特許第6333072号(P6333072)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6333072
(24)【登録日】2018年5月11日
(45)【発行日】2018年5月30日
(54)【発明の名称】マグネシウム金属電池
(51)【国際特許分類】
   H01M 6/34 20060101AFI20180521BHJP
   H01M 2/10 20060101ALI20180521BHJP
   H01M 2/16 20060101ALI20180521BHJP
   H01M 4/06 20060101ALI20180521BHJP
   H01M 4/583 20100101ALI20180521BHJP
   H01M 4/46 20060101ALI20180521BHJP
   F21S 9/02 20060101ALI20180521BHJP
【FI】
   H01M6/34 A
   H01M2/10 C
   H01M2/16 N
   H01M4/06 B
   H01M4/583
   H01M4/46
   F21S9/02 430
【請求項の数】7
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2014-113331(P2014-113331)
(22)【出願日】2014年5月30日
(65)【公開番号】特開2015-228317(P2015-228317A)
(43)【公開日】2015年12月17日
【審査請求日】2017年5月1日
(73)【特許権者】
【識別番号】512098186
【氏名又は名称】株式会社ペガソス・エレクトラ
(73)【特許権者】
【識別番号】593083516
【氏名又は名称】株式会社ヴィド
(73)【特許権者】
【識別番号】514137159
【氏名又は名称】株式会社MARS
(74)【代理人】
【識別番号】100110560
【弁理士】
【氏名又は名称】松下 恵三
(72)【発明者】
【氏名】渡辺 順子
(72)【発明者】
【氏名】斉藤 広之
(72)【発明者】
【氏名】内田 成明
【審査官】 渡部 朋也
(56)【参考文献】
【文献】 特許第5192613(JP,B2)
【文献】 特開2012−124142(JP,A)
【文献】 特開2002−313352(JP,A)
【文献】 特開2008−204653(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H01M 6/34
F21S 9/02
H01M 2/10
H01M 2/16
H01M 4/06
H01M 4/46
H01M 4/583
H01M 6/32
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
マグネシウムまたはマグネシウム合金からなる負極と、
吸液性誘電体からなるセパレータと、
導電性多孔質体からなり、前記負極から発生する電子を受け取る正極と、
を有し、
前記セパレータと前記正極との少なくとも一方に、電解質体が塗布されており、
前記電解質体は、海塩、グルタミン酸ナトリウム、炭酸カルシウムおよびクエン酸三ナトリウムからなり、
前記電解質体が液体に浸漬されることによって活性化する、
マグネシウム金属電池。
【請求項2】
前記液体は、外部から注入される、
請求項1に記載のマグネシウム金属電池。
【請求項3】
前記正極は、微細中空高電導炭素粒をバインダとともに不織布に塗布されることによって製作された、
請求項1または請求項2に記載のマグネシウム金属電池。
【請求項4】
前記セパレータは、紙フィルタによって構成される、
請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のマグネシウム金属電池。
【請求項5】
前記正極は、微細中空高電導炭素粒を板状に固めてなる、
請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のマグネシウム金属電池。
【請求項6】
前記電解質体とともに、または、前記電解質体に代えて、炭酸カルシウムとクエン酸との組み合わせからなる電解質体を、前記セパレータと前記正極とに塗布した、
請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のマグネシウム金属電池。
【請求項7】
請求項1から請求項6のいずれか1項に記載のマグネシウム金属電池と、
前記マグネシウム金属電池によって得られる電力によって点灯する光源と、
を含む電気ロウソク。


【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、マグネシウム金属電池に関するものである。
【背景技術】
【0002】
