【文献】
Intel Corporation,Radio link failure handling for dual connectivity,3GPP TSG-RAN WG2 Meeting #83 R2-132819,[online],2013年 8月10日,pages 1-4,[検索日 2017.06.12],URL,http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG2_RL2/TSGR2_83/Docs/R2-132819.zip
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記SeNBは、第1のセルカバレッジエリアを有し、前記MeNBは、前記第1のセルカバレッジエリアと少なくとも部分的に異なる第2のセルカバレッジエリアを有する、請求項1記載のUE。
第1の無線リンクと第2の無線リンクとが時間において少なくとも部分的に重複するように、デュアルコネクティビティネットワークにおいて前記第1の無線リンクを介しセカンダリevolved NodeB(SeNB)及び前記第2の無線リンクを介しマスタevolved NodeB(MeNB)と同時に通信接続するユーザ装置(UE)のプロセッサに、
前記SeNBからの第1のダウンリンク(DL)信号と、前記MeNBからの第2のDL信号とを特定させ、
前記第1の無線リンク及び前記第1のDL信号に関連し、前記第2の無線リンク及び前記第2のDL信号に関連する第2のRLMパラメータと異なる第1の無線リンクモニタリング(RLM)パラメータに基づき、前記第1の無線リンクに関連する品質パラメータの通知を生成させる指令であって、
前記第1のRLMパラメータは、前記第1の無線リンクに関連する第1のタイマの値であり、前記第2のRLMパラメータは、前記第2の無線リンクに関連する第2のタイマの値であり、前記第1のタイマは前記第2のタイマと異なる指令。
前記SeNBは、第1のセルカバレッジエリアを有し、前記MeNBは、前記第1のセルカバレッジエリアと少なくとも部分的に異なる第2のセルカバレッジエリアを有する、請求項8記載の指令。
前記SeNBは、第1のセルカバレッジエリアを有し、前記MeNBは、前記第1のセルカバレッジエリアと少なくとも部分的に異なる第2のセルカバレッジエリアを有する、請求項14記載のUE回路。
【発明を実施するための形態】
【0006】
実施例では、装置、方法及び記憶媒体が、デュアルコネクティビティについて設定された無線通信ネットワークにおいてSeNBとUEとの間の無線リンクのチャネル品質をモニタリングするのに説明される。実施例では、UEは、SeNB−UE無線リンクのチャネル品質の1つ以上の通知を生成し、当該通知をSeNBに転送する。当該通知に基づき、UEは、SeNB−UE無線リンクに関連するRRCメッセージをMeNBから受信する。
【0007】
実施例では、当該通知は、SeNB−UE無線リンクに関連する1つ以上の無線リンクモニタリング(RLM)パラメータに基づくものであってもよい。いくつかの実施例では、SeNB−UE無線リンクに関連するRLMパラメータは、MeNB−UE無線リンクに関連するRLMパラメータと異なるものであってもよい。いくつかの実施例では、当該通知は、UEにより測定された1つ以上のチャネル品質インジケータCQI値に関連してもよい。いくつかの実施例では、CQI値は、CQI値とチャネル品質閾値とを比較するSeNBに報告されてもよい。いくつかの実施例では、SeNBは、MeNBとの比較結果の通知を送信してもよい。他の実施例では、SeNBは、CQI値とチャネル品質閾値との比較を実行するMeNBにCQI値を転送してもよい。
【0008】
以下の詳細な説明では、同様の数字が同様のパーツを全体を通じて示し、実施可能な実施例が例示的に示されるここでの一部を構成する添付図面が参照される。他の実施例が利用されてもよく、本開示の範囲から逸脱することなく構成的又は論理的変更が行われてもよいことが理解されるべきである。従って、以下の詳細な説明は限定的な意味でとられるべきでない。
【0009】
各種処理が、請求される主題を理解するのに最も役立つ方法によって、以下の複数の離散的アクション又は処理として説明されてもよい。しかしながら、説明の順序は、これらの処理が必ずしも順序に依存していることを意味するものとして解釈されるべきでない。特に、これらの処理は提示の順序で実行されなくてもよい。説明される処理は、説明される実施例と異なる順序で実行されてもよい。各種の更なる処理が実行されてもよく、及び/又は説明される処理は更なる実施例では省略されてもよい。
【0010】
本開示の目的のため、“A及び/又はB”は(A)、(B)又は(A及びB)を意味する。本開示の目的のため、“A,B及び/又はC”は、(A)、(B)、(C)、(A及びB)、(A及びC)、(B及びC)又は(A,B及びC)を意味する。
【0011】
当該説明は、同一の又は異なる実施例の1つ以上をそれぞれが参照するフレーズ“実施例では”を利用しうる。さらに、本開示の実施例に関連して用いられる“有する”、“含む”などの用語は同義的である。
【0012】
ここに説明されるように、“モジュール”という用語は、システムの1つ以上の物理的又は論理的コンポーネント又は要素を参照するのに利用されてもよい。いくつかの実施例では、モジュールは個別の回路であってもよく、他の実施例では、モジュールは複数の回路を有してもよい。
【0013】
