12−Bにおける方法1に従って、5−メチルピリジン−2(1H)−オンと(3,4,5−トリフルオロフェニル)ボロン酸とを反応させることによって調製した。
1H NMR (CDCl
3, 300 MHz) δ 7.28 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 7.10−7.03 (m, 3H), 6.59 (d, J = 9.6 Hz, 1H), 2.10 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 239.9。
【1007】
化合物283を、方法2に従って、5−メチルピリジン−2(1H)−オンと1−フルオロ−2−ヨードベンゼンとを反応させることによって調製した。
1H NMR (DMSO−d
6, 300 MHz) δ 7.42−7.31 (m, 2H), 7.30−7.21 (m, 3H), 7.01 (s, 1H), 6.62 (d, J = 9.6 Hz, 1H), 2.09 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 204.1。
【1008】
化合物285を、本明細書中に記載される一般手順に従って調製した。
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 7.50−7.47 (m, 2H), 7.43−7.35 (m, 4H), 7.10 (d, J = 2.4Hz, 1H), 6.64 (d, J = 9.6Hz, 1H), 2.73−2.65 (m, 1H), 1.20 (d, J = 6.8Hz, 6H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 214.2。
【1009】
化合物287:5−ブロモ−1−フェニルピリジン−2(1H)−オン(0.25g,1mmol)およびエチニルトリメチルシラン(5mL)の、DMF(10mL)およびTEA(2mL)中の混合物に、CuI(0.02g,0.1mmol)およびPd(PPh
3)
2Cl
2(0.07g,0.1mmol)を添加した。この混合物を窒素で5分間パージし、そしてN
2下100℃で一晩撹拌した。この反応混合物を後処理して、中間体生成物(0.16g,収率60%)を得、これをCH
2Cl
2(5mL)中のTBAF(0.16g,0.6mmol)と混合し、室温で3時間撹拌した。その有機層を濃縮し、そしてその残渣をカラムクロマトグラフィー(PE/EA=10/1)により精製して、化合物287(0.08g,収率68%)を得た。
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 7.6 (d, J = 2.4Hz, 1 H), 7.54−7.35 (m, 6H), 6.63 (d, J = 9.6Hz, 1H), 3.03 (s, 1H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 196.1。
【1010】
実施例17
5−フェニルピリドンアナログ
化合物288〜331を、方法A〜Cおよび方法1〜4において本明細書中に記載される類似の手順に従って調製した。
【1011】
化合物288:
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz) δ 7.91−7.87 (m, 2H), 7.68−7.64 (m, 2H), 7.37 (d, J = 8.8 Hz, 2H), 7.22 (t, J = 8.8 Hz, 2H), 7.02 (d, J = 8.8 Hz, 2H), 6.57 (d, J = 9.2 Hz, 1H), 4.70−4.64 (m, 1H), 1.30 (d, J = 6.0 Hz, 6H)。MS(ESI)m/z[M+H]
+ 324.1。
【1012】
化合物289:
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz) δ 8.05 (d, J =2.4 Hz, 1H), 7.96−7.93 (m, 2H), 7.86−7.84 (m, 2H), 7.79−7.77 (m, 1H), 7.72−7.68 (m, 2H), 7.24 (t, J = 8.8 Hz, 2H), 6.62 (d, J = 9.6 Hz, 1H)。MS(ESI)m/z[M+H]
+ 333.9。
【1013】
化合物290:
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz) δ 8.02−7.94 (m, 2H), 7.69−7.66 (m, 2H), 7.61−7.53 (m, 2H), 7.46−7.37 (m, 2H), 7.36−7.22 (m, 2H), 6.62 (d, J =9.6Hz, 1H)。MS(ESI)m/z[M+H]
+ 284.0。
【1014】
化合物291:
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 7.69 (dd, J
=2.4, 9.6 Hz, 1H), 7.61−7.58 (m, 1H), 7.48−7.35 (m, 6H), 7.08 (t, J
=8.4 Hz, 2H), 6.78 (d, J =9.6 Hz, 1H)。MS(ESI)m/z[M+H]
+ 300.1。
【1015】
化合物294:
1H NMR (CDCl
3, 400MHz):δ 7.72−7.70 (m, 1H), 7.53 (s, 1H), 7.46−7.39 (m, 6H), 7.37−7.32 (m, 1H), 7.22−7.17 (m, 2H), 6.74 (d, J =9.6 Hz, 1H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 266.0。
【1016】
化合物295:
1H NMR (CDCl
3, 400MHz) δ 7.73−7.70 (m, 1H), 7.57 (s, 1H), 7.46−7.39 (m, 5H), 7.36−7.32 (m, 1H), 7.02−6.97 (m, 3H), 6.75 (d, J =9.6 Hz, 1H), 3.84 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 277.9。
【1017】
化合物296:
1H NMR (CDCl
3, 400MHz):δ 7.73−7.70 (m, 1H), 7.52−7.40 (m, 6H), 7.36−7.32 (m, 1H), 7.24−7.14 (m, 3H), 6.75 (d, J =9.6 Hz, 1H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 266.1。
【1018】
化合物297:
1H NMR (CDCl
3, 400MHz):δ 7.76−7.65 (m, 5H), 7.55 (s, 1H), 7.46−7.40 (m, 4H), 7.38−7.32 (m, 1H), 6.77 (d, J =9.6 Hz, 1H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 315.2。
【1019】
化合物298:
1H NMR (CDCl
3, 400MHz):δ 7.76−7.73 (m, 1H), 7.47−7.40 (m, 5H), 7.35−7.31 (m, 1H), 7.15 (d, J =8.4 Hz, 1H), 6.88−6.82 (m, 2H), 6.77 (d, J =9.2 Hz, 1H), 4.06 (q, J =6.8 Hz, 2H), 2.17 (s, 3H), 1.44 (t, J =6.8 Hz, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 305.9。
【1020】
化合物308:
1H NMR (CDCl
3, 400MHz) δ 7.69−7.66 (m, 1H), 7.49−7.45 (m, 2H), 7.35 (d, J = 8Hz, 2H), 7.25−7.15 (m, 3H), 6.97−6.93 (m, 2H), 6.75 (d, J = 9.6 Hz, 1H), 3.83 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 296.0。
【1021】
化合物309:
1H NMR (CDCl
3, 400MHz) δ 7.68−7.65 (m, 1H), 7.35 (d, J = 2.4Hz, 1H), 7.43−7.33 (m, 3H), 7.01−6.93 (m, 5H), 6.75 (d, J = 9.2Hz, 1H), 3.83 (s, 6H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 308.0。
【1022】
化合物310:
1H NMR (CDCl
3, 300MHz) δ 7.72−7.69 (m, 1H), 7.60−7.57 (m, 1H), 7.43−7.41 (m, 3H), 7.37−7.33 (m, 3H), 6.96−6.93 (m, 2H), 6.77 (d, J = 9.6 Hz, 1H), 3.83 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 311.9。
【1023】
化合物314:
1H NMR (CDCl
3, 400MHz) δ 7.68 (dd, J=2.8, 9.6 Hz, 1H), 7.52−7.49 (m, 3H), 7.41−7.29(m, 6H), 6.75 (d, J = 9.6 Hz, 1H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 315.9。
【1024】
化合物315:
1H NMR (CDCl
3, 400MHz) δ 7.68−7.65 (m, 1H), 7.56 (d, J = 4.0Hz, 1H), 7.42−7.28 (m, 6H), 7.04−7.00 (m, 2H), 6.76 (d, J = 9.2 Hz, 1H), 3.86 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 312.0。
【1025】
化合物316:
1H NMR:(CDCl
3, 400MHz) δ 7.67−7.64 (m, 1H), 7.56 (s, 1H), 7.42 (s, 1H), 7.34−7.28 (m, 5H), 7.00−6.97 (m, 2H), 6.76 (d, J = 9.2 Hz, 1H), 4.63−4.55 (m, 1H), 1.38 (s, 3H), 1.36 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 340.1。
【1026】
化合物317:
1H NMR:(DMSO−d
6, 400 MHz) δ 8.09 (m, 1 H), 7.96 (dd, J=2.8, 9.6 Hz, 1H), 7.75 (s, 1H), 7.62−7.53 (m, 3H), 7.43−7.33 (m, 4H), 6.59 (d, J = 9.6 Hz, 1 H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 299.9。
【1027】
化合物318:
1H NMR:(CDCl
3, 400MHz) δ 7.73−7.66 (m, 5H), 7.54 (s, 1H), 7.43−7.30 (m, 4H), 6.78 (d, J = 9.6 Hz, 1H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 349.9。
