特許第6331384号(P6331384)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6331384
(24)【登録日】2018年5月11日
(45)【発行日】2018年5月30日
(54)【発明の名称】活動量関連情報表示装置
(51)【国際特許分類】
   A61B 5/00 20060101AFI20180521BHJP
   A61B 5/22 20060101ALI20180521BHJP
【FI】
   A61B5/00 D
   A61B5/22 B
【請求項の数】3
【全頁数】12
(21)【出願番号】特願2013-269843(P2013-269843)
(22)【出願日】2013年12月26日
(65)【公開番号】特開2015-123228(P2015-123228A)
(43)【公開日】2015年7月6日
【審査請求日】2016年9月7日
(73)【特許権者】
【識別番号】503246015
【氏名又は名称】オムロンヘルスケア株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100101454
【弁理士】
【氏名又は名称】山田 卓二
(74)【代理人】
【識別番号】100081422
【弁理士】
【氏名又は名称】田中 光雄
(74)【代理人】
【識別番号】100111039
【弁理士】
【氏名又は名称】前堀 義之
(74)【代理人】
【識別番号】100122286
【弁理士】
【氏名又は名称】仲倉 幸典
(72)【発明者】
【氏名】田輪 恭久
(72)【発明者】
【氏名】玉井 ゆづき
(72)【発明者】
【氏名】江下 就介
(72)【発明者】
【氏名】荻原 剛
(72)【発明者】
【氏名】伊藤 環
【審査官】 関根 裕
(56)【参考文献】
【文献】 特開2012−223459(JP,A)
【文献】 特開2009−022671(JP,A)
【文献】 特開昭58−080519(JP,A)
【文献】 特開2004−030541(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A61B 5/00 − 5/03
A61B 5/06 − 5/22
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
被測定者の活動量に関する情報をグラフとして表示画面に表示する活動量関連情報表示装置であって、
上記被測定者の或る対象期間にわたる運動強度、活動量または消費カロリの目標値に対する達成度を取得する達成度取得部と、
上記表示画面上に、上記対象期間について、暗色の円と、上記円の周りを環状に取り囲む白色または昼光色の環状領域と、この環状領域の周りを取り囲む暗色の背景領域とを設定し、上記達成度を、この達成度に応じて上記環状領域の径方向寸法を可変して表す表示処理部とを備え、
上記環状領域の明度は、径方向外向きに向かって次第に低下して、上記背景領域の明度に連続的に連なることを特徴とする活動量関連情報表示装置。
【請求項2】
請求項に記載の活動量関連情報表示装置において、
上記環状領域を表すべき、上記径方向寸法が異なる複数の候補画像を記憶する画像記憶部と、
上記複数の候補画像のうち上記対象期間の上記達成度に応じた径方向寸法をもつ候補画像を選択する画像選択部を備えたことを特徴とする活動量関連情報表示装置。
【請求項3】
請求項1または2に記載の活動量関連情報表示装置において、
上記対象期間よりも前の過去の期間についての上記被測定者の運動強度、活動量または消費カロリの実績値を取得して、その実績値に基づいて、上記被測定者の上記対象期間についての上記目標値を設定する目標値設定部を備えたことを特徴とする活動量関連情報表示装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は活動量関連情報表示装置に関し、より詳しくは、被測定者の活動量に関する情報をグラフ化して表示画面に表示する活動量関連情報表示装置に関する。
【0002】
本明細書で、「活動量に関する情報」とは、少なくとも、
i) 運動強度(単位[METs]。METabolic equivalentsの略であり、安静時に対して運動の強さが何倍に相当するかを表す量である。)、