図1は、各種実施例による無線通信ネットワーク100(以降、“ネットワーク100”)を概略的に示す。ネットワーク100は、eNB105と通信接続されるUE110を有する。実施例では、ネットワーク100は、第三世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)のロング・ターム・エボリューション(LTE)、LTE Advanced(LTE−A)及び/又はLTE−Unlicensed(LTE−U)ネットワークであってもよい。他の実施例では、ネットワーク100は、他のタイプの無線通信ネットワークであってもよい。
【0014】
図1に示されるように、UE110は、マルチモード送受信チップとも呼ばれる送受信モジュール130を有する。送受信モジュール130は、LTE、LTE−A及び/又はLTE−Uプロトコルなどの1つ以上のプロトコルを利用して、信号を送受信するよう構成される。具体的には、送受信モジュール130は、eNB105又は他のUEなどのネットワーク100の他のコンポーネント無線通信するため、UE110の複数のアンテナ125の1つ以上と接続される。アンテナ125は、
図1に示されるように、送受信モジュール130のコンポーネントであってもよいし、又は送受信モジュール130と分離されているが、接続されるパワーアンプ135によって電力供給される。一実施例では、パワーアンプ135は、アンテナ125による全ての送信のための電力を提供する。他の実施例では、UE110上に複数のパワーアンプがあってもよい。複数のアンテナ125の利用は、UE110がSORTD(Spatial Orthogonal Resource Transmit Diversity)、MIMO(Multiple−Input Multiple−Output)又はFD−MIMO(Full−Dimension MIMO)などの送信ダイバーシチ技術を利用することを可能にする。
【0015】
ある実施例では、送受信モジュール130は、ブロードバンドモジュールとして参照されうる通信モジュール137を有してもよく、それは、アンテナ125にUE110から1つ以上の信号を送信させるよう構成される送信回路140と、アンテナ125により受信される信号を処理するよう構成される受信回路145との双方を有する。他の実施例では、通信モジュール137は、例えば、受信回路145を有する1つのチップと、送信回路140を有する他のチップとなど、別々のチップ又はモジュールにより実現されてもよい。いくつかの実施例では、送信又は受信信号は、eNB105との間で送受信されるセルラ信号であってもよい。いくつかの実施例では、送受信モジュール130は、以下で更に詳細に説明されるように、1つ以上のRRC信号、RLMパラメータ又はチャネル品質パラメータを特定、生成又は解釈するためのRRC回路120を有するか、又は接続される。
【0016】
UE110と同様に、eNB105は送受信モジュール150を有してもよい。送受信モジュール150は更に、UE110などのネットワーク100の他のコンポーネントと無線通信するため、eNB105の複数のアンテナ175の1つ以上と接続される。アンテナ175は、
図1に示されるように、送受信モジュール150のコンポーネントであってもよいし、又はeNB105の別のコンポーネントであってもよいパワーアンプ160により電力供給される。一実施例では、パワーアンプ160は、アンテナ175による全ての送信のための電力を提供する。他の実施例では、eNB105上には複数のパワーアンプがあってもよい。複数のアンテナ175の利用は、eNB105がSORTD、MIMO又はFD−MIMOなどの送信ダイバーシチ技術を利用することを可能にする。ある実施例では、送受信モジュール150は、アンテナ175にeNB105から1つ以上の信号を送信させるよう構成される送信回路165と、アンテナ175により受信される信号を処理するための受信回路170との双方を有する。他の実施例では、送受信モジュール150は、互いに別々である送信回路165及び受信回路170と置換されてもよい(図示せず)。いくつかの実施例では、図示しないが、送受信モジュール150は、受信回路170及び送信回路165を有する通信モジュール137などの通信モジュールを有してもよい。いくつかの実施例では、eNB105は、RRC回路120と同様であってもよいRRC回路115を有する。例えば、eNB105がMeNBである場合、eNB105はRRC回路115を有してもよい。他の実施例では、例えば、eNB105がSeNBである場合、eNB105はRRC回路115を有さなくてもよい。
【0017】
図2は、ネットワーク100と同様であり、UE110及びRRC回路120と同様であってもよいRRC回路210を備えたUE205を含むネットワーク200の具体例を示す。UE205は、eNB105及びRRC回路115と同様であってもよいRRC回路220を備えたMeNB215と通信接続される。具体的には、UE205及びMeNB215は、Uu無線リンク又は無線ベアラであってもよい無線リンク230を介し接続されてもよい。無線リンク230は、MeNB−UE無線リンクとして参照されてもよい。UE205は更に、eNB105と同様であってもよいSeNB225に接続される。UE205は、Uu無線リンク又は無線ベアラであってもよい無線リンク235を介しSeNB225と接続される。無線リンク235は、SeNB−UE無線リンクとして参照される。SeNB225及びMeNB215は、X2無線リンク又は無線ベアラであってもよい無線リンク240を介し接続される。無線リンク240は、MeNB−SeNB無線リンクとして参照されてもよい。
【0018】
