(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
請求項1から請求項13のいずれか一項に記載の照明モジュールを前記導光板の前記光源が配置されていない側の端面同士が密接するように、複数個配列させたことを特徴とするパネル型照明装置。
【発明を実施するための形態】
【0024】
以下、本発明の実施の形態に係る照明モジュール1について、図面を参照しながら説明する。
【0025】
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る照明モジュール1を示す平面図、
図2は、
図1のA−A切断面のうち左辺側の第1光源部11を示す部分断面図である。なお、以下の各実施の形態の説明において、矢視X1方向を右側(右辺側)、矢視X2方向を左側(左辺側)、矢視Y1方向を後方(後辺側)、矢視Y2方向を前方(前辺側)、矢視Z1方向を上方向(上側側)、矢視Z2方向を下方向(下面側)とそれぞれ規定して説明する。なお、矢視Z1方向を表面側と、また、矢視Z2方向を裏面側と記載することもある。
【0026】
図1に示すように、照明モジュール1は、左辺側の第1光源部11と右辺側の第2光源部12とを備えている。なお、第1光源部11と第2光源部12とは、互いに対向するように配置されているが両者共に共通に構成が可能なため、
図2以降に示す各実施の形態では左辺側の第1光源部11を例示して説明する。
【0027】
第1の実施の形態の照明モジュール1は、上方向から見た外形が四角形であり、上下方向に偏平なパネル型をなしている。
図1、
図2に示すように、照明モジュール1は、導光板20と、導光板20の左辺側の端面21に沿って配列された複数のLED光源30と、LED光源30を支持しつつ、LED光源30が出射した光が直接拡散板50に入射されないように遮蔽する取付部としてのフレーム40と、導光板20の表面側に重ねて配置される拡散板50等を備えている。第1光源部11は、照明モジュール1において、端面21と、LED光源30と、フレーム40と、拡散板50の凸条部51と、導光板20の凸条部51と対向する部分である周縁部26とが配置される部分を言う。
【0028】
なお、本実施の形態では、光源としてLED光源30を用いた場合を例示しているが、光源としては、CCFL(Cold Cathode Fluorescent Lamp:冷陰極蛍光管)、電球(たとえば白熱電球)や蛍光灯などを用いることが可能であって、特に光源の種類には限定されない。しかし、LED光源は、他の光源と比べ、消費電力が小さい、発熱量が小さい、小型化しやすい、低コストなどで優れている。したがって、以下に説明する各実施の形態においても、光源としてLED光源30を用いた場合を例示して説明する。
【0029】
第1の実施の形態において、照明モジュール1には、導光板20の裏面側(拡散板50とは反対方向)に反射板60が配置されている。さらに、反射板60の裏面側にはLED光源30の駆動制御を行う回路70が配置されている。なお、反射板60は、反射シートであってもよく、省略してもよい。
【0030】
導光板20は、LED光源30から出射される光が入射される左辺側の端面21と右辺側の端面22と、拡散板50と対向する第1光出射面としての第1主面23と、第1主面23と対向する(つまり、裏面側の)面である第2主面24と、を備えている。端面21,22は、LED光源30から出射される光の入射面であり、第1主面23は、導光板20から拡散板50に対して光を出射する光出射面である。第2主面24は、反射板60と密接され、第2主面24は、導光板20の内部を進行する光反射面として機能する。なお、導光板20としては、後述する光散乱粒子が多数含有される光散乱導光体が用いられている。導光板20に光散乱導光体を用いることで、導光板20内に入射した光は導光板20内で散乱され、第1主面23から出射する光の照度分布の均一化を図ることができる。
【0031】
LED光源30は、導光板20の左辺側の端面21に沿って複数個がほぼ一定の間隔を有して配列されており、右辺側の端面22にも複数個がほぼ一定の間隔を有して配列されている。LED光源30は、導光板20の厚さ範囲に配置されるが、導光板20の厚さ方向のほぼ中央に配置すればなおよい。中央に配置することで、中央に配置しない場合に比べて第1主面23から出射する光の光量が多くなる。
【0032】
なお、
図1では、LED光源30は、導光板20の左辺側と右辺側とにそれぞれ7個ずつ備えられた場合を例示しているが、LED光源30の数は、照明モジュール1の平面サイズ、要求される明るさによって適宜選択される。
【0033】
本実施の形態におけるLED光源30を構成するLED素子の一つ一つは、白色LED素子であって、制御回路70からの入力信号によって、各LED素子からの発光を制御する。なお、LED素子として、赤色LED素子、緑色LED素子および青色LED素子がひとつにパッケージされたタイプのLEDランプを用いることも可能で、制御回路70からの入力信号によって、各色のLED素子からの発光、混色により指定色の発光を行うことができる。なお、LED光源30は、LED基板35に実装されて、取付部材としてのフレーム40の基部41に支持されている。
【0034】
フレーム40は、金属製の板を曲げ折りして成形されており、端面21に沿う基部41と、基部41から導光板20の第1主面23側に延長された光遮蔽部42と、反射板60側に延長された光遮蔽部43とを備えている。フレーム40は、光遮蔽部42と光遮蔽部43との間に導光板20と反射板60とを挟み込むことにより、照明モジュール1に取り付けられている。また、フレーム40は、光遮蔽部42と光遮蔽部43とで、導光板20と反射板60とを挟み込むようにして、導光板20と反射板60とを密接させている。光遮蔽部42では、LED光源30から出射される光がそのまま拡散板50に入射しないように、つまり、LED光源30の光が、LED光源30よりも図示上方向に配置される拡散板50に直接入射させない光遮蔽機能を有する。光遮蔽部43では、LED光源30からの光が反射板60の裏面側の外部に漏れさせない光遮蔽機能を有する。
【0035】
反射板60は、平面視において導光板20とほぼ同じ形状を有する板部材であって、導光板20の第2主面24に密接され、導光板20内を進行する光を反射面61において反射させる。なお、
図2で例示した反射板60の左辺側の端面62の位置は、導光板20の端面21の位置と一致させているが、LED光源30の下方にまで延長させてもよい。なお、右辺側も同様である。
【0036】
拡散板50は平面視において四角形である。本実施の形態における照明モジュール1の平面形状および平面サイズを規定している。つまり、拡散板50は、導光板20の外周端面27(端面21、端面22および前後の端面)およびフレーム40の外側面44が配置される面と同一面内に配置されるか、外周端面27および外側面44よりも左右および前後に突出している。拡散板50には、導光板20の第1主面23に向かって突設された凸条部51が形成されている。凸条部51は、左辺側の第1光源部11と右辺側の第2光源部12とに形成されている。凸条部51は、導光板20のLED光源30が配置される側の周縁部26に対向する位置に配置されている。凸条部51の導光板20に対向する先端部平面は、凸条部51の導光板20に第1光出射面である第1主面23から出射された光が入射される第2光入射面としての光入射面52である。周縁部26は、凸条部51の光入射面52と対向する部分である。なお、本実施の形態に係る照明モジュール1において、凸条部51は、拡散板50の周縁部のうち、LED光源30が配置される側である左右の周縁部に形成されているが、拡散板50の全周(四辺)にわたって形成してもよい。全周にわたって形成することで、拡散板50の剛性を高めることができる。
【0037】
拡散板50は、A−A切断面、すなわち、LED光源30の配列方向に直交する平面における断面形状において、左右の凸条部51の間に凹部50Aが形成される。凹部50Aの底面(第1主面23に対向する面)である第1光入射面としての凸条部内側底面55は、第1主面23から出射した光が入射する光入射面である。外周端面53は、空気に接する面である。また、内側側面54も凹部50Aに面し、空気に接する面である。したがって、凸条部51の内側から外周端面53に臨界角を超えて入射する光は、外周端面53で全反射する。また、凸条部51の内側から内側側面54に臨界角を超えて入射する光は、内側側面54で全反射する。外周端面53と内側側面54とは互いに平行な面であり、光入射面52は、外周端面53と内側側面54とに直交する面である。拡散板50としては、光散乱粒子が多数含有される光散乱導光体が用いられている。拡散板50に光散乱導光体を用いることで、拡散板50内に入射した光が拡散板50内で散乱され、第2光出射面としての光出射面56から出射する光の照度分布の均一化を図ることができる。