【1028】
化合物319:
1H NMR:(CDCl
3, 400MHz) δ 7.68−7.65 (m, 1H), 7.56 (s, 1H), 7.43−7.39 (m, 2H), 7.34−7.28 (m, 3H), 7.01−6.96 (m, 3H), 6.75 (d, J = 9.6 Hz, 1H), 3.84 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 311.9。
【1029】
化合物320:
1H NMR:(CDCl
3, 400MHz) δ 8.11 (s, 1H), 7.97−7.94 (m, 1H), 7.78 (s, 1H), 7.61−7.32 (m, 7H), 6.60 (d, J = 9.6 Hz, 1H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 299.9。
【1030】
化合物321:
1H NMR:(CDCl
3, 400MHz) δ 7.42 (d, J = 4.0Hz, 1H), 7.43−7.38 (m, 2H), 7.29−7.27 (m, 3H), 7.12 (d, J = 8.0Hz, 1H), 6.84−6.80 (m, 2H), 6.75 (d, J = 9.6Hz, 1H), 4.03 (q, J = 6.8Hz, 2H), 2.13 (s, 3H), 1.41 (t, J = 6.8Hz, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 340.1。
【1031】
化合物322:
1H NMR:(CDCl
3, 400MHz) δ 7.73−7.69 (m, 1H), 7.60−7.58 (m, 1H), 7.46−7.29 (m, 8H), 6.79 (d, J = 9.6Hz, 1H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 316.0。
【1032】
化合物292:
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 8.36−8.31 (m, 2H), 7.86−7.85 (m, 1H), 7.74−7.68 (m, 2H), 7.50 (s, 1H), 7.42−7.38 (m, 2H), 7.15−7.11 (m, 2H), 6.78 (d, J = 9.2 Hz, 1H)。MS(ESI)m/z[M+H]
+ 310.8。
【1033】
化合物299:
1HNMR (CDCl
3, 400MHz) δ 8.77 (brs, 2H), 7.73−7.68 (m, 1H), 7.51−7.32 (m, 8H), 6.77−6.72 (m, 1H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 249.2。
【1034】
化合物302:
1HNMR (CDCl
3, 400MHz) δ 7.78−7.75 (m, 1H), 7.62−7.58 (m, 1H), 7.47−7.40 (m, 8H), 7.35−7.32 (m, 1H), 6.79 (d, J = 9.6 Hz, 1H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 282.2。
【1035】
化合物300:
1HNMR (CDCl
3, 400MHz) δ 9.27 (s, 1H), 8.95 (s, 2H), 7.80−7.75 (m, 1H), 7.51−7.35 (m, 6H), 6.79 (d, J = 9.6 Hz, 1H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 250.0。
【1036】
化合物301:
1HNMR (CDCl
3, 400MHz) δ 7.76−7.72 (m, 1H), 7.50−7.39 (m, 7H), 7.38−7.27 (m, 3H), 6.78 (d, J = 9.6 Hz, 1H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 265.9。
【1037】
化合物311:
1H NMR (CDCl
3, 400MHz) δ 9.26 (s, 1H), 8.94 (s, 2H), 7.72 (dd, J = 2.8, 9.6 Hz, 1H), 7.41 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 7.35−7.33 (m, 2H), 6.97−6.95 (m, 2H), 6.77 (d, J = 9.6 Hz, 1H), 3.84 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 279.9。
【1038】
化合物323:
1H NMR:(CDCl
3, 400MHz) δ 8.82 (brs, 2H), 7.72−7.68 (m, 1H), 7.52 (d, J = 2.4Hz, 1H), 7.47−7.42 (m, 2H), 7.39−7.30 (m, 4H), 6.79 (d, J = 9.6 Hz, 1H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 283.1。
【1039】
化合物312:
1H NMR (CDCl
3, 400MHz) δ 7.71−7.68 (m, 1H), 7.48−7.39 (m, 3H), 7.37−7.27 (m, 4H), 6.96−6.93 (m, 2H), 6.76 (d, J = 9.6 Hz, 1H), 3.83 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 296.0。
【1040】
化合物324:
1H NMR:(CDCl
3, 400MHz) δ 7.70−7.67 (m, 1H), 7.48−7.41 (m, 4H), 7.37−7.28 (m, 5H), 6.79 (d, J = 9.6 Hz, 1H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 300.1。
【1041】
化合物303:
1HNMR (DMSO−d
6, 400MHz) δ 7.90−7.86 (m, 2H), 7.59−7.51 (m, 6H), 6.97−6.94 (m, 2H), 6.59 (d, J = 9.6 Hz, 1H), 3.76 (s, 3H). MS (ESI) m/z z (M+H)
+ 312.0。
【1042】
化合物304:
1HNMR (DMSO−d
6, 400MHz) δ 7.95−7.76 (m, 6H), 7.59−7.54 (m, 2H), 6.98−6.95 (m, 2H), 6.60 (d, J = 9.6 Hz, 1H), 3.76 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 345.9。
【1043】
化合物305:
1HNMR (DMSO−d
6, 400MHz) δ 7.89−7.82 (m, 2H), 7.66−7.54 (m, 4H), 7.43−7.39 (m, 2H), 7.08−7.03 (m, 2H), 6.98−6.96 (m, 2H), 6.56 (d, J = 9.2 Hz, 1H), 3.82 (s, 3H), 3.77 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 308.0。
【1044】
化合物306:
1HNMR (DMSO−d
6, 400MHz) δ 7.91−7.87 (m, 2H), 7.59−7.53 (m, 4H), 7.39−7.33 (m, 2H), 6.99−6.96 (m, 2H), 6.59 (d, J = 9.2 Hz, 1H), 3.78 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 296.1。
【1045】
化合物307:
1HNMR (DMSO−d
6, 400MHz) δ 7.88−7.82 (m, 2H), 7.56−7.54 (m, 2H), 7.39−7.36 (m, 2H), 7.04−6.95 (m, 4H), 6.56 (d, J=9.2 Hz, 1H), 4.71−4.66 (m, 1H), 3.78 (s, 3H), 1.31 (d, J = 6.0 Hz, 6H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 336.1。
【1046】
化合物313:
1H NMR (CDCl
3, 400MHz) δ 7.69−7.66 (m, 1H), 7.58−7.51 (m, 3H), 7.49−7.42 (m, 4H), 7.36−7.29 (m, 3H), 6.77 (d, J = 9.6 Hz, 1H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 281.9。
【1047】
化合物293:
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz) δ 7.90−7.87 (m, 2H), 7.68−7.64 (m, 2H), 7.26−7.13 (m, 3H), 6.65−6.54 (m, 4H), 5.40 (brs, 2H)。MS(ESI)m/z[M+H]
+ 280.9。
【1048】
化合物325:
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz) δ 8.13 (d, J = 2.8 Hz, 1H), 8.02−7.99 (m, 1H), 7.86−7.81 (m, 4H), 7.60−7.56 (m, 2H), 7.40−7.35 (m, 4H), 6.64 (d, J = 9.6 Hz, 1H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 344.9。
【1049】
化合物326:
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz) δ 7.88 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 7.75−7.72 (m, 1H), 7.60−7.54 (m, 4H), 7.34−7.29 (m, 1H), 7.25−7.22 (m, 1H), 7.13−7.05 (m, 4H), 6.37 (d, J = 9.6 Hz, 1H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 345.2。
【1050】
化合物327:
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz) δ 8.15 (d, J = 2.8 Hz, 1H), 8.04−8.01 (m, 1H), 7.87−7.82 (m, 4H), 7.64−7.57 (m, 4H), 7.38 (s, 2H), 6.65 (d, J = 9.6 Hz, 1H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 360.9。
【1051】
化合物328:
