特許第6331185号(P6331185)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6331185水位センサーが装着されたウォッシャ液用モーターポンプ
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6331185
(24)【登録日】2018年5月11日
(45)【発行日】2018年5月30日
(54)【発明の名称】水位センサーが装着されたウォッシャ液用モーターポンプ
(51)【国際特許分類】
   B60S 1/48 20060101AFI20180521BHJP
   F04D 13/06 20060101ALI20180521BHJP
   F04D 13/16 20060101ALI20180521BHJP
   F04D 15/00 20060101ALI20180521BHJP
   F04D 13/00 20060101ALI20180521BHJP
   H01L 43/06 20060101ALI20180521BHJP
【FI】
   B60S1/48 A
   F04D13/06 Z
   F04D13/16 W
   F04D15/00 H
   F04D13/00 C
   H01L43/06 S
【請求項の数】6
【全頁数】13
(21)【出願番号】特願2017-519673(P2017-519673)
(86)(22)【出願日】2015年2月10日
(65)【公表番号】特表2017-536498(P2017-536498A)
(43)【公表日】2017年12月7日
(86)【国際出願番号】KR2015001303
(87)【国際公開番号】WO2016072561
(87)【国際公開日】20160512
【審査請求日】2017年4月24日
(31)【優先権主張番号】10-2014-0152652
(32)【優先日】2014年11月5日
(33)【優先権主張国】KR
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】517123726
【氏名又は名称】リ,キュ ハン
(74)【代理人】
【識別番号】100091683
【弁理士】
【氏名又は名称】▲吉▼川 俊雄
(74)【代理人】
【識別番号】100179316
【弁理士】
【氏名又は名称】市川 寛奈
(72)【発明者】
【氏名】リ,キュ ハン
【審査官】 神田 泰貴
(56)【参考文献】
【文献】 韓国特許第2010−1691389(KR,B1)
【文献】 韓国特許第2010−1218327(KR,B1)
【文献】 特開2004−028086(JP,A)
【文献】 特表平05−503271(JP,A)
【文献】 特開2009−209892(JP,A)
【文献】 特表2015−503732(JP,A)
【文献】 実開昭60−030387(JP,U)
【文献】 特開昭48−009438(JP,A)
【文献】 実開昭52−166233(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B60S 1/00 − 1/68
F04D 13/00
F04D 15/00
H01L 43/06
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ウォッシャ液筒(A)に取り付けて、ウォッシャ液を吐出するための、水位センサーが装着されたォッシャ液用モーターポンプであって
モーターポンプの構成部品を保護する、電源コネクターケース、モーターカバーおよびポンピングケースを含むケースと;
前記モーターポンプと電源を電気的に接続させる電源コネクターと;
前記ウォッシャ液筒に貯蔵されている前記ウォッシャ液を吸引口から吸入したり、吐出口から吐出したりするためのファンと;
前記電源コネクターから電気の供給を受けて駆動されて、前記ファンを回転させるモーターアセンブリーと;
前記ファンが装着されるポンピングケースの下端部に形成されている、前記ウォッシャ液筒内に入れられてウォッシャ液が吸引される吸引口の管、または、ポンピングケースの側面部に形成されている、ウォッシャ液が吐出される吐出口の管に挿入されて、マグネットとホールセンサーとの組み合わせと、マグネットとリードスイッチとの組み合わせ中いずれか一つでォッシャ液の残量を感知して感知信号を出力する水位センサーと;
を備えることを特徴とする水位センサーが装着されたォッシャ液用モーターポンプ。
【請求項2】
前記ケースは、
前記モーターアゼンブリーを保護する前記モーターカバーと;
