(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記制御ユニットは、前記複数のロードユニットの前記第2端の電位における最小値及び前記複数の電流基準信号における最大値に基づいて前記電圧変換ユニットに対する前記第1の制御信号を発生させる請求項7に記載の電子装置。
前記複数の電流調節ユニットの各々は、前記複数の電流基準信号を受けるための第1端と、各前記複数の電流調節ユニットにおける前記第1のトランジスタの前記第2端に電気的に結合される第2端と、各前記複数の電流調節ユニットにおける前記第1のトランジスタの前記制御端に電気的に結合されており、第2の制御信号を前記第1のトランジスタの前記制御端に出力する出力端と、を有する第1のオペアンプを含む請求項9に記載の電子装置。
前記電圧基準演算回路は、前記最大電流信号に基づいて前記複数の電流基準信号における最大値に対応する前記複数の電流調節ユニットの前記第1の電気抵抗の第1の電圧差を計算し、前記第1のトランジスタのインピーダンスを計算して、前記第1のトランジスタの前記インピーダンスに基づいて前記第1のトランジスタの第2の電圧差を計算して、前記少なくとも1つの電圧基準信号は、前記第1の電圧差と前記第2の電圧差との合計に対して、正の相関関係がある請求項12に記載の電子装置。
前記制御ユニットは、前記複数の電流調節ユニットに電気的に結合されており、複数の電力基準信号に基づいて前記複数の電流調節ユニットを禁制するための定電力保護回路を含む請求項7に記載の電子装置。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の異なる特徴を実施するための複数の異なる実施例又は例示を提供する。特殊な例示における素子及び配置は、以下の検討において本開示を簡略化するものとして用いられる。検討されるいかなる例示は、説明するためのものだけであり、何れの方式で本発明又はその例示の範囲と意義を限定するためのものではない。また、本開示は、異なる例示において数字符号及び/又はアルファベットを重複に引用することがあり、これらの重複の何れも簡略化及び説明するためのものであり、その自身が以下の検討にある異なる実施例及び/又は配置の間の関係を指定しない。
【0010】
全体の明細書と特許請求範囲に用いられる用語(terms)は、特に明記される以外、通常、この分野、この開示の内容と特殊内容に使用される各用語の一般的な意味を持つ。当業者へ本開示に関する記述に対する規定外の案内を提供するように、本開示を記述するためのある用語について、以下又はこの明細書の別所で検討する。
【0011】
本文に使用される「結合」又は「接続」とは、いずれも2つ又は複数の素子が互いに直接的に実体又は電気的に接触し、又は互いに間接的に実体又は電気的に接触することを指す。また、「結合」又は「接続」は、2つ又は複数の素子が互いに操作し又は動作することを指す。理解すべきなのは、本文に使用される第1の、第2の、第3の等の用語は、各種の素子、組成部品、領域、層及び/又はブロックを記述することに用いられてもよいが、これらの素子、組成部品、領域、層及び/又はブロックを制限するものではない。これらの用語は、異なる素子、組成部品、領域、層及び/又はブロックを識別するためのものだけである。従って、以下で検討される第1の素子、組成部品、領域、層及び/又はブロックは、本発明の教示から逸脱しない限り、第2の素子、組成部品、領域、層及び/又はブロックと称されてもよい。本文に用いられるように、「及び/又は」の用語は、並べられる関連項目における1つ又は複数のいかなる組合せを含む。
【0012】
図1を参照されたい。
図1は、本発明の一実施例に係る電子装置100の模式図である。電子装置100は、電圧変換ユニット110、ロードユニット120、電流調節ユニット130及び制御ユニット140を含む。電圧変換ユニット110は、ブースト(boost)アーキテクチャコンバータ、バック(buck)アーキテクチャコンバータ、フォワードアーキテクチャ(forward)コンバータ、フライバックアーキテクチャ(flyback)コンバータ又はいかなる電圧コンバータであってもよい。ロードユニット120は、発光ダイオード、電気抵抗又はいかなるエネルギーを受け可能な負荷素子からなってもよい。
図1は、ただ便利に説明するために、ロードユニット120を直列結合される発光ダイオードとして示して、実際な適用において本開示はこれに限定されない。電子装置100は、いかなる電圧コンバータの電子装置に適用されてもよいが、本開示は上記の例示に限定されない。
【0013】
