特許第6334879号(P6334879)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6334879
(24)【登録日】2018年5月11日
(45)【発行日】2018年5月30日
(54)【発明の名称】ノートブックおよびその製造方法
(51)【国際特許分類】
   B42D 15/00 20060101AFI20180521BHJP
   B42D 15/04 20060101ALI20180521BHJP
【FI】
   B42D15/00 311A
   B42D15/04 A
【請求項の数】9
【全頁数】15
(21)【出願番号】特願2013-206367(P2013-206367)
(22)【出願日】2013年10月1日
(65)【公開番号】特開2015-66947(P2015-66947A)
(43)【公開日】2015年4月13日
【審査請求日】2016年8月22日
(73)【特許権者】
【識別番号】309011675
【氏名又は名称】有限会社 みさとみらい21
(74)【代理人】
【識別番号】110001380
【氏名又は名称】特許業務法人東京国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】福田 学
【審査官】 金田 理香
(56)【参考文献】
【文献】 実開昭63−003473(JP,U)
【文献】 特開平09−300869(JP,A)
【文献】 特開2006−195284(JP,A)
【文献】 特開平06−199086(JP,A)
【文献】 登録実用新案第3169623(JP,U)
【文献】 特開2012−240360(JP,A)
【文献】 登録実用新案第3042452(JP,U)
【文献】 特開2001−150832(JP,A)
【文献】 特開2012−096490(JP,A)
【文献】 特公昭51−010128(JP,B1)
【文献】 特開2010−180013(JP,A)
【文献】 特開2011−037250(JP,A)
【文献】 登録実用新案第3082326(JP,U)
【文献】 登録実用新案第3112895(JP,U)
【文献】 登録実用新案第3141221(JP,U)
【文献】 特開2002−144770(JP,A)
【文献】 実開平01−020367(JP,U)
【文献】 特開2011−053424(JP,A)
【文献】 特開平09−251523(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2003/0047643(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B42D 1/00−15/00
15/04−19/00
B65H 37/00−37/06
41/00
45/00−47/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
フォーム両面に印刷された連続フォームを単位フォーム毎にジグザグ状に折り畳み且つ所定数の単位フォーム毎にフォーム幅方向に切断して形成された、所定数の連続する、折り畳まれ且つフォーム両面に印刷された単位フォーム(複数)を含む単位フォーム群からなるジグザグ折りのノートブックであって、
前記各単位フォームにはノート面が設けられ、前記ノート面は複数の横罫線を備えたメイン記載欄と日付記載欄とを少なくとも備え、
前記各単位フォームのノート面のメイン記載欄は連続する0.3ポイントから0.6ポイントのマイクロ文字で印刷された罫線を有し、各単位フォームがジグザグ折りで展開して見開き可能に重ねられたことを特徴とするノートブック。
【請求項2】
前記メイン記載欄の横罫線が印刷された0.3ポイントから0.7ポイントのマイクロ文字で形成される請求項1に記載のノートブック。
【請求項3】
前記メイン記載欄の最上位と最下位の横罫線は、印刷ポイントが0.7ポイントから1.0ポイントのマイクロ文字で印刷され、残りの横罫線は0.3ポイントから0.7ポイントのマイクロ文字で印刷された請求項1に記載のノートブック。
【請求項4】
前記メイン記載欄の最下行の横罫線は、一部が行途中から行末端に向って印刷ポイントが漸次大きくなったり、あるいは行始端から行途中に向って印刷ポイントが漸次小さくなる請求項1ないし3のいずれか1項に記載のノートブック。
【請求項5】
所定の連続する単位フォーム(複数)のノート面には連続頁番号が印刷されている請求項1ないし4のいずれか1項に記載のノートブック。
【請求項6】
ジグザグ折りして展開可能に重ねられた請求項1ないし5のいずれか1項に記載のノートブックがブックカバーで覆われ、
前記ブックカバーは、表表紙と裏表紙と背表紙とから見開き可能に設けられ、