【0038】
凸条部51の光入射面52は、LED光源30あるいは第1主面23(特に周縁部26)から出射する光が光遮蔽部42により遮蔽される領域である遮蔽領域Bと、光遮蔽部42により遮蔽されることなく入射する領域である入射領域Cとを有する。すなわち、凸条部51の光入射面52と、導光板20のLED光源30が配置される側の周縁部26との間に光遮蔽部42を配置することにより、周縁部26から出射した光が光入射面52に入射する光量を制限することができる。遮蔽領域Bは、LED光源30から出射された光を導光板20を介さずに直接拡散板50に入射させない広さ(左右方向の幅寸法)を少なくとも有する。また、本実施の形態では、遮蔽領域Bの広さ(左右方向の幅寸法)と入射領域Cの広さ(左右方向の幅寸法)とは、第1主面23から光入射面52に入射する光が光出射面56から出射する際に、光出射面56の全体の明るさが均一となるように設定される。第1主面23から光入射面52に入射した光は主に、光出射面56の周縁部から出射することになる。光出射面56の周縁部の明るさが、該周縁部よりも内側の明るさに近づくように、遮蔽領域Bの広さおよび入射領域Cの広さが設定される。
【0039】
拡散板50は、凸条部51の光入射面52でフレーム40の光遮蔽部42と密接されている。照明モジュール1は、導光板20および反射板60を重ねた状態で、端部側(端面21および端面62)側をフレーム40の光遮蔽部42と光遮蔽部43との間に挟み込み、光遮蔽部43側から導光板20に図示外の螺子を貫通させ、導光板20と反射板60とフレーム40を固定することができる。なお、互いの接触面において光透過率の高い接着剤等で固定して一体化してもよい。拡散板50は、光入射面52の遮光領域Bにおいて、フレーム40の光遮蔽部42と接着剤により固定することができる。
【0040】
続いて、第1の実施の形態の照明モジュール1において、LED光源30から出射された光が光出射面56から出射するまでの光の経路について、
図1、
図2を参照しながら説明する。左辺側の第1光源部11のLED光源30から出射された光の一部は、導光板20の端面21から導光板20内に進入し、たとえば、破線L1で示すように、導光板20の第1主面23および第2主面24で全反射されながら右辺側に向かって進み、また、光散乱粒子で散乱されながら進み、いずれは、第1主面23から拡散状態で出射される。第1光源部11のLED光源30から出射された光の他の一部には、第1主面23または第2主面24で全反射されることなく、光散乱粒子で散乱されながら進み、第1主面23から拡散状態で出射されるものもある。
【0041】
右辺側の第2光源部12のLED光源30から出射された光も左辺側と同様に導光板20の右辺側の端面22から導光板20内に進入する。導光板20内に入射された光は、導光板20の第1主面23および第2主面24で全反射および光散乱粒子で散乱されることで、いずれは、第1主面23から出射される。
【0042】
第1光源部11のLED光源30および第2光源部12のLED光源30から出射し導光板20に入射し第1主面23から拡散状態で出射される光は、導光板20内において、第1主面23および第2主面24で全反射および光散乱粒子で散乱されることで照度の均一化が図れられた状態となっている。
【0043】
導光板の第1主面23から出射された光は、拡散板50の凸条部51の内側底面55、および凸条部51の光入射面52に入射され、拡散板50内を進行して光出射面から出射される。拡散板50には光散乱粒子が含有されている。そのため、拡散板50内に入射した光が拡散板50内で散乱され、光出射面56から出射する光の照度分布の均一化を図ることができる。
【0044】
LED光源30から出射される光は、LED光源30に近い位置では明るく、遠くなるにしたがい暗くなる。しかしながら、第1の実施の形態の照明モジュール1では、左辺側の第1光源部11と右辺側の第2光源部12とを備えており、相互に右辺側、左辺側に向かって光が進行するので、左辺側からの光と右辺側からの光とが互いに補完しあうことで、導光板20の第1主面23の明るさが均斉化される。
【0045】
図2に示すように、導光板20のLED光源30に近い周縁部26には、フレーム40の光遮蔽部42が配置されている。光遮蔽部42により、LED光源30および周縁部26から凸条部51へ入射する光が制限され、光入射面52の一部は遮蔽領域Bとなっている。つまり、LED光源30から出射され光入射面52に向かう光の一部は遮蔽領域Bすなわち光遮蔽部42より遮蔽される。一方、入射領域Cでは、第1主面23から凸条部51の光入射面52に向けて出射された光の一部が入射される。凸条部51の光入射面52から入射された光の一部は、破線L2で示すように、凸条部51の内側側面54と外周端面53とで全反射されながら、また、光散乱粒子で散乱されながら進み、拡散板50の光出射面56の主として凸条部51の配置領域上方、すなわち光出射面56のLED光源30が配置される側の周縁部から出射される。すなわち、凸条部51内に入射された光の一部は、内側側面54と外周端面53とで全反射されながら、また、光散乱粒子で散乱されながら進むことで、光出射面56から拡散状態で出射される。凸条部51に入射した光は主として凸条部51の配置位置上方から出射する。
【0046】
以上説明した第1の実施の形態に係る照明モジュール1は、フレーム40の光遮蔽部42により遮蔽領域Bが形成されている。これにより、LED光源30の出射光が、拡散板50に直接入射することを防止されている。また、導光板20に入射された光の一部は、導光板20の第1主面23と第2主面24とで全反射されながら、また、光散乱粒子で散乱されながら、第1主面23から拡散光として出射され、拡散板50に入射される。そして、第1主面23から出射した光は、拡散板50を透過し、この拡散板50でさらに拡散された状態で光出射面56から出射される。さらに、照明モジュール1は、拡散板50のLED光源30の配置位置側の周縁部に凸条部51が形成されている。凸条部51が設けられることで、空気に接する外周端面53および内周側面54が形成される。そのため、導光板20の周縁部26から出射し凸条部51の光入射面52に入射した光の一部は、凸条部51の内側側面54と外周端面53とで全反射されながら、また、光散乱粒子で散乱されながら進み、拡散板50の光出射面56の周縁部から拡散光を出射させられる。
【0047】
つまり、光遮蔽部42で遮蔽領域Bを形成することで、LED光源30の出射光を拡散板50に直接入射させることなく導光板20に入射させることができる。導光板20に入射した光の一部は、導光板20の第1主面23と第2主面24とで全反射されながら、また、光散乱粒子で拡散されながら、第1主面23から拡散光として出射し、拡散板50に入射される。これにより、光を出射している光出射面56を見たときに、LED光源30
の部分が点光源のように見えることを防止できる。
【0048】
また、拡散板50のLED光源30の配置位置の周縁部に凸条部51を形成し、凸条部51の光入射面52から、導光板20の周縁部26から出射した光を凸条部51内に導光させ、凸条部51の内側側面54と外周端面53とで全反射させながら、また、光散乱粒子で散乱されることで、拡散板50の光出射面56の周縁部から拡散光を出射させている。これにより、光遮蔽部42を備える構成とした場合にも、光出射面56の光遮蔽部42が備えられる側の周縁部に、光遮蔽部42により遮光され縁取りされたような暗部が生じることを防止できる。
【0049】
したがって、LED光源30が点光源に見えることによる見栄えが悪くなることを排除しながら、光出射面の周縁部が縁取りされたように暗くならずに。周縁部を含めて光出射面56の全体の明るさを均斉化する照明モジュール1を提供できる。
【0050】
なお、凸条部51の光の入射領域Cの大きさは、凸条部51の幅寸法を大きくする、または小さくすることで調整可能であり、そのことによって、導光板20から出射された光の凸条部51への入射量を調整すれば、拡散板50の光出射面における中央部と周縁部の明るさの均斉化を容易にはかることができる。
