(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記スマート機器から、前記スマート機器が前記ネットワーク設定情報に基づいてネットワーク設定を行う設定結果及び前記スマート機器がネットワークに接続するネットワーク接続結果のうちの少なくとも一つの情報を受信するステップをさらに含むことを特徴とする請求項6に記載のネットワーク接続方法。
前記受信モジュールは、前記スマート機器から、前記スマート機器が前記ネットワーク設定情報に基づいてネットワーク設定を行う設定結果及び前記スマート機器がネットワークに接続するネットワーク接続結果のうちの少なくとも一つの情報を受信するためのものであることを特徴とする請求項14に記載のネットワーク接続装置。
プロセッサに実行されることにより、請求項1から請求項5のいずれか1項、又は請求項6から請求項8のいずれか1項に記載のネットワーク接続方法を実現することを特徴とするプログラム。
【発明の概要】
【0003】
本発明は、ネットワーク接続方法及び装置
、プログラム及び記録媒体を提供する。
【0004】
本発明の実施例の第1様態によれば、
スマート機器に適用されるネットワーク接続方法であって、
前記スマート機器がネットワークに接続されたことがない場合、無線LANを構築するステップと、
前記無線LANに接続された端末が存在することを検出した場合、前記端末にネットワーク接続要求を送信するステップと、
前記端末が送信するネットワーク設定情報を受信するステップと、
前記ネットワーク設定情報に基づいてネットワークに接続するステップとを含むネットワーク接続方法を提供する。
【0005】
前記無線LANを構築するステップは、
前記スマート機器を無線LANアクセスポイントモードに設置するステップと、
自機を無線LANアクセスポイントとして無線LANを構築するステップとを含んでもよい。
【0006】
前記方法は、
前記無線LANに接続された端末が存在することを検出した場合、さらに、
前記端末に認証情報を送信し、前記端末は前記認証情報に基づいて前記スマート機器に対して身元認証を行い、前記端末の前記スマート機器に対する身元認証に成功した場合、前記端末は前記スマート機器に前記ネットワーク設定情報を送信するステップを含んでもよい。
【0007】
前記ネットワーク設定情報に基づいてネットワークに接続するステップは、
前記ネットワーク設定情報に基づいて前記スマート機器に対してネットワーク設定を行うステップと、
ネットワーク設定が終了した後、前記ネットワーク設定情報と対応するネットワーク接続機器に接続要求を送信して、ネットワークに接続するステップとを含んでもよい。
【0008】
前記方法は、
ネットワーク設定が終了した後、さらに、
前記端末に設定結果を報告するステップを含んでもよい。
【0009】
前記方法は、前記スマート機器がネットワークに接続した後、
前記端末にネットワーク接続結果を報告するステップをさらに含んでもよい。
【0010】
本発明の実施例の第2様態によれば、
端末に適用されるネットワーク接続方法であって、
スマート機器が構築した無線LANを検出した場合、前記無線LANに接続するステップと、
前記スマート機器が送信するネットワーク接続要求を受信するステップと、
前記ネットワーク接続要求に基づいて、自機がネットワークに接続するためのネットワーク設定情報を取得するステップと、
前記ネットワーク設定情報を前記スマート機器に送信するステップとを含むネットワーク接続方法を提供する。
【0011】
前記方法は、
前記スマート機器が送信するネットワーク接続要求を受信した後、さらに、
前記スマート機器が送信する認証情報を受信するステップと、
前記認証情報に基づいて前記スマート機器に対して身元認証を行うステップと、
前記スマート機器に対する身元認証に成功した場合、前記ネットワーク設定情報を前記スマート機器に送信するステップとを含んでもよい。
【0012】
前記方法は、
前記ネットワーク設定情報を前記スマート機器に送信する前に、さらに、
ユーザからの設定命令を受信するステップと、
前記設定命令に基づいてネットワーク設定情報を送信するか否かを決定するステップとを含んでもよい。
【0013】
前記方法は、
前記スマート機器から、前記スマート機器が前記ネットワーク設定情報に基づいてネットワーク設定を行う設定結果及び前記スマート機器がネットワークに接続するネットワーク接続結果のうちの少なくとも一つの情報を受信するステップをさらに含んでもよい。
【0014】
本発明の実施例の第3様態によれば、
スマート機器に適用されるネットワーク接続装置であって、
前記スマート機器がネットワークに接続されたことがない場合、無線LANを構築するための構築モジュールと、
前記無線LANに接続された端末が存在することを検出した場合、前記端末にネットワーク接続要求を送信するための送信モジュールと、