ii) 活動量(単位[Ex]。運動強度[METs]にその運動を行った時間(単位[h];hour)を乗じた量。すなわち、[Ex]=[METs・h]となる。)、
iii) 消費カロリ(単位[kcal]。活動量[Ex]に生体の体重[kg]を乗じたもの。すなわち、消費カロリ[kcal]=活動量[Ex]×体重[kg]となる。)、
iv) 上記i)〜iii)の値の目標値(これを適宜「活動量関連の目標値」と総称する。)に対する達成度
を含むものとする。
【背景技術】
【0003】
従来、この種の活動量関連情報表示装置としては、例えば非特許文献1(パナソニック株式会社、“活動量計 EW-NK63 商品特長”、インターネット< URL : http://panasonic.jp/calorimeter/daycalorie/ew_nk63/recommend/ >)に示すように、日・週・月などの時間軸を横軸とし、消費カロリ(単位[kcal])を縦軸とし、スマートフォンの表示画面に、被測定者の例えば1週間にわたって1日毎の消費カロリを棒グラフとして表示するものがある。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0004】
【非特許文献1】パナソニック株式会社、“活動量計 EW-NK63 商品特長”、[online]、[平成25年11月25日検索]、インターネット< URL : http://panasonic.jp/calorimeter/daycalorie/ew_nk63/recommend/ >
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記従来の表示の仕方では被測定者の活動量関連の目標値に対する達成度が、ユーザ(被測定者を含む。以下同様。)にとって直感的に分かりにくいという問題がある。
【0006】
そこで、この発明の課題は被測定者の活動量関連の目標値に対する達成度を、表示画面に直感的に分かり易く表示できる活動量関連情報表示装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するため、この発明の活動量関連情報表示装置は、
被測定者の活動量に関する情報をグラフとして表示画面に表示する活動量関連情報表示装置であって、
上記被測定者の或る対象期間にわたる運動強度、活動量または消費カロリの目標値に対する達成度を取得する達成度取得部と、
上記表示画面上に、上記対象期間について、暗色の円と、上記円の周りを環状に取り囲む白色または昼光色の環状領域と、この環状領域の周りを取り囲む暗色の背景領域とを設定し、上記達成度を、この達成度に応じて上記環状領域の径方向寸法を可変して表す表示処理部とを備え、
上記環状領域の明度は、径方向外向きに向かって次第に低下して、上記背景領域の明度に連続的に連なることを特徴とする。
【0008】
本明細書で、上記円および上記背景領域の「暗色」とは、上記環状領域の「白色または昼光色」よりも明度が低い色を意味する。
【0009】
この発明の活動量関連情報表示装置では、達成度取得部が、被測定者の或る対象期間にわたる運動強度、活動量または消費カロリの目標値(活動量関連の目標値)に対する達成度を取得する。表示処理部は、上記表示画面上に、上記対象期間について、暗色の円と、上記円の周りを環状に取り囲む白色または昼光色の環状領域と、この環状領域の周りの暗色の背景領域とを設定し、上記達成度を、この達成度に応じて上記環状領域の径方向寸法を可変して表す。例えば、或る対象期間について上記達成度が小さければ、上記環状領域の径方向寸法は小さくなる。別の対象期間について上記達成度が大きければ、上記環状領域の径方向寸法は大きくなる。しかも、上記環状領域の明度は、径方向外向きに向かって次第に低下して、上記背景領域の明度に連続的に連なる。したがって、上記表示画面上に表示される環状領域は、太陽コロナのように見える。すなわち、或る対象期間について被測定者が弱い運動をした結果、上記達成度が小さければ、太陽が弱く燃えているように見える。別の対象期間について被測定者が強い運動をした結果、上記達成度が大きければ、太陽が強く燃えているように見える。この太陽の燃え方の強弱は、ユーザに被測定者の運動強度や運動によるエネルギ消費の程度を連想させる。これにより、ユーザは、被測定者の活動量関連の目標値に対する達成度を、直感的に知ることができる。