上述されるように、いくつかのケースでは、UE205又はMeNB215の一方又は双方は、MeNB−UE無線リンク230の品質をモニタリングするよう構成される。しかしながら、従来のネットワークでは、SeNB−UE無線リンク235の品質をモニタリングするための代わりの機構はない。ここでのネットワーク200の実施例では、SeNB225は、UE205によりSeNB225に報告されるチャネル品質インジケータ(CQI)値に基づき、SeNB−UE無線リンク235の品質をモニタリングするよう構成される。具体的には、SeNB225は、UE205からCQI値を受信し、報告された値とチャネル品質閾値とを比較するよう構成される。CQI値がチャネル品質閾値を充たさない場合、SeNB225は、MeNB215と、特にMeNB215のRRC回路220にMeNB−SeNB無線リンク240を介し、SeNB−UE無線リンク235が不良であるか、又は低品質であるという通知を送信する。
【0019】
図3は、SeNB−UE無線リンク235のチャネル品質をモニタリングするようSeNB225により実行される処理を示す。まず、SeNB225は、300において、UE205からチャネル品質パラメータを受信する。当該チャネル品質パラメータはSeNB−UE無線リンク235に関連するものであってもよい。チャネル品質パラメータは、例えば、UE205により測定された1つ以上のCQI値であってもよい。いくつかの実施例では、チャネル品質パラメータは、以下でより詳細に説明されるように、SeNB−UE無線リンク235のチャネル品質が不良であるというUE205からの通知であってもよい。
【0020】
いくつかの実施例では、SeNB225は、任意的に305において、受信したチャネル品質パラメータとチャネル品質閾値とを比較する。具体的には、受信したチャネル品質パラメータがCQI値である場合、SeNB225は、受信したCQI値とチャネル品質閾値とを比較する。CQI値がチャネル品質閾値以下である場合、SeNB225は、SeNB−UE無線リンク235のチャネル品質が不良であると特定する。
【0021】
このとき、SeNB225は、310において、チャネル品質パラメータの通知をMeNB215、具体的にはMeNB215のRRC回路220に送信する。いくつかの実施例では、当該通知はCQI値自体であってもよい。いくつかの実施例では、当該通知は、SeNB−UE無線リンク235のチャネル品質がCQI値と閾値との比較に基づき不良であるというSeNB225による特定結果であってもよい。いくつかの実施例では、当該通知は、以下でより詳細に説明されるように、SeNB−UE無線リンク235のチャネル品質が不良であるというUE205からの通知であってもよい。例えば、当該通知は、UE205により開始された1つ以上のランダムアクセスチャネル(RACH)処理に関連するものであってもよい。
【0022】
いくつかの実施例では、MeNB215と、特にMeNB215のRRC回路220は、SeNB−UE無線リンク235が比較的低いか、又は不良な品質であることを特定するよう構成される。具体的には、MeNB215は、SeNB−UE無線リンク235に関連する1つ以上のCQI値をSeNB225から受信し、受信したCQI値とチャネル品質閾値とを比較する。受信したCQI値がチャネル品質閾値以下である場合、MeNB215、特にRRC回路220は、SeNB−UE無線リンク235が比較的低い又は不良な品質であると特定する。いくつかの実施例では、受信したダウンリンク(DL)CQI値は、X2インタフェースを介しMeNB215とSeNB225との間で共有されてもよい。
【0023】
図4は、MeNB215及び特にMeNB215のRRC回路220などのMeNBにより実行可能な処理を示す。後述されるように、実施例では、RRC回路220又はMeNB215の回路の他のプロセッサが
図4の処理の1つ以上の要素を実行してもよいが、当該処理は、MeNB215に関して全体的に説明される。
【0024】
まず、MeNB215は、400において、SeNB−UE無線リンク235に関連するチャネル品質パラメータの通知を受信する。実施例では、当該通知は、SeNB225から受信されてもよい。いくつかの実施例では、当該通知は、SeNB−UE無線リンク235のCQI値がチャネル品質閾値以下であるとしてSeNB225により特定されたというSeNB225による通知であってもよい。いくつかの実施例では、当該通知は、以下でより詳細に説明されるように、UE205がSeNB−UE無線リンク235のチャネル品質を不良であると特定したという通知であってもよい。例えば、当該通知は、UE205により開始される1つ以上のRACH処理に関連するものであってもよい。いくつかの実施例では、当該通知は、UE205及び/又はSeNB225により報告された1つ以上のCQI値であってもよく、上述されたような共有されたDL CQI値を含むものであってもよい。
【0025】
その後、405において、MeNB215は、SeNB−UE無線リンク235のチャネル品質がチャネル品質閾値以下であると特定する。実施例では、当該特定は、SeNB−UE無線リンク235のチャネル品質が不良であるとSeNB225又はUE205がすでに特定したというSeNB225による通知に基づき実行されてもよい。いくつかの実施例では、当該特定は、MeNB215による受信したCQI値又は共有されたDL CQI値とチャネル品質閾値との比較に基づくものであってもよい。
【0026】
SeNB−UE無線リンク235が不良であるという特定に基づき、MeNBは、410において、MeNB−UE無線リンク230を介しUEにRRCコマンドを送信する。RRCコマンドは、例えば、SeNB225から切断し、SeNB−UE無線リンク235の1つ以上のパラメータを変更し、他のeNB(図示せず)と接続するようUE205に指示するハンドオーバコマンド、又は他のコマンドなどであってもよい。いくつかの実施例では、MeNB215は、同様のRRCコマンドをSeNB225に送信してもよい。
【0027】
