特許第6333984号(P6333984)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ バイドゥ オンライン ネットワーク テクノロジー (ベイジン) カンパニー リミテッドの特許一覧

<>
  • 特許6333984-交通情報のプッシュ方法及び装置 図000002
  • 特許6333984-交通情報のプッシュ方法及び装置 図000003
  • 特許6333984-交通情報のプッシュ方法及び装置 図000004
  • 特許6333984-交通情報のプッシュ方法及び装置 図000005
  • 特許6333984-交通情報のプッシュ方法及び装置 図000006
  • 特許6333984-交通情報のプッシュ方法及び装置 図000007
  • 特許6333984-交通情報のプッシュ方法及び装置 図000008
  • 特許6333984-交通情報のプッシュ方法及び装置 図000009
  • 特許6333984-交通情報のプッシュ方法及び装置 図000010
  • 特許6333984-交通情報のプッシュ方法及び装置 図000011
  • 特許6333984-交通情報のプッシュ方法及び装置 図000012
  • 特許6333984-交通情報のプッシュ方法及び装置 図000013
  • 特許6333984-交通情報のプッシュ方法及び装置 図000014
  • 特許6333984-交通情報のプッシュ方法及び装置 図000015
  • 特許6333984-交通情報のプッシュ方法及び装置 図000016
  • 特許6333984-交通情報のプッシュ方法及び装置 図000017
  • 特許6333984-交通情報のプッシュ方法及び装置 図000018
  • 特許6333984-交通情報のプッシュ方法及び装置 図000019
  • 特許6333984-交通情報のプッシュ方法及び装置 図000020
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6333984
(24)【登録日】2018年5月11日
(45)【発行日】2018年5月30日
(54)【発明の名称】交通情報のプッシュ方法及び装置
(51)【国際特許分類】
   G08G 1/127 20060101AFI20180521BHJP
   B61L 25/02 20060101ALI20180521BHJP
【FI】
   G08G1/127 B
   B61L25/02 A
【請求項の数】18
【全頁数】21
(21)【出願番号】特願2016-544711(P2016-544711)
(86)(22)【出願日】2015年1月14日
(65)【公表番号】特表2016-532225(P2016-532225A)
(43)【公表日】2016年10月13日
(86)【国際出願番号】CN2015070671
(87)【国際公開番号】WO2016029628
(87)【国際公開日】20160303
【審査請求日】2016年1月8日
(31)【優先権主張番号】201410428799.4
(32)【優先日】2014年8月27日
(33)【優先権主張国】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】513224353
【氏名又は名称】バイドゥ オンライン ネットワーク テクノロジー (ベイジン) カンパニー リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100147485
【弁理士】
【氏名又は名称】杉村 憲司
(74)【代理人】
【識別番号】100169823
【弁理士】
【氏名又は名称】吉澤 雄郎
(72)【発明者】
【氏名】シュー ヌオ
(72)【発明者】
【氏名】グオ ヤン
【審査官】 岩田 玲彦
(56)【参考文献】
【文献】 特開2007−242046(JP,A)
【文献】 特開2005−216155(JP,A)
【文献】 特開2002−310718(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G08G 1/127
B61L 25/02
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
位置取得ユニットが、クライアント側の注目位置を取得するステップと、
情報処理ユニットが、アラート時間に基づいて、前記注目位置に対するターゲット交通機関の走行状態情報を取得するステップと、
情報プッシュユニットが、クライアント側に前記走行状態情報をプッシュするステップと、を含み、
前記ターゲット交通機関の路線が変更されたことが検出されると、前記情報プッシュユニットが、前記ターゲット交通機関を走行状態情報をプッシュする対象から削除する要求の情報を前記クライアント側にプッシュする、ことを特徴とする交通情報のプッシュ方法。
【請求項2】
前記のクライアント側の注目位置を取得するステップにおいては、
前記位置取得ユニットが、クライアント側から送信される注目位置を受信することを含んでおり、
ここで、前記注目位置は前記クライアント側に受信される、ユーザが入力する駅名称又は座標情報を含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記のクライアント側の注目位置を取得するステップにおいては、
前記位置取得ユニットが、前記クライアント側が所在する端末に対して測位操作を行って前記クライアント側が所在する端末の位置を取得し、前記クライアント側が所在する端末の位置を前記注目位置とすることを含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記のクライアント側の注目位置を取得するステップにおいては、
前記位置取得ユニットが、前記クライアント側がデフォルトのバーコードを走査した後に取得してから送信した注目位置を受信することを含んでおり、
ここで、前記注目位置は駅名称又は座標情報を含み、
前記バーコードは1次元バーコード又は2次元バーコードを含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記のアラート時間に基づいて、前記注目位置に対するターゲット交通機関の走行状態情報を取得するステップにおいては、
前記情報処理ユニットが、前記アラート時間及び前記ターゲット交通機関の標識を取得するステップと、
前記情報処理ユニットが、アラート時間になると、前記ターゲット交通機関の標識に基づいて、前記ターゲット交通機関の前記アラート時間での位置を取得するステップと、
前記情報処理ユニットが、前記ターゲット交通機関の前記アラート時間での位置及び前記注目位置に基づいて、前記注目位置に対する前記ターゲット交通機関の走行状態情報を取得するステップと、を含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記注目位置に対する前記ターゲット交通機関の走行状態情報は、
