【実施例1】
【0019】
本発明の第1実施形態を図に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施形態の概要及びハードウェア構成を示した図である。
本発明は、電子チケットを取得して記憶する携帯端末1と、所定の信号を発信する信号発信装置2と、興行チケットの販売や管理を行うチケット管理サーバー3とからなり、携帯端末1とチケット管理サーバー3とはインターネットなどの通信手段を介して情報の送受信ができるよう接続されている。
【0020】
携帯端末1は、イベントの観客が所有する端末であり、情報の入出力を行う入出力部、信号発信装置2からの信号を取得・受信する信号受信部、情報の送受信を行う送受信部、情報の処理を行う処理部等を備えたコンピュータである。
信号発信装置2は、イベント会場の入り口付近に設置される装置であり、所定の周波数の信号や所定の情報を発信する信号発信部を備える。信号発信装置2は、携帯端末1に対し、所定の信号を発信する装置である一方、携帯端末1からの信号や情報の受信は行わない発信専門の装置である。すなわち、信号発信装置2は、携帯端末1に対し一方的に信号を発信するのみの装置であり、携帯端末1との間において双方向通信は行わない装置である。
チケット管理サーバー3は、情報の入出力を行う入出力部、情報の送受信を行う送受信部、情報の処理を行う処理部等を備えたコンピュータである。
【0021】
携帯端末1とチケット管理サーバー3には、本発明を実現するためのコンピュータプログラムや所定のデータが記憶されており、処理部はこのコンピュータプログラムの処理命令に従って所定の処理を行う。
【0022】
図2は、本発明の一実施形態を示した機能構成図である。
携帯端末1は、チケット取得部11、使用状況更新部12、入場通知部13とからなる。
チケット取得部11は、入力部41から購入するチケットの情報の入力を受け付け、販売処理部31に送信する。また、販売処理部31から電子チケットを取得し、これを携帯端末1の記憶部42に記憶する。
使用状況更新部12は、信号発信部21から信号を受信し、電子チケットの使用状況を更新し、更新した旨を入場通知部13に送信する。
入場通知部13は、使用状況更新部12から電子チケットの使用状況を更新した旨の情報を受信し、これを入場管理部31に送信する。
【0023】
信号発信装置2は、信号発信部21を含む。
信号発信部21は、使用状況更新部12に対し所定の信号を発信する。
【0024】
チケット管理サーバー3は、販売処理部31と入場管理部32とからなる。
販売処理部31は、チケット取得部11からチケット情報を受信し、チケット取得部11に対し電子チケットを送信する。
入場管理部32は、入場通知部13から電子チケットの使用状況を更新した旨の情報を受信し、これを記憶装置に記憶する。
【0025】
次に、本実施形態にて使用されるデータについて説明する。
図3は、チケットを購入する顧客(観客)がチケット販売会社に登録した会員データであり、チケット管理サーバー3の記憶装置に記憶されている。この会員データは、
図3に示すとおり、会員番号、氏名、住所、連絡先、顧客の属性情報(年齢、性別)など、顧客に関する情報が各々関連づけられているものである。
【0026】
図4は、チケット販売会社が販売する複数の種類のチケットの情報が収録されたデーターベースであり、チケット管理サーバー3の記憶装置に記憶されている。ここには興行ID、興行名、開催日時など、チケットに関する情報が各々関連づけられているものである。
【0027】
図5は、電子チケットをダウンロードする前のチケットデータの内容を示すものであり、携帯端末1の記憶部に記憶されるものである。チケットデータは、そのチケットを所有する顧客の会員ID、興行IDなど、
図5に表されたチケットに関するデータ項目が各々関連づけられているものである。
図5は、顧客が電子チケットを購入したが、未だ電子チケットをダウンロードしていない状態を示している。よって、購入区分は「購入済み」となっているが、座席情報・信号特定情報・使用状況は「情報なし」の状態である。
