(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
上記第2の選択手段は、上記表示部上に表示されている上記ウェブサーバから提供されたインデックス画像のひとつを選択し、上記表示部上に表示されているインデックス画像収容エリア中の空きスロットにドラッグする操作を受付け、
上記設定手段は、上記第1の選択手段で受付けたインデックス画像収容エリア中の空きスロットに上記第2の選択手段で選択したインデックス画像を設定すると共に、そのインデックス画像に対応するデータを当該端末装置で機能させるべく上記メモリにインストールする
ことを特徴とする請求項2記載の機能設定システム。
上記第2の選択工程は、上記表示部上に表示されている上記ウェブサーバから提供されたインデックス画像のひとつを選択し、上記表示部上に表示されているインデックス画像収容エリア中の空きスロットにドラッグする操作を受付け、
上記設定工程は、上記第1の選択工程で受付けたインデックス画像収容エリア中の空きスロットに上記第2の選択工程で選択したインデックス画像を設定すると共に、そのインデックス画像に対応するデータを当該端末装置で機能させるべく上記メモリにインストールする
ことを特徴とする請求項7記載の機能設定方法。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明をデジタルカメラとそのメーカが運営するウェブサーバとを含むカメラカスタム化システムに適用した場合の一実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
【0010】
図1は、当該システム全体の構成を示す図である。同図で、10は例えばIEEE802.11a/b/g/i/n規格の無線LAN機能に対応したデジタルカメラである。このデジタルカメラ10が、最寄りのアクセスポイントAP、及びインターネットを含むネットワークNWを介して、デジタルカメラ10のメーカが運営するウェブサーバWSと接続可能となる。
【0011】
図2は、上記デジタルカメラ10の電子回路の機能構成を示すブロック図である。同図では、カメラ筐体の前面に配設される光学レンズユニット11を介して、固体撮像素子、例えばCMOSイメージセンサ(IS)12の撮像面上に被写体の光像を入射して結像させる。
【0012】
スルー画像表示、あるいはライブビュー画像表示とも称されるモニタ状態では、このCMOSイメージセンサ12での撮像により得た画像信号を画像処理部13に送る。画像処理部13は、アナログの画像信号をデジタル化し、デジタル値の画像データに対して適宜必要な画像処理を施して輝度色差系(YUV)の画像データに変換する。
【0013】
画像処理部13は、変換後の画像データから表示用に画素数及び階調ビットを大幅に減じた画像データを作成し、システムバスBを介して表示部14へ送る。表示部14では、送られてきた画像データに基づいてスルー画像を表示する。
【0014】
表示部14は、カメラ筐体の背面側に設けられ、例えばバックライト付きのカラー液晶パネルとそのコントローラとで構成される。この表示部14の画面上部に一体にして透明導電膜を用いたタッチ入力部15が構成される。
【0015】
このタッチ入力部15でユーザが手指等で表面をタッチ操作すると、タッチ入力部15では操作された座標位置を算出し、算出した座標信号を上記システムバスBを介して後述するCPU19に送出する。
【0016】
また、上記光学レンズユニット11と同じくカメラ筐体前面には、マイクロホン16が配設され、被写体方向の音声が入力される。マイクロホン16は入力した音声を電気信号化し、音声処理部17へ出力する。
【0017】
音声処理部17は、音声単体での録音時、音声付き静止画像撮影時、及び動画像の撮影時にマイクロホン16から入力する音声信号をデジタルデータ化する。さらに音声処理部17は、デジタル化した音声データの音圧レベルを検出する一方で、該音声データを所定のデータファイル形式、例えばAAC(moving picture experts group−4 Advanced Audio Coding)形式でデータ圧縮して音声データファイルを作成し、後述する記録媒体へ送出する。
【0018】
加えて音声処理部17は、PCM音源等の音源回路を備え、音声の再生時に送られてくる音声データファイルの圧縮を解いてアナログ化し、このデジタルカメラ10の筐体背面側に設けられるスピーカ18を駆動して、放音させる。
