特許第6334560号(P6334560)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6334560ディスプレイ装置及びそのイメージ処理方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6334560
(24)【登録日】2018年5月11日
(45)【発行日】2018年5月30日
(54)【発明の名称】ディスプレイ装置及びそのイメージ処理方法
(51)【国際特許分類】
   G06F 3/0481 20130101AFI20180521BHJP
   G06F 3/0488 20130101ALI20180521BHJP
   G09G 5/00 20060101ALI20180521BHJP
   G09G 5/377 20060101ALI20180521BHJP
   G09G 5/36 20060101ALI20180521BHJP
【FI】
   G06F3/0481
   G06F3/0488
   G09G5/00 550C
   G09G5/36 520M
   G09G5/00 510H
   G09G5/36 520B
   G09G5/00 530D
【請求項の数】13
【全頁数】16
(21)【出願番号】特願2015-549254(P2015-549254)
(86)(22)【出願日】2013年12月18日
(65)【公表番号】特表2016-511852(P2016-511852A)
(43)【公表日】2016年4月21日
(86)【国際出願番号】KR2013011822
(87)【国際公開番号】WO2014098478
(87)【国際公開日】20140626
【審査請求日】2016年12月14日
(31)【優先権主張番号】61/738,699
(32)【優先日】2012年12月18日
(33)【優先権主張国】US
(73)【特許権者】
【識別番号】503447036
【氏名又は名称】サムスン エレクトロニクス カンパニー リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100133400
【弁理士】
【氏名又は名称】阿部 達彦
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【弁理士】
【氏名又は名称】実広 信哉
(74)【代理人】
【識別番号】100154922
【弁理士】
【氏名又は名称】崔 允辰
(74)【代理人】
【識別番号】100140534
【弁理士】
【氏名又は名称】木内 敬二
(72)【発明者】
【氏名】ジ−ヘ・ソン
(72)【発明者】
【氏名】ギョン−チョル・ジャン
(72)【発明者】
【氏名】ジョン−クン・チョー
【審査官】 鈴木 大輔
(56)【参考文献】
【文献】 米国特許出願公開第2011/0059775(US,A1)
【文献】 米国特許出願公開第2009/0186604(US,A1)
【文献】 特開2012−032951(JP,A)
【文献】 特開2012−174116(JP,A)
【文献】 特開2000−244941(JP,A)
【文献】 特開2007−195830(JP,A)
【文献】 特開2010−191775(JP,A)
【文献】 特開2009−022685(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 3/01
3/048 − 3/0489
G06T 1/00 − 1/40
3/00 − 5/50
9/00 − 9/40
11/60 − 13/80
17/05
19/00 − 19/20
G09G 5/00 − 5/36
5/377 − 5/42
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ディスプレイ画面に映像をディスプレイするステップと、
センサ部及び外部のサーバのうち少なくとも一方を介して天気情報を獲得するステップと、
前記獲得された天気情報に基づいて前記映像を処理し、前記天気情報に対応する第1イメージ効果を前記映像が有するように処理するステップと
前記第1イメージ効果を有するように処理された前記映像をディスプレイするステップと、
前記第1イメージ効果を有するように処理された前記映像をディスプレイする間、前記ディスプレイ画面にユーザタッチが入力されると、前記ディスプレイされた映像が前記ユーザタッチの入力された前記ディスプレイ画面上の地点に前記獲得された天気情報に対応する第2イメージ効果を有するように処理するステップと、
前記第2イメージ効果を有するように処理された前記映像をディスプレイするステップと、
を含み、
前記第2イメージ効果は、
前記ユーザタッチが終了した地点に水滴がつき、ジャイロセンサ部によって測定された重力方向に向かって前記水滴が滴り落ちる第2イメージ効果であるイメージ処理方法。
【請求項2】
前記天気情報は、
温度情報、湿度情報、降水量情報、雨量情報、紫外線情報、黄砂情報、微細塵情報、気圧情報、風速情報及び風向情報のうち、少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項1に記載のイメージ処理方法。
【請求項3】
前記第1イメージ効果を有するように処理するステップは、
獲得された天気情報に応じて、前記映像のピクセルの色相及び透明度を調節するイメージ変形、前記映像と天気情報に対応する映像との間の重畳する部分のピクセルを合成するイメージ組み合わせ及び前記映像に対して領域別に異なる演算を行うマスキング(Masking)のうち少なくとも1つを行って、前記天気情報に対応する前記第1イメージ効果を有するように処理することを特徴とする請求項1に記載のイメージ処理方法。
【請求項4】
前記第1イメージ効果を有するように処理するステップは、
