特許第6334983号(P6334983)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6334983
(24)【登録日】2018年5月11日
(45)【発行日】2018年5月30日
(54)【発明の名称】超音波診断装置及びシステム
(51)【国際特許分類】
   A61B 8/14 20060101AFI20180521BHJP
【FI】
   A61B8/14
【請求項の数】14
【全頁数】15
(21)【出願番号】特願2014-63956(P2014-63956)
(22)【出願日】2014年3月26日
(65)【公開番号】特開2015-181900(P2015-181900A)
(43)【公開日】2015年10月22日
【審査請求日】2016年9月15日
(73)【特許権者】
【識別番号】300019238
【氏名又は名称】ジーイー・メディカル・システムズ・グローバル・テクノロジー・カンパニー・エルエルシー
(74)【代理人】
【識別番号】100137545
【弁理士】
【氏名又は名称】荒川 聡志
(72)【発明者】
【氏名】十松 忠士
【審査官】 永田 浩司
(56)【参考文献】
【文献】 特開2012−075866(JP,A)
【文献】 特開2002−136512(JP,A)
【文献】 特開2013−027497(JP,A)
【文献】 特開平10−305034(JP,A)
【文献】 特開2006−061278(JP,A)
【文献】 特開2009−077960(JP,A)
【文献】 特開2009−106471(JP,A)
【文献】 特開2002−200077(JP,A)
【文献】 特開昭62−190523(JP,A)
【文献】 特開昭62−258641(JP,A)
【文献】 特開平05−253221(JP,A)
【文献】 特開2005−270317(JP,A)
【文献】 特開2006−326003(JP,A)
【文献】 特開2007−097816(JP,A)
【文献】 特開2008−284263(JP,A)
【文献】 特開2009−066195(JP,A)
【文献】 特開2012−205610(JP,A)
【文献】 特開2015−047192(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2007/0232907(US,A1)
【文献】 米国特許出願公開第2014/0121489(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A61B 8/00 − 8/15
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の超音波プローブと、
該複数の超音波プローブが接続された超音波診断装置本体と、
超音波診断装置の使用状況に関する情報から特定される前記複数の超音波プローブの使用頻度の情報に基づいて、最も使用頻度が高い超音波プローブを選択する選択機能をプログラムによって実行するプロセッサーと、
を備え
前記選択機能による選択は、前記複数の超音波プローブのうち、いずれか一つの超音波プローブと前記超音波診断装置本体とが電気的に接続されて、両者の間で電気信号のやりとりを行なえる状態にして、超音波の送受信を行なえる状態にすることである
超音波診断装置。
【請求項2】
前記超音波診断装置の使用状況に関する情報に基づいて、前記複数の超音波プローブの使用頻度の情報を作成する情報作成機能をプログラムによって実行するプロセッサーを備える請求項1に記載の超音波診断装置。
【請求項3】
前記選択機能は、前記超音波診断装置において最も使用頻度が高い超音波プローブを選択する請求項1又は2に記載の超音波診断装置。
【請求項4】
操作者が被検体を特定する情報を入力する入力部を備え、
前記複数の超音波プローブの使用頻度の情報は被検体ごとの情報であり、
前記選択機能は、前記入力部で入力された被検体において最も使用頻度が高い超音波プローブを選択する
請求項1又は2に記載の超音波診断装置。
【請求項5】
操作者が該操作者を特定する入力を行なう入力部を備え、
前記複数の超音波プローブの使用頻度の情報は操作者ごとの情報であり、
前記選択機能は、前記入力部で入力された操作者において最も使用頻度が高い超音波プローブを選択する
請求項1又は2に記載の超音波診断装置。
【請求項6】
操作者が検査の種類を特定する入力を行なう入力部を備え、
前記複数の超音波プローブの使用頻度の情報は検査の種類ごとの情報であり、