【0019】
以上の回路をCPU19が統括して制御する。このCPU19は、メインメモリ20、プログラムメモリ21と直接接続される。メインメモリ20は、例えばSRAMで構成され、ワークメモリとして機能する。プログラムメモリ21は、例えばフラッシュメモリなどの電気的に書換可能な不揮発性メモリで構成され、動作プログラムや固定データ等を記憶するもので、後述する撮影モード時の撮影条件の設定動作を含む各種シーンプログラムを記憶したシーンプログラム記憶部21Aを有する。このシーンプログラム記憶部21Aには、このデジタルカメラ10の機種に固有の一定数分だけ、シーンプログラムを記憶してインストールすることが可能となる。
【0020】
すなわち、シーンプログラムが、「プログラム、パラメータ群またはデータ群のいずれか」に該当する。インストールとは、単にメインメモリ20またはプログラムメモリ21にデータを記憶するのではなく、CPU19がそのデータを使用してデジタルカメラ10になんらかの機能を実現させるように設定することを意味する。
【0021】
CPU19はプログラムメモリ21から必要なプログラムやデータ等を読出し、メインメモリ20に適宜一時的に展開して記憶させながら、このデジタルカメラ10全体の制御動作を実行する。
【0022】
さらに上記CPU19は、キー操作部22から直接入力される各種キー操作信号、及び上記タッチ入力部15からのタッチ操作に応じた座標信号に対応して制御動作を実行する。
【0023】
キー操作部22は、例えば電源キー、シャッタレリーズキー、ズームアップ/ダウンキー、撮影モードキー、再生モードキー、メニューキー、カーソル(「↑」「→」「↓」「←」)キー、セットキー、解除キー、ディスプレイキー等を備える。
【0024】
CPU19は、システムバスSBを介して上記画像処理部13、表示部14、タッチ入力部15、及び音声処理部17の他、さらにフラッシュ駆動部23、イメージセンサ(IS)駆動部24、通信処理部25、及びメモリカードコントローラ26と接続される。
【0025】
フラッシュ駆動部23は、静止画像撮影時にCPU19からの制御信号を受けて、複数の白色高輝度LEDで構成されるフラッシュ部27を撮影タイミングに同期して点灯駆動する。
【0026】
イメージセンサ駆動部24は、その時点で設定されている撮影条件等に応じて上記CMOSイメージセンサ12の走査駆動を行なう。
【0027】
上記画像処理部13は、上記キー操作部23のシャッタレリーズキー操作に伴う画像撮影時に、画像データを所定のデータファイル形式、例えばJPEG(Joint Photographic Experts Group)であればDCT(離散コサイン変換)やハフマン符号化等のデータ圧縮処理を施してデータ量を大幅に削減した画像データファイルを作成する。作成した画像データファイルは、システムバスB、上記メモリカードコントローラ26を介してメモリカード28に転送して保存される。
【0028】
また画像処理部13は、再生モード時にメモリカード28からメモリカードコントローラ26を介して読出されてくる画像データをシステムバスBを介して受取る。画像処理部13は、この受取った画像データを記録時とは逆の手順で圧縮を解く伸長処理により元のサイズの画像データを得、得た画像データのデータ量を減じた後にシステムバスBを介して上記表示部14で表示させる。
上記通信処理部25は、無線LANアンテナ29を介して上記アクセスポイントAP等とIEEE802.11a/b/g/i/n規格に則ったデータの送受を行なう。
【0029】
上記メモリカードコントローラ26は、カードコネクタ30に装着されたメモリカード28と接続される。メモリカード28は、このデジタルカメラ10に着脱自在に装着され、このデジタルカメラ10の記録媒体となる、画像ファイル等の記録用メモリである。メモリカード32は、内部に不揮発性メモリであるフラッシュメモリと、その駆動回路とが設けられる。
【0030】
次に上記実施形態の動作について説明する。
図3は、デジタルカメラ10をネットワークNWを介して上記ウェブサーバWSと接続し、新たなシーンプログラム機能をウェブサーバWSからダウンロードしてインストールする場合のデジタルカメラ10側での処理内容を示す。
【0031】
このデジタルカメラ10における処理は、CPU19がプログラムメモリ21に記憶されている動作プログラム等を読出し、メインメモリ20に展開して記憶させた上で実行するものである。
【0032】