いくつかの実施例では、UE205、特にUE205のRRC回路210は、SeNB−UE無線リンク235の品質が不良であることを特定するよう構成される。後述されるように、当該処理及びリンク解析は、簡単化のため、UE205により実行されるものとして説明されるが、実施例では、各種処理及び解析は、RRC回路210又はUE205の他のプロセッサ、回路又はモジュールにより実行されてもよい。
【0028】
実施例では、UE205は、UE205がMeNB−UE無線リンク230をモニタリングする方法と同様の方法によりSeNB−UE無線リンク235をモニタリングしてもよい。例えば、UE205は、1つ以上のRLMパラメータを用いてSeNB−UE無線リンク235をモニタリングしてもよい。いくつかの実施例では、RLMパラメータは、UE205がMeNB−UE無線リンク230をモニタリングするRLMパラメータと異なるものであってもよい。さらに、UE205は、1つ以上のタイマを利用して、SeNB−UE無線リンク235をモニタリングしてもよく、これらは、MeNB−UE無線リンク230をモニタリングするのに利用可能なタイマと異なるものであってもよい。
【0029】
例えば、いくつかの実施例では、SeNB−UE無線リンク235のチャネル品質をモニタリングするため、新たなタイマがUE205により利用されてもよい。他の実施例では、タイマ及び/又は定数は異なる名前を有してもよいが、いくつかの実施例では、タイマは“T310d”及び“T311d”と名付けられ、定数“N310d”及び“N311d”に基づくものであってもよい。いくつかの実施例では、タイマ及び/又は定数に関連するパラメータ又は値が、SystemInformationBlockType2(SIB2)メッセージにおいてMeNB215によりシグナリングされてもよい。
【0030】
いくつかの実施例では、UE205は、SeNB−UE無線リンク235の1つ以上のCQIパラメータを定期的に測定してもよい。SeNB−UE無線リンク235の平均CQIが、Qoutとして参照されうる特定の閾値以下に低下した場合、UE205は、SeNB−UE無線リンク235のチャネル品質が不良であるという通知を生成してもよい。いくつかの実施例では、当該通知は、UE205がSeNB225と同期されていないという通知であってもよい。UE205が、定数N310dに関連するか、又は等しい特定数の通知を生成した場合、UE205は、タイマT310dであってもよいし、又は関連するタイマを起動してもよい。
【0031】
その後、SeNB−UE無線リンク235のワイドバンドCQI値、又は100ミリ秒(ms)又は他の期間などのある期間におけるワイドバンドCQI値の平均が、Qinsとして参照されうる他の閾値を超過した場合、SeNB−UE無線リンク235のチャネル品質が十分であるという通知が生成されてもよい。UE205が、SeNB−UE無線リンク235のチャネル品質が十分であるという、定数N311dに関連するか、又は等しい特定数の通知を生成した場合、タイマT310dは停止され、無線リンクは回復したとみなされてもよい。そうでなく、タイマT310dが満了すると、タイマT311dなどの第2のタイマ及び1つ以上のRACH処理が開始されてもよい。RACH処理は、例えば、MeNBに転送するためのハンドオーバリクエストをSeNB225に送信するなどを含むものであってもよい。いくつかの実施例では、UE205は、MeNB215に転送するため、SeNB−UE無線リンク235の不良なチャネル品質の通知をSeNB225に送信してもよく、MeNB215は、上述されるように、SeNB−UE無線リンク235のパラメータを変更するため、ハンドオーバ手順又は他の手順を開始してもよい。
【0032】
いくつかの実施例では、タイマT310dは、0ms、50ms、100ms、200ms、500ms、1000ms、2000ms又は他の値などの値を有してもよい。いくつかの実施例では、定数N310dは、1,2,3,4,6,8,10,20又は他の値などの値を有してもよい。いくつかの実施例では、タイマT311dは、1000ms、3000ms、5000ms、10000ms、15000ms、20000ms、30000ms又は他の値などの値を有してもよい。いくつかの実施例では、定数N311dは、1,2,3,4,5,6,8,10又は他の値などの値を有してもよい。これらのタイマは、“UE−d−TimersAndConstants”又は他の名前として参照されうるSIB2の情報エレメント(IE)において指定されてもよい。
【0033】
上述されたように、いくつかの実施例では、SeNB225及びMeNB215のカバレッジは異なるものであってもよく、従って、タイマT310d若しくはT311d又は定数N310d若しくはN311dなどのSeNB−UE無線リンク235に関連するRLMパラメータは、MeNB−UE無線リンク230に関連するRLMパラメータと異なるものであってもよい。例えば、UE205は、マクロカバレッジにおいて1つのスモールセルから他のセルに移動可能である必要がある。このシナリオでは、タイマT310d及び/又はT311dについてより短い値を有することは、UE205が第2のスモールセルとより迅速に通信接続することを助け、全体的なスループットを増加させる。
【0034】
図5は、SeNB−UE無線リンク235のチャネル品質をモニタリングするためUE205により利用される処理を示す。まず、UE205(又はUE205のRRC回路210)は、500において、SeNB−UE無線リンク235に関連するチャネル品質パラメータを生成する。上述されるように、チャネル品質パラメータは、SeNB−UE無線リンク235のチャネル品質が不良であるというUE205による通知であってもよく、上述されたRLMパラメータの1つ以上に基づくものであってもよい。他の実施例では、チャネル品質パラメータは、SeNB−UE無線リンク235のCQI値の測定結果に関連するものであってもよい。いくつかの実施例では、チャネル品質パラメータは、RACH処理に関連するものであってもよく、例えば、ハンドオーバリクエスト又はSeNB−UE無線リンク235のチャネル品質に関連する他のパラメータであってもよい。