前記モーターカバーの上端部と結合され、前記電源コネクターを取り囲む前記電源コネクターケースと
記モーターカバーの下端部と結合され、前記ファンを取り囲みォッシャ液の吸引口と吐出口が形成されている前記ポンピングケース
を含むことを特徴とする請求項1に記載のウォッシャ液用モーターポンプ。
【請求項3】
前記モーターアセンブリーとファンとの間と、ポンピングケースの下端部にゴムパッキングが配置されて気密を維持させることを特徴とする請求項1に記載の水位センサーが装着されたォッシャ液用モーターポンプ。
【請求項4】
前記ォッシャ液が吸引される吸引口の管に挿入される浮力マグネットの下端部が固定されて抜けないよう吸引口の管にステップが形成されていることを特徴とする請求項1に記載のウォッシャ液用モーターポンプ。
【請求項5】
ウォッシャ液筒(A)に取り付けて、ウォッシャ液を吐出するための、水位センサーが装着されたォッシャ液用モーターポンプであって
ポンピングケースの上端部と結合され、電源コネクターを取り囲む電源コネクターケースと;
前記モーターポンプと電源を電気的に接続させる電源コネクターと;
ウォッシャ液筒(A)に貯蔵されているウォッシャ液が吸引口から吸入したり、吐出口から吐出したりするためのファンと;
前記電源コネクターから電気の供給を受けて駆動されて、前記ファンを回転させるモーターアセンブリーと;
記ファンが装着されるポンピングケースの下部の側面部に形成されている、前記ウォッシャ液筒内に入れられてウォッシャ液が吸引される吸引口の管に挿入されて、ホールセンサーと、ヒンジによりマグネットが連結される浮力装置の組み合わせでォッシャ液の残量を感知して感知信号を出力する水位センサーと
を備えることを特徴とするウォッシャ液用モーターポンプ。
【請求項6】
前記ホールセンサーは、磁場下に電気抵抗が変化する磁気センサーの一種であり、InSb、InAs、GaAs中の半導体ホール素子を使用することを特徴とする請求項1または5に記載のウォッシャ液用モーターポンプ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ォッシャ液筒に貯蔵されているォッシャ液の残量を感知して感知信号を出力する水位センサーをォッシャ液用モーターポンプに一体型で装着することによって、運転者がォッシャ液の残量を車両の計器盤を介して確認できてォッシャ液が足りない場合、補充でき、ォッシャ液筒にモーターポンプとセンサーが別々に分離されて配線連結されるために配線の作業性が落ちる従来の問題点を解決しようとォッシャ液用モーターポンプに水位センサーを一体型で装着することによって、配線の作業性が容易であることはもちろん、配線を簡素化して不良率を減少させることができ、ォッシャ液用モーターポンプと水位センサーとを一体型で製作することによって、製作費用を節減させることができ、ォッシャ液の残量を感知して感知信号を出力する水位センサーが、マグネットとホールセンサーとの組み合わせ、マグネットとリードスイッチとの組み合わせ、ホールセンサーとマグネットが付着された浮力装置との組み合わせ中いずれか一つを選択して製作されることによって、磁気センサータイプで信頼性を有するホールセンサーを使用して性能向上をもたらすことができる水位センサーが付着されたォッシャ液用モーターポンプに関する技術である。
【背景技術】
【0002】
一般に車の運転席には車両の各部分を制御するように様々装置が集中設置されているところ、特に操向のためにステアリングホイールが設置されていて、速度計、温度計、燃料計などが集中した計器盤が設置されている。
【0003】
前記ステアリングホイールの側面には全面ガラスに設置されたワイパーを作動させると共に、ォッシャ液(または、ワイパー液)を噴出してワイパーの速度調節などを行うようマルチファンクションスイッチが設置されているところ、前記マルチファンクションスイッチによってワイパーモーターを作動させてワイパーが全面ガラスを拭くようになる。
【0004】
また、車両のワイパー駆動装置は、ワイパーを駆動させて全面ガラスに挟まった埃や雪または雨などを除去して運転者が走行中に前方視野を確保することができるようにする装置であり、この装置にォッシャ液を供給する機能をモーターポンプが行っている。
【0005】
ところで、従来技術の場合、ォッシャ液筒にモーターポンプとセンサーが別々に分離されて配線連結されるため、配線の作業性が落ちて、製作費用が上昇する問題点があり、また、センサーがォッシャ液筒に直接固定されていて不良率を増加させる原因となっている。
【0006】