一般に、マグネシウム金属電池は、マグネシウムのイオン化を利用して電気化学的にマグネシウムの還元状態(金属単体)と酸化状態との間の化学ポテンシャルを電気エネルギーとして取り出す素子(電池)である。この電池ではマグネシウムは負極と呼ばれ、イオン化により電子を発生する。負極から発生する電子を受け取る電極(正極と呼ばれる)が存在すれば、電気エネルギーを取り出す基本構造を構成できる。そして、負極と正極との間にエネルギーを利用する負荷(モータなど)と電解液部とが並列に設けられると回路が成立する。この回路において、負荷に電流が流れることにより、電気エネルギーを機械運動、光、熱などの形で取り出すことができる。
【0003】
上記電解液部は、液中で電荷移動を担う電解質(溶質)とそのイオン化を促す溶媒とで構成される液体を有する。特に、本明細書では溶媒を活性液と呼ぶ。
【0004】
一般に、金属は表面近傍に酸素が存在すると酸化反応が進み、所謂錆による腐食が進む。これにより金属を電極とする電池の性能(主に蓄積エネルギー量)は使用しなくても経年変化により劣化する。その点、マグネシウムは表面の酸化により不働態と呼ばれる保護膜が生成し、それ以上の酸化反応は進まなくなる。マグネシウム金属電池内に電解液が満たされると不働態の溶解により新鮮なマグネシウム面が電解液に露出し、イオン化が開始する。このような性質はマグネシウムなど一部の金属に見られる特徴である。適当な反応性を有するマグネシウム金属電池は、長期間の保存後、簡単な操作で活性化し発電を開始するユニークな特長を持つ。
【0005】
マグネシウム金属電池の性能は、負極のイオン化と正極の電子吸収とを効率よく行う組成および構造、電解液の性能を決定する電解質(溶質)と溶媒(活性液)の組み合わせ、ならびに、電解液の機能を発現させる活性化の手段、などにより決定される。
【0006】
なお、従来から特許文献1に開示のマグネシウム金属電池が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特許5192613号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
特許文献1に開示のマグネシウム金属電池は以下のような特性を有しており、改良の余地がある。
【0009】
(1)特許文献1に記載の電池では、正極電極にマンガンなどの触媒が必要である。このことは、乾電池と同様に、エネルギー素子としてのコスト上昇および廃棄物処理問題の要因となっている。これは負極電極(マグネシウム)を活性化する物質が有機酸塩類の大部分を占める総称的なカルボン酸塩としか表記されていないことからも分かる通り、その機能が最適化されていないためである。
【0010】
(2)特許文献1に記載の電池で用いられている触媒は、それが機能するための活性化物質の条件が水、塩化物水溶液などに限られており(活性液)、かつ、特定のpH値を示す活性液が必要である。そのため、非常時用に電池を活性化させるために清水または塩水の準備が必要になるなど、使用制限がある。
【0011】
(3)特許文献1に記載の電池を活性化する場合には、電極に注入する活性液の量に適正値が存在する。したがって、電池の活性化にはこのような活性液量を適正に制御する機構が必要である。
【0012】
(4)特許文献1に記載の電池を用いて任意の出力電圧値を発生するには、一対の正極と負極とを組み合わせたセルを必要数積層(スタック)する。この時、隣り合うセル間の漏電を防止するため絶縁層(板)を付加する必要がある。このことは、電池重量およびコストの増大要因となる。
【課題を解決するための手段】
【0013】
上記の問題を解決するため、本発明の一態様によるマグネシウム金属電池は、
マグネシウムまたはマグネシウム合金からなる負極と、
吸液性誘電体からなるセパレータと、
導電性多孔質体からなり、負極から発生する電子を受け取る正極と、
を有し、
前記セパレータと前記正極との少なくとも一方に、電解質体が塗布されており、
前記電解質体は、海塩、グルタミン酸ナトリウム、炭酸カルシウムおよびクエン酸三ナトリウムからなり、
前記電解質体が液体に浸漬されることによって活性化する、
マグネシウム金属電池である。
【図面の簡単な説明】
【0014】
図1図1は、本発明の実施の形態に係るマグネシウム金属電池の構成例を示す図である。
図2図2は、本発明の実施の形態に係るマグネシウム金属電池を液中に浸漬した状態の例を示す図である。
図3A図3Aは、本発明の実施の形態に係るマグネシウム金属電池を含む電気ロウソクの構成例を示す図である。
図3B図3Bは、図3Aの電気ロウソクの底面図である。
図3C図3Cは、図3AのA−A部の断面を示す図である。
図4図4は、電気ロウソクを液中に浸漬した状態の例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
(構成)
以下に、実施形態に係るマグネシウム金属電池を図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の図面において、同一または相当する部分には同一の参照番号を付し、その説明は繰り返さない。
【0016】