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz) δ 8.09 (d, J = 2.8 Hz, 1H), 8.00−7.97 (m, 1H), 7.85−7.80 (m, 4H), 7.44−7.41 (m, 2H), 7.37 (s, 2H), 7.08−7.02 (m, 2H), 6.62 (d, J = 9.6 Hz, 1H), 3.82 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 356.9。
【1052】
化合物329:
1HNMR (DMSO−d
6, 400 MHz) δ 8.21 (s, 1H), 8.02 (dd, J = 2.4, 9.6 Hz, 1H), 7.96 (s, 1H), 7.87−7.65 (m, 7H), 7.40 (s, 2H), 6.65 (d, J = 9.6 Hz, 1H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 394.9。
【1053】
化合物330:
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz) δ 8.08 (d, J = 2.8 Hz, 1H), 7.98−7.95 (m, 1H), 7.84−7.76 (m, 4H), 7.39−7.36 (m, 4H), 7.02 (d, J = 8.8 Hz, 2H), 6.60 (d, J = 9.6 Hz, 1H), 4.70−4.64 (m, 1H), 1.29 (d, J = 6.0 Hz, 6H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 384.8。
【1054】
化合物331:
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz) δ 8.11 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 8.03−8.00 (m, 1H), 7.87−7.81 (m, 4H), 7.49−7.42 (m, 1H), 7.39 (s, 2H), 7.11−7.04 (m, 3H), 6.63 (d, J = 9.6 Hz, 1H), 3.81 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 356.9。
【1055】
実施例18
2(1H)−チオンアナログ
化合物332〜339および341〜343を、一般的な手順に従って調製した:ピルフェニドンアナログ(1当量)のトルエン中の溶液に、Lawesson試薬(0.6当量)を添加した。この反応混合物を窒素下で一晩還流した。室温まで冷却した後に、この混合物を減圧下で濃縮した。その残渣をシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィー(石油エーテル/EtOAcで溶出)により精製して、最終チオンアナログを得た。
【1056】
化合物332:
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz) δ 7.83 (s, 1H), 7.47−7.44 (m, 1H), 7.32−7.25 (m, 3H), 7.08−7.04 (m, 2H), 3.82 (s, 3H), 2.13 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 231.9。
【1057】
化合物333:
1H NMR (CDCl
3, 300 MHz) δ 7.67 (d, J = 8.7 Hz, 1 H), 7.41−7.38 (m, 5H), 7.15 (d, J = 9.0 Hz, 1H), 2.17 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 285.9。
【1058】
化合物334:
1H NMR (CDCl
3, 300 MHz) δ 7.67 (d, J = 9.0 Hz, 1 H), 7.41 (s, 1H), 7.25−7.20 (m, 2H), 7.09 (d, J = 9.0 Hz, 1 H), 6.96 (d, J = 9.0 Hz, 2 H), 4.60−4.52 (m, 1H), 2.15 (s, 3H), 1.35 (d, J = 6.0 Hz, 6H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 259.9。
【1059】
化合物335:
1H NMR (CDCl
3, 300 MHz) δ 7.68 (d, J = 9.0 Hz, 1H), 7.51−7.47 (m, 2H), 7.37 (s, 1H), 7.30 (d, J = 1.8 Hz, 1H), 7.28 (s, 1H ), 7.12 (dd, J = 2.1, 9.0 Hz, 1H), 2.18 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 236.2。
【1060】
化合物336:
1H NMR (CDCl
3, 300 MHz) δ 7.67 (d, J = 9.0 Hz, 1H), 7.39 (s, 1H), 7.37−7.10 (m, 5H), 2.17 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 219.9。
【1061】
化合物337:
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 7.75−7.57 (m, 5H), 7.37 (s, 1H), 7.13 (d, J = 8.8 Hz, 1H), 2.17 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 270.0。
【1062】
化合物338:
1H NMR (CDCl
3, 300 MHz) δ 7.67 (d, J = 9.0 Hz, 1H), 7.53−7.48 (m, 1H), 7.39 (s, 1H), 7.21−7.08 (m, 4H), 2.17 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 219.9。
【1063】
化合物339:
1H NMR (CDCl
3, 300 MHz) δ 7.67 (d, J = 9.0 Hz, 1H), 7.42−7.40 (m, 2H), 7.11 (d, J = 8.7 Hz, 1H), 7.01 (d, J = 8.7 Hz, 1H), 6.90 (d, J = 9.0 Hz, 1H), 6.86−6.84 (m, 1H), 3.82 (s, 3H), 2.17 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 231.9。
【1064】
化合物341:
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz) δ 7.84 (s, 1H), 7.69−7.67 (m, 1H), 7.54−7.38 (m, 4H), 7.37 (dd, J = 2.0, 9.2 Hz, 1H), 2.14 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 236.1。
【1065】
化合物342:
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz) δ 7.73 (s, 1H), 7.44 (d, J = 8.8 Hz, 1H), 7.30 (dd, J =2.0, 8.8 Hz, 1H), 7.04 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 6.91 (d, J = 2.8 Hz, 1H), 6.84 (dd, J = 2.8, 8.4 Hz, 1H), 4.04 (q, J = 6.8 Hz, 2H), 2.11 (s, 3H), 1.94 (s, 3H), 1.33 (t, J = 6.8 Hz, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 260.1。
【1066】
化合物343:
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz) δ 10.17 (s, 1H), 7.83 (s, 1H), 7.63 (d, J = 1.6 Hz, 1H), 7.54 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 7.45−7.41 (m, 2H), 7.31 (dd, J = 2.0, 8.8 Hz, 1H), 6.96 (t, J = 6.4 Hz, 1H), 2.11 (s, 3H), 2.05 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 258.9。
【1067】
実施例19
5−複素環置換アナログ
化合物344〜346を、スキームXXVIII、方法1と類似の手順に従って調製した。
【1068】
化合物344:
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz) δ 9.11−9.09 (m, 3H), 8.26 (m, 1H), 8.05−8.02 (m, 1H), 7.58−7.55 (m, 2H), 7.39−7.35 (m, 2H), 6.64 (d, J = 9.6 Hz, 1H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 267.8。
【1069】
化合物345:
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz) δ 9.13 (m, 3H), 8.31 (m, 1H), 8.08−8.05 (m, 1H), 7.61−7.57 (m, 1H), 7.54−7.50 (m, 1H), 7.42−7.36 (m, 2H), 6.68 (d, J = 9.6 Hz, 1H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 267.7。
【1070】
化合物346:
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 9.20 (s, 1H), 8.86 (s, 2H), 7.70−7.67 (m, 1H), 7.54 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 7.52−7.43 (m, 2H), 7.34−7.29 (m, 2H), 6.86 (d, J = 9.6 Hz, 1H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 289.9。
【1071】
化合物347を、化合物243を得るための類似の合成手順に従って調製した:
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 9.34 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 9.20 (d, J = 5.6 Hz, 1H), 7.79−7.74 (m, 2H), 7.52−7.49 (m, 2H), 7.41−7.39 (m, 2H), 6.85 (d, J = 9.6 Hz, 1H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 334.9。
【1072】
化合物348を、最初の工程の中間体を、イミダゾールと5−ブロモ−2−メトキシピリジンとをDMSO中で、L−プロリン、CuI、K
