特許第6326053号(P6326053)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6326053抗線維性ピリジノン
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6326053
(24)【登録日】2018年4月20日
(45)【発行日】2018年5月16日
(54)【発明の名称】抗線維性ピリジノン
(51)【国際特許分類】
   C07D 471/04 20060101AFI20180507BHJP
   C07D 513/04 20060101ALI20180507BHJP
   C07D 498/04 20060101ALI20180507BHJP
   A61K 31/4375 20060101ALI20180507BHJP
   A61K 31/437 20060101ALI20180507BHJP
   A61K 31/4985 20060101ALI20180507BHJP
   A61K 31/501 20060101ALI20180507BHJP
   A61P 11/00 20060101ALI20180507BHJP
   A61P 17/00 20060101ALI20180507BHJP
   A61P 1/18 20060101ALI20180507BHJP
   A61P 1/16 20060101ALI20180507BHJP
   A61P 13/12 20060101ALI20180507BHJP
【FI】
   C07D471/04 101
   C07D471/04CSP
   C07D471/04 113
   C07D513/04 343
   C07D471/04 120
   C07D471/04 104Z
   C07D471/04 107E
   C07D498/04 112T
   C07D471/04 106Z
   C07D471/04 107Z
   A61K31/4375
   A61K31/437
   A61K31/4985
   A61K31/501
   A61P11/00
   A61P17/00
   A61P1/18
   A61P1/16
   A61P13/12
【請求項の数】31
【全頁数】378
(21)【出願番号】特願2015-534817(P2015-534817)
(86)(22)【出願日】2013年10月1日
(65)【公表番号】特表2016-500661(P2016-500661A)
(43)【公表日】2016年1月14日
(86)【国際出願番号】US2013062910
(87)【国際公開番号】WO2014055548
(87)【国際公開日】20140410
【審査請求日】2016年9月21日
(31)【優先権主張番号】61/777,499
(32)【優先日】2013年3月12日
(33)【優先権主張国】US
(31)【優先権主張番号】61/872,157
(32)【優先日】2013年8月30日
(33)【優先権主張国】US
(31)【優先権主張番号】61/709,075
(32)【優先日】2012年10月2日
(33)【優先権主張国】US
(73)【特許権者】
【識別番号】502191619
【氏名又は名称】インターミューン, インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100078282
【弁理士】
【氏名又は名称】山本 秀策
(74)【代理人】
【識別番号】100113413
【弁理士】
【氏名又は名称】森下 夏樹
(72)【発明者】
【氏名】バックマン, ブラッド オーウェン
(72)【発明者】
【氏名】ニコラス, ジョン ビーモンド
(72)【発明者】
【氏名】ランファル, ジョニー ワイ.
(72)【発明者】
【氏名】エマヤン, クマラスワミー
(72)【発明者】
【氏名】セイワート, スコット ディー.
【審査官】 早川 裕之
(56)【参考文献】
【文献】 特表平11−507049(JP,A)
【文献】 特表2000−504303(JP,A)
【文献】 特表2010−523533(JP,A)
【文献】 特表2010−516682(JP,A)
【文献】 国際公開第2013/079452(WO,A1)
【文献】 国際公開第2013/068470(WO,A1)
【文献】 国際公開第2013/004652(WO,A1)
【文献】 国際公開第02/062816(WO,A1)
【文献】 国際公開第99/038846(WO,A1)
【文献】 米国特許第05491148(US,A)
【文献】 米国特許第05459269(US,A)
【文献】 中国特許出願公開第102276616(CN,A)
【文献】 国際公開第2014/097041(WO,A1)
【文献】 Tetrahedron,2005年,61,1077−1082
【文献】 Tetrahedron,2006年,62,2313−2320
【文献】 J. Am. Chem. Soc.,2002年,124,14626−14630
【文献】 J. Med. Chem.,1993年,36,2645−2657
【文献】 Egyptian J. Pharm. Sci.,1990年,31,247−256
【文献】 薬学雑誌,1975年,95,87−93
【文献】 Liebigs Ann. Chem.,1981年,819−827
【文献】 Nucleosides, Nucleotides & Nucleic Acids,2001年,20,1533−1553
【文献】 J. Indian Chem. Soc.,1990年,67,654−656
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
C07D 471/04
C07D 498/04
C07D 513/04
A61K 31/437〜501
A61P 1/16
A61P 1/18
A61P 11/00
A61P 13/12
A61P 17/00
CAplus/REGISTRY(STN)
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(III):
【化256】
[この文献は図面を表示できません]
の構造を有する化合物またはその薬学的に受容可能な塩であって、式(III)において、
は、ブロモ、クロロ、フルオロ、−CN−SO16、1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換されたC6〜10アリール、1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換された5員〜6員のヘテロアリール、1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換されたC3〜10カルボシクリル、および1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換された3員〜10員のヘテロシクリルからなる群より選択され;
は、1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換されたフェニルであり;
環Aは5員〜6員のヘテロアリールおよび員〜員のヘテロシクリルからなる群より選択され、各々が必要に応じて、1個もしくは1個より多くのRで置換されており;
各Rは独立して、ハロゲン、−CN、−OH、−C(O)R、−SO16、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、必要に応じて置換されたC1〜6アルコキシ、必要に応じて置換されたC6〜10アリールであって、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたもの、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC7〜14アラルキル、および1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換された5員〜10員のヘテロアリールからなる群より選択さ
各Rは独立して、ヒドロキシ、ハロゲン、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、必要に応じて置換されたC1〜6アルキルチオ、必要に応じて置換されたC2〜8アルコキシアルキル、必要に応じて置換されたC3〜10カルボシクリル、必要に応じて置換されたC6〜10アリール、−OR、−NR1415、−C(O)R、−SO16、−CN、および−NOからなる群より選択され;
14は、水素、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC6〜10アリール、および−C(O)Rからなる群より選択され;
15は、水素、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC6〜10アリール、および−C(O)Rからなる群より選択され;
各Rは独立して、水素、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC6〜10アリール、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC7〜14アラルキル、−NR1213、および−ORからなる群より選択され;
各R12は独立して、水素、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC6〜10アリール、および1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC7〜14アラルキルからなる群より選択され;
各R13は独立して、水素、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC6〜10アリール、および1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC7〜14アラルキルからなる群より選択され;
各Rは独立して、水素、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、必要に応じて置換されたC2〜8アルコキシアルキル、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC6〜10アリール、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC7〜14アラルキル、および1個もしくは1個より多くのR10で必要に応じて置換された−(CH−(3員〜10員のヘテロシクリル)からなる群より選択され;
各R10は独立して、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、および必要に応じて置換されたC2〜6アルキニルからなる群より選択されるか、または独立して、2個のジェミナルR10は一緒に、オキソであり;
各R11は独立して、ハロゲン、−CN、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、および必要に応じて置換されたC1〜6アルコキシからなる群より選択され;
各R16は独立して、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC6〜10アリール、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC7〜14アラルキル、−NR1213、および−ORからなる群より選択され;
Zは、酸素であり
各nは独立して、0〜4の整数であり;そして
実線と破線とによって表される結合は独立して、単結合および二重結合からなる群より選択され、ただし、
Aが、必要に応じて置換されたピロリルまたは必要に応じて置換されたジヒドロピロリジニルから選択され、Rが、1個または1個より多くのRで必要に応じて置換されたフェニルであり、かつZがOである場合;Rは、ブロモでも、クロロでも、フルオロでも、3−メトキシフェニルでも、3,5−ジメトキシフェニルでもなく;
環Aがピリジルであり、Rが、必要に応じて置換されたフェニルであり、かつZがOである場合;Rにおけるnはゼロであり、そしてRはハロゲン置換フェニルではなく;
環Aが、必要に応じて置換されたピリミジルであり、Rが、フェニルあり、かつZがOである場合;Rは、メチルでもベンジルでもなく;
環Aが、必要に応じて置換されたフラニルであり、Rが、1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換されたフェニルであり、かつZがOである場合;Rはフルオロではなく;
環Aが、必要に応じて置換されたピロリルであり、Rが、1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換されたフェニルであり、かつZがOである場合;Rはメチルではなく;
環Aがテトラヒドロフラニルであり、Rがフェニルであり、かつZがOである場合;Rは、メチルでもフェニルでもなく;そして
環Aがピラジニルであり、Rが4−NO−フェニルであり、かつZがOである場合;Rはメチルではない、
化合物またはその薬学的に受容可能な塩。
【請求項2】
は、フェニルであって、必要に応じて、1個もしくは1個より多くのRで置換されており;そして
各Rは独立して、ハロゲン、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、必要に応じて置換されたC1〜6アルキルチオ、必要に応じて置換されたC2〜8アルコキシアルキル、必要に応じて置換されたC3〜10カルボシクリル、必要に応じて置換されたC6〜10アリール、−OR、−NR1415、−C(O)R、−SO16、および−NOからなる群より選択される、
請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
は、ブロモ、クロロ、フルオロ、1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換されたC6〜10アリール、または1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換された5員〜6員のヘテロアリールから選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項4】
は、ブロモまたはフルオロである、請求項3に記載の化合物。
【請求項5】
は、1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換されたメチルである、請求項3に記載の化合物。
【請求項6】
は、1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換されたフェニルである、請求項3に記載の化合物。
【請求項7】
は、1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換されたピリダジニルである、請求項3に記載の化合物。
【請求項8】
は、1個または1個より多くのRで必要に応じて置換されたピラゾリルまたは1−メチルピラゾリルである、請求項3に記載の化合物。
【請求項9】
は非置換である、請求項1〜8のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項10】
は、シアノ、ハロゲン、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、または必要に応じて置換されたC1〜6アルコキシから選択される、請求項1〜8のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項11】
は、シアノ、フルオロ、クロロ、メチル、エチル、エトキシ、メトキシ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシまたはジフルオロメトキシから選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項12】
環Aは5員ヘテロアリールまたは6員ヘテロアリールから選択され、各々が必要に応じて、1個または1個より多くのRで置換されている、請求項1〜1のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項13】
式(III):
【化256】
[この文献は図面を表示できません]

の構造を有する化合物またはその薬学的に受容可能な塩であって、式(III)において、
は、ブロモ、クロロ、フルオロ、−CN、−SO16、1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換されたC6〜10アリール、1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換された5員〜6員のヘテロアリール、1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換されたC3〜10カルボシクリル、および1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換された3員〜10員のヘテロシクリルからなる群より選択され;
は、1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換されたフェニルであり;
環Aは、
【化257】
[この文献は図面を表示できません]
から選択され、各々が必要に応じて、1個もしくは1個より多くのRで置換されており;そして各R17は独立して、水素、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、C(O)R、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC6〜10アリール、または1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC7〜14アラルキルから選択され
各Rは独立して、ハロゲン、−CN、−OH、−C(O)R、−SO16、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、必要に応じて置換されたC1〜6アルコキシ、必要に応じて置換されたC6〜10アリールであって、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたもの、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC7〜14アラルキル、および1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換された5員〜10員のヘテロアリールからなる群より選択され;
各Rは独立して、ヒドロキシ、ハロゲン、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、必要に応じて置換されたC1〜6アルキルチオ、必要に応じて置換されたC2〜8アルコキシアルキル、必要に応じて置換されたC3〜10カルボシクリル、必要に応じて置換されたC6〜10アリール、−OR、−NR1415、−C(O)R、−SO16、−CN、および−NOからなる群より選択され;
14は、水素、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC6〜10アリール、および−C(O)Rからなる群より選択され;
15は、水素、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC6〜10アリール、および−C(O)Rからなる群より選択され;
各Rは独立して、水素、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC6〜10アリール、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC7〜14アラルキル、−NR1213、および−ORからなる群より選択され;
各R12は独立して、水素、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC6〜10アリール、および1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC7〜14アラルキルからなる群より選択され;
各R13は独立して、水素、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC6〜10アリール、および1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC7〜14アラルキルからなる群より選択され;
各Rは独立して、水素、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、必要に応じて置換されたC2〜8アルコキシアルキル、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC6〜10アリール、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC7〜14アラルキル、および1個もしくは1個より多くのR10で必要に応じて置換された−(CH−(3員〜10員のヘテロシクリル)からなる群より選択され;
各R10は独立して、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、および必要に応じて置換されたC2〜6アルキニルからなる群より選択されるか、または独立して、2個のジェミナルR10は一緒に、オキソであり;
各R11は独立して、ハロゲン、−CN、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、および必要に応じて置換されたC1〜6アルコキシからなる群より選択され;
各R16は独立して、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC6〜10アリール、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC7〜14アラルキル、−NR1213、および−ORからなる群より選択され;
Zは、酸素であり;
各nは独立して、0〜4の整数であり;そして
実線と破線とによって表される結合は独立して、単結合および二重結合からなる群より選択され、ただし、
環Aが、必要に応じて置換されたピロリルまたは必要に応じて置換されたジヒドロピロリジニルから選択され、Rが、1個または1個より多くのRで必要に応じて置換されたフェニルであり、かつZがOである場合;Rは、ブロモでも、クロロでも、フルオロでも、3−メトキシフェニルでも、3,5−ジメトキシフェニルでもなく;
環Aがピリジルであり、Rが、必要に応じて置換されたフェニルであり、かつZがOである場合;Rにおけるnはゼロであり、そしてRはハロゲン置換フェニルではなく;
環Aが、必要に応じて置換されたピリミジルであり、Rが、フェニルであり、かつZがOである場合;Rは、メチルでもベンジルでもなく;
環Aが、必要に応じて置換されたフラニルであり、Rが、1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換されたフェニルであり、かつZがOである場合;Rはフルオロではなく;
環Aが、必要に応じて置換されたピロリルであり、Rが、1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換されたフェニルであり、かつZがOである場合;Rはメチルではなく;
環Aがテトラヒドロフラニルであり、Rがフェニルであり、かつZがOである場合;Rは、メチルでもフェニルでもなく;そして
環Aがピラジニルであり、Rが4−NO−フェニルであり、かつZがOである場合;Rはメチルではない、
合物またはその薬学的に受容可能な塩
【請求項14】
環Aは、
【化258】
[この文献は図面を表示できません]
から選択され、各々が必要に応じて、1個もしくは1個より多くのRで置換されている、請求項1に記載の化合物。
【請求項15】
環Aは、
【化259】
[この文献は図面を表示できません]
から選択され、各々が必要に応じて、1個もしくは1個より多くのRで置換されている、請求項1に記載の化合物。
【請求項16】
17は、水素、メチル、エチル、イソプロピル、シクロプロピル、−(CHF、−(CHOH、−(CHOCH、−(CHOC、−(CHOC、−C(O)O−t−Bu、−C(O)CHまたはベンジルから選択される、請求項1〜1のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項17】
は、ハロゲン、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、または1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC7〜14アラルキルから選択される請求項1〜1のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項18】
は、フルオロ、メチル、トリフルオロメチル、−(CHOH、またはベンジルから選択される請求項1に記載の化合物。
【請求項19】
環Aは非置換である、請求項1〜1のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項20】
式(III)における実線と破線とによって表される結合は、二重結合である、請求項1〜12のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項21】
式(III)における実線と破線とによって表される結合は、二重結合であり、ただし、環Aが
【化260】
[この文献は図面を表示できません]
である場合、実線と破線とによって表される結合のうちの1つは単結合である、請求項1319のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項22】
以下のに示される化合物38〜49、54〜63、392、394、395、397〜400、568、569、571〜574、577、579〜584、586〜589、591〜594、596〜608、614、615、617、619、620、624〜626、631、634〜636、640、642〜655、657〜661、665、および669〜695からなる群より選択される化合物またはその薬学的に受容可能な塩。
【化38-45】
[この文献は図面を表示できません]

【化46-57】
[この文献は図面を表示できません]

【化58-394】
[この文献は図面を表示できません]

【化395-572】
[この文献は図面を表示できません]

【化573-586】
[この文献は図面を表示できません]

【化587-598】
[この文献は図面を表示できません]

【化599-608】
[この文献は図面を表示できません]

【化614-626】
[この文献は図面を表示できません]

【化631-645】
[この文献は図面を表示できません]

【化646-655】
[この文献は図面を表示できません]

【化657-671】
[この文献は図面を表示できません]

【化672-679】
[この文献は図面を表示できません]

【化680-687】
[この文献は図面を表示できません]

【化688-695】
[この文献は図面を表示できません]
【請求項23】
以下の構造
【化261】
[この文献は図面を表示できません]

の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩。
【請求項24】
以下の構造
【化262】
[この文献は図面を表示できません]

の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩。
【請求項25】
以下の構造
【化263】
[この文献は図面を表示できません]

の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩。
【請求項26】
以下の構造
【化264】
[この文献は図面を表示できません]

の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩。
【請求項27】
有効量の請求項1〜2のいずれか1項に記載の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、および薬学的に受容可能なキャリア、希釈剤、賦形剤、またはその組み合わせを含有する、薬学的組成物。
【請求項28】
線維性状態の処置における使用のための薬学的組成物であって、請求項1〜2のいずれか1項に記載の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩を含む、薬学的組成物。
【請求項29】
前記線維性状態は、肺線維症、皮膚線維症、膵臓線維症、肝線維症、および腎線維症から選択される、請求項2に記載の薬学的組成物。
【請求項30】
前記線維性状態は突発性肺線維症である、請求項2または29に記載の薬学的組成物。
【請求項31】
前記化合物、その薬学的に受容可能な塩、または薬学的組成物は、吸入による投与のためのものである、請求項29〜30のいずれか1項に記載の薬学的組成物。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の引用
本願は、米国出願第61/709,075号(2012年10月2日出願)、米国出願第61/777,499号(2013年3月12日出願)および米国出願第61/872,157号(2013年8月30日出願)に対する優先権の利益を主張する。これらの米国出願の全ては、その全体が本明細書中に参考として援用される。
【0002】
背景
分野
ピリジノン化合物、このような化合物を作製する方法、このような化合物を含有する薬学的組成物および医薬、ならびに線維症に関連する疾患、障害、または状態を処置するか、予防するか、または診断するためにこのような化合物を使用する方法が提供される。
【背景技術】
【0003】
説明
線維症とは、修復プロセスまたは反応プロセスにおける、器官または組織における過剰な線維性結合組織の形成である。線維症の例としては、肺線維症、肝線維症、皮膚線維症、および腎線維症が挙げられるが、これらに限定されない。肺線維症(突発性肺線維症(IPF)、間質性びまん性肺線維症、炎症性肺線維症、または線維化肺胞炎ともまた称される)は、肺の疾患であり、そして肺胞炎によって引き起こされる肺胞間での線維性組織の異常な形成(結果としての線維症を伴う、肺胞間中隔内への細胞の浸潤を含む)によって特徴付けられる状態の異質性の群である。IPFの影響は、慢性的であり、進行性であり、そして頻繁に致死的である。
【0004】
突発性肺線維症などの線維性状態を処置するための、安全かつ効果的な薬物が、継続して必要とされている。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0005】
要旨
本願のいくつかの実施形態は、式(I):
【化1】
[この文献は図面を表示できません]
の構造を有する化合物またはその薬学的に受容可能な塩を提供し、式(I)において、
は、ハロゲン、−CN、−C(O)R、−SO16、1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換されたC6〜10アリール、1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換された5員〜10員のヘテロアリール、1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換されたC3〜10カルボシクリル、および1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換された3員〜10員のヘテロシクリルからなる群より選択され;
は、ハロゲン、−CN、−OR、−SR、−NR、および−C(O)Rからなる群より選択され;
は、水素、−(CH−(C6〜10アリール)、−(CH−(5員〜10員のヘテロアリール)、−(CH−(C3〜10カルボシクリル)、および−(CH−(3員〜10員のヘテロシクリル)からなる群より選択され、各々が必要に応じて、1個もしくは1個より多くのRで置換されており;
各Rは独立して、ハロゲン、−CN、−OH、−C(O)R、−SO16、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、必要に応じて置換されたC1〜6アルコキシ、必要に応じて置換されたC6〜10アリールであって、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたもの、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC7〜14アラルキル、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換された5員〜10員のヘテロアリールからなる群より選択されるか、または独立して、2個のジェミナルRは一緒に、オキソであり;
各Rは独立して、水素、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、必要に応じて置換されたC2〜8アルコキシアルキル、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC6〜10アリール、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC7〜14アラルキル、および1個もしくは1個より多くのR10で必要に応じて置換された−(CH−(3員〜10員のヘテロシクリル)からなる群より選択され;
は、水素、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC6〜10アリール、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC7〜14アラルキル、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換された(5員〜10員のヘテロアリール)アルキル、−C(O)R、および−C(O)ORからなる群より選択され;
は、水素、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC6〜10アリール、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC7〜14アラルキル、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換された(5員〜10員のヘテロアリール)アルキル、−C(O)R、および−C(O)ORからなる群より選択されるか;
あるいはRとRとは、これらが結合している窒素と一緒になって、1個もしくは1個より多くのR10で必要に応じて置換された3員〜10員のヘテロシクリルを形成し;
各Rは独立して、水素、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC6〜10アリール、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC7〜14アラルキル、−NR1213、および−ORからなる群より選択され;
各Rは独立して、ヒドロキシ、ハロゲン、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、必要に応じて置換されたC1〜6アルキルチオ、必要に応じて置換されたC2〜8アルコキシアルキル、必要に応じて置換されたC3〜10カルボシクリル、必要に応じて置換されたC6〜10アリール、−OR、−NR1415、−C(O)R、−CN、−SO16、および−NOからなる群より選択され;
各R10は独立して、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、および必要に応じて置換されたC2〜6アルキニルからなる群より選択されるか、または独立して、2個のジェミナルR10は一緒に、オキソであり;
各R11は独立して、ハロゲン、−CN、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、−O−(CH−C1〜8アルコキシ、−C(O)R、および必要に応じて置換されたC1〜6アルコキシからなる群より選択され;
各R12は独立して、水素、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC6〜10アリール、および1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC7〜14アラルキルからなる群より選択され;
各R13は独立して、水素、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC6〜10アリール、および1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC7〜14アラルキルからなる群より選択され;
14は、水素、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC6〜10アリール、および−C(O)Rからなる群より選択され;
15は、水素、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC6〜10アリール、および−C(O)Rからなる群より選択され;
各R16は独立して、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC6〜10アリール、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC7〜14アラルキル、−NR1213、および−ORからなる群より選択され;
Zは、酸素および硫黄から選択され;
各nは独立して、0〜4の整数であり;そして
実線と破線とによって表される結合は独立して、単結合および二重結合からなる群より選択され、ただし、
がHである場合、Rは、1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換されたC6〜10アリール、または1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換された5員〜10員のヘテロアリールから選択され;
が−NH−(2−フルオロ−4−ブロモ−フェニル)でありかつRがC(O)OHである場合、Rは、−CH−フェニルではあり得ず;
がメトキシであり、Rが4−メトキシフェニルであり、かつZがOである場合、Rは−(CH)−2−フルオロ−4−クロロ−フェニル(−(CH)−2−fluro− 4−chloro−phenyl)ではなく;
がフェニルであり;RがORまたはNRである場合;Rはトリアゾリルではなく;
が4−メチルフェニルであり、Rがモルホリニルであり、かつZがOである場合;Rはメチルではなく;そして
が4−メチルフェニルであり、Rが−N(CHであり、ZがOである場合;Rはメチルではない。
【0006】
本願のいくつかの実施形態は、式(II):
【化2】
[この文献は図面を表示できません]
の構造を有する化合物またはその薬学的に受容可能な塩を提供し、式(II)において、
は、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、および必要に応じて置換されたC2〜6アルキニルからなる群より選択され;
は、水素、−(CH−(C6〜10アリール)、−(CH−(5員〜10員のヘテロアリール)、−(CH−(C3〜10カルボシクリル)、および−(CH−(3員〜10員のヘテロシクリル)からなる群より選択され、各々が必要に応じて、1個もしくは1個より多くのRで置換されており;
Yは、NおよびCRから選択され;
各Rは独立して、ハロゲン、−CN、−OH、−C(O)R、−SO16、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、必要に応じて置換されたC1〜6アルコキシ、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC6〜10アリール、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC7〜14アラルキル、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換された5員〜10員のヘテロアリールからなる群より選択されるか、
あるいは独立して、2個の隣接するRは、これらが結合している炭素原子と一緒になって、必要に応じて置換されたフェニル、必要に応じて置換された5員〜6員のヘテロアリール、必要に応じて置換されたC3〜7カルボシクリル、および必要に応じて置換された3員〜7員のヘテロシクリルからなる群より選択される縮合環を形成し;
各Rは独立して、ヒドロキシ、ハロゲン、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、必要に応じて置換されたC1〜6アルキルチオ、必要に応じて置換されたC2〜8アルコキシアルキル、必要に応じて置換されたC3〜10カルボシクリル、必要に応じて置換されたC6〜10アリール、−OR、−NR1415、−C(O)R、−CN、−SO16、および−NOからなる群より選択され;
14は、水素、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC6〜10アリール、および−C(O)Rからなる群より選択され;
15は、水素、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC6〜10アリール、および−C(O)Rからなる群より選択され;
各Rは独立して、水素、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC6〜10アリール、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC7〜14アラルキル、−NR1213、および−ORからなる群より選択され;
各R12は独立して、水素、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC6〜10アリール、および1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC7〜14アラルキルからなる群より選択され;
各R13は独立して、水素、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC6〜10アリール、および1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC7〜14アラルキルからなる群より選択され;
各Rは独立して、水素、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、必要に応じて置換されたC2〜8アルコキシアルキル、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC6〜10アリール、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC7〜14アラルキル、および1個もしくは1個より多くのR10で必要に応じて置換された−(CH−(3員〜10員のヘテロシクリル)からなる群より選択され;
各R10は独立して、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、および必要に応じて置換されたC2〜6アルキニルからなる群より選択されるか、または独立して、2個のジェミナルR10は一緒に、オキソであり;
各R11は独立して、ハロゲン、−CN、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、および必要に応じて置換されたC1〜6アルコキシからなる群より選択され;
各R16は独立して、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC6〜10アリール、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC7〜14アラルキル、−NR1213、および−ORからなる群より選択され;
Zは、酸素および硫黄から選択され;
各nは独立して、0〜4の整数であり;そして
実線と破線とによって表される結合は独立して、単結合および二重結合からなる群より選択される。
【0007】
いくつかの実施形態において、Rが水素である場合、
【化3】
[この文献は図面を表示できません]


【化4】
[この文献は図面を表示できません]

であり、そして2個の隣接するRは、これらが結合している炭素原子と一緒になって、必要に応じて置換された5員もしくは6員のヘテロアリール、または必要に応じて置換された5員もしくは6員のヘテロシクリルから選択される縮合環を形成する。
【0008】
本願のいくつかの実施形態は、式(III):
【化5】
[この文献は図面を表示できません]
の構造を有する化合物またはその薬学的に受容可能な塩を提供し、式(III)において、
は、ハロゲン、−CN、−C(O)R、−SO16、1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換されたC6〜10アリール、1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換された5員〜10員のヘテロアリール、1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換されたC3〜10カルボシクリル、および1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換された3員〜10員のヘテロシクリルからなる群より選択され;
は、水素、−(CH−(C6〜10アリール)、−(CH−(5員〜10員のヘテロアリール)、−(CH−(C3〜10カルボシクリル)、および−(CH−(3員〜10員のヘテロシクリル)からなる群より選択され、各々が必要に応じて、1個もしくは1個より多くのRで置換されており;
環Aは、フェニル、5員〜6員のヘテロアリール、C3〜7カルボシクリル、および3員〜7員のヘテロシクリルからなる群より選択され、各々が必要に応じて、1個もしくは1個より多くのRで置換されており;
各Rは独立して、ハロゲン、−CN、−OH、−C(O)R、−SO16、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、必要に応じて置換されたC1〜6アルコキシ、必要に応じて置換されたC6〜10アリールであって、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたもの、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC7〜14アラルキル、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換された5員〜10員のヘテロアリールからなる群より選択されるか、または独立して、2個のジェミナルRは一緒に、オキソであり;
各Rは独立して、ヒドロキシ、ハロゲン、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、必要に応じて置換されたC1〜6アルキルチオ、必要に応じて置換されたC2〜8アルコキシアルキル、必要に応じて置換されたC3〜10カルボシクリル、必要に応じて置換されたC6〜10アリール、−OR、−NR1415、−C(O)R、−SO16、−CNおよび−NOからなる群より選択され;
14は、水素、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC6〜10アリール、および−C(O)Rからなる群より選択され;
15は、水素、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC6〜10アリール、および−C(O)Rからなる群より選択され;
各Rは独立して、水素、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC6〜10アリール、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC7〜14アラルキル、−NR1213、および−ORからなる群より選択され;
各R12は独立して、水素、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC6〜10アリール、および1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC7〜14アラルキルからなる群より選択され;
各R13は独立して、水素、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC6〜10アリール、および1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC7〜14アラルキルからなる群より選択され;
各Rは独立して、水素、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、必要に応じて置換されたC2〜8アルコキシアルキル、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC6〜10アリール、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC7〜14アラルキル、および1個もしくは1個より多くのR10で必要に応じて置換された−(CH−(3員〜10員のヘテロシクリル)からなる群より選択され;
各R10は独立して、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、および必要に応じて置換されたC2〜6アルキニルからなる群より選択されるか、または独立して、2個のジェミナルR10は一緒に、オキソであり;
各R11は独立して、ハロゲン、−CN、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、および必要に応じて置換されたC1〜6アルコキシからなる群より選択され;
各R16は独立して、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC6〜10アリール、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC7〜14アラルキル、−NR1213、および−ORからなる群より選択され;
Zは、酸素および硫黄から選択され;
各nは独立して、0〜4の整数であり;そして
実線と破線とによって表される結合は独立して、単結合および二重結合からなる群より選択され、ただし、
がHである場合、Rは、1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換されたC6〜10アリール、または1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換された5員〜10員のヘテロアリールから選択され;
が、1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換されたフェニルであり、かつZがOである場合;環Aは、必要に応じて置換されたフェニルではあり得ず;
環Aが、シクロペンテニル、必要に応じて置換されたピロリル、または必要に応じて置換されたジヒドロピロリジニルから選択され、Rが、1個または1個より多くのRで必要に応じて置換されたフェニルであり、かつZがOである場合;Rは、ハロゲンでも、3−メトキシフェニルでも、3,5−ジメトキシフェニルでもなく;
環Aがピリジルであり、Rが、必要に応じて置換されたフェニルであり、かつZがOである場合;Rにおけるnはゼロであり、そしてRはハロゲン置換フェニルではなく;
環Aが、必要に応じて置換されたピリミジルであり、Rがフェニルまたはベンジルであり、かつZがOである場合;Rは、メチルでもベンジルでもなく;
環Aが、必要に応じて置換されたフラニルであり、Rが、1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換されたフェニルであり、かつZがOである場合;Rはフルオロではなく;
環Aが、必要に応じて置換されたピロリルであり、Rが、1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換されたフェニルであり、かつZがOである場合;Rはメチルではなく;
環Aがテトラヒドロフラニルであり、Rがフェニルであり、かつZがOである場合;Rは、メチルでもフェニルでもなく;そして
環Aがピラジニルであり、Rが4−NO−フェニルであり、かつZがOである場合;Rはメチルではない。
【0009】
本願のいくつかの実施形態は、式(IV):
【化6】
[この文献は図面を表示できません]
の構造を有する化合物またはその薬学的に受容可能な塩を提供し、式(IV)において、
は、水素、1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換されたC6〜10アリール、1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換された5員〜10員のヘテロアリール、1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換されたC3〜10カルボシクリル、および1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換された3員〜10員のヘテロシクリルからなる群より選択され;
各Rは独立して、水素、ハロゲン、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、−CN、−OR、−NR、および−C(O)Rからなる群より選択されるか、
あるいは両方のRは、これらが結合している炭素原子と一緒になって、フェニル、5員〜6員のヘテロアリール、C3〜7カルボシクリル、および3員〜7員のヘテロシクリルからなる群より選択される縮合環を形成し、各々が必要に応じて、1個もしくは1個より多くのRで置換されており;
各Rは独立して、ハロゲン、−CN、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、および必要に応じて置換されたC1〜6アルコキシからなる群より選択され;
各Rは独立して、水素、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、必要に応じて置換されたC2〜8アルコキシアルキル、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC6〜10アリール、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC7〜14アラルキル、1個もしくは1個より多くのR10で必要に応じて置換された−(CH−(3員〜10員のヘテロシクリル)、および1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換された−(CH−(C6〜10アリール)からなる群より選択され;
は、水素、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC6〜10アリール、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC7〜14アラルキル、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換された(5員〜10員のヘテロアリール)アルキル、−C(O)R、および−C(O)ORからなる群より選択され;
は、水素、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC6〜10アリール、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC7〜14アラルキル、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換された(5員〜10員のヘテロアリール)アルキル、−C(O)R、および−C(O)ORからなる群より選択されるか;
あるいはRとRとは、これらが結合している窒素と一緒になって、1個もしくは1個より多くのR10で必要に応じて置換された3員〜10員のヘテロシクリルを形成し;
各Rは独立して、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、−NR1213、および−ORからなる群より選択され;
各Yは独立して、NまたはCRであり;
各Rは独立して、ハロゲン、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、必要に応じて置換されたC1〜6アルコキシ、および−NR1415からなる群より選択されるか、
あるいは独立して、2個の隣接するRは、これらが結合している環原子と一緒になって、縮合した必要に応じて置換された3員〜10員のヘテロシクリル、または縮合した必要に応じて置換された5員〜10員のヘテロアリールを形成し;
各R10は独立して、オキソ、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、および必要に応じて置換されたC2〜6アルキニルからなる群より選択され;
各R11は独立して、ハロゲン、−CN、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、および必要に応じて置換されたC1〜6アルコキシからなる群より選択され;
各R12は独立して、水素、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC6〜10アリール、および1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC7〜14アラルキルからなる群より選択され;
各R13は独立して、水素、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC6〜10アリール、および1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC7〜14アラルキルからなる群より選択され;
14は、水素、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC6〜10アリール、および−C(O)Rからなる群より選択され;
15は、水素、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC6〜10アリール、および−C(O)Rからなる群より選択され;
Zは、酸素および硫黄から選択され;
nは、0〜4の整数であり;
mは、1〜4の整数であり;そして
実線と破線とによって表される結合は独立して、単結合および二重結合からなる群より選択される。
【0010】
本願のいくつかの実施形態は、式(V):
【化7】
[この文献は図面を表示できません]
の構造を有する化合物またはその薬学的に受容可能な塩を提供し、式(V)において、
Aは、1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換されたC5〜7カルボシクリルであり;
各Rは独立して、水素、ハロゲン、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、−CN、−OR、−NR、および−C(O)Rからなる群より選択されるか、
あるいは両方のRは、これらが結合している炭素原子と一緒になって、フェニル、5員〜6員のヘテロアリール、C3〜7カルボシクリル、および3員〜7員のヘテロシクリルからなる群より選択される縮合環を形成し、各々が必要に応じて、1個もしくは1個より多くのRで置換されており;
は、−(CH−(C6〜10アリール)、−(CH−(5員〜10員のヘテロアリール)、−(CH−(C3〜10カルボシクリル)、および−(CH−(3員〜10員のヘテロシクリル)からなる群より選択され、各々が必要に応じて、1個もしくは1個より多くのRで置換されており;
各Rは独立して、ハロゲン、−CN、−OH、−C(O)R、−SO16、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、必要に応じて置換されたC1〜6アルコキシ、必要に応じて置換されたC6〜10アリールであって、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたもの、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC7〜14アラルキル、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換された5員〜10員のヘテロアリールからなる群より選択されるか、または独立して、2個のジェミナルRは一緒に、オキソであり;
各Rは独立して、水素、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、必要に応じて置換されたC2〜8アルコキシアルキル、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC6〜10アリール、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC7〜14アラルキル、および1個もしくは1個より多くのR10で必要に応じて置換された−(CH−(3員〜10員のヘテロシクリル)からなる群より選択され;
は、水素、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC6〜10アリール、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC7〜14アラルキル、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換された(5員〜10員のヘテロアリール)アルキル、−C(O)R、および−C(O)ORからなる群より選択され;
は、水素、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC6〜10アリール、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC7〜14アラルキル、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換された(5員〜10員のヘテロアリール)アルキル、−C(O)R、および−C(O)ORからなる群より選択されるか;
あるいはRとRとは、これらが結合している窒素と一緒になって、1個もしくは1個より多くのR10で必要に応じて置換された3員〜10員のヘテロシクリルを形成し;
各Rは独立して、水素、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC6〜10アリール、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC7〜14アラルキル、−NR1213、および−ORからなる群より選択され;
各Rは独立して、ハロゲン、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、必要に応じて置換されたC1〜6アルキルチオ、必要に応じて置換されたC2〜8アルコキシアルキル、必要に応じて置換されたC3〜10カルボシクリル、必要に応じて置換されたC6〜10アリール、−OR、−NR1415、−C(O)R、−SO16、および−NOからなる群より選択され;
各R10は独立して、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、および必要に応じて置換されたC2〜6アルキニルからなる群より選択されるか、または独立して、2個のジェミナルR10は一緒に、オキソであり;
各R11は独立して、ハロゲン、−CN、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、および必要に応じて置換されたC1〜6アルコキシからなる群より選択され;
各R12は独立して、水素、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC6〜10アリール、および1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC7〜14アラルキルからなる群より選択され;
各R13は独立して、水素、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC6〜10アリール、および1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC7〜14アラルキルからなる群より選択され;
14は、水素、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC6〜10アリール、および−C(O)Rからなる群より選択され;
15は、水素、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC6〜10アリール、および−C(O)Rからなる群より選択され;
各R16は独立して、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC6〜10アリール、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC7〜14アラルキル、−NR1213、および−ORからなる群より選択され;
Zは、酸素および硫黄から選択され;
各nは独立して、0〜4の整数であり;そして
実線と破線とによって表される結合は独立して、単結合および二重結合からなる群より選択される。
【0011】
本願のいくつかの実施形態は、式(VIa):
【化8】
[この文献は図面を表示できません]
の構造を有する化合物またはその薬学的に受容可能な塩を提供し、式(VIa)において、
は、1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換されたC4〜7カルボシクリルであり;
各Rは独立して、水素、ハロゲン、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、−CN、−OR、−NR、および−C(O)Rからなる群より選択されるか、
あるいは両方のRは、これらが結合している炭素原子と一緒になって、フェニル、5員〜6員のヘテロアリール、C3〜7カルボシクリル、および3員〜7員のヘテロシクリルからなる群より選択される縮合環を形成し、各々が必要に応じて、1個もしくは1個より多くのRで置換されており;
は、−(CH−(C6〜10アリール)、−(CH−(5員〜10員のヘテロアリール)、−(CH−(C3〜10カルボシクリル)、および−(CH−(3員〜10員のヘテロシクリル)からなる群より選択され、各々が必要に応じて、1個もしくは1個より多くのRで置換されており;
各Rは独立して、ハロゲン、−CN、−OH、−C(O)R、−SO16、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、必要に応じて置換されたC1〜6アルコキシ、必要に応じて置換されたC6〜10アリールであって、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたもの、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC7〜14アラルキル、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換された5員〜10員のヘテロアリールからなる群より選択されるか、または独立して、2個のジェミナルRは一緒に、オキソであり;
各Rは独立して、水素、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、必要に応じて置換されたC2〜8アルコキシアルキル、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC6〜10アリール、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC7〜14アラルキル、および1個もしくは1個より多くのR10で必要に応じて置換された−(CH−(3員〜10員のヘテロシクリル)からなる群より選択され;
は、水素、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC6〜10アリール、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC7〜14アラルキル、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換された(5員〜10員のヘテロアリール)アルキル、−C(O)R、および−C(O)ORからなる群より選択され;
は、水素、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC6〜10アリール、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC7〜14アラルキル、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換された(5員〜10員のヘテロアリール)アルキル、−C(O)R、および−C(O)ORからなる群より選択されるか;
あるいはRとRとは、これらが結合している窒素と一緒になって、1個もしくは1個より多くのR10で必要に応じて置換された3員〜10員のヘテロシクリルを形成し;
各Rは独立して、水素、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC6〜10アリール、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC7〜14アラルキル、−NR1213、および−ORからなる群より選択され;
各Rは独立して、ハロゲン、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、必要に応じて置換されたC1〜6アルキルチオ、必要に応じて置換されたC2〜8アルコキシアルキル、必要に応じて置換されたC3〜10カルボシクリル、必要に応じて置換されたC6〜10アリール、−OR、−NR1415、−C(O)R、−SO16、および−NOからなる群より選択され;
各R10は独立して、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、および必要に応じて置換されたC2〜6アルキニルからなる群より選択されるか、または独立して、2個のジェミナルR10は一緒に、オキソであり;
各R11は独立して、ハロゲン、−CN、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、および必要に応じて置換されたC1〜6アルコキシからなる群より選択され;
各R12は独立して、水素、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC6〜10アリール、および1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC7〜14アラルキルからなる群より選択され;
各R13は独立して、水素、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC6〜10アリール、および1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC7〜14アラルキルからなる群より選択され;
14は、水素、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC6〜10アリール、および−C(O)Rからなる群より選択され;
15は、水素、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC6〜10アリール、および−C(O)Rからなる群より選択され;
各R16は独立して、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC6〜10アリール、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC7〜14アラルキル、−NR1213、および−ORからなる群より選択され;
Zは、酸素および硫黄から選択され;
各nは独立して、0〜4の整数であり;そして
実線と破線とによって表される結合は独立して、単結合および二重結合からなる群より選択される。
【0012】
本願のいくつかの実施形態は、式(VII):
【化9】
[この文献は図面を表示できません]
の構造を有する化合物またはその薬学的に受容可能な塩を提供し、式(VII)において、
各Rは独立して、水素、ハロゲン、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、−CN、−OR、−NR、および−C(O)Rからなる群より選択されるか、
あるいは両方のRは、これらが結合している炭素原子と一緒になって、フェニル、5員〜6員のヘテロアリール、C3〜7カルボシクリル、および3員〜7員のヘテロシクリルからなる群より選択される縮合環を形成し、各々が必要に応じて、1個もしくは1個より多くのRで置換されており;
は、−(CH−(C6〜10アリール)、−(CH−(5員〜10員のヘテロアリール)、−(CH−(C3〜10カルボシクリル)、および−(CH−(3員〜10員のヘテロシクリル)からなる群より選択され、各々が必要に応じて、1個もしくは1個より多くのRで置換されており;
各Rは独立して、ハロゲン、−CN、−OH、−C(O)R、−SO16、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、必要に応じて置換されたC1〜6アルコキシ、必要に応じて置換されたC6〜10アリールであって、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたもの、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC7〜14アラルキル、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換された5員〜10員のヘテロアリールからなる群より選択されるか、または独立して、2個のジェミナルRは一緒に、オキソであり;
各Rは独立して、水素、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、必要に応じて置換されたC2〜8アルコキシアルキル、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC6〜10アリール、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC7〜14アラルキル、および1個もしくは1個より多くのR10で必要に応じて置換された−(CH−(3員〜10員のヘテロシクリル)からなる群より選択され;
は、水素、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC6〜10アリール、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC7〜14アラルキル、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換された(5員〜10員のヘテロアリール)アルキル、−C(O)R、および−C(O)ORからなる群より選択され;
は、水素、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC6〜10アリール、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC7〜14アラルキル、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換された(5員〜10員のヘテロアリール)アルキル、−C(O)R、および−C(O)ORからなる群より選択され;
あるいはRとRとは、これらが結合している窒素と一緒になって、1個もしくは1個より多くのR10で必要に応じて置換された3員〜10員のヘテロシクリルを形成し;
各Rは独立して、水素、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC6〜10アリール、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC7〜14アラルキル、−NR1213、および−ORからなる群より選択され;
各Rは独立して、ハロゲン、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、必要に応じて置換されたC1〜6アルキルチオ、必要に応じて置換されたC2〜8アルコキシアルキル、必要に応じて置換されたC3〜10カルボシクリル、必要に応じて置換されたC6〜10アリール、−OR、−NR1415、−C(O)R、−SO16、および−NOからなる群より選択され;
各R10は独立して、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、および必要に応じて置換されたC2〜6アルキニルからなる群より選択されるか、または独立して、2個のジェミナルR10は一緒に、オキソであり;
各R11は独立して、ハロゲン、−CN、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、および必要に応じて置換されたC1〜6アルコキシからなる群より選択され;
各R12は独立して、水素、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC6〜10アリール、および1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC7〜14アラルキルからなる群より選択され;
各R13は独立して、水素、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC6〜10アリール、および1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC7〜14アラルキルからなる群より選択され;
14は、水素、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC6〜10アリール、および−C(O)Rからなる群より選択され;
15は、水素、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC6〜10アリール、および−C(O)Rからなる群より選択され;
Qは、C(O)およびS(O)から選択され;
各R16は独立して、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC6〜10アリール、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC7〜14アラルキル、−NR1213、および−ORからなる群より選択され;
Zは、酸素および硫黄から選択され;
各nは独立して、0〜4の整数であり;
tは、1または2であり;そして
実線と破線とによって表される結合は独立して、単結合および二重結合からなる群より選択される。
【0013】
本願のいくつかの実施形態は、式(VIb):
【化10】
[この文献は図面を表示できません]
の構造を有する化合物を提供し、
は、ハロゲン、−CN、−C(O)R、−SO16、1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換されたC6〜10アリール、1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換された5員〜10員のヘテロアリール、1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換されたC3〜10カルボシクリル、および1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換された3員〜10員のヘテロシクリルからなる群より選択され;
各Rは独立して、水素、ハロゲン、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、−CN、−OR、−NR、および−C(O)Rからなる群より選択されるか、
あるいは両方のRは、これらが結合している炭素原子と一緒になって、フェニル、5員〜6員のヘテロアリール、C3〜7カルボシクリル、および3員〜7員のヘテロシクリルからなる群より選択される縮合環を形成し、各々が必要に応じて、1個もしくは1個より多くのRで置換されており;
は、−(CH1〜4−(C6〜10アリール)、−(CH1〜4−(5員〜10員のヘテロアリール)、−(CH1〜4−(C3〜10カルボシクリル)、および−(CH1〜4−(3員〜10員のヘテロシクリル)からなる群より選択され、各々が必要に応じて、1個もしくは1個より多くのRで置換されており;
各Rは独立して、ハロゲン、−CN、−OH、−C(O)R、−SO16、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、必要に応じて置換されたC1〜6アルコキシ、必要に応じて置換されたC6〜10アリールであって、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたもの、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC7〜14アラルキル、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換された5員〜10員のヘテロアリールからなる群より選択されるか、または独立して、2個のジェミナルRは一緒に、オキソであり;
各Rは独立して、水素、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、必要に応じて置換されたC2〜8アルコキシアルキル、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC6〜10アリール、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC7〜14アラルキル、および1個もしくは1個より多くのR10で必要に応じて置換された−(CH−(3員〜10員のヘテロシクリル)からなる群より選択され;
は、水素、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC6〜10アリール、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC7〜14アラルキル、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換された(5員〜10員のヘテロアリール)アルキル、−C(O)R、および−C(O)ORからなる群より選択され;
は、水素、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC6〜10アリール、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC7〜14アラルキル、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換された(5員〜10員のヘテロアリール)アルキル、−C(O)R、および−C(O)ORからなる群より選択されるか;
あるいはRとRとは、これらが結合している窒素と一緒になって、1個もしくは1個より多くのR10で必要に応じて置換された3員〜10員のヘテロシクリルを形成し;
各Rは独立して、水素、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC6〜10アリール、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC7〜14アラルキル、−NR1213、および−ORからなる群より選択され;
各Rは独立して、ハロゲン、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、必要に応じて置換されたC1〜6アルキルチオ、必要に応じて置換されたC2〜8アルコキシアルキル、必要に応じて置換されたC3〜10カルボシクリル、必要に応じて置換されたC6〜10アリール、−OR、−NR1415、−C(O)R、−SO16、および−NOからなる群より選択され;
各R10は独立して、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、および必要に応じて置換されたC2〜6アルキニルからなる群より選択されるか、または独立して、2個のジェミナルR10は一緒に、オキソであり;
各R11は独立して、ハロゲン、−CN、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、および必要に応じて置換されたC1〜6アルコキシからなる群より選択され;
各R12は独立して、水素、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC6〜10アリール、および1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC7〜14アラルキルからなる群より選択され;
各R13は独立して、水素、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC6〜10アリール、および1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC7〜14アラルキルからなる群より選択され;
14は、水素、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC6〜10アリール、および−C(O)Rからなる群より選択され;
15は、水素、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC6〜10アリール、および−C(O)Rからなる群より選択され;
各R16は独立して、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC6〜10アリール、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC7〜14アラルキル、−NR1213、および−ORからなる群より選択され;
Zは、酸素および硫黄から選択され;
各nは独立して、0〜4の整数であり;そして
実線と破線とによって表される結合は独立して、単結合および二重結合からなる群より選択され;ただし、
が、必要に応じて置換されたC6〜10アリール、必要に応じて置換された5員〜10員のヘテロアリール、必要に応じて置換された6員〜10員のヘテロシクリル、必要に応じて置換されたヘキシル、必要に応じて置換されたアルキル、必要に応じて置換されたアルケニルからなる群より選択され;Rの各々が水素であるか、またはRのうちの一方が水素であって他方のRがメチルであり;かつZがOである場合;Rは、1個もしくは1個より多くのハロゲン原子で置換された−CH−フェニルではなく;そして
は4−メトキシフェニルではない。
【0014】
本願のいくつかの実施形態は、式(VIII):
【化11】
[この文献は図面を表示できません]
の構造を有する化合物を提供し、
は、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換された−(CH−(C6〜10アリール)、1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換された−(CH−(5員〜10員のヘテロアリール)、1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換された−(CH−(C3〜10カルボシクリル)、および1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換された−(CH−(3員〜10員のヘテロシクリル)からなる群より選択され;
各Rは独立して、ハロゲン、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、必要に応じて置換されたC1〜6アルキルチオ、必要に応じて置換されたC2〜8アルコキシアルキル、必要に応じて置換されたC3〜10カルボシクリル、必要に応じて置換されたC6〜10アリール、−OR、−NR1415、−C(O)R、−SO16、および−NOからなる群より選択され;
14は、水素、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC6〜10アリール、および−C(O)Rからなる群より選択され;
15は、水素、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC6〜10アリール、および−C(O)Rからなる群より選択され;
各Rは独立して、水素、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC6〜10アリール、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC7〜14アラルキル、−NR1213、および−ORからなる群より選択され;
各R12は独立して、水素、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC6〜10アリール、および1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC7〜14アラルキルからなる群より選択され;
各R13は独立して、水素、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC6〜10アリール、および1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC7〜14アラルキルからなる群より選択され;
各Rは独立して、水素、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、必要に応じて置換されたC2〜8アルコキシアルキル、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC6〜10アリール、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC7〜14アラルキル、および1個もしくは1個より多くのR10で必要に応じて置換された−(CH−(3員〜10員のヘテロシクリル)からなる群より選択され;
各R10は独立して、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、および必要に応じて置換されたC2〜6アルキニルからなる群より選択されるか、または独立して、2個のジェミナルR10は一緒に、オキソであり;
各R11は独立して、ハロゲン、−CN、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、および必要に応じて置換されたC1〜6アルコキシからなる群より選択され;
各R17は独立して、水素、オキソ、ハロゲン、−CN、−C(O)R、−SO16、1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換されたC6〜10アリール、1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換された5員〜10員のヘテロアリール、1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換されたC3〜10カルボシクリル、および1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換された3員〜10員のヘテロシクリルからなる群より選択されるか、
あるいは独立して、2個の隣接するR17は、これらが結合している炭素原子と一緒になって、縮合したフェニルまたは5員〜6員のヘテロアリールを形成し、各々が必要に応じて、1個または1個より多くのRで置換されており;
各Rは独立して、ハロゲン、−CN、−OH、−C(O)R、−SO16、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、必要に応じて置換されたC1〜6アルコキシ、必要に応じて置換されたC6〜10アリールであって、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたもの、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC7〜14アラルキル、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換された5員〜10員のヘテロアリールからなる群より選択されるか、または独立して、2個のジェミナルRは一緒に、オキソであり;
各R16は独立して、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC6〜10アリール、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC7〜14アラルキル、−NR1213、および−ORからなる群より選択され;
Zは、酸素および硫黄から選択され;
各nは独立して、0〜4の整数であり;
sは、0、1、または3であり;そして
実線と破線とによって表される結合は独立して、単結合および二重結合からなる群より選択される。
【0015】
本願のいくつかの実施形態は、式(IX):
【化12】
[この文献は図面を表示できません]
の構造を有する化合物を提供し、
は、水素、ハロゲン、−CN、−C(O)R、−SO16、1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換されたC6〜10アリール、1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換された5員〜10員のヘテロアリール、1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換されたC3〜10カルボシクリル、および1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換された3員〜10員のヘテロシクリルからなる群より選択され;
各Rは独立して、水素、ハロゲン、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、−CN、−OR、−NR、および−C(O)Rからなる群より選択されるか、
あるいは両方のRは、これらが結合している炭素原子と一緒になって、C3〜7カルボシクリルおよび3員〜7員のヘテロシクリルからなる群より選択される縮合環を形成し、各々が必要に応じて、1個もしくは1個より多くのRで置換されており;
は、−(CH−(C6〜10アリール)、−(CH−(5員〜10員のヘテロアリール)、−(CH−(C3〜10カルボシクリル)、および−(CH−(3員〜10員のヘテロシクリル)からなる群より選択され、各々が必要に応じて、1個もしくは1個より多くのRで置換されており;
各Rは独立して、ハロゲン、−CN、−OH、−C(O)R、−SO16、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、必要に応じて置換されたC1〜6アルコキシ、必要に応じて置換されたC6〜10アリールであって、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたもの、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC7〜14アラルキル、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換された5員〜10員のヘテロアリールからなる群より選択されるか、または独立して、2個のジェミナルRは一緒に、オキソであり;
各Rは独立して、水素、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、必要に応じて置換されたC2〜8アルコキシアルキル、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC6〜10アリール、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC7〜14アラルキル、および1個もしくは1個より多くのR10で必要に応じて置換された−(CH−(3員〜10員のヘテロシクリル)からなる群より選択され;
は、水素、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC6〜10アリール、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC7〜14アラルキル、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換された(5員〜10員のヘテロアリール)アルキル、−C(O)R、および−C(O)ORからなる群より選択され;
は、水素、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC6〜10アリール、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC7〜14アラルキル、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換された(5員〜10員のヘテロアリール)アルキル、−C(O)R、および−C(O)ORからなる群より選択されるか;
あるいはRとRとは、これらが結合している窒素と一緒になって、1個もしくは1個より多くのR10で必要に応じて置換された3員〜10員のヘテロシクリルを形成し;
各Rは独立して、水素、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC6〜10アリール、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC7〜14アラルキル、−NR1213、および−ORからなる群より選択され;
各Rは独立して、ハロゲン、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、必要に応じて置換されたC1〜6アルキルチオ、必要に応じて置換されたC2〜8アルコキシアルキル、必要に応じて置換されたC3〜10カルボシクリル、必要に応じて置換されたC6〜10アリール、−OR、−NR1415、−C(O)R、−SO16、および−NOからなる群より選択され;
各R10は独立して、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、および必要に応じて置換されたC2〜6アルキニルからなる群より選択されるか、または独立して、2個のジェミナルR10は一緒に、オキソであり;
各R11は独立して、ハロゲン、−CN、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、および必要に応じて置換されたC1〜6アルコキシからなる群より選択され;
各R12は独立して、水素、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC6〜10アリール、および1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC7〜14アラルキルからなる群より選択され;
各R13は独立して、水素、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC6〜10アリール、および1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC7〜14アラルキルからなる群より選択され;
14は、水素、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC6〜10アリール、および−C(O)Rからなる群より選択され;
15は、水素、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC6〜10アリール、および−C(O)Rからなる群より選択され;
各R16は独立して、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC6〜10アリール、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC7〜14アラルキル、−NR1213、および−ORからなる群より選択され;
Zは、酸素および硫黄から選択され;そして
各nは独立して、0〜4の整数である。
【0016】
本明細書中に開示されるいくつかの実施形態は、線維性状態を処置する方法に関し、この方法は、治療有効量の式(I)、(II)、(III)、(IV)、(V)、(VIa)、(VIb)、(VII)、(VIII)および(IX)のうちのいずれか1つの化合物、表1から選択される化合物、その薬学的に受容可能な塩、またはその薬学的組成物を、その必要がある被験体に投与する工程を包含する。いくつかのこのような実施形態において、この方法は、この被験体が、この線維性状態を有するか、または有する危険があることを識別する工程をさらに包含する。いくつかのこのような実施形態において、この線維性状態は、肺線維症、皮膚線維症、膵臓線維症、肝線維症、および腎線維症からなる群より選択される。いくつかの実施形態において、この線維性状態は、突発性肺線維症である。いくつかの実施形態において、このような処置方法を受ける被験体は、ヒトである。
【0017】
本明細書中に開示されるいくつかの実施形態は、線維性状態を処置するための医薬の調製における、治療有効量の式(I)、(II)、(III)、(IV)、(V)、(VIa)、(VIb)、(VII)、(VIII)および(IX)のうちのいずれか1つの化合物、表1から選択される化合物、その薬学的に受容可能な塩、またはその薬学的組成物の使用に関する。いくつかのこのような実施形態において、この使用は、この被験体が、この線維性状態を有するか、または有する危険があることを識別することをさらに包含する。いくつかのこのような実施形態において、この線維性状態は、肺線維症、皮膚線維症、膵臓線維症、肝線維症、および腎線維症からなる群より選択される。いくつかの実施形態において、この線維性状態は、突発性肺線維症である。いくつかの実施形態において、このような処置を受ける被験体は、ヒトである。
【0018】
本明細書中に開示されるいくつかの実施形態は、線維性状態を処置する際に使用するための、治療有効量の式(I)、(II)、(III)、(IV)、(V)、(VIa)、(VIb)、(VII)、(VIII)および(IX)のうちのいずれか1つの化合物、表1から選択される化合物、その薬学的に受容可能な塩、またはその薬学的組成物に関する。いくつかのこのような実施形態において、この使用は、この被験体が、この線維性状態を有するか、または有する危険があることを識別することをさらに包含する。いくつかのこのような実施形態において、この線維性状態は、肺線維症、皮膚線維症、膵臓線維症、肝線維症、および腎線維症からなる群より選択される。いくつかの実施形態において、この線維性状態は、突発性肺線維症である。いくつかの実施形態において、このような処置を受ける被験体は、ヒトである。
本発明の実施形態において、例えば以下の項目が提供される。
(項目1)
式(I):
【化236】
[この文献は図面を表示できません]

の構造を有する化合物またはその薬学的に受容可能な塩であって、式(I)において、
は、ハロゲン、−CN、−C(O)R、−SO16、1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換されたC6〜10アリール、1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換された5員〜10員のヘテロアリール、1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換されたC3〜10カルボシクリル、および1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換された3員〜10員のヘテロシクリルからなる群より選択され;
は、ハロゲン、−CN、−OR、−SR、−NR、および−C(O)Rからなる群より選択され;
は、水素、−(CH−(C6〜10アリール)、−(CH−(5員〜10員のヘテロアリール)、−(CH−(C3〜10カルボシクリル)、および−(CH−(3員〜10員のヘテロシクリル)からなる群より選択され、各々が必要に応じて、1個もしくは1個より多くのRで置換されており;
各Rは独立して、ハロゲン、−CN、−OH、−C(O)R、−SO16、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、必要に応じて置換されたC1〜6アルコキシ、必要に応じて置換されたC6〜10アリールであって、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたもの、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC7〜14アラルキル、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換された5員〜10員のヘテロアリールからなる群より選択されるか、または独立して、2個のジェミナルRは一緒に、オキソであり;
各Rは独立して、水素、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、必要に応じて置換されたC2〜8アルコキシアルキル、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC6〜10アリール、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC7〜14アラルキル、および1個もしくは1個より多くのR10で必要に応じて置換された−(CH−(3員〜10員のヘテロシクリル)からなる群より選択され;
は、水素、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC6〜10アリール、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC7〜14アラルキル、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換された(5員〜10員のヘテロアリール)アルキル、−C(O)R、および−C(O)ORからなる群より選択され;
は、水素、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC6〜10アリール、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC7〜14アラルキル、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換された(5員〜10員のヘテロアリール)アルキル、−C(O)R、および−C(O)ORからなる群より選択されるか;
あるいはRとRとは、これらが結合している窒素と一緒になって、1個もしくは1個より多くのR10で必要に応じて置換された3員〜10員のヘテロシクリルを形成し;
各Rは独立して、水素、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC6〜10アリール、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC7〜14アラルキル、−NR1213、および−ORからなる群より選択され;
各Rは独立して、ヒドロキシ、ハロゲン、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、必要に応じて置換されたC1〜6アルキルチオ、必要に応じて置換されたC2〜8アルコキシアルキル、必要に応じて置換されたC3〜10カルボシクリル、必要に応じて置換されたC6〜10アリール、−OR、−NR1415、−C(O)R、−SO16、−CN、および−NOからなる群より選択され;
各R10は独立して、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、および必要に応じて置換されたC2〜6アルキニルからなる群より選択されるか、または独立して、2個のジェミナルR10は一緒に、オキソであり;
各R11は独立して、ハロゲン、−CN、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、−O−(CH−C1〜8アルコキシ、−C(O)R、および必要に応じて置換されたC1〜6アルコキシからなる群より選択され;
各R12は独立して、水素、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC6〜10アリール、および1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC7〜14アラルキルからなる群より選択され;
各R13は独立して、水素、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC6〜10アリール、および1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC7〜14アラルキルからなる群より選択され;
14は、水素、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC6〜10アリール、および−C(O)Rからなる群より選択され;
15は、水素、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC6〜10アリール、および−C(O)Rからなる群より選択され;
各R16は独立して、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC6〜10アリール、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC7〜14アラルキル、−NR1213、および−ORからなる群より選択され;
Zは、酸素および硫黄から選択され;
各nは独立して、0〜4の整数であり;そして
実線と破線とによって表される結合は独立して、単結合および二重結合からなる群より選択され、ただし、
がHである場合、Rは、1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換されたC6〜10アリール、または1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換された5員〜10員のヘテロアリールから選択され;
が−NH−(2−フルオロ−4−ブロモ−フェニル)であり、かつRがC(O)OHである場合、Rは−CH−フェニルではなく;
がメトキシであり、Rが4−メトキシフェニルであり、かつZがOである場合、Rは−(CH)−2−フルオロ−4−クロロ−フェニルではなく;
がフェニルであり;RがORでもNRでもない場合;Rはトリアゾリルではなく;
が4−メチルフェニルであり、Rがモルホリニルであり、かつZがOである場合;Rはメチルではなく;そして
が4−メチルフェニルであり、Rが−N(CHであり、ZがOである場合;Rはメチルではない、
化合物またはその薬学的に受容可能な塩。
(項目2)
は、ハロゲン、−OR、−NR、および−C(O)Rからなる群より選択され;
は、−(CH−(C6〜10アリール)、−(CH−(5員〜10員のヘテロアリール)、−(CH−(C3〜10カルボシクリル)、および−(CH−(3員〜10員のヘテロシクリル)からなる群より選択され、各々が必要に応じて、1個もしくは1個より多くのRで置換されており;
各Rは独立して、ハロゲン、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、必要に応じて置換されたC1〜6アルキルチオ、必要に応じて置換されたC2〜8アルコキシアルキル、必要に応じて置換されたC3〜10カルボシクリル、必要に応じて置換されたC6〜10アリール、−OR、−NR1415、−C(O)R、−SO16、および−NOからなる群より選択され;そして
各R11は独立して、ハロゲン、−CN、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、および必要に応じて置換されたC1〜6アルコキシからなる群より選択される、
項目1に記載の化合物。
(項目3)
は、1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換されたC6〜10アリールである、項目1または2に記載の化合物。
(項目4)
は、1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換されたフェニルである、項目3に記載の化合物。
(項目5)
は、1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換された5員〜10員のヘテロアリールである、項目1または2に記載の化合物。
(項目6)
は、1個または1個より多くのRで必要に応じて置換されたピラゾリルまたは1−メチルピラゾリルである、項目5に記載の化合物。
(項目7)
各Rは独立して、ハロゲン、または必要に応じて置換されたC1〜6アルキルから選択される、項目1〜6のいずれか1項に記載の化合物。
(項目8)
はフルオロである、項目7に記載の化合物。
(項目9)
はメチルである、項目7に記載の化合物。
(項目10)
はハロゲンである、項目1〜9のいずれか1項に記載の化合物。
(項目11)
は、ブロモまたはクロロから選択される、項目10に記載の化合物。
(項目12)
は−CNである、項目1〜9のいずれか1項に記載の化合物。
(項目13)
は−ORである、項目1〜9のいずれか1項に記載の化合物。
(項目14)
は、水素、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜8アルコキシアルキル、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC7〜14アラルキル、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC6〜10アリール、および1個もしくは1個より多くのR10で必要に応じて置換された−(CH−(3員〜10員のヘテロシクリル)から選択される、項目13に記載の化合物。
(項目15)
は水素である、項目14に記載の化合物。
(項目16)
は、必要に応じて置換されたC1〜6アルキルである、項目14に記載の化合物。
(項目17)
は、メチル、またはハロゲン置換エチルである、項目16に記載の化合物。
(項目18)
は、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC6〜10アリールである、項目14に記載の化合物。
(項目19)
は、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたフェニルである、項目18に記載の化合物。
(項目20)
は、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC7〜14アラルキルである、項目14に記載の化合物。
(項目21)
は、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたベンジルである、項目20に記載の化合物。
(項目22)
は、必要に応じて置換されたC2〜8アルコキシアルキルである、項目14に記載の化合物。
(項目23)
は、−(CHOCH、−(CHOCまたは−(CHO(CH)OCHから選択される、項目22に記載の化合物。
(項目24)
は、1個もしくは1個より多くのR10で必要に応じて置換された−(CH−(5員もしくは6員のヘテロシクリル)である、項目14に記載の化合物。
(項目25)
は、1個もしくは1個より多くのR10で必要に応じて置換された
【化237】
[この文献は図面を表示できません]


である、項目24に記載の化合物。
(項目26)
は、
【化238】
[この文献は図面を表示できません]

から選択され、各々が必要に応じて、1個もしくは1個より多くのR10で置換されている、項目24に記載の化合物。
(項目27)
は−NRである、項目1〜9のいずれか1項に記載の化合物。
(項目28)
各Rおよび各Rは独立して、水素、C1〜6アルキル、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC6〜10アリール、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC7〜14アラルキル、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換された(5員〜10員のヘテロアリール)アルキル、−C(O)R、または−C(O)ORから選択される、項目27に記載の化合物。
(項目29)
は、水素またはC1〜6アルキルである、項目28に記載の化合物。
(項目30)
は水素である、項目28または29に記載の化合物。
(項目31)
はC1〜6アルキルである、項目28または29に記載の化合物。
(項目32)
は、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC6〜10アリールである、項目28または29に記載の化合物。
(項目33)
は、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたフェニルである、項目32に記載の化合物。
(項目34)
は非置換フェニルである、項目32に記載の化合物。
(項目35)
は、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC7〜14アラルキルである、項目28または29に記載の化合物。
(項目36)
は、ベンジルまたは−(CHPhであり、各々が必要に応じて、1個または1個より多くのR11で置換されている、項目35に記載の化合物。
(項目37)
は、非置換ベンジルまたは非置換−(CHPhである、項目35に記載の化合物。
(項目38)
は、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換された(6員ヘテロアリール)アルキルである、項目28または29に記載の化合物。
(項目39)
は、−CH−ピリジル、−CH−ピラジニル、または−CH−ピリミジニルであり、各々が必要に応じて、1個または1個より多くのR11で置換されている、項目38に記載の化合物。
(項目40)
は、−CH−ピリジル、−CH−ピラジニルまたは−CH−ピリミジニルであり、各々が置換されていない、項目38に記載の化合物。
(項目41)
は−C(O)Rである、項目28または29に記載の化合物。
(項目42)
は、C1〜6アルキル、C6〜10アリール、または−NR1213から選択される、項目41に記載の化合物。
(項目43)
は、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、ペンチルまたはフェニルから選択される、項目42に記載の化合物。
(項目44)
は−NR1213である、項目42に記載の化合物。
(項目45)
各R12および各R13は独立して、水素、C1〜6アルキル、またはベンジルから選択される、項目44に記載の化合物。
(項目46)
は−C(O)ORである、項目28または29に記載の化合物。
(項目47)
は、水素、C1〜6アルキル、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC6〜10アリール、または1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC7〜14アラルキルから選択される、項目46に記載の化合物。
(項目48)
は、メチル、エチル、イソプロピル、ブチルから選択される、項目47に記載の化合物。
(項目49)
は、フェニルまたはベンジルから選択され、各々が必要に応じて、1個または1個より多くのR11で置換されている、項目47に記載の化合物。
(項目50)
とRとは、これらが結合している窒素と一緒になって、1個もしくは1個より多くのR10で必要に応じて置換された6員〜10員のヘテロシクリルを形成する、項目27に記載の化合物。
(項目51)
とRとによって、これらが結合している窒素と一緒になって形成される前記ヘテロシクリルは、
【化239】
[この文献は図面を表示できません]

から選択され、各々が必要に応じて、1個もしくは1個より多くのR10で置換されている、項目50に記載の化合物。
(項目52)
とRとによって、これらが結合している窒素と一緒になって形成される前記ヘテロシクリルは、非置換である、項目50または51に記載の化合物。
(項目53)
10はC1〜6アルキルである、項目1〜52のいずれか1項に記載の化合物。
(項目54)
2個のジェミナルR10は一緒に、オキソである、項目1〜52のいずれか1項に記載の化合物。
(項目55)
は−SRである、項目1〜9のいずれか1項に記載の化合物。
(項目56)
は、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC6〜10アリールである、項目55に記載の化合物。
(項目57)
は、必要に応じて置換されたフェニルである、項目55または56に記載の化合物。
(項目58)
は−C(O)Rである、項目1〜9のいずれか1項に記載の化合物。
(項目59)
は、−NR1213から選択される、項目58に記載の化合物。
(項目60)
各R12および各R13は独立して、水素、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC6〜10アリール、または1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC7〜14アラルキルから選択される、項目59に記載の化合物。
(項目61)
各R12および各R13は独立して、水素、C1〜6アルキル、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたフェニル、または1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたベンジルから選択される、項目60に記載の化合物。
(項目62)
前記フェニルまたはベンジルは、非置換である、項目61に記載の化合物。
(項目63)
は−C(O)ORである、項目1〜9のいずれか1項に記載の化合物。
(項目64)
は、水素またはC1〜6アルキルである、項目63に記載の化合物。
(項目65)
各R11は独立して、−CN、ハロゲン、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC1〜6アルコキシ、−O−(CH−C1〜8アルコキシ、または−C(O)NR1213から選択される、項目1〜64のいずれか1項に記載の化合物。
(項目66)
11は、−CN、−Cl、−F、−CH、−OCH、−OC、−CF、−OCF、−O−(CH−OCH、または−C(O)NHから選択される、項目65に記載の化合物。
(項目67)
は、1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換された−(CH−(C6〜10アリール)である、項目1〜66のいずれか1項に記載の化合物。
(項目68)
は、1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換された−(CH−フェニルである、項目67に記載の化合物。
(項目69)
nは0である、項目68に記載の化合物。
(項目70)
は、ヒドロキシ、ハロゲン、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、−OR、または−NR1415から選択される、項目67〜69のいずれか1項に記載の化合物。
(項目71)
は、ヒドロキシ、フルオロ、クロロ、メチル、エチル、またはトリフルオロメチルから選択される、項目70に記載の化合物。
(項目72)
は−ORである、項目70に記載の化合物。
(項目73)
は、水素、C1〜6アルキル、ハロ置換C1〜6アルキル、またはC2〜8アルコキシアルキルから選択される、項目72に記載の化合物。
(項目74)
は、トリフルオロメチル、エチルまたは−(CHOCHから選択される、項目73に記載の化合物。
(項目75)
は−NH−C(O)Rである、項目70に記載の化合物。
(項目76)
は、−NH−C(O)−C1〜6アルキル、または−NH−C(O)−NHから選択される、項目75に記載の化合物。
(項目77)
は非置換である、項目67〜69に記載の化合物。
(項目78)
は水素である、項目1および3〜66のいずれか1項に記載の化合物。
(項目79)
Zは酸素である、項目1〜77のいずれか1項に記載の化合物。
(項目80)
実線と破線とによって表される結合は、二重結合である、項目1〜79のいずれか1項に記載の化合物。
(項目81)
前記化合物は、表1の化合物85〜162、401〜414、523〜538、540、541、543、545〜551、664および696〜707からなる群より選択される、項目1に記載の化合物。
(項目82)
式(II):
【化240】
[この文献は図面を表示できません]

の構造を有する化合物またはその薬学的に受容可能な塩であって、式(II)において、
は、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、および必要に応じて置換されたC2〜6アルキニルからなる群より選択され;
は、水素、−(CH−(C6〜10アリール)、−(CH−(5員〜10員のヘテロアリール)、−(CH−(C3〜10カルボシクリル)、および−(CH−(3員〜10員のヘテロシクリル)からなる群より選択され、各々が必要に応じて、1個もしくは1個より多くのRで置換されており;
Yは、NおよびCRから選択され;
各Rは独立して、ハロゲン、−CN、−OH、−C(O)R、−SO16、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、必要に応じて置換されたC1〜6アルコキシ、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC6〜10アリール、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC7〜14アラルキル、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換された5員〜10員のヘテロアリールからなる群より選択されるか、
あるいは独立して、2個の隣接するRは、これらが結合している炭素原子と一緒になって、必要に応じて置換されたフェニル、必要に応じて置換された5員〜6員のヘテロアリール、必要に応じて置換されたC3〜7カルボシクリル、および必要に応じて置換された3員〜7員のヘテロシクリルからなる群より選択される縮合環を形成し;
各Rは独立して、ヒドロキシ、ハロゲン、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、必要に応じて置換されたC1〜6アルキルチオ、必要に応じて置換されたC2〜8アルコキシアルキル、必要に応じて置換されたC3〜10カルボシクリル、必要に応じて置換されたC6〜10アリール、−OR、−NR1415、−C(O)R、−SO16、−CN、および−NOからなる群より選択され;
14は、水素、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC6〜10アリール、および−C(O)Rからなる群より選択され;
15は、水素、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC6〜10アリール、および−C(O)Rからなる群より選択され;
各Rは独立して、水素、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC6〜10アリール、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC7〜14アラルキル、−NR1213、および−ORからなる群より選択され;
各R12は独立して、水素、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC6〜10アリール、および1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC7〜14アラルキルからなる群より選択され;
各R13は独立して、水素、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC6〜10アリール、および1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC7〜14アラルキルからなる群より選択され;
各Rは独立して、水素、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、必要に応じて置換されたC2〜8アルコキシアルキル、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC6〜10アリール、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC7〜14アラルキル、および1個もしくは1個より多くのR10で必要に応じて置換された−(CH−(3員〜10員のヘテロシクリル)からなる群より選択され;
各R10は独立して、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、および必要に応じて置換されたC2〜6アルキニルからなる群より選択されるか、または独立して、2個のジェミナルR10は一緒に、オキソであり;
各R11は独立して、ハロゲン、−CN、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、および必要に応じて置換されたC1〜6アルコキシからなる群より選択され;
各R16は独立して、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC6〜10アリール、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC7〜14アラルキル、−NR1213、および−ORからなる群より選択され;
Zは、酸素および硫黄から選択され;
各nは独立して、0〜4の整数であり;そして
実線と破線とによって表される結合は独立して、単結合および二重結合からなる群より選択される、
化合物またはその薬学的に受容可能な塩。
(項目83)
が水素である場合、
【化241】
[この文献は図面を表示できません]



【化242】
[この文献は図面を表示できません]


であり、そして2個の隣接するRは、これらが結合している炭素原子と一緒になって、必要に応じて置換された5員もしくは6員のヘテロアリール、または必要に応じて置換された5員もしくは6員のヘテロシクリルから選択される縮合環を形成する、項目82に記載の化合物。
(項目84)
式(II)は、式(IIa):
【化243】
[この文献は図面を表示できません]

によってもまた表され、
は、−(CH−(C6〜10アリール)、−(CH−(5員〜10員のヘテロアリール)、−(CH−(C3〜10カルボシクリル)、および−(CH−(3員〜10員のヘテロシクリル)からなる群より選択され、各々が必要に応じて、1個もしくは1個より多くのRで置換されており;そして
各Rは独立して、ハロゲン、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、必要に応じて置換されたC1〜6アルキルチオ、必要に応じて置換されたC2〜8アルコキシアルキル、必要に応じて置換されたC3〜10カルボシクリル、必要に応じて置換されたC6〜10アリール、−OR、−NR1415、−C(O)R、−SO16、および−NOからなる群より選択される、
項目82に記載の化合物。
(項目85)
は、必要に応じて置換されたC1〜6アルキルから選択される、項目82〜84のいずれか1項に記載の化合物。
(項目86)
は、メチル、エチル、イソプロピル、またはトリフルオロメチルから選択される、項目85に記載の化合物。
(項目87)
はメチルである、項目86に記載の化合物。
(項目88)
は水素である、項目82、83、および85〜87のいずれか1項に記載の化合物。
(項目89)
は、1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換された−(CH−(C6〜10アリール)から選択される、項目82〜87のいずれか1項に記載の化合物。
(項目90)
は、1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換された−(CH−フェニルである、項目89に記載の化合物。
(項目91)
は、1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換された−(CH−(9員ヘテロシクリル)から選択される、項目82および84〜87のいずれか1項に記載の化合物。
(項目92)
は、
【化244】
[この文献は図面を表示できません]

から選択され、各々が必要に応じて、1個もしくは1個より多くのRで置換されている、項目91に記載の化合物。
(項目93)
は、1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換された−(CH−(10員ヘテロシクリル)から選択される、項目82および84〜87のいずれか1項に記載の化合物。
(項目94)
は、
【化245】
[この文献は図面を表示できません]

から選択され、各々が必要に応じて、1個もしくは1個より多くのRで置換されている、項目93に記載の化合物。
(項目95)
nは0である、項目89〜94のいずれか1項に記載の化合物。
(項目96)
各Rは独立して、シアノ、ハロゲン、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、−OR、−NR1415または−C(O)Rから選択される、項目82〜95のいずれか1項に記載の化合物。
(項目97)
は、メチル、エチル、プロピル イソプロピル、またはトリフルオロメチルから選択される、項目96に記載の化合物。
(項目98)
は、フルオロまたはクロロから選択される、項目96に記載の化合物。
(項目99)
は−ORであり、ここでRは、必要に応じて置換されたC1〜6アルキルから選択される、項目96に記載の化合物。
(項目100)
は、メチル、エチル、プロピル、イソプロピルまたはトリフルオロメチルから選択される、項目96または99に記載の化合物。
(項目101)
は−NR1415であり、ここで各R14および各R15は独立して、水素、C1〜6アルキルまたは−C(O)Rから選択される、項目96に記載の化合物。
(項目102)
は、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、−ORまたは−NR1213から選択される、項目101に記載の化合物。
(項目103)
各R12および各R13は独立して、水素またはC1〜6アルキルから選択される、項目102に記載の化合物。
(項目104)
は、水素またはC1〜6アルキルから選択される、項目102に記載の化合物。
(項目105)
各R14および各R15は独立して、水素、メチル、エチル、−C(O)NH、−C(O)NHCH、−C(O)N(CH,−C(O)OHまたは−C(O)OEtから選択される、項目96および101〜103のいずれか1項に記載の化合物。
(項目106)
は−C(O)Rである、項目96に記載の化合物。
(項目107)
は、必要に応じて置換されたC1〜6アルキルまたは−NR1213から選択される、項目96または106に記載の化合物。
(項目108)
12またはR13の各々は独立して、水素またはC1〜6アルキルから選択される、項目107に記載の化合物。
(項目109)
は非置換である、項目89〜95のいずれか1項に記載の化合物。
(項目110)
全てのYがCRである、項目82〜109のいずれか1項に記載の化合物。
(項目111)
【化246】
[この文献は図面を表示できません]


における少なくとも1個のYは、Nである、項目82〜109のいずれか1項に記載の化合物。
(項目112)
【化247】
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は、
【化248】
[この文献は図面を表示できません]

から選択され、各々が、1個〜4個のRで必要に応じて置換されている、項目111に記載の化合物。
(項目113)
【化249】
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におけるYのうちの2個は、Nである、項目111に記載の化合物。
(項目114)
【化250】
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は、
【化251】
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から選択され、各々が、1個〜3個のRで必要に応じて置換されている、項目113に記載の化合物。
(項目115)
は、水素、ハロゲン、−CN、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC1〜6アルコキシまたは1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換された5員のヘテロアリールから選択される、項目82〜114のいずれか1項に記載の化合物。
(項目116)
は、水素、フルオロ、クロロ、メチル、エチル、メトキシ、エトキシまたはチアゾリルから選択される、項目115に記載の化合物。
(項目117)
2個の隣接するRは、これらが結合している炭素原子と一緒になって、必要に応じて置換された5員もしくは6員のヘテロアリール、または必要に応じて置換された5員もしくは6員のヘテロシクリルから選択される縮合環を形成する、項目82〜114のいずれか1項に記載の化合物。
(項目118)
2個の隣接するRが、これらが結合している炭素原子と一緒になることにより形成される、前記必要に応じて置換された5員もしくは6員のヘテロシクリルは、
【化252】
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から選択され、ここで各R17は独立して、水素、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC3〜6シクロアルキル、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC6〜10アリール、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC7〜14アラルキル、または必要に応じて置換されたC2〜8アルコキシアルキルから選択される、項目117に記載の化合物。
(項目119)
17は、水素、メチル、エチル、−(CHOHまたは−(CHOCHから選択される、項目118に記載の化合物。
(項目120)
2個の隣接するRが、これらが結合している炭素原子と一緒になることにより形成される、前記必要に応じて置換された5員もしくは6員のヘテロアリールは、
【化253】
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から選択され、ここで各R18は独立して、水素、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC3〜6シクロアルキル、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC6〜10アリール、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC7〜14アラルキル、または必要に応じて置換されたC2〜8アルコキシアルキルから選択される、項目117に記載の化合物。
(項目121)
18は、水素またはメチルから選択される、項目120に記載の化合物。
(項目122)
2個の隣接するRが、これらが結合している炭素原子と一緒になることにより形成される、前記5員もしくは6員のヘテロアリール上または前記5員もしくは6員のヘテロシクリル上の置換基は、C1〜6アルキル、C1〜6アルコキシ、オキソまたはハロゲンから選択される、項目117〜121のいずれか1項に記載の化合物。
(項目123)
2個の隣接するRが、これらが結合している炭素原子と一緒になることにより形成される、前記5員もしくは6員のヘテロアリール上または前記5員もしくは6員のヘテロシクリル上の置換基は、メチル、フルオロ、またはオキソから選択される、項目122に記載の化合物。
(項目124)
Zは酸素である、項目82〜123のいずれか1項に記載の化合物。
(項目125)
実線と破線とによって表される結合は、二重結合であり、ただし、2個の隣接するRが、これらが結合している炭素原子と一緒になることにより形成される、前記必要に応じて置換された5員もしくは6員のヘテロアリールが、
【化254】
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から選択される場合、
【化255】
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において実線と破線とによって表される結合のうちの1つは単結合である、項目82、83および85〜124のいずれか1項に記載の化合物。
(項目126)
前記化合物は、表1の化合物163〜216、241〜243、245、246、248〜252、254、255、258〜261、263、415〜430、552〜561、566および629からなる群より選択される、項目82に記載の化合物。
(項目127)
式(III):
【化256】
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の構造を有する化合物またはその薬学的に受容可能な塩であって、式(III)において、
は、ハロゲン、−CN、−C(O)R、−SO16、1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換されたC6〜10アリール、1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換された5員〜10員のヘテロアリール、1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換されたC3〜10カルボシクリル、および1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換された3員〜10員のヘテロシクリルからなる群より選択され;
は、水素、−(CH−(C6〜10アリール)、−(CH−(5員〜10員のヘテロアリール)、−(CH−(C3〜10カルボシクリル)、および−(CH−(3員〜10員のヘテロシクリル)からなる群より選択され、各々が必要に応じて、1個もしくは1個より多くのRで置換されており;
環Aは、フェニル、5員〜6員のヘテロアリール、C3〜7カルボシクリル、および3員〜7員のヘテロシクリルからなる群より選択され、各々が必要に応じて、1個もしくは1個より多くのRで置換されており;
各Rは独立して、ハロゲン、−CN、−OH、−C(O)R、−SO16、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、必要に応じて置換されたC1〜6アルコキシ、必要に応じて置換されたC6〜10アリールであって、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたもの、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC7〜14アラルキル、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換された5員〜10員のヘテロアリールからなる群より選択されるか、または独立して、2個のジェミナルRは一緒に、オキソであり;
各Rは独立して、ヒドロキシ、ハロゲン、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、必要に応じて置換されたC1〜6アルキルチオ、必要に応じて置換されたC2〜8アルコキシアルキル、必要に応じて置換されたC3〜10カルボシクリル、必要に応じて置換されたC6〜10アリール、−OR、−NR1415、−C(O)R、−SO16、−CN、および−NOからなる群より選択され;
14は、水素、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC6〜10アリール、および−C(O)Rからなる群より選択され;
15は、水素、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC6〜10アリール、および−C(O)Rからなる群より選択され;
各Rは独立して、水素、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC6〜10アリール、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC7〜14アラルキル、−NR1213、および−ORからなる群より選択され;
各R12は独立して、水素、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC6〜10アリール、および1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC7〜14アラルキルからなる群より選択され;
各R13は独立して、水素、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC6〜10アリール、および1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC7〜14アラルキルからなる群より選択され;
各Rは独立して、水素、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、必要に応じて置換されたC2〜8アルコキシアルキル、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC6〜10アリール、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC7〜14アラルキル、および1個もしくは1個より多くのR10で必要に応じて置換された−(CH−(3員〜10員のヘテロシクリル)からなる群より選択され;
各R10は独立して、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、および必要に応じて置換されたC2〜6アルキニルからなる群より選択されるか、または独立して、2個のジェミナルR10は一緒に、オキソであり;
各R11は独立して、ハロゲン、−CN、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、および必要に応じて置換されたC1〜6アルコキシからなる群より選択され;
各R16は独立して、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC6〜10アリール、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC7〜14アラルキル、−NR1213、および−ORからなる群より選択され;
Zは、酸素および硫黄から選択され;
各nは独立して、0〜4の整数であり;そして
実線と破線とによって表される結合は独立して、単結合および二重結合からなる群より選択され、ただし、
がHである場合、Rは、1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換されたC6〜10アリール、または1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換された5員〜10員のヘテロアリールから選択され;
が、1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換されたフェニルであり、かつZがOである場合;環Aは、必要に応じて置換されたフェニルではあり得ず;
環Aが、シクロペンテニル、必要に応じて置換されたピロリルまたは必要に応じて置換されたジヒドロピロリジニルから選択され、Rが、1個または1個より多くのRで必要に応じて置換されたフェニルであり、かつZがOである場合;Rは、ハロゲンでも、3−メトキシフェニルでも、3,5−ジメトキシフェニルでもなく;
環Aがピリジルであり、Rが、必要に応じて置換されたフェニル、かつZがOである場合;Rにおけるnはゼロであり、そしてRはハロゲン置換フェニルではなく;
環Aが、必要に応じて置換されたピリミジルであり、Rが、フェニルまたはベンジルであり、かつZがOである場合;Rは、メチルでもベンジルでもなく;
環Aが、必要に応じて置換されたフラニルであり、Rが、1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換されたフェニルであり、かつZがOである場合;Rはフルオロではなく;
環Aが、必要に応じて置換されたピロリルであり、Rが、1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換されたフェニルであり、かつZがOである場合;Rはメチルではなく;
環Aがテトラヒドロフラニルであり、Rがフェニルであり、かつZがOである場合;Rは、メチルでもフェニルでもなく;そして
環Aがピラジニルであり、Rが4−NO−フェニルであり、かつZがOである場合;Rはメチルではない、
化合物またはその薬学的に受容可能な塩。
(項目128)
は、−(CH−(C6〜10アリール)、−(CH−(5員〜10員のヘテロアリール)、−(CH−(C3〜10カルボシクリル)、および−(CH−(3員〜10員のヘテロシクリル)からなる群より選択され、各々が必要に応じて、1個もしくは1個より多くのRで置換されており;そして
各Rは独立して、ハロゲン、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、必要に応じて置換されたC1〜6アルキルチオ、必要に応じて置換されたC2〜8アルコキシアルキル、必要に応じて置換されたC3〜10カルボシクリル、必要に応じて置換されたC6〜10アリール、−OR、−NR1415、−C(O)R、−SO16、および−NOからなる群より選択される、
項目127に記載の化合物。
(項目129)
は、ハロゲン、1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換されたC6〜10アリール、または1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換された5員〜6員のヘテロアリールから選択される、項目127に記載の化合物。
(項目130)
は、ブロモまたはフルオロである、項目129に記載の化合物。
(項目131)
は、1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換されたメチルである、項目129に記載の化合物。
(項目132)
は、1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換されたフェニルである、項目129に記載の化合物。
(項目133)
は、1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換されたピリダジニルである、項目129に記載の化合物。
(項目134)
は、1個または1個より多くのRで必要に応じて置換されたピラゾリルまたは1−メチルピラゾリルである、項目129に記載の化合物。
(項目135)
は水素である、項目127〜134のいずれか1項に記載の化合物。
(項目136)
は、1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換された−(CH−(C6〜10アリール)から選択される、項目127〜134のいずれか1項に記載の化合物。
(項目137)
は、1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換されたフェニルである、項目136に記載の化合物。
(項目138)
は非置換である、項目136または137に記載の化合物。
(項目139)
は、シアノ、ハロゲン、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、または必要に応じて置換されたC1〜6アルコキシから選択される、項目136または137に記載の化合物。
(項目140)
は、シアノ、フルオロ、クロロ、メチル、エチル、エトキシ、メトキシ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシまたはジフルオロメトキシから選択される、項目139に記載の化合物。
(項目141)
環Aは、6員ヘテロアリール、5員ヘテロシクリルまたは6員ヘテロシクリルから選択され、各々が必要に応じて、1個または1個より多くのRで置換されている、項目127〜140のいずれか1項に記載の化合物。
(項目142)
環Aは、
【化257】
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から選択され、各々が必要に応じて、1個もしくは1個より多くのRで置換されており;そして各R17は独立して、水素、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC3〜6シクロアルキル、必要に応じて置換されたC2〜8アルコキシアルキル、必要に応じて置換されたC−カルボキシ、アシル、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC6〜10アリール、または1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC7〜14アラルキルから選択される、項目141に記載の化合物。
(項目143)
環Aは、
【化258】
[この文献は図面を表示できません]