電圧変換ユニット110は、入力電圧Vinを出力電圧Voutに変換することに用いられる。その中、入力電圧Vinは、直流電圧又は交流電圧であってもよく、出力電圧Voutは、直流電圧である。つまり、入力電圧Vinが直流電圧又は交流電圧であることに関わらず、電圧変換ユニット110により、入力電圧Vinの何れもいかなる電圧の直流電圧に変換されることができる。即ち、電圧変換ユニット110は、直流/直流(DC/DC)コンバータ又は交流/直流(AC/DC)コンバータである。
【0014】
ロードユニット120は、出力電圧を受けるための第1端Aと、第2端Bと、を有する。
図1に示すように、ロードユニット120は、直列結合される3つの発光ダイオードを含む。実際的適用において、発光ダイオードは、3つ以上又は他のいかなる数であってもよく、且つ前記のようにロードユニット120は、電気抵抗又はいかなるエネルギーを受け可能な負荷素子からなってもよいが、本開示はこれらに限定されない。
【0015】
電流調節ユニット130は、ロードユニット120の第2端Bに電気的に結合されており、電流基準信号Ib1に基づいてロードユニット120を流れる駆動電流Id1を制御することに用いられる。制御ユニット140は、ロードユニット120及び電圧変換ユニット110に電気的に結合されており、電流基準信号Ib1に基づいて電圧基準信号Vb1を発生させ、ロードユニット120の第2端Bの電位及び電圧基準信号Vb1に基づいて電圧変換ユニット110に対する制御信号Vc1を発生させることに用いられる。
【0016】
一般的に、ロードユニット120を流れる発光ダイオードの駆動電流Id1は、発光の輝度と正の相関関係があり、つまり、駆動電流Id1が大きいほど、発光ダイオード発光の輝度も高くなる。このため、この実施例において、電流調節ユニット130によりロードユニット120を流れる駆動電流Id1を制御して、ロードユニット120における発光ダイオード発光の輝度を変えることができる。更に、電子装置100は、外部から調光信号Vdを受け、調光信号Vdが例えば0〜10Vのアナログ電圧信号、パルス幅変調信号(Pulse Width Modulation;PWM)又はいかなる形の電気信号であってもよい。制御ユニット140は、調光信号Vdに基づいて1つの定電流基準信号Ib1を発生させ、また定電流基準信号Ib1をリニア定電流回路130に伝送する。
図1に示すように、定電流基準信号Ib1は、例えば制御ユニット140における演算器141により発生させ、演算器141が単一チップ(Micro Controller Unit;MCU)、論理演算装置(Arithmetic Logic Unit;ALU)、中央処理装置(Central Processing Unit;CPU)又はいかなる論理演算機能を有する論理回路であってもよいが、本開示はこれらに限定されない。リニア定電流回路130は、この定電流基準信号Ib1に基づいて駆動電流Id1を定電流基準信号Ib1に対応する電流値に制御する。
【0017】
具体的に、
図1及び
図2を併せて参照されたい、
図2は、
図1における電流調節ユニット130を示す模式図である。
図2に示すように、電流調節ユニット130は、トランジスタM1、電気抵抗R1及びオペアンプOP1を含む。トランジスタM1は、ロードユニット120に電気的に結合される第1端と、第2端と、制御端と、を有する。電気抵抗R1は、線形領域間で操作されるトランジスタM1の第2端に電気的に結合される。オペアンプOP1は、電流基準信号Ib1を受けるための第1端と、トランジスタM1の第2端に電気的に結合される第2端と、トランジスタM1の制御端に電気的に結合され制御信号Vc2をトランジスタM1の制御端に出力する出力端と、を有する。
【0018】
実際的適用において、トランジスタM1は、N型金属酸化物半導体電界効果トランジスタ(nMOSFET)、N型バイポーラ接合トランジスタ、P型金属酸化物半導体電界効果トランジスタ(pMOSFET)、P型バイポーラ接合トランジスタ又は他の同等のトランジスタであってもよいが、本開示はこれらに限定されない。一般的に、トランジスタは、遮断領域間、非線形領域間、線形領域間で操作されてもよく、線形領域間で操作される場合その制御端電圧がおおよそトランジスタを流れる電流と正の関係があるため、この実施例においてトランジスタM1が線形領域間で操作されオペアンプOP1からの制御信号Vc2により駆動電流Id1の大きさを制御する。例を挙げれば、オペアンプOP1の第1端の受信した電流基準信号Ib1がオペアンプOP1の第2端の電位よりも高い場合、オペアンプOP1により出力される制御信号Vc2の電位がそれにつれて向上してトランジスタM1の導通程度を高め、更に駆動電流Id1を向上させてオペアンプOP1の第2端の電位を高める。逆に、オペアンプOP1の第1端の受信した電流基準信号Ib1がオペアンプOP1の第2端の電位よりも低い場合オペアンプOP1により出力される制御信号Vc2の電位がそれにつれて低下してトランジスタM1の導通程度を低下させ、更に駆動電流Id1を低下させてオペアンプOP1の第2端の電位を低下させる。これにより、トランジスタM1は、電流基準信号Ib1に基づいて駆動電流Id1を制御できることになる。