また、大韓民国公開特許1997−0040206(1997年7月24日公開)は、ワイパー用冷水、温水供給装置を開示しているが、冬季に車の全面ガラスに霜が挟まったり、また全面ガラスに埃が挟まっていたり雪がある時、ォッシャ液が足りない場合、使用者が直接車の全面ガラスに挟まっている霜、埃および雪を取り除かなければならない問題点があった。
【0007】
従って、ォッシャ液筒に貯蔵されているォッシャ液の残量を感知して、感知信号を出力する水位センサーをォッシャ液用モーターポンプに一体型で装着することによって、運転者がォッシャ液の残量を車両の計器盤を介して確認できてォッシャ液が足りない場合、補充できて、ォッシャ液用モーターポンプに水位センサーを一体型で装着するため、配線の作業性が容易であることはもちろん、配線を簡素化して不良率を減少させることができ、ォッシャ液の残量を感知して感知信号を出力する水位センサーがマグネットとホールセンサーとの組み合わせ、マグネットとリードスイッチとの組み合わせ、ホールセンサーとマグネットが付着された浮力装置との組み合わせ中いずれか一つで製作されることによって、磁気センサータイプで信頼性を有するホールセンサーを使用して性能向上をもたらすことができる水位センサーが付着されたォッシャ液用モーターポンプの開発が切に求められている実情である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
従って、本発明の目的は、前記のような問題点を解決しようと着目したものとして、ォッシャ液筒に貯蔵されているォッシャ液の残量を感知して感知信号を出力する水位センサーをォッシャ液用モーターポンプに一体型で装着することによって、運転者がォッシャ液の残量を車両の計器盤を介して確認できてォッシャ液が足りない場合、補充できる水位センサーが付着されたォッシャ液用モーターポンプを提供するところにある。
【0009】
本発明の他の目的は、ォッシャ液筒にモーターポンプとセンサーが別々に分離されて配線連結されるため、配線の作業性が落ちる従来の問題点を解決しようとォッシャ液用モーターポンプに水位センサーを一体型で装着することによって、配線の作業性が容易であることはもちろん、配線を簡素化して不良率を減少させることができる水位センサーが付着されたォッシャ液用モーターポンプを提供するところにある。
【0010】
本発明のさらに他の目的は、ォッシャ液用モーターポンプと水位センサーとを一体型で製作することによって、製作費用を節減させることができる水位センサーが付着されたォッシャ液用モーターポンプを提供するところにある。
【0011】
本発明のさらに他の目的は、ォッシャ液の残量を感知して感知信号を出力する水位センサーが、マグネットとホールセンサーとの組み合わせ、マグネットとリードスイッチとの組み合わせ、ホールセンサーとマグネットが付着された浮力装置との組み合わせ中いずれか一つを選択して製作されることによって、磁気センサータイプで信頼性を有するホールセンサーを使用して性能向上をもたらすことができる水位センサーが付着されたォッシャ液用モーターポンプを提供するところにある。
【課題を解決するための手段】
【0012】
前記目的を達成するための本発明の好ましい一実施形態に係る、ウォッシャ液筒に取り付けて、ウォッシャ液を吐出するための、水位センサーが付着されたォッシャ液用モーターポンプは、、電源コネクターケース、モーターカバーおよびポンピングケースを含むケースと;前記モーターポンプと電源を電気的に接続させる電源コネクターと;前記電源コネクターから電気の供給を受けて駆動されて、ォッシャ液筒に貯蔵されているォッシャ液が吸引口を介して吸入されたり、吐出口を介して吐出するようファンを回転させるモーターアセンブリーと;前記モーターアセンブリーの駆動によって回転するファンと;前記ファンが装着されるポンピングケースの下端部に形成されている、前記ウォッシャ液筒内に入れられてウォッシャ液が吸引される吸引口の管またはポンピングケースの側面部に形成されているォッシャ液が吐出される吐出口の管に挿入されて、マグネットとホールセンサーとの組み合わせと、マグネットとリードスイッチとの組み合わせ中いずれか一つでォッシャ液の残量を感知して感知信号を出力する水位センサーと;を備えることを特徴とする。
【0013】
本発明において、前記ケースは、モーターカバーの上端部と結合され、電源コネクターを取り囲む電源コネクターケースと;前記電源コネクターケースの下端部と結合され、ポンピングケース上端部と結合されて、モーターアセンブリーを保護するモーターカバーと;前記モーターカバーの下端部と結合され、ファンを取り囲みォッシャ液の吸引口と吐出口が形成されているポンピングケース; を含むことを特徴とする。
【0014】