なお、信号特定情報とは、この電子チケットに付与された固有の情報であり、この信号特定情報により特定される信号を携帯端末1が受信した場合に限り、使用状況が「未使用」から「使用済み(更新済み)」に更新されるものであるが、具体的処理に関しては後述する。
【0028】
図6は、電子チケットをダウンロードするタイミングを表したデータの内容を示したものであり、チケット管理サーバー3の記憶装置に記憶されている。ここには会場、会場の住所、タイミングとが各々関連づけられている。このデータに基づき、会場の半径3キロメートル以内に携帯端末1が位置した場合は、電子チケットのダウンロードが開始される。また、イベントの開催日時の90分前にダウンロードが開始されるようにしてもよい。
【0029】
図7は、電子チケットをダウンロードした後のチケットデータの内容を示すものである。よって、座席番号は「情報なし」から「A−026」のように具体的な座席番号に更新され、信号特定情報も「情報なし」から「信号S」のように信号を特定する情報に更新されている。
また、使用状況も「情報なし」から「未使用(電子チケットを所有しているが、その電子チケットを未だ使用せず、イベント会場に入場していない状態を示す情報)」に更新されている。
【0030】
図8は、この電子チケットを所有する観客がイベント会場に入場する際のチケットデータの内容を示すものである。よって、この電子チケットの使用状況は「未使用」から「使用済み(更新済み)」に更新されている。
【0031】
次に、携帯端末1の表示部に表示されるデータについて説明する。
図9(a)は、携帯端末1が信号発信装置2から所定の信号を受信して、それにより電子チケットの「使用状況」が「使用済み(更新済み)」になった際に、携帯端末1の表示部に表示する情報の例である。ここでは文字データのみを表示している。
一方、
図9(b)は、チケット所有者(観客)の顔写真を携帯端末1の表示部に表示した例である。
また、
図9(c)は、動的情報(動画、アニメーション、時計等)を携帯端末1の表示部に表示した例である。
更に、
図9(d)は、チケット所有者の年齢や性別等の属性情報を携帯端末1の表示部に表示した例である。
なお、表示部に表示する情報は予め携帯端末1の記憶部に記憶されているデータであってもよいし、チケット管理サーバー3から受信した情報であってもよい。
【0032】
次に、本実施例の処理手順について説明する。
図10は本実施形態の処理手順を示すフローチャートである。このフローチャートは、チケット購入処理(STEP1)、チケットダウンロード処理(STEP2)、使用状況更新処理(STEP3)、入場処理(STEP4)、入場通知(STEP5)とからなる。
【0033】
STEP1は、チケット購入処理であり、その詳細は
図11の通りである。
チケット購入希望者はチケット販売会社からチケットを購入する。ここでは、
図3に示すチケット購入者(チケット会員である山田太郎)が、チケット販売会社から「○○ライブツアー」(
図4)のチケットを購入することを例に説明する。
【0034】
STEP1−1は購入希望データ送信処理である。
チケット購入者は、携帯端末1を所有している。チケット購入者は、携帯端末1の操作を行い、チケット管理サーバー3との間で情報の送受信を行うことにより、所望の電子チケットを購入する。すなわち、携帯端末1のチケット取得部11から購入を希望するチケットのデータをチケット管理サーバー3の販売処理部31に送信する。
【0035】
STEP1−2は空席確認処理である。
販売処理部31は、購入希望データが示すイベントに関し、空席があるか否かを確認し、空席がなければSTEP1−1に戻り、空席があればSTEP1−3に進む。
【0036】
STEP1−3は決済処理である。
販売処理部31はクレジットカード番号等をチケット取得部11に対し要求し、チケット取得部11はクレジットカード番号等を販売処理部31に送信する。販売処理部31はクレジットカード決済のための所定の処理を行い、決済処理が完了する。
【0037】
STEP1−4は購入完了処理である。
販売処理部31は