から選択され、各々が必要に応じて、1個もしくは1個より多くのRで置換されている、項目142に記載の化合物。
(項目144)
環Aは、
【化259】
[この文献は図面を表示できません]

から選択され、各々が必要に応じて、1個もしくは1個より多くのRで置換されている、項目142または143に記載の化合物。
(項目145)
17は、水素、メチル、エチル、イソプロピル、シクロプロピル、−(CHF、−(CHOH、−(CHOCH、−(CHOC、−(CHOC、−C(O)O−t−Bu、−C(O)CHまたはベンジルから選択される、項目142〜144のいずれか1項に記載の化合物。
(項目146)
は、ハロゲン、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、または1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC7〜14アラルキルから選択されるか、あるいは2個のジェミナルRは一緒に、オキソである、項目127〜145のいずれか1項に記載の化合物。
(項目147)
は、フルオロ、メチル、トリフルオロメチル、−(CHOH、ベンジルから選択されるか、または2個のジェミナルRは一緒に、オキソである、項目146に記載の化合物。
(項目148)
環Aは非置換である、項目141〜145のいずれか1項に記載の化合物。
(項目149)
Zは酸素である、項目127〜148のいずれか1項に記載の化合物。
(項目150)
実線と破線とによって表される結合は、二重結合であり、ただし、環Aが
【化260】
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である場合、実線と破線とによって表される結合のうちの1つは単結合である、項目127〜149のいずれか1項に記載の化合物。
(項目151)
前記化合物は、表1の化合物29〜63、392〜400、568〜575、577、579〜589、591〜594、596〜610、614、615、617、619、620、624〜626、630〜636、639〜661、665、および669〜695からなる群より選択される、項目127〜150のいずれか1項に記載の化合物。
(項目152)
式(IV):
【化261】
[この文献は図面を表示できません]

の構造を有する化合物またはその薬学的に受容可能な塩であって、式(IV)において
は、水素、1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換されたC6〜10アリール、1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換された5員〜10員のヘテロアリール、1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換されたC3〜10カルボシクリル、および1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換された3員〜10員のヘテロシクリルからなる群より選択され;
各Rは独立して、水素、ハロゲン、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、−CN、−OR、−NR、および−C(O)Rからなる群より選択されるか、
あるいは両方のRは、これらが結合している炭素原子と一緒になって、フェニル、5員〜6員のヘテロアリール、C3〜7カルボシクリル、および3員〜7員のヘテロシクリルからなる群より選択される縮合環を形成し、各々が必要に応じて、1個もしくは1個より多くのRで置換されており;
各Rは独立して、ハロゲン、−CN、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、および必要に応じて置換されたC1〜6アルコキシからなる群より選択され;
各Rは独立して、水素、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、必要に応じて置換されたC2〜8アルコキシアルキル、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC6〜10アリール、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC7〜14アラルキル、1個もしくは1個より多くのR10で必要に応じて置換された−(CH−(3員〜10員のヘテロシクリル)、および1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換された−(CH−(C6〜10アリール)からなる群より選択され;
は、水素、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC6〜10アリール、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC7〜14アラルキル、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換された(5員〜10員のヘテロアリール)アルキル、−C(O)R、および−C(O)ORからなる群より選択され;
は、水素、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC6〜10アリール、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC7〜14アラルキル、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換された(5員〜10員のヘテロアリール)アルキル、−C(O)R、および−C(O)ORからなる群より選択されるか;
あるいはRとRとは、これらが結合している窒素と一緒になって、1個もしくは1個より多くのR10で必要に応じて置換された3員〜10員のヘテロシクリルを形成し;
各Rは独立して、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、−NR1213、および−ORからなる群より選択され;
各Yは独立して、NまたはCRであり;
各Rは独立して、ハロゲン、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、必要に応じて置換されたC1〜6アルコキシ、および−NR1415からなる群より選択されるか、
あるいは独立して、2個の隣接するRは、これらが結合している環原子と一緒になって、縮合した必要に応じて置換された3員〜10員のヘテロシクリル、または縮合した必要に応じて置換された5員〜10員のヘテロアリールを形成し;
各R10は独立して、オキソ、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、および必要に応じて置換されたC2〜6アルキニルからなる群より選択され;
各R11は独立して、ハロゲン、−CN、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、および必要に応じて置換されたC1〜6アルコキシからなる群より選択され;
各R12は独立して、水素、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC6〜10アリール、および1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC7〜14アラルキルからなる群より選択され;
各R13は独立して、水素、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC6〜10アリール、および1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC7〜14アラルキルからなる群より選択され;
14は、水素、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC6〜10アリール、および−C(O)Rからなる群より選択され;
15は、水素、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC6〜10アリール、および−C(O)Rからなる群より選択され;
Zは、酸素および硫黄から選択され;
nは、0〜4の整数であり;
mは、1〜4の整数であり;そして
実線と破線とによって表される結合は独立して、単結合および二重結合からなる群より選択される、
化合物またはその薬学的に受容可能な塩。
(項目153)
は、水素、1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、または1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換された5員ヘテロアリールからなる群より選択される、項目152に記載の化合物。
(項目154)
は、メチル、フェニル、ピラゾリル、または1−メチルピラゾリルから選択され、各々が必要に応じて、1個または1個より多くのRで置換されている、項目153に記載の化合物。
(項目155)
は非置換である、項目154に記載の化合物。
(項目156)
は、水素または必要に応じて置換されたC1〜6アルキルから選択される、項目152〜154のいずれか1項に記載の化合物。
(項目157)
全てのYがCRである、項目152〜156のいずれか1項に記載の化合物。
(項目158)
少なくとも1個のYがNである、項目152〜156のいずれか1項に記載の化合物。
(項目159)
は、ハロゲン、C1〜6アルキルまたはC1〜6アルコキシから選択される、項目152〜158のいずれか1項に記載の化合物。
(項目160)
は、フルオロまたはメチルから選択される、項目159に記載の化合物。
(項目161)
mは1である、項目152〜160のいずれか1項に記載の化合物。
(項目162)
mは2である、項目152〜160のいずれか1項に記載の化合物。
(項目163)
mは3である、項目152〜160のいずれか1項に記載の化合物。
(項目164)
Zは酸素である、項目152〜163のいずれか1項に記載の化合物。
(項目165)
実線と破線とによって表される結合は、二重結合である、項目152〜164のいずれか1項に記載の化合物。
(項目166)
前記化合物は、表1の化合物21〜26からなる群より選択される、項目152に記載の化合物。
(項目167)
式(V):
【化262】
[この文献は図面を表示できません]

の構造を有する化合物またはその薬学的に受容可能な塩であって、式(V)において、
Aは、1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換されたC5〜7カルボシクリルであり;
各Rは独立して、水素、ハロゲン、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、−CN、−OR、−NR、および−C(O)Rからなる群より選択されるか、
あるいは両方のRは、これらが結合している炭素原子と一緒になって、フェニル、5員〜6員のヘテロアリール、C3〜7カルボシクリル、および3員〜7員のヘテロシクリルからなる群より選択される縮合環を形成し、各々が必要に応じて、1個もしくは1個より多くのRで置換されており;
は、−(CH−(C6〜10アリール)、−(CH−(5員〜10員のヘテロアリール)、−(CH−(C3〜10カルボシクリル)、および−(CH−(3員〜10員のヘテロシクリル)からなる群より選択され、各々が必要に応じて、1個もしくは1個より多くのRで置換されており;
各Rは独立して、ハロゲン、−CN、−OH、−C(O)R、−SO16、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、必要に応じて置換されたC1〜6アルコキシ、必要に応じて置換されたC6〜10アリールであって、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたもの、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC7〜14アラルキル、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換された5員〜10員のヘテロアリールからなる群より選択されるか、または独立して、2個のジェミナルRは一緒に、オキソであり;
各Rは独立して、水素、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、必要に応じて置換されたC2〜8アルコキシアルキル、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC6〜10アリール、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC7〜14アラルキル、および1個もしくは1個より多くのR10で必要に応じて置換された−(CH−(3員〜10員のヘテロシクリル)からなる群より選択され;
は、水素、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC6〜10アリール、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC7〜14アラルキル、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換された(5員〜10員のヘテロアリール)アルキル、−C(O)R、および−C(O)ORからなる群より選択され;
は、水素、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC6〜10アリール、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC7〜14アラルキル、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換された(5員〜10員のヘテロアリール)アルキル、−C(O)R、および−C(O)ORからなる群より選択され;
あるいはRとRとは、これらが結合している窒素と一緒になって、1個もしくは1個より多くのR10で必要に応じて置換された3員〜10員のヘテロシクリルを形成し;
各Rは独立して、水素、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC6〜10アリール、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC7〜14アラルキル、−NR1213、および−ORからなる群より選択され;
各Rは独立して、ハロゲン、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、必要に応じて置換されたC1〜6アルキルチオ、必要に応じて置換されたC2〜8アルコキシアルキル、必要に応じて置換されたC3〜10カルボシクリル、必要に応じて置換されたC6〜10アリール、−OR、−NR1415、−C(O)R、−SO16、および−NOからなる群より選択され;
各R10は独立して、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、および必要に応じて置換されたC2〜6アルキニルからなる群より選択されるか、または独立して、2個のジェミナルR10は一緒に、オキソであり;
各R11は独立して、ハロゲン、−CN、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、および必要に応じて置換されたC1〜6アルコキシからなる群より選択され;
各R12は独立して、水素、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC6〜10アリール、および1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC7〜14アラルキルからなる群より選択され;
各R13は独立して、水素、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC6〜10アリール、および1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC7〜14アラルキルからなる群より選択され;
14は、水素、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC6〜10アリール、および−C(O)Rからなる群より選択され;
15は、水素、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC6〜10アリール、および−C(O)Rからなる群より選択され;
各R16は独立して、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC6〜10アリール、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC7〜14アラルキル、−NR1213、および−ORからなる群より選択され;
Zは、酸素および硫黄から選択され;
各nは独立して、0〜4の整数であり;そして
実線と破線とによって表される結合は独立して、単結合および二重結合からなる群より選択される、
化合物またはその薬学的に受容可能な塩。
(項目168)
各Rは独立して、水素、C1〜6アルキルまたは−ORから選択される、項目167に記載の化合物。
(項目169)
は水素である、項目168に記載の化合物。
(項目170)
は、1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換された−(CH−(C6〜10アリール)である、項目167〜169のいずれか1項に記載の化合物。
(項目171)
は、1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換されたフェニルである、項目170に記載の化合物。
(項目172)
は、ハロゲン、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜8アルコキシアルキル、−OR、または−NR1415から選択される、項目171に記載の化合物。
(項目173)
は、フルオロ、クロロ、メチル、エチル、メトキシ、エトキシ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、−NHCH、−NH、または−NHC(O)CHから選択される、項目172に記載の化合物。
(項目174)
はトリフルオロメトキシである、項目173に記載の化合物。
(項目175)
環Aは、1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換されたCカルボシクリルである、項目167〜174のいずれか1項に記載の化合物。
(項目176)
環Aは、1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換されたCカルボシクリルである、項目167〜174のいずれか1項に記載の化合物。
(項目177)
は、ハロゲン、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC1〜6アルコキシから選択されるか、または独立して、2個のジェミナルRは一緒に、オキソである、項目167〜176のいずれか1項に記載の化合物。
(項目178)
環Aは非置換である、項目167、175および176のいずれか1項に記載の化合物。
(項目179)
Zは酸素である、項目167〜178のいずれか1項に記載の化合物。
(項目180)
実線と破線とによって表される結合は、二重結合である、項目167〜179のいずれか1項に記載の化合物。
(項目181)
前記化合物は、表1の化合物27および28からなる群より選択される、項目167に記載の化合物。
(項目182)
式(VIa):
【化263】
[この文献は図面を表示できません]

の構造を有する化合物またはその薬学的に受容可能な塩であって、式(VIa)において、
は、1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換されたC4〜7カルボシクリルであり;
各Rは独立して、水素、ハロゲン、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、−CN、−OR、−NR、および−C(O)Rからなる群より選択されるか、
あるいは両方のRは、これらが結合している炭素原子と一緒になって、フェニル、5員〜6員のヘテロアリール、C3〜7カルボシクリル、および3員〜7員のヘテロシクリルからなる群より選択される縮合環を形成し、各々が必要に応じて、1個もしくは1個より多くのRで置換されており;
は、−(CH−(C6〜10アリール)、−(CH−(5員〜10員のヘテロアリール)、−(CH−(C3〜10カルボシクリル)、および−(CH−(3員〜10員のヘテロシクリル)からなる群より選択され、各々が必要に応じて、1個もしくは1個より多くのRで置換されており;
各Rは独立して、ハロゲン、−CN、−OH、−C(O)R、−SO16、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、必要に応じて置換されたC1〜6アルコキシ、必要に応じて置換されたC6〜10アリールであって、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたもの、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC7〜14アラルキル、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換された5員〜10員のヘテロアリールからなる群より選択されるか、または独立して、2個のジェミナルRは一緒に、オキソであり;
各Rは独立して、水素、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、必要に応じて置換されたC2〜8アルコキシアルキル、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC6〜10アリール、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC7〜14アラルキル、および1個もしくは1個より多くのR10で必要に応じて置換された−(CH−(3員〜10員のヘテロシクリル)からなる群より選択され;
は、水素、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC6〜10アリール、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC7〜14アラルキル、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換された(5員〜10員のヘテロアリール)アルキル、−C(O)R、および−C(O)ORからなる群より選択され;
は、水素、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC6〜10アリール、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC7〜14アラルキル、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換された(5員〜10員のヘテロアリール)アルキル、−C(O)R、および−C(O)ORからなる群より選択されるか;
あるいはRとRとは、これらが結合している窒素と一緒になって、1個もしくは1個より多くのR10で必要に応じて置換された3員〜10員のヘテロシクリルを形成し;
各Rは独立して、水素、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC6〜10アリール、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC7〜14アラルキル、−NR1213、および−ORからなる群より選択され;
各Rは独立して、ハロゲン、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、必要に応じて置換されたC1〜6アルキルチオ、必要に応じて置換されたC2〜8アルコキシアルキル、必要に応じて置換されたC3〜10カルボシクリル、必要に応じて置換されたC6〜10アリール、−OR、−NR1415、−C(O)R、−SO16、および−NOからなる群より選択され;
各R10は独立して、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、および必要に応じて置換されたC2〜6アルキニルからなる群より選択されるか、または独立して、2個のジェミナルR10は一緒に、オキソであり;
各R11は独立して、ハロゲン、−CN、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、および必要に応じて置換されたC1〜6アルコキシからなる群より選択され;
各R12は独立して、水素、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC6〜10アリール、および1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC7〜14アラルキルからなる群より選択され;
各R13は独立して、水素、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC6〜10アリール、および1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC7〜14アラルキルからなる群より選択され;
14は、水素、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC6〜10アリール、および−C(O)Rからなる群より選択され;
15は、水素、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC6〜10アリール、および−C(O)Rからなる群より選択され;
各R16は独立して、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC6〜10アリール、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC7〜14アラルキル、−NR1213、および−ORからなる群より選択され;
Zは、酸素および硫黄から選択され;
各nは独立して、0〜4の整数であり;そして
実線と破線とによって表される結合は独立して、単結合および二重結合からなる群より選択される、
化合物またはその薬学的に受容可能な塩。
(項目183)
は、1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換されたCカルボシクリルである、項目182に記載の化合物。
(項目184)
は、1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換されたCカルボシクリルである、項目182に記載の化合物。
(項目185)
は、1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換されたCカルボシクリルである、項目182に記載の化合物。
(項目186)
は、ハロゲン、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、または必要に応じて置換されたC1〜6アルコキシから選択される、項目182〜185のいずれか1項に記載の化合物。
(項目187)
は、フルオロ、クロロ、メチル、メトキシ、エトキシ、トリフルオロメチル、またはトリフルオロメトキシから選択される、項目186に記載の化合物。
(項目188)
は非置換である、項目182に記載の化合物。
(項目189)
各Rは独立して、水素、ハロゲン、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、−ORまたは−NRから選択される、項目182〜188のいずれか1項に記載の化合物。
(項目190)
は水素である、項目189に記載の化合物。
(項目191)
はハロゲンである、項目189に記載の化合物。
(項目192)
は、必要に応じて置換されたC1〜6アルキルである、項目189に記載の化合物。
(項目193)
は、メチルまたはトリフルオロメチルから選択される、項目192に記載の化合物。
(項目194)
は、1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換された−(CH−(C6〜10アリール)から選択される、項目182〜193のいずれか1項に記載の化合物。
(項目195)
は、1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換されたフェニルである、項目194に記載の化合物。
(項目196)
は、ハロゲン、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜8アルコキシアルキル、−OR、または−NR1415から選択される、項目195に記載の化合物。
(項目197)
は、フルオロ、クロロ、メチル、エチル、メトキシ、エトキシ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、−NHCH、−NH、または−NHC(O)CHから選択される、項目196に記載の化合物。
(項目198)
は非置換フェニルである、項目195に記載の化合物。
(項目199)
Zは酸素である、項目182〜198のいずれか1項に記載の化合物。
(項目200)
実線と破線とによって表される結合は、二重結合である、項目182〜199のいずれか1項に記載の化合物。
(項目201)
前記化合物は、表1の化合物64〜66からなる群より選択される、項目182に記載の化合物。
(項目202)
式(VII):
【化264】
[この文献は図面を表示できません]

の構造を有する化合物またはその薬学的に受容可能な塩であって、式(VII)において、
各Rは独立して、水素、ハロゲン、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、−CN、−OR、−NR、および−C(O)Rからなる群より選択されるか、
あるいは両方のRは、これらが結合している炭素原子と一緒になって、フェニル、5員〜6員のヘテロアリール、C3〜7カルボシクリル、および3員〜7員のヘテロシクリルからなる群より選択される縮合環を形成し、各々が必要に応じて、1個もしくは1個より多くのRで置換されており;
は、−(CH−(C6〜10アリール)、−(CH−(5員〜10員のヘテロアリール)、−(CH−(C3〜10カルボシクリル)、および−(CH−(3員〜10員のヘテロシクリル)からなる群より選択され、各々が必要に応じて、1個もしくは1個より多くのRで置換されており;
各Rは独立して、ハロゲン、−CN、−OH、−C(O)R、−SO16、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、必要に応じて置換されたC1〜6アルコキシ、必要に応じて置換されたC6〜10アリールであって、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたもの、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC7〜14アラルキル、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換された5員〜10員のヘテロアリールからなる群より選択されるか、または独立して、2個のジェミナルRは一緒に、オキソであり;
各Rは独立して、水素、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、必要に応じて置換されたC2〜8アルコキシアルキル、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC6〜10アリール、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC7〜14アラルキル、および1個もしくは1個より多くのR10で必要に応じて置換された−(CH−(3員〜10員のヘテロシクリル)からなる群より選択され;
は、水素、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC6〜10アリール、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC7〜14アラルキル、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換された(5員〜10員のヘテロアリール)アルキル、−C(O)R、および−C(O)ORからなる群より選択され;
は、水素、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC6〜10アリール、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC7〜14アラルキル、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換された(5員〜10員のヘテロアリール)アルキル、−C(O)R、および−C(O)ORからなる群より選択されるか;
あるいはRとRとは、これらが結合している窒素と一緒になって、1個もしくは1個より多くのR10で必要に応じて置換された3員〜10員のヘテロシクリルを形成し;
各Rは独立して、水素、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC6〜10アリール、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC7〜14アラルキル、−NR1213、および−ORからなる群より選択され;
各Rは独立して、ハロゲン、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、必要に応じて置換されたC1〜6アルキルチオ、必要に応じて置換されたC2〜8アルコキシアルキル、必要に応じて置換されたC3〜10カルボシクリル、必要に応じて置換されたC6〜10アリール、−OR、−NR1415、−C(O)R、−SO16、および−NOからなる群より選択され;
各R10は独立して、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、および必要に応じて置換されたC2〜6アルキニルからなる群より選択されるか、または独立して、2個のジェミナルR10は一緒に、オキソであり;
各R11は独立して、ハロゲン、−CN、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、および必要に応じて置換されたC1〜6アルコキシからなる群より選択され;
各R12は独立して、水素、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC6〜10アリール、および1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC7〜14アラルキルからなる群より選択され;
各R13は独立して、水素、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC6〜10アリール、および1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC7〜14アラルキルからなる群より選択され;
14は、水素、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC6〜10アリール、および−C(O)Rからなる群より選択され;
15は、水素、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC6〜10アリール、および−C(O)Rからなる群より選択され;
Qは、C(O)およびS(O)から選択され;
各R16は独立して、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC6〜10アリール、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC7〜14アラルキル、−NR1213、および−ORからなる群より選択され;
Zは、酸素および硫黄から選択され;
各nは独立して、0〜4の整数であり;
tは、1または2であり;そして
実線と破線とによって表される結合は独立して、単結合および二重結合からなる群より選択される、
化合物またはその薬学的に受容可能な塩。
(項目203)
各Rは独立して、水素、ハロゲン、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、−ORまたは−NRから選択される、項目202に記載の化合物。
(項目204)
は水素である、項目203に記載の化合物。
(項目205)
はハロゲンである、項目203に記載の化合物。
(項目206)
は、必要に応じて置換されたC1〜6アルキルである、項目203に記載の化合物。
(項目207)
は、メチルまたはトリフルオロメチルである、項目206に記載の化合物。
(項目208)
は、1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換された−(CH−(C6〜10アリール)から選択される、項目202〜207のいずれか1項に記載の化合物。
(項目209)
は、1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換されたフェニルである、項目208に記載の化合物。
(項目210)
は、ハロゲン、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜8アルコキシアルキル、−OR、または−NR1415から選択される、項目209に記載の化合物。
(項目211)
は、フルオロ、クロロ、メチル、エチル、メトキシ、エトキシ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、−NHCH、−NH、または−NHC(O)CHから選択される、項目210に記載の化合物。
(項目212)
は非置換フェニルである、項目209に記載の化合物。
(項目213)
QはC(O)である、項目202〜212のいずれか1項に記載の化合物。
(項目214)
QはS(O)である、項目202〜212のいずれか1項に記載の化合物。
(項目215)
tは2である、項目214に記載の化合物。
(項目216)
16は、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC6〜10アリール、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC7〜14アラルキル、−NR1213、または−ORから選択される、項目202〜215のいずれか1項に記載の化合物。
(項目217)
16は、必要に応じて置換されたC1〜6アルキルである、項目216に記載の化合物。
(項目218)
16は、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、またはブチルから選択される、項目217に記載の化合物。
(項目219)
16は、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたフェニルである、項目216に記載の化合物。
(項目220)
16は非置換フェニルである、項目219に記載の化合物。
(項目221)
16は、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたベンジルである、項目216に記載の化合物。
(項目222)
16は非置換ベンジルである、項目221に記載の化合物。
(項目223)
16は−NR1213である、項目216に記載の化合物。
(項目224)
各R12および各R13は独立して、水素または必要に応じて置換されたC1〜6アルキルから選択される、項目223に記載の化合物。
(項目225)
16は−ORである、項目216に記載の化合物。
(項目226)
は、水素または必要に応じて置換されたC1〜6アルキルから選択される、項目225に記載の化合物。
(項目227)
は、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、またはブチルから選択される、項目226に記載の化合物。
(項目228)
Zは酸素である、項目202〜227のいずれか1項に記載の化合物。
(項目229)
実線と破線とによって表される結合は、二重結合である、項目202〜228のいずれか1項に記載の化合物。
(項目230)
前記化合物は、表1の化合物67〜76からなる群より選択される、項目202に記載の化合物。
(項目231)
式(VIb):
【化265】
[この文献は図面を表示できません]

の構造を有する化合物であって、
は、ハロゲン、−CN、−C(O)R、−SO16、1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換されたC6〜10アリール、1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換された5員〜10員のヘテロアリール、1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換されたC3〜10カルボシクリル、および1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換された3員〜10員のヘテロシクリルからなる群より選択され;
各Rは独立して、水素、ハロゲン、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、−CN、−OR、−NR、および−C(O)Rからなる群より選択されるか、
あるいは両方のRは、これらが結合している炭素原子と一緒になって、フェニル、5員〜6員のヘテロアリール、C3〜7カルボシクリル、および3員〜7員のヘテロシクリルからなる群より選択される縮合環を形成し、各々が必要に応じて、1個もしくは1個より多くのRで置換されており;
は、−(CH1〜4−(C6〜10アリール)、−(CH1〜4−(5員〜10員のヘテロアリール)、−(CH1〜4−(C3〜10カルボシクリル)、および−(CH1〜4−(3員〜10員のヘテロシクリル)からなる群より選択され、各々が必要に応じて、1個もしくは1個より多くのRで置換されており;
各Rは独立して、ハロゲン、−CN、−OH、−C(O)R、−SO16、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、必要に応じて置換されたC1〜6アルコキシ、必要に応じて置換されたC6〜10アリールであって、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたもの、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC7〜14アラルキル、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換された5員〜10員のヘテロアリールからなる群より選択されるか、または独立して、2個のジェミナルRは一緒に、オキソであり;
各Rは独立して、水素、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、必要に応じて置換されたC2〜8アルコキシアルキル、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC6〜10アリール、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC7〜14アラルキル、および1個もしくは1個より多くのR10で必要に応じて置換された−(CH−(3員〜10員のヘテロシクリル)からなる群より選択され;
は、水素、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC6〜10アリール、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC7〜14アラルキル、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換された(5員〜10員のヘテロアリール)アルキル、−C(O)R、および−C(O)ORからなる群より選択され;
は、水素、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC6〜10アリール、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC7〜14アラルキル、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換された(5員〜10員のヘテロアリール)アルキル、−C(O)R、および−C(O)ORからなる群より選択されるか;
あるいはRとRとは、これらが結合している窒素と一緒になって、1個もしくは1個より多くのR10で必要に応じて置換された3員〜10員のヘテロシクリルを形成し;
各Rは独立して、水素、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC6〜10アリール、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC7〜14アラルキル、−NR1213、および−ORからなる群より選択され;
各Rは独立して、ハロゲン、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、必要に応じて置換されたC1〜6アルキルチオ、必要に応じて置換されたC2〜8アルコキシアルキル、必要に応じて置換されたC3〜10カルボシクリル、必要に応じて置換されたC6〜10アリール、−OR、−NR1415、−C(O)R、−SO16、および−NOからなる群より選択され;
各R10は独立して、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、および必要に応じて置換されたC2〜6アルキニルからなる群より選択されるか、または独立して、2個のジェミナルR10は一緒に、オキソであり;
各R11は独立して、ハロゲン、−CN、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、および必要に応じて置換されたC1〜6アルコキシからなる群より選択され;
各R12は独立して、水素、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC6〜10アリール、および1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC7〜14アラルキルからなる群より選択され;
各R13は独立して、水素、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC6〜10アリール、および1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC7〜14アラルキルからなる群より選択され;
14は、水素、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC6〜10アリール、および−C(O)Rからなる群より選択され;
15は、水素、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC6〜10アリール、および−C(O)Rからなる群より選択され;
各R16は独立して、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC6〜10アリール、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC7〜14アラルキル、−NR1213、および−ORからなる群より選択され;
Zは、酸素および硫黄から選択され;
各nは独立して、0〜4の整数であり;そして
実線と破線とによって表される結合は独立して、単結合および二重結合からなる群より選択され;ただし、
が、必要に応じて置換されたC6〜10アリール、必要に応じて置換された5員〜10員のヘテロアリール、必要に応じて置換された6員〜10員のヘテロシクリル、必要に応じて置換されたヘキシル、必要に応じて置換されたアルキル、必要に応じて置換されたアルケニルからなる群より選択され;Rの各々が水素であるか、またはRのうちの一方が水素であって他方のRがメチルであり;かつZがOである場合;Rは、1個もしくは1個より多くのハロゲン原子で置換された−CH−フェニルではなく;ただし、
は4−メトキシフェニルではない、
化合物。
(項目232)
は、1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換されたC6〜10アリール、または1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換された5員〜10員のヘテロアリールから選択される、項目231に記載の化合物。
(項目233)
は、1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換されたC1〜6アルキルから選択される、項目232に記載の化合物。
(項目234)
は、メチル、エチル、プロピル、またはイソプロピルから選択される、項目233に記載の化合物。
(項目235)
は、1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換されたフェニルである、項目232に記載の化合物。
(項目236)
は、5員もしくは6員のヘテロアリールから選択され、各々が必要に応じて、1個もしくは1個より多くのRで置換されている、項目232に記載の化合物。
(項目237)
は、ピラゾリルまたは1−メチルピラゾリルから選択され、各々が必要に応じて、1個もしくは1個より多くのRで置換されている、項目236に記載の化合物。
(項目238)
は、ハロゲンまたは必要に応じて置換されたC1〜6アルキルから選択される、項目231〜237のいずれか1項に記載の化合物。
(項目239)
はフルオロである、項目238に記載の化合物。
(項目240)
は非置換である、項目231〜237のいずれか1項に記載の化合物。
(項目241)
各Rは独立して、水素、ハロゲン、または必要に応じて置換されたC1〜6アルキルから選択される、項目231〜240のいずれか1項に記載の化合物。
(項目242)
は水素である、項目241に記載の化合物。
(項目243)
は、1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換された−(CH1〜4−(C6〜10アリール)である、項目231〜242のいずれか1項に記載の化合物。
(項目244)
は、1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換された−(CH1〜4−フェニルである、項目243に記載の化合物。
(項目245)
は、1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換された−(CH)−フェニルである、項目244に記載の化合物。
(項目246)
は、1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換された−(CH−フェニルである、項目244に記載の化合物。
(項目247)
は、ハロゲン、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜8アルコキシアルキル、−OR、−C(O)Rまたは−NR1415から選択される、項目231〜246のいずれか1項に記載の化合物。
(項目248)
は、フルオロ、クロロ、メチル、エチル、メトキシ、エトキシ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、−C(O)CH、−NHCH、−NH、または−NHC(O)CHから選択される、項目247に記載の化合物。
(項目249)
は非置換である、項目243〜246のいずれか1項に記載の化合物。
(項目250)
Zは酸素である、項目231〜249のいずれか1項に記載の化合物。
(項目251)
実線と破線とによって表される結合は、二重結合である、項目231〜250のいずれか1項に記載の化合物。
(項目252)
前記化合物は、表1の化合物77〜80からなる群より選択される、項目231に記載の化合物。
(項目253)
式(VIII):
【化266】
[この文献は図面を表示できません]

の構造を有する化合物であって、
は、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換された−(CH−(C6〜10アリール)、1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換された−(CH−(5員〜10員のヘテロアリール)、1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換された−(CH−(C3〜10カルボシクリル)、および1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換された−(CH−(3員〜10員のヘテロシクリル)からなる群より選択され;
各Rは独立して、ハロゲン、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、必要に応じて置換されたC1〜6アルキルチオ、必要に応じて置換されたC2〜8アルコキシアルキル、必要に応じて置換されたC3〜10カルボシクリル、必要に応じて置換されたC6〜10アリール、−OR、−NR1415、−C(O)R、−SO16、および−NOからなる群より選択され;
14は、水素、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC6〜10アリール、および−C(O)Rからなる群より選択され;
15は、水素、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC6〜10アリール、および−C(O)Rからなる群より選択され;
各Rは独立して、水素、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC6〜10アリール、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC7〜14アラルキル、−NR1213、および−ORからなる群より選択され;
各R12は独立して、水素、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC6〜10アリール、および1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC7〜14アラルキルからなる群より選択され;
各R13は独立して、水素、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC6〜10アリール、および1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC7〜14アラルキルからなる群より選択され;
各Rは独立して、水素、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、必要に応じて置換されたC2〜8アルコキシアルキル、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC6〜10アリール、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC7〜14アラルキル、および1個もしくは1個より多くのR10で必要に応じて置換された−(CH−(3員〜10員のヘテロシクリル)からなる群より選択され;
各R10は独立して、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、および必要に応じて置換されたC2〜6アルキニルからなる群より選択されるか、または独立して、2個のジェミナルR10は一緒に、オキソであり;
各R11は独立して、ハロゲン、−CN、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、および必要に応じて置換されたC1〜6アルコキシからなる群より選択され;
各R17は独立して、水素、オキソ、ハロゲン、−CN、−C(O)R、−SO16、1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換されたC6〜10アリール、1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換された5員〜10員のヘテロアリール、1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換されたC3〜10カルボシクリル、および1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換された3員〜10員のヘテロシクリルからなる群より選択されるか、
あるいは独立して、2個の隣接するR17は、これらが結合している炭素原子と一緒になって、縮合したフェニルまたは5員〜6員のヘテロアリールを形成し、各々が必要に応じて、1個または1個より多くのRで置換されており;
各Rは独立して、ハロゲン、−CN、−OH、−C(O)R、−SO16、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、必要に応じて置換されたC1〜6アルコキシ、必要に応じて置換されたC6〜10アリールであって、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたもの、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC7〜14アラルキル、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換された5員〜10員のヘテロアリールからなる群より選択されるか、または独立して、2個のジェミナルRは一緒に、オキソであり;
各R16は独立して、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC6〜10アリール、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC7〜14アラルキル、−NR1213、および−ORからなる群より選択され;
Zは、酸素および硫黄から選択され;
各nは独立して、0〜4の整数であり;
sは、0、1、または3であり;そして
実線と破線とによって表される結合は独立して、単結合および二重結合からなる群より選択される、
化合物。
(項目254)
は、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、または1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換された−(CH−(C6〜10アリール)から選択される、項目253に記載の化合物。
(項目255)
は、1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換された−(CH−(C6〜10アリール)である、項目254に記載の化合物。
(項目256)
は、1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換されたフェニルである、項目255に記載の化合物。
(項目257)
は、ハロゲン、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜8アルコキシアルキル、−OR、−C(O)Rまたは−NR1415から選択される、項目253〜256のいずれか1項に記載の化合物。
(項目258)
は、フルオロ、クロロ、メチル、エチル、メトキシ、エトキシ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、−C(O)CH、−NHCH、−NH、または−NHC(O)CHから選択される、項目257に記載の化合物。
(項目259)
は非置換フェニルである、項目256に記載の化合物。
(項目260)
は、必要に応じて置換されたC1〜6アルキルである、項目254に記載の化合物。
(項目261)
各R17は独立して、水素、ハロゲン、必要に応じて置換されたC1〜6アルキルまたはオキソから選択される、項目253〜260のいずれか1項に記載の化合物。
(項目262)
各R17は水素である、項目261に記載の化合物。
(項目263)
2個の隣接するR17は、これらが結合している炭素原子と一緒になって、1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換された縮合フェニルを形成する、項目253〜260のいずれか1項に記載の化合物。
(項目264)
少なくとも1個のR17はオキソである、項目263に記載の化合物。
(項目265)
少なくとも1個のR17は、必要に応じて置換されたC1〜6アルキルである、項目263に記載の化合物。
(項目266)
前記縮合フェニルは非置換である、項目263〜265のいずれか1項に記載の化合物。
(項目267)
2個の隣接するR17は、これらが結合している炭素原子と一緒になって、1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換された、縮合した5員〜6員のヘテロアリールを形成する、項目253〜260のいずれか1項に記載の化合物。
(項目268)
少なくとも1個のR17はオキソである、項目267に記載の化合物。
(項目269)
少なくとも1個のR17は、必要に応じて置換されたC1〜6アルキルである、項目267に記載の化合物。
(項目270)
前記縮合した5員〜6員のヘテロアリールは、非置換である、項目267〜269のいずれか1項に記載の化合物。
(項目271)
は、ハロゲンまたは必要に応じて置換されたC1〜6アルキルから選択される、項目263〜265および267〜269のいずれか1項に記載の化合物。
(項目272)
nは0である、項目253〜271のいずれか1項に記載の化合物。
(項目273)
nは1である、項目253〜271のいずれか1項に記載の化合物。
(項目274)
nは3である、項目253〜271のいずれか1項に記載の化合物。
(項目275)
Zは酸素である、項目253〜274のいずれか1項に記載の化合物。
(項目276)
前記化合物は、表1の化合物81、82、および513〜519からなる群より選択される、項目253に記載の化合物。
(項目277)
式(IX):
【化267】
[この文献は図面を表示できません]

の構造を有する化合物であって、
は、水素、ハロゲン、−CN、−C(O)R、−SO16、1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換されたC6〜10アリール、1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換された5員〜10員のヘテロアリール、1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換されたC3〜10カルボシクリル、および1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換された3員〜10員のヘテロシクリルからなる群より選択され;
各Rは独立して、水素、ハロゲン、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、−CN、−OR、−NR、および−C(O)Rからなる群より選択されるか、
あるいは両方のRは、これらが結合している炭素原子と一緒になって、C3〜7カルボシクリルおよび3員〜7員のヘテロシクリルからなる群より選択される縮合環を形成し、各々が必要に応じて、1個もしくは1個より多くのRで置換されており;
は、−(CH−(C6〜10アリール)、−(CH−(5員〜10員のヘテロアリール)、−(CH−(C3〜10カルボシクリル)、および−(CH−(3員〜10員のヘテロシクリル)からなる群より選択され、各々が必要に応じて、1個もしくは1個より多くのRで置換されており;
各Rは独立して、ハロゲン、−CN、−OH、−C(O)R、−SO16、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、必要に応じて置換されたC1〜6アルコキシ、必要に応じて置換されたC6〜10アリールであって、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたもの、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC7〜14アラルキル、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換された5員〜10員のヘテロアリールからなる群より選択されるか、または独立して、2個のジェミナルRは一緒に、オキソであり;
各Rは独立して、水素、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、必要に応じて置換されたC2〜8アルコキシアルキル、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC6〜10アリール、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC7〜14アラルキル、および1個もしくは1個より多くのR10で必要に応じて置換された−(CH−(3員〜10員のヘテロシクリル)からなる群より選択され;
は、水素、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC6〜10アリール、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC7〜14アラルキル、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換された(5員〜10員のヘテロアリール)アルキル、−C(O)R、および−C(O)ORからなる群より選択され;
は、水素、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC6〜10アリール、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC7〜14アラルキル、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換された(5員〜10員のヘテロアリール)アルキル、−C(O)R、および−C(O)ORからなる群より選択されるか;
あるいはRとRとは、これらが結合している窒素と一緒になって、1個もしくは1個より多くのR10で必要に応じて置換された3員〜10員のヘテロシクリルを形成し;
各Rは独立して、水素、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC6〜10アリール、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC7〜14アラルキル、−NR1213、および−ORからなる群より選択され;
各Rは独立して、ハロゲン、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、必要に応じて置換されたC1〜6アルキルチオ、必要に応じて置換されたC2〜8アルコキシアルキル、必要に応じて置換されたC3〜10カルボシクリル、必要に応じて置換されたC6〜10アリール、−OR、−NR1415、−C(O)R、−SO16、および−NOからなる群より選択され;
各R10は独立して、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、および必要に応じて置換されたC2〜6アルキニルからなる群より選択されるか、または独立して、2個のジェミナルR10は一緒に、オキソであり;
各R11は独立して、ハロゲン、−CN、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、および必要に応じて置換されたC1〜6アルコキシからなる群より選択され;
各R12は独立して、水素、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC6〜10アリール、および1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC7〜14アラルキルからなる群より選択され;
各R13は独立して、水素、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC6〜10アリール、および1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC7〜14アラルキルからなる群より選択され;
14は、水素、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC6〜10アリール、および−C(O)Rからなる群より選択され;
15は、水素、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC6〜10アリール、および−C(O)Rからなる群より選択され;
各R16は独立して、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC6〜10アリール、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC7〜14アラルキル、−NR1213、および−ORからなる群より選択され;
Zは、酸素および硫黄から選択され;そして
各nは独立して、0〜4の整数である、
化合物。
(項目278)
は、1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換されたC6〜10アリール、または1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換された5員〜10員のヘテロアリールから選択される、項目277に記載の化合物。
(項目279)
は、1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換されたC1〜6アルキルである、項目278に記載の化合物。
(項目280)
は、1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換されたC6〜10アリールである、項目278に記載の化合物。
(項目281)
は、1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換されたフェニルである、項目280に記載の化合物。
(項目282)
は、1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換された5員もしくは6員のヘテロアリールである、項目278に記載の化合物。
(項目283)
は、1個または1個より多くのRで必要に応じて置換されたピラゾリルまたは1−メチルピラゾリルである、項目282に記載の化合物。
(項目284)
は、ハロゲン、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、または必要に応じて置換されたC1〜6アルコキシから選択される、項目278〜283のいずれか1項に記載の化合物。
(項目285)
は非置換である、項目278〜283のいずれか1項に記載の化合物。
(項目286)
各Rは独立して、水素、ハロゲンまたは必要に応じて置換されたC1〜6アルキルから選択される、項目277〜285のいずれか1項に記載の化合物。
(項目287)
は水素である、項目286に記載の化合物。
(項目288)
は、1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換された−(CH−(C6〜10アリール)である、項目277〜287のいずれか1項に記載の化合物。
(項目289)
は、1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換されたフェニルである、項目288に記載の化合物。
(項目290)
は、ハロゲン、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜8アルコキシアルキル、−OR、−C(O)Rまたは−NR1415から選択される、項目288または289に記載の化合物。
(項目291)
は、フルオロ、クロロ、メチル、エチル、メトキシ、エトキシ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、−C(O)CH、−NHCH、−NH、または−NHC(O)CHから選択される、項目290に記載の化合物。
(項目292)
は非置換である、項目288または289に記載の化合物。
(項目293)
Zは酸素である、項目277〜292のいずれか1項に記載の化合物。
(項目294)
前記化合物は、表1の化合物83、84、520〜522からなる群より選択される、項目277に記載の化合物。
(項目295)
表1の化合物1〜20、217〜240、244、247、253、256、257、262、264〜283、285、287〜339、341〜391、431、433、434、438〜440、442、446〜512、546〜549、575、585、609、610、627、628、630、632、633、639、641、656、666〜668、708および709からなる群より選択される化合物。
(項目296)
有効量の項目1〜295のいずれか1項に記載の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、および薬学的に受容可能なキャリア、希釈剤、賦形剤、またはその組み合わせを含有する、薬学的組成物。
(項目297)
線維性状態を処置する方法であって、治療有効量の項目1〜295のいずれか1項に記載の化合物、その薬学的に受容可能な塩、または項目296に記載の薬学的組成物を、その必要がある被験体に投与する工程を包含する、方法。
(項目298)
前記被験体が、前記線維性状態を有するか、または有する危険があることを識別する工程を包含する、項目297に記載の方法。
(項目299)
前記線維性状態は、肺線維症、皮膚線維症、膵臓線維症、肝線維症、および腎線維症から選択される、項目297または298に記載の方法。
(項目300)
前記線維性状態は突発性肺線維症である、項目299に記載の方法。
(項目301)
前記被験体はヒトである、項目297〜300のいずれか1項に記載の方法。
(項目302)
線維性状態を処置するための医薬の調製における、治療有効量の項目1〜295のいずれか1項に記載の化合物、その薬学的に受容可能な塩、または項目296に記載の薬学的組成物の使用。
(項目303)
線維性状態の処置において使用するための、治療有効量の項目1〜295のいずれか1項に記載の化合物、その薬学的に受容可能な塩、または項目296に記載の薬学的組成物。
【発明を実施するための形態】
【0019】
好ましい実施形態の詳細な説明
定義
他に定義しなければ、本明細書中で使用される全ての技術的および科学的用語は、本出願が属する分野における当業者によって通常理解されるものと同じ意味を有する。本明細書中で言及される全ての特許、出願、出願公開および他の刊行物は、他に記載されない限り、その全体が参考として援用される。本明細書中の定義について複数の定義が存在する場合、他に記載されない限り、本節における定義が優勢である。本明細書および添付の特許請求の範囲において使用される場合、単数形「a」、「an」および「the」は、その文脈がそうではないことを明白に示さない限り、複数の言及物を含む。他に示されない限り、質量分析、NMR、HPLC、タンパク質化学、生化学、組換えDNA技術および薬理学の、従来の方法が使用される。「または」または「および」の使用は、他に記載されない限り、「および/または」を意味する。さらに、用語「含む(including)」ならびに「含む(include)」、「含む(includes)」および「含まれる(included)」などの他の用語は、限定ではない。本明細書中で使用される場合、慣用的な語句においてであれ特許請求の範囲の本文においてであれ、用語「含む(comprise(s))」および「含む(comprising)」は、オープンエンドの意味を有すると解釈されるべきである。すなわち、これらの用語は、語句「少なくとも…を有する」または「少なくとも…を備える」と同義であると解釈されるべきである。プロセスの文脈において使用される場合、用語「包含する」は、そのプロセスが少なくとも記載される工程を包含するが、さらなる工程を含んでもよいことを意味する。化合物、組成物、またはデバイスの文脈において使用される場合、用語「含む(comprising)」は、その化合物、組成物、またはデバイスが、少なくとも記載される特徴または成分を含むが、さらなる特徴または成分も含んでもよいことを意味する。
【0020】
本明細書中で使用される節の見出しは、組織化のみの目的であり、記載される主題を限定すると解釈されるべきではない。
【0021】
本明細書中で使用される場合、一般的な有機化学の略語は、以下のように定義される:
Ac アセチル
AcO 無水酢酸
aq. 水性
Bn ベンジル
Bz ベンゾイル
BOCまたはBoc tert−ブトキシカルボニル
Bu n−ブチル
cat. 触媒量
Cbz カルボベンジルオキシ
CDI 1,1’−カルボニルジイミダゾール
℃ セ氏の度
DBU 1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ−7−エン
DCE 1,2−ジクロロエタン
DCM 塩化メチレン
DIEA ジイソプロピルエチルアミン
DMA ジメチルアセトアミド
DME ジメトキシエタン
DMF N,N’−ジメチルホルムアミド
DMSO ジメチルスルホキシド
DPPA ジフェニルホスホリルアジド
ee% エナンチオマー過剰率
Et エチル
EtOAcまたはEA 酢酸エチル
g グラム(単数または複数)
hまたはhr 時間(単数または複数)
HATU 2−(1H−7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−1,1,3,3−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェート
HOBT N−ヒドロキシベンゾトリアゾール
iPr イソプロピル
LCMS 液体クロマトグラフィー−質量分析
LDA リチウムジイソプロピルアミド
LiHMDS リチウムビス(トリメチルシリル)アミド
mまたはmin 分(単数または複数)
mCPBA メタ−クロロ過安息香酸
MeOH メタノール
MeCN アセトニトリル
mL ミリリットル(単数または複数)
MTBE メチル第三級ブチルエーテル
NHOAc 酢酸アンモニウム
PE 石油エーテル
PG 保護基
Pd/C 活性炭担持パラジウム
Pd(dppf)Cl 1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン−パラジウム(II)ジクロリド
Ph フェニル
ppt 沈殿
PMBC 4−メトキシベンジルクロリド
RCM 閉環メタセシス
rt 室温
sBuLi sec−ブチルリチウム
SFC 超臨界流体クロマトグラフィー
TBAF テトラブチルアンモニウムフルオリド
TEA トリエチルアミン
TCDI 1,1’−チオカルボニルジイミダゾール
Tert、t 第三級
TFA トリフルオロ酢酸
TFAA トリフルオロ酢酸無水物
THF テトラヒドロフラン
TLC 薄層クロマトグラフィー
TMEDA テトラメチルエチレンジアミン
TMSNCO イソシアン酸トリメチルシリル
μL マイクロリットル(単数または複数)
【0022】
「溶媒和物」とは、溶媒と、本明細書中に記載される化合物またはその塩との相互作用によって形成される、化合物をいう。適切な溶媒和物は、薬学的に受容可能な溶媒和物であり、水和物が挙げられる。
【0023】
用語「薬学的に受容可能な塩」とは、化合物の生物学的有効性および特性を維持し、製薬において使用するために生物学的にも他の方法でも望ましくないことがない、塩をいう。多くの場合において、本明細書中に開示される化合物は、アミノ基および/またはカルボキシル基、あるいはこれらと類似の基の存在によって、酸塩および/または塩基塩を形成することが可能である。薬学的に受容可能な酸付加塩は、無機酸および有機酸と形成され得る。塩が誘導され得る無機酸としては、例えば、塩酸、臭化水素酸、硫酸、硝酸、およびリン酸などが挙げられる。塩が誘導され得る有機酸としては、例えば、酢酸、プロピオン酸、グリコール酸、ピルビン酸、シュウ酸、マレイン酸、マロン酸、コハク酸、フマル酸、酒石酸、クエン酸、安息香酸、ケイ皮酸、マンデル酸、メタンスルホン酸、エタンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸、およびサリチル酸が挙げられる。薬学的に受容可能な塩基付加塩は、無機塩基および有機塩基と形成され得る。塩が誘導され得る無機塩基としては、例えば、ナトリウム、カリウム、リチウム、アンモニウム、カルシウム、マグネシウム、鉄、亜鉛、銅、マンガン、およびアルミニウムなどが挙げられ、特に好ましいものは、アンモニウム塩、カリウム塩、ナトリウム塩、カルシウム塩およびマグネシウム塩である。塩が誘導され得る有機塩基としては、例えば、第一級アミン、第二級アミン、および第三級アミン、置換アミン(天然に存在する置換アミンを含めて)、環状アミン、および塩基性イオン交換樹脂などが挙げられ、具体的には、例えば、イソプロピルアミン、トリメチルアミン、ジエチルアミン、トリエチルアミン、トリプロピルアミン、およびエタノールアミンが挙げられる。多くのこのような塩は、WO 87/05297,Johnstonら,1987年9月11日公開(その全体が本明細書中に参考として援用される)に記載されるように、当該分野において公知である。
【0024】
本明細書中で使用される場合、「C〜C」または「Ca〜b」(ここで「a」および「b」は整数である)とは、特定された基における炭素原子の数を表す。すなわち、この基は、「a」個〜「b」個の炭素原子(a個とb個とを含めて)を含み得る。従って、例えば、「C〜Cアルキル」基または「C1〜4アルキル」基とは、1個〜4個の炭素を有する全てのアルキル基、すなわち、CH−、CHCH−、CHCHCH−、(CHCH−、CHCHCHCH−、CHCHCH(CH)−および(CHC−をいう。
【0025】
用語「ハロゲン」または「ハロ」とは、本明細書中で使用される場合、元素の周期表の第7欄の放射安定原子のうちのいずれか1つ、例えば、フッ素、塩素、臭素、またはヨウ素を意味し、フッ素および塩素が好ましい。
【0026】
本明細書中で使用される場合、「アルキル」とは、完全に飽和した(すなわち、二重結合も三重結合も含まない)、直鎖または分枝鎖の炭化水素鎖をいう。アルキル基は、1個〜20個の炭素原子を有し得る(本明細書中で現れる場合は常に、「1〜20」などの数値範囲は、与えられる範囲内の各整数をいう。例えば、「1個〜20個の炭素原子」とは、そのアルキル基が、1個の炭素原子、2個の炭素原子、3個の炭素原子などの、20個までの炭素原子(20個を含めて)からなり得ることを意味するが、この定義はまた、数値範囲が指定されていない用語「アルキル」の存在を網羅する)。このアルキル基はまた、1個〜9個の炭素原子を有する、中間サイズのアルキルであり得る。このアルキル基はまた、1個〜4個の炭素原子を有する低級アルキルであり得る。このアルキル基は、「C1〜4アルキル」または類似の表現で表現され得る。例のみとして、「C1〜4アルキル」とは、そのアルキル鎖中に1個〜4個の炭素原子が存在することを示す。すなわち、このアルキル鎖は、メチル、エチル、プロピル、イソ−プロピル、n−ブチル、イソ−ブチル、sec−ブチル、およびt−ブチルからなる群より選択される。代表的なアルキル基としては、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、第三級ブチル、ペンチル、およびヘキシルなどが挙げられるが、いかなる方法でもこれらに限定されない。
【0027】
本明細書中で使用される場合、「アルコキシ」とは、式−ORをいい、ここでRは、上で定義されるようなアルキルであり、例えば、メトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、1−メチルエトキシ(イソプロポキシ)、n−ブトキシ、イソ−ブトキシ、sec−ブトキシ、およびtert−ブトキシなどが挙げられるが、これらに限定されない、「C1〜9アルコキシ」である。
【0028】
本明細書中で使用される場合、「アルキルチオ」とは、式−SRをいい、ここでRは、上で定義されるようなアルキルであり、例えば、メチルメルカプト、エチルメルカプト、n−プロピルメルカプト、1−メチルエチルメルカプト(イソプロピルメルカプト)、n−ブチルメルカプト、イソ−ブチルメルカプト、sec−ブチルメルカプト、およびtert−ブチルメルカプトなどが挙げられるが、これらに限定されない、「C1〜9アルキルチオ」などである。
【0029】
本明細書中で使用される場合、「アルケニル」とは、1個または1個より多くの二重結合を含む、直鎖または分枝鎖の炭化水素鎖をいう。このアルケニル基は、2個〜20個の炭素原子を有し得るが、この定義はまた、数値範囲が指定されていない用語「アルケニル」の存在を網羅する。このアルケニル基はまた、2個〜9個の炭素原子を有する中間サイズのアルケニルであり得る。このアルケニル基はまた、2個〜4個の炭素原子を有する低級アルケニルであり得る。このアルケニル基は、「C2〜4アルケニル」または類似の表現で表現され得る。例のみとして、「C2〜4アルケニル」とは、そのアルケニル鎖中に2個〜4個の炭素原子が存在することを示す。すなわち、このアルケニル鎖は、エテニル、プロペン−1−イル、プロペン−2−イル、プロペン−3−イル、ブテン−1−イル、ブテン−2−イル、ブテン−3−イル、ブテン−4−イル、1−メチル−プロペン−1−イル、2−メチル−プロペン−1−イル、1−エチル−エテン−1−イル、2−メチル−プロペン−3−イル、ブタ−1,3−ジエニル、ブタ−1,2,−ジエニル、およびブタ−1,2−ジエン−4−イルからなる群より選択される。代表的なアルケニル基としては、エテニル、プロペニル、ブテニル、ペンテニル、およびヘキセニルなどが挙げられるが、いかなる方法でもこれらに限定されない。
【0030】
本明細書中で使用される場合、「アルキニル」とは、1個または1個より多くの三重結合を含む、直鎖または分枝鎖の炭化水素鎖をいう。このアルキニル基は、2個〜20個の炭素原子を有し得るが、この定義はまた、数値範囲が指定されていない用語「アルキニル」の存在を網羅する。このアルキニル基はまた、2個〜9個の炭素原子を有する中間サイズのアルキニルであり得る。このアルキニル基はまた、2個〜4個の炭素原子を有する低級アルキニルであり得る。このアルキニル基は、「C2〜4アルキニル」または類似の表現で表現され得る。例のみとして、「C2〜4アルキニル」は、そのアルキニル鎖中に2個〜4個の炭素原子が存在するものを含み得る。すなわち、このアルキニル鎖は、エチニル、プロピン−1−イル、プロピン−2−イル、ブチン−1−イル、ブチン−3−イル、ブチン−4−イル、および2−ブチニルからなる群より選択される。代表的なアルキニル基としては、エチニル、プロピニル、ブチニル、ペンチニル、およびヘキシニルなどが挙げられるが、いかなる方法でもこれらに限定されない。
【0031】
本明細書中で使用される場合、「ヘテロアルキル」とは、1個または1個より多くのヘテロ原子(すなわち、炭素以外の元素であり、窒素、酸素および硫黄が挙げられるが、これらに限定されない)をその鎖の骨格中に含む、直鎖または分枝鎖の炭化水素鎖をいう。このヘテロアルキル基は、1個〜20個の炭素原子を有し得るが、この定義はまた、数値範囲が指定されていない用語「ヘテロアルキル」の存在を網羅する。このヘテロアルキル基はまた、1個〜9個の炭素原子を有する中間サイズのヘテロアルキルであり得る。このヘテロアルキル基はまた、1個〜4個の炭素原子を有する低級ヘテロアルキルであり得る。このヘテロアルキル基は、「C1〜4ヘテロアルキル」または類似の表現で表現され得る。このヘテロアルキル基は、1個または1個より多くのヘテロ原子を含み得る。例のみとして、「C1〜4ヘテロアルキル」とは、1個〜4個の炭素原子がそのヘテロアルキル鎖中に存在し、そしてさらに、1個または1個より多くのヘテロ原子がその鎖の骨格中に存在することを示す。
【0032】
本明細書中で使用される場合、「アルキレン」とは、炭素および水素のみを含む、分枝鎖または直鎖の完全飽和のジラジカル化学基であって、その分子の残部に、2個の結合点を介して結合しているもの(すなわち、アルカンジイル)を意味する。このアルキレン基は、1個〜20個の炭素原子を有し得るが、この定義はまた、数値範囲が指定されていない用語アルキレンの存在を網羅する。このアルキレン基はまた、1個〜9個の炭素原子を有する中間サイズのアルキレンであり得る。このアルキレン基はまた、1個〜4個の炭素原子を有する低級アルキレンであり得る。このアルキレン基は、「C1〜4アルキレン」または類似の表現で表現され得る。例のみとして、「C1〜4アルキレン」とは、1個〜4個の炭素原子がそのアルキレン鎖中に存在することを示す。すなわち、このアルキレン鎖は、メチレン、エチレン、エタン−1,1−ジイル、プロピレン、プロパン−1,1−ジイル、プロパン−2,2−ジイル、1−メチル−エチレン、ブチレン、ブタン−1,1−ジイル、ブタン−2,2−ジイル、2−メチル−プロパン−1,1−ジイル、1−メチル−プロピレン、2−メチル−プロピレン、1,1−ジメチル−エチレン、1,2−ジメチル−エチレン、および1−エチル−エチレンからなる群より選択される。
【0033】
本明細書中で使用される場合、「アルケニレン」とは、炭素および水素のみを含み、少なくとも1個の炭素−炭素二重結合を含む、直鎖または分枝鎖のジラジカル化学基であって、その分子に残部に2個の結合点を介して結合しているものを意味する。このアルケニレン基は、2個〜20個の炭素原子を有し得るが、この定義はまた、数値範囲が指定されていない用語アルケニレンの存在を網羅する。このアルケニレン基はまた、2個〜9個の炭素原子を有する中間サイズのアルケニレンであり得る。このアルケニレン基はまた、2個〜4個の炭素原子を有する低級アルケニレンであり得る。このアルケニレン基は、「C2〜4アルケニレン」または類似の表現で表現され得る。例のみとして、「C2〜4アルケニレン」とは、2個〜4個の炭素原子がそのアルケニレン鎖中に存在することを示す。すなわち、このアルケニレン鎖は、エテニレン、エテン−1,1−ジイル、プロペニレン、プロペン−1,1−ジイル、プロパ−2−エン−1,1−ジイル、1−メチル−エテニレン、ブタ−1−エニレン、ブタ−2−エニレン、ブタ−1,3−ジエニレン、ブテン−1,1−ジイル、ブタ−1,3−ジエン−1,1−ジイル、ブタ−2−エン−1,1−ジイル、ブタ−3−エン−1,1−ジイル、1−メチル−プロパ−2−エン−1,1−ジイル、2−メチル−プロパ−2−エン−1,1−ジイル、1−エチル−エテニレン、1,2−ジメチル−エテニレン、1−メチル−プロペニレン、2−メチル−プロペニレン、3−メチル−プロペニレン、2−メチル−プロペン−1,1−ジイル、および2,2−ジメチル−エテン−1,1−ジイルからなる群より選択される。
【0034】
用語「芳香族」とは、共役π電子系を有する環または環系をいい、炭素環式芳香族(例えば、フェニル)基と複素環式芳香族(例えば、ピリジン)基との両方を包含する。この用語は、単環式基、または環系全体が芳香族であることを条件として縮合環の多環式基(すなわち、隣接する対の原子を共有する環)を包含する。
【0035】
本明細書中で使用される場合、「アリール」とは、炭素のみをその環骨格中に含む、芳香族の環または環系(すなわち、2個の隣接炭素原子を共有する2個または2個より多くの縮合した環)をいう。このアリールが環系である場合、その系中の全ての環が芳香族である。このアリール基は、6個〜18個の炭素原子を有し得るが、この定義はまた、数値範囲が指定されていない用語「アリール」の存在を網羅する。いくつかの実施形態において、このアリール基は、6個〜10個の炭素原子を有する。このアリール基は、「C6〜10アリール」、「CまたはC10アリール」、あるいは類似の表現で表現され得る。アリール基の例としては、フェニル、ナフチル、アズレニル、およびアントラセニルが挙げられるが、これらに限定されない。
【0036】
本明細書中で使用される場合、「アリールオキシ」および「アリールチオ」とは、RO−およびRS−をいい、ここでRは、上で定義されるようなアリールであり、例えば、「C6〜10アリールオキシ」または「C6〜10アリールチオ」などであり、フェニルオキシが挙げられるが、これに限定されない。
【0037】
「アラルキル」または「アリールアルキル」とは、アルキレン基を介して置換基として結合するアリール基であり、例えば、「C7〜14アラルキル」などであり、ベンジル、2−フェニルエチル、3−フェニルプロピル、およびナフチルアルキルが挙げられるが、これらに限定されない。いくつかの場合において、このアルキレン基は、低級アルキレン基(すなわち、C1〜4アルキレン基)である。
【0038】
本明細書中で使用される場合、「ヘテロアリール」とは、1個または1個より多くのヘテロ原子(すなわち、炭素以外の元素であり、窒素、酸素および硫黄が挙げられるが、これらに限定されない)をその環骨格中に含む、芳香族の環または環系(すなわち、2個の隣接原子を共有する2個もしくは2個より多くの縮合した環)をいう。このヘテロアリールが環系である場合、その系内の全ての環が芳香族である。このヘテロアリール基は、5個〜18個の環員(すなわち、その環骨格を構成している原子の数であり、炭素原子とヘテロ原子とを含める)を有し得るが、この定義はまた、数値範囲が指定されていない用語「ヘテロアリール」の存在を網羅する。いくつかの実施形態において、このヘテロアリール基は、5個〜10個の環員、または5個〜7個の環員を有する。このヘテロアリール基は、「5員〜7員のヘテロアリール」、「5員〜10員のヘテロアリール」、または類似の表現で表現され得る。ヘテロアリール環の例としては、フリル、チエニル、フタラジニル、ピロリル、オキサゾリル、チアゾリル、イミダゾリル、ピラゾリル、イソオキサゾリル、イソチアゾリル、トリアゾリル、チアジアゾリル、ピリジニル、ピリダジニル、ピリミジニル、ピラジニル、トリアジニル、キノリニル、イソキノリニル、ベンゾイミダゾリル、ベンゾオキサゾリル、ベンゾチアゾリル、インドリル、イソインドリル、およびベンゾチエニルが挙げられるが、これらに限定されない。
【0039】
「ヘテロアラルキル」または「ヘテロアリールアルキル」とは、アルキレン基を介して、置換基として結合しているヘテロアリール基である。例としては、2−チエニルメチル、3−チエニルメチル、フリルメチル、チエニルエチル、ピロリルアルキル、ピリジルアルキル、イソオキサゾリルアルキル、およびイミダゾリルアルキルが挙げられるが、これらに限定されない。いくつかの場合において、このアルキレン基は、低級アルキレン基(すなわち、C1〜4アルキレン基)である。
【0040】
本明細書中で使用される場合、「カルボシクリル」とは、炭素原子のみをその環系骨格中に含む、非芳香環式の環または環系を意味する。このカルボシクリルが環系である場合、2個または2個より多くの環が一緒に、縮合、橋架け、またはスピロ接続の様式で結合し得る。カルボシクリルは、環系中の少なくとも1個の環が芳香族ではないことを条件として、任意の飽和度を有し得る。従って、カルボシクリルとしては、シクロアルキル、シクロアルケニル、およびシクロアルキニルが挙げられる。このカルボシクリル基は、3個〜20個の炭素原子を有し得るが、この定義はまた、数値範囲が指定されていない用語「カルボシクリル」の存在を網羅する。このカルボシクリル基はまた、3個〜10個の炭素原子を有する中間サイズのカルボシクリルであり得る。このカルボシクリル基はまた、3個〜6個の炭素原子を有するカルボシクリルであり得る。このカルボシクリル基は、「C3〜6カルボシクリル」または類似の表現で表現され得る。カルボシクリル環の例としては、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘキセニル、2,3−ジヒドロ−インデン、ビシクロ[2.2.2]オクタニル、アダマンチル、およびスピロ[4.4]ノナニルが挙げられるが、これらに限定されない。
【0041】
「(カルボシクリル)アルキル」とは、アルキレン基を介して置換基として結合しているカルボシクリル基であり、例えば、「C4〜10(カルボシクリル)アルキル」などであり、シクロプロピルメチル、シクロブチルメチル、シクロプロピルエチル、シクロプロピルブチル、シクロブチルエチル、シクロプロピルイソプロピル、シクロペンチルメチル、シクロペンチルエチル、シクロヘキシルメチル、シクロヘキシルエチル、およびシクロヘプチルメチルなどが挙げられるが、これらに限定されない。いくつかの場合において、このアルキレン基は、低級アルキレン基である。
【0042】
本明細書中で使用される場合、「シクロアルキル」とは、完全飽和の炭素環式の環または環系を意味する。例としては、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、およびシクロヘキシルが挙げられる。
【0043】
本明細書中で使用される場合、「シクロアルケニル」とは、少なくとも1個の二重結合を有し、環系内のいずれの環も芳香族ではない、炭素環式の環または環系を意味する。一例は、シクロヘキセニルである。
【0044】
本明細書中で使用される場合、「ヘテロシクリル」とは、少なくとも1個のヘテロ原子をその環骨格中に含む、非芳香環式の環または環系を意味する。ヘテロシクリルは、縮合、橋架け、またはスピロ結合した様式で、一緒に結合し得る。ヘテロシクリルは、その環系内の少なくとも1個の環が芳香族ではないことを条件として、任意の不飽和度を有し得る。ヘテロ原子(単数または複数)は、その環系内の非芳香環または芳香環のいずれに存在してもよい。このヘテロシクリル基は、3個〜20個の環員(すなわち、その環骨格を構成している原子の数であり、炭素原子とヘテロ原子とを含める)を有し得るが、この定義はまた、数値範囲が指定されていない用語「ヘテロシクリル」の存在を網羅する。このヘテロシクリル基はまた、3個〜10個の環員を有する中間サイズのヘテロシクリルであり得る。このヘテロシクリル基はまた、3個〜6個の環員を有するヘテロシクリルであり得る。このヘテロシクリル基は、「3員〜6員のヘテロシクリル」または類似の表現で表現され得る。好ましい六員単環式ヘテロシクリルにおいて、そのヘテロ原子(単数または複数)は、O、NまたはSのうちの1個〜3個までから選択され、そして好ましい五員単環式ヘテロシクリルにおいて、そのヘテロ原子(単数または複数)は、O、NまたはSのうちの1個〜2個までから選択される。ヘテロシクリル環の例としては、アゼピニル、アクリジニル、カルバゾリル、シンノリニル、ジオキソラニル、イミダゾリニル、イミダゾリジニル、モルホリニル、オキシラニル、オキセパニル、チエパニル、ピペリジニル、ピペラジニル、ジオキソピペラジニル、ピロリジニル、ピロリジドニル、ピロリジオニル、4−ピペリドニル、ピラゾリニル、ピラゾリジニル、1,3−ジオキシニル、1,3−ジオキサニル、1,4−ジオキシニル、1,4−ジオキサニル、1,3−オキサチアニル、1,4−オキサチイニル、1,4−オキサチアニル、2H−1,2−オキサジニル、トリオキサニル、ヘキサヒドロ−1,3,5−トリアジニル、1,3−ジオキソリル、1,3−ジオキソラニル、1,3−ジチオリル、1,3−ジチオラニル、イソオキサゾリニル、イソオキサゾリジニル、オキサゾリニル、オキサゾリジニル、オキサゾリジノニル、チアゾリニル、チアゾリジニル、1,3−オキサチオラニル、インドリニル、イソインドリニル、テトラヒドロフラニル、テトラヒドロピラニル、テトラヒドロチオフェニル、テトラヒドロチオピラニル、テトラヒドロ−1,4−チアジニル、チアモルホリニル、ジヒドロベンゾフラニル、ベンゾイミダゾリジニル、およびテトラヒドロキノリンが挙げられるが、これらに限定されない。
【0045】
「(ヘテロシクリル)アルキル」とは、アルキレン基を介して置換基として結合しているヘテロシクリル基である。例としては、イミダゾリニルメチルおよびインドリニルエチルが挙げられるが、これらに限定されない。
【0046】
本明細書中で使用される場合、「アシル」とは、−C(=O)Rをいい、ここでRは、水素、本明細書中で定義されるようなC1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、C3〜7カルボシクリル、C6〜10アリール、5員〜10員のヘテロアリール、および5員〜10員のヘテロシクリルである。非限定的な例としては、ホルミル、アセチル、プロパノイル、ベンゾイル、およびアクリルが挙げられる。
【0047】
「O−カルボキシ」基は、「−OC(=O)R」基をいい、ここでRは、水素、本明細書中で定義されるようなC1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、C3〜7カルボシクリル、C6〜10アリール、5員〜10員のヘテロアリール、および5員〜10員のヘテロシクリルから選択される。
【0048】
「C−カルボキシ」基は、「−C(=O)OR」基をいい、ここでRは、水素、本明細書中で定義されるようなC1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、C3〜7カルボシクリル、C6〜10アリール、5員〜10員のヘテロアリール、および5員〜10員のヘテロシクリルから選択される。非限定的な例としては、カルボキシル(すなわち、−C(=O)OH)が挙げられる。
【0049】
「シアノ」基は、「−CN」基をいう。
【0050】
「シアナト」基は、「−OCN」基をいう。
【0051】
「イソシアナト」基は、「−NCO」基をいう。
【0052】
「チアシアナト」基は、「−SCN」基をいう。
【0053】
「イソチオシアナト」基は、「−NCS」基をいう。
【0054】
「スルフィニル」基は、「−S(=O)R」基をいい、ここでRは、水素、本明細書中で定義されるようなC1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、C3〜7カルボシクリル、C6〜10アリール、5員〜10員のヘテロアリール、および5員〜10員のヘテロシクリルから選択される。
【0055】
「スルホニル」基は、「−SOR」基をいい、ここでRは、水素、本明細書中で定義されるようなC1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、C3〜7カルボシクリル、C6〜10アリール、5員〜10員のヘテロアリール、および5員〜10員のヘテロシクリルから選択される。
【0056】
「S−スルホンアミド」基は、「−SONR」基をいい、ここでRおよびRは各々独立して、水素、本明細書中で定義されるようなC1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、C3〜7カルボシクリル、C6〜10アリール、5員〜10員のヘテロアリール、および5員〜10員のヘテロシクリルから選択される。
【0057】
「N−スルホンアミド」基は、「−N(R)SO」基をいい、ここでRおよびRは各々独立して、水素、本明細書中で定義されるようなC1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、C3〜7カルボシクリル、C6〜10アリール、5員〜10員のヘテロアリール、および5員〜10員のヘテロシクリルから選択される。
【0058】
「O−カルバミル」基は、「−OC(=O)NR」基をいい、ここでRおよびRは各々独立して、水素、本明細書中で定義されるようなC1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、C3〜7カルボシクリル、C6〜10アリール、5員〜10員のヘテロアリール、および5員〜10員のヘテロシクリルから選択される。
【0059】
「N−カルバミル」基は、「−N(R)OC(=O)R」基をいい、ここでRおよびRは各々独立して、水素、本明細書中で定義されるようなC1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、C3〜7カルボシクリル、C6〜10アリール、5員〜10員のヘテロアリール、および5員〜10員のヘテロシクリルから選択される。
【0060】
「O−チオカルバミル」基は、「−OC(=S)NR」基をいい、ここでRおよびRは各々独立して、水素、本明細書中で定義されるようなC1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、C3〜7カルボシクリル、C6〜10アリール、5員〜10員のヘテロアリール、および5員〜10員のヘテロシクリルから選択される。
【0061】
「N−チオカルバミル」基は、「−N(R)OC(=S)R」基をいい、ここでRおよびRは各々独立して、水素、本明細書中で定義されるようなC1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、C3〜7カルボシクリル、C6〜10アリール、5員〜10員のヘテロアリール、および5員〜10員のヘテロシクリルから選択される。
【0062】
「C−アミド」基は、「−C(=O)NR」基をいい、ここでRおよびRは各々独立して、水素、本明細書中で定義されるようなC1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、C3〜7カルボシクリル、C6〜10アリール、5員〜10員のヘテロアリール、および5員〜10員のヘテロシクリルから選択される。
【0063】
「N−アミド」基は、「−N(R)C(=O)R」基をいい、ここでRおよびRは各々独立して、水素、本明細書中で定義されるようなC1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、C3〜7カルボシクリル、C6〜10アリール、5員〜10員のヘテロアリール、および5員〜10員のヘテロシクリルから選択される。
【0064】
「アミノ」基は、「−NR」基をいい、ここでRおよびRは各々独立して、水素、本明細書中で定義されるようなC1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、C3〜7カルボシクリル、C6〜10アリール、5員〜10員のヘテロアリール、および5員〜10員のヘテロシクリルから選択される。非限定的な例としては、遊離アミノ(すなわち、−NH)が挙げられる。
【0065】
「アミノアルキル」基とは、アルキレン基を介して結合しているアミノ基をいう。
【0066】
「アルコキシアルキル」基とは、アルキレン基を介して結合しているアルコキシ基をいい、例えば、「C2〜8アルコキシアルキル」などである。
【0067】
本明細書中で使用される場合、置換される基は、置換されていない親基から誘導され、ここで1個または1個より多くの水素原子が、別の原子または基と交換されている。他に示されない限り、ある基が「置換されている」とみなされる場合、その基が、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cアルキニル、C〜Cヘテロアルキル、C〜Cカルボシクリル(ハロ、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cハロアルキル、およびC〜Cハロアルコキシで必要に応じて置換されている)、C〜C−カルボシクリル−C〜C−アルキル(ハロ、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cハロアルキル、およびC〜Cハロアルコキシで必要に応じて置換されている)、5員〜10員のヘテロシクリル(ハロ、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cハロアルキル、およびC〜Cハロアルコキシで必要に応じて置換されている)、5員〜10員のヘテロシクリル−C〜C−アルキル(ハロ、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cハロアルキル、およびC〜Cハロアルコキシで必要に応じて置換されている)、アリール(ハロ、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cハロアルキル、およびC〜Cハロアルコキシで必要に応じて置換されている)、アリール(C〜C)アルキル(ハロ、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cハロアルキル、およびC〜Cハロアルコキシで必要に応じて置換されている)、5員〜10員のヘテロアリール(ハロ、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cハロアルキル、およびC〜Cハロアルコキシで必要に応じて置換されている)、5員〜10員のヘテロアリール(C〜C)アルキル(ハロ、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cハロアルキル、およびC〜Cハロアルコキシで必要に応じて置換されている)、ハロ、シアノ、ヒドロキシ、C〜Cアルコキシ、C〜Cアルコキシ(C〜C)アルキル(すなわち、エーテル)、アリールオキシ、スルフヒドリル(メルカプト)、ハロ(C〜C)アルキル(例えば、−CF)、ハロ(C〜C)アルコキシ(例えば、−OCF)、C〜Cアルキルチオ、アリールチオ、アミノ、アミノ(C〜C)アルキル、ニトロ、O−カルバミル、N−カルバミル、O−チオカルバミル、N−チオカルバミル、C−アミド、N−アミド、S−スルホンアミド、N−スルホンアミド、C−カルボキシ、O−カルボキシ、アシル、シアナト、イソシアナト、チオシアナト、イソチオシアナト、スルフィニル、スルホニル、およびオキソ(=O)から独立して選択される1個または1個より多くの置換基で置換されていることを意味する。ある基が「必要に応じて置換されている」と記載される場合は常に、その基は、上記置換基で置換され得る。
【0068】
特定のラジカル命名規則は、その文脈に依存して、モノラジカルまたはジラジカルのいずれかを含み得ることが理解されるべきである。例えば、ある置換基がその分子の残部への結合点を2個必要とする場合、この置換基はジラジカルであることが理解される。例えば、2個の結合点を必要とするアルキルとして同定される置換基としては、例えば、−CH−、−CHCH−、および−CHCH(CH)CH−などのジラジカルが挙げられる。他のラジカル命名規則は、そのラジカルが「アルキレン」または「アルケニレン」などのジラジカルであることを、明らかに示す。
【0069】
2個のR基が、「これらが結合している原子と一緒になって」環(例えば、カルボシクリル環、ヘテロシクリル環、アリール環、またはヘテロアリール環)を形成すると記載される場合、この原子とこれらの2個のR基とのまとまった単位が記載される環であることを意味する。その環は、独立して解釈される場合の各R基の定義によって、他の方法で限定されない。例えば、以下の構造:
【化13】
[この文献は図面を表示できません]

が存在し、RおよびRが、水素およびアルキルからなる群より選択されるか、またはRとRとは、これらが結合している窒素と一緒になって、ヘテロシクリルを形成すると定義される場合、RおよびRは、水素またはアルキルから選択され得るか、あるいはこの置換基は、構造:
【化14】
[この文献は図面を表示できません]

を有し、ここで環Aは、図示される窒素を含むヘテロアリール環であることを意味する。
【0070】
同様に、2個の「隣接する」R基が、「これらが結合している原子と一緒になって」環を形成すると記載される場合、これらの原子と、介在する結合と、これらの2個のR基とがまとまった単位が、記載される環であることを意味する。例えば、以下の構造:
【化15】
[この文献は図面を表示できません]

が存在し、そしてRおよびRが、水素およびアルキルからなる群より選択されるか、またはRとRとが、これらが結合している原子と一緒になって、アリールもしくはカルボシクリルを形成すると定義される場合、RおよびRは、水素またはアルキルから選択され得るか、あるいはこの置換基は、構造:
【化16】
[この文献は図面を表示できません]

を有し、ここでAは、図示される二重結合を含むアリール環またはカルボシクリルであることを意味する。
【0071】
ある置換基がジラジカルである(すなわち、その分子の残部への結合点を2個有する)と記載される場合は常に、この置換基は、他に示されない限り、任意の方向の配置で結合し得ることが理解されるべきである。従って、例えば、−AE−または
【化17】
[この文献は図面を表示できません]

と記載される置換基は、Aがその分子の最も左の結合点に結合しているように配向している置換基、およびAがその分子の最も右の結合点に結合している場合を含む。
【0072】
本明細書中で使用される場合、ある化学基の「等量式」とは、同じまたは類似の特性を示す、他の化学基である。例えば、テトラゾールは、カルボン酸の等量式である。なぜなら、この両者は非常に異なる分子式を有するにもかかわらず、テトラゾールは、カルボン酸の特性を模倣するからである。テトラゾールは、カルボン酸の多くの可能な立体等価代替物のうちの1つである。想定される他のカルボン酸等量式としては、−SOH、−SOHNR、−PO(R)、−PO(R)、−CONHNHSOR、−COHNSOR、および−CONRCNが挙げられ、ここでRは、水素、本明細書中で定義されるようなC1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、C3〜7カルボシクリル、C6〜10アリール、5員〜10員のヘテロアリール、および5員〜10員のヘテロシクリルから選択される。さらに、カルボン酸等量式は、CH、O、S、またはNの、化学的に安定な酸化状態での任意の組み合わせを含む、5員〜7員の炭素環または複素環を含み得、ここでこの環構造の原子のうちの任意のものは、1つまたは1つより多くの位置で必要に応じて置換されている。以下の構造は、想定される炭素環式等量式および複素環式等量式の非限定的な例である。この環構造の原子は、上で定義されたようなRで、1つまたは1つより多くの位置で必要に応じて置換され得る。
【化18】
[この文献は図面を表示できません]
【0073】
化学置換基がカルボン酸等量式に付加される場合、その化合物は、カルボン酸等量式の特性を保持することもまた想定される。カルボン酸等量式が、上で定義されたようなRから選択される1個もしくは1個より多くの部分で必要に応じて置換される場合、その置換および置換位置は、その化合物のカルボン酸立体等価特性を排除しないように選択されることが想定される。同様に、炭素環式カルボン酸等量式または複素環式カルボン酸等量式への、1個または1個より多くのR置換基の配置は、このような置換基(単数または複数)がその化合物のカルボン酸立体等価特性を破壊する場合、この化合物のカルボン酸立体等価特性を維持するか、またはそれと一体である、1個または1個より多くの原子での置換ではないこともまた想定される。
【0074】
本明細書中で明示的に例示されない他のカルボン酸等量式もまた想定される。
【0075】
「被験体」とは、本明細書中で使用される場合、ヒトあるいは非ヒト哺乳動物(例えば、イヌ、ネコ、マウス、ラット、ウシ、ヒツジ、ブタ、ヤギ、非ヒト霊長類)または鳥類(例えば、ニワトリ)、および他の任意の脊椎動物または非脊椎動物を意味する。
【0076】
用語「哺乳動物」は、その通常の生物学的意味で使用される。従って、この用語には具体的には、霊長類(サル(チンパンジー、類人猿、猿)およびヒトを含む)、ウシ、ウマ、ヒツジ、ヤギ、ブタ、ウサギ、イヌ、ネコ、齧歯類、ラット、マウス、またはモルモットなど含まれるが、これらに限定されない
【0077】
用語「薬学的に受容可能なキャリア」または「薬学的に受容可能な賦形剤」は、あらゆる全ての溶媒、分散媒、コーティング、抗菌剤、抗真菌剤、等張剤および吸収遅延剤などを包含する。薬学的に活性な物質のためのこのような媒質および剤の使用は、当該分野において周知である。任意の従来の媒質または剤が活性成分と適合性である限り、その治療用組成物における使用が想定される。さらに、当該分野において一般的に使用されているような種々のアジュバントが、含有され得る。薬学的組成物における種々の成分の含有に関する考慮事項は、例えば、Gilmanら(編)(1990);Goodman and Gilman’s:The Pharmacological Basis of Therapeutics,第8版,Pergamon Pressに記載されている。
【0078】
治療効果は、疾患または状態の症状のうちの1つまたは1つより多くを、ある程度まで軽減し、そして疾患または状態の治癒を包含する。「治癒」とは、疾患または状態の症状が排除されることを意味するが、特定の長い期間または永続的な影響が、治癒が得られた後にさえも存在し得る(例えば、大規模な組織損傷)。
【0079】
「処置する」、「処置」、または「処置すること」とは、本明細書中で使用される場合、予防および/または治療の目的で、化合物または薬学的組成物を被験体に投与することをいう。用語「予防処置」とは、疾患または状態の症状をまだ示さないが、特定の疾患または症状を罹患しやすいか、またはその危険がある被験体を処置し、これによって、この処置が、その患者がその疾患または状態を発症する可能性を低下させることをいう。用語「治療処置」とは、疾患または状態をすでに罹患している被験体に処置を施すことをいう。
【0080】
本明細書中に開示される化合物が少なくとも1個のキラル中心を有する場合、これらの化合物は、個々のエナンチオマーおよびジアステレオマーとして、またはこのような異性体の混合物(ラセミ体を含めて)として存在し得る。個々の異性体の分離、または個々の異性体の選択的合成は、当該分野における実施者に周知である種々の方法の応用によって、達成される。他に示されない限り、全ての異性体およびその混合物は、本明細書中に開示される化合物の範囲内である。さらに、本明細書中に開示される化合物は、1つまたは1つより多くの結晶形または非晶質形態で存在し得る。他に示されない限り、全てのこのような形態は、本明細書中に開示される化合物の範囲内である(任意の多形形態を含めて)。さらに、本明細書中に開示される化合物のうちのいくつかは、水(すなわち、水和物)または一般的な有機溶媒と溶媒和物を形成し得る。他に示されない限り、このような溶媒和物は、本明細書中に開示される化合物の範囲内である。
【0081】
当業者は、本明細書中に記載されるいくつかの構造が、速度論的である場合でさえも、他の化学構造によって完全に表され得る化合物の共鳴形態または互変異性体であり得ることを認識する。当業者は、このような構造が、このような化合物(単数または複数)のほんの小部分のサンプルを代表するのみであり得ることを認識する。このような化合物は、図示される構造の範囲内であるとみなされるが、このような共鳴形態または互変異性体は、本明細書中に示されない。
【0082】
同位体が、記載される化合物中に存在し得る。化合物構造中に表される各化学元素が、その元素の任意の動態を含み得る。例えば、ある化合物構造において、水素原子は、その化合物中に存在することが明示的に開示され得るか、またはそのように理解され得る。その化合物の、水素原子が存在し得る任意の位置において、この水素原子は、水素の任意の同位体(水素−1(プロチウム)および水素−2(ジュウテリウム)が挙げられるが、これらに限定されない)であり得る。従って、本明細書における化合物への言及は、その文脈が明らかにそうではないことを示さない限り、全ての可能な同位体形態を包含する。
【0083】
化合物
式I
本明細書中に開示されるいくつかの実施形態は、上記のような式(I)の化合物またはその薬学的に受容可能な塩に関する。
【化19】
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【0084】
本明細書中に開示されるいくつかの実施形態は、式(I)の化合物に関して、Rは、ハロゲン、−OR、−NR、および−C(O)Rからなる群より選択され;Rは、−(CH−(C6〜10アリール)、−(CH−(5員〜10員のヘテロアリール)、−(CH−(C3〜10カルボシクリル)、および−(CH−(3員〜10員のヘテロシクリル)からなる群より選択され、各々が必要に応じて、1個もしくは1個より多くのRで置換されており;各Rは独立して、ハロゲン、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、必要に応じて置換されたC1〜6アルキルチオ、必要に応じて置換されたC2〜8アルコキシアルキル、必要に応じて置換されたC3〜10カルボシクリル、必要に応じて置換されたC6〜10アリール、−OR、−NR1415、−C(O)R、−SO16、および−NOからなる群より選択され;そして各R11は独立して、ハロゲン、−CN、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、および必要に応じて置換されたC1〜6アルコキシからなる群より選択される。
【0085】
いくつかの実施形態において、Rは、1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換されたC6〜10アリールである。いくつかのさらなる実施形態において、Rは、1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換されたフェニルである。
【0086】
いくつかの実施形態において、Rは、1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換された5員〜10員のヘテロアリールである。いくつかのこのような実施形態において、Rは、1個または1個より多くのRで必要に応じて置換されたピラゾリルまたは1−メチルピラゾリルである。いくつかのこのような実施形態において、Rは、1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換されたピリダジニルである。いくつかのこのような実施形態において、Rは、1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換されたピリミジニルである。
【0087】
本明細書中に記載される式(I)の実施形態の任意のものにおいて、各Rは独立して、ハロゲン、または必要に応じて置換されたC1〜6アルキルから選択される。いくつかの実施形態において、Rはハロゲンである。いくつかの実施形態において、Rは、置換C1〜6アルキルである。いくつかの他の実施形態において、Rは、非置換C1〜6アルキルである。いくつかの実施形態において、Rはフルオロである。いくつかの他の実施形態において、Rはメチルである。
【0088】
いくつかの実施形態において、Rはハロゲンである。いくつかのさらなる実施形態において、Rは、ブロモまたはクロロから選択される。
【0089】
いくつかの実施形態において、Rは−CNである。
【0090】
いくつかの実施形態において、Rは−ORである。いくつかの実施形態において、Rは、水素、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜8アルコキシアルキル、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC7〜14アラルキル、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC6〜10アリール、および1個もしくは1個より多くのR10で必要に応じて置換された−(CH−(3員〜10員のヘテロシクリル)から選択される。いくつかの実施形態において、Rは水素である。いくつかの実施形態において、Rは、必要に応じて置換されたC1〜6アルキルである。いくつかのこのような実施形態において、Rはメチルである。いくつかのこのような実施形態において、Rはハロゲン置換エチルである。いくつかの実施形態において、Rは、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC6〜10アリールである。いくつかのこのような実施形態において、Rは、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたフェニルである。いくつかのこのような実施形態において、Rは非置換フェニルである。いくつかの実施形態において、Rは、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC7〜14アラルキルである。いくつかのこのような実施形態において、Rは、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたベンジルである。いくつかのこのような実施形態において、Rは非置換ベンジルである。いくつかのこのような実施形態において、Rは、必要に応じて置換されたC2〜8アルコキシアルキルである。いくつかのこのような実施形態において、Rは、−(CHOCH、−(CHOCまたは−(CHO(CH)OCHから選択される。いくつかのこのような実施形態において、Rは、1個もしくは1個より多くのR10で必要に応じて置換された−(CH−(5員もしくは6員のヘテロシクリル)である。いくつかのこのような実施形態において、Rは、1個もしくは1個より多くのR10で必要に応じて置換された
【化20】
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である。いくつかのこのような実施形態において、Rは、
【化21】
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から選択され、各々が必要に応じて、1個もしくは1個より多くのR10で置換されている。いくつかの実施形態において、Rは、必要に応じて置換された
【化22】
[この文献は図面を表示できません]