温度が高いほど柔らかいノイズパターンを発生させて前記映像に前記第1イメージ効果を有するように処理し、温度が低いほど粗いノイズパターンを発生させて霜イメージとイメージ組み合わせを行い、前記映像に前記第1イメージ効果を有するように処理することを特徴とする請求項3に記載のイメージ処理方法。
【請求項5】
前記第1イメージ効果を有するように処理するステップは、
獲得された湿度情報に応じて、前記映像のブラーリング(blurring)効果を有するように処理するか、ノイズ値を調節して前記映像に前記第1イメージ効果を有するように処理することを特徴とする請求項3に記載のイメージ処理方法。
【請求項6】
前記第1イメージ効果を有するように処理するステップは、
湿度が高いほどブラーリング適用領域を拡大させ、ノイズ値を増加させて前記映像が湿気ているような前記第1イメージ効果を有するように処理することを特徴とする請求項5に記載のイメージ処理方法。
【請求項7】
前記ユーザタッチの入力された地点に前記獲得された天気情報に対応する前記第2イメージ効果を有するように処理された前記映像をディスプレイする間、マイクを介して予め設定された周波数を有するユーザ音声が入力されると、前記ユーザタッチの入力された地点にディスプレイされた前記第2イメージ効果を消去するステップを更に含むことを特徴とする請求項に記載のイメージ処理方法。
【請求項8】
前記第1イメージ効果を有するように処理された前記映像をディスプレイする間に天気情報が変更された場合、前記第1イメージ効果を前記変更された天気情報に対応するように変更するステップを更に含むことを特徴とする請求項1に記載のイメージ処理方法。
【請求項9】
ディスプレイ画面に映像をディスプレイするディスプレイ部と、
天気情報を獲得するセンサ部と、
外部のサーバと通信を行う通信部と、
前記センサ部及び前記外部のサーバのうち少なくとも一方を介して天気情報を獲得し、前記獲得された天気情報に基づいて前記映像前記天気情報に対応する第1イメージ効果を有するように処理する制御部と
ユーザタッチの入力を受ける入力部と、
を含み、
前記制御部は、
前記第1イメージ効果を有するように処理された前記映像をディスプレイし、
前記第1イメージ効果を有するように処理された前記映像をディスプレイする間、前記ディスプレイ画面にユーザタッチが入力されると、前記ディスプレイされた映像が前記ユーザタッチの入力された前記ディスプレイ画面上の地点に前記獲得された天気情報に対応する第2イメージ効果を有するように処理し、
前記第2イメージ効果を有するように処理された前記映像をディスプレイし、
前記第2イメージ効果は、前記ユーザタッチが終了した地点に水滴がつき、ジャイロセンサ部によって測定された重力方向に向かって前記水滴が滴り落ちる第2イメージ効果であるディスプレイ装置。
【請求項10】
前記天気情報は、
温度情報、湿度情報、降水量情報、雨量情報、紫外線情報、黄砂情報、微細塵情報、気圧情報、風速情報及び風向情報のうち、少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項に記載のディスプレイ装置。
【請求項11】
前記制御部は、
獲得された天気情報に応じて、前記映像のピクセルの色相及び透明度を調節するイメージ変形、前記映像と天気情報に対応する映像との間の重畳する部分のピクセルを合成するイメージ組み合わせ及び前記映像に対して領域別に異なる演算を行うマスキング(Masking)のうち少なくとも1つを行って、前記天気情報に対応する前記第1イメージ効果を有するように処理することを特徴とする請求項10に記載のディスプレイ装置。
【請求項12】
前記制御部は、
温度が高いほど柔らかいノイズパターンを発生させて前記映像に前記第1イメージ効果を有するように処理し、温度が低いほど粗いノイズパターンを発生させて霜イメージとイメージ組み合わせを行い、前記映像に前記第1イメージ効果を有するように処理することを特徴とする請求項11に記載のディスプレイ装置。
【請求項13】
前記制御部は、
獲得された湿度情報に応じて、前記映像のブラーリング(blurring)効果を有するように処理するか、ノイズ値を調節して前記映像に前記第1イメージ効果を有するように処理することを特徴とする請求項11に記載のディスプレイ装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ディスプレイ装置及びそのイメージ処理方法に関し、より詳細には、ディスプレイ画面に天気情報に対応するイメージ効果を提供するディスプレイ装置及びそのイメージ処理方法に関する。
【背景技術】
【0002】
近来のディスプレイ装置には、ディスプレイ画面に多様な情報を提供している。例えば、スマートフォン等のような携帯用のディスプレイ装置は、待ち受け画面に時間情報、通信状態情報及びバッテリ情報のような多様な情報をディスプレイすることができる。
【0003】
なお、最近のディスプレイ装置は、ディスプレイ画面に天気情報を反映して画面を提供する。しかし、従来のディスプレイ装置は、複数の天気情報に対応する複数のイメージを保存し、天気情報を獲得した後、天気情報に対応するイメージをディスプレイする。例えば、天気が晴れの場合は、ディスプレイ装置は太陽の含まれたイメージを提供し、雨の場合は、ディスプレイ装置は雨の降るイメージを提供することができる。
【0004】