前記ターゲット交通機関と前記注目位置との間の駅の数、前記ターゲット交通機関と前記注目位置との間の距離情報、前記ターゲット交通機関が前記注目位置に到着する所要時間、前記ターゲット交通機関が前記注目位置に到着する時刻及び前記ターゲット交通機関が前記注目位置に到着する走行ルート情報のうちの少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項1又は5に記載の方法。
【請求項7】
前記位置取得ユニットが、前記クライアント側の目的位置を取得するステップと、
前記位置取得ユニットが、前記ターゲット交通機関の現在の時刻での位置を取得するステップと、
前記情報処理ユニットが、前記ターゲット交通機関の現在の時刻での位置及び前記クライアント側の目的位置に基づいて、前記目的位置に対する前記ターゲット交通機関の走行状態情報を取得するステップと、
前記情報プッシュユニットが、前記目的位置に対する前記ターゲット交通機関の走行状態情報がデフォルトのプッシュ条件を満たす場合に、前記クライアント側に前記目的位置に対する前記ターゲット交通機関の走行状態情報をプッシュするステップと、をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記目的位置に対する前記ターゲット交通機関の走行状態情報は、
前記ターゲット交通機関と前記目的位置との間の駅の数、前記ターゲット交通機関と前記目的位置との間の距離情報、前記ターゲット交通機関が前記目的位置に到着する所要時間、前記ターゲット交通機関が前記目的位置に到着する時刻及び前記ターゲット交通機関が前記目的位置に到着する走行ルート情報のうちの少なくとも1つを含むことを特徴とす
る請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記走行状態情報は、地図、文字及び音声の3つのタイプの少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項1、5乃至8のいずれかに記載の方法。
【請求項10】
クライアント側の注目位置を取得するための位置取得ユニットと、
アラート時間に基づいて、前記注目位置に対するターゲット交通機関の走行状態情報を取得するための情報処理ユニットと、
クライアント側に前記走行状態情報をプッシュするための情報プッシュユニットとを、含み、
前記ターゲット交通機関の路線が変更されたことが検出されると、前記情報プッシュユニットは、前記ターゲット交通機関を走行状態情報をプッシュする対象から削除する要求の情報を前記クライアント側にプッシュする、ことを特徴とする交通情報のプッシュ装置。
【請求項11】
前記位置取得ユニットは、具体的には、
クライアント側の送信する注目位置を受信することに用いられ、
そのうち、前記注目位置は、前記クライアント側に受信される、ユーザが入力する駅名称又は座標情報を含むことを特徴とする請求項10に記載の装置。
【請求項12】
前記位置取得ユニットは、具体的には、
前記クライアント側が所在する端末に対して測位操作を行って前記クライアント側が所在する端末の位置を取得し、前記クライアント側が所在する端末の位置を前記注目位置とすることに用いられることを特徴とする請求項10に記載の装置。
【請求項13】
前記位置取得ユニットは、具体的には、
前記クライアント側がデフォルトのバーコードを走査した後に取得してから送信した注目位置を受信することに用いられ、
ここで、前記注目位置は駅名称又は座標情報を含み、
前記バーコードは1次元バーコード又は2次元バーコードを含むことを特徴とする請求項10に記載の装置。
【請求項14】
前記情報処理ユニットは、具体的には、
前記アラート時間及び前記ターゲット交通機関の標識を取得することと、
前記アラート時間になると、前記ターゲット交通機関の標識に基づいて、前記ターゲット交通機関の前記アラート時間での位置を取得することと、
前記ターゲット交通機関の前記アラート時間での位置及び前記注目位置に基づいて、前記注目位置に対する前記ターゲット交通機関の走行状態情報を取得することとに用いられることを特徴とする請求項10に記載の装置。
【請求項15】
前記注目位置に対する前記ターゲット交通機関の走行状態情報は、
前記ターゲット交通機関と前記注目位置との間の駅の数、前記ターゲット交通機関と前記注目位置との間の距離情報、前記ターゲット交通機関が前記注目位置に到着する所要時間、前記ターゲット交通機関が前記注目位置に到着する時刻及び前記ターゲット交通機関が前記注目位置に到着する走行ルート情報のうちの少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項10又は14に記載の装置。
【請求項16】
前記位置取得ユニットは、さらに、前記クライアント側の目的位置を取得すること及び前記ターゲット交通機関の現在の時刻での位置を取得することに用いられ、
前記情報処理ユニットは、さらに、前記ターゲット交通機関の現在の時刻での位置及び前記クライアント側の目的位置に基づいて、前記目的位置に対する前記ターゲット交通機関の走行状態情報を取得することに用いられ、
前記情報プッシュユニットは、さらに、前記目的位置に対する前記ターゲット交通機関の走行状態情報がデフォルトのプッシュ条件を満たす場合に、前記クライアント側に前記目的位置に対する前記ターゲット交通機関の走行状態情報をプッシュすることに用いられることを特徴とする請求項10に記載の装置。
【請求項17】
前記目的位置に対する前記ターゲット交通機関の走行状態情報は、前記ターゲット交通機関と前記目的位置との間の駅の数、前記ターゲット交通機関と前記目的位置との間の距離情報、前記ターゲット交通機関が前記目的位置に到着する所要時間、前記ターゲット交通機関が前記目的位置に到着する時刻及び前記ターゲット交通機関が前記目的位置に到着する走行ルート情報のうちの少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項16に記載の
装置。
【請求項18】
前記走行状態情報は地図、文字及び音声の3つのタイプの少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項10、14乃至17のいずれかに記載の装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は測位技術分野に関し、特に交通情報のプッシュ方法及び装置に関する。
【背景技術】
【0002】
現在、多くの都市について、公共交通機関の輸送能力が不足で、発車間隔が大きく、道路状況及び交通事故の影響を受けるため、到着時刻が予定より遅れる等の状況がよくあり、バスの「バスがなかなか来ない」ことはもう一般的な社会問題になり、大衆はバスの到着情報をリアルタイムに取得して「バスがなかなか来ない」という問題を解決するニーズが日増しに高まっている。