プログラムメモリ21に記憶されている動作プログラム、シーンプログラム記憶部21Aの内容等は、このデジタルカメラ10の製造工場出荷時にそれらに記憶されていたものに加え、例えばこのデジタルカメラ10のバージョンアップに際して、デジタルカメラ10を図示しないパーソナルコンピュータと接続し、あるいは更新プログラムを記憶したメモリカード28を一時的にカードコネクタ30に装着することにより外部から新たな動作プログラム等をインストールするものも含む。
【0033】
その処理当初にCPU19は、撮影モード下でシーンプログラム機能を選択した上で、一定数のシーンプログラム中の空きスロットの操作を受付ける(ステップS101)。
【0034】
すなわち、このデジタルカメラ10は、シーンプログラム記憶部21Aに一定数のシーンプログラムを記憶させることが可能であり、且つ上記一定数に満たない数のシーンプログラムしかシーンプログラム記憶部21Aに記憶させていない状態で、表示部14で表示するシーンプログラムの空きスロットを操作することにより、自動的にデジタルカメラ10を上記ウェブサーバWSと接続して、ウェブサーバWSが提供する新規のシーンプログラムを設定可能となるものとする。
【0035】
図4(A)は、このときデジタルカメラ10の表示部14に表示される、シーンプログラムの選択画面を例示する図である。
図4(B)は、表示部14の表示エリア14A内に上記インデックス画像収容エリア14Bのみが表示された状態を示す。上記
図4(A)、
図4(B)では、デジタルカメラ10のシーンプログラム記憶部21Aに12個のシーンプログラムを記憶させることが可能であり、且つそのうちの9個のシーンプログラムが記憶されていると共に、残る3個のシーンプログラムがまだ設定されていないことを、縦3行×横4列のマトリックスにおいて、左上側から横方向に順次、9個のサンプル画像付きの操作ボタンであるアイコンSP(Scene Program)1〜SP9と3個の「空きスロット」ES(Empty Slot)1〜ES3のアイコンを表示することで表現している。
【0036】
すなわち、
図4(B)に示すインデックス画像収容エリア14Bが、「メモリに記憶され、デジタルカメラに所定の機能を実現させるデータのいずれかに対応するインデックス画像を配列可能なインデックス画像収容エリア」に該当する。アイコンはデータを代表するインデックス画像の表示と操作ボタンの機能を兼用しているものである。この例ではサンプル画像がインデックス画像となっている。
【0037】
この空きスロットES1〜3のアイコンが操作されたことを上記ステップS101で受付けると、CPU19は自動的にブラウザソフトを起動し、上記ネットワークNWを介してウェブサーバWSと接続する(ステップS102)。なお、デジタルカメラ10とウェブサーバWSは、前もって接続していても常時接続でも良い。このときデジタルカメラ10からは、デジタルカメラ10の機種情報と、現状で既にシーンプログラム記憶部21Aに記憶しているシーンプログラムの識別情報が一括してウェブサーバWS側に伝送される。
【0038】
デジタルカメラ10からの接続に対し、ウェブサーバWSはこのデジタルカメラ10の機種に応じて、既存のシーンプログラムの中から新たに設定するシーンプログラムを選択するか、または各種撮影条件を任意に組み合わせて独自のシーンプログラムを作成するかの選択を促すサイトのページ情報を提供し、デジタルカメラ10側で表示させる。
【0039】
図4(C)は、このとき表示部14の表示エリア14Aに、上記インデックス画像収容エリア14Bと並設して当該サイト14Cが表示された状態を例示する。
【0040】
このウェブサーバWSから提供されたサイト14Cにおいて、デジタルカメラ10側でいずれかを選択する操作がなされた場合、CPU19は既存のシーンプログラムの中からのシーンプログラムの選択であるか否かを判断する(ステップS103)。
【0041】
既存のシーンプログラムの中からシーンプログラムを選択する操作がなされたと判断した場合、CPU19はさらにウェブサーバWSから新たに提供されるサイト14Cにおいて、その時点ではデジタルカメラ10には設定されていない、ウェブサーバWSが提供する既存のシーンプログラムの中から任意のシーンプログラムを選択するためのサイトを表示させた上で、それらの中から1つが選択されるのを受付ける(ステップS104)。
【0042】