前記ブックカバーの表表紙は、その裏面とカバープレートの間に前記ノートブックの始端側単位フォームとこの次の単位フォームが折り畳まれて挿入保持され、
前記ノートブックの末端側単位フォームとこの前の単位フォームは折り畳まれて、前記ブックカバーの裏表紙裏面とカバープレートとの間に挿入保持されたことを特徴とするノートブック。
【請求項7】
前記ブックカバーは表表紙および裏表紙側の底部にストッパをそれぞれ備え、前記ブックカバーに収容されるノートブックは前記ストッパにより中紙の抜出が防止される請求項6に記載のノートブック。
【請求項8】
給紙ロールから繰り出される連続フォームを、無端帯状印刷プレートを備えた印刷装置でフォーム一面に連続する0.3ポイントから0.6ポイントのマイクロ文字の横罫線を印刷した後、前記連続フォームを走行方向に対し45度傾斜した一方のガイドバーで側外方に、フォーム印刷面が非接触状態で案内され、続いてガイドローラによりフォーム印刷面が非接触状態で折り返されて反転され、反転した連続フォームは、平面視で前記一方のガイドバーに直交するように交差する他方のガイドバーで、フォーム印刷面が非接触状態に案内されるフォーム反転装置により連続フォームの表裏を反転させ、
続いて、前記連続フォームの他面を無端帯状印刷プレートを備えた別の印刷装置で印刷して連続フォーム両面に印刷を施し、
フォーム両面が印刷された連続フォームをジグザグ折り装置で単位フォーム毎にジグザグ折りして折り畳んでスタッカ上に堆積させ、
ジグザグ折りされた前記連続フォームは所要枚の単位フォームから単位フォーム群の単位ユニットを連続して構成し、
前記単位フォーム群の単位ユニットは、単位ユニット毎あるいは複数の単位ユニット毎にフォーム幅方向に切断し、切り離されることを特徴とするノートブックの製造方法。
【請求項9】
前記連続フォームは各単位フォームのフォーム面に横罫線を備えたメイン記載欄が形成され、前記メイン記載欄の横罫線がマイクロ文字で印刷される罫線である請求項8に記載のノートブックの製造方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、両面に印刷が施された連続フォームをジグザグ折りして製作され、改ざん防止機能、ページ抜落ち防止機能を備えた安全性の高いノートブックおよびその製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
帯状の連続フォーム(連続紙)に無端帯状印刷プレートを用いて連続的に印刷を施し、印刷された長尺の帯状連続フォームを製造する基本的な印刷技術を本発明者は開発した。無端帯状印刷プレートを用いて連続フォームに印刷を施す技術は、年金・保険や税金の納付用紙、カレンダ、契約書、取扱説明書、書籍の冊子等に応用される。
【0003】
また、近年は、印刷技術の進歩により、給紙ロールの連続フォームから、サービス券、旅行券、商品券、金券、株券、債券等のように、枚葉物の紙葉で高品質かつセキュリティ性の高い印刷にも広く利用されている。
【0004】
ところで、従来のノートブックは、複数枚、例えば40枚あるいは60枚の枚葉物の中紙を表裏紙および裏表紙で覆い、側端側を固着あるいは固定して冊子状に構成して製造される。ノートブックの中紙は、枚葉物(枚葉紙)の各面に罫線が印刷されて構成される。罫線は実線あるいは破線で構成されるが、ノートブックの中紙は枚葉物(枚葉紙)で形成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2012−96490号公報
【特許文献2】特開2011−53424号公報
【特許文献3】特許第5324950号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
従来の無端帯状印刷プレートを用いて、給紙ロールから繰り出される帯状の連続フォームに印刷を連続的に施すものは、連続フォームの片面に印刷を施す印刷技術であり、連続フォームの両面に印刷を連続的に施すようにしたものではない。したがって、連続フォームの両面に連続的に印刷を施したり、両面に印刷が施された長尺帯状の連続フォームを活用してジグザグ状に折り畳み、折り畳まれた連続フォームからノートブックを作製する技術は開発されていない。
【0007】
既存のノートブックでは、冊子状に構成されて表表紙と裏表紙で覆われる枚葉物の中紙は、枚葉物(枚葉紙)が積層されて構成される。枚葉物で作られたノートブックでは、中紙の一部が欠落したり、抜け落ちて破損しても、ノートブックが不良品であることを気づかなかったり、ノートブックの中紙の一部にページ欠落部が生じても、その事実を確認することは困難である。
【0008】