であり得る。いくつかの実施形態において、Rは、必要に応じて置換された
【化23】
[この文献は図面を表示できません]

であり得る。いくつかの実施形態において、Rは、必要に応じて置換された
【化24】
[この文献は図面を表示できません]

であり得る。いくつかの実施形態において、Rは、必要に応じて置換された
【化25】
[この文献は図面を表示できません]

であり得る。いくつかの実施形態において、Rは、必要に応じて置換された
【化26】
[この文献は図面を表示できません]

であり得る。いくつかの実施形態において、Rは、必要に応じて置換された
【化27】
[この文献は図面を表示できません]

であり得る。いくつかの実施形態において、Rは、必要に応じて置換された
【化28】
[この文献は図面を表示できません]

であり得る。この段落のいくつかの実施形態において、nは0である。この段落のいくつかの実施形態において、nは1である。この段落のいくつかの実施形態において、Rは、C1〜6アルキル、C1〜6アルコキシ、C1〜6アルキル、−O(CHOCH。ハロゲンまたは−C(O)NHから選択される1個または1個より多くの置換基で置換されている。
【0091】
いくつかの実施形態において、Rは−NRである。いくつかの実施形態において、各Rおよび各Rは独立して、水素、C1〜6アルキル、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC6〜10アリール、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC7〜14アラルキル、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換された(5員〜10員のヘテロアリール)アルキル、−C(O)R、または−C(O)ORから選択される。いくつかの実施形態において、Rは水素である。いくつかの他の実施形態において、RはC1〜6アルキルである。いくつかの実施形態において、Rは水素である。いくつかの実施形態において、RはC1〜6アルキルである。いくつかの実施形態において、Rは、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC6〜10アリールである。いくつかの実施形態において、Rは、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたフェニルである。いくつかの他の実施形態において、Rは非置換フェニルである。
【0092】
いくつかの実施形態において、Rは、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC7〜14アラルキルである。いくつかの実施形態において、Rは、ベンジルまたは−(CHPhであり、各々が必要に応じて、1個もしくは1個より多くのR11で置換されている。いくつかのこのような実施形態において、Rは、C1〜6アルキル、C1〜6アルコキシ、C1〜6アルキル、−O(CHOCH。ハロゲンまたは−CNから選択される1個または1個より多くの置換基で置換されている。いくつかの実施形態において、Rは非置換ベンジルである。いくつかの他の実施形態において、Rは非置換−(CHPhである。
【0093】
いくつかの実施形態において、Rは、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換された(6員ヘテロアリール)アルキルである。いくつかの実施形態において、Rは、−CH−ピリジル、−CH−ピリミジニルまたは−CH−ピラジニルであり、各々が必要に応じて、1個または1個より多くのR11で置換されている。いくつかの実施形態において、Rは非置換−CH−ピリジルである。いくつかの実施形態において、Rは非置換−CH−ピラジニルである。いくつかの実施形態において、Rは非置換−CH−ピリミジニルである。
【0094】
いくつかの実施形態において、Rは−C(O)Rである。いくつかの実施形態において、Rは、C1〜6アルキル、C6〜10アリール、または−NR1213から選択される。いくつかの実施形態において、Rは、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、ペンチルまたはフェニルから選択される。いくつかの実施形態において、Rはメチルである。いくつかの他の実施形態において、Rはフェニルである。いくつかの実施形態において、Rは−NR1213である。いくつかの実施形態において、各R12および各R13は独立して、水素、C1〜6アルキル、またはベンジルから選択される。
【0095】
いくつかの実施形態において、Rは−C(O)ORである。いくつかの実施形態において、Rは、水素、C1〜6アルキル、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC6〜10アリール、または1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC7〜14アラルキルから選択される。いくつかの実施形態において、Rは、メチル、エチル、イソプロピル、またはブチルから選択される。いくつかの実施形態において、Rは、フェニルまたはベンジルから選択され、各々が必要に応じて、1個もしくは1個より多くのR11で置換されている。
【0096】
いくつかの実施形態において、RおよびRは、これらが結合している窒素と一緒になって、1個もしくは1個より多くのR10で必要に応じて置換された6員〜10員のヘテロシクリルを形成する。いくつかの実施形態において、RとRとによって、これらが結合している窒素と一緒になって形成されるヘテロシクリルは、
【化29】
[この文献は図面を表示できません]
から選択され、各々が必要に応じて、1個もしくは1個より多くのR10で置換されている。いくつかのこのような実施形態において、RとRとによって、これらが結合している窒素と一緒になって形成されるヘテロシクリルは、必要に応じて置換された
【化30】
[この文献は図面を表示できません]

であり得る。いくつかのこのような実施形態において、RとRとによって、これらが結合している窒素と一緒になって形成されるヘテロシクリルは、必要に応じて置換された
【化31】
[この文献は図面を表示できません]

であり得る。いくつかのこのような実施形態において、RとRとによって、これらが結合している窒素と一緒になって形成されるヘテロシクリルは、必要に応じて置換された
【化32】
[この文献は図面を表示できません]

であり得る。いくつかのこのような実施形態において、RとRとによって、これらが結合している窒素と一緒になって形成されるヘテロシクリルは、必要に応じて置換された
【化33】
[この文献は図面を表示できません]

であり得る。いくつかの実施形態において、R10はC1〜6アルキルである。いくつかの実施形態において、2個のジェミナルR10は一緒に、オキソである。いくつかの他の実施形態において、RとRとによって、これらが結合している窒素と一緒になって形成されるヘテロシクリルは、非置換である。
【0097】
いくつかの実施形態において、Rは−SRである。いくつかのこのような実施形態において、Rは、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC6〜10アリールである。いくつかのさらなるこのような実施形態において、Rは、必要に応じて置換されたフェニルである。
【0098】
いくつかの実施形態において、Rは−C(O)Rである。いくつかの実施形態において、Rは、−NR1213から選択される。いくつかの実施形態において、各R12および各R13は独立して、水素、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC6〜10アリール、または1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC7〜14アラルキルから選択される。いくつかの実施形態において、各R12および各R13は独立して、水素、C1〜6アルキル、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたフェニル、または1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたベンジルから選択される。いくつかの実施形態において、このフェニルまたはベンジルは、非置換である。
【0099】
いくつかの実施形態において、Rは−C(O)ORである。いくつかの実施形態において、Rは、水素またはC1〜6アルキルである。
【0100】
本明細書中に記載される式(I)の実施形態の任意のものにおいて、各R11は独立して、−CN、ハロゲン、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC1〜6アルコキシ、O−(CH−C2〜8アルコキシ、または−C(O)NR1213から選択される。いくつかのこのような実施形態において、R11は、−CN、−Cl、−F、−CH、−OCH、−OC、−CFまたは−OCFから選択される。いくつかの実施形態において、R11は−Fである。いくつかの実施形態において、R11は−OCFである。なおいくつかの他の実施形態において、R11は−OCである。なおいくつかの他の実施形態において、R11はメチルである。いくつかの実施形態において、R11は−O−(CH−OCHである。いくつかの他の実施形態において、R11は−C(O)NHである。
【0101】
本明細書中に開示されるいくつかの実施形態は、式(I)の化合物に関して、Rは、−(CH−(C6〜10アリール)、−(CH−(5員〜10員のヘテロアリール)、−(CH−(C3〜10カルボシクリル)、および−(CH−(3員〜10員のヘテロシクリル)からなる群より選択され、各々が必要に応じて、1個もしくは1個より多くのRで置換されている。いくつかの実施形態において、nは0である。
【0102】
いくつかの実施形態において、Rは、1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換された−(CH−(C6〜10アリール)である。いくつかの実施形態において、Rは、1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換された−(CH−フェニルである。いくつかの実施形態において、nは0である。いくつかの他の実施形態において、Rは非置換−(CH−フェニルである。いくつかの他の実施形態において、Rは非置換フェニルである。
【0103】
本明細書中に記載される式(I)の実施形態の任意のものにおいて、Rは、ハロゲン、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、または−ORから選択される。いくつかのさらなる実施形態において、Rは、フルオロ、クロロから選択される。いくつかのさらなる実施形態において、Rは、メチル、エチル、またはトリフルオロメチルから選択される。いくつかの実施形態において、Rは−ORである。いくつかの実施形態において、Rは、水素、C1〜6アルキルまたはハロ置換C1〜6アルキルから選択される。いくつかのさらなる実施形態において、Rは、トリフルオロメチルまたはエチルから選択される。いくつかのさらなる実施形態において、Rは、必要に応じて置換されたC2〜8アルコキシアルキルである。いくつかの実施形態において、RはNR1415である。いくつかのこのような実施形態において、Rは−NH−C(O)Rである。いくつかのさらなるこのような実施形態において、Rは、−NH−C(O)−C1〜6アルキル、または−NH−C(O)−NHから選択される。いくつかの実施形態において、Rはヒドロキシである。
【0104】
本明細書中に記載されるいくつかの実施形態は、式(I)の化合物に関して、Rは非置換である。いくつかの他の実施形態において、Rは水素である。
【0105】
いくつかの実施形態において、Zは酸素である。
【0106】
いくつかの実施形態において、実線と破線とによって表される結合は、二重結合である。いくつかのこのような実施形態において、式(I)の化合物は、
【化34】
[この文献は図面を表示できません]

によってもまた表される。
【0107】
いくつかの実施形態において、式(I)の化合物は、表1の化合物85〜162、401〜414、523〜545、550、551および664からなる群より選択される。いくつかのさらなる実施形態において、式(I)の化合物は、表1の化合物85〜162、401〜414、523〜538、540、541、543、545〜664および696〜707からなる群より選択される。
【0108】
いくつかの代替の実施形態は、Rが、5員〜10員のヘテロアリールまたは3員〜10員のヘテロシクリルから選択され、各々が必要に応じて、1個もしくは1個より多くのRで置換されていること以外は、上に提供されたものと同じ可変物の定義を有する、式(I)の化合物を提供する。これらの代替の実施形態のうちの1つの非限定的な例は、式(I)の化合物が表1の化合物708である場合である。
【0109】
式II
本明細書中に開示されるいくつかの実施形態は、上記のような式(II)の化合物またはその薬学的に受容可能な塩に関する。
【化35】
[この文献は図面を表示できません]
【0110】
本明細書中に開示されるいくつかの実施形態は、式(II)の化合物に関して、式(II)はまた、式(IIa):
【化36】
[この文献は図面を表示できません]
によってもまた表され、
は、−(CH−(C6〜10アリール)、−(CH−(5員〜10員のヘテロアリール)、−(CH−(C3〜10カルボシクリル)、および−(CH−(3員〜10員のヘテロシクリル)からなる群より選択され、各々が必要に応じて、1個もしくは1個より多くのRで置換されており;そして
各Rは独立して、ハロゲン、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、必要に応じて置換されたC1〜6アルキルチオ、必要に応じて置換されたC2〜8アルコキシアルキル、必要に応じて置換されたC3〜10カルボシクリル、必要に応じて置換されたC6〜10アリール、−OR、−NR1415、−C(O)R、−SO16、および−NOからなる群より選択される。
【0111】
いくつかの実施形態において、Rは、必要に応じて置換されたC1〜6アルキルから選択される。いくつかの実施形態において、Rは、メチル、エチル、イソプロピル、またはトリフルオロメチルから選択される。いくつかの実施形態において、Rはメチルである。
【0112】
本明細書中に開示されるいくつかの実施形態は、式(II)の化合物に関して、Rは水素である。いくつかのこのような実施形態において、式(II)の化合物は、表1の化合物562〜565、567、662および663からなる群より選択される。
【0113】
本明細書中に開示されるいくつかの実施形態は、式(II)の化合物に関して、Rは、−(CH−(C6〜10アリール)、−(CH−(5員〜10員のヘテロアリール)、−(CH−(C3〜10カルボシクリル)、および−(CH−(3員〜10員のヘテロシクリル)からなる群より選択され、各々が必要に応じて、1個もしくは1個より多くのRで置換されている。いくつかの実施形態において、nは0である。
【0114】
いくつかの実施形態において、Rは、1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換された−(CH−(C6〜10アリール)から選択される。いくつかの実施形態において、Rは、1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換された−(CH−フェニルである。いくつかの実施形態において、Rは、1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換されたフェニルである。いくつかの実施形態において、Rは非置換フェニルである。いくつかの実施形態において、Rは非置換−(CH−(C6〜10アリール)である。
【0115】
いくつかの実施形態において、Rは、1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換された−(CH−(9員ヘテロシクリル)から選択される。いくつかの実施形態において、Rは、
【化37】
[この文献は図面を表示できません]
から選択され、各々が必要に応じて、1個もしくは1個より多くのRで置換されている。いくつかのこのような実施形態において、Rは、必要に応じて置換された
【化38】
[この文献は図面を表示できません]

である。いくつかのこのような実施形態において、Rは、必要に応じて置換された
【化39】
[この文献は図面を表示できません]

である。いくつかのこのような実施形態において、Rは、必要に応じて置換された
【化40】
[この文献は図面を表示できません]

である。いくつかのこのような実施形態において、Rは、必要に応じて置換された
【化41】
[この文献は図面を表示できません]

である。いくつかの実施形態において、Rは非置換である。
【0116】
いくつかの実施形態において、Rは、1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換された−(CH−(10員ヘテロシクリル)から選択される。いくつかの実施形態において、nは0である。いくつかの実施形態において、Rは、
【化42】
[この文献は図面を表示できません]
から選択され、各々が必要に応じて、1個もしくは1個より多くのRで置換されている。いくつかの実施形態において、Rは非置換である。
【0117】
本明細書中に記載される式(II)の実施形態のうちの任意のものにおいて、各Rは独立して、ハロゲン、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、−OR、−NR1415または−C(O)Rから選択される。いくつかの実施形態において、Rは、メチル、エチル、プロピル イソプロピル、またはトリフルオロメチルから選択される。いくつかの実施形態において、Rは、フルオロまたはクロロから選択される。
【0118】
いくつかの実施形態において、Rは−ORであり、ここでRは、必要に応じて置換されたC1〜6アルキルから選択される。いくつかの実施形態において、Rは非置換C1〜6アルキルである。いくつかの実施形態において、Rは、メチル、エチル、プロピル、イソプロピルまたはトリフルオロメチルから選択される。いくつかの実施形態において、Rはメチルである。いくつかの他の実施形態において、Rはトリフルオロメチルである。
【0119】
いくつかの実施形態において、Rは−NR1415であり、ここで各R14および各R15は独立して、水素、C1〜6アルキルまたは−C(O)Rから選択される。いくつかの実施形態において、Rは、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、−ORまたは−NR1213から選択される。いくつかの実施形態において、各R12および各R13は独立して、水素またはC1〜6アルキルから選択される。いくつかの実施形態において、各R12および各R13は独立して、水素またはメチルから選択される。いくつかの実施形態において、Rは、水素またはC1〜6アルキルから選択される。いくつかの実施形態において、各R14および各R15は独立して、水素、メチル、エチル、−C(O)NH、−C(O)NHCH、−C(O)N(CH、−C(O)OHまたは−C(O)OEtから選択される。
【0120】
いくつかの実施形態において、Rは−C(O)Rである。いくつかの実施形態において、Rは、必要に応じて置換されたC1〜6アルキルまたは−NR1213から選択される。いくつかの実施形態において、Rは、メチル、−NHまたは−NHCHから選択される。
【0121】
いくつかの実施形態において、全てのYはCRである。
【0122】
いくつかの実施形態において、
【化43】
[この文献は図面を表示できません]

における少なくとも1個のYは、Nである。いくつかの実施形態において、
【化44】
[この文献は図面を表示できません]

は、
【化45】
[この文献は図面を表示できません]
から選択され、各々が、1個〜4個のRで必要に応じて置換されている。いくつかのこのような実施形態において、
【化46】
[この文献は図面を表示できません]

は、必要に応じて置換された
【化47】
[この文献は図面を表示できません]

である。いくつかのこのような実施形態において、
【化48】
[この文献は図面を表示できません]

は、必要に応じて置換された
【化49】
[この文献は図面を表示できません]

である。いくつかのこのような実施形態において、
【化50】
[この文献は図面を表示できません]

は、必要に応じて置換された
【化51】
[この文献は図面を表示できません]

である。
【0123】
いくつかの実施形態において、
【化52】
[この文献は図面を表示できません]

における少なくとも1個のYは、Nである。いくつかの実施形態において、
【化53】
[この文献は図面を表示できません]

は、
【化54】
[この文献は図面を表示できません]
から選択され、各々が、1個〜4個のRで必要に応じて置換されている。いくつかのこのような実施形態において、
【化55】
[この文献は図面を表示できません]

は、必要に応じて置換された
【化56】
[この文献は図面を表示できません]

である。いくつかのこのような実施形態において、
【化57】
[この文献は図面を表示できません]

は、必要に応じて置換された
【化58】
[この文献は図面を表示できません]

である。いくつかのこのような実施形態において、
【化59】
[この文献は図面を表示できません]

は、必要に応じて置換された
【化60】
[この文献は図面を表示できません]

である。
【0124】
いくつかの他の実施形態において、
【化61】
[この文献は図面を表示できません]

におけるYのうちの2個は、Nである。いくつかの実施形態において、
【化62】
[この文献は図面を表示できません]

は、
【化63】
[この文献は図面を表示できません]
から選択され、各々が、1個〜3個のRで必要に応じて置換されている。いくつかのこのような実施形態において、
【化64】
[この文献は図面を表示できません]

は、必要に応じて置換された
【化65】
[この文献は図面を表示できません]

である。いくつかのこのような実施形態において、
【化66】
[この文献は図面を表示できません]

は、必要に応じて置換された
【化67】
[この文献は図面を表示できません]

である。いくつかのこのような実施形態において、
【化68】
[この文献は図面を表示できません]

は、必要に応じて置換された
【化69】
[この文献は図面を表示できません]

である。いくつかのこのような実施形態において、
【化70】
[この文献は図面を表示できません]

は、必要に応じて置換された
【化71】
[この文献は図面を表示できません]

である。いくつかのこのような実施形態において、
【化72】
[この文献は図面を表示できません]

は、必要に応じて置換された
【化73】
[この文献は図面を表示できません]

である。いくつかのこのような実施形態において、
【化74】
[この文献は図面を表示できません]

は、必要に応じて置換された
【化75】
[この文献は図面を表示できません]

である。いくつかのこのような実施形態において、
【化76】
[この文献は図面を表示できません]

は、必要に応じて置換された
【化77】
[この文献は図面を表示できません]

である。いくつかのこのような実施形態において、
【化78】
[この文献は図面を表示できません]

は、必要に応じて置換された
【化79】
[この文献は図面を表示できません]

である。
【0125】
いくつかの他の実施形態において、
【化80】
[この文献は図面を表示できません]

におけるYのうちの2個は、Nである。いくつかのこのような実施形態において、
【化81】
[この文献は図面を表示できません]

は、
【化82】
[この文献は図面を表示できません]
から選択され、各々が、1個〜3個のRで必要に応じて置換されている。いくつかのこのようなさらなる実施形態において、
【化83】
[この文献は図面を表示できません]

は、
【化84】
[この文献は図面を表示できません]
から選択され、各々が、1個〜3個のRで必要に応じて置換されている。いくつかのこのような実施形態において、
【化85】
[この文献は図面を表示できません]

は、必要に応じて置換された
【化86】
[この文献は図面を表示できません]

である。いくつかのこのような実施形態において、
【化87】
[この文献は図面を表示できません]

は、必要に応じて置換された
【化88】
[この文献は図面を表示できません]

である。いくつかのこのような実施形態において、
【化89】
[この文献は図面を表示できません]

は、必要に応じて置換された
【化90】
[この文献は図面を表示できません]

である。いくつかのこのような実施形態において、
【化91】
[この文献は図面を表示できません]

は、必要に応じて置換された
【化92】
[この文献は図面を表示できません]

である。いくつかのこのような実施形態において、
【化93】
[この文献は図面を表示できません]

は、必要に応じて置換された
【化94】
[この文献は図面を表示できません]

である。いくつかのこのような実施形態において、
【化95】
[この文献は図面を表示できません]

は、必要に応じて置換された
【化96】
[この文献は図面を表示できません]

である。いくつかのこのような実施形態において、
【化97】
[この文献は図面を表示できません]

は、必要に応じて置換された
【化98】
[この文献は図面を表示できません]

である。いくつかのこのような実施形態において、
【化99】
[この文献は図面を表示できません]

は、必要に応じて置換された
【化100】
[この文献は図面を表示できません]

である。
【0126】
本明細書中に記載される式(II)または式(IIa)の
【化101】
[この文献は図面を表示できません]
の実施形態の任意のものにおいて、Rは、水素、ハロゲン、−CN、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC1〜6アルコキシ、または1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換された5員のヘテロアリールから選択される。いくつかの実施形態において、Rは、水素、フルオロ、クロロ、メチル、エチル、メトキシ、エトキシまたはチアゾリルから選択される。
【0127】
いくつかの他の実施形態において、2個の隣接するRは、これらが結合している炭素原子と一緒になって、必要に応じて置換された5員もしくは6員のヘテロアリール、または必要に応じて置換された5員もしくは6員のヘテロシクリルから選択される縮合環を形成する。
【0128】
いくつかの実施形態において、2個の隣接するRが、これらが結合している炭素原子と一緒になることにより形成される、必要に応じて置換された5員もしくは6員のヘテロシクリルは、
【化102】
[この文献は図面を表示できません]
から選択され、ここで各R17は独立して、水素、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC3〜6シクロアルキル、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC6〜10アリール、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC7〜14アラルキル、または必要に応じて置換されたC2〜8アルコキシアルキルから選択される。いくつかのこのような実施形態において、R17は、水素、メチル、エチル、−(CHOHまたは−(CHOCHから選択される。いくつかのさらなるこのような実施形態において、この必要に応じて置換された5員もしくは6員のヘテロシクリルは、
【化103】
[この文献は図面を表示できません]
から選択される。いくつかのさらなるこのような実施形態において、この必要に応じて置換された5員もしくは6員のヘテロシクリルは、
【化104】
[この文献は図面を表示できません]
から選択される。いくつかの実施形態において、この必要に応じて置換された5員もしくは6員のヘテロシクリルは、C1〜6アルキルまたはハロゲンから選択される1個または1個より多くの置換基で置換されている。いくつかの他の実施形態において、この5員もしくは6員のヘテロシクリルは、非置換である。
【0129】
いくつかの実施形態において、2個の隣接するRが、これらが結合している炭素原子と一緒になることにより形成される、必要に応じて置換された5員もしくは6員のヘテロアリールは、
【化105】
[この文献は図面を表示できません]
から選択され、ここで各R18は独立して、水素、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC3〜6シクロアルキル、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC6〜10アリール、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC7〜14アラルキル、または必要に応じて置換されたC2〜8アルコキシアルキルから選択される。いくつかのこのような実施形態において、R18は、水素またはメチルから選択される。いくつかのさらなるこのような実施形態において、この必要に応じて置換された5員もしくは6員のヘテロアリールは、
【化106】
[この文献は図面を表示できません]
から選択される。いくつかの実施形態において、この必要に応じて置換された5員もしくは6員のヘテロシクリルは、C1〜6アルキルまたはハロゲンから選択される1個または1個より多くの置換基で置換されている。いくつかの他の実施形態において、この5員もしくは6員のヘテロシクリルは、非置換である。
【0130】
いくつかの実施形態において、2個の隣接するRが、これらが結合している炭素原子と一緒になることにより形成される、5員もしくは6員のヘテロアリール上または5員もしくは6員のヘテロシクリル上の置換基は、C1〜6アルキル、C1〜6アルコキシ、オキソまたはハロゲンから選択される。いくつかのさらなる実施形態において、この置換基は、メチル、フルオロ、またはオキソから選択される。いくつかの実施形態において、この置換基はオキソである。いくつかのこのような実施形態において、この5員もしくは6員のヘテロアリール、または5員もしくは6員のヘテロシクリルは、
【化107】
[この文献は図面を表示できません]
から選択される。
【化108】
[この文献は図面を表示できません]
のいくつかの実施形態において、R17はアルキルである。
【0131】
いくつかの実施形態において、Zは酸素である。
【0132】
いくつかの実施形態において、実線と破線とによって表される結合は、二重結合であり、ただし、2個の隣接するRが、これらが結合している炭素原子と一緒になることにより形成される、必要に応じて置換された5員もしくは6員のヘテロアリールが、
【化109】
[この文献は図面を表示できません]
から選択される場合、
【化110】
[この文献は図面を表示できません]

において実線と破線とによって表される結合のうちの1つは、単結合である。いくつかの実施形態において、実線と破線とによって表される結合は、式(IIa)において二重結合である。いくつかのこのような実施形態において、式(II)の化合物はまた、
【化111】
[この文献は図面を表示できません]

によって表される。いくつかのこのような実施形態において、式(IIa)の化合物はまた、
【化112】
[この文献は図面を表示できません]

によって表される。
【0133】
いくつかの実施形態において、式(II)の化合物は、表1の化合物163〜216、241〜243、245、246、248〜252、254、255、258〜261、263、415〜430、432、552〜567、629、662および663からなる群より選択される。いくつかのさらなる実施形態において、式(II)の化合物は、表1の化合物163〜216、241〜243、245、246、248〜252、254、255、258〜261、263、415〜430、432、552〜561、566および629からなる群より選択される。
【0134】
式III
本明細書中に開示されるいくつかの実施形態は、上記のような式(III)の化合物またはその薬学的に受容可能な塩に関する。
【化113】
[この文献は図面を表示できません]
【0135】
本明細書中に開示されるいくつかの実施形態は、式(III)の化合物に関して、Rは、−(CH−(C6〜10アリール)、−(CH−(5員〜10員のヘテロアリール)、−(CH−(C3〜10カルボシクリル)、および−(CH−(3員〜10員のヘテロシクリル)からなる群より選択され、各々が必要に応じて、1個もしくは1個より多くのRで置換されており;そして各Rは独立して、ハロゲン、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜6アルケニル、必要に応じて置換されたC2〜6アルキニル、必要に応じて置換されたC1〜6アルキルチオ、必要に応じて置換されたC2〜8アルコキシアルキル、必要に応じて置換されたC3〜10カルボシクリル、必要に応じて置換されたC6〜10アリール、−OR、−NR1415、−C(O)R、−SO16、および−NOからなる群より選択される。
【0136】
いくつかの実施形態において、Rは、ハロゲン、1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換されたC6〜10アリール、または1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換された5員〜6員のヘテロアリールから選択される。いくつかの実施形態において、Rは、ブロモまたはフルオロである。いくつかの実施形態において、Rは、1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換されたメチルである。いくつかの実施形態において、Rはメチルである。いくつかの実施形態において、Rは、1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換されたフェニルである。いくつかの実施形態において、Rは、1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換されたピリダジニルであり、いくつかの実施形態において、Rは非置換フェニルである。いくつかの実施形態において、Rは、1個または1個より多くのRで必要に応じて置換されたであるピラゾリルまたは1−メチルピラゾリルである。いくつかの実施形態において、Rは、ハロゲンから選択される。
【0137】
本明細書中に開示されるいくつかの実施形態は、式(III)の化合物に関して、Rは、−(CH−(C6〜10アリール)、−(CH−(5員〜10員のヘテロアリール)、−(CH−(C3〜10カルボシクリル)、および−(CH−(3員〜10員のヘテロシクリル)からなる群より選択され、各々が必要に応じて、1個もしくは1個より多くのRで置換されている。いくつかの実施形態において、nは0である。
【0138】
いくつかの実施形態において、Rは、1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換された−(CH−(C6〜10アリール)から選択される。
【0139】
いくつかの実施形態において、Rは、1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換されたフェニルである。いくつかの他の実施形態において、Rは非置換フェニルである。
【0140】
本明細書中に開示されるいくつかの実施形態は、式(III)の化合物に関して、Rは水素である。いくつかのこのような実施形態において、式(III)の化合物は、表1の化合物576、578、590、595、611〜613、616、618、621〜623、637および638からなる群より選択される。
【0141】
本明細書中に記載される式(III)の実施形態の任意のものにおいて、Rは、シアノ、ハロゲン、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、または必要に応じて置換されたC1〜6アルコキシから選択される。いくつかのさらなる実施形態において、Rは、シアノ、フルオロ、クロロ、メチル、エチル、エトキシ、メトキシ、トリフルオロメチルまたはトリフルオロメトキシから選択される。いくつかの実施形態において、Rはエトキシである。いくつかの実施形態において、Rはトリフルオロメトキシである。なおいくつかお他の実施形態において、Rはジフルオロメトキシである。
【0142】
本明細書中に記載される式(III)の実施形態の任意のものにおいて、環Aは、6員ヘテロアリール、5員ヘテロシクリルまたは6員ヘテロシクリルから選択され、各々が必要に応じて、1個もしくは1個より多くのRで置換されている。
【0143】
いくつかのこのような実施形態において、環Aは、
【化114】
[この文献は図面を表示できません]
から選択され、各々が必要に応じて、1個もしくは1個より多くのRで置換されており;ここで各R17は独立して、水素、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC3〜6シクロアルキル、必要に応じて置換されたC2〜8アルコキシアルキル、必要に応じて置換されたC−カルボキシ、アシル、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC6〜10アリール、または1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC7〜14アラルキルから選択される。
【0144】
いくつかの実施形態において、環Aは、
【化115】
[この文献は図面を表示できません]
から選択され、各々が必要に応じて、1個もしくは1個より多くのRで置換されている。
【0145】
いくつかの実施形態において、環Aは、
【化116】
[この文献は図面を表示できません]
から選択され、各々が必要に応じて、1個もしくは1個より多くのRで置換されている。
【0146】
いくつかの実施形態において、環Aは、必要に応じて置換された
【化117】
[この文献は図面を表示できません]

である。いくつかの実施形態において、環Aは、必要に応じて置換された
【化118】
[この文献は図面を表示できません]

である。いくつかの実施形態において、環Aは、必要に応じて置換された
【化119】
[この文献は図面を表示できません]

である。いくつかの実施形態において、環Aは、必要に応じて置換された
【化120】
[この文献は図面を表示できません]

である。いくつかの実施形態において、環Aは、必要に応じて置換された
【化121】
[この文献は図面を表示できません]

である。いくつかの実施形態において、環Aは、必要に応じて置換された
【化122】
[この文献は図面を表示できません]

である。いくつかの実施形態において、環Aは、必要に応じて置換された
【化123】
[この文献は図面を表示できません]

である。いくつかの実施形態において、環Aは、必要に応じて置換された
【化124】
[この文献は図面を表示できません]

である。いくつかの実施形態において、環Aは、必要に応じて置換された
【化125】
[この文献は図面を表示できません]

である。いくつかの実施形態において、環Aは、必要に応じて置換された
【化126】
[この文献は図面を表示できません]

である。いくつかの実施形態において、環Aは、必要に応じて置換された
【化127】
[この文献は図面を表示できません]

である。いくつかの実施形態において、環Aは、必要に応じて置換された
【化128】
[この文献は図面を表示できません]

である。いくつかの実施形態において、環Aは、必要に応じて置換された
【化129】
[この文献は図面を表示できません]

である。いくつかの実施形態において、環Aは、必要に応じて置換された
【化130】
[この文献は図面を表示できません]

である。いくつかの実施形態において、環Aは、必要に応じて置換された
【化131】
[この文献は図面を表示できません]

である。いくつかの実施形態において、環Aは、必要に応じて置換された
【化132】
[この文献は図面を表示できません]

である。いくつかの実施形態において、環Aは、必要に応じて置換された
【化133】
[この文献は図面を表示できません]

である。式(III)において本明細書中に記載されるような環Aの実施形態の任意のものにおいて、R17は、水素、メチル、エチル、イソプロピル、シクロプロピル、−(CHF、−(CHOH、−(CHOCH、−(CHOC、−(CHOC、−C(O)OBu、−C(O)CHまたはベンジルから選択される。
【0147】
いくつかのさらなるこのような実施形態において、環Aは、
【化134】
[この文献は図面を表示できません]
【化135】
[この文献は図面を表示できません]
から選択され、各々が必要に応じて、1個もしくは1個より多くのRで置換されている。
【0148】
いくつかのこのようなさらなる実施形態において、環Aは、
【化136】
[この文献は図面を表示できません]
から選択され、各々が必要に応じて、1個もしくは1個より多くのRで置換されている。
【0149】
本明細書中に記載される式(III)の実施形態の任意のものにおいて、Rは、ハロゲン、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、または1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC7〜14アラルキルから選択されるか、あるいは2個のジェミナルRは一緒に、オキソである。いくつかのさらなる実施形態において、Rは、フルオロ、メチル、トリフルオロメチル、またはベンジルから選択される。いくつかの実施形態において、2個のジェミナルRは一緒に、オキソである。
【0150】
いくつかの実施形態において、環Aは非置換である。
【0151】
いくつかの実施形態において、Zは酸素である。
【0152】
いくつかの実施形態において、実線と破線とによって表される結合は、二重結合であり、ただし、環Aが
【化137】
[この文献は図面を表示できません]
である場合、実線と破線とによって表される結合のうちの1つは単結合である。いくつかのこのような実施形態において、式(III)の化合物はまた、
【化138】
[この文献は図面を表示できません]