【0010】
上記達成度に応じた「径方向寸法」は、上記円の周りの全体として上記達成度に応じていれば足りる。言い換えれば、上記環状領域の「径方向寸法」は、上記円の周りに関して揺らぎを有していてもよい。このような揺らぎを有する場合、上記表示画面上に表示される環状領域は、さらに太陽コロナであるかのように見える。
【0011】
なお、達成度取得部は、上記被測定者の上記対象期間にわたる運動強度、活動量または消費カロリを入力し、その入力した運動強度、活動量または消費カロリを目標値で除算して、上記達成度を算出して取得してもよい。
【0012】
一実施形態の活動量関連情報表示装置では、
上記環状領域を表すべき、上記径方向寸法が異なる複数の候補画像を記憶する画像記憶部と、
上記複数の候補画像のうち上記対象期間の上記達成度に応じた径方向寸法をもつ候補画像を選択する画像選択部を備えたことを特徴とする。
【0013】
この一実施形態の活動量関連情報表示装置では、画像記憶部が、上記環状領域を表すべき、上記径方向寸法が異なる複数の候補画像を記憶している。画像選択部は、上記複数の候補画像のうち上記対象期間の上記達成度に応じた径方向寸法をもつ候補画像を選択する。したがって、上記表示画面上に上記環状領域を含む画像を簡単に表示することができる。
【0014】
一実施形態の活動量関連情報表示装置では、上記対象期間よりも前の過去の期間についての上記被測定者の運動強度、活動量または消費カロリの実績値を取得して、その実績値に基づいて、上記被測定者の上記対象期間についての上記目標値を設定する目標値設定部を備えたことを特徴とする。本明細書で、過去の期間の「実績値に基づいて」とは、上記過去の期間の実績値に対して演算を行って上記目標値を算出する場合を含む。例えば、上記過去の期間の長さと上記対象期間の長さとが異なる場合は、上記過去の期間の実績値を日数で換算して、上記対象期間の長さに応じて上記対象期間の目標値を算出してもよい。上記過去の期間の長さと上記対象期間と長さとが等しい場合は、上記対象期間の目標値を、上記過去の期間の実績値に等しく設定してもよい。
【0015】
この一実施形態の活動量関連情報表示装置では、目標値設定部が、上記対象期間よりも前の過去の期間についての上記被測定者の運動強度、活動量または消費カロリの実績値を取得して、その実績値に基づいて、上記被測定者の上記対象期間についての上記目標値を設定する。この結果、ユーザは、上記表示画面上に表示される環状領域を見ることで、上記過去の期間の実績値に基づく上記目標値に対する上記対象期間の達成度を、直感的に知ることができる。
【発明の効果】
【0016】
以上より明らかなように、この発明の活動量関連情報表示装置によれば被測定者の活動量関連の目標値に対する達成度を、表示画面に直感的に分かり易く表示できる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
図1】この発明の一実施形態の活動量関連情報表示装置のシステム構成を示す図である。
図2】上記システムをなす活動量計のブロック構成を示す図である。
図3】上記システムをなすスマートフォンのブロック構成を示す図である。
図4】被測定者が活動量計を装着して歩く態様を示す図である
図5図5(A),(B)は、それぞれ「1週間における活動量の達成度」モードで上記スマートフォンの表示画面に表示される画像を例示する図である。
図6図6(A),(B)は、それぞれ「1週間における活動量の達成度」モードで上記スマートフォンの表示画面に表示される別の画像を例示する図である。
図7図5ないし図6の画像を模式的に説明する図である。
図8図5ないし図6の画像を表示するための上記スマートフォンの制御部による処理フローを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、この発明の実施の形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
【0019】