前記端末が送信するネットワーク設定情報を受信するための受信モジュールと、
前記ネットワーク設定情報に基づいてネットワークに接続するための接続モジュールとを備えるネットワーク接続装置を提供する。
【0015】
前記構築モジュールは、
前記スマート機器を無線LANアクセスポイントモードに設置するための設置サブモジュールと、
自機を無線LANアクセスポイントとして無線LANを構築するための構築サブモジュールとを備えてもよい。
【0016】
前記送信モジュールは、さらに、前記無線LANに接続された端末が存在することを検出した場合、前記端末に認証情報を送信し、前記端末は前記認証情報に基づいて前記スマート機器に対して身元認証を行い、前記端末の前記スマート機器に対する身元認証に成功した場合、前記端末が前記スマート機器に前記ネットワーク設定情報を送信するためのものであってもよい。
【0017】
前記接続モジュールは、
前記ネットワーク設定情報に基づいて前記スマート機器に対してネットワーク設定を行うための設定サブモジュールと、
ネットワーク設定が終了した後、前記ネットワーク設定情報と対応するネットワーク接続機器に接続要求を送信して、ネットワークに接続するための送信サブモジュールとを備えてもよい。
【0018】
前記送信モジュールは、
ネットワーク設定が終了した後、さらに、前記端末に設定結果を報告するためのものであってもよい。
【0019】
前記送信モジュールは、
前記スマート機器がネットワークに接続した後、さらに、
前記端末にネットワーク接続結果を報告するためのものであってもよい。
【0020】
本発明の実施例の第4様態によれば、
端末に適用されるネットワーク接続装置であって、
スマート機器が構築した無線LANを検出した場合、前記無線LANに接続するための接続モジュールと、
前記スマート機器が送信するネットワーク接続要求を受信するための受信モジュールと、
前記ネットワーク接続要求に基づいて、自機がネットワークに接続するためのネットワーク設定情報を取得するための取得モジュールと、
前記ネットワーク設定情報を前記スマート機器に送信するための送信モジュールとを備えるネットワーク接続装置を提供する。
【0021】
前記装置は、認証モジュールをさらに備え、
前記スマート機器が送信するネットワーク接続要求を受信した後、
前記受信モジュールは、前記スマート機器が送信する認証情報を受信するためのものであり、
前記認証モジュールは、前記認証情報に基づいて前記スマート機器に対して身元認証を行うためのものであり、
前記送信モジュールは、前記スマート機器に対する身元認証に成功した場合、前記ネットワーク設定情報を前記スマート機器に送信するためのものであってもよい。
【0022】
前記装置は、決定モジュールをさらに備え、
前記受信モジュールは、ユーザからの設定命令を受信するためのものであり、
前記決定モジュールは、前記設定命令に基づいてネットワーク設定情報を送信するか否かを決定するためのものであってもよい。
【0023】
前記受信モジュールは、前記スマート機器から、前記スマート機器が前記ネットワーク設定情報に基づいてネットワーク設定を行う設定結果及び前記スマート機器がネットワークに接続するネットワーク接続結果のうちの少なくとも一つの情報を受信するためのものであってもよい。
【0024】
本発明の実施例の第5様態によれば、
スマート機器であって、
プロセッサと、
プロセッサにより実行可能なインストラクションを格納するためのメモリと
を備え、
前記プロセッサは、
前記スマート機器がネットワークに接続されたことがない場合、無線LANを構築し、
前記無線LANに接続された端末が存在することを検出した場合、前記端末にネットワーク接続要求を送信し、
前記端末が送信するネットワーク設定情報を受信し、
前記ネットワーク設定情報に基づいてネットワークに接続するように構成されるスマート機器を提供する。
【0025】
本発明の実施例の第6様態によれば、
プロセッサと、
プロセッサにより実行可能なインストラクションを格納するためのメモリと、
を備え、
前記プロセッサは、
スマート機器が構築した無線LANを検出した場合、前記無線LANに接続し、
前記スマート機器が送信するネットワーク接続要求を受信し、
前記ネットワーク接続要求に基づいて、自機がネットワークに接続するためのネットワーク設定情報を取得し、
前記ネットワーク設定情報を前記スマート機器に送信するように構成される端末を提供する。
【0026】
本発明の実施例に係る第7態様によれば、
プロセッサに実行されることにより、第1態様又は第2態様の何れかの一つによる前記ネットワーク接続方法を実現するプログラムを提供する。
【0027】
本発明の実施例に係る第8態様によれば、
第7態様による前記プログラムが記録されている記録媒体を提供する。
【0028】