によって表される。
【0153】
いくつかの実施形態において、式(III)の化合物は、表1の化合物29〜63、392〜400、568〜628、630〜661、および665からなる群より選択される。いくつかのさらなる実施形態において、式(III)の化合物は、表1の化合物29〜63、392〜400、568〜574、577、579〜584、586〜589、591〜594、596〜608、614、615、617、619、620、624〜626、631、634〜636、640、642〜655、657〜661、665、および669〜695からなる群より選択される。
【0154】
式IV
本明細書中に開示されるいくつかの実施形態は、上記のような式(IV)の化合物またはその薬学的に受容可能な塩に関する。
【化139】
[この文献は図面を表示できません]
【0155】
いくつかの実施形態において、Rは、水素、1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、または1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換された5員ヘテロアリールからなる群より選択される。
【0156】
いくつかの実施形態において、Rは、メチル、フェニル、ピラゾリル、または1−メチルピラゾリルから選択され、各々が必要に応じて、1個もしくは1個より多くのRで置換されている。いくつかの実施形態において、Rはメチルである。いくつかの実施形態において、Rは非置換フェニルである。いくつかの実施形態において、Rは非置換ピラゾリルである。なおいくつかの他の実施形態において、Rは非置換1−メチルピラゾリルである。
【0157】
いくつかの実施形態において、Rは、水素または必要に応じて置換されたC1〜6アルキルから選択される。
【0158】
いくつかの実施形態において、全てのYがCRである。いくつかの他の実施形態において、少なくとも1個のYは窒素である。
【0159】
いくつかの実施形態において、Rは、ハロゲン、C1〜6アルキルまたはC1〜6アルコキシから選択される。いくつかの実施形態において、Rは、フルオロまたはメチルから選択される。
【0160】
いくつかの実施形態において、mは1である。いくつかの実施形態において、mは2である。いくつかの実施形態において、mは3である。
【0161】
いくつかの実施形態において、Zは酸素である。
【0162】
いくつかの実施形態において、実線と破線とによって表される結合は、二重結合である。
【0163】
いくつかの実施形態において、式(IV)の化合物は、表1の化合物21〜26からなる群より選択される。
【0164】
式V
本明細書中に開示されるいくつかの実施形態は、上記のような式(V)の化合物またはその薬学的に受容可能な塩に関する。
【化140】
[この文献は図面を表示できません]
【0165】
いくつかの実施形態において、各Rは独立して、水素、C1〜6アルキルまたは−ORから選択される。
【0166】
いくつかの実施形態において、各Rは水素である。
【0167】
いくつかの実施形態において、Rは、1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換された−(CH−(C6〜10アリール)である。いくつかの実施形態において、Rは、1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換されたフェニルである。いくつかの他の実施形態において、Rは非置換フェニルである。
【0168】
いくつかの実施形態において、Rは、ハロゲン、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜8アルコキシアルキル、−OR、または−NR1415から選択される。いくつかの実施形態において、Rは、フルオロ、クロロ、メチル、エチル、メトキシ、エトキシ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、−NHCH、−NH、または−NHC(O)CHから選択される。いくつかの実施形態において、Rはトリフルオロメトキシである。
【0169】
いくつかの実施形態において、環Aは、1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換されたCカルボシクリルである。いくつかの実施形態において、環Aは、1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換されたCカルボシクリルである。いくつかの他の実施形態において、環Aは非置換である。
【0170】
いくつかの実施形態において、Rは、ハロゲン、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC1〜6アルコキシから選択されるか、または独立して、2個のジェミナルRは一緒に、オキソである。
【0171】
いくつかの実施形態において、環Aは、非置換C5〜7カルボシクリルである。
【0172】
いくつかの実施形態において、Zは酸素である。
【0173】
いくつかの実施形態において、実線と破線とによって表される結合は、二重結合である。
【0174】
いくつかの実施形態において、式(V)の化合物は、表1の化合物27および28からなる群より選択される。
【0175】
式VIa
本明細書中に開示されるいくつかの実施形態は、上記のような式(VIa)の化合物またはその薬学的に受容可能な塩に関する。
【化141】
[この文献は図面を表示できません]
【0176】
いくつかの実施形態において、Rは、1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換されたCカルボシクリルである。
【0177】
いくつかの実施形態において、Rは、1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換されたCカルボシクリルである。
【0178】
いくつかの実施形態において、Rは、1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換されたCカルボシクリルである。
【0179】
いくつかの実施形態において、Rは、ハロゲン、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、または必要に応じて置換されたC1〜6アルコキシから選択される。いくつかの実施形態において、Rは、フルオロ、クロロ、メチル、メトキシ、エトキシ、トリフルオロメチル、またはトリフルオロメトキシから選択される。
【0180】
いくつかの他の実施形態において、Rは、非置換である。
【0181】
いくつかの実施形態において、各Rは独立して、水素、ハロゲン、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、−ORまたは−NRから選択される。いくつかの実施形態において、Rは水素である。いくつかの実施形態において、Rはハロゲンである。
【0182】
いくつかの実施形態において、Rは、必要に応じて置換されたC1〜6アルキルである。いくつかの実施形態において、Rはメチルである。いくつかの他の実施形態において、Rはトリフルオロメチルである。
【0183】
いくつかの実施形態において、Rは、1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換された−(CH−(C6〜10アリール)から選択される。いくつかの実施形態において、Rは、1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換されたフェニルである。
【0184】
いくつかの実施形態において、Rは、ハロゲン、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜8アルコキシアルキル、−OR、または−NR1415から選択される。いくつかの実施形態において、Rは、フルオロ、クロロ、メチル、エチル、メトキシ、エトキシ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、−NHCH、−NH、または−NHC(O)CHから選択される。
【0185】
いくつかの実施形態において、Rは非置換フェニルである。
【0186】
いくつかの実施形態において、Zは酸素である。
【0187】
いくつかの実施形態において、実線と破線とによって表される結合は、二重結合である。
【0188】
いくつかの実施形態において、式(VIa)の化合物は、表1の化合物64〜66からなる群より選択される。
【0189】
式VII
本明細書中に開示されるいくつかの実施形態は、上記のような式(VII)の化合物またはその薬学的に受容可能な塩に関する。
【化142】
[この文献は図面を表示できません]
【0190】
いくつかの実施形態において、各Rは独立して、水素、ハロゲン、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、−ORまたは−NRから選択される。いくつかの実施形態において、Rは水素である。いくつかの実施形態において、Rはハロゲンである。いくつかの実施形態において、Rは、必要に応じて置換されたC1〜6アルキルである。いくつかのさらなる実施形態において、Rは、メチルまたはトリフルオロメチルである。
【0191】
いくつかの実施形態において、Rは、1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換された−(CH−(C6〜10アリール)から選択される。いくつかの実施形態において、Rは、1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換されたフェニルである。
【0192】
いくつかの実施形態において、Rは、ハロゲン、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜8アルコキシアルキル、−OR、または−NR1415から選択される。いくつかの実施形態において、Rは、フルオロ、クロロ、メチル、エチル、メトキシ、エトキシ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、−NHCH、−NH、または−NHC(O)CHから選択される。
【0193】
いくつかの実施形態において、Rは非置換フェニルである。
【0194】
いくつかの実施形態において、QはC(O)である。いくつかの他の実施形態において、QはS(O)である。いくつかの実施形態において、tは2である。
【0195】
いくつかの実施形態において、R16は、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC6〜10アリール、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたC7〜14アラルキル、−NR1213、または−ORから選択される。いくつかの実施形態において、R16は、必要に応じて置換されたC1〜6アルキルである。いくつかの実施形態において、R16は、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、またはブチルから選択される。いくつかの実施形態において、R16は、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたフェニルである。いくつかの他の実施形態において、R16は非置換フェニルである。いくつかの実施形態において、R16は、1個もしくは1個より多くのR11で必要に応じて置換されたベンジルである。いくつかの他の実施形態において、R16は非置換ベンジルである。いくつかの実施形態において、R16は−NR1213である。いくつかの実施形態において、各R12および各R13は独立して、水素または必要に応じて置換されたC1〜6アルキルから選択される。いくつかの実施形態において、R16は−ORである。いくつかの実施形態において、Rは、水素または必要に応じて置換されたC1〜6アルキルから選択される。いくつかのさらなる実施形態において、Rは、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、またはブチルから選択される。
【0196】
いくつかの実施形態において、Zは酸素である。
【0197】
いくつかの実施形態において、実線と破線とによって表される結合は、二重結合である。
【0198】
いくつかの実施形態において、式(VII)の化合物は、表1の化合物67〜76からなる群より選択される。
【0199】
式VIb
本明細書中に開示されるいくつかの実施形態は、上記のような式(VIb)の化合物またはその薬学的に受容可能な塩に関する。
【化143】
[この文献は図面を表示できません]
【0200】
いくつかの実施形態において、Rは、1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換されたC6〜10アリール、または1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換された5員〜10員のヘテロアリールから選択される。いくつかの実施形態において、Rは、1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換されたC1〜6アルキルから選択される。いくつかのさらなる実施形態において、Rは、メチル、エチル、プロピル、またはイソプロピルから選択される。いくつかのさらなる実施形態において、Rは、1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換されたフェニルである。いくつかの実施形態において、Rは、5員もしくは6員のヘテロアリールから選択され、各々が必要に応じて、1個もしくは1個より多くのRで置換されている。いくつかのさらなる実施形態において、Rは、ピラゾリルまたは1−メチルピラゾリルから選択され、各々が必要に応じて、1個または1個より多くのRで置換されている。いくつかの他の実施形態において、Rは、非置換である。
【0201】
いくつかの実施形態において、Rは、ハロゲンまたは必要に応じて置換されたC1〜6アルキルから選択される。いくつかの実施形態において、Rはフルオロである。
【0202】
いくつかの実施形態において、各Rは独立して、水素、ハロゲン、または必要に応じて置換されたC1〜6アルキルから選択される。いくつかの実施形態において、Rは水素である。
【0203】
いくつかの実施形態において、Rは、1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換された−(CH1〜4−(C6〜10アリール)である。いくつかの実施形態において、Rは、1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換された−(CH1〜4−フェニルである。いくつかの他の実施形態において、Rは、非置換である。いくつかの実施形態において、Rは、1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換された−(CH)−フェニルである。いくつかの実施形態において、Rは、1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換された−(CH−フェニルである。いくつかの他の実施形態において、Rは、非置換である。
【0204】
いくつかの実施形態において、Rは、ハロゲン、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜8アルコキシアルキル、−OR、−C(O)Rまたは−NR1415から選択される。いくつかのさらなる実施形態において、Rは、フルオロ、クロロ、メチル、エチル、メトキシ、エトキシ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、−C(O)CH、−NHCH、−NH、または−NHC(O)CHから選択される。
【0205】
いくつかの実施形態において、Zは酸素である。
【0206】
いくつかの実施形態において、実線と破線とによって表される結合は、二重結合である。
【0207】
いくつかの実施形態において、式(VIb)の化合物は、表1の化合物77〜80からなる群より選択される。
【0208】
式VIII
本明細書中に開示されるいくつかの実施形態は、上記のような式(VIII)の化合物またはその薬学的に受容可能な塩に関する。
【化144】
[この文献は図面を表示できません]
【0209】
いくつかの実施形態において、Rは、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、または1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換された−(CH−(C6〜10アリール)から選択される。いくつかの実施形態において、Rは、1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換された−(CH−(C6〜10アリール)である。いくつかの実施形態において、Rは、1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換されたフェニルである。
【0210】
いくつかの実施形態において、Rは、ハロゲン、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜8アルコキシアルキル、−OR、−C(O)Rまたは−NR1415から選択される。いくつかのさらなる実施形態において、Rは、フルオロ、クロロ、メチル、エチル、メトキシ、エトキシ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、−C(O)CH、−NHCH、−NH、または−NHC(O)CHから選択される。いくつかの実施形態において、Rはトリフルオロメトキシである。
【0211】
いくつかの他の実施形態において、Rは非置換フェニルである。
【0212】
いくつかの実施形態において、Rは、必要に応じて置換されたC1〜6アルキルである。いくつかのさらなる実施形態において、RはC1〜6アルキルである。
【0213】
いくつかの実施形態において、各R17は独立して、水素、ハロゲン、必要に応じて置換されたC1〜6アルキルまたはオキソから選択される。いくつかの実施形態において、各R17は水素である。
【0214】
いくつかの実施形態において、2個の隣接するR17は、これらが結合している炭素原子と一緒になって、1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換された縮合フェニルを形成する。いくつかのさらなる実施形態において、少なくとも1個のR17はオキソである。いくつかの実施形態において、少なくとも1個のR17は、必要に応じて置換されたC1〜6アルキルである。いくつかの実施形態において、この縮合フェニルは、非置換である。
【0215】
いくつかの実施形態において、2個の隣接するR17は、これらが結合している炭素原子と一緒になって、1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換された、縮合した5員〜6員のヘテロアリールを形成する。いくつかの実施形態において、少なくとも1個のR17はオキソである。いくつかの実施形態において、少なくとも1個のR17は、必要に応じて置換されたC1〜6アルキルである。いくつかの実施形態において、この縮合した5員〜6員のヘテロアリールは、非置換である。
【0216】
いくつかの実施形態において、Rは、ハロゲンまたは必要に応じて置換されたC1〜6アルキルから選択される。
【0217】
いくつかの実施形態において、nは0である。いくつかの他の実施形態において、nは1である。なおいくつかの他の実施形態において、nは3である。
【0218】
いくつかの実施形態において、Zは酸素である。
【0219】
いくつかの実施形態において、式(VIII)の化合物は、表1の化合物81、82、および513〜519からなる群より選択される。
【0220】
式IX
本明細書中に開示されるいくつかの実施形態は、上記のような式(IX)の化合物またはその薬学的に受容可能な塩に関する。
【化145】
[この文献は図面を表示できません]
【0221】
いくつかの実施形態において、Rは、1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換されたC6〜10アリール、または1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換された5員〜10員のヘテロアリールから選択される。いくつかの実施形態において、Rは、1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換されたC1〜6アルキルである。いくつかの実施形態において、Rは、1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換されたC6〜10アリールである。
【0222】
いくつかのさらなる実施形態において、Rは、1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換されたフェニルである。いくつかの実施形態において、Rは、1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換された5員もしくは6員のヘテロアリールである。いくつかのさらなる実施形態において、Rは、1個または1個より多くのRで必要に応じて置換されたピラゾリルまたは1−メチルピラゾリルである。
【0223】
いくつかの実施形態において、Rは、ハロゲン、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、または必要に応じて置換されたC1〜6アルコキシから選択される。
【0224】
いくつかの実施形態において、Rは、非置換である。
【0225】
いくつかの実施形態において、各Rは独立して、水素、ハロゲンまたは必要に応じて置換されたC1〜6アルキルから選択される。いくつかの実施形態において、Rは水素である。
【0226】
いくつかの実施形態において、Rは、1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換された−(CH−(C6〜10アリール)である。いくつかのさらなる実施形態において、Rは、1個もしくは1個より多くのRで必要に応じて置換されたフェニルである。いくつかの他の実施形態において、Rは、非置換である。
【0227】
いくつかの実施形態において、Rは、ハロゲン、必要に応じて置換されたC1〜6アルキル、必要に応じて置換されたC2〜8アルコキシアルキル、−OR、−C(O)Rまたは−NR1415から選択される。いくつかのさらなる実施形態において、Rは、フルオロ、クロロ、メチル、エチル、メトキシ、エトキシ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、−C(O)CH、−NHCH、−NH、または−NHC(O)CHから選択される。
【0228】
いくつかの実施形態において、Zは酸素である。
【0229】
いくつかの実施形態において、式(IX)の化合物は、表1の化合物83、84、520〜522からなる群より選択される。
【0230】
本明細書中に記載されるいくつかの実施形態は、表1の化合物1〜20、217〜240、244、247、253、256、257、262、264〜283、285、287〜339、341〜391、431、433、434、438〜440、442、446〜512、546〜549、575、585、609、610、627、628、630、632、633、639、641、656、666〜668、708および709からなる群より選択される1つまたは1つより多くの化合物に関する。
【0231】
いくつかの実施形態において、化合物は、表1に列挙されるような以下の化合物から選択される。
【表1-1】
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【表1-2】
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【表1-3】
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【表1-4】
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【表1-5】
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【表1-6】
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【表1-7】
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【表1-8】
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【表1-9】
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【表1-10】
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【表1-11】
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【表1-12】
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【表1-13】
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【表1-14】
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【表1-15】
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【表1-16】
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【表1-17】
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【表1-18】
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【表1-19】
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【表1-20】
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【表1-21】
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【表1-22】
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【表1-23】
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【表1-24】
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【表1-25】
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【表1-26】
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【表1-27】
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【表1-28】
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【表1-29】
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【表1-30】
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【表1-31】
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【表1-32】
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【表1-33】
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【表1-34】
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【表1-35】
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【表1-36】
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【表1-37】
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【表1-38】
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【表1-39】
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【表1-40】
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【表1-41】
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【表1-42】
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【表1-43】
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【表1-44】
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【表1-45】
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【表1-46】
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【表1-47】
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【表1-48】
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【表1-49】
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【表1-50】
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【表1-51】
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【表1-52】
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【表1-53】
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【表1-54】
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【表1-55】
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【表1-56】
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【表1-57】
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【表1-58】
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【表1-59】
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【表1-60】
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【表1-61】
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【表1-62】
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【表1-63】
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【表1-64】
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【表1-65】
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【0232】
投与および薬学的組成物
いくつかの実施形態は、(a)安全かつ治療有効量の本明細書中に記載される化合物(そのエナンチオマー、ジアステレオマー、互変異性体、多形、および溶媒和物を含めて)、またはその薬学的に受容可能な塩;ならびに(b)薬学的に受容可能なキャリア、希釈剤、賦形剤、またはその組み合わせを含有する薬学的組成物を含む。
【0233】
これらの化合物は、治療有効投薬量(例えば、先に記載された疾患状態に対する処置を与えるために充分な投薬量)で投与される。ヒトへの投薬レベルは、好ましい実施形態の化合物に対していまだ最適化されていないが、一般に、本明細書中に記載される化合物のほとんどについての毎日の用量は、約0.25mg/体重kg〜約120mg/体重kgもしくはそれより多く、約0.5mg/体重kgもしくはそれ未満〜約70mg/体重kg、約1.0mg/体重kg〜約50mg/体重kg、または約1.5mg/体重kg〜約10mg/体重kgである。従って、70kgのヒトへの投与に関して、その投薬量範囲は、1日あたり約17mg〜1日あたり約8000mg、1日あたり約35mgもしくはそれ未満〜1日あたり約7000mgもしくはそれより多く、1日あたり約70mg〜1日あたり約6000mg、1日あたり約100mg〜1日あたり約5000mg、または1日あたり約200mg〜1日あたり約3000mgである。投与される活性化合物の量は、もちろん、処置される被験体および疾患状態、苦痛の重篤度、投与の様式およびスケジュール、ならびに処方する医師の判断に依存する。
【0234】
本明細書中に開示される化合物またはその薬学的に受容可能な塩の投与は、類似の有用性をもたらす剤に対して認容された投与様式(経口、皮下、静脈内、鼻内、局所、経皮、腹腔内、筋肉内、肺内、膣、直腸、または眼内が挙げられるが、これらに限定されない)のいずれかにより得る。経口投与および非経口投与は、好ましい実施形態の対象である適応症を処置する際に、慣習的である。
【0235】
上記のような有用な化合物は、これらの状態の処置において使用するための薬学的組成物に処方され得る。Remington’s The Science and Practice of Pharmacy,第21版,Lippincott Williams & Wilkins(2005)(その全体が参考として援用される)に開示されるもののような標準的な薬学的処方技術が使用される。
【0236】
上記のように有用な選択された化合物に加えて、いくつかの実施形態は、薬学的に受容可能なキャリアを含有する組成物を含む。用語「薬学的に受容可能なキャリア」とは、本明細書中で使用される場合、哺乳動物への投与に適切な、1種または1種より多くの適合性の固体または液体の充填剤希釈剤、または封入物質を意味する。用語「適合性」とは、本明細書中で使用される場合、その組成物の成分が、通常の使用状況下でその組成物の薬効をかなり減少させる相互作用なしで、本発明の化合物と、互いに混合されることができることを意味する。薬学的に受容可能なキャリアは、もちろん、処置される動物(好ましくは、哺乳動物)に好ましく投与されるために適切にするように、充分に高純度かつ充分に低毒性でなければならない。
【0237】
薬学的に受容可能なキャリアまたはその成分として働き得る物質のいくつかの例は、糖(例えば、ラクトース、グルコースおよびスクロース);デンプン(例えば、コーンスターチおよびポテトスターチ);セルロースおよびその誘導体(例えば、ナトリウムカルボキシメチルセルロース、エチルセルロース、およびメチルセルロース);粉末状トラガカント;麦芽;ゼラチン;滑石;固体滑沢剤(例えば、ステアリン酸およびステアリン酸マグネシウム);硫酸カルシウム;植物油(例えば、ラッカセイ油、綿実油、ゴマ油、オリーブ油、トウモロコシ油、およびカカオ脂);ポリオール(例えば、プロピレングリコール、グリセリン、ソルビトール、マンニトール、およびポリエチレングリコール);アルギン酸;乳化剤(例えば、TWEENS);湿潤剤(例えば、ラウリル硫酸ナトリウム);着色剤;矯味矯臭剤;錠剤形成剤、安定剤;酸化防止剤;防腐剤;発熱性物質を含まない水;等張生理食塩水;ならびにリン酸緩衝溶液である。
【0238】
本発明の化合物と組み合わせて使用されるべき薬学的に受容可能なキャリアの選択は、基本的に、その化合物が投与される方法によって決定される。
【0239】
本明細書中に記載される組成物は、好ましくは、単位剤形として提供される。本明細書中で使用される場合、「単位剤形」とは、良好な医療実務に従って、動物(好ましくは、哺乳動物被験体)への単一用量での投与に適した化合物の量を含む、組成物である。しかし、単一の剤形または単位剤形の調製は、その剤形が1日あたり1回、または治療の経過あたり1回投与されることを示唆しない。このような剤形は、1日あたり1回、2回、3回、またはより多く投与されることが想定され、そしてある期間(例えば、約30分間から約2〜6時間)にわたる注入として投与され得るか、あるいは連続的な注入として投与され得、そして治療の経過中に1回より多く与えられ得るが、1回の投与が特に排除されるべきではない。当業者は、この処方物が治療の経過全体を特に想定するわけではなく、そしてこのような決定は、処方物にではなく、処置の当業者に委ねられることを認識する。
【0240】
上記のような有用な組成物は、種々の投与経路(例えば、経口、経鼻、直腸、局所(経皮を含めて)、眼、大脳内、頭蓋内、鞘内、動脈内、静脈内、筋肉内、または他の非経口投与経路)のために適切な種々の形態のいずれかであり得る。当業者は、経口組成物および経鼻組成物としては、吸入によって投与される組成物を包含し、そして利用可能な方法を使用して作製されることを理解する。所望の特定の投与経路に依存して、当該分野において周知である種々の薬学的に受容可能なキャリアが使用され得る。薬学的に受容可能なキャリアとしては、例えば、固体または液体の充填剤、希釈剤、向水性物質、表面活性剤、および封入物質が挙げられる。任意の薬学的に活性な物質が含有され得、これらの物質は、この化合物の阻害活性を実質的に妨害しない。この化合物と組み合わせて使用されるキャリアの量は、この化合物の単位用量当たりの投与のために実用的な量の物質を提供するために充分である。本明細書中に記載される方法において有用な剤形を作製するための技術および組成物は、以下の参考文献に記載されており、全てが本明細書中に参考として援用される:Modern Pharmaceutics,第4版,第9章および第10章(編者BankerおよびRhodes,2002);Liebermanら,Pharmaceutical Dosage Forms:Tablets(1989);ならびにAnsel,Introduction to Pharmaceutical Dosage Forms第8版(2004)。
【0241】
錠剤、カプセル剤、顆粒剤およびバルク散剤などの固体形態などが挙げられる、種々の経口剤形が使用され得る。錠剤は、圧縮されたもの、錠剤粉砕物、腸溶コーティングされたもの、糖衣錠、フィルムコーティングされたもの、または複数回圧縮されたものであり得、適切な結合剤、滑沢剤、希釈剤、崩壊剤、着色剤、矯味矯臭剤、流動誘導剤、および融解剤を含有し得る。液体の経口剤形としては、水性の溶液、エマルジョン、懸濁物、非発泡性の顆粒剤から再構成される溶液および/または懸濁物、ならびに発泡性顆粒剤から再構成される発泡性調製物が挙げられ、適切な溶媒、防腐剤、乳化剤、懸濁化剤、希釈剤、甘味剤、融解剤、着色剤および矯味矯臭剤を含有する。
【0242】
経口投与のための単位剤形の調製のために適切な薬学的に受容可能なキャリアは、当該分野において周知である。錠剤は、代表的に、従来の薬学的に適合性のアジュバントを、希釈剤(例えば、炭酸カルシウム、炭酸ナトリウム、マンニトール、ラクトースおよびセルロース);結合剤(例えば、デンプン、ゼラチンおよびスクロース);崩壊剤(例えば、デンプン、アルギン酸およびクロスカルメロース);滑沢剤(例えば、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸および滑石)として含有する。二酸化ケイ素などのグライダントが、粉末混合物の流動特性を改善するために、使用され得る。FD&C染料などの着色剤が、外観のために添加され得る。甘味剤および矯味矯臭剤(例えば、アスパルテーム、サッカリン、メントール、ペパーミント、およびフルーツフレーバー)は、チュアブル錠剤のための有用なアジュバントである。カプセル剤は代表的に、1種または1種より多くの上記固体希釈剤を含有する。キャリア成分の選択は、味、費用、および貯蔵安定性などの重要ではない二次的な考慮に依存し、当業者によって容易になされ得る。
【0243】
経口組成物としてはまた、液体の溶液、エマルジョン、および懸濁物などが挙げられる。このような組成物の調製のために適切な薬学的に受容可能なキャリアは、当該分野において周知である。シロップ剤、エリキシル剤、エマルジョンおよび懸濁物のための代表的なキャリア成分としては、エタノール、グリセロール、プロピレングリコール、ポリエチレングリコール、液体スクロース、ソルビトールおよび水が挙げられる。懸濁物に関して、代表的な懸濁化剤としては、メチルセルロース、ナトリウムカルボキシメチルセルロース、AVICEL RC−591、トラガカントおよびアルギン酸ナトリウムが挙げられ;代表的な湿潤剤としては、レシチンおよびポリソルベート80が挙げられ;そして代表的な防腐剤としては、メチルパラベンおよび安息香酸ナトリウムが挙げられる。経口液体組成物はまた、上記甘味剤、矯味矯臭剤および着色剤などの、1種または1種より多くの成分を含有し得る。
【0244】
このような組成物はまた、従来の方法によって、代表的にはpH依存性または時間依存性のコーティングで、コーティングされ得、その結果、本発明の化合物は、胃腸管内で、所望の局所適用の近隣で、または所望の作用を延長するための種々の時点で、放出される。このような剤形は代表的に、酢酸フタル酸セルロース、酢酸フタル酸ポリビニル、ヒドロキシプロピルメチルセルロースフタレート、エチルセルロース、Eudragitコーティング、蝋およびシェラックのうちの1つまたは1つより多くを含有するが、これらに限定されない。
【0245】
本明細書中に記載される組成物は、必要に応じて、他の薬物活性物質を含有し得る。
【0246】
本発明の化合物の全身送達を達成するために有用な他の組成物としては、舌下剤形、頬剤形、および鼻剤形が挙げられる。このような組成物は代表的に、可溶性充填剤物質(例えば、スクロース、ソルビトールおよびマンニトール);ならびに結合剤(例えば、アカシア、微結晶性セルロース、カルボキシメチルセルロースおよびヒドロキシプロピルメチルセルロース)のうちの1種または1種より多くを含有する。上で開示されたグライダント、滑沢剤、甘味剤、着色剤、酸化防止剤および矯味矯臭剤もまた、含有され得る。
【0247】
局所眼使用のために処方される液体組成物は、眼に局所投与され得るように処方される。快適さは、可能な限り最大にされるべきであるが、時々、処方の懸念事項(例えば、薬物の安定性)が、最適未満の快適さを必要にし得る。快適さが最大にされ得ない場合、その液体は、この液体が局所眼使用のために患者に対して許容可能であるように、処方されるべきである。さらに、眼に受容可能な液体は、単回使用のために包装されるか、または複数の使用にわたる汚染を防止するために防腐剤を含有するかの、いずれかであるべきである。
【0248】
眼用途のために、溶液または医薬はしばしば、生理食塩水溶液を主要なビヒクルとして使用して調製される。眼用溶液は、好ましくは、適切なバッファ系を用いて、快適なpHを維持されるべきである。これらの処方物はまた、従来の薬学的に受容可能な防腐剤、安定剤および界面活性剤を含有し得る。
【0249】
本明細書中で開示される薬学的組成物において使用され得る防腐剤としては、塩化ベンザルコニウム、PHMB、クロロブタノール、チメロサール、酢酸フェニル水銀、および硝酸フェニル水銀が挙げられるが、これらに限定されない。有用な界面活性剤は、例えば、Tween 80である。同様に、種々の有用なビヒクルが、本明細書中で開示される眼用調製物において使用され得る。これらのビヒクルとしては、ポリビニルアルコール、ポビドン、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ポロキサマー、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロースおよび精製水が挙げられるが、これらに限定されない。
【0250】
張度調整剤が、必要に応じて、または簡便なために、添加され得る。これらとしては、塩(特に、塩化ナトリウム、塩化カリウム)、マンニトールおよびグリセリン、または他の任意の適切な眼で受容可能な張度調整剤が挙げられるが、これらに限定されない。
【0251】
pHを調整するための種々のバッファおよび手段が、得られる調製物が眼で受容可能である限り、使用され得る。多くの組成物について、そのpHは、4〜9である。従って、バッファとしては、酢酸バッファ、クエン酸バッファ、リン酸バッファ、およびホウ酸バッファが挙げられる。酸または塩基が、これらの処方物のpHを必要に応じて調整するために、使用され得る。
【0252】
同じ調子で、眼で受容可能な酸化防止剤としては、メタ重亜硫酸ナトリウム、チオ硫酸ナトリウム、アセチルシステイン、ブチル化ヒドロキシアニソールおよびブチル化ヒドロキシトルエンが挙げられるが、これらに限定されない。
【0253】
眼用調製物に含有され得る他の賦形剤成分は、キレート剤である。有用なキレート剤は、エデテート二ナトリウムであるが、他のキレート剤もまた、それの代わりに、またはそれと組み合わせて、使用され得る。
【0254】
局所用途のために、本明細書中に開示される化合物を含有するクリーム、軟膏剤、ゲル、溶液または懸濁物などが、使用される。代表的な処方物は一般に、薬学的キャリア、共溶媒、乳化剤、侵入増強剤、防腐系、および皮膚軟化剤を含む。
【0255】
静脈内投与のために、本明細書中に記載される化合物および組成物は、薬学的に受容可能な希釈剤(例えば、生理食塩水またはデキストロース溶液)に溶解または分散され得る。所望のpHを達成するために、適切な賦形剤(NaOH、炭酸ナトリウム、酢酸ナトリウム、HCl、およびクエン酸が挙げられるが、これらに限定されない)が含有され得る。種々の実施形態において、最終組成物のpHは、2〜8の範囲、または好ましくは、4〜7の範囲である。酸化防止賦形剤としては、重亜硫酸ナトリウム、アセトン重亜硫酸ナトリウム、ホルムアルデヒドナトリウム、スルホキシレート、チオ尿素、およびEDTAが挙げられ得る。最終静脈内組成物中に見出される適切な賦形剤の他の非限定的な例としては、リン酸ナトリウム、リン酸カルシウム、クエン酸、酒石酸、ゼラチン、ならびに炭水化物(例えば、デキストロース、マンニトール、およびデキストラン)が挙げられ得る。さらなる受容可能な賦形剤は、Powellら,Compendium of Excipients for Parenteral Formulations,PDA J Pharm Sci and Tech 1998,52 238−311およびNemaら,Excipients and Their Role in Approved Injectable Products:Current Usage and Future Directions,PDA J Pharm Sci and Tech 2011,65 287−332に記載されており、これらの両方は、その全体が本明細書中に参考として援用される。抗菌剤もまた、静菌溶液または静真菌溶液を達成するために含有され得、硝酸フェニル水銀、チメロサール、塩化ベンゼトニウム、塩化ベンザルコニウム、フェノール、クレゾール、およびクロロブタノールが挙げられるが、これらに限定されない。
【0256】
静脈内投与のための組成物は、適切な希釈剤(例えば、滅菌水、生理食塩水または水中のデキストロース)で投与の直前に再構成される1つまたは1つより多くの固体の形態で、治療提供者に与えられ得る。他の実施形態において、これらの組成物は、非経口投与の準備ができた溶液として提供される。さらに他の実施形態において、これらの組成物は、投与前にさらに希釈される溶液として提供される。本明細書中に記載される化合物と別の剤との組み合わせの投与を包含する実施形態において、この組み合わせが治療提供者に混合物として与えられ得るか、またはこの治療提供者が投与前にこれらの2つの剤を混合し得るか、またはこれらの2つの剤が別々に投与され得る。
【0257】
本明細書中に記載される活性化合物の実際の用量は、その特定の化合物、および処置されるべき状態に依存し;適切な用量の選択は充分に、当業者の知識の範囲内である。
【0258】
処置の方法
本明細書中に記載されるいくつかの実施形態は、線維性状態を処置する方法に関し、この方法は、治療有効量の、本明細書中に開示される化合物またはその薬学的に受容可能な塩を、被験体に投与する工程を包含し得る。これらの方法は、線維性状態の危険があるかまたはそれを有する被験体を識別する工程、およびこの被験体に、この線維性状態の治療処置または予防処置のために有効な量で化合物を投与する工程を包含する。
【0259】
「線維性状態」、「線維増殖性状態」、「線維性疾患」、「線維増殖性疾患」、「線維性障害」、および「線維増殖性障害」は、交換可能に使用されて、線維芽細胞の制御不全の増殖もしくは活性、ならびに/またはフィブロネクチンの異常蓄積および/または膠原性組織の病的蓄積もしくは過剰蓄積によって特徴付けられる状態、疾患または障害をいう。代表的に、任意のこのような疾患、障害または状態は、抗線維性活性を有する化合物の投与による処置が可能である。線維性障害としては、肺線維症(突発性肺線維症(IPF)および既知の病因に起因する肺線維症が挙げられる)、皮膚線維症、膵臓線維症、肝線維症(例えば、慢性活動性肝炎に関連する肝臓線維症)、ならびに腎線維症が挙げられるが、これらに限定されない。
【0260】
いくつかの実施形態において、この被験体はヒトである。
【0261】
用語「治療有効量」とは、本明細書中で使用される場合、同定された疾患または状態を治癒するか、軽減させるか、進行を遅くするか、予防するか、または発症の可能性を低下させるため、あるいは検出可能な治療効果、予防効果、または阻害効果を示すために充分な、化合物の量をいう。その効果は、例えば、以下の実施例に開示されるアッセイによって検出され得る。被験体に対する正確な有効量は、その被験体の体重、大きさ、および健康状態;その状態の性質および程度;ならびに投与のために選択された治療剤または治療剤の組み合わせに依存する。所定の状況に対する治療有効量および予防有効量は、医師の技術および判断の範囲内である慣用的な実験によって、決定され得る。
【0262】
任意の化合物に対して、治療有効量または予防有効量は、最初に、細胞培養アッセイ(例えば、腫瘍細胞の)において、または動物モデル(通常、ラット、マウス、ウサギ、イヌ、もしくはブタ)においてのいずれかで、評価され得る。この動物モデルはまた、適切な濃度範囲および投与経路を決定するために使用され得る。次いで、このような情報は、ヒトにおける有用な用量および投与経路を決定するために使用され得る。
【0263】
治療/予防効力および毒性は、細胞培養物または実験動物における標準的な製薬手順によって、決定され得る(例えば、ED50(その集団の50%において治療上有効な用量)およびLD50(その集団の50%に対して致死的な用量))。治療効果と毒性影響との用量比は、治療指数であり、これは、比ED50/LD50として表され得る。大きい治療指数を示す薬学的組成物が好ましい。しかし、狭い治療指数を示す薬学的組成物もまた、本発明の範囲内である。細胞培養アッセイおよび動物研究から得られるデータは、ヒトでの使用のための投薬量の範囲を公式化する際に使用され得る。このような組成物中に含まれる投薬量は、好ましくは、毒性をほとんどまたは全く有さないED50を含む循環濃度の範囲内である。この投薬量は、使用される剤形、患者の感受性、および投与経路に依存して、この範囲内で変わり得る。
【0264】
正確な投薬量は、実務者によって、処置を必要とする被験体に関連する要因を考慮して決定される。投薬量および投与は、充分なレベルの活性因子(単数または複数)を提供するために、あるいは所望の効果を維持するために、調節される。考慮に入れられ得る要因としては、疾患状態の重篤度、被験体の一般的健康状態、被験体の年齢、体重、および性別、食事、投与の時間および回数、薬物の組み合わせ(単数または複数)、反応感受性、ならびに治療に対する耐性/応答が挙げられる。長期間作用する薬学的組成物は、3〜4日ごと、特定の処方物の半減期およびクリアランス速度に依存して、1週間ごと、または2週間に1回、投与され得る。
【0265】
1つの局面において、本明細書中に記載される状態の処置は、処置されない被験体の集団と比較して、処置された被験体の集団の平均生存期間の延長をもたらす。好ましくは、この平均生存期間は、約30日より長く;より好ましくは、約60日より長く;より好ましくは、約90日より長く;そしてなおより好ましくは、約120日より長く、延長される。集団の生存期間の延長は、再現性のある任意の手段によって測定され得る。好ましい局面において、集団の平均生存期間の延長は、例えば、活性化合物での処置の開始後に、ある集団について平均生存時間を計算することによって、測定され得る。別の好ましい局面において、集団の平均生存期間の延長はまた、例えば、活性化合物での処置の最初の会の完了後に、ある集団について平均生存時間を計算することによって、測定され得る。
【0266】
別の局面において、本明細書中に記載される状態の処置は、キャリア単独を受ける被験体の集団と比較して、処置された被験体の集団の死亡率の低下をもたらす。別の局面において、本明細書中に記載される状態の処置は、処置されない集団と比較して、処置された被験体の集団の死亡率の低下をもたらす。さらなる局面において、本明細書中に記載される状態の処置は、本実施形態の化合物でも、その薬学的に受容可能な塩でも、代謝産物でも、アナログでも、誘導体でもない薬物での単剤療法を受ける集団と比較して、処置された被験体の集団の死亡率の低下をもたらす。好ましくは、この死亡率は、約2%より大きく;より好ましくは、約5%より大きく;より好ましくは、約10%;そして最も好ましくは、約25%より大きく、低下させられる。好ましい局面において、処置された被験体の集団の死亡率の低下は、再現性のある任意の手段によって測定され得る。別の好ましい局面において、集団の死亡率の低下は、例えば、活性化合物での処置の開始後の、集団の単位時間当たりの疾患関連死の平均数を計算することによって、測定され得る。別の好ましい局面において、集団の死亡率の低下はまた、例えば、活性化合物での処置の最初の会の完了後の、集団の単位時間当たりの疾患関連死の平均数を計算することによって、測定され得る。
【0267】
別の局面において、本明細書中に記載される状態の処置は、細胞増殖の速度の低下をもたらす。好ましくは、処置後に、細胞増殖の速度は、少なくとも約5%;より好ましくは、少なくとも約10%;より好ましくは、少なくとも約20%;より好ましくは、少なくとも約30%;より好ましくは、少なくとも約40%;より好ましくは、少なくとも約50%;なおより好ましくは、少なくとも約60%;そして最も好ましくは、少なくとも約75%、低下させられる。細胞増殖の速度は、再現性のある任意の測定手段によって測定され得る。好ましい局面において、細胞増殖の速度は、例えば、単位時間当たりの、組織サンプル中の分裂している細胞の数を測定することによって、測定され得る。
【0268】
別の局面において、本明細書中に記載される状態の処置は、増殖細胞の割合の減少をもたらす。好ましくは、処置後に、増殖細胞の割合は、少なくとも約5%;より好ましくは、少なくとも約10%;より好ましくは、少なくとも約20%;より好ましくは、少なくとも約30%;より好ましくは、少なくとも約40%;より好ましくは、少なくとも約50%;なおより好ましくは、少なくとも約60%;そして最も好ましくは、少なくとも約75%、減少させられる。増殖細胞の割合は、再現性のある任意の測定手段によって測定され得る。好ましい局面において、増殖細胞の割合は、例えば、組織サンプル中の分裂していない細胞の数に対する、分裂している細胞の数を定量することによって、測定される。別の好ましい局面において、増殖細胞の割合は、有糸分裂指数と等価である。
【0269】
別の局面において、本明細書中に記載される状態の処置は、細胞増殖の面積またはゾーンのサイズの減少をもたらす。好ましくは、処置後に、細胞増殖の面積またはゾーンのサイズは、その処置前のサイズに対して少なくとも5%減少させられ;より好ましくは、少なくとも約10%減少させられ;より好ましくは、少なくとも約20%減少させられ;より好ましくは、少なくとも約30%減少させられ;より好ましくは、少なくとも約40%減少させられ;より好ましくは、少なくとも約50%減少させられ;なおより好ましくは、少なくとも約60%減少させられ;そして最もより好ましくは、少なくとも約75%減少させられる。細胞増殖の面積またはゾーンのサイズは、再現性のある任意の測定手段によって測定され得る。好ましい局面において、細胞増殖の面積またはゾーンのサイズは、細胞増殖の面積またはゾーンの直径または幅として測定され得る。
【0270】
本明細書中に記載される方法は、処置の必要がある被験体を識別する工程を包含し得る。好ましい実施形態において、この方法は、処置の必要がある哺乳動物を識別する工程を包含する。非常に好ましい実施形態において、この方法は、処置の必要があるヒトを識別する工程を包含する。処置の必要がある被験体を識別する工程は、処置から利益を受け得る被験体を識別する任意の手段によって、達成され得る。例えば、処置の必要がある被験体を識別する工程は、臨床診断、実験室での試験、または当業者に公知である他の任意の手段(識別のための手段の任意の組み合わせを含めて)によって行われ得る。
【0271】
本明細書中の他の箇所に記載されたように、本明細書中に記載される化合物は、所望であれば、薬学的組成物に処方され得、そして疾患または状態の処置を可能にする任意の経路によって投与され得る。好ましい投与経路は、経口投与である。投与は、単一用量投与の形態で行われ得るか、あるいは実施形態の化合物は、ある期間にわたって、分割された用量でか、または連続放出処方物もしくは投与方法(例えば、ポンプ)でかのいずれかで、投与され得る。実施形態の化合物がどのように被験体に投与されようとも、投与される化合物の量および選択される投与経路は、疾患状態の効果的な処置を可能にするように選択されるべきである。
【0272】
さらなる実施形態は、その必要がある被験体に、化合物の組み合わせ物を投与することを包含する。組み合わせ物は、本明細書中に記載される化合物、組成物、薬学的組成物を、さらなる医薬と一緒に含有し得る。
【0273】
いくつかの実施形態は、本明細書中に記載される化合物、組成物、および/または薬学的組成物を、さらなる医薬と一緒に同時投与することを包含する。「同時投与」とは、2種または2種より多くの剤が、これらが実際にいつどのように投与されるかとは無関係に、患者の血流中に同時に見出され得ることを意味する。いくつかの実施形態において、これらの剤は、同時に投与される。いくつかのこのような実施形態において、組み合わせての投与は、これらの剤を単一の剤形中で合わせることによって、達成される。いくつかの実施形態において、これらの剤は、順番に投与される。いくつかの実施形態において、これらの剤は、同じ経路(例えば、経口で)投与される。いくつかの他の実施形態において、これらの剤は、異なる経路を通して投与される(例えば、一方が経口投与され、そして他方が静脈内投与される)。従って、例えば、活性成分の組み合わせ物は:(1)一緒に処方されて、合わせられた処方物中で同時に投与または送達されるか;(2)別々の処方物として交代で、または並行して送達されるか;あるいは(3)当該分野において公知である他の任意の併用療法レジメンによるかであり得る。交代療法で送達される場合、本明細書中に記載される方法は、活性成分を順番に、例えば、別々の溶液、エマルジョン、懸濁物、錠剤、丸剤もしくはカプセル剤中で、または別々のシリンジ内の異なる注射によって、投与または送達することを包含し得る。一般に、交代療法中に、有効投薬量の各活性成分が、順番に、すなわち連続的に投与され、一方で、同時療法において、有効投薬量の2種または2種より多くの活性成分が一緒に投与される。種々の順序の断続的な併用療法もまた、使用され得る。
【0274】
肺線維症
肺線維症(突発性肺線維症(IPF)、間質性びまん性肺線維症、炎症性肺線維症、または線維化肺胞炎ともまた称される)は、肺の疾患であり、そして肺胞炎によって引き起こされる肺胞間での線維性組織の異常な形成(結果としての線維症を伴う、肺胞間中隔内への細胞の浸潤を含む)によって特徴付けられる状態の異質性の群である。IPFの影響は、慢性的であり、進行性であり、そして頻繁に致死的である。本明細書中に記載される化合物および方法は、IPFなどの肺線維症の処置において有用である。
【0275】
腎線維症
初期の発作の性質にかかわらず、腎線維症は、腎疾患が末期の腎不全に進行する一般的な最終経路であると考えられている。本明細書中に記載される化合物および方法は、腎線維症の処置において有用である。
【0276】
合成
本明細書中に開示される化合物は、以下に記載される方法、またはこれらの方法の改変によって、合成され得る。方法を改変する方法としては、とりわけ、当業者に公知である、温度、溶媒、試薬などが挙げられる。一般に、本明細書中に開示される化合物の調製のためのプロセスのいずれかの最中に、懸念される分子のうちのいずれかの感受性の基または反応性の基を保護することが、必要かつ/または所望であり得る。これは、Protective Groups in Organic Chemistry(編者J.F.W.McOmie,Plenum Press,1973);およびP.G.M.Green,T.W.Wutts,Protecting Groups in Organic Synthesis(第3版)Wiley,New York(1999)に記載されるような、従来の保護基によって達成され得、これらの両方は、その全体が本明細書中に参考として援用される。保護基は、その後の好都合な段階で、その分野から公知である方法を使用して、除去され得る。適用可能な化合物を合成する際に有用な合成化学転換は、当該分野において公知であり、そして例えば、R.Larock,Comprehensive Organic Transformations,VCH Publishers,1989、またはL.Paquette編,Encyclopedia of Reagents for Organic Synthesis,John Wiley and Sons,1995に記載されるものが挙げられ、これらの両方は、その全体が本明細書中に参考として援用される。本明細書中に図示および記載される経路は、説明のためのみであり、特許請求の範囲の範囲をいかなる方法でも限定することは意図されず、そのように解釈もされないべきである。当業者は、開示される合成の改変を認識すること、および本明細書中の開示に基づいて代替の経路を考案することが可能である。全てのこのような改変および代替の経路は、特許請求の範囲の範囲内である。
【実施例】
【0277】
さらなる実施形態は、以下の実施例にさらに詳細に開示される。これらの実施例は、特許請求の範囲の範囲を限定することをいかなる方法でも意図されない。
【0278】
実施例1−A
化合物1の合成(スキームI)
【化146】
[この文献は図面を表示できません]
チオグリコール酸エチル(11.14g,92.8mmol)の、400mLのDMF中の溶液に、NaOEt(14.5g,185.7mmol)を少しずつ添加した。得られた混合物を0℃で30分間撹拌した。次いで、I−1(10g,71.4mmol)をこの溶液に少しずつ添加した。この混合物を120℃で一晩撹拌した。この反応混合物を室温まで冷却し、水(300mL)で希釈し、EtOAc(300mL×3)で抽出し、合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、そして濃縮した。その残渣を石油エーテルで洗浄して、I−2(8.7g,収率59%)を淡褐色固体として得た。H NMR (CDCl, 400 MHz) δ 8.68 (dd, J = 1.6, 4.4 Hz, 1H), 8.16 (dd, J = 1.6, 8.0 Hz, 1H), 8.00 (s, 1H), 7.36 (m , 1H), 4.43 (q, J = 7.2 Hz, 2 H), 1.42 (t, J = 7.2 Hz, 3H)。MS(ESI)m/z[M+H] 208.0。
【0279】
I−2(7.5g,36.2mmol)の、300mLのDCM中の溶液に、m−CPBA(12.4g,72.4mmol)を少しずつ0℃で添加した。得られた溶液を室温で一晩撹拌し、その後、飽和aq.Naでクエンチした。その有機層を分離し、その水層をEtOAc(200mL×3)で抽出した。合わせた有機層を飽和aq.NaHCOおよびブラインで洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、そして濃縮した。その粗製生成物を石油エーテルで洗浄して、I−3(7.5g,収率93%)を白色固体として生成した。MS(ESI)m/z[M+H] 224.0。
【0280】
I−3(7.0g,31.4mmol)を60mLのAcOに添加し、この溶液を一晩加熱還流した。この反応混合物を濃縮し、その残渣を100mLのMeOHで溶解させ、そして6mLのTEAをこれに添加し、この混合物を室温で4時間撹拌し、次いでこれを濃縮し、EtOAc(500mL)で希釈し、水およびブラインで洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、そして濃縮した。その残渣を、石油エーテル/EtOAc(20:1→10:1→5:1→1:1→1:2→1:10)を用いるシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、I−4(2.8g,収率40%)を褐色固体として得た。MS(ESI)m/z[M+H] 223.8。
【0281】
フラスコに、I−4(1.0g,4.48mmol)、4−クロロフェニルボロン酸(2.11g,13.45mmol)、Cu(OAc)(4.05g,22.4mmol)、ピリジンN−オキシド(4.26g,44.8mmol)、ピリジン(2.69g,35.8mmol)、4Åのモレキュラーシーブ(1.0g)および300mLの無水DCMを入れた。この混合物を酸素雰囲気下室温で一晩撹拌した。この反応をTLCにより監視し、出発物質が消費されたら、この混合物を濃縮し、水(100mL)で希釈し、EtOAc(300mL×3)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、そして濃縮した。その残渣を、石油エーテル/EtOAc(50:1→30:1→10:1→5:1→2:1)を用いるシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、化合物1(900mg,収率60%)を淡黄色固体として得た。H NMR (DMSO−d, 400 MHz) δ 8.04−8.00 (m, 2H), 7.71 (d, J=8.4Hz, 2H), 7.60 (d, J=8.4Hz, 2H), 6.60 (d, J=9.6Hz, 1H), 4.24 (q, J=7.2Hz, 2H), 1.24 (t, J=7.2Hz, 3H)。MS(ESI)m/z[M+H] 333.9。
【0282】
化合物2を、化合物1を得るための手順に従って、1−(2−クロロピリジン−3−イル)エタノンをI−1の代わりに使用して、白色固体として調製した。H NMR (CDOD, 400 MHz) δ 8.06 (d, J=9.2 Hz, 1H), 7.70−7.67 (m, 2H), 7.50−7.48 (m, 2H), 6.68 (d, J=9.6 Hz, 1H), 4.29 (q, J=7.2 Hz, 2H), 2.69 (s, 3H), 1.35 (t, J=7.2 Hz, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H) 347.9。
【0283】
実施例1−B
化合物3の合成(スキームII)
【化147】
[この文献は図面を表示できません]
NaH(1.29g,54mmol)を、II−1(5.0g,27mmol)およびチオグリコール酸エチル(3.9g,32.4mmol)のDMF(50mL)中の撹拌混合物に0℃で添加した。この反応混合物を室温で一晩撹拌した。この反応を水(50mL)でゆっくりとクエンチし、次いでEtOAc(50mL×3)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、そして濃縮して、粗製のII−2(3.7g,粗製収率51%)を得、これを次の工程に直接使用した。
【0284】
NaOEt(1.87g,27.4mmol)を、II−2(3.7g,13.7mmol)の、30mLのEtOH中の混合物に添加し、そしてこの反応混合物を室温で2時間撹拌した。次いで、この混合物をaq.HCl(2M)でpH=2に調整し、沈殿した固体を集めて、II−3(2.4g,収率79%)を得、これを次の工程に直接使用した。
【0285】
II−3(3g,13.4mmol)およびNaOAc(2.2g,26.8mmol)の、AcO(50ml)中の混合物を、還流させながら2時間撹拌した。この混合物を室温まで冷却し、減圧中で濃縮し、この混合物をEtOAc(100mL)に溶解させ、飽和aq.NaCOおよび水で洗浄した。その有機相をNaSOで乾燥させ、減圧下で濃縮して、II−4(3g,収率84%)を得た。
【0286】
II−4(3g,11.3mmol)の無水DCM(60mL)中の撹拌溶液に、0℃でm−CPBA(5.85g,34mmol)を添加した。次いで、この混合物を室温で一晩撹拌した。その後、この混合物を飽和NaSO水溶液で洗浄し、NaSOで乾燥させ、そして減圧下で濃縮した。その残渣をEtOAcから再結晶して、II−5(2.5g,収率79%)を白色固体として生成した。
【0287】
II−5(2.5g,8.9mmol)をAcO(30mL)に溶解させ、そしてこの混合物を140℃で18時間還流した。室温まで冷却した後に、この混合物を減圧下で濃縮した。その残渣を、石油エーテル/EtOAc(20:1)を用いるシリカゲルでのカラムクロマトグラフィーにより精製して、II−6とII−6Aとの混合物(1.5g,収率52%)を黄色固体として得た。
【0288】
混合物II−6およびII−6A(1.3g,4mmol)のMeOH(65mL)中の撹拌溶液に、TEA(10mL)を室温で添加した。次いで、この混合物を1時間周囲温度で撹拌した。この混合物を減圧下で濃縮して、II−7とII−7Aとの混合物(1.0g,粗製収率88%)を黄色固体として得、これをさらに精製せずに直接使用した。
【0289】
無水DCM(50mL)中の、II−7とII−7Aとの混合物(500mg,1.8mmol)、4−クロロフェニルボロン酸(842mg,5.4mmol)、Cu(OAc)(1.63g,9mmol)、ピリジン−N−オキシド(1.71g,18mmol)およびピリジン(1.42g,18mmol)を空気中室温で80時間撹拌した。次いで、この混合物を水で洗浄し、そしてその有機相をNaSOで乾燥させ、減圧下で濃縮した。その残渣をPrep−HPLCにより精製して、化合物3(100mg,収率16%)を得た。H NMR (CDOD, 400 MHz) δ 7.96 (d, J = 9.2 Hz, 1H), 7.62 (d, J = 8.4 Hz, 2H), 7.41 (d, J=8.4 Hz, 2H), 6.43 (d, J = 9.2 Hz, 1H), 4.15 (q, J = 7.2 Hz, 2H), 1.24 (t, J = 7.2 Hz, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H):349.9。
【0290】
化合物4を、化合物3を得るための類似の手順に従って、1−(2−クロロピリジン−3−イル)プロパン−1−オンをII−1の代わりに使用して調製した。H NMR (DMSO−d, 400 MHz) δ 12.3 (brs, 1H), 8.03 (d, J = 9.6 Hz, 1H), 6.53 (d, J = 9.2 Hz, 1H), 4.29 (q, J = 7.2 Hz, 2H), 3.12 (q, J = 7.2 Hz, 2H), 1.33 (t, J = 7.2 Hz, 3H), 1.15 (t, J = 7.2 Hz, 3H)。
【0291】
実施例2
5−アシルピルフェニドンアナログの合成(スキームIII)
【化148】
[この文献は図面を表示できません]
III−1(30g,0.162mol,1当量)の、300mLの無水THF中の溶液に、n−BuLiの溶液(ヘキサン中2.5M,77.5mL,0.19mol,1.2当量)を−70℃で滴下により添加した。添加の完了後、この混合物を−70℃で20分間撹拌し、その後、N−メトキシ−N−メチルアセトアミド(33g,0.322mol,2当量)の、100mLの無水THF中の溶液を滴下により添加し、この溶液を室温まで温め、そして2時間撹拌した。この反応を飽和aq.NHCl(100mL)でクエンチし、EtOAc(300mL×3)で抽出し、その有機層をブラインで洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、そそして減圧中で濃縮した。その残渣を、石油エーテル/EtOAc(100:1)を用いるシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、III−2(14.8g,収率62%)を白色固体として得た。H NMR (DMSO−d, 400 MHz) δ 8.81 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 8.16 (dd, J = 2.4, 8.4 Hz, 1H), 6.90 (d, J = 8.8 Hz, 1H), 3.93 (s, 3H), 2.55 (s, 3H)。MS(ESI)m/z[M+H] 151.6。
【0292】
III−2(5g,33mmol)の、20mLのEtOH中の溶液に、aq.HBr(48%,60mL)を添加し、この反応混合物を一晩加熱還流した。室温まで冷却した後に、この混合物を飽和aq.NaHCOの添加により中和し、EtOAc(100mL×3)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、そして濃縮して、粗製のIII−3(3g,収率65%)を白色固体として得た。
【0293】
III−3(1当量)のDCM(0.1mmol/mL)中の溶液に、ボロン酸III−4(2当量)、Cu(OAc)(1当量)、ピリジン(10当量)およびピリジン−N−オキシド(2当量)を添加し、その後、4Åのモレキュラーシーブ(量はおよそIII−3と等しい)を添加した。この反応混合物を酸素雰囲気下室温で一晩撹拌した。TLCにより示される反応の完了後に、得られた混合物を濾過して洗浄し、その濾液をブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、そして濃縮した。その残渣をシリカゲルでのカラムクロマトグラフィーにより精製して、III−5を得た。
【0294】
化合物10(収率61%):H NMR (DMSO−d, 400 MHz) δ 8.43 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 7.90 (dd, J = 9.6, 2.4 Hz, 1H), 7.39 (d, J = 8.8 Hz, 2H), 7.06 (d, J = 8.8 Hz, 2H), 6.51 (d, J = 9.6 Hz, 1H), 3.81 (s, 3H), 2.41 (s, 3H)。
【0295】
化合物11(収率67%):H NMR (DMSO−d, 300 MHz) δ 8.42 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 7.88 (dd, J = 9.6, 2.4 Hz, 1H), 7.34 (d, J = 8.7 Hz, 2H), 7.02 (d, J = 9.0 Hz, 2H), 6.49 (d, J = 9.6 Hz, 1H), 4.68−4.64 (m, 1H), 3.40 (s, 3H), 1.28 (s, 3H), 1.26 (s, 3H)。
【0296】
化合物12(収率50%):H NMR (DMSO−d, 400 MHz) δ 8.57 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 7.95−7.92 (m, 2H), 7.87 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 7.82−7.79 (m, 2H), 6.56 (d, J = 9.6 Hz, 1H), 2.43 (s, 3H)。
【0297】
化合物13(収率78%):H NMR (DMSO−d, 400 MHz) δ 8.52 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 7.95−7.91 (m, 1H), 7.64 (d, J = 8.8Hz, 2H), 7.56 (d, J = 8.8Hz, 2H), 6.56 (d, J = 9.6Hz, 1H), 2.44 (s, 3H)。
【0298】
化合物14(収率74%):H NMR (DMSO−d, 400 MHz) δ 8.49 (d, J = 2.4Hz, 1H), 7.91 (dd, J = 9.6, 2.4 Hz, 1H), 7.56−7.52 (m, 2H), 7.40−7.35 (m, 2H), 6.53 (d, J = 9.6 Hz, 1H), 2.42 (s, 3H)。
【0299】
化合物15(収率67%):H NMR (DMSO−d, 400 MHz) δ 8.45 (d, J = 2.4Hz, 1H), 7.90 (dd, J = 9.6, 2.8 Hz, 1H), 7.46−7.41 (m, 1H), 7.03 (t, 3H), 6.52 (d, J = 9.6Hz, 1H), 3.79 (s, 3H), 2.42 (s, 3H)。
【0300】
化合物16(収率74%):H NMR (DMSO−d, 400 MHz) δ 8.53 (d, J = 2.8Hz, 1H), 7.90 (dd, J = 9.6, 2.4 Hz, 1H), 7.64−7.58 (m, 1H), 7.52−7.48 (m, 1H), 7.41−7.35 (m, 2H), 6.57 (d, J = 9.6 Hz, 2H), 2.45 (s, 3H)。
【0301】
化合物17(収率64%):H NMR (DMSO−d, 400 MHz) δ 8.55 (d, J = 2.4Hz, 1H), 7.92 (dd, J = 9.6, 2.4 Hz, 1H), 7.67−7.63− (m, 2H), 7.55 (d, J = 8.4 Hz, 2H), 6.56 (d, J = 9.6 Hz, 1H), 2.42 (s, 3H)。
【0302】
化合物18(収率23%):H NMR (DMSO−d, 400 MHz) δ 8.37 (d, J = 2.4Hz, 1H), 7.92 (dd, J = 9.6, 2.4 Hz, 1H), 7.20 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 6.95 (d, J = 2.8 Hz, 1H), 6.52 (d, J = 9.6 Hz, 1H), 4.06 (q, J = 6.8 Hz, 2H), 2.40 (s, 3H), 2.00 (s, 3H), 1.34 (t, J = 6.8 Hz, 3H)。
【0303】
化合物19(収率40%):H NMR (DMSO−d, 400 MHz) δ 10.18 (s, 1H), 8.46 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 7.91 (dd, J = 9.6, 2.4 Hz, 1H), 7.73 (s, 1H), 7.60 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.46 (t, J = 8.0 Hz, 1H), 7.12 (dd, J = 7.6, 0.8 Hz, 1H), 6.53 (d, J = 9.6 Hz, 1H), 2.41 (s, 3H), 2 .05 (s, 3H)。
【0304】
化合物20を、溶媒をアセトニトリルと交換したこと以外は一般手順に従って調製した(収率10%)。H NMR (CDCl, 400MHz) δ 8.06 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 7.97 (dd, J = 10, 2.4 Hz, 1H), 7.53−7.45 (m, 1H), 7.43−7.36 (m, 1H), 7.34−7.25 (m, 2H), 6.67 (d, J = 10 Hz, 1H), 2.45 (s, 3H). MS (ESI) m / z (M+H) 232.0。
【0305】
実施例3−A
化合物21の合成(スキームIV)
【化149】
[この文献は図面を表示できません]
5−メチル−2−ピリドンIV−1(643mg,5.9mmol)の、DCM(71mL)およびDMF(23.5mL)中の溶液に、Cu(OAc)(2.14g,11.784mmol)、4−ヒドロキシフェニルボロン酸(0.975g,7.07mmol)、ピリジン(0.95mL,11.784mmol)および活性化させた4Åのモレキュラーシーブ(7.1g)を添加した。この混合物を室温で24時間撹拌した。NHOHの濃溶液を添加し、セライトで濾過した。濾液を減圧下でエバポレートし、そして得られた粗製物質をフラッシュクロマトグラフィー(SiO;DCM/MeOH)により精製して、IV−2,600mg(収率51%)の純粋な生成物を淡黄色固体として得た。MS:m/z 202.2(M+H)。
【0306】
IV−2(250mg,1.24mmol)のDMF(9mL)中の懸濁物に、PEG−Tos(395mg,1.24mmol)、KCO(343mg,2.48mmol)を添加し、そして50℃で24時間加熱した。反応混合物をセライトパッドで濾過し、MeOHで洗浄し、そして溶媒を減圧下で除去した。その粗製物質をフラッシュクロマトグラフィー(SiO;DCM/MeOH)により精製して、純粋な生成物の化合物21(400mg,収率93%)を無色油状物として得た。MS:m/z 348.4(M+H)。
【0307】
化合物22を、化合物21を得るための類似の手順に従って、1−(3−ヒドロキシフェニル)−5−メチルピリジン−2(1H)−オンをIV−2の代わりに使用して調製した。MS:m/z=348.6(M+H)。
【0308】
実施例3−B
化合物23の合成(スキームV)
【化150】
[この文献は図面を表示できません]
V−1(4.3g,22mmol)、ボロン酸V−2(2.75g,14mmol)、ピリジン(3.58mL,43.9mmol)、ピリジンN−オキシド(4.2g,43.9mmol)、4Åのモレキュラーシーブ(300mg)およびCu(OAc)(7.95g,43.9mmol)の、無水DCM(200mL)中の混合物を、Oでパージすることにより脱気した。この反応混合物を室温で12時間撹拌した。その懸濁物を濾過し、そして濾液をブラインで洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮した。その残渣を、PE/EtOAc(10:1→2:1)を用いるシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、V−3(1.76g,収率36%)を得た。H NMR (CDCl, 300 MHz) δ 7.48 (s, 1H), 7.26−7.23 (m, 2H), 7.01−6.98 (m, 2H), 6.54 (s, 1H), 4.14 (t, J = 4.8 Hz, 2H), 3.76 (t, J = 4.8 Hz, 2H), 3.45 (s, 3H), 2.27 (s, 3H)。
【0309】
V−3(510mg,1.51mmol)の、12mLのDME/HO(v/v=5/1)中の溶液に、NaCO(320mg,3.02mmol)、V−4(317mg,2.26mmol)、Pd(dppf)Cl(110mg,0.15mmol)を添加した。この混合物を窒素でパージし、次いで一晩加熱還流した。この混合物を室温まで冷却し、水(30mL)で希釈し、EtOAc(100mL×3)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮した。その残渣を、PE/EtOAc(10:1→1:1)を用いるシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、化合物23(300mg,収率56%)を黄色油状物として生成した。H NMR (CDCl, 400 MHz) δ 7.33−7.30 (m, 2H), 7.25−7.23 (m, 2H), 7.17 (s, 1H), 7.11−7.07 (m, 2H), 7.02−7.00 (m, 2H), 6.56 (s, 1H), 4.15 (t, J = 4.8 Hz, 2H), 3.76 (t, J = 4.8 Hz, 2H), 3.45 (s, 3H), 2.12 (s, 3H)。
【0310】
化合物24を、化合物23を得るための類似の手順に従って、4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール−1−カルボン酸tert−ブチルをV−4の代わりに使用して、黄色油状物として調製した。H NMR (CDCl, 400 MHz) δ 7.58 (s, 2H), 7.30 (d, J = 8.8Hz 2H), 7.26 (s, 1H), 7.01 (d, J = 8.8 Hz, 2H), 6.58 (s, 1H), 4.15 (t, J = 4.8 Hz, 2H), 3.76 (t, J = 4.8 Hz, 2H), 3.46 (s, 3H), 2.21 (s, 3H)。
【0311】
化合物25を、化合物23を得るための類似の手順に従って、1−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールをV−4の代わりに使用して、黄色油状物として調製した。H NMR (CDCl, 400 MHz) δ 7.47 (s, 1H), 7.36 (s, 1H), 7.31−7.22 (m, 3H), 7.03−6.98 (m, 2H), 6.55 (s, 1H), 4.14 (t, J = 4.8 Hz, 2H), 3.93 (s, 3H), 3.76 (t, J = 4.8 Hz, 2H), 3.46 (s, 3H), 2.21 (s, 3H)。
【0312】
実施例3−C
化合物26の合成(スキームVI)
【化151】
[この文献は図面を表示できません]
VI−1(600mg,2.97mmol)、フェニルボロン酸(435mg,3.56mmol)、およびKCO(409mg,8.91mmol)のDME/HO(22mL,v/v=10/1)中の撹拌混合物に、Pd(dppf)Cl(436mg,0.594mmol)を添加した。この混合物を窒素で3回パージし、次いで100℃で一晩加熱した。この混合物を濃縮してDMEを除去し、HO(50mL)で希釈し、EtOAc(100mL×3)で抽出した。合わせた有機層を水およびブラインで洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮した。その粗製生成物をprep−TLC(PE/EA=5/1)により精製して、VI−2(226mg,収率38%)を得た。
【0313】
VI−2(226mg,1.13mmol)とaq.HBr(48%,10mL)との混合物を、窒素下で一晩加熱還流した。室温まで冷却した後に、この混合物を、飽和aq.NaHCOを添加することにより中和し、次いでEtOAc(80mL×3)で抽出した。合わせた有機層を水およびブラインで洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、VI−3(180mg,収率85%)を得た。
【0314】
VI−3(180mg,0.972mmol)、ボロン酸VI−4(285mg,1.46mmol)、酢酸銅(II)(528mg,2.92mmol)およびピリジン(231mg,2.92mmol)のDCM(10mL)中の撹拌混合物に、ピリジン−N−オキシド(277mg,2.92mmol)を一度に添加した。この溶液を酸素雰囲気下室温で一晩撹拌した。TLCにより示される反応の完了後に、得られた混合物を減圧中で濃縮した。その残渣を酢酸エチル(100mL)に溶解させ、濾過し、そしてその濾液をブラインで洗浄した。その有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧中で濃縮して、黄色がかった固体を得た。その粗製生成物をprep−HPLCにより精製して、化合物26(48.8mg,収率15%)を黄色固体として得た。H NMR (CDCl, 400MHz) δ 7.42−7.28 (m, 7H), 7.20 (s, 1H), 7.00 (d, J = 8.8 Hz, 2H), 6.57 (s, 1H), 4.14 (t, J = 4.8 Hz, 2H), 3.76 (t, J = 4.8 Hz, 2H), 3.46 (s, 3H), 2.15 (s, 3H)。
【0315】
実施例4
化合物27の合成(スキームVII)
【化152】
[この文献は図面を表示できません]
VII−1(2g,20mmol)をアンモニア(7mL)に−70℃で滴下により添加した。この反応混合物を−70℃で1時間撹拌し、次いでこの反応混合物を室温でさらに1時間温めた。その有機層を分離し、そしてエバポレートしてVII−2を生成し、これを次の工程に直接使用した。
【0316】
VII−2(0.69g,10mmol)、VII−3(1.56g,10mmol)、およびNaCO(1.06g,10mmol)の水(25ml)中の混合物を室温で一晩撹拌した。次いで、この混合物をEtOAc(50mL×3)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、そして濃縮した。その残渣を、PE/EtOAc(4/1)を用いるシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、VII−4(0.55g,収率24%)を得た。H NMR (CDCl, 400 MHz) δ 7.13 (s, 1 H), 6.63 (d, J = 10 Hz, 1 H), 5.88 (d, J = 10 Hz, 1 H), 5.39 (brs, 1H), 4.24−4.15 (m, 2H), 2.50−2.42 (m, 1H), 2.33−2.25 (m, 1H), 2.02−1.95 (m, 1H), 1.92−1.80 (m, 2H), 1.76−1.66 (m, 1H), 1.27−1.18 (m, 3H)。
【0317】
VII−4(1.13g,5mmol)のconc.HCl(30mL)中の溶液を密封チューブ内110℃で一晩撹拌した。その溶媒を減圧下でエバポレートして、粗製のVII−5(0.95g,粗製収率111%)を得た。H NMR (DMSO−d, 400 MHz) δ 7.85 (d, J = 8.8Hz, 1 H), 6.82 (d, J = 8.8Hz, 1 H), 2.93−2.80 (m, 2H), 2.78−2.72 (m, 2H), 2.13−2.02 (m, 2H)。
【0318】
VII−5(0.513g,3mmol)およびフェニルボロン酸VII−6(0.732g,6mmol)のアセトニトリル(30mL)中の混合物に、Cu(OAc)(1.64g,9mmol)、ピリジン(1.42g,18mmol)およびピリジン−N−オキシド(0.86g,9mmol)を添加した。この混合物を酸素雰囲気下室温で一晩撹拌した。この混合物を水(50mL)で希釈し、そしてCHCl(50mL×3)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、そして減圧下で濃縮した。その残渣を、石油エーテル/EtOAc(8:1〜1:1)を用いるシリカゲルでのカラムクロマトグラフィーにより精製して、化合物27(0.38g,収率60%)を得た。H NMR (CDCl, 400 MHz) δ 7.51−7.41 (m, 3 H), 7.33−7.31 (m, 1 H), 7.25−7.22 (m, 2 H), 6.51 (d, J = 9.2 Hz, 1 H), 2.81−2.77 (m, 2H), 2.50−2.46 (m, 2H), 2.07−2.00 (m, 2H)。MS(ESI)m/z(M+H) 212.0。
【0319】
化合物28を、化合物27を得るための類似の手順に従って、(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)ボロン酸をフェニルボロン酸(VII−6)の代わりに使用して調製した。H NMR:(CDCl, 400 MHz) δ 7.37−7.26 (m, 5 H), 6.50 (d, J = 9.2 Hz, 1 H), 2.81−2.77 (m, 2H), 2.51−2.47 (m, 2H), 2.09−2.02 (m, 2H)。MS(ESI)m/z(M+H) 295.9。
【0320】
実施例5−A
化合物29の合成(スキームVIII)
【化153】
[この文献は図面を表示できません]
オートクレーブに、VIII−1(4.0g,27.6mmol)、PtO(400mg)および50mLのTFAを入れた。この混合物を水素下(圧力2.0MPa)110℃で1日撹拌し、次いでこの溶液を濾過し、そしてその固体をMeOHで洗浄した。その濾液を減圧下で濃縮した。得られた残渣を、石油エーテル/EtOAc(10:1→5:1→1:1→1:5→EtOAc)を用いるシリカゲルでのカラムクロマトグラフィーにより精製して、VIII−2(2.1g,収率51%)を白色固体として得た。H NMR (CDCl, 400 MHz) δ 12.85 (brs, 1H), 7.16 (d, J = 6.4 Hz, 1H), 6.02 (d, J = 6.4 Hz, 1H), 2.60−2.50 (m, 4 H), 1.81−1.71 (m, 4H)。MS(ESI)m/z[M+H] 149.8。
【0321】
VIII−2(1.04g,7mmol)のCHCl(20mL)中の溶液に、Br(1.12g,7mmol)を滴下により0℃で添加した。この反応混合物を室温で2時間撹拌した。次いで、この反応混合物を氷水に注ぎ、そして形成した固体を濾過により集め、その濾液をEtOAc(50mL×3)で抽出し、その固体をEtOAc(40mL)に再度溶解させた。合わせた有機層をブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製のVIII−3(1.3g,収率61%)を得た。H NMR (CDCl, 300 MHz) δ 7.44 (s, 1H), 2.62−2.52 (m, 4H), 1.81−1.72 (m, 4H)。MS(ESI)m/z[M+H] 227。
【0322】
VIII−3(500mg,2.2mmol,1.0当量)、VIII−4(405mg,3.3mmol,1.5当量)、Cu(OAc)(1.2g,6.6mmol,3当量)、ピリジン−N−オキシド(630mg,6.6mmol,3当量)およびピリジン(520mg,6.6mmol,3当量)および4Åのモレキュラーシーブ(500mg)を150mLの無水DCMに添加した。この混合物を酸素雰囲気下室温で一晩撹拌した。この反応混合物を濾過した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、そして濃縮した。得られた残渣をEtOAcから再結晶して、VIII−5(550mg,収率83%)を得た。H NMR (CDCl, 300 MHz) δ 7.49−7.30 (m, 6H), 2.64−2.58 (m, 4H), 1.81−1.72 (m, 4H)。MS(ESI)m/z(M+H) 303.9。
【0323】
フラスコに、DME/HO(24mL,V/V=5/1)中のVIII−5(300mg,1mmol,1当量)、MeB(OH)(240mg,4.0mmol,4当量)、およびNaCO(418mg,3.0mmol,3当量)を入れた。これをNでパージし、次いでPd(PPh(115mg,0.1mmol,0.1当量)を添加した。この反応混合物をNで再度パージし、次いで110℃で一晩撹拌した。この混合物を減圧下で濃縮して溶媒を除去し、次いでこれをHO(30mL)で希釈し、EtOAc(30mL×3)で抽出し、合わせた有機層をブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮した。その残渣をprep−TLC(PE:EA=2.5:1)により精製して、化合物29(190mg,収率79%)を白色固体として得た。H NMR (CDCl, 400 MHz) δ 7.47−7.42 (m, 2H), 7.39−7.35 (m, 3H), 6.99 (s, 1H), 2.61−2.58 (m, 2H), 2.52−2.50 (m, 2H), 2.00 (s, 3H), 1.81−1.75 (m, 4H)。MS(ESI)m/z[M+H] 240.1。
【0324】
化合物30を、化合物29を得るための類似の手順に従って、(4−フルオロフェニル)ボロン酸をメチルボロン酸(VIII−6)の代わりに使用して、白色固体として調製した。H NMR (CDCl, 400 MHz) δ 7.48−7.37 (m, 5H), 7.26−7.23 (m, 2H), 7.10−7.06 (m, 3H), 2.68−2.64 (m, 2H), 2.40−2.37 (m, 2H), 1.81−1.77 (m, 2H), 1.72−1.68 (m, 2H)。MS(ESI)m/z[M+H] 320.0。
【0325】
化合物31を、化合物29を得るための類似の手順に従って、1−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールメチルボロン酸(VIII−6)の代わりに使用して調製した。H NMR (CDCl, 400 MHz) δ 7.49−7.45 (m, 3H), 7.41−7.39 (m, 3H), 7.34 (s, 1H), 7.15 (s, 1H), 3.93 (s, 3H), 2.65−2.62 (m, 2H), 2.55−2.52 (m, 2H), 1.80−1.72 (m, 4H)。MS(ESI)m/z[M+H] 306.2。
【0326】
化合物32を、化合物30を得るための類似の手順に従って、(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)ボロン酸をフェニルボロン酸(VIII−4)の代わりに使用して調製した。H NMR (CDCl, 400 MHz) δ 7.49−7.45 (m, 2H), 7.31 (d, J = 8.4 Hz, 2H), 7.26−7.22 (m, 2H), 7.11−7.06 (m, 3H), 2.66−2.63 (m, 2H), 2.40−2.37 (m, 2H), 1.81−1.74 (m, 2H),1.72−1.67 (m, 2H)。MS(ESI)m/z[M+H] 404.2。
【0327】
化合物33を、化合物31を得るための類似の手順に従って、(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)ボロン酸をフェニルボロン酸(VIII−4)の代わりに使用して調製した。H NMR (CDCl, 400 MHz) δ 7.46−7.43 (m, 3H), 7.34−7.30 (m, 3H), 7.17 (s, 1H), 3.94 (s, 3H), 2.64−2.61 (m, 2H), 2.54−2.51 (m, 2H), 1.81−1.72 (m, 4H)。MS(ESI)m/z[M+H] 390.2。
【0328】
化合物34を、化合物30を得るための類似の手順に従って、(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)ボロン酸をフェニルボロン酸(VIII−4)の代わりに使用し、そして(4−フルオロフェニル)ボロン酸をメチルボロン酸(VIII−6)の代わりに使用して調製した。H NMR (CDCl, 400 MHz) δ 7.48−7.45 (m, 2H), 7.44−7.30 (m, 3H), 7.10−6.97 (m, 4H), 2.64 (t, J = 6.0 Hz, 2H), 2.41 (t , J = 6.0 Hz, 2H), 1.82−1.76 (m, 2H), 1.72−1.66 (m, 2H)。MS(ESI)m/z[M+H] 404.0。
【0329】
化合物35を、化合物29を得るための類似の手順に従って、(4−エトキシ−2−メチルフェニル)ボロン酸をフェニルボロン酸(VIII−4)の代わりに使用し、そして1−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールをメチルボロン酸(VIII−6)の代わりに使用して調製した。H NMR (CDCl, 400 MHz) δ 7.45 (s, 1H), 7.33 (s, 1H), 7.08 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.00 (s, 1H), 6.85−6.77 (m, 2H), 4.04 (q, J = 6.8 Hz, 2H), 3.92 (s, 3H), 2.65−2.61 (m, 2H), 2.57−2.52 (m, 2H), 3.13 (s, 3H), 1.82−1.70 (m, 4H), 1.42 (t, J = 6.8 Hz, 3H)。MS(ESI)m/z[M+H] 364.1。
【0330】
化合物36を、化合物29を得るための類似の手順に従って、(4−エトキシ−2−メチルフェニル)ボロン酸をフェニルボロン酸(VIII−4)の代わりに使用し、そして4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール−1−カルボン酸tert−ブチルをメチルボロン酸(VIII−6)の代わりに使用して調製した。H NMR (CDCl, 400 MHz) δ 7.72 (s, 2H), 7.19 (s, 1H), 7.10 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 6.92 (s, 1H), 6.85−6.82 (m, 2H), 4.05 (q, J = 6.8 Hz, 2H), 2.65−2.61 (m, 2H), 2.57−2.52 (m, 2H), 2.01 (s, 3H), 1.80−1.70 (m, 4H), 1.35 (t, J = 6.8 Hz, 3H)。MS(ESI)m/z[M+H] 350.1。
【0331】
化合物37を、化合物29を得るための類似の手順に従って、(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)ボロン酸をフェニルボロン酸(VIII−4)の代わりに使用し、そして4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール−1−カルボン酸tert−ブチルをメチルボロン酸(VIII−6)の代わりに使用して、白色固体として調製した。NaCOをKPOで置き換えた。H NMR (CDCl, 400 MHz) δ 7.60−7.52 (m, 2H), 7.46 (d, J = 8.4 Hz, 2H), 7.31 (d, J = 8.4 Hz, 2H), 7.14 (s, 1H), 2.65−2.62 (m, 2H), 2.52−2.49 (m, 2H), 1.82−1.70 (m, 4H)。MS(ESI)m/z[M+H] 376.0。
【0332】
実施例5−B
化合物38の合成(スキームIX)
【化154】
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IX−1(14.2g,84.6mmol)、IX−2(10.0g,76.9mmol)、NHOAc(12.0g 153.8mmol)のHOAc(18.6g,307.6mmol)中の混合物を90分間加熱還流した。この混合物を室温まで冷却した。水(30mL)を添加し、そしてこの反応混合物をDCM(100mL×3)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮した。その粗製生成物を、石油エーテル/EtOAc(5:1→1:1)を用いるカラムクロマトグラフィーにより精製して、IX−3(12g,収率67%)を黄色固体として得た。MS(ESI)m/z[M+H] 234.1。
【0333】
IX−3(12g,52mmol)およびDMF−ジメチルアセタール(6.2g,52mmol)のDMF(30mL)中の混合物を一晩加熱還流した。次いで、これを室温まで冷却した。その溶媒を減圧下で除去し、そしてその残渣をメタノール中18%のアンモニア(50mL)で80℃で2時間処理した。その溶媒を減圧下で除去し、そして得られた残渣を、石油エーテル/EtOAc(2:1→1:2)を用いるカラムクロマトグラフィーにより精製して、IX−4(2.3g,収率21%)を黄色固体として得た。MS(ESI)m/z[M+H] 214.9。
【0334】
Br(747mg,4.67mmol)のHOAc(5mL)の溶液を、IX−4(1g,4.67mmol)のHOAc(10mL)中の撹拌溶液に滴下により添加した。添加が完了したら、この反応混合物を室温で30分間撹拌し、その後、2時間加熱還流した。この反応混合物を室温まで冷却したら、水(20mL)を添加し、得られた沈殿物を濾別して風乾した。次いで、その生成物をEtOAc(100mL)に溶解させ、その有機層を水、飽和水性炭酸水素ナトリウム、ブラインで洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮した。その粗製生成物を、石油エーテル/EtOAc(2:1→1:2)を用いるカラムクロマトグラフィーにより精製して、IX−5(1.3g,収率95%)を固体として得た。MS(ESI)m/z[M+H] 293。
【0335】
IX−5(500mg,1.7mmol)、IX−6(380mg,1.88mmol)、Cu(OAc)(923mg,5.1mmol)およびピリジン(408mg,5.1mmol)のDCM(10mL)中の撹拌溶液に、ピリジン−N−オキシド(484mg,5.1mmol)を一度に添加した。この溶液を酸素雰囲気下で一晩還流した。TLCにより示される反応の完了後に、この反応混合物を減圧中で濃縮した。その残渣を酢酸エチル(100mL)に溶解させ、濾過し、そしてその濾液をブラインで洗浄した。その有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧中で濃縮して、黄色がかった固体を得た。その粗製生成物を、石油エーテル/EtOAc(5:1→1:1)を用いるフラッシュカラムクロマトグラフィーにより精製して、IX−7(600mg,収率78%)を黄色固体として得た。MS(ESI)m/z[M+H] 453。
【0336】
IX−7(250mg,0.55mmol)、IX−8(116mg,0.83mmol)、およびNaCO(117mg,1.1mmol)のDME/HO(5mL,v:v=5:1)中の撹拌混合物に、Pd(dppf)Cl(41mg,0.055mmol)を添加した。この混合物を窒素で3回パージし、次いで100℃で一晩加熱した。この混合物を濃縮して除去し、水(30mL)で希釈し、EtOAc(30mL×3)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮した。その粗製生成物を、PE/EA(5:1→1:1)を用いるフラッシュカラムクロマトグラフィーにより精製して、化合物38(176.5mg,収率68%)を黄色固体として得た。H NMR (DMSO−d, 400 MHz) δ 8.94 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 8.08 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 7.99 (s, 1H), 7.78−7.72 (m, 4H), 7.59−7.55 (m, 2H), 7.31−7.27 (m, 2H)。MS(ESI)m/z[M+H] 469.1。
【0337】
化合物39を、化合物38を得るための類似の手順に従って、1−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールをIX−8の代わりに使用して調製した。H NMR (DMSO−d, 400 MHz) δ 8.91 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 8.33 (s, 1H), 8.19 (s, 1H), 8.09−8.06 (m, 2H), 7.74−7.70 (m, 2H), 7.60−7.57 (m, 2H), 3.87 (s, 3H)。MS(ESI)m/z[M+H] 455.0。
【0338】
実施例5−C
化合物40の合成(スキームX)
【化155】
[この文献は図面を表示できません]
HBr 48%(200mL)に溶解させたX−1(10.0g,10mmol)の混合物に、Br(12.5mL,13.4mmol)を、氷水冷却浴下で、その温度を40℃未満に維持しながら、滴下により添加した。その後、この混合物を110℃で5時間加熱した。この反応混合物を室温まで冷却し、濾過し、そして少量の水で洗浄した。そのフィルターケーキを飽和aq.NaHCOでpH7〜8まで塩基性にし、そしてEtOAc(200mL×3)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、そして濃縮して、X−2(17.2g,収率71%)を得た。H NMR (DMSO−d, 400 MHz) δ 7.95 (s, 1H), 5.20 (brs, 4H)。
【0339】
X−2(5.0g,18.9mmol)をSOCl(50mL)に溶解させた。この混合物を100℃で5時間撹拌した。過剰な溶媒を除去し、その残渣をEtOAc(200mL)で希釈し、ブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させた。濾過し、濃縮し、そしてその残渣はX−3(4.64g,収率100%)であった。化合物3を、さらに精製せずに次の工程で使用した。H NMR (DMSO−d, 400 MHz) δ 8.55 (s, 1H)。
【0340】
X−3(1.0g,4mmol)を水(10mL)に溶解させ、次いで2滴のH(30%)および2滴のconc.HClを添加した。この混合物をマイクロ波下100℃で15分間撹拌した。室温まで冷却した後に、この反応混合物をEtOAc(50mL×3)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、X−4(700mg,収率75%)を得た。X−4を、さらに精製せずに次の工程で使用した。H NMR (DMSO−d, 400 MHz) δ 11.97 (s, 1H), 7.81 (s, 1H)。
【0341】
X−4(330mg,1.4mmol)のDCM(30mL)中の溶液に、Cu(OAc)(800mg,4.4mmol)、X−5(500mg,2mmol)、ピリジン(1mL)、ピリジン−N−オキシド(400mg,4mmol)、および微細に粉砕した活性化させた4Åのモレキュラーシーブ(300mg)を添加した。この混合物をO雰囲気下室温で12時間撹拌した。この混合物をEtOAc(100mL)で希釈て濾過し、その濾液をブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、そして濃縮した。その残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc=5/1)により精製して、X−6(280mg,収率50%)を黄色固体として得た。H NMR (CDCl, 400 MHz) δ 7.67 (s, 1H), 7.50−7.48 (m, 2H), 7.41−7.39 (m, 2H)。
【0342】
X−6(230mg,0.58mmol)、X−7(100mg,0.71mmol)およびKCO(300mg,2.17mmol)を22mLのDME/HO(v/v=10/1)に入れた。この反応混合物をNにより3回脱気し、次いでPd(PPh(60mg,0.052mmol)を添加した。この反応混合物を3時間還流した。室温まで冷却した後に、この混合物をEtOAc(60mL)で希釈し、そして濾過した。その濾液をブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、濃縮した。その残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc=5/1)により精製して、化合物40(150mg,収率63%)を黄色固体として得た。H NMR (CDCl, 400 MHz) δ 7.77−7.73 (m, 2H), 7.56−7.51 (m, 3H), 7.41 (d, J = 8.0 Hz, 2H), 7.22−7.17 (m, 2H)。MS(ESI)m/z(M+H) 407.8。
【0343】
化合物41を、化合物40を得るための類似の手順に従って、1−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールをX−7の代わりに使用して調製した。H NMR (CDCl, 400 MHz) δ 8.23 (s, 1H), 7.85 (s, 1H), 7.58 (s, 1H), 7.53 (d, J = 8.8 Hz, 2H), 7.41 (d, J = 8.8 Hz, 2H), 4.00 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H) 393.8。
【0344】
実施例5−D
化合物42の合成(スキームXI)
【化156】
[この文献は図面を表示できません]
XI−1(10g,73mmol,1当量)の、50mLのDCM中の溶液に、15mLの塩化オキサリル(1滴のDMFを添加)を添加した。この混合物を室温で18時間撹拌した。全ての揮発性物質を減圧下で除去した。その残渣を乾燥させ、そして次の工程に直接使用した(11.3g,収率100%)。この固体を30mLのDCMに溶解させ、そして200mLのCHCl−NHに−30℃で添加した。この混合物を18時間撹拌した。LCMS分析は、この反応が完了したことを示した。全ての揮発性物質を減圧下で除去して、XI−2(7g,収率71%)を得、これを次の工程に直接使用した。H NMR (DMSO−d, 400 MHz):δ 8.45 (m, 1H), 7.93 (s, 1H), 7.71 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 7.54 (s, 1H), 7.23 (m, 1H), 2.48 (s, 3H)。
【0345】
XI−2(13g,95.6mmol,1当量)と18.2mLのN,N−ジメチルホルムアミドジメチルアセタールとの混合物を50℃で2時間加熱した。後半1時間の間に、全ての揮発性物質が除去された。その残渣を室温まで冷却し、100mLの無水N,N−ジメチルホルムアミドで希釈し、次いでバッチごとの水素化ナトリウム(5g,124.3mmol,1.3当量,60%の油分散物;注意:水素の激しい発生)で注意深く処理した。この混合物を80℃で2.5時間加熱し、次いで氷冷し、25mLの2−プロパノールで注意深く処理し、次いで0〜5℃で一晩維持した。その固体を集め、次いで10mLの熱水に溶解させた。この溶液を濾過し、その濾液を氷冷し、次いで濃塩酸で滴下により処理してpHを約7.0にした。0〜5℃で3時間貯蔵した後に、沈殿した固体を集め、氷冷水で洗浄し、そして減圧中で乾燥させて、XI−3(3g,収率32%)を得た。H NMR (DMSO−d, 300 MHz):δ 8.90 (s, 1H), 8.49 (d, J =7.6 Hz, 1H), 7.51−7.43 (m, 2H), 6.61 (d, J =7.6 Hz, 1H)。
【0346】
XI−3(2.36g,15.7mmol,1当量)、N−ブロモスクシンイミド(3.1g,17.3mmol,1当量)、および50mLの1,2−ジクロロエタンの懸濁物を室温で3.5時間撹拌した。この混合物を濾過した。その固体を少量のクロロホルム、水、およびジエチルエーテルで順番に洗浄し、次いで乾燥させると、XI−4(0.8g,収率23%)が残った。MS(ESI)m/z(M+H) 226.8。
【0347】
フラスコに、XI−4(0.6g,2.67mmol,1当量)、XI−5(1.1g,5.33mmol,2当量)、Cu(OAc)(1.45g,8mmol,3当量)、ピリジン(2.1g,26.7mmol,10当量)、ピリジン−N−オキシド(0.76gmg,8.01mmol,3当量)、200mgの4Åのモレキュラーシーブおよび45mLのCHClを入れた。この混合物を酸素雰囲気下室温で18時間撹拌した。LCMS分析は、この反応が完了したことを示した。全ての揮発性物質を減圧下で除去した。その残渣を水で希釈し、酢酸エチル(100mL×3)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、そして濃縮して、褐色油状物を得た。石油エーテル/EtOAc(3:1→1:1)を用いるシリカゲルでのカラムクロマトグラフィーにより精製して、XI−6(0.5g,収率50%)を得た。MS(ESI)m/z(M+H) 386.8。
【0348】
フラスコに、XI−6(140mg,0.36mmol,1当量)、XI−7(76mg,0.54mmol,1.5当量)、KCO(100mg,0.72mmol,2当量)、Pd(dppf)Cl(13mg,0.018mmol,0.05当量)、10mLのDMEおよび2mLのHOを入れ、次いでこれを窒素で3回フラッシュした。この混合物を100℃で18時間加熱した。LCMS分析は、この反応が完了したことを示した。全ての揮発性物質を減圧下で除去した。その残渣を水で希釈し、酢酸エチル(50mL×3)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、そして濃縮して、褐色油状物を得た。prep−TLC(PE/EA=2/1)により精製して、化合物42(102.4mg,収率71%)を得た。H NMR (CDCl, 300MHz):δ 8.93 (m, 1H), 8.74 (d, J =7.8 Hz, 2H), 7.54−7.42 (m, 5H), 7.39−7.31 (m, 3H), 7.09 (t, J=9.0 Hz, 2H)。MS(ESI)m/z(M+H) 400.9。
【0349】
化合物43を、化合物42を得るための類似の手順に従って、1−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールをXI−7の代わりに使用して調製した。H NMR (CDCl, 400MHz):δ 9.04 (m, 1H), 8.80 (d, J = 8.4Hz, 1H), 8.22 (s, 1H), 7.80 (s, 1H), 7.58 (s, 1H), 7.56−7.51 (m, 3H), 7.40 (d, J = 8.4 Hz, 2H), 4.00 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H) 386.9。
【0350】
化合物45:フラスコに、化合物42(500mg,1.25mmol,1当量)およびPd/C(50mg)、30mLのMeOHおよび3mLのHOを入れた。この混合物を水素(45Psi)下で18時間撹拌した。LCMS分析は、この反応が完了したことを示した。この混合物を濾過した。その濾液を濃縮し、そしてprep−TLC(PE/EA=2/1)により精製して、化合物45を白色固体として得た(300mg,収率59%)。H NMR (CDCl, 400MHz):δ 7.45 (d, J = 8.8 Hz, 2H), 7.36−7.26 (m, 4H), 7.14 (t, J=8.8 Hz, 2H), 6.99 (s, 1H), 4.30 (s, 1H), 3.29 (m, 2H), 2.67 (t, J = 6.4 Hz, 2H), 1.93 (m, 2H)。MS(ESI)m/z(M+H) 404.9。
【0351】
化合物44を、化合物45を得るための類似の手順に従って調製した。H NMR (CDCl, 300MHz):δ 7.41 (s, 1H), 7.36−7.32 (m, 3H), 7.20−7.15 (m, 2H), 6.90 (s, 1H), 4.41 (brs, 1H), 3.85 (s, 3H), 3.20 (m, 2H), 2.54 (m, 2H), 1.82 (m, 2H)。MS(ESI)m/z(M+H) 390.9。
【0352】
化合物395を、化合物43を得るための類似の手順に従って、(4−シアノフェニル)ボロン酸をXI−5の代わりに使用して調製した。H NMR (CDCl, 400MHz) δ 9.10 (dd, J = 1.6 Hz, 4.4 Hz, 1H), 8.79 (dd, J = 2.0, 8.0Hz, 1H), 8.21 (s, 1H), 7.85 (d, J = 8.4 Hz, 2H), 7.79 (s, 1H), 7.65 (d, J = 8.4 Hz, 2H), 7.56−7.52 (m, 2H), 3.99 (s, 3H). MS (ESI) m / z (M+H) 328.0。
【0353】
【化157】
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種々のR基を有するXI−6を、XI−6の合成において記載された類似の手順に従って調製し得る。最後のSuzukiカップリング工程を、本明細書中に記載されるような方法1または方法2のいずれかを使用して行った。化合物571、572および579〜581を、XI−6と対応するXI−8とのSuzukiカップリングによって、記載された標準的な手順方法を使用して、KPOをKCOの代わりに使用して調製した。そのHCl塩を、これらの化合物をaq.HCl(1.0M,1.1当量)と0℃でジオキサン中で20分間反応させ、次いで濃縮して減圧中で乾燥させることによって、調製した。
【0354】
化合物571:H NMR (CDCl, 400MHz) δ 9.03 (dd, J = 2.0, 5.2 Hz, 1H), 8.79 (dd, J =1.6, 8.0Hz, 1H), 8.20 (s, 1H), 7.79 (s, 1H), 7.56 (s, 1H), 7.53−7.50 (m, 3H), 7.43 (d, J =6.8 Hz, 2H), 3.99 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H) 385.0。
【0355】
化合物572:H NMR (DMSO−d, 400MHz) δ 12.90 (s, 1H), 9.09 (dd, J = 2.0, 4.8 Hz, 1H), 8.65 (dd, J =1.6, 8.0Hz, 1H), 8.43 (s, 1H), 8.11 (s, 1H), 8.01 (s, 1H), 7.66−7.63 (m, 5H)。MS(ESI)m/z(M+H) 322.9。
【0356】
化合物579:H NMR (DMSO−d, 400MHz) δ 12.88 (s, 1H), 9.09 (dd, J =1.6, 4.4 Hz, 1H), 8.64 (dd, J =1.6, 8.0Hz, 1H), 8.44 (s, 1H), 8.13 (s, 1H), 8.05 (s, 1H), 7.73 (d, J =8.8Hz, 2H), 7.66−7.62 (m, 1H), 7.58 (d, J =8.4 Hz, 2H)。MS(ESI)m/z(M+H) 373.1。
【0357】
化合物580:H NMR (DMSO−d, 300MHz) δ 12.86 (s, 1H), 9.09 (dd, J = 1.8, 4.5 Hz, 1H), 8.65 (dd, J = 1.8, 8.1Hz, 1H), 8.43 (s, 1H), 8.10 (s, 1H), 7.86 (s, 1H), 7.65−7.62 (m, 1H), 7.30−7.23 (m, 1H), 6.99 (d, J = 2.4Hz, 1H), 6.93−6.89 (m,1H), 4.09 (q, J =7.2Hz, 2H), 2.07 (s, 3H), 1.37 (t, J =7.2Hz, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H) 347.1。
【0358】
化合物581:H NMR (DMSO−d, 300MHz) δ 12.90 (s, 1H), 9.09 (d, J = 3.0 Hz, 1H), 8.66 (d, J = 7.2Hz, 1H), 8.34 (s, 1H), 8.08−8.04 (m, 4H), 7.85 (d, J = 8.1Hz, 2H), 7.67−7.64 (m, 2H)。MS(ESI)m/z(M+H) 314.1。
【0359】
実施例5−E
化合物46の合成(スキームXII)
【化158】
[この文献は図面を表示できません]
HBr 48%(200mL)に溶解させたXII−1(10.0g,10mmol)の混合物に、Br(12.5mL,13.4mmol)を、氷水冷却浴下で、その温度を40℃未満に維持しながら、滴下により添加した。その後、この混合物を110℃で5時間加熱した。この反応混合物を室温まで冷却し、濾過し、そして少量の水で洗浄した。そのフィルターケーキを飽和aq.NaHCOでpH7〜8まで塩基性にし、そしてEtOAc(200mL×3)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、そして濃縮して、XII−2(17.2g,収率71%)を得た。H NMR (DMSO−d, 400 MHz) δ 7.95 (s, 1H), 5.20 (brs, 4H)。
【0360】
XII−2(5.0g,18.9mmol)および水性グリオキサール(40%,5mL)をn−BuOH(15mL)に溶解させ、この混合物を80℃で2時間撹拌した。この反応混合物を室温まで冷却し、固体を析出させ、濾過し、PEで洗浄し、そして減圧中で乾燥させて、XII−3(5.0g,収率92%)を黄色固体として得、これを、さらに精製せずに次の工程で使用した。H NMR (CDCl, 400 MHz) δ 9.18 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 9.11 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 8.84 (s, 1H)。
【0361】
XII−3(5.0g,17.3mmol)およびNaOMe(1.4g,26mmol)をMeOH(60mL)に溶解させ、次いでこの混合物を60℃で0.5時間撹拌した。その溶媒を除去し、EtOAc(100mL)で希釈し、ブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、そして濃縮して、XII−4(3.7g,収率89%)を薄黄色固体として得、これをさらに精製せずに次の工程で使用した。H NMR (CDCl, 300 MHz) δ 9.05 (d, J = 1.8 Hz, 1H), 8.88 (d, J = 1.8 Hz, 1H), 8.46 (s, 1H), 4.17 (s, 3H)。
【0362】
XII−4(2.0g,8.4mmol)およびNaSEt(3.2g,38mmol)をDMF(30mL)に溶解させ、この混合物を60℃で1.5時間撹拌した。この反応混合物を室温まで冷却し、水(30mL)で希釈し、そしてconc.HClでpH=6〜7まで酸性にした。その沈殿物を濾過により集め、水で洗浄し、そして減圧中で乾燥させて、XII−5(1.9g,収率100%)を褐色固体として得た。H NMR (DMSO−d, 400 MHz) δ 8.84 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 8.57 (d, J = 1.6 Hz, 1H), 7.95 (s, 1H)。
【0363】
XII−5(2.0g,10mmol)のDCM(100mL)中の溶液に、酢酸銅(II)(3.6g,20mmol)、XII−6(2.0g,12mmol)、ピリジン(3mL)、ピリジン−N−オキシド(1.9g,20mmol)および微細に粉砕した活性化させた4Åのモレキュラーシーブ(3.0g)を添加した。この混合物をO雰囲気下室温で18時間撹拌した。その溶媒をエバポレートし、そしてその残渣をAcOEt(150mL)で希釈し、そして濾過した。その濾液をブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、そして濃縮した。その残渣を、石油エーテル/EtOAc(1:1〜1:2)を用いるシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、XII−7(400mg,収率12%)を黄色固体として得た。MS(ESI)m/z(M+H) 386。
【0364】
化合物46を、化合物42を得るための類似の手順に従って調製した(75mg,収率72%)。H NMR (CDOD, 400 MHz) δ 9.01 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 8.89 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 7.83 ( s, 1H), 7.73−7.70 (m, 2H), 7.68−7.65 (m, 2H), 7.51 (d, J = 8.0 Hz, 2H),7.21−7.16 (m, 2H)。MS(ESI)m/z(M+H) 401.9。
【0365】
化合物47を、化合物46を得るための類似の手順に従って、1−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールをXII−8の代わりに使用して調製した。H NMR (CDOD, 400 MHz) δ 9.01 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 8.89 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 8.35 (s, 1H), 8.04 (m, 2H), 7.73−7.70 (m, 2H), 7.55−7.50 (m, 2H), 3.97 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H) 387.9。
【0366】
【化159】
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化合物397を、化合物47を得るための類似の手順に従って、XII−6aをXII−6の代わりに使用して調製した。H NMR (CDCl, 400 MHz) δ 8.98 (d, J =2.0 Hz, 1H), 8.90 (d, J =2.0 Hz, 1H), 8.13 (s, 1H), 7.80 (s, 1H), 7.64 (s, 1H), 7.55−7.52 (m, 2H), 7.47−7.45 (m, 2H), 4.00 (s, 3H)。MS(ESI)m/z[M+H] 337.9。
【0367】
化合物398を、化合物397を得るための類似の手順に従って、(4−シアノフェニル)ボロン酸をXII−6aの代わりに使用して調製した。H NMR (CDCl, 400 MHz) δ 9.00 (d, J =2.0 Hz, 1H), 8.93 (d, J =2.0 Hz, 1H), 8.14 (s, 1H), 7.89−7.87 (m, 2H), 7.81 (s, 1H), 7.71−7.67 (m, 2H), 7.64 (s, 1H), 4.00 (s, 3H)。MS(ESI)m/z[M+H] 328.9。
【0368】
【化160】
[この文献は図面を表示できません]
XII−7a(400mg,1.2mmol,1当量)のDMF(4mL)中の溶液に、aq.KPO(2M,1.2mL,2.4mmol,2当量)、XII−8b(425mg,1.44mmol,1.2当量)、Pd(PPh(67mg,0.06mmol,0.05当量)を添加した。この混合物を窒素でパージし、次いで80℃で5時間加熱した。この混合物を室温まで冷却し、水(20mL)で希釈し、EtOAc(30mL×3)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮した。その残渣をフラッシュクロマトグラフィー(PE/EA=1/3)により精製して、化合物399(90mg,収率24%)を得た。H NMR (CDCl, 400 MHz) δ 8.99 (d, J =2.0 Hz, 1H), 8.93 (d, J =2.0 Hz, 1H), 8.15 (s, 2H), 7.68 (s, 1H), 7.56−7.52 (m, 2H), 7.48−7.46 (m, 2H)。MS(ESI)m/z[M+H] 323.9。
【0369】
化合物399(85mg,0.365mmol)のMeOH(5mL)およびCHCN(5mL)中の混合物に、aq.HCl(0.2M,2mL,0.4mmol,1.1当量)を添加した。0.5時間撹拌した後に、その溶媒を減圧下で除去し、そしてその残渣を減圧中で乾燥させて、塩酸塩化合物399aを黄色固体として得た(120mg,収率91%)。H NMR (DMSO−d, 400 MHz) δ 9.12 (d, J =2.0 Hz, 1H), 8.95 (d, J =2.0 Hz, 1H), 8.28 (s, 2H), 8.11 (s, 1H), 7.68−7.62 (m, 4H)。MS(ESI)m/z[M+H] 323.9。
【0370】
化合物400を、化合物399を得るための類似の手順に従って、XII−7をXII−8bで置き換えることにより調製した。H NMR (CDOD, 400 MHz) δ 9.09 (d, J =1.6 Hz, 1H), 8.88 (d, J =1.6 Hz, 1H), 8.35−8.20 (m, 2H), 8.05 (s, 1H), 7.71−7.68 (m, 2H), 7.52−7.50 (m, 2H)。MS(ESI)m/z[M+H] 374.2。
【0371】
化合物400の塩酸塩を、化合物399aを得るための類似の手順に従って、黄色固体として調製した。H NMR (DMSO−d, 400 MHz) δ 9.12 (d, J =2.0 Hz, 1H), 8.95 (d, J =2.0 Hz, 1H), 8.29 (s, 2H), 8.16 (s, 1H), 7.76−7.73 (m, 2H), 7.62−7.59 (m, 2H)。MS(ESI)m/z[M+H] 374.0。
【0372】
化合物573および574を、化合物399の合成に記載された類似の手順に従って調製した。対応するHCl塩もまた、化合物399aの合成において記載された類似の手順に従って調製した。
【0373】
化合物573:H NMR (DMSO−d, 400 MHz) δ 12.93 (s, 1H), 9.11 (d, J =1.6 Hz, 1H), 8.93 (d, J =1.6 Hz, 1H), 8.37 (s, 1H), 8.12−8.06 (m, 4H), 7.84−7.82 (m, 2H)。MS(ESI)m/z(M+H) 315.0。
【0374】
化合物574:H NMR (DMSO−d, 400 MHz) δ 12.93 (s, 1H), 9.12 (s, 1H), 8.94 (s, 1H), 8.40 (s, 1H), 8.11 (s, 1H), 7.98 (s, 1H), 7.32 (m, 1H), 7.00 (m, 1H), 6.91 (m, 1H), 4.10 (q, J =6.8 Hz, 2H), 2.09 (s, 3H), 1.37 (t, J =6.8 Hz, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H) 348.1。
【0375】
化合物575:XII−7(300mg,0.78mmol)のDMF(5mL)中の溶液に、Pd(OAc)(9mg,0.039mmol)、EtN(240mg,2.4mmol)、HCOOH(72mg,1.5mmol)およびPPh(20.4mg,0.078mmol)を添加した。この混合物を窒素で3回パージし、次いで窒素下60℃で12時間加熱した。室温まで冷却した後に、この混合物を濃縮し、その残渣をHOとEtOAcとの間で分配した。その有機層をブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、減圧中で濃縮した。その粗製残渣を、溶出液としてEAを使用するシリカゲルでのカラムクロマトグラフィーにより精製して、化合物575(146mg,収率61%)を得た。H NMR (DMSO−d, 300 MHz) δ 9.02 (d, J=1.5 Hz, 1H), 8.88 (d, J=1.8 Hz, 1H), 7.89 (d, J=7.5 Hz, 1H), 7.70 (d, J=8.7 Hz, 2H), 7.60 (d, J=8.4 Hz, 2H), 6.82 (d, J=7.5 Hz, 1H)。
【0376】
化合物577を、XII−7とXII−8bとの、DMF/HO中100℃で12時間のSuzukiカップリング、その後、1,3−ジオキソラン−2−オンとのNaOHの存在下での反応によって、調製した。H NMR (DMSO−d, 300 MHz) δ 9.12 (s, 1H), 8.95 (s, 1H), 8.42 (s, 1H), 8.15 (s, 1H), 8.07 (s, 1H), 7.75 (d, J=8.7 Hz, 2H), 7.61 (d, J=8.7 Hz, 2H), 4.18 (d, J=5.7 Hz, 2H), 3.77 (d, J=6.9 Hz, 2H)。
【0377】
【化161】
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化合物576を、本明細書中に記載される標準的な手順を使用し、XII−4とXII−8bとのSuzukiカップリングによって、その後、DCM中でBBrと反応させて、調製した。H NMR (DMSO−d, 300 MHz) δ 12.83 (s, 1H), 9.04 (s, 1H), 8.84 (s, 1H), 8.17 (s, 1H), 7.82 (s, 1H)。
【0378】
化合物578を、化合物576の合成に記載された類似の手順に従って、1−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールをXII−8bの代わりに使用して調製した。H NMR (DMSO−d, 300 MHz) δ 8.99 (s, 1H), 8.80 (s, 1H), 8.27 (s, 1H), 7.93 (s, 1H), 7.84 (s, 1H), 3.88 (s, 3H)。
【0379】
実施例5−F
化合物48の合成(スキームXIII)
【化162】
[この文献は図面を表示できません]
XIII−1(10.3g,73.4mmol,1当量)の、46mLの酢酸、20mLの水、1.4mLの濃硫酸および過ヨウ素酸(3.5g,18mmol,0.25当量)中の懸濁物を90℃で15分間撹拌し、これによって溶液を得た。ヨウ素結晶(7.7g,30.1mmol,0.4当量)を少しずつ添加し、そして20分後、濃厚な黄色沈殿物が形成された。この混合物を冷却し、そして飽和チオ硫酸ナトリウム(50mL)を添加した。その固体を濾過し、そして飽和チオ硫酸ナトリウム(50mL)、その後水で洗浄した。その固体を減圧下で乾燥させて、XIII−2(14g,収率72%)を得た。
【0380】
XIII−2(15g,56.4mmol,1当量)の、35mLのジクロロリン酸フェニル中の懸濁物を180℃で30分間加熱し、これによって褐色溶液を得た。TLC分析(PE:EA=10:1)は、この反応が完了したことを示した。この溶液を冷却し、次いで氷/水に注ぎ、固体NaHCOを少しずつ添加することにより中和し、そして酢酸エチル(150mL×3)で抽出し、次いでaq.NaHCO(5%,50mL)で洗浄した。その有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、そして濃縮して、褐色固体を得た。その粗製生成物を、石油エーテル/EtOAc(5:1→2:1)を用いるシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、XIII−3を黄色固体として得た(14g,収率87%)。MS(ESI)m/z(M+H) 284.7。
【0381】
ビニルマグネシウムブロミドの溶液(66mL,66mmol,3.4当量,2−メチルテトラヒドロフラン中1.0Mの溶液)に、窒素下−70℃で、XIII−3(5.5g,19.3mmol,1当量)の、120mLの乾燥テトラヒドロフラン中の溶液を、滴下により45分間かけて添加した。−70℃で30分後、TLC分析(PE:EA=3:1)は、出発物質が完全に消費されたことを示した。この反応を飽和塩化アンモニウム(50mL)でクエンチした。この混合物を酢酸エチル(150mL×3)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、そして濃縮して、褐色油状物を得た。これを、石油エーテル/EtOAc(5:1→2:1)を用いるシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、XIII−4(0.5g,収率9%)を得た。MS(ESI)m/z(M+H) 278.8。
【0382】
フラスコに、XIII−4(450mg,1.6mmol,1当量)、NaOMe(864mg,16mmol,10当量)および8mLのDMFを入れた。この混合物を130℃で18時間加熱した。LCMS分析は、この反応が完了したことを示した。この反応混合物を室温まで冷却し、水で希釈し、酢酸エチル(50mL×3)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、そして濃縮して、XIII−5(0.2g,収率46%)を得た。MS(ESI)m/z(M+H) 274.8。
【0383】
XIII−7を、化合物42を得るための類似の手順に従って、1−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール(XIII−6)をXI−7の代わりに使用して調製した。(150mg,収率51%)。MS(ESI)m/z(M+H) 228.9。
【0384】
XIII−7(100mg,0.44mmol,1当量)のDMF(5mL)中の溶液に、NaH(鉱油中60%,35mg,0.88mmol,2当量)を添加した。30分間撹拌した後に、MeI(75mg,0.53mmol,1.2当量)を添加した。この混合物を室温で2時間撹拌した。次いで、これを水でゆっくりとクエンチし、EtOAc(30mL×3)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、そして濃縮した。その残渣をprep−TLC(PE/EA=1:2)により精製して、XIII−8(90mg,収率85%)を得た。MS(ESI)m/z(M+H) 243.0。