2CO
3および4Åのモレキュラーシーブの存在下で反応させることにより形成したこと以外は、スキームXXVIII、方法1と類似の手順に従って調製した。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 7.69 (s, 1H), 7.53−7.47 (m, 4H), 7.39−7.36 (m, 2H), 7.21 (s, 1H), 7.11 (s, 1H), 6.78 (d, J = 8.0 Hz, 1H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 321.9。
【1073】
実施例20
3−メチル置換アナログ(スキームXLIV)
【化229】
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NaOMe(5.29g,98mmol)のMeOH(500mL)中の溶液に、XLIV−1(10g,49mmol)を少しずつ添加した。この反応混合物を一晩加熱還流した。この溶液を冷却し、水でゆっくりとクエンチし、PE(100mL×3)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、そして濃縮して、XLIV−2(8.0g,収率81%)を白色固体として得た。
【1074】
XLIV−5を、XXVIII−5を得るための方法1と類似の手順に従って調製した。
1H NMR (CDCl
3, 300 MHz) δ 7.51−7.35 (m, 7H), 2.19 (s, 3H)。MS(ESI)m/z[M+H]
+ 265.8。
【1075】
化合物349、351および353を、方法Aに記載される類似の手順に従って、XLIV−5と関連するボロン酸またはエステルとを反応させることによって調製した。
【1076】
化合物349:
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 7.68−7.52 (m, 2H), 7.48−7.35 (m, 3H), 7.20−7.16 (m, 1H), 6.96 (s, 1H), 2.17 (s, 3H), 2.08 (s, 3H)。MS(ESI)m/z[M+H]
+ 200.0。
【1077】
化合物351:
1H NMR (DMSO−d
6, 300 MHz) δ 7.80 (m, 2H), 7.78−7.62 (m, 2H), 7.52−7.44 (m, 5H), 7.23−7.17 (m, 2H), 2.09 (s, 3H)。MS(ESI)m/z[M+H]
+ 280.1。
【1078】
化合物353:
1H NMR (DMSO−d
6, 300 MHz) δ 7.99 (s, 1H), 7.74−7.68 (m, 3H), 7.49−7.39 (m, 5H), 3.78 (s, 3H), 2.06 (s, 3H)。MS(ESI)m/z[M+H]
+ 265.9。
【1079】
化合物350:5−ブロモ−3−メチル−1−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)ピリジン−2(1H)−オン(300mg,0.86mmol,1当量)の12mLのトルエン/EtOH/H
2O(v/v/v=4/1/1)中の混合物に、(4−フルオロフェニル)ボロン酸(242mg,1.73mmol,2当量)およびK
2CO
3(357mg,2.59mmol,3当量)を添加した。この混合物をN
2により3回脱気し、次いでPd(PPh
3)
4(100mg,0.08mmol,0.1当量)を添加した。この反応容器を密封し、そしてマイクロ波中100℃で1時間加熱した。室温まで冷却した後に、この混合物をEA(100mL)で希釈し、水およびブラインで洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥させ、そして濃縮した。得られた残渣をprep−TLC(PE/EA=3/2)により精製して、化合物350(210mg,収率67%)を白色固体として得た。
1H NMR (CDCl
3, 400MHz) δ 7.55 (s, 1H), 7.51−7.47 (m, 2H), 7.41−7.34 (m, 5H), 7.11 (t, J = 8.8 Hz, 2H), 2.27 (s, 3H)。MS(ESI)m/z[M+H]
+ 364.0。
【1080】
化合物352を、化合物350を得るための類似の手順に従うことによって、1−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールを(4−フルオロフェニル)ボロン酸の代わりに使用して、白色固体として調製した。
1H NMR (CDCl
3, 400MHz) δ 7.58 (s, 1H), 7.48−7.43 (m, 4H), 7.36−7.32 (m, 3H), 3.93 (s, 3H), 2.24 (s, 3H)。MS(ESI)m/z[M+H]
+ 350.1。
【1081】
実施例21
複素環式コアを有するピルフェニドンアナログ
化合物354を、方法1に記載された類似の手順に従って、イソキノリン−3(2H)−オンとフェニルボロン酸とを反応させることによって調製した。
1H NMR (DMSO−d
6, 400MHz) δ 8.75 (s, 1H), 7.60−7.50 (m, 6H), 7.35−7.28 (m, 2H), 6.92−6.88 (m, 1H ), 6.59 (s, 1H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 222.0。
【1082】
化合物355および356を、スキームXXVIIおよび方法Aに記載される類似の手順に従って、5−ブロモピリミジン−2(1H)−オンをXXVII−1の代わりに使用し、そしてPd(PPh
3)
4をPd(dppf)Cl
2の代わりに使用して調製した。
【1083】
化合物355:
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 8.83 (d, J =3.6 Hz, 1H), 7.77 (d, J =3.6 Hz, 1H), 7.61 (s, 1H), 7.56−7.44 (m, 6H), 3.96 (s, 3H)。MS(ESI)m/z[M+H]
+ 253.0。
【1084】
化合物356:
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 8.95 (d, J =3.2 Hz, 1H), 7.85 (d, J =3.6 Hz, 1H), 7.57−7.40 (m, 7H), 7.17 (t, J =8.4 Hz, 2H)。MS(ESI)m/z[M+H]
+ 267.0。
【1085】
化合物357を、スキームXXVIIIおよび方法Aに記載された類似の手順に従って、5−ブロモ−2−メトキシピリミジンをXXVIII−1の代わりに使用し、そしてPd(PPh
3)
4をPd(dppf)Cl
2の代わりに使用して調製した。
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz) δ 9.11 (d, J = 2.8 Hz, 1H), 8.58 (d, J = 3.6 Hz, 1H), 7.79−7.74 (m, 4H), 7.58 (d, J = 8.4 Hz, 2 H), 7.30 (t, J = 8.4 Hz, 2 H)。
【1086】
化合物358を、方法1に記載される一般的な手順に従って、5−メチルピリミジン−2(1H)−オンとフェニルボロン酸とを反応させることによって調製した。
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 8.60 (brs, 1H), 7.52−7.40 (m, 6H), 2.16 (s, 3H)。MS(ESI)m/z[M+H]
+ 187.1調製した。
【1087】
化合物359および360を、方法1に記載される一般的な手順に従って、6−メチルピリダジン−3(2H)−オンと関連するボロン酸とを反応させることによって調製した。
【1088】
化合物359:
1H NMR (CDCl
3, 300 MHz) δ 7.58 (d, J = 7.8 Hz, 2H), 7.49−7.44 (m, 2H), 7.39−7.34 (m, 1H), 7.11 (d, J = 9.6 Hz, 1H), 6.68 (d, J = 9.3 Hz, 1H), 2.38 (s, 3H)。MS(ESI)m/z[M+H]
+ 187.1。
【1089】
化合物360:
1H NMR (DMSO−d
6, 300 MHz) δ 7.66 (d, J = 9.0 Hz, 2H), 7.47−7.40 (m, 3H), 6.99 (d, J = 9.6Hz, 1H), 2 .28 (s, 3H)。MS(ESI)m/z[M+H]
+ 271.1。
【1090】
化合物361を、方法Aに記載される一般的な手順に従って、6−クロロ−2−フェニルピリダジン−3(2H)−オンと1−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールとを反応させることによって調製した。
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz) δ 8.25 (s, 1H), 7.90−7.85 (m, 2H), 7.60−7.59 (m, 2H), 7.51−7.50 (m, 2H), 7.41 (t, J = 7.6 Hz, 1H), 7.11 (d, J = 10.0 Hz, 1H), 3.86 (s, 3H)。MS(ESI)m/z[M+H]
+ 252.8。化合物362および363を、6−クロロ−2−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)ピリダジン−3(2H)−オンで出発して、同様に調製した。
【1091】
化合物362:
1H NMR (CDCl
3, 400MHz) δ 7.82−7.71 (m, 5H), 7.35 (d, J = 8.0Hz, 2H), 7.18−7.14 (m, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 351.0。
【1092】
化合物363:
1H NMR (CDCl
3, 400MHz) δ 7.84 (s, 1H), 7.78 (s, 1H), 7.75 (d, J = 6.8 Hz, 2H), 7.49 (d, J=10 Hz, 1H), 7.34−7.31 (m, 2H), 7.08 (d, J = 9.6 Hz, 1H), 3.96 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 337.1。
【1093】
化合物364を、化合物355を得るための類似の手順に従って、(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)ボロン酸をフェニルボロン酸の代わりに使用して調製した。
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 8.85 (s, 1H), 7.75 (s, 1H), 7.60−7.52 (m, 4H), 7.40−7.35 (m, 2H), 3.97 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 337.2。
【1094】
化合物365:1−フェニルピリミジン−2(1H)−オン(250mg,1.45mmol)の乾燥THF(20mL)中の溶液に、NaBH
