(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0009】
後述する本発明に対する詳細な説明は、本発明を実施することができる特定の実施形態を例示として図示する添付の図面を参照する。これらの実施形態は、当業者が本発明を実施するのに十分なように詳しく説明する。本発明の多様な実施形態は互いに異なるが、相互に排他的である必要はないことが理解されなければならない。例えば、ここに記載されている特定形状、構造及び特性は、一実施形態に関連して、本発明の精神及び範囲を外れないながらも、他の実施形態で具現することができる。また、それぞれの開示された実施形態内の個別の構成要素の位置又は配置は、本発明の精神及び範囲を外れないながらも変更できることが理解されなければならない。したがって、後述する詳細な説明は、限定的な意味として取ろうとするのではなく、本発明の範囲は、適切に説明されるならば、その請求項が主張するのと均等なすべての範囲とともに添付された請求項によってのみ限定される。図面において類似の参照符号は様々な側面にわたって同一もしくは類似の機能を指し示す。
【0010】
以下では、本発明が属する技術分野における通常の知識を有する者が、本発明を容易に実施できるようにするため、本発明の好ましい実施形態に関して、添付された図面を参照して詳しく説明することにする。
【0011】
<
本発明の実施形態によるワイパーブレード組立体の全体的な構成>
図1は、本発明の実施形態によるワイパーブレードの正面図であり、
図2は、本発明の実施形態によるワイパーブレードの斜視図であり、
図3は、本発明の実施形態によるワイパーブレードの背面図であり、
図4は、本発明の実施形態によるワイパーブレードの背面斜視図である。
【0012】
図1ないし
図4を参照すると、本発明の実施形態によるワイパーブレード1は、ワイパーストリップ10、ワイパーブレード1の中央部に位置する一対の第1ヨークレバー200、ワイパーブレード1の先端側に位置する一対の第2ヨークレバー201、一対の補助レバー300及び主レバー40を備える。
【0013】
以下では、
図1ないし
図4に示されたワイパーブレードについて詳しく説明する。
【0014】
図1ないし
図4に示されているように、本発明の実施形態によるワイパーブレード1は、ワイパーアームの先端に連結され、車両ガラスのガラス面方向にワイパーアームから加圧力を受ける。ワイパーアームは、ワイパーモータ(図示せず)によって所定角度で往復回転し、これによってワイパーブレード1は車両ガラスのガラス面(ワイピング面)を所定角度の範囲でワイピングする。
【0015】
図5a及び
図5bは、それぞれワイパーストリップの一端部及び他端部を示した部分斜視図である。
【0016】
図1ないし
図5bを参照すると、前記ワイパーブレード1は、ワイパーストリップ10に装着される二つのバッキングプレート11をさらに備える。
【0017】
図1ないし
図5bに示されたように、前記ワイパーストリップ10は、直接ガラス面に接触してワイピングするワイピングリップ(lip)部13と第1及び第2ヨークレバー200、201によって支持されるベース部12とを備える。ワイパーストリップ10は、自動車のガラスにスライディング接触するように配置されて、そのガラス表面の異物を除去する。前記ワイパーストリップ10は長手方向へ長く延びて、弾性材料、すなわちゴム材のような弾性材料又は弾性合成材料からなる。
【0018】
前記ベース部12は、第1及び第2ヨークレバー200、201の締結具によって支持され、前記締結具は、ヨーク形状であってもよい。前記ベース部12及びワイピングリップ部13は、ワイパーストリップ10の長手方向へ連続するように延びる。前記ベース部12には、その長手方向へ互いに平行した二つのバッキングプレート11を収容することができるバッキングプレート収容溝14が延びる。スプリング特性を有する長方形金属材プレートである二つのバッキングプレート11は、二つのバッキングプレート収容溝14のそれぞれに収容される。保持部15は、前記締結具がスライディング方式で収容される部分である。
【0019】
図5aに示された前記ワイパーストリップ10の一端の保持部15は、前記締結具が収容されるように開放型であるが、