前記選択機能は、前記入力部で入力された検査の種類において最も使用頻度が高い超音波プローブを選択する
請求項1又は2に記載の超音波診断装置。
【請求項7】
前記複数の超音波プローブの使用頻度の情報は時間ごとの情報であり、
前記選択機能は、前記超音波診断装置が使用されている時間において最も使用頻度が高い超音波プローブを選択する
請求項1又は2に記載の超音波診断装置。
【請求項8】
前記複数の超音波プローブの使用頻度の情報は、前記超音波診断装置が使用される位置ごとの情報であり、
前記選択機能は、前記超音波診断装置が使用される位置において最も使用頻度が高い超音波プローブを選択する
請求項1又は2に記載の超音波診断装置。
【請求項9】
複数の超音波プローブと、
該複数の超音波プローブが接続された超音波診断装置本体と、
超音波診断装置の使用状況に関する情報から特定される前記複数の超音波プローブの使用頻度の情報に基づいて、最も使用頻度が高い超音波プローブを選択する選択部と、
を備え
前記選択部による選択は、前記複数の超音波プローブのうち、いずれか一つの超音波プローブと前記超音波診断装置本体とが電気的に接続されて、両者の間で電気信号のやりとりを行なえる状態にして、超音波の送受信を行なえる状態にすることである
超音波診断装置。
【請求項10】
請求項1に記載の超音波診断装置と、該超音波診断装置とネットワークを介して接続されるコンピュータとを含むシステムであって、
前記コンピュータは、前記超音波診断装置の使用状況に関する情報に基づいて、前記複数の超音波プローブの使用頻度の情報を作成する情報作成機能をプログラムによって実行するプロセッサーを備える
ことを特徴とするシステム。
【請求項11】
超音波診断装置の位置を特定する位置特定機能と、該位置特定機能によって特定された位置において最も使用頻度が高い超音波プローブを、前記超音波診断装置の位置に応じた超音波プローブの使用頻度の情報に基づいて選択する選択機能と、をプログラムによって実行するプロセッサーを備える超音波診断装置。
【請求項12】
前記プロセッサーは、前記超音波診断装置が使用される位置と該位置で使用される前記超音波プローブの種類の情報とに基づいて、前記超音波診断装置が使用される位置に応じた前記超音波プローブの使用頻度の情報を作成する情報作成機能をさらに実行する、
請求項11に記載の超音波診断装置。
【請求項13】
前記超音波診断装置が使用される位置に応じて使用される前記超音波プローブの種類の情報を入力する入力部を備え、
前記選択機能は、前記超音波プローブの種類の情報に基づいて、前記最も使用頻度が高い超音波プローブの選択を行なう
請求項11に記載の超音波診断装置。
【請求項14】
請求項11に記載の超音波診断装置と、該超音波診断装置とネットワークを介して接続されるコンピュータとを含むシステムであって、
前記コンピュータは、前記超音波診断装置が使用される位置に応じた該超音波診断装置の使用条件の情報を作成する情報作成機能をプログラムによって実行するプロセッサーを備える
システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、超音波プローブの選択やプリセット(preset)の設定が自動的に行なわれる超音波診断装置及び超音波診断装置を含むシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
超音波診断装置と接続される超音波プローブには、例えば検査の種類などに応じて、複数の種類の超音波プローブがある。超音波診断装置に複数の種類の超音波プローブが接続されている場合、操作者は、使用する超音波プローブを、操作部において選択している(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
また、検査の種類に応じて、超音波診断装置が使用される時にこの超音波診断装置に設定されるプリセットが異なっている。例えば、検査の部位に応じて、操作部のタッチパネルに表示される計測ボタンやボディパタンが異なっていたり、超音波の送受信のパラメータが異なっていたり、操作部のハードキーに割り振られる機能が異なっていたりする。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2005−110739号公報(第3頁)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、検査の種類が変わるたびに、超音波プローブを選択したり、プリセットを設定したりするのは、操作者にとって煩雑である。従って、検査時のワークフロー(workflow)を改善することが求められている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述の課題を解決するためになされた一の観点の発明は、複数の超音波プローブと、超音波診断装置の使用状況に関する情報から特定される前記複数の超音波プローブの使用頻度の情報に基づいて、最も使用頻度が高い超音波プローブを選択する選択機能をプログラムによって実行するプロセッサーと、を備えることを特徴とする超音波診断装置である。