ユーザ側の操作としては、サイト14Cに表示されている複数のシーンプログラムのインデックス画像のうちから選択したシーンプログラムのインデックス画像を、インデックス画像収容エリア14Bに表示されている空きスロットESのうちの任意のひとつへドラッグ操作すればよい。
【0043】
図5は、このときウェブサーバWSから提示されるシーンプログラムをいくつか例示する。
図5(A)は、シーンプログラム「釣り」用のアイコンWSP(Web Scene Program)1を例示する。このアイコンWSP1では、サンプル画像(インデックス画像)として「大きな魚を抱えている釣り人」が表示されると共に、その画像下部に、おおよその魚の大きさを把握するためのスケール画像がはめ込み合成で表示される。
【0044】
このスケール画像に関しては、光学レンズユニット11での撮影ズーム画角と焦点距離、自動合焦機能実行時のフォーカスレンズの駆動位置により、合焦位置までの距離と撮影画角内での(例えば横方向の)距離を算出することで、その算出結果に基づいて当該シーンプログラム中で随時作成される。
【0045】
図5(B)は、シーンプログラム「ウォーキング」用のアイコンWSP2を例示する。このアイコンWSP2では、サンプル画像(インデックス画像)として「複数の女性ウォーカー」が表示されると共に、アイコンWSP2の下部で「緯度・経度を表示します」のガイドメッセージが合わせて表示される。
【0046】
この「緯度・経度の表示」に関しては、デジタルカメラ10が上記
図2では図示しなかったGPS(Global Positioning System:全地球測位システム)機能を有しているか、あるいはデジタルカメラ10の外部機器として無線LAN機能を有するGPSロガー装置がある場合に、緯度・経度の各情報を随時取得して撮影画像のファイルに添付して表示可能とするものである。
【0047】
このようにウェブサーバWSから提示される複数のシーンプログラム中から任意の1つを選択する操作を行なった場合、CPU19はその操作を判断して対応する当該シーンプログラムをウェブサーバWSからダウンロードし、シーンプログラム記憶部21Aにインストールして(ステップS106)、以上で上記
図3の処理を終了し、以後、上記インストールした当該シーンプログラムでの撮影が可能となる。
【0048】
また上記ステップS103で既存のシーンプログラムの中からシーンプログラムを選択する操作がなされず、各種撮影条件を任意に組み合わせて作成する独自のシーンプログラムが選択された場合、詳述はしないがユーザが任意の個別のシーンプログラムを作成することができる(ステップS105)。
【0049】
このデジタルカメラ10側からの作成依頼に応答して、ウェブサーバWS側で対応する当該シーンプログラムが作成されると、デジタルカメラ10のCPU19はそれをウェブサーバWSからダウンロードし、シーンプログラム記憶部21Aにインストールして(ステップS106)、以上で上記
図3の処理を終了し、以後、上記インストールした当該シーンプログラムでの撮影が可能となる。
【0050】
次に、他の動作例についても簡単に説明する。この動作例では、デジタルカメラ10は撮影した画像を複数の種類の絵画調画像に変換することができる。
【0051】
絵画調変換としては、例えば油彩画調(ハード)、油彩画調(ソフト)、水彩画調、パステル画調、鉛筆画調(モノクロ)、色鉛筆画調、木炭画調、チョーク画調、及び劇画調への変換可能な絵画変換プログラムが上記プログラムメモリ21内の絵画変換プログラム記憶部(図示せず)にすでに記憶しており、それら絵画調に変換するための複数種類のパラメータ群も記憶されているものとする。すなわち、上記実施形態における絵画調変換プログラムが画像を複数種類の絵画調の画像に変換するため、パラメータ群(エフェクト係数の組)が「データ」に該当するものである。
【0052】
図6は、本動作例におけるデジタルカメラ10の表示部4での表示例を示す図である。インデックス画像収容エリア14Dに、上記各絵画調変換のアイコンAT(Art Transform)1〜AT9が表示されているとともに、空スロットES1〜ES3が表示されている。
【0053】
ウェブサーバWSには、異なる種類の絵画調のパラメータ群が提供されている。例えば、点描画調、クレヨン画調、刺繍画調、イラスト画調、‥‥等である。
【0054】