【0003】
国内のインテリジェント交通の発展に伴い、インターネットに基づいてバス及び乗り換え情報を検索するアプリケーションが現れ、当該アプリケーションは各種の静的データ、例えば注目ポイント検索、路線案内、駅位置、乗り換え関係等の検索を提供することができる。
【0004】
上記アプリケーションにおいて、ユーザは検索対象のバス路線名称、バス停名称等の情報を入力する必要があり、それからサーバは該バス路線の走行状態、例えば該バス路線が通過するバス停のリストを戻し、又は地図に該バス路線の位置、バス停の位置等の情報を表示する。ユーザはあるバス路線のバスに頻繁に乗れば、上記のような同じ検索操作を繰り返す必要があり、従って、従来の技術においてバス路線の走行状態を取得する効率が比較的低く、当該ユーザのニーズを効果的に満たすことができない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記問題に鑑み、本発明の実施例は、ターゲット交通機関の交通情報を取得する効率を向上させることを実現できる交通情報のプッシュ方法及び装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の実施例は交通情報のプッシュ方法を提供し、
クライアント側に対応する注目位置を取得するステップと、
アラート時間に基づいて、前記注目位置に対するターゲット交通機関の走行状態情報を取得するステップと、
クライアント側に前記走行状態情報をプッシュするステップと、を含む。
【0007】
上記方法において、前記クライアント側に対応する注目位置を取得するステップは、
クライアント側から送信される注目位置を受信することを含んでおり、
ここで、前記注目位置は、前記クライアント側に受信される、ユーザが入力する駅名称又は座標情報を含む。
【0008】
上記方法において、前記クライアント側に対応する注目位置を取得するステップは、
前記クライアント側が所在する端末に対して測位操作を行って前記クライアント側が所在する端末の位置を取得し、前記クライアント側が所在する端末の位置を前記注目位置とすることを含む。
【0009】
上記方法において、前記クライアント側に対応する注目位置を取得するステップは、
前記クライアント側がデフォルトのバーコードを走査した後に取得してから送信した注目位置を受信することを含んでおり、
ここで、前記注目位置は駅名称又は座標情報を含み、
前記バーコードは1次元バーコード又は2次元バーコードを含む。
【0010】
上記方法において、前記アラート時間に基づいて、前記注目位置に対するターゲット交通機関の走行状態情報を取得するステップは、
前記アラート時間及び前記ターゲット交通機関の標識を取得するステップと、
前記アラート時間になると、前記ターゲット交通機関の標識に基づいて、前記ターゲット交通機関の前記アラート時間での位置を取得するステップと、
前記ターゲット交通機関の前記アラート時間での位置及び前記注目位置に基づいて、前記注目位置に対する前記ターゲット交通機関の走行状態情報を取得するステップと、を含む。
【0011】
上記方法において、前記注目位置に対する前記ターゲット交通機関の走行状態情報は
前記ターゲット交通機関と前記注目位置との間の駅の数、前記ターゲット交通機関と前記注目位置との間の距離情報、前記ターゲット交通機関が前記注目位置に到着する所要時間、前記ターゲット交通機関が前記注目位置に到着する時刻及び前記ターゲット交通機関が前記注目位置に到着する走行ルート情報のうちの少なくとも1つを含む。
【0012】
上記方法において、前記クライアント側に対応する目的位置を取得するステップと、
前記ターゲット交通機関の現在の時刻での位置を取得するステップと、
前記ターゲット交通機関の現在の時刻での位置及び前記クライアント側に対応する目的位置に基づいて、前記目的位置に対する前記ターゲット交通機関の走行状態情報を取得するステップと、
前記目的位置に対する前記ターゲット交通機関の走行状態情報がデフォルトのプッシュ条件を満たす場合に、前記クライアント側に前記目的位置に対する前記ターゲット交通機関の走行状態情報をプッシュするステップと、をさらに含む。
【0013】
上記方法において、前記目的位置に対する前記ターゲット交通機関の走行状態情報は、
前記ターゲット交通機関と前記目的位置との間の駅の数、前記ターゲット交通機関と前記目的位置との間の距離情報、前記ターゲット交通機関が前記目的位置に到着する所要時間、前記ターゲット交通機関が前記目的位置に到着する時刻及び前記ターゲット交通機関が前記目的位置に到着する走行ルート情報のうちの少なくとも1つを含む。
【0014】
上記方法において、前記走行状態情報は地図、文字及び音声の3つのタイプの少なくとも1つを含む。
【0015】
本発明の実施例は交通情報のプッシュ装置をさらに提供し、
クライアント側に対応する注目位置を取得するための位置取得ユニットと、
アラート時間に基づいて、前記注目位置に対するターゲット交通機関の走行状態情報を取得するための情報処理ユニットと、
クライアント側に前記走行状態情報をプッシュするための情報プッシュユニットとを含む。
【0016】
上記装置において、前記位置取得ユニットは、具体的には、
クライアント側が送信する注目位置を受信することに用いられ、
ここで、前記注目位置は、前記クライアント側に受信される、ユーザが入力する駅名称又は座標情報を含む。
【0017】
上記装置において、前記位置取得ユニットは、具体的には、
前記クライアント側が所在する端末に対して測位操作を行って前記クライアント側が所在する端末の位置を取得し、前記クライアント側が所在する端末の位置を前記注目位置とすることに用いられる。
【0018】
上記装置において、前記位置取得ユニットは、具体的には、
前記クライアント側がデフォルトのバーコードを走査した後に取得してから送信した注目位置を受信することに用いられ、
ここで、前記注目位置は駅名称又は座標情報を含み、
前記バーコードは1次元バーコード又は2次元バーコードを含む
【0019】
上記装置において、前記情報取得ユニットは、具体的には、
前記アラート時間及び前記ターゲット交通機関の標識を取得することと、
前記アラート時間になると、前記ターゲット交通機関の標識に基づいて、前記ターゲット交通機関の前記アラート時間での位置を取得することと、
前記ターゲット交通機関の前記アラート時間での位置及び前記注目位置に基づいて、前記注目位置に対する前記ターゲット交通機関の走行状態情報を取得することとに用いられる。
【0020】
上記装置において、前記注目位置に対する前記ターゲット交通機関の走行状態情報は、
前記ターゲット交通機関と前記注目位置との間の駅の数、前記ターゲット交通機関と前記注目位置との間の距離情報、前記ターゲット交通機関が前記注目位置に到着する所要時間、前記ターゲット交通機関が前記注目位置に到着する時刻及び前記ターゲット交通機関が前記注目位置に到着する走行ルート情報のうちの少なくとも1つを含む。