【0007】
他の観点の発明は、超音波診断装置の位置を特定する位置特定機能と、この位置特定機能によって特定された位置に応じた前記超音波診断装置の使用条件を設定する設定機能と、をプログラムによって実行するプロセッサーを備えることを特徴とする超音波診断装置である。
【発明の効果】
【0008】
上記一の観点の発明によれば、前記プロセッサーによるプログラムの実行によって、最も使用頻度が高い超音波プローブが選択されるので、操作者が超音波プローブを選択する手間を省くことができる。これにより、操作者のワークフローを改善させることができる。
【0009】
また、他の観点の発明によれば、前記位置特定機能によって特定された位置に応じた使用条件が設定される。ここで、例えば病院内において、前記超音波診断装置が置かれる位置に応じて、検査の種類が特定される場合がある。このような場合、前記位置特定機能によって特定された位置に応じた使用条件が設定されることにより、検査の種類に応じた使用条件を操作者が設定する手間を省くことができる。これにより、操作者のワークフローを改善させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】第一実施形態の超音波診断装置の概略構成を示すブロック図である。
図2】操作部が示された超音波診断装置の平面図である。
図3】プローブ選択ボタンが表示された操作部のディスプレイを示す図である。
図4】第一実施形態における制御部の機能の一部を示すブロック図である。
図5】使用頻度の情報の一例を示す説明図である。
図6】第二実施形態の超音波診断装置の概略構成を示すブロック図である。
図7】超音波診断装置及びこの超音波診断装置とネットワークを介して接続されるサーバを有するシステムの概略構成を示す図である。
図8】第二実施形態における制御部の機能の一部を示すブロック図である。
図9】検査室に設けられた無線通信端末を示す図である。
図10】検査室の各々において使用される前記超音波プローブの種類を示す情報を示す図である。
図11】第二実施形態の第二変形例における制御部の機能の一部を示すブロック図である。
図12】プリセットの情報を示す概念図である。
図13】超音波診断装置及びこの超音波診断装置とネットワークを介して接続されるサーバを有するシステムの概略構成の他例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
(第一実施形態)
先ず、第一実施形態について説明する。図1に示す超音波診断装置1は、超音波プローブ2、送受信ビームフォーマ3、エコーデータ処理部4、表示処理部5、表示部6、操作部7、制御部8、記憶部9を備える。前記超音波プローブ2は、超音波診断装置本体1aと接続されている。この超音波診断装置本体1aには、前記送受信ビームフォーマ3、エコーデータ処理部4、表示処理部5、表示部6、操作部7、制御部8、記憶部9が設けられている。
【0012】
前記超音波プローブ2は、本発明における超音波プローブの実施の形態の一例であり、被検体の生体組織に対して超音波を送受信する。本例では、四種類の超音波プローブ2A,2B,2C,2Dが、前記超音波診断装置本体1aとコネクタ(図示省略)を介して物理的に接続されている。
【0013】
前記送受信ビームフォーマ3は、前記制御部8からの制御信号に基づいて、前記超音波プローブ2を駆動させて所定の送信パラメータ(parameter)を有する超音波を送信させる。また、送受信ビームフォーマ3は、超音波のエコー信号について、整相加算処理等の信号処理を行なう。
【0014】
前記エコーデータ処理部4は、前記送受信ビームフォーマ3から出力されたエコーデータに対し、対数圧縮処理、包絡線検波処理等のBモード処理を行い、Bモードデータを作成する。
【0015】