従来のように、メモリに予め保存しておいた複数のイメージのうち、天気情報に対応するイメージを選択して提供する場合、ユーザ入力によるイメージ効果を提供することができないという問題点が存在し、複数のイメージを保存する場合、メモリの使用量に問題が生じるようになる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】韓国特許第605,892号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、現在ディスプレイされる映像に天気情報に対応するイメージ効果を提供することができるディスプレイ装置及びそのイメージ処理方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記目的を達成するための本発明の一実施形態に係るディスプレイ装置のイメージ処理方法は、ディスプレイ画面に映像をディスプレイするステップと、センサ部及び外部のサーバのうち少なくとも一方を介して天気情報を獲得するステップと、前記獲得された天気情報に基づいて前記映像を処理し、前記天気情報に対応するイメージ効果を提供するステップとを含む。
【0008】
そして、前記天気情報は、温度情報、湿度情報、降水量情報、雨量情報、紫外線情報、黄砂情報、微細塵情報、気圧情報、風速情報及び風向情報のうち、少なくとも1つを含んでよい。
【0009】
なお、前記提供するステップは、獲得された天気情報に応じて、前記映像のピクセルの色相及び透明度を調節するイメージ変形、前記映像と天気情報に対応する映像との間の重畳する部分のピクセルを合成するイメージ組み合わせ及び前記映像に対して領域別に異なる演算を行うマスキング(Masking)のうち少なくとも1つを行って、前記天気情報に対応するイメージ効果を提供してよい。
【0010】
そして、前記提供するステップは、温度が高いほど柔らかいノイズパターンを発生させて前記映像にイメージ効果を提供し、温度が低いほど粗いノイズパターンを発生させて霜イメージと組み合わせて前記映像にイメージ効果を提供してよい。
なお、提供するステップは、獲得された湿度情報に応じて、前記映像のブラーリング(blurring)効果を提供するか、ノイズ値を調節して前記映像にイメージ効果を提供してよい。
そして、前記提供するステップは、湿度が高いほどブラーリング適用領域を拡大させ、ノイズ値を増加させて前記映像が湿気ているようなイメージ効果を提供してよい。
なお、前記映像にイメージ効果が提供される間、前記ディスプレイ画面にユーザタッチが入力されると、前記ユーザタッチの入力された地点に前記獲得された天気情報に対応するイメージ効果を提供するステップを更に含んでよい。
そして、前記ユーザタッチの入力された地点に前記獲得された天気情報に対応するイメージ効果を提供するステップは、前記ユーザタッチが終了した地点に水滴がつき、ジャイロセンサ部によって測定された重力方向に向かって前記水滴が滴り落ちるイメージ効果を提供してよい。
なお、前記ユーザタッチの入力された地点に前記獲得された天気情報に対応するイメージ効果が提供される間、マイクを介して予め設定された周波数を有するユーザ音声が入力されると、前記ユーザタッチの入力された地点に提供されたイメージ効果を消去するステップを更に含んでよい。
そして、前記イメージ効果を提供する間に天気情報が変更された場合、前記イメージ効果を前記変更された天気情報に対応するように変更するステップを更に含んでよい。
一方、前記目的を達成するための本発明の一実施形態に係るディスプレイ装置は、ディスプレイ画面に映像をディスプレイするディスプレイ部と、天気情報を獲得するセンサ部と、外部のサーバと通信を行う通信部と、前記センサ部及び前記外部のサーバのうち少なくとも一方を介して天気情報を獲得し、前記獲得された天気情報に基づいて前記映像を処理し、前記天気情報に対応するイメージ効果を提供する制御部とを含む。
そして、前記天気情報は、温度情報、湿度情報、降水量情報、雨量情報、紫外線情報、黄砂情報、微細塵情報、気圧情報、風速情報及び風向情報のうち、少なくとも1つを含んでよい。
なお、前記制御部は、獲得された天気情報に応じて、前記映像のピクセルの色相及び透明度を調節するイメージ変形、前記映像と天気情報に対応する映像との間の重畳する部分のピクセルを合成するイメージ組み合わせ及び前記映像に対して領域別に異なる演算を行うマスキング(Masking)のうち少なくとも1つを行って、前記天気情報に対応するイメージ効果を提供してよい。
そして、前記制御部は、温度が高いほど柔らかいノイズパターンを発生させて前記映像にイメージ効果を提供し、温度が低いほど粗いノイズパターンを発生させて霜イメージと組み合わせて前記映像にイメージ効果を提供してよい。
なお、前記制御部は、獲得された湿度情報に応じて、前記映像のブラーリング(blurring)効果を提供するか、ノイズ値を調節して前記映像にイメージ効果を提供してよい。
そして、前記制御部は、湿度が高いほどブラーリング適用領域を拡大させ、ノイズ値を増加させて前記映像が湿気ているようなイメージ効果を提供してよい。
なお、ユーザタッチが入力されるタッチ入力部を更に含み、前記制御部は、前記映像にイメージ効果が提供される間、前記タッチ入力部を介して前記ディスプレイ画面にユーザタッチが入力されると、前記ユーザタッチの入力された地点に前記獲得された天気情報に対応するイメージ効果を提供してよい。
そして、前記制御部は、前記ユーザタッチが終了した地点に水滴がつき、ジャイロセンサ部によって測定された重力方向に向かって前記水滴が滴り落ちるイメージ効果を提供してよい。
なお、ユーザ音声が入力されるマイクを更に含み、前記ユーザタッチの入力された地点に前記獲得された天気情報に対応するイメージ効果が提供される間、前記マイクを介して予め設定された周波数を有するユーザ音声が入力されると、前記ユーザタッチの入力された地点に提供されたイメージ効果を消去してよい。
そして、前記制御部は、前記イメージ効果を提供する間に天気情報が変更された場合、前記イメージ効果を前記変更された天気情報に対応するように変更してよい。
【発明の効果】
【0011】