また、近年は複写機による印刷技術が発達しており、複写機ではセキュリティ性の高い印刷が求められ、ノートブックでも文字等の再現が難しいノートブックの開発が期待されている。既存のノートブックでは、表表紙および裏表紙間の枚葉物の中紙に改ざん防止機能やページ抜け落ち防止機能が備えられておらず、セキュリティ性の高いものとなっていない。
【0009】
本発明は、上述した事情を考慮してなされたもので、フォーム両面に印刷が施された連続フォームをジグザグ折りして製作され、改ざん防止機能およびページ抜け落ち防止機能を備え、安全性の高いノートブックおよびその製造方法を提供することを目的とする。
【0010】
本発明の他の目的は、長尺帯状の連続フォームをジグザグ状に折り畳んだ教本折りで製作され、枚葉物の中紙を冊子状に構成したノートブックとはタイプを異にするノートブックおよびその製造方法を提供するにある。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明に係るノートブックは、フォーム両面に印刷された連続フォームを単位フォーム毎にジグザグ状に折り畳み且つ所定数の単位フォーム毎にフォーム幅方向に切断して形成された、所定数の連続する、折り畳まれ且つフォーム両面に印刷された単位フォーム(複数)を含む単位フォーム群からなるジグザグ折りのノートブックであって、前記各単位フォームにはノート面が設けられ、前記ノート面は複数の横罫線を備えたメイン記載欄と日付記載欄とを少なくとも備え、前記各単位フォームのノート面のメイン記載欄は連続する0.3ポイントから0.6ポイントのマイクロ文字で印刷された罫線を有し、各単位フォームがジグザグ折りで展開して見開き可能に重ねられたことを特徴とするものである。
【0012】
また、本発明に係るノートブックは、ジグザグ折りして展開可能に重ねられた請求項1ないしのいずれか1項に記載のノートブックがブックカバーで覆われ、前記ブックカバーは、表表紙と裏表紙と背表紙とから見開き可能に設けられ、前記ブックカバーの表表紙は、その裏面とカバープレートの間に前記ノートブックの始端側単位フォームとこの次の単位フォームが折り畳まれて挿入保持され、前記ノートブックの末端側単位フォームとこの前の単位フォームは折り畳まれて、前記ブックカバーの裏表紙裏面とカバープレートとの間に挿入保持されたことを特徴とするものである。
【0013】
さらに、本発明に係るノートブックの製造方法は、給紙ロールから繰り出される連続フォームを、無端帯状印刷プレートを備えた印刷装置でフォーム一面に連続する0.3ポイントから0.6ポイントのマイクロ文字の横罫線を印刷した後、前記連続フォームを走行方向に対し45度傾斜した一方のガイドバーで側外方に、フォーム印刷面が非接触状態で案内され、続いてガイドローラによりフォーム印刷面が非接触状態で折り返されて反転され、反転した連続フォームは、平面視で前記一方のガイドバーに直交するように交差する他方のガイドバーで、フォーム印刷面が非接触状態に案内されるフォーム反転装置により連続フォームの表裏を反転させ、続いて、前記連続フォームの他面を無端帯状印刷プレートを備えた別の印刷装置で印刷して連続フォーム両面に印刷を施し、フォーム両面が印刷された連続フォームをジグザグ折り装置で単位フォーム毎にジグザグ折りして折り畳んでスタッカ上に堆積させ、ジグザグ折りされた前記連続フォームは所要枚の単位フォームから単位フォーム群の単位ユニットを連続して構成し、前記単位フォーム群の単位ユニットは、単位ユニット毎あるいは複数の単位ユニット毎にフォーム幅方向に切断し、切り離されることを特徴とする方法である。
【発明の効果】
【0014】
本発明に係るノートブックおよびその製造方法では、フォーム両面の印刷が施された連続フォームをジグザグ折りして重ね、所要数の連続する単位フォームから単位フォーム群の単位ユニットを連続して構成し、単位フォーム群の単位ユニット毎にあるいは複数の単位ユニット毎にフォーム幅方向に切断して切り離すことによりジグザグ折りのノートブックが作製される。このノートブックは、枚葉物でなく、各単位フォーム(中紙)が連続しているので、単位フォームの抜け落ちを確実に防ぐことができ、連続フォームが破損したり、損傷を受けるとその事実を確実に確認することができる。
【0015】
また、ノートブックを構成する各単位フォームのフォーム面に形成されるメイン記載欄は、横罫線がマイクロ文字で形成された罫線であるので、複写機を用いて複写すると、マイクロ文字が潰れ、再現は不可能であるので、改ざん防止機能が備えられ、安全性が高い。
【0016】
さらに、ノートブックは展開して見開き可能であり、ノートブックに記載した情報を見開いた展開状態で確認でき、一度に確認できる範囲を大きくとることができ、新しいタイプのノートブックを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