前記表示処理部5は、前記Bモードデータをスキャンコンバータ(scan converter)によって走査変換してBモード画像データを作成し、このBモード画像データに基づくBモード画像を前記表示部6に表示させる。また、前記表示処理部5は、後述の前記操作部7のディスプレイ11等に、操作者が指示を入力するソフトキー(softkey)を表示させる。
【0016】
前記表示部6は、LCD(Liquid Crystal Display)や有機EL(Electro−Luminescence)ディスプレイなどである。
【0017】
前記操作部7は、特に図示しないが、操作者が指示や情報を入力するためのキーボード(keyboard)やボタン(button)、トラックボール(trackball)等のポインティングデバイス(pointing device)などを含んで構成されている。
【0018】
前記操作部7の前記ボタンについて図2に基づいて説明する。図2には、前記操作部7の概略のみが図示されており、以下前記ボタンについてのみ説明する。前記超音波診断装置本体1aには、ハードキー10が設けられており、このハードキー10は前記ボタンを構成する。また、前記超音波診断装置本体1aには、タッチパネル(touch panel)式のディスプレイ11が設けられている。このディスプレイ11には、前記表示処理部5によって前記ソフトキー(図2では図示省略)が表示される。このソフトキーも、前記ボタンを構成する。
【0019】
前記ソフトキーとして、前記ディスプレイ11には、図3に示すように、プローブ選択ボタン12が表示される。このプローブ選択ボタン12は、四つのプローブ選択ボタン12A,12B,12C,12Dからなる。前記プローブ選択ボタン12Aが押されることにより、前記超音波プローブ2Aが選択される。前記プローブ選択ボタン12Bが押されることにより、前記超音波プローブ2Bが選択される。前記プローブ選択ボタン12Cが押されることにより、前記超音波プローブ2Cが選択される。前記プローブ選択ボタン12Dが押されることにより、前記超音波プローブ2Dが選択される。前記プローブ選択ボタン12の各々は、前記ディスプレイ11に表示されたカーソル(cursor、図示省略)によって押されてもよいし、前記ディスプレイ11を操作者がタッチ(touch)することによって押されてもよい。前記超音波プローブ2A,2B,2C,2Dの選択については、後述する。
【0020】
前記表示処理部5は、選択された超音波プローブ2に対応するプローブ選択ボタン12の色を、他のプローブ選択ボタン12とは異なる色で表示させる。図3では、前記プローブ選択ボタン12Bの色が、他の前記プローブ選択ボタン12A,12C,12Dとは異なる色で表示されている(図3では、前記プローブ選択ボタン12Bはドット(dot)で示されている)。
【0021】
前記制御部8は、CPU(Central Processing Unit)等のプロセッサーである。この制御部8は、前記記憶部9に記憶されたプログラムを読み出し、前記超音波診断装置1の各部を制御する。例えば、前記制御部8は、前記記憶部9に記憶されたプログラムを読み出し、読み出されたプログラムにより、前記送受信ビームフォーマ3、前記エコーデータ処理部4及び前記表示処理部5の機能を実行させる。
【0022】
前記制御部8は、前記送受信ビームフォーマ3の機能のうちの全て、前記エコーデータ処理部4の機能のうちの全て及び前記表示処理部5の機能のうちの全ての機能をプログラムによって実行してもよいし、一部の機能のみをプログラムによって実行してもよい。前記制御部8が一部の機能のみを実行する場合、残りの機能は回路等のハードウェアによって実行されてもよい。
【0023】
なお、前記送受信ビームフォーマ3、前記エコーデータ処理部4及び前記表示処理部5の機能は、回路等のハードウェアによって実現されてもよい。
【0024】
また、前記制御部8は、前記記憶部9に示されたプログラムを読み出し、このプログラムによって、図4に示す情報作成部81及び選択部82の機能を実行させる。前記情報作成部81は、前記超音波プローブ2の使用頻度の情報を作成する(情報作成機能)。詳細は後述する。前記情報作成部81による情報作成機能は、本発明における情報作成機能の実施の形態の一例である。
【0025】
前記選択部82は、前記超音波プローブ2A,2B,2C,2Dのうち、使用される超音波プローブを選択する(選択機能)。ここで「選択」とは、前記超音波診断装置本体1aと前記コネクタによって接続されている複数の前記超音波プローブ2のうち、いずれか一つの超音波プローブ2と前記超音波診断装置本体1aとが電気的に接続されて、両者の間で電気信号のやりとりを行なえる状態にすることを意味する。前記選択部82によって選択された超音波プローブ2により、超音波が送受信される。