以上説明したように、本発明によれば、ディスプレイ装置は、周辺の天気情報に応じて多様なイメージ効果及び多様なユーザインタラクションを提供することができるようになる。それにより、ユーザは、現在ディスプレイされる映像を介して現在の天気情報を獲得することができ、エンターテイメント的な要素も増加するようになる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1】本発明の一実施形態に係るディスプレイ装置の構成を概略に示すブロック図である。
図2】本発明の一実施形態に係るディスプレイ装置の構成を詳細に示すブロック図である。
図3】本発明の一実施形態に係る温度及び湿度に応じて現在ディスプレイされる映像にイメージ効果を提供する実施形態を説明するための図である。
図4A】本発明の一実施形態によって、温度及び湿度が高い場合、ユーザタッチに対応するイメージ効果を提供する実施形態を説明するための図である。
図4B】本発明の一実施形態に係る温度及び湿度が高い場合、ユーザタッチに対応するイメージ効果を提供する実施形態を説明するための図である。
図5】本発明の別の実施形態によって、温度が低くかつ湿度が高い場合、ユーザタッチに対応するイメージ効果を提供する実施形態を説明するための図である。
図6】本発明の一実施形態によって、ユーザの息吹によってユーザタッチに対応するイメージ効果を消去する実施形態を説明するための図である。
図7】本発明の一実施形態に係るイメージ処理方法を概略に説明するためのフローチャートである。
図8】本発明の一実施形態に係るイメージ処理方法を概略に説明するためのフローチャートである。
図9】本発明の一実施形態に係る天気情報を獲得してディスプレイ画面にイメージ効果を提供するシステムを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るディスプレイ装置100の構成を概略に示すブロック図である。図1に示すように、ディスプレイ装置100は、ディスプレイ部110と、センサ部120と、通信部130及び制御部140を含む。このとき、ディスプレイ装置100は、スマートフォン、タブレットパソコン、ノートパソコン、テスクトップパソコン等のような多様なディスプレイで実現されてよい。
【0014】
ディスプレイ部110は、制御部140の制御によって映像をディスプレイする。特に、ディスプレイ部110は、天気情報に応じてイメージ効果の提供された映像をディスプレイすることができる。
【0015】
センサ部120は、天気情報を獲得する。このとき、センサ部120は、温度情報を獲得するための温度センサ、湿度情報を獲得するための湿度センサを含んでよい。しかし、センサ部120は、温度センサ及び湿度センサを含むことは一実施形態に過ぎず、別の天気情報を獲得するためのセンサ部を含んでよい。
【0016】
通信部130は、外部のサーバと通信を行う。特に、通信部130は、外部のサーバ(例えば、気象庁サーバ等)から天気情報を獲得することができる。
【0017】
制御部140は、ディスプレイ装置100の動作全般を制御する。特に、制御部140は、センサ部120及び通信部130を介して天気情報を獲得し、獲得された天気情報に基づいて現在ディスプレイされる映像を処理して天気情報に対応するイメージ効果を提供することができる。このとき、天気情報は、温度情報、湿度情報、降水量情報、雨量情報、紫外線情報、黄砂情報、微細塵情報、気圧情報、風速情報及び風向情報のうち、少なくとも1つを含んでよい。
【0018】
具体的に、制御部140は、温度センサ及び湿度センサを介して温度情報及び湿度情報を獲得することができる。なお、制御部140は、通信部130を介して外部のサーバから天気情報を予め設定された周期別に獲得することができる。
【0019】
天気情報が獲得された場合、制御部140は、獲得された天気情報を用いてイメージ処理方法及びイメージ処理量を判断する。このとき、イメージ処理方法としては、フィルタを用いたイメージ変形、別のイメージとのイメージ組み合わせ及びマスキング等を含んでよい。特に、温度情報が獲得された場合、制御部140は、獲得された温度情報に応じて映像のノイズ発生パターンを調節したり、予め設定されたイメージを組み合わせるイメージ処理方法を判断することができる。具体的に、制御部140は、温度が高いほど柔らかいノイズパターンを発生させ、温度が低いほど粗いノイズパターンを発生させて霜イメージと組み合わせることができる。なお、湿度情報が獲得された場合、制御部140は、獲得された湿度情報に応じて映像のブラーリング効果を提供するかノイズ値を調整することができる。具体的に、制御部140は、湿度が高いほどブラーリング適用領域を拡大させてノイズ値を増加させることができる。
【0020】
そして、制御部140は、決定されたイメージ処理方法及びイメージ処理量に応じて現在ディスプレイされる映像を処理し、天気情報に対応するイメージ効果を提供することができる。具体的に、制御部140は、現在判断された湿度に応じて、現在ディスプレイされる映像が湿気ているようなイメージ効果を提供することができる。なお、制御部140は、現在判断された温度情報に応じて、現在ディスプレイされる映像の粗さを調節するイメージ効果を提供することができる。
【0021】
なお、映像にイメージ効果が提供される間、ディスプレイ画面にユーザタッチが入力されると、制御部140はユーザタッチの入力された地点に獲得された天気情報に対応するイメージ効果を提供することができる。例えば、映像が湿気ているイメージ効果が提供される間にディスプレイ画面にユーザタッチが入力されると、制御部140はユーザタッチの入力された地点から湿気を除去することができる。そして、温度が高い場合、制御部140は湿気の除去された地点に水滴イメージ効果を提供することができ、温度が低い場合、制御部140は湿気の除去された地点に霜イメージ効果を提供することができる。
【0022】