図1】ノートブック製造装置の実施の形態を原理的に示す構成図。
図2】前記ノートブック製造装置で製造される連続フォームの途中の印刷状態を示す平面図。
図3】前記ノートブック製造装置の途中に設けられるフォーム反転装置を示す斜視図。
図4】前記ノートブック製造装置で製作されたノートブックの例を示す図。
図5】前記ノートブックを構成する単位フォームのフォーム面を示す平面図。
図6】(A)および(B)は図5のA部およびB部を拡大して示す部分図。
図7】前記ノートブックを収容したブックカバーを示す図。
図8】前記ブックカバーにノートブックを納める状態を示す図。
図9】前記ブックカバーの見開き状態を示す展開図。
図10】前記ブックカバーに納められたノートブックの見開き状態を示す展開図。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、本発明に係る実施の形態について添付図面を参照して説明する。
【0019】
[第1の実施形態]
図1は、可撓性で長尺な無端帯状印刷プレートをそれぞれ備えた複数台、少なくとも2台の印刷装置を用いて、長尺な帯状連続フォーム(連続紙)の両面に一連の印刷を連続して施し、フォーム両面が印刷された連続フォームをジグザグ状に折り畳んでジグザグ折りの単位フォーム群の単位ユニットが製作されるノートブックの製造装置を原理的に示す構成図である。ここでは、単位ユニットは単一ユニット(シングルユニット)を意味する。
【0020】
ノートブック製造装置10は、給紙ロール11から繰り出される長尺帯状の連続フォーム(連続紙:ロール紙)12に無端帯状印刷プレート13を用いて連続的に印刷を施すロータリプレス印刷機械である。
【0021】
給紙ロール11から繰り出される連続フォーム12には、図2に示すように、両側のマージナルゾーン15にパーフォレーション装置(図示せず)によりパンチング孔16が等ピッチ、例えば1/2インチ間隔で穿設される。パンチング孔16は連続フォーム12の送りを案内するガイド孔として構成され、このパンチング孔16により連続フォーム12の長手方向(天地方向)の送りが正確に案内される。給紙ロール11から送り出された連続フォーム12はガイドローラ17を経て第1の印刷装置18に送られ、この第1の印刷装置18でフォーム裏面側から印刷が好適に実施される。連続フォーム12は続いて、第2の印刷装置19に送られる。第2の印刷装置19では連続フォーム12に透かし印刷が施される。第2の印刷装置19で印刷された連続フォーム12はフォーム反転装置20に送られ、ここでフォーム表裏が反転される。フォーム表裏が反転された連続フォーム12は、続いて第3の印刷装置21に送られる。各印刷装置18,19,21はそれぞれ同じ構成および作用を有し、無端帯状印刷プレート13(13a,13b,13c)が用いられて所要の印刷が施される。
【0022】
各印刷装置18,19,21の無端帯状印刷プレート13は、特開2011−53424号公報や特開2012−96490号公報に記載の可撓性を有する長尺の樹脂凸版印刷板を用いて製作される。製作された樹脂凸版印刷板を複数枚長手方向に順次接続していき、最後に長手方向両端を接続して、無端状に形成され、無端帯状印刷プレート13が作製される。樹脂凸版印刷板を順次接続して無端帯状印刷プレート13の製作は、各印刷装置18,19,21の据付現場で行なわれ、各印刷装置18,19,21にそれぞれ巻き付けられる。
【0023】
ところで、無端帯状印刷プレート13は、可撓性フィルム状の樹脂印刷凸板で構成され、各無端帯状印刷プレート13(13a,13b,13c)は、版胴あるいは本体胴を形成するプレートシリンダ23とガイドシリンダ(ガイドローラ)24との間に掛け渡され、同期化して運転される。各無端帯状印刷プレート13(13a,13b,13c)は一廻りの長手方向(天地方向)長さが、数m〜数10m、例えば7m〜50mの間で適宜選択される。各無端帯状印刷プレート13a,13b,13c(13)は、それぞれ等しい長手方向長さを有し、同期化して運転される。
【0024】
第1の印刷装置18のプレートシリンダ23に掛け渡される無端帯状印刷プレート13aには、例えば対をなすインクローラ25が外接しており、インクローラ25に所要の色、例えば黒や青、グリーンの印刷インクが供給される。供給された印刷インクは、無端帯状印刷プレート13aのプレート面に塗布される。印刷プレート13aのプレート面に塗布された印刷インクは、給紙ロール11から供給される連続フォーム12に複写され、印刷される。連続フォーム12は、受胴を形成するプレートシリンダ26により押圧され、この押圧により、連続フォーム12に無端帯状印刷プレート13aの像が印刷される。