【0385】
XIII−8(90mg,0.374mmol)の、10mLのaq.HBr(48%)中の混合物を一晩加熱還流した。室温まで冷却した後に、この混合物を飽和aq.NaHCOの添加により中和し、DCM/i−PrOH(30mL×3,v/v=9/1)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、そして濃縮して、粗製のXIII−9(70mg,収率82%)を得た。MS(ESI)m/z(M+H) 229.0。
【0386】
化合物48を、XII−7を得るための類似の手順に従って調製した。(51.9mg,収率43%)。H NMR (CDCl, 300MHz):δ 7.63 (s, 1H), 7.53 (s, 1H), 7.42 (d, J = 8.7 Hz, 2H), 7.27 (d, J = 8.7 Hz, 2H), 7.03 (d, J = 3.0 Hz, 1H), 6.95 (s, 1H), 6.39 (d, J = 3 Hz, 1H), 4.10 (s, 3H), 3.90 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H) 388.9。
【0387】
化合物49を、化合物48を得るための類似の手順に従って、1−プロペニルマグネシウムブロミドをビニルマグネシウムブロミドの代わりに使用し、そして(4−フルオロフェニル)ボロン酸をXIII−6の代わりに使用して調製した。H NMR (CDCl, 300MHz) δ 7.43 (d, J = 8.7 Hz, 2H), 7.32−7.29 (m, 4H), 7.02 (t, J = 8.4 Hz, 2H), 6.77 (s, 1H), 6.71 (s, 1H), 4.08 (s, 3H), 1.69 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H) 416.9。
【0388】
【化163】
[この文献は図面を表示できません]
XIII−7aを、化合物42を得るための類似の手順に従って調製した。MS(ESI)m/z(M+H) 246.9。
【0389】
XIII−7a(400mg,1.63mmol,1当量)の、10mLのDMF中の溶液に、NaH(鉱油中60%の分散物,98mg,2.44mmol,1.5当量)を0℃で添加した。この混合物を0℃で30分間撹拌した。その後、BnBr(417mg,2.44mmol,1.5当量)をこのフラスコに添加した。得られた混合物を室温で16時間撹拌した。TLC(PE/EA=5/1)分析は、この反応が完了したことを示した。この混合物を水で希釈し、EtOA(50mL×3)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、そして濃縮して、黄色油状物を得た。シリカゲルでのカラムクロマトグラフィー(PE/EA=5/1)により精製して、XIII−8a(250mg,収率46%)を得た。MS(ESI)m/z(M+H) 336.9。
【0390】
フラスコに、XIII−8a(250mg,0.74mmol,1当量)、KOH(499mg,8.9mmol,12当量)、L(97mg,0.23mmol,0.3当量)、10mLのジオキサンおよび10mLのHOを入れた。このフラスコを窒素でフラッシュし、次いでPd(dba)(37mg,0.04mmol,0.05当量)を添加した。この混合物を窒素で再度フラッシュし、そして10時間加熱還流した。LCMS分析は、この反応が完了したことを示した。この混合物を室温まで冷却し、水(20mL)で希釈し、酢酸エチル(50mL×3)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、そして濃縮した。prep−TLC(PE/EA=1/1)により精製して、化合物590(200mg,収率85%)を得た。MS(ESI)m/z(M+H) 318.9。
【0391】
化合物392を、化合物48を得るための類似の手順に従って、化合物590とXIII−10とのSuzukiカップリングによって調製した(収率19%)。H NMR (CDCl, 400MHz) δ 7.53−7.50 (m, 4H), 7.36−7.27 (m, 7H), 7.19 (d, J =2.8 Hz, 1H), 7.14 (t, J = 8.4 Hz, 2H), 7.01 (s, 1H), 6.46 (d, J = 2.8 Hz, 1H), 5.86 (s, 2H)。MS(ESI)m/z(M+H) 479.1。
【0392】
化合物392(220mg,0.51mmol,1当量)およびDMSO(400mg,5.14mmol,10当量)の、20mLのTHF中の溶液に、KOt−Bu(1.15g,10.28mmol,20当量)を0℃で添加した。この混合物を酸素下室温で18時間撹拌した。この反応を水でクエンチし、EtOAcで抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、そして濃縮した。prep−TLC(PE:EA=1:1)により精製して、化合物591を白色固体として得た(140mg,収率70%)。H NMR (DMSO−d, 400MHz) δ 12.37 (s, 1H), 7.69−7.65 (m, 4H), 7.51 (d, J=8.4 Hz, 2H), 7.44 (t, J=2.8 Hz, 1H), 7.29−7.25 (m, 3H), 6.48 (t, J=2.4 Hz, 1H)。MS(ESI)m/z(M+H) 388.9。
【0393】
化合物591(200mg,0.52mmol,1当量)の、5mLのDMF中の溶液に、CsCO(336mg,1.03mmol,2当量)を室温で添加した。この混合物を30分間撹拌した。MeI(146mg,1.03mmol,2当量)をこのフラスコに添加した。この混合物を室温で18時間撹拌した。この混合物を水で希釈し、EtOAcで抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、そして濃縮して、黄色固体を得た。prep−TLC(PE:EA=1:1)により精製して、化合物592を薄黄色固体として得た(90mg,収率43%)。HNMR (DMSO−d, 400MHz) δ 7.68−7.64 (m, 4H), 7.52 (d, J=8.0 Hz, 2H), 7.48 (d, J=2.8 Hz, 1H), 7.31−7.26 (m, 3H), 6.42 (d, J=2.8 Hz, 1H), 4.11 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H) 403.1。
【0394】
化合物394を、化合物392を得るための類似の手順に従って、4−ブロモ−7−クロロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジンをXIII−4の代わりに使用し、XIII−6をXIII−6aの代わりに使用し、そしてヨウ化メチルをBnBrの代わりに使用して調製した。H NMR (CDCl, 400MHz) δ 7.70 (s, 1H), 7.60 (s, 1H), 7.49 (d, J = 8.4 Hz, 2H), 7.34 (d, J = 8.4 Hz, 2H), 7.10 (d, J=2.8 Hz, 1H), 7.02 (s, 1H), 6.46 (d, J=2.8 Hz, 1H), 4.20 (s, 3H), 3.97 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H) 389.0。
【0395】
【化164】
[この文献は図面を表示できません]
化合物593を、化合物48を得るための類似の手順に従って、XIII−4bをXIII−4の代わりに使用して調製した。EtIによるエチル化およびNaOMeでの処理を、化合物592およびXIII−5の合成に記載される類似の手順に従って行った。HBr加水分解後、XIII−7bを2回のSuzukiカップリング反応に供して、化合物593を白色固体として得た。H NMR (DMSO−d, 400 MHz) δ 12.94 (s, 1H), 8.05〜7.98 (m, 2H), 7.63〜7.61 (m, 2H), 7.52〜7.49 (m, 3H), 7.38 (s, 1H), 6.61 (d, J=2.4 Hz, 1H), 4.51 (q, J=7.2 Hz, 2H), 1.33 (t, J=7.2 Hz, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H) 389.1。
【0396】
HCl塩化合物593a:H NMR (DMSO−d, 400 MHz) δ 8.01 (s, 2H), 7.62 (d, J=8.8 Hz, 2H), 7.98 (s, 1H), 7.53〜7.50 (m, 3H), 7.38 (s, 1H), 6.61 (d, J=8.8 Hz, 1H), 4.51 (q, J=7.2 Hz, 2H), 1.33 (t, J=7.2 Hz, 3H)。MS(ESI)m/z[M+H] 389.1。
【0397】
化合物595を、XIII−4bとXIII−6aとのSuzukiカップリング、その後、XIII−8aの脱塩素化において上に記載された同じ手順に従う脱塩素化によって得た。H NMR (CDCl, 400 MHz) δ 11.18 (s, 1H), 7.52〜7.49 (m, 2H), 7.16〜7.11 (m, 3H), 6.97 (s, 1H), 6.41 (d, J=3.2 Hz, 1H), 4.66 (q, J = 7.2 Hz, 2H), 1.52 (t, J = 7.2 Hz, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H) 257.1。
【0398】
化合物594を、化合物48を得るための同じ手順に従って、化合物595とXIII−10とのSuzukiカップリングによって得た。H NMR (CDCl, 400 MHz) δ 7.54〜7.51 (m, 2H), 7.35 (d, J=8.4 Hz, 1H), 7.18〜7.12 (m, 3H), 7.00 (s, 1H), 6.42 (d, J=2.4 Hz, 1H), 4.62 (q, J=7.2 Hz, 2H), 1.51 (t, J=7.2 Hz, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H) 417.2。
【0399】
化合物615を、CsCOの存在下DMF中50℃で化合物593と2−(2−ブロモエトキシ)テトラヒドロ−2H−ピランとを反応させ、その後、MeOH中60℃でTsOHを使用するヒドロキシ脱保護によって、白色固体として得た。H NMR (DMSO−d, 400MHz) δ 8.12 (s, 1H), 7.83 (s, 1H), 7.64 (d, J=8.8Hz, 2H), 7.55−7.51 (m, 3H), 7.38 (s, 1H), 4.92 (t, J=5.2Hz, 1H), 4.57 (q, J=7.2Hz, 2H), 4.16 (t, J=5.6Hz, 2H), 3.76 (q, J=4.6Hz, 2H), 1.35 (t, J=7.2Hz, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H) 433.0。
【0400】
化合物596を、化合物48の調製のための類似の手順に従って調製した。H NMR (DMSO−d, 400 MHz) δ 8.13 (s, 1H), 7.82 (s, 1H), 7.66〜7.62 (m, 3H), 7.53〜7.51 (m, 2H), 7.40 (s, 1H), 7.31〜7.25 (m, 5H), 6.68 (d, J=2.8 Hz, 1H), 5.77 (s, 2H), 3.87 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H) 465.1。
【0401】
HCl塩化合物596a:H NMR (DMSO−d, 400 MHz) δ 8.11 (s, 1H), 7.80 (s, 1H), 7.64〜7.60 (m, 3H), 7.51〜7.49 (m, 3H), 7.39 (s, 1H), 7.31〜7.22 (m, 5H), 6.66 (d, J= 2.8 Hz, 1H), 5.76 (s, 2H), 3.85 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H) 465.1。
【0402】
化合物614を、KOBuを使用する化合物596のアミノ脱保護、その後、CsCOの存在下DMF中での2−(2−ブロモエトキシ)テトラヒドロ−2H−ピランとの反応、次いでMeOH中TsOHを使用するヒドロキシ脱保護によって得た。H NMR (DMSO−d, 400MHz) δ 8.12 (s, 1H), 7.82 (s, 1H), 7.63 (d, J= 6.8Hz, 2H), 7.52 (d, J= 8.4Hz, 2H), 7.47 (s, 1H), 7.38 (s, 1H), 6.60 (d, J= 2.8Hz, 1H), 4.54 (t, J=6.0Hz, 2H), 3.87 (s, 3H), 3.70 (t, J=5.6Hz, 2H)。MS(ESI)m/z(M+H) 419.1。
【0403】
化合物597を、化合物48の調製のための類似の手順に従って、(4−シアノフェニル)ボロン酸をXIII−10の代わりに使用して調製した。H NMR (DMSO−d, 400 MHz) δ 8.11 (s, 1H), 7.99 (d, J = 8.5 Hz, 2H), 7.80 (s, 1H), 7.72 (d, J = 8.5 Hz, 2H), 7.46 (d, J = 2.8 Hz, 1H), 7.35 (s, 1H), 6.60 (d, J = 2.8 Hz, 1H), 4.07 (s, 3H), 3.85 (s, 3H)。
【0404】
HCl塩化合物597a:H NMR (DMSO−d, 400 MHz) δ 8.13 (s, 1H), 8.01 (d, J = 7.5 Hz, 2H), 7.78 (m, 3H), 7.48 (s, 1H), 7.37 (s, 1H), 6.62 (s, 1H), 4.09 (s, 3H), 3.86 (s, 3H)。
【0405】
化合物600を、化合物597の調製のための類似の手順に従って、Boc−保護されたボロン酸エステルをXIII−6の代わりに使用して調製した。H NMR (DMSO−d, 400 MHz) δ 12.95 (s, 1H), 8.13 (s, 1H), 7.99 (d, J = 8.4 Hz, 2H), 7.87 (s, 1H), 7.73 (d, J = 8.4 Hz, 2H), 7.45 (d, J = 2.8 Hz, 1H), 7.37 (s, 1H), 6.61 (d, J = 2.8 Hz, 1H), 4.08 (s, 3H)。
【0406】
HCl塩化合物600a:H NMR (DMSO−d, 400 MHz) δ 8.00 (m, 4H), 7.74 (d, J = 8.0 Hz, 2H), 7.46 (m, 1H), 7.37 (s, 1H), 6.61 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 4.08 (s, 3H)。
【0407】
化合物599を、4−ブロモ−1−メチル−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7(6H)−オンと(4−クロロフェニル)ボロン酸とのSuzukiカップリング、次いでXIII−8bおよび化合物593の合成に記載された類似の手順に従う、XIII−6とのSuzukiカップリングによって、得た。H NMR (DMSO−d, 400 MHz) δ 8.10 (s, 1H), 7.78 (s, 1H), 7.57 (m, 2H), 7.50 (m, 2H), 7.44 (d, J = 2.8 Hz, 1H), 7.30 (s, 1H), 6.58 (d, J = 2.8 Hz, 1H), 4.07 (s, 3H), 3.85 (s, 3H)。
【0408】
化合物598を、化合物599の調製のための類似の手順に従って、Boc−保護されたボロン酸エステルをXIII−6の代わりに使用して調製した。H NMR (DMSO−d, 400 MHz) δ 12.95 (s, 1H), 8.13 (s, 1H), 7.88 (s, 1H), 7.59 (m, 2H), 7.52 (m, 2H), 7.45 (d, J = 2.8 Hz, 1H), 7.34 (s, 1H), 6.62 (d, J = 2.8 Hz, 1H), 4.10 (s, 3H)。
【0409】
HCl塩化合物598a:H NMR (DMSO−d, 400 MHz) δ 8.05 (d, J = 2 Hz, 2H), 7.56 (m, 2H), 7.50 (m, 2H), 7.44 (d, J = 2.8 Hz, 1H), 7.34 (s, 1H), 6.6 (d, J = 2.8 Hz, 1H), 4.07 (s, 3H)。
【0410】
化合物601および602を、化合物598の合成に記載された類似の手順に従って、対応する芳香族ボロン酸を使用して調製した。これらのそれぞれのHCl塩化合物601aおよび602aもまた、アセトニトリル中でaq.HClと反応させることによって得た。
【0411】
化合物601:H NMR (DMSO−d, 400MHz) δ 12.90 (s, 1H), 8.09 (s, 1H), 7.84 (s, 1H), 7.40 (d, J=2.4 Hz, 1H), 7.14 (d, J=8.0 Hz, 2H), 6.92 (d, J=2.0 Hz, 1H), 6.85 (d, J=8.0 Hz, 1H), 6.59 (d, J=2.8 Hz, 1H), 4.07 (m, 5H), 2.02 (s, 3H), 1.34 (t, J=6.8 Hz, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H) 349.0。
【0412】
化合物601a:H NMR (DMSO−d, 400MHz) δ 8.04 (s, 2H), 7.42 (d, J=2.8 Hz, 1H), 7.15 (d, J=8.4 Hz, 2H), 6.93 (d, J=2.4 Hz, 1H), 6.85 (d, J=8.4 Hz, 1H), 6.61 (d, J=2.8 Hz, 1H), 4.09−4.05 (m, 5H), 2.04 (s, 3H), 1.35 (t, J=6.8 Hz, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H) 348.9。
【0413】
化合物602:H NMR (DMSO−d, 400MHz) δ 12.94 (s, 1H), 8.13 (s, 1H), 7.89 (s, 1H), 7.62 (d, J=8.4 Hz, 2H), 7.51 (d, J=8.4 Hz, 2H), 7.45 (d, J=2.4 Hz, 1H), 7.38 (s, 1H), 6.62 (d, J=3.2 Hz, 1H), 4.09 (s, 3H)。
【0414】
化合物602a:H NMR (DMSO−d, 400MHz) δ 8.06 (s, 2H), 7.62 (d, J=8.0 Hz, 2H), 7.51 (d, J=8.0 Hz, 2H), 7.46 (d, J=2.8 Hz, 1H), 7.40 (s, 1H), 6.62 (d, J=2.8 Hz, 1H), 4.09 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H) 374.9。
【0415】
化合物603を、1−ベンジル−4−ブロモ−6−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7(6H)−オンのベンジル脱保護によって中間体である4−ブロモ−6−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7(6H)−オンを形成し、その後、XIII−6とのSuzukiカップリングにより調製して、最終生成物を得た。H NMR (DMSO−d, 400 MHz) δ 12.29 (s, 1H), 8.14 (s, 1H), 7.83 (s, 1H), 7.64 (d, J= 8.8Hz, 2H), 7.52 (d, J= 8.8Hz, 2H), 7.43 (m, 1H), 7.38 (s, 1H), 6.66 (m, 1H), 3.86 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H) 375.0。
【0416】
化合物604を、4−ブロモ−6−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7(6H)−オンとXII−8bとのSuzukiカップリングによって調製した。H NMR (DMSO−d, 400 MHz) δ 12.93 (s, 1H), 12.27 (s, 1H), 8.15 (s, 1H), 7.90 (s, 1H), 7.64 (d, J= 8.4Hz, 2H), 7.52 (d, J= 8.4 Hz, 2H), 7.41 (d, J= 8.4 Hz, 2H), 6.67 (d, J= 2.4 Hz, 1H)。HCl塩化合物604a:H NMR (DMSO−d, 400 MHz) δ 12.28 (s, 1H), 8.06 (s, 2H), 7.64 (d, J= 8.4Hz, 2H), 7.52 (d, J= 8.4 Hz, 2H), 7.42 (m, 2H), 6.67 (d, J= 2.4 Hz, 1H)。MS(ESI)m/z(M+H) 361.0。
【0417】
化合物609を、4−ブロモ−6−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7(6H)−オンのPd/C水素化によって、白色固体として得た。H NMR (DMSO−d, 400 MHz) δ 12.15 (s, 1H), 7.59−7.57 (m, 2H), 7.51−7.49 (m, 2H), 7.35 (t, J = 2.6 Hz, 1H), 7.17 (d, J = 7.2 Hz, 1H), 6.62 (d, J = 7.2 Hz, 1H), 6.37 (d, J = 2.0 Hz, 1H)。MS(ESI)m/z(M+H) 295.0。
【0418】
化合物610を、CsCOの存在下DMF中でEtIを使用する化合物609のエチル化によって得た。H NMR (DMSO−d, 400 MHz) δ7.57−7.55 (m, 2H), 7.50−7.48 (m, 2H), 7.44 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 7.16 (d, J = 7.2 Hz, 1H), 6.56 (d, J = 7.2 Hz, 1H), 6.33 (d, J = 2.8 Hz, 1H), 4.46 (q, J = 7.2 Hz, 2H), 1.31 (t, J = 7.2 Hz, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H) 322.9。
【0419】
他の化合物もまた、実施例5−Fに記載される種々の手順を使用して、調製した。
【0420】
化合物605:H NMR (CDCl, 400 MHz) δ 10.73 (s, 1H), 7.73 (s, 1H), 7.63 (s, 1H), 7.50 (d, J=8.4 Hz, 2H), 7.44 (d, J=8.4 Hz, 2H), 7.32 (s, 1H), 7.08 (s, 1H), 6.57 (d, J =2.4 Hz, 1H) , 3.98 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H) 324.9。
【0421】
化合物606:H NMR (DMSO−d, 400 MHz) δ 12.95 (s, 1H), 12.28 (s, 1H), 8.15 (s, 1H), 7.90 (s, 1H), 7.61〜7.54 (m, 4H), 7.43 (s, 1H), 7.37 (s, 1H), 6.68 (d, J =2.0 Hz, 1H)。HCl塩:MS(ESI)m/z(M+H) 310.9。MS(ESI)m/z(
【0422】
化合物607:H NMR (DMSO−d, 400 MHz) δ 12.93 (s, 1H), 12.21 (s, 1H), 8.13〜7.89 (m, 2H), 7.42〜7.41 (m, 1H), 7.20〜7.18 (m, 2H), 6.96〜6.86 (m, 2H), 6.68 (d, J= 2.4 Hz, 1H), 4.08 (q, J =6.8 Hz, 2H), 2.04 (s, 3H), 1.36 (t, J =6.8 Hz, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H) 334.9。
【0423】
化合物608:H NMR (DMSO−d, 400 MHz) δ 12.37 (s, 1H), 8.07〜8.02 (m, 4H), 7.78 (d, J= 8.8 Hz, 2H), 7.45 (d, J= 8.8 Hz, 2H), 6.70 (d, J= 2.4 Hz, 1H)。MS(ESI)m/z(M+H) 301.9。
【0424】
化合物611:H NMR (DMSO−d, 400 MHz) δ 10.97 (s, 1H), 8.01 (s, 1H), 7.71 (s, 1H), 7.41 (s, 1H), 6.98 (s, 1H), 6.50 (d, J = 2.8 Hz, 1H), 4.51 (q, J = 6.8 Hz, 2H), 3.85 (s, 3H), 1.33 (t, J = 6.8 Hz, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H) 242.9。
【0425】
化合物612:H NMR (DMSO−d, 400 MHz) δ 12.08 (s, 1H), 11.03 (s, 1H), 8.06 (s, 1H), 7.76 (s, 1H), 7.35 (s, 1H), 7.05 (d, J = 5.6 Hz, 1H), 6.58 (d, J = 2.8 Hz, 1H), 3.87 (s, 3H)。MS(ESI)m/z[M+H] 215.0。
【0426】
化合物613:H NMR (DMSO−d, 400 MHz) δ 12.91 (s, 1H), 11.00 (d, J = 3.6 Hz, 1H), 8.05 (s, 1H), 7.81 (s, 1H), 7.43 (d, J = 2.8 Hz, 1H), 7.03 (d, J = 5.2 Hz, 1H), 6.53 (d, J = 2.8 Hz, 1H), 4.54 (q, J = 7.2 Hz, 2H), 1.36 (t, J = 7.2 Hz, 3H)。MS(ESI)m/z[M+H] 229.1。
【0427】
化合物616:H NMR (DMSO−d, 400 MHz) δ 12.93 (s, 1H), 12.08 (s, 1H), 11.05 (s, 1H), 7.96 (brs, 2H), 7.35 (d, J = 2.8 Hz, 1H), 7.07 (s, 1H), 6.60 (d, J = 2.8 Hz, 1H)。MS(ESI)m/z[M+H] 201.1。
【0428】
化合物647を、化合物593の合成に記載された類似の手順に従って、XIII−4bとの反応において臭化ベンジルを臭化エチルの代わりに使用して調製した。XIII−10とのSuzukiカップリング後、KOtBuとの反応、その後、ヨウ化イソプロピルとの反応によって、ベンジルをイソプロピルで置き換えた。1−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールとの2回目のSuzukiカップリングにより、最終生成物を得た。H NMR (DMSO−d, 400 MHz) δ 8.13 (s, 1H), 7.81 (s, 1H), 7.72 (d, J=3.2 Hz, 1H), 7.63 (d, J=8.8 Hz, 2H), 7.52 (d, J=8.8 Hz, 2H), 7.38 (s, 1H), 6.67 (d, J=3.2 Hz, 1H), 5.77−5.70 (m, 1H), 3.88 (s, 3H), 1.44 (d, J=6.8 Hz, 6H)。MS(ESI)m/z(M+H) 417.1。
【0429】
化合物648を、化合物647の合成に記載された類似の手順に従って、Boc−保護されたボロン酸エステルを最後のカップリング反応において使用して調製した。H NMR (DMSO−d, 400 MHz) δ 12.96 (s, 1H), 8.14 (s, 1H), 7.89 (s, 1H), 7.71 (d, J=3.2 Hz, 1H), 7.64 (d, J=8.8 Hz, 2H), 7.52 (d, J=8.8 Hz, 2H), 7.39 (s, 1H), 6.67 (d, J=3.2 Hz, 1H), 5.77−5.71 (m, 1H), 1.44 (d, J=6.8 Hz, 6H)。MS(ESI)m/z(M+H) 403.1。
【0430】
化合物649および650を、4−ブロモ−6−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7(6H)−オンとシクロプロピルボロン酸とのSuzukiカップリング、次いで対応するボロン酸エステルとの2回目のSuzukiカップリングにより調製した。化合物649:H NMR (DMSO−d, 400 MHz) δ 8.12 (s, 1H), 7.81 (s, 1H), 7.64 (d, J=8.8 Hz, 2H), 7.53 (d, J=8.8 Hz, 2H), 7.46 (d, J=2.8 Hz, 1H), 7.38 (s, 1H), 6.57 (d, J=2.8 Hz, 1H), 4.20−4.15 (m, 1H), 3.86 (s, 3H), 1.07−0.96 (m, 4H)。MS(ESI)m/z(M+H) 415.0。化合物650:H NMR (DMSO−d, 400 MHz) δ 12.95 (brs, 1H), 8.13 (s, 1H), 7.88 (s, 1H), 7.64 (d, J=8.8 Hz, 2H), 7.52 (d, J=8.8 Hz, 2H), 7.38 (d, J=3.6 Hz, 1H), 7.40 (s, 1H), 6.58 (d, J=3.6 Hz, 1H), 4.19−4.14 (m, 1H), 1.03−0.97 (m, 4H)。MS(ESI)m/z(M+H) 401.1。
【0431】
化合物651および654を、4−ブロモ−6−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7(6H)−オンと1−クロロ−2−メトキシエタンとを、CsCOの存在下DMF中で反応させ、その後、対応するボロン酸エステルとのSuzukiカップリングによって調製した。化合物651:H NMR (DMSO−d, 400 MHz) δ 8.13 (s, 1H), 7.82 (s, 1H), 7.64 (d, J=8.8 Hz, 2H), 7.53 (d, J=8.8 Hz, 2H), 7.50 (d, J=3.2 Hz, 1H), 7.39 (s, 1H), 6.61 (d, J=3.2 Hz, 1H), 4.66 (t, J=5.6 Hz, 2H), 3.88 (s, 3H), 3.66 (t, J=5.6 Hz, 2H), 3.23 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H) 433.1。化合物654:H NMR (DMSO−d, 300 MHz) δ 12.96 (brs, 1H), 8.03 (brs, 2H), 7.63 (d, J=9.0 Hz, 2H), 7.51 (d, J=3.0 Hz, 1H), 7.49 (d, J=9.0 Hz, 2H), 7.41 (s, 1H), 6.61 (d, J=3.0 Hz, 1H), 4.66 (t, J=5.4 Hz, 2H), 3.65 (t, J=5.4 Hz, 2H), 3.23 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H) 419.1。
【0432】
化合物652および653を、4−ブロモ−6−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7(6H)−オンと1−ブロモ−2−フルオロエタンとを、CsCOの存在下DMF中で反応させ、その後、対応するボロン酸エステルとのSuzukiカップリングによって調製した。化合物652:H NMR (DMSO−d, 400 MHz) δ 12.96 (brs, 1H), 8.03 (brs, 2H), 7.64 (d, J=8.4 Hz, 2H), 7.53 (d, J=2.8 Hz, 1H), 7.52 (d, J=8.8 Hz, 2H), 7.44 (s, 1H), 6.66 (d, J=2.8 Hz, 1H), 4.85−4.75 (m, 3H), 4.69 (m, 1H)。MS(ESI)m/z(M+H) 407.1。化合物653:H NMR (DMSO−d, 400 MHz) δ 8.14 (s, 1H), 7.83 (s, 1H), 7.64 (d, J=8.8 Hz, 2H), 7.53 (d, J=2.8 Hz, 1H), 7.52 (d, J=8.8 Hz, 2H), 7.42 (s, 1H), 6.65 (d, J=2.8 Hz, 1H), 4.84−4.77 (m, 3H), 4.69 (m, 1H), 3.87 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H) 421.1。
【0433】
化合物655を、化合物593の合成に記載された類似の手順に従って、1−(ジフルオロメトキシ)−4−ヨードベンゼンをXIII−10の代わりに使用し、そしてDMSO/ジオキサン中のCuI、CsCO、および8−ヒドロキシキノリンを反応触媒として使用して、調製した。この反応混合物をNでパージし、そして110℃で一晩撹拌した。最後の工程であるカップリング反応において、Pd−118およびKPOをPd(dppf)ClおよびKCOの代わりに使用した。H NMR (DMSO−d, 400 MHz) δ 8.10 (s, 1H), 7.79 (s, 1H), 7.54−7.51 (m, 3H), 7.32−7.14 (m, 4H), 6.59 (d, J=2.8Hz, 1H), 4.51 (q, J=7.2Hz, 2H), 3.85 (s, 3H), 1.33 (t, J=7.2Hz, 3H)。
【0434】
化合物691を、化合物593の合成に記載された類似の手順に従って、4−ブロモ−1−(2−エトキシエチル)−6−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7(6H)−オンをXIII−8bの代わりに使用して調製した。H NMR (CDCl, 400 MHz) δ 7.83 (br. s., 2H), 7.51 (d, J=8.5 Hz, 2H), 7.36 (d, J=8.5 Hz, 2H), 7.29 (d, J=2.5 Hz, 1H), 7.08 (s, 1H), 6.47 (d, J=2.3 Hz, 1H), 4.76 (t, J=4.9 Hz, 2H), 3.81 (t, J=4.9 Hz, 2H), 3.45 (q, J=6.9 Hz, 2H), 1.15 (t, J=6.9 Hz, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H) 433.1。
【0435】
化合物692を、化合物593の合成に記載された類似の手順に従って、4−ブロモ−1−(2−イソプロポキシエチル)−6−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7(6H)−オンをXIII−8bの代わりに使用して調製した。H NMR (CDCl, 400 MHz) δ 7.85 (br.s., 2H), 7.52 (d, J=8.4 Hz, 2H), 7.36 (d, J=8.4 Hz, 2H), 7.31 (d, J=2.4 Hz, 1H), 7.08 (s, 1H), 6.46 (d, J=2.4 Hz, 1H), 4.74 (t, J=4.8 Hz, 2H), 3.79 (t, J=4.8 Hz, 2H), 3.52〜3.45 (m, 1H),1.09 (d, J=6.0 Hz, 6H)。
【0436】
化合物693を、ジオキサン/HO混合物中のPd−118/KPOにより触媒される、4−ブロモ−6−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−7(6H)−オンと1−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールとのSuzukiカップリングによって調製し;その後、塩化アセチルとの反応により、最終生成物を得た。H NMR (CDCl, 400 MHz) δ 7.53 (s, 1H), 7.49−7.45 (m, 2H), 7.42 (s, 1H), 7.40 − 7.34 (m, 2H), 7.28 (s, 1H), 4.28 (t, J=8.2 Hz, 2H),3.95 (s, 3H), 3.04 (t, J=8.2 Hz, 2H), 2.36 (s, 3H)。
【0437】
【化165】
[この文献は図面を表示できません]
XIII−7(2.5g,11mmol)をDCM(20mL)に溶解させ、次いでDMAP(98mg,0.66mmol)およびBocO(2.87g,13mmol)を添加した。この混合物を25℃で1時間撹拌し、次いでその溶媒を減圧中で除去して、XIII−11(3.3g,収率91.6%)を得た。
【0438】
XIII−11(4g,12.2mmol)をMeOH(40mL)に溶解させ、次いでPd/C(400mg,10%)を添加した。この混合物を水素で3回パージし、次いで70℃で40時間撹拌した。次いで、その溶媒を減圧中で除去して、XIII−12(3.1g,収率77%)を白色固体として得た。
【0439】
XIII−12(3.3g,10.3mmol)をHCl−MeOH(4M,30mL)に溶解させた。この混合物を70℃で2時間撹拌した。次いで、その溶媒を減圧中で除去して、XIII−13(2.1g,収率97%)を白色固体として得た。
【0440】
XIII−13(1.5g,6.9mmol)をsat.aq.NaHCO(20mL)およびMeOH/HO(v/v=1/1,20mL)に溶解させ、次いでDMAP(102mg,0.69mmol)およびBocO(2.27g,1.0mmol)を添加した。この混合物を25℃で48時間撹拌した。次いで、この混合物をEAで抽出し、合わせた有機相を無水NaSOで乾燥させ、濾過し、減圧中で濃縮して、黄色がかった固体を得た。その粗製生成物を精製して、XIII−14(380mg,16.8%)を白色固体として得た。
【0441】
XIII−14を、本明細書中に記載される標準的な手順に従ってXIII−10と反応させて、化合物690(230mg,41.7%)を白色固体として得た。HNMR (CDCl, 400 MHz) δ 7.51 (s, 1H), 7.44 (d, J=8.5 Hz, 2H), 7.39 (s, 1H), 7.32 (d, J=8.5 Hz, 2H), 7.20 (s, 1H), 4.11 (t, J=8.3Hz, 2H), 3.93 (s, 3H), 3.05 (t, J=8.3 Hz, 2H), 1.52 (s, 9H)。MS(ESI)m/z(M+H)477.2。
【0442】
実施例5−G
化合物50〜53の合成(スキームXIV)
【化166】
[この文献は図面を表示できません]
XIV−1(10g,64.1mmol)をPOCl(20mL)に添加し、この反応混合物を2時間加熱還流した。この混合物を室温まで冷却し、そして飽和水性NaCOに注ぎ、この混合物をEtOAcで抽出した。合わせた有機相をNaSOで乾燥させ、そして減圧下で濃縮した。その残渣をカラムクロマトグラフィー(PE:EA=10:1)により精製して、XIV−2を淡黄色固体として得た(10g,収率83%)。HNMR (CDCl, 300MHz) δ 8.45 (d, J = 5.4 Hz, 1 H), 7.48 (d, J = 5.4 Hz, 1H)。
【0443】
XIV−2(10g,52.1mmol)のDMF(60mL)中の溶液に、NaOAc(10.3g,125mmol)を添加し、この反応混合物を120℃で3時間撹拌した。この混合物を室温まで冷却し、そして水に注ぎ、EtOAcで抽出した。合わせた有機相をブラインで洗浄し、そして減圧下で濃縮して、粗製の生成物を得た。その残渣をカラムクロマトグラフィー(PE:EA=1:1)により精製して、XIV−3を淡黄色固体として得た(5.4g,収率60%)。HNMR (CDOD, 300MHz) δ 8.14 (d, J=6.0 Hz, 1H), 6.98 (d, J=6.0Hz, 1H)。
【0444】
XIV−3(5.4g,31.03mmol)のDMF(30mL)中の溶液に、NaOMe(8.4g,155.17mmol)を添加し、この反応混合物を80℃で10時間撹拌した。この混合物を室温まで冷却し、そして水に注ぎ、EtOAcで抽出した。合わせた有機相をブラインで洗浄し、そして減圧下で濃縮して、粗製の生成物を得た。その残渣をカラムクロマトグラフィー(PE:EA=1:1)により精製して、XIV−4を淡黄色固体として得た(4.5g,収率85%)。HNMR (CDCl, 300MHz) δ 11.48 (brs, 1H), 8.10 (d, J = 5.7 Hz, 1H), 6.71 (d, J = 5.7 Hz, 1H), 4.11 (s, 3H)。
【0445】
XIV−4(4.5g,26.47mmol)の水(30mL)中の懸濁物に、Br(5.3g,33.35mmol)を室温で滴下により添加し、この反応混合物を30分間撹拌し、次いで50℃で1時間加熱した。室温まで冷却した後に、この混合物を濾過し、水で洗浄し、そして減圧下で乾燥させて、XIV−5を淡黄色固体として得た(3.0g,収率46%)。HNMR (CDCl, 400MHz) δ 8.29 (s, 1H), 4.08 (s, 3H)。
【0446】
フラスコに、XIV−5(2.49g,10mmol,1当量)、XIV−6(1.25g,12mmol,1.2当量)、PPh(3.14g,12mmol,1.2当量)および30mLの無水THFを入れ、窒素で3回フラッシュした。DIAD(2.42g,12mmol,1.2当量)をこの混合物に0℃で滴下により添加した。その後、この混合物を室温まで温め、そしてさらに16時間撹拌した。TLC(PE:EA=5:1)分析は、この反応が完了したことを示した。この混合物を水で希釈し、EtOAc(100mL×3)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、そして濃縮して、黄色油状物を得た。カラムクロマトグラフィーにより精製して、XIV−7(3g,収率89%)を得た。H NMR (CDCl, 300MHz):δ 8.33 (s, 1H), 4.82 (s, 2H), 4.27 (q, J = 7.2 Hz, 2 H), 4.02 (s, 3H), 1.30 (t, J = 7.2 Hz, 3H)。
【0447】
フラスコに、XIV−7(3g,8.96mmol,1当量)、Fe粉末(2g,35.82mmol,4当量)および40mLのAcOHを入れた。この混合物を80℃で3時間加熱した。TLC(PE:EA=3:1)分析は、この反応が完了したことを示した。この混合物を室温まで冷却し、飽和aq.KPOでpH=7〜8に調整し、EtOA(100mL×3)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、そして濃縮して、黄色油状物を得た。カラムクロマトグラフィーにより精製して、XIV−8(1.5g,収率65%)を得た。MS(ESI)m/z(M+H) 260.8。
【0448】
XIV−8(1g,3.86mmol,1当量)の、15mLのDMF中の溶液に、NaH(60%,185mg,4.63mmol,1.2当量)を0℃で添加した。この混合物を0℃で30分間撹拌した。その後、BnBr(792mg,4.63mmol,1.2当量)を添加した。得られた混合物を16時間室温で撹拌した。TLC(PE:EA=3:1)分析は、この反応が完了したことを示した。この混合物を水で希釈し、EtOA(80mL×3)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、そして濃縮して、黄色油状物を得た。カラムクロマトグラフィーにより精製して、XIV−9(1.2g,収率89%)を得た。MS(ESI)m/z(M+H) 350.9。
【0449】
XIV−9(50mg,0.14mmol,1当量)の、6mLのEtOH中の溶液に、1mLのaq.HBr(40%)を添加した。この混合物を100℃で1時間加熱した。TLC(EA)分析は、この反応が完了したことを示した。この混合物を室温まで冷却し、飽和aq.NaHCOでpH=7〜8に調整し、EtOA(50mL×3)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、そして濃縮して、XIV−10(45mg,収率95%)を得た。H NMR (CDCl, 400MHz):δ 12.49 (brs, 1H), 7.26−7.22 (m, 6H), 5.64 (s, 2H), 4.73 (s, 2H)。
【0450】
XIV−12の調製は、X−6の合成に記載されたような一般手順に従った。
【0451】
化合物50を、化合物40を得るための類似の手順に従って、1−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールをX−7の代わりに使用して調製した。H NMR (CDCl, 300MHz) δ 7.56 (s, 1H), 7.51 (s, 1H), 7.30−7.17 (m, 11H), 5.58 (s, 2H), 4.65 (s, 2H), 3.86 (s, 3H)。MS(ESI)m/z[M+H] 496.9。
【0452】
化合物51を、化合物40を得るための類似の手順に従って調製した。H NMR (CDCl, 300MHz) δ 7.29−7.19 (m, 11H), 7.05−7.02 (m, 3H), 5.59 (s, 2H), 4.60 (s, 2H)。MS(ESI)m/z[M+H] 511.2。
【0453】
化合物52:フラスコに、化合物51(340mg,0.67mmol)、Pd/C(34mg,10%mol)および10mLのEtOHを入れた。この混合物を水素(50psi)下で30時間撹拌した。TLC(PE:EA=1:1)分析は、この反応が完了したことを示した。この混合物を濾過した。その濾液を濃縮して、黄色固体を得た。prep−TLCにより精製して、化合物52(190mg,収率68%)を得た。H NMR (CDCl, 400MHz) δ 8.07 (s, 1H), 7.49 (d, J=8.8 Hz, 2H), 7.40−7.38 (m, 4H), 7.12−7.10 (m, 3H), 4.74 (s, 2H)。MS(ESI)m/z[M+H] 421.2。
【0454】
化合物53:化合物52(100mg,0.24mmol,1当量)の、5mLのDMF中の溶液に、NaH(14mg,0.54mmol,1.5当量)を0℃で添加した。この混合物を0℃で30分間撹拌した。その後、MeI(50.7mg,0.54mmol,1.5当量)をこのフラスコに添加した。得られた混合物を室温で16時間撹拌した。TLC(PE:EA=1:1)分析は、この反応が完了したことを示した。この混合物を水で希釈し、EtOAc(50mL×3)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、そして濃縮して、黄色油状物を得た。prep−TLCにより精製して、化合物53(55.5mg,収率54%)を得た。H NMR (CDCl, 300MHz) δ 7.51−7.48 (m, 2H), 7.42−7.37 (m, 4H), 7.22 (s, 1H), 7.16−7.13 (m, 2H), 4.63 (s, 2H), 3.61 (s, 3H)。
【0455】
【化167】
[この文献は図面を表示できません]
XIV−8(200mg,0.77mmol,1当量)の、10mLのDMF中の溶液に、NaH(鉱油中60%の分散物,60mg,1.16mmol,1.5当量)を0℃で添加した。この混合物を0℃で30分間撹拌した。その後、PMBC(181mg,1.16mmol,1.5当量)をこのフラスコに添加した。得られた混合物を室温でさらに16時間撹拌した。TLC(PE/EA=3/1)分析は、この反応が完了したことを示した。この混合物を水(20mL)で希釈し、EtOA(30mL×3)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、そして濃縮して、黄色油状物を得た。prep−TLC(PE/EA=3/1)により精製して、XIV−9a(245mg,収率85%)を得た。MS(ESI)m/z(M+H) 379.0。
【0456】
XIV−12aを、上に説明したスキームに従って調製した。MS(ESI)m/z(M+H) 526.9。
【0457】
XIV−12a(100mg,0.19mmol)および5mLのTFAの混合物を80℃で6時間加熱した。TLC(EA)分析は、この反応が完了したことを示した。この混合物を室温まで冷却し、ほとんどのTFAをエバポレートし、その残渣を飽和aq.NaHCOで中和し、EtOAc(50mL×3)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、濃縮して、黄色固体を得た。Prep−TLC(EA)により精製して、化合物393(72.3mg,収率93%)を得た。H NMR (CDCl, 400MHz) δ 8.06 (brs, 1H), 7.67 (s, 1H), 7.63 (s, 1H), 7.48−7.45 (m, 2H), 7.38−7.35 (m, 2H), 7.22 (s, 1H), 4.81 (s, 2H), 3.95 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H) 406.9。
【0458】
化合物396を、XIV−12aを得るための類似の手順に従って、ヨウ化メチルをPMBCの代わりに使用して調製した。H NMR (CDCl, 400 MHz) δ 7.64−7.61 (m, 2H), 7.47−7.45 (m, 2H), 7.39−7.37 (m, 2H), 7.31 (s, 1H), 4.67 (s, 2H), 3.95 (s, 3H), 3.58 (s, 3H)。MS(ESI)m/z[M+H] 420.9。
【0459】
【化168】
[この文献は図面を表示できません]
XIV−5bを、XIV−3から、本明細書中に記載される標準的な手順を使用して、臭素化および(4−フルオロフェニル)ボロン酸とのSuzukiカップリングにより2工程で得た。
【0460】
XIV−5b(1.5g,5.6mmol)のconc.HCl/AcOH(14mL,v/v=1/1)中の溶液を一晩加熱還流した。室温まで冷却した後に、この混合物を減圧下で濃縮して、XIV−6bをさらに精製せずに得た(1.1g,収率78%)。
【0461】
XIV−6b(1.1g,4.4mmol)をaq.NaOH(15mL,1M)に添加した。次いで、Na(1.5g,8.8mmol)を添加した。この混合物を室温暗所で1時間撹拌した。TLC(PE/EA=1:2)によって示される反応の完了後に、この混合物をpH=5〜6まで酸性にし、次いでEAで抽出した。その有機層をブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、減圧中で濃縮して、XIV−7bをさらに精製せずに得た(0.8g,収率83%)。
【0462】
XIV−7b(0.8g,3.6mmol)のCHC(OEt)(10mL)中の混合物を一晩加熱還流した。室温まで冷却した後に、この混合物を濾過し、そのフィルターケーキをEA/PE(1:1)で洗浄して、粗製のXIV−8b(340mg,収率39%)を得た。
【0463】
化合物568を、本明細書中に記載される標準的な手順を使用して、XIV−8bとXIV−11とのSuzukiカップリングによって得た。H NMR (メタノール−d, 300MHz) δ 7.78 (s, 1H), 7.72−7.67 (m, 2H), 7.55−7.51 (m, 2H), 7.41 (d, J =8.4 Hz, 2H), 7.16−7.10 (m, 2H), 2.59 (s, 3H)。
【0464】
実施例5−H
化合物54〜59の合成(スキームXV)
【化169】
[この文献は図面を表示できません]
XV−1(15g,96.2mmol)のAcOH(120mL)中の溶液に、Br(16.7g,105.8mmol)を添加した。添加後、この反応混合物を70℃で30分間撹拌した。次いで、この反応混合物を氷水に注ぎ、得られた沈殿物を濾過により集め、水で洗浄し、そして減圧中で乾燥させて、XV−2を黄色固体として得た(14g,収率60%)。H NMR (DMSO−d, 400MHz) δ 7.85 (s, 1H)。
【0465】
XV−2(2g,8.5mmol)をPOClOPh(10mL)に添加し、次いでこの反応混合物を2時間加熱還流した。この混合物を室温まで冷却し、そして飽和aq.NaCOで中和し、この混合物をEtOAcで抽出した。合わせた有機相をNaSOで乾燥させ、そして減圧下で濃縮した。その残渣をカラムクロマトグラフィー(PE:EA=10:1)により精製して、XV−3を淡黄色固体として得た(1.5g,収率65%)。HNMR (CDCl, 300MHz) δ 8.71 (s, 1 H)。
【0466】
XV−3(544mg,2mmol)の、10mLのDMF中の溶液に、BnNH(268mg,2mmol)を0℃で添加した。この混合物を室温で18時間撹拌した。TLC(PE:EA=5:1)分析は、この反応が完了したことを示した。この混合物を水で希釈し、EtOAc(30mL×3)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、濃縮して、黄色油状物を得た。カラムクロマトグラフィーにより精製して、XV−4を白色固体として得た(400mg,収率58%)。MS(ESI)m/z[M+H] 342.2。
【0467】
XV−4(200mg,0.58mmol,1当量)の、6mLのAcOH中の溶液に、Fe粉末(131mg,2.34mmol,4当量)を添加した。この混合物を70〜80℃で加熱し、そして3時間撹拌した。TLC(PE:EA=5:1)分析は、この反応が完了したことを示した。この混合物を室温まで冷却し、飽和aq.KPOで中和し、EtOAc(50mL×3)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、濃縮して、黄色油状物を得た。prep−TLCにより精製して、粗製のXV−5(182mg,粗製収率100%)を得た。MS(ESI)m/z(M+H) 313.9。
【0468】
XV−5(1.5g,4.8mmol,1当量)および20mLのギ酸の混合物を100℃で18時間加熱した。この反応混合物を室温まで冷却し、飽和aq.KPOで中和し、EtOAc(100mL×3)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、濃縮して、XV−6(1.2g,収率82%)を得た。MS(ESI)m/z(M+H) 304.0。
【0469】
XV−8の調製は、X−6を得るための類似の手順に従った(1.1g,収率61%)。MS(ESI)m/z(M+H) 465.9。
【0470】
化合物54を、化合物40を得るための類似の手順に従って調製した。H NMR (CDCl, 300MHz) δ 7.75 (s, 1H), 7.44 (d, J = 8.1 Hz, 2H), 7.26−6.90 (m, 10H), 6.55−6.50 (m, 2H), 4.92 (s, 2H)。MS(ESI)m/z(M+H) 480.2。
【0471】
化合物55を、化合物40を得るための類似の手順に従って、1−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールをX−7の代わりに使用して調製した。H NMR (CDCl, 300MHz) δ 7.73 (s, 1H), 7.44−7.41 (m, 2H), 7.32−7.19 (m, 6H), 6.92 (s, 1H), 6.73−6.63 (m, 3H), 5.05 (s, 2H), 3.70 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H) 466.0。
【0472】
XV−11:フラスコに、XV−10、Pd/C(10%mol)およびEtOHを入れた。この混合物を水素(50psi)下で24時間撹拌した。TLC(PE:EA=1:1)分析は、この反応が完了したことを示した。この混合物を濾過した。その濾液を濃縮して、黄色固体を得た。prep−TLCにより精製して、XV−11を得た。
【0473】
化合物56を、化合物54のPd/C触媒水素化から調製した。H NMR (DMSO−d, 400 MHz):δ 13.74 (s, 1H), 8.32 (s, 1H), 8.12−8.09 (m, 2H), 7.73−7.67 (m, 3H), 7.57−7.54 (m, 2H), 7.28−7.23 (m, 2H)。MS(ESI)m/z(M+H) 390.0。
【0474】
化合物57を、化合物55の触媒水素化から調製した。H NMR (CDCl, 400MHz):δ 12.39 (s, 1H), 8.33 (s, 1H), 8.09 (s, 2H), 7.82 (s, 1H), 7.55 (d, J=8.8 Hz, 2H), 7.45−7.41 (m, 2H), 3.99 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H) 376.0。
【0475】
XV−12:XV−11(1当量)のDMF中の溶液に、NaH(1.5当量)を0℃で添加した。この混合物を0℃で30分間撹拌した。その後、MeI(1.5当量)を添加した。得られた混合物を室温で16時間撹拌した。TLC(PE:EA=1:1)分析は、この反応が完了したことを示した。この混合物を水で希釈し、EtOAcで抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、そして濃縮した。その残渣をprep−HPLCにより精製して、XV−12を得た。
【0476】
化合物58を、化合物56とNaHとをDMF中で反応させ、その後、MeIと反応させることによって調製した。H NMR (CDCl, 400MHz):δ 7.90−7.75 (m, 3H), 7.56−7.13 (m, 7H), 4.19 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H) 404.0。
【0477】
化合物59を、化合物57から調製した。H NMR (CDCl, 400MHz):δ 8.26 (s, 1H), 7.86 (s, 1H), 7.79 (s, 1H), 7.50 (d, J=8.8 Hz, 2H), 7.40−7.33 (m, 3H), 4.17 (s, 3H), 3.97 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H) 390.1。
【0478】
化合物59の代替の合成
【化170】
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化合物59の代替の合成を、本明細書中に記載されるような標準的な手順に従って実施した。HCl塩化合物59a:H NMR (DMSO−d, 400MHz) δ 8.43 (s, 1H), 7.97 (s, 1H), 7.67 (s, 1H), 7.63 (d, J = 8.8 Hz, 2H), 7.54 (d, J = 8.8 Hz, 2H), 7.38 (s, 1H), 3.89 (s, 3H), 3.61 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H) 390.1。
【0479】
化合物636を、XV−3をベンジルアミンの代わりにエチルアミンと反応させ、その後、2工程のSuzukiカップリング反応を行う、改変された合成経路に従って、調製した。Pd−118、KPOを、Pd(dppf)ClおよびKCOの代わりに使用した。H NMR (DMSO−d, 400 MHz):δ 8.14 (s, 1H), 7.96 (s, 1H), 7.66 (s, 1H), 7.61 (d, J= 8.4 Hz, 2H), 7.51 (d, J= 8.4 Hz, 2H), 7.26 (s, 1H), 4.01 (q, J= 7.2 Hz, 2H), 3.88 (s, 3H), 1.06 (t, J= 7.2 Hz, 3H)。
【0480】
化合物637を、改変XV−5(ここでベンジルをエチルで置き換える)と1−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールとのSuzukiカップリング、その後、HCOOHとの反応によって、調製した。H NMR (DMSO−d, 400 MHz) δ 12.2 (s, 1H), 9.17 (s, 1H), 7.96 (s, 1H), 7.63 (s, 1H), 7.19 (s, 1H), 4.04 (q, J=7.2Hz, 2H), 3.91 (s, 3H), 1.11 (t, J=7.2Hz, 3H)。
【0481】
化合物638を、化合物637の合成についてと同じ手順に従って、Boc−保護されたボロン酸エステルを使用して調製した。H NMR (DMSO−d, 400 MHz) δ 9.41 (s, 1H), 7.94 (s, 2H), 7.38 (s, 1H), 4.16 (q, J=7.2Hz, 2H), 1.28 (t, J=7.2Hz, 3H)。
【0482】
化合物640を、化合物636の合成についてと同じ手順に従って、最後のSuzukiカップリング反応においてBoc−保護されたボロン酸エステルを代わりに用いて調製した。H NMR (DMSO−d, 400 MHz):δ 13.07 (brs, 1H), 8.14 (s, 1H), 8.02 (s, 1H), 7.72 (s, 1H), 7.61 (d, J=8.8 Hz, 2H), 7.51 (d, J=8.8 Hz, 2H), 7.26 (s, 1 H), 3.97 (q, J=7.2 Hz, 2H), 1.02 (t, J=7.2 Hz, 3H)。HCl塩化合物640a:H NMR (DMSO−d, 400 MHz):δ 8.76 (s, 1H), 7.91 (s, 2H), 7.65 (d, J= 8.8 Hz, 2H), 7.55 (d, J=8.8 Hz, 2H), 7.46 (s, 1H), 4.05 (q, J=6.8Hz, 2H), 1.08 (t, J=6.8Hz, 3H)。
【0483】
化合物641を、XV−8の、エタノール中40℃で一晩のPd/C水素化(50psi)によって調製した。H NMR (DMSO−d, 400 MHz) δ 8.58 (s, 1H), 7.62−7.54 (m, 6H), 6.78 (d, J=7.2Hz, 1H)。HCl塩化合物641a:H NMR (DMSO−d, 400 MHz) δ 8.01 (s, 1H), 7.68−7.54 (m, 6H), 6.83 (d, J=6.4Hz, 1H)。
【0484】
化合物639を、改変XV−8(ここでベンジルをエチルで置き換える)のPd/C水素化によって調製した。H NMR (DMSO−d, 400 MHz):δ 8.14 (s, 1H), 7.55 (m, 5H), 6.83 (d, J=7.6 Hz, 1H), 4.23 (q, J=6.8Hz, 2H), 1.40 (t, J=6.8Hz, 3H)。HCl塩化合物639a:H NMR (DMSO−d, 400 MHz):δ 8.69 (s, 1H), 7.69 (d, J=7.6Hz, 1H), 7.61−7.54 (m, 4H), 6.96 (d, J=7.6Hz, 1H), 4.31 (q, J=7.2Hz, 2H), 1.43 (t, J=7.2Hz, 3H)。
【0485】
あるいは、化合物639を、化合物641とNaHとを反応させ、その後、ヨウ化エチルと反応させることによって、調製し得る。
【0486】
化合物642を、XV−8と1−エチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールとのSuzukiカップリング、その後、DMSO中でKOt−Buを使用するベンジル基の脱保護によって、調製した。H NMR (DMSO−d6, 300MHz):δ 8.46 (s, 1H), 8.32 (s, 1H), 8.11 (s, 1H), 7.78 (s, 1H), 7.69 (d, J=8.7 Hz, 2H), 7.58 (d, J=8.7 Hz, 2H), 4.17 (t, J=7.2 Hz, 2H), 1.41 (t, J=7.2 Hz, 3H)。
【0487】
化合物643を、XV−8と1−イソプロピル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールとのSuzukiカップリング、その後、DMSO中でKOt−Buを使用するベンジル基の脱保護によって、調製した。H NMR (DMSO−d, 400MHz):δ 13.63 (brs, 1H), 8.46 (s, 1H), 8.30 (s, 1H), 8.12 (s, 1H), 7.77 (s, 1H), 7.67 (d, J=8.4 Hz, 2H), 7.57 (d, J=8.4 Hz, 2H), 4.52 (m, 2H), 1.44 (d, J=6.4 Hz, 6H)。
【0488】
化合物644を、改変XV−8(ここでベンジルをメチルで置き換える)と1−エチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールとの、Pd−118およびKPOをジオキサン/HO中で使用して8時間還流(relux)するSuzukiカップリングによって、調製した。H NMR (DMSO−d, 400MHz):δ 8.06 (s, 1 H), 8.00 (s, 1 H), 7.66 (s, 1 H), 7.60 (d, J= 8.8 Hz, 2H), 7.51 (d, J= 8.8 Hz, 2H), 7.28 (s, 1H), 4.16 (q, J= 7.2 Hz, 2H), 3.55 (s, 3H), 1.40 (t, J= 8.8 Hz, 3H)。
【0489】
化合物645を、改変XV−8(ここでベンジルをメチルで置き換える)と1−イソプロピル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールとの、Pd−118およびKPOをジオキサン/HO中で使用して8時間還流するSuzukiカップリングによって、調製した。H NMR (DMSO−d, 400MHz):δ 8.04 (d, J=7.2 Hz, 2H), 7.65 (s, 1 H), 7.61 (d, J=8.8 Hz, 2H), 7.53 (d, J=8.8 Hz, 2H) , 7.29 (s, 1H), 4.52 (m, 1 H), 3.55 (s, 3 H), 1.44 (d, J=6.8 Hz, 6H)。
【0490】
化合物646を、XV−8と1−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールとのSuzukiカップリング、次いでベンジル基のKOt−Bu脱保護、その後、DMF中NaHでの脱プロトン化、次いで1−ブロモ−2−フルオロエタンとの反応によって、調製した。H NMR (DMSO−d6, 300MHz) δ 8.44 (s, 1H), 8.39 (s, 1H), 8.09 (s, 1H), 7.84 (s, 1H), 7.68 (d, J=8.7 Hz, 2H), 7.57 (d, J=8.7 Hz, 2H), 4.90 (m, 1H), 4.82 (m, 1H), 4.74 (s, 2H), 3.89 (s, 3H)。
【0491】
化合物665を、XV−8と1−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールとのSuzukiカップリング、次いでベンジル基のKOt−Bu脱保護、その後、DMF中NaHでの脱プロトン化、次いでMeIとの反応によって、調製した。H NMR (DMSO−d, 400 MHz) δ 8.43 (s, 1H), 8.30 (s, 1H), 8.08 (s, 1H), 7.78 (s, 1H), 7.64 (d, J=8.8 Hz, 2H), 7.55 (d, J=8.8 Hz, 2H), 4.05 (s, 3H), 3.88 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H) 390.1。
【0492】
化合物669を、7−ブロモ−3−エチル−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−4(5H)−オンとXV−7とを反応させ、その後、DMF中100℃での標準的な酢酸銅/ピリジン/ピリジン−N−オキシド触媒反応により7−ブロモ−3−エチル−5−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−4(5H)−オンを形成し、その後、還流条件下ジオキサン/HO混合物中Pd−118/KPOにより触媒される4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール−1−カルボン酸tert−ブチルとのSuzukiカップリングによって調製し、最終生成物を得た。H NMR (DMSO−d, 400 MHz) δ 12.86 (brs, 1H), 8.43 (brs, 1H), 8.36 (s, 1H), 8.17 (brs, 1H), 7.80 (s, 1H), 7.65 (d, J=8.4 Hz, 2H), 7.54 (d, J=8.4 Hz, 2H), 4.45 (q, J=7.2 Hz, 2H), 1.40 (t, J=7.2 Hz, 3H). MS (ESI) m /z [M+H] 390.1。
【0493】
化合物670を、化合物642とヨウ化エチルとをDMF溶液中NaHの存在下室温で2時間反応させることによって調製した。H NMR (CDCl, 400MHz) δ 8.29 (s, 1H), 7.92 (s, 1H), 7.82 (s, 1H), 7.51 (d, J=8.8 Hz, 2H), 7.38 (d, J=8.8 Hz, 2H), 7.37 (s, 1H), 4.56 (q, J=7.2 Hz, 2H), 4.24 (q, J=7.2 Hz, 2H), 1.59−1.51 (m, 6H)。MS(ESI)m/z[M+H] 418.1。
【0494】
化合物671を、化合物643とヨウ化エチルとをDMF溶液中NaHの存在下室温で2時間反応させることによって調製した。H NMR (CDCl, 300MHz) δ 8.33 (s, 1H), 7.95 (s, 1H), 7.86 (s, 1H), 7.53 (d, J=8.4 Hz, 2H), 7.41 (d, J=8.4 Hz, 2H), 7.39 (s, 1H), 4.62−4.55 (m, 3H), 1.60−1.55 (m, 9H)。MS(ESI)m/z[M+H] 431.9。
【0495】
化合物673を、化合物643とヨウ化メチルとをDMF溶液中NaHの存在下室温で2時間反応させることによって調製した。H NMR (CDCl, 300MHz):δ 8.29 (s, 1H), 7.84 (d, J=10.0 Hz, 2H), 7.41 (d, J=8.4 Hz, 2H), 7.49 (d, J=9.2 Hz, 2H), 7.38−7.34 (m, 3H), 4.57 − 4.52 (m, 1H), 4.16 (s, 3H), 1.47 (s, 3H), 1.45 (s, 3H)。MS(ESI)m/z[M+H] 418.1。
【0496】
化合物672を、XV−8と4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール−1−カルボン酸tert−ブチルとを、ジオキサン/HO混合物中により触媒させてPd−118/KPO還流条件下で一晩反応させ、その後、酸素雰囲気下室温で1時間、DMSO/THF中のt−BuOKを使用してベンジル保護基を脱保護することによって、調製した。MS(ESI)m/z[M+H] 361.9.H NMR (DMSO−d, 400 MHz) δ 13.66 (brs, 1H), 12.87 (brs, 1H), 8.45 (brs, 1H), 8.31 (brs, 1H), 8.19 (brs., 1H), 7.79 (brs, 1H), 7.66 (d, J=8.5Hz, 2H), 7.54 (d, J=8.5Hz, 2H)。
【0497】
化合物674を、7−ブロモ−1,2−ジメチル−1H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−4(5H)−オンとXV−7とを、DMF中100℃での標準的な酢酸銅/ピリジン/ピリジン−N−オキシド触媒反応に従って反応させて、7−ブロモ−1,2−ジメチル−5−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−1H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−4(5H)−オンを形成し;その後、ジオキサン/HO混合物中還流条件下Pd−118/KPOにより触媒される1−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールとのSuzukiカップリングによって調製して、最終生成物を得た。H NMR (DMSO−d, 300MHz):δ 7.56 (s, 1H), 7.51 − 7.45 (m, 3H), 7.31 (d, J=8.3 Hz, 2H), 6.99 (s, 1H), 3.99 (s, 3H), 3.44 (s, 3H), 2.55 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H) 404.1。
【0498】
化合物675を、化合物674の合成についての類似の手順に従って、4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール−1−カルボン酸tert−ブチルを1−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールの代わりに使用して調製した。H NMR (DMSO−d, 400MHz) δ 13.07 (brs, 1H), 7.98 (brs, 1H), 7.69 (brs, 1H), 7.59 (d, J=8.0Hz, 2H), 7.50 (d, J=8.0Hz, 2H), 7.21 (s, 1H), 3.40 (s, 3H), 2.45 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H) 390.0。
【0499】
【化171】
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XV−4aを、XIV−7bおよびXIV−8bの合成に記載された類似の手順に従って、XV−2から2工程で得た。XV−5aを、本明細書中に記載される標準的な手順を使用して、XV−4aとXV−7とのSuzukiカップリングによって得た。
【0500】
化合物569を、化合物209の合成に記載される類似の手順に従って、XV−5aとXV−6aとのSuzukiカップリングによって得た。H NMR (CDCl, 300 MHz) δ 7.83 (s, 1H), 7.79 (s, 1H), 7.52−7.47 (m, 3H), 7.40 (d, J=8.7Hz, 2H), 4.01 (s, 3H), 2.73 (s, 3H)。
【0501】
【化172】
[この文献は図面を表示できません]
XV−5a(150mg,0.39mol)のMeOH(10mL)中の溶液に、Pd/C(20mg)を添加し、この混合物をH下室温で一晩撹拌した。TLC(EA:PE=1:1)によって示される反応の完了後に、この混合物を濾過し、その濾液を減圧中で濃縮して、化合物570とXV−5bとの混合物を得た。この混合物をCHC(OEt)(10mL)に添加した。この混合物を一晩加熱還流した。室温まで冷却した後に、この混合物を濾過し、そのケーキを集め、そしてprep−TLC(EA:PE=1:1)により精製して、化合物570(50mg,収率41%)を得た。H NMR (DMSO−d, 300 MHz) δ 7.77 (d, J=7.5 Hz, 1H), 7.60−7.52 (m, 4H), 6.94 (d, J=7.2 Hz, 1H), 2.59 (s, 3H)。
【0502】
実施例5−I
化合物60〜63の合成(スキームXVI)
【化173】
[この文献は図面を表示できません]
XVI−3を、XIII−7を得るための類似の手順に従って、調製した。MS(ESI)m/z(M+H) 233.0。
【0503】
XVI−4を、XV−12を得るための類似の手順に従って、ヨウ化エチルをヨウ化メチルの代わりに使用して調製した。MS(ESI)m/z(M+H) 261.1。
【0504】
XVI−5:フラスコに、XVI−4(150mg,0.57mmol,1当量)、Pd(dba)(285mg,0.46mmol,0.8当量)、KOH(383mg,6.84mmol,12当量)、配位子(252mg,0.57mmol,1当量)、10mLのジオキサンおよび10mLのHOを入れ、窒素で3回フラッシュした。この混合物を100℃で10時間加熱した。LCMS分析は、この反応が完了したことを示した。この混合物を室温まで冷却し、水で希釈し、酢酸エチル(50mL×3)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、そして濃縮した。prep−TLCにより精製して、XVI−5(130mg,収率72%)を得た。MS(ESI)m/z(M+H) 243.1。
【0505】
化合物60を、X−6を得るための類似の手順に従って調製した。H NMR (CDCl, 400MHz) δ 7.71 (s, 1H), 7.60 (s, 1H), 7.50 (d, J=8.4 Hz, 2H), 7.34 (d, J=8.4 Hz, 2H), 7.18 (d, J=2.8 Hz, 1H), 7.04 (s, 1H), 6.47 (d, J=2.8 Hz, 1H), 4.61 (q, J=7.2 Hz, 2H), 3.97 (s, 3H), 1.48 (t, J=7.2 Hz, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H) 403.1。
【0506】
化合物61を、XII−7を得るための類似の手順に従って、(4−エトキシ−2−メチルフェニル)ボロン酸をXII−6の代わりに使用して調製した。H NMR (CDCl, 300 MHz) δ 9.03 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 8.86 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 7.73 (s, 1H), 7.16 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 6.89−6.84 (m, 2H), 4.07 (q, J = 7.2 Hz, 2H), 2.18 (s, 3H), 1.44 (t, J = 7.2 Hz, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H) 359.9。
【0507】
化合物62を、化合物46を得るための類似の手順に従って、化合物61から調製した。H NMR (CDCl, 400 MHz) δ 8.93 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 8.90 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 7.57−7.54 ( m, 2H), 7.43 (s, 1H), 7.22−7.14 (m, 3H), 6.90−6.84 (m, 2H), 4.07 (q, J = 7.2 Hz, 2H), 2.22 (s, 3H), 1.44 (t, J = 7.2 Hz, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H) 376.0。
【0508】
化合物63を、化合物47を得るための類似の手順に従って、化合物61から調製した。H NMR (CDCl, 400 MHz) δ 8.93 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 8.90 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 8.14 ( s, 1H), 7.79 (s, 1H), 7.56 (s, 1H), 7.20 (d, J = 8.8 Hz, 1H), 6.90−6.85 (m, 2H), 4.08 (q, J = 7.2 Hz, 2H), 3.99 (s, 3H), 2.19 (s, 3H), 1.45 (t, J = 7.2 Hz, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H) 362.0。
【0509】
実施例5−J
化合物582〜584および586〜587の合成
【化174】
[この文献は図面を表示できません]
フラスコに、化合物1(3.0g,1当量)、マロン酸(1.2当量)、ピリジン(20mL)、ペペリジン(1.56mL)を入れた。この混合物を窒素雰囲気下90℃で2時間撹拌し、冷却し、減圧下で濃縮し、その残渣を水で希釈し、そしてaq.HClを添加することによりpH=約5に調整し、得られた固体を濾過し、そして水で洗浄し、その固体を減圧中で乾燥させて、化合物2を得た。
【0510】
ClCOOEt(1.2当量)を化合物2(1.0g,1.0当量)およびTEA(1.3当量)の20mLのアセトン中の溶液に、滴下により0℃で添加した。この混合物を0℃で1時間撹拌した。得られた混合物をアジ化ナトリウム(4当量)の30mLのアセトンおよび水(v/v=1:1)中の溶液に0℃で添加し、そして30分間撹拌した。この混合物を水で希釈し、EtOAcで抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、そして濃縮して、化合物3を得た。
【0511】
化合物3を10mLのオキシジベンゼンに添加した。この混合物を240℃で2時間撹拌し、この混合物を室温まで冷却し、そして一晩撹拌し、得られた褐色固体を濾過し、そしてEtOAcで洗浄して、化合物4を淡褐色固体として得た。
【0512】
4(1当量)、N−ブロモスクシンイミド(1.1当量)および50mLのDMFの懸濁物を室温で4時間撹拌した。この混合物を濾過した。その固体を少量のDCMで順番に洗浄し、そして乾燥させて、化合物5を褐色固体として得た。
【0513】
化合物7を、本明細書中に記載されるような方法1を使用して、化合物5と化合物6とを反応させることにより調製した。
【0514】
化合物9を、本明細書中に記載される標準的な手順AまたはBを使用して、化合物7と対応するボロン酸エステル8とのSuzukiカップリングによって、調製した。
【0515】
化合物582を、手順Aに従って調製した。H NMR (DMSO−d, 300MHz) δ 12.96 (s, 1H), 9.73 (s, 1H), 8.42 (s, 1H), 8.18 (s, 1H), 8.13 (s, 1H), 7.73 (d, J=8.7Hz, 2H), 7.58 (d, J=8.7Hz, 2H)。MS(ESI)m/z(M+H) 378.9。
【0516】
化合物583を、手順Aに従って調製した。H NMR (DMSO−d, 400MHz) δ 9.72 (s, 1H), 8.40 (s, 1H), 8.10 (d, J=9.6Hz, 2H), 7.72 (d, J =8.8Hz, 2H), 7.58 (d, J=8.4Hz, 2H), 3.89 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H) 393.0。
【0517】
化合物584を、手順Bに従って調製した。H NMR (CDCl, 400MHz) δ 8.18 (s, 1H), 7.80 (s, 1H), 7.52 (d, J=9.2Hz, 3H), 7.38 (d, J=8.4Hz, 2H), 3.98 (s, 3H), 2.91 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H) 407.0。
【0518】
化合物586を、手順Aに従って調製した。H NMR (DMSO−d, 400MHz) δ 8.51 (s, 1H), 8.15 (s, 1H), 8.10 (s, 1H), 7.70 (d, J=8.8Hz, 2H), 7.57 (d, J=8.4Hz, 2H), 7.35−7.24 (m, 5H), 5.39 (s, 2H), 2.90 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H) 483.0。
【0519】
化合物587を、手順Bに従って調製した。H NMR (DMSO−d, 300MHz) δ 12.94 (s, 1H), 8.41 (s, 1H), 8.16 (s, 1H), 8.08 (s, 1H), 7.71 (d, J=8.7Hz, 2H), 7.58 (d, J=8.7Hz, 2H), 2.91 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H) 392.7。
【0520】
化合物585を、化合物7の合成に記載される同じ方法を使用して、2−メチルチアゾロ[5,4−c]ピリジン−4(5H)−オンと(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)ボロン酸とのSuzukiカップリングによって、調製した。H NMR (DMSO−d, 400 MHz) δ 7.76 (d, J=7.2Hz, 1H), 7.65 (d, J=9.2Hz, 2H), 7.55 (d, J=8.8Hz, 2H), 6.96 (d, J=7.2Hz, 1H), 2.84 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H) 326.8。
【0521】
実施例5−K
化合物589の合成
【化175】
[この文献は図面を表示できません]
化合物1(5g,36mmol)のTHF(50mL)中の溶液に、n−BuLi(ヘキサン中2.5M,31.5mL,79mmol)を−78℃で添加し、次いでこの混合物を0℃で1時間撹拌した。DMF(12mL,157.5mmol)を−78℃で添加し、次いでこの混合物を0℃でさらに1時間撹拌した。この反応の完了後、この混合物を飽和aq.NHClでクエンチした。この混合物を減圧中で濃縮し、その残渣をHOとEtOAcとの間で分配した。その有機層をブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、減圧中で濃縮した。その粗製残渣をシリカゲルでのカラムクロマトグラフィー(PE:EA=4:1)により精製して、化合物2(1.5g,収率25%)を得た。
【0522】
化合物2(1.5g,9.0mmol)のHCOOH(20mL)中の溶液に、H(3.1g,27mmol)を0〜4℃で添加した。この混合物を室温で一晩撹拌した。この反応の完了後、この混合物をaq.NaHSOでクエンチした。この混合物を減圧中で濃縮し、その残渣をHOとEtOAcとの間で分配した。その有機層をブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、減圧中で濃縮した。その粗製残渣をシリカゲルでのカラムクロマトグラフィー(PE:EA=1:1)により精製して、化合物3(1.5g,収率94%)を得た。
【0523】
化合物3(1.5g,8.2mmol)のトルエン(20mL)中の溶液に、EtN(2.1g,20.5mmol)、4Åのモレキュラーシーブ(3.0g)を添加した。この混合物を窒素で3回パージし、次いで、窒素下で0.5時間加熱還流した。次いで、t−BuOH(0.73g,9.8mmol)、DPPA(2.4g,8.6mmol)を添加した。この混合物を一晩還流させながら撹拌した。室温まで冷却した後に、この混合物を濾過し、その濾液をHOとEtOAcとの間で分配した。その有機層をブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、減圧中で濃縮した。その粗製残渣をシリカゲルでのカラムクロマトグラフィー(PE:EA=3:1)により精製して、化合物4(500mg,収率42%)を得た。
【0524】
化合物6を、NBSを使用する化合物4の臭素化、その後、HBr加水分解によって調製した。化合物6(300g,1.5mmol)のCHC(OEt)(10mL)中の混合物を一晩還流した。室温まで冷却した後に、この混合物を濾過し、そのケーキをEA/PE(v/v=1/1)で洗浄して、化合物7(150mg,収率44%)を得た。MS(ESI)m/z(M+H) 230.8。
【0525】
化合物589を、上記スキームに示されるような2回のSuzukiカップリング工程によって、化合物7から調製した。H NMR (DMSO−d, 300 MHz) δ 8.32 (s, 1H), 8.05 (d, J=4.5 Hz, 2H), 7.68 (d, J=8.7 Hz, 2H), 7.59 (d, J=8.7 Hz, 2H), 3.88 (s, 3H), 2.71 (s, 3H)。
【0526】
化合物588の調製:
【化176】
[この文献は図面を表示できません]
【0527】
化合物1a(16g,60.4mmol,1当量)、BnNHNH(15g,129.3mmol,2当量)の、100mLのi−PrOH中の混合物を密封し、そしてマイクロ波によって110℃で20分間加熱した。TLC分析(PE/EA=5/1)は、この反応が完了したことを示した。この混合物を室温まで冷却した。その沈殿物を濾過し、そして冷i−PrOHで洗浄して、薄黄色固体の化合物2aを得た(16.5g,収率74%)。
【0528】
化合物2a(12g,32.5mmol,1当量)を1200mLのTHFに溶解させ、NaH(鉱油中60%の分散物,1.56g,39.02mmol,1.2当量)で処理した。この混合物を2時間加熱還流した。この混合物を室温まで冷却した。この反応を水でゆっくりとクエンチし、EtOAcで抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、そして濃縮して、褐色油状物を得た。カラム(PE/EA=20/1〜5/1)により精製して、化合物3a(5.5g,収率59%)を得た。
【0529】
化合物3a(5.5g,19.1mmol,1当量)の、100mLのDCM中の溶液に、m−CPBA(6.5g,38.2mmol,2当量)を添加した。この混合物を室温で18時間撹拌した。この反応物を水で希釈し、DCMで抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、そして濃縮して、褐色油状物を得た。カラム(PE/EA=5/1〜1/1)により精製して、化合物4a(5.2g,収率89%)を得た。
【0530】
化合物4a(4g,13.1mmol,1当量)の、70mLのAcO中の溶液を18時間加熱還流した。全ての揮発性物質を減圧下で除去した。その残渣をMeOHで希釈し、そしてEtNでpH=7〜8に調整した。この混合物を室温で4時間撹拌した。この反応物を水で希釈し、EtOAc(150mL×3)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、そして濃縮して、褐色油状物を得た。カラムクロマト(PE/EA=5/1〜1/1)により精製して、化合物5a(0.6g,収率15%)を得た。MS(ESI)m/z(M+H) 305.9。
【0531】
化合物588を、化合物5aから、化合物8とのSuzukiカップリング、その後、化合物10とのSuzukiカップリング、次いでDMSO中KOt−Buを使用してのベンジル基の脱保護によって、3工程で調製した。H NMR (DMSO−d, 400MHz) δ 14.37 (s, 1H), 8.33 (s, 1H), 8.28 (s, 1H), 7.94 (s, 1H), 7.68 (d, J=8.4 Hz, 2H), 7.57−7.51 (m, 3H), 3.88 (s, 3H)。
【0532】
HCl塩化合物588a:H NMR (DMSO−d, 400MHz) δ 8.38 (s, 1H), 8.28 (s, 1H), 7.94 (s, 1H), 7.69 (d, J=8.8 Hz, 2H), 7.57 (d, J=8.8 Hz, 2H), 7.50 (s, 1H), 3.88 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H) 376.0。
【0533】
化合物657および658を、化合物588とヨウ化エチルおよびNaHとをDMF中で反応させることによって調製した。化合物657:H NMR (DMSO−d, 400MHz):δ 8.62 (s, 1H), 8.18 (s, 1H), 7.90 (s, 1H), 7.64 (d, J=8.8 Hz, 2H), 7.55 (d, J=8.8 Hz, 2H), 7.42 (s, 1H), 4.44 (q, J=7.2 Hz, 2H), 3.88 (s, 3H), 1.53 (t, J=7.2 Hz, 3H)。化合物658:H NMR (DMSO−d, 400MHz):δ 8.27 (s, 1H), 8.26 (s, 1H), 7.92 (s, 1H), 7.68 (d, J=8.8 Hz, 2H), 7.55 (d, J=8.8 Hz, 2H), 7.51 (s, 1H), 4.72 (q, J=6.8 Hz, 2H), 3.88 (s, 3H), 1.40 (t, J=6.8 Hz, 3H)。
【0534】
化合物660の調製:
【化177】
[この文献は図面を表示できません]
【0535】
化合物9a(1.8g,3.88mmol,1当量)のジオキサン/HO(72mL,v/v=5/1)中の溶液に、KPO(1.6g,7.76mmol,2当量)、化合物10b(1.47g,4.66mmol,1.2当量)、Pd−118(125mg,0.19mmol,0.05当量)を添加した。この混合物を窒素でパージし、次いで95℃で8時間加熱した。この混合物を室温まで冷却し、水で希釈し、EtOAcで抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮した。その残渣をカラムクロマトグラフィー(PE/EA=1/1)により精製して、11aを白色固体として得た(1.3g,収率59%)。
【0536】
化合物11a(1.3g,2.27mmol,1当量)、DMSO(1.77g,22.76mmol,10当量)のTHF(75mL)中の溶液に、t−BuOK(5.1g,45.4mmol,20当量)を0℃で添加した。この混合物を酸素雰囲気下室温で3時間撹拌した。この反応を水でクエンチし、EtOAcで抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮した。その残渣をカラムクロマトグラフィー(PE/EA=1/3)により精製して、粗製の化合物12a(1.1g,収率100%)を得た。
【0537】
化合物12a(320mg,0.66mmol,1当量)のTFA(5mL)中の溶液を105℃で3時間加熱した。この混合物を室温まで冷却した。全ての揮発性物質を減圧下で除去した。その残渣を飽和aq.NaHCOで中和し、EtOAcで抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、そして濃縮して、褐色油状物を得た。カラムクロマトグラフィーにより精製して、化合物660(180mg,収率75%)を得た。H NMR (DMSO−d, 400MHz):δ 14.27 (brs, 1H), 13.00 (brs, 1H), 8.38 (brs, 1H), 8.25 (brs, 1H), 8.01 (brs, 1H), 7.67 (d, J=8.4 Hz, 2H), 7.55 (d, J=8.4 Hz, 2H), 7.50 (s, 1H)。MS(ESI)m/z(M+Na) 383.9。
【0538】
化合物659および661を、化合物12aとヨウ化エチルおよびNaHとをDMF中で反応させ、2つの中間体を分離し、次いでそれぞれをTFAで処理することによって調製して、最終生成物を得た。化合物659:H NMR (DMSO−d, 400MHz):δ 13.01 (brs, 1H), 8.65 (s, 1H), 8.09 (brs, 2H), 7.63 (d, J=8.0 Hz, 2H), 7.53 (d, J=8.0 Hz, 2H), 7.43 (s, 1H), 4.43 (q, J=7.2 Hz, 2H), 1.51 (t, J=7.2 Hz, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H) 389.9。化合物661:H NMR (DMSO−d, 400MHz):δ 13.04 (br, 1H), 8.30 (s, 1H), 8.27−8.14 (br, 2H), 7.68 (d, J=8.4 Hz, 2H), 7.55 (d, J=8.4 Hz, 2H), 7.53 (s, 1H), 4.72 (q, J=7.2 Hz, 2H), 1.40 (t, J=7.2 Hz, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H) 389.9。
【0539】
化合物689を、化合物9aと(4−フルオロフェニル)ボロン酸とを、ジオキサン/HO中90℃でPd−118/KPOにより触媒させて反応させ、その後、t−BuOKでベンジル基を脱保護することによって調製して、最終生成物を得た。H NMR (CDCl, 400 MHz) δ 8.08 (s, 1H), 7.59 − 7.52 (m, 4H), 7.39 (d, J=8.4 Hz, 2H), 7.19 (t, J=8.4 Hz, 2H), 7.08 (s, 1H)。MS(ESI)m/z[M+H] 390.0。
【0540】
実施例5−L
化合物617の合成
【化178】
[この文献は図面を表示できません]
化合物1(10g,37.8mmol)の溶液に、20mLのHCOOHを添加した。この混合物を一晩還流した。この混合物を濃縮し、シリカゲルでのカラムクロマトグラフィー(DCM:MeOH=5:1)により精製して、化合物2(8g,収率99%)を得た。
【0541】
化合物2(8.0g,37.4mmol)のPOCl(10mL)中の混合物を3時間還流した。室温まで冷却した。次いで、ゆっくりと水に注ぎ、飽和aq.NaHCOでpH=7〜8に調整し、EtOAcで抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、そして濃縮した。その残渣をシリカゲルでのカラムクロマトグラフィー(PE:EA=2:1から1:1)により精製して、化合物3(4.57g,収率53%)を得た。
【0542】
化合物4〜8を、実施例5−Fに記載される類似の手順に従って調製した。
【0543】
化合物617を、本明細書中に記載される標準的な手順に従って、化合物8と化合物9とのSuzukiカップリングによって、白色固体として調製した。
【0544】
化合物617の代替の合成
【化179】
[この文献は図面を表示できません]
化合物617の代替の合成についての詳細な合成手順は、本明細書中に記載されている。H NMR (DMSO−d, 400 MHz) δ 8.41 (s, 1H), 8.36 (s, 1H), 8.06 (s, 1H), 7.78 (s, 1H), 7.65 (d, J=8.8Hz, 2H), 7.54 (d, J=8.8Hz, 2H), 4.45 (q, J=7.2Hz, 2H), 3.86 (s, 3H), 1.40 (t, J=7.2Hz, 3H)。
【0545】
化合物618を、化合物6と化合物9とのSuzukiカップリング、その後、HBr酸加水分解によって、調製した。H NMR (CDCl, 400 MHz) δ 8.20 (d, J.= 6.4 Hz, 1H), 7.93 (s, 1H), 7.38 (s, 1H), 4.56 (d, J.= 7.2Hz, 2H), 3.95 (s, 3H) ,1.53 (t, J.= 7.2Hz, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H) 244.1。
【0546】
実施例5−M
化合物619の合成
【化180】
[この文献は図面を表示できません]
NaNO(7.8g,113.3mmol)の水(30mL)中の溶液を、化合物1(20g,75.5mmol)の、2Nの塩酸(100mL)中の溶液に0℃で滴下により添加し、そして0℃で1時間撹拌した。その沈殿物を濾過し、そして氷水で洗浄し、そして減圧中で乾燥させて、化合物2(17g,収率82%)を黄褐色固体として得た。
【0547】
化合物3、4A〜4C、5A、および7Aを、実施例5−Fに記載される類似の手順に従って調製した。
【0548】
化合物619を、本明細書中に記載される標準的な手順に従って、化合物7aと化合物8とのSuzukiカップリングによって、調製した。H NMR (CDCl, 400MHz) δ 8.08 (s, 1H), 7.84 (s, 1H), 7.52 (d, J=8.0 Hz, 2H), 7.38 (d, J=8.4 Hz, 3H), 4.78 (q, J=6.8 Hz, 2H), 3.99 (s, 3H), 1.74 (t, J=6.8 Hz, 3H)。
【0549】
化合物620を、化合物619の合成に記載された類似の手順に従って、Boc−保護されたボロン酸エステルを化合物8の代わりに使用して調製した。H NMR (CDCl, 400MHz) δ 12.99 (s, 1H), 8.34 (s, 1H), 8.15 (s, 1H), 7.96 (s, 1H), 7.65−7.69 (m, 2H), 7.57 (d, J=8.4 Hz, 2H), 4.79 (q, J=7.2 Hz, 2H), 1.63 (t, J=7.2 Hz, 3H)。
【0550】
化合物624を、上記標準的な手順に従って、化合物4Bから調製した。HNMR (DMSO−d, 400 MHz) δ 8.01 (s, 1H), 7.71 (s, 1H), 7.67−7.65 (m, 2H), 7.55−7.53 (m, 3H), 4.42 (q, J=7.2Hz, 2H), 3.90 (s, 3H), 1.20 (t, J=7.2Hz, 3H)。MS(ESI)m/z[M+H] 405.1。
【0551】
化合物633を、化合物4Bから、上記標準的な手順に従って、中間体である化合物7Bを形成し、その後、Pd/C水素化を行って調製して、最終生成物を得た。HNMR (CDCl, 400MHz) δ 7.46 (d, J=8.8 Hz, 2H), 7.37−7.33 (m, 3H), 6.50 (d, J=7.2 Hz, 1H), 4.60 (q, J=7.2 Hz, 2H), 1.64 (t, J=7.2 Hz, 3H)。MS(ESI)m/z[M+H] 324.9。
【0552】
化合物625を、上記標準的な手順に従って、化合物4Cから調製した。H NMR (DMSO−d, 400 MHz) δ 8.47 (s, 1H), 8.13 (s, 1H), 7.90 (s, 1H), 7.71−7.69 (m, 2H), 7.59 (d, J=8.4Hz, 2H), 4.86 (q, J=7.2Hz, 2H), 3.91 (s, 3H), 1.52 (t, J=7.2Hz, 3H)。MS(ESI)m/z[M+H] 405.1。
【0553】
化合物630を、化合物4Cから、上記標準的な手順に従って、中間体である化合物7Cを形成し、その後、Pd/C水素化を行って調製して、最終生成物を得た。HNMR (CDCl, 400MHz) δ 7.46 (d, J=8.8 Hz, 2H),7.38 (d, J=8.8 Hz, 2H), 7.19 (d, J=7.2 Hz, 1H), 6.93 (d, J=7.2 Hz, 1H), 4.92 (q, J=7.2 Hz, 2H), 1.63 (t, J=7.2 Hz, 3H)。MS(ESI)m/z[M+H] 325.1。
【0554】
化合物634を、化合物7Cと4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール−1−カルボン酸tert−ブチルとの、Pd−118、KPOをジオキサン/HO中で使用するSuzukiカップリングによって、調製した。HNMR (DMSO−d, 400MHz) δ 13.1 (s, 1H), 8.47 (s, 1H), 8.23 (s, 1H), 7.93 (s, 1H), 7.71 (d, J=8.8 Hz, 2H), 7.59 (d, J=8.8 Hz, 2H), 4.86 (q, J=7.2 Hz, 2H), 1.53 (t, J=7.2 Hz, 3H)。MS(ESI)m/z[M+H] 391.1。
【0555】
HCl塩化合物634a:HNMR (DMSO−d, 400MHz) δ 8.36 (s, 2H), 7.93 (s, 1H), 7.70 (d, J=8.4 Hz, 2H), 7.59 (d, J=8.4 Hz, 2H), 4.86 (q, J=7.2 Hz, 2H), 1.53 (t, J=7.2 Hz, 3H)。MS(ESI)m/z[M+H] 391.0。
【0556】
化合物621を、化合物4Cと化合物8とのSuzukiカップリング、その後、HBr加水分解によって、調製した。H NMR (DMSO−d, 400MHz) δ 11.8 (s, 1H), 8.39 (s, 1H), 8.08 (s, 1H), 7.50 (s, 1H), 4.85 (q, J=7.2Hz, 2H), 3.91 (s, 3H), 1.52 (t, J=7.2Hz, 3H)。
【0557】
化合物622を、化合物4Bと化合物8とのSuzukiカップリング、その後、HBr加水分解によって、調製した。H NMR (DMSO−d, 400MHz) δ 11.66 (s, 1H), 7.96 (s, 1H), 7.64 (s, 1H), 7.13 (s, 1H), 4.31 (q, J=7.2Hz, 2H), 3.90 (s, 3H), 1.15 (t, J=7.2Hz, 3H)。
【0558】
化合物623を、SEMClおよびNaHをDMF中で使用する化合物3のアミノ保護、その後、化合物8とのSuzukiカップリング、次いでMeOH中でのHCl加水分解によって、白色固体として調製した。H NMR (DMSO−d, 400 MHz) δ 11.61 (s, 1H), 8.28 (s, 1H), 7.99 (s, 1H), 7.47 (s, 1H), 3.89 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H) 216.9。
【0559】
化合物631を、化合物623から、最初にトリアゾール水素のTrt−Clでの保護、次いで、本明細書中に記載される標準的な手順を使用して、(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)ボロン酸とのSuzukiカップリング、その後、HCl/MeOH溶液中での脱保護によって、調製した。HNMR (DMSO−d, 400 MHz) δ 8.38 (s, 1H), 8.07 (s, 1H), 7.89 (s, 1H), 7.69 (d, J=8.4 Hz, 2H), 7.58 (d, J=8.4 Hz, 2H), 3.90 (s, 3H)。MS(ESI)m/z[M+H]376.9。
【0560】
化合物632を、3−ベンジル−7−ブロモ−3H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−c]ピリジン−4(5H)−オンと化合物6とを反応させ、その後、Pd/Cを使用して水素雰囲気(45Psi)室温で一晩のBz基の脱保護によって調製した。H NMR (CDCl, 400 MHz) δ 7.67−7.60 (m, 3H), 7.55 (d, J=8.8 Hz, 2H), 6.82 (brs, 1H)。MS(ESI)m/z(M+H)296.9。
【0561】
化合物635を、化合物619の合成に記載される類似の合成スキームに従って、化合物3との反応においてヨウ化イソプロピルをヨウ化エチルの代わりに使用して調製した。H NMR (CDCl, 400 MHz) δ 8.08 (s, 1H), 7.85 (s, 1H), 7.51 (d, J= 8.8 Hz, 2H), 7.37 (d, J= 8.8 Hz, 2H), 7.36 (s, 1H), 5.19−5.12 (m, 1H), 4.00 (s, 3H), 1.75 (d, J= 6.8 Hz, 6H)。
【0562】
化合物676を、化合物619の合成に記載された類似の手順に従って、調製した。最初に、7−ブロモ−3−イソプロピル−4−メトキシ−3H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−c]ピリジンを、化合物3とヨウ化イソプロピルとを反応させることにより形成し;その後、Pd(dppf)Clにより触媒される化合物8とのSuzukiカップリングを行い、その後、酸加水分解を行って、1−イソプロピル−7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−c]ピリジン−4(5H)−オンを形成した。最後に、酢酸銅により触媒される化合物6とのカップリングにより、最終生成物を得た。H NMR (CDCl, 400 MHz) δ 8.41 (s, 1H), 7.85 (s, 1H), 7.52 (d, J=8.4Hz ,2H), 7.41 (d, J=8.4 Hz, 2H), 7.37 (s, 1H), 5.73〜5.66 (m, 1H), 4.00 (s, 3H), 1.75 (d, J=6.8 Hz, 6H)。MS(ESI)m/z(M+H) 418.9。
【0563】
化合物677を、化合物676と同様に、7−ブロモ−1−イソプロピル−4−メトキシ−3H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−c]ピリジンを出発物質として使用して調製した。H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ 7.59 (s, 1H), 7.54 (s, 1H), 7.48 (d, J=8.4Hz ,2H), 7.34 (d, J=8.4 Hz, 2H), 7.13 (s, 1H), 4.67〜4.57 (m, 1H), 4.01(s, 3H), 1.55 (d, J=6.8 Hz, 6H)。MS(ESI)m/z(M+H) 418.8。
【0564】
化合物679を、化合物676の合成に記載された類似の手順に従って、7−ブロモ−2−(2−フルオロエチル)−4−メトキシ−2H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−c]ピリジンを出発物質として使用して、白色固体として調製した。H NMR (DMSO−d, 400 MHz) δ 8.31 (s, 1H), 8.07 (s, 1H), 7.93 (s, 1H), 7.68 (d, J=8.8 Hz, 2H), 7.58 (d, J=8.8 Hz, 2H), 5.14 (s, 2H), 5.09 − 5.06 (m, 1H), 5.03−5.01 (m, 1H), 3.89 (s, 3H)。
【0565】
化合物684を、化合物676の合成に記載された類似の手順に従って、7−ブロモ−3−(2−フルオロエチル)−4−メトキシ−2H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−c]ピリジンを出発物質として使用して調製した。H NMR (CDCl, 400 MHz) δ 8.47 (s, 1H), 7.87 (s, 1H), 7.52 (d, J=8.8 Hz, 2H), 7.43−7.39 (m, 3H), 5.27 (t, J= 4.8 Hz, 1H), 5.22 (t, J= 4.8 Hz, 1H), 5.04 (t, J= 4.8 Hz, 1H), 4.92 (t, J= 4.8 Hz, 1H), 4.01 (s, 3H)。
【0566】
化合物687を、化合物676の合成に記載された類似の手順に従って、7−ブロモ−1−(2−フルオロエチル)−4−メトキシ−2H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−c]ピリジンを出発物質として使用して調製した。H NMR (CDCl, 400 MHz) δ 7.60 (s, 1H), 7.54 (s, 1H), 7.50 (d, J=8.8 Hz, 2H), 7.36 (d, J=8.8 Hz, 2H), 7.18 (s, 1H), 4.85 (t, J=4.8 Hz, 1H), 4.73 (t, J=4.8 Hz, 1H), 4.65 (t, J=4.8 Hz, 1H), 4.60 (t, J=4.8 Hz, 1H), 4.01 (s, 3H)。
【0567】
【化181】
[この文献は図面を表示できません]
化合物4A(1.0g,3.906mmol,1当量)、化合物9(820mg,5.859mmol,1.5当量)、Pd(dppf)Cl(287mg,0.391mmol,0.1当量)およびKCO(1.08g,7.812mmol,2当量)の、DME/HO(20mL,v/v=5/1)中の混合物を、Nでフラッシュした。次いで、この混合物をN下80℃で1時間撹拌した。30mLの水を添加し、そしてEtOAcで抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、そして濃縮した。その残渣を精製して、化合物10A(750mg,収率71%)を得た。
【0568】
化合物10A(650mg,2.39mmol)のHCl/MeOH(4M,50mL)中の混合物を70℃で一晩撹拌した。この混合物を濃縮し、そして飽和aq.NaHCOでpH=7〜8まで調整した。この混合物を濾過し、そしてそのフィルターケーキを減圧中で乾燥させて、化合物11A(570mg,収率92%)を得た。
【0569】
フラスコに、DMF中の化合物11A(250mg,0.97mmol,1当量)、化合物6(260mg,1.26mmol,1.3当量)、Cu(OAc)(351mg,1.94mmol,2当量)、Py(230mg,2.91mmol,3当量)、ピリジンN−オキシド(184mg,1.94mmol,2当量)および4Åのモレキュラーシーブ(150mg)を入れた。この混合物をO下室温で一晩撹拌した。この混合物を濃縮し、そして50mLの水を添加した。この混合物をEtOAcで抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、そして濃縮した。その残渣を精製して、化合物680(300mg,収率74%)を白色固体として得た。H NMR (DMSO−d, 400 MHz) δ 8.02 (dd, J=5.6, 8.8 Hz, 2H), 7.89 (s, 1H), 7.71 (d, J=8.8 Hz, 2H), 7.57 (d, J=8.4 Hz, 2H), 7.31 (t, J=8.8 Hz, 2H), 4.78 (q, J=7.2 Hz, 2H), 1.59 (t, J=7.2 Hz, 3H)。MS(ESI)m/z[M+H] 419.0。
【0570】
化合物682を、化合物680の合成に記載された類似の手順に従って、4Bを出発物質として使用して調製した。H NMR (CDCl, 400 MHz) δ 7.53 (d, J=8.8 Hz, 2H), 7.43 (dd, J=3.2, 8.4 Hz, 2H), 7.36 (d, J=8.4Hz, 2H), 7.25 − 7.19 (m, 3H), 4.23 (q, J=7.2 Hz, 2H), 1.24 (t, J=7.2 Hz, 3H)。
【0571】
化合物683を、化合物680の合成に記載された類似の手順に従って、4Cを出発物質として使用して調製した。H NMR (CDCl, 400 MHz) δ 7.93−7.90 (m, 2H), 7.53 (d, J=8.8 Hz, 2H), 7.42 (d, J=8.4 Hz, 2H), 7.34 (s, 1H), 7.19 (t, J=8.8 Hz, 2H), 4.99 (q, J=7.2 Hz, 2H), 1.67 (t, J=7.2 Hz, 3H)。
【0572】
化合物685を、化合物680の合成に記載された類似の手順に従って、4−(トリブチルスタンニル)ピリダジンを化合物9の代わりに使用して、ジオキサン中のPd(PPhClにより触媒させて一晩還流して、調製した。HCl加水分解後、(4−エトキシ−2−メチルフェニル)ボロン酸を化合物6の代わりに使用して、最終生成物を得た。H NMR (CDCl, 400 MHz) δ 9.70 (s, 1H), 9.22 (d, J=5.2 Hz, 1H), 8.12 (dd, J=2.4, 5.4 Hz, 1H), 7.68 (s, 1H), 7.18 (d, J=8.4 Hz, 1H),6.91 − 6.83 (m, 2H), 4.80 (q, J=7.4 Hz, 2H), 4.08 (q, J=6.8 Hz, 2H), 2.17 (s, 3H), 1.76 (t, J=7.4 Hz, 3H), 1.45 (t, J=7.0 Hz, 3H)。
【0573】
化合物686を、化合物619の合成に記載された類似の手順に従って、(4−エトキシ−2−メチルフェニル)ボロン酸を化合物6の代わりに使用して調製して、最終生成物を得た。H NMR (CDCl, 400 MHz) δ 8.07 (s, 1H), 7.83 (s, 1H), 7.26 (s, 1H), 7.18 (d, J=8.8 Hz, 1H), 6.88 (d, J=2.4Hz, 1H), 6.85 (dd, J=2.4, 8.8 Hz, 1H), 4.77(q, J=7.2 Hz, 2H), 4.08 (q, J=7.2 Hz, 2H), 3.99 (s, 3H), 2.16 (s, 3H), 1.75(t, J=7.2 Hz, 3H), 1.45 (t, J=7.2Hz, 3H)。
【0574】
化合物688を、化合物619の合成に記載された類似の手順に従って、(4−(2−メトキシエトキシ)フェニル)ボロン酸を化合物6の代わりに使用して調製して、最終生成物を得た。H NMR (CDCl, 400 MHz) δ 8.07 (s, 1H), 7.84 (s, 1H), 7.39 − 7.34 (m, 3H), 7.06 (dd, J=2.0, 6.8 Hz, 2H), 4.77 (q, J=7.2 Hz, 2H), 4.19 (t, J=4.8 Hz, 2H), 3.99 (s, 3H), 3.79 (t, J=4.8 Hz, 2H), 3.48 (s, 3H), 1.74 (t, J=7.2 Hz, 3H)。
【0575】
実施例5−N
化合物626の合成
【化182】
[この文献は図面を表示できません]
過酸化水素(30%,35mL)を、化合物1(40g,186.8mmol)のTFA(200mL)中の溶液にゆっくりと添加した。得られた混合物を70℃で2時間、そして90℃でさらに3時間撹拌した。この混合物を室温まで冷却した後に、この混合物をクラッシュアイスに注いだ。この混合物をDCMで抽出した。合わせた有機層をaq.Naおよびブラインで洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、化合物2(45g,粗製収率96%)を得、これを次の工程に直接使用した。
【0576】
化合物2(45g,180mmol)を、conc.硫酸(200mL)および発煙硝酸(150mL)の混合物に、撹拌中に室温で添加した。この混合物を100℃まで加熱し、次いで2時間撹拌した。この反応混合物を室温まで冷却し、次いでクラッシュアイスに注いだ。この混合物を氷浴中でNH.HOで中和した。その沈殿物を濾過し、そしてPEで洗浄して、化合物3(29.6g,収率56%)を得た。
【0577】
化合物3(18g,60.84mmol)を、撹拌しているPBr(46mL)に少しずつ0〜5℃で添加した。この混合物を5℃で約7時間撹拌し、次いで、これをクラッシュアイスに注ぎ、そしてEAで抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、粗製生成物を得、これをフラッシュカラムクロマトグラフィー(PE:EA=10:1)により精製して、化合物4(10g,収率59%)を得た。
【0578】
化合物5〜10を、化合物48の合成に記載される一般的な手順に従って調製した。
【0579】
化合物626を、化合物10と11とのSuzukiカップリングによって、調製した。H NMR (CDCl, 400 MHz) δ 7.51 (d, J= 8.4 Hz, 2H), 7.44〜7.41 (m, 2H), 7.32 (d, J= 8.4 Hz, 2H), 7.14 (t, J=8.4Hz, 2H), 6.94 (d, J=2.8Hz,1H), 6.91〜6.89 (m, 2H) , 3.67 (q, J=7.2Hz, 2H), 1.10 (t, J=7.2Hz, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H) 417.1。
【0580】
実施例5−O
化合物656の合成
【化183】
[この文献は図面を表示できません]
CsCO(124g,0.38mol)を、化合物1(60g,0.63mol)のアセトン(500mL)中の溶液に添加した。次いで、ヨードエタン(118g,0.76mol,61mL)をこの撹拌混合物に添加した。この混合物を一晩還流させながら撹拌した。この混合物を室温まで冷却し、濾過し、そしてその溶媒をエバポレートした。その残渣をカラムクロマトグラフィー(PE:EA=200:1から100:1)により精製して、化合物2(30g,収率39%)を得た。
【0581】
フラスコに、化合物2(23g,187mmol)、マロン酸(23.3g,224mmol)、ピリジン(100mL)およびピペリジン(22mL)を入れた。この混合物を窒素雰囲気下で一晩還流した。次いで、この混合物を室温まで冷却し、そして減圧下で濃縮した。その残渣を水で希釈し、そしてaq.HCl(2N)によってpH=約5まで調整した。得られた固体を濾過し、そして多量の水で洗浄し、その固体を減圧中で乾燥させて、化合物3(26.3g,収率85%)を得た。
【0582】
クロロギ酸エチル(10g,87.6mmol)を、化合物3(10g,73mmol)およびTEA(11.1g,109.5mmol)の、100mLのアセトン中の溶液に0℃で滴下により添加した。この混合物を0℃で1.5時間撹拌した。得られた混合物を、アジ化ナトリウム(14.3g,219mmol)の30mLのアセトンおよび水(V/V=1/1)中の溶液に0℃で添加し、そして30分間撹拌した。次いで、この混合物を室温まで温め、そしてさらに2時間撹拌した。この混合物を氷水に注ぎ、そしてその沈殿物を濾過により集めた。その固体を多量の水で洗浄し、減圧中で乾燥させて、化合物4(2.87g,収率21%)を得た。
【0583】
化合物4(2.8g,15mmol)を20mLのジフェニルエーテルに添加し、そしてこの混合物を240℃で3時間撹拌した。次いで、この混合物を室温まで冷却し、そしてその残渣をカラムクロマトグラフィー(PE:EA=1:1からEA:MeOH=100:1)により精製して、化合物5(1.1g,収率46%)を得た。
【0584】
化合物5(200mg,1.24mmol)のDCM(10mL)中の溶液に、化合物6(306.5mg,1.49mmol)、Cu(OAc)(743mg,2.48mmol)、ピリジン(1.17g,12.4mmol,1.2mL)およびピリジン−N−オキシド(295mg,3.1mmol)を添加し、その後、4Åのモレキュラーシーブ(100mg)を添加した。この反応混合物を酸素雰囲気下30℃で一晩撹拌した。得られた混合物を濾過してEtOAcで洗浄した。その濾液をブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮した。その残渣をシリカゲルでのカラムクロマトグラフィー(PE/EA=1:1)により精製して、化合物656(80mg,収率20%)を得た。H NMR (CDCl, 400 MHz) δ 7.46 (d, J=9.2 Hz, 2H), 7.32 (d, J=8.0 Hz, 2H), 7.10 (d, J=7.6 Hz, 1H), 6.93 (d, J=3.2 Hz, 1H), 6.84 (d, J=3.2 Hz, 1H), 6.45 (d, J=7.2 Hz, 1H), 4.10 (q, J=7.2 Hz, 2H), 1.48 (t, J=7.2 Hz, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H) 323.0。
【0585】
【化184】
[この文献は図面を表示できません]
化合物656(1.8g,5.6mmol)のDMF(20mL)中の溶液に、NCS(1.53g,11.5mmol)を添加した。この混合物を90℃で2時間加熱した。次いで、この混合物を水で洗浄し、EAで抽出した。その有機層をブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、減圧中で濃縮した。その粗製残渣を精製して、化合物7(1.6g,収率73%)を得た。
【0586】
化合物7(1.0g,2.56mmol)のMeCN(20mL)中の溶液に、NBS(543mg,3.07mmol)を0〜5℃で添加した。この混合物を室温で一晩撹拌した。次いで、この混合物を減圧中で濃縮した。その粗製残渣を精製して、化合物8(0.5g,収率42%)を得た。
【0587】
化合物8(800mg,1.7mmol)および9(530mg,2.55mmol)の、ジオキサン/HO(30mL,V:V=5:1)中の撹拌混合物に、KPO(720mg,3.4mmol)、Pd(dppf)Cl(125mg,0.17mmol)をN保護下で添加した。この反応混合物を90℃で一晩加熱した。この混合物を水に注ぎ、EtOAcで抽出し、その有機層をブラインで洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮し、その残渣を精製して、化合物10(310mg,収率:38.8%)を得た。
【0588】
化合物10(250mg,0.53mmol)をMeOH(20mL)に溶解させ、Pd/C(30mg)をN保護下で添加し、この反応物をHバルーンで50℃で一晩撹拌した。この懸濁物をセライトのパッドで濾過した。そのフィルターケーキをMeOHで洗浄し、合わせた濾液を減圧中で濃縮し、その粗製生成物を精製して、化合物694(95mg,収率45%)を得た。H NMR (400MHz,CDCl) δ 7.57 (s, 1H), 7.49 − 7.42 (m, 3H), 7.29 (d, J=8.4 Hz, 2H), 6.93 − 6.90 (m, 1H), 6.89 − 6.84 (m, 2H), 3.96 (s, 3H), 3.86 (q, J=7.2 Hz, 2H), 1.18 (t, J=7.2 Hz, 3H)。MS(ESI)m/z[M+H] 403.1。
【0589】
化合物695を、化合物694の合成に記載された類似の手順に従って、1−ベンジル−5−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−4(5H)−オンを出発物質として使用して調製した。H NMR (DMSO−d, 400 MHz) δ 11.5 (s, 1H), 8.16 (s, 1H), 7.83 (s, 1H), 7.61 (d, J=8.8 Hz, 2H), 7.51 (d, J=8.8 Hz, 2H), 7.42 (s, 1H), 7.19 (s, 1H), 6.66 (s, 1H), 3.89 (s, 3H)。
【0590】
実施例5−P
化合物678の合成
【化185】
[この文献は図面を表示できません]
BnOH(2.3g,21.7mmol)のDMF(50mL)中の溶液に、NaH(鉱油中60%の分散物,1.5g,36.2mmol)を0℃で添加し、この混合物を室温で30分間撹拌し、化合物1(5g,18.1mmol)を添加し、この溶液を100℃で3〜4時間加熱し、次いでaq.HCl(1N)でクエンチし、EAで抽出し、合わせた有機層をブラインで洗浄し、そして濃縮して、粗製生成物を得、これを精製して、化合物2(4g,収率72%)を得た。
【0591】
化合物2(4g,13.2mmol)のDMF(50mL)中の溶液に、NaH(鉱油中60%の分散物,1g,26.4mmol)を0℃で添加し、この混合物を室温で30分間撹拌し、次いでSEM−Cl(3.3g,19.8mmol)を添加し、この反応物を室温で12時間撹拌した。この混合物を水でクエンチし、EAで抽出し、合わせた有機層をブラインで洗浄し、そして濃縮して、粗製生成物を得、その残渣を精製して、化合物3(3.7g,収率65%)を得た。
【0592】
化合物3(4g,9.2mmol)および3A(4.2g,18.4mmol)の、ジオキサン/HO(100mL,V/V=5/1)中の撹拌混合物に、KPO(3.9g,18.4mmol)、Pd−118(600mg,0.92mmol)をN保護下で添加した。この反応混合物を60〜70℃で一晩加熱した。この混合物を水に注ぎ、EtOAcで抽出し、その有機層をブラインで洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮し、その残渣をシリカゲルでのカラムクロマトグラフィー(PE/EA=5:1)により精製して、化合物4(3g,収率62.5%)を得た。
【0593】
化合物4(3g,5.7mmol)のMeOH(50mL)中の溶液に、Pd/C(600mg)をN保護下で添加し、この反応物をHバルーン下室温で一晩撹拌し、次いでこの混合物をセライトのパッドで濾過した。そのフィルターケーキをMeOH(50mL)で洗浄し、合わせた濾液を減圧中で濃縮し、その粗製生成物を精製して、化合物5(1.2g,収率48%)を得た。
【0594】
化合物5(400mg,0.93mmol)のDMF(20mL)中の溶液に、化合物5A(288mg,1.4mmol)、およびCu(OAc)(336.7mg,1.86mmol)、Py(367.4mg,4.65mmol)、ピリジンN−オキシド(176.7mg,1.86mmol)を添加した。この反応混合物を50℃で一晩撹拌し、次いでこれを水に注ぎ、EAで抽出し、合わせた有機層をブラインで洗浄し、そして濃縮して、粗製生成物を得た。その残渣を精製して、化合物6(300mg,収率54%)を得た。
【0595】
化合物6(700mg,1.18mmol)をHCl/MeOH(4M,20mL)に溶解させ、この反応物を室温で1〜2時間撹拌し、次いでその溶媒をエバポレートした。その残渣を飽和aq.NaHCOで中和し、そしてEAで抽出した。合わせた有機層を減圧中で濃縮し、そしてその粗製生成物をEAで洗浄して、化合物678(260mg,収率61%)を得た。
H NMR (DMSO−d, 400 MHz) δ 8.28 (brs, 2H), 7.92 (s, 1H), 7.69 (d, J=8.4Hz, 2H), 7.57 (d, J=8.0Hz, 2H)。MS(ESI)m/z[M+H] 362.9。
【0596】
化合物681を、化合物678の合成に記載された類似の手順に従って、(4−フルオロフェニル)ボロン酸を化合物3Aの代わりに使用して調製した。H NMR (CDOD, 400 MHz) δ 7.84−7.80 (m, 2H), 7.70−7.64 (m, 3H), 7.49 (d, J=8.4Hz, 2H), 7.25−7.20 (m, 2H)。MS(ESI)m/z[M+H]+ 391.0。
【0597】
実施例6−A
化合物64の合成(スキームXVII)
【化186】
[この文献は図面を表示できません]
XVII−1(1.57g,8.35mmol)、XVII−2(1.61g,9.19mmol)、Pd(OAc)(0.187g,0.835mmol)、n−BuPAd(0.298g,0.835mmol)およびCsCO(8.17g,25.05mmol)の、トルエン/HO(50mL/10mL)中の混合物を、窒素でパージすることにより脱気した。この混合物を100℃で12時間加熱した。室温まで冷却した後に、この混合物を水(30mL)で希釈し、EtOAc(100mL×3)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮した。その残渣をシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィー(PE/EA=100:1→40:1)により精製して、XVII−3を黄色油状物として得た(0.8g,収率54%)。
【0598】
化合物64:H NMR (CDCl, 300MHz) δ 7.50−7.47 (m, 2H), 7.42−7.34 (m, 4H), 7.12 (d, J = 2.1Hz, 1H), 6.64 (d, J = 6.9Hz, 1H), 2.72−2.80 (m, 1H), 2.05−1.96 (m, 2H), 1.80−1.63 (m, 4H), 1.52−1.47 (m, 2H)。MS(ESI)m/z[M+H] 240.1。
【0599】
実施例6−B
化合物65の合成(スキームXVIII)
【化187】
[この文献は図面を表示できません]
XVIII−1(2.1g,10.9mmol)のトルエン/HO(60mL,v/v=5/1)中の溶液に、NaCO(1.4g,14.71mmol)、XVIII−2(1.2g,11.99mmol)を添加し、その後、Pd(dppf)Cl(812mg,1.11mmol)を添加した。この混合物を窒素でパージし、次いで一晩加熱還流した。この混合物を室温まで冷却し、水(50mL)で希釈し、EtOAc(100mL×3)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮した。その残渣をシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィー(PE/EA 100:1→40:1)により精製して、XVIII−3を黄色油状物として得た(0.4g,収率24%)。H NMR (CDCl, 300 MHz) δ 7.97 (d, J = 2.4Hz, 1H), 7.46 (dd, J = 8.4, 2.4Hz, 1H), 6.68 (d, J = 8.4Hz, 1H), 3.90 (s, 3H), 3.51−3.40 (m, 1H), 2.37−2.30 (m, 2H), 2.28−1.99 (m, 3H), 1.96−1.82 (m, 1H)。
【0600】
化合物65:H NMR (CDCl, 400 MHz) δ 7.51−7.47 (m, 2H), 7.46−7.36 (m, 4H), 7.08 (d, J = 2.8Hz, 1H), 6.65 (d, J = 9.2Hz, 1H), 3.35−3.26 (m, 1H), 2.31−2.23 (m, 2H), 2.09−1.96 (m, 3H),1.87−1.83 (m, 1H)。MS(ESI)m/z[M+H] 226.0。
【0601】
化合物66を、化合物64を得るための類似の手順に従って、調製した。H NMR (CDCl, 400 MHz) δ 7.51−7.46 (m, 2H), 7.43−7.33 (m, 4H), 7.09 (d, J = 2.4Hz, 1H), 6.63 (d, J = 9.6Hz, 1H), 2.32−2.25 (m, 1H), 1.87−1.82 (m, 4H), 1.76−1.72 (m, 1H), 1.41−1.18 (m, 5H)。MS(ESI)m/z[M+H] 254.1。
【0602】
実施例7
化合物67〜76の合成(スキームXIX)
【化188】
[この文献は図面を表示できません]
XIX−3を、V−3を得るための類似の手順に従って、XIX−2をV−2の代わりに使用して、黄色固体として調製した。
【0603】
XIX−5を、化合物23を得るための類似の手順に従って、XIX−4をV−4の代わりに使用して調製した。
【0604】
XIX−7:XIX−5(1.0当量)およびTEA(3当量)のDCM中の撹拌溶液に、塩化アシル(2.0当量)を0℃で滴下により添加した。この混合物を室温で1時間撹拌し、次いでこれを水およびブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、そして減圧下で濃縮した。その残渣をprep−TLC(EtOAc)により精製して、XIX−7を得た。
【0605】
化合物67:H NMR (CDCl, 400 MHz) δ 8.34 (s, 1 H), 7.82 (s, 1 H), 7.59−7.41(m, 7 H), 6.77−6.74 (m, 1 H), 2.72 (s, 3H)。
【0606】
化合物68:H NMR (CDCl, 400 MHz) δ 8.54 (s, 1 H), 8.13 (d, J = 7.2 Hz, 2 H), 7.91 (s, 1 H), 7.66−7.43 (m, 10 H), 6.78 (d, J = 9.6 Hz, 1 H)。
【0607】
化合物69:H NMR (CDCl, 400 MHz) δ 8.34 (s, 1 H), 7.86 (s, 1 H), 7.59−7.28 (m, 12 H), 6.75 (d, J = 8.8 Hz, 1 H), 4.45 (s, 2 H)。
【0608】
化合物72:H NMR (CDCl, 400 MHz) δ 8.34 (s, 1 H), 7.80 (s, 1 H), 7.60−7.40 (m, 7 H), 6.74 (d, J = 8.8 Hz, 1 H), 3.15−3.10 (m, 2 H), 1.81−1.72 (m, 2 H), 1.481−1.40 (m, 2 H), 0.98−0.93 (m, 3 H)。
【0609】
XIX−9:XIX−5(1.0当量)のジオキサン/HO(v/v=10:1)中の溶液に、NaCO(1.5当量)を0℃で10分間撹拌しながら添加した。次いで、XIX−8(1.2当量)を滴下により添加した。この混合物を室温で5時間撹拌した。この反応物を濃縮した。その残渣をEtOAcとHOとの間で分配した。その有機層を分離し、ブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、濃縮した。その粗製生成物をprep−TLC(EtOAc)により精製して、XIX−9を得た。
【0610】
化合物73:H NMR (DMSO−d, 400 MHz) δ 8.80 (s, 1H), 8.33 (s, 1H), 8.22 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 8.01 (dd, J = 2.4, 9.6 Hz, 1H), 7.57−7.52 (m, 2H), 7.49−7.45 (m, 3H), 6.58 (d, J = 9.6 Hz, 1H), 4.44 (q, J = 7.2 Hz, 2H), 1.36 (t, J = 7.2Hz, 3H)。
【0611】
化合物74:H NMR (DMSO−d, 400 MHz) δ 8.78 (s, 1H), 8.33 (s, 1H), 8.22 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 8.00 (dd, J = 2.8, 9.6 Hz, 1H), 7.57−7.53 (m, 2H), 7.49−7.46 (m, 3H), 6.58 (d, J = 9.6 Hz, 1H), 4.40 (t, J = 6.4 Hz, 2H), 1.74−1.70 (m, 2H), 1.46−1.39 (m, 2H), 0.94 (t, J = 7.2 Hz, 3H)。
【0612】
XIX−11:XIX−5(1当量)とXIX−10(0.5mmol/mL)との混合物をN下90〜100℃で一晩撹拌した。この混合物を濃縮した。その残渣をprep−TLC(PE:EtOAc=1:1)により精製して、XIX−11を得た。
【0613】
化合物75:H NMR (DMSO−d, 300 MHz) δ 8.70 (s, 1H), 8.24−8.21 (m, 2H), 8.14 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 7.95 (dd, J = 9.3, 2.4 Hz, 1H), 7.53−7.42 (m, 5H), 6.53 (d, J = 9.3 Hz, 1H), 3.99−3.92 (m, 1H), 1.18 (s, 3H), 1.15 (s, 3H)。
【0614】
化合物76:H NMR (DMSO−d, 300 MHz) δ 8.70 (s, 1H), 8.51 (t, J = 6.0 Hz, 1H), 8.20 (d, J = 0.6 Hz, 1H), 8.13 (d, J = 2.1 Hz, 1H), 7.95 (dd, J = 9.6, 2.7 Hz, 1H), 7.51−7.42 (m, 5H), 6.53 (d, J = 9.3 Hz, 1H), 3.31−3.24 (m, 2H), 1.12−1.07 (m, 3H)。
【0615】
XIX−13:XIX−5(1当量)のDCM(0.16mmol/mL)中の溶液に、XIX−12(1.25当量)およびTEA(3当量)を0℃で添加した。次いで、この混合物を室温で一晩撹拌した。この混合物を濃縮し、水で希釈し、EtOAcで抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮した。その残渣をprep−TLC(PE:EA=1:2)により精製して、XIX−13を得た。
【0616】
化合物70:H NMR (CDCl, 400MHz) δ 8.19 (s, 1H), 8.04−8.02 (m, 2H), 7.82 (s, 1H), 7.69−7.65 (m, 1H), 7.58−7.49 (m, 6H), 7.47−7.45 (m, 1H), 7.39−7.37 (m, 2H), 6.72 (d, J = 9.2 Hz, 1H)。MS(ESI)m/z(M+H) 378.1。
【0617】
化合物71:H NMR (CDCl, 400MHz) δ 8.11 (s, 1H), 7.91 (s, 1H), 7.55−7.39 (m, 7H), 6.75 (d, J = 9.6 Hz, 1H), 3.35 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+Na) 338.0。
【0618】
実施例8
化合物77〜80の合成(スキームXX)
【化189】
[この文献は図面を表示できません]