【0051】
つまり、入射領域C幅(左右方向の寸法)を調整することにより、第1主面23から凸条部51に入射する光量を調整でき、これにより、拡散板50の光出射面56の周縁部から出射する光量を調整できる。たとえば、入射領域C幅(左右方向の寸法)を調整することで、拡散板50の光出射面56の周縁部とその内側から出射する光量の差が少なくすることができ、光出射面56の全体の照度の均斉化を図ることができる。なお、入射領域C幅(左右方向の寸法)の調整は、光遮光部42の幅を調整することで行うことができる。
【0052】
本実施の形態における照明モジュール1において、遮光領域Bは、フレーム40に設けられた光遮蔽部42により形成されている。しかしながら、遮蔽領域Bは、たとえば、光入射面52に遮光性を有するテープを貼着したり、あるいは、遮光性を有する塗料の塗布を施すことで形成してもよい。フレーム40に光遮蔽部42を設けることで、テープや塗料の省略といった部材の削減や貼着あるいは塗付工程の省略を行うことができる。
【0053】
なお、第1の実施の形態に係る照明モジュール1において、フレーム40の光遮蔽部42の形状を工夫することによって、光射出面56の明るさをさらに均斉化させることができる。このことについて、実施例をあげ説明する。
図3は、第1の実施の形態の他の実施例に係るフレーム40を示す部分平面図である。導光板20および拡散板50などの構成は、前述した第1の実施の形態と同じなので説明は省略し、共通部分には、同じ符号を付している。
図3に示すように、フレーム40の光遮蔽部42は、複数のLED光源30の配列方向に沿って交互に配置される凸部42aおよび凹部42bを備えている。凸部42aは、LED光源30の拡散板50側の上部を覆い、凸部42aの形成範囲において、LED光源30から出射される光を、拡散板50の凸条部51に直接入射しないように遮蔽している。凹部42bは、隣り合うLED光源30の間を開口しており、LED光源30から出射される光は、凸部42aを廻りこみながら拡散板50の凸条部51に入射される。
【0054】
上述したように、本実施例では、フレーム40の光遮蔽部42に、LED光源30から出射される光を遮蔽する凸部42aと、開口する凹部42bを設けている。このことによって、光遮蔽部42に
図3に示すような凸部42aおよび凹部42bがないフレーム40に比べ、LED光源30間において、LED光源30に近い位置と、離れた位置における凸条部51に入射する光の明るさの差を小さくすることができる。その結果、光出射面56全面の明るさをより均斉化可能な照明モジュール1を提供できる。
【0055】
なお、凸部42aの形状は、図示したように長方形でなくても、先端が細くなる台形や、三角形、先端部を円形にしてもよく、凹部42bと共に、凸条部51に入射する光の明るさの差を小さくできる縦横寸法や形状を設定すればよい。
【0056】
また、凸部42aおよび凹部42bを備えた本実施例のフレーム40は、以下に説明する各実施の形態に用いることが可能である。
【0057】
(第2の実施の形態)
次に、本発明の第2の実施の形態に係る照明モジュール2について、
図4を参照しながら説明する。なお、第2の実施の形態の照明モジュール2は、図示は省略するが、第1の実施の形態と同様に、導光板20と、導光板20の端面21に沿って配列された複数のLED光源30と、LED光源30を支持しつつ、導光板20の左辺側の周縁部26の光を遮蔽するフレーム40と、導光板20に重ねて配置される拡散板50等を備えている。第2の実施の形態の照明モジュール2は、第1の実施の形態に比べ、主として拡散板50の構成において相違する。そこで、第1の実施の形態と対比しながら、かかる相違する部分について主に説明する。第1の実施の形態と共通する部分には、同一の符号を付すと共にその説明を省略または簡略化する。
【0058】
図4は、本発明の第2の実施の形態に係る拡散板50の一部を示す部分平面図である。なお、
図4では、拡散板30を凸条部51の光入射面52側から視認した状態を表している。本実施の形態における凸条部51の光の入射領域Cに接続する内側側面54には、複数のLED光源30の配列方向に沿うように波型の凹凸57が形成されている。なお、
図4では、波型の凹凸57は誇張されて表している。また、波型の凹凸57のピッチとLED光源30の配列ピッチ、および凹凸57の深さ(または高さ)は、任意に設定できる。
【0059】
次に、第2の実施の形態における凸条部51内の光の進行について
図2、
図4を参照しながら説明する。LED光源30から射出された光は、導光板20の端面21から導光板20内に進入する。導光板20内に入射された光の一部は、入射領域Cにおいて凸条部51の光入射面52に入射する。凸条部51の光入射面52から入射した光の一部は、凸条部51の内側側面54、外周端面53を全反射されながら、また、光散乱粒子で拡散されながら進み、拡散板50の光出射面の主として凸条部51の配置位置上方から出射する。
【0060】
凸条部51の内側側面54には、凹凸57が形成されていることから、光は、図示矢印で示すように凹凸57面で拡散されて凸条部51内に反射され易い。このようにすれば、フレーム40が存在しても拡散板50の周縁部を明るくして、拡散板50の周縁部が縁取りされたように暗くなることをなくすことができる。このことによって、拡散板50の光出射面全体の明るさをより一層均斉化できる。
【0061】
(第3の実施の形態)
次に、本発明の第3の実施の形態に係る照明モジュール3について、
図5、
図6を参照しながら説明する。なお、第3の実施の形態の照明モジュール3は、図示は省略するが、第1の実施の形態と同様に、導光板20と、導光板20の端面21に沿って配列された複数のLED光源30と、LED光源30を支持しつつ、導光板20の周縁部26の光を遮蔽するフレーム40と、導光板20に重ねて配置される拡散板50等を備えている。第3の実施の形態の照明モジュール3は、第1の実施の形態および第2の実施の形態に比べ、主として拡散板50の構成において相違する。そこで、第1の実施の形態と対比しながら、かかる相違する部分について主に説明する。第1の実施の形態と共通する部分には、同一の符号を付すと共にその説明を省略または簡略化する。
【0062】
図5は、本発明の第3の実施の形態に係る拡散板50の一部を示す部分平面図、
図6は、拡散板50を矢印A方向から視認した側面図である。なお、
図5は、拡散板50を凸条部51の光入射面52側(裏面側)から視認した状態を表している。
図5、
図6に示すように、本実施の形態の拡散板50には、凸条部51の光入射面52に、凸条部51を横断する(外周端面53から内側側面54に至る)V字形状の溝58が形成されている。V字形状の溝58は、光のプリズム効果を有するものであって、
図6に示すように、LED光源30から出射された光は、凸条部51の光入射面52の入射領域Cから入射される。入射された光の一部は、図示矢印のように、V字形状の溝58の斜面によって拡散されて凸条部51内に入射し、凸条部51の外周端面53と内側側面54との間で全反射されながら、また、光散乱粒子で散乱されながら進み、拡散板50の光出射面56の主として凸条部51の配置位置上方から出射する。
【0063】
したがって、導光板20から出射された光は、光入射面52で拡散され凸条部51内に入射される。このことによって、フレーム40の光遮蔽部42が存在しても、凸条部51が配置される光出射面の周縁部を明るくして、周縁部が縁取りされたように暗くならずに、光出射面全体の明るさを均斉化できる。
【0064】
なお、
図5、
図6では、V字形状の溝58は誇張されて表している。このV字形状の溝58は、光のプリズム効果があればよく、LED光源30に対する相対位置、溝58の深さ、ピッチは任意に設定することが可能である。したがって、V字形状の溝58として、いわゆるプリズムシートを用いることも可能である。
【0065】
また、
図5において、V字形状の溝58は、凸条部51の外周端面53から内側側面54まで横断しているが、光の入射領域Cの範囲に形成しても同じ効果が得られる。また、凸条部51を縦断するように(前辺後辺方向に)構成してもよい。
【0066】
(第4の実施の形態)
次に、本発明の第4の実施の形態に係る照明モジュール4について、