【0025】
第1の印刷装置18では、連続フォーム12の表面または裏面に図2に示すように、単位フォーム12a,12b,…のページ面(ノート面)が印刷されて形成される。各単位フォーム12a,12b,…のページ面には、必要事項あるいは必要な情報記載欄が形成される。
【0026】
このノートブック製造装置10で製造されるノートブックを研究開発ノートあるいは技術開発ノートとして利用する場合には、研究や技術開発の進捗状況、検討課題、種々の対応内容、メモ内容等を記載するメイン記載欄27が形成される他、年月日の日付記載欄28、上長の認証欄(承認欄)29、担当者や参加者の氏名記載欄30等が記載される。
【0027】
メイン記載欄27は、横罫線31と縦罫線32とで所要のノート記載欄を構成しており、横罫線31間の各行に行付けが施される一方、連続フォーム12の単位フォーム12a,12b,…のページ面の上隅部あるいは下端中央部に(連続頁番号の)ページ付けが施される。横罫線31は、例えば最下行を除いて基本的には、0.3P(ポイント)〜0.7P(ポイント)の微細なマイクロ印刷にて文字印刷された罫線である。横罫線31の具体例については後述する。
【0028】
第1の印刷装置18で連続フォーム12の一面(フォーム面)に単位フォーム12a,12b,…のページ面(フォーム面)印刷が連続して施された後、連続フォーム12は第2の印刷装置19に案内される。第2の印刷装置19では、インクローラ25bと無端帯状印刷プレート13bを用いて透かしインクにより、連続フォーム12の単位フォーム12a,12b,…(ページ面:フォーム面)上に、例えばさくらの花形状の透かし模様33が印刷される。透かし模様33は高級印刷感を付与するために、花びら形状以外に他の模様や会社等のマーク、名称を施すようにしてもよい。
【0029】
第1の印刷装置18で連続フォーム12に単位フォーム12a,12b,…のページ面が印刷され、第2の印刷装置19でページ面(フォーム面)に透かし模様33が印刷された後、連続フォーム12はフォーム反転装置20に送られ、連続フォーム12の表裏が反転される。
【0030】
フォーム反転装置20は、図3に示すように構成され、搬送されてくる連続フォーム12を、走行方向に対し45度傾斜した下方のガイドバー35に案内されて側外方に走行が案内された後、回転自在のガイドローラ36にて反転される。ガイドローラ36では、連続フォーム12が下方から上方に案内されて折り返され、反転される。折り返されて反転された連続フォーム12は、上方のガイドバー37に導かれ、この上方のガイドバー37にて走行方向が直交するように代えられる。上方のガイドバー37は、平面視で下方のガイドバー35に対し、直交するように交差しており、上方のガイドバー37で向きが直角に代えられた連続フォーム12はフォーム表裏が反転されて第3の印刷装置21に案内される。
【0031】
第3の印刷装置21では、第1および第2の印刷装置18,19と同様、無端帯状印刷プレート13cとインクローラ25cを用いて、連続フォーム12の表面(または裏面)側に連続的に印刷が施される。第3の印刷装置21では、第1の印刷装置18と同様の印刷が連続フォーム12の表面(または裏面)側に施される。連続フォーム12は、第1の印刷装置18および第3の印刷装置21によりフォーム表裏両面に一連の印刷を連続して施すことができる。
【0032】
連続フォーム12は、その表裏両面の印刷が施された後に、図1に示すように、検査装置40に導かれて、印刷の位置ずれや印刷ムラ等が検査される。検査された連続フォーム12は、続いて、切断機41に案内され、この切断機41で連続フォーム12のスリッタ線によりマージナルゾーン15が切り落とされ、除去される。検査後に連続フォーム12をコンピュータ等で後処理する必要がある場合には、連続フォーム12のマージナルゾーン15を切断機41で切断することなく、切断機41を素通りしてジグザグ折り装置44に送られる。
【0033】
ジグザグ折り装置44は、例えば、特許第5324950号公報に記載された筋折り付ジグザグ折り装置が用いられる。このジグザグ折り装置44は、連続フォーム12のフォーム幅方向に沿って単位フォーム12a,12b,…毎に交互に山状凸部と谷状凹部のフォーム筋折り付け(折目)が行なわれる。ジグザグ折り装置44は筋折り付けプレス等のプレス折り装置を備えている。この筋折り付けプレスにより連続フォーム12は単位フォーム12a,12b,…毎にジグザグ折りを容易にする山状態部と谷状態部を交互に形成される。
【0034】
また、連続フォーム12はそのフォーム両面が第1ないし第3の印刷装置18,19,21で印刷されており、フォーム表裏の両面が印刷された連続フォーム12は筋折り付けプレスにより山状凸部と谷状凹部がフォーム幅方向に形成される。連続フォーム12はジグザグ折り装置44により単位フォーム12a,12b,…毎にジグザグ状に折り畳まれて漸次スタッカ45上に搬出され、堆積される。
