【課題を解決するための手段】
【0003】
[0004]従来技術において明らかにされた少なくとも1つの問題を克服するために、電子制御式ターボ機械であって、第1の端部に結合されたタービンホイールを有するシャフトと、タービンホイールを覆って配置されたタービンハウジング部分と、シャフトの第2の端部に固定されたコンプレッサホイールと、コンプレッサホイールを覆って配置されたコンプレッサハウジング部分と、シャフト上に配置された電気機械とを含む、ターボ機械が開示される。ロータは、タービン部分とコンプレッサ部分との間に位置する。電気機械は、ロータおよびステータを備える。ロータは、シャフトの一部分に固定される。シャフトの一部分は、第1、第2、および第3の軸方向部分を有する。ロータの内径は、第2の軸方向部分の直径よりも大きい。第2の軸方向部分は、第1の軸方向部分と第3の軸方向部分との間に位置する。
【0004】
[0005]実施形態によっては、ロータの内径は、第1および第3の軸方向部分に沿って、シャフトの外径に実質的に等しい。代替的に、ロータの内径は、第3の軸方向部分に沿ってシャフトの外径よりもわずかに小さく、その結果として、第3の軸方向部分に沿ってプレスフィットが形成され、第3の軸方向区間は、第1および第2の軸方向区間よりもタービンに近い。実施形態によっては、ロータの内径は、第1の軸方向部分に沿って、シャフトの外径に実質的に等しい。本開示において、スリップフィットは、ロータの内径がシャフトの外径に実質的に等しいが、両者の間に最小の公差が含まれる嵌合である。両部品は、手作業によるか、または適切な大きさの圧力をかけて係合される。プレスフィットにおいて、両直径は実質的に等しいが、ロータの内径がシャフトの外径よりもわずかに小さい。さらに、本開示において、プレスフィットという用語は、膨張嵌合および収縮嵌合と呼べるもの、例えばロータが加熱されてシャフト上に嵌合するものであって、かつ/またはシャフトが冷却されてロータへの挿入が可能になるものを指して使用してもよい。両部品が同一温度になると、干渉が発生する。
【0005】
[0006]一実施形態においては、シャフトの第1の軸方向部分に近接するロータの端部がシャフトに溶接されている。溶接部は、電子ビーム溶接、レーザ溶接、タングステン不活性ガス溶接のうちの1つによるものである。代替的に、シャフトとロータは、超音波溶接、または摩擦溶接されてもよい。
【0006】
[0007]溶接部は、第1および第3の軸方向部分の一方または両方において、シャフトとロータの間の界面に沿って位置してもよい。別の実施形態において、シャフトは、第3の軸方向部分とタービンホイールとの間に位置する第4の軸方向部分を有する。第4の軸方向部分は、実質的に半径方向に延びるロータの面と対合する、実質的に半径方向の外側に延びる面を含む。対合する面同士は、摩擦溶接されている。
【0007】
[0008]一実施形態において、シャフトは、ロータおよびコンプレッサの軸方向部分の間に、ねじ切りされた軸方向部分を有する。ナットがシャフト上のねじと係合して、ロータをストッパーに対して当接させる。
【0008】
[0009]別の代替形態において、シャフトは、第1の部分の長さの少なくとも一部分に対してねじ切りされている。
【0009】
[0010]ロータの内径は、ロータの長さに沿って実質的に均一であり、ターボ機械のシャフトは、第2の軸方向部分に沿ってカットバックされている。代替的に、ロータが、シャフトの第2の軸方向部分と対合する長さに沿ってカットバックされる。
【0010】
[0011]シャフトは、第3の軸方向部分とタービンホイールの間に位置するストッパー部分を含んでもよい。シャフトのストッパー部分は、第3の軸方向部分よりも大きな直径を有し、ストッパー部分は、シャフト上で軸方向についてロータの位置を定める。
【0011】
[0012]第1、第2、および第3の軸方向部分の長さおよび直径は、ターボ機械の速度範囲内で所望の振動特性をもたらすように選択される。
【0012】
[0013]ターボ機械は、電気機械を覆って配置されたモータハウジングをさらに含み、第1および第2のベアリングがシャフト上に配置されている。第1のベアリングは、コンプレッサ部分とロータとの間に位置している。第2のベアリングは、タービン部分とロータとの間に位置している。
【0013】
[0014]また、電気機械のロータと、その第1の端部に結合されたホイールを有するシャフトとを含む、電子制御式ターボ機械が開示される。ホイールは、タービンホイールまたはコンプレッサホイールである。シャフトは、ロータと対合するように適合された軸方向部分を有する。この軸方向部分は、第1の直径を有する第1の軸方向部分、第2の直径を有する第2の軸方向部分、および第3の直径を有する第3の軸方向部分を有する。第2の軸方向部分は、第1および第3の軸方向部分の間に位置し、第2の直径は、第1および第3の直径よりも小さい。
【0014】
[0015]一代替形態において、第1および第3の直径は、実質的に等しく、ロータの内径は、第1および第3の軸方向部分に沿って、ロータとシャフトの間のプレスフィットを形成するように、第1の直径よりもわずかに小さい。別の代替形態においては、第1の軸方向部分は第3の軸方向部分よりもタービンホイールから遠く、第3の直径は第1の直径よりも大きい。ロータの内径は第1の直径に実質的に等しくスリップフィットを形成し、第3の軸方向部分に沿ってロータとシャフトとの間にプレスフィットが形成される。