【0026】
前記選択部82は、前記プローブ選択ボタン12A〜12Dのいずれかが押される入力があると、前記超音波プローブの選択を行なう。また、前記選択部82は、後述するように、前記プローブ選択ボタン12A〜12Dが押されなくても、前記超音波プローブ2の使用頻度の情報に基づいて、前記超音波プローブの選択を行なう。前記選択部82によって選択された超音波プローブ2に対応するプローブ選択ボタン12の色が、他のプローブ選択ボタン12の色とは異なる色で表示される。
【0027】
前記選択部82による選択機能は、本発明における選択機能の実施の形態の一例である。また、前記選択部82は、本発明における選択部の実施の形態の一例である。
【0028】
前記記憶部9は、HDD(Hard Disk Drive:ハードディスクドライブ)や、RAM(Random Access Memory)やROM(Read Only Memory)等の半導体メモリ(Memory)である。例えば、前記記憶部9には、前記各種のプログラムのほか、前記超音波診断装置1のログデータ(log data)が記憶されている。このログデータは、本発明において超音波の使用状況に関する情報の実施の形態の一例である。
【0029】
次に、本例の超音波診断装置1の作用について説明する。前記超音波診断装置1のログデータは、前記選択部82によって選択された超音波プローブ2を特定する情報を有している。前記ログデータは、前記記憶部9に記憶されている。前記情報作成部81は、前記超音波診断装置1のログデータを解析して、前記超音波診断装置本体1aと接続された超音波プローブ2の使用頻度の情報を作成する。本例では、図5に示すように、前記超音波診断装置1における前記超音波プローブ2A,2B,2C,2Dの使用頻度の情報Ifを作成する。作成された使用頻度の情報Ifは、前記記憶部9に記憶される。前記情報作成部81は、前記ログデータに基づいて、定期的に前記使用頻度の情報Ifを更新する。前記情報作成部81による前記使用頻度の情報Ifの更新は、更新を指示する入力が前記操作部7においてあった場合に行われてもよい。
【0030】
前記選択部82は、前記使用頻度の情報Ifにおいて、最も使用頻度が高い超音波プローブ2を選択する。本例では、前記選択部82は、前記超音波プローブ2Bを選択する。
【0031】
前記使用頻度の情報Ifに基づく前記超音波プローブ2の選択は、例えば操作者が前記超音波診断装置1の電源をオン(On)にした時に行われる。従って、操作者が前記超音波診断装置1の電源をオンすると、この超音波診断装置1において最も使用頻度が高い前記超音波プローブ2Bが自動的に選択される。前記ディスプレイ11には、前記超音波プローブ2Bが選択されていることを示すため、前記プローブ選択ボタン12Bの色が、他のプローブ選択ボタン12A,12C,12Dとは異なる色で表示される(前記図3参照)。
【0032】
操作者は、自動的に選択された前記超音波プローブ2Bを使用する場合には、そのまま前記超音波プローブ2を用いた検査を開始する。一方、操作者は、前記超音波プローブ2B以外の他の超音波プローブ2A,2C,2Dを使用したい場合、使用したい超音波プローブ2に対応するプローブ選択ボタン12を押す。これにより、押されたプローブ選択ボタン12に対応する超音波プローブ2が選択される。
【0033】
本例の超音波診断装置1によれば、前記超音波診断装置1において最も使用頻度が高い超音波プローブ2が自動的に選択されるので、この超音波プローブ2を用いた検査が行われる場合には、操作者が超音波プローブ2を選択する手間を省くことができる。
【0034】
なお、前記選択部82が、前記使用頻度の情報Ifに基づいて超音波プローブ2を選択する機能を、操作者がオンオフできるようになっていてもよい。
【0035】
次に、第一実施形態の変形例について説明する。先ず、第一変形例について説明する。この第一変形例では、前記情報作成部81は、前記超音波診断装置1のログデータを解析して、前記超音波診断装置1における被検体ごとの前記超音波プローブ2A,2B,2C,2Dの使用頻度の情報を作成する。
【0036】
前記超音波診断装置1を用いた検査を行なう前に、操作者は前記操作部7において、被検体を特定する情報(被検体の氏名、ID等)を入力する。前記ログデータは、被検体を特定する情報とその被検体について使用された超音波プローブ2の情報を有している。従って、前記ログデータを解析することにより、被検体ごとの前記超音波プローブ2A,2B,2C,2Dの使用頻度の情報を作成することができる。