図7を参照しながら説明する。なお、第4の実施の形態の照明モジュール3は、第1の実施の形態と同様に、導光板20と、導光板20の端面21に沿って配列された複数のLED光源30と、LED光源30を支持しつつ、導光板20の周縁部26の光を遮蔽するフレーム40と、導光板20に重ねて配置される拡散板50等を備えている。
【0067】
第4の実施の形態の照明モジュール4は、第1の実施の形態、第2の実施の形態、および第3の実施の形態に比べ、主として拡散板50の構成において相違する。具体的には、第2の実施の形態に記載の凸条部51に形成される波型の凹凸57と、第3の実施の形態に記載の凸条部51に形成されるV字形状の溝58とを併用したものである。そこで、第2の実施の形態および第3の実施の形態を対比しながら、かかる相違する部分について主に説明する。第2の実施の形態および第3の実施の形態と共通する部分には、同一の符号を付すと共にその説明を省略または簡略化する。
【0068】
図7は、本発明の第4の実施の形態に係る照明モジュール4の一部を示す部分平面図である。拡散板50には、第2の実施の形態に記載したように、凸条部51の内側側面54に形成された複数のLED光源30の配列方向に沿う波型の凹凸57と、第3の実施の形態に記載したように、凸条部51の光入射面52に形成された凸条部51を横断する(外周端面53から内側側面54に至る)V字形状の溝58と、を備えている。
【0069】
このように構成される照明モジュール4は、第2の実施の形態で説明したように、凸条部51の内側側面54には、凹凸57が形成されていることから、光は、凹凸57面で拡散されて凸条部51内に入射される。また、第3の実施の形態で説明したように、導光板20から出射された光は、V字形状の溝58で拡散され凸条部51内に入射される。このように、第1の実施の形態から第3の実施の形態の構成を組み合わせることによって、フレーム40が存在しても、凸条部51が配置される光出射面の周縁部を明るくして、拡散板50の周縁部が縁取りされたように暗くなることをなくし、光出射面全体の明るさを均斉化できる。
【0070】
(第5の実施の形態)
次に、本発明の第5の実施の形態に係る照明モジュール5について、
図8、
図9を参照して説明する。第5の実施の形態の照明モジュール5は、第1の実施の形態に比べ、主として導光板20の構成において相違する。そこで、第1の実施の形態と対比しながら、かかる相違する部分について主に説明する。第1の実施の形態と共通する部分には、同一の符号を付すと共にその説明を省略または簡略化する。
【0071】
図8は、本発明の第5の実施の形態に係る照明モジュール5の一部を示す部分断面図であり、
図9は第5の実施の形態に係る導光板20の一部を示す部分平面図である。
図8に示すように、第5の実施の形態の照明モジュール5は、第1の実施の形態と同様に、導光板20と、導光板20の端面21に沿って配列された複数のLED光源30と、LED光源30を支持しつつ、導光板20の周縁部26の光を遮蔽するフレーム40と、導光板20に重ねて配置される拡散板50等を備えている。
【0072】
導光板20には、凸条部51の光入射面52と対向する第1主面23に、拡散面25が形成されている。拡散面25は、第1主面23の所定位置を粗面化処理によって、たとえばドット状の微細な凹凸面が形成されている。
図9に示すように、拡散面25は、隣り合うLED光源30の間に形成される。その形成範囲は、LED光源30からの光を入射する端面21と、第1主面23の内側側面54の下方に当たる位置との間の範囲であって、端面21側を底辺とする三角形をなしている。
【0073】
拡散面25が形成されていない導光板20では、LED光源30の光出射方向の直近では明るく、光出射方向からずれた周辺部分(たとえば、隣り合うLED光源30の間の領域)では暗くなる。そこで、暗くなる周辺位置に拡散面25を形成することで、拡散面25の形成範囲で光が拡散されることから周囲よりも明るくなる。したがって、光出射面である第1主面23において、LED光源30の光出射方向の直近と、その周辺部分との明るさの差を少なくすることができる。その結果、凸条部51を設けることとの相乗効果で、拡散板50の周縁部が縁取りされたように暗くならず、拡散板50の周縁部を含めて光出射面全体の明るさを均斉化できる。拡散面25で拡散される光は、主として、端面22に配列されるLED光源30から出射された光である。つまり、端面22に配列されるLED光源30から出射され端面21へ向かう光の一部が拡散面25で拡散され、これによりLED光源30の光出射方向の直近と、その周辺部分との明るさの差を少なくすることができる。
【0074】
なお、拡散面25の平面形状は図示するように三角形である。LED光源30から出射される光は、LED光源30から離れるにしたがって暗くなっていき、ある位置まで離れると周囲との明るさの差は少なくなる。したがって、LED光源30から離れていくに従い、拡散面の面積を徐々に小さくしていくことが、光の均斉化にとって、より好ましい。したがって、この意味から必ずしも三角形である必要はない。
【0075】
なお、上述した第5の実施の形態に記載の導光板20には、拡散面25が形成されている。拡散面25は、粗面化処理によって形成された微細な凹凸面で構成されているが、拡散面25を、このような粗面化処理による微細な凹凸面ではなく、たとえば、微細な複数のレンズ形状の凹凸部等を形成することで導光板20の光射出面である第1主面23の明るさを均斉化させることができる。このことについて、実施例をあげ説明する。
図10は、第5の実施の形態の他の実施例に係る導光板20を示す部分平面図である。導光板20には、拡散面25が形成されている。拡散面25は、拡散板50の凸条部51の光入射面52(
図8、
図9参照)と対向する第1主面23に形成されている。図示したドットの一つひとつが、凸レンズ形状または凹レンズ形状または円錐形状の微細な凹凸部で形成されている。以下の説明では、凹凸部を凸レンズ形状の凸部28として説明する。
【0076】
拡散面25は、隣り合うLED光源30の間に形成される。その形成範囲は、第5の実施の形態(
図9参照)とほぼ同じであるが、LED光源30が配置されない端面29a側、端面29aと対向する端面29b側(図示は省略)にも配置される。拡散面25において、凸部28の集合体は、
図10に示すように、隣り合う前記光源30同士の中間位置であってLED光源30が配置されている端面21に近い側ほど密となるように配置されている。このような凸部28が密の位置は、LED光源30間の中間位置であって、LED光源30から遠く暗くなる位置である。また、凸部28の集合体は、上記の中間位置または端面21から遠ざかるにしたがって粗となるように配置されている。
【0077】
なお、図示は省略するが、凸レンズ形状、凹レンズ形状、円錐形状の凹凸部以外に、V字形状の溝を設ける構造としてもよい。V字形状の溝は、たとえば、
図6に示すV字形状の溝58と同じ形状にすることができ、プリズム効果を有する。ただし、このV字形状の溝は、図示した拡散面25に範囲において、凸部28が最も密に集合する位置から放射状に広がるように配置される。
【0078】
以上説明した本実施例によれば、凸レンズ形状、凹レンズ形状、円錐形状の凹凸部やV字形状の溝の集合体で形成された拡散面25を設け、これらの集合体は、隣り合うLED光源30同士の中間位置であってLED光源が配置されている端面21に近いほど密となるように配置され、中間位置または端面21から遠ざかるにしたがって粗となるように配置している。このようにすることによって、LED光源30間の暗くなる位置や、LED光源30が配置されない端部位置における明るさの落ち込みを低減し、導光板20の光射出面である第1主面23の明るさを均斉化することができる。
【0079】
さらに、
図10に示すように、導光板20の第1主面23の中央部(拡散面25が無い広い面積領域)にも凸部28(凸レンズ形状、凹レンズ形状、円錐形など)を点在させている。このように、凸部28を点在させることによって、色むらの発生を抑えることができる。なお、隣接するLED光源30の間に配置される凸部28は、1個あってもよい。
【0080】
(第6の実施の形態)
次に、本発明の第6の実施の形態に係る照明モジュール6について、
図11を参照して説明する。第6の実施の形態の照明モジュール6は、第1の実施の形態に比べ、主として拡散板50および導光板20の構成において相違する。具体的には、第6の実施の形態の照明モジュール6は、第2の実施形態の拡散板50(
図4参照)と第5の実施の形態の導光板20(
図8、