図5のようなデータをチケット取得部11に送信し、チケット取得部11はこれを携帯端末1の記憶部に記憶する。なお、この段階では、座席番号等のデータ項目には情報が代入されておらず、購入区分に「購入済み(チケット購入済みであることを表すデータ)」が代入されている。
【0038】
STEP2は、チケットダウンロード処理であり、その詳細は
図12の通りである。
STEP2−1はタイミング取得処理である。
販売処理部31は、
図6のようなタイミングを取得する。すなわち、電子チケットをチケット取得部11に送信するタイミングを取得する。
なお、このタイミングとは、例えば、携帯端末1がイベント会場の半径何キロメートル以内に位置したらチケットをダウンロードする、またはイベント開催の何分前になったらチケットをダウンロードするなどのタイミング情報を意味する。このタイミングを適切に設定することにより、会場周辺のインターネット回線が混雑して電子チケットをダウンロードできないという問題を未然に防止できる。また、このタイミングになった場合、自動的に電子チケットがダウンロードされるので電子チケットのダウンロード忘れを防止できる。
【0039】
また、このタイミングは、イベント会場の近くか、イベント開催間際に設定することも考えられる。電子チケットのダウンロード処理から入場までの時間を短くして、電子チケットの偽造等を行う時間を不正利用者に与えないためである。
更に、
図6のタイミングで電子チケットのダウンロードと共に、信号発信装置2から発信される信号を特定する信号特定情報をダウンロードするようにしても良い。信号特定情報のダウンロード処理から入場までの時間を短くして、信号特定情報を不正に解析して不正入場を企てる者に対し、不正解析を行う時間を与えないためである。
【0040】
STEP2−2はタイミング確認処理である。
販売処理部31は、日時や携帯端末1の位置情報から、電子チケットのダウンロードタイミングになったか否かを確認し、そのタイミングになったらSTEP2−2に進む。
すなわち、チケットを購入したチケット所有者が、イベント当日にイベント会場に向かい、上記タイミングになった場合、STEP2−3に進むのである。
【0041】
STEP2−3はダウンロード処理である。
販売処理部31はチケット取得部11に対し所定のデータからなる電子チケットを送信する。
【0042】
STEP2−4は、チケットデータ更新処理である。
チケット取得部11は、STEP2−3のデータを受信する。そして、チケットデータを
図7のような内容に更新する。すなわち、座席番号・信号特定情報・使用状況が
図5から
図7のように更新される。
【0043】
STEP3は、使用状況更新処理であり、その詳細は
図13の通りである。
STEP3−1は信号受信確認処理である。
イベント会場付近に到着したチケット所有者は、
図1のように携帯端末1を所持して会場入り口に向かう。
信号発信装置2はイベント会場の入り口付近に設置され、信号発信部21が携帯端末1の使用状況更新部12に対して一方的に信号を発信している。
チケット所有者が信号発信装置2に近づき、携帯端末1が、信号発信装置2の信号が届く範囲に入ると使用状況更新部12はその信号を受信する。
すなわち、使用状況更新部12は、信号発信部21からの信号を受信したか否かを確認し、受信したらSTEP3−2に進む。
【0044】
STEP3−2は使用状況更新処理である。
使用状況更新部12は信号受信を条件に、記憶装置の内容を
図7から
図8のように更新する。すなわち、「使用状況」を「未使用」から「使用済み(更新済み)」に更新する。このように信号受信を条件に電子チケットを使用済みにするので、電子チケット所有者の名簿等を参照して認証する従来の電子チケットの認証手続に比べ、認証手続が極めて簡便になるのである。また、信号発信装置2は、信号を発信するだけなので、信号発信装置2と携帯端末1との間で通信トラブルが発信する可能性は低く、短時間で多数の電子チケットの更新処理が可能となる。更に、信号発信装置2の設置に関し、特別な通信回線を整備する必要もない。
なお、使用状況更新部12が行うこの更新処理は、受信した信号に対応した電子チケットの使用状況を更新する処理である。すなわち、