本発明において、前記モーターアセンブリーとファンとの間と、ポンピングケースの下端部にゴムパッキングが挿入されて気密を維持させることを特徴とする。
【0015】
本発明において、前記ォッシャ液が吸引される吸引口の管に挿入される浮力マグネットの下端部が固定されて抜けないよう吸引口の管にステップが形成されていることを特徴とする。
【0016】
また、前記目的を達成するための本発明の好ましい他の一実施形態に係る、ウォッシャ液筒に取り付けて、ウォッシャ液を吐出するための、水位センサーが付着されたォッシャ液用モーターポンプは、ポンピングケースの上端部と結合され、電源コネクターを取り囲む電源コネクターケースと;前記モーターポンプと電源を電気的に接続させる電源コネクターと;前記電源コネクターから電気の供給を受けて駆動されて、ォッシャ液筒に貯蔵されているォッシャ液が吸引口を介して吸入されたり、吐出口を介して吐出するようファンを回転させるモーターアセンブリーと;前記モーターアセンブリーの駆動によって回転するファンと;前記モーターアセンブリーとファンが装着されるポンピングケースの下部の側面部に形成されている、前記ウォッシャ液筒内に入れられてウォッシャ液が吸引される吸引口の管に挿入されて、ホールセンサーと、ヒンジによりマグネットが連結される浮力装置の組み合わせでォッシャ液の残量を感知して感知信号を出力する水位センサーと;を備えることを特徴とする。
【0017】
本発明において、前記ホールセンサーは、磁場下に電気抵抗が変化する磁気センサーの一種であり、InSb、InAs、GaAs中の半導体ホール素子を使用することを特徴とする。
【発明の効果】
【0018】
より詳細には、本発明に係る水位センサーが付着されたォッシャ液用モーターポンプは次のような効果を有する。
第一に、本発明は、ォッシャ液筒に貯蔵されているォッシャ液の残量を感知して感知信号を出力する水位センサーをォッシャ液用モーターポンプに一体型で装着することによって、運転者がォッシャ液の残量を車両の計器盤を介して確認できてォッシャ液が足りない場合、補充できる。
第二に、本発明は、ォッシャ液筒にモーターポンプとセンサーが別々に分離されて配線連結されるために配線の作業性が落ちる従来の問題点を解決しようとォッシャ液用モーターポンプに水位センサーを一体型で装着することによって、配線の作業性が容易であることはもちろん、配線を簡素化して不良率を減少させることができる。
第三に、本発明は、ォッシャ液用モーターポンプと水位センサーとを一体型で製作することによって、製作費用を節減させることができる。
第四に、本発明は、ォッシャ液の残量を感知して感知信号を出力する水位センサーが、マグネットとホールセンサーとの組み合わせ、マグネットとリードスイッチとの組み合わせ、ホールセンサーとマグネットが付着された浮力装置との組み合わせ中いずれか一つを選択して製作されることによって、磁気センサータイプで信頼性を有するホールセンサーを使用して性能向上をもたらすことができる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
図1】本発明の一実施形態に係るォッシャ液筒に装着されるォッシャ液用モーターポンプに付着する水位センサーが、ポンピングケースの側面の管に装着された形状を示した図面。
図2】本発明の一実施形態に係るォッシャ液筒に装着されるォッシャ液用モーターポンプに付着する水位センサーが、ポンピングケースの側面の管に装着された場合において、ォッシャ液警告灯の未作動状態(a)と作動状態(b)を示した図面。
図3】本発明の一実施形態に係る水位センサーが付着されたォッシャ液用モーターポンプの構成部品を分解して示した図面。
図4】本発明の一実施形態に係るォッシャ液筒に装着されるォッシャ液用モーターポンプに付着する水位センサーが、ポンピングケース下端の管に装着された形状を示した図面。
図5】本発明の一実施形態に係るォッシャ液筒に装着されるォッシャ液用モーターポンプに付着する水位センサーが、ポンピングケース下端の管に装着された場合において、ォッシャ液警告灯の未作動状態(a)と作動状態(b)を示した図面。
図6】本発明の一実施形態に係る水位センサーが付着されたォッシャ液用モーターポンプの構成部品を分解して示した図面。
図7】本発明の他の一実施形態に係るォッシャ液筒に装着されるォッシャ液用モーターポンプに付着する水位センサーが、ォッシャ液が吸引されるモーターカバーの分岐管に装着された形状を示した図面。
図8】本発明の一実施形態に係るォッシャ液筒に装着されるォッシャ液用モーターポンプに付着する水位センサーが、ォッシャ液が吸引されるモーターカバーの分岐管に装着された場合において、ォッシャ液警告灯の未作動状態(a)と作動状態(b)を示した図面。