【0021】
上記装置において、前記位置取得ユニットは、さらに、前記クライアント側に対応する目的位置を取得すること及び前記ターゲット交通機関の現在の時刻での位置を取得することに用いられ、
前記情報処理ユニットは、さらに、前記ターゲット交通機関の現在の時刻での位置及び前記クライアント側に対応する目的位置に基づいて、前記目的位置に対する前記ターゲット交通機関の走行状態情報を取得することに用いられ、
前記情報プッシュユニットは、さらに、前記目的位置に対する前記ターゲット交通機関の走行状態情報がデフォルトのプッシュ条件を満たす場合に、前記クライアント側に前記目的位置に対する前記ターゲット交通機関の走行状態情報をプッシュすることに用いられる。
【0022】
上記装置において、前記目的位置に対する前記ターゲット交通機関の走行状態情報は、
前記ターゲット交通機関と前記目的位置との間の駅の数、前記ターゲット交通機関と前記目的位置との間の距離情報、前記ターゲット交通機関が前記目的位置に到着する所要時間、前記ターゲット交通機関が前記目的位置に到着する時刻及び前記ターゲット交通機関が前記目的位置に到着する走行ルート情報のうちの少なくとも1つを含む。
【0023】
上記装置において、前記走行状態情報は地図、文字及び音声の3つのタイプの少なくとも1つを含む。
【発明の効果】
【0024】
上記した技術案によれば、本発明の実施例は、
本発明の実施例に係る技術的解決手段において、アラート時間になると、注目位置に対するターゲット交通機関の走行状態情報を自動的に取得し、且つクライアント側にプッシュすることができ、従来の技術におけるユーザが検索対象のバス路線名称、バス停名称等の情報を入力してからバス路線の走行状態を取得できる技術案に比べて、注目位置に対する交通機関の走行状態情報を直ちに取得でき、それによりターゲット交通機関の交通情報を取得する効率を向上させ、ユーザの操作コストを削減させ、ユーザのニーズを効果的に満たすことができる有益な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0025】
本発明の実施例の技術的解決手段を一層詳細に説明するために、以下、実施例に必要な図面を簡単に説明し、勿論、以下に記述された図面は本発明のいくつかの実施例に過ぎず、当業者であれば、創造的労働なしにこれらの図面に基づいて他の図面を得ることができる。
図1図1は本発明の実施例に係る技術案に用いるシステムの概略図である。
図2図2は本発明の実施例に係る交通情報のプッシュ方法の概略フローチャートである。
図3図3は本発明の実施例に係る交通情報のプッシュ方法の実施例一におけるクライアント側の第一概略図である。
図4図4は本発明の実施例に係る交通情報のプッシュ方法の実施例一におけるクライアント側の第二概略図である。
図5図5は本発明の実施例に係る交通情報のプッシュ方法の実施例一におけるクライアント側の第三概略図である。
図6図6は本発明の実施例に係る交通情報のプッシュ方法の実施例一におけるクライアント側の第四概略図である。
図7図7は本発明の実施例に係る交通情報のプッシュ方法の実施例一におけるクライアント側の第五概略図である。
図8図8は本発明の実施例に係る交通情報のプッシュ方法の実施例一におけるクライアント側の第六概略図である。
図9図9は本発明の実施例に係る交通情報のプッシュ方法の実施例一におけるクライアント側の第七概略図である。
図10図10は本発明の実施例に係る交通情報のプッシュ方法の実施例一におけるクライアント側の第八概略図である。
図11図11(a)及び図11(b)は本発明の実施例に係る交通情報のプッシュ方法の実施例一におけるクライアント側を示す第九概略図及び第十概略図である。
図12図12は本発明の実施例に係る交通情報のプッシュ方法の実施例一におけるクライアント側を示す第十一概略図である。
図13図13は本発明の実施例に係る交通情報のプッシュ方法の実施例一におけるクライアント側を示す第十二概略図である。
図14図14は本発明の実施例に係る交通情報のプッシュ方法の実施例一におけるクライアント側を示す第十三概略図である。
図15図15は本発明の実施例に係る交通情報のプッシュ方法の実施例一におけるクライアント側を示す第十四概略図である。
図16図16は本発明の実施例に係る交通情報のプッシュ方法の実施例一におけるクライアント側を示す第十五概略図である。
図17図17は本発明の実施例に係る交通情報のプッシュ方法の実施例一におけるクライアント側を示す第十六概略図である。
図18図18は本発明の実施例に係る交通情報のプッシュ方法の実施例二におけるクライアント側を示す概略図である。
図19図19は本発明の実施例に係る交通情報のプッシュ装置を示す機能ブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0026】
本発明の技術的解決手段をさらに良好に理解するために、以下、図面を参照しながら本発明の実施例を詳細に説明する。
【0027】
ただし、説明される実施例は本発明の実施例の一部に過ぎず、すべての実施例ではない。本発明の実施例に基づいて、当業者が創造的労働なしに得られた他の実施例のすべては、本発明の保護範囲に属する。
【0028】
本発明の実施例に用いられる専門用語はただ特定の実施例を説明するためのものに過ぎず、本発明を限定するものではない。コンテキストに他の意味をはっきり説明しない限り、本発明の実施例及び請求項に用いられる単数形態の「1種」、「前記」及び「当該」も複数形態を含む。
【0029】
理解すべきなことは、本文に用いられる専門用語の「及び/又は」は関連オブジェクトの相関関係を説明するためのものに過ぎず、三種類の関係が存在可能なことを示し、例えば、「A及び/又はB」は、Aが独立して存在することと、A及びBが同時に存在することと、Bが独立して存在することとの三種類の状況を示すことができる。また、本文における文字「/」は、一般的に前後の関連オブジェクトは「又は」の関係であることを示す。
【0030】
それにより、コンテキストに応じて、ここで用いられる単語の「すれば」は「……する場合に」又は「……する時に」又は「決定にレスポンスする」又は「検出にレスポンスする」と解釈できる。類似で、コンテキストに応じて、語句「……を決定すれば」又は「(記述された条件又はイベント)を検出すれば」は「……が決定された時に」又は「……の決定にレスポンスする」又は「(記述された条件又はイベント)が検出された時に」又は「(記述された条件又はイベント)の検出にレスポンスする」と解釈できる。
【0031】
本発明の実施例に係る技術的解決手段に用いられるシステムは図1のように示され、主にクライアント側及びサーバで構成され、本発明の実施例に係る方法及び装置はサーバ側に実現され、主にクライアント側に対応する注目位置を取得し、それから、アラート時間に基づいて、前記注目位置に対するターゲット交通機関の走行状態情報を取得し、最後にクライアント側に前記走行状態情報をプッシュすることに用いられる。