図9、または
図10参照)とを組み合わせて構成したものである。そこで、第2、第5の実施の形態と対比しながら、かかる相違する部分について主に説明する。第2、第5の実施の形態と共通する部分、機能的に類似する部分には、同一の符号を付すと共にその説明を省略または簡略化する。
【0081】
図11は、本発明の第6の実施の形態に係る照明モジュール6の左辺側の第1光源部11の一部を示す部分平面図である。照明モジュール6は、第1の実施の形態と同様に、導光板20と、導光板20の端面21に沿って配列された複数のLED光源30と、LED光源30を支持しつつ、導光板20の周縁部26の光を遮蔽するフレーム40と、導光板20に重ねて配置される拡散板50等を備えている。
【0082】
導光板20は、第5の実施の形態と同様に、凸条部51の光入射面52と対向する第1主面23に、拡散面25が形成されている。拡散面25には、第1主面23の所定位置を粗面化処理によって、たとえばドット状の微細な凹凸面が形成されている。
図11に示すように、拡散面25は、隣り合うLED光源30の間に形成される。その形成範囲は、LED光源30からの光を入射する端面21と、第1主面23の内側側面54の下方に当たる位置との間の範囲であって、端面21側を底辺とする三角形をなしている。
【0083】
拡散板50は、第2の実施の形態と同様に、凸条部51の内側側面54に、複数のLED光源30の配列方向に沿う波型の凹凸57が形成されている。
【0084】
第6の実施の形態の照明モジュール6は、導光板20の第1主面23に拡散面25を形成することで、光出射面である第1主面23において、LED光源30の光出射方向の直近と、その周辺との明るさの差を少なくすることができる。また、凸条部51の内側側面54に、波型の凹凸57を形成することにより、導光板20の第1主面23から入射された光が凹凸57面で拡散されることで、凸条部51が配置される拡散板50の周縁部を明るくする。このように、導光板20の第1主面23に拡散面25を設けること、拡散板50の内側側面54に波型の凹凸57を設けること、の相乗効果によって、拡散板50の周縁部が縁取りされたように暗くならずに、拡散板50の周縁部を含めて光出射面全体の明るさを均斉化できる。
【0085】
(第7の実施の形態)
次に、本発明の第7の実施の形態に係る照明モジュール7について、
図12を参照して説明する。第7の実施の形態の照明モジュール7は、第1の実施の形態に比べ、主として拡散板50および導光板20の構成において相違する。具体的には、第7の実施の形態の照明モジュール7は、第3の実施形態の拡散板50(
図4、
図5参照)と第5の実施の形態の導光板20(
図7、
図8参照)とを組み合わせて構成したものである。そこで、第3、第5の実施の形態と対比しながら、かかる相違する部分について主に説明する。第3、第5の実施の形態と共通する部分、機能的に類似する部分には、同一の符号を付すと共にその説明を省略または簡略化する。
【0086】
図12は、本発明の第7の実施の形態に係る照明モジュール7の左辺側の第1光源部11の一部を示す部分平面図である。照明モジュール7は、第1の実施の形態と同様に、導光板20と、導光板20の端面21に沿って配列された複数のLED光源30と、LED光源30を支持しつつ、導光板20の周縁部26の光を遮蔽するフレーム40と、導光板20に重ねて配置される拡散板50等を備えている。
【0087】
導光板20は、第5の実施の形態と同様に、凸条部51の光入射面52と対向する第1主面23に、拡散面25が形成されている。拡散面25は、第1主面23の所定位置を粗面化処理によって、たとえばドット状の微細な凹凸面が形成されている。
図12に示すように、拡散面25は、隣り合うLED光源30の間に形成される、の形成範囲は、LED光源30からの光を入射する端面21と、第1主面23の内側側面54の下方に当たる位置との間の範囲であって、端面21側を底辺とする三角形をなしている。
【0088】
拡散板50には、第3の実施の形態と同様に、拡散板50には、凸条部51の光入射面52に、凸条部51を横断する(外周端面53から内側側面54に至る)V字形状の溝58が形成されている。
【0089】
第7の実施の形態の照明モジュール7は、導光板20の第1主面23の隣り合うLED光源30の間に拡散面25を形成することで、第1主面23において、LED光源30の光出射方向の直近と、その周辺との明るさの差を少なくすることができる。また、拡散板50の凸条部51の光入射面52にV字状の溝58を形成することによって、導光板20の第1主面2から入射された光は、V字形状の溝58のプリズム効果によって拡散されることから、拡散板50の周縁部を明るくすることができる。したがって、導光板20の第1主面23に拡散面25を設けること、拡散板50の凸条部51の光入射面52にV字形状の溝58を設けること、の相乗効果によって、拡散板50の周縁部が縁取りされたように暗くなることをなくし、拡散板50の周縁部を含めて光出射面全体の明るさを均斉化できる。
【0090】
(第8の実施の形態)
次に、本発明の第8の実施の形態に係る照明モジュール8について、
図13を参照して説明する。第8の実施の形態の照明モジュール8は、第1の実施の形態に比べ、主として拡散板50および導光板20の構成において相違する。具体的には、第8の実施の形態の照明モジュール8は、第4の実施の形態の拡散板50(
図7参照)と第5の実施の形態の導光板20(
図8、
図9または
図10参照)とを組み合わせて構成したものである。そこで、第4、第5の実施の形態と対比しながら、かかる相違する部分について主に説明する。第4、第5の実施の形態と共通する部分、機能的に類似する部分には、同一の符号を付すと共にその説明を省略または簡略化する。
【0091】
図13は、本発明の第8の実施の形態に係る照明モジュール8の左辺側の第1光源部11の一部を示す部分平面図である。照明モジュール7は、第1の実施の形態と同様に、導光板20と、導光板20の端面21に沿って配列された複数のLED光源30と、LED光源30を支持しつつ、導光板20の周縁部26の光を遮蔽するフレーム40と、導光板20に重ねて配置される拡散板50等を備えている。
【0092】
導光板20には、第5の実施の形態と同様に、凸条部51の光入射面52と対向する第1主面23に、拡散面25が形成されている。拡散面25は、第1主面23の所定位置を粗面化処理によって、たとえばドット状の微細な凹凸面が形成されている。
図11に示すように、拡散面25は、隣り合うLED光源30の間に形成される。その形成範囲は、LED光源30からの光を入射する端面21と、第1主面23の内側側面54の下方に当たる位置との間の範囲であって、端面21側を底辺とする三角形をなしている。
【0093】
拡散板50は、第2の実施の形態の凸条部51に形成される波型の凹凸57と、第3の実施の形態の凸条部51に形成されるV字形状の溝58とを併用したものである。波型の凹凸57は、凸条部51の内側側面54に、複数のLED光源30の配列方向に沿うように形成されている。V字形状の溝58は、凸条部51の光入射面52に、凸条部51を横断する(外周端面53から内側側面54に至る)ように形成されている。
【0094】
第8の実施の形態の照明モジュール8は、導光板20の第1主面23の隣り合うLED光源30の間に拡散面25を形成することで、光出射面である第1主面23において、LED光源30の光出射方向の直近と、その周辺との明るさの差を少なくすることができる。
【0095】
また、拡散板50の凸条部51の内側側面54に波型の凹凸57を形成することによって、光は、凹凸57で拡散されて凸条部51内に反射することで、拡散板50の周縁部を明るくする。
【0096】
また、凸条部51の光入射面52にV字形状の溝58を形成することによって、導光板20から出射された光は、凸条部51の光入射面52で拡散されることから、凸条部51が配置される拡散板50の周縁部を明るくする。
【0097】
したがって、導光板20の第1主面23に拡散面25を設けること、拡散板50の凸条部51に波型の凹凸57およびV字形状の溝58を設けること、の相乗効果によって、拡散板50の周縁部が縁取りされたように暗くなることをなくし、拡散板50の周縁部を含めて光出射面全体の明るさを均斉化できる。
【0098】
(第9の実施の形態)
次に、本発明の第9の実施の形態に係る照明モジュール9について、