図1は、この発明の実施の形態に係るマグネシウム金属電池を示す構成例を示す図である。このマグネシウム金属電池1は、負極11、セパレータ12、正極14を積層した構造になっている。負極11、正極14には、それぞれ、端子T1、T2が電気的に接続されている。
【0017】
負極11は、マグネシウムまたはマグネシウム合金によって構成される。負極11は、イオン化により電子を発生する。
【0018】
セパレータ12は、毛細管現象による吸液性(吸水性)を有する誘電体である。代表的な素材は紙フィルタなどである。セパレータ12は、電解質を含んでいるときに導電性を実現する。セパレータ12は、例えば、乾燥時の面密度0.0047g/cmを満たす紙 (フィルタ、しかしそれに限定するものではない)によって構成する。
【0019】
正極14は、負極11から発生する電子を受け取る電極である。例えば、微細中空高電導炭素粒であるケッチェンブラック(登録商標)を板状に固めた材料を、正極14に使用する。この材料を用いることにより、正極反応(電子の吸収)をスムーズに行い、かつ、積層された場合には隣のセルへの漏電を防ぐことができる。これにより、積層された場合でもセル間の絶縁物を用いずに電池性能を最大化できる。正極14は、導電性多孔質体に、電池を活性化するために用いる電解質を塗布することによって構成してもよい。電解質には、海塩の他、グルタミン酸ナトリウムおよびクエン酸三ナトリウムを用いる。外部から液体が注入されることにより、電解質の作用によって電池としての機能が活性化する。上記電解質は、正極14と、セパレータ12との、少なくとも一方に塗布すればよい。
【0020】
また、誘電体であるセパレータ12および導電性多孔質体である正極14には、上記の海塩の他、グルタミン酸ナトリウムおよびクエン酸三ナトリウムからなる電解質とともに、または、前記電解質体に代えて、炭酸カルシウムとクエン酸との組み合わせからなる電解質を塗布してもよい。炭酸カルシウムとクエン酸との組み合わせを塗布することにより、pH調整機能を持たせることができる。これにより、種々の液体を、活性液として使用できるようにする 。
【0021】
なお、導電性を高めるための炭素粉が塗布されていないので、炭素粉が正極14から剥がれ落ちたり、炭素粉が電池外部に漏れて環境を汚染したりすることはない。
【0022】
次に、このマグネシウム金属電池1の動作について説明する。マグネシウム金属電池1は、液中に浸漬することによって、発電する。図2は、マグネシウム金属電池1を、液中に浸漬した状態の例を示す図である。図2に示すように、例えば、容器20に満たされた液体10に、マグネシウム金属電池1の少なくとも一部を浸漬する。これにより、マグネシウム金属電池1は、電池としての機能が活性化する。なお、液体10には、例えば、真水、水道水などの他、金属塩化物水溶液以外の液体を、pHに関わりなく用いることができる。
【0023】
マグネシウム金属電池1において、電解液の機能を最大限に発揮するためには電解液の濃度が重要である。電解液の濃度は、予め電池に含まれる溶質量と活性液の液量とにより決まる。
製品としての電池個々の性能ばらつきを抑えて安定かつ確実に提供するために活性液注入量自動調節機能を設けてもよい。この機能は、例えば、次のように実現する。すなわち、セパレータ12の仕様と電池スタック全体を内包する容器の特殊構造とにより毛細管現象を発現させ、その特性を制御することにより、適切な活性水量を電池内部に導入することによって、実現する。具体的には、電極スタック構造をその厚さ方向に圧縮する構造をケース内部に設け、セパレータ12内の微細構造(の大きさ)を制御し所要の毛細管現象量を得ることにより適量の活性化液量導入を実現する。
【0024】
図3Aは、マグネシウム金属電池1を含む電気ロウソク100の構成例を示す図、図3B図3Aの電気ロウソク100の底面図、図3C図3AのA−A部の断面を示す図である。
【0025】
本例では、図3Aに示すように、マグネシウム金属電池1は、容器2に収容されている。容器2は中空になっており、その内部にマグネシウム金属電池1が収容される。図3Bに示すように、容器2は、底面が略楕円形になっている。図3A図3Cに示すように、マグネシウム金属電池1と容器2の中空部分との間には空隙5があり、容器2の底面から空隙5に液体が浸入できる。この構造により、活性液の注入を簡便にかつ確実に実行でき、電池の性能を最大限引き出し、安定かつ確実に性能を出すことができる。
【0026】
図3Aに示すように、本例では、マグネシウム金属電池1は、容器2の底面側を挿入口とし、矢印Y1の方向に、容器2の内部へ挿入される。容器2の内部は、挿入口である底面側が広く、上部へ向かうにしたがって狭くなっている。さらに、図3Cに示すように、容器2の内部の上端は、内寸がマグネシウム金属電池1の外寸とほぼ同じになっている。このような構造であるため、マグネシウム金属電池1を容器2の内部へ挿入しやすく、かつ、挿入された状態でマグネシウム金属電池1が容器2の所定位置に固定される。