本発明の実施例により提供された技術案によれば、以下のような有益な効果が得られる。即ち、テレビセットトップボックスや、スマートコンセントや、スマート空気清浄機や、モバイルルータ等の、ネットワーク接続機能を持つスマート機器に対して、ネットワークに接続されたことがない場合、LANを構築し、ユーザが、携帯電話、コンピュータ等の、入力インターフェースを持つ端末を利用して当該LANを選択して接続した後、スマート機器は、LANに接続された端末にネットワーク接続要求を送信し、端末は、ユーザの許可のもとで、当該LANを介してスマート機器に端末が現在接続しているネットワーク設定情報を送信して、スマート機器が当該ネットワーク設定情報に基づいてネットワークに接続できるようにする。これにより、スマート機器が自発的にネットワーク設定情報を取得し、ユーザが手動で入力する必要がなく、スマート機器が取得するネットワーク設定情報の正確性を高めるとともに、接続待機機器がルータに接続する信頼性と成功率を高める。
【0029】
なお、前記一般的な記載及び後述の詳細な記載は、単なる例示的で解釈的な記載であり、本発明を限定しない。
【発明を実施するための形態】
【0031】
以下、例示的な実施例について詳細に説明し、その例示的な実施例を図面に示すことにする。以下の図面に関する説明において、別途の説明がない限り、異なる図面中の同一の符号は、同一又は類似する要素を示すこととする。以下の例示的実施例において説明する実施形態は、本発明に合致する全ての実施形態を代表するわけではない。逆に、それらは、添付の特許請求の範囲に記載される本発明の一部の態様に合致する装置及び方法の例に過ぎない。
【0032】
図1は、一つの例示的な実施例に係るネットワーク接続方法のフローチャートである。
図1に示すように、ネットワーク接続方法は、スマート機器に適用され、以下のステップを含む。
【0033】
ステップS11において、スマート機器がネットワークに接続されたことがない場合、無線LANを構築し、
ステップS12において、無線LANに接続された端末が存在することを検出した場合、端末にネットワーク接続要求を送信し、
ステップS13において、端末が送信するネットワーク設定情報を受信し、
ステップS14において、ネットワーク設定情報に基づいてネットワークに接続する。
【0034】
本実施例においては、テレビセットトップボックス、スマートコンセント、スマート空気清浄機、モバイルルータ等の、ネットワーク接続機能を持つスマート機器が、ネットワークに接続されたことがない場合、LANを構築する。ユーザが携帯電話、コンピュータ等の、入力インターフェースを持つ端末を利用して当該LANを選択して接続すると、スマート機器は、LANに接続された端末にネットワーク接続要求を送信し、ユーザの許可のもとで、端末は、当該LANを介してスマート機器に端末が現在接続されているネットワーク設定情報、例えば、ルータに接続されるサービスセット識別子(SSID)及び接続パスワードを送信して、スマート機器が当該ネットワーク設定情報に基づいてネットワークに接続できるようにする。これにより、スマート機器が自発的にネットワーク設定情報を取得し、ユーザが手動で入力する必要がなく、スマート機器が取得するネットワーク設定情報の正確性を高めるとともに、接続待機機器がルータに接続する信頼性と成功率を高める。
【0035】
図2は、別の1つの例示的な実施例に係るネットワーク接続方法のフローチャートである。
図2に示すように、ステップS11は、以下のステップを含んでもよい。
【0036】
ステップS21において、スマート機器を無線LANアクセスポイントモードに設置し、
ステップS22において、自機を無線LANアクセスポイントとして無線LANを構築する。
【0037】
選択可能な態様において、スマート機器は、無線LANアクセスポイント(AP)モードに設定され、自機を無線LANアクセスポイントとして無線LANを構築することにより、端末が接続され、さらに端末のネットワーク設定情報を取得してネットワークに接続することができるようにする。
【0038】
無線LANに接続された端末が存在することを検出した場合、当該方法は、
端末に認証情報を送信し、端末は認証情報に基づいてスマート機器に対して身元認証を行い、端末のスマート機器に対する身元認証に成功した場合、端末はスマート機器にネットワーク設定情報を送信するステップをさらに含んでもよい。
【0039】
選択可能な態様において、スマート機器は、自機の機器情報を含む認証情報を端末に送信し、端末は、端末のスマート機器に対する身元認証に成功した場合のみ、自機のネットワーク設定情報をスマート機器に送信する。これにより、端末情報の安全性だけではなく、ネットワークの安全性も確保する。
【0040】
例えば、ユーザは、携帯電話を介してスマート機器Aが構築した無線LANに接続して、スマート機器Aの機器情報に対して身元認証を行い、当該スマート機器Aが自宅の機器であると判断した場合、自宅のルータRに接続されるネットワーク設定情報をスマート機器Aに送信し、スマート機器Aはネットワーク設定情報に基づいてルータRに接続する。