図1は、この発明の一実施形態の活動量関連情報表示装置(全体を符号1で示す。)のシステム構成を示している。この活動量関連情報表示装置1は、活動量計100と、スマートフォン200とを含んでいる。活動量計100とスマートフォン200とは、この例ではBLE(Bluetooth low energy;低消費電力Bluetooth)通信によって互いに通信可能になっている。
【0020】
図2に示すように、活動量計100は、ケーシング100Mと、このケーシング100Mに搭載された、制御部110と、発振部111と、加速度センサ112と、メモリ120と、操作部130と、表示部140と、BLE通信部180と、電源部190と、リセット部199とを含む。
【0021】
ケーシング100Mは、この活動量計100を携帯し易いように、ヒトの手のひらに収まる程度の大きさに形成されている。
【0022】
発振部111は、水晶振動子を含み、この活動量計100の動作タイミングの基準となるクロック信号を発生する。
【0023】
加速度センサ112は、ケーシング100Mが受ける3軸(3方向)の加速度をそれぞれ検出して、制御部110へ出力する。
【0024】
メモリ120は、ROM(Read Only Memory)とRAM(Random Access Memory)とを含む。ROMは、この活動量計100を制御するためのプログラムのデータを記憶する。また、RAMは、この活動量計100の各種機能を設定するための設定データ、加速度測定結果および演算結果のデータなどを記憶する。
【0025】
制御部110は、上記クロック信号に基づいて動作するCPU(Central Processing Unit;中央演算処理装置)を含み、メモリ120に記憶された活動量計100を制御するためのプログラムに従って、加速度センサ112からの検知信号に基づいて、この活動量計100の各部(メモリ120、表示部140およびBLE通信部180を含む。)を制御する。
【0026】
操作部130は、この例ではボタンスイッチからなり、電源オン・オフ切り替えの操作、表示内容切り替えの操作、被測定者の性別・体重の入力など、適宜の操作入力を受け付ける。
【0027】
表示部140は、この例ではLCD(液晶表示素子)または有機EL(エレクトロルミネッセンス)ディスプレイからなる表示画面を含み、この表示画面に制御部110から受けた信号に従って所定の情報を表示する。
【0028】
電源部190は、この例では充電池からなり、この活動量計100の各部へ電力を供給する。
【0029】
BLE通信部180は、スマートフォン200との間で通信を行う。例えば、スマートフォン200へ測定結果を表す情報などを送信する。また、スマートフォン200から操作指示を受信する。
【0030】
リセット部199は、この例では操作部130を通した入力に応じて、制御部110の動作やメモリ120の記憶内容をリセットして初期化する。
【0031】
図3に示すように、スマートフォン200は、本体200Mと、この本体200Mに搭載された、制御部210と、メモリ220と、操作部230と、表示部240と、BLE通信部280と、ネットワーク通信部290とを含む。このスマートフォン200は、市販のスマートフォンに、活動量に関する情報の表示を行わせるようにアプリケーションソフトウェア(以下「活動量関連情報表示プログラム」と呼ぶ。)をインストールしたものである。
【0032】
制御部210は、CPUおよびその補助回路を含み、スマートフォン200の各部を制御し、メモリ220に記憶されたプログラムおよびデータに従って処理を実行する。すなわち、操作部230、および、通信部280,290から入力されたデータを処理し、処理したデータを、メモリ220に記憶させたり、表示部240で表示させたり、通信部280,290から出力させたりする。
【0033】
メモリ220は、制御部210でプログラムを実行するために必要な作業領域として用いられるRAMと、制御部210で実行するための基本的なプログラムを記憶するためのROMとを含む。また、メモリ220の記憶領域を補助するための補助記憶装置の記憶媒体として、半導体メモリ(メモリカード、SSD(Solid State Drive))などが用いられてもよい。この例では、メモリ220は、画像記憶部として、後述の表示例で表示部240に表示すべき後述の複数の候補画像を予め記憶している。
【0034】
操作部230は、この例では、表示部240上に設けられたタッチパネルからなっている。なお、キーボードその他のハードウェア操作デバイスを含んでいても良い。