【0035】
スタッカ45上にジグザグ状に折り畳まれた連続フォーム12は、所要数の単位フォーム12a,12b,…毎に単位フォーム群46の単位ユニットが構成される。単位フォーム群46の単位ユニット毎にフォーム幅方向に切断して切り離せば、最小単位を構成する単位フォーム群46の単位ユニットのノートブックが製作される。複数の単位ユニット、例えば2つの単位ユニット毎にフォーム幅方向に切断すれば、複数(例えば2つ)の単位ユニットから構成されるジグザグ折りのノートブックが冊単位で製作される。
【0036】
[ノートブック]
ジグザグ折りで折り畳まれて形成される単位フォーム群46の単位ユニットのノートブック50は、一例として図4に示すように構成される。このノートブック50は、例えば連続フォーム12から54枚相当分の単位フォームをジグザグ折りにして重ねられた単位フォーム群46で単位ユニットが構成される。単位ユニットのノートブック50は連続フォーム12の表面(一面)側を単位フォームA,単位フォームB,単位フォーム1,…,単位フォーム50,単位フォームYおよび単位フォームZとして54枚相当分のページ面(フォーム面)を構成している。連続フォーム12の裏面(他面)側もそのフォーム表面側に対応して単位フォームZ,単位フォームY,単位フォーム50,…,単位フォーム1,単位フォームBおよび単位フォームAが順次構成されている。
【0037】
単位フォーム群46からなる単位ユニットのノートブック50は、例えばA4サイズあるいはB5サイズで構成され、フォーム表面側の単位フォームAは表表紙を構成しており、同じくフォーム表面側の単位フォームZは裏表紙を構成してもよい。フォーム表面側の単位フォームBは、例えばコンテンツ記載欄の印刷面を構成したものでもよい。したがって、単位ユニットのノートブック50は1冊で、フォーム表面側とフォーム裏面側に単位フォーム1,単位フォーム2,…,単位フォーム50で少なくとも50ページ相当分ずつの単位フォーム群46からなるノートブック50の中紙が形成され、フォーム表裏両面で少なくとも100ページ相当分のジグザグ折りの単位フォーム群46のノートブック50が構成される。複数の単位ユニットから構成されるジグザグ折りのノートブックでは、単位ユニットのノートブック50の複数倍のボリュームのノートブックが構成される。
【0038】
いずれにしても、ジグザグ折りのノートブック50は、展開して見開き可能であり、ノートブック50に記載した情報を見開き状態で見て確認することができ、確認作業が広い範囲に亘って比較しながら確認でき、作業効率を向上させることができる。
【0039】
ところで、単位ユニットのノートブック50は、表表紙と裏表紙とを表紙形成用の厚紙で構成し、これらの厚紙をフォーム表面側の単位フォームAおよび単位フォームZにそれぞれ接着し、ジグザグ折りして折り畳むことによりジグザグ折りのノートブックとしてもよい。このジグザグ折りのノートブックは法帖折りのノートブックを構成している。
【0040】
また、単位ユニットのノートブック50や複数単位ユニットからなるノートブックにおいて、ノートブック50を構成するジグザグ折りで連続する各単位フォーム12a(12b)は、ページ面(フォーム面)が、図5に示すように構成される。単位フォーム12aのページ面はメイン記載欄27の他、日付記載欄28、承認欄29、氏名記載欄30、通し頁記載欄47、行数記載欄48、インデックス表示欄49、さらに必要な事項記載欄(図示せず)が記載される。
【0041】
インデックス表示欄49は単位フォーム12a(12b)のフォーム表面側のページ面の側端部にベタ塗りの印刷が施される。インデックス表示欄49は、例えば単位フォーム1〜単位フォーム10,単位フォーム11〜単位フォーム20,単位フォーム21〜単位フォーム30,単位フォーム31〜単位フォーム40,および単位フォーム41〜単位フォーム50のように、例えば10ページ相当分ずつが組をなして、各組のページ面が同じ行に印刷される。
【0042】
また、インデックス表示欄49は、単位フォーム1〜単位フォーム50の側端部にベタ塗りの印刷を施す代りに、白抜き文字印刷を施してもよい。白抜き文字印刷例としては、都道府県名をインデックス表示欄49に単位フォーム1〜単位フォーム50毎に順次表示したり、各都道府県の名所旧跡名を表示してもよい。その際、単位フォーム48、単位フォーム49および単位フォーム50のインデックス表示欄には、都道府県名や名所旧跡の名称の不足分をベタ塗りで表示しても、例えば本州、四国および九州の文字で補ってもよい。この場合には、インデックス表示欄49の行は各ページ相当分毎に、順次繰り下げられて形成される。ノートブック50の各単位フォームのいずれかが破損したり、欠落した場合、破損や欠落箇所をインデックス表示欄49の観察で容易に確認することができる。