【0041】
携帯電話は、別の一つのスマート機器Bが構築した無線LANにも接続したが、ユーザが、スマート機器Bの機器情報に基づいてスマート機器Bが自宅の機器ではないと判断した場合、自宅のルータRのネットワーク設定情報をスマート機器Bに送信しない。
【0042】
図3は、別の1つの例示的な実施例に係るネットワーク接続方法のフローチャートである。
図3に示すように、ステップS14は、以下のステップを含んでもよい。
【0043】
ステップS31において、ネットワーク設定情報に基づいてスマート機器に対してネットワーク設定を行い、
ステップS32において、ネットワーク設定が終了した後、ネットワーク設定情報と対応するネットワーク接続機器に接続要求を送信して、ネットワークに接続する。
【0044】
選択可能な態様において、スマート機器は、受信されたネットワーク設定情報に基づいて自機に対して設定を行い、設定が終了した後、ルータに接続要求を送信して、インターネットに接続する。
【0045】
当該方法は、ネットワーク設定が終了した後、
端末に設定結果を報告するステップをさらに含んでもよい。
【0046】
当該方法は、スマート機器がネットワークに接続した後、
端末にネットワーク接続結果を報告するステップをさらに含んでもよい。
【0047】
選択可能な態様において、スマート機器は、ネットワーク設定が終了した後、端末に設定結果を報告し、ネットワークに接続した後、端末にネットワーク接続結果を報告する。これにより、ユーザは、端末を介してスマート機器がネットワークに接続している過程における状態を知り得ることができ、一旦問題が起こると、接続過程においていったいどのステップでエラーが発生したのかを知り得ることができ、ユーザは、迅速にエラーについて修正を行うことができる。例えば、ネットワーク設定を修正するか又は新たにルータに接続要求を送信する等々。
【0048】
図4は、一つの例示的な実施例に係るネットワーク接続方法のフローチャートである。
図4に示すように、ネットワーク接続方法は、端末に適用され、以下のステップを含む。
【0049】
ステップS41において、スマート機器が構築した無線LANを検出した場合、無線LANに接続し、
ステップS42において、スマート機器が送信するネットワーク接続要求を受信し、
ステップS43において、ネットワーク接続要求に基づいて、自機がネットワークに接続するためのネットワーク設定情報を取得し、
ステップS44において、ネットワーク設定情報をスマート機器に送信する。
【0050】
本実施例において、端末は、スマート機器が構築した無線LANを検出した場合、当該LANに接続して、LANにおいて自機のネットワーク設定情報をスマート機器に送信することにより、スマート機器が、端末のネットワーク設定を利用してネットワークに接続できるようにする。これにより、スマート機器により自発的にネットワーク設定情報を取得し、ユーザは手動で入力する必要がなく、スマート機器が取得したネットワーク設定情報の正確性を高めるとともに、接続待機機器がルータに接続する信頼性と成功率を高める。
【0051】
図5は、別の1つの例示的な実施例に係るネットワーク接続方法のフローチャートである。
図5に示すように、当該方法は、ステップS42の実行後、以下のステップをさらに含んでもよい。
【0052】
ステップS51において、スマート機器が送信する認証情報を受信し、
ステップS52において、認証情報に基づいてスマート機器に対して身元認証を行い、
ステップS53において、スマート機器に対する身元認証に成功した場合、ネットワーク設定情報をスマート機器に送信する。
【0053】
選択可能な態様において、端末は、スマート機器に対して身元認証を行い、身元認証に成功した場合のみ、自機のネットワーク設定情報をスマート機器に送信する。これにより、端末情報の安全性だけではなく、ネットワークの安全性も確保する。
【0054】
当該方法は、ステップS44の前に、以下のステップをさらに含んでもよい。
【0055】
ステップA1において、ユーザからの設定命令を受信し、
ステップA2において、前記設定命令に基づいてネットワーク設定情報を送信するか否かを決定する。
【0056】
選択可能な態様において、ユーザは、端末を介してネットワーク設定情報をスマート機器に送信するか否かを選択することができ、これにより、さらに端末情報の安全性を確保するだけではなく、ネットワークの安全性も確保する。
【0057】
当該方法は、スマート機器から、スマート機器がネットワーク設定情報に基づいてネットワーク設定を行う設定結果及びスマート機器がネットワークに接続するネットワーク接続結果のうちの少なくとも一つの情報を受信するステップをさらに含んでもよい。
【0058】