【0019】
図1を引き続き参照されたい。制御ユニット140は、さらに電圧基準演算回路142、電圧サンプリング回路143、比較回路144及びフィードバック制御回路145を含む。電圧基準演算回路142は、電流基準信号Ib1に基づいて電気抵抗R1の電圧差VR1を計算し、電流基準信号Ib1に基づいてトランジスタM1のインピーダンスRmを計算して電流基準信号Ib1とトランジスタM1のインピーダンスRmに基づいてトランジスタM1の電圧差VR2を計算することに用いられ、電圧基準信号Vb1は、電圧差VR1と電圧差VR2との合計に対して、正の相関関係がある。電圧サンプリング回路143は、ロードユニット120の第2端Bの電位をサンプリングすることに用いられる。比較回路144は、電圧サンプリング回路143と比較回路144に電気的に結合されており、ロードユニット120の第2端Bの電位及び電圧基準信号Vb1に基づいて比較信号Vc0を発生させることに用いられる。フィードバック制御回路145は、比較回路144に電気的に結合されており、比較信号Vc0に基づいて制御信号Vc1を発生させることに用いられる。
【0020】
更に、本実施例において、電圧基準演算回路142は、演算器146、147、メモリ148、及び加算器149を含んでもよいが、この実施例がただ便利に説明するためのものであり、実際的適用において電圧基準演算回路142に含まれる素子が上記の例示に限定されない。同様に、演算器146、147は、単一チップ(Micro Controller Unit;MCU)、論理演算装置(Arithmetic Logic Unit;ALU)、中央処理装置(Central Processing Unit;CPU)又はいかなる論理演算機能を有する論理回路であってもよく、本開示はこれらに限定されない。メモリ148は、揮発性メモリ、不揮発性メモリ又はいかなる記憶機能を有するメモリであってもよく、本開示はこれらに限定されない。
【0021】
電圧基準演算回路142における演算器146、147は、先に電流基準信号Ib1を受信する。実際上、上記から、トランジスタM1は電流基準信号Ib1に基づいて駆動電流Id1を制御でき、電流基準信号Ib1が現在の駆動電流Id1値を代表することが分かる。このため、演算器146、147は、電流基準信号Ib1に基づいてそれぞれ電気抵抗R1の電圧差VR1とトランジスタM1の電圧差VR2を計算することができる。
【0022】
電気抵抗R1の電圧差VR1について、演算器146は、電気抵抗R1の抵抗値に現在の駆動電流Id1値を掛けて得られる。一方、トランジスタM1の電圧差VR2について、この実施例において、メモリ148は、トランジスタM1が線形領域で操作される時のインピーダンス特性曲線を記憶することに用いられる。ここで、
図3を併せて参照されたい。
図3は、本発明の一実施例に係るトランジスタM1のインピーダンス特性曲線の模式図である。
図3に示すように、曲線は、トランジスタM1が完全に導通する線形領域にある時のインピーダンスRmを示す。トランジスタM1のインピーダンスRmの、駆動電流Id1に伴って変化する値は、
図1におけるメモリ148に記憶される。このため、演算器147は、いつでもメモリ148におけるデータを調べることができ、異なる駆動電流Id1におけるトランジスタM1に対応するインピーダンスRmが得られる。次に、演算器147は、調べられる現在の駆動電流Id1に対応するトランジスタM1のインピーダンスRmの大きさに現在の駆動電流Id1を掛けて、トランジスタM1の電圧差VR2が得られる。追加すべきなのは、
図3におけるインピーダンス特性曲線は、温度要因を考えていなく、実際的適用においてトランジスタM1のインピーダンスRmが温度からの影響を受けるため、この場合、別に温度要因を考慮したインピーダンス特性曲線が必要である。
【0023】
図1に示すように、電気抵抗R1の電圧差VR1とトランジスタM1の電圧差VR2を計算してから、電圧差VR1、VR2が更に加算器149に伝送され電圧基準信号Vb1を発生させるため、電圧基準信号Vb1は、電圧差VR1と電圧差VR2との合計に対して、正の相関関係がある。