【0035】
表示部240は、表示画面(例えばLCDまたは有機ELディスプレイからなる)を含む。表示部240は、制御部210によって制御されて、所定の画像を表示画面に表示させる。
【0036】
BLE通信部280は、活動量計100との間で通信を行う。例えば、活動量計100へ操作指示を送信する。また、活動量計100から測定結果を表す情報などを受信する。
【0037】
ネットワーク通信部290は、制御部210からの情報をネットワーク900を介して他の装置へ送信するとともに、他の装置からネットワーク900を介して送信されてきた情報を受信して制御部210に受け渡すことができる。
【0038】
例えば図4に示すように、この活動量関連情報表示装置1が例えばユーザとしての被測定者90によって使用される場合、活動量計100が装着クリップ100C(図1中に示す)によって被測定者90の例えば胸に装着される。この結果、被測定者90の運動は、加速度センサ112の出力となる。
【0039】
測定を行う場合、被測定者90は、活動量計100の電源をオンして、活動量計100へ測定スタートを指示する。そして、被測定者90は、1日または複数日の活動を行う。
【0040】
すると、活動量計100の制御部110は、加速度センサ112の出力を受けて、被測定者の活動による単位時間Δt(この例では、Δt=10分間とする。)毎の運動強度(単位[METs])、活動量(単位[Ex])および消費カロリ(単位[kcal])を算出する(単位時間Δt内に運動強度等が変化する場合は、その単位時間Δt内の平均値を算出する。)。ここで、
i) 運動強度(単位[METs])は、安静時に対して運動の強さが何倍に相当するかを表す量である。
ii) 活動量(単位[Ex])は、運動強度[METs]にその運動を行った時間(単位[h];hour)を乗じた量である。すなわち、[Ex]=[METs・h]となる。
iii) 消費カロリ(単位[kcal])。活動量[Ex]に生体の体重[kg]を乗じたものである。すなわち、消費カロリ[kcal]=活動量[Ex]×体重[kg]として算出される。なお、被測定者90の体重は、操作部130を通して予め入力され、メモリ120に記憶されているものとする。
【0041】
算出された単位時間Δt毎の運動強度(単位[METs])、活動量(単位[Ex])および消費カロリ(単位[kcal])を表すデータ(値情報)は、逐次、メモリ120に記憶され、蓄積される。
【0042】
活動量計100がオンしている間に、被測定者90がスマートフォン200の活動量関連情報表示プログラムを起動すると、スマートフォン200の制御部210は、値情報取得部として働いて、BLE通信部280を介して、活動量計100(BLE通信部180を介して)からの単位時間Δt毎の運動強度(単位[METs])、活動量(単位[Ex])および消費カロリ(単位[kcal])を表すデータを受信する。受信したデータは、メモリ220に記憶される。
【0043】
なお、スマートフォン200の活動量関連情報表示プログラムを起動した状態で、被測定者90がスマートフォン200の操作部230を介して体重を入力してもよい。または、他の装置に被測定者90の体重を表す情報がある場合は、ネットワーク900およびネットワーク通信部290を介して、スマートフォン200の制御部210がその体重を表す情報を受信してもよい。そして、スマートフォン200の制御部210が消費カロリ[kcal]を算出してもよい。
【0044】
表示例
被測定者90がスマートフォン200の操作部230を介して、活動量関連情報表示プログラムにおける例えば「1週間における活動量の達成度」モードを選択すると、まず、制御部210が達成度取得部として働いて、被測定者90の1週間にわたる活動量の予め定められた目標値に対する達成度(単位は%とする。適宜「活動量達成度」と呼ぶ。)を取得する。この例では、上記目標値は、ユーザが、予めスマートフォン200のメモリ220に、操作部230を介して入力して設定したものである。
【0045】
具体的には、図8のステップS1に示すように、スマートフォン200の制御部210は、活動量計100から被測定者90の1週間にわたる活動量(累積値)を表す値情報を入力する。続いて、ステップS2に示すように、その入力した値情報が表す活動量を、上記目標値(1週間の活動量の目標値)で除算する。これにより、活動量達成度を算出して取得する。