選択可能な態様において、スマート機器は、ネットワーク設定が終了した後、端末に設定結果を報告し、ネットワークに接続した後、端末にネットワーク接続結果を報告する。これにより、ユーザは、端末を介してスマート機器がネットワークに接続している過程における状態を知り得ることができ、一旦問題が起こると、接続過程においていったいどのステップでエラーが発生したのかを知り得ることができ、ユーザは、迅速にエラーについて修正を行うことができる。例えば、ネットワーク設定を修正するか又は新たにルータに接続要求を送信する等々。
【0059】
図6は、一つの例示的な実施例に係るネットワーク接続装置のブロック図である。
図6に示すように、当該装置は、スマート機器に適用され、構築モジュール61と、送信モジュール62と、受信モジュール63と接続モジュール64とを備える。
【0060】
構築モジュール61は、前記スマート機器がネットワークに接続されたことがない場合、無線LANを構築するように構成される。
【0061】
送信モジュール62は、前記無線LANに接続された端末が存在することを検出した場合、前記端末にネットワーク接続要求を送信するように構成される。
【0062】
受信モジュール63は、前記端末が送信するネットワーク設定情報を受信するように構成される。
【0063】
接続モジュール64は、前記ネットワーク設定情報に基づいてネットワークに接続するように構成される。
【0064】
図7は、一つの例示的な実施例に係る構築モジュールのブロック図である。
図7に示すように、前記構築モジュール61は、
前記スマート機器を無線LANアクセスポイントモードに設置するように構成される設置サブモジュール71と、
自機を無線LANアクセスポイントとして無線LANを構築するように構成される構築サブモジュール72とを含んでもよい。
【0065】
前記送信モジュール62は、また前記無線LANに接続された端末が存在することを検出した場合、前記端末に認証情報を送信し、前記端末は前記認証情報に基づいて前記スマート機器に対して身元認証を行い、前記端末の前記スマート機器に対する身元認証に成功した場合、前記端末が前記スマート機器に前記ネットワーク設定情報を送信するように構成されてもよい。
【0066】
図8は、一つの例示的な実施例に係る接続モジュールのブロック図である。
図8に示すように、前記接続モジュール64は、
前記ネットワーク設定情報に基づいて前記スマート機器に対してネットワーク設定を行うように構成される設定サブモジュール81と、
ネットワーク設定が終了した後、前記ネットワーク設定情報と対応するネットワーク接続機器に接続要求を送信して、ネットワークに接続するように構成される送信サブモジュール82とを含んでもよい。
【0067】
前記送信モジュール62は、ネットワーク設定が終了した後、前記端末に設定結果を報告するように構成されてもよい。
【0068】
前記送信モジュール62は、前記スマート機器がネットワークに接続した後、前記端末にネットワーク接続結果を報告するように構成されてもよい。
【0069】
図9は、一つの例示的な実施例に係るネットワーク接続装置のブロック図である。
【0070】
図9に示すように、当該装置は、端末に適用され、
スマート機器が構築した無線LANを検出した場合、前記無線LANに接続するように構成される接続モジュール91と、
前記スマート機器が送信するネットワーク接続要求を受信するように構成される受信モジュール92と、
前記ネットワーク接続要求に基づいて、自機がネットワークに接続するためのネットワーク設定情報を取得するように構成される取得モジュール93と、
前記ネットワーク設定情報を前記スマート機器に送信するように構成される送信モジュール94とを備える。
【0071】
図10は、別の1つの例示的な実施例に係るネットワーク接続装置のブロック図である。
図10に示すように、前記装置は、認証モジュール95をさらに備えてもよい。
【0072】
前記受信モジュール9
2は、前記スマート機器が送信するネットワーク接続要求を受信した後、前記スマート機器が送信する認証情報を受信するように構成され、
前記認証モジュール95は、前記認証情報に基づいて前記スマート機器に対して身元認証を行うように構成され、
前記送信モジュール94は、前記スマート機器に対する身元認証に成功した場合、前記ネットワーク設定情報を前記スマート機器に送信するように構成される。
【0073】
図10に示すように、装置は、決定モジュール96をさらに備えてもよい。
【0074】
受信モジュール9
2は、ユーザからの設定命令を受信するように構成され、
決定モジュール96は、前記設定命令に基づいてネットワーク設定情報を送信するか否かを決定するように構成される。
【0075】
前記受信モジュール92は、前記スマート機器から、前記スマート機器が前記ネットワーク設定情報に基づいてネットワーク設定を行う設定結果及び前記スマート機器がネットワークに接続するネットワーク接続結果のうちの少なくとも一つの情報を受信するように構成されてもよい。