【0032】
前記クライアント側はすべての端末にインストールされるクライアント側を含んで、前記端末はパソコン(PersonalComputer、PC)、ノートパソコン、携帯電話又はタブレットPCを含んでもよいことを理解することができる。
【0033】
本発明の実施例は交通情報のプッシュ方法を提供し、図2は本発明の実施例に係る交通情報のプッシュ方法を示すフロー概略図である図2を参照し、図面に示されるように、当該方法は、ステップS201〜ステップS203を含む。
【0034】
ステップS201:クライアント側に対応する注目位置を取得する。
【0035】
具体的には、サーバはクライアント側に対応する注目位置を取得する必要がある。
【0036】
例を挙げて説明すると、本発明の実施例において、サーバがクライアント側に対応する注目位置を取得する方法は、以下の3種類を含む。
【0037】
種類一:サーバは、前記クライアント側から送信される注目位置を受信でき、当該注目位置は前記クライアント側で受信された、ユーザが入力する駅名称であってもよく、前記クライアント側で受信された、ユーザが入力する座標情報であってもよい。
【0038】
例えば、前記ユーザが入力する駅名称はユーザが乗りたいターゲット交通機関の駅名称であってもよい。
【0039】
種類二:サーバは、クライアント側から送信される測位要求を受信でき、それから、当該測位要求に基づいて、該クライアント側が所在する端末に対して測位操作を行って前記クライアント側が所在する端末の位置を取得し、当該クライアント側が所在する端末の位置を前記注目位置とする。
【0040】
種類三:サーバは、前記クライアント側がデフォルトのバーコードを走査した後に取得してから送信した注目位置を受信できる。
【0041】
前記注目位置は駅名称又は座標情報を含む。
【0042】
前記バーコードは1次元バーコード又は2次元バーコードを含む。
【0043】
前記バーコードはターゲット交通機関の駅、例えばバスの駅の立て札、バスの駅に近い看板等の位置に設置されてもよい。
【0044】
ステップS202:アラート時間に基づいて、前記注目位置に対するターゲット交通機関の走行状態情報を取得する。
【0045】
具体的には、サーバはアラート時間に基づいて、前記注目位置に対するターゲット交通機関の走行状態情報を取得できる。
【0046】
例を挙げて説明すると、サーバがアラート時間に基づいて、前記注目位置に対するターゲット交通機関の走行状態情報を取得する方法は、ステップ1〜ステップ3を含む。
【0047】
ステップ1:サーバは前記アラート時間及び前記ターゲット交通機関の標識を取得する。
【0048】
好ましくは、サーバは予め設定された、例えば午後1時48分のアラート時間を取得できる。
【0049】
好ましくは、サーバは予め設定されたターゲット交通機関の標識を取得できる。
【0050】
例えば、サーバはユーザがクライアント側における入力ボックスに入力したターゲット交通機関の標識に基づいてもよく、またクライアント側に複数のターゲット交通機関の標識を表示して、ユーザにより選択されたターゲット交通機関の標識を取得してもよい。もう一つの例として、サーバはクライアント側が送信したターゲット交通機関の標識を受信でき、当該ターゲット交通機関の標識はユーザがデフォルトのバーコードを走査した後に取得するものであってもよく、当該バーコードは1次元バーコード又は2次元バーコードを含んでもよい。
【0051】
例えば、前記ターゲット交通機関はバス又は地下鉄を含んでもよい。相応に、前記ターゲット交通機関の標識はバスの路線名称又は地下鉄の路線名称、例えば919号急行バス、地下鉄13号線等を含んでもよい。
【0052】
ステップ2:サーバは現在の時刻がデフォルトのアラート時間になったかどうかを判断し、アラート時間になったと判断さた場合に、サーバはデフォルトのターゲット交通機関の標識に基づいて、当該ターゲット交通機関のアラート時間での位置を取得できる。
【0053】
好ましくは、ターゲット交通機関に端末を予め取り付けて、全地球測位システム(GlobalPositioningSystem、GPS)に基づく測位技術、基地局測位技術及びワイヤレスフィディリティー(Wireless−Fidelity、Wi−Fi)測位技術のうちの少なくとも一種の測位技術を利用し、ターゲット交通機関に取り付けられる端末に対して測位操作を行い、それによりターゲット交通機関に取り付けられる端末の位置を取得し、それから、ターゲット交通機関に取り付けられる端末の位置を当該ターゲット交通機関の位置としてもよい。
【0054】
ステップ3:サーバは前記ターゲット交通機関の前記アラート時間での位置及び前記注目位置に基づいて、前記注目位置に対する前記ターゲット交通機関の走行状態情報を取得する。
【0055】
好ましくは、前記注目位置に対する前記ターゲット交通機関の走行状態情報は、前記ターゲット交通機関と前記注目位置との間の駅の数、前記ターゲット交通機関と前記注目位置との間の距離情報、前記ターゲット交通機関が前記注目位置に到着する所要時間、前記ターゲット交通機関が前記注目位置に到着する時刻及び前記ターゲット交通機関が前記注目位置に到着する走行ルート情報のうちの少なくとも1つを含んでもよい。
【0056】
例えば、前記注目位置に対する前記ターゲット交通機関の走行状態情報は「919号急行バス(徳勝門行き)が唐家嶺東に到着するまで5つのバス停がある」ことであってもよい。もう一つの例として、前記注目位置に対する前記ターゲット交通機関の走行状態情報は「919号急行バス(徳勝門行き)が唐家嶺東駅に到着するまで5キロメートルがある」ことであってもよい。さらにもう一つの例として、前記注目位置に対する前記ターゲット交通機関の走行状態情報は「919号急行バス(徳勝門行き)が唐家嶺東に到着するまで20分かかる」ことであってもよい。さらにもう一つの例として、前記注目位置に対する前記ターゲット交通機関の走行状態情報は「919号急行バス(徳勝門行き)が午後2点05分に唐家嶺東に到着する予定である」ことであってもよい。
【0057】
好ましくは、前記注目位置に対する前記ターゲット交通機関の走行状態情報は地図、文字及び音声の3つのタイプの少なくとも1つを含んでもよい。
【0058】
例えば、サーバは地図情報を取得して、地図にターゲット交通機関が前記注目位置に到着する走行ルート情報を標記できる。
【0059】
もう一つの例として、サーバは文字フォーマットの前記ターゲット交通機関と前記注目位置との間の駅の数及び/又は前記ターゲット交通機関と前記注目位置との間の距離情報及び/又は前記ターゲット交通機関が前記注目位置に到着する所要時間及び/又は前記ターゲット交通機関が前記注目位置に到着する時刻を取得できる。
【0060】