図5bに示された他端は、先端側の第2ヨークレバー201のいずれか一つの締結具の長手方向の動きを制限するように形成される。すなわち、前記他端を支持する締結具は、前記保持部15の他端にのみ設けられたスロープ16の壁と結合部17により制限される。また、前記締結具の長手方向の動きは、突起部18により制限される。
【0020】
バッキングプレート11は、前記ワイピングリップ部13に弾性と剛性を印加する。ワイパーアームから加圧力が加えられる場合、この加圧力はレバーを通じて前記ワイパーストリップ10に分配される。この時、前記加圧力は、前記バッキングプレート11により前記ワイパーストリップ10の長手方向へ分散する。したがって、前記バッキングプレート11は、弾性を有し、前記ワイパーストリップ10の形状を保持するための剛性を持たなければならない。前記バッキングプレート11及びバッキングプレート収容溝14は、ワイパーストリップ10の剛性又は弾性の程度により複数個が設けられてもよい。
【0021】
次に、本発明によるワイパーブレードの実施形態について説明する。
【0022】
<
本発明の実施形態によるワイパーブレードの実施例>
図6及び
図7は、本発明の一実施形態によるワイパーブレードの分解正面図及び分解斜視図である。
【0023】
図6及び
図7を参照すると、主レバー40は、ワイパーアーム(図示せず)から印加される加圧力を補助レバー300に印加し、補助レバー300は加圧力の少なくとも一部を第1及び第2ヨークレバー200、201に印加する。補助レバー300と第1及び第2ヨークレバー200、201はワイパーストリップ10を加圧することによって、ワイパーストリップ10が車両のガラス面を安定してワイピングできるようにする。
【0024】
図8aは、本発明の実施形態による補助レバー及びヨークレバーの分解図であり、
図8bは、本発明の実施形態による補助レバー及びヨークレバーの背面斜視図であり、
図9は、本発明の実施形態による補助レバーの背面図である。
【0025】
図6ないし
図9に示されているように、第1及び第2ヨークレバー200、201はワイパーストリップ10を加圧し、ワイパーストリップ10をスライディング可能に支持する。第1ヨークレバー200は、第1係止溝220及び一対の締結具210を備え、第2ヨークレバー201は、第2係止溝221及び一対の締結具211を備えていてもよい。また、図面には示されていないが、第1ヨークレバー200と第2ヨークレバー201は、中央上側に補助レバー300と結合するために収容孔がそれぞれ形成されてもよい。第1ヨークレバー200はワイパーストリップ10の端部から中心方向に離隔して配置され、第2ヨークレバー201は、ワイパーストリップ10の先端側に配置されてもよい。第1及び第2ヨークレバー200、201は樹脂材からなり、射出成形で製造されてもよい。
【0026】
第1及び第2ヨークレバー200、201の第1及び第2係止溝220、221は、第1及び第2ヨークレバー200、201それぞれの側面に形成されてもよい。第1及び第2係止溝220、221は、第1及び第2ヨークレバー200、201の幅方向に凹んで形成されてもよい。第1及び第2係止溝220、221は、後述する補助レバー300の第1及び第2係止突起340、350が結合する部位である。第1係止溝220を軸にして補助レバー300と第1ヨークレバー200は相対回転をして、第2係止溝221を軸にして補助レバー300と第2ヨークレバー201は相対回転をすることができる。
【0027】
一対の締結具210、211は、第1及び第2ヨークレバー200、201それぞれの両端に形成されてもよい。前記締結具210、211は、前記ワイパーストリップ10をスライディング可能に支持することができる。
【0028】
第1及び第2ヨークレバー200、201それぞれの上部面には収容孔が穿孔されてもよい。この第1及び第2ヨークレバー200、201の収容孔には、後述する補助レバー300の突出嵌合部をそれぞれ嵌め込むことができる。第1及び第2ヨークレバー200、201の収容孔に補助レバー300の突出嵌合部が嵌め込まれると、ワイピング時に補助レバー300と第1及び第2ヨークレバー200、201の遊びが減って、ねじれ遊動が防止される。樹脂材からなったワイパーブレード1は軽くて製造が容易であるが、金属材に比べて剛性が不足する。本発明の実施形態によるワイパーブレード1は、第1及び第2ヨークレバー200、201の収容孔に補助レバー300の突出嵌合部が嵌め込まれる。したがって、本発明の実施形態によるワイパーブレード1は、ワイピング時に二つのレバー間の結合部位に印加される曲げモーメント及びねじりモーメントに対する抵抗性を増大させ、二つのレバー間の遊びも減らすことができる効果がある。収容孔を上側から見た断面は四角形であるが、必ずしもこれに限定されず、自由な形状であってよい。