【0035】
その後、UE205は、505において、チャネル品質パラメータをSeNB225に送信する。その後、SeNB225は、チャネル品質パラメータ又はチャネル品質パラメータの通知をMeNB215にわたし、MeNB215は、次にUE205に送信されるRRCコマンドを生成する。従って、UE205は、510において、MeNB−UE無線リンク230を介しMeNB215からRRCコマンドを受信する。当該RRCコマンドは、ハンドオーバ処理又はSeNB−UE無線リンク235のパラメータを変更するための他の処理に関連するものであってもよい。
【0036】
本開示の実施例は、何れか適切なハードウェア及び/又はソフトウェアを用いて所望されるように構成されるシステムにおいて実現されてもよい。
図6は、ここに説明された各種実施例を実践するのに利用される一例となるシステム600を概略的に示す。
図6は、一実施例では、1つ以上のプロセッサ605、プロセッサ605の少なくとも1つに接続されたシステム制御モジュール610、システム制御モジュール610に接続されたシステムメモリ615、システム制御モジュール610に接続された不揮発性メモリ(NVM)/ストレージ620及びシステム制御モジュール610に接続された1つ以上の通信インタフェース625を有する一例となるシステム600を示す。
【0037】
いくつかの実施例では、システム600は、ここに説明されるようなUE110又は205として機能することが可能であってもよい。他の実施例では、システム600は、ここに説明されるようなeNB105、SeNB225及び/又はMeNB215として機能することが可能であってもよい。いくつかの実施例では、システム600は、指令群又は命令群(instrcutions)を有する1つ以上のコンピュータ可読媒体(例えば、システムメモリ又はNVM/ストレージ620)と、当該1つ以上のコンピュータ可読媒体に接続され、ここに説明されるアクションを実行するようモジュールを実現するための指令群を実行するよう構成される1つ以上のプロセッサ(例えば、プロセッサ605)とを有してもよい。
【0038】
一実施例のシステム制御モジュール610は、プロセッサ605の少なくとも1つ及び/又はシステム制御モジュール610と通信する何れか適切なデバイス又はコンポーネントとの何れか適切なインタフェースを提供するのに適した何れかのインタフェースコントローラを有してもよい。
【0039】
システム制御モジュール610は、システムメモリ615とのインタフェースを提供するためのメモリコントローラモジュール630を有してもよい。メモリコントローラモジュール630は、ハードウェアモジュール、ソフトウェアモジュール及び/又はファームウェアモジュールであってもよい。
【0040】
システムメモリ615は、例えば、システムのためのデータ及び/又は命令群をロード及び記憶するのに利用されてもよい。一実施例のシステムメモリ615は、例えば、適切なDRAMなどの何れか適切な揮発性メモリを有してもよい。いくつかの実施例では、システムメモリ615は、DDR4 SDRAM(Double Data Rate Type Four Synchronous Dynamic Random−Access Memory)を有してもよい。
【0041】
一実施例のシステム制御モジュール610は、NVM/ストレージ620及び通信インタフェース625とのインタフェースを提供するための1つ以上の入出力(I/O)コントローラを有してもよい。
【0042】
NVM/ストレージ620は、例えば、データ及び/又は命令群を記憶するのに利用されてもよい。NVM/ストレージ620は、例えば、フラッシュメモリなどの何れか適切な不揮発性メモリを有してもよく、及び/又は、例えば、1つ以上のハードディスクドライブ(HDD)、1つ以上のコンパクトディスク(CD)ドライブ、及び/又は1つ以上のデジタル多用途ディスク(DVD)ドライブなどの何れか適切な不揮発性記憶デバイスを有してもよい。いくつかの実施例では、NVM/ストレージ620は、通信モジュール137と接続されてもよく、通信モジュール137は、受信した選択嗜好ルール又はチャネル品質の通知などのデータをNVM/ストレージ620に記憶するよう構成されてもよい。
【0043】
NVM/ストレージ620は、システム600が必ずしもそうである必要はないが、デバイスの一部によりアクセス可能であるか、又はインストールされうるデバイスの記憶リソースの物理的部分を有してもよい。例えば、NVM/ストレージ620は、通信インタフェース625を介しネットワークを通じてアクセスされてもよい。
【0044】
通信インタフェース625は、システム600が1つ以上のネットワーク及び/又は他の何れか適切なデバイスと通信するためのインタフェースを提供する。システム600は、1つ以上の無線ネットワーク規格及び/又はプロトコルの何れかに従って無線ネットワークの1つ以上のコンポーネントと無線通信する。いくつかの実施例では、通信インタフェース625は、送受信モジュール130又は150を有してもよい。
【0045】
