【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の第1の態様によれば、上記したことは、少なくとも部分的に、三次元グラフィックス画像の最適化ポリゴンに基づいたシェルメッシュを形成するコンピュータにより実行される方法によった軽減可能であり、本方法は、初期ポリゴンメッシュとして表現される三次元グラフィックス画像を取得すること、初期ポリゴンメッシュの三次元プロファイルを特定すること、初期ポリゴンメッシュの三次元プロファイルへの法線に沿って所定の量だけ、ポリゴンメッシュをリサイズすることであって、リサイズされたポリゴンメッシュは、初期ポリゴンメッシュの三次元プロファイルよりも大きいか、又は小さい三次元プロファイルを有する、リサイズすること、リサイズされたポリゴンメッシュの三次元プロファイルが、初期ポリゴンメッシュの三次元プロファイルよりも大きい場合、ポリゴン最適化プロセスを使用して、リサイズされたポリゴンメッシュの三次元プロファイルを調整することにより、最適化シェルメッシュを形成することであって、最適化シェルメッシュは、初期ポリゴンメッシュの三次元プロファイルの所定の大部分を囲む、最適化シェルメッシュを形成すること、又はリサイズされたポリゴンメッシュの三次元プロファイルが、初期ポリゴンメッシュの三次元プロファイルよりも小さい場合、ポリゴン最適化プロセスを使用して、リサイズされたポリゴンメッシュの三次元プロファイルを調整することにより、シェルメッシュを形成することであって、シェルメッシュの所定の大部分は、初期ポリゴンメッシュの三次元プロファイルによって囲まれる、シェルメッシュを形成することを含む。
【0010】
本発明により、三次元グラフィックス画像のポリゴンに基づくシェルメッシュの形成を自動化することが可能である。本発明に伴う主な利点は、結果として生成されるシェルメッシュが、初期三次元プロファイルに関して所定の制限を有すること、すなわち、通常、初期三次元グラフィックス画像の三次元プロファイルよりも(少なくとも幾つかの点で)大きいか、又は小さいことを保証することが可能なことである。
【0011】
そのような結果が所定の範囲内であること(すなわち、シェルメッシュの所定の大部分が初期ポリゴンメッシュで囲まれるか、又は初期ポリゴンメッシュを囲むこと)を保証可能なことにより、結果としてシェルメッシュは特に、例えば、オクルージョンカリングプロセスで有用であり得る。
【0012】
本発明によれば、初期ポリゴンメッシュの三次元プロファイルへの法線に沿って所定量だけポリゴンメッシュをリサイズするという表現は、基本的に、ポリゴンメッシュを「内側」にリサイズする場合、ポリゴンメッシュの外層を所定量だけ「はぎ」取る(pealing off)ことに対応するものとして理解されたい。ポリゴンメッシュを「外側」にリサイズする場合、逆の動作が実行される。すなわち、更なる層がポリゴンメッシュの外側に「追加」される。ポリゴン最適化プロセスに、最適化プロセスを実行し得る「スパン(span)」が与えられるため、このプロセスは、後のポリゴン最適化プロセスに、最適化の更なる改善を提供する。さらに、「ポリゴン最適化プロセス」という表現は、広義に解釈されるべきである。すなわち、本発明によれば、結果として生成されるシェルメッシュは、初期三次元グラフィックス画像のポリゴンメッシュと比較してより少数のポリゴンを含むように構成される。したがって、「最適化」という用語は、例えば、ポリゴンリダクションプロセスを実行するユーザ制約セットに依存し得る。
【0013】
簡潔に上述したように、オクルージョンカリングは、他のオブジェクトによって遮られるため、現時点で特定の視点からは見えない場合、オブジェクトのレンダリングをディセーブルする特徴である。本発明による方法によれば、オクルージョンカリングプロセスでは、初期三次元グラフィックス画像の三次元プロファイルよりも大きいシェルメッシュは、「オクルーディ」として提供し得、一方、初期三次元グラフィックス画像の三次元プロファイルよりも小さなシェルメッシュは、「オクルーダ」として提供し得る。理解されるように、オクルーダは、オクルーディを「隠す」ために提供される。
【0014】
しかし、結果として生成されるシェルメッシュが、例えば、物理ベースのシミュレーション及び計算に関連しても有用であり得ることに留意されたい。