図7のようにチケットデータには信号を特定するための信号特定情報が含まれており、使用状況更新部12は、この信号特定情報により特定される信号(ここでは「信号s」という信号)を受信した場合にのみ、このチケットの使用状況を更新するのである。なお、この信号特定情報とは、信号を特定できる情報であれば何でも良く、例えば電波の周波数であってもよいし、何らかのデジタルデータであってもよい。
【0045】
STEP3−3は更新済アイコン表示処理である。
使用状況更新部12は、携帯端末1に予め記憶された更新済情報を出力するための処理を行う。すなわち、携帯端末1の表示部に更新済アイコンを表示する。例えば、
図9(a)から
図9(d)のような一目で確認できる情報(図や模様、文字や数字など)を表示する。
図9(a)は、もっともシンプルなアイコン例であり、単に「使用済み(更新済み)」であることを文字で表すものである。
図9(b)は、チケット所有者の生体情報(主に顔写真)を表すものである。
図9(c)は、動的情報(動画、アニメーション、時計など)を表すものである。
図9(d)は、チケット所有者の属性(年齢や性別等)を表すものである。なお、ここでは更新済情報を、携帯端末1の表示部に表示するという方法で出力しているが、この更新済情報の出力方法はこれに限らず、音声による出力であってもよいし、更新処理が行われたか否かを確認する装置に対し、信号や情報を発信又は送信することによる出力であってもよい。
【0046】
STEP3−4は入場許可処理である。
観客は携帯端末1の表示部に表示された更新済アイコンを、会場入り口に配置された係員に見せる。係員は所定のアイコンが表示されていることを確認し、その観客の入場を許可する。このように、会場の係員は、一目で確認できるアイコンを確認するだけで、チケット所有者の入場を許可するか否か判断できるので、極めて容易且つ短時間のうちに観客を会場内に入場させることができる。
【0047】
なお、
図9(b)のように、更新済アイコンを、予め携帯端末1に記憶したチケット所有者の顔写真にすれば、不正入場者の入場を拒否することができる。すなわち、
図9(a)のようなアイコンの場合、アイコンを表示した画面をスクリーンショット機能によりコピーして、他人の携帯端末に送信・表示すれば、その他人も不正に入場できてしまうが、アイコンをチケット所有者の写真にすれば入場者の顔と、表示された写真とを見比べることにより不正を見破ることができ、不正入場を拒否することができる。
【0048】
また、
図9(c)のように、更新済アイコンを、予め携帯端末1に記憶した動画等にすれば、不正入場者の入場を拒否することができる。動画のコピーは時間がかかり、使用状況を更新してから会場に入場するまでの間に動画のコピーを作成することは困難だからである。
【0049】
更に、チケット所有者の年齢や性別などの属性情報をアイコンとして使用すれば、不正入場者をある程度抑制できる。例えば、チケット所有者が男性の場合、携帯端末1には男性を示すマークが表示されるので、これを画面コピーして、女性が所有する携帯端末1に送信・表示しても、入場時に不正が見破られてしまうからである。
【0050】
また、更新済みアイコンを表示した際、一定時間、携帯端末1の操作を強制的に禁止する等の手段により、更新済みアイコンを他の情報より優先的に表示させても良い。このようにすれば、信号発信装置2の横を通過した後(使用状況を更新した後)、係員にそのアイコンを見せるまでの間に、観客が携帯端末1を操作して画面上に他の情報を表示してしまい、係員が速やかにアイコンを確認できないという事態を防止できる。
【0051】
なお、信号発信装置2をイベント会場入り口付近に設置した理由は次の通りである。会場から離れたところに信号発信装置2を設置すると、観客は早いうちに
図9の更新済アイコンの内容を知ってしまう。よって、これを不正にコピーしてチケットを持っていない人の携帯端末に送信・表示すると、その人も容易に入場できてしまう。よって、これを防止するため、会場入り口付近に信号発信装置2を設置し、コピーする時間を与えないようにしているのである。
【0052】
STEP4は、入場通知処理であり、その詳細は