一実施例では、プロセッサ605の少なくとも1つは、メモリコントローラモジュール630などのシステム制御モジュール610の1つ以上のコントローラのためのロジックと一緒にパッケージングされてもよい。一実施例では、プロセッサ605の少なくとも1つは、システム・イン・パッケージ(SiP)を構成するため、システム制御モジュール610の1つ以上のコントローラのためのロジックと一緒にパッケージングされてもよい。一実施例では、プロセッサ605の少なくとも1つは、システム制御モジュール610の1つ以上のコントローラのためのロジックと同一ダイ上に一体化されてもよい。一実施例では、プロセッサ605の少なくとも1つは、システム・オン・チップ(SoC)を構成するため、システム制御モジュール610の1つ以上のコントローラのためのロジックと同一ダイ上に一体化されてもよい。
【0046】
いくつかの実施例では、プロセッサ605は、グラフィクスプロセッサ(GPU)(図示せず)、デジタル信号プロセッサ(DSP)(図示せず)、ワイヤレスモデム(図示せず)、デジタルカメラ若しくはマルチメディア回路(図示せず)、センサ回路(図示せず)、ディスプレイ回路(図示せず)及び/又はGPS(Global Positioning Satellite)回路(図示せず)の1つ以上を有するか、又は接続されてもよい。
【0047】
各種実施例では、システム600は、限定されることなく、サーバ、ワークステーション、デスクトップ計算装置又はモバイル計算装置(例えば、ラップトップ計算装置、携帯計算装置、タブレット、ネットブック、スマートフォン、ゲーム端末など)であってもよい。各種実施例では、システム600は、より多く又はより少ないコンポーネント及び/又は異なるアーキテクチャを有してもよい。例えば、いくつかの実施例では、システム600は、カメラ、キーボード、液晶ディスプレイ(LCD)画面(タッチ画面ディスプレイを含む)、不揮発性メモリポート、マルチアンテナ、グラフィクスチップ、特定用途向け集積回路(ASIC)及びスピーカの1つ以上を有する。
[具体例]
具体例1は、ユーザ装置(UE)であって、当該UEが第1の無線リンクを介し通信接続されるセカンダリevolved NodeB(SeNB)とUEとの間の第1の無線リンクに関するチャネル品質パラメータの通知を生成する無線リソース制御(RRC)回路と、RRC回路と接続され、SeNBにメッセージを送信し、当該メッセージは、第1の無線リンクと同時にUEとマスタeNB(MeNB)との間の第2の無線リンクを介し通信接続されるMeNBを対象とし、チャネル品質パラメータの通知を含む送信回路とを有するUEを有してもよい。
【0048】
具体例2は、SeNBは第1のセルカバレッジエリアを有し、MeNBは第1のセルカバレッジエリアと少なくとも部分的に異なる第2のセルカバレッジエリアを有する、請求項1のUEを有してもよい。
【0049】
具体例3は、通知が第1の無線リンクに関連し、第2の無線リンクに関連する無線リンクモニタリング(RLM)パラメータと異なるRLMパラメータに基づく、請求項1のUEを有してもよい。
【0050】
具体例4は、通知が第1の無線リンクに関連し、第2の無線リンクに関連するタイマと異なるタイマに基づく、請求項1のUEを有してもよい。
【0051】
具体例5は、RRC回路と接続され、第2の無線リンクを介し第2のeNBから、チャネル品質パラメータの通知に基づきRRCメッセージを受信する受信回路を更に有する、請求項1〜4の何れかのUEを有してもよい。
【0052】
具体例6は、RRC回路と接続される不揮発性メモリ(NVM)を更に有する、請求項1〜4の何れかのUEを有してもよい。
【0053】
具体例7は、セカンダリevolved NodeB(SeNB)が、第1の無線リンクを介しSeNBに通信接続されるユーザ装置(UE)から第1の無線リンクの品質に関連するパラメータを受信し、SeNBが、第1の無線リンクを同時に第2の無線リンクを介しUEと通信接続されるマスタeNB(MeNB)にパラメータの通知を送信することを有する方法を有してもよい。
【0054】
具体例8は、SeNBは第1のセルカバレッジエリアを有し、MeNBは第1のセルカバレッジエリアと少なくとも部分的に異なる第2のセルカバレッジエリアを有する、請求項7の方法を有してもよい。
【0055】
具体例9は、パラメータが第1の無線リンクに関連し、第2の無線リンクに関連する第2のタイマと異なる第1のタイマに基づく、請求項7又は8の方法を有してもよい。
【0056】
具体例10は、パラメータが第1の無線リンクに関連し、第2の無線リンクに関連する第2の無線リンクモニタリング(RLM)パラメータと異なる第1のRLMパラメータに基づく、請求項7又は8の方法を有してもよい。
【0057】
具体例11は、パラメータがUEにより測定されたチャネル品質インジケータ(CQI)値である、請求項7又は8の方法を有してもよい。
【0058】
具体例12は、通知がUEにより測定されたチャネル品質インジケータ(CQI)値とチャネル品質閾値とのSeNBによる比較に基づく、請求項11の方法を有してもよい。
【0059】
具体例13は、通知がUEにより測定されるCQI値である、請求項11の方法を有してもよい。
【0060】
具体例14は、evolved NodeB(eNB)であって、ユーザ装置(UE)がまた第2の無線リンクを介しeNBと通信接続されるとき、第1の無線リンクを介し通信接続されるUEとリモートeNBとの間の第1の無線リンクに関連するチャネル品質パラメータの通知をリモートeNBから受信する受信回路と、受信回路に接続され、当該通知に基づきチャネル品質閾値以下の第1の無線リンクのチャネル品質を特定する無線リソース制御(RRC)回路とを有するeNBを有してもよい。
【0061】
具体例15は、RRC回路に接続され、第1の無線リンクのチャネル品質がチャネル品質閾値以下である場合、ハンドオーバコマンドを第2の無線リンクを介しUEに送信する送信回路を更に有する、請求項14のeNBを有してもよい。
【0062】
具体例16は、eNBがマスタeNB(MeNB)であり、リモートeNBがセカンダリeNB(SeNB)である、請求項14又は15のeNBを有してもよい。