図14を参照して説明する。第9の実施の形態は、前述した第1の実施の形態から第8の実施の形態の応用例であって、拡散板50に加えて、導光板20の裏面側にも拡散板80を設け、表裏両面から(上下に)光りを出射可能としていることが相違する。そこで、かかる相違部分について主に説明する。なお、第1の実施の形態と共通する部分には、同一の符号を付すと共にその説明を省略または簡略化する。
【0099】
図14は、第9の実施の形態に係る照明モジュール9の左辺側の第1光源部11を示す部分断面図である。照明モジュール9は、導光板20と、導光板20の左辺側の端面21に沿うように配列された複数のLED光源30と、LED光源30を支持しつつ、導光板20の左辺側の周縁部26の光を遮蔽するフレーム40と、導光板20の第1主面23側に配置される拡散板50と、第2主面24側に配置される拡散板80等を備えている。なお、拡散板50と拡散板80とは、共通仕様とすることができる。
【0100】
導光板20は、第1の実施の形態と同様に、LED光源30から出射される光を入射する左辺側の端面21と右辺側の端面22(
図1参照)と、拡散板50と対向する第1主面23と、第1主面23と対向する第2主面24と、を備えている。LED光源30も第1の実施の形態(
図1参照)と同様に、導光板20の左辺側の端面21に沿うように複数個がほぼ一定の間隔を有して配列されており、右辺側の端面22にも複数個のLED光源30がほぼ一定の間隔を有して配列されている。LED光源30は、導光板20の厚さ方向のほぼ中央に配置される。
【0101】
フレーム40は、左辺側の端面21に沿う基部41と、基部41から導光板20の第1主面23に延長された光遮蔽部42と、第2主面24に延長された光遮蔽部43とを備えている。なお、右辺側についても同じ構成のため説明を省略する。光遮蔽部42では、LED光源30から出射される光がそのまま拡散板50に入射されないように、また、光遮蔽部43では、LED光源30から出射される光がそのまま拡散板80に入射されないように遮蔽している。
【0102】
拡散板50のLED光源30が配置される周縁部には、導光板20の第1主面23に向かって突設された凸条部51が形成され、拡散板80のLED光源30が配置される周縁部には、導光板20の第2主面に向かって突設された凸条部81が形成されている。凸条部51,81それぞれの先端面は、導光板20から出射された光が入射される光入射面52,82である。拡散板50の導光板20とは反対側の表面である第2主面24は、第1出射面として機能し、拡散板80の導光板20とは反対側の表面は、光出射面86である。光入射面82は、第1光入射面として機能し、また、光出射面86第2光出射面として機能する。
【0103】
第9の実施の形態の照明モジュール9は、導光板20の第1主面側23に拡散板50が配置され、さらに導光板20の第2主面24側に拡散板80が配置されている構成である。したがって、第9の実施の形態の照明モジュール9では、前述した第1の実施の形態から第8の実施の形態のそれぞれに示した導光板20、および拡散板50が適合可能である。
【0104】
以上説明した第9の実施の形態における照明モジュール9は、表裏両面から発光可能となり、しかも、光出射面56,86共に、第1の実施の形態から第8の実施の形態の構成を踏襲できることから、拡散板50の周縁部が縁取りされたように暗くなることをなくし、周縁部を含めて均斉化された明るさを実現できる。
【0105】
上述した各実施の形態において、外周端面53と内側側面54とは、互いに平行な例が示されている。しかしながら、両者は互いに平行に配置されなくてもよい。外周端面53あるいは内側側面54の第1主面23に対する角度を変えることで、外周端面53あるいは内側側面54で全反射する光の光量や全反射させる方向を変えることができる。また、光入射面52を第1主面23に対して平行にしたり、あるいは角度を持たせる(非平行)とすることで、第1主面23から光入射面52に入射する光の光量を変えることができる。
【0106】
なお、本発明の第1の実施の形態から第9の実施の形態では照明モジュール単品について説明したが、本発明は、複数の照明モジュールを並列させて大判のLED照明装置を構成することに有効である。そのことについて、
図16、
図17を参照して説明する。
【0107】
(パネル型照明装置)
図16は、本発明の照明モジュールを2個並列させたパネル型照明装置90の1例を示す平面図である。
図16に示すように、パネル型照明装置90は、照明モジュール1を互いの第1光源部11において、拡散板50の外周端面53同士を密接させて構成している。
【0108】
単品の照明モジュール1は、前述したように、光出射面の周縁部が縁取りされたように暗くならず、周縁部を含めて明るさが均斉化されている。したがって、二つの照明モジュール1を並列させたときにも、つなぎ目部分が縁取りされたようにならずに、見栄えのよい大判のパネル型照明装置90を実現できる。
【0109】
図2等に示すように、拡散板50の突出部51が設けられる側の外周の側面である外周端面53と、フレーム40の基部41の外側面44とは、同一面内に配置されている。つまり、光出射面56の外周の縁部である外周端縁59は、外側面44と同一面内に配置されている。そのため、照明モジュール1を並列させたときに、並列される光出射面56間の隙間を小さくできるため、光出射面56を連続的に連ならせ、並列された光出射面56間の隙間が目立たない大判のパネル型照明装置90を実現できる。
【0110】
なお、パネル型照明装置90としては、照明モジュール1の配列の仕方は限定されない。たとえば、照明モジュール1の配列数は3個以上でもよく、配列の方向も特に限定されない。たとえば、第1光源部11と第2光源部12とを密接させること、および第1光源部11または第2光源部12と、他の辺とを密接させるように配列してもよい。
【0111】
なお、単品の照明モジュールを複数個並列する場合、拡散板50の4辺の外周端縁59の位置をフレーム40の外側面44および導光板20の外周端面27の位置に一致させるか、または突出させ、拡散板50の外周端縁59同士を密接させる。このようにすることで、隣り合う拡散板50の隙間を排除し、個々の拡散板50の周縁部が縁取りされたように暗くならずに、光出射面56全体が均斉化された明るさを有するパネル型照明装置90を実現できる。
【0112】
図16は、本発明の照明モジュールを4個並列させたパネル型照明装置91を示し、上段(a)は光源の配置図、中断(b)は照明モジュール単体の明るさ分布図、下段(c)は照明モジュールを2個並列させたときの明るさの分布図である。なお、
図16(b)、
図16(c)は、
図16(a)におけるA−A方向を視認したときの模式図である。16(a)に示すように、パネル型照明装置91は、照明モジュール1を横方向に、右辺側の第2光源部12と左辺側の第1光源部11の対向する端面とを密接させ、縦方向に、導光板20のLED光源30が配置されていない側の端面29aと端面29bとを密接させ、照明モジュール1を縦横に2個ずつ4個並列させたものである。
【0113】
続いて、照明モジュール1の明るさの分布について説明する。
図16(b)に示すように、照明モジュール1が単体の場合の明るさの分布は、拡散板50のLED光源30が配置されていない側の端面29aと端面29bに近い位置では、それぞれの端面から光が漏れてしまい、光射出面56の照射に向かわない。このことから、光射射出面56の端面29a,29bに近い位置では中央部の明るさに対して暗くなってしまう。なお、図中、端面29a,29bからの光の漏れを破線で模式的に示している。
【0114】
しかし、拡散板50の端面29aと端面29bとを密接させると、
図16(c)に示すように左方の照明モジュール1の端面29aから漏れた光は、右方の照明モジュール1の端面29bに入射される(図中において、反時計回りの矢印で表す)。また、右方の照明モジュール1の端面29bから漏れた光は、左方の照明モジュール1の端面29aから入射されることになる(図中において、時計回りの矢印で表す)。
【0115】
このように、LED光源30が配置されていない側の端面同士を密接させれば、照明モジュール1を並列させたときの接続部においても明るさが低下せずに、光射出面56の明るさが均斉化されたパネル型照明装置91を実現できる。
【0116】