【0076】
上述実施例における装置に関し、それぞれのモジュールが操作を実行する具体的な形態については、関係する方法の実施例において詳細な説明を行っており、ここではその説明を重複しないことにする。
【0077】
本発明によれば、
プロセッサと、
プロセッサにより実行可能なインストラクションを格納するためのメモリと、
を備え、
前記プロセッサは、
前記スマート機器がネットワークに接続されたことがない場合、無線LANを構築し、
前記無線LANに接続された端末が存在することを検出した場合、前記端末にネットワーク接続要求を送信し、
前記端末が送信するネットワーク設定情報を受信し、
前記ネットワーク設定情報に基づいてネットワークに接続するように構成されるスマート機器をさらに提供する。
【0078】
本発明によれば、
プロセッサと、
プロセッサにより実行可能なインストラクションを格納するためのメモリと、
を備え
前記プロセッサは、
スマート機器が構築した無線LANを検出した場合、前記無線LANに接続し、
前記スマート機器が送信するネットワーク接続要求を受信し、
前記ネットワーク接続要求に基づいて、自機がネットワークに接続するためのネットワーク設定情報を取得し、
前記ネットワーク設定情報を前記スマート機器に送信するように構成される端末をさらに提供する。
【0079】
図11は、一つの例示的な実施例に係る、ネットワーク接続に用いられる装置のブロック図である。例えば、装置1300は、携帯電話、コンピュータ、デジタルブロードキャスト端末、メッセージ送受信機、ゲーム機、タブレットデバイス、医療機器、フィットネス機器、PDA等であってもよい。
【0080】
図11に示すように、装置1300は、処理アセンブリ1302、メモリ1304、電源アセンブリ1306、マルチメディアアセンブリ1308、オーディオアアセンブリ1310、入力/出力(I/O)インターフェース1312、センサアセンブリ1314及び通信アセンブリ1316からなる群から選ばれる少なくとも一つを備えてもよい。
【0081】
処理アセンブリ1302は、一般的には、装置1300の全体の操作、例えば、表示、電話呼び出し、データ通信、カメラ操作及び記録操作に関連する操作を制御する。処理アセンブリ1302は、上述した方法におけるステップの一部又は全部を実現できるように、インストラクションを実行する少なくとも一つのプロセッサ1320を備えてもよい。また、処理アセンブリ1302は、他のアセンブリとのインタラクションを便利にさせるように、少なくとも一つのモジュールを備えてもよい。例えば、処理アセンブリ1302は、マルチメディアアセンブリ1308とのインタラクションを便利にさせるように、マルチメディアモジュールを備えてもよい。
【0082】
メモリ1304は、装置1300での操作をサポートするように、各種のデータを記憶するように構成される。これらのデータは、例えば、装置1300で何れのアプリケーション又は方法を操作するためのインストラクション、連絡先データ、電話帳データ、メッセージ、画像、ビデオ等を備える。メモリ1304は、何れの種類の揮発性又は不揮発性メモリ、例えば、SRAM(Static Random Access Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read−Only Memory)、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、PROM(Programmable ROM)、ROM(Read Only Member)、磁気メモリ、フラッシュメモリ、磁気ディスク、或いは光ディスクにより、或いはそれらの組み合わせにより実現することができる。
【0083】
電源アセンブリ1306は、装置1300の各種アセンブリに電力を供給するためのものであり、電源管理システム、一つ又は複数の電源、及び装置1300のために電力を生成、管理及び分配することに関連する他のアセンブリを備えてもよい。
【0084】
マルチメディアアセンブリ1308は、前記装置1300とユーザの間に出力インターフェースを提供するスクリーンを備えてもよい。一部の実施例において、スクリーンは、液晶ディスプレイ(LCD)やタッチパネル(TP)を備えてもよい。スクリーンは、タッチパネルを備える場合、ユーザからの入力信号を受信するように、タッチスクリーンになることができる。また、タッチパネルは、タッチや、スライドや、タッチパネル上の手振りを感知するように、少なくとも一つのタッチセンサを有する。前記タッチセンサは、タッチやスライド動作の境界を感知できるだけではなく、前記タッチやスライド操作と関連する持続時間や圧力も感知できる。一部の実施例では、マルチメディアアセンブリ1308は、フロントカメラ及び/又はバックカメラを有してもよい。装置1300が、例えば、撮影モードやビデオモード等の操作モードにある時、フロントカメラ及び/又はバックカメラが外部のマルチメディアデータを受信できる。フロントカメラ及びバックカメラのそれぞれは、固定の光学レンズ系であってもよいし、焦点距離及び光学ズーム能力を有するものであってもよい。