図9】本発明の他の一実施形態に係る水位センサーが付着されたォッシャ液用モーターポンプの構成部品を分解して示した図面。
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下、添付図面に基づき、本発明の好適な実施形態を説明する。本発明を説明するに当たって、関連する公知技術又は構成についての具体的な説明が本発明の要旨を余計に曖昧にする虞があると判断される場合には、その詳細な説明は省き、後述する用語は、本発明における機能を考慮して定義された用語であり、これは、ユーザー、運用者の意図または慣例などによって異なってくるため、その定義は、本発明に係る水位センサーが付着されたォッシャ液用モーターポンプを説明する本明細書の全般に亘っての内容を踏まえて下されるべきである。
【0021】
以下、本発明の好ましい一実施形態に係る水位センサーが付着されたォッシャ液用モーターポンプを、添付された図面を参照して詳細に説明する。
【0022】
図1は、本発明の一実施形態に係るォッシャ液筒に装着されるォッシャ液用モーターポンプに付着する水位センサーが、ポンピングケースの側面の管に装着された形状を示した図面であり、図2は、本発明の一実施形態に係るォッシャ液筒に装着されるォッシャ液用モーターポンプに付着する水位センサーが、ポンピングケースの側面の管に装着された場合において、ォッシャ液警告灯の未作動状態(a)と作動状態(b)を示した図面であり、図3は、本発明の一実施形態に係る水位センサーが付着されたォッシャ液用モーターポンプの構成部品を分解して示した図面であり、図4は、本発明の一実施形態に係るォッシャ液筒に装着されるォッシャ液用モーターポンプに付着する水位センサーが、ポンピングケース下端の管に装着された形状を示した図面であり、図5は、本発明の一実施形態に係るォッシャ液筒に装着されるォッシャ液用モーターポンプに付着する水位センサーが、ポンピングケース下端の管に装着された場合において、ォッシャ液警告灯の未作動状態(a)と作動状態(b)を示した図面であり、図6は、本発明の一実施形態に係る水位センサーが付着されたォッシャ液用モーターポンプの構成部品を分解して示した図面であり、図7は、本発明の他の一実施形態に係るォッシャ液筒に装着されるォッシャ液用モーターポンプに付着する水位センサーが、ォッシャ液が吸引されるモーターカバーの分岐管に装着された形状を示した図面であり、図8は、本発明の一実施形態に係るォッシャ液筒に装着されるォッシャ液用モーターポンプに付着する水位センサーが、ォッシャ液が吸引されるモーターカバーの分岐管に装着された場合において、ォッシャ液警告灯の未作動状態(a)と作動状態(b)を示した図面であり、図9は、本発明の他の一実施形態に係る水位センサーが付着されたォッシャ液用モーターポンプの構成部品を分解して示した図面である。
【0023】
本発明に係る水位センサーが付着されたォッシャ液用モーターポンプ100は、電源コネクターケース10、電源コネクター11、モーターアセンブリー20、ゴムパッキング30、モーターカバー40、ファン50、ポンピングケース60、吸引口61、吐出口62、ステップ63、ホールセンサー70、マグネット80、浮力装置90、ヒンジ91等で構成される。
【0024】
図1図6に示したように、本発明に係る水位センサーが付着されたォッシャ液用モーターポンプ100は、モーターポンプ100の構成部品を保護するケース10、40、60と;前記モーターポンプ100に電気を供給する電源コネクター11と;前記電源コネクター11から電気の供給を受けて駆動されて、ォッシャ液筒(A)に貯蔵されているォッシャ液が吸引口61を介して吸入されたり、吐出口62を介して吐出するようファン50を回転させるモーターアセンブリー20と;前記モーターアセンブリー20の駆動によって回転するファン50と;前記ファン50が装着されるポンピングケース60の周り下端部に形成されているォッシャ液が吸引される吸引口61の管またはポンピングケース60の周り側面部に形成されているォッシャ液が吐出される吐出口62の管に挿入されて、マグネット80とホールセンサー70との組み合わせと、マグネット80とリードスイッチ71との組み合わせ中いずれか一つでォッシャ液の残量を感知して感知信号を出力する水位センサー70、80と;を備える。
【0025】
前記本発明に係る水位センサーが付着されたォッシャ液用モーターポンプを構成する各技術的手段の機能を説明すると下記のとおりである。
【0026】