さらにもう一つの例として、サーバは音声フォーマットの前記注目位置に対する前記ターゲット交通機関の走行状態情報を取得でき、そうすると、前記注目位置に対する前記ターゲット交通機関の走行状態情報はクライアント側によってユーザに表示されることができる。
【0061】
前記注目位置に対する前記ターゲット交通機関の走行状態情報において、注目位置に対する、注目位置に最も近いターゲット交通機関の走行状態情報であってもよく、注目位置に対する、注目位置にまもなく到着する少なくとも2つのターゲット交通機関のそれぞれの走行状態情報であってもよいことを理解することができる。
【0062】
ステップS203:クライアント側に前記走行状態情報をプッシュする。
【0063】
具体的には、サーバは前記注目位置に対する前記ターゲット交通機関の走行状態情報を取得した後に、当該前記注目位置に対するターゲット交通機関の走行状態報をクライアント側に送信して、それによりクライアント側は前記注目位置に対する前記ターゲット交通機関の走行状態情報をユーザに提供する。例えば、クライアント側はユーザに表示してもよい。もう一つの例として、音声フォーマットの走行状態情報の場合に、クライアント側はユーザに放送してもよい。
【0064】
あるいは、前記S203の後に、
前記クライアント側に対応する目的位置を取得すること、前記ターゲット交通機関の現在の時刻での位置を取得すること、前記ターゲット交通機関の現在の時刻での位置及び前記クライアント側に対応する目的位置に基づいて、前記目的位置に対する前記ターゲット交通機関の走行状態情報を取得すること、及び前記目的位置に対する前記ターゲット交通機関の走行状態情報はデフォルトのプッシュ条件を満たす場合に、前記クライアント側に前記目的位置に対する前記ターゲット交通機関の走行状態情報をプッシュすることを含んでもよい。
【0065】
具体的には、ユーザは注目位置でターゲット交通機関に乗った後に、クライアント側はユーザに到着することを知らせる必要があり、従ってクライアント側はサーバから前記目的位置に対する前記ターゲット交通機関の走行状態情報を取得できる。
【0066】
本発明の実施例において、サーバは前記クライアント側に前記目的位置にする前記ターゲット交通機関の走行状態情報をプッシュする方法は、ステップA〜Cを含んでもよい。
【0067】
ステップA:サーバはクライアント側に対応する目的位置を取得できる。
【0068】
例えば、サーバはクライアント側で送信された目的位置を受信でき、当該目的位置は、前記クライアント側で受信されるユーザが入力する目的駅の名称であってもよく、前記クライアント側で受信されるユーザが入力する目的座標情報であってもよい。
【0069】
ステップB:サーバは前記ターゲット交通機関の現在の時刻での位置を取得する。
【0070】
ステップC:サーバは前記ターゲット交通機関の現在の時刻での位置及び前記クライアント側に対応する目的位置に基づいて、前記目的位置に対する前記ターゲット交通機関の走行状態情報を取得する。サーバは前記目的位置に対するターゲット交通機関の走行状態情報がデフォルトのプッシュ条件を満たすかどうかを判断し、前記目的位置に対する前記ターゲット交通機関の走行状態情報がプッシュ条件を満たす場合に、サーバは前記クライアント側に前記目的位置に対する前記ターゲット交通機関の走行状態情報をプッシュする。反対に、前記目的位置に対する前記ターゲット交通機関の走行状態情報がプッシュ条件を満たさない場合に、サーバは前記クライアント側に前記目的位置に対する前記ターゲット交通機関の走行状態情報をプッシュしない。
【0071】
例えば、プッシュ条件はターゲット交通機関と前記目的位置との間の駅の数が3であれば、サーバはターゲット交通機関と前記目的位置との間の駅の数を取得し、且つ当該駅の数が前記プッシュ条件を満たすかどうかを判断し、前記プッシュ条件を満たす場合に、サーバはクライアント側に走行状態情報、例えば「xxx号はxxx駅に到着するまでまだ3つの駅があり、降りる準備をしてください」をプッシュし、それによりクライアント側はユーザに当該走行状態情報を提供し、ユーザが目的位置を乗り越すことを避ける。
【0072】
好ましくは、前記目的位置に対する前記ターゲット交通機関の走行状態情報は、前記ターゲット交通機関と前記目的位置との間の駅の数、前記ターゲット交通機関と前記目的位置との間の距離情報、前記ターゲット交通機関が前記目的位置に到着する所要時間、前記ターゲット交通機関が前記目的位置に到着する時刻及び前記ターゲット交通機関が前記目的位置に到着する走行ルート情報のうちの少なくとも1つを含んでもよい。
【0073】
好ましくは、前記目的位置に対する前記ターゲット交通機関の走行状態情報は地図、文字及び音声の3つのタイプの少なくとも1つを含んでもよい。
【0074】
実施例1
それぞれ本発明の実施例に係る交通情報のプッシュ方法の実施例一におけるクライアント側の第一概略図乃至第十六概略図である図3図17を参照する。
【0075】
図3に示されるように、ユーザはクライアント側に「お気に入りバス」をクリックし、それから、図4に示されるように、ユーザがサブスクライブしたすべてのターゲット交通機関を表示でき、この時、ユーザはまだターゲット交通機関をサブスクライブしていないため、図4になにも表示されていなく、図4における「追加」ボタンをクリックすると、クライアント側はユーザの入力するバスの路線を受信できる。
【0076】
図5に示されるように、クライアント側にターゲット交通機関の設定インターフェースを表示し、ユーザは当該設定インターフェースにターゲット交通機関を入力できる。
【0077】
図6に示されるように、クライアント側はユーザが入力する「919号急行バス」を受信する。
【0078】
サーバは「919号急行バス」に対応する検索結果を取得できれば、クライアント側に「919号急行バス」の検索結果をプッシュし、当該検索結果は図7に示されるように、クライアント側に「919号急行バス」の2つの方面行きの情報、つまり「919号急行バス(京張交差点北→徳勝門)」及び「919号急行バス(徳勝門→京張交差点北)」が示されている。
【0079】
クライアント側は「919号急行バス」に対応する検索結果を表示した後に、ユーザに選択された検索結果を受信し、図8に示されるように、ユーザが「919号急行バス(京張交差点北→徳勝門)」を選択したので、ターゲット交通機関「919号急行バス(京張交差点北→徳勝門)」に対応する一連のバス停名称、図8に示されている京張交差点北、上地七街、西二旗駅、唐家嶺東、上地駅、菊園等を表示できる。
【0080】
クライアント側はユーザが表示される一連の駅名称から選択する注目位置を受信し、図8に示されように、当該注目位置は「唐家嶺東」である。又は、サーバはクライアント側に対して測位操作を行って、クライアント側の位置を取得し、クライアント側の位置に基づいて、一連の駅名称からクライアント側に最も近い駅を自動的に当該注目位置とする。それから、図9に示されるように、サーバは1つのサブスクライブカードを生成し、且つクライアント側に表示されるように送信する。