4(58mg,1.5mmol)の、20mLのMeOH中の溶液を0℃で滴下により添加した。この反応混合物を室温で1時間撹拌した。この混合物を濃縮してDCMを除去し、その残渣をSFCにより精製して、1−フェニル−3,4−ジヒドロピリミジン−2(1H)−オンおよび化合物365(74.8mg,収率30%)を白色固体として得た。
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 7.41−7.33 (m, 4H), 7.23−7.21 (m, 1H), 6.53 (brs, 1H), 6.14−6.11 (m, 1H), 4.88−4.84 (m, 1H), 4.32−4.31 (m, 2H)。MS(ESI)m/z[M+H]
+ 174.9。
【1095】
実施例22
4−メチル置換アナログ
化合物366:5−ブロモ−4−メチル−1−フェニルピリジン−2(1H)−オン(300mg,1.15mmol)およびPd(dppf)Cl
2(83mg,0.1mmol)の、10mLの無水ジオキサン中の撹拌混合物に、Zn(Me)
2(トルエン中1.2M,3.8mL,4.56mmol)をN
2保護下で添加した。この反応混合物を一晩還流した。室温まで冷却した後に、この混合物を濾過し、濃縮した。得られた残渣をH
2O(30mL)で希釈し、EtOAc(50mL×3)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧中で濃縮した。その残渣をprep−TLC(PE/EA=3/1)により精製して、化合物366(60mg,収率26%)を白色固体として生成した。
1H NMR (CDCl
3, 400MHz) δ 7.49−7.45 (m, 2H), 7.41−7.36 (m, 3H), 7.07 (s, 1H), 6.49 (s, 1H), 2.18 (s, 3H), 2.03 (s, 3H)。MS(ESI)m/z[M+H]
+ 200.1。
【1096】
化合物367を、化合物366を得るための類似の手順に従って、5−ブロモ−4−メチル−1−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)ピリジン−2(1H)−オンを5−ブロモ−4−メチル−1−フェニルピリジン−2(1H)−オンの代わりに使用して調製した。
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 7.42−7.39 (m, 2H), 7.33−7.30 (m, 2H), 7.03 (s, 1H), 6.48 (s, 1H), 2.17 (s, 3H), 2.03 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 284.1。
【1097】
化合物368を、方法1に記載された類似の手順に従って、4−メチル−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2(1H)−オンと(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)ボロン酸とを反応させることによって、黄色固体として調製した。
1H NMR (CDCl
3, 400MHz) δ 7.70 (s, 1H), 7.44−7.41 (m, 2H), 7.39−7.36 (m, 2H), 6.61 (s, 1H), 2.38 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 337.9。
【1098】
実施例23
5−ピラゾール置換アナログ(スキームXLV)
【化230】
[この文献は図面を表示できません]
XLV−1(1当量)、XLV−2(1.3当量)およびK
2CO
3(2当量)のDME/H
2O(v/v=6/1)中の混合物に、Pd(PPh
3)
4(0.1当量)を添加した。この反応混合物を、窒素でパージすることにより脱気し、次いで一晩加熱還流した。この反応の完了後、この混合物を室温まで冷却し、水で希釈し、そしてCH
2Cl
2で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮した。その残渣をシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィー(PE/EA=1/1からEA)により精製して、XLV−3を得た。化合物369〜377を、上で議論された一般的な手順に従って調製した。
【1099】
化合物369:
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz) δ 12.8 (brs, 1H), 8.09−8.01 (m, 1H), 7.90−7.78 (m, 2H), 7.33 (d, J = 8.8 Hz, 1 H), 7.01 (d, J = 8.8Hz, 1 H), 6.50 (d, J = 9.6 Hz, 1 H), 4.68−4.62 (m, 1H), 1.28 (d, J = 6.0 Hz, 6H)。
【1100】
化合物370:
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 7.67 (s, 2H), 7.58−7.55 (m, 1H), 7.48 (s, 1H), 7.33 (d, J = 8.8Hz, 2 H), 7.00 (d, J = 8.8Hz, 2 H), 6.73 (d, J = 9.2Hz, 1 H), 3.85 (s, 3H)。
【1101】
化合物371:
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz) δ 8.10 (brs, 1H), 7.91 (s, 1H), 7.86−7.82 (m, 2H), 7.60−7.57 (m, 2H), 7.60−7.57 (m, 2H), 6.54 (d, J = 9.2Hz, 1 H)。
【1102】
化合物372:
1H NMR (DMSO−d
6, 400MHz) δ 8.11 (brs, 1H), 7.96 (s, 1H), 7.89−7.85 (m, 2H), 7.61−7.57 (m, 1H), 7.46 (d, J = 8.0 Hz, 1 H), 7.37−7.31 (m, 2H), 6.58 (d, J = 8.0 Hz, 1 H)。
【1103】
化合物373:
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz) δ 12.87 (brs, 1H), 8.10 (brs, 1H), 7.99 (s, 1H), 7.90−7.77 (m, 6H), 6.58 (d, J = 8.4 Hz, 1H)。
【1104】
化合物374:
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz) δ 12.87 (brs, 1H), 8.10 (brs, 1H), 7.99 (s, 1H), 7.87 (d, J = 8.4 Hz, 2 H), 7.63−7.60 (m, 2H), 7.54−7.50 (m, 2H), 6.55 (d, J = 9.6 Hz, 1 H)。
【1105】
化合物375:
1H NMR (DMSO−d
6, 400MHz) δ 12.86 (brs, 1H), 8.10 (brs, 1H), 7.90−7.80 (m, 3H), 7.44−7.39 (m, 1H), 7.03−6.98 (m, 3H), 6.53 (d, J = 9.2 Hz, 1H ), 3.78 (s, 3H)。
【1106】
化合物376:
1H NMR (DMSO−d
6, 400MHz) δ 12.86 (brs, 1H), 8.10 (s, 1H), 7.87−7.79 (m, 3H), 7.18 (d, J=8.8 Hz, 1H), 6.95−6.86 (m, 2H), 6.55 (d, J =7.2 Hz, 1H), 4.07 (q, J =6.8 Hz, 2H), 2.03 (s, 3H), 1.35 (t, J =6.8 Hz, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 295.9。
【1107】
化合物377:
1H NMR (DMSO−d
6, 400MHz) δ 12.86 (brs, 1H), 8.09 (brs, 1H), 7.91 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 7.85−7.82 (m, 2 H), 7.53−7.49 (m, 2H), 7.37−7.33 (m, 2H), 6.53 (d, J = 9.6 Hz, 1H)。
【1108】
化合物627を、対応する非Boc保護ボロン酸エステルから、方法Aに記載される一般的な手順に従って得た:
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 7.45−7.39 (m, 3H), 7.37−7.30 (m, 3H), 7.18 (s, 1H), 6.51 (s, 1H), 3.91 (s, 3H), 2.19 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 300.1。
【1109】
化合物628:
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz) δ 8.83 (s, 1H), 7.87 (s, 1H), 7.57 (s, 1H), 7.55 (m, 1H), 7.46 (s, 1H), 7.34−7.31 (m, 2H), 6.93−6.89 (m, 1H), 6.40 (s, 1H), 5.95 (s, 2H), 3.81 (s, 3H), 2.21 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 324.1。
【1110】
【化231】
[この文献は図面を表示できません]
化合物385:XLV−3a(0.2g,0.8mmol)のCH
3CN(15mL)中の溶液に、K
2CO
3(0.5g,3.6mmol)、塩化ベンジル(0.37g,2.9mmol)を添加した。この混合物を窒素でパージし、次いで一晩加熱還流した。この混合物を室温まで冷却し、水で希釈し、EtOAc(20mL×3)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧中で濃縮した。その残渣をシリカゲルでのカラムクロマトグラフィー(PE:EA=1:2)により精製して、化合物385(112.8mg,収率46%)を得た。
1H NMR (DMSO−d
6, 400MHz) δ 8.18 (s, 1H), 7.91 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 7.85 (s, 1H), 7.80 (d, J = 8.8 Hz, 1H), 7.53−7.42 (m, 5H), 7.33−7.21 (m, 5H), 6.53 (d, J=9.6 Hz, 1H), 5.28 (s, 2H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 328.2。
【1111】
化合物388を、化合物385を得るための類似の手順に従って、ヨウ化イソプロピルを塩化ベンジルの代わりに使用して調製した。
1H NMR (CDCl
3, 400MHz) δ 7.58−7.50 (m, 5H), 7.47−7.40 (m, 4H), 6.72 (d, J = 9.6 Hz, 1H), 4.54−4.48 (m, 1H), 1.52 (d, J = 6.8 Hz, 6H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 280.0。