【0027】
図3Bに示すように、容器2は、その内部に、マグネシウム金属電池1の挿入方向に長さを有する凹部21および凸部22を備えている。このため、これら凹部21および凸部22に沿って、液体が浸入しやすい構造になっている。
【0028】
電気ロウソク100の光源は、本例では、発光ダイオード(Light Emitting Diode;以下、LEDと略称する)4である。LED4は、アノード端子側がマグネシウム金属電池1の負極11に、カソード端子側がマグネシウム金属電池1の正極14に、それぞれ電気的に接続されている。本例では、LED4は、端子以外の部分が容器2から上部に突出するように設けられている。なお、LED4は、マグネシウム金属電池1を容器2の内部へ挿入した後でマグネシウム金属電池1に取り付けてもよいし、容器2の内部へ挿入する前にマグネシウム金属電池1に取り付けてもよい。
【0029】
本例の電気ロウソク100は、容器2の上部に、容器2に対して脱着可能なカバー3を備えている。本例の容器2には凸部61、62が設けられており、カバー3には凹部31、32が設けられている。凸部61と凹部31、凸部62と凹部31、がそれぞれ係合することによって、カバー3が容器2に固定される。
【0030】
カバー3は、透光性を有している。このため、LED4から発せられる光は、カバー3を透過して電気ロウソク100の周囲に到達する。これにより、電気ロウソク100は、それが置かれた場所の周囲を照らすことができる。なお、容器2およびカバー3は、例えば、合成樹脂によって成形することができる。
【0031】
ここで、図3A図3Cにおいて用いるマグネシウム金属電池1は、電極層を圧縮した構造を採用してもよい。例えば、負極11、セパレータ12、および、正極14からなるセルを三段積み重ね、厚さ8.7mmに調整する。
【0032】
吸湿性多孔質体であるセパレータ12には、適切な毛細管現象を発現するために、例えば面密度が5ミリグラム/平方センチの紙フィルタを用いる。また、導電性多孔質体である正極14は、例えば、微細中空高電導炭素粒であるケッチェンブラック(登録商標)をバインダとともに不織布に塗布することによって製作する。塗布面密度は、例えば、50mg/cm2である。不織布の面密度は、例えば、0.0036g/cmである。
【0033】
以上の構成を有する電気ロウソク100は、液中に浸漬することによって、発電することができる。図4は、電気ロウソク100を液中に浸漬した状態の例を示す図である。例えば、図4に示すように、容器20に満たされた液体10に、電気ロウソク100の少なくとも一部を浸漬する。これにより、電気ロウソク100内のマグネシウム金属電池1が電池として機能し、LED4が点灯する。つまり、電気ロウソク100は、マグネシウム金属電池1によって得られる電力によって、光源であるLED4を点灯する構成である。
【0034】
液体10には、例えば、真水、水道水などの他、金属塩化物水溶液以外の液体を、pHに関わりなく用いることができる。このため、災害発生時に、電気ロウソク100を液体10中に浸漬することによって、明かりとして使用することができる。
【0035】
以上説明したマグネシウム金属電池1は、以下の特徴を有する。
【0036】
(1)マグネシウム金属電池1は、マンガンなどの触媒を介さずに電子の吸収を促進するためグルタミン酸ナトリウム、クエン酸三ナトリウムを電解質として構成される。電解質の液中ではグルタミン酸は電荷移動を、クエン酸はヒドロキシ基に由来するpH調整や電子受容体の役割を果たすと考えられる。マンガンなど金属触媒を用いずに発電が行えるので、電解質の構成の最適化を行い、これにより電池の材料コスト低減および廃棄物処理の問題を解決できる。
【0037】
(2)マグネシウム金属電池1は、活性液の種類、特性(pH)に関わらず電池を活性化しマグネシウムのイオン化を促すために炭酸カルシウムとクエン酸との組み合せを利用する。クエン酸の作用により炭酸カルシウムは溶質となり、マグネシウムの電池反応を促進すると考えられる。これにより、マグネシウム電池の電極利用効率(すなわち、電池内マグネシウム総量のうち電気エネルギーに変換される割合)を向上させることができる。
【0038】
(他の実施形態)
なお、上記のグルタミン酸ナトリウムは、他の適当なアミノ酸塩で置き換えてもよい。また、上記のクエン酸ナトリウムは他の適当なヒドロキシ酸塩で置き換えてもよい。
【0039】
本発明の実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これらの実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
【符号の説明】
【0040】
1 マグネシウム金属電池
2 容器
3 カバー
4 LED
5 空隙
10 液体
11 負極
12 セパレータ
14 正極
20 容器
100 電気ロウソク
T1、T2 端子


図1
図2
図3A
図3B
図3C
図4