【0029】
図6ないし
図9に示されたように、補助レバー300は、主レバー40から印加される加圧力をワイパーストリップ10と第1及び第2ヨークレバー200、201に伝達する。補助レバー300は、第2サイドフィン部310、第1サイドフィン部311、延長部315、上側先端320、第1ヒンジ軸330、係止突起340、第2ヒンジ軸(図示せず)を備える。補助レバー300は樹脂材からなり、射出成形で製造される。
【0030】
第2サイドフィン部310は、補助レバー300の一部分に一体に形成される。第2サイドフィン部310は、補助レバー300の外面の形状を加工することによって具現されてもよい。第2サイドフィン部310は、ワイピング動作時に自動車のガラス側に流動する空気が補助レバー300を自動車のガラス面に近づく方向へ加圧するように空気の流れを誘導する。
【0031】
延長部315は、主レバー40の下側内部に収容され、第1ヨークレバー200と相対回転可能に結合する。延長部315には主レバー40との相対回転時に回転軸となる第1ヒンジ軸330が外側面に形成され、第2ヒンジ軸(図示せず)が内側に形成されてもよい。第1ヒンジ軸330及び第2ヒンジ軸(図示せず)は、後述する主レバー40の内側に形成された第1及び第2ヒンジ溝(図示せず)に結合されてもよい。特に、第1ヒンジ軸330の少なくとも一部の突出した程度は、次第に増加するか、もしくは、次第に減少するようにテーパー(taper)して形成されてもよい。したがって、第1ヒンジ軸330は、後述する主レバー40の第1ヒンジ溝(図示せず)に上下方向へスライディング結合されてもよく、組立性が増大する効果がある。
【0032】
補助レバー300の第2サイドフィン部310が形成された部分の下部内側は、第2ヨークレバー201を収容できるように開放される形態で形成されてもよい。補助レバー300のスポイラー部が形成された部分の下部内側には、第2ヨークレバー201と結合するための突起350が形成されてもよく、この突起350は、第2ヨークレバー201の側面に形成された係止溝221に係止して結合される。前記一対の第1ヨークレバー200と一対の第2ヨークレバー201は、ワイパーストリップ10をそれぞれ4点ずつ支持して合計8点でワイパーストリップ10を支持する。前記第1及び第2ヨークレバー200,201は、ワイパーストリップ10を8点で加圧することによって、ワイパーストリップ10が車両のガラス面を安定してワイピングできるようにする。すなわち、車両のガラス面の大きさ又は曲率が増加すれば、二対のヨークレバーを用いてワイパーストリップ10に対して8点で支持及び加圧する。したがって、6点支持のワイパーブレードよりワイパーストリップを安定的にかつ均等に加圧することができるが、本発明の実施形態による補助レバー及びヨークレバーは、必ずしも8点支持構造に限定される訳ではなく、補助レバーとヨークレバーがそれぞれ一対であり、補助レバーが2点、ヨークレバーが4点を支持する6点支持構造のワイパーブレードにも適用することができる。
【0033】
図10は、本発明の実施形態による補助レバーを左側から見た側面図であり、
図11は、
図1のワイパーブレードのVA線断面図である。
【0034】
図6ないし
図11を参照すると、本発明によるワイパーブレード1の一対の補助レバー300は、上側先端320及び上側先端320を基準として車両の前方側の少なくとも一部に凹むように形成され、補助レバー300それぞれに一体に形成される第2サイドフィン部310を備える。
【0035】
図10及び
図11に示されたように、補助レバー300の高さHは、補助レバー300の下端部の幅Wより大きく形成されてもよい。
【0036】