【0024】
ある実施例において、電圧変換ユニット110において、変換操作中にリップル(ripple)発生の可能性があるため、電流調節ユニット130におけるトランジスタM1が電圧変換ユニット110のリップルからの影響で正常に線形領域で操作されることができないことを避けるために、この場合、加算器149からの電圧基準信号Vb1は、余裕(例えば10%)を別に含む可能性がある。例を挙げれば、仮にトランジスタM1の最大の負荷電流を1アンペア(Amp)、且つ現在の駆動電流Id1を1アンペア(Amp)、電気抵抗R1を0.5オーム(Ω)とすると、
図3から、駆動電流Id1が1アンペア(Amp)である場合、トランジスタM1のインピーダンスRmが4オーム(Ω)であることが分かるため、電流調節ユニット130が少なくとも(0.5+4)×(1)=4.5ボルト(Volt)の電圧差を有し、即ち、電圧基準信号Vb1のこの例における理論値が4.5ボルト(Volt)であってもよい。しかしながら、電流調節ユニット130におけるトランジスタM1が電圧変換ユニット110のリップルからの影響で正常に線形領域で操作されることができないことを避けるために、この例において、電圧基準信号Vb1が余裕(例えば10%)である4.5×(1+10%)=4.95ボルト(Volt)を別に含むようにして電流調節ユニット130の正常な操作を確保する。他の実施例において、余裕は、5%、20%又は任意の倍数であってもよく、本開示はこれらに限定されない。
【0025】
別の例において、仮に現在の駆動電流Id1を0.5アンペア(Amp)とすると、
図3から、駆動電流Id1が0.5アンペア(Amp)である場合、トランジスタM1のインピーダンスRmが3.8オーム(Ω)であり、電気抵抗R1が同様に0.5オーム(Ω)であることが分かるので、電流調節ユニット130が少なくとも(0.5+3.8)×(0.5)=2.15ボルト(Volt)の電圧差を有し、即ち、電圧基準信号Vb1のこの例における理論値が2.15ボルト(Volt)であってもよい。同様に電圧基準信号Vb1が余裕(例えば10%)である2.15×(1+10%)=2.365ボルト(Volt)を別に含むようにして電流調節ユニット130の正常な操作を確保する。上記の2つの例示を比較すると、本実施例において駆動電流Id1が小さい場合、加算器149からの電圧基準信号Vb1もそれにつれて低下することが分かるため、駆動電流Id1が小さい場合電力損失を節約することができ、例えば上記の2つの例示の数値を例として、約0.5×(4.95−2.365)=1.29ワット(Watt)が節約される。注意すべきなのは、上記挙げられる数値は、前記数値を制限し又は必ず使用することを提案するためのものではなく、例を挙げることのみを目的とする。
【0026】
図1を引き続き参照されたい。電圧サンプリング回路143は例えば、分圧抽出によりロードユニット120の第2端Bの電位をサンプリングする直列抵抗を含んでもよい。比較回路144は、ロードユニット120の第2端Bの電位及び電圧基準信号Vb1に基づいて比較信号Vc0を発生させ、またフィードバック制御回路145により比較信号Vc0に基づいて電圧変換ユニット110に対する制御信号Vc1を発生させる。これがオペアンプOP1の操作方式と類似しており、例を挙げれば、比較回路144の第1端の受信した電圧基準信号Vb1が比較回路144の第2端の電位よりも高い場合、比較回路144により出力される比較信号Vc0の電位がそれにつれて向上しフィードバック制御回路145も同時に制御信号Vc1の電位を向上させて、更に電圧変換ユニット110が出力信号Voutの電位を向上させるようにする。逆に、比較回路144の第1端の受信した電圧基準信号Vb1が比較回路144の第2端の電位よりも低い場合、比較回路144により出力される比較信号Vc0の電位がそれにつれて低下すると同時に、フィードバック制御回路145の制御信号Vc1の電位も低下し、更に電圧変換ユニット110が出力信号Voutの電位を低下させるようにする。これにより、本開示は、リニア定電流回路の受信した電流基準信号を調整して、電圧基準信号からの制御信号によって電圧変換ユニットを制御することで、電子装置が軽負荷となる場合の電力損失を節約する。
【0027】
図4A及び
図4Bを参照されたい。
図4Aは、本発明の一実施例に係るフィードバック制御回路401の模式図である。
図4Bは、本発明の一実施例に係るフィードバック制御回路402の模式図である。フィードバック制御回路401、402の何れも