【0081】
図10に示されるように、サーバは「919号急行バス」に対応する検索結果を取得できなければ、クライアント側に「該当情報なし」の情報をプッシュし、これにより、クライアント側は当該メッセージをユーザに表示でき、ユーザに入力された「919号急行バス」に対応する路線がないことを知らせる。
【0082】
又は、図11(a)に示されるように、ユーザが「919号急行バス」の「9」を入力した後に、サーバは数字「9」に基づいて「9」で始めるすべてのバスを検索し、次にクライアント側に表示されるように送信し、クライアント側に9で始める複数のバス、例えば919号急行バス、909号バス、910号バス、911号バス、912号バス、913号バス及び914号バスを表示する。図11(b)に示されるように、ユーザは「913号バス」をクリックすれば、サーバはクライアント側から取得される「913番」に基づいて検索し、「913号バス」に対応するリアルタイムなバスデータを取得できなければ、クライアント側に「913号バスのリアルタイムなデータがしばらくないため、追加できない」の情報をプッシュする。
【0083】
図11(a)及び図11(b)に示されるように、「9」で始めるバスにおいてリアルタイムなバスデータを取得できるバスの経路を標記し、表記されていない場合に当該路線のリアルタイムなバスデータを提供できない。図11(a)及び図11(b)に示されるように、サーバは919号急行バス及び909号バスのリアルタイムなバスデータを提供できる。
【0084】
図12に示されるように、クライアント側にアラート時間の設定インターフェースが表示され、クライアント側はユーザで選択されたアラート時間の「午後1時48分」を受信する。ユーザで選択されたアラート時間は非運行時間帯であれば、ユーザに情報「919号急行バスの運行時間が05:00〜23:00である」又は「919号急行バスの運行時間が午前05:00〜10:00、午後14:00〜18:00である」を提供できる。
【0085】
さらに、クライアント側はアラート時間の日付、例えば平日(休日以外)、繰り返さない、休日、カスタマイズ等を表示できる。本実施例において、クライアント側はユーザで選択されたアラート時間の曜日が平日(休日以外)であることを受信する。
【0086】
クライアント側はユーザに選択されたアラート時間の日付がカスタマイズであることを受信すれば、図13に示されるように、クライアント側は月曜日乃至日曜日を表示してもよく、例えば、月曜日、火曜日及び水曜日を選択でき、一つだけを選択してもよく、複数を選択してもよい。
【0087】
図14に示されるように、アラート時間を取得した後、1つのサブスクライブカードを生成し、クライアント側は該サブスクライブカードを表示でき、該サブスクライブカードに注目位置、ターゲット交通機関の標識及びアラート時間等の情報が含まれる。アラート時間を取得した後に、サーバがクライアント側に注目位置に対するターゲット交通機関の走行状態情報をプッシュする機能が有効であることをデフォルト設定にする。
【0088】
図15に示されように、アラート時間になった後に、サーバは注目位置に対するターゲット交通機関の走行状態情報、つまり、図15のクライアント側に表示される地図及び「919号急行バスが唐家嶺東に到着するまで5つのバス停がある」を取得する。当該地図に2台の「919号急行バス」の位置、即ち、図15の自動車アイコンの位置、及び注目位置、即ち、図15の気球の位置が標記される。図15に上下にスクロールして「919号急行バス」の駅リストを見る。また、図15の左上角の「<」をクリックすれば、クライアント側が図15に示されているインターフェースから図14に示されるインターフェースにジャンプするように制御できる。
【0089】
図15に上向きの矢印をクリックすれば、「919号急行バス」のバス停リストが全画面で表示され、図16に示されるように、「919号急行バス」のバス停リストを全画面で表示することでユーザにより多いバス停の情報を提供できる。
【0090】
図17に示されるように、クライアント側に1つのサブスクライブカードが表示され、当該サブスクライブカードに相応なターゲット交通機関、注目位置及びアラート時間等の情報が記憶され、サーバがクライアント側に注目位置に対するターゲット交通機関の走行状態情報をプッシュする機能をオンにしたりオフにしたりすること以外、「削除」ボタンによってサブスクライブカードを削除することもでき、さらに「アラート時間」の編集ボタンによって「アラート時間」を変更することもできる。
【0091】
さらに、設定されたサーバは「919号急行バス」の路線が変化したと発見する場合に、クライアント側に「919号急行バスの路線もう変更され、当該サブスクライブ路線を削除してください」の情報をプッシュでき、それによりクライアント側に当該情報及び「削除」ボタンが表示される。サーバは「919号急行バス」のリアルタイムなバスデータを3回検出できなければ、クライアント側に「919号急行バスのリアルタイムなバスデータがしばらく検出されていなく、当該サブスクライブ路線を削除するか」の情報をプッシュし、それによりクライアント側に当該情報及び「はい/いいえ」ボタンが表示される。
【0092】
実施例2
本発明の実施例に係る交通情報のプッシュ方法の実施例二におけるクライアント側の概略図である図18を参照する。図18に示されるように、ユーザはターゲット交通機関に乗った後に、サーバはターゲット交通機関の位置と目的位置との間の駅数に基づいて、デフォルトのプッシュ条件を満たすかどうかを判断し、デフォルトのプッシュ条件を満たす場合に、クライアント側に目的位置に対するターゲット交通機関の走行状態情報をプッシュし、例えば走行状態情報が「919号急行バスが唐家嶺東駅に到着するまで2つのバス停があり、降りる準備をしてください」であってもよい。なお、例えばターゲット交通機関の位置をしばらく取得できなければ、サーバはクライアント側に「919号急行バスのリアルタイムなバス情報が検出されていない」をプッシュできる。
【0093】
本発明の実施例はさらに上記方法の実施例の各ステップ及び方法を実現するための装置の実施例を提供する。
【0094】
本発明の実施例に係る交通情報のプッシュ装置を示す機能ブロック図である図19を参照する。図面に示されるように、当該装置は、
クライアント側に対応する注目位置を取得するための位置取得ユニット100と、
アラート時間に基づいて、前記注目位置に対するターゲット交通機関の走行状態情報を取得するための情報処理ユニット200と、
クライアント側に前記走行状態情報をプッシュするための情報プッシュユニット300とを含む。
【0095】
好ましくは、前記位置取得ユニット100は、具体的には、
クライアント側から送信される注目位置を受信することに用いられてもよく、
ここで、前記注目位置は、前記クライアント側に受信される、ユーザが入力する駅名称又は座標情報を含んでもよい。
【0096】