【0046】
この例では、スマートフォン200のメモリ220に、図5(A),(B)、図6(A),(B)中にそれぞれ例示するような複数の候補画像80A,80B,80C,80D,…が記憶されている。図7図6(A)に対応する)中に模式的に示すように、それらの候補画像は、暗色(この例では黒色)の円84と、この円84の周りを環状に取り囲む白色(または昼光色)の環状領域85と、この環状領域85の周りの暗色(この例では黒色)の背景領域89とを含んでいる。各候補画像の環状領域85の径方向寸法(R方向の高さ)Hは、図5(A),(B)、図6(A),(B)に示すように、それぞれの候補画像80A,80B,80C,80Dが表すべき活動量達成度(この例では、1.5%、30.5%、70.5%、100%)に応じて可変され、順次大きくなっている。環状領域85の明度は、太陽コロナのように、径方向外向きに向かって次第に低下して、背景領域89の明度に連続的に連なっている。また、図7中に模式的に示すように、環状領域85の径方向寸法Hは、太陽コロナのように、円84の周りに関して揺らぎ85aを有している。
【0047】
図5図6では、簡単のため4つの候補画像80A,80B,80C,80Dのみを示しているが、この例では、環状領域85の径方向寸法Hが順次大きくなっている11個の候補画像が用意され、メモリ220に記憶されている。次に述べるように、それらの11個の候補画像は、取得された活動量達成度(図8のステップS2)がそれぞれ0%〜10%、10%〜20%、20%〜30%、30%〜40%、40%〜50%、50%〜60%、60%〜70%、70%〜80%、80%〜90%、90%〜100%、100%超のときに選択される。
【0048】
図8のステップS3では、スマートフォン200の制御部210が画像選択部として働いて、複数(この例では11個)の候補画像80A,80B,80C,80D,…のうち、ステップS2で取得された活動量達成度に対応する候補画像を選択する。
【0049】
続いて、図8のステップS4では、制御部210は表示処理部として働いて、ステップS3で選択された候補画像を用いて、図5(A),(B)、図6(A),(B)に示すように、表示画面70上に表示すべき画像を作成して表示する。
【0050】
その画像では、図7中に模式的に示すように、選択された候補画像に対して、表示画面70の上部中央の日付欄71において、表示の対象となった1週間の日付(この例では2013/10/20−10/26(2013年10月20日から2013年10月26日まで))が上書きされている。また、表示画面70の上部左側のアクティブレベル欄72において、その1週間の活動量の目標値(この例では、24Ex)を示す表示が上書きされている。また、円84の中央部84eにおいて、その1週間の活動量達成度(図7の例では70.5%)の値が%単位で上書きされている。また、円84の上端部84aと中央部84eとの間の部分84fに、表示の対象となる期間(対象期間)が1週間であることを示す文字列「Week」が上書きされている。
【0051】
上述のようにして表示画面70上に画像を表示した場合、例えば、或る1週間について活動量達成度が小さければ、環状領域85の径方向寸法Hは小さくなる。別の1週間について活動量達成度が大きければ、環状領域85の径方向寸法Hは大きくなる。しかも、環状領域85の明度は、径方向外向きに向かって次第に低下して、背景領域89の明度に連続的に連なる。また、環状領域85の径方向寸法Hは、円84の周りに関して揺らぎ85aを有している。したがって、表示画面70上に表示される環状領域85は、太陽コロナのように見える。すなわち、或る1週間について被測定者90が弱い運動をした結果、活動量達成度が小さければ、太陽が弱く燃えているように見える。別の1週間について被測定者90が強い運動をした結果、活動量達成度が大きければ、太陽が強く燃えているように見える。この太陽の燃え方の強弱は、ユーザに被測定者90の運動によるエネルギ消費の程度を連想させる。これにより、ユーザは、被測定者90の活動量達成度を、直感的に知ることができる。また、円84の中央部84eには、その1週間の活動量達成度が数値で表示されているので、ユーザは、被測定者90の活動量達成度を、正確に知ることができる。