図1におけるフィードバック制御回路145に適用されてもよい。フィードバック制御回路401は、デジタルタイプのフィードバック制御回路であり、発振器411、デジタルパルス幅変調器412及びカウンター413を含む。デジタルパルス幅変調器412は、周波数が発振器411により発生する方形波を出力する。コンパレータ144により出力される比較信号Vc0がカウンター413に入り、カウンター413がまたカウント結果をデジタルパルス幅変調器412に出力し、デジタルパルス幅変調器412が更にカウント結果に基づいてパルス幅変調信号(PWM signal)であってもよい制御信号Vc1を発生させる。つまり、実際的にカウンター413がコンパレータ144により出力される比較信号Vc0に基づいて制御信号Vc1のパルス幅を変調し、即ち、制御信号Vc1のデューティサイクルを変調し、一般的にデューティサイクルが高いほど、比較信号Vc0の平均電位も高くなる。一方、フィードバック制御回路402は、アナログ型のフィードバック制御回路であり、こぎり波発生器421及びコンパレータ422を含む。コンパレータ144により出力される比較信号Vc0は、またこぎり波発生器421によるこぎり波と比較して制御信号Vc1を発生させ、フィードバック制御回路401とフィードバック制御回路402の機能が類似しており、それらによる制御信号Vc1がパルス幅変調信号(PWM signal)であってもよく、異なるパルス幅により電圧変換ユニット110を制御できるが、他の実施例においてパルス幅変調信号に限定されない。
【0028】
図5を引き続き参照されたい。
図5は、本発明の一実施例に係る電子装置500の模式図である。
図5に示すように、電子装置100と比べて、電子装置500は、補助電流調節ユニット150を更に含む。補助電流調節ユニット150は、電流調節ユニット130に並列結合して、電流調節ユニット130が電流基準信号Ib1に基づいて駆動電流Id1の第1のバイパスId1'を制御し、補助電流調節ユニット150が補助電流基準信号Ib1'に基づいて駆動電流Id1の第2のバイパスId1''を制御する。電子装置500における他の素子に関する記述も電子装置100と同じであるが、ここに説明しない。
【0029】
図5及び
図6を併せて参照されたい。
図6は、
図5における補助電流調節ユニット150を示す模式図である。
図6に示すように、実際的に補助電流調節ユニット150と電流調節ユニット130の回路接続方式も同じであり、補助電流調節ユニット150は、トランジスタM2、電気抵抗R2及びオペアンプOP2を含む。トランジスタM2は、ロードユニット120に電気的に結合される第1端と、第2端と、制御端と、を有する。電気抵抗R2は、線形領域間で操作されるトランジスタM2の第2端に電気的に結合される。補助電流調節ユニット150の電気抵抗R2のインピーダンスと電流調節ユニット130の電気抵抗R1のインピーダンスとの比例は10よりも大きい数値であるNであり、これにより、駆動電流Id1の第1のバイパスId1'が駆動電流Id1の第2のバイパスId1''よりも大きいことに異なる。
【0030】
更に、素子特性の制限により、電流調節ユニット130の調光信号Vdに対応する駆動電流Id1の調整可能な範囲が制限され、例えば駆動電流Id1の最大値の1%に調整するため、仮に電流調節ユニット130の駆動電流Id1の調整範囲を1A〜10mAとすると、この実施例で他の一つの補助電流調節ユニット150を並列結合して使用して、駆動電流Id1の電流調整範囲を10mA〜100μAとして、このように並列結合して使用してから、電子装置500の調光範囲が1A〜100μAに拡大され、即ち、もとの100%〜1%から100%〜0.01%に拡大されて、より高精度の調光範囲が得られる。上記のことは、補助電流調節ユニット150の電気抵抗R2と電流調節ユニット130の電気抵抗R1が異なるインピーダンスを有することで実施されることができる。例を挙げれば、電気抵抗R1を10オーム(Ω)とし、電気抵抗R2を1000オーム(Ω)とし、駆動電流Id1の第1のバイパスId1'が駆動電流Id1の第2のバイパスId1''よりも大きくようにして、これにより、異なる調光範囲を達成する。本開示は、補助電流調節ユニットの設置により、電子装置の調光に適用される場合の調光範囲を拡大させる。
【0031】
図7を参照されたい。
図7は、本発明の一実施例に係る電子装置700の模式図である。