好ましくは、前記位置取得ユニット100は、具体的には、
前記クライアント側が所在する端末に対して測位操作を行って前記クライアント側が所在する端末の位置を取得し、前記クライアント側が所在する端末の位置を前記注目位置とすることに用いられてもよい。
【0097】
上記装置において、前記位置取得ユニット100は、具体的には、
前記クライアント側がデフォルトのバーコードを走査した後に取得してから送信した注目位置を受信すること用いられて、
ここで、前記注目位置は駅名称又は座標情報を含み、
前記バーコードは1次元バーコード又は2次元バーコードを含む。
【0098】
好ましくは、前記情報取得ユニット200は、具体的には、
前記アラート時間及び前記ターゲット交通機関の標識を取得することと、
前記アラート時間になると、前記ターゲット交通機関の標識に基づいて、前記ターゲット交通機関の前記アラート時間での位置を取得することと、
前記ターゲット交通機関の前記アラート時間での位置及び前記注目位置に基づいて、前記注目位置に対する前記ターゲット交通機関の走行状態情報を取得することとに用いられてもよい。
【0099】
好ましくは、前記注目位置にする前記ターゲット交通機関の走行状態情報は、前記ターゲット交通機関と前記注目位置との間の駅の数、前記ターゲット交通機関と前記注目位置との間の距離情報、前記ターゲット交通機関が前記注目位置に到着する所要時間、前記ターゲット交通機関が前記注目位置に到着する時刻及び前記ターゲット交通機関が前記注目位置に到着する走行ルート情報のうちの少なくとも1つを含んでもよい。
【0100】
あるいは、前記位置取得ユニット100は、さらに、前記クライアント側に対応する目的位置を取得すること及び前記ターゲット交通機関の現在の時刻での位置を取得することに用いられ、
前記情報処理ユニット200は、さらに、前記ターゲット交通機関の現在の時刻での位置及び前記クライアント側に対応する目的位置に基づいて、前記目的位置に対する前記ターゲット交通機関の走行状態情報を取得することに用いられ、
前記情報プッシュユニット300は、さらに、前記目的位置に対する前記ターゲット交通機関の走行状態情報はデフォルトのプッシュ条件を満たす場合に、前記クライアント側に前記目的位置に対する前記ターゲット交通機関の走行状態情報をプッシュすることに用いられることである。
【0101】
好ましくは、前記目的位置に対する前記ターゲット交通機関の走行状態情報は前記ターゲット交通機関と前記目的位置との間の駅の数、前記ターゲット交通機関と前記目的位置との間の距離情報、前記ターゲット交通機関が前記目的位置に到着する所要時間、前記ターゲット交通機関が前記目的位置に到着する時刻及び前記ターゲット交通機関が前記目的位置に到着する走行ルート情報のうちの少なくとも1つを含んでもよい。
【0102】
好ましくは、前記走行状態情報は地図、文字及び音声の3つのタイプの少なくとも1つを含んでもよい。
【0103】
本実施例における各ユニットは図2に示される方法を実行できるため、本実施例に詳細に説明されていない部分について、図2に対する関連説明を参照してもよい。
【0104】
本発明の実施例の技術案は、
本発明の実施例に係る技術的解決手段において、アラート時間になると、注目位置に対するターゲット交通機関の走行状態情報を自動的に取得し、且つクライアント側にプッシュすることができ、従来の技術におけるユーザが検索対象のバス路線名称、バス停名称等の情報を入力してからバス路線の走行状態を取得できる技術案に比べて、注目位置に対する交通機関の走行状態情報を直ちに取得でき、それによりターゲット交通機関の交通情報を取得する効率を向上させ、ユーザの操作コストを削減させ、ユーザのニーズを効果的に満たすことができ、さらに、クライアント側とサーバとの間の対話を減らし、それによりサーバの処理負荷を減少させ、サーバの処理効率を向上させることもできる有益な効果を奏する。
【0105】
当業者は、説明の便宜上、以上に説明されたシステム、装置及びユニットの具体的な動作過程は、上記した方法の実施例における対応する過程を参照でき、ここで省略ことを理解すべきである。
【0106】
本発明の提供するいくつかの実施例において、開示されたシステム、装置及び方法は、他の方式によって実現されることもできることを理解すべきである。例えば、以上で説明された装置の実施例は例示的なものに過ぎず、例えば、前記ユニットの区分は、論理機能の区分に過ぎず、実際に実現される時に他の区分方式であってもよく、例えば、複数のユニット又はエレメントを組み合わせて又は他のシステムに集積することもでき、又はいくつかの特徴を省略し、又は実行しないこともできる。さらに、表示又は検討された相互のカップリング又は直接カップリング又は通信接続はいくつかのインターフェース、装置又はユニットの間接カップリング又は通信によって接続されてもよく、電気、機械又は他の形態であってもよい。
【0107】
上記した分離部品として説明されたユニットは物理的な分離であってもよく又は物理的な分離でなくてもよく、ユニットとして表示される部品は物理的ユニットであってもよく又は物理的ユニットでなくてもよく、即ち、同じ場所に位置してもよく、又は複数のネットワークユニットに分布されてもよい。実際のニーズに応じて、ユニットの一部又はユニットの全てを選択して本実施例の目的を実現することができる。
【0108】
さらに、本発明の各実施例における各機能ユニットは1つの処理ユニットに集積されてもよく、各ユニットは独立して物理的に存在してもよく、2つ又は2つ以上のユニットが1つのユニットに集積されてもよい。上記の集積されたユニットはハードウェアの形態で達成されてもよく、ハードウェアとソフトウェアの機能ユニットの形態で達成されてもよい。
【0109】
上記のソフトウェア機能ユニットの形態で実現される集積ユニットは、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体に記憶されることができる。上記のソフトウェア機能ユニットは記憶媒体に記憶され、1台のコンピュータ装置(パソコン、サーバ、又はネットワーク装置等であってもよい)又はプロセッサ(Processor)に本発明の各実施例に記述した方法の一部のステップを実行させるいくつかのコマンドを含む。上記した記憶媒体は、Uディスク、モバイルハードディスク、読み出し専用メモリ(Read−OnlyMemory、ROM)、ランダムアクセスメモリ(RandomAccessMemory、RAM)、フロッピーディスク又はコンパクトディスク等の各種のプロクラムコードを記憶可能な媒体を含む。
【0110】
以上は本発明の好ましい実施例に過ぎず、本発明を制限するものではなく、本発明の趣旨及び原則を逸脱しない範囲内で、実施される任意の修正、同等置き換え、改良等は、いずれも本発明の保護範囲内に含まれるべきである。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18
図19