【0063】
具体例17は、SeNBは第1のセルカバレッジエリアを有し、MeNBは第1のセルカバレッジエリアと少なくとも部分的に異なる第2のセルカバレッジエリアを有する、請求項16のeNBを有してもよい。
【0064】
具体例18は、チャネル品質パラメータが、第1の無線リンクに関連し、第2の無線リンクに関連する第2のタイマと異なる第1のタイマに基づくか、又はチャネル品質パラメータが、第1の無線リンクに関連し、第2の無線リンクに関連する第2の無線リンクモニタリング(RLM)パラメータと異なる第1のRLMパラメータに基づく、請求項14又は15のeNBを有してもよい。
【0065】
具体例19は、チャネル品質パラメータは、UEにより測定されたチャネル品質インジケータ(CQI)値であり、チャネル品質閾値は、eNBのチャネル品質閾値である、請求項14又は15のeNBを有してもよい。
【0066】
具体例20は、チャネル品質閾値は、リモートeNBのチャネル品質閾値であり、通知は、UEにより測定されるチャネル品質インジケータ(CQI)値とチャネル品質閾値とのリモートeNBによる比較に基づく、請求項14又は15のeNBを有してもよい。
【0067】
具体例21は、セカンダリevolved NodeB(SeNB)であって、第1の無線リンクを介しSeNBに通信接続されるユーザ装置(UE)から、第1の無線リンクの品質に関連するパラメータを受信する手段と、第1の無線リンクと同時に第2の無線リンクを介しUEに通信接続されるマスタeNB(MeNB)にパラメータの通知を送信する手段とを有するSeNBを有してもよい。
【0068】
具体例22は、SeNBが第1のセルカバレッジエリアを有し、MeNBが第1のセルカバレッジエリアと少なくとも部分的に異なる第2のセルカバレッジエリアを有する、請求項21のSeNBを有してもよい。
【0069】
具体例23は、パラメータが第1の無線リンクに関連し、第2の無線リンクに関連する第2のタイマと異なる第1のタイマに基づく、請求項21又は22のSeNBを有してもよい。
【0070】
具体例24は、パラメータが第1の無線リンクに関連し、第2の無線リンクに関連する第2の無線リンクモニタリング(RLM)パラメータと異なる第1のRLMパラメータに基づく、請求項21又は22のSeNBを有してもよい。
【0071】
具体例25は、パラメータがUEにより測定されるチャネル品質インジケータ(CQI)値である、請求項21又は22のSeNBを有してもよい。
【0072】
具体例26は、通知が、UEにより測定されたチャネル品質インジケータ(CQI)値とチャネル品質閾値との比較に基づく、請求項21又は22のSeNBを有してもよい。
【0073】
具体例27は、通知がUEにより測定されたCQI値である、請求項25のSeNBを有してもよい。
【0074】
具体例28は、セカンダリevolved NodeB(SeNB)の1つ以上のプロセッサによる命令群の実行によって、第1の無線リンクを介しSeNBに通信接続されるユーザ装置(UE)から、第1の無線リンクの品質に関連するパラメータを受信し、第1の無線リンクと同時に第2の無線リンクを介しUEに通信接続されるマスタeNB(MeNB)にパラメータの通知を送信することをSeNBに実行させる指令を有する1つ以上の非一時的なコンピュータ可読媒体を有してもよい。
【0075】
具体例29は、SeNBが第1のセルカバレッジエリアを有し、MeNBが第1のセルカバレッジエリアと少なくとも部分的に異なる第2のセルカバレッジエリアを有する、請求項28の1つ以上の非一時的なコンピュータ可読媒体を有してもよい。
【0076】
具体例30は、パラメータが第1の無線リンクに関連し、第2の無線リンクに関連する第2のタイマと異なる第1のタイマに基づく、請求項28又は29の1つ以上の非一時的なコンピュータ可読媒体を有してもよい。
【0077】
具体例31は、パラメータが第1の無線リンクに関連し、第2の無線リンクに関連する第2の無線リンクモニタリング(RLM)パラメータと異なる第1のRLMパラメータに基づく、請求項28又は29の1つ以上の非一時的なコンピュータ可読媒体を有してもよい。
【0078】
具体例32は、パラメータがUEにより測定されるチャネル品質インジケータ(CQI)値である、請求項28又は29の1つ以上の非一時的なコンピュータ可読媒体を有してもよい。
【0079】
具体例33は、通知が、UEにより測定されたチャネル品質インジケータ(CQI)値とチャネル品質閾値との比較に基づく、請求項32の1つ以上の非一時的なコンピュータ可読媒体を有してもよい。
【0080】
具体例34は、通知がUEにより測定されたCQI値である、請求項32の1つ以上の非一時的なコンピュータ可読媒体を有してもよい。
【0081】
具体例35は、マスタevolved NodeB(MeNB)がセカンダリeNB(SeNB)から、ユーザ装置(UE)が第2の無線リンクを介しMeNBと通信接続されるとき、第1の無線リンクを介し通信接続されるUEとSeNBとの間の第1の無線リンクに関連するチャネル品質パラメータの通知を受信し、MeNBが、当該通知に基づき第1の無線リンクのチャネル品質がチャネル品質閾値以下であると特定することを有する方法を有してもよい。
【0082】
具体例36は、第1の無線リンクのチャネル品質がチャネル品質閾値以下である場合、第2の無線リンクを介しUEにハンドオーバコマンドを送信することを更に有する、請求項35の方法を有してもよい。
【0083】
具体例37は、SeNBは第1のセルカバレッジエリアを有し、MeNBは第1のセルカバレッジエリアと少なくとも部分的に異なる第2のセルカバレッジエリアを有する、請求項35又は36の方法を有してもよい。
【0084】