さらに、所定の程度まで、シェルメッシュが初期三次元グラフィックス画像の三次元プロファイルよりも大きいか、又は小さいことを保証可能なことにより、本発明により形成されるオクルーディによって表現される三次元グラフィックス画像が実際に、これもまた(上記「スラック(slack)」に応じて所定の程度まで)本発明により形成されるオクルーダによって表現される三次元グラフィックス画像の背後に隠されることを保証することも可能であり得る。
【0015】
理解されるように、本発明による方法は一般に、結果として生成されるシェルメッシュに関連してかなり保守的である。すなわち、結果として生成されるシェルメッシュは、初期ポリゴンメッシュよりも大きいか、又は小さい。したがって、結果として生成されるシェルメッシュに関連して少なくとも幾らかのスラックを許容するのに適し得る。したがって、結果として生成されるシェルメッシュの大部分が初期ポリゴンメッシュよりも大きいか、又は小さいが、それでもなお、結果として生成されるシェルメッシュの所定の部分(場合により5%〜15%)は、(初期三次元グラフィックス画像の三次元プロファイルよりも大きいか、それとも小さいかに応じて)初期三次元グラフィックス画像の三次元プロファイルの「内部」又は「外部」にあり得る。スラック量は、例えば、本発明による方法を実行するコンピュータをユーザが制御することにより、すなわち、ユーザが、初期ポリゴンメッシュに関連して、結果として生成されるシェルメッシュを決定すべき「猶予(grace)」を決定することにより、動的に構成し得る。上記スラックの許容により、結果として生成されるシェルメッシュ内のポリゴン数を低減可能なことに関して、ポリゴン最適化プロセスを更に改善することが可能である。
【0016】
代替的には、最適化シェルメッシュは、初期ポリゴンメッシュの三次元プロファイル全体を囲むように構成し得る。同様に、シェルメッシュは、初期ポリゴンメッシュの三次元プロファイルによって全体的に囲まれるように構成し得る。
【0017】
本発明との関連で、三次元プロファイルを、外部観測者によって見られる「ビュー独立シルエット(view-independent silhouette)」として見え得るため、初期ポリゴンメッシュの三次元プロファイルの特定が通常、初期三次元グラフィックス画像の表面の任意のキャビティを除去し得ることを理解されたい。すなわち、三次元プロファイルは、初期三次元グラフィックス画像の全サイドから見えるシルエットとして解釈される。オクルーディの形成に当たり、シルエットリダクションは任意選択的にのみ実行し得る。
【0018】
さらに、初期三次元画像(全体)にわたりリサイズを等しく実行し得ることに留意されたい。しかし、初期三次元画像のタイプに応じて、自己交差(self-intersection)が生じないようにリサイズを制限することが必要であり得る。リサイズはビュー依存並びにオブジェクト依存でもあり得、したがって、異なるタイプのオブジェクト及び/又は異なるビューから見られるオブジェクトは、行われるリサイズの所定量に依存し得る。
【0019】
本発明との関連で、ポリゴン最適化プロセスを実行する概念は通常、「簡易化」シェルメッシュを形成することを含み、「簡易化」シェルメッシュでは、ポリゴン数は適宜低減されて(すなわち、当分野で既知の任意の自動ポリゴンリダクションプロセスを使用して)、結果として生成されるシェルメッシュを中間レンダリング/特定プロセスで使用することが、初期ポリゴンメッシュを使用してレンダリング/特定を実行することと比較して、計算の観点から有利であるようにシェルメッシュを簡易化する。さらに、シェルメッシュを形成するプロセスは通常、高分解能三次元グラフィックス画像(例えば、コンピュータゲームでの「アセット」)に対して実行されるが、有利なことに、幾らかポリゴン低減された(すなわち、LOD)の三次元画像に関連して使用することも可能である。
【0020】
さらに、内部でポリゴン最適化プロセスを実行し得る「内側境界(inner boundary)」を導入することも好ましいことがある。内側境界は、例えば、初期ポリゴンメッシュの三次元プロファイルへの法線に沿って所定量だけ(内側に)ポリゴンメッシュをリサイズする場合と同様に特定し得る。可能な場合、内側境界は、リサイズされたポリゴンメッシュに関して、三次元プロファイルから(更に)内側に所定量のところに設定し得る。
【0021】