【0085】
オーディオアアセンブリ1310は、オーディオ信号を出力及び/又は入力するように構成される。例えば、オーディオアアセンブリ1310は、マイクロフォン(MIC)を有してもよい。装置1300が、例えば、呼び出しモード、記録モード、又は音声認識モード等の操作モードにあるとき、マイクロフォンは、外部のオーディオ信号を受信するように構成される。受信したオーディオ信号は、メモリ1304にさらに記憶されてもよいし、通信アセンブリ1316を介して送信されてもよい。一部の実施例では、オーディオアアセンブリ1310は、オーディオ信号を出力するためのスピーカをさらに備えてもよい。
【0086】
I/Oインターフェース1312は、処理アセンブリ1302と外部のインターフェースモジュールの間にインターフェースを提供するためのものである。上記外部のインターフェースモジュールは、キーボードや、クリックホイールや、ボタン等であってもよい。これらのボタンは、ホームボタンや、音量ボタンや、スタートボタンや、ロックボタンであってもよいが、それらに限らない。
【0087】
センサアセンブリ1314は、装置1300のために各方面の状態を評価する少なくとも一つのセンサを備えてもよい。例えば、センサアセンブリ1314は、装置1300のオン/オフ状態や、アセンブリの相対的な位置を検出することができる。例えば、前記アセンブリは、装置1300のディスプレイ及びキーパッドである。センサアセンブリ1314は、装置1300又は装置1300の一つのアセンブリの位置の変化や、ユーザが装置1300に接触しているか否かや、装置1300の方向又は加速/減速や、装置1300の温度変化を検出することができる。センサアセンブリ1314は、何れの物理的な接触もない場合に付近の物体を検出するように構成される近接センサを有してもよい。センサアセンブリ1314は、結像応用に用いるための光センサ、例えば、CMOS又はCCD画像センサを有してもよい。一部の実施例では、該センサアセンブリ1314は、加速度センサ、ジャイロスコープセンサ、磁気センサ、圧力センサ又は温度センサをさらに備えてもよい。
【0088】
通信アセンブリ1316は、装置1300と他の設備の間の無線又は有線通信を便利にさせるように構成される。装置1300は、通信標準に基づく無線ネットワーク、例えば、WiFi(登録商標)や、2Gや、3G、又はそれらの組み合わせにアクセスできる。一つの例示的な実施例では、通信アセンブリ1316は、放送チャンネルを介して外部の放送管理システムからの放送信号又は放送に関する情報を受信する。一つの例示的な実施例では、前記通信アセンブリ1316は、近距離通信を促進するために近距離無線通信(NFC)モジュールをさらに備えてもよい。例えば、NFCモジュールは、無線周波数認識装置(RFID:Radio Frequency IDentification)技術、赤外線データ協会(IrDA:Infrared Data Association)技術、超広帯域無線(UWB:Ultra Wide Band)技術、ブルートゥース(BT:Bluetooth(登録商標))技術及び他の技術により実現されてもよい。
【0089】
例示的な実施例では、装置1300は、上述した方法を実行するために、一つ又は複数の特定用途向け集積回路(ASIC:Application Specific Integrated Circuit)、デジタル信号プロセッサ(DSP:Digital Signal Processor)、デジタル信号処理デバイス(DSPD:Digital Signal Processing Device)、プログラム可能論理デバイス(PLD:Programmable Logic Device)、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA:Field−Programmable Gate Array)、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、又は他の電子機器により実現されてもよい。
【0090】
例示的な実施例では、インストラクションを記憶するための不揮発性のコンピュータ読み取り可能な記録媒体、例えば、インストラクションを記憶するためのメモリ1304をさらに提供する。前記インストラクションは、装置1300のプロセッサ1320により実行されて上述した方法を実現する。例えば、前記不揮発性のコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、ROM、RAM、CD−ROM、磁気テープ、フロッピー(登録商標)ディスク及び光データメモリ等であってもよい。