【1112】
化合物389:XLV−3a(0.2g,0.8mmol)、ヨードベンゼン(2g,9.8mmol)、およびK
2CO
3(0.89g,6.4mmol)のDMF(2mL)中の撹拌混合物に、CuI(0.12g,0.8mmol)を添加した。この混合物を窒素で3回パージし、次いでマイクロ波下140℃で2時間加熱した。この混合物をH
2Oで希釈し、EtOAc(20mL×3)で抽出した。合わせた有機層を水およびブラインで洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧中で濃縮した。その粗製生成物をシリカゲルでのクロマトグラフィー(PE:EA=1:2)により分離して、化合物389(50.3mg,収率25%)を得た。
1H NMR (CDCl
3, 400MHz) δ 8.01 (s, 1H), 7.81 (s, 1H), 7.69 (d, J = 8.0 Hz, 2H), 7.63−7.60 (m, 1H), 7.55−7.42 (m, 8H), 7.33−7.29 (m, 1H), 6.76 (d, J = 8.0 Hz, 1H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 314.2。
【1113】
【化232】
[この文献は図面を表示できません]
化合物378、379、381、387および390を、XLV−3を得るための類似の手順に従って、XLV−2aをXLV−2の代わりに使用して得た。
【1114】
化合物378:
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz) δ 12.30 (brs, 1H), 7.54−7.51 (m, 1H), 7.44−7.40 (m, 2H), 7.03−7.00 (m, 3H), 6.54 (d, J = 9.2, 1H), 3.80 (s, 3H), 2.18 (s, 6H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 295.9。
【1115】
化合物379:
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz) δ 12.30 (brs, 1H), 7.44−7.36 (m, 3H), 7.21−7.17 (m, 3H), 6.72 (d, J = 9.6 Hz, 1H), 2.27 (s, 6H)。
【1116】
化合物381:
1H NMR (CDCl
3, 400MHz) δ 7.50−7.43 (m, 1H), 7.40−7.36 (m, 1H), 7.23−7.10 (m, 4H), 6.73 (d, J =9.6 Hz, 1H), 2.27 (s, 6H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 283.1。
【1117】
化合物387:
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz) δ 7.53 (d, J = 9.2 Hz, 1H), 7.32 (s, 1H), 7.53 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 6.94 (s, 1H), 6.87−6.84 (m, 1H), 6.54 (d, J = 9.2 Hz, 1H), 4.05 (q, J =6.8 Hz, 2H), 2.17 (s, 6H), 2.05 (s, 3H), 1.35 (t, J =6.8 Hz, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 323.4。
【1118】
化合物390:
1H NMR (CDCl
3, 400MHz) δ 8.79−8.78 (m, 2H), 7.46−7.45 (m, 2H), 7.40−7.38 (m, 1H), 7.18 (s, 1H), 6.74 (d, J = 9.6 Hz, 1H), 2.28 (s, 6H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 267.1。
【1119】
化合物380を、XLV−3を得るための類似の手順に従って、XLV−2aをXLV−2の代わりに使用し、そしてPd(dppf)Cl
2をPd(PPh
3)
4の代わりに使用して得た。
1H NMR (DMSO−d
6, 400MHz):δ 12.25 (s, 1H), 7.60−7.47 (m, 6H), 6.51 (d, J=9.2 Hz, 1H), 2.16 (s, 6H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 299.8。
【1120】
【化233】
[この文献は図面を表示できません]
さらなるBoc脱保護手順:XLV−4a(1当量)のMeOH(0.1〜0.2mmol/mL)中の溶液に、HCl(気体)のジオキサン中の溶液(4M,体積はMeOHの2倍であった)を添加した。この混合物を室温で1時間撹拌した。この反応の完了後、この混合物を減圧中で濃縮した。その粗製生成物をprep−HPLCにより精製して、XLV−5を得た。化合物382〜384および386の調製は、上記脱保護手順に従った。
【1121】
化合物382:
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz) δ 12.28 (s, 1H), 7.50 (dd, J = 9.6, 2.8 Hz, 1H), 7.42 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 7.33 (dd, J = 6.8, 2.0 Hz, 1H), 7.02 (d, J = 9.2 Hz, 1H), 5.52 (d, J = 9.2 Hz, 1H), 4.70−4.64 (m, 1H), 2.17 (s, 6H),1.30 (s, 6H)。
【1122】
化合物383:
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz) δ 12.27 (s, 1H), 7.61 (dd, J = 6.8, 2.4 Hz, 1H), 7.54−7.50 (m, 5H), 6.55 (dd, J = 8.8, 1.2 Hz, 1H),2.16 (s, 6H)。
【1123】
化合物384:
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz) δ 12.27 (s, 1H), 7.88 (s, 1H), 7.82−7.73 (m, 3H), 7.55−7.52 (m, 2H), 6.56 (dd, J = 8.8, 0.8 Hz, 1H), 2.16 (s, 6H)。
【1124】
化合物386:
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz) δ 12.27 (s, 1H), 7.88 (s, 1H), 7.49 (dd, J = 9.6, 2.8 Hz, 1H), 7.40−7.34 (m, 3H), 7.04−7.02 (m, 2H), 6.50 (d, J = 9.2 Hz, 1H), 3.79 (s, 3H), 2.15 (s, 6H)。
【1125】
化合物391を、化合物238を得るための類似の手順(スキームXXXIX)に従うことによって、4−ブロモ−1,5−ジメチル−1H−ピラゾールをXXXIX−2の代わりに使用して調製した。
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 7.49−7.42 (m, 4H), 7.38−7.33 (m, 2H), 7.26−7.24 (m, 1H), 6.71 (d, J = 9.2 Hz, 1H), 3.83 (s, 3H), 2.32 (s, 3H)。MS(ESI)m/z[M+H]
+ 349.9。
【1126】
化合物420〜422を、スキームXLVに従って、5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ベンゾ[d]チアゾールまたは5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ベンゾ[d]オキサゾールをXLV−2として使用し、そして5−ブロモ−1−(4−エトキシ−2−メチルフェニル)−4−メチルピリジン−2(1H)−オンまたは5−ブロモ−1−(4−クロロフェニル)−4−メチルピリジン−2(1H)−オンをXLV−1として使用して、調製した。
【1127】
化合物420:
1H NMR (CDCl
3, 400MHz) δ 8.14 (s, 1H), 7.70 (s, 1H), 7.62−7.59 (m, 1H), 7.32−7.30 (m, 1H), 7.15−7.12 (m, 2H), 6.85−6.79 (m, 2H), 6.61 (s, 1H), 4.03 (q, J = 6.8 Hz, 2H), 2.18 (s, 3H), 2.16 (s, 3H), 1.41 (t, J = 6.8 Hz, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 361.1。
【1128】
化合物421:
1H NMR (CDCl
3, 400MHz) δ 9.07 (s, 1H), 8.05 (s, 1H), 8.00 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 7.48−7.43 (m, 2H), 7.42−7.37 (m, 3H), 7.26 (s, 1H), 6.62 (s, 1H), 2.18 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 352.9。
【1129】
化合物422:
1H NMR (CDCl
3, 400MHz) δ 8.16 (s, 1H), 7.70 (s, 1H), 7.62 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 7.48−7.43 (m, 2H), 7.41−7.38 (m, 2H), 7.32−7.28 (m, 2H), 6.60 (s, 1H), 2.14 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 337.2。
【1130】
実施例24
5−フェニル,4−アルキル置換アナログ(スキームXLVI)
【化234】
[この文献は図面を表示できません]
XLVI−3を、方法1に記載される一般的な手順に従って調製した。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 325.1。
【1131】
XLVI−3(2.3g,7.08mmol)およびPd/C(〜0.2g)のエタノール(30mL)中の混合物をH
2下室温で一晩撹拌した。この混合物を濾過し、そしてその濾液を濃縮して、XLVI−4(1.6g,収率77%)を得た。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 294.9。
【1132】
XLVI−4(400mg,1.36mmol)のジオキサン/H
2O(11mL,v/v=10:1)中の溶液に、Na
2CO