本実施例のごとく、LED光源30が配置されていない端面同士を密接させるには、導光板20の端面29a,29bの位置を、端面29a、29bと同位置の拡散板50の外周端面59の位置を一致させる。しかし、2つの拡散板50の外周端面59を密接させたときに、導光板20の端面29aと端面29bとの間に僅かな隙間があっても、上記効果を呈することができる。
【0117】
図16(a)では、照明モジュールを4個並列させた例を示しているが、上述した構成にすれば、照明モジュールの数は限定されず、さらに大判のパネル型照明装置を提供できる。
図16(a)では、左辺側の第1光源部11のLED光源30の配置位置が、右辺側の第2光源部12のLED光源30の配置位置の間に配置されている。このようにすれば、第1光源部11のLED光源30の間の明るさの低下を、第2光源部12のLED光源30で補完することができる。なお、左辺側の第1光源部11のLED光源30の配置と、右辺側の第2光源部12のLED光源30の配置とを同じ位置に配置(つまり、第1光源部11のLED光源30に向かい合うように第2光源部12を配置)しても、隣接する導光板20の接続部の明るさを低下させることがなく、導光板20の光射出面である第1主面23の中央部と同じ明るさにすることができる。
【0118】
また、第9の実施の形態で示した表裏両面が発光可能な照明モジュール9を複数個並列させて、大判の表裏両面が発光可能なパネル型照明装置を実現することもできる。
【0119】
また、複数の照明モジュール1を並列させたとき、拡散板50の厚さの範囲であれば、照明モジュール1毎に光出射面56の高さを変えてもよい。
【0120】
図15、
図16に例示したパネル型照明装置90,91は、第1の実施の形態の照明モジュール1を例示したが、第2の実施の形態から第8の実施の形態で示した構成の各照明モジュールも同じ考え方で大判化することができる。
【0121】
上述した実施の形態においては、拡散板50は、平面視において四角形の例を示したが、三角形、五角形等の多角形とすることもできる。
【0122】
上述の各実施の形態では、周縁部26と第2光入射面52との間に、周縁部26から出射した光が第2光入射面52に入射する光量を制限する光遮蔽部42が備えられているが、光遮蔽部42を備えない構成としてもよい。光遮蔽部42を備えない構成とした場合であっても、拡散板50に凸条部51を設けることで、周縁部26から出射した光が光入射面52に入射し光出射面56の周縁部から出射させることができる。そのため、光出射面56の全面から光を出射させることができる。しかしながら、光入射面52に入射する光量の調整が必要な場合には、光遮蔽部42を備えることで周縁部26(第1主面23)から出射し光入射面52に入射する光量を調整できる。つまり、拡散板50の光出射面56の周縁部26から出射する光量を調整できる。
【0123】
また、導光板20および拡散板50については、光散乱粒子が含有されていることで、導光板20および拡散板50の内部を進行する光を散乱させる構成としているが、導光板20の光出射面である第1主面23や拡散板50の光出射面56を微細な凹凸形状を形成することによって光を散乱させるための処理である粗面化処理や、凸レンズ形状、凹レンズ形状、円錐形状の凹凸やV字形状の溝を形成してもよい。このような微細な凹凸形状を形成することによって、光散乱粒子を含まない透明な導光板20および拡散板50であっても、第1主面23や光射出面56において光を散乱させることができる。
【0124】
上述した光散乱粒子は、たとえば、以下に説明するシリコーン粒子により形成することができる。導光体20、拡散板50および拡散板80(以下、導光板20等と記載する。)は、体積的に一様な散乱能が与えられた導光体であり、光散乱粒子としての球形粒子を多数含んでいる。導光体20等の内部に光が入射すると、その光はシリコーン粒子(光散乱粒子)によって散乱することになる。
【0125】
ここで、光散乱粒子(シリコーン粒子)の理論的な基礎を与えるMie散乱理論について説明する。Mie散乱理論は、一様な屈折率を有する媒体(マトリックス)中に該媒体と異なる屈折率を有する球形粒子(光散乱粒子)が存在するケースについてマックスウェルの電磁方程式の解を求めたものである。光散乱粒子に相当する光散乱粒子によって散乱した散乱光の角度に依存した強度分布I(Α、Θ)は下記(1)式で表される。Αは、光散乱粒子の光学的大きさを示すサイズパラメータであり、マトリックス中での光の波長λで規格化された球形粒子(光散乱粒子)の半径rに相当する量である。角度Θは散乱角で、入射光の進行方向と同一方向をΘ=0°にとる。
【0126】
また、(1)式中のi1、i2は(4)式で表される。そして、(2)〜(4)式中の下添字ν付のaおよびbは(5)式で表される。上添字1および下添字νを付したP(cosΘ)は、Legendreの多項式、下添字ν付のa、bは1次、2次のRecatti−Bessel関数Ψ*、ζ*(ただし、「*」は下添字νを意味する。)とその導関数とからなる。mはマトリックスを基準にした光散乱粒子の相対屈折率で、m=nscatter/nmatrixである。なお、mはマトリックスを基準にした光散乱粒子の相対屈折率であり、マトリックスの屈折率nmatrixおよび光散乱粒子の屈折率nscatterとm=nscatter/nmatrixの関係にある。
【0128】
図17は、上記(1)〜(5)式に基づいて、単一真球粒子による強度分布I(Α、Θ)を示すグラフである。この
図17では、原点Gの位置に光散乱粒子としての真球粒子があり、
図17における下方から入射光が入射した場合の散乱光強度の角度分布I(Α、Θ)を示している。そして、原点Gから各曲線までの距離が、それぞれの散乱角方向の散乱光強度である。ひとつの曲線はΑが1.7であるときの散乱光強度、別の曲線はΑが11.5であるときの散乱光強度、さらに別の曲線はΑが69.2であるときの散乱光強度である。なお、
図17においては、散乱光強度を対数目盛で示している。このため、
図17では僅かな強度差として見える部分が、実際には非常に大きな差となる。
【0129】
この
図17に示すように、サイズパラメータΑが大きくなればなるほど(ある波長λで考えた場合は真球粒子の粒径が大きくなればなるほど)、
図17における上方(照射方向の前方)に対して指向性が高く光が散乱されていることがわかる。また、実際のところ、散乱光強度の角度分布I(Α、Θ)は、入射光波長λを固定すれば、散乱子の半径rと、媒体および光散乱粒子の相対屈折率mとをパラメータとして制御することができる。
【0130】
このような、単一真球粒子がN個含まれる導光板20等に光が入射すると、光は真球粒子により散乱される。散乱光は導光板20等中を進み、他の真球粒子により再度散乱される。ある程度以上の体積濃度で粒子を添加した場合には、このような散乱が逐次的に複数回行われた後、光が導光板20等から出射する。このような散乱光がさらに散乱されるような現象を多重散乱現象と呼ぶ。このような多重散乱においては、透明ポリマーでの光線追跡法による解析は容易ではない。しかし、モンテカルロ法により光の挙動を追跡し、その特性を解析することはできる。それによると、入射光が無偏光の場合、散乱角の累積分布関数F(Θ)は下記の(6)式で表される。
【0132】
ここで(6)式中のI(Θ)は、(1)式で表されるサイズパラメータΑの真球粒子の散乱強度である。強度Ioの光が導光板20等に入射し、距離yを透過した後、光の強度が散乱によりIに減衰したとすると、これらの関係は下記の(7)式で表される。
【0134】
この(7)式中のτは濁度と呼ばれ、媒体の散乱係数に相当するものであり、下記の(8)式のように粒子数Nに比例する。なお、(8)式中、σsは散乱断面積である。
【0136】
(7)式から長さLの導光板20等を散乱せずに透過する確率Pt(L)は下記の(9)式で表される。
【0138】
反対に光路長Lまでに散乱される確率Ps(L)は下記の(10)式で表される。
【0140】
これらの式からわかるように、濁度τを変えることにより、導光板20等内での多重散乱の度合いを制御することができる。
【0141】
以上の関係式により、光散乱粒子のサイズパラメータΑと濁度τとの少なくとも1つをパラメータとして、導光板20等内での多重散乱が制御可能である。
【0142】
ここで、導光板20等に含有されている光散乱粒子は、たとえば、平均粒径が2.4μmの透光性のシリコーン粒子とすることができる。また、光散乱粒子による散乱係数に相当する散乱パラメータである濁度τは、τ=0.49(λ=550nm)とすることができる。
【0143】
(第10の実施の形態)