なお、制御部140は、ユーザタッチが終了した地点に水滴がつき、ジャイロセンサ部によって測定された重力方向に向かって前記水滴が滴り落ちるようなイメージ効果を提供することができる。
【0023】
なお、ユーザタッチの入力された地点に獲得された天気情報に対応するイメージ効果が提供される間、マイクを介して予め設定された周波数を有するユーザ音声(例えば、ユーザの息吹)が入力されると、制御部140はユーザタッチの入力された地点に提供されたイメージ効果を消去することができる。すなわち、ユーザタッチの入力された地点から湿気が除去された場合、ユーザの息吹が入力されると、制御部140はユーザタッチの入力された地点に湿気を再び生成してイメージ効果を提供することができる。
【0024】
イメージ効果を提供する間に天気情報が変更された場合、制御部140は変更された天気情報に対応するようにイメージ効果を変更することができる。
【0025】
上述のようなディスプレイ装置100によって、ユーザは現在ディスプレイされる映像を介して現在の天気情報を獲得することができ、エンターテイメント的な要素も増加するようになる。
【0026】
以下においては、図2ないし図6を参照し、本発明のディスプレイ装置についてより詳細に説明する。図2は、本発明の一実施形態に係るディスプレイ装置200の構成を詳細に示すブロック図である。図2に示すように、ディスプレイ装置200は、ディスプレイ部210、通信部220、センサ部230、マイク240、タッチ入力部250、保存部260及び制御部270を含む。
【0027】
ディスプレイ部210は、制御部270の制御に応じて、映像データをディスプレイする。特に、ディスプレイ部210は、天気情報に応じて、イメージ効果の提供された映像をディスプレイすることができる。このとき、イメージ効果の提供された映像を待ち受け画面としてよい。
【0028】
通信部220は、多様な通信方式によって、多様な外部機器と通信を行う構成である。通信部220は、Wi−Fiチップ、ブルートゥースチップ、NFCチップ、無線通信チップ等のような多様な通信チップを含んでよい。このとき、Wi−Fiチップ、ブルートゥースチップ、NFCチップは、それぞれWi−Fi方式、ブルートゥース方式、NFC方式で通信を行う。この中のNFCチップは、135kHz、13.56MHz、433MHz、860〜960MHz、2.45GHz等のような多様なRF−ID周波数帯域のうち、13.56MHz帯域を使用するNFC(Near Field Communication)方式で動作するチップを意味する。Wi−Fiチップやブルートゥースチップを利用する場合には、SSID及びセッションキー等のような各種接続情報を先に送受信し、それを用いて通信接続した後、各種情報を送受信することができる。無線通信チップは、IEEE、Zigbee(登録商標)、3G(3rd Generation)、3GPP(3rd Generation Partnership Project)、LTE(Long Term Evolution)等のような多様な通信規格によって通信を行うチップを意味する。
【0029】
一方、通信部220は、外部の多様なソースから天気情報を獲得することができる。具体的に、通信部220は、外部のサーバ(例えば、気象庁サーバ、ポータルサーバ、通信会社サーバ等)から天気情報を受信することができる。このとき、通信部220は、予め設定された周期毎に外部のサーバから天気情報を受信することができる。
センサ部230は、多様なセンシングモジュールを用いて天気情報を獲得する。具体的に、センサ部230は、温度センサを用いて温度情報を獲得することができ、湿度センサを用いて天気情報を獲得することができる。このとき、センサ部230が温度センサ及び湿度センサを含むことは一例に過ぎず、他のセンサを用いて天気情報を獲得することができる。
【0030】
マイク240には、ユーザ音声が入力される。特に、マイク240には予め設定された周波数を有するユーザの息吹が入力されることができる。
【0031】
タッチ入力部250には、ディスプレイ装置200を制御するためのユーザタッチが入力される。特に、タッチ入力部250は、天気情報に対応するイメージ効果を提供するためのユーザタッチが入力されることができる。
【0032】
保存部260は、ディスプレイ装置200を駆動するための多様なモジュールを保存する。例えば、保存部260には、ベースモジュール、センシングモジュール、通信モジュール、プレゼンテーションモジュール、ウェブブラウザモジュール、サービスモジュールを含むソフトウェアが保存されてよい。このとき、ベースモジュールは、ディスプレイ装置200に含まれた各ハードウェアから伝達される信号を処理して上位レイヤモジュールに伝達する基礎モジュールである。センシングモジュールは、各種センサから情報を収集し、収集された情報を分析及び管理するモジュールとして、顔認識モジュール、音声認識モジュール、モーション認識モジュール、NFC認識モジュール等を含んでよい。プレゼンテーションモジュールは、ディスプレイ画面を構成するためのモジュールとして、マルチメディアコンテンツを再生して出力するためのマルチメディアモジュール。UI及びグラフィック処理を行うUIレンダリングモジュールを含んでよい。通信モジュールは、外部と通信を行うためのモジュールである。ウェブブラウザモジュールは、ウェブブラウジングを行ってウェブサーバにアクセスするモジュールを意味する。サービスモジュールは、多様なサービスを提供するための各種アプリケーションを含むモジュールである。
【0033】
上述のように、保存部260は、多様なプログラムモジュールを含んでよいが、各種プログラムモジュールは、ディスプレイ装置200の種類及び特性に応じて、一部省略されたり変形または追加され得ることはいうまでもない。例えば、上述のディスプレイ装置200がスマートフォンで実現された場合、ベースモジュールにはGPS基盤の位置を判断するための位置判断モジュールを更に含み、センシングモジュールにはユーザの動作を検知するセンシングモジュールを更に含んでよい。