図7に示すように、電子装置100と比べて、電子装置700は、ロードユニット720、電流調節ユニット730を更に含み、即ち、2つのロードユニット(120、720)及び2つの電流調節ユニット(130、730)を含む。電流調節ユニット130、730は、それぞれロードユニット120、720の第2端B、Cに電気的に結合されており、電流基準信号Ib1、Ib2に基づいてロードユニット120、720を流れる駆動電流Id1、Id2を制御することに用いられる。実際的適用においてロードユニットの数はいかなる正整数であってもよいが、本開示はこれに限定されない。つまり、
図7に示される電子装置700は、多重チャネルローディングの並列結合への適用である。
【0032】
電流調節ユニット730の内部実施形態は、電流調節ユニット130と類似しており、ここで
図8を併せて参照されたい。
図8は、
図7における電流調節ユニット730を示す模式図である。
図8は、
図7における電流調節ユニット730を示す模式図である。
図8に示すように、電流調節ユニット730は、トランジスタM1'、電気抵抗R1'及びオペアンプOP1'を含む。トランジスタM1'は、ロードユニット720に電気的に結合される第1端と、第2端と、制御端と、を有する。電気抵抗R1'は、線形領域間で操作されるトランジスタM1'の第2端に電気的に結合される。オペアンプOP1'は、電流基準信号Ib2を受けるための第1端と、トランジスタM1'の第2端に電気的に結合される第2端と、トランジスタM1'の制御端に電気的に結合され制御信号Vc2'をトランジスタM1'の制御端に出力する出力端と、を有する。電流調節ユニット730の他の記述は、実際的に電流調節ユニット130と類似しており、ここに説明しない。
【0033】
また、制御ユニット140と比べて、制御ユニット740は、電圧最小値選択回路710及び電流最大値選択回路750を更に含む。電圧最小値選択回路710は、ロードユニット120、720の第2端B、Cの電位における最小値に基づいて電圧最小値信号を発生させることに用いられる。電流最大値選択回路750は、電圧基準演算回路142に電気的に結合されており、電流基準信号Ib1、Ib2における最大値に基づいて最大電流信号を発生させることに用いられる。例を挙げれば、サンプリング回路143によりサンプリングされた後ロードユニット120の第2端Bの電位がロードユニット720の第2端Cの電位よりも低い場合、電圧最小値信号がサンプリング済みのロードユニット120の第2端Bの電位であり、サンプリング回路143によりサンプリングされた後ロードユニット720の第2端Cの電位がロードユニット120の第2端Bの電位よりも低い場合、電圧最小値信号がサンプリング済みのロードユニット720の第2端Cの電位である。類似的に、電流基準信号Ib1の値が電流基準信号Ib2よりも高い場合、最大電流信号が電流基準信号Ib1の値であり、電流基準信号Ib2の値が電流基準信号Ib1よりも高い場合、最大電流信号が電流基準信号Ib2の値である。同じように、電子装置におけるロードユニットの数がより多い場合、このように電圧最小値信号、最大電流信号を判断することができる。
【0034】
また、制御ユニット740は、ロードユニット120、720の第2端B、Cの電位における最小値及び電流基準信号Ib1、Ib2における最大値に基づいて電圧変換ユニット110に対する制御信号Vc1を発生させる。電圧基準演算回路142は、更に最大電流信号に基づいて電圧基準信号Vb1を発生させる。電圧基準演算回路142は、最大電流信号に基づいて電流基準信号Ib1、Ib2における最大値に対応する電流調節ユニットの電気抵抗の電圧差を計算し、トランジスタのインピーダンスを計算してトランジスタのインピーダンスに基づいてトランジスタの電圧差を計算する。例を挙げれば、電流基準信号Ib1、Ib2における最大値が電流基準信号Ib1である場合、電圧基準演算回路142は、電流調節ユニット130の電気抵抗R1の電圧差VR1を計算し、トランジスタM1のインピーダンスRmを計算してトランジスタM1のインピーダンスRmに基づいてトランジスタM1の電圧差VR2を計算する。逆に、電流基準信号Ib1、Ib2における最大値が電流基準信号Ib2である場合、電圧基準演算回路142は、電流調節ユニット730の電気抵抗R1'の電圧差VR1'を計算し、トランジスタM1'のインピーダンスRm'を計算してトランジスタM1'のインピーダンスRm'に基づいてトランジスタM1'の電圧差VR2'を計算する。
【0035】