上記シーンプログラムで説明した場合の動作と同様、ウェブサーバWSが提供する種類の画調のアイコン(図示せず)を、デジタルカメラ10の表示部4に表示しているインデックス画像収容エリア14Dの空きスロットES1〜ES3中の任意のスロットにドラッグすることによって、新たな絵画調のパラメータ群をインストールすると共に、インデックス画像を空きスロットに設定することができる。
【0055】
以上詳述した如く本実施形態によれば、デジタルカメラ10でデータ群としてのシーンプログラムを外部のウェブサーバWSから導入する際の手間を感覚的で簡素なものとすることが可能となる。
【0056】
また上記実施形態では、ウェブサイトとの接続状態において、サイト上から選択したシーンプログラム矢絵画調変換等のインデックス画像を空きスロット領域までドラッグ操作するだけの、簡易で直感的な操作により新たな機能が空きスロットにダウンロード、インストールされるため、普段パーソナルコンピュータやスマートフォンを使用しているユーザであれば、きわめて感覚的な操作により新たな機能を設定できる。
【0057】
加えて上記実施形態では、画像の撮影を行なう装置であるデジタルカメラで、撮影条件の組であるシーンプログラムを簡易に設定できるため、広く一般的に使用されるであろうシーンプログラムのみならず、きわめて嗜好性、趣味性の高いシーンプログラムも導入でき、シーンプログラムを記憶するための記憶媒体の容量を有効に活用しながら、より多数のユーザが個々にカスタム化することが可能となる。
【0058】
なお上記実施形態は、デジタルカメラとそのメーカが運営するウェブサーバとを含むカメラカスタム化システムにおいて、撮影条件の組をプログラム化したシーンプログラムの設定を行なう例を示したが、本発明はこれに限らず、表示部を有する装置で、何らかの画像処理、例えば実画像を絵画調、イラスト調に変換する絵画調変換やイラスト調変換、あるいは顔認識技術や他の画像を用いた画像合成技術などで使用する画像処理上のエフェクト係数の組を簡易に設定することも可能である。
【0059】
さらに本発明は、例えばスマートフォンなどで各種アプリケーションプログラムをネットワーク上で選択してインストールするような場合にも適用可能であり、ユーザが必要とするアプリケーションプログラムをインストールする際の手間を大幅に簡素化し、きわめて感覚的な操作のみで新規のアプリケーションプログラムを導入できる。
【0060】
その他、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。また、上述した実施形態で実行される機能は可能な限り適宜組み合わせて実施しても良い。上述した実施形態には種々の段階が含まれており、開示される複数の構成要件による適宜の組み合せにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、効果が得られるのであれば、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
【0061】
以下に、本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
請求項1記載の発明は、表示部とメモリを備え、ウェブサーバと接続可能な端末装置であって、上記メモリに記憶され、該端末装置に所定の機能を実現させるためのデータに対応するインデックス画像を複数配列して収容する複数のスロットを有するインデックス画像収容エリアを上記表示部上に表示させる表示手段と、上記インデックス画像収容エリア中の空きスロットの選択を受付ける第1の選択手段と、上記ウェブサーバが提供するウェブサイト上の複数のデータに対応するインデックス画像を上記表示部上に表示させ、表示されたインデックス画像の選択を受付ける第2の選択手段と、上記第2の選択手段の選択に従い、上記ウェブサーバから選択されたインデックス画像に対応するデータをダウンロードして、当該端末装置で機能させるべく上記メモリにインストールすると共に、該インストールされたデータに対応するインデックス画像を上記第1の選択手段で受付けたインデックス画像収容エリア中の空きスロットに設定する設定手段とを備えることを特徴とする。
【0062】