【0034】
制御部270は、保存部260に保存された各種プログラムを用いてディスプレイ装置200の動作全般を制御する。
制御部270は、図2に示すように、RAM271、ROM272、グラフィック処理部273、メインCPU274、第1ないしnインターフェース275−1〜275−n、バス276を含む。このとき、RAM271、ROM272、グラフィック処理部273、メインCPU274、第1ないしnインターフェース275−1〜275−n等は、バス276を介して相互接続されてよい。
【0035】
ROM272には、システムをブートするための命令語セット等が保存される。ターンオン命令が入力されて電源が供給されると、メインCPU274は、ROM272に保存された命令語に応じて保存部260に保存されたO/SをRAM271にコピーし、O/Sを実行させてシステムをブートさせる。ブートが完了すると、メインCPU274は、保存部260に保存された各種アプリケーションプログラムをRAM271にコピーし、RAM271にコピーされたアプリケーションプログラムを実行させて各種動作を行う。
【0036】
グラフィック処理部273は、演算部(図示せず)及びレンダリング部(図示せず)を用いてポインタ、アイコン、イメージ、テキスト等のような多様な客体を含む画面を生成する。演算部は、入力部から受信された制御命令を用いて画面のレイアウトに応じて各客体が表示される座標値、形、大きさ、カラー等のような属性値を演算する。レンダリング部は、演算部で演算した属性値に基づいて客体を含む多様なレイアウトの画面を生成する。レンダリング部で生成された画面はディスプレイ部120のディスプレイ画面内に表示される。
【0037】
メインCPU274は、保存部260にアクセスし、保存部260に保存されたO/Sを用いてブートを行う。そして、メインCPU274は、保存部260に保存された各種プログラム、コンテンツ、データ等を用いて多様な動作を行う。
【0038】
第1ないしnインターフェース275−1ないし275−nは、上述の各種構成要素と接続される。インターフェースのうちの1つは、ネットワークを介して外部装置と接続されるネットワークインターフェースであってよい。
特に、制御部270は、センサ部230及び外部のサーバのうち少なくとも一方を介して天気情報を獲得し、獲得された天気情報に基づいて映像を処理して天気情報に対応するイメージ効果を提供する。
【0039】
具体的に、制御部270は、映像をディスプレイする。このとき、映像は待ち受け画面であってよいが、それに限定されるものではない。
そして、制御部270は、多様なソースから天気情報を獲得し、具体的に、制御部270はセンサ部230に含まれた温度センサ及び湿度センサを用いてディスプレイ装置200の位置する領域の温度情報及び湿度情報を獲得することができる。なお、制御部270は、外部のサーバから天気情報を獲得することができる。具体的に、制御部270は、GPSセンサに基づいてディスプレイ装置200の位置する領域に関する情報を獲得して外部のサーバに伝送し、外部のサーバからディスプレイ装置100の位置する領域に関する情報を獲得することができる。このとき、天気情報は、温度情報及び湿度情報だけでなく、降水量情報、雨量情報、紫外線情報、黄砂情報、微細塵情報、気圧情報、風速情報及び風向情報等を含んでよい。
【0040】
制御部270は、獲得された天気情報に応じてイメージ処理方法及びイメージ処理量を判断することができる。まず、本発明の一実施形態に係るイメージ処理方法は、イメージ変形、イメージ組み合わせ及びマスキング等が含まれてよい。イメージ変形は、入力映像に基づいてピクセル単位の色相及び透明度値を新たに算出する演算を行うイメージ処理方法として、ブラーリング、ノイズ等を含んでよい。イメージ組み合わせは、1つ以上の映像間で重畳する部分のピクセル同士で特定演算を行って最終ピクセル値を決定するイメージ処理方法として、add、subtract、multiply等を含んでよい。マスキング(Masking)は、映像に特定領域を設定した後、領域別に異なる演算方法を差別的に適用するイメージ処理方法として、ビットマップマスキング(bitmap masking)、ベクトルマスキング(vector masking)等を含んでよい。
【0041】
具体的に、獲得された天気情報が温度情報である場合、制御部270はイメージ処理方法として、ノイズ発生パターン及びイメージ組み合わせを判断することができる。特に、制御部270は、温度が高いほど柔らかいノイズパターンを発生させ、温度が低いほど粗いノイズパターンを発生させることができる。なお、制御部270は温度が零下である場合、霜イメージと組み合わせることができ、温度が低いほど霜イメージに加重値を増加させることができる。
なお、獲得された天気情報が湿度情報である場合、制御部270はイメージ処理方法として、ブラーリング、ノイズ値調節及びイメージ組み合わせを判断することができる。特に、制御部270は、湿度が高いほどブラーリング適用領域を拡大させ、ノイズ値を増加させ、水滴イメージとの組み合わせ頻度も増加させることができる。
一方、上述の実施形態は一例に過ぎず、他の天気情報に基づいてイメージ処理方法及び処理量を決定することができる。例えば、黄砂情報が受信された場合、制御部270は黄砂量に応じてノイズ値を増加させることができ、塵イメージと組み合わせを行うことができる。
【0042】