XX−3:XX−1(1当量)、XX−2(1.2当量)およびKCO(1.5当量)をDMFに溶解させた。この溶液をN雰囲気下50℃で6時間撹拌した。この反応混合物を水で希釈し、そしてEtOAcで抽出した。合わせた有機相をブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、そして濃縮して、粗製生成物を得、これをprep−TLC(PE:EA=1:1)により精製して、XX−3を得た。
【0619】
化合物77を、上記標準的な手順に従って、5−(4−フルオロフェニル)ピリジン−2(1H)−オンと(2−ブロモエチル)ベンゼンとを反応させることによって調製した。H NMR (CDCl, 400 MHz) δ 7.53 (m, 1H), 7.33−7.24 (m, 3H), 7.18−7.16 (d, J = 6.8 Hz, 2H), 7.09−7.00 (m, 4H), 6.92 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 6.68−6.66 (d, J = 9.6 Hz, 1H), 4.23−4.20 (m, 2H), 3.12−3.09 (m, 2H)。MS(ESI)m/z(M+H) 293.9。
【0620】
化合物79を、上記標準的な手順に従って、5−(4−フルオロフェニル)ピリジン−2(1H)−オンと(ブロモメチル)ベンゼンとを反応させることによって調製した。H NMR (CDCl, 400 MHz) δ 7.57−7.55 (m, 1H), 7.42−7.41 (d, J = 2.8 Hz, 1H), 7.38−7.28 (m, 7H), 7.10−7.05 (m, 2H), 6.72−6.70 (d, J = 9.2 Hz, 1H), 5.22 (s, 2H)。MS(ESI)m/z(M+H) 280.1。
【0621】
化合物78を、上記標準的な手順に従って、5−メチルピリジン−2(1H)−オンと(ブロモメチル)ベンゼンとを反応させることによって調製した。H NMR (CDCl, 400 MHz) δ 7.36−7.27 (m, 5H), 7.19−7.16 (m, 1H), 7.02 (s, 1H), 6.58−6.56 (d, J = 7.2 Hz, 1H), 5.12 (s, 2H), 2.03 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H) 199.8。
【0622】
化合物80を、上記標準的な手順に従って、5−メチルピリジン−2(1H)−オンと(2−ブロモエチル)ベンゼンとを反応させることによって調製した。H NMR (CDCl, 400 MHz) δ 7.31−7.21 (m, 3H), 7.18−7.15 (m, 3H), 6.70 (s, 1H), 6.54−6.52 (d, J = 9.2 Hz, 1H), 4.16−4.08 (m, 2H), 3.06−3.02 (m, 2H), 1.96 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H) 213.9。
【0623】
実施例9
化合物82の合成(スキームXXI)
【化190】
[この文献は図面を表示できません]
XXI−3を、X−6を得るための類似の手順に従って、赤色固体として得た。H NMR (CDCl, 300MHz) δ 7.52−7.35 (m, 5H), 7.26 (s, 1H), 6.82 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 2.37 (s, 3H)。
【0624】
XXI−3(500mg,1.56mmol)の、10mLのDMSO中の溶液に、ヒドラジン水和物(1mL)を0℃で添加し、この混合物を100℃で2時間撹拌した。冷却した後に、この混合物をaq.HCl(1M)でクエンチし、そして1時間撹拌し、EA(50mL×3)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、そして濃縮した。その残渣をシリカゲルでのカラムクロマトグラフィー(PE/EA=20/1)により精製して、化合物82(50mg,収率11%)を白色固体として得た。H NMR (CDCl, 400MHz) δ 7.48 (d, J = 8.8 Hz, 2H), 7.37 (d, J = 8.4 Hz, 2H), 7.15 (s, 1H), 7.03 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 6.70 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 3.69 (s, 2 H), 2.35 (s, 3H)。MS(ESI)m/z[M+H] 308.1。
【0625】
化合物81を、インドリン−2−オンと(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)ボロン酸とを、Cu(OAc)および4Åのモレキュラーシーブの存在下で、無水DCM中酸素雰囲気下で一晩還流させながら反応させることによって、白色固体として得た。H NMR (CDCl, 400MHz) δ 7.47 (d, J = 8.0 Hz, 2H), 7.38−7.32 (m, 3H), 7.23 (t, J = 7.6 Hz, 1H),7.11 (t, J = 7.6 Hz, 1H), 6.80 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 3.73 (s, 2H)。MS(ESI)m/z[M+H] 294.0。
【0626】
実施例10
化合物83および84の合成(スキームXXII)
【化191】
[この文献は図面を表示できません]
XXII−2を、XIX−3を得るための類似の手順に従って、白色固体として調製した。
【0627】
XXII−2(500mg,2.7mmol)をEtOHに溶解させ、この溶液をArで3回脱気し、次いでRaney Niを添加した。この溶液を今度はArおよびHで3回脱気した。この混合物をH(15〜20psi)下室温で24時間撹拌した。この反応をLCMSおよびTLCによって検出した。この反応混合物を濾過し、そしてEAで洗浄し、その濾液を濃縮し、そしてその残渣をカラムクロマトグラフィー(PE/EA=3/1)により精製し、次いでキラルprep−HPLCにより分離して、2つの純粋な光学エナンチオマー:化合物83(149mg,収率30%)および化合物84(30.3mg,収率6%)を得た。これらの2つの化合物の絶対キラリティーは同定しなかった。
【0628】
化合物83:H NMR (CDCl, 400 MHz) δ 7.41−7.37 (m, 2H), 7.27−7.23 (m, 3H), 3.59−3.54 (m, 1H), 3.36−3.30 (m, 1H), 2.66−2.50 (m, 2H), 2.19−2.10 (m, 1H), 2.00−1.94 (m, 1H), 1.67−1.57 (m, 1H), 1.07 (d, J = 6.8 Hz, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H) 190.0。RT (SFC)=3.99。
【0629】
化合物84:H NMR (CDCl, 400 MHz) δ 7.41−7.37 (m, 2H), 7.27−7.23 (m, 3H), 3.59−3.55 (m, 1H), 3.36−3.31 (m, 1H), 2.66−2.50 (m, 2H), 2.19−2.10 (m, 1H), 2.00−1.94 (m, 1H), 1.67−1.57 (m, 1H), 1.07 (d, J = 6.8 Hz, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H) 190.0. RT (SFC)=4.18。
【0630】
実施例11−A
化合物85〜87の合成(スキームXXIII)
【化192】
[この文献は図面を表示できません]
XXIII−1(15g,0.1mol)を無水DMF(80mL)に溶解させ、次いで新たに調製したナトリウムメトキシド(24g,0.44mol)を添加した。得られた混合物をN下110〜120℃で12時間撹拌した。室温まで冷却し、EA(800mL)で希釈し、そして水およびブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、濃縮した。その残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィー(PE/EA=10:1)により精製して、XXIII−2(7.5g,収率54%)を無色油状物として得た。
【0631】
XXIII−2(7.4g,53mmol)およびN−ブロモスクシンイミド(9.3g,52mmol)の無水CHCN(250mg)の混合物を暗所70〜85℃で12時間撹拌した。室温まで冷却し、この混合物を濃縮し、そしてその残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィー(PE/EA=50/1)により精製して、XXIII−3(8.3g,収率72%)を白色固体として得た。
【0632】
XXIII−3(16.0g,38.2mmol)、XXIII−4(13.4g,95.9mmol)およびKCO(36.6g,265.3mmol)を、DME/HOの混合物(250mL/25mL)に溶解させた。この溶液をNにより3回脱気し、次いでPd(PPh(8.5g,7.37mmol)を添加した。この反応混合物をN下90〜100℃で10時間撹拌し、次いで室温まで冷却し、AcOEtで希釈し、そして濾過し、その濾液をブラインで洗浄した。分離した有機相をNaSOで乾燥させ、濃縮した。その残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィー(PE/EA=20:1〜5:1)により精製して、XXIII−5(16.0g,収率93%)を得た。
【0633】
XXIII−5(15.0g,64.4mmol)のaq.HBr(48%,250mL)中の溶液を100℃で7時間撹拌した。次いで、この混合物を室温まで冷却し、形成した沈殿物を濾過し、水で洗浄して、XXIII−6(17.6g,収率91%)を白色固体として得、これをさらに精製を行わずに次の工程で使用した。
【0634】
XXIII−6(4.6g,21mmol)のDCM(180mL)中の溶液に、酢酸銅(II)(7.42g,41mmol)、XXIII−7(8.65g,42mmol)、ピリジン(10mL)、ピリジン−N−オキシド(7.8g,82mmol)および4Åのモレキュラーシーブ(3.0g)を添加した。この混合物をO雰囲気下室温で38時間撹拌した。この混合物を濾過した。その濾液をブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、濃縮した。その残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィー(PE/EA=1/1)により精製して、化合物85(3.7g,収率46%)を白色固体として得た。H NMR (CDOD, 400 MHz) δ 7.57−7.55 (m, 3H), 7.47−7.44 (m, 4H), 7.13−7.09 (m, 2H), 6.12 (s, 1H), 3.90 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H) 380.0。
【0635】
化合物85(2.0g,5.26mmol)の乾燥DCM(25mL)中の溶液に、BBr(2.63g,10.52mmol)を−65℃〜−70℃で滴下により添加した。添加後、この混合物を5〜8℃で12時間撹拌したが、出発物質がまだ残っていた。さらなるBBr(5.26g,21mmol)を−65℃〜−70℃で滴下により添加し、その後、この混合物を25〜30℃で24時間撹拌した。次いで、この混合物を氷水浴で0℃まで冷却し、メタノールの滴下による添加により、煙が見えなくなるまでクエンチした。次いで、この混合物を濃縮し、その残渣を飽和aq.NaHCOでpH8〜9まで塩基性にし、EA(50mL×3)で抽出し、ブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、濃縮した。その残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc=1/2)により精製して、化合物86(1.2g,収率52%)を白色固体として得た。H NMR (CDOD, 400 MHz) δ 7.58−7.49 (m, 5H), 7.45−7.43 (m, 2H), 7.13−7.09 (m, 2H), 6.01 (s, 1H)。MS(ESI)m/z(M+H) 366.0。
【0636】
化合物86(3.3g,9.0mmol)のPOCl(60mL)中の溶液に、N,N−ジメチルアニリン(1.5g,12.4mmol)を添加した。得られた混合物を100℃で2時間撹拌し、室温まで冷却し、ほとんどのPOClを蒸留し、氷水でクエンチし、次いで飽和aq.NaHCOでpH7〜8まで塩基性にし、そしてEA(50mL×3)で抽出した。合わせた有機相をブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、そして濃縮した。その残渣をフラッシュクロマトグラフィー(PE:EA=5:1)により精製して、化合物87(2.0g,収率58%)を薄黄色固体として得た。H NMR (CDOD, 400 MHz) δ 7.72 (s, 1H), 7.61−7.58 (m, 2H), 7.48−7.44 (m, 4H), 7.19−7.15 (m, 2H), 6.85 (s, 1H)。MS(ESI)m/z(M+H) 384.0。
【0637】
化合物88:化合物87を4−メトキシベンジルアミン(2mL)に溶解させ、この混合物をN下180℃で2.5時間撹拌した。室温まで冷却した後に、この混合物をEA(60mL)で希釈し、aq.HCl(2M)およびブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、そして濃縮した。その残渣をprep−TLC(PE:EA=1:2)により精製して、中間体(47mg,収率50%)を得、これをさらにTFA(2mL)に溶解させ、そして室温で3時間撹拌した。次いでこれを水で希釈し、そして飽和aq.NaHCOでpH8〜9まで塩基性にし、EA(30mL×3)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、そして濃縮した。その残渣をprep−TLC(PE/EA=1/3)により精製して、化合物88(30mg,収率79%)を得た。H NMR (CDOD, 400 MHz) δ 7.53−7.51 (m, 2H), 7.45−7.40 (m, 4H), 7.32 (s, 1H), 7.19 (t, J = 8.8 Hz, 2H), 5.78 (s, 1H)。
【0638】
化合物89:化合物87(75mg,0.2mmol)のベンジルアミン(1mL)中の混合物を180℃で4時間撹拌し、次いでこれを室温まで冷却し、そしてフラッシュカラムクロマトグラフィー(PE:AE=1:1)により精製して、化合物89(80mg,収率90%)を得た。H NMR (CDCl, 400MHz) δ 7.47−7.44 (m, 2H), 7.38−7.34 (m, 4H), 7.31−7.27 (m, 5H), 7.16−7.12 (m, 2H), 7.06 (s, 1H), 5.70 (s, 1H), 4.59 (t, J = 5.2 Hz, 1H), 4.34 (d, J = 5.2 Hz, 2H)。MS(ESI)m/z(M+H) 455.3。
【0639】
化合物90を、化合物88を得るための類似の手順に従って、1−(4−メトキシフェニル)−N−メチルメタンアミンを4−メトキシベンジルアミンの代わりに使用して調製した。H NMR (CDCl, 400 MHz) δ 7.47−7.45 (m, 2H), 7.34−7.28 (m, 4H), 7.17−7.12 (m, 2H), 7.03 (s, 1H), 5.65 (s, 1H), 4.28 (m, 1H), 2.83 (d, J = 4.8 Hz, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H) 379.0。
【0640】
化合物104および107〜110を、化合物88(1当量)と関連する塩化アシル(1.1当量)との、DCMおよびピリジン(5当量)中での反応によって調製した。この混合物を室温で一晩撹拌した。
【0641】
化合物104:H NMR (CDCl, 400MHz) δ 7.76 (s, 1H), 7.47 (d, J = 8.8Hz, 2H), 7.36−7.30 (m, 4H), 7.23−7.19 (m, 3H), 6.96 (s, 1H), 2.06 (s, 3H)。
【0642】
化合物107:H NMR (CDCl, 400MHz) δ 7.78 (s, 1H), 7.47 (d, J = 8.8Hz, 2H), 7.35−7.31 (m, 4H), 7.24−7.19 (m, 3H), 6.95 (s, 1H), 2.22 (t, J = 7.6Hz, 2H), 1.59−1.51 (m, 2H), 1.36−1.26 (m, 2H), 0.89 (t, J = 7.2Hz, 3H)。
【0643】
化合物108:H NMR (CDCl, 400MHz) δ 7.79 (s, 1H), 7.47 (d, J = 8.8Hz, 2H), 7.36−7.31 (m, 4H), 7.25−7.20 (m, 3H), 7.02 (s, 1H), 2.39−2.32 (m, 1H), 1.12 (d, J = 6.8Hz, 2H)。
【0644】
化合物109:H NMR (CDCl, 300MHz) δ 7.81 (s, 1H), 7.50−7.46 (m, 2H), 7.38−7.33 (m, 4H), 7.25−7.21 (m, 3H), 6.97 (s, 1H), 2.24 (t, J = 7.5Hz, 2H), 1.59 (t, J = 6.9Hz, 2H), 1.32−1.26 (m, 4H), 0.89 (t, J = 6.9 Hz, 3H)。
【0645】
化合物110:H NMR (CDCl, 400MHz) δ 7.78 (s, 1H), 7.47 (d, J = 8.8Hz, 2H), 7.35−7.31 (m, 4H), 7.24−7.20 (m, 3H), 6.94 (s, 1H), 2.20 (t, J = 7.6Hz, 2H), 0.93 (t, J = 7.6Hz, 3H)。
【0646】
化合物106:化合物88(120mg,0.33mmol)のトルエン(3mL)中の溶液に、プロピオン酸無水物(50mg,0.38mmol)を添加した。この混合物を一晩加熱還流した。この反応物を濃縮してトルエンを除去した。その残渣をPrep−HPLCにより精製して、化合物106(38.2mg,収率28%)を得た。H NMR (CDCl, 400MHz) δ 7.78 (s, 1H), 7.46 (d, J = 8.8 Hz, 2H), 7.36−7.31 (m, 4H), 7.24−7.20 (m, 3H), 6.96 (s, 1H), 2.27 (q, J = 7.6 Hz, 2H), 1.11 (t, J = 7.6 Hz, 3H)。
【0647】
化合物105、112および113を、化合物88と関連するクロロホルメートとをLiHMDSおよびTHF中で反応させることによって調製した。
【0648】
化合物105:H NMR (CDCl, 400MHz) δ 7.48−7.45 (m, 3H), 7.34−7.30 (m, 4H), 7.23−7.17 (m, 3H), 6.46 (s, 1H), 4.12 (d, J = 6.8 Hz, 2H), 1.70−1.63 (m, 2H), 0.93 (t, J = 7.6 Hz, 3H)。
【0649】
化合物112:H NMR (CDCl, 400MHz) δ 7.49−7.41 (m, 3H), 7.34−7.30 (m, 4H), 7.23−7.16 (m, 3H), 6.41 (s, 1H), 5.05−4.98 (m, 1H), 1.26 (d, J = 6.4 Hz, 6H)。
【0650】
化合物113:H NMR (CDCl, 400MHz) δ 7.53 (s, 1H), 7.49 (d, J = 9.2Hz, 4H), 7.41−7.37 (m, 4H), 7.34 (d, J = 8.4Hz, 2H), 7.28−7.14 (m, 3H), 7.15−7.12 (m, 2H), 6.81 (s, 1H)。
【0651】
化合物91:化合物86(250mg,0.7mmol)の乾燥DMF(5mL)中の溶液に、BnBr(128mg,0.77mmol)およびNaCO(112mg,1.1mmol)を添加し、この反応混合物を室温で一晩撹拌した。次いでこれを水(10mL)で希釈し、酢酸エチル(30mL×3)により抽出した。合わせた抽出物をブラインおよび水で洗浄し、NaSO4で乾燥させ、濃縮して、粗製生成物を得た。その粗製生成物をフラッシュクロマトグラフィー(PE/EA=5/1)により精製して、化合物91(60mg,収率19%)を得た。H NMR (CDOD, 400 MHz) δ 7.59−7.56 (m, 3H), 7.53−7.49 (m, 2H), 7.46 (d, J =8.4 Hz, 2H), 7.40−7.33 (m, 5H), 7.14−7.09 (m, 2H), 6.23 (s, 1H), 5.23 (s, 2H)。MS(ESI)m/z(M+H) 456.1。
【0652】
化合物92〜100を、化合物87と関連するアルコール(1当量)とを、DMFおよびNAH(1.5当量)中室温で2時間反応させることによって調製した。この反応混合物を水でクエンチしてEAで抽出した後に、その有機相をブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮した。その残渣をprep−TLCにより精製して、最終生成物を得た。
【0653】
化合物92:H NMR (CDCl, 400 MHz) δ 7.47−7.45 (m, 2H), 7.41−7.37 (m, 2H), 7.35−7.33 (m, 2H), 7.24 (m, 1H), 7.08−7.04 (m, 2H), 6.06 (s, 1H), 4.15−4.12 (m, 2H), 3.69−3.66 (m, 4H), 2.76−2.74 (m, 2H), 2.47−2.45 (m, 4H)。MS(ESI)m/z(M+H) 479.2。
【0654】
化合物93:H NMR (CDCl, 400 MHz) δ 7.47−7.45 (m, 2H), 7.38−7.32 (m, 4H), 7.23 (s, 1H), 7.09−7.05 (m, 2H), 6.06 (s, 1H), 4.30 (m, 2H), 3.06 (m, 2H), 2.70 (m, 4H), 1.84(m, 4H)。MS(ESI)m/z(M+H) 463.1。
【0655】
化合物94:H NMR (CDCl, 400 MHz) δ 7.47−7.45 (m, 2H), 7.36−7.32 (m, 4H), 7.24 (m, 1H), 7.09−7.05 (m, 2H), 6.04 (s, 1H), 4.11−4.09 (m, 2H), 2.98−2.93 (m, 10H)。MS(ESI)m/z(M+H) 527.0。
【0656】
化合物95:H NMR (CDCl, 400 MHz) δ 7.47−7.45 (m, 2H), 7.37−7.32 (m, 4H), 7.26 (s, 1H), 7.11−7.07 (m, 2H), 6.06 (s, 1H), 4.58 (m, 1H), 2.62 (m, 4H), 2.42 (s, 3H), 2.27 (m, 2H), 2.02 (m, 2H)。MS(ESI)m/z(M+H) 463.1。
【0657】
化合物96:H NMR (CDCl, 400 MHz) δ 7.47−7.45 (m, 2H), 7.42−7.39 (m, 2H), 7.35−7.33 (m, 2H), 7.25 (s, 1H), 7.09−7.05 (m, 2H), 6.06 (s, 1H), 4.15 (t, J = 4.4 Hz, 2H), 3.72 (t, J = 4.4 Hz, 2H), 3.37 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H) 424.1。
【0658】
化合物97:H NMR (CDCl, 400 MHz) δ 7.47−7.45 (m, 2H), 7.36−7.32 (m, 4H), 7.23 (s, 1H), 7.10−7.06 (m, 2H), 6.04 (s, 1H), 4.15−4.12 (m, 2H), 3.65−3.62 (m, 2H), 3.17−3.13 (m, 2H), 2.32−2.28 (m, 2H), 2.91−1.84 (m, 2H)。MS(ESI)m/z(M+H) 477.1。
【0659】
化合物98:H NMR (CDCl, 400 MHz) δ 7.47−7.44 (m, 2H), 7.35−7.32 (m, 4H), 7.23 (s, 1H), 7.10−7.06 (m, 2H), 6.04 (s, 1H), 4.22−4.19 (m, 2H), 4.10 (s, 2H), 3.73−3.71 (m, 2H), 3.62−3.59 (m, 2H), 3.11−3.08 (m, 2H)。MS(ESI)m/z(M+H) 492.9。
【0660】
化合物99:H NMR (CDCl, 400 MHz) δ 7.47−7.44 (m, 2H), 7.36−7.29 (m, 5H), 7.14−7.10 (m, 2H), 6.06 (s, 1H), 4.72 (s, 1H), 3.05−2.91 (m, 4H), 2.53−2.39 (m, 4H)。MS(ESI)m/z(M+H) 498.0。
【0661】
化合物100:H NMR (CDCl, 400 MHz) δ 7.47−7.45 (m, 2H), 7.39−7.32 (m, 4H), 7.24 (s, 1H), 7.09−7.04 (m, 2H), 6.05 (s, 1H), 4.14−4.11 (m, 2H), 2.83−2.80 (m, 2H), 2.69 (brm, 4H), 2.49 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H) 492.1。
【0662】
化合物102:化合物87(200mg,0.521mmol)、フェノール(59mg,0.625mmol)、およびKPO(331mg,1.56mmol)の、THF(5mL)中の撹拌混合物に、Pd(dba)(96mg,0.104mmol)を添加した。この混合物を窒素で3回パージし、次いで一晩加熱還流した。この混合物を濃縮してTHFを除去し、HOで希釈し、EtOAc(30mL×3)で抽出し、その有機層をブラインで洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮し、その粗製生成物をprep−HPLCにより精製して、化合物102(158mg,収率69%)を黄色固体として得た。H NMR:(CDCl, 400MHz) δ 7.53−7.42 (m, 6H), 7.35−7.33 (m, 3H), 7.30−7.26 (m, 1H), 7.14−7.09 (m, 4H), 5.82 (s, 1H)。
【0663】
化合物541を、化合物85の合成に記載された類似の手順に従って、4−クロロ−5−(4−フルオロフェニル)ピリジン−2(1H)−オンと2−メチル−4−エトキシボロン酸とを反応させることによって調製した。H NMR (DMSO−d, 400 MHz) δ 7.66 (s, 1H), 7.49 (m, 2H), 7.28−7.20 (m, 3H), 6.93 (s, 1H), 6.93−6.87 (m, 1H), 6.81 (s, 1H), 4.05 (q, J =6.8 Hz, 2H), 2.06 (s, 3H), 1.33 (t, J = 6.8 Hz, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H) 358.0。
【0664】
化合物551を、化合物541と2−メトキシエタノールとをDMFおよびKOH中150℃で一晩反応させることによって調製した。H NMR (CDCl, 400 MHz) δ 7.45−7.39 (m, 2H), 7.14−7.02 (m, 4H), 6.85−6.80 (m, 2H), 6.07 (s, 1H), 4.14 (t, J =4.4 Hz, 2H), 4.04 (q, J =7.2 Hz, 2H), 3.72 (t, J =4.4 Hz, 2H), 3.38 (s, 3H), 2.16 (s, 3H), 1.42 (t, J = 7.2 Hz, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H) 398.2。
【0665】
化合物550を、化合物551の合成についての類似の手順に従って、4−クロロ−2−メトキシ−5−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジンをXXIII−5の代わりに使用して調製した。H NMR (CDCl, 400 MHz) δ 7.69 (s, 1H), 7.63 (s, 1H), 7.29 (s, 1H), 7.11 (d, J = 8.4 Hz, 1 H), 6.85−7.96 (m, 2H), 6.05 (s, 1H), 4.18 (t, J = 4.4 Hz, 2H), 4.06 (q, J =6.8 Hz, 2 H), 3.91 (s, 3H), 3.82 (t, J = 4.4 Hz, 2H), 3.48 (s, 3H), 2.14 (s, 3H), 1.42 (t, J = 6.8 Hz, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H) 384.1。
【0666】
実施例11−B
化合物101の合成(スキームXXIV)
【化193】
[この文献は図面を表示できません]
XXIV−1(20g,85.5mmol)のDMF(100mL)中の溶液に、NaH(60%,4.1g,103mmol)を少しずつ添加した。この混合物を室温で30分間撹拌した。次いで、XXIV−2(14.3g,85.5mmol)を添加した。この反応物を室温で一晩撹拌した。この反応を氷水で注意深くクエンチし、次いでEtOAc(100mL×2)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、そして濃縮した。その残渣を次の工程に直接使用した(40g,粗製収率140%)。
【0667】
XXIV−3(6.8g,21.25mmol)のMeOH(50mL)中の溶液に、KCO(8.8g,64mmol)を添加した。この混合物を室温で2時間撹拌した。次いで濃縮し、HOで希釈し、EtOAc(100mL×2)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、そして濃縮した。この粗製生成物を直接使用した(3.0g,収率51%)。
【0668】
XXIV−4(900mg,3.24mmol)のDMF(10mL)中の溶液に、NaH(60%,160mg,3.9mmol)を添加した。この混合物を室温で30分間撹拌した。次いで、化合物87(1.25g,3.24mmol)を添加した。この反応物を室温で一晩撹拌した。LCMSは、この反応が完了したことを示した。この反応を氷水で注意深くクエンチし、次いでEtOAc(30mL×3)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、そして濃縮して、XXIV−6(140mg,収率22%)を得た。
【0669】
XXIV−6(140mg,0.224mmol)およびPd/Cのエタノール(5mL)の混合物をH下室温で4時間撹拌した。この反応物を濾過し、そして濃縮した。その残渣をprep−HPLCにより精製して、化合物101(30.9mg,収率28%)を得た。H NMR (CDCl, 400MHz) δ 7.45−7.40 (m, 2H), 7.36−7.31 (m, 4H), 7.26 (m, 1H), 7.11−7.07 (m, 2H), 6.14 (s, 1H), 4.18 (m, 2H), 3.75−3.70 (m, 4H), 3.30 (m, 2H), 3.07 (m, 2H)。
【0670】
実施例11−C
化合物117および118の合成(スキームXXV)
【化194】
[この文献は図面を表示できません]
XXV−6を、上に記載されたような合成スキームに従って得た。MS(ESI)m/z(M+H) 231.95。
【0671】
XXV−10を、化合物40を得るための類似の手順に従って、調製した。HNMR (CDCl3, 400MHz) δ 7.50−7.42 (m, 2H), 7.40−7.31 (m, 4H), 7.26−7.20 (m, 1H), 7.10−7.03 (m, 3H), 3.73 (s, 3H)。
【0672】
化合物117:XXV−10(1.0g,2.5mmol)、LiOH.HO(1.0g,24mmol)のMeOH/HO(15mL/3mL)中の混合物を室温で一晩撹拌した。この混合物をエバポレートし、次いでaq.HCl(2M)でpH=4〜5まで酸性にし、EtOAc(30mL×3)で抽出し合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、そして濃縮した。その残渣をPrep−HPLCにより精製して、化合物117(806mg,収率83%)を白色固体として得た。H NMR (DMSO−d, 400 MHz) δ 7.80 (s, 1H), 7.72−7.67 (m, 2H), 7.57−7.53 (m, 2H), 7.43−7.38 (m, 2H), 7.25−7.20 (m, 2H), 6.75 (s, 1H)。MS(ESI)m/z[M+H] 394.0。
【0673】
化合物118:化合物117(98.2mg,0.25mmol)の乾燥DCM(40mL)中の溶液に、ベンジルアミン(29mg,0.28mmol)を添加し、その後、HATU(105mg,0.28mmol)およびDIEA(65mg,0.5mmol)を添加した。この反応混合物を室温で一晩撹拌した。得られた混合物を濃縮して溶媒を除去し、EtOAc(50mL)で希釈し、5%のクエン酸、sat.aq.NaHCOおよびブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、濃縮して、粗製生成物を得た。その粗製生成物をprep−TLC(PE:EA=5:1)により精製して、化合物118(10mg,収率8.3%)を黄色固体として得た。HNMR (CDOD, 400 MHz) δ 7.69 (s, 1H), 7.60 (d, J = 8.8 Hz, 2H), 7.48 (d, J = 8.4 Hz, 2H), 7.34−7.26 (m, 5H), 7.12−7.10 (m, 2H), 7.02−6.98 (m, 2H), 6.69 (s, 1H), 4.38 (s, 2H)。MS(ESI)m/z(M+H) 483.1。
【0674】
化合物103、111、および114を調製するための一般的な手順:化合物117(1当量)のトルエン中の混合物に、TEA(2.6当量)および4Åのモレキュラーシーブを添加した。この混合物を100℃で1時間撹拌し、次いでDPPA(1.05当量)および関連するアルコール(1.2当量)をN保護下で添加した。この反応混合物を110℃で一晩撹拌した。この混合物を濃縮し、HOで希釈し、EtOAcで抽出した。合わせた有機層を水およびブラインで洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮し、その残渣をprep−TLC(PE:EA=2:1)により精製して、最終生成物を得た。
【0675】
化合物103:H NMR (CDCl, 400 MHz) δ 7.52 (s, 1H), 7.49−7.45 (m, 2H), 7.44−7.26 (m, 9H), 7.22−7.15 (m, 3H), 6.53 (s, 1H), 5.18 (s, 2H)。MS(ESI)m/z[M+H] 499.0。
【0676】
化合物111:H NMR (CDCl, 400 MHz) δ 7.47−7.45 (m, 3H), 7.33−7.30 (m, 4H), 7.21−7.17 (m, 3H), 6.50 (s, 1H), 3.76 (s, 3H)。MS(ESI)m/z[M+H] 422.0。
【0677】
化合物114:H NMR (CDCl, 400 MHz) δ 7.50−7.45 (m, 3H), 7.35−7.30 (m, 4H), 7.22−7.17 (m, 3H), 6.46 (s,1H), 4.21 (q, J = 6.8 Hz, 2 H), 1.28 (t, J = 6.8 Hz, 3H)。MS(ESI)m/z[M+H] 436.1。
【0678】
化合物115および116を調製するための一般的な手順:化合物117(1当量)のトルエン中の溶液に、TEA(2.5当量)および4Åのモレキュラーシーブ(100mg)を添加した。この混合物を100℃で30分間まで加熱した。次いで80℃まで冷却し、関連するアミン(1.2当量)およびDPPA(1.2当量)を添加した。この混合物を110℃で3時間加熱した。この混合物を濾過し、水で希釈し、EtOAcで抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、そして濃縮した。その残渣をPrep−HPLCにより精製して、最終生成物を得た。
【0679】
化合物115:H NMR (400 MHz, CDCl) δ 7.46−7.44 (m, 2H), 7.35−7.30 (m, 5H), 7.20−7.15 (m, 3H), 6.09 (s, 1H), 4.77 (s, 1H), 3.13 (d, J=6.0 Hz, 2H), 1.51 (m, 2H), 0.90 (t, J =7.2 Hz, 3H)。
【0680】
化合物116:H NMR (CDCl, 400 MHz) δ 7.33 (s, 2H), 7.26−7.22 (m, 5H), 7.21−7.17 (m, 6H), 7.03−6.97 (m, 3H), 6.90 (brs, 1H), 4.24 (d, J =5.2 Hz, 2H)。
【0681】
化合物119を、化合物85を得るための類似の手順に従って、(4−エトキシ−2−メチルフェニル)ボロン酸をXXIII−7の代わりに使用して調製した。H NMR (CDCl, 400 MHz) δ 7.38−7.34 (m, 2H), 7.13−7.11 (m, 2H), 7.08−7.04 (m, 2H), 6.84−6.78 (m, 2H), 6.10 (s, 1H), 4.04 (q, J = 7.2 Hz, 2 H), 3.85 (s, 3H), 2.17 (s, 3H), 1.42 (t, J = 7.2 Hz, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H) 353.9。
【0682】
化合物120を、化合物85を得るための類似の手順に従って、1−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールをXXIII−4の代わりに使用して、白色固体として調製した。H NMR (CDOD, 400 MHz) δ 7.61 (m, 2H), 7.47−7.43 (m, 2H), 7.38−7.33 (m, 3H), 6.07 (s, 1H), 3.93 (s, 3H), 3.91(s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H) 365.9。
【0683】
化合物121を、化合物86を得るための類似の手順に従って調製した。H NMR (DMSO−d, 400MHz) δ 7.97 (s, 1H), 7.82 (s, 1H), 7.76 (s, 1H), 7.55−7.53 (m, 2H), 7.48−7.46 (m, 2H), 6.00 (s, 1H), 3.89 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H) 352.0。
【0684】
化合物122を、化合物87を得るための類似の手順に従って調製した。H NMR (CDOD, 400 MHz) δ 7.88 (s, 1H), 7.81 (s, 1H), 7.68 (s, 1H), 7.59−7.57 (m, 2H), 7.48−7.46 (m, 2H), 6.84 (s, 1H), 4.90 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H) 370.1。
【0685】
化合物123、126〜129、131〜135、160および161を調製するための一般的な手順:化合物122(200mg,0.542mmol)の関連するアミン(1mL)中の混合物を130〜160℃で4時間撹拌した。室温まで冷却した後に、この混合物をHOで希釈し、EtOAcで抽出し、その有機層を水およびブラインで洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮し、その粗製生成物をフラッシュカラムクロマトグラフィー(PE:AE=1:3)により精製して、最終生成物を得た。
【0686】
化合物123:H NMR (CDOD, 400 MHz) δ 7.82 (s, 1H), 7.64 (s, 1H), 7.51−7.47 (m, 2H), 7.42−7.38 (m, 2H), 7.36−7.35 (m, 5H), 7.28−7.25 (m, 1H), 5.53 (s, 1H), 4.45 (d, J = 4.4 Hz, 2H), 3.97 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H) 441.1。
【0687】
化合物126:H NMR (CDCl, 400 MHz) δ 7.55 (s, 1H), 7.50−7.45 (m, 2H), 7.40 (s, 1H), 7.33−7.28 (m, 4H), 7.25 (m, 1H), 7.13−7.09 (m, 3H), 6.00 (s, 1H), 4.16 (s, 2H), 3.81 (s, 3H), 2.65 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H) 455。
【0688】
化合物127:H NMR (CDCl, 400 MHz) δ 7.61 (s, 1H), 7.55 (s, 1H), 7.46−7.42 (m, 2H), 7.32−7.28 (m, 2H), 7.12 (s, 1H), 6.05 (s, 1H), 3.93 (s, 3H), 2.91 (m, 4H), 1.56 (m, 6H)。MS(ESI)m/z(M+H) 419。
【0689】
化合物128:H NMR (CDCl, 400 MHz) δ 7.63 (s, 1H), 7.52 (s, 1H), 7.45−7.41 (m, 2H), 7.32−7.28 (m, 2H), 7.12 (s, 1H), 6.06 (s, 1H), 3.92 (s, 3H), 3.70 (m, 4H), 2.96 (m, 4H)。MS(ESI)m/z(M+H) 421.1。
【0690】
化合物129:H NMR (CDCl, 400 MHz) δ 7.60 (s, 1H), 7.51 (s, 1H), 7.48−7.45 (m, 2H), 7.33−7.30 (m, 2H), 7.20−7.17 (m, 3H), 7.13−7.11 (m, 1H), 7.08−7.05 (m, 1H), 6.23 (s, 1H), 4.23 (s, 2H), 3.89 (s, 3H), 3.28 (t, J = 6.0 Hz, 2H), 2.77 (t, J = 6.0 Hz, 2H)。MS(ESI)m/z(M+H) 467.1。
【0691】
化合物131:H NMR (CDCl, 400 MHz) δ 7.45−7.41 (m, 2H), 7.37−7.26 (m, 6H), 7.18−7.16 (m, 2H), 7.08 (s, 1H), 7.02 (s, 1H), 5.70 (s, 1H), 4.43 (t, J = 6.4 Hz, 1H), 3.88 (s, 3H), 3.42 (q, J = 6.4 Hz, 2H), 2.93 (t, J = 6.4 Hz, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H) 454.0。
【0692】
化合物132:H NMR (CDCl, 400 MHz) δ 7.49 (s, 1H), 7.45−7.42 (m, 2H), 7.39−7.33 (m, 3H), 7.31−7.24 (m, 3H), 7.05 (s, 1H), 5.90 (s, 1H), 4.61−4.55 (m, 3H), 3.91 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H) 508.0。
【0693】
化合物133:H NMR (CDCl, 400 MHz) δ 7.49 (s, 1H), 7.44−7.39 (m, 3H), 7.30−7.26 (m, 3H), 7.04 (s, 1H), 6.95−6.90 (m, 2H), 5.81 (s, 1H), 4.79 (t, J = 6.0 Hz, 1H), 4.41 (d, J = 6.0 Hz, 2H), 3.94 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H) 477.1。
【0694】
化合物134:H NMR (CDCl, 400 MHz) δ 7.51 (s, 1H), 7.45−7.39 (m, 3H), 7.30−7.25 (m, 2H), 7.22−7.20 (m, 2H), 7.06 (s, 1H), 6.90−6.87 (m, 2H), 5.70 (s, 1H), 4.70 (t, J = 5.2 Hz, 1H) , 4.25 (d, J = 5.2 Hz, 2H), 3.93 (s, 3H), 3.81 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H) 471.2。
【0695】
化合物135:H NMR (CDCl, 400 MHz) δ 7.56 (s, 1H), 7.48−7.42 (m, 3H), 7.32−7.30 (m, 2H), 7.13 (s, 1H), 7.03−7.00 (m, 2H), 6.85−6.81 (m, 2H), 5.98 (s, 1H), 4.08 (s, 2H), 3.85 (s, 3H), 3.79 (s, 3H), 2.59 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H) 485.0。
【0696】
化合物160:H NMR (CDCl, 400 MHz) δ 8.56−8.55 (m, 2H), 7.61 (d, J =8.0 Hz, 1H), 7.52 (s, 1H), 7.43−7.41 (m, 3H), 7.31−7.28 (m, 3H), 7.08 (s, 1H), 5.64 (s, 1H), 4.82 (t, J = 5.6 Hz, 1H), 4.37 (d, J = 5.6 Hz, 2H), 3.94 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H) 442.0。
【0697】
化合物161:H NMR (CDCl, 400 MHz) δ 8.53 (d, J = 4.4 Hz, 1H), 7.71−7.67 (m, 1H), 7.61 (s, 1H), 7.54 (s, 1H), 7.46−7.44 (m, 2H), 7.30−7.27 (m, 3H), 7.23−7.20 (m, 1H), 7.11 (s, 1H), 6.10 (t, J = 4.4 Hz, 1H), 5.67 (s, 1H), 4.44 (d, J = 4.4 Hz, 2H), 3.98 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H) 442.0。
【0698】
化合物124:化合物134(200mg,0.42mmol)をTFA(3mL)に溶解させた。この溶液をN下室温で3日間撹拌した。その材料が消費された後に、ほとんどのTFAをエバポレートし、残った混合物を水で希釈し、そして飽和aq.NaHCOで中和し、EA(30mL×3)で抽出し、その有機相をブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、濃縮した。その残渣をprep−TLC(PE/EA=1/3)により精製して、化合物124(50mg,収率34%)を得た。H NMR (CDCl, 400 MHz) δ 7.54 (s, 1H), 7.45−7.43 (m, 3H), 7.31−7.29 (m, 2H), 7.12 (s, 1H), 5.80 (s, 1H), 4.39 (brs, 2H), 3.96 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H) 350.9。
【0699】
化合物125を、化合物124を得るための類似の手順に従って、化合物135から調製した。H NMR (CDCl, 400 MHz) δ 7.50 (s, 1H), 7.45〜7.41 (m, 3H), 7.30〜7.28 (m, 2H), 7.04 (s, 1H), 5.63 (s, 1H), 4.50 (t, J = 4.8 Hz, 1H), 3.95 (s, 3H), 2.83 (d, J = 4.8 Hz, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H) 364.9。
【0700】
化合物130:化合物122(100mg,0.271mmol,1当量)、アニリン(76mg,0.81mmol,3.0当量)、Xantphos(8mg,0.0135mmol,0.05当量)、およびKPO(57mg,0.271mmol,1.0当量)の、DMF(2mL)中の撹拌混合物に、Pd(dba)(12mg,0.0135mmol,0.05当量)を添加した。この混合物を窒素で3回パージし、次いで窒素下100℃で一晩加熱した。室温まで冷却した後に、この混合物をHO(10mL)で希釈し、EtOAc(20mL×3)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮した。その粗製生成物をPrep−HPLCにより精製して、化合物130(20mg,収率18%)を得た。H NMR (CDCl, 400MHz) δ 7.62 (s, 1H), 7.53 (s, 1H), 7.47−7.44 (m, 2H), 7.38 (t, J =7.6 Hz, 2H), 7.32 (d, J =8.4 Hz, 2H), 7.22−7.18 (m, 4H), 6.20 (s, 1H), 6.12 (s, 1H), 3.99 (s, 3H)。
【0701】
化合物158を、化合物117を得るための類似の手順に従って、1−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールをXXV−9の代わりに使用して、白色固体として調製した。H NMR (CDOD, 400 MHz) δ 7.71 (m, 2H), 7.61−7.58 (m, 2H), 7.55 (s, 1H), 7.48−7.46 (m, 2H), 6.83 (s, 1H), 3.88 (s, 3H)。MS(ESI)m/z[M+H] 380.1。
【0702】
化合物159を、化合物118を得るための類似の手順に従って、プロパン−1−アミンをベンジルアミンの代わりに使用して、白色固体として調製した。H NMR (400 MHz, CDCl) δ 7.52 (s, 1H), 7.46 (s, 1H), 7.35−7.32 (m, 3H), 7.29−7.26 (m, 2H), 6.85 (t, J = 4.8 Hz, 1H), 6.59 (s, 1H), 3.86 (s, 3H), 3.22 (q, J = 6.4 Hz, 2H), 1.45 (q, J = 7.2 Hz, 2H), 0.82 (t, J = 7.2 Hz, 3H)。MS(ESI)m/z[M+H] 420.1。
【0703】
化合物136〜140を、化合物103を得るための類似の手順に従って、化合物158から調製した。
【0704】
化合物136:H NMR (400 MHz, CDCl) δ 7.52 (s, 1H), 7.45−7.41 (m, 4H), 7.32−7.29 (m, 2H), 7.17 (s, 1H), 6.71 (s, 1H), 4.18−4.14 (m, 2H), 3.98 (s, 3H), 1.67−1.59 (m, 2H), 1.42−1.23 (m, 2H), 0.94 (t, J = 7.2 Hz, 3H)。MS(ESI)m/z[M+H] 450.1。
【0705】
化合物137:H NMR (400 MHz, CDCl) δ 7.50 (s, 1H), 7.45 (s, 1H), 7.43−7.41 (m, 3H), 7.29−7.27 (m, 2H), 7.16 (s, 1H), 6.72 (s, 1H), 4.22−4.17 (m, 2H), 3.96 (s, 3H), 1.28−1.25 (m, 3H)。MS(ESI)m/z[M+H] 422.1。
【0706】
化合物138:H NMR (400 MHz, CDCl) δ 7.51 (s, 1H), 7.45−7.43 (m, 4H), 7.33−7.30 (m, 2H), 7.18 (s, 1H), 6.75 (s, 1H), 3.98 (s, 3H), 3.77 (s, 3H)。MS(ESI)m/z[M+H] 408.1。
【0707】
化合物139:H NMR (400 MHz, CDCl) δ 7.52 (s, 1H), 7.47−7.43 (m, 4H), 7.33−7.30 (m, 2H), 7.17 (s, 1H), 6.65 (s, 1H), 5.05−5.00 (m, 1H), 3.98 (s, 3H), 1.28 (d, J = 6.0 Hz, 3H)。MS(ESI)m/z[M+H] 436.1。
【0708】
化合物140:H NMR (CDCl, 400 MHz) δ 7.49 (s, 2H), 7.44−7.40 (m, 3H), 7.38 (m, 5H), 7.33−7.30 (m, 2H), 7.29 (s, 1H), 7.16 (s, 1H), 6.77 (s, 1H), 5.18 (s, 2H), 3.95 (s, 3H)。MS(ESI)m/z[M+H] 484.14。
【0709】
化合物141:化合物124(150mg,0.43mmol)を6mLのDCM/ピリジン(v/v=1/1)に溶解させ、次いで塩化アセチル(36mg,0.46mmol)を添加した。この混合物を室温で一晩撹拌した。次いで、この混合物をDCM(50mL)で希釈し、水およびブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、減圧中で濃縮して、粗製生成物を得た。この粗製生成物をprep−TLC(PE/EA=1/1)により精製して、化合物141(70mg,収率42%)を得た。H NMR (CDCl, 400 MHz) δ 7.73 (s, 1H), 7.54 (s, 1H), 7.45−7.43 (m, 3H), 7.32−7.30 (m, 2H), 7.22−7.19 (m, 2H), 3.99 (s, 3H), 2.12 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H)392.9。
【0710】
化合物142を、化合物141を得るための類似の手順に従って、塩化ベンゾイルを塩化アセチルの代わりに使用して調製した。H NMR (CDCl, 400 MHz) δ 8.07 (s, 1H), 7.94 (s, 1H), 7.68−7.64 (m, 3H), 7.58−7.55 (m, 1H), 7.49−7.44 (m, 5H), 7.34−7.32 (m, 2H), 7.25 (s, 1H), 4.00 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H) 455。
【0711】
化合物143を、化合物91を得るための類似の手順に従って、化合物121から調製した。H NMR (CDOD, 400 MHz) δ 7.83 (s, 2H), 7.73 (s, 1H), 7.56 (d, J = 6.4 Hz, 2H), 7.54−7.37 (m, 7H), 6.20 (s, 1H), 5.27 (s, 2H), 3.84 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H) 442.1。
【0712】
化合物144〜152を、化合物121と関連するアルコール(1当量)とをDMFおよびNAH(1.5当量)中室温で2時間反応させることによって調製した。この反応混合物を水でクエンチしてEAで抽出した後に、その有機相をブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮した。その残渣をprep−TLCにより精製して、最終生成物を得た。
【0713】
化合物144:H NMR (DMSO−d, 400 MHz) δ 7.94 (s, 1H), 7.87 (s, 1H), 7. 78 (s, 1H), 7.58 (d, J = 8.8 Hz, 2H), 7.50 (d, J = 8.8 Hz, 2H), 5.99 (s, 1H), 4.20−4.18 (m, 2H), 3.80 (s, 3H), 3.75−3.73 (m, 2H), 3.35 (s, 3H)。
【0714】
化合物145:H NMR (DMSO−d, 400 MHz) δ 7.80 (s, 1H), 7.63 (s, 1H), 7. 46−7.44 (m, 2H), 7.38 (s, 1H), 7.33−7.26 (m, 2H), 6.05 (s, 1H), 4.18 (m, 2H), 3.91 (s, 3H), 2.97−3.00 (m, 2H), 2.62 (m, 4H), 1.82 (m, 4H)。
【0715】
化合物146:H NMR (DMSO−d, 400 MHz) δ 7.80 (s, 1H), 7.55 (s, 1H), 7. 42−7.46 (m, 3H), 7.33−7.35 (m, 2H), 6.04 (s, 1H), 4.15 (t, J =5.2 Hz, 2H), 3.95 (s, 3H), 3.83 (t, J =5.2 Hz, 2H), 3.39 (t, J =6.8 Hz, 2H), 2.36 (t, J =8.0 Hz, 2H), 2.05−1.98 (m, 2H)。
【0716】
化合物147:H NMR (CDCl, 400 MHz) δ 7.80 (s, 1H), 7.67 (s, 1H), 7.45−7.43 (m, 2H), 7.39 (s, 1H), 7.33−7.26 (m, 2H), 6.05 (s, 1H), 4.16 (t, J =5.2 Hz, 2H), 3.92 (s, 3H), 3.74 (m, 4H,), 2.85 (t, J =5.2 Hz, 2H), 2.56 (m, 4H)。
【0717】
化合物148:H NMR (CDCl, 400 MHz) δ 7.65 (s, 1H), 7.56 (s, 1H), 7.46−7.44 (m, 2H), 7.36−7.34 (m, 3H), 6.05 (s, 1H), 4.17−4.14 (m, 2H), 3.93 (s, 3H), 3.11−3.03 (m, 10H)。
MS(ESI)m/z(M+H) 513.1。
【0718】
化合物149:H NMR (CDCl, 400 MHz) δ 7.55 (s, 1H), 7.43 (m, 3H), 7. 35 (m, 3H,), 6.06 (s, 1H), 4.73 (m, 1H), 3.95 (s, 3H), 3.21−3.14 (m, 2H), 3.03−2.09 (m, 2H), 2.59−2.45 (m, 4H)。
【0719】
化合物150:H NMR (CDCl, 400 MHz) δ 7.69 (s, 1H), 7.56 (s, 1H), 7.46−7.44 (m, 2H), 7.38−7.33 (m, 3H), 6.05 (s, 1H), 4.24−4.21 (m, 2H), 4.16 (s, 2H), 3.93−3.91 (m, 5H), 3.84−3.81 (m, 2H), 3.39−3.37 (m, 2H)。MS(ESI)m/z(M+H) 479.1。
【0720】
化合物151:H NMR (CDCl, 400 MHz) δ 7.59 (s, 1H), 7.54 (s, 1H), 7.46−7.43 (m, 2H), 7.37−7.34 (m, 3H), 6.06 (s, 1H), 4.61−4.58 (m, 1H), 3.94 (s, 3H), 2.90 (m, 2H), 2.55 (m, 3H), 2.18−2.08 (m, 2H), 1.80−1.67 (m, 2H)。MS(ESI)m/z(M+H) 449.0。
【0721】
化合物152:H NMR (CDCl, 400 MHz) δ 7.82 (s, 1H), 7.65 (s, 1H), 7.46−7.44 (m, 2H), 7.40 (s, 1H), 7.39−7.32 (m, 2H), 6.04 (s, 1H), 4.16 (t, J = 5.6 Hz, 2H), 3.95 (s, 3H), 2.87 (t, J = 5.6 Hz, 2H), 2.61−2.49 (m, 8H), 2.31 (s, 3H)。
【0722】
化合物153:化合物122(1.5g,4.06mmol)、フェノール(763mg,8.12mmol)およびKPO(2.6g,12.2mmol)をDMF(15mL)に添加した。この溶液をNにより回脱気し、次いでPd(dba)(570mg,0.81mmol)を添加した。この反応混合物をN下110℃で14時間撹拌した。室温まで冷却した後に、この混合物をEA(80mL)で希釈し、そして濾過した。その濾液をブラインで洗浄した。分離した有機相をNaSOで乾燥させ、減圧下で濃縮した。その残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィー(PE/EA=1/1)により精製して、化合物153(848mg,収率49%)を得た。H NMR (CDCl, 400 MHz) δ 7.76 (s, 1H), 7.69 (s, 1H), 7.50−7.44 (m, 5H), 7.36−7.26 (m, 3H), 7.16 (m, 2H), 5.79 (s, 1H), 3.94 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H) 428。
【0723】
化合物156を、化合物153を得るための類似の手順に従って、3−クロロ−5−ヒドロキシベンゾニトリルをフェノールの代わりに使用して調製した。H NMR (CDCl, 400 MHz) δ 7.64−7.59 (m, 3H), 7.52 (s, 1H), 7.48−7.44 (m, 3H), 7.39−7.36 (m, 3H), 5.82 (s, 1H), 3.94 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H) 486.9。
【0724】
【化195】
[この文献は図面を表示できません]
化合物117(350mg,0.89mmol)の、10mLのDCM中の撹拌混合物に、塩化オキサリル(335mg,2.63mmol)を0℃で添加した。この混合物を2時間撹拌し、次いでこの混合物を減圧下で濃縮した。その残渣をDCM(10mL)に再度溶解させ、そしてこの混合物をよく撹拌しているアンモニア(5mL)に0℃で添加した。この混合物を0℃で30分間撹拌した後に、この反応混合物をEA(20mL×3)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、そして濃縮した。その残渣をカラムクロマトグラフィー(CHCl/MeOH=20/1)により精製して、XXV−11(220mg,収率63%)を得た。MS(ESI)m/z(M+H) 393.1。
【0725】
XXV−11(220mg,0.56mmol)の、10mLのDCM中の溶液に、TEA(85.3mg,0.84mmol)およびTFAA(81.6mg,0.84mmol)を添加した。この反応混合物をN下室温で3時間撹拌し、次いでDCM(30mL)で希釈し、そして濾過した。その濾液をブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、その残渣をprep−HPLCにより精製して、化合物401(180mg,収率86%)を得た。H NMR (CDCl, 400 MHz) δ 7.48−7.37 (m, 7H), 7.19−7.14 (m, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H) 375.1。
【0726】
化合物402を、化合物401を得るための類似の手順に従って、化合物158を化合物117の代わりに使用して調製した。H NMR (CDCl, 400 MHz) δ 7.83 (s, 1H), 7.76 (d, J = 9.6 Hz, 1H), 7.61 (s, 3H), 7.39 (m, 2H), 7.12 (d, J = 9.6 Hz, 1H), 3.97 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H) 361.1。
【0727】
化合物403を、化合物153を得るための類似の手順に従って、4−クロロ−1−(4−エトキシ−2−メチルフェニル)−5−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン−2(1H)−オンを化合物122の代わりに使用して調製した。H NMR (CDCl, 400MHz) δ 7.74 (s, 1H), 7.67 (s, 1H), 7.47−7.43 (m, 2H), 7.39 (s, 1H), 7.30 (d, J = 3.6 Hz, 1H), 7.17 (d, J = 3.6 Hz, 2H), 7.12 (d, J = 3.6 Hz, 2H), 6.85−6.80 (m, 2H), 5.80 (s, 1H), 4.04 (q, J = 7.2 Hz, 2 H), 3.92 (s, 3H), 2.15 (s, 3H), 1.32 (t, J = 6.8 Hz, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H) 402.2。
【0728】
【化196】
[この文献は図面を表示できません]
化合物122の、関連するアミン(1mmol/1mL)の混合物を160℃で4時間撹拌した。室温まで冷却した後に、この混合物をHOで希釈し、EtOAcで抽出し、その有機層を水およびブラインで洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮し、この粗製生成物をカラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc=1/1)により精製して、最終生成物を得た。
【0729】
あるいは、化合物122(1.355mmol)のトルエン(20mL)の溶液を、関連するアミン(2.71mmol)、NaOtBu(520mg,5.42mmol)、Xphos(64.9mg,0.136mmol)、Pd(OAc)(30.5mg,0.136mmol)に添加した。この混合物を減圧下で脱気し、そしてNで3回パージした。この反応混合物を100℃または還流まで、一晩加熱した。この混合物を室温まで冷却し、水で希釈し、EAで抽出した。合わせた有機層をNaSOで乾燥させ、減圧中で濃縮した。その残留物を、DCM:MeOH(50:1〜10:1)で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、最終生成物を得た。
【0730】
化合物404〜407、411、526〜531、および546〜549を、上に図示されたような一般スキームに従って調製した。
【0731】
化合物404:H NMR (CDCl, 400MHz) δ 7.50 (s, 1H), 7.43−7.39 (m, 3H), 7.30−7.25 (m, 3H), 7.06 (s, 1H), 6.88−6.80 (m, 2H), 5.64 (s, 1H), 4.85 (t, J = 6.0 Hz, 1H), 4.34 (d, J = 6.0 Hz, 2H), 3.93 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H) 477.1。
【0732】
化合物405:H NMR (CDCl, 400MHz) δ 7.54 (s, 1H), 7.45−7.40 (m, 4H), 7.30−7.24 (m, 4H), 7.08 (s, 1H), 5.59 (s, 1H), 4.92 (t, J = 6.0 Hz, 1H), 4.38 (d, J = 6.0 Hz, 2H), 3.95 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H) 510.1。
【0733】
化合物406:H NMR (CDCl, 400MHz) δ 7.52 (s, 1H), 7.47−7.40 (m, 3H), 7.35−7.20 (m, 5H), 7.11 (s, 1H), 5.91 (s, 1H), 4.97 (t, J = 6.0 Hz, 1H), 4.34 (d, J = 6.0 Hz, 2H), 3.95 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H) 475.1。
【0734】
化合物407:H NMR (CDCl, 400MHz) δ 7.52 (s, 1H), 7.46−7.41 (m, 3H), 7.32−7.25 (m, 4H), 7.08−7.03 (m, 3H), 5.65 (s, 1H), 4.77 (t, J = 5.6 Hz, 1H), 4.30 (d, J = 5.6 Hz, 2H), 3.94 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H) 458.9。
【0735】
化合物411:H NMR (CDCl, 400 MHz) δ 8.62 (s, 1H), 8.53 (s, 2H), 7.60 (s, 1H), 7.50 (s, 1H), 7.45−7.43 (m, 2H), 7.31−7.29 (m, 2H), 7.12 (s, 1H), 5.74 (t, J = 5.2 Hz, 1H), 5.68 (s, 1H), 4.52 (d, J = 5.2 Hz, 2H), 3.98(s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H) 443.0。
【0736】
化合物526:H NMR (CDCl, 300MHz) δ 7.58 (d, J = 8.1Hz, 2H), 7.48 (s, 1H), 7.33−7.38 (m, 5H), 6.59 (s, 1H), 7.21 (d, J = 8.1Hz, 2H), 7.03 (s, 1H), 5.48 (s, 1H), 4.87 (t, J = 5.7Hz, 1H), 4.36 (d, J = 5.7Hz, 2H), 3.89 (s, 3H)。
【0737】
化合物527:H NMR (メタノール−d, 300 MHz) δ 7.75 (s, 1H), 7.55 (d, J=5.7Hz, 2H), 7.50−7.41 (m, 5H), 7.34 (d, J=8.7Hz, 2H), 5.52 (s, 1H), 4.51 (s, 2H), 3.86 (s, 3H)。
【0738】
化合物528:H NMR (DMSO−d, 400MHz) δ 7.89 (s, 1H), 7.57 (s, 1H), 7.52 (d, J = 8.4Hz, 2H), 7.44 (d, J = 8.4Hz, 2H), 7.40 (s, 1H), 7.25 (t, J = 8.8Hz, 1H), 6.80−6.83 (dd, J=2.4Hz, J=12.4Hz), 6.74−6.77 (dd, J=2.4Hz, J=8.8Hz), 6.63 (t, J = 5.6Hz, 1H), 5.35 (s, 1H), 4.32 (d, J = 5.6Hz, 2H), 4.00 (q, J = 6.8Hz, 2H), 3.86 (s, 3H), 1.29 (t, J = 6.8Hz, 3H)。
【0739】
化合物529:H NMR (CDCl, 300MHz) δ 8.65 (d, J = 5.1Hz, 2H), 7.58 (s, 1H), 7.47 (s, 1H), 7.35−7.40 (m, 3H), 7.16−7.24 (m, 2H), 7.05 (s, 1H), 6.10 (t, J = 4.5Hz ,1H), 5.65 (s, 1H), 4.50 (d, J = 4.5Hz, 2H), 3.92 (s, 3H)。
【0740】
化合物530:MS(ESI)m/z[M+H] 485.0. 塩酸塩:H NMR (CDCl, 400 MHz) δ 7.91 (s, H), 7.58 (s, H), 7.54−7.50 (m, 2H), 7.48−7.43 (m, 2H), 7.33 (m, 1H), 7.26 (d, J.= 8.4 Hz, 2H), 6.89 (d,J.= 8.4 Hz, 2H), 6.51 (m, 1H), 5.27 (s, 1H), 4.28 (d, J.= 6.0 Hz, 2H), 3.99 (q, J.= 6.8 Hz, 2H), 3.88 (s, 3H) , 1.31 (t, J.= 7.2 Hz, 3H)。
【0741】
化合物531:H NMR (CDCl, 300MHz) δ 9.11 (s, 1H), 8.62 (s, 2H), 7.46 (s, 1H), 7.35 (d, J = 9.3Hz, 3H), 7.24 (s, 1H), 7.20 (d, J = 4.2Hz, 1H), 7.03 (s, 1H), 5.53 (s, 1H), 4.80 (t, J = 5.7Hz, 1H), 4.34 (d, J = 5.7Hz, 2H), 3.88 (s, 3H). MS (ESI) m / z [M+H] 443.0。
【0742】
化合物531の種々の塩の調製:化合物531をMeOHに溶解させ、その後、水性塩溶液を添加した。この混合物を室温で1時間撹拌した。この反応混合物を濃縮乾固させた。残留する水溶液を凍結乾燥させて、化合物531の最終の対応する塩を得た。
【0743】
塩酸塩:H NMR (DMSO−d, 400MHz) δ 9.10 (s, 1H), 8.82 (s, 2H), 7.95 (s, 1H), 7.60 (s, 1H), 7.52 (d, J = 9.2Hz, 2H), 7.43 (d, J = 8.4Hz, 2H), 7.40 (s, 1H), 6.80 (t, J = 5.6Hz, 1H), 5.43 (s, 1H), 4.45 (d, J = 5.6Hz, 1H), 3.87 (s, 3H)。
【0744】
クエン酸塩:H NMR (DMSO−d, 400MHz) δ 12.22 (brs, 1H), 9.08 (s, 1H), 9.08 (s, 1H), 8.80 (s, 1H), 7.91 (s, 1H), 7.58 (s, 1H), 7.49 (d, J = 8.8Hz, 2H), 7.41 (d, J = 8.8Hz, 2H), 7.31 (s, 1H), 6.56 (t, J = 6Hz, 1H), 5.28 (s, 1H), 4.41 (d, J = 6Hz, 2H), 3.86 (s, 3H), 2.74 (d, J = 15.6Hz, 2H), 2.65 (d, J = 15.6Hz, 2H)。
【0745】
p−TsOH塩:H NMR (DMSO−d, 400MHz) δ 9.11 (s, 1H), 8.82 (s, 2H), 7.97 (s, 1H), 7.61 (s, 1H), 7.45−7.56 (m, 7H), 7.10 (d, J = 8Hz, 2H), 6.94 (s, 1H), 5.48 (s, 1H), 4.47 (d, J = 5.2Hz, 2H), 3.87 (s, 3H), 2.27 (s, 3H)。
【0746】
酢酸塩:H NMR (DMSO−d, 400MHz) δ 9.18 (s, 1H), 8.70 (s, 2H), 7.53 (s, 1H), 7.44 (s, 1H), 7.42 (d, J = 8.8Hz, 2H), 7.29 (d, J = 8.8Hz, 2H), 7.10 (s, 1H), 4.87 (t, J = 5.6Hz, 1H), 4.41 (d, J = 5.6Hz, 2H), 3.95 (s, 3H), 2.06 (s, 1H)。
【0747】
化合物546〜549を、4−ブロモ−1−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)ピリジン−2(1H)−オンと対応するアミンとを反応させることによって調製した。
【0748】
化合物546:H NMR (DMSO−d, 300 MHz) δ 8.83 (d, J=5.1Hz, 2H), 7.49−7.44 (m, 6H), 7.37 (d, J=7.5Hz, 1H), 6.01 (dd, J=1.8, 7.5 Hz, 1H), 5.17 (s, 1H), 4.49 (d, J=5.7Hz, 2H)。
【0749】
化合物547:H NMR (DMSO−d, 300 MHz) δ 8.55 (d, J=4.2Hz, 1H), 7.82 (d, J=7.5Hz, 1H), 7.66 (d, J=5.1Hz, 1H),7.44−7.43 (m, 7H), 6.02 (t, J=7.5 Hz, 1H), 5.14 (s, 1H), 4.38 (d, J=5.7Hz, 2H)。
【0750】
化合物548:H NMR (DMSO−d, 300 MHz) δ 9.12 (s, 1H), 8.80 (s, 2H), 7.45−7.37 (m, 6H), 6.90 (t, J=7.5 Hz, 1H), 5.30 (s, 1H), 4.39 (d, J=5.7Hz, 2H)。
【0751】
化合物549:H NMR (DMSO−d, 300 MHz) δ 8.68−8.63 (m, 2H), 8.58 (s, 1H), 7.51−7.36 (m, 6H), 5.98 (d, J=7.5 Hz, 1H), 5.23 (s, 1H), 4.48 (d, J=5.1Hz, 2H)。
【0752】
化合物538を、化合物403から3工程で調製した:最初に、化合物403(3.6g,11mmol)をHBr水溶液(40%,30mL)中90℃で12時間撹拌した。標準的な後処理の後に、得られた中間体をPOCl(20mL)に再度溶解させ、そして2時間還流して、対応する塩化物(520mg,収率18%)を得た。その後、アセトン(10mL)、KCO(342mg,2.48mmol)およびヨードメタン(387mg,2.48mmol)を少しずつ添加した。この混合物を60℃で一晩撹拌した。この混合物を室温まで冷却し、そして濾過した。その濾液を濃縮し、そしてフラッシュカラムクロマトグラフィー(PE:EA=2:1)により精製して、化合物538(252mg,43%)を得た。H NMR (DMSO−d, 400 MHz) δ 7.96 (s, 1H), 7.69 (s, 1H), 7.64 (s, 1H), 7.18〜7.16 (d, J = 8 Hz,1H), 6.92 (s, 1H), 6.85−6.83 (m, 1H) , 6.76 (s, 1H), 4.05 (q, J = 6.8 Hz, 2H), 3.82 (s, 3H), 2.01 (s, 3H) , 1.33 (t, J = 6.8 Hz, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H) 344.1。
【0753】
化合物543:化合物538(100mg,0.29mmol)をBnNH(5mL)に溶解させ、この混合物をN下160℃で3時間撹拌した。室温まで冷却した後に、この混合物を水で希釈し、そしてEtOAcで抽出した。標準的な後処理および精製の後に、化合物543を得た(53mg,収率44%)。MS(ESI)m/z(M+H) 414.9。
【0754】
化合物543を調製するための代替の方法:最初に、5−ブロモ−4−クロロ−2−メトキシピリジンを1−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールと標準的なSuzukiカップリング条件下で反応させて、4−クロロ−2−メトキシ−5−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジンを形成する;次いで、これをHBr加水分解に供し、その後、(4−エトキシ−2−メチルフェニル)ボロン酸との2回目のSuzukiカップリングに供し、次いで、本明細書中に記載されるようなBnNHとの反応に供した。塩酸塩:H NMR (DMSO−d, 400 MHz) H NMR (DMSO−d, 400MHz) δ 8.01 (s, 1H), 7.64 (s, 1H), 7.46 (s, 1H), 7.41−7.35 (m, 5H), 7.28 (m, 1H), 7.18 (d, J = 8.8Hz, 1H), 6.93 (s, 1H), 6.83 (d, J = 8.8Hz, 1H), 5.87 (s, 1H), 4.45 (s, 2H), 4.04 (q, J = 6.8Hz, 2H), 3.89 (s, 3H), 2.00 (s, 3H), 1.32 (t, J = 6.8Hz, 3H)。
【0755】
化合物699〜704および706を、4−クロロ−1−(4−エトキシ−2−メチルフェニル)−5−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン−2(1H)−オンと対応するアミンとを、上に記載された類似の手順に従って反応させることによって調製した。これらのHCl塩もまた、上記類似の手順に従って調製した。
【0756】
化合物699:H NMR (DMSO−d, 400 MHz) δ 8.54 (d, J=4.0 Hz, 1H), 7.90 (s, 1H), 7.80 (dt, J=1.8, 7.7 Hz, 1H), 7.58 (s, 1H), 7.40 (d, J=7.8 Hz, 1H), 7.29 (dd, J=5.3, J=6.8Hz, 1H), 7.08 (s, 1H), 7.04 (d, J=8.5 Hz, 1H), 6.86 (d, J=2.8 Hz, 1H), 6.78 (dd, J=2.9, J=8.7 Hz, 1H), 6.49 (t, J=5.5 Hz, 1H), 5.75 (s, 1H), 5.22 (s, 1H), 4.42 (d, J=5.5 Hz, 2H), 4.03 (q, J=6.9 Hz, 2H), 3.87 (s, 3H), 2.00 (s, 3H), 1.32 (t, J=7.0 Hz, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H) 416.2。
【0757】
化合物699のHCl塩:H NMR (DMSO−d, 400 MHz) δ 8.74 (d, J=4.5 Hz, 1H), 8.23 (t, J=7.2 Hz, 1H), 7.99 (s, 1H), 7.77 (d, J=8.0 Hz, 1H), 7.71−7.65 (m, 1H), 7.64 (d, J=0.8Hz, 1H), 7.25 (s, 1H), 7.08 (d, J=8.5 Hz, 1H), 6.88 (d, J=2.8 Hz, 1H), 6.85−6.77 (m, 2H), 5.46 (s, 1H), 4.65 (d, J=4.5 Hz, 2H), 4.07−4.01 (m, 2H), 3.88 (s,3H), 2.00 (s, 3H), 1.32 (t, J=6.9 Hz, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H) 416.2。
【0758】
化合物700:H NMR (DMSO−d, 400 MHz) δ 8.56−8.50 (m, 2H), 7.91 (s, 1H), 7.58 (s, 1H), 7.37 (d, J=5.8 Hz, 2H), 7.08−7.01 (m, 2H), 6.85 (d, J=2.5 Hz, 1H), 6.77(dd, J=2.8, J=8.5 Hz, 1H), 6.46 (t, J=6.1 Hz, 1H), 5.75 (s, 1H), 5.09 (s, 1H), 4.38 (d, J=6.0 Hz, 2H), 4.02 (q, J=6.9 Hz, 2H), 3.87 (s, 3H), 1.99 (s, 3H), 1.32 (t, J=6.9 Hz, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H) 416.2。
【0759】
化合物700のHCl塩:H NMR (DMSO−d, 400 MHz) δ 8.85 (d, J=6.5 Hz, 2H), 7.98 (d, J=6.3 Hz, 2H), 7.96 (s, 1H), 7.63 (s, 1H), 7.17 (s, 1H), 7.04 (d, J=8.8 Hz, 1H), 6.86 (d, J=2.8 Hz, 1H), 6.78 (dd, J=2.8, J=8.5 Hz, 1H), 6.73 (t, J=6.1 Hz, 1H), 5.20 (s, 1H), 4.66 (d, J=6.0 Hz, 2H), 4.03 (d, J=7.0 Hz, 2H), 3.88 (s, 3H), 2.00−1.98 (m,3H), 1.32 (t, J=6.9 Hz, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H) 416.2。
【0760】
化合物701:H NMR (DMSO−d, 400 MHz) δ 8.59 (d, J=1.8 Hz, 1H), 8.47 (dd, J=1.6, J=4.9 Hz, 1H), 7.89 (s, 1H), 7.77 (d, J=7.8 Hz, 1H), 7.56 (s, 1H), 7.38 (dd, J=4.8, J=7.8 Hz, 1H), 7.06−7.01 (m, 2H), 6.85 (d, J=2.5 Hz, 1H), 6.77 (dd, J=2.8, J=8.5 Hz, 1H), 6.42 (t, J=6.1 Hz, 1H), 5.75 (s, 1H), 5.20 (s, 1H), 4.38 (d, J=6.0 Hz,2H), 4.02 (q, J=7.0 Hz, 2H), 3.86 (s, 3H), 1.99 (s, 3H), 1.32 (t, J=7.0 Hz, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H) 416.2。
【0761】
化合物701のHCl塩:H NMR (DMSO−d, 400 MHz) δ 8.90 (s, 1H), 8.78 (d, J=5.3 Hz, 1H), 8.46 (d, J=8.0 Hz, 1H), 8.00−7.91 (m, 2H), 7.61 (s, 1H), 7.17 (s, 1H), 7.05 (d, J=8.5Hz, 1H), 6.87 (d, J=2.5 Hz, 1H), 6.78 (dd, J=2.5, J=8.5 Hz, 1H), 6.74 (t, J=6.0 Hz, 1H), 5.39 (s, 1H), 4.56 (d, J=5.8 Hz, 2H), 4.06−4.01 (m, 2H), 3.87 (s, 3H),1.99 (s, 3H), 1.32 (t, J=6.9 Hz, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H) 416.2。
【0762】
化合物702:H NMR (DMSO−d, 400 MHz) δ 7.87 (s., 1H), 7.55 (s, 1H), 7.45〜7.40 (m, 1H), 7.30〜7.20 (m, 1H), 7.10〜7.02 (m, 3H), 6.85 (d, J=2.4 Hz, 1H), 6.79〜6.76 (m, 1H), 6.35〜6.31 (m, 1H), 5.18 (s, 1H), 4.35 (d, J=5.6 Hz, 2H), 4.02 (q, J=7.2 Hz, 2H), 3.86 (s, 3H), 2.00 (s, 3H), 1.32 (t, J=7.2 Hz, 3H)。
【0763】
化合物702のHCl塩:H NMR (DMSO−d, 400 MHz) δ 7.91 (s, 1H), 7.58 (s, 1H), 7.47〜7.43 (m, 1H), 7.30〜7.24 (m, 2H), 7.10 (d, J=8.4 Hz, 2H), 6.88 (s., 1H), 6.81 (d, J=8.4 Hz, 1H), 6.73 (s, 1H), 5.42 (s, 1H), 4.39 (d, J=4.8 Hz, 2H), 4.03 (q, J=6.8 Hz, 2H), 3.87 (s, 3H), 2.00 (s, 3H), 1.32 (t, J=6.8 Hz, 3H)。
【0764】
化合物703:H NMR (DMSO−d, 400 MHz) δ 7.92 (s., 1H), 7.57 (s, 1H), 7.12〜7.03 (m, 5H), 6.85 (d, J=2.4 Hz, 1H), 6.78 (d, J=2.4 Hz, 1H), 6.46 (t, J=6.0 Hz, 1H), 5.15 (s, 1H), 4.36 (d, J=6.0 Hz, 2H), 4.02 (q, J=7.2 Hz, 2H), 3.87 (s, 3H), 2.00 (s, 3H) , 1.32 (t, J=7.2 Hz, 3H)。
【0765】
化合物703のHCl塩:H NMR (DMSO−d, 400 MHz) δ 7.98 (s, 1H), 7.61 (s, 1H), 7.26 (s, 1H), 7.13〜7.10 (m, 4H), 6.88 (brs, 2H), 6.80 (d, J=8.4Hz, 1H), 5.42 (s, 1H), 4.41 (d, J=4.8 Hz, 2H), 4.03 (q, J=6.8 Hz, 2H), 3.88 (s, 3H), 2.0 (s, 3H), 1.32 (t, J=6.8 Hz, 3H)。
【0766】
化合物704:H NMR (DMSO−d, 400 MHz) δ 7.91 (s, 1H), 7.83 (d, J=8.0 Hz, 2H), 7.61 − 7.52 (m, 3H), 7.06 (s, 1H), 7.03 (d, J=8.8 Hz, 1H), 6.85 (d, J=2.8 Hz, 1H), 6.78 (dd, J=2.8, 8.4 Hz, 1H), 6.50 (t, J=6.0 Hz, 1H), 5.76 (s, 1H), 5.10 (s, 1H), 4.44 (d, J=6.0 Hz, 2H), 4.03 (q, J=7.2 Hz, 2H), 3.87 (s, 3H), 1.99 (s, 3H), 1.32 (t, J=7.2 Hz, 3H)。
【0767】
化合物704のHCl塩:H NMR (DMSO−d, 400 MHz) δ 7.95 (s, 1H), 7.83 (d, J=8.0 Hz, 2H), 7.61 (s, 1H), 7.56 (d, J=8.0 Hz, 2H), 7.27 (s, 1H), 7.09 (d, J=8.8 Hz, 1H), 6.99 (t, J=5.8 Hz, 1H), 6.87 (d, J=2.8 Hz, 1H), 6.79 (dd, J=2.8, 8.8 Hz, 1H), 5.41 (s, 1H), 4.48 (d, J=5.6 Hz, 2H), 4.02 (q, J=7.2 Hz, 2H), 3.87 (s, 3H), 1.98 (s, 3H), 1.31 (t, J=7.2Hz, 3H)。
【0768】
化合物705:H NMR (DMSO−d, 400 MHz) δ 7.84 (s, 1H), 7.58 (s, 1H), 7.33−7.21 (m, 4H), 7.16 (d, J=7.2Hz, 2H), 7.16 (d, J=7.2Hz, 1H), 7.07 (s, 1H), 6.87 (d, J=2.8Hz, 1H), 5.69 (s, 1H), 4.11 (d, J=8.8Hz, 2H), 4.02 (q, J=7.2Hz, 2H), 3.75 (s, 3H), 2.52 (s, 3H), 2.00 (s, 3H), 1.31 (t, J= 7.2Hz, 3H)。
【0769】
化合物705のHCl塩:H NMR (DMSO−d, 400 MHz) δ 7.87 (s, 1H), 7.60 (s, 1H), 7.37−7.24 (m, 4H), 7.19 (d, J=7.0 Hz, 2H), 7.14 (d, J=8.8 Hz, 1H), 6.91 (d, J=2.5 Hz, 1H), 6.83 (dd, J=2.8, 8.5Hz, 1H), 5.83 (s, 1H), 4.26−4.13 (m, 2H), 4.05 (q, J=7.0 Hz, 2H), 3.78 (s, 3H), 2.58 (s, 3H), 2.03 (s, 3H), 1.34 (t, J=7.0 Hz, 3H)。
【0770】
化合物706:H NMR (DMSO−d, 400 MHz) δ 7.86 (s, 1H), 7.54 (s, 1H), 7.41 (s, 1H), 7.12 (d, J=8.4 Hz, 1H), 7.05 (d, J=6.8 Hz, 1H), 6.86 (d, J=2.8Hz, 1H), 6.80−6.72 (m, 3H), 5.97 ( t, J=5.6 Hz, 1H ), 5.15 (s, 1H), 4.22 (d, J=5.2 Hz, 2H), 4.06−3.98 (m, 4H), 3.85 (s, 3H), 2.29 (s, 3H), 2.01 (s, 3H), 1.35−1.29 (m, 6H)。
【0771】
化合物706のHCl塩:H NMR (DMSO−d, 400 MHz) δ 7.97 (s, 1H), 7.62 (s, 1H), 7.41 (s, 1H), 7.16 (dd, J=8.5, 17.3 Hz, 2H), 6.98−6.90 (m, 2H), 6.84 (dd, J=2.8, 8.5 Hz, 1H), 6.80 (s, 1H), 6.74 (dd, J=2.6, 8.4 Hz, 1H), 5.66 (br. s., 1H), 4.31 (d, J=5.3 Hz, 2H), 4.10−3.91 (m, 4H), 3.88 (s, 3H), 2.32 (s, 3H), 2.02 (s, 3H), 1.35−1.29 (m, 6H)。
【0772】
化合物707:H NMR (DMSO−d, 400 MHz) δ 7.85 (s, 1H), 7.53 (s, 1H), 7.26 (d, J=8.4 Hz, 2H), 7.01 (t, J=2.4 Hz, 2H), 6.90 (d, J=8.8 Hz, 2H), 6.83 (d, J=2.8 Hz, 1H), 6.76 (t, J=5.6Hz, 1H), 5.18 (s,1H), 4.24 (d, J=5.6 Hz, 2H), 4.06−4.00 (m, 4H), 3.84 (s, 3H), 3.63 (t, J=4.8, 2H), 3.29 (s, 3H), 1.97 (s, 3H), 1.31 (t, J=6.8 Hz, 3H)。
【0773】
化合物707のHCl塩:H NMR (DMSO−d, 400 MHz) δ 7.97 (s, 1H), 7.61 (s, 1H), 7.36 (d, J=2.5Hz, 1H), 7.31 (d, J=8.5Hz, 2H), 7.18 −7.06 (m, 2H), 6.96 − 6.89 (m, 3H), 6.84−6.81 (m, 1H), 5.71 (brs, 1H), 4.34 (brs, 2H), 4.09−4.02 (m, 4H), 3.89 (s, 3H), 3.66−3.64 (m, 2H), 3.30 (s, 3H), 2.00 (s, 3H), 1.33 (t, J=7.0 Hz, 3H)。
【0774】
化合物708を、2−メトキシ−4,5−ビス(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジンのHBr加水分解、その後、DMF中90℃での標準的な酢酸銅/ピリジン/ピリジン−N−オキシドにより触媒される反応によって調製して、最終生成物を得た。H NMR (DMSO−d, 400 MHz) δ 7.71 (s, 1H), 7.65−7.63 (m, 3H), 7.56 (s, 1H), 7.52 (d, J =8.0 Hz, 2H), 7.33 (s, 1H), 7.28 (s, 1H), 6.60 (s, 1H), 3.82 (s, 3H), 3.81 (s, 3H)。
【0775】
【化197】
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化合物122(1当量)、フェノール(XXV−14,2当量)およびKPO(3当量)をDMFに添加した。この溶液を窒素により3回脱気し、次いでPd(dba)(0.2当量)を添加した。この反応混合物をN下110℃で14時間撹拌した。室温まで冷却した後に、この混合物をEAで希釈し、そして濾過した。その濾液をブラインで洗浄した。分離した有機相をNaSOで乾燥させ、減圧下で濃縮した。その残渣をカラムクロマトグラフィー(PE/EA=1/1)により精製して、最終生成物を得た。
【0776】
化合物408〜410および412〜414を、上に図示されたような一般スキームに従って調製した。
【0777】
化合物408:H NMR (CDCl, 400 MHz) δ 7.74 (s, 1H), 7.68 (s, 1H), 7.49−7.45 (m, 3H), 7.37−7.33 (m, 2H), 7.30−7.22 (m, 4H), 5.79 (s, 1H), 3.94 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H) 446.1。
【0778】
化合物409:H NMR (CDCl, 400 MHz) δ 7.70 (s, 1H), 7.67 (s, 1H), 7.50 (s, 1H), 7.47−7.42 (m, 3H), 7.37−7.33 (m, 2H), 7.05−7.00 (m, 1H), 6.98−6.96 (m, 1H), 6.94−6.90 (m, 1H), 5.84 (s, 1H), 3.94 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H) 445.9。
【0779】
化合物410:H NMR (CDCl, 400 MHz) δ 7.72 (s, 1H), 7.68 (s, 1H), 7.49−7.44 (m, 3H), 7.36−7.34 (m, 2H), 7.17−7.14 (m, 4H), 5.76 (s, 1H), 3.94 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H) 445.9。
【0780】
化合物412:H NMR (CDCl, 400MHz) δ 7.70 (s, 1H), 7.67 (s, 1H), 7.49−7.42 (m, 5H), 7.36−7.34 (m, 2H), 7.12−7.10 (m, 2H), 5.78 (s, 1H), 3.94 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H) 462.1。
【0781】
化合物413:H NMR (CDCl, 400MHz) δ 7.70 (s, 1H), 7.67 (s, 1H), 7.50 (s, 1H), 7.47−7.35 (m, 5H), 7.32〜7.29 (m, 1H), 7.20−7.19 (m, 1H), 7.10−7.06 (m, 1H), 5.82 (s, 1H), 3.94 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H) 462.1。
【0782】
化合物414:H NMR (CDCl, 400 MHz) δ 7.83 (s, 1H), 7.79 (s, 1H), 7.55−7.45 (m, 4H), 7.40−7.34 (m, 3H), 7.31−7.29 (m, 1H), 7.24−7.21 (m, 1H), 5.74 (s, 1H), 3.97 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H) 462.1。
【0783】
化合物533および535を、化合物122と対応する置換フェノールとを、DMFおよびKOH中130℃で一晩反応させることによって調製した。
【0784】
化合物533:HNMR (CDCl, 400 MHz) δ 7.75 (s, 1H), 7.68 (s, 1H), 7.48−7.43 (m, 3H), 7.34 (d, J=8.4 Hz, 2H), 7.06 (d, J=9.2 Hz, 2H), 6.69 (d, J=9.2 Hz, 2H), 5.78 (s, 1H), 4.15 (t, J=4.8 Hz, 1H), 3.94 (s, 3H), 3.78 (t, J=4.8 Hz, 2H), 3.48 (s, 3H)。
【0785】
化合物535:H NMR (DMSO−d, 400 MHz) δ 8.05〜8.01 (m, 5H), 7.84 (s, 1H), 7.61 (d, J= 8.8 Hz, 2H), 7.53 (d, J= 8.4 Hz, 2H), 7.45 (s, 1H) , 7.37 (s, 1H), 7.35 (s, 1H) , 5.46 (s, 1H) , 3.84 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H) 457.2。
【0786】
化合物664の調製:化合物122(210mg,0.569mmol)のジオキサン(20mL)中の溶液に、ピリダジン−3−イルメタンアミン塩酸塩(165mg,1.14mmol)、NaOtBu(218mg,2.28mmol)、Xphos(27.2mg,0.057mmol)、プレ触媒13(44.8mg,0.057mmol)を添加した。この混合物を減圧下で脱気し、そしてNで3回パージした。この反応混合物を100℃で14時間撹拌した。この混合物を室温まで冷却した。この混合物を水で希釈し、そしてEAで抽出した。合わせた有機層をNaSOで乾燥させ、減圧中で濃縮した。その残渣を、DCM:MeOH(50:1〜10:1)で溶出するシリカゲルでのカラムクロマトグラフィーにより精製して、化合物664(50mg,収率20%)を淡黄色固体として得た。H NMR (DMSO−d, 400MHz) δ 9.15 (s, 1H), 7.91 (s, 1H), 7.67 (s, 2H), 7.60 (s, 1H), 7.49 (d, J=8.8Hz, 2H), 7.42 (d, J=8.8Hz, 2H), 7.33 (s, 1H), 6.67 (t, 1H), 5.25 (s, 1H), 4.62 (t, J=5.6Hz, 1H), 3.87 (s, 3H)。
【0787】
化合物696を、4−クロロ−1−(4−エトキシ−2−メチルフェニル)−5−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン−2(1H)−オンと2−イソプロポキシエタノールとを、DMF中NaHの存在下室温で12時間反応させることによって調製して、最終生成物を黄色固体として得た。H NMR (CDCl, 400 MHz) δ 7.78 (s, 1H), 7.66 (s, 1H), 7.32 (s, 1H), 7.15 − 7.12 (m, 1H), 6.89 − 6.81 (m, 2H), 6.08 (s, 1H), 4.22 − 4.18 (m, 2H), 4.10−4.05 (q, J=6.9 Hz, 2H), 3.93 (s, 3H), 3.87−3.85 (dd, J=3.6, 5.6 Hz, 2H), 3.77−3.74 (td, J=6.1, 12.2 Hz, 1H), 2.16 (s, 3H),1.45 (t, J=6.9 Hz, 3H), 1.27 (d, J=6.3 Hz, 6H)。MS(ESI)m/z(M+H) 412.3。
【0788】
化合物697を、4−クロロ−1−(4−エトキシ−2−メチルフェニル)−5−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン−2(1H)−オンと2−(2−メトキシエトキシ)エタノールとを、DMF中NaHの存在下室温で12時間反応させることによって調製して、最終生成物を薄黄色固体として得た。H NMR (CDCl, 400 MHz) δ 7.79 (s, 1H), 7.64 (s, 1H), 7.31 (s, 1H), 7.13 (d, J=8.5 Hz, 1H), 6.89 − 6.81 (m, 2H), 6.07 (s, 1H), 4.25 − 4.20 (m, 2H), 4.11 − 4.03 (q, J=6.9 Hz, 2H), 3.96 − 3.90 (m, 5H), 3.78 − 3.72 (m, 2H), 3.66− 3.60 (m, 2H), 3.45 − 3.40 (m, 3H), 2.16 (s, 3H), 1.45 (t, J=6.9 Hz, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H) 428.3。
【0789】
化合物698を、4−クロロ−1−(4−エトキシ−2−メチルフェニル)−5−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン−2(1H)−オンとテトラヒドロ−2H−ピラン−4−オールとを、DMF中NaHの存在下室温で16時間反応させることによって調製して、最終生成物を薄黄色固体として得た。H NMR (CDCl, 400 MHz) δ 7.63 (s, 1H), 7.60 (s, 1H), 7.31 (s, 1H), 7.13 (d, J=8.5 Hz, 1H), 6.89 − 6.81 (m, 2H), 6.10 (s, 1H), 4.64 (t t, J=3.9, 8.0 Hz, 1H), 4.07 (q, J=6.9 Hz, 2H), 4.04 − 3.96 (m, 2H), 3.95 (s, 3H), 3.64 (dt, J=1.8, 8.8 Hz, 2H), 2.21 − 2.12 (m, 5H), 1.91 (ttd, J=4.0, 8.4, 12.8 Hz, 2H), 1.45 (t, J=7.0 Hz, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H) 410.2。
【0790】
実施例11−D
化合物154の合成(スキームXXVI)
【化198】