本発明の別の態様によれば、三次元グラフィックス画像の最適化ポリゴンに基づいたシェルメッシュを形成する画像処理装置が提供され、本装置は、初期ポリゴンメッシュとして表現される三次元グラフィックス画像を取得する手段と、初期ポリゴンメッシュの三次元プロファイルを特定する手段と、初期ポリゴンメッシュの三次元プロファイルへの法線に沿って所定の量だけ、ポリゴンメッシュをリサイズする手段であって、リサイズされたポリゴンメッシュは、初期ポリゴンメッシュの三次元プロファイルよりも大きいか、又は小さい三次元プロファイルを有する、リサイズする手段と、
最適化シェルメッシュを形成する手段であって、
リサイズされたポリゴンメッシュの三次元プロファイルが、初期ポリゴンメッシュの三次元プロファイルよりも大きい場合、ポリゴン最適化プロセスを使用して、リサイズされたポリゴンメッシュの三次元プロファイルを調整することであって、最適化シェルメッシュの所定の大部分は、初期ポリゴンメッシュの三次元プロファイルを囲む、前記三次元プロファイルを調整すること、又は
リサイズされたポリゴンメッシュの三次元プロファイルが、初期ポリゴンメッシュの三次元プロファイルよりも小さい場合、ポリゴン最適化プロセスを使用して、リサイズされたポリゴンメッシュの三次元プロファイルを調整することであって、シェルメッシュの所定の大部分は、初期ポリゴンメッシュの三次元プロファイルによって囲まれる、前記三次元プロファイルを調整することを行うように構成される、前記最適化シェルメッシュを形成する手段とを備える。本発明のこの態様は、上述した利点と同様の利点を提供する。
【0022】
本発明は、好ましくは、上述した画像処理方法をコンピュータに実行させるプログラムを記憶するコンピュータ可読記憶媒体で提供される。
本発明の更なる態様によれば、三次元グラフィックス画像の最適化ポリゴンに基づいたシェルメッシュを形成するように構成される画像処理装置を制御するコンピュータプログラム手段を記憶するコンピュータ可読媒体を備えるコンピュータプログラム製品が提供され、コンピュータプログラム製品は、初期ポリゴンメッシュとして表現される三次元グラフィックス画像を取得するコードと、初期ポリゴンメッシュの三次元プロファイルを特定するコードと、初期ポリゴンメッシュの三次元プロファイルへの法線に沿って所定の量だけ、ポリゴンメッシュをリサイズするコードであって、リサイズされたポリゴンメッシュは、初期ポリゴンメッシュの三次元プロファイルよりも大きいか、又は小さい三次元プロファイルを有する、前記リサイズするコードと、最適化シェルメッシュを形成するコードであって、リサイズされたポリゴンメッシュの三次元プロファイルが、初期ポリゴンメッシュの三次元プロファイルよりも大きい場合、ポリゴン最適化プロセスを使用して、リサイズされたポリゴンメッシュの三次元プロファイルを調整することであって、最適化シェルメッシュの所定の大部分は、初期ポリゴンメッシュの三次元プロファイルを囲む、前記三次元プロファイルを調整すること、又は
リサイズされたポリゴンメッシュの三次元プロファイルが、初期ポリゴンメッシュの三次元プロファイルよりも小さい場合、ポリゴン最適化プロセスを使用して、リサイズされたポリゴンメッシュの三次元プロファイルを調整することであって、シェルメッシュの所定の大部分は、初期ポリゴンメッシュの三次元プロファイルによって囲まれる、前記三次元プロファイルを調整することを行うように構成される、前記最適化シェルメッシュを形成するコードとを含む。本発明のこの態様は、上述した利点と同様の利点を提供する。
【0023】
画像処理装置は、好ましくは、サーバ、汎用コンピュータ、マイクロプロセッサ、又は任意の他のタイプの計算装置である。同様に、コンピュータ可読媒体は、リムーバブル不揮発性ランダムアクセスメモリ、ハードディスクドライブ、フロッピー(登録商標)ディスク、CD−ROM、DVD−ROM、USBメモリ、SDメモリカード、又は当分野で既知の同様のコンピュータ可読媒体の1つを含む任意のタイプのメモリ装置であり得る。
【0024】
本発明の更なる特徴及び利点が、添付の特許請求の範囲及び以下の説明を検討する場合に明らかになろう。当業者は、本発明の異なる特徴を組み合わせて、本発明の範囲から逸脱せずに、以下に説明される実施形態以外の実施形態を生成し得ることを認識する。
【0025】
本発明の様々な態様は、その特定の特徴及び利点を含め、以下の詳細な説明及び添付図面から容易に理解されよう。