制御部270は、判断されたイメージ処理方法及びイメージ処理量に基づいて現在ディスプレイされる映像を処理してイメージ効果を提供することができる。具体的に、図3の(a)に示すような映像がディスプレイされる間、温度が低くかつ湿度が低いと判断される場合、制御部270は、図3の(a)に示す映像を処理し、図3の(b)に示すように湿度が低い寒い天気のイメージ効果を提供することができる。図3の(a)に示すような映像がディスプレイされる間、温度が低くかつ湿度が高いと判断される場合、制御部270は、図3の(a)に示す映像を処理し、図3の(c)に示すように、湿度の高い寒い天気のイメージ効果を提供することができる。図3の(a)に示すような映像がディスプレイされる間、温度が高くかつ湿度が低いと判断される場合、制御部270は、図3の(a)に示す映像を処理して図3の(d)に示すように、湿度の低い暖かい天気のイメージ効果を提供することができる。図3の(a)に示すような映像がディスプレイされる間、温度が高くかつ湿度が高いと判断される場合、制御部270は図3の(a)に示す映像を処理して図3の(e)に示すように、湿度の高い暑い天気のイメージ効果を提供することができる。
【0043】
すなわち、制御部270は、獲得された天気情報に応じて異なる方法で映像を処理し、図3に示すような天気情報に対応するイメージ効果を提供することができる。
なお、現在ディスプレイされる映像にイメージ効果が提供される間、タッチ入力部250を介してディスプレイ画面にユーザタッチが入力されると、制御部270は、ユーザタッチの入力された地点に獲得された天気情報に対応するイメージ効果を提供することができる。
【0044】
具体的に、図3の(e)に示すように、現在ディスプレイされる映像に湿度の高い暑い天気のイメージ効果が提供される間にタッチ入力部250を介してユーザタッチが入力されると、制御部270は、ユーザタッチの入力された領域をマスキング領域として適用してピクセル演算の差別的適用を行うことができる。それにより、制御部270は、ユーザタッチによって湿気ているガラス窓から湿気を除去し、落書きをしたようなイメージ効果を提供することができるようになる。
【0045】
なお、制御部270は、図4Bに示すように、ユーザタッチが終了した地点に水滴イメージを組み合わせ、ジャイロセンサ部によって測定された重力方向に向かって水滴が滴り落ちるイメージ効果を提供することができるようになる。このとき、制御部270は湿度値に応じて水滴の大きさを調節することができる。すなわち、湿度値が高い場合、制御部270は水滴の大きさを増加させることができ、湿度値が低い場合、制御部270の水滴の大きさを減少させることができる。
【0046】
更に別の例として、図3の(c)に示すように、現在ディスプレイされる映像に湿度の高い寒い天気のイメージ効果が提供される間、タッチ入力部250を介してユーザタッチが入力されると、制御部270はユーザタッチの入力された領域をマスキング領域として適用してピクセル演算の差別的適用を行うことができる。それにより、制御部270は、ユーザタッチによって湿気ているガラス窓から湿気を除去して落書きをしたようなイメージ効果を提供することができるようになる。このとき、制御部270は、図5に示すように、ユーザタッチが途切れた地点に霜イメージを組み合わせて寒い天気に対するイメージ効果を提供することができる。
【0047】
なお、図4Aに示すように、ユーザタッチによって現在ディスプレイされる映像に落書きをしたようなイメージ効果が提供される間、マイク240を介して予め設定された周波数を有するユーザ音声(例えば、ユーザの息吹等)が入力された場合、制御部270はユーザ音声に応じてブラーリング適用強度及びマスキング領域に対する演算の差別的適用強度を調整し、図6に示すように、ユーザが実際に息を吹きかけたようなイメージ効果を提供することができる。
【0048】
なお、図3ないし図6のようなイメージ効果を提供する間に天気情報が変更された場合、制御部270は変更された天気情報に対応するようにイメージ効果を変更することができる。例えば、図3の(e)に示すようなイメージ効果が提供される間に獲得された天気情報から湿度が下がったと判断された場合、制御部270は現在提供されるイメージ効果を図3の(d)に示すようなイメージ効果に変更することができる。
【0049】
上述のようなディスプレイ装置200を介して、周辺の天気情報に応じて多様なイメージ効果及び多様なユーザインタラクションが提供できるようになる。
一方、上述の実施形態においては、天気情報が予め設定された周期毎に獲得されるものとして説明してきが、それは一実施形態に過ぎず、ディスプレイ装置200の位置する領域が変更された場合等のような別のイベントが発生した場合、天気情報を獲得することができる。
【0050】
なお、上述の実施形態においては、湿度情報及び温度情報に応じてイメージ効果を提供するものとして説明したが、それは一実施形態に過ぎず、別の天気情報(例えば、黄砂情報、大気情報等)に基づいて映像を処理してイメージ効果を提供することができるようになる。
【0051】
以下においては、図7及び図8を参照して天気情報によるイメージ処理方法について説明する。図7は、本発明の一実施形態に係るディスプレイ装置100のイメージ処理方法を概略に説明するためのフローチャートである。
【0052】
まず、ディスプレイ装置100は映像をディスプレイする(S710)。このとき、ディスプレイ装置100は待ち受け画面であってよいが、それに限定されるものではない。
そして、ディスプレイ装置100は、天気情報を獲得する(S720)。具体的に、ディスプレイ装置100はセンサ部120や通信部130を介して多様なソースから天気情報を獲得することができる。このとき、天気情報は、温度情報、湿度情報、降水量情報、雨量情報、紫外線情報、黄砂情報、微細塵情報、気圧情報、風速情報及び風向情報のうち、少なくとも1つを含んでよい。
【0053】