【0043】
ところで、単位フォーム12a(12b)のメイン記載欄27は、例えば多数(25本)の横罫線31と縦罫線32とで構成される。このうち、横罫線31は微細なマイクロ文字の印刷が施される。横罫線31のうち、最上位(第1行)および最下行の横罫線31は、例えば0.7P(ポイント)〜1.0P(ポイント)のマイクロ文字が、残りの横罫線31は0.3P〜0.6Pの微細なマイクロ文字が印刷された罫線である。横罫線31の微細なマイクロ文字は、文字の内容を肉眼で確認することは困難である。マイクロ文字の横罫線31は、複写機で印刷すると文字が潰れ、文字で再現は不可能であるので、改ざん防止機能が備えられ、安全性が高い。
ここでは、マイクロ文字は、少なくとも肉眼では意味があるデータを表示するとは認識し難い、1ポイント(=0.3515mm)以下の文字、数字、記号を意味するものである。マイクロ文字は、電子写真複写機器の通常の複写機を用いて複写すると、潰れて再現が不可能であるので、ノートブックには改ざん防止機能が備えられ、安全性が高い。マイクロ文字列は、好ましくはノートブックのノート面(フォーム面)に横罫線として取り込まれる。
【0044】
また、最下行の横罫線31は、行中間から行末端側に向ってマイクロ文字が漸次大きくなるように印刷される。最下行の末端では、例えば3P(約1mmの大きさ)の文字が印刷され、最下行の末端文字を肉眼で確認できるようにしてもよい。図5のA部を拡大すると、最下行の末端側は、図6(A)に示すように表わされ、残りの横罫線31、例えば図5のB部を拡大すると図6(A)に示すように表示され、マイクロ文字を拡大鏡等で拡大して初めて文字内容を確認することができる。横罫線31の微細なマイクロ文字は、図6(A)および(B)に示すように、例えば会社名のロゴ、例えば“MISATO MIRAI 21”が印刷されている。このように、単位フォーム12a(12b)のメイン記載欄27には、横罫線31が単なる罫線ではなく、罫線自体に識別機能を有する微細なマイクロ文字で印刷されている。
【0045】
また、メイン記載欄27の最下行の横罫線31は印刷端から行始端から行中間にかけてマイクロ文字が漸次小さくなるように印刷された罫線であってもよい。いずれにしても、メイン記載欄27の最下行の横罫線31は行の一部で文字が大きくなるように構成される。
【0046】
さらに、メイン記載欄27の最上位と最下行の横罫線31は他の横罫線と同じ大きさの微細なマイクロ文字で印刷された罫線としてもよい。
【0047】
ところで、本発明に係る第1の実施形態では、第1の印刷装置18と第3の印刷装置21により連続フォーム12の表裏両面に無端帯状印刷プレート13(13a,13b)を用いて印刷し、印刷された連続フォーム12とジグザグ折り装置44によりジグザグ状に折り畳んで所要数の単位フォームから連続する単位フォーム群46の単位ユニットを構成し、単位ユニット毎にあるいは複数の単位ユニット毎にフォーム幅方向に切断してジグザグ折りの単位ユニットのノートブック50を製作する例を説明した。製作されたノートブック50は、ノート裏面側(あるいは表面側)を第1の印刷装置18で印刷し、ノート表面側(あるいは裏面側)を第3の印刷装置21で印刷した例を示した。
【0048】
この場合、連続フォーム12はフォーム裏面側とフォーム表面側とでは使用する印刷インクの色は同じでもよいが、異ならせることもできる。しかし、フォーム裏面側あるいはフォーム表面側内の印刷途中で各単位フォーム12a,12bを印刷するインクの色を異ならせたり、カラー印刷を行なうことができない。フォーム表面側あるいはフォーム裏面側の印刷途中で各単位フォームを印刷するインクの色を異ならせたり、カラー印刷をするためには、フォーム表面側やフォーム裏面側を印刷に必要な所要数(複数台)の印刷装置をそれぞれ並べて所要のバリエーションで印刷する必要がある。
【0049】
[第2の実施形態]
本発明の第2の実施形態を図7ないし図10を参照して説明する。
【0050】
第2の実施形態は、ノートブック製造装置10で製作されたノートブック50を樹脂製等のブックカバー60で覆ったものである。ブックカバー60は、図7および図8に示すように、樹脂製、皮製、厚紙製、あるいは木製の化粧ブックカバーで構成される。ブックカバー60は、表表紙61と裏表紙62とを背表紙63で一体に接続して見開き自在に構成される。ブックカバー60の表表紙61には裏面側にNoteBookのタイトルや所有者を表示する記載欄が必要に応じて形成される。