【0052】
上の例では、アクティブレベル欄72の活動量目標値は、ユーザが、予めスマートフォン200のメモリ220に、操作部230を介して入力して設定したものとした。しかしながら、これに限られるものではなく、例えば制御部210が目標値設定部として働いて、上記1週間よりも前の過去の1週間(例えば前週)について、被測定者90の活動量の実績値を取得して、その実績値に基づいて今週の目標値を設定してもよい。例えば、前週について、被測定者90の活動量の実績値が28Exであれば、今週の目標値を、前週の実績値と等しく28Exに設定してもよい。また、被測定者90がより強い運動をするように、活動量目標値を、実績値28Exの例えば+10%(約31Ex)というように、その実績値よりも大きい目標値を設定してもよい。そのようにした場合、ユーザは、表示画面70上に表示される環状領域85を見ることで、前週の実績値に基づく活動量目標値に対する今週の達成度を、直感的に知ることができる。また、ユーザは、円84の中央部84eの数値を見ることで、前週の実績値に基づく活動量目標値に対する今週の達成度を、正確に知ることができる。
【0053】
この表示例では、表示の対象となる対象期間は1週間であるとしたが、これに限られるものではない。対象期間は、例えば1日、1ヶ月、または1年間であってもよい。また、目標値を設定するための基準となる過去の期間も、例えば1日、1ヶ月、または1年間であってもよい。また、上記対象期間の長さと上記過去の期間の長さとが異なっていてもよい。その場合は、上記過去の期間の実績値を日数で換算して、上記対象期間の長さに応じて上記対象期間の目標値を算出してもよい。
【0054】
また、この表示例では、活動量に関する情報として、活動量の目標値に対する達成度を表示したが、これに限られるものではない。活動量に関する情報として、運動強度や消費カロリの目標値に対する達成度を、太陽コロナのように表示してもよい。その場合、スマートフォン200のメモリ220に、予め操作部230を介して、運動強度や消費カロリの目標値を記憶させておく。
【0055】
また、この表示例では、スマートフォン200において、活動量関連の目標値に対する達成度を算出したが、これに限られるものではない。活動量計100において、活動量関連の目標値に対する達成度を算出し、算出された達成度を表す情報をスマートフォン200へ送信するようにしてもよい。その場合、活動量計100のメモリ120に、運動強度、活動量および消費カロリの目標値を記憶させておく。
【0056】
また、この実施形態では、活動量計100とスマートフォン200とは、BLE通信によって互いに通信を行ったが、これに限られるものではない。例えば、活動量計100とスマートフォン200とは、NFC(Near Field Communication;近距離無線通信)によって、スマートフォン200と活動量計100とが互いに接近したときに通信を行うようにしてもよい。
【0057】
また、この実施形態では、本発明の活動量関連情報表示装置を、活動量計100とスマートフォン200とを含むシステムとして構成したが、これに限られるものではない。
【0058】
例えば、本発明の活動量関連情報表示装置を、スマートフォン200のみで構成しても良い。その場合、スマートフォン200が加速度センサを含むものとする。また、スマートフォン200のメモリ220に記憶されたアプリケーションソフトウェアには、制御部210に、単位時間毎の運動強度、活動量および消費カロリを算出するプログラム、並びに、これらの値の目標値に対する達成度を算出するプログラムを含めておく。これにより、本発明の活動量関連情報表示装置を小型かつコンパクトに構成することができる。
【0059】
上述の実施形態は例示に過ぎず、この発明の範囲から逸脱することなく種々の変形が可能である。
【符号の説明】
【0060】
1 活動量関連情報表示装置
70 表示画面
84
80A,80B,80C,80D 候補画像
85 環状領域
89 背景領域
100 活動量計
200 スマートフォン
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8