そして、ディスプレイ装置100は、獲得された天気情報に基づいて映像を処理して天気情報に対応するイメージ効果を提供する(S730)。具体的に、ディスプレイ装置100は、獲得された天気情報に基づいてイメージ処理方法及び処理量を判断し、判断されたイメージ処理方法及び処理量に応じて現在ディスプレイされる映像を処理し、図3に示すような天気情報に対応するイメージ効果を提供することができるようになる。
【0054】
図8は、本発明の一実施形態に係るディスプレイ装置200のイメージ処理方法を詳細に説明するためのフローチャートである。
まず、ディスプレイ装置200は、映像をディスプレイする(S810)。このとき、ディスプレイされる映像を待ち受け画面としてよい。
【0055】
そして、ディスプレイ装置200は、天気情報を獲得する(S820)。具体的に、ディスプレイ装置200は少なくとも1つのセンサ及び外部のサーバを介して天気情報を獲得することができる。
そして、ディスプレイ装置200は、天気情報に応じてイメージ処理方法及びイメージ処理量を判断する(S830)。具体的に、獲得された天気情報が温度情報である場合、ディスプレイ装置200はイメージ処理方法としてノイズ発生パターン及びイメージ組み合わせを判断することができ、獲得された天気情報が湿度情報である場合、ディスプレイ装置200はイメージ処理方法としてブラーリング、ノイズ値調節え及びイメージ組み合わせを判断することができる。
【0056】
そして、ディスプレイ装置200は、判断されたイメージ処理方法及び処理量に応じて現在ディスプレイされる映像に対するイメージ処理を行って天気情報に対応するイメージ効果を提供する(S840)。具体的に、ディスプレイ装置200は、獲得された温度情報及び湿度情報に基づいて図3に示すように、天気情報に対応するイメージ効果を提供することができる。
そして、ディスプレイ装置200は、ユーザタッチが入力されたか否かを判断する(S850)。
【0057】
ユーザタッチが入力された場合(S850−Y)、ディスプレイ装置200はユーザタッチの入力された地点に天気情報に対応するイメージ効果を提供する(S860)。
具体的に、ディスプレイ装置200は、図4A及び図5に示すように、ユーザタッチの入力された地点に天気情報に対応するイメージ効果を提供することができる。
そして、ディスプレイ装置200は、マイク240を介してユーザの息吹が入力された否かを判断する(S870)。
【0058】
ユーザの息吹が入力された場合(S870−Y)、ディスプレイ装置200はユーザタッチの入力された地点に提供されたイメージ効果を消去する(S880)。具体的に、ディスプレイ装置200は、図6に示すように、ユーザタッチの入力された地点から湿気が除去されたイメージ効果を消去することができる。
【0059】
そして、ディスプレイ装置200は天気情報が変更されたか否かを判断する(S890)。天気情報が変更された場合(S890−Y)、ディスプレイ装置200は再びステップS830から現在ディスプレイされる映像に変更された天気情報に対応するイメージ効果を再び提供することができる。
上述のようなイメージ処理方法により、ユーザは現在ディスプレイされる映像を介して天気情報を直観的に確認することができ、ユーザインタラクションによるエンターテイメント的な要素が増加できるようになる。
【0060】
図9は、本発明の一実施形態に係る天気情報を獲得してディスプレイ画面にイメージ効果を提供するシステムを示す図である。天気情報に対応するイメージ効果を提供するシステム10は、ディスプレイ装置100及び外部のサーバ900を含む。このとき、外部のサーバ900は気象庁サーバであってよいが、それに限定されるものではない。
【0061】
ディスプレイ装置100は、外部のサーバ900に現在の天気情報を要請する信号及び現在ディスプレイ装置100が位置する領域に関する情報を伝送することができる。
外部のサーバ900は、ディスプレイ装置100に現在ディスプレイ装置100が位置する領域に関する情報を伝送することができる。
なお、外部のサーバ900は、予め設定された周期毎にディスプレイ装置100の位置する領域を判断し、ディスプレイ装置100に天気情報を伝送することができる。
【0062】
一方、上述の多様な実施形態に係るディスプレイ装置のイメージ処理方法は、プログラムで実現されてディスプレイ装置または入力装置に提供されてよい。特に、ディスプレイ装置の制御方法を含むプログラムは、非一時的な読み取り可能な媒体(Non−transitory computer readable medium)に保存されて提供されてよい。
【0063】
非一時的な読み取り可能な媒体とは、レジスタやキャッシュ、メモリ等のような短い間データを保存する媒体ではなく、半永久的にデータを保存し、機器によって読み取り(Reading)が可能な媒体を意味する。具体的には、上述の多様なアプリケーションまたはプログラムは、CDやDVD、ハードディスク、ブルーレイディスク、USB、メモリカード、ROM等のような非一時的な読み取り可能な媒体に保存されて提供されてよい。
【0064】
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明は以上の実施形態に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的趣旨の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
【符号の説明】
【0065】
100 ディスプレイ装置
110 ディスプレイ部
120 センサ部
130 通信部
140 制御部
200 ディスプレイ装置
210 ディスプレイ部
220 通信部
230 センサ部
240 マイク
250 タッチ入力部
260 保存部
270 制御部
271 RAM
272 ROM
273 グラフィック処理部
274 メインCPU
276 バス
900 サーバ
図1
図2
図3
図4A
図4B
図5
図6
図7
図8
図9