前記補助レバー300の高さHは、補助レバー300の下端幅Wより補助レバー300のおおむね全域で大きい。具体的に、ワイパーブレード1の先端から最も近い締結具とワイパーブレード1の長手方向中心との間の領域では、補助レバー300の高さHは補助レバー300の下端の幅Wより大きく形成されてもよい。このとき、
図8aに示されたように、8点支持のワイパーブレードの場合、ワイパーブレード1の先端から最も近い締結具は第2ヨークレバー201の先端側締結具211である。また、6点支持のワイパーブレードの場合、ワイパーブレードの先端から最も近い締結具は、補助レバーに形成された締結具である。したがって、補助レバー300に形成される第2サイドフィン部310は、補助レバー300の先端に行ってもその高さが高く維持されるため、本発明の実施形態によるワイパーブレード1は、走行風によるワイパーストリップ10に対する加圧力もワイパーブレード1の先端に行くほど大きく減らない。
【0037】
また、
図3、4、10及び11に示されたように、本発明の実施形態による一対の補助レバー300は、上側先端320を基準として車両の後方側の少なくとも一部に凹むように形成され、補助レバー300それぞれに一体に形成される第1サイドフィン部311を備える。第1サイドフィン部311が補助レバー300の車両の後方側に形成されるので、走行風のうち渦流現象によって車両の後方に印加される空気による加圧力をワイパーストリップ10に印加させることができる効果がある。具体的に、第1サイドフィン部311が補助レバー300の先端側に形成されてもよい。したがって、ワイパーブレード1の中央部より相対的に加圧力が弱い先端側に加圧力を加えることができる効果がある。
【0038】
主レバー40は、両端にて一対の補助レバー300と連結し、ワイパーアーム(図示せず)から印加される加圧力を補助レバー300に印加する。主レバー40は、上側の少なくとも一部に形成された中央フィン部410、411を備える。また、図面には示されていないが、補助レバー300との結合のためのアーム結合孔、第1ヒンジ溝、突出嵌込部、第2ヒンジ溝、リブ収容溝、内側リブ、凹凸部などを含んでもよい。主レバー40は樹脂からなり、射出成形で製造されてもよい。
【0039】
主レバー40は、上側先端420及び全体的に凹むように形成されて主レバー40と一体に形成された中央フィン部410、411を備える。中央フィン部410、411は、主レバー40の上部面に一体に形成される。前記中央フィン部410、411は、主レバー40の上部面の形状を加工することによって具現することができる。中央フィン部410、411は、ワイピング動作時に、自動車のガラス側に流動する空気が、前記主レバー40を自動車のガラス面に近くなる方向に加圧するように空気の流れを誘導する。
【0040】
主レバー40の長手方向中心部には、ワイパーアームが結合するアーム結合孔(図示せず)が穿孔される。アーム結合孔には、アーム結合孔の幅方向に横切る中心軸が形成されてもよい。中心軸には、ワイパーアーム(図示せず)と直接連結されるアダプター部50が組み立てられてもよい。一方、前記アーム結合孔には、カバー部材60が結合されてもよい。主レバー40の外側には、フィンタイプのワイパーアームを結合させることができる結合孔が形成されてもよい。
【0041】
以下で、主レバーと補助レバーの結合関係について説明することにする。
【0042】
図6ないし
図11を参照すると、主レバー40の下部面は、開放されて補助レバー300の延長部315を収容することができる。主レバー40の両端部は、前記補助レバー300と相対回転が可能であり、分離可能に結合される。具体的に、主レバー40には第1及び第2ヒンジ溝が形成され、第1及び第2ヒンジ溝には、前述した補助レバー300の第1ヒンジ軸330及び第2ヒンジ軸(図示せず)が斜めに傾斜した上下方向のスライディング方式で結合することができる。
【0043】
図1ないし