請求項2記載の発明は、表示部とメモリを備えた端末装置と、この端末装置と接続するウェブサーバとを含む機能設定システムであって、上記ウェブサーバは、ウェブサイト上で上記端末装置に所定の機能を実現させるためのデータを複数提供すると共に上記データと対応するインデックス画像を提供し、上記端末装置は、上記メモリに記憶され、該端末装置に所定の機能を実現させるためのデータに対応するインデックス画像を複数配列して収容するインデックス画像収容エリアを上記表示部上に表示させる表示手段と、上記インデックス画像収容エリア中の空きスロットの選択を受付ける第1の選択手段と、上記ウェブサーバが提供するウェブサイト上の複数のデータに対応するインデックス画像を上記表示部上に表示させ、表示されたインデックス画像の選択を受付ける第2の選択手段と、上記第2の選択手段の選択に従い、上記ウェブサーバから選択されたインデックス画像に対応するデータをダウンロードして、当該端末装置で機能させるべく上記メモリにインストールすると共に、該インストールされたデータに対応するインデックス画像を上記第1の選択手段で受付けたインデックス画像収容エリア中の空きスロットに設定する設定手段とを備えることを特徴とする。
【0063】
請求項3記載の発明は、上記請求項2記載の発明において、上記第2の選択手段は、上記表示部上に表示されている上記ウェブサーバから提供されたインデックス画像のひとつを選択し、上記表示部上に表示されているインデックス画像収容エリア中の空きスロットにドラッグする操作を受付け、上記設定手段は、上記インデックス画像収容エリア中の空きスロットに上記選択したインデックス画像を設定すると共に、そのインデックス画像に対応するデータを当該端末装置で機能させるべく上記メモリにインストールすることを特徴とする。
【0064】
請求項4記載の発明は、上記請求項2記載の発明において、上記データは、撮影条件の組であることを特徴とする。
【0065】
請求項5記載の発明は、上記請求項2記載の発明において、上記データは、画像処理のエフェクト係数の組であることを特徴とする。
【0066】
請求項6記載の発明は、上記請求項2記載の発明において、上記データは、アプリケーションプログラムであることを特徴とする。
【0067】
請求項7記載の発明は、表示部とメモリを備え、ウェブサーバと接続可能な端末装置での機能設定方法であって、上記メモリに記憶され、該端末装置に所定の機能を実現させるデータに対応するインデックス画像を複数配列して収容する複数のスロットを有するインデックス画像収容エリアを上記表示部上に表示させる表示工程と、上記インデックス画像収容エリア中の空きスロットの選択を受付ける第1の選択工程と、上記ウェブサーバが提供するウェブサイト上の複数のデータに対応するインデックス画像を上記表示部上に表示させ、表示されたインデックス画像の選択を受付ける第2の選択工程と、上記第2の選択工程の選択に従い、上記ウェブサーバから選択されたインデックス画像に対応するデータをダウンロードして、当該端末装置で機能させるべく上記メモリにインストールすると共に、該インストールされたデータに対応するインデックス画像を上記第1の選択手段で受付けたインデックス画像収容エリア中の空きスロットに設定する設定工程とを有したことを特徴とする。
【0068】
請求項8記載の発明は、上記請求項7記載の発明において、上記第2の選択工程は、上記表示部上に表示されている上記ウェブサーバから提供されたインデックス画像のひとつを選択し、上記表示部上に表示されているインデックス画像収容エリア中の空きスロットにドラッグする操作を受付け、上記設定工程は、上記インデックス画像収容エリア中の空きスロットに上記選択したインデックス画像を設定すると共に、そのインデックス画像に対応するデータを当該端末装置で機能させるべく上記メモリにインストールすることを特徴とする。
【0069】
請求項9記載の発明は、表示部とメモリを備え、ウェブサーバと接続可能な端末装置のコンピュータを、上記メモリに記憶され、該端末装置に所定の機能を実現させるデータに対応するインデックス画像を複数配列して収容する複数のスロットを有するインデックス画像収容エリアを上記表示部上に表示させる表示手段、上記インデックス画像収容エリア中の空きスロットの選択を受付ける第1の選択手段、上記ウェブサーバが提供するウェブサイト上の複数のデータに対応するインデックス画像を上記表示部上に表示させ、表示されたインデックス画像の選択を受付ける第2の選択手段、及び上記第2の選択手段の選択に従い、上記ウェブサーバから選択されたインデックス画像に対応するデータをダウンロードして、当該端末装置で機能させるべく上記メモリにインストールすると共に、該インストールされたデータに対応するインデックス画像を上記第1の選択手段で受付けたインデックス画像収容エリア中の空きスロットに設定する設定手段として機能させることを特徴とする。