具体例38は、チャネル品質パラメータが、第1の無線リンクに関連し、第2の無線リンクに関連する第2のタイマと異なる第1のタイマに基づくか、又はチャネル品質パラメータが、第1の無線リンクに関連し、第2の無線リンクに関連する第2の無線リンクモニタリング(RLM)パラメータと異なる第1のRLMパラメータに基づく、請求項35又は36の方法を有してもよい。
【0085】
具体例39は、チャネル品質パラメータは、UEにより測定されたチャネル品質インジケータ(CQI)値であり、チャネル品質閾値は、MeNBのチャネル品質閾値である、請求項35又は36の方法を有してもよい。
【0086】
具体例40は、チャネル品質閾値は、SeNBのチャネル品質閾値であり、通知は、UEにより測定されるチャネル品質インジケータ(CQI)値とチャネル品質閾値とのSeNBによる比較に基づく、請求項35又は36の方法を有してもよい。
【0087】
具体例41は、マスタevolved NodeB(MeNB)であって、セカンダリeNB(SeNB)から、ユーザ装置(UE)が第2の無線リンクを介しMeNBに通信接続されるとき、第1の無線リンクを介し通信接続されるユーザ装置(UE)とSeNBとの間の第1の無線リンクに関連するチャネル品質パラメータの通知を受信する手段と、当該通知に基づき第1の無線リンクのチャネル品質がチャネル品質閾値以下であることを特定する手段とを有するMeNBを有してもよい。
【0088】
具体例42は、第1の無線リンクのチャネル品質がチャネル品質閾値以下である場合、第2の無線リンクを介しUEにハンドオーバコマンドを送信する手段を更に有する、請求項41のMeNBを有してもよい。
【0089】
具体例43は、SeNBは第1のセルカバレッジエリアを有し、MeNBは第1のセルカバレッジエリアと少なくとも部分的に異なる第2のセルカバレッジエリアを有する、請求項41又は42のMeNBを有してもよい。
【0090】
具体例44は、チャネル品質パラメータが、第1の無線リンクに関連し、第2の無線リンクに関連する第2のタイマと異なる第1のタイマに基づくか、又はチャネル品質パラメータが、第1の無線リンクに関連し、第2の無線リンクに関連する第2の無線リンクモニタリング(RLM)パラメータと異なる第1のRLMパラメータに基づく、請求項41又は42のMeNBを有してもよい。
【0091】
具体例45は、チャネル品質パラメータは、UEにより測定されたチャネル品質インジケータ(CQI)値であり、チャネル品質閾値は、MeNBのチャネル品質閾値である、請求項41又は42のMeNBを有してもよい。
【0092】
具体例46は、チャネル品質閾値は、SeNBのチャネル品質閾値であり、通知は、UEにより測定されるチャネル品質インジケータ(CQI)値とチャネル品質閾値とのSeNBによる比較に基づく、請求項41又は42のMeNBを有してもよい。
【0093】
具体例47は、マスタevolved NodeB(MeNB)の1つ以上のプロセッサによる命令群の実行によって、セカンダリeNB(SeNB)から、ユーザ装置(UE)が第2の無線リンクを介しMeNBに通信接続されるとき、第1の無線リンクを介し通信接続されるユーザ装置(UE)とSeNBとの間の第1の無線リンクに関連するチャネル品質パラメータの通知を受信し、当該通知に基づき第1の無線リンクのチャネル品質がチャネル品質閾値以下であることを特定することをMeNBに実行させる指令を有する1つ以上の非一時的なコンピュータ可読媒体を有してもよい。
【0094】
具体例48は、第1の無線リンクのチャネル品質がチャネル品質閾値以下である場合、第2の無線リンクを介しUEにハンドオーバコマンドを送信する指令を更に有する、請求項47の1つ以上の非一時的なコンピュータ可読媒体を有してもよい。
【0095】
具体例49は、SeNBは第1のセルカバレッジエリアを有し、MeNBは第1のセルカバレッジエリアと少なくとも部分的に異なる第2のセルカバレッジエリアを有する、請求項47又は48の1つ以上の非一時的なコンピュータ可読媒体を有してもよい。
【0096】
具体例50は、チャネル品質パラメータが、第1の無線リンクに関連し、第2の無線リンクに関連する第2のタイマと異なる第1のタイマに基づくか、又はチャネル品質パラメータが、第1の無線リンクに関連し、第2の無線リンクに関連する第2の無線リンクモニタリング(RLM)パラメータと異なる第1のRLMパラメータに基づく、請求項47又は48の1つ以上の非一時的なコンピュータ可読媒体を有してもよい。
【0097】
具体例51は、チャネル品質パラメータは、UEにより測定されたチャネル品質インジケータ(CQI)値であり、チャネル品質閾値は、MeNBのチャネル品質閾値である、請求項47又は48の1つ以上の非一時的なコンピュータ可読媒体を有してもよい。
【0098】
具体例52は、チャネル品質閾値は、SeNBのチャネル品質閾値であり、通知は、UEにより測定されるチャネル品質インジケータ(CQI)値とチャネル品質閾値とのSeNBによる比較に基づく、請求項47又は48の1つ以上の非一時的なコンピュータ可読媒体を有してもよい。
【0099】
特定の実施例が説明のためここに図示及び説明されたが、本出願は、ここに説明された実施例の何れかの適応及び変形をカバーすることが意図される。従って、ここに説明される実施例は請求項によってのみ限定されることが明らかに意図される。
【0100】
開示が“ある”又は“第1の”要素又はそれの均等について記載している場合、このような開示は当該要素の1つ以上を含み、当該要素が2つ以上のであることを必要とせず、また排除しない。さらに、特定された要素の序数のインジケータ(例えば、第1、第2又は第3)が要素間で区別するのに用いられ、当該要素の必要数又は限定数を示さず、又は意味せず、それらは特段の断りがない場合、当該要素の特定の位置又は順序を示さない。