前記ケース10、40、60は、モーターポンプ100の構成部品を保護するものである。ここで、前記ケースは、モーターカバー40の上端部と結合され、電源コネクター11を取り囲む電源コネクターケース10と;前記電源コネクターケース10の下端部と結合され、ポンピングケース60の上端部と結合されて、モーターアセンブリー20を保護するモーターカバー40と;前記モーターカバー40の下端部と結合され、ファン50を取り囲みォッシャ液の吸引口61と吐出口62が形成されているポンピングケース60を含む。
【0027】
前記電源コネクター11は、 前記モーターポンプ100に電気を供給するものである。
【0028】
前記モーターアセンブリー20は、前記電源コネクター11から電気の供給を受けて駆動されて、ォッシャ液筒(A)に貯蔵されているォッシャ液が吸引口61を介して吸入されたり、吐出口62を介して吐出するようファン50を回転させるものである。
【0029】
前記ファン50は、前記モーターアセンブリー20の駆動によって回転するものである。
【0030】
前記水位センサー70、80は、前記ファン50が装着されるポンピングケース60の周り下端部に形成されているォッシャ液が吸引される吸引口61の管またはポンピングケース60の周り側面部に形成されているォッシャ液が吐出される吐出口62の管に挿入されて、マグネット80とホールセンサー70との組み合わせと、マグネット80とリードスイッチ71との組み合わせ中いずれか一つでォッシャ液の残量を感知して感知信号を出力するものである。ここで、前記ホールセンサー70は、磁場下に電気抵抗が変化する磁気センサーの一種であり、InSb、InAs、GaAs中の半導体ホール素子を使用するものであり、前記半導体ホール素子は、磁気抵抗素子にも代替が可能である。
【0031】
また、前記モーターアセンブリー20とファン50との間と、ホールセンサー70とマグネット80との間にゴムパッキング30が挿入されたり、またはモーターアセンブリー20とファン50との間と、ポンピングケース60の周り下端部にゴムパッキング30が挿入されて気密を維持させるものである。
【0032】
図5に示したように、前記ォッシャ液が吸引される吸引口61の管に挿入される浮力マグネット80の下端部が固定されて抜けないよう吸引口61の管にステップ63を形成している。
【0033】
図1図3に示したように、ォッシャ液筒に装着されるォッシャ液用モーターポンプに付着する水位センサーが、ポンピングケースの側面の管に装着された場合、ォッシャ液用モーターポンプ100でォッシャ液筒の水位を感知する原理を考察すると、ォッシャ液警告灯の未作動状態(図2(a))の場合には、ォッシャ液筒(A)と連結されているモーターポンプ100の吸引口61の管に流入したォッシャ液によってホールセンサー70とマグネット80が浮力によって離れていて、ォッシャ液警告灯の作動状態(図2(b))の場合には、ォッシャ液筒(A)のォッシャ液の水位が低くなってホールセンサー70が作動して、この時、マグネット80が移動してホールセンサー70と接触する。このように、ォッシャ液の量に応じて移動するマグネット80の位置をホールセンサー70が感知した後、この感知信号が電気信号で出力されるため、ォッシャ液が足りないことをォッシャ液警告灯を介して知ることができる。また、リードスイッチ71でも、ホールセンサーと同様にォッシャ液が足りないことをォッシャ液警告灯を介して知ることができる。
【0034】
また、図4図6に示したように、ォッシャ液筒に装着されるォッシャ液用モーターポンプに付着する水位センサーが、ポンピングケースの下端部の管に装着された場合、ォッシャ液用モーターポンプ100でォッシャ液筒の水位を感知する原理を考察すると、ォッシャ液警告灯の未作動状態(図5(a))の場合にはォッシャ液筒(A)と連結されているモーターポンプ100の吸引口61の管に流入したォッシャ液によってホールセンサー70とマグネット80が一体型で結合されていて、ォッシャ液警告灯の作動状態(図5(b))の場合になると、ォッシャ液筒(A)のォッシャ液の水位が低くなると共に、ホールセンサー70の作動が切れることになって、この時、マグネット80が吸引口61の入口方向に移動して一体型のホールセンサー70と分離される。このように、ォッシャ液の量に応じて移動するマグネット80の位置をホールセンサー70が感知した後、この感知信号が電気信号で出力されるため、ォッシャ液が足りないことをォッシャ液警告灯を介して知ることができる。また、リードスイッチ7でも、ホールセンサーと同様にォッシャ液が足りないことをォッシャ液警告灯を介して知ることができる。
【0035】