次に、本発明の第10の実施の形態に係る照明モジュール10について、
図18および
図19を参照しながら説明する。
図18は、照明モジュール10の上下方向に沿う面(拡散板50の光出射面56に垂直な面)における断面の構成を示している。図面を判り易くするため、左右両端部分を拡大し中央部分については省略している。
図19は、照明モジュール10内での光の進行状態および反射状態を模式的に示している。
図18,19において、照明モジュール1と同様の構成部分については、同一の符号を付し、その説明を省略または簡略化する。
【0144】
上述した照明モジュール1から照明モジュール9は、導光板20の互いに対向する端面21と端面22とにそれぞれLED光源30を備えた構成となっている。これに対し、照明モジュール10は、端面22に、LED光源30の換わりに反射部材としての反射板100を備える構成である。なお、照明モジュール10には、導光板20、LED光源30および反射板100、制御回路70等を保持する保持ケース101が備えられている。
【0145】
LED光源30から出射し端面21から導光板20に入射した光は、上述したように、導光板20内の光散乱粒子により散乱されながら、また、第1主面23および第2主面24で全反射を繰り返しながら進む。そして、導光板20内を進む光の一部は、導光板20内を進むうちに第1主面23から拡散板50側に拡散状態で出射される。また、導光板20内を進む光の他の一部は、反射板100に到達し、この反射板100で導光板20内に向けて反射される。
【0146】
反射板100で導光板20内に向けて反射された光の一部は、たとえば、破線L3で示すように、LED30から出射し端面21に入射した光と同様に、導光板20内の光散乱粒子により散乱されながら、また、第1主面23および第2主面24で全反射を繰り返しながら進み、そして、導光板20内を進むうちに第1主面23から拡散板50側に拡散状態で出射される。反射板100で導光板20内に向けて反射された光の他の一部は、たとえば、破線L4で示すように、光入射面52から凸条部51内に入射し、凸条部51の内側側面54と外周端面53とで全反射されながら、また、光散乱粒子で散乱されながら進み、拡散板50の光出射面56の主として凸条部51の配置領域上方、すなわち光出射面56の反射板100が配置される側の周縁部から拡散状態で出射される。つまり、端面22にLED光源30を備えることなく、拡散板50の端面22側の照度を向上させることができる。これにより、LED光源30を複数備える構成に比べて、照明モジュール10は、部品点数の削減や構成の簡便化が図られたものとなる。
【0147】
なお、反射板100は、たとえば、アルミ板にて構成し、端面22に貼着したりあるいは図示を省略する保持具にて導光板20に取り付けることができる。また、端面22に反射性を有する塗料を塗布することで構成することもできる。
【0148】
また、LED光源30を備える構成とした場合、拡散板50の光出射面56側からLED光源30の部分が点光源のように見えることがある。これを防止するため、LED光源30の出射光が拡散板50に直接入射しないように、LED光源30が備えられる端面21側には、導光板20と拡散板50の凸状部51との間に光遮蔽部42が備えられている。しかしながら、LED光源30から出射し導光板20内に入射した光は、導光板20内の光散乱粒子で散乱される等して、照度の均一化が図られた状態で端面22に到達し、反射板100で反射される。そのため、端面22の側には、LED光源30が備えられる側の端面21側と異なり光遮蔽部42を備える必要がなく、照明モジュール10は、部品点数の削減や構成の簡便化が図られたものとなる。
【0149】
また、LED光源30を備える構成とした場合、LED光源30の光出射方向の直近では明るく、光出射方向からずれた周辺部分(たとえば、隣り合うLED光源30の間の領域)では暗くなることがある。これを防止するため、導光板20の第1主面23の端面21側には、
図8,9等に示すように拡散面25が形成されている。しかしながら、LED光源30から出射し導光板20内に入射した光は、導光板20内の光散乱粒子で散乱される等して、照度の均一化が図られた状態で端面22に到達し、反射板100で反射される。そのため、導光板20の第1主面23の端面22には、拡散面25を形成する必要はなく、照明モジュール10は構成の簡便化が図られたものとなる。
【0150】
なお、次の構成とすることで、端面21側の照度と端面22側の照度との照度差の縮小を効果的に図ることができる。つまり、導光板20に拡散面25を形成しない構成としたときの端面21に入射する光の光量に対して端面21に戻ってくる光の光量の割合と、第1主面23の面積に対して隣り合うLED光源30の間の暗い領域の面積の割合が等しくなるように、反射板100の反射率および導光板20に含有される光散乱部材の濃度を設定する。これにより、端面21側の照度と端面22側の照度との照度差の縮小を図ることができる。具体的には、たとえば、
図19に示すように、LED光源30から端面21に入射し導光板20内を進む光L5の光量を、端面22に到達する際に端面21への入射時の光量に対して40%とし、そして、反射板100で反射され端面21に到達する光L6の光量については、端面21への入射時の光量に対して15%とすることで、端面21側の照度と端面22側の照度との照度差の縮小を好適に図ることができる。なお、LED光源30から端面21に入射し導光板20内を進む光L5の光量を、端面22に到達する際に端面21への入射時の光量に対して40%以下15%以上とし、そして、反射板100で反射され端面21に到達する光L6の光量については、端面21への入射時の光量に対して15%以下0.4%以上とすることで、端面21側の照度と端面22側の照度との照度差を縮小することができる。
【0151】
なお、LED光源30が配置されている端面21,22から入射した光が光入射面52に入射する光量は、拡散板50に入射する光量の総量(総入射量M)に対して、次の光量とすることで、光出射面56の照度分布の均一化を好適に図ることができる。つまり、
図20に示すように、入射する各光入射面52の面積をそれぞれS1とし、内側底面55の面積をS2としたとき、光入射面52には、M・(S1/(S1+S2))の光量を入射させることで、光出射面56の照度分布の均一化を好適に図ることができる。
【0152】
人間の平均的な視覚は、光量が3割程度変化しても変化として認識し難い。そのため、光入射面52に入射する光量が、0.7・M・(S1/(S1+S2))以上1.3・M・(S1/(S1+S2))以下となるように、光入射面52および光出射面56の面積を設定することで、観察者に、光出射面56から均一な照度分布で光が出射しているように見せることができる。さらに、
図15のように照明装置を複数個並べて使用する場合、隣の照明装置から漏れ入る光があるため、周縁部の光量の変化は6割程度まで許容できる。そのため、光入射面52に入射する光量が、0.4・M・(S1/(S1+S2))以上1.6・M・(S1/(S1+S2))以下となるように、光入射面52および光出射面56の面積を設定することで、観察者に、光出射面56から均一な照度分布で光が出射しているように見せることができる。
【0153】
また、さらに、
図21に示す構成とすることで、光出射面56から出射する光の照度分布の均一化が好適なものとなる。つまり、導光板20を、PMMA(Poly methyl methacrylate:アクリル)の母材に粒子径7μ、濃度0.1wt%の光散乱粒子(HSOT)を混合させた光散乱導光体(HSOT)により構成し、また、拡散板50を、PMMAまたはポリカーボネイトの母材に、平均自由行程0.1mm以下となる濃度に光散乱粒子(HSOT)を混合させた光散乱導光体(HSOT)により構成する。そして、拡散板50の左右方向の幅W1(
図20参照)を150mm、光入射面52の左右方向の幅W2(
図20参照)を3mmとし、さらに、入射領域Cの左右方向の幅W3を1.5mmとすることで、総入射量Mの2%の光量の光を凸状部51に入射させることができ、光出射面56から出射する光の照度分布の均一化を好適なものとすることができる。総入射量Mの2%は、総入射量Mに対して(S1/(S1+S2))の光量に相当する。なお、
図21に示すように、照明モジュール1の各部の具体的な寸法は、拡散板50の厚さが3.0mm、凹部50Aの深さが2.5mm、導光板20の厚さが2.0mm、反射板60の厚さが1.0mmである。