【0051】
また、ブックカバー60を展開し、見開いた状態で、図9に示すように、表表紙61の裏面は内側辺を除いた外周側の3側辺がカバープレート66で貼着あるいは固着される。表表紙61のカバープレート66には、枚葉物の紙葉類を挿入して保持する紙葉類サポートポケット67が設けられる一方、カバープレート66の下部には、名刺類を保持するホルダポケット68およびカード類を保持するホルダポケット69がそれぞれ形成される。
【0052】
さらに、ブックカバー60は見開いた状態でカバープレート66の表表紙裏面の内側辺側開口から単位ユニット(あるいは複数の単位ユニット)のノートブック50を挿入し、保持させる。具体的には、ノートブック50のフォーム表面側の単位フォームAおよび単位フォームBが折り畳まれてカバープレート66の内側辺側開口から挿入され、保持される。また、ブックカバー60の裏表紙62には、その裏面側にカバープレート71が表面側のカバープレート66と同じように貼着され、このカバープレート71の内側辺側開口からフォーム表面側の単位フォームYおよび単位フォームZが折り畳まれて挿入され、保持される。このようにして、ノートブック50のフォーム表面側の単位フォームA,Bはブックカバー60のカバープレート66に挿入・保持され、単位フォームY,Zはブックカバー60のカバープレート71に挿入・保持され、ノートブック50はブックカバー60で覆われ収納・保護される。
【0053】
一方、ノートブック50を収容したブックカバー60を搬送したり、見開いたとき、ノートブック50はジグザグ状に折り畳まれて製作されたもので、冊子状に製作されたノートブックではない。このため、ノートブック50の各ノート面を構成する中紙の単位フォームは自由に展開自在に折り畳まれており、途中が拘束されていない。第2の実施形態では、ブックカバー60内にノートブック50を安定的に保持させるために、ブックカバー60は、表表紙61と裏表紙62の底辺側にストッパ72,73が設けられ、ノートブック50の途中がズレ落ちるのを防止している。ストッパ72,73は、表表紙61あるいは裏表紙62の底辺側に位置を異にして少なくとも1つ設けられる。
【0054】
第2の実施形態では、ブックカバー60の底辺側にストッパ72,73を設けた例を説明したが、ストッパ72,73は、ブックカバー60の底辺側と頂部側の双方にそれぞれ設けてもよい。
【0055】
[他の実施形態]
本発明の実施形態では、ノートブック50を研究開発ノートあるいは技術開発ノートとして利用した例を説明したが、ノートブック50は、危険管理ノートや情報管理ノートとして活用することもできる。
【0056】
危険管理ノートの例としては、個人の身辺整理や自己管理に必要な種々の資産、負債、病気、介護等の日常の暮らしに必要な個人の整理情報等を記入する、必要な情報記載欄を各単位フォームのノート欄に構成したもので、例えば著者:須斎美智子氏、特定非営利活動法人ライフ・アンド・エンディングセンターの発表に係る“もしもノート”が参照される。
【0057】
また、情報管理ノートの例としては、気になる情報を収集する情報整理欄、情報加工欄、情報点検欄、情報活用欄等が各単位フォームのノート欄に構成されたもので、北真也氏の著作に係る“EVER NOTE”が参照される。
【0058】
さらに、本発明の実施形態では、ノートブック製造装置を用いて連続フォームから単位フォーム群の単位ユニットを1つずつ連続的に製作する例を説明したが、フォーム幅の広い連続フォームを用いて、単位フォーム群の単位ユニットを並列的に複数、例えば2個ずつ製作するノートブック製造装置で製造するようにしてもよい。
【符号の説明】
【0059】
10 ノートブック製造装置
11 給紙ロール
12 連続フォーム
13 無端帯状印刷プレート
15 マージナルゾーン
16 パンチング孔
18 第1の印刷装置
19 第2の印刷装置
20 フォーム反転装置
21 第3の印刷装置
23 プレートシリンダ(版胴)
24 ガイドシリンダ(ガイドローラ)
25 インクローラ
26 プレートシリンダ(受胴)
27 メイン記載欄
28 日付記載欄
31 横罫線
32 縦罫線
33 透かし模様
35 下方のガイドバー
36 ガイドローラ
37 上方のガイドバー
40 検査装置
41 切断機
44 ジグザグ折り装置
45 スタッカ
46 単位フォーム群
47 通し頁記載欄
48 行数記載欄
49 インデックス表示欄
50 ノートブック
60 ブックカバー
61 表表紙
62 裏表紙
63 背表紙
66,71 カバープレート
67 サポートポケット
68,69 ホルダポケット
72,73 ストッパ
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10