図9に示されたように、本発明のワイパーブレード1の主レバー40の先端は、ワイパーブレード1の先端方向に膨らんだ円形に形成されてもよく、補助レバー300の第2サイドフィン部310の主レバー40側先端は、ワイパーブレード1の先端方向に凹んだ円形に形成されてもよい。主レバー40の円形先端の少なくとも一部と補助レバー300の第2サイドフィン部310の円形先端の少なくとも一部の曲率中心は同一である。また、二つの円形先端の曲率中心は、第1ヒンジ軸300及び第2ヒンジ軸(図示せず)と一致することができる。したがって、主レバー40と補助レバー300とがワイパーブレード1の長手方向へ垂直である上下方向に結合する場合、補助レバー300の上側先端は、主レバー40の先端の下部と干渉を引き起こすことになる。したがって、本発明のワイパーブレード1は、補助レバー300と主レバー40とを斜めに上下方向にスライディング方式で結合することができる。
【0044】
主レバー40と補助レバー300の結合のために、二つのレバーの間に挿入される別の部材であるスペーサを使用せずに、スライディング方式で二つのレバーを簡単に組み立てることができる。第1ヒンジ軸330と第2ヒンジ軸(図示せず)は、主レバー40と補助レバー300との間の相対回転の回転軸となってもよい。
【0045】
以上では、8点支持構造のワイパーブレード1を中心に説明したが、本発明の実施形態によるワイパーブレードは、一対の補助レバーと一対のヨークレバーを有する6点支持構造のワイパーブレードにも適用できることは勿論である。
【0046】
具体的に、一対のヨークレバーは、ワイパーストリップを4点で支持し、一対の補助レバーはワイパーストリップの両先端を2点で支持することができる。
【0047】
補助レバーの一端部は締結具が形成されてもよく、ワイパーストリップの一端部をスライディング可能に支持することができる。また、他端部は、係止突起が形成されてヨークレバーと相対回転が可能に結合することができる。このような6点支持構造は、広く知られた構造であるため、詳しい説明は省略する。
【0048】
ただし、本発明の実施形態による6点支持構造のワイパーブレードの補助レバーにも、第2サイドフィン部及び第1サイドフィン部が形成されてもよい。また、補助レバーの締結具とワイパーブレードの長手方向中心との間の領域では、補助レバーの高さが補助レバーの下端幅より大きくてもよい。
【0049】
つまり、本発明の実施形態によるワイパーブレード1は、一つの主レバー40、一対の補助レバー300、及び少なくとも一対のヨークレバー200、201を含み、各レバーはすべて樹脂材からなる。また、サイドフィン部がワイパーブレード1の先端に行くほどその高さが大きく減らずに、おおむね一定に維持されるので、ワイパーストリップ10の先端も十分に加圧できる効果がある。
【0050】
本発明の実施形態によると、通常は金属材からなり得るレバーを樹脂材で製造することにより、ワイパーブレード1全体の重さを減らすことができる。
【0051】
レバーが金属材でない樹脂材からなる場合、一体に製品の成形が可能であるため、単品の数を減らすことができる。したがって、工程が簡素化され、製造単価を節減できる効果がある。
【0052】
特に、主レバー40と補助レバー300との間に挿入されていた別の部品であるスペーサを使用せずに、溝と突出部の係止構造を利用してワイパーブレード1が結合される。したがって、単品の数を減らして、より簡単にワイパーブレードを組み立てられる効果がある。
【0053】
また、レバーを樹脂材で形成することにより、ワイパーブレード1の外観形状の自由度を増加させることができる。
【0054】
以上において実施形態に説明された特徴、構造、効果などは、本発明の少なくとも一つの実施形態に含まれ、必ずしも一つの実施形態にのみ限定される訳ではない。さらに、各実施形態において例示された特徴、構造、効果などは、実施形態が属する分野の通常の知識を有する者によって、他の実施形態に対しても組み合わせ又は変形されて実施可能である。したがって、このような組み合わせと変形に関する内容は、本発明の範囲に含まれるものと解釈されるべきである。
【0055】
また、以上において実施形態を中心に説明したが、これは単に例示にすぎず、本発明を限定する訳ではなく、本発明が属する分野の通常の知識を有する者であれば、本実施形態の本質的な特性を外れない範囲において、以上に例示されない様々な変形と応用が可能であることが分かるはずである。例えば、実施形態に具体的に示されている各構成要素は、変形して実施することができるものである。そして、このような変形と応用に関する相違点は、添付の請求の範囲において規定する本発明の範囲に含まれると解釈されるべきである。