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XXVI−1(1.0g,6.67mmol)およびKCO(1.38g,10mmol)をアセトン(25mL)に添加した。次いで、EtI(1.14g,7.33mmol)を添加した。この混合物を24時間加熱還流した。この混合物を室温まで冷却し、そして溶媒を除去した。次いで、その粗製生成物をEA(100mL)で希釈し、水およびブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、減圧中で濃縮して、XXVI−2(870mg,収率73%)を得、これをさらに精製せずに直接使用した。
【0791】
XXVI−2(1.2g,6.74mmol)およびm−CPBA(1.5g,8.76mmol)のDCM(30mL)中の混合物を48時間還流した。この反応混合物を室温まで冷却し、DCM(100mL)で希釈し、飽和aq.Naおよびaq.KCOで洗浄し、NaSOで乾燥させた。減圧中で濃縮して、XXVI−3(1.0g,粗製収率77%)を得、これをさらに精製せずに直接使用した。
【0792】
XXVI−3(1g,5mmol)をエタノール(10mL)に溶解させ、次いでNaOH(2.6g)のHO(3mL)中の溶液でゆっくりと処理した。得られた混合物を室温で4時間撹拌した。得られた混合物を濃縮し、そして残渣を水(10mL)で希釈した。この混合物を希HCl(aq.)で酸性にし、そしてEA(50mL×3)で抽出した。その有機相を合わせ、ブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製生成物を得た。その残渣を、シリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィー(PE/EA=5:1→2:1)により精製して、XXVI−4(800mg,収率約100%)を得た。
【0793】
化合物154を、化合物153の合成に記載された類似の手順に従うことによって調製した(101mg,収率20%)。H NMR (CDCl, 400 MHz) δ 7.76 (s, 1H), 7.68 (s, 1H), 7.47−7.44 (m, 3H), 7.36−7.34 (m, 2H), 6.93−6.84 (m, 3H), 5.80 (s, 1H), 4.05 (q, J = 7.2 Hz, 2H), 3.93 (s, 3H), 2.24 (s, 3H), 1.46 (t, J = 7.2 Hz, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H) 486。
【0794】
化合物155を、化合物154を得るための類似の手順に従うことによって、3−クロロ−4−エトキシフェノールをXXVI−4の代わりに使用して調製した。H NMR (CDCl, 400 MHz) δ 7.71 (s, 1H), 7.67 (s, 1H), 7.48〜7.44 (m, 3H), 7.36〜7.34 (m, 2H), 7.21 (s, 1H), 7.03〜6.96 (m, 2H), 5.80 (s, 1H), 4.14 (q, J = 7.2 Hz, 2H), 3.94 (s, 3H), 1.51 (t, J = 7.2 Hz, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H) 505.9。
【0795】
化合物157を、化合物154を得るための類似の手順に従うことによって、2−エトキシ−5−ヒドロキシベンゾニトリルをXXVI−4の代わりに使用して調製した。H NMR (CDCl, 400 MHz) δ 7.67 (d, J = 7.6 Hz, 2H), 7.50−7.44 (m, 3H), 7.39−7.31 (m, 4H), 7.03 (d, J = 9.2 Hz, 1H), 5.73 (s, 1H), 4.19 (q, J = 6.8 Hz, 2H), 3.94 (s, 3H), 1.52 (t, J = 6.8 Hz, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H) 497。
【0796】
化合物162を、化合物85を得るための類似の手順に従って、1−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールをXXIII−4の代わりに使用し、そして(4−エトキシ−2−メチルフェニル)ボロン酸をXXIII−7の代わりに使用して調製した。H NMR (DMSO−d, 400 MHz) δ 7.93 (s, 1H), 7.71 (s, 1H), 7.64 (s, 1H), 7.10 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 6.90 (d, J = 2.8 Hz, 1H), 6.84−6.81 (m, 1H), 5.95 (s, 1H), 4.04 (q, J = 7.2 Hz, 2H), 3.86 (s, 3H), 3.79 (s, 3H), 2.00 (s, 3H), 1.33 (t, J = 7.2 Hz, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H) 340.1。
【0797】
化合物532を、化合物154を得るための類似の手順に従って、4−クロロ−1−(4−フルオロフェニル)−5−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン−2(1H)−オンを化合物122の代わりに使用し、そしてフェノールをXXIV−4の代わりに使用して調製した。H NMR (CDCl, 400 MHz) δ 7.75 (s, 1H), 7.68 (s, 1H), 7.49−7.44 (m, 3H), 7.39−7.36 (m, 2H), 7.32−7.20 (m, 1H), 7.18−7.14 (m, 4H), 5.79 (s, 1H), 3.93 (s, 3H)。MS(ESI)m/z[M+H] 362.1。
【0798】
化合物534を、化合物532の合成についての類似の手順に従って、調製した。H NMR (メタノール−d, 400 MHz) δ 8.02 (s, 1H), 7.93 (s, 1H), 7.85 (s, 1H), 7.58〜7.54 (m, 4H), 7.45 (d, J= 8.8 Hz, 2H), 7.41〜7.37 (m, 1H) , 7.27 (d, J= 8.8 Hz, 2H), 5.67 (s, 1H), 3.93 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H) 378.1。
【0799】
実施例11−E
化合物542の合成
【化199】
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化合物1(68g,0.465mol)のトルエン(250mL)中の混合物に、CuI(17.9g,0.093mol)、(MeNHCH(36.8g,0.418mol)およびNaOMe(50.2g 0.93mol)を添加した。この混合物を窒素で3回パージし、次いで100℃で8時間加熱した。この混合物を濃縮してトルエンを除去し、HOで希釈し、そしてEtOAcで抽出した。標準的な後処理の後に、その粗製生成物をシリカゲルでのクロマトグラフィー(PE)により分離して、化合物2(39.5g,収率60%)を得た。
【0800】
化合物2(28.7g.0.2mol)のDMF(50mL)中の溶液に、NBS(35.5g,0.2mol)を添加した。この混合物を90℃で8時間加熱した。粗製の化合物3を濾過により集めた。(22g,収率50%)。
【0801】
化合物3(4g,18.1mmol)、化合物4(4.52g 21.72mmol)、およびKCO(5g,36.2mmol)のDME/HO(48mL,v/v=5/1)中の撹拌混合物に、Pd(dppf)Cl(668mg,0.91mmol)をN保護下で添加した。この反応混合物を再度窒素で脱気し、そして一晩還流した。この混合物を濃縮し、HOで希釈し、そしてEtOAcで抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮した。その残渣をカラムクロマトグラフィー(PE/EA=2/1)により精製して、化合物5(2.8g,収率69%)を淡黄色固体として得た。
【0802】
化合物5(500mg,2.24mmol)のトルエン(20mL)中の溶液に、化合物6(757.1mg,4.48mmol)、NaOtBu(860.2mg,8.96mmol)、Xantphos(129.5mg,0.224mmol)、Pd(OAc)(50.2mg,0.224mmol)を添加した。この混合物を減圧下で脱気し、そしてNで3回パージした。この反応混合物を100℃で14時間撹拌した。この混合物を室温まで冷却し、水で希釈し、そしてEAで抽出した。合わせた有機層をNaSOで乾燥させ、減圧中で濃縮した。その残渣を、DCM:MeOH(50:1〜10:1)で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、化合物7(300mg,45%)を淡黄色固体として得た。
【0803】
化合物7(300mg,1.01mmol)をaq.HBr(40%,15mL)に溶解させ、この混合物を一晩加熱還流した。室温まで冷却した後に、この混合物をaq.NaOH(1M)でpH=4〜5に調整し、得られた沈殿物を濾過により集め、そして減圧中で乾燥させて、化合物542(40mg,収率14%)を得た。H NMR (DMSO−d, 400MHz) δ 10.60 (s, 1H), 8.81 (d, J = 4.8Hz, 2H), 7.85 (s, 1H), 7.55 (s, 1H), 7.43 (t, J = 4.8Hz, 2H), 6.99 (s, 1H), 6.33 (t, J = 5.2Hz, 1H), 5.16 (s, 1H), 4.47 (d, J = 5.2Hz, 1H), 3.89 (s, 3H)。
【0804】
化合物544を、化合物542の合成についての類似の手順に従って、ピリジン−2−イルメタンアミンを化合物6の代わりに使用して調製した。H NMR (DMSO−d, 400 MHz) δ 10.56 (s, 1H), 8.52−8.51 (m, 1H), 7.85 (s, 1H), 7.90−7.56 (m, 1H), 7.53 (s, 1H), 7.33 (d, J =8.0 Hz, 1H), 7.29−7.26 (m, 1H), 6.95 (s, 1H), 6.33 (t, J=5.6 Hz, 1H), 5.05 (s, 1H), 4.37−4.35 (d, J=5.6 Hz, 2H), 3.88 (s, 3H)。
【0805】
実施例11−E
化合物536の合成
【化200】
[この文献は図面を表示できません]
化合物3の調製は、一般的な手順に従った。化合物3(2.9g,8.5mmol)およびPd/C(0.29g)のメタノール(20mL)中の混合物をH下室温で3時間撹拌した。この混合物を濾過し、そして濃縮して、化合物4(2.7g,収率98%)を得た。
【0806】
化合物4(2.5g,8mmol)のaq.HBr(40%,20mL)中の混合物を90℃で12時間撹拌した。室温まで冷却した後に、この混合物を水に注ぎ、NaHCOで中和し、次いでDCM/i−PrOHで抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、粗製の化合物5(2.05g,収率86%)を得た。
【0807】
POCl(20mL)中の化合物5(2.4g,0.008mol)を100℃で2時間撹拌した。完了後、その残渣をHOで希釈し、そしてEtOAcで抽出した。一般的な後処理手順の後に、その残渣をフラッシュクロマトグラフィー(PE:EA=1:1)により精製して、化合物6(560mg,収率22%)を得た。
【0808】
化合物6(300mg,0.95mmol)、KOH(107mg,1.91mmol)のDMF(20mL)中の混合物をフェノール(134mg,1.4mmol)に添加した。この混合物を130℃で2時間撹拌した。室温まで冷却した後に、この混合物をHOで希釈し、そしてEtOAcで抽出した。一般的な後処理手順の後に、その残渣をprep−HPLCにより精製して、化合物7(232mg,収率65%)を得た。
【0809】
化合物7(240mg,0.62mmol)のDCM(20mL)中の溶液に、AcCl(0.8mL,0.93mmol)を添加した。この混合物を室温で2時間撹拌し、そしてこの混合物をDCM(100mL)で希釈し、その有機層を水、ブラインで洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、そして濃縮し、その残渣をprep.TLC(PE/EA=3/1)により精製して、化合物536(132mg,収率52%)を得た。H NMR (DMSO−d, 400 MHz) δ 10.12 (s, 1H), 7.72 (m, 2H), 7.67−7.63 (m, 2H), 7.54−7.48 (m, 3H), 7.41−7.37 (m, 1H), 7.34−7.33 (m, 1H), 7.29−7.26 (m, 2H), 7.23−7.21 (m, 2H), 7.11−7.09 (m, 1H), 5.35 (s, 1H), 2.03 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H) 415.1。
【0810】
化合物537を、化合物536の合成についての類似の手順に従って、化合物539を化合物1の代わりに使用して調製した。水素化工程を、フェノールの置換後に行った。TMS−NCOをAcClの代わりに使用した。H NMR (DMSO−d, 400 MHz) δ 8.86 (s, 1H), 8.06 (s, 1H), 7.93 (s, 1H), 7.84 (s, 1H), 7.57−7.53 (m, 3H), 7.39−7.30 (m, 5H), 6.93−6.91 (m, 1H), 5.98 (s, 2H), 5.35 (s, 1H), 3.84 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H) 402.0。
【0811】
化合物545を、化合物536の合成についての類似の手順に従って、(4−メトキシフェニル)ボロン酸を化合物1の代わりに使用して調製した。水素化およびAcClとの反応を排除した。
【0812】
【化201】
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化合物540:化合物545(200mg,0.56mmol)のDMF(5mL)中の溶液に、1−クロロ−2−メトキシエタン(68mg,0.72mmol)およびKCO(155mg,1.12mmol)を添加した。この混合物を100℃で一晩撹拌し、次いで水で希釈し、そしてEAで抽出した。標準的な後処理手順の後に、その残渣をprep−TLC(PE:EA=1:1)により精製して、化合物540(100mg,収率43%)を得た。H NMR (CDCl, 400 MHz) δ 7.74 (s, 1H), 7.68 (s, 1H), 7.51 (s, 1H), 7.45 (t, J=8.0 Hz, 2H), 7.30 (d, J= 8.8 Hz, 2H), 7.26 (s, 1H) , 7.16 (d, J= 8.0 Hz, 2H), 7.03 (d, J= 8.8 Hz, 2H), 5.79 (s, 1H), 4.16 (t, J=4.8 Hz, 2H), 3.93 (s, 3H), 3.77 (t, J= 4.8 Hz, 2H), 3.46 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H) 418.1。
【0813】
実施例12−A
4−メチル,5−フェニルピルフェニドンアナログの合成(スキームXXVII)
【化202】
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XXVII−3:XXVII−1(1当量)のDCM(0.1mmol/mL)中の溶液に、関連するボロン酸XXVII−2(1.5〜2当量)、Cu(OAc)(1〜3当量)、ピリジン(10当量)およびピリジン−N−オキシド(2〜3当量)を添加し、その後、4Åのモレキュラーシーブ(200〜500mg)を添加した。この反応混合物を酸素雰囲気下室温で一晩撹拌した。TLCにより示される反応の完了後に、得られた混合物を濾過して酢酸エチルで洗浄した。その濾液をブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、そして濃縮した。その残渣をシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、最終生成物を得た。
【0814】
XXVII−5の調製のための3つの一般的な手順:
【0815】
方法A:XXVII−3(1当量)、関連するボロン酸XXVII−4(1.2当量)およびKCO(2当量)のDME/HO(v/v=6/1)中の混合物に、Pd(dppf)Cl(0.1当量)を添加した。この反応混合物を、窒素でパージすることにより脱気し、次いで一晩加熱還流した。この反応の完了後、この混合物を室温まで冷却し、減圧中で濃縮した。その残渣を水で希釈し、そしてEtOAcで抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、そして減圧下で濃縮した。その残渣をシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、最終生成物を得た。
【0816】
方法B:XXVII−3(1当量)、関連するボロン酸XXVII−4(1.2当量)およびNaCO(2当量)のトルエン/EtOH/HO(v/v/v=5/2/1)中の混合物に、Pd(PPh(0.1当量)を添加した。この反応混合物を、窒素でパージすることにより脱気し、次いで一晩加熱還流した。この反応の完了後、この混合物を室温まで冷却し、減圧中で濃縮した。その残渣を水で希釈し、そしてEtOAcで抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、そして減圧下で濃縮した。その残渣をシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、最終生成物を得た。
【0817】
方法C:XXVII−3(1当量)、ボロン酸XXVII−4(1.2当量)およびNaCO(2当量)のトルエン/HO(v/v=5/1)中の混合物に、Pd(dppf)Cl(0.1当量)を添加した。この反応混合物を、窒素でパージすることにより脱気し、次いで一晩加熱還流した。この反応の完了後、この混合物を室温まで冷却し、減圧中で濃縮した。その残渣を水で希釈し、そしてEtOAcで抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、そして減圧下で濃縮した。その残渣をシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、最終生成物を得た。
【0818】
化合物163〜171、191、194、201〜205、552を、上記のような方法Aに従って調製した。化合物172〜177を、上記のような方法Bに従って調製した。化合物195〜198を、上記のような方法Cに従って調製した。
【0819】
化合物163:H NMR (CDCl, 400 MHz) δ 7.69−7.60 (m, 4H), 7.44−7.35 (m, 3H), 7.30−7.26 (m, 2H), 7.20 (s, 1H), 6.60 (s, 1H), 2.16 (s, 3H)。
【0820】
化合物164:H NMR (CDCl, 400 MHz) δ 7.50−7.47 (m, 2H), 7.43−7.38 (m, 3H), 7.35−7.31 (m, 2H), 7.30−7.26 (m, 2H), 7.21 (s, 1H), 6.60 (s, 1H), 2.16 (s, 3H)。
【0821】
化合物165:H NMR (CDCl, 400MHz) δ 7.50−7.35 (m, 8H), 7.30−7.26 (m, 2H), 7.22 (s, 1H), 6.59 (s, 1H), 2.16 (s, 3H)。
【0822】
化合物166:H NMR (CDCl, 400MHz) δ 7.53−7.49 (m, 1H), 7.44−7.37 (m, 4H), 7.34 (s, 1H), 7.30−7.19 (m, 3H), 7.19 (s, 1H), 6.59 (s, 1H), 2.16 (s, 3H)。
【0823】
化合物167:H NMR:(CDCl, 400MHz) δ 8.67 (s, 1H), 7.69 (s, 1H), 7.44−7.27 (m, 8H), 7.01 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 6.66 (s, 1H), 2.21 (s, 3H), 2.01 (s, 3H)。
【0824】
化合物168:H NMR:(CDCl, 400MHz) δ 7.43−7.35 (m, 3H), 7.32−7.28 (m, 2H), 7.17 (s, 1H), 7.13 (d, J = 8.8Hz, 1H), 6.84−6.78 (m, 3H), 4.04 (q, J = 7.6 Hz, 2H), 2.22 (s, 3H), 2.15 (s, 3H), 1.42 (t, J = 7.6 Hz, 3H)。
【0825】
化合物169:H NMR:(CDCl, 400MHz) δ 7.98 (s, 1H), 7.44−7.35 (m, 3H), 7.29−7.25 (m, 3H), 7.22−7.18 (m, 1H), 7.03 (d, J = 8.4Hz, 1H), 6.79 (s, 1H), 2.28 (s, 3H), 2.20 (s, 3H)。
【0826】
化合物170:H NMR:(CDCl, 400MHz) δ 7.78 (d, J = 8.4 Hz, 2H), 7.60 (d, J = 8.0 Hz, 2H), 7.45−7.38 (m, 3H), 7.30−7.27 (m, 3H), 6.77 (s, 1H), 2.21 (s, 3H)。
【0827】
化合物171:H NMR:(CDCl, 400MHz) δ 7.50−7.41 (m, 5H), 7.31−7.25 (m, 5H), 6.87 (s, 1H), 2.24 (s, 3H)。
【0828】
化合物172:H NMR (CDCl, 400MHz) δ 9.07 (s, 1H), 7.67 (s, 1H), 7.29−7.21 (m, 5H), 7.12−7.07 (m, 2H), 6.95−6.93 (m, 1H), 6.60 (s, 1H), 2.17 (s, 3H), 1.95 (s, 3H)。MS(ESI)m/z[M+H] 337.0。
【0829】
化合物173:H NMR (CDCl, 400MHz) δ 7.75 (d, J = 8.4 Hz, 2H), 7.58 (d, J = 8.4 Hz, 2H), 7.27−7.24 (m, 2H), 7.18 (s, 1H), 7.13−7.09 (m, 2H), 6.59 (s, 1H), 2.13 (s, 3H)。MS(ESI)m/z[M+H] 348.0。
【0830】
化合物174:H NMR (CDCl, 400MHz) δ 7.54−7.50 (m, 1H), 7.41−7.38 (m, 1H), 7.33 (s, 1H), 7.29−7.24 (m, 3H), 7.17 (s, 1H), 7.10 (t, J =8.4 Hz, 2H), 6.58 (s, 1H), 2.13 (s, 3H)。MS(ESI)m/z[M+H] 364.0。
【0831】
化合物175:H NMR (CDCl, 400MHz) δ 7.26−7.22 (m, 2H), 7.13−7.06 (m, 4H), 6.84−6.78 (m, 2H), 6.58 (s, 1H), 4.04 (q, J = 6.8 Hz, 2H), 2.16 (m, 3H), 2.14 (m, 3H), 1.42 (t, J = 6.8 Hz, 3H)。MS(ESI)m/z[M+H] 338.2。
【0832】
化合物176:H NMR (CDCl, 400MHz) δ 7.50−7.46 (m, 2H), 7.43−7.41 (m, 3H), 7.26−7.23 (m, 2H), 7.20 (s, 1H), 7.12−7.07 (m, 2H), 6.58 (s, 1H), 2.13 (s, 3H)。MS(ESI)m/z[M+H] 280.1。
【0833】
化合物177:H NMR (CDCl, 400MHz) δ 7.77−7.68 (m, 4H), 7.35−7.31 (m, 2H), 7.26−7.17 (m, 3H), 6.67 (s, 1H), 2.21 (s, 3H)。MS(ESI)m/z[M+H] 348.1。
【0834】
化合物191:H NMR (CDOD, 400 MHz) δ 7.61−7.57 (m, 2H), 7.52 (s, 1H), 7.46−7.41 (m, 5H), 7.32−7.30 (m, 1H), 6.59 (s, 1H), 2.22 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H) 380.0。
【0835】
化合物194:H NMR (CDCl, 400 MHz) δ 7.51−7.48 (m , 2H), 7.41−7.32 (m , 3H), 7.27−7.13 (m , 4H), 6.60 (s, 1H), 2.11 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H) 364.1。
【0836】
化合物195:H NMR (CDCl, 400 MHz) δ 7.50−7.45 (m, 3H), 7.36−7.32 (m, 2H), 7.24−7.19 (m, 2H), 7.15−7.10 (m, 1H), 6.58 (s, 1H), 2.13 (s, 3H)。
【0837】
化合物196:H NMR (CDCl, 400 MHz) δ 7.49−7.45 (m, 2H), 7.36−7.32 (m, 2H), 7.24−7.19 (m, 2H), 7.15−7.10 (m, 1H), 7.03−6.99 (m, 1H), 6.58 (s, 1H), 2.13 (s, 3H)。
【0838】
化合物197:H NMR (CDCl, 400MHz) δ 7.50−7.47 (m, 3H), 7.40 (s, 1H), 7.37−7.32 (m, 2H), 7.18 (s, 1H), 7.13 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 6.60 (s, 1H), 2.15 (s, 3H)。
【0839】
化合物198:H NMR (CDCl, 400MHz) δ 7.48−7.42 (m, 3H), 7.36−7.32 (m, 2H), 7.20 (s, 1H), 7.10 (m, 1H), 7.02 (m, 1H), 6.59 (s, 1H), 2.15 (s, 3H)。
【0840】
化合物201:H NMR (CDCl, 400 MHz) δ 7.48−7.46 (m , 2H), 7.35−7.30 (m , 2H), 7.16 (s, 1H), 6.90−6.88 (m , 1H), 6.78 (s, 1H), 6.75−6.71 (m , 1H), 6.56 (s, 1H), 4.29 (s, 4H), 2.16 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H) 404.0。
【0841】
化合物202:H NMR (CDCl, 400 MHz) δ 7.50−7.47 (m , 2H), 7.35−7.31 (m , 2H), 7.17 (s, 1H), 6.85−6.82 (m , 1H), 6.75−6.70 (m , 2H), 6.56 (s, 1H), 6.00 (s, 2H), 2.15 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H) 389.9。
【0842】
化合物203:NaCOをKCOの代わりに使用した。H NMR (CDCl, 400 MHz) δ 7.49−7.47 (m, 2H), 7.34−7.30 (m, 2H), 6.90−6.86 (m, 2H), 6.72−6.70 (m, 2H), 6.60 (s, 1H), 5.99 (s, 2H), 2.19 (s, 3H)。MS(ESI)m/z[M+H] 390.1。
【0843】
化合物204:Pd(PPhをPd(dppf)Clの代わりに使用し、そしてNaCOをKCOの代わりに使用した。H NMR (CDCl, 400MHz) δ 7.51−7.49 (m, 2H), 7.34−7.30 (m, 2H), 7.18 (s, 1H), 6.93−6.84 (m, 2H), 6.72−6.70 (m, 1H), 6.56 (s, 1H), 4.28 (s, 4H), 2.09 (s, 3H)。MS(ESI)m/z[M+H] 403.9。
【0844】
化合物205:5−ブロモ−4−(トリフルオロメチル)ピリジン−2(1H)−オンをXXVII−1の代わりに使用した。NaCOをKCOの代わりに使用した。H NMR (CDCl, 400 MHz) δ 7.50−7.48 (m, 2H), 7.37 (d, J = 8.4Hz, 2H), 7.32−7.26 (m, 3H), 7.11−7.07 (m, 3H)。MS(ESI)m/z[M+H] 417.8。
【0845】
化合物552:H NMR (CDCl, 400 MHz) δ 9.04 (s, 1H), 8.05 (s, 1H), 7.98 (d, J = 8.4Hz, 1H), 7.39−7.36 (m , 1H), 7.17−7.13 (m , 2H), 6.84 (s, 1H), 6.80 (dd, J=1.6, 4.4 Hz, 1H), 8.16 (dd, J=2.4, 8.4Hz, 1H), 6.62 (s, 1H), 4.04 (q, J = 7.2Hz, 2 H), 2.20 (s, 3H), 2.19 (s, 3H), 1.41 (t, J= 7.2 Hz, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H) 377.1。
【0846】
実施例12−B
4−メチル,5−フェニルピルフェニドンアナログの合成(スキームXXVIII)
【化203】
[この文献は図面を表示できません]
XXVIII−3を、XXVII−5を得るための方法Aに従って調製した。
【0847】
XXVIII−4:XXVIII−3のaq.HBr(48%)中の混合物を100℃で一晩撹拌した。室温まで冷却した後に、この混合物を減圧中で濃縮した。残った混合物を飽和aq.NaHCOで中和し、そしてEtOAc(30mL×3)で抽出した。合わせた有機層を水およびブラインで洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、粗製のXXVIII−4を得た。
【0848】
XXVIII−5の調製のための3つの一般的な手順:
【0849】
方法1:XXVIII−4(1当量)のDCM(0.1mmol/mL)中の溶液に、関連するボロン酸XXVIII−2(1.5〜2当量)、Cu(OAc)(1〜3当量)、ピリジン(10当量)およびピリジン−N−オキシド(2〜3当量)を添加し、その後、4Åのモレキュラーシーブ(200〜500mg)を添加した。この反応混合物を酸素雰囲気下室温で一晩撹拌した。TLCにより示される反応の完了後に、得られた混合物を濾過して酢酸エチルで洗浄した。その濾液をブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、そして濃縮した。その残渣をシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を得た。化合物181〜183、178〜180、192および193を、方法1に従って調製した。
【0850】
化合物178:H NMR (CDCl, 400MHz) δ 7.43−7.39 (m, 2H), 7.28−7.23 (m, 5H), 7.12−7.08 (m, 3H), 6.60 (s, 1H), 2.13 (s, 3H)。MS(ESI)m/z[M+H] 298.0。
【0851】
化合物179:H NMR (CDCl, 400MHz) δ 7.34 (s, 1H), 7.30−7.21 (m, 3H), 7.16 (d, J = 8.4 Hz 1H), 7.12−7.07 (m, 2H), 7.02 (s, 1H), 6.59 (s, 1H), 2.19 (s, 3H), 2.15 (s, 3H)。MS(ESI)m/z[M+H] 327.9。
【0852】
化合物180:H NMR (CDCl, 400 MHz) δ 7.38−7.33 (m, 2H), 7.18 (s, 1H), 7.09 (t, J = 8.8Hz, 2H), 6.60 (s, 2H), 6.57 (s, 1H), 3.85 (s, 9H), 2.13 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H) 370.1。
【0853】
化合物192:H NMR (CDCl, 400MHz) δ 7.49−7.46 (m, 2H), 7.45−7.32 (m, 3H), 7.20 (s, 1H), 7.09−7.00 (m, 2H), 6.98 (m, 1H), 6.58 (s, 1H), 2.16 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H) 364.0。
【0854】
化合物193:H NMR (CDCl, 400 MHz) δ 7.38−7.34 (m, 1H), 7.33−6.98 (m, 5H), 6.84−6.78 (m, 2H), 6.58 (s, 1H), 4.04 (q, J = 7.2 Hz, 2 H), 2.17 (s, 6H), 1.42 (t, J = 7.2 Hz, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H) 338.1。
【0855】
化合物181:H NMR (CDCl, 400MHz) δ 7.50 (d, J = 8.8 Hz, 2H), 7.38 (d, J = 8.8Hz, 2H), 7.28−7.23 (m, 3H), 7.13 (t, J = 8.4 Hz, 2H), 6.86 (s, 1H), 2.21 (s, 3H)。
【0856】
化合物182:H NMR (CDCl, 400MHz) δ 7.25−7.21 (m, 2H), 7.16 (s, 1H), 7.08 (t, J = 8.4Hz, 2H), 6.95−9.92 (m, 2H), 6.88−6.85 (m, 1H), 6.56 (s, 1H), 4.28 (s, 4H). 2.11 (s, 3H)。
【0857】
化合物183:H NMR (CDCl, 400MHz) δ 7.26−7.22 (m, 2H), 7.16 (s, 1H), 7.09 (t, J = 8.4 Hz, 2H), 6.92 (s, 1H), 6.88−6.80 (m, 2H), 6.56 (s, 1H). 6.02 (s, 2H), 2.12 (s, 3H)。
【0858】
方法2:5−(4−フルオロフェニル)−4−メチルピリジン−2(1H)−オン(203mg,1mmol,1.0当量)、1−ブロモ−2−メチル−4−(トリフルオロメトキシ)ベンゼン(382mg,1.5mmol,1.5当量)、およびKCO(276mg,2mmol,2.0当量)のDMF(5mL)中の撹拌混合物に、CuI(19mg,0.1mmol,0.1当量)を添加した。この反応混合物をN保護下140℃で3日間撹拌した。この混合物を室温まで冷却し、EA(50mL)で希釈し、水およびブラインで洗浄し、濃縮した。その残渣をシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィー(PE:EA=5:1→1:1)により精製して、化合物186(40mg,収率11%)を得た。H NMR (CDCl, 400MHz) δ 7.27−7.17 (m, 8H), 7.12−7.07 (m, 1H), 6.60 (s, 1H), 2.23 (s, 3H), 2.15 (s, 3H)。MS(ESI)m/z[M+H] 378.0。
【0859】
【化204】
[この文献は図面を表示できません]
XXVIII−5aを、上記のような方法2に従って、XXVIII−4aから調製した。XXVIII−6aを、エタノール中室温で4時間のXXVIII−5aの水素化(50Psi)によって調製した。化合物557を、XXVIII−6aとTMS−NCOとを反応させて得た。H NMR (DMSO−d, 400 MHz) δ 8.21 (d, J=8 Hz, 1H), 7.99 (s, 1H), 7.93 (s, 1H), 7.42−7.39 (m, 2H), 7.30−7.26 (m, 2H), 7.09 (t, J=7.6 Hz, 1H), 7.01 (m, 2H), 6.93 (m, 1H), 6.17 (s, 2H), 2.26 (s, 3H)。MS(ESI)m/z[M+H] 338.0。
【0860】
方法3:5−(4−フルオロフェニル)−4−メチルピリジン−2(1H)−オン(2.04g,10mmol,1.0当量)、4−ブロモベンゾ[d][1,3]ジオキソール(3.0g,15mmol,1.5当量)、およびKCO(2.76g,20mmol,2eq.)のDMF(50mL)中の撹拌混合物に、CuI(191mg,1mmol,0.1当量)および8−ヒドロキシキノリン(140mg,1mmol,0.1当量)を添加した。この反応混合物をN保護下140℃で3日間撹拌した。この混合物を室温まで冷却し、EA(250mL)で希釈し、水およびブラインで洗浄し、濃縮した。その残渣をシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィー(PE:EA=5:1→1:1)により精製して、化合物184(680mg,収率21%)を白色固体として得た。H NMR (CDCl, 400 MHz) δ 7.35−7.32 (m, 2H), 7.26 (s, 1H), 7.18 (t, J =8.8Hz, 2H), 7.02−6.94 (m, 3H), 6.67 (s, 1H), 6.13 (s, 2H), 2.21 (s, 3H)。MS(ESI)m/z[M+H] 323.8。
【0861】
化合物185を、化合物184を得るための類似の手順に従って、5−ブロモ−2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシンを4−ブロモベンゾ[d][1,3]ジオキソールの代わりに使用して調製した。H NMR (CDCl, 400 MHz) δ 7.28−7.24 (m, 3H), 7.11−7.06 (m, 3H), 6.94−6.88 (m, 3H), 6.57 (s, 1H), 4.30−4.28 (m, 4H), 2.13 (s, 3H)。MS(ESI)m/z[M+H] 338.1。
【0862】
化合物187:化合物172(378mg,1.12mmol)のEtOH/HO(10mL,v/v=2/1)中の溶液に、aq.HSO(6M,2mL)を添加した。この混合物を一晩加熱還流した。LCMSは、この反応が完了したことを示した。この混合物を濃縮し、EtOAc(30mL×3)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、そして濃縮した。その残渣をprep−TLC(PE/EA=3/1)により精製して、化合物187(200mg,収率60%)を得た。H NMR (CDCl, 400 MHz) δ 7.26−7.21 (m, 3H), 7.18 (s, 1H), 7.11−7.06 (m, 2H), 6.75−6.68 (m, 3H), 6.56 (s, 1H), 2.12 (s, 3H)。
【0863】
化合物188:化合物187(80mg,0.102mmol)のTHF/HO(2mL,v/v=4/1)中の溶液に、KOCN(10mg,0.112mmol)およびAcOH(1滴)を添加した。この混合物を一晩加熱還流した。LCMSは、この反応が完了したことを示した。この混合物を濃縮し、EtOAc(50mL)で希釈し、ブラインで洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、そして濃縮した。その残渣をprep−HPLCにより精製して、化合物188(62.2mg,収率67%)を得た。H NMR (CDCl, 400 MHz) δ 8.12 (s, 1H), 7.62 (s, 1H), 7.24−7.21 (m, 3H), 7.13−7.08 (m, 2H), 6.88 (d, J = 8.8Hz, 1H), 6.81 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 6.60 (s, 1H), 4.84 (s, 2H), 2.18 (s, 3H)。
【0864】
化合物559を、XXVIII−4aと2−フルオロ−5−ヨードアニリンとを、上記のような方法3を使用して反応させ、その後、TMS−NCOと反応させて調製した。H NMR (DMSO−d, 400 MHz) δ 8.53 (s, 1H), 8.19 (d, J=6.0Hz, 1H), 7.44−7.40 (m, 3H), 7.29−7.20 (m, 3H), 6.97 (m, 1H), 6.43 (s, 1H), 6.27 (s, 2H), 2.08 (s, 3H)。
【0865】
実施例12−C
化合物199の合成(スキームXXIX)
【化205】
[この文献は図面を表示できません]
化合物87(200mg,0.52mmol)、XXIX−1(92mg,0.68mmol)、およびNaCO(60mg,1.4mmol)のDME/HO(18mL,V/V=8/1)中の撹拌混合物に、Pd(dppf)Cl(140mg,0.99mmol)をN保護下で添加した。この反応混合物を110℃で一晩撹拌した。この混合物を濃縮してDMEを除去し、HOで希釈し、EtOAc(30mL×3)で抽出し、その有機層を水およびブラインで洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮し、その残渣をprep−TLC(PE:EA=2.5:1)により精製して、XXIX−2(112mg,収率:57%)を白色固体として得た。MS(ESI)m/z[M+H] 376.09。
【0866】
XXIX−2(170mg,0.45mmol)、TsNHNH(338mg,1.81mmol)、およびNaOAc(371mg,4.53mmol)をDME/HO(20mL,v/v=5/1)に添加した。この反応混合物を110℃で一晩撹拌した。この混合物を濃縮してDMEを除去し、HOで希釈し、EtOAc(30mL×3)で抽出し、その有機層を水およびブラインで洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮し、その残渣をprep−HPLCにより精製して、化合物199(107mg,収率64%)を白色固体として得た。H NMR (CDCl, 400 MHz) δ 7.49−7.46 (m, 2H), 7.33−7.31 (m, 2H), 7.26−7.22 (m, 2H), 7.14 (s, 1H), 7.11−7.06 (m, 2H), 6.60 (s, 1H), 2.46−2.41(m, 2H), 1.12−1.07 (m, 3H)。MS(ESI)m/z[M+H] 378.10。
【0867】
実施例12−D
化合物200の合成(スキームXXX)
【化206】
[この文献は図面を表示できません]
化合物87(150mg,0.270mmol)、XXX−1(135mg,0.4mmol)、およびKCO(186mg,1.35mmol)のトルエン(5mL)中の撹拌混合物に、Pd(PPh(30mg,0.0270mmol)を添加した。この混合物を窒素で3回パージし、次いで120℃で一晩加熱した。次いで、この混合物を濃縮し、HOで希釈し、EtOAc(30mL×3)で抽出し、その有機層を水およびブラインで洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮した。その粗製生成物をprep−TLC(PE:EA=5:1)により精製して、XXX−2(135mg,収率88%)を得た。
【0868】
エタノール(5mL)中の乾燥Pd/CおよびXXX−2(100mg,0.259mmol)の混合物をH下室温で1時間撹拌した。この反応物を濾過し、そしてその有機層を濃縮して、化合物200(61.6mg,収率61%)を得た。H NMR (CDCl, 400MHz) δ 7.49 (d, J = 8.8Hz, 2H), 7.34 (d, J = 8.4Hz, 2H), 7.25−7.23 (m, 2H), 7.14−7.08 (m, 3H), 6.65 (s, 1H), 2.85−2.77 (m, 1H), 1.14 (d, J = 6.8Hz, 6H)。
【0869】
化合物629:5−ブロモ−1−(4−エトキシ−2−メチルフェニル)−4−メチルピリジン−2(1H)−オン(1.5g,4.66mmol)および4−(トリブチルスタンニル)ピリダジン(3.44g,9.31mmol)のジオキサン(20mL)中の混合物に、Pd(PPhCl(0.163g,0.233mmol)をN室温で添加した。この混合物を一晩還流した。この混合物を濃縮し、水で希釈し、そしてEtOAcで抽出した。その有機層をブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、そして減圧下で濃縮した。その残渣をシリカゲルでのクロマトグラフィー(PE/EA=1:2→EA)により精製して、化合物629を黄色固体として生成した(0.806g,収率54%)。H NMR (DMSO−d, 400 MHz) δ 9.33 (d, J=2.4 Hz, 1H), 9.21 (d, J=5.6 Hz, 1H), 7.78 (dd, J=2.4, 5.2 Hz, 1H), 7.70 (s, 1H), 7.18 (d, J=8.8 Hz, 1H), 6.92 (d, J=2.4 Hz, 1H), 6.85 (dd, J=2.4, 8.4 Hz, 1H), 6.50 (s, 1H), 4.07 (q, J=6.8 Hz, 2H), 2.21 (s, 3H), 2.04 (s, 3H), 1.32 (t, J=6.8 Hz, 3H)。MS(ESI)m/z[M+H] 322.0。
【0870】
実施例12−D
化合物189の合成(スキームXXXI)
【化207】
[この文献は図面を表示できません]
XXXI−3を、XXVII−3を得るための類似の手順に従って得た。
【0871】
XXXI−3(300mg,0.854mmol)のEtOH(10mL)中の溶液に、NaOH(102mg,2.56mmol)の水(8mL)中の溶液を添加した。この反応混合物を100℃で4時間加熱した。減圧中で濃縮した後に、この混合物をaq.HCl(1N)で酸性にした。次いで、この混合物をEtOAc(30mL×3)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、そして濃縮した。その粗製生成物をさらに精製せずに次の工程に使用した(200mg,収率72%)。MS(ESI)m/z[M+H] 324.0。
【0872】
XXXI−4(150mg,0.464mmol)、HOBT(70mg,0.51mmol)、EDC・HCl(100mg,0.51mmol)およびDIEA(260mg,2mmol)を乾燥DCM(5mL)に入れ、その後、NHCl(75mg,1.4mmol)に入れた。この反応混合物を室温で一晩撹拌した。この混合物を水(10mL)で希釈し、EtOAc(20mL×3)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、そして濃縮した。その残渣をprep−HPLCにより精製して、化合物189を淡黄色固体として得た(21.8mg,収率17%)。H NMR (CDCl, 400 MHz) δ 7.89 (s, 1H), 7.84 (m, 1H), 7.59−7.53 (m, 2H), 7.27−7.22 (m, 3H), 7.13−6.99 (m, 2 H), 6.56 (s, 1H), 2.14 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+Na)344.9。
【0873】
化合物190:XXXI−4(250mg,0.77mmol)、HATU(350mg,0.92mmol)、およびDIEA(300mg,2.3mmol)の乾燥DCM(8mL)中の溶液に、メチルアミン塩酸塩(78mg,1.16mmol)を添加した。この反応混合物を室温で一晩撹拌した。この混合物を水(20mL)で希釈し、EtOAc(30mL×3)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、そして濃縮した。その残渣をprep−TLC(DCM:MeOH=10:1)により精製して、化合物190を白色固体として生成した(159.3mg,収率61%)。H NMR (CDCl, 400 MHz) δ 7.81 (s, 1H), 7.75 (m, 1H), 7.52−7.46 (m, 2H), 7.27−7.21 (m, 3H), 7.13−7.08 (m, 2 H), 6.70 (brs, 1H), 6.57 (s, 1H), 2.96 (d, J = 4.8 Hz, 3H), 2.14 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H)336.9。
【0874】
実施例12−E
化合物206の合成(スキームXXXII)
【化208】
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XXXII−1(1.5g,9.15mmol)、XXXII−2(1.83g,9.15mmol)、およびKCO(3.79g,27.45mmol)のDME/HO(50mL,v:v=5:1)中の撹拌混合物に、Pd(dppf)Cl(1.34g,1.83mmol)をN保護下で添加した。この反応混合物を一晩加熱還流した。この混合物を水に注ぎ、EtOAc(150mL×3)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、そして濃縮した。その残渣をシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィー(PE:EA=10:1→5:1→3:1)により精製して、XXXII−3(600mg,収率21%)を得た。
【0875】
XXXII−3(400mg,1.7mmol)、XXXII−4(425.8mg,2.55mmol)、およびKCO(703.8mg,5.1mmol)のDME/HO(50mL,v:v=5:1)中の撹拌混合物に、Pd(dppf)Cl(120mg,0.17mmol)をN保護下で添加した。この反応混合物を4時間加熱還流し、次いでこの混合物を水に注ぎ、EtOAc(30mL×3)で抽出し、その有機層をブラインで洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮した。その残渣をシリカゲルでのカラムクロマトグラフィー(PE:EA=3:1→1:1)により精製して、XXXII−5(220mg,収率46%)を得た。MS(ESI)m/z[M+H] 283。
【0876】
XXXII−5(100mg,0.35mmol)の、AcOH(5mL)およびaq.HBr(40%,5mL)中の混合物を一晩加熱還流した。次いで、これをaq.NaOH(1M)で中和し、EA(30mL×3)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、XXXII−6(80mg,収率85%)を得た。H NMR (DMSO−d, 300 MHz) δ 9.12 (s, 1H), 8.36 (s, 1H), 7.73−7.70 (d, J = 7.8 Hz, 2H), 7.41−7.39 (d, J =8.1Hz, 2H), 7.25 (s, 1H), 6.30 (s, 1H), 1.90 (s, 3H)。
【0877】
化合物206を、XXVII−3を得るための類似の手順に従うことによって調製した(150mg,収率58%)。H NMR (CDCl, 400 MHz) δ 8.79 (s, 1H), 8.12 (s, 1H), 7.63 (d, J = 8.4 Hz, 2H), 7.49 (d, J = 8.8 Hz, 2H), 7.34 (m, 4H), 7.23 (s, 1H), 6.61 (s, 1H), 2.19 (s, 3H)。MS(ESI)m/z[M+H] 429.1。
【0878】
実施例12−F
化合物207の合成(スキームXXXIII)
【化209】
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XXXIII−3を、XXXII−5を得るための類似の手順に従って調製した。
【0879】
XXXIII−4を、XXXII−6を得るための類似の手順に従って調製した。
【0880】
XXXIII−3(450mg,1.2mmol)のトルエン(50mL)中の溶液に、2,2−ジメトキシプロパン(9mL)およびTsOH(45.6mg,0.24mmol)を添加し、この混合物を一晩加熱還流した。この混合物を水に注ぎ、EA(50mL×3)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、そして濃縮して、粗製生成物を得、これをprep−HPLCにより精製して、化合物207(200mg,収率41%)を得た。H NMR (CDCl, 400 MHz) δ 7.49−7.47 (m, 2H), 7.33−7.31 (d, J = 8.4Hz, 2H), 7.24 (s, 1H), 6.83−6.79 (m, 1H), 6.77−6.75 (m, 1H), 6.64−6.62 (m, 1H), 6.57 (s, 1H), 2.18 (s, 3H), 1.70 (s, 6H)。MS(ESI)m/z[M+H]+ 418。
【0881】
化合物211を、化合物207を得るための類似の手順に従って、(3,4−ジメトキシフェニル)ボロン酸をXXXIII−2の代わりに使用して調製した。H NMR (CDCl, 400 MHz) δ 7.49−7.46 (m, 2H), 7.34−7.31 (m, 2H), 7.16 (s, 1H), 6.75−6.73 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 6.67−6.64 (m, 2H), 6.56 (s, 1H), 2.16 (s, 3H), 1.70 (s, 6H)。MS(ESI)m/z[M+H]+ 417.9。
【0882】
【化210】
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XXXIII−2aを、XXXIII−3を得るための類似の手順に従うことによって、ビス(ピナコラト)ジボロンをXXXIII−2の代わりに使用して、白色固体として調製した。
【0883】
化合物415:XXXIII−2a(200mg,1.06mmol)のDMF(4mL)中の溶液に、KPO(476mg 2.11mmol)、XXXIII−3a(500mg,3.16mmol)、Pd(PPh(122mg,0.106mmol.)を添加した。この混合物を窒素でパージし、次いで100℃で一晩加熱した。この混合物を室温まで冷却し、水(20mL)で希釈し、EtOAc(30mL×3)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮した。その残渣をprep−TLC(PE/EA=10/1)により精製して、化合物415(128mg,収率36%)を得た。H NMR (CDCl, 400MHz) δ 7.50 (d, J = 8.8 Hz, 2H), 7.35 (d, J = 8.4 Hz, 2H), 7.29 (s, 1H), 7.15−7.08 (m, 2H), 6.98−6.96 (m, 1H), 6.62 (s, 1H), 2.17 (s, 1H)。MS(ESI)m/z(M+H) 425.9。
【0884】
実施例12−G
化合物208の合成(スキームXXXIV)
【化211】
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フラスコに、1,4−ジオキサン(30mL)中のXXXIV−2(1g,4.2mmol)、ビス(ピナコラト)ジボロン(1.27g,5mmol)およびKOAc(0.5g,5mmol)を入れた。このフラスコを窒素で3回パージした。次いで、Pd(dppf)Cl(150mg,0.21mmol)をこれに添加し、次いでこの混合物を窒素で再度パージした。この混合物を90℃で12時間撹拌した。出発物質が消費された後に、この混合物を室温まで冷却し、その溶媒を減圧中でエバポレートした。その残渣を水(30mL)で希釈し、EA(50mL×3)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、そして濃縮した。その残渣をシリカゲルでのカラムクロマトグラフィー(PE:EA=10:1から5:1)により精製して、XXXIV−2(800mg,収率67%)を白色固体として得た。
【0885】
化合物208を、XXXII−5を得るための類似の手順に従って得た。H NMR (CDCl, 400 MHz) δ 7.48−7.45 (m, 2H), 7.33 (d, J = 8.4Hz, 2H), 7.18 (s, 1H), 7.11−7.09 (m, 1H), 7.02−6.97 (m, 2H), 6.59 (s, 1H), 2.14 (s, 3H)。MS(ESI)m/z[M+H] 425.9。
【0886】
【化212】
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XXXIV−1(700mg,3.763mmol)のMeCN(20mL)中の混合物に、BnBr(954mg,15.465mmol)およびKCO(1.349g,7.523mmol)を添加した。この混合物を室温で一晩撹拌し、次いでこれを濃縮してMeCNを除去し、HOで希釈し、EtOAcで抽出した。その有機層を水およびブラインで洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮した。その粗製生成物をシリカゲルでのクロマトグラフィー(PE:EA=1:1)により分離して、XXXIV−2(600mg,収率58%)を得た。MS(ESI)m/z[M+H] 278.2。
【0887】
XXXIV−3aを、上記標準的な手順に従って、XXXIV−2aとビス(ピナコラト)ジボロンとのSuzukiカップリングから調製した。XXXIV−5aを、上記標準的な手順に従って、XXXIV−3aとXXXIV−4aとのSuzukiカップリングによって調製した。
【0888】
XXXIV−5a(250mg,0.704mmol)およびPd(OH)/C(25mg)のEtOH(10mL)中の混合物を1atmのH下50℃で一晩撹拌した。この反応の完了後、この混合物を濾過し、そして濃縮し、その残渣をprep−TLC(PE/EA=5/1)により精製して、化合物565(40mg,収率22%)を得た。H NMR (CDCl, 400 MHz) δ 7.35 (s, 1H), 7.16−7.06 (m , 2H), 6.92 (d, J = 7.6 Hz, 1 H), 6.52 (s, 1H), 2.16 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H) 266.1。
【0889】
実施例12−H
化合物209の合成(スキームXXXV)
【化213】
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TEA(4.06g,0.04mmol)を、XXXV−1(5g,27mmol)のTHF(150mL)中の溶液に添加した。次いで、塩化2−クロロアセチル(3.33g,0.03mmol)を少しずつ0℃で添加した。20分後、この混合物を室温で2時間撹拌した。この反応混合物を0℃まで冷却し、そしてNaH(60%,2.2g,54mmol)を少しずつ添加した。この反応混合物を0℃で20分間、次いで室温で2時間撹拌し、その後、水でクエンチした。その溶媒を減圧中で除去し、そして得られた混合物を水で希釈した。その沈殿物を濾過し、水で洗浄し、そして減圧中で乾燥させて、XXXV−2(5.5g,収率89%)を得た。
【0890】
XXXV−2(2.3g,10mmol)のジオキサン(20mL)中の溶液に、ビス(ピナコラト)ジボロン(3.05g,12mmol)、酢酸カリウム(2g,20mmol)およびPd(dppf)Cl(730mg,1mmol)を添加した。この混合物を窒素でパージし、そして90℃で一晩撹拌した。次いで、この混合物をEA(200mL)で希釈し、そして濾過した。その有機相をブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、減圧中で濃縮して、粗製生成物を得た。その残渣をシリカゲルでのカラムクロマトグラフィー(PE:EA=3:1から1:1)により精製して、XXXV−4(1.9g,収率69%)を得た。
【0891】
XXXV−4(1.4g,5.1mmol)のジオキサン/HO(15mL/3mL)中の溶液に、XXXV−5(1.47g,4.2mmol)、NaCO(890mg,8.4mmol)およびPd−118(137mg,6.21mmol)を添加した。この混合物を窒素でパージし、そして90℃で一晩撹拌した。次いで、この混合物をEA(100mL)で希釈し、そして濾過した。その有機相をブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、減圧中で濃縮して、粗製生成物を得た。その残渣をシリカゲルでのカラムクロマトグラフィー(PE:EA=2:1から1:1)により精製して、化合物209(1.36g,収率64%)を得た。H NMR (CDCl, 400 MHz) δ 9.05 (s, 1H), 7.49−7.45 (m, 2H), 7.35−7.32 (m, 2H), 7.16 (s, 1H), 7.03−7.00 (m, 1H), 6.89−6.87 (m, 1H) ,6.74 (s, 1H), 6.58 (s, 1H), 4.65 (s, 2H), 2.13 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H) 416.9。
【0892】
化合物210:化合物209(400mg,0.96mmol)をTHF(2mL)に溶解させ、NaH(60%,60mg,1.2mmol)を撹拌しながら0℃で少しずつ添加した。約30分後、ヨードメタン(2.1g,14.6mmol)を添加した。この混合物を室温で14時間撹拌した。次いで水で希釈し、そしてEA(30mL×3)で抽出した。合わせた有機相をブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、減圧中で濃縮して、粗製生成物を得、これをprep−TLC(PE:EA=2:1)により精製して、化合物210(262mg,収率63%)を得た。H NMR (CDCl, 400 MHz) δ 7.50−7.48 (m, 2H), 7.36−7.31 (m, 2H), 7.19 (s, 1H), 7.03−7.00 (m, 1H), 6.91 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 6.87 (s, 1H), 6.59 (s, 1H), 4.66 (s, 2H), 3.38 (s, 3H), 2.15 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H) 431.0。
【0893】
【化214】
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XXXV−4aを、XXXV−4を得るための類似の手順に従うことによって、2−アミノ−6−ブロモフェノールをXXXV−1の代わりに使用して調製した。
【0894】
XXV−4a(450mg,1.64mmol)のジオキサン/HO(10mL/2mL)中の溶液に、XXV−5(516mg,1.49mmol)、NaCO(316mg,2.98mmol)およびPd−118(50mg,0.08mmol)を添加した。この混合物を窒素でパージし、そして90℃で一晩撹拌した。次いで、この混合物をEA(100mL)で希釈し、そして濾過した。その有機相をブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、減圧中で濃縮して、粗製生成物を得た。その残渣をカラムクロマトグラフィー(PE/EA=2/1)により精製して、化合物423(440mg,収率65%)を生成した。H NMR (CDCl, 400 MHz) δ 8.59 (s, 1H), 7.49 (d, J = 8.8 Hz, 2H), 7.32 (d, J = 8.4 Hz, 2H), 7.18 (s, 1H), 7.02−6.98 (m, 1H), 6.88−6.85 (m, 2H) , 6.58 (s, 1H), 4.62 (s, 2H), 2.09 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H) 416.9。
【0895】
化合物423(370mg,0.89mmol)のアセトン(5mL)中の撹拌混合物に、KCO(180mg,1.33mmol)およびヨードメタン(139mg,0.98mmol)を少しずつ添加した。この混合物を一晩還流した。この混合物を室温まで冷却し、そして濾過した。その濾液を減圧中で濃縮して、粗製生成物を得た。その残渣をカラムクロマトグラフィー(PE/EA=2/1)により精製して、化合物428(230mg,収率60%)を得た。H NMR (CDCl, 400 MHz) δ 7.49 (d, J = 8.8 Hz, 2H), 7.32 (d, J = 8.4 Hz, 2H), 7.17 (s, 1H), 7.11−7.07 (m, 1H), 7.04−7.02 (m, 1H), 6.91−6.89 (m, 1H) , 6.58 (s, 1H), 4.62 (s, 2H), 3.40 (s, 3H), 2.08 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H) 431.0。
【0896】
化合物424および425を、化合物423および428を得るための類似の手順に従って、2−アミノ−5−ブロモフェノールを出発物質として使用して得た。
【0897】
化合物424:H NMR (CDCl, 400 MHz) δ 8.49 (s, 1H), 7.50−7.46 (m, 2H), 7.35−7.31 (m, 2H), 7.18 (s, 1H), 6.91 (s, 1H), 6.89−6.83 (m, 2H), 6.59 (s, 1H) , 4.65 (s, 2H), 2.16 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H) 416.9。
【0898】
化合物425:H NMR (CDCl, 400 MHz) δ 7.48 (d, J = 8.8 Hz, 2H), 7.33 (d, J = 8.4 Hz, 2H), 7.19 (s, 1H), 7.01−6.92 (m, 3H), 6.58 (s, 1H), 4.65 (s, 2H), 3.39 (s, 3H), 2.17 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H) 431.0。
【0899】
化合物426および427を、化合物423および428を得るための類似の手順に従って、2−アミノ−3−ブロモフェノールを出発物質として使用して得た。
【0900】
化合物426:H NMR (CDCl, 400 MHz) δ 8.28 (s, 1H), 7.50 (d, J = 8.8 Hz, 2H), 7.33 (d, J = 8.4 Hz, 2H), 7.23 (s, 1H), 7.02 (d, J = 4.8 Hz, 2H), 6.85−6.83 (m, 1H) , 6.59 (s, 1H), 4.58 (s, 2H), 1.97 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H) 416.9。
【0901】
化合物427:H NMR (CDCl, 400MHz) δ 7.46 (d, J = 9.2 Hz, 2H), 7.34 (d, J = 8.4 Hz, 2H), 7.24 (s, 1H), 7.10−7.08 (m, 2H), 6.91−6.89 (m, 1H), 6.63 (s, 1H), 4.61−4.50 (m, 2H), 3.04 (s, 3H), 2.07 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H) 431.0。
【0902】
化合物566を、化合物424と2−(2−ブロモエトキシ)テトラヒドロ−2H−ピランとをDMF中CsCOの存在下で反応させ、その後、TsOH・HOを使用するヒドロキシ基脱保護によって得た。H NMR (CDCl, 300 MHz) δ 7.47 (d, J= 9.0 Hz, 2H), 7.33 (d, J = 8.4 Hz, 2H), 7.18〜7.13 (m, 2H), 6.94 (d, J = 7.2 Hz, 2H), 6.58 (s, 1H), 4.67 (s, 2H), 4.16 (t, J = 5.4 Hz, 2H), 3.98 (m, 2H), 2.16 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H) 461.0。
【0903】
【化215】
[この文献は図面を表示できません]
XXXV−1(3g,16mmol)の乾燥DCM(50mL)中の溶液に、TEA(3.2g,32mmol)を添加した。この反応混合物を0℃まで冷却し、トリホスゲン(1.6g,5.3mmol)をゆっくりと添加した。この混合物を室温で一晩撹拌し、次いで水でクエンチし、DCM(80mL×3)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、そして濃縮した。その残渣をシリカゲルでのカラムクロマトグラフィー(PE/EA=10/1)により精製して、XXXV−2b(2.7g,収率79%)を得た。
【0904】
XXXV−2b(500mg,2.97mmol)の乾燥DCM(20mL)中の溶液に、TEA(360mg,3.56mmol)およびTrt−Cl(992mg,3.56mmol)を添加した。この混合物を室温で一晩撹拌し、次いで水に注ぎ、DCM(50mL×3)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮した。その残渣をシリカゲルでのカラムクロマトグラフィー(PE/EA=10/1)により精製して、XXXV−3b(1.2g,収率89%)を得た。
【0905】
XXXV−4bを、XXXV−4を得るための類似の手順に従って調製した。MS(ESI)m/z(M+H) 503.9。
【0906】
XXXV−6bを、方法Aに記載された類似の手順に従って調製した。MS(ESI)m/z(M+H) 645.1。
【0907】
化合物429:XXXV−6b(800mg,1.24mmol)を、HCl/MeOHの溶液(4M,50mL)に溶解させ、この混合物を70℃で一晩撹拌した。次いで、この混合物を濃縮し、その残渣を水(20mL)で希釈し、そして飽和aq.NaHCOでpH=7〜8に調整し、EtOAc(80mL×3)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮した。その残渣をシリカゲルでのカラムクロマトグラフィー(PE/EA=10/1→5/1)により精製して、化合物429(370mg,収率74%)を得た。
【0908】
化合物430を、化合物428を得るための類似の手順に従って、ヨウ化エチルをヨウ化メチルの代わりに使用して調製した。H NMR (CDCl, 400 MHz) δ 7.48−7.46 (m, 2H), 7.34−7.32 (m, 2H), 7.18 (s, 1H), 7.14 (s, 1H), 7.11−7.08 (m, 1H), 7.02−7.00 (m, 1H), 6.59 (s, 1H), 3.92 (q, J = 7.2 Hz, 2H), 2.14 (s, 3H), 1.40 (t, J = 7.2 Hz, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H) 431.1。
【0909】
化合物553を、化合物429の合成に記載された類似の手順に従って、2−アミノ−4−ブロモフェノールをXXXV−1の代わりに使用して調製した。H NMR (DMSO−d, 400 MHz) δ 7.64 (d, J=6.8Hz, 2H), 7.53−7.49 (m, 3H), 7.32 (d, J=8.0Hz, 1H), 7.10 (d, J=8.4Hz, 2H), 6.48 (s, 1H), 2.13 (s, 3H)。MS(ESI)m/z[M+H]+ 403.0。
【0910】
化合物554を、化合物430の合成に記載された類似の手順に従って調製した。H NMR (DMSO−d, 400 MHz) δ 7.66−7.63 (m, 2H), 7.58 (s, 1H), 7.53−7.51 (m, 2H), 7.40−7.37 (m, 2H), 7.18−7.15 (m, 1H), 6.50 (s, 1H), 3.86 (q, J=6.8Hz, 2H), 2.16 (s, 3H), 1.26 (t, J=6.8Hz, 3H)。MS(ESI)m/z[M+H]+ 431.1。
【0911】
【化216】
[この文献は図面を表示できません]
XXXV−1c(200mg,1.08mmol)の乾燥THF(15ml)中の溶液に、CDI(262mg,1.62mmol)を添加した。この反応混合物を一晩加熱還流し、次いで水でクエンチし、EAで抽出し、その有機層をブラインで洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮した。その残渣をシリカゲルでのクロマトグラフィー(PE:EA=10:1)により精製して、XXXV−2c(160mg,収率70%)を得た。
【0912】
XXXV−2c(5.3g,25mmol)のDMF(20mL)中の溶液に、NaH(鉱油中60%の分散物,1.5g,37.5mmol)を0℃で添加し、この混合物を室温で30分間撹拌し、次いでSEM−Cl(6.2g,37.5mmol)をゆっくりと添加し、次いでこの反応混合物を室温で一晩撹拌し、この混合物を水に注ぎ、EAで抽出し、その有機層をブラインで洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、そして濃縮した。その残渣をシリカゲルでのクロマトグラフィー(PE:EA=15:1→5:1)により精製して、XXXV−3c(2.7g,収率31%)を得た。
【0913】
XXXV−4cを、化合物423の合成に記載された類似の手順に従って調製した。化合物555を、XXXV−4cの酸加水分解によって調製した。H NMR (CDOD, 400 MHz) δ 7.62−7.57 (m, 3H), 7.45 (d, J=8.4Hz, 2H), 7.22 (d, J=8.0Hz,1H), 7.13−7.06 (m, 2H), 6.62 (s, 1H), 2.19 (s, 3H)。MS(ESI)m/z[M+H] 403.1。
【0914】
化合物556を、化合物430の合成に記載された類似の手順に従って調製した。H NMR (CDOD, 400 MHz) δ 7.63−7.57 (m, 3H), 7.46−7.44 (d, J= 8.4Hz, 2H), 7.31−7.26 (m, 2H), 7.13−7.11 (d, J=7.6Hz, 1H), 6.62 (s, 1H), 3.94 (q, J=7.2Hz, 2H), 2.18 (s, 3H), 1.36 (t, d=7.2 Hz, 3H)。MS(ESI)m/z[M+H]+ 431.0。
【0915】
化合物558を、化合物429と(2−ブロモエトキシ)(tert−ブチル)ジメチルシランとを、アセトン中KCOの存在下で反応させ、その後、TBAFを使用するTBDMS保護基の脱保護によって調製した。H NMR (CDCl, 400 MHz) δ 8.19 (s,1H), 7.47 (d, J=8.8Hz, 2H), 7.33 (d, J=8.4Hz, 2H), 7.19 (s, 1H), 7.05 (d, J=8.4Hz, 1H), 7.00 (s, 1H), 6.88 (d, J=2.0Hz, 1H), 6.57 (s, 1H), 4.67 (t, J=8.0Hz, 2H), 4.19 (t, J=8.0Hz, 2H), 2.17 (s, 3H)。MS(ESI)m/z[M+H] 447.2。
【0916】
【化217】
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XXXV−2dを、XXXV−2cの合成に記載された類似の手順に従って調製した。XXXV−4dを、XXXV−2dとヨウ化エチルとを反応させ、その後、XXXV−4bの合成において記載された標準的な手順を使用するSuzukiカップリングによって調製した。
【0917】
XXXV−6dを、本明細書中に記載されるような方法Aを使用して、XXXV−4dとXXXV−5dとを反応させることによって調製した。化合物562を、XXXV−6dの酸加水分解から得た。1H NMR (DMSO−d, 300 MHz) δ 11.65 (s, 1H), 7.35〜7.39 (m, 2H), 7.29 (s, 1H), 7.12 (d, J=7.8 Hz, 1H), 6.35 (s, 1H), 3.95 (t, J=6.6Hz, 2H) , 2.14 (s, 3H) , 1.32 (t, J=6.6 Hz, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H) 270.9。
【0918】
化合物662を、化合物562の合成に記載された類似の手順に従って、XXXV−1との反応においてClCHCOClをCDIの代わりに使用して調製した。その後のEtIとの反応を排除した。2回目のSuzukiカップリング反応の後に、ヨウ化メチルを使用して、ベンゾ[b][1,4]オキサジン−3(4H)−オン部分のプロトンをメチル化し、その後、HBr加水分解を行った。H NMR (DMSO−d, 400 MHz) δ 7.21 (s, 1H), 7.08 (s, 1H), 7.02 (d, J= 8.0 Hz, 1H), 6.96 (d, J= 8.0 Hz, 1H), 6.27 (s, 1H), 4.67 (s, 2H), 3.29 (s, 3H), 2.07 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H) 270.9。
【0919】
化合物663を、化合物562の合成に記載された類似の手順に従って、XXXV−2dとの反応においてTrt−ClをEtIの代わりに使用し、そして5−ブロモ−4−メチル−1−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)ピリジン−2(1H)−オンをXXXV−5dの代わりに使用して調製した。最後に、トリチル基をMeOH溶液中のHClによって除去した。H NMR (DMSO−d, 400 MHz) δ 11.73 (s, 1H), 7.31 (d, J=8.4 Hz, 1H), 7.25 (s, 1H) , 7.01 (s, 1H) , 7.00 (d, J=6.8 Hz, 1H) , 6.33 (s, 1H) , 2.05 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H) 243.1。
【0920】
【化218】
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XXXV−4eを、XXXV−4を得るための類似の手順に従うことによって、2−アミノ−5−ブロモフェノールをXXXV−1の代わりに使用して調製した。XXXV−6eを、化合物423の合成に記載される類似の手順に従って、XXXV−4eとXXXV−5eとを反応させることによって得た。化合物563を、XXXV−6eのメチル化、その後、HBr加水分解によって得た。H NMR (DMSO−d, 400MHz) δ 11.54 (s, 1H), 7.17−7.15 (m, 2H), 6.99−6.95 (m, 2H), 6.24 (s, 1H), 4.65 (s, 2H), 3.27 (s, 3H), 2.04 (s, 3H)。
【0921】
【化219】
[この文献は図面を表示できません]
化合物564を、上記合成反応スキームに従って、XXXV−3bから調製した。H NMR (400MHz, CDCl) δ 7.26−7.23 (m, 1H), 7.10 (s, 1H), 7.06−7.00 (m, 2H), 6.49 (s, 1H), 3.92 (q, J=7.2Hz, 2H), 2.13 (s, 3H), 1.42 (t, J=7.2Hz, 3H)。MS(ESI)m/z[M+H]+ 270.9。
【0922】
【化220】
[この文献は図面を表示できません]
化合物567を、XXXV−4とSEM保護された5−ブロモ−4−メチルピリジン−2(1H)−オンとのSuzukiカップリング、その後、HCl加水分解によって、調製した。H NMR (DMSO−d, 300 MHz) δ 11.54 (s, 1H), 10.74 (s, 1H), 7.14 (s, 1H), 6.97 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 6.85 (d, J = 6.0 Hz, 1H), 6.78 (s, 1H), 6.27 (s, 1H), 4.64 (s,2H), 2.04 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H) 257.0。
【0923】
実施例13−A
4−メチル,5−ピラゾールアナログの合成(スキームXXXVI)
【化221】
[この文献は図面を表示できません]
XXXVI−1(1当量)のDME/HO(v/v=10/1)中の溶液に、KCO(2当量)、XXXVI−2(1.5当量)、Pd(dppf)Cl(0.1当量)を添加した。この混合物を窒素でパージし、次いで一晩加熱還流した。この混合物を室温まで冷却し、水で希釈し、EtOAcで抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮した。その残渣をフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、最終生成物を得た。
【0924】
化合物217:H NMR (CDOD, 400 MHz) δ 7.85−7.65 (m, 3H), 7.59−7.55 (m, 2H), 7.48−7.45 (m, 1H), 7.17−7.14 (m, 1H), 6.57 (s, 1H), 2.31 (s, 3H), 2.13 (s, 3H)。
【0925】
化合物218:H NMR (CDCl, 400MHz) δ 7.60 (s, 2H), 7.47 (d, J = 8.0Hz, 2H), 7.34 (d, J = 8.0Hz, 2H), 7.24 (s, 1H), 6.59 (s, 1H), 2.22 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H) 336.0。
【0926】
化合物219:H NMR (CDCl, 400MHz) δ 7.58 (s, 2H), 7.16−7.10 (m, 2H), 6.84−6.79 (m, 2H), 6.60 (s, 1H), 4.04 (q, J = 6.8Hz, 2H), 2.23 (s, 3H), 2.16 (s, 3H), 1.42 (t, J = 6.8Hz, 3H)。
【0927】
化合物220:H NMR (CDCl, 400MHz) δ 7.59 (s, 2H), 7.26 (s, 2H), 6.60 (s, 3H), 3.86 (s, 9H), 2.23 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H) 342.1。
【0928】
4−メチル,5−(1−Me)ピラゾールアナログを、XXXVI−3を得るための同じ手順に従って、1−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールをXXXVI−2の代わりに使用して調製した。
【0929】
化合物221:H NMR (CDCl, 400MHz) δ 7.50 (s, 1H), 7.26 (s, 1H), 6.59−6.55 (m, 4H), 3.86 (s, 12H), 2.30 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H) 356.0。
【0930】
化合物226:H NMR (CDOD, 400 MHz) δ 7.81−7.71 (m, 5H), 7.59−7.57 (m, 2H), 6.57 (s, 1H), 3.91 (s, 3H), 2.31 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H) 334.1。
【0931】
化合物227:H NMR (CDOD, 400 MHz) δ 7.51−7.47 (m, 2H), 7.38−7.37 (m, 2H), 7.30−7.25 (m, 2H), 7.21 (s, 1H), 6.56 (s, 1H), 3.94 (s, 3H), 2.22 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H) 350.1。
【0932】
化合物228:H NMR (CDOD, 400 MHz) δ 7.86−7.84 (m, 2H), 7.71 (s, 1H), 7.67−7.65 (m, 2H), 7.61−7.58 (m, 2H), 6.58 (s, 1H), 3.92 (s, 3H), 2.31 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H) 334.1。
【0933】
化合物225、229および230を、実施例12−Bに記載されるような方法1に従って調製した。
【0934】
化合物225:H NMR (CDOD, 400 MHz) δ 9.08 (s, 1H), 8.13 (d, J = 2.0 Hz, 1 H), 8.08−8.04 (m, 1H), 7.58−7.55 (m, 1H), 7.50 (s, 1H), 7.39 (s, 1H), 7.33 (s, 1H), 6.61 (s, 1H), 3.94 (s, 3H), 2.25 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H) 322.9。
【0935】
化合物229:H NMR (CDCl, 400MHz) δ 7.45 (s, 1H), 7.36−7.32 (m, 2H), 7.28−7.25 (m, 1H), 7.14 (d, J = 8.0Hz, 1H), 7.05 (s, 1H), 6.57 (s, 1H), 3.93 (s, 3H), 2.23 (s, 3H), 2.16 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+Na) 314.1。
【0936】
化合物230:H NMR (CDCl, 400MHz) δ 7.47 (s, 1H), 7.46−7.37 (m, 3H), 7.28−7.23 (m, 1H), 7.15 (s, 1H), 6.58 (s, 1H), 3.93 (s, 3H), 2.22 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+Na) 283.9。
【0937】
化合物222を、改変した方法1の手順に従って、DMSOをDCMの代わりに使用し、そしてモレキュラーシーブを使用せずに、調製した。H NMR (CDCl, 300MHz) δ 7.45 (s, 1H), 7.34 (s, 1H), 7.19 (s, 1H), 6.94−6.91 (m, 2H), 6.85−6.81 (m, 1H), 6.50 (s, 1H), 4.26 (s, 4H), 3.92 (s, 3H), 2.19 (s, 3H)。MS(ESI)m/z[M+H] 324。
【0938】
化合物223および224を、化合物222の合成に記載されるような類似の手順1に従って調製した。化合物223:H NMR (CDCl, 300MHz) δ 7.40 (s, 1H), 7.29 (s, 1H), 7.14 (s, 1H), 6.83−6.79 (m, 2H), 6.74−6.71 (m, 1H), 6.48 (s, 1H), 5.96 (s, 2H), 3.87 (s, 3H), 2.15 (s, 3H)。MS(ESI)m/z[M+H] 310.0. 化合物224:H NMR (CDCl, 400MHz) δ 8.17 (s, 1H) 7.81 (s, 1H), 7.70−7.67 (d, J = 8.8Hz, 1H), 7.48−7.45 (m, 2H), 7.38 (s, 1H), 7.28 (s, 1H), 6.59 (s, 1H), 3.94 (s, 3H), 2.24 (s, 3H)。MS(ESI)m/z[M+H] 307.1。
【0939】
化合物231および232を、実施例12−Bに記載されるような方法3に従って調製した。
【0940】
化合物231:H NMR (CDCl, 400MHz) δ 8.06 (s, 1H), 7.57 (s, 1H), 7.43 (s, 1H), 6.87−6.72 (m, 4H), 4.28−4.22 (m, 4H), 3.96 (s, 1H), 2.37 (s, 3H)。MS(ESI)m/z[M+H] 323.9。
【0941】
化合物232:H NMR (CDCl, 400MHz) δ 7.47 (s, 1H), 7.36 (s, 1H), 7.21 (s, 1H), 6.93−6.85 (m, 3H), 6.57 (s, 1H), 6.04 (s, 2H), 3.94 (s, 3H), 2.21 (s, 3H)。MS(ESI)m/z[M+H] 309.8。
【0942】
化合物431を、XXXVI−3を得るための類似の手順に従って、Pd−118およびKPOをPd(dppf)ClおよびKCOの代わりに使用して調製した。その後、Boc保護基を、HCl/MeOH溶液中室温で除去した。H NMR (CDCl, 400MHz) δ 7.59 (s, 2H), 7.47−7.45 (m, 2H), 7.38−7.35 (m, 2H), 7.23 (s, 1H), 6.59 (s, 1H), 2.22 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H) 285.9。
【0943】
実施例13−B
化合物233の合成(スキームXXXVII)
【化222】
[この文献は図面を表示できません]
XXXVII−1(10g,53.4mmol)のHCOOH(50mL)中の溶液を2時間加熱還流し、室温まで冷却した後に、aq.NaOH(10%)を、この混合物が塩基性になるまでゆっくりと添加した。次いでEtOAc(100mL×3)で抽出し、合わせた有機層をブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、XXXVII−2(9g,収率85%)を得た。
【0944】
XXXVII−2(5g,25.4mmol)のTHF(35mL)中の溶液に、p−TSOH(1.3g,7.6mmol)、DHP(35ml)を添加した。この反応混合物を60℃で一晩撹拌した。この反応混合物を氷水に注ぎ、そしてその水性物質をEA(50mL×3)で抽出し、合わせた有機層をブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、粗製のXXXVII−3(4.8g,収率67%)を得た。
【0945】
XXXVII−3(1g,3.5mmol)のジオキサン(20mL)中の溶液に、KOAc(0.69g,7mmol)、ビス(ピナコラト)ジボロン(0.95g 3.67mmol)、Pd(dppf)Cl(0.25g,0.035mmol)をN保護下で添加した。この反応混合物を窒素で脱気し、次いで一晩加熱還流した。この反応混合物を氷水に注ぎ、そしてその水性物質をEA(60mL×3)で抽出し、合わせた有機層をブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、粗製のXXXVII−4(0.8g,収率70%)を得た。
【0946】
XXXVII−6を、化合物222の合成に記載されるような手順1に従って調製した。MS(ESI)m/z[M+H] 390.1。
【0947】
XXXVII−6(200mg,0.5mmol)をHCl/ジオキサンの溶液(4M,50mL)に溶解させ、この混合物を室温で一晩撹拌し、この混合物を濃縮して、塩酸塩化合物233a(120mg,収率79%)を得た。H NMR (DMSO−d, 400 MHz) δ 9.66 (s, 1H), 7.99−7.94 (m, 2H), 7.90 (s, 1H), 7.64−7.60 (m, 3H), 6.48 (s, 1H), 3.84 (s, 3H), 2.55 (s, 3H)。MS(ESI)m/z[M+H] 305.9。
【0948】
化合物235を、化合物199を得るための類似の手順に従って、化合物122から調製した。HNMR (CDOD, 400 MHz) δ 7.76 (s, 1H), 7.59−7.54 (m, 4H), 7.48 (d, J = 8.4 Hz, 2H), 6.58 (s, 1H), 3.94 (s, 3H), 2.65 (q, J = 7.6 Hz, 2 H), 1.19 (t, J = 7.6 Hz, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H) 364.0。
【0949】
実施例13−C
化合物236の合成(スキームXXXVIII)
【化223】
[この文献は図面を表示できません]
化合物122(200mg,0.54mmol)、XXXVIII−2(270mg,0.81mmol)、およびKCO(150mg,1.08mmol)のトルエン(6mL)中の撹拌混合物に、Pd(PPh(60mg,0.054mmol)を添加した。この混合物を窒素で3回パージし、次いで120℃で一晩加熱した。この混合物を濃縮して溶媒を除去し、HO(10mL)で希釈し、EtOAc(20mL×3)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮した。その粗製生成物をprep−HPLCにより精製して、XXXVIII−3(130mg,収率64%)を得た。
【0950】
エタノール(5mL)中のXXXVIII−3(130mg,0.259mmol)およびPd/Cの混合物をH下室温で1時間撹拌した。この混合物を濾過し、そして濃縮して、化合物236(86.2mg,収率66%)を得た。H NMR (CDCl, 400MHz) δ 7.48−7.45 (m, 3H), 7.36−7.31 (m, 3H), 7.17 (s, 1H), 6.63 (s, 1H), 3.95 (s, 3H), 2.97−2.90 (m, 1H), 1.17 (d, J = 6.8 Hz, 6H)。MS(ESI)m/z(M+H) 378.1。
【0951】
実施例13−D
化合物238の合成(スキームXXXIX)
【化224】
[この文献は図面を表示できません]
XXXIX−1(400mg,2.4mmol)、XXXIX−2(500mg,2.18mmol)、およびKPO(2M,1.1mL,2.2mmol)のジオキサン(20mL)中の撹拌混合物に、Pd(dppf)Cl(160mg,0.218mmol)をN保護下で添加した。この反応混合物を窒素で再度脱気し、そして90℃で一晩撹拌した。この混合物を濃縮し、HO(20mL)で希釈し、EtOAc(30mL×3)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮した。その残渣をカラムクロマトグラフィー(PE/EA=2/1)により精製して、XXXIX−3(400mg,収率67%)を得た。
【0952】
XXXIX−3(400mg,1.48mmol)のaq.HBr(40%,10mL)およびHOAc(5mL)中の混合物を90℃で12時間撹拌した。室温まで冷却した後に、この混合物を水(20mL)に注ぎ、NaCOで中和し、次いでDCM/i−PrOH(30mL×3,v/v=9/1)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、粗製のXXXIX−4(220mg,収率58%)を薄黄色油状物として得た。MS(ESI)m/z(M+H) 257.9。
【0953】
化合物238を、方法1に記載される一般的な手順に従って、淡黄色固体として調製した(80mg,収率24%)。H NMR (CDCl, 400MHz) δ 7.46−7.40 (m, 3H), 7.34−7.30 (m, 2H), 7.19 (s, 1H), 6.56 (s, 1H), 3.99 (s, 3H), 2.05 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H) 418.0。
【0954】
化合物237を、化合物238を得るための類似の手順に従って、(1,3,5−トリメチル−1H−ピラゾール−4−イル)ボロン酸をXXXIX−1の代わりに使用し、そして5−ブロモ−2−メトキシ−4−メチルピリジンをXXXIX−2の代わりに使用して調製した。H NMR (CDCl, 400MHz) δ 7.45−7.41 (m, 2H), 7.31−7.26 (m, 2H), 7.04 (s, 1H), 6.54 (s, 1H), 3.73 (s, 3H), 2.09 (s, 3H), 2.07 (s, 3H), 1.96 (s, 3H)。MS(ESI)m/z[M+H] 378.2。
【0955】
化合物239を、化合物238を得るための類似の手順に従って、(4−エトキシ−2−メチルフェニル)ボロン酸をXXXIX−5の代わりに使用して、淡黄色固体として調製した。H NMR (CDCl, 400MHz) δ 7.40 (s, 1H), 7.10−7.05 (m, 2H), 6.85−6.75 (m, 2H), 6.55 (s, 1H), 4.02 (q, J = 6.8 Hz, 2 H), 3.97 (s, 3H), 2.11 (s, 3H), 2.04 (s, 3H), 1.40 (t, J = 6.8 Hz, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H) 392.1。
【0956】
実施例13−E
化合物234の合成(スキームXL)
【化225】
[この文献は図面を表示できません]
XL−6を、本明細書中に記載される合成スキームに従って調製した。
【0957】
XL−6(100mg,0.34mmol)のアセトン(10mL)中の溶液に、化合物2−ヨードプロパン(83.7mg,0.51mmol)およびKCO(84mg,0.68mmol)を添加した。この反応混合物を一晩加熱還流した。室温まで冷却した後に、この混合物を氷水に注ぎ、EA(50mL×3)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、そして濃縮して、粗製生成物を得た。その残渣をprep−HPLCにより精製して、化合物234(50mg,収率44%)を白色固体として得た。H NMR (CDCl, 400MHz) δ 7.46 (s, 1H), 7.35 (s, 1H), 6.98 (s, 1H), 7.10−7.07 (m, 2H), 6.8 (s, 1H), 6.78−6.76 (m, 1H), 6.56 (s, 1H), 4.57−4.51 (m, 1H), 3.92 (s, 3H), 2.23 (s, 3H), 2.13 (s, 3H), 1.34 (d, J = 6 Hz, 6H)。MS(ESI)m/z[M+H] 337.9。
【0958】
化合物240を、化合物234を得るための類似の手順に従って、5−ブロモ−4−(トリフルオロメチル)ピリジン−2(1H)−オンをXL−1の代わりに使用し、そして(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)ボロン酸をXL−2の代わりに使用して調製した。H NMR (CDCl, 400MHz) δ 7.48−7.46 (m, 3H), 7.42 (s, 1H), 7.38−7.25 (m, 3H), 7.07 (s, 1H), 3.94 (s, 3H)。MS(ESI)m/z[M+H] 403.9。
【0959】
実施例14−A
化合物243の合成(スキームXLI)
【化226】
[この文献は図面を表示できません]
LDAの溶液(THF中1M,10mL,10mmol)を、XLI−1(0.8g,10mmol)および(n−Bu)SnCl(3.7g,11mmol)のTHF(10mL)中の溶液に、N下−70℃で滴下により添加した。この反応混合物を−70℃で1時間撹拌した。この反応を飽和aq.NHCl(50mL)でクエンチし、そしてEA(50mL×3)で抽出し、その有機層をNaSOで乾燥させ、そして減圧下で濃縮した。その残渣をシリカゲルでのカラムクロマトグラフィー(PE/EA=1/1)により精製して、XLI−2(1g,収率27%)を得た。
【0960】
XLI−3(0.2g,0.58mmol)およびXLI−2(0.43g,1.2mmol)のジオキサン(20mL)中の混合物に、Pd(PPhCl(0.04g,0.058mmol)をN下室温で添加した。この混合物を一晩還流させながら撹拌した。この混合物を水(20mL)で希釈し、そしてCHCl(30mL×3)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、そして減圧下で濃縮した。その残渣をシリカゲルでのカラムクロマトグラフィー(EAで溶出)により精製して、化合物243(0.16g,収率80%)を得た。H NMR (CDCl, 400 MHz) δ 9.25−9.20 (m, 2H), 7.47−7.33 (m, 3H), 7.38−7.34 (m, 2H), 7.31 (s, 1 H), 6.65 (s, 1 H), 2.23 (s, 3 H)。MS(ESI)m/z(M+H) 348.0。
【0961】
化合物241:XLI−3(300mg,0.86mmol)、ピリジン−3−イルボロン酸(160mg,1.04mmol)、およびKPO(0.86ml,1.72mmol)のDMF(10mL)中の撹拌混合物に、Pd(PPh(100mg,0.086mmol)をN保護下で添加した。この反応混合物を110℃で一晩撹拌した。この混合物を濃縮し、HOで希釈し、EtOAc(30mL×3)で抽出し、その有機層をブラインで洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮し、その残渣をprep−HPLCにより精製して、化合物241(122mg,収率41%)を白色固体として得た。H NMR (DMSO−d, 400 MHz) δ 8.63 (s, 1H), 8.57−8.56 (m, 1H), 7.90−7.85 (m, 1H), 7.70−7.64 (m, 3H), 7.53−7.51 (m, 2H), 7.48−7.45 (m, 1H) , 6.52 (s, 1H), 2.14 (s, 3H)。MS(ESI)m/z[M+H] 347.1。
【0962】
化合物242を、化合物241を得るための類似の手順に従って、ピリジン−4−イルボロン酸をピリジン−3−イルボロン酸の代わりに使用して調製した。H NMR (DMSO−d, 400 MHz) δ 8.60 (d, J =4.8 Hz, 2H), 7.71 (s, 1H), 7.66−7.64 (m, 2H), 7.53−7.47 (m, 4H), 6.52 (s, 1H), 2.19 (s, 3H)。MS(ESI)m/z[M+H] 347.1。
【0963】
化合物247を、方法4に従って調製した:XLI−3(900mg,2.59mmol)のジオキサン/HO(12mL,v/v=5/1)中の溶液に、KCO(720mg,5.18mmol)、1−メチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール(600mg,2.85mmol)、Pd(dppf)Cl(180mg,0.26mmol)を添加した。この混合物を窒素でパージし、次いでマイクロ波によって100℃で40分間加熱した。この混合物を室温まで冷却し、水で希釈し、EtOAc(30mL×3)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮した。その残渣をシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィー(PE:EA=10:1→1:1)により精製して、化合物247を黄色固体として得た(175mg,収率20%)。H NMR (CDCl, 400 MHz) δ 7.53 (s, 1H), 7.48−7.45 (m, 2H), 7.36−7.32 (m, 2H), 7.26 (m, 1H), 6.60 (s, 1H), 6.23(s, 1H), 3.76 (s, 3H), 2.03 (s, 3H)。
【0964】
化合物254を、XL−5を得るための類似の手順に従って、5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ベンゾ[d]オキサゾールをXL−4の代わりに使用し、そして5−XLI−3をXL−3の代わりに使用して、白色固体として調製した。H NMR (CDCl, 400 MHz) δ 8.16 (s, 1H), 7.71 (s, 1H), 7.63 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.52−7.48 (m, 2H), 7.35−7.29 (m, 3H), 7.25 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 6.61 (s, 1H), 2.15 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H) 387.0。
【0965】
化合物255を、化合物254を得るための類似の手順に従って、(1−メチル−1H−インドール−5−イル)ボロン酸およびNaCOをKCOの代わりに使用して、黄色固体として調製した。H NMR (DMSO−d, 400 MHz) δ 7.65−7.63 (m, 2H), 7.54−7.45 (m, 5H), 7.35 (d, J = 2.8Hz, 1H), 7.16 (dd, J = 1.6, 8.4 Hz, 2H), 6.47 (s, 1H), 6.20 (d, J = 2.8 Hz, 1H), 3.81 (s, 3H), 2.13 (s, 3H)。
【0966】
化合物259を、化合物255を得るための類似の手順に従って、5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ベンゾ[c][1,2,5]オキサジアゾールを使用して調製した。H NMR (CDCl, 400 MHz) δ 7.90 (dd, J = 1.2, 9.6Hz, 1H), 7.75 (s, 1H), 7.50−7.48 (m, 2H), 7.39−7.34 (m, 4H), 6.64 (s, 1H), 2.22 (s, 3H)。