3(288mg,2.72mmol)を撹拌しながら0℃で添加した。次いで、クロロギ酸エチル(XLVI−5)(443mg,4.08mmol)を滴下により添加した。この混合物を室温で5時間撹拌した。この反応物をエバポレートにより乾固させた。その残渣を水(20mL)で希釈し、EtOAc(30mL×3)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥させ、そして濃縮した。その粗製物質をprep−TLC(PE/EA=1/1)により精製して、化合物416(389mg,収率78%)を白色固体として得た。
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz) δ 9.81 (s, 1H), 7.54 (s, 1H), 7.47−7.34 (m, 5H), 7.24−7.20 (m, 2H), 7.05 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 6.44 (s, 1H), 4.11 (q, J = 7.2 Hz, 2H), 2.08 (s, 3H), 1.22 (t, J = 7.2 Hz, 3H)。MS(ESI)m/z[M+H]
+ 366.9。
【1133】
化合物417:XLVI−4(500mg,1.7mmol)のPy(2mL)中の溶液に、ジメチルカルバミン酸クロリド(365mg,3.4mmol)を添加した。この混合物を室温で一晩撹拌した。この反応物をEA(100mL)とH
2O(20mL)との間で分配した。その有機層を分離し、aq.HCl(2N)およびブラインで洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥させ、そして濃縮した。その残渣をprep−TLC(PE/EA=1/3)により精製して、化合物417(160mg,収率26%)を得た。
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz) δ 8.46 (s, 1H), 7.57 (s, 1H), 7.53 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.44−7.41 (m, 2H), 7.39 (s, 1H), 7.31 (t, J = 8.0 Hz, 1H), 7.22 (t, J = 8.8 Hz, 2H), 7.00−6.98 (m, 1H), 6.44 (s, 1H), 2.91 (s, 6H), 2.09 (s, 3H)。MS(ESI)m/z[M+H]
+ 365.9。
【1134】
化合物419:XLVI−4(500mg,1.7mmol)のPy(2mL)中の溶液に、メチルカルバミン酸クロリド(317mg,3.4mmol)を添加した。この混合物を室温で一晩撹拌した。この反応物をEA(100mL)とH
2O(20mL)との間で分配した。その有機層を分離し、aq.HCl(2N)およびブラインで洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥させ、そして濃縮した。その残渣をprep−TLC(PE/EA=1/3)により精製して、化合物419(209mg,収率35%)を得た。
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz) δ 8.73 (s, 1H), 7.57 (s, 1H), 7.47−7.42 (m, 3H), 7.38−7.30 (m, 2H), 7.27−7.22 (m, 2H), 6.96 (d, J = 7.2Hz, 1H), 6.46 (s, 1H), 6.11−6.07 (m, 1H), 2.64 (d, J = 4.8Hz, 3H), 2.11 (s, 3H)。MS(ESI)m/z[M+H]
+ 351.9。
【1135】
XLVI−4aを、XLVI−4を得るための類似の手順に従って、(4−ニトロフェニル)ボロン酸をXLVI−2の代わりに使用して調製した。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 294.9。
【1136】
化合物418:XLVI−4a(500mg,1.7mmol)のDCM(15mL)中の溶液に、TMSNCO(978mg,8.5mmol)を添加した。この混合物を室温で一晩撹拌した。LCMSは、この反応が完了したことを示した。この混合物を濾過し、そして濃縮した。その残渣をprep−TLC(PE/EA=1/3)により精製して、化合物418(101mg,収率18%)を得た。
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz) δ 8.70 (s, 1H), 7.48−7.39 (m, 5H), 7.28−7.20 (m, 4H), 6.41 (s, 1H), 5.89 (s, 2H), 2.08 (s, 3H)。MS(ESI)m/z[M+H]
+ 337.9。
【1137】
化合物560を、XLVI−4とイソシアナトエタンとをDCM中室温で一晩反応させることによって調製した。
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz) δ 8.50 (s, 1H), 7.58 (s, 1H), 7.46−7.41 (m, 3H), 7.33−7.24 (m, 4H), 6.95 (d, J=7.2Hz, 1H), 6.45 (s, 1H), 6.08 (d, J=7.2 Hz, 1H), 3.74 (m, 1H), 2.11 (s, 3H), 1.10 (d, J=6.4 Hz, 6H)。
【1138】
化合物561を、XLVI−4と2−イソシアナトプロパンとをDCM中室温で一晩反応させることによって調製した。
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz) δ 8.62 (s, 1H), 7.56 (s, 1H), 7.44−7.39 (m, 3H), 7.32−7.30 (m, 2H), 7.22 (t, J=8.8 Hz, 2H), 6.94−6.92 (m, 1H), 6.43 (s, 1H), 6.15 (t, J=5.6 Hz, 1H), 3.11−3.04 (m, 2H), 2.08 (s, 3H), 7.02 (t, J=7.2 Hz, 3H)。
【1139】
表1に示されるようなさらなる化合物もまた、調製した。当業者は、開示される合成の改変を認識すること、および代替の経路を本明細書中の開示に基づいて考案することが、可能である。
【1140】
化合物666:
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 8.20〜8.10 (m, 4H), 7.42〜7.40 (m, 2H), 7.27 (m, 2H)。MS(ESI)m/z[M+H]
+ 337.0。
【1141】
化合物667:
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 8.04〜8.00 (m, 2H), 7.51〜7.49 (m, 1H), 7.20〜7.15 (m, 2H), 6.90〜6.85 (m, 2H), 4.14〜4.09 (q, J = 7.2 Hz, 2H), 2.30 (s, 3H), 1.48〜1.44 (t, J = 7.2 Hz, 3H)。MS(ESI)m/z[M+H]
+ 311.0。
【1142】
化合物668:
1H NMR (CDCl
3, 400MHz) δ 8.26 (s, 1H),7.90 (s, 1H), 6.79 (t, J= 8.0Hz, 2H), 5.40 (s, 1H), 4.72 (d, J= 8.0Hz, 1H), 4.49−4.38 (m, 2H), 3.94−3.90 (q, J= 6.4Hz, 1H), 3.81−3.66 (m, 4H), 2.75−2.65 (m, 1H), 2.28−2.16 (m, 4H), 2.05−1.97 (m, 2H), 1.52−1.44 (m, 3H), 1.31−1.25 (m, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H)
+ 449.1. EE%:95.5%。
【1143】
実施例25
5−ハロアルキル置換アナログ(スキームXLVII)
【化235】
[この文献は図面を表示できません]
XLVII−1(8.2g,50mmol,1当量)のDMF(60mL)中の混合物に、XLVII−2(13.1g,75mmol,1.5当量)、K
2CO
3(11.0g,80mmol,1.6当量)およびNaI(1.4g,9.3mmol,0.18当量)を添加した。得られた混合物をN
2下で4時間還流した。次いで、この混合物を室温まで冷却し、そしてH
2Oで希釈し、そしてEAで抽出した。合わせた有機相をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして濾過した。EAをエバポレートして、固体を析出させた。この固体を濾過し、そしてそのフィルターケーキをPEで洗浄して、純粋なXLVII−3(11.2g,70%)を褐色固体として得た。その濾液を濃縮し、そしてフラッシュカラムクロマトグラフィー(PE:EA=10:1〜1:1)により精製して、XLVII−3’(1.7g,10.6%)を黄色油状物として得た。
【1144】
XLVII−3(9.85g,31mmol,1当量)および還元性鉄粉(5.2g,93mmol,3当量)の、80mLの50% EtOH中の混合物を加熱還流し、conc.HCl(0.34mL,4mmol)を滴下により添加し、次いでこの混合物を4時間還流した。次いで、この混合物を室温まで冷却し、濾過し、そのフィルターケーキをEAで洗浄し、その濾液をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして濃縮して、XLVII−4(8.9g,粗製収率100%)を得た。
【1145】
XLVII−4(6.0g,20.8mmol,1当量)、クロロエタノール(20mL,300mmol,14.4当量)およびK
2CO
3(5.75g,41.6mmol,2当量)のDMF(50mL)中の混合物を130℃で28時間撹拌した。この混合物を室温まで冷却した後に、H
2Oで希釈し、そしてEAで抽出し、その濾液を濃縮し、そしてその残渣を精製して、XLVII−5(2.5g,36%)を黄色固体として得た。
【1146】
XLVII−5(2.0g,6mmol,1当量)、SOCl
2(0.65mL,9mmol,1.5当量)およびEt
3N(1.3mL,9mmol,1.5当量)のDCM(50mL)中の混合物をN
2下室温で28時間撹拌した。次いで、この反応をH
2Oでクエンチし、EAで抽出し、その濾液を濃縮し、そしてその残渣を精製して、XLVII−6(1.5g,71%)を黄色固体として生成した。
【1147】
XLVII−6(900mg,2.6mmol,1当量)、XLVII−7(1.2g,7.8mmol,3当量)およびNaI(30mg,触媒量)のCH
3CN(50mL)中の混合物をN
2下で16時間還流した。次いで、その溶媒を除去し、そして得られた残渣を精製して、化合物709(420mg,37%)を黄色コロイド物質として得た。
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 7.61 (s, 1H), 7.51 (dd, J =2.6, 9.7 Hz, 1H), 7.11 (d, J =8.5 Hz, 1H), 6.76 − 6.70 (m, 2H), 6.58 (dd, J =2.6, 8.7 Hz, 1H), 4.74 (t, J =4.5 Hz, 1H), 3.66 − 3.60 (m, 2H), 3.16 (q, J =5.3 Hz, 2H), 2.72 − 2.44 (m, 12H)。MS(ESI)m/z(M+H
+) 445.1。