注意すべきなのは、電圧基準信号Vb1は、電圧差VR1及び電圧差VR2の和(又は電圧差VR1'及び電圧差VR2'の和)と正の相関関係がある。このため、上記方式により電圧最小値信号が電圧基準信号Vb1よりも大きくように確保して、何れの電流調節ユニット(130、730)が線形領域間で操作されないことを避ける。電子装置700における他の素子に関する記述は、電子装置100と同じであるが、ここに説明しない。
【0036】
ある実施例において、多重チャネルローディング並列結合への適用は、
図7の実施形態に限定されなく、ここで
図9を参照されたい。
図9は、本発明の一実施例に係る電子装置900の模式図である。
図9に示すように、電子装置900は同様に、電子装置700における2つのロードユニット(120、720)及び2つの電流調節ユニット(130、730)を含む。電流調節ユニット130、730は、それぞれロードユニット120、720の第2端Bの、Cに電気的に結合されており、電流基準信号Ib1、Ib2に基づいて、ロードユニット120、720を流れる駆動電流Id1、Id2を制御することに用いられる。
【0037】
しかしながら、電子装置900と電子装置700との相違点としては、電子装置900における制御ユニット940が、異なる方式により何れの電流調節ユニット(130、730)が線形領域間で操作されないことを避けて、更に、制御ユニット940が制御ユニット140と比べて、電圧サンプリング回路143に電気的に結合される比較回路944を更に含み、比較回路944がロードユニット720の第2端Cの電位及び電圧基準信号Vb2に基づいて比較信号Vc0'を発生させることに用いられることにある。次に、フィードバック制御回路945は、比較信号Vc0、Vc0'の最大値に基づいて制御信号Vc1を発生させる。
【0038】
更に、制御ユニット940における電圧基準演算回路942は、電流基準信号Ib1、Ib2に基づいて対応する電流調節ユニット130、730の電気抵抗R1、R1'の電圧差VR1、VR1'を計算して、電流調節ユニット130、730のトランジスタM1、M1'のインピーダンスRm、Rm'を計算し、電流基準信号Ib1、Ib2とトランジスタM1、M1'のインピーダンスRm、Rm'に基づいてトランジスタM1、M1'の電圧差VR2、VR2'を計算することに用いられる。
【0039】
注意すべきなのは、電圧基準信号Vb1は、電流調節ユニット130の電圧差VR1と電圧差VR2との合計に対して、正の相関関係がある。電圧基準信号Vb2は、電流調節ユニット730の電圧差VR1'と電圧差VR2'との合計に対して、正の相関関係がある。このため、上記方式によりサンプリング回路143にサンプリングされた後各チャネルのロードユニット(120、720)の第2端の電位(B、C)の何れも対応する電圧基準信号(Vb1、Vb2)よりも大きく又はそれらに等しいことを確保して、何れの電流調節ユニット(130、730)が線形領域間で操作されないことを避ける。電子装置700における他の素子の記述は、電子装置100と同じであるが、ここに説明しない。
【0040】
追加する必要があるのは、フィードバック制御回路945の実施形態は、
図10に示すように、例えば最大値セレクタ901を別に含む
図4Bのフィードバック制御回路402であってもよい。
図10は、本発明の一実施例に係るフィードバック制御回路945の模式図である。フィードバック制御回路402と比べて、フィードバック制御回路945は、比較信号Vc0、Vc0'を受けるための最大値セレクタ901を更に含み、比較信号Vc0、Vc0'における最大値をコンパレータ422に伝送することが見られる。同様に、コンパレータ144により出力される比較信号Vc0は、またこぎり波発生器421によるこぎり波と比較して制御信号Vc1を発生させる。
【0041】
ある実施例において、出力短絡の場合、制御ユニットは、定電力保護回路を更に含む。また
図11を参照されたい。
図11は、本発明の一実施例に係る電子装置1100の模式図である。
図11に示すように、電子装置700における制御ユニット740と比べて、制御ユニット1140は、定電力保護回路1160を更に含み、電流調節ユニット130、730に電気的に結合されており、電力基準信号Ib1、Ib2に基づいて電流調節ユニット130、730を禁制することに用いられる。
【0042】