図14の通りである。
STEP4−1は通信確認処理である。
入場通知部13は、入場管理部32との通信が可能か確認し、可能であればSTEP4−2に進む。
【0053】
STEP4−2は入場済情報送信処理である。
入場通知部13は、
図8のデータを入場管理部32に送信する。
【0054】
STEP4−3は管理データ更新処理である。
入場管理部32は、
図8に示すチケットの所有者が会場に入場したことを所定のデータベースに記憶する。これにより、入場管理部32のはリアルタイムで入場者の数などを管理できる。
【0055】
本実施形態では、特定の例に基づいて本発明の内容を説明したが、本発明はこれに限るものではない。例えば、信号発信装置2をGPS(Global Positioning System)衛星とし、衛星からの信号に基づいて携帯端末1の位置を特定し、携帯端末1が所定の場所に位置したら、電子チケットの更新処理を行うようにしてもよい。すなわち、携帯端末1は、衛星からの位置信号を受信し、携帯端末1に予め記憶された位置情報と一致した場合は、電子チケットの更新処理を行うようにしてもよい。
【0056】
この実施形態は本発明の範囲を限定するものではない。本実施形態で説明した各処理はどの装置で行ってもよい。例えば、1つの装置で行う処理を、複数の装置で行ってもよい。
また、本実施形態で説明したシステム構成(ハードウェア構成)は一例であり、用途や目的に応じて様々な構成があることは言うまでもない。
更に、本実施形態で説明したデータ構成は一例であり、用途や目的に応じて様々なデータ構成があることは言うまでもない。
【0057】
なお、上記の処理機能は、コンピュータによって実現することができる。その場合、本発明に係る装置が有すべき機能の処理内容を記述した本発明に係るプログラムが提供される。そのプログラムをコンピュータで実行することにより、上記処理機能がコンピュータ上で実現される。処理内容を記述した本発明に係るプログラムは、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録しておくことができる。コンピュータで読み取り可能な記録媒体としては、磁気記録装置、光ディスク、光磁気記録媒体、半導体メモリなどがある。磁気記録装置には、HDD、FD、磁気テープなどがある。光ディスクには、DVD(Digital Versatile Disc)、DVD−RAM、CD−ROM、CD−R(Recordable)/RW(ReWritable)などがある。光磁気記録装置には、 MO(Magneto Optical disk)などがある。
【0058】
本発明に係るプログラムを流通させる場合には、たとえば、そのプログラムが記録されたDVD、CD−ROMなどの可搬型記録媒体が販売される。また、プログラムをサーバコンピュータの記憶装置に格納しておき、ネットワークを介して、サーバコンピュータから他のコンピュータにそのプログラムを転送することもできる。
【0059】
本発明に係るプログラムを実行するコンピュータは、たとえば、可搬型記録媒体に記録されたプログラムもしくはサーバコンピュータから転送されたプログラムを、自己の記憶装置に格納する。そして、コンピュータは、自己の記憶装置から本発明に係るプログラムを読み取り、そのプログラムに従った処理を実行する。
なお、コンピュータは、可搬型記録媒体からそのプログラムを読み取り、プログラムに従った処理を実行することもできる。また、コンピュータは、サーバコンピュータからプログラムが転送される毎に、逐次、受け取ったプログラムに従った処理を実行することもできる。
【0060】
なお、本発明は、上述の実施の形態にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変更を加えることができる。
【0061】
上記については単に本発明の原理を示すものである。さらに、多数の変形、変更が当業者にとって可能であり、本発明は上記に示し、説明した正確な構成および 応用例に限定されるものではなく、対応するすべての変形例および均等物は、添付の請求項およびその均等物による本発明の範囲とみなされる。