【1148】
実施例26
ET−1アッセイ
TGF−b誘導性エンドセリン1産生に対する阻害効果のアッセイ
線維芽細胞(初代ヒト肺および真皮、HFL−1、3T3など)を96ウェルプレートに約15000細胞/ウェルで播種し、そして0〜48時間にわたって血清欠乏状態にする。培地交換の後、DMSOで連続希釈した化合物をこれらの細胞に添加する。約30分の短いインキュベーションの後、刺激物(TGFb、血清、LPAなど)を添加し、その後、16〜48時間さらにインキュベーションする。次いで培地を回収し、後のELISAによるエンドセリン−1(ET−1)測定のためのプレート形式で凍結保存する。毒性の測定は、ATPliteキット(Perkin−Elmer)を用いて行う。ET−1を、ELISAキット(R&D Systems)を用いて定量化する。アッセイにおいて産生されたET−1の量を、ELISAの標準物質を用いて逆算する。化合物がET−1産生を阻害する能力を、代表的には、用量応答曲線を4パラメーターのロジスティック関数に当てはめてEC50値を得ることによって分析する。細胞傷害性(CC50)の測定値は、ATPliteのデータを用いて同じ実験から同様に報告される。
【1149】
化合物についてのアッセイデータ
いくつかの実施形態の化合物を本明細書中に記載される合成方法に従って調製し、ET−1に対するEC
50についてのアッセイデータを得る。得られたアッセイデータを表2に示し、ここで、A=50μM未満、B=50μM以上でかつ200μM以下;そしてC=200μM超である。
【表2-1】
[この文献は図面を表示できません]
【表2-2】
[この文献は図面を表示できません]
【表2-3】
[この文献は図面を表示できません]
【1150】
実施例27
細胞増殖アッセイ
細胞増殖に対する阻害効果のアッセイ(BrdUの取り込み)
線維芽細胞(初代ヒト肺および真皮、HFL−1、3T3など)を96ウェルプレートに播種し、そして24〜48時間にわたって血清欠乏状態にする。次いで、培地を、刺激物(LPA、TGFb、血清など)を含有する培地と交換し、BrdU添加前にさらに16〜24時間培養した。さらに8時間培養した後、細胞をPBSで洗浄し、そして、細胞内に取り込まれたBrdUの量を、細胞増殖ELISAシステム(RPN250,Amersham LIFE SCIENCE)を用い、450nmにおける吸光度によってアッセイした。刺激物を添加したウェルにおいて取り込まれたBrdUの量と、刺激物を含有しないウェルにおいて取り込まれたBrdUの量の間の差は、刺激物によって促進されたBrdU取り込みの量を表した。試験化合物を添加しないBrdU取り込みの増加を100%と設定し、BrdU取り込みの増加の50%阻害時の化合物の濃度(IC
50値)を決定した。試験化合物は、刺激物添加の0〜30分前に添加した。
【1151】
化合物についてのアッセイデータ
いくつかの実施形態の化合物を本明細書中に記載される合成方法に従って調製し、BrdU阻害に関するIC
50についてのアッセイデータを得る。得られたアッセイデータを表3に示し、ここで、A=50μM未満、B=50μM以上でかつ200μM以下;そしてC=200μM超である。
【表3】
[この文献は図面を表示できません]
【1152】
本開示は、上記説明に詳細に説明および記載されたが、このような説明および記載は、説明的かつ例示的であり、限定的ではないと解釈されるべきである。本開示は、開示される実施形態に限定されない。開示される実施形態のバリエーションは、本願の開示を実施する当業者により、図面、開示および添付の特許請求の範囲の調査から、理解および実施され得る。
【1153】
本明細書に引用された全ての参考文献は、全体が本明細書中に参考として援用される。参考として援用される刊行物および特許または特許出願が、本明細書に含まれる開示に矛盾する範囲内においては、本明細書が、いかなるそのような矛盾した材料にも取って代わり、および/または優先するものとする。
【1154】
他に規定がない限り、(技術的および科学的用語を含む)全ての用語は、当業者にとってのそれらの通常かつ慣習的な意味を示すものとし、本明細書で明らかに規定されない限り、特定または特化された意味に限定されないものとする。本開示の特定の特徴または局面を記載する場合の、特定の用語の使用は、その用語が本明細書中で再度定義されて、その用語が関連する本開示の特徴または局面の何らかの特定の特徴を包含するように制限されることを示唆すると解釈されるべきではないことが、留意されるべきである。
【1155】
値の範囲が提供される場合、その上限および下限、ならびにその範囲の上限と下限との間の各値は、それらの実施形態に包含されることが理解される。
【1156】
本出願に用いられる用語および句、ならびにそれらのバリエーションは、特に添付された特許請求の範囲において、明らかに他に指定がない限り、限定に対立するものとして、限度を設定しないものと解釈されるべきである。前述の例として、用語「含むこと(including)」とは、「非限定的に含むこと」、「含むが、限定されない」などを意味するように読まれるべきである;本明細書に用いられる場合、用語「含むこと(comprising)」は、「含むこと(including)」、「含有すること(containing)」、または「によって特徴づけられる」と同義であり、包括的であり、または限度を設定せず、追加の言及されていない要素もしくは方法工程を排除しない;用語「有すること」とは、「少なくとも有すること」として解釈されるべきである;用語「含む(includes)」は、「含むが、限定されない」と解釈されるべきである;用語「例」は、議論中の項目の例示的な事例を提供するために用いられるのであって、それの網羅的または限定的リストを提供するためではない;「公知の」、「通常の」、「標準の」、および類似した意味の用語などの形容詞は、記載された項目を所定の期間に、または所定の時点現在で利用可能な項目に限定するものとして解釈されるべきではなく、その代わりに、今、または未来の任意の時点において利用可能または公知である可能性がある公知の、通常の、または標準のテクノロジーを包含するように読まれるべきである;ならびに、「好ましくは」、「好ましい」、「望まれる」、または「望ましい」のような用語および類似した意味の語の使用は、特定の特徴が、本発明の構造または機能にとって重大な意味をもち、必須で、またはさらに重要であることを含意すると理解されるべきではなく、その代わりに、本発明の特定の実施形態において利用されてもよいし、されなくてもよい代替の、または追加の特徴を強調することを単に意図されるものと理解されるべきである。同様に、接続詞「および」で結びつけられた一群の項目は、それらの項目のどれもこれもがその群に存在することを必要とするとして読まれるべきではなく、むしろ、明らかに他に指定がない限り、「および/または」として読まれるべきである。同じく、接続詞「または」で結びつけられた一群の項目は、その群の中で相互排他性を必要とするとして読まれるべきではなく、むしろ、明らかに他に指定がない限り、「および/または」として読まれるべきである。
【1157】
本明細書における実質的にいかなる複数形および/または単数形の用語の使用に関しても、当業者は、文脈および/または出願にとって適切であるように、複数形から単数形へ、および/または単数形から複数形へ言い換えることができる。様々な単数形/複数形交換は、明確にするために、本明細書ではっきりと示される場合がある。不定冠詞「a」または「an」は、複数形を排除しない。単一のプロセッサまたはユニットは、特許請求の範囲に記載される数個の項目の機能を果たし得る。特定の手段が相互に異なる従属請求項に記載されるという単なる事実は、これらの手段の組み合わせが有利に使用され得ないことを示すものではない。請求項中のいずれの参照記号も、その範囲を限定すると解釈されるべきではない。
【1158】
導入された特許請求の範囲の言及の特定の数が意図される場合には、そのような意図は特許請求の範囲に明白に言及され、そのような言及がない場合、そのような意図は存在しないことは当業者にさらに理解されている。例えば、理解を助けるものとして、次の添付された特許請求の範囲は、特許請求の範囲の言及を導入するために、導入となる句「少なくとも1つの」および「1つまたは1つより多くの」の使用を含む場合がある。しかしながら、そのような句の使用は、不定冠詞「1つの(a)」または「1つの(an)」による特許請求の範囲の言及の導入が、そのような導入された特許請求の範囲の言及を含むいかなる特定の特許請求の範囲をも、同じ特許請求の範囲が導入となる句「1つまたは1つより多くの」または「少なくとも1つの」と「1つの(a)」または「1つの(an)」などの不定冠詞とを含む場合でさえも、1つのみのそのような言及を含む実施形態に限定することを含意すると解釈されるべきではない(例えば、「1つの(a)」および/または「1つの(an)」は典型的には、「少なくとも1つの」または「1つまたは1つより多くの」を意味するように解釈されるべきである);特許請求の範囲の言及を導入するために用いられる定冠詞の使用についても同じことがいえる。加えて、導入された特許請求の範囲の言及の特定の数が明白に言及されているとしても、当業者は、そのような言及が、典型的には、少なくともその言及された数を意味する(例えば、他の修飾成句なしに「2つの言及」のありのままの言及は、典型的には、少なくとも2つの言及、または2つもしくは2つより多くの言及を意味する)と解釈されるべきであることは認識している。さらに、「A、B、およびCなどのうちの少なくとも1つ」の類似した慣例が用いられる場合、一般的には、そのような解釈は、当業者がその慣例を理解している意味で意図される(例えば、「A、B、およびCの少なくとも1つを有するシステム」は、Aのみを、Bのみを、Cのみを、AとBとを共に、AとCとを共に、BとCとを共に、および/またはAとBとCとを共に有するシステムを含むが、それらに限定されないなど)。「A、B、またはCなどのうちの少なくとも1つ」の類似した慣例が用いられる場合、一般的には、そのような解釈は、当業者がその慣例を理解している意味で意図される(例えば、「A、B、またはCの少なくとも1つを有するシステム」は、Aのみを、Bのみを、Cのみを、AとBとを共に、AとCとを共に、BとCとを共に、および/またはAとBとCとを共に有するシステムを含むが、それらに限定されないなど)。本明細書にあろうと、特許請求の範囲にあろうと、図面にあろうと、2つまたは2つより多くの代替用語を提示する、事実上いかなる離接語および/または離接句も、それらの用語の1つ、それらの用語のいずれか、または両方の用語を含む可能性を企図すると理解されるべきであることは当業者にさらに理解されている。例えば、句「AまたはB」は、「A」または「B」または「AおよびB」の可能性を含むと理解される。
【1159】
本明細書に用いられる成分の量、反応条件などを表す全ての数は、全ての場合において用語「約」によって修飾されると理解されるべきである。したがって、それに反することが示されない限り、本明細書に示された数値パラメータは、獲得しようとしている所望の性質に依存して異なり得る近似値である。最低限でも、かつ本出願の優先権を主張する、任意の出願における任意の特許請求の範囲の範囲への均等論の適用を制限しようとする試みとしてではなく、各数値パラメータは、有効数字の桁数および普通の丸め近似を考慮に入れて解釈されるべきである。
【1160】
さらに、上記は、明瞭さおよび理解の目的で、説明および例によっていくらか詳細に記載されたが、特定の変更および改変が行われ得ることが、当業者に明らかである。従って、説明および実施例は、本発明の範囲を本明細書中に記載された具体的な実施形態および実施例に限定すると解釈されるべきでなく、むしろ、本発明の真の範囲および趣旨に入る全ての改変および代替例も網羅すると解釈されるべきである。