更に、定電力保護回路1160は、乗算ユニット1161、1162、コンパレータ1163、1164及びANDゲート1165、1166を含む。乗算ユニット1161、1162は、ロードユニット120、720の第2端B、Cの電位及び電流基準信号Ib1、Ib2に基づいて対応する電力信号P1、P2を発生させることに用いられる。コンパレータ1163、1164は、乗算ユニット1161、1162に電気的に結合されており、電力信号P1、P2及び電力基準信号Pb1、Pb2に基づいて保護信号S1、S2を発生させることに用いられる。また、電力信号P1、P2の電位が電力基準信号Pb1、Pb2の電位よりも大きい場合、保護信号S1、S2の電位は低い論理レベルである。ANDゲート1165、1166の各々は、保護信号S1、S2を受けるための第1の入力端と、電流基準信号Ib1、Ib2を受けるための第2の入力端と、電流調節ユニット130、730に電気的に結合される出力端と、を有する。
【0043】
出力短絡の場合、電流調節ユニット130、730におけるトランジスタM1、M1'及び電気抵抗R1、R1'が過熱で破壊されることを回避するために、乗算ユニット1161、1162からの電力信号P1、P2は、電流調節ユニット130、730の現在の真実な電力損失を示すようにする。一方、この実施例において、定電力保護回路1160は、メモリ1167を含む可能性がある。メモリ1167は、揮発性メモリ、不揮発性メモリ又はいかなる記憶機能を有するメモリであってもよいが、本開示はこれらに限定されない。異なるプロセスパラメータ、パッケージ構造及び放熱条件を有するトランジスタ及び電気抵抗が、異なる最大負荷電力値を持つ可能性があるため、メモリ1167は、電流調節ユニット130、730におけるトランジスタM1、M1'及び電気抵抗R1、R1'の最大負荷電力値を記憶することに用いられる。メモリ1167は、また上記最大負荷電力値に基づいて電力基準信号Pb1、Pb2をコンパレータ1163、1164に提供する。このため、コンパレータ1163、1164は、電流調節ユニット130、730の現在の真実な電力損失(電力信号P1、P2)及びその最大負荷電力値(電力基準信号Pb1、Pb2)を比較して保護信号S1、S2を発生させる。例えば、電力信号P1、P2の電位が電力基準信号Pb1、Pb2の電位よりも大きい場合、保護信号S1、S2の電位は、低い論理レベルである。
【0044】
このため、ANDゲート1165、1166の設置により、電子装置1100が正常に操作される場合、電流調節ユニット130、730は、依然として正常に電流基準信号Ib1、Ib2を受信することを保持する。しかしながら、電子装置1100の何れかのロードユニットが出力短絡となる場合、例を挙げれば、ロードユニット120が出力短絡となると、電力信号P1の電位が電力基準信号Pb1の電位よりも大きくなり、保護信号S1の電位は低い論理レベルとなり、電流調節ユニット130がこれにより禁制されて、電流調節ユニット730が依然として正常に電流基準信号Ib2を受信することを保持して、ロードユニット720が依然として正常に駆動電流Id2を受信することを保持する。逆に、ロードユニット720が出力短絡となると、電力信号P2の電位が電力基準信号Pb2の電位よりも大きくなり、保護信号S2の電位は低い論理レベルとなり、電流調節ユニット730がこれにより禁制されて、電流調節ユニット130が依然として正常に電流基準信号Ib1を受信することを保持して、ロードユニット120が依然として正常に駆動電流Id1を受信することを保持する。これにより、電子装置は、多重チャネルローディングの並列結合への適用において単独に多重チャネルローディングにおける各チャネルローディングを保護することができる。類似的に、上記の定電力保護回路1160は、
図9における電子装置900に適用されてもよい。
図12を参照されたい。
図12は、本発明の一実施例に係る電子装置1200の模式図である。定電力保護回路1160を含む制御ユニット1240を有する電子装置1200における詳しい操作は、実際的に上記説明と同じであるが、ここに説明しない。
【0045】
要するに、本発明は、電子装置に関し、特に、電力損失を節約する電子装置に関する。本開示において、リニア定電流回路の受信した電流基準信号を調整して、電圧基準信号からの制御信号によって電圧変換ユニットを制御することで、電子装置が軽負荷にある場合の電力損失を節約する。なお、ある実施例において、本開示の定電力保護回路により、電子装置が多重チャネルローディングの並列結合への適用で単独に多重チャネルローディングにおける各チャネルローディングを保護できることになる。また、ある実施例において、補助電流調節ユニットの設置により電子装置の調光に適用される場合の調光範囲を拡大する。
【0046】
本発明の実施形態を前述の通りに開示したが、これは、本発明を限定するものではなく、業者なら、本発明の精神と範囲から逸脱しない限り、多様の変更や修正を加えることができ、したがって、本発明の範囲は、後の特許請求の範囲で指定した内容を基準とする。