【0015】
[0016]実施形態によっては、第4の軸方向部分が、第3の軸方向部分とタービンホイールの間に配置される。第4の軸方向部分は、第3の直径よりも大きい第4の直径を有する。ロータは、第4の直径よりも小さい内径を有する。第4の軸方向部分は、ロータに対してストッパーとしての役割を果たす。
【0016】
[0017]一代替形態において、シャフトは、第1の軸方向部分に近接してねじ部分を有する。ナットが、シャフト上のねじと係合されて、ロータをストッパーに対して当接させる。代替的に、ロータの内表面は、シャフトに関連付けられたねじ部分と係合されるねじ部分を有する。実施形態によっては、シャフトに関連付けられた第3の直径は、ロータの非ねじ内表面部分の内径よりも大きい。
【0017】
[0018]実施形態によっては、第2の軸方向部分の長さは、第1の軸方向部分よりも長く、第2の軸方向部分は、第3の軸方向部分よりも長い。代替的に、第1、第2、および第3の軸方向部分は、概して同じ長さである。
【0018】
[0019]ロータは、電気機械、空圧機械、または油圧機械の一部である。
【0019】
[0020]ホイールがタービンホイールである一実施形態において、ターボ機械は、シャフトの第2の端部に結合されたコンプレッサホイールをさらに含み、ロータをタービンホイールとコンプレッサホイールとの間に設置してもよい。
【0020】
[0021]いくつかの実施形態の利点は、ロータとターボチャージャシャフトとの間のプレスフィットの長さが、それらが結合する全長よりも小さいことである。このことによって、組立てが容易になるとともに、ロータが、完全な係合の前に、組立て中にシャフト上で行き詰まる可能性が低下する。
【0021】
[0022]ターボチャージャ速度は、350,000rpmの範囲に達しうる。シャフトの曲がりは、回避されるべきである。界面の長さよりも短い長さで、ターボチャージャシャフトと電気ロータとの間のスリップフィットおよび/またはプレスフィットを有することによって、設置中および/または動作中の曲がりが少なくなることがわかっている。様々な嵌合タイプの軸方向部分の相対的長さを、システムのダイナミクスに基づいて調整することで、ターボ機械の速度範囲にわたって所望の振動特性を得ることができる。
【0022】
[0023]ロータと、その第1の端部に結合されたホイールを有するシャフトとを有する、電子制御式ターボ機械が開示される。シャフトは、ロータと対合する軸方向部分を有する。この軸方向部分は、第1の直径を有する第1の軸方向部分、第2の直径を有する第2の軸方向部分、および第3の直径を有する第3の軸方向部分を有する。第2の軸方向部分は、第1および第3の軸方向部分の間に位置する。第2の直径は、第1および第3の直径よりも小さい。ホイールは、タービンホイールまたはコンプレッサホイールである。実施形態によっては、第1の軸方向部分は第3の軸方向部分よりもホイールから遠く、第3の直径は第1の直径に実質的に等しい。一実施形態において、第1および第3の軸方向部分は、ロータとスリップフィットを形成する。別の実施形態においては、第1および第3の軸方向部分は、ロータとプレスフィットを形成する。さらに別の実施形態においては、ロータとシャフトの間で、第1の軸方向部分はスリップフィットを形成し、第3の軸方向部分がプレスフィットを形成する。
【0023】
[0024]実施形態によっては、ターボ機械は、第1の端部上のホイールがタービンホイールである、電子制御式ターボチャージャである。コンプレッサホイールは、シャフトの第2の端部に結合される。代替形態によれば、第3の軸方向部分に沿って、シャフトとロータとの間にプレスフィットが存在する。
【0024】
[0025]第1の軸方向ロータ部分、第2の軸方向ロータ部分、および第3の軸方向ロータ部分を備えるロータを有する、電子制御式ターボ機械も開示される。ターボ機械は、シャフトの第1の端部に結合されたホイール(コンプレッサホイールまたはタービンホイール)も有する。シャフトは、ロータと係合するように適合された軸方向部分を有する。軸方向部分は、第1の軸方向ロータ部分と係合する第1の軸方向シャフト部分、第2の軸方向ロータ部分内の第2の軸方向シャフト部分、および第3の軸方向ロータ部分と係合する第3の軸方向シャフト部分を有する。第2の軸方向シャフト部分は、第1および第3の軸方向シャフト部分の間に位置する。第2の軸方向ロータ部分の内径と、第2の軸方向シャフト部分の外径との差は、第3の軸方向ロータ部分の内径と、第3の軸方向シャフト部分の外径との差よりも大きい。ホイールは、コンプレッサホイールまたはタービンホイールである。
【0025】
[0026]いくつかの代替形態において、第1の軸方向シャフト部分の外径は、第2および第3の軸方向シャフト部分の外径に等しい。第1の軸方向ロータ部分の内径は、第1の軸方向シャフト部分の第1の外径に実質的に等しい。実施形態によっては、第2の軸方向シャフト部分の外径は第1の軸方向シャフト部分の外径よりも小さく、カットバックされたシャフトを提供する。
【0026】
[0027]第1の軸方向シャフト部分は、第3の軸方向シャフト部分よりもホイールから遠く、第3の軸方向シャフト部分と第3の軸方向ロータ部分がスリップフィットまたはプレスフィットを形成し、第1の軸方向シャフト部分と第1の軸方向ロータ部分がスリップフィットまたはプレスフィットを形成するように、第3の軸方向シャフト部分の外径は第1の軸方向シャフト部分の外径に実質的に等しい。