【0091】
不揮発性のコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、前記記録媒体中のインストラクションがスマート機器のプロセッサにより実行される場合、スマート機器がネットワーク接続方法を実行できるようにし、前記方法は、
前記スマート機器がネットワークに接続されたことがない場合、無線LANを構築するステップと、
前記無線LANに接続された端末が存在することを検出した場合、前記端末にネットワーク接続要求を送信するステップと、
前記端末が送信するネットワーク設定情報を受信するステップと、
前記ネットワーク設定情報に基づいてネットワークに接続するステップとを含む。
【0092】
前記無線LANを構築するステップは、
前記スマート機器を無線LANアクセスポイントモードに設置するステップと、
自機を無線LANアクセスポイントとして無線LANを構築するステップとをさらに含んでもよい。
【0093】
前記無線LANに接続された端末が存在することを検出した場合、前記方法は、
前記端末に認証情報を送信し、前記端末は前記認証情報に基づいて前記スマート機器に対して身元認証を行い、前記端末の前記スマート機器に対する身元認証に成功した場合、前記端末は前記スマート機器に前記ネットワーク設定情報を送信するステップをさらに含んでもよい。
【0094】
前記ネットワーク設定情報に基づいてネットワークに接続するステップは、
前記ネットワーク設定情報に基づいて前記スマート機器に対してネットワーク設定を行うステップと、
ネットワーク設定が終了した後、前記ネットワーク設定情報と対応するネットワーク接続機器に接続要求を送信して、ネットワークに接続するステップとをさらに含んでもよい。
【0095】
前記方法は、ネットワーク設定が終了した後、
前記端末に設定結果を報告するステップをさらに含んでもよい。
【0096】
前記方法は、前記スマート機器がネットワークに接続した後、
前記端末にネットワーク接続結果を報告するステップをさらに含んでもよい。
【0097】
不揮発性のコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、前記記録媒体中のインストラクションがスマート機器のプロセッサにより実行される場合、スマート機器がネットワーク接続方法を実行できるようにし、前記方法は、
スマート機器が構築した無線LANを検出した場合、前記無線LANに接続するステップと、
前記スマート機器が送信するネットワーク接続要求を受信するステップと、
前記ネットワーク接続要求に基づいて、自機がネットワークに接続するためのネットワーク設定情報を取得するステップと、
前記ネットワーク設定情報を前記スマート機器に送信するステップとを含む。
【0098】
前記方法は、前記スマート機器が送信するネットワーク接続要求を受信した後、
前記スマート機器が送信する認証情報を受信するステップと、
前記認証情報に基づいて前記スマート機器に対して身元認証を行うステップと、
前記スマート機器に対する身元認証に成功した場合、前記ネットワーク設定情報を前記スマート機器に送信するステップとをさらに含んでもよい。
【0099】
前記方法は、前記ネットワーク設定情報を前記スマート機器に送信する前に、
ユーザからの設定命令を受信するステップと、
前記設定命令に基づいてネットワーク設定情報を送信するか否かを決定するステップとをさらに含んでもよい。
【0100】
前記方法は、
前記スマート機器から、前記スマート機器が前記ネットワーク設定情報に基づいてネットワーク設定を行う設定結果及び前記スマート機器がネットワークに接続するネットワーク接続結果のうちの少なくとも一つの情報を受信するステップをさらに含んでもよい。
【0101】
当業者は、本願明細書を考慮し、本願明細書に開示された発明を実践した後、本発明の他の実施例を容易に想到し得る。本願は、本発明に対する任意の変形、用途又は適応的な変更を含むことにその旨がある。これらの変形、用途又は適当的な変更は、本発明の一般的な原理に従い、本願明細書に開示されていない本分野の公知常識又は慣用的技術手段を含む。明細書及び実施例は例示的なものに過ぎない。本発明の範囲及び精神は特許請求の範囲により限定される。
【0102】
本発明は、以上の記載および図面により示される正確な構造に限られることはなく、その範囲を逸脱しない限り様々な修正や変更が可能であることと、理解すべきである。本発明の範囲は、添付する特許請求の範囲のみにより限定される。
【0103】
本願は、出願番号がCN201510146243.0であり、出願日が2015年3月30日である中国特許出願に基づき優先権を主張し、当該中国特許出願のすべての内容を本願に援用する。