【0967】
化合物251を、化合物255を得るための類似の手順に従って、5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ベンゾ[d]チアゾールを使用して調製した。H NMR (CDCl, 400 MHz) δ 9.06 (s, 1H), 8.06 (s, 1H), 8.01 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.52−7.49 (m, 2H), 7.39−7.32 (m, 3H), 7.27 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 6.63 (s, 1H), 2.19 (s, 3H)。
【0968】
化合物244を、XL−3を得るための類似の手順に従って、5−(1H−イミダゾール−1−イル)−4−メチルピリジン−2(1H)−オンと(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)ボロン酸とを反応させることによって調製した。H NMR (CDCl, 400 MHz) δ 7.60 (s, 1H), 7.57−7.50 (m, 4H), 7.37−7.33 (m, 2H), 7.25 (m, 1H), 6.58 (s, 1H), 2.01 (s, 1H)。MS(ESI)m/z(M+H) 336.1。
【0969】
化合物245を、XL−5を得るための類似の手順に従って、XLI−3と1−メチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−インダゾールとを反応させることによって調製した。H NMR (CDCl, 400 MHz) δ 7.99 (s, 1H), 7.62 (s, 1H), 7.51 (d, J = 9.2Hz, 2H), 7.45 (d, J = 8.8Hz, 1H), 7.34−7.23 (m, 4H), 6.61 (s, 1H), 4.11 (s, 3H), 2.15 (s, 3H)。MS(ESI)m/z[M+H] 400.1。
【0970】
化合物246を、XL−5を得るための類似の手順に従って、XLI−3と2−メチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−2H−インダゾールとを反応させることによって調製した。H NMR (CDCl, 400 MHz) δ 7.97 (s, 1H), 7.80 (d, J = 8.8Hz, 1H), 7.56 (s, 1H), 7.51 (d, J = 9.2Hz, 2H), 7.36 (m, 3H), 7.25 (m, 1H), 6.81 (s, 1H), 4.29 (s, 3H). 2.22 (s, 3H)。MS(ESI)m/z[M+H] 400.1調製した。
【0971】
化合物249を、XL−5を得るための類似の手順に従って、XLI−3と1−メチル−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−インダゾールとを反応させることによって調製した。H NMR (CDCl, 400 MHz) δ 8.02 (s, 1H), 7.75 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 7.52〜7.50 (m, 2H), 7.35〜7.33 (m, 2H), 7.29〜7.28 (m, 2H) ,7.07 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 6.62 (s, 1H), 4.09 (s, 3H), 2.18 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H) 400.0。
【0972】
化合物250を、XL−5を得るための類似の手順に従って、XLI−3と2−メチル−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−2H−インダゾールとを反応させることによって調製した。H NMR (CDCl, 400 MHz) δ 7.94 (s, 1H), 7.68 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 7.58 (s, 1H), 7.53〜7.50 (m, 2H), 7.34〜7.32 (m, 2H), 7.27 (m, 1H), 7.00 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 6.61 (s, 1H) , 4.25 (s, 3H), 2.19 (s, 3H)。
MS(ESI)m/z(M+H) 400.0。
【0973】
化合物258を、XL−5を得るための類似の手順に従って、1−メチル−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−インドールをXL−4の代わりに使用し、そしてXLI−3をXL−3の代わりに使用して、黄色固体として調製した。H NMR (DMSO−d, 400 MHz) δ 7.66−7.62 (m, 1H), 7.56−7.48 (m, 4H), 7.44 (s, 1H), 7.33 (s, 1H), 7.02 (d, J = 8.0Hz, 1H), 6.48 (s, 1H), 6.42 (m, 1H), 3.78 (s, 3H), 2.15 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H) 398.9。
【0974】
化合物260を、XL−5を得るための類似の手順に従って、6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ベンゾ[d]チアゾールをXL−4の代わりに使用し、そしてXLI−3をXL−3の代わりに使用して調製した。H NMR (CDCl, 400MHz) δ 9.05 (s, 1H), 8.17 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.88 (s, 1H), 7.52−7.43 (m, 3H), 7.37−7.32 (m, 2H), 7.28−7.26 (m, 1H), 6.63 (s, 1H), 2.19 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H) 403.0。
【0975】
化合物432を、化合物243を得るための類似の手順に従って、Pd−118およびKPOをPd(dppf)ClおよびKCOの代わりに使用して調製した。H NMR (CDCl, 400MHz) δ 9.25 (d, J = 5.2 Hz, 1H), 9.20 (s, 1H), 7.50−7.47 (m, 2H), 7.44−7.42 (m, 1H), 7.38−7.35 (m, 2H), 7.30 (s, 1H), 6.64 (s, 1H), 2.22 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H) 297.9。
【0976】
実施例14−B
化合物248の合成(スキームXLII)
【化227】
[この文献は図面を表示できません]
フラスコに、XLI−3(0.8g,2.30mmol,1当量)、XLII−2(1.02g,4.60mmol,2当量)、Pd(dppf)Cl−CHCl(0.094g,0.11mmol,0.05当量)、KPO(1.22g,4.60mmol,2当量)および50mLのジオキサンを入れ、窒素で3回フラッシュした。この混合物を80℃で8時間加熱した。LCMS分析は、この反応が完了したことを示した。この反応混合物を室温まで冷却し、水で希釈し、酢酸エチル(80mL×3)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、そして濃縮して、褐色油状物を得た。EAからの再結晶により、オフホワイトの固体のXLII−3(0.4g,収率48%)を得た。MS(ESI)m/z(M+H) 362.9。
【0977】
フラスコに、XLII−3(300mg,0.83mmol,1当量)、NaHCO(139mg,1.66mmol,2当量)、aq.2−クロロアセトアルデヒド(40%,1.6g,8.3mmol,10当量)および20mLのEtOHを入れた。この混合物を18時間加熱還流した。LCMS分析は、この反応が完了したことを示した。この反応混合物を室温まで冷却し、水で希釈し、酢酸エチル(50mL×3)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、そして濃縮して、褐色油状物を得た。prep−TLC(PE/EA=2/1)により精製して、化合物248を褐色固体として得た(145.5mg,収率45%)。MS(ESI)m/z(M+H) 386.9。H NMR (DMSO−d, 400 MHz) δ 9.05 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 8.64 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 7.90 (s, 1H), 7.84 (s, 1H), 7.76 (s, 1H), 7.66 (d, J = 8.4 Hz, 2H), 7.54 (d, J = 8.4 Hz, 2H), 6.55 (s, 1H), 2.22 (s, 3H)。
【0978】
化合物252を、化合物248を得るための類似の手順に従って、5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン−2−アミンをXLII−2の代わりに使用して調製した。MS(ESI)m/z(M+H) 386.9. H NMR (DMSO−d, 300 MHz):δ 8.62 (s, 1H), 7.92 (s, 1H), 7.72 (s, 1H), 7.66−7.53 (m, 6H), 7.33 (d, J = 6.8 Hz, 1H), 6.52 (s, 1H), 2.19 (s, 3H)。
【0979】
実施例14−C
化合物253、256および257の合成(スキームXLIII)
【化228】
[この文献は図面を表示できません]
XLIII−1(600mg,1.7mmol)の5mLのNMP中の溶液に、CuCN(462mg,5.1mmol)を添加した。この混合物を180℃で3時間加熱した。この混合物をHOで希釈し、EtOAc(50mL×3)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮し、その残渣をシリカゲルでのカラムクロマトグラフィー(PE/EA=5/1)により精製して、XLIII−2(400mg,収率80%)を白色固体として得た。
【0980】
XLIII−2(300mg,1mmol)の、3mLのDMF中の溶液に、NaN(130mg,2mmol)およびCu(OAc)(360mg,2mmol)を添加した。この混合物をマイクロ波下100℃で20分間加熱した。次いで、この混合物を70℃で濾過し、その濾液を室温まで冷却し、この混合物を再度濾過した。残った固体をHCl/MeOH(4M)に溶解させ、室温で1時間撹拌した。この混合物を濃縮して、化合物253(50mg,収率14.5%)を黒色固体として得た。H NMR (DMSO−d, 400 MHz) δ 8.17 (s, 1H), 7.60 (m, 2H), 7.51 (m, 2H), 6.51 (s, 1H), 2.36 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H) 338.0。
【0981】
化合物253(200mg,0.59mmol)の2mLのDMF中の溶液に、CHI(100mg,0.7mmol)およびKCO(170mg,1.2mmol)を添加した。この混合物を室温で3時間撹拌した。この混合物をHOで希釈し、EtOAc(50mL×3)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮し、その残渣をprep−TLC(PE/EA=1/1)により精製して、化合物256(130mg,収率62%)および化合物257(40mg,収率19%)を得た。H NMR (CDCl, 400 MHz) δ 8.15 (s, 1H), 7.50 (d, J = 8.8 Hz, 2H), 7.36 (d, J = 8.8 Hz, 2H), 6.60 (s, 1H), 4.38 (s, 3H), 2.55 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H) 351.9。H NMR (CDCl, 400 MHz) δ 7.48−7.44 (m, 3H), 7.35 (d, J = 8.8 Hz, 2H), 6.65 (s, 1H), 4.05 (s, 3H), 2.13 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H) 351.9。
【0982】
化合物261〜264もまた、本明細書中に記載されるような一般的な手順に従って調製した。
【0983】
化合物261:H NMR (CDCl, 400 MHz) δ 9.04 (s, 1H), 8.03−8.00 (m, 1H), 7.53−7.47 (m, 3H), 7.42−7.28 (m, 4H), 6.65 (s, 1H), 2.07 (s, 3H)。MS(ESI)m/z[M+H] 402.8。
【0984】
化合物262:MS(ESI)m/z[M+H] 352.8. H NMR (CDCl, 400 MHz) δ 8.87 (m, 1H), 7.70 (s, 1H), 7.51−7.47 (m, 2H), 7.35−7.27 (m, 3H), 6.60 (s, 1H), 2.36 (s, 3H)。
【0985】
化合物263:H NMR (DMSO−d, 400 MHz) δ 9.42 (s, 1H), 8.10 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 7.78 (s, 1H), 7.64−7.59 (m, 3H), 7.51−7.45 (m, 3H), 6.55 (s, 1H), 1.98 (s, 3H)。MS(ESI)m/z[M+H] 402.9。
【0986】
化合物264:H NMR (CDCl, 400 MHz) δ 8.54 (s, 1H), 8.48 (s, 1H), 7.49−7.45 (m, 2H), 7.37−7.32 (m, 2H), 7.29 (s, 1H), 6.61 (s, 1H), 2.19 (s, 3H)。MS(ESI)m/z[M+H] 353.1。
【0987】
実施例15
5−ブロモピリドンアナログ
化合物265〜273を、実施例12−Bにおける方法1に従って、5−ブロモピリジン−2(1H)−オンを使用して関連するボロン酸と反応させて調製した。
【0988】
化合物265:HNMR (DMSO−d, 400MHz) δ 7.97 (s, 1H), 7.63 (d, J = 9.6 Hz, 1 H), 7.52−7.48 (m, 2H), 7.37−7.32 (m, 2H), 6.48 (d, J = 9.6 Hz, 1 H)。MS(ESI)m/z(M+ H) 268.1。
【0989】
化合物266:HNMR (DMSO−d, 400MHz) δ 8.34 (s, 1H ), 8.02 (d, J = 9.6 Hz, 1 H), 7.85−7.81 (m, 1H ),7.46−7.38 (m, 3H), 6.88 (d, J = 9.6 Hz, 1 H), 4.21 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+ H) 280.0。
【0990】
化合物267:HNMR (DMSO−d, 400MHz) δ 7.92 (d, J=2.8 Hz, 1H), 7.60 (dd, J = 9.6, 2.8 Hz, 1 H), 7.32−7.29 (m, 2H), 7.02−6.99 (m, 2H), 6.45 (d, J = 9.6 Hz, 1H ), 4.70−4.63 (m, 1H), 1.32 (d, J = 6.0 Hz, 6H)。MS(ESI)m/z(M+ H) 310.0。
【0991】
化合物268:HNMR (DMSO−d, 400MHz) δ 8.07 (d, J = 2.8 Hz, 1H), 7.91 (s, 1H), 7.85−7.82 (m, 1H), 7.80−7.73 (m, 2H), 7.65 (dd, J = 9.6, 2.8 Hz, 1 H), 6.51 (d, J = 9.6 Hz, 1H)。MS(ESI)m/z(M+ H) 319.9。
【0992】
化合物269:HNMR (DMSO−d, 400MHz) δ 7.98 (d, J = 2.8 Hz, 1H), 7.63 (dd, J = 9.6, 2.8 Hz, 1 H), 7.60−7.56 (m, 2H), 7.50−7.47 (m, 2H), 6.48 (d, J =9.6 Hz, 1H)。MS(ESI)m/z(M+ H) 285.8。
【0993】
化合物270:HNMR (DMSO−d, 400MHz) δ 8.03 (d, J = 2.8 Hz, 1H), 7.66−7.59 (m, 3H), 7.53−7.50 (m, 2H), 6.50 (d, J = 10 Hz, 1H)。MS(ESI)m/z(M+ H) 335.9。
【0994】
化合物271:HNMR (DMSO−d, 400MHz) δ 10.17 (s, 1H), 7.96 (d, J = 2.8 Hz, 1H), 7.70 (s, 1H), 7.67−7.58 (m, 2H), 7.44 (t, J = 8.0 Hz, 1H), 7.10−7.07 (m, 1H), 6.49 (d, J = 10 Hz, 1H), 2.07 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+ Na) 328.9。
【0995】
化合物272:HNMR (DMSO−d, 400MHz) δ 7.98 (d, J = 2.8 Hz, 1H ), 7.62 (dd, J = 9.6, 2.8 Hz, 1 H), 7.58−7.50 (m, 1H ), 7.42−7.39 (m, 1H ), 7.33−7.27 (m, 2H), 6.47 (d, J = 9.6 Hz, 1H)。MS(ESI)m/z(M+ H) 267.8。
【0996】
化合物273:HNMR (DMSO−d, 400MHz) δ 7.83 (d, J = 2.8 Hz, 1H ), 7.63 (dd, J = 9.6, 2.8 Hz, 1 H), 7.15 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 6.93 (d, J = 2.8 Hz, 1H ), 6.86−6.83 (m, 1H), 6.47 (d, J = 9.6 Hz, 1H ), 4.07 (q, J = 6.8 Hz, 2H ), 2.01 (s, 3H), 1.35 (t, J = 6.8 Hz, 3H)。MS(ESI)m/z(M+ H) 307.9。
【0997】
実施例16
5−置換ピリドンアナログ
化合物274〜278、280および281を、実施例12−Bにおける方法1に従って、5−トリフルオロメチルピリジン−2(1H)−オンと関連するボロン酸とを反応させることによって調製した。
【0998】
化合物274:H NMR (CDCl, 400 MHz) δ 7.73 (s, 1H), 7.58−7.49 (m, 2H), 7.22−7.15 (m, 3H), 6.74 (d, J = 9.6 Hz, 1H)。MS(ESI)m/z(M+H) 257.9。
【0999】
化合物275:H NMR (CDCl, 400 MHz) δ 7.73 (s, 1H), 7.54 (d, J = 9.6 Hz, 1H), 7.48−7.42 (m, 2H), 7.38−7.36 (m, 2H), 6.73 (d, J = 9.6 Hz, 1H)。MS(ESI)m/z(M+H) 324.1。
【1000】
化合物276:H NMR (CDCl, 400 MHz) δ 7.74 (s, 1H), 7.54−7.50 (m, 1H), 7.45−7.40 (m, 1H), 7.03−6.99 (m, 1H), 6.94−6.90 (m, 2H), 6.72 (d, J = 9.6 Hz, 1H), 3.85 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H) 270.1。
【1001】
化合物277:HNMR (DMSO−d, 400MHz) δ 10.18 (s, 1H), 8.25 (s, 1H), 7.79−7.75 (m, 1H), 7.71 (s, 1H), 7.63−7.61 (m, 1H), 7.48−7.43 (m, 1H), 7.14−7.11 (m, 1H), 6.66 (d, J = 9.6 Hz, 1H), 2.07 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H) 296.9。
【1002】
化合物278:HNMR (DMSO−d, 400MHz) δ 8.13 (m, 1H ), 7.76−7.72 (m, 1H ), 7.18 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 6.91 (s, 1H ), 6.84−6.81 (m, 1H ), 6.61 (d, J = 9.6 Hz, 1H), 4.04 (q, J=6.8 Hz, 2H), 1.97 (s, 3H), 1.31 (t, J=6.8 Hz, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H) 298.1。
【1003】
化合物280:H NMR:(CDCl, 400MHz) δ 7.67 (s, 1H), 7.55−7.48 (m, 2H), 7.40−7.35 (m, 1H), 7.32−7.28 (m, 2H), 6.75 (d, J = 9.6 Hz, 1H)。MS(ESI)m/z(M+H) 258.1。
【1004】
化合物281:H NMR:(CDCl, 400MHz) δ 7.61−7.53 (m, 3H), 7.47−7.37 (m, 3H), 6.76 (d, J = 9.6 Hz, 1H)。MS(ESI)m/z(M+H) 273.9。
【1005】
化合物279を、実施例12−Bにおける方法2に従って、5−トリフルオロメチルピリジン−2(1H)−オンと5−ブロモピリジンとを反応させることによって調製した。NMR (CDCl, 400MHz) δ 9.31 (s, 1H), 8.89 (s, 2H), 7.72 (s, 1H), 7.59 (d, J = 9.6 Hz, 1H), 6.78 (d, J = 9.6 Hz, 1H)。MS(ESI)m/z(M+H) 242.0。
【1006】
化合物282を、実施例12−Bにおける方法1に従って、5−メチルピリジン−2(1H)−オンと(3,4,5−トリフルオロフェニル)ボロン酸とを反応させることによって調製した。H NMR (CDCl, 300 MHz) δ 7.28 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 7.10−7.03 (m, 3H), 6.59 (d, J = 9.6 Hz, 1H), 2.10 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H)239.9。
【1007】
化合物283を、方法2に従って、5−メチルピリジン−2(1H)−オンと1−フルオロ−2−ヨードベンゼンとを反応させることによって調製した。H NMR (DMSO−d, 300 MHz) δ 7.42−7.31 (m, 2H), 7.30−7.21 (m, 3H), 7.01 (s, 1H), 6.62 (d, J = 9.6 Hz, 1H), 2.09 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H) 204.1。
【1008】
化合物285を、本明細書中に記載される一般手順に従って調製した。H NMR (CDCl, 400 MHz) δ 7.50−7.47 (m, 2H), 7.43−7.35 (m, 4H), 7.10 (d, J = 2.4Hz, 1H), 6.64 (d, J = 9.6Hz, 1H), 2.73−2.65 (m, 1H), 1.20 (d, J = 6.8Hz, 6H)。MS(ESI)m/z(M+H) 214.2。
【1009】
化合物287:5−ブロモ−1−フェニルピリジン−2(1H)−オン(0.25g,1mmol)およびエチニルトリメチルシラン(5mL)の、DMF(10mL)およびTEA(2mL)中の混合物に、CuI(0.02g,0.1mmol)およびPd(PPhCl(0.07g,0.1mmol)を添加した。この混合物を窒素で5分間パージし、そしてN下100℃で一晩撹拌した。この反応混合物を後処理して、中間体生成物(0.16g,収率60%)を得、これをCHCl(5mL)中のTBAF(0.16g,0.6mmol)と混合し、室温で3時間撹拌した。その有機層を濃縮し、そしてその残渣をカラムクロマトグラフィー(PE/EA=10/1)により精製して、化合物287(0.08g,収率68%)を得た。H NMR (CDCl, 400 MHz) δ 7.6 (d, J = 2.4Hz, 1 H), 7.54−7.35 (m, 6H), 6.63 (d, J = 9.6Hz, 1H), 3.03 (s, 1H)。MS(ESI)m/z(M+H)196.1。
【1010】
実施例17
5−フェニルピリドンアナログ
化合物288〜331を、方法A〜Cおよび方法1〜4において本明細書中に記載される類似の手順に従って調製した。
【1011】
化合物288:H NMR (DMSO−d, 400 MHz) δ 7.91−7.87 (m, 2H), 7.68−7.64 (m, 2H), 7.37 (d, J = 8.8 Hz, 2H), 7.22 (t, J = 8.8 Hz, 2H), 7.02 (d, J = 8.8 Hz, 2H), 6.57 (d, J = 9.2 Hz, 1H), 4.70−4.64 (m, 1H), 1.30 (d, J = 6.0 Hz, 6H)。MS(ESI)m/z[M+H] 324.1。
【1012】
化合物289:H NMR (DMSO−d, 400 MHz) δ 8.05 (d, J =2.4 Hz, 1H), 7.96−7.93 (m, 2H), 7.86−7.84 (m, 2H), 7.79−7.77 (m, 1H), 7.72−7.68 (m, 2H), 7.24 (t, J = 8.8 Hz, 2H), 6.62 (d, J = 9.6 Hz, 1H)。MS(ESI)m/z[M+H] 333.9。
【1013】
化合物290:H NMR (DMSO−d, 400 MHz) δ 8.02−7.94 (m, 2H), 7.69−7.66 (m, 2H), 7.61−7.53 (m, 2H), 7.46−7.37 (m, 2H), 7.36−7.22 (m, 2H), 6.62 (d, J =9.6Hz, 1H)。MS(ESI)m/z[M+H] 284.0。
【1014】
化合物291:H NMR (CDCl, 400 MHz) δ 7.69 (dd, J =2.4, 9.6 Hz, 1H), 7.61−7.58 (m, 1H), 7.48−7.35 (m, 6H), 7.08 (t, J =8.4 Hz, 2H), 6.78 (d, J =9.6 Hz, 1H)。MS(ESI)m/z[M+H] 300.1。
【1015】
化合物294:H NMR (CDCl, 400MHz):δ 7.72−7.70 (m, 1H), 7.53 (s, 1H), 7.46−7.39 (m, 6H), 7.37−7.32 (m, 1H), 7.22−7.17 (m, 2H), 6.74 (d, J =9.6 Hz, 1H)。MS(ESI)m/z(M+H) 266.0。
【1016】
化合物295:H NMR (CDCl, 400MHz) δ 7.73−7.70 (m, 1H), 7.57 (s, 1H), 7.46−7.39 (m, 5H), 7.36−7.32 (m, 1H), 7.02−6.97 (m, 3H), 6.75 (d, J =9.6 Hz, 1H), 3.84 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H) 277.9。
【1017】
化合物296:H NMR (CDCl, 400MHz):δ 7.73−7.70 (m, 1H), 7.52−7.40 (m, 6H), 7.36−7.32 (m, 1H), 7.24−7.14 (m, 3H), 6.75 (d, J =9.6 Hz, 1H)。MS(ESI)m/z(M+H) 266.1。
【1018】
化合物297:H NMR (CDCl, 400MHz):δ 7.76−7.65 (m, 5H), 7.55 (s, 1H), 7.46−7.40 (m, 4H), 7.38−7.32 (m, 1H), 6.77 (d, J =9.6 Hz, 1H)。MS(ESI)m/z(M+H) 315.2。
【1019】
化合物298:H NMR (CDCl, 400MHz):δ 7.76−7.73 (m, 1H), 7.47−7.40 (m, 5H), 7.35−7.31 (m, 1H), 7.15 (d, J =8.4 Hz, 1H), 6.88−6.82 (m, 2H), 6.77 (d, J =9.2 Hz, 1H), 4.06 (q, J =6.8 Hz, 2H), 2.17 (s, 3H), 1.44 (t, J =6.8 Hz, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H) 305.9。
【1020】
化合物308:H NMR (CDCl, 400MHz) δ 7.69−7.66 (m, 1H), 7.49−7.45 (m, 2H), 7.35 (d, J = 8Hz, 2H), 7.25−7.15 (m, 3H), 6.97−6.93 (m, 2H), 6.75 (d, J = 9.6 Hz, 1H), 3.83 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H) 296.0。
【1021】
化合物309:H NMR (CDCl, 400MHz) δ 7.68−7.65 (m, 1H), 7.35 (d, J = 2.4Hz, 1H), 7.43−7.33 (m, 3H), 7.01−6.93 (m, 5H), 6.75 (d, J = 9.2Hz, 1H), 3.83 (s, 6H)。MS(ESI)m/z(M+H) 308.0。
【1022】
化合物310:H NMR (CDCl, 300MHz) δ 7.72−7.69 (m, 1H), 7.60−7.57 (m, 1H), 7.43−7.41 (m, 3H), 7.37−7.33 (m, 3H), 6.96−6.93 (m, 2H), 6.77 (d, J = 9.6 Hz, 1H), 3.83 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H) 311.9。
【1023】
化合物314:H NMR (CDCl, 400MHz) δ 7.68 (dd, J=2.8, 9.6 Hz, 1H), 7.52−7.49 (m, 3H), 7.41−7.29(m, 6H), 6.75 (d, J = 9.6 Hz, 1H)。MS(ESI)m/z(M+H) 315.9。
【1024】
化合物315:H NMR (CDCl, 400MHz) δ 7.68−7.65 (m, 1H), 7.56 (d, J = 4.0Hz, 1H), 7.42−7.28 (m, 6H), 7.04−7.00 (m, 2H), 6.76 (d, J = 9.2 Hz, 1H), 3.86 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H) 312.0。
【1025】
化合物316:H NMR:(CDCl, 400MHz) δ 7.67−7.64 (m, 1H), 7.56 (s, 1H), 7.42 (s, 1H), 7.34−7.28 (m, 5H), 7.00−6.97 (m, 2H), 6.76 (d, J = 9.2 Hz, 1H), 4.63−4.55 (m, 1H), 1.38 (s, 3H), 1.36 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H) 340.1。
【1026】
化合物317:H NMR:(DMSO−d, 400 MHz) δ 8.09 (m, 1 H), 7.96 (dd, J=2.8, 9.6 Hz, 1H), 7.75 (s, 1H), 7.62−7.53 (m, 3H), 7.43−7.33 (m, 4H), 6.59 (d, J = 9.6 Hz, 1 H)。MS(ESI)m/z(M+H) 299.9。
【1027】
化合物318:H NMR:(CDCl, 400MHz) δ 7.73−7.66 (m, 5H), 7.54 (s, 1H), 7.43−7.30 (m, 4H), 6.78 (d, J = 9.6 Hz, 1H)。MS(ESI)m/z(M+H) 349.9。
【1028】
化合物319:H NMR:(CDCl, 400MHz) δ 7.68−7.65 (m, 1H), 7.56 (s, 1H), 7.43−7.39 (m, 2H), 7.34−7.28 (m, 3H), 7.01−6.96 (m, 3H), 6.75 (d, J = 9.6 Hz, 1H), 3.84 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H) 311.9。
【1029】
化合物320:H NMR:(CDCl, 400MHz) δ 8.11 (s, 1H), 7.97−7.94 (m, 1H), 7.78 (s, 1H), 7.61−7.32 (m, 7H), 6.60 (d, J = 9.6 Hz, 1H)。MS(ESI)m/z(M+H) 299.9。
【1030】
化合物321:H NMR:(CDCl, 400MHz) δ 7.42 (d, J = 4.0Hz, 1H), 7.43−7.38 (m, 2H), 7.29−7.27 (m, 3H), 7.12 (d, J = 8.0Hz, 1H), 6.84−6.80 (m, 2H), 6.75 (d, J = 9.6Hz, 1H), 4.03 (q, J = 6.8Hz, 2H), 2.13 (s, 3H), 1.41 (t, J = 6.8Hz, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H) 340.1。
【1031】
化合物322:H NMR:(CDCl, 400MHz) δ 7.73−7.69 (m, 1H), 7.60−7.58 (m, 1H), 7.46−7.29 (m, 8H), 6.79 (d, J = 9.6Hz, 1H)。MS(ESI)m/z(M+H) 316.0。
【1032】
化合物292:H NMR (CDCl, 400 MHz) δ 8.36−8.31 (m, 2H), 7.86−7.85 (m, 1H), 7.74−7.68 (m, 2H), 7.50 (s, 1H), 7.42−7.38 (m, 2H), 7.15−7.11 (m, 2H), 6.78 (d, J = 9.2 Hz, 1H)。MS(ESI)m/z[M+H] 310.8。
【1033】
化合物299:HNMR (CDCl, 400MHz) δ 8.77 (brs, 2H), 7.73−7.68 (m, 1H), 7.51−7.32 (m, 8H), 6.77−6.72 (m, 1H)。MS(ESI)m/z(M+H)249.2。
【1034】
化合物302:HNMR (CDCl, 400MHz) δ 7.78−7.75 (m, 1H), 7.62−7.58 (m, 1H), 7.47−7.40 (m, 8H), 7.35−7.32 (m, 1H), 6.79 (d, J = 9.6 Hz, 1H)。MS(ESI)m/z(M+H) 282.2。
【1035】
化合物300:HNMR (CDCl, 400MHz) δ 9.27 (s, 1H), 8.95 (s, 2H), 7.80−7.75 (m, 1H), 7.51−7.35 (m, 6H), 6.79 (d, J = 9.6 Hz, 1H)。MS(ESI)m/z(M+H) 250.0。
【1036】
化合物301:HNMR (CDCl, 400MHz) δ 7.76−7.72 (m, 1H), 7.50−7.39 (m, 7H), 7.38−7.27 (m, 3H), 6.78 (d, J = 9.6 Hz, 1H)。MS(ESI)m/z(M+H) 265.9。
【1037】
化合物311:H NMR (CDCl, 400MHz) δ 9.26 (s, 1H), 8.94 (s, 2H), 7.72 (dd, J = 2.8, 9.6 Hz, 1H), 7.41 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 7.35−7.33 (m, 2H), 6.97−6.95 (m, 2H), 6.77 (d, J = 9.6 Hz, 1H), 3.84 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H) 279.9。
【1038】
化合物323:H NMR:(CDCl, 400MHz) δ 8.82 (brs, 2H), 7.72−7.68 (m, 1H), 7.52 (d, J = 2.4Hz, 1H), 7.47−7.42 (m, 2H), 7.39−7.30 (m, 4H), 6.79 (d, J = 9.6 Hz, 1H)。MS(ESI)m/z(M+H) 283.1。
【1039】
化合物312:H NMR (CDCl, 400MHz) δ 7.71−7.68 (m, 1H), 7.48−7.39 (m, 3H), 7.37−7.27 (m, 4H), 6.96−6.93 (m, 2H), 6.76 (d, J = 9.6 Hz, 1H), 3.83 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H) 296.0。
【1040】
化合物324:H NMR:(CDCl, 400MHz) δ 7.70−7.67 (m, 1H), 7.48−7.41 (m, 4H), 7.37−7.28 (m, 5H), 6.79 (d, J = 9.6 Hz, 1H)。MS(ESI)m/z(M+H) 300.1。
【1041】
化合物303:HNMR (DMSO−d, 400MHz) δ 7.90−7.86 (m, 2H), 7.59−7.51 (m, 6H), 6.97−6.94 (m, 2H), 6.59 (d, J = 9.6 Hz, 1H), 3.76 (s, 3H). MS (ESI) m/z z (M+H)312.0。
【1042】
化合物304:HNMR (DMSO−d, 400MHz) δ 7.95−7.76 (m, 6H), 7.59−7.54 (m, 2H), 6.98−6.95 (m, 2H), 6.60 (d, J = 9.6 Hz, 1H), 3.76 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H) 345.9。
【1043】
化合物305:HNMR (DMSO−d, 400MHz) δ 7.89−7.82 (m, 2H), 7.66−7.54 (m, 4H), 7.43−7.39 (m, 2H), 7.08−7.03 (m, 2H), 6.98−6.96 (m, 2H), 6.56 (d, J = 9.2 Hz, 1H), 3.82 (s, 3H), 3.77 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H) 308.0。
【1044】
化合物306:HNMR (DMSO−d, 400MHz) δ 7.91−7.87 (m, 2H), 7.59−7.53 (m, 4H), 7.39−7.33 (m, 2H), 6.99−6.96 (m, 2H), 6.59 (d, J = 9.2 Hz, 1H), 3.78 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H) 296.1。
【1045】
化合物307:HNMR (DMSO−d, 400MHz) δ 7.88−7.82 (m, 2H), 7.56−7.54 (m, 2H), 7.39−7.36 (m, 2H), 7.04−6.95 (m, 4H), 6.56 (d, J=9.2 Hz, 1H), 4.71−4.66 (m, 1H), 3.78 (s, 3H), 1.31 (d, J = 6.0 Hz, 6H)。MS(ESI)m/z(M+H) 336.1。
【1046】
化合物313:H NMR (CDCl, 400MHz) δ 7.69−7.66 (m, 1H), 7.58−7.51 (m, 3H), 7.49−7.42 (m, 4H), 7.36−7.29 (m, 3H), 6.77 (d, J = 9.6 Hz, 1H)。MS(ESI)m/z(M+H) 281.9。
【1047】
化合物293:H NMR (DMSO−d, 400 MHz) δ 7.90−7.87 (m, 2H), 7.68−7.64 (m, 2H), 7.26−7.13 (m, 3H), 6.65−6.54 (m, 4H), 5.40 (brs, 2H)。MS(ESI)m/z[M+H] 280.9。
【1048】
化合物325:H NMR (DMSO−d, 400 MHz) δ 8.13 (d, J = 2.8 Hz, 1H), 8.02−7.99 (m, 1H), 7.86−7.81 (m, 4H), 7.60−7.56 (m, 2H), 7.40−7.35 (m, 4H), 6.64 (d, J = 9.6 Hz, 1H)。MS(ESI)m/z(M+H) 344.9。
【1049】
化合物326:H NMR (DMSO−d, 400 MHz) δ 7.88 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 7.75−7.72 (m, 1H), 7.60−7.54 (m, 4H), 7.34−7.29 (m, 1H), 7.25−7.22 (m, 1H), 7.13−7.05 (m, 4H), 6.37 (d, J = 9.6 Hz, 1H)。MS(ESI)m/z(M+H) 345.2。
【1050】
化合物327:H NMR (DMSO−d, 400 MHz) δ 8.15 (d, J = 2.8 Hz, 1H), 8.04−8.01 (m, 1H), 7.87−7.82 (m, 4H), 7.64−7.57 (m, 4H), 7.38 (s, 2H), 6.65 (d, J = 9.6 Hz, 1H)。MS(ESI)m/z(M+H) 360.9。
【1051】
化合物328:H NMR (DMSO−d, 400 MHz) δ 8.09 (d, J = 2.8 Hz, 1H), 8.00−7.97 (m, 1H), 7.85−7.80 (m, 4H), 7.44−7.41 (m, 2H), 7.37 (s, 2H), 7.08−7.02 (m, 2H), 6.62 (d, J = 9.6 Hz, 1H), 3.82 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H) 356.9。
【1052】
化合物329:HNMR (DMSO−d, 400 MHz) δ 8.21 (s, 1H), 8.02 (dd, J = 2.4, 9.6 Hz, 1H), 7.96 (s, 1H), 7.87−7.65 (m, 7H), 7.40 (s, 2H), 6.65 (d, J = 9.6 Hz, 1H)。MS(ESI)m/z(M+H) 394.9。
【1053】
化合物330:H NMR (DMSO−d, 400 MHz) δ 8.08 (d, J = 2.8 Hz, 1H), 7.98−7.95 (m, 1H), 7.84−7.76 (m, 4H), 7.39−7.36 (m, 4H), 7.02 (d, J = 8.8 Hz, 2H), 6.60 (d, J = 9.6 Hz, 1H), 4.70−4.64 (m, 1H), 1.29 (d, J = 6.0 Hz, 6H)。MS(ESI)m/z(M+H) 384.8。
【1054】
化合物331:H NMR (DMSO−d, 400 MHz) δ 8.11 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 8.03−8.00 (m, 1H), 7.87−7.81 (m, 4H), 7.49−7.42 (m, 1H), 7.39 (s, 2H), 7.11−7.04 (m, 3H), 6.63 (d, J = 9.6 Hz, 1H), 3.81 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H) 356.9。
【1055】
実施例18
2(1H)−チオンアナログ
化合物332〜339および341〜343を、一般的な手順に従って調製した:ピルフェニドンアナログ(1当量)のトルエン中の溶液に、Lawesson試薬(0.6当量)を添加した。この反応混合物を窒素下で一晩還流した。室温まで冷却した後に、この混合物を減圧下で濃縮した。その残渣をシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィー(石油エーテル/EtOAcで溶出)により精製して、最終チオンアナログを得た。
【1056】
化合物332:H NMR (DMSO−d, 400 MHz) δ 7.83 (s, 1H), 7.47−7.44 (m, 1H), 7.32−7.25 (m, 3H), 7.08−7.04 (m, 2H), 3.82 (s, 3H), 2.13 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H) 231.9。
【1057】
化合物333:H NMR (CDCl, 300 MHz) δ 7.67 (d, J = 8.7 Hz, 1 H), 7.41−7.38 (m, 5H), 7.15 (d, J = 9.0 Hz, 1H), 2.17 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H) 285.9。
【1058】
化合物334:H NMR (CDCl, 300 MHz) δ 7.67 (d, J = 9.0 Hz, 1 H), 7.41 (s, 1H), 7.25−7.20 (m, 2H), 7.09 (d, J = 9.0 Hz, 1 H), 6.96 (d, J = 9.0 Hz, 2 H), 4.60−4.52 (m, 1H), 2.15 (s, 3H), 1.35 (d, J = 6.0 Hz, 6H)。MS(ESI)m/z(M+H) 259.9。
【1059】
化合物335:H NMR (CDCl, 300 MHz) δ 7.68 (d, J = 9.0 Hz, 1H), 7.51−7.47 (m, 2H), 7.37 (s, 1H), 7.30 (d, J = 1.8 Hz, 1H), 7.28 (s, 1H ), 7.12 (dd, J = 2.1, 9.0 Hz, 1H), 2.18 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H) 236.2。
【1060】
化合物336:H NMR (CDCl, 300 MHz) δ 7.67 (d, J = 9.0 Hz, 1H), 7.39 (s, 1H), 7.37−7.10 (m, 5H), 2.17 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H) 219.9。
【1061】
化合物337:H NMR (CDCl, 400 MHz) δ 7.75−7.57 (m, 5H), 7.37 (s, 1H), 7.13 (d, J = 8.8 Hz, 1H), 2.17 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H) 270.0。
【1062】
化合物338:H NMR (CDCl, 300 MHz) δ 7.67 (d, J = 9.0 Hz, 1H), 7.53−7.48 (m, 1H), 7.39 (s, 1H), 7.21−7.08 (m, 4H), 2.17 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H) 219.9。
【1063】
化合物339:H NMR (CDCl, 300 MHz) δ 7.67 (d, J = 9.0 Hz, 1H), 7.42−7.40 (m, 2H), 7.11 (d, J = 8.7 Hz, 1H), 7.01 (d, J = 8.7 Hz, 1H), 6.90 (d, J = 9.0 Hz, 1H), 6.86−6.84 (m, 1H), 3.82 (s, 3H), 2.17 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H) 231.9。
【1064】
化合物341:H NMR (DMSO−d, 400 MHz) δ 7.84 (s, 1H), 7.69−7.67 (m, 1H), 7.54−7.38 (m, 4H), 7.37 (dd, J = 2.0, 9.2 Hz, 1H), 2.14 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H) 236.1。
【1065】
化合物342:H NMR (DMSO−d, 400 MHz) δ 7.73 (s, 1H), 7.44 (d, J = 8.8 Hz, 1H), 7.30 (dd, J =2.0, 8.8 Hz, 1H), 7.04 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 6.91 (d, J = 2.8 Hz, 1H), 6.84 (dd, J = 2.8, 8.4 Hz, 1H), 4.04 (q, J = 6.8 Hz, 2H), 2.11 (s, 3H), 1.94 (s, 3H), 1.33 (t, J = 6.8 Hz, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H) 260.1。
【1066】
化合物343:H NMR (DMSO−d, 400 MHz) δ 10.17 (s, 1H), 7.83 (s, 1H), 7.63 (d, J = 1.6 Hz, 1H), 7.54 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 7.45−7.41 (m, 2H), 7.31 (dd, J = 2.0, 8.8 Hz, 1H), 6.96 (t, J = 6.4 Hz, 1H), 2.11 (s, 3H), 2.05 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H) 258.9。
【1067】
実施例19
5−複素環置換アナログ
化合物344〜346を、スキームXXVIII、方法1と類似の手順に従って調製した。
【1068】
化合物344:H NMR (DMSO−d, 400 MHz) δ 9.11−9.09 (m, 3H), 8.26 (m, 1H), 8.05−8.02 (m, 1H), 7.58−7.55 (m, 2H), 7.39−7.35 (m, 2H), 6.64 (d, J = 9.6 Hz, 1H)。MS(ESI)m/z(M+H) 267.8。
【1069】
化合物345:H NMR (DMSO−d, 400 MHz) δ 9.13 (m, 3H), 8.31 (m, 1H), 8.08−8.05 (m, 1H), 7.61−7.57 (m, 1H), 7.54−7.50 (m, 1H), 7.42−7.36 (m, 2H), 6.68 (d, J = 9.6 Hz, 1H)。MS(ESI)m/z(M+H) 267.7。
【1070】
化合物346:H NMR (CDCl, 400 MHz) δ 9.20 (s, 1H), 8.86 (s, 2H), 7.70−7.67 (m, 1H), 7.54 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 7.52−7.43 (m, 2H), 7.34−7.29 (m, 2H), 6.86 (d, J = 9.6 Hz, 1H)。MS(ESI)m/z(M+H) 289.9。
【1071】
化合物347を、化合物243を得るための類似の合成手順に従って調製した:H NMR (CDCl, 400 MHz) δ 9.34 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 9.20 (d, J = 5.6 Hz, 1H), 7.79−7.74 (m, 2H), 7.52−7.49 (m, 2H), 7.41−7.39 (m, 2H), 6.85 (d, J = 9.6 Hz, 1H)。MS(ESI)m/z(M+H) 334.9。
【1072】
化合物348を、最初の工程の中間体を、イミダゾールと5−ブロモ−2−メトキシピリジンとをDMSO中で、L−プロリン、CuI、KCOおよび4Åのモレキュラーシーブの存在下で反応させることにより形成したこと以外は、スキームXXVIII、方法1と類似の手順に従って調製した。H NMR (400 MHz, CDCl) δ 7.69 (s, 1H), 7.53−7.47 (m, 4H), 7.39−7.36 (m, 2H), 7.21 (s, 1H), 7.11 (s, 1H), 6.78 (d, J = 8.0 Hz, 1H)。MS(ESI)m/z(M+H) 321.9。
【1073】
実施例20
3−メチル置換アナログ(スキームXLIV)
【化229】
[この文献は図面を表示できません]
NaOMe(5.29g,98mmol)のMeOH(500mL)中の溶液に、XLIV−1(10g,49mmol)を少しずつ添加した。この反応混合物を一晩加熱還流した。この溶液を冷却し、水でゆっくりとクエンチし、PE(100mL×3)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、そして濃縮して、XLIV−2(8.0g,収率81%)を白色固体として得た。
【1074】
XLIV−5を、XXVIII−5を得るための方法1と類似の手順に従って調製した。H NMR (CDCl, 300 MHz) δ 7.51−7.35 (m, 7H), 2.19 (s, 3H)。MS(ESI)m/z[M+H] 265.8。
【1075】
化合物349、351および353を、方法Aに記載される類似の手順に従って、XLIV−5と関連するボロン酸またはエステルとを反応させることによって調製した。
【1076】
化合物349:H NMR (CDCl, 400 MHz) δ 7.68−7.52 (m, 2H), 7.48−7.35 (m, 3H), 7.20−7.16 (m, 1H), 6.96 (s, 1H), 2.17 (s, 3H), 2.08 (s, 3H)。MS(ESI)m/z[M+H] 200.0。
【1077】
化合物351:H NMR (DMSO−d, 300 MHz) δ 7.80 (m, 2H), 7.78−7.62 (m, 2H), 7.52−7.44 (m, 5H), 7.23−7.17 (m, 2H), 2.09 (s, 3H)。MS(ESI)m/z[M+H] 280.1。
【1078】
化合物353:H NMR (DMSO−d, 300 MHz) δ 7.99 (s, 1H), 7.74−7.68 (m, 3H), 7.49−7.39 (m, 5H), 3.78 (s, 3H), 2.06 (s, 3H)。MS(ESI)m/z[M+H] 265.9。
【1079】
化合物350:5−ブロモ−3−メチル−1−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)ピリジン−2(1H)−オン(300mg,0.86mmol,1当量)の12mLのトルエン/EtOH/HO(v/v/v=4/1/1)中の混合物に、(4−フルオロフェニル)ボロン酸(242mg,1.73mmol,2当量)およびKCO(357mg,2.59mmol,3当量)を添加した。この混合物をNにより3回脱気し、次いでPd(PPh(100mg,0.08mmol,0.1当量)を添加した。この反応容器を密封し、そしてマイクロ波中100℃で1時間加熱した。室温まで冷却した後に、この混合物をEA(100mL)で希釈し、水およびブラインで洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、そして濃縮した。得られた残渣をprep−TLC(PE/EA=3/2)により精製して、化合物350(210mg,収率67%)を白色固体として得た。H NMR (CDCl, 400MHz) δ 7.55 (s, 1H), 7.51−7.47 (m, 2H), 7.41−7.34 (m, 5H), 7.11 (t, J = 8.8 Hz, 2H), 2.27 (s, 3H)。MS(ESI)m/z[M+H] 364.0。
【1080】
化合物352を、化合物350を得るための類似の手順に従うことによって、1−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールを(4−フルオロフェニル)ボロン酸の代わりに使用して、白色固体として調製した。H NMR (CDCl, 400MHz) δ 7.58 (s, 1H), 7.48−7.43 (m, 4H), 7.36−7.32 (m, 3H), 3.93 (s, 3H), 2.24 (s, 3H)。MS(ESI)m/z[M+H] 350.1。
【1081】
実施例21
複素環式コアを有するピルフェニドンアナログ
化合物354を、方法1に記載された類似の手順に従って、イソキノリン−3(2H)−オンとフェニルボロン酸とを反応させることによって調製した。H NMR (DMSO−d, 400MHz) δ 8.75 (s, 1H), 7.60−7.50 (m, 6H), 7.35−7.28 (m, 2H), 6.92−6.88 (m, 1H ), 6.59 (s, 1H)。MS(ESI)m/z(M+H) 222.0。
【1082】
化合物355および356を、スキームXXVIIおよび方法Aに記載される類似の手順に従って、5−ブロモピリミジン−2(1H)−オンをXXVII−1の代わりに使用し、そしてPd(PPhをPd(dppf)Clの代わりに使用して調製した。
【1083】
化合物355:H NMR (CDCl, 400 MHz) δ 8.83 (d, J =3.6 Hz, 1H), 7.77 (d, J =3.6 Hz, 1H), 7.61 (s, 1H), 7.56−7.44 (m, 6H), 3.96 (s, 3H)。MS(ESI)m/z[M+H] 253.0。
【1084】
化合物356:H NMR (CDCl, 400 MHz) δ 8.95 (d, J =3.2 Hz, 1H), 7.85 (d, J =3.6 Hz, 1H), 7.57−7.40 (m, 7H), 7.17 (t, J =8.4 Hz, 2H)。MS(ESI)m/z[M+H] 267.0。
【1085】
化合物357を、スキームXXVIIIおよび方法Aに記載された類似の手順に従って、5−ブロモ−2−メトキシピリミジンをXXVIII−1の代わりに使用し、そしてPd(PPhをPd(dppf)Clの代わりに使用して調製した。H NMR (DMSO−d, 400 MHz) δ 9.11 (d, J = 2.8 Hz, 1H), 8.58 (d, J = 3.6 Hz, 1H), 7.79−7.74 (m, 4H), 7.58 (d, J = 8.4 Hz, 2 H), 7.30 (t, J = 8.4 Hz, 2 H)。
【1086】
化合物358を、方法1に記載される一般的な手順に従って、5−メチルピリミジン−2(1H)−オンとフェニルボロン酸とを反応させることによって調製した。H NMR (CDCl, 400 MHz) δ 8.60 (brs, 1H), 7.52−7.40 (m, 6H), 2.16 (s, 3H)。MS(ESI)m/z[M+H] 187.1調製した。
【1087】
化合物359および360を、方法1に記載される一般的な手順に従って、6−メチルピリダジン−3(2H)−オンと関連するボロン酸とを反応させることによって調製した。
【1088】
化合物359:H NMR (CDCl, 300 MHz) δ 7.58 (d, J = 7.8 Hz, 2H), 7.49−7.44 (m, 2H), 7.39−7.34 (m, 1H), 7.11 (d, J = 9.6 Hz, 1H), 6.68 (d, J = 9.3 Hz, 1H), 2.38 (s, 3H)。MS(ESI)m/z[M+H] 187.1。
【1089】
化合物360:H NMR (DMSO−d, 300 MHz) δ 7.66 (d, J = 9.0 Hz, 2H), 7.47−7.40 (m, 3H), 6.99 (d, J = 9.6Hz, 1H), 2 .28 (s, 3H)。MS(ESI)m/z[M+H] 271.1。
【1090】
化合物361を、方法Aに記載される一般的な手順に従って、6−クロロ−2−フェニルピリダジン−3(2H)−オンと1−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールとを反応させることによって調製した。H NMR (DMSO−d, 400 MHz) δ 8.25 (s, 1H), 7.90−7.85 (m, 2H), 7.60−7.59 (m, 2H), 7.51−7.50 (m, 2H), 7.41 (t, J = 7.6 Hz, 1H), 7.11 (d, J = 10.0 Hz, 1H), 3.86 (s, 3H)。MS(ESI)m/z[M+H] 252.8。化合物362および363を、6−クロロ−2−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)ピリダジン−3(2H)−オンで出発して、同様に調製した。
【1091】
化合物362:H NMR (CDCl, 400MHz) δ 7.82−7.71 (m, 5H), 7.35 (d, J = 8.0Hz, 2H), 7.18−7.14 (m, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H) 351.0。
【1092】
化合物363:H NMR (CDCl, 400MHz) δ 7.84 (s, 1H), 7.78 (s, 1H), 7.75 (d, J = 6.8 Hz, 2H), 7.49 (d, J=10 Hz, 1H), 7.34−7.31 (m, 2H), 7.08 (d, J = 9.6 Hz, 1H), 3.96 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H) 337.1。
【1093】
化合物364を、化合物355を得るための類似の手順に従って、(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)ボロン酸をフェニルボロン酸の代わりに使用して調製した。H NMR (CDCl, 400 MHz) δ 8.85 (s, 1H), 7.75 (s, 1H), 7.60−7.52 (m, 4H), 7.40−7.35 (m, 2H), 3.97 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H) 337.2。
【1094】
化合物365:1−フェニルピリミジン−2(1H)−オン(250mg,1.45mmol)の乾燥THF(20mL)中の溶液に、NaBH(58mg,1.5mmol)の、20mLのMeOH中の溶液を0℃で滴下により添加した。この反応混合物を室温で1時間撹拌した。この混合物を濃縮してDCMを除去し、その残渣をSFCにより精製して、1−フェニル−3,4−ジヒドロピリミジン−2(1H)−オンおよび化合物365(74.8mg,収率30%)を白色固体として得た。H NMR (CDCl, 400 MHz) δ 7.41−7.33 (m, 4H), 7.23−7.21 (m, 1H), 6.53 (brs, 1H), 6.14−6.11 (m, 1H), 4.88−4.84 (m, 1H), 4.32−4.31 (m, 2H)。MS(ESI)m/z[M+H] 174.9。
【1095】
実施例22
4−メチル置換アナログ
化合物366:5−ブロモ−4−メチル−1−フェニルピリジン−2(1H)−オン(300mg,1.15mmol)およびPd(dppf)Cl(83mg,0.1mmol)の、10mLの無水ジオキサン中の撹拌混合物に、Zn(Me)(トルエン中1.2M,3.8mL,4.56mmol)をN保護下で添加した。この反応混合物を一晩還流した。室温まで冷却した後に、この混合物を濾過し、濃縮した。得られた残渣をHO(30mL)で希釈し、EtOAc(50mL×3)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮した。その残渣をprep−TLC(PE/EA=3/1)により精製して、化合物366(60mg,収率26%)を白色固体として生成した。H NMR (CDCl, 400MHz) δ 7.49−7.45 (m, 2H), 7.41−7.36 (m, 3H), 7.07 (s, 1H), 6.49 (s, 1H), 2.18 (s, 3H), 2.03 (s, 3H)。MS(ESI)m/z[M+H] 200.1。
【1096】
化合物367を、化合物366を得るための類似の手順に従って、5−ブロモ−4−メチル−1−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)ピリジン−2(1H)−オンを5−ブロモ−4−メチル−1−フェニルピリジン−2(1H)−オンの代わりに使用して調製した。H NMR (CDCl, 400 MHz) δ 7.42−7.39 (m, 2H), 7.33−7.30 (m, 2H), 7.03 (s, 1H), 6.48 (s, 1H), 2.17 (s, 3H), 2.03 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H) 284.1。
【1097】
化合物368を、方法1に記載された類似の手順に従って、4−メチル−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2(1H)−オンと(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)ボロン酸とを反応させることによって、黄色固体として調製した。H NMR (CDCl, 400MHz) δ 7.70 (s, 1H), 7.44−7.41 (m, 2H), 7.39−7.36 (m, 2H), 6.61 (s, 1H), 2.38 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H) 337.9。
【1098】
実施例23
5−ピラゾール置換アナログ(スキームXLV)
【化230】
[この文献は図面を表示できません]
XLV−1(1当量)、XLV−2(1.3当量)およびKCO(2当量)のDME/HO(v/v=6/1)中の混合物に、Pd(PPh(0.1当量)を添加した。この反応混合物を、窒素でパージすることにより脱気し、次いで一晩加熱還流した。この反応の完了後、この混合物を室温まで冷却し、水で希釈し、そしてCHClで抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、そして減圧下で濃縮した。その残渣をシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィー(PE/EA=1/1からEA)により精製して、XLV−3を得た。化合物369〜377を、上で議論された一般的な手順に従って調製した。
【1099】
化合物369:H NMR (DMSO−d, 400 MHz) δ 12.8 (brs, 1H), 8.09−8.01 (m, 1H), 7.90−7.78 (m, 2H), 7.33 (d, J = 8.8 Hz, 1 H), 7.01 (d, J = 8.8Hz, 1 H), 6.50 (d, J = 9.6 Hz, 1 H), 4.68−4.62 (m, 1H), 1.28 (d, J = 6.0 Hz, 6H)。
【1100】
化合物370:H NMR (CDCl, 400 MHz) δ 7.67 (s, 2H), 7.58−7.55 (m, 1H), 7.48 (s, 1H), 7.33 (d, J = 8.8Hz, 2 H), 7.00 (d, J = 8.8Hz, 2 H), 6.73 (d, J = 9.2Hz, 1 H), 3.85 (s, 3H)。
【1101】
化合物371:H NMR (DMSO−d, 400 MHz) δ 8.10 (brs, 1H), 7.91 (s, 1H), 7.86−7.82 (m, 2H), 7.60−7.57 (m, 2H), 7.60−7.57 (m, 2H), 6.54 (d, J = 9.2Hz, 1 H)。
【1102】
化合物372:H NMR (DMSO−d, 400MHz) δ 8.11 (brs, 1H), 7.96 (s, 1H), 7.89−7.85 (m, 2H), 7.61−7.57 (m, 1H), 7.46 (d, J = 8.0 Hz, 1 H), 7.37−7.31 (m, 2H), 6.58 (d, J = 8.0 Hz, 1 H)。
【1103】
化合物373:H NMR (DMSO−d, 400 MHz) δ 12.87 (brs, 1H), 8.10 (brs, 1H), 7.99 (s, 1H), 7.90−7.77 (m, 6H), 6.58 (d, J = 8.4 Hz, 1H)。
【1104】
化合物374:H NMR (DMSO−d, 400 MHz) δ 12.87 (brs, 1H), 8.10 (brs, 1H), 7.99 (s, 1H), 7.87 (d, J = 8.4 Hz, 2 H), 7.63−7.60 (m, 2H), 7.54−7.50 (m, 2H), 6.55 (d, J = 9.6 Hz, 1 H)。
【1105】
化合物375:H NMR (DMSO−d, 400MHz) δ 12.86 (brs, 1H), 8.10 (brs, 1H), 7.90−7.80 (m, 3H), 7.44−7.39 (m, 1H), 7.03−6.98 (m, 3H), 6.53 (d, J = 9.2 Hz, 1H ), 3.78 (s, 3H)。
【1106】
化合物376:H NMR (DMSO−d, 400MHz) δ 12.86 (brs, 1H), 8.10 (s, 1H), 7.87−7.79 (m, 3H), 7.18 (d, J=8.8 Hz, 1H), 6.95−6.86 (m, 2H), 6.55 (d, J =7.2 Hz, 1H), 4.07 (q, J =6.8 Hz, 2H), 2.03 (s, 3H), 1.35 (t, J =6.8 Hz, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H) 295.9。
【1107】
化合物377:H NMR (DMSO−d, 400MHz) δ 12.86 (brs, 1H), 8.09 (brs, 1H), 7.91 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 7.85−7.82 (m, 2 H), 7.53−7.49 (m, 2H), 7.37−7.33 (m, 2H), 6.53 (d, J = 9.6 Hz, 1H)。
【1108】
化合物627を、対応する非Boc保護ボロン酸エステルから、方法Aに記載される一般的な手順に従って得た:H NMR (CDCl, 400 MHz) δ 7.45−7.39 (m, 3H), 7.37−7.30 (m, 3H), 7.18 (s, 1H), 6.51 (s, 1H), 3.91 (s, 3H), 2.19 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H) 300.1。
【1109】
化合物628:H NMR (DMSO−d, 400 MHz) δ 8.83 (s, 1H), 7.87 (s, 1H), 7.57 (s, 1H), 7.55 (m, 1H), 7.46 (s, 1H), 7.34−7.31 (m, 2H), 6.93−6.89 (m, 1H), 6.40 (s, 1H), 5.95 (s, 2H), 3.81 (s, 3H), 2.21 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H) 324.1。
【1110】
【化231】
[この文献は図面を表示できません]
化合物385:XLV−3a(0.2g,0.8mmol)のCHCN(15mL)中の溶液に、KCO(0.5g,3.6mmol)、塩化ベンジル(0.37g,2.9mmol)を添加した。この混合物を窒素でパージし、次いで一晩加熱還流した。この混合物を室温まで冷却し、水で希釈し、EtOAc(20mL×3)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮した。その残渣をシリカゲルでのカラムクロマトグラフィー(PE:EA=1:2)により精製して、化合物385(112.8mg,収率46%)を得た。H NMR (DMSO−d, 400MHz) δ 8.18 (s, 1H), 7.91 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 7.85 (s, 1H), 7.80 (d, J = 8.8 Hz, 1H), 7.53−7.42 (m, 5H), 7.33−7.21 (m, 5H), 6.53 (d, J=9.6 Hz, 1H), 5.28 (s, 2H)。MS(ESI)m/z(M+H) 328.2。
【1111】
化合物388を、化合物385を得るための類似の手順に従って、ヨウ化イソプロピルを塩化ベンジルの代わりに使用して調製した。H NMR (CDCl, 400MHz) δ 7.58−7.50 (m, 5H), 7.47−7.40 (m, 4H), 6.72 (d, J = 9.6 Hz, 1H), 4.54−4.48 (m, 1H), 1.52 (d, J = 6.8 Hz, 6H)。MS(ESI)m/z(M+H) 280.0。
【1112】
化合物389:XLV−3a(0.2g,0.8mmol)、ヨードベンゼン(2g,9.8mmol)、およびKCO(0.89g,6.4mmol)のDMF(2mL)中の撹拌混合物に、CuI(0.12g,0.8mmol)を添加した。この混合物を窒素で3回パージし、次いでマイクロ波下140℃で2時間加熱した。この混合物をHOで希釈し、EtOAc(20mL×3)で抽出した。合わせた有機層を水およびブラインで洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、そして減圧中で濃縮した。その粗製生成物をシリカゲルでのクロマトグラフィー(PE:EA=1:2)により分離して、化合物389(50.3mg,収率25%)を得た。H NMR (CDCl, 400MHz) δ 8.01 (s, 1H), 7.81 (s, 1H), 7.69 (d, J = 8.0 Hz, 2H), 7.63−7.60 (m, 1H), 7.55−7.42 (m, 8H), 7.33−7.29 (m, 1H), 6.76 (d, J = 8.0 Hz, 1H)。MS(ESI)m/z(M+H) 314.2。
【1113】
【化232】
[この文献は図面を表示できません]
化合物378、379、381、387および390を、XLV−3を得るための類似の手順に従って、XLV−2aをXLV−2の代わりに使用して得た。
【1114】
化合物378:H NMR (DMSO−d, 400 MHz) δ 12.30 (brs, 1H), 7.54−7.51 (m, 1H), 7.44−7.40 (m, 2H), 7.03−7.00 (m, 3H), 6.54 (d, J = 9.2, 1H), 3.80 (s, 3H), 2.18 (s, 6H)。MS(ESI)m/z(M+H) 295.9。
【1115】
化合物379:H NMR (DMSO−d, 400 MHz) δ 12.30 (brs, 1H), 7.44−7.36 (m, 3H), 7.21−7.17 (m, 3H), 6.72 (d, J = 9.6 Hz, 1H), 2.27 (s, 6H)。
【1116】
化合物381:H NMR (CDCl, 400MHz) δ 7.50−7.43 (m, 1H), 7.40−7.36 (m, 1H), 7.23−7.10 (m, 4H), 6.73 (d, J =9.6 Hz, 1H), 2.27 (s, 6H)。MS(ESI)m/z(M+H) 283.1。
【1117】
化合物387:H NMR (DMSO−d, 400 MHz) δ 7.53 (d, J = 9.2 Hz, 1H), 7.32 (s, 1H), 7.53 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 6.94 (s, 1H), 6.87−6.84 (m, 1H), 6.54 (d, J = 9.2 Hz, 1H), 4.05 (q, J =6.8 Hz, 2H), 2.17 (s, 6H), 2.05 (s, 3H), 1.35 (t, J =6.8 Hz, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H) 323.4。
【1118】
化合物390:H NMR (CDCl, 400MHz) δ 8.79−8.78 (m, 2H), 7.46−7.45 (m, 2H), 7.40−7.38 (m, 1H), 7.18 (s, 1H), 6.74 (d, J = 9.6 Hz, 1H), 2.28 (s, 6H)。MS(ESI)m/z(M+H) 267.1。
【1119】
化合物380を、XLV−3を得るための類似の手順に従って、XLV−2aをXLV−2の代わりに使用し、そしてPd(dppf)ClをPd(PPhの代わりに使用して得た。H NMR (DMSO−d, 400MHz):δ 12.25 (s, 1H), 7.60−7.47 (m, 6H), 6.51 (d, J=9.2 Hz, 1H), 2.16 (s, 6H)。MS(ESI)m/z(M+H) 299.8。
【1120】
【化233】
[この文献は図面を表示できません]
さらなるBoc脱保護手順:XLV−4a(1当量)のMeOH(0.1〜0.2mmol/mL)中の溶液に、HCl(気体)のジオキサン中の溶液(4M,体積はMeOHの2倍であった)を添加した。この混合物を室温で1時間撹拌した。この反応の完了後、この混合物を減圧中で濃縮した。その粗製生成物をprep−HPLCにより精製して、XLV−5を得た。化合物382〜384および386の調製は、上記脱保護手順に従った。
【1121】
化合物382:H NMR (DMSO−d, 400 MHz) δ 12.28 (s, 1H), 7.50 (dd, J = 9.6, 2.8 Hz, 1H), 7.42 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 7.33 (dd, J = 6.8, 2.0 Hz, 1H), 7.02 (d, J = 9.2 Hz, 1H), 5.52 (d, J = 9.2 Hz, 1H), 4.70−4.64 (m, 1H), 2.17 (s, 6H),1.30 (s, 6H)。
【1122】
化合物383:H NMR (DMSO−d, 400 MHz) δ 12.27 (s, 1H), 7.61 (dd, J = 6.8, 2.4 Hz, 1H), 7.54−7.50 (m, 5H), 6.55 (dd, J = 8.8, 1.2 Hz, 1H),2.16 (s, 6H)。
【1123】
化合物384:H NMR (DMSO−d, 400 MHz) δ 12.27 (s, 1H), 7.88 (s, 1H), 7.82−7.73 (m, 3H), 7.55−7.52 (m, 2H), 6.56 (dd, J = 8.8, 0.8 Hz, 1H), 2.16 (s, 6H)。
【1124】
化合物386:H NMR (DMSO−d, 400 MHz) δ 12.27 (s, 1H), 7.88 (s, 1H), 7.49 (dd, J = 9.6, 2.8 Hz, 1H), 7.40−7.34 (m, 3H), 7.04−7.02 (m, 2H), 6.50 (d, J = 9.2 Hz, 1H), 3.79 (s, 3H), 2.15 (s, 6H)。
【1125】
化合物391を、化合物238を得るための類似の手順(スキームXXXIX)に従うことによって、4−ブロモ−1,5−ジメチル−1H−ピラゾールをXXXIX−2の代わりに使用して調製した。H NMR (CDCl, 400 MHz) δ 7.49−7.42 (m, 4H), 7.38−7.33 (m, 2H), 7.26−7.24 (m, 1H), 6.71 (d, J = 9.2 Hz, 1H), 3.83 (s, 3H), 2.32 (s, 3H)。MS(ESI)m/z[M+H] 349.9。
【1126】
化合物420〜422を、スキームXLVに従って、5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ベンゾ[d]チアゾールまたは5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ベンゾ[d]オキサゾールをXLV−2として使用し、そして5−ブロモ−1−(4−エトキシ−2−メチルフェニル)−4−メチルピリジン−2(1H)−オンまたは5−ブロモ−1−(4−クロロフェニル)−4−メチルピリジン−2(1H)−オンをXLV−1として使用して、調製した。
【1127】
化合物420:H NMR (CDCl, 400MHz) δ 8.14 (s, 1H), 7.70 (s, 1H), 7.62−7.59 (m, 1H), 7.32−7.30 (m, 1H), 7.15−7.12 (m, 2H), 6.85−6.79 (m, 2H), 6.61 (s, 1H), 4.03 (q, J = 6.8 Hz, 2H), 2.18 (s, 3H), 2.16 (s, 3H), 1.41 (t, J = 6.8 Hz, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H) 361.1。
【1128】
化合物421:H NMR (CDCl, 400MHz) δ 9.07 (s, 1H), 8.05 (s, 1H), 8.00 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 7.48−7.43 (m, 2H), 7.42−7.37 (m, 3H), 7.26 (s, 1H), 6.62 (s, 1H), 2.18 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H) 352.9。
【1129】
化合物422:H NMR (CDCl, 400MHz) δ 8.16 (s, 1H), 7.70 (s, 1H), 7.62 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 7.48−7.43 (m, 2H), 7.41−7.38 (m, 2H), 7.32−7.28 (m, 2H), 6.60 (s, 1H), 2.14 (s, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H) 337.2。
【1130】
実施例24
5−フェニル,4−アルキル置換アナログ(スキームXLVI)
【化234】
[この文献は図面を表示できません]
XLVI−3を、方法1に記載される一般的な手順に従って調製した。MS(ESI)m/z(M+H)325.1。
【1131】
XLVI−3(2.3g,7.08mmol)およびPd/C(〜0.2g)のエタノール(30mL)中の混合物をH下室温で一晩撹拌した。この混合物を濾過し、そしてその濾液を濃縮して、XLVI−4(1.6g,収率77%)を得た。MS(ESI)m/z(M+H) 294.9。
【1132】
XLVI−4(400mg,1.36mmol)のジオキサン/HO(11mL,v/v=10:1)中の溶液に、NaCO(288mg,2.72mmol)を撹拌しながら0℃で添加した。次いで、クロロギ酸エチル(XLVI−5)(443mg,4.08mmol)を滴下により添加した。この混合物を室温で5時間撹拌した。この反応物をエバポレートにより乾固させた。その残渣を水(20mL)で希釈し、EtOAc(30mL×3)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、そして濃縮した。その粗製物質をprep−TLC(PE/EA=1/1)により精製して、化合物416(389mg,収率78%)を白色固体として得た。H NMR (DMSO−d, 400 MHz) δ 9.81 (s, 1H), 7.54 (s, 1H), 7.47−7.34 (m, 5H), 7.24−7.20 (m, 2H), 7.05 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 6.44 (s, 1H), 4.11 (q, J = 7.2 Hz, 2H), 2.08 (s, 3H), 1.22 (t, J = 7.2 Hz, 3H)。MS(ESI)m/z[M+H] 366.9。
【1133】
化合物417:XLVI−4(500mg,1.7mmol)のPy(2mL)中の溶液に、ジメチルカルバミン酸クロリド(365mg,3.4mmol)を添加した。この混合物を室温で一晩撹拌した。この反応物をEA(100mL)とHO(20mL)との間で分配した。その有機層を分離し、aq.HCl(2N)およびブラインで洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、そして濃縮した。その残渣をprep−TLC(PE/EA=1/3)により精製して、化合物417(160mg,収率26%)を得た。H NMR (DMSO−d, 400 MHz) δ 8.46 (s, 1H), 7.57 (s, 1H), 7.53 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.44−7.41 (m, 2H), 7.39 (s, 1H), 7.31 (t, J = 8.0 Hz, 1H), 7.22 (t, J = 8.8 Hz, 2H), 7.00−6.98 (m, 1H), 6.44 (s, 1H), 2.91 (s, 6H), 2.09 (s, 3H)。MS(ESI)m/z[M+H] 365.9。
【1134】
化合物419:XLVI−4(500mg,1.7mmol)のPy(2mL)中の溶液に、メチルカルバミン酸クロリド(317mg,3.4mmol)を添加した。この混合物を室温で一晩撹拌した。この反応物をEA(100mL)とHO(20mL)との間で分配した。その有機層を分離し、aq.HCl(2N)およびブラインで洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、そして濃縮した。その残渣をprep−TLC(PE/EA=1/3)により精製して、化合物419(209mg,収率35%)を得た。H NMR (DMSO−d, 400 MHz) δ 8.73 (s, 1H), 7.57 (s, 1H), 7.47−7.42 (m, 3H), 7.38−7.30 (m, 2H), 7.27−7.22 (m, 2H), 6.96 (d, J = 7.2Hz, 1H), 6.46 (s, 1H), 6.11−6.07 (m, 1H), 2.64 (d, J = 4.8Hz, 3H), 2.11 (s, 3H)。MS(ESI)m/z[M+H] 351.9。
【1135】
XLVI−4aを、XLVI−4を得るための類似の手順に従って、(4−ニトロフェニル)ボロン酸をXLVI−2の代わりに使用して調製した。MS(ESI)m/z(M+H) 294.9。
【1136】
化合物418:XLVI−4a(500mg,1.7mmol)のDCM(15mL)中の溶液に、TMSNCO(978mg,8.5mmol)を添加した。この混合物を室温で一晩撹拌した。LCMSは、この反応が完了したことを示した。この混合物を濾過し、そして濃縮した。その残渣をprep−TLC(PE/EA=1/3)により精製して、化合物418(101mg,収率18%)を得た。H NMR (DMSO−d, 400 MHz) δ 8.70 (s, 1H), 7.48−7.39 (m, 5H), 7.28−7.20 (m, 4H), 6.41 (s, 1H), 5.89 (s, 2H), 2.08 (s, 3H)。MS(ESI)m/z[M+H] 337.9。
【1137】
化合物560を、XLVI−4とイソシアナトエタンとをDCM中室温で一晩反応させることによって調製した。H NMR (DMSO−d, 400 MHz) δ 8.50 (s, 1H), 7.58 (s, 1H), 7.46−7.41 (m, 3H), 7.33−7.24 (m, 4H), 6.95 (d, J=7.2Hz, 1H), 6.45 (s, 1H), 6.08 (d, J=7.2 Hz, 1H), 3.74 (m, 1H), 2.11 (s, 3H), 1.10 (d, J=6.4 Hz, 6H)。
【1138】
化合物561を、XLVI−4と2−イソシアナトプロパンとをDCM中室温で一晩反応させることによって調製した。H NMR (DMSO−d, 400 MHz) δ 8.62 (s, 1H), 7.56 (s, 1H), 7.44−7.39 (m, 3H), 7.32−7.30 (m, 2H), 7.22 (t, J=8.8 Hz, 2H), 6.94−6.92 (m, 1H), 6.43 (s, 1H), 6.15 (t, J=5.6 Hz, 1H), 3.11−3.04 (m, 2H), 2.08 (s, 3H), 7.02 (t, J=7.2 Hz, 3H)。
【1139】
表1に示されるようなさらなる化合物もまた、調製した。当業者は、開示される合成の改変を認識すること、および代替の経路を本明細書中の開示に基づいて考案することが、可能である。
【1140】
化合物666:H NMR (CDCl, 400 MHz) δ 8.20〜8.10 (m, 4H), 7.42〜7.40 (m, 2H), 7.27 (m, 2H)。MS(ESI)m/z[M+H] 337.0。
【1141】
化合物667:H NMR (CDCl, 400 MHz) δ 8.04〜8.00 (m, 2H), 7.51〜7.49 (m, 1H), 7.20〜7.15 (m, 2H), 6.90〜6.85 (m, 2H), 4.14〜4.09 (q, J = 7.2 Hz, 2H), 2.30 (s, 3H), 1.48〜1.44 (t, J = 7.2 Hz, 3H)。MS(ESI)m/z[M+H] 311.0。
【1142】
化合物668:H NMR (CDCl, 400MHz) δ 8.26 (s, 1H),7.90 (s, 1H), 6.79 (t, J= 8.0Hz, 2H), 5.40 (s, 1H), 4.72 (d, J= 8.0Hz, 1H), 4.49−4.38 (m, 2H), 3.94−3.90 (q, J= 6.4Hz, 1H), 3.81−3.66 (m, 4H), 2.75−2.65 (m, 1H), 2.28−2.16 (m, 4H), 2.05−1.97 (m, 2H), 1.52−1.44 (m, 3H), 1.31−1.25 (m, 3H)。MS(ESI)m/z(M+H) 449.1. EE%:95.5%。
【1143】
実施例25
5−ハロアルキル置換アナログ(スキームXLVII)
【化235】
[この文献は図面を表示できません]
XLVII−1(8.2g,50mmol,1当量)のDMF(60mL)中の混合物に、XLVII−2(13.1g,75mmol,1.5当量)、KCO(11.0g,80mmol,1.6当量)およびNaI(1.4g,9.3mmol,0.18当量)を添加した。得られた混合物をN下で4時間還流した。次いで、この混合物を室温まで冷却し、そしてHOで希釈し、そしてEAで抽出した。合わせた有機相をブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、そして濾過した。EAをエバポレートして、固体を析出させた。この固体を濾過し、そしてそのフィルターケーキをPEで洗浄して、純粋なXLVII−3(11.2g,70%)を褐色固体として得た。その濾液を濃縮し、そしてフラッシュカラムクロマトグラフィー(PE:EA=10:1〜1:1)により精製して、XLVII−3’(1.7g,10.6%)を黄色油状物として得た。
【1144】
XLVII−3(9.85g,31mmol,1当量)および還元性鉄粉(5.2g,93mmol,3当量)の、80mLの50% EtOH中の混合物を加熱還流し、conc.HCl(0.34mL,4mmol)を滴下により添加し、次いでこの混合物を4時間還流した。次いで、この混合物を室温まで冷却し、濾過し、そのフィルターケーキをEAで洗浄し、その濾液をブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、そして濃縮して、XLVII−4(8.9g,粗製収率100%)を得た。
【1145】
XLVII−4(6.0g,20.8mmol,1当量)、クロロエタノール(20mL,300mmol,14.4当量)およびKCO(5.75g,41.6mmol,2当量)のDMF(50mL)中の混合物を130℃で28時間撹拌した。この混合物を室温まで冷却した後に、HOで希釈し、そしてEAで抽出し、その濾液を濃縮し、そしてその残渣を精製して、XLVII−5(2.5g,36%)を黄色固体として得た。
【1146】
XLVII−5(2.0g,6mmol,1当量)、SOCl(0.65mL,9mmol,1.5当量)およびEtN(1.3mL,9mmol,1.5当量)のDCM(50mL)中の混合物をN下室温で28時間撹拌した。次いで、この反応をHOでクエンチし、EAで抽出し、その濾液を濃縮し、そしてその残渣を精製して、XLVII−6(1.5g,71%)を黄色固体として生成した。
【1147】
XLVII−6(900mg,2.6mmol,1当量)、XLVII−7(1.2g,7.8mmol,3当量)およびNaI(30mg,触媒量)のCHCN(50mL)中の混合物をN下で16時間還流した。次いで、その溶媒を除去し、そして得られた残渣を精製して、化合物709(420mg,37%)を黄色コロイド物質として得た。H NMR (CDCl, 400 MHz) δ 7.61 (s, 1H), 7.51 (dd, J =2.6, 9.7 Hz, 1H), 7.11 (d, J =8.5 Hz, 1H), 6.76 − 6.70 (m, 2H), 6.58 (dd, J =2.6, 8.7 Hz, 1H), 4.74 (t, J =4.5 Hz, 1H), 3.66 − 3.60 (m, 2H), 3.16 (q, J =5.3 Hz, 2H), 2.72 − 2.44 (m, 12H)。MS(ESI)m/z(M+H) 445.1。
【1148】
実施例26
ET−1アッセイ
TGF−b誘導性エンドセリン1産生に対する阻害効果のアッセイ
線維芽細胞(初代ヒト肺および真皮、HFL−1、3T3など)を96ウェルプレートに約15000細胞/ウェルで播種し、そして0〜48時間にわたって血清欠乏状態にする。培地交換の後、DMSOで連続希釈した化合物をこれらの細胞に添加する。約30分の短いインキュベーションの後、刺激物(TGFb、血清、LPAなど)を添加し、その後、16〜48時間さらにインキュベーションする。次いで培地を回収し、後のELISAによるエンドセリン−1(ET−1)測定のためのプレート形式で凍結保存する。毒性の測定は、ATPliteキット(Perkin−Elmer)を用いて行う。ET−1を、ELISAキット(R&D Systems)を用いて定量化する。アッセイにおいて産生されたET−1の量を、ELISAの標準物質を用いて逆算する。化合物がET−1産生を阻害する能力を、代表的には、用量応答曲線を4パラメーターのロジスティック関数に当てはめてEC50値を得ることによって分析する。細胞傷害性(CC50)の測定値は、ATPliteのデータを用いて同じ実験から同様に報告される。
【1149】
化合物についてのアッセイデータ
いくつかの実施形態の化合物を本明細書中に記載される合成方法に従って調製し、ET−1に対するEC50についてのアッセイデータを得る。得られたアッセイデータを表2に示し、ここで、A=50μM未満、B=50μM以上でかつ200μM以下;そしてC=200μM超である。
【表2-1】
[この文献は図面を表示できません]
【表2-2】
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【表2-3】
[この文献は図面を表示できません]
【1150】
実施例27
細胞増殖アッセイ
細胞増殖に対する阻害効果のアッセイ(BrdUの取り込み)
線維芽細胞(初代ヒト肺および真皮、HFL−1、3T3など)を96ウェルプレートに播種し、そして24〜48時間にわたって血清欠乏状態にする。次いで、培地を、刺激物(LPA、TGFb、血清など)を含有する培地と交換し、BrdU添加前にさらに16〜24時間培養した。さらに8時間培養した後、細胞をPBSで洗浄し、そして、細胞内に取り込まれたBrdUの量を、細胞増殖ELISAシステム(RPN250,Amersham LIFE SCIENCE)を用い、450nmにおける吸光度によってアッセイした。刺激物を添加したウェルにおいて取り込まれたBrdUの量と、刺激物を含有しないウェルにおいて取り込まれたBrdUの量の間の差は、刺激物によって促進されたBrdU取り込みの量を表した。試験化合物を添加しないBrdU取り込みの増加を100%と設定し、BrdU取り込みの増加の50%阻害時の化合物の濃度(IC50値)を決定した。試験化合物は、刺激物添加の0〜30分前に添加した。
【1151】
化合物についてのアッセイデータ
いくつかの実施形態の化合物を本明細書中に記載される合成方法に従って調製し、BrdU阻害に関するIC50についてのアッセイデータを得る。得られたアッセイデータを表3に示し、ここで、A=50μM未満、B=50μM以上でかつ200μM以下;そしてC=200μM超である。
【表3】
[この文献は図面を表示できません]
【1152】
本開示は、上記説明に詳細に説明および記載されたが、このような説明および記載は、説明的かつ例示的であり、限定的ではないと解釈されるべきである。本開示は、開示される実施形態に限定されない。開示される実施形態のバリエーションは、本願の開示を実施する当業者により、図面、開示および添付の特許請求の範囲の調査から、理解および実施され得る。
【1153】
本明細書に引用された全ての参考文献は、全体が本明細書中に参考として援用される。参考として援用される刊行物および特許または特許出願が、本明細書に含まれる開示に矛盾する範囲内においては、本明細書が、いかなるそのような矛盾した材料にも取って代わり、および/または優先するものとする。
【1154】
他に規定がない限り、(技術的および科学的用語を含む)全ての用語は、当業者にとってのそれらの通常かつ慣習的な意味を示すものとし、本明細書で明らかに規定されない限り、特定または特化された意味に限定されないものとする。本開示の特定の特徴または局面を記載する場合の、特定の用語の使用は、その用語が本明細書中で再度定義されて、その用語が関連する本開示の特徴または局面の何らかの特定の特徴を包含するように制限されることを示唆すると解釈されるべきではないことが、留意されるべきである。
【1155】
値の範囲が提供される場合、その上限および下限、ならびにその範囲の上限と下限との間の各値は、それらの実施形態に包含されることが理解される。
【1156】
本出願に用いられる用語および句、ならびにそれらのバリエーションは、特に添付された特許請求の範囲において、明らかに他に指定がない限り、限定に対立するものとして、限度を設定しないものと解釈されるべきである。前述の例として、用語「含むこと(including)」とは、「非限定的に含むこと」、「含むが、限定されない」などを意味するように読まれるべきである;本明細書に用いられる場合、用語「含むこと(comprising)」は、「含むこと(including)」、「含有すること(containing)」、または「によって特徴づけられる」と同義であり、包括的であり、または限度を設定せず、追加の言及されていない要素もしくは方法工程を排除しない;用語「有すること」とは、「少なくとも有すること」として解釈されるべきである;用語「含む(includes)」は、「含むが、限定されない」と解釈されるべきである;用語「例」は、議論中の項目の例示的な事例を提供するために用いられるのであって、それの網羅的または限定的リストを提供するためではない;「公知の」、「通常の」、「標準の」、および類似した意味の用語などの形容詞は、記載された項目を所定の期間に、または所定の時点現在で利用可能な項目に限定するものとして解釈されるべきではなく、その代わりに、今、または未来の任意の時点において利用可能または公知である可能性がある公知の、通常の、または標準のテクノロジーを包含するように読まれるべきである;ならびに、「好ましくは」、「好ましい」、「望まれる」、または「望ましい」のような用語および類似した意味の語の使用は、特定の特徴が、本発明の構造または機能にとって重大な意味をもち、必須で、またはさらに重要であることを含意すると理解されるべきではなく、その代わりに、本発明の特定の実施形態において利用されてもよいし、されなくてもよい代替の、または追加の特徴を強調することを単に意図されるものと理解されるべきである。同様に、接続詞「および」で結びつけられた一群の項目は、それらの項目のどれもこれもがその群に存在することを必要とするとして読まれるべきではなく、むしろ、明らかに他に指定がない限り、「および/または」として読まれるべきである。同じく、接続詞「または」で結びつけられた一群の項目は、その群の中で相互排他性を必要とするとして読まれるべきではなく、むしろ、明らかに他に指定がない限り、「および/または」として読まれるべきである。
【1157】
本明細書における実質的にいかなる複数形および/または単数形の用語の使用に関しても、当業者は、文脈および/または出願にとって適切であるように、複数形から単数形へ、および/または単数形から複数形へ言い換えることができる。様々な単数形/複数形交換は、明確にするために、本明細書ではっきりと示される場合がある。不定冠詞「a」または「an」は、複数形を排除しない。単一のプロセッサまたはユニットは、特許請求の範囲に記載される数個の項目の機能を果たし得る。特定の手段が相互に異なる従属請求項に記載されるという単なる事実は、これらの手段の組み合わせが有利に使用され得ないことを示すものではない。請求項中のいずれの参照記号も、その範囲を限定すると解釈されるべきではない。
【1158】
導入された特許請求の範囲の言及の特定の数が意図される場合には、そのような意図は特許請求の範囲に明白に言及され、そのような言及がない場合、そのような意図は存在しないことは当業者にさらに理解されている。例えば、理解を助けるものとして、次の添付された特許請求の範囲は、特許請求の範囲の言及を導入するために、導入となる句「少なくとも1つの」および「1つまたは1つより多くの」の使用を含む場合がある。しかしながら、そのような句の使用は、不定冠詞「1つの(a)」または「1つの(an)」による特許請求の範囲の言及の導入が、そのような導入された特許請求の範囲の言及を含むいかなる特定の特許請求の範囲をも、同じ特許請求の範囲が導入となる句「1つまたは1つより多くの」または「少なくとも1つの」と「1つの(a)」または「1つの(an)」などの不定冠詞とを含む場合でさえも、1つのみのそのような言及を含む実施形態に限定することを含意すると解釈されるべきではない(例えば、「1つの(a)」および/または「1つの(an)」は典型的には、「少なくとも1つの」または「1つまたは1つより多くの」を意味するように解釈されるべきである);特許請求の範囲の言及を導入するために用いられる定冠詞の使用についても同じことがいえる。加えて、導入された特許請求の範囲の言及の特定の数が明白に言及されているとしても、当業者は、そのような言及が、典型的には、少なくともその言及された数を意味する(例えば、他の修飾成句なしに「2つの言及」のありのままの言及は、典型的には、少なくとも2つの言及、または2つもしくは2つより多くの言及を意味する)と解釈されるべきであることは認識している。さらに、「A、B、およびCなどのうちの少なくとも1つ」の類似した慣例が用いられる場合、一般的には、そのような解釈は、当業者がその慣例を理解している意味で意図される(例えば、「A、B、およびCの少なくとも1つを有するシステム」は、Aのみを、Bのみを、Cのみを、AとBとを共に、AとCとを共に、BとCとを共に、および/またはAとBとCとを共に有するシステムを含むが、それらに限定されないなど)。「A、B、またはCなどのうちの少なくとも1つ」の類似した慣例が用いられる場合、一般的には、そのような解釈は、当業者がその慣例を理解している意味で意図される(例えば、「A、B、またはCの少なくとも1つを有するシステム」は、Aのみを、Bのみを、Cのみを、AとBとを共に、AとCとを共に、BとCとを共に、および/またはAとBとCとを共に有するシステムを含むが、それらに限定されないなど)。本明細書にあろうと、特許請求の範囲にあろうと、図面にあろうと、2つまたは2つより多くの代替用語を提示する、事実上いかなる離接語および/または離接句も、それらの用語の1つ、それらの用語のいずれか、または両方の用語を含む可能性を企図すると理解されるべきであることは当業者にさらに理解されている。例えば、句「AまたはB」は、「A」または「B」または「AおよびB」の可能性を含むと理解される。
【1159】
本明細書に用いられる成分の量、反応条件などを表す全ての数は、全ての場合において用語「約」によって修飾されると理解されるべきである。したがって、それに反することが示されない限り、本明細書に示された数値パラメータは、獲得しようとしている所望の性質に依存して異なり得る近似値である。最低限でも、かつ本出願の優先権を主張する、任意の出願における任意の特許請求の範囲の範囲への均等論の適用を制限しようとする試みとしてではなく、各数値パラメータは、有効数字の桁数および普通の丸め近似を考慮に入れて解釈されるべきである。
【1160】
さらに、上記は、明瞭さおよび理解の目的で、説明および例によっていくらか詳細に記載されたが、特定の変更および改変が行われ得ることが、当業者に明らかである。従って、説明および実施例は、本発明の範囲を本明細書中に記載された具体的な実施形態および実施例に限定すると解釈されるべきでなく、むしろ、本発明の真の範囲および趣旨に入る全ての改変および代替例も網羅すると解釈されるべきである。