また、図7図9に示したように、本発明に係る水位センサーが付着されたォッシャ液用モーターポンプ100は、ポンピングケース60の上端部と結合され、電源コネクター11を取り囲む電源コネクターケース10と;前記モーターポンプ100に電気を供給する電源コネクター11と;前記電源コネクター11から電気の供給を受けて駆動されて、ォッシャ液筒(A)に貯蔵されているォッシャ液が吸引口61を介して吸入されたり、吐出口62を介して吐出するようファン50を回転させるモーターアセンブリー20と;前記モーターアセンブリー20の駆動によって回転するファン50と;前記モーターアセンブリー20とファン50が装着されるポンピングケース60の下端周り側面部に形成されているォッシャ液が吸引される吸引口61の管に挿入されて、ホールセンサー70と、ヒンジ91によりマグネット80が連結される浮力装置90の組み合わせでォッシャ液の残量を感知して感知信号を出力する水位センサー70、80、90と;を備える。
【0036】
前記本発明に係る水位センサーが付着されたォッシャ液用モーターポンプを構成する各技術的手段の機能を説明すると下記のとおりである。
【0037】
前記電源コネクターケース10は、ポンピングケース60の上端部と結合され、電源コネクター11を取り囲むものである。
【0038】
前記電源コネクター11は、前記モーターポンプ100に電気を供給するものである。
【0039】
前記モーターアセンブリー20は、前記電源コネクター11から電気の供給を受けて駆動されて、ォッシャ液筒(A)に貯蔵されているォッシャ液が吸引口61を介して吸入されたり、吐出口62を介して吐出するようファン50を回転させるものである。
【0040】
前記ファン50は、前記モーターアセンブリー20の駆動によって回転するものである。
【0041】
前記水位センサー70、80、90は、前記モーターアセンブリー20とファン50が装着されるポンピングケース60の下端周り側面部に形成されているォッシャ液が吸引される吸引口61の管に挿入されて、ホールセンサー70と、ヒンジ91によりマグネット80が連結される浮力装置90の組み合わせでォッシャ液の残量を感知して感知信号を出力するするものである。
【0042】
図7図9に示したように、ォッシャ液筒に装着されるォッシャ液用モーターポンプに付着する水位センサーが、ォッシャ液が吸引されるモーターカバーの分岐管に装着された場合、ォッシャ液用モーターポンプ100でォッシャ液筒の水位を感知する原理を考察すると、ォッシャ液警告灯の未作動状態(図8(a))の場合には、ォッシャ液筒(A)と連結されているモーターポンプ100の吸引口61の管に流入したォッシャ液によってヒンジ91によりマグネット80と連結される浮力装置90が上側方向に移動してマグネット80がホールセンサー70と離れて、ォッシャ液警告灯の作動状態(図8(b))の場合になると、ォッシャ液筒(A)のォッシャ液の水位が低くなると共に、ホールセンサー70が作動して、この時、ヒンジ91によりマグネット80と連結される浮力装置90が上側方向に移動してマグネット80がホールセンサー70と接触する。このように、ォッシャ液の量に応じで移動するマグネット80の上下に上下運動をすると、これをホールセンサー70で感知した後、この感知信号が電気信号で出力されるため、ォッシャ液が足りないことをォッシャ液警告灯を介して知ることができる。
【0043】
前述したような、水位センサーが付着されたォッシャ液用モーターポンプで、ォッシャ液の量に応じてォッシャ液警告灯の色が変わってォッシャ液がどの程度あるか知ることができるが、例えば、ォッシャ液がォッシャ液筒に満杯になると青色に、ォッシャ液がォッシャ液筒に2/3程度あれば橙色に、ォッシャ液が少なければ赤色に変わって感知できる。
【0044】
図面と明細書で最適の実施形態が開示され、ここで使われた用語は、単に本発明を説明するための目的で使われたものであり、意味限定や特許請求範囲に記載された本発明の範囲を制限するために使われたものではない。従って、本技術分野の通常の知識を有する者ならば、これから多様な変形及び均等な他の実施形態が可能であり、従って、本発明の真の技術的保護範囲は、添付された特許請求範囲の技術的思想によって定められなければならないであろう。
【産業上の利用可能性】
【0045】
前述したような、水位センサーが付着されたォッシャ液用モーターポンプは、種々の車両はもちろん航空機に適用することができるので、その使用および適用対象の範囲は広い。
図1
図2
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図6
図7
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図9