【0037】
この第一変形例においては、検査対象の被検体において最も使用頻度が高い超音波プローブ2が選択されるように指示する入力を、操作者が前記操作部7において行う。その後、前記操作部7において被検体を特定する情報が入力されると、前記選択部82は、この被検体についての前記超音波プローブ2A,2B,2C,2Dの使用頻度の情報において、最も使用頻度が高い超音波プローブを選択する。従って、その被検体において最も使用頻度が高い超音波プローブ2を用いた検査が行われる場合には、被検体を特定する情報を入力するだけで、使用する超音波プローブ2が選択されるので、操作者の手間を省くことができる。
【0038】
次に、第二変形例について説明する。この第二変形例では、前記情報作成部81は、前記超音波診断装置1のログデータを解析して、前記超音波診断装置1における操作者ごとの前記超音波プローブ2A,2B,2C,2Dの使用頻度の情報を作成する。
【0039】
前記超音波診断装置1を用いた検査を行なう前に、操作者は前記操作部7において、自己を特定する情報(操作者のID、氏名等)を入力する。前記ログデータは、操作者を特定する情報とその操作者について使用された超音波プローブ2の情報を有している。従って、前記ログデータを解析することにより、操作者ごとの前記超音波プローブ2A,2B,2C,2Dの使用頻度の情報を作成することができる。
【0040】
この第二変形例においては、検査を行なう操作者において、最も使用頻度が高い超音波プローブ2が選択されるように指示する入力を、操作者が前記操作部7において行う。その後、前記操作部7において操作者を特定する情報が入力されると、前記選択部82は、この操作者についての前記超音波プローブ2A,2B,2C,2Dの使用頻度の情報において、最も使用頻度が高い超音波プローブを選択する。従って、その操作者において最も使用頻度が高い超音波プローブ2を用いた検査が行われる場合には、操作者を特定する情報を入力するだけで、使用する超音波プローブ2が選択されるので、操作者の手間を省くことができる。
【0041】
ここで、病院によっては、特定の曜日及び時刻に、特定の検査者が検査を行なう場合がある。従って、前記情報作成部81は、前記超音波診断装置1のログデータを解析して、前記超音波診断装置1における時間ごとの前記超音波プローブ2A,2B,2C,2Dの使用頻度の情報を作成する。
【0042】
前記時間は、曜日と時刻である。時刻は、例えば、2,3時間程度や、午前、午後など、ある程度の幅をもっていてもよい。前記超音波診断装置1は、現在の時刻、曜日、年月日を特定する時計機能を有している。
【0043】
前記ログデータには、選択された前記超音波プローブ2の種類の情報が、この超音波プローブ2が選択された時の曜日や時刻の情報とともに含まれる。従って、前記ログデータを解析することにより、時間ごとの前記超音波プローブ2A,2B,2C,2Dの使用頻度の情報を作成することができる。
【0044】
時間ごとの前記超音波プローブ2A,2B,2C,2Dの使用頻度の情報が作成された場合、時間ごとに最も使用頻度が高い超音波プローブ2が選択されるように指示する入力を、操作者が前記操作部7において行ってもよい。この場合、前記選択部82は、例えば前記超音波診断装置1の電源がオンになると、電源がオンになった曜日及び時刻において、最も使用頻度が高い超音波プローブを、時間ごとの前記超音波プローブ2A,2B,2C,2Dの使用頻度の情報に基づいて選択する。従って、電源がオンになった曜日及び時刻において最も使用頻度が高い超音波プローブ2を用いた検査が行われる場合には、操作者は、電源をオンにするだけで、使用する超音波プローブ2が選択されるので、操作者の手間を省くことができる。
【0045】
次に、第三変形例について説明する。この第三変形例では、前記情報作成部81は、前記超音波診断装置1のログデータを解析して、前記超音波診断装置1における検査種類ごとの前記超音波プローブ2A,2B,2C,2Dの使用頻度の情報を作成する。検査種類とは、例えば検査部位や検査目的などである。
【0046】
前記超音波診断装置1を用いた検査を行なう前に、操作者は前記操作部7において、検査種類を特定する情報を入力する。前記ログデータは、検査種類を特定する情報とその検査種類について使用された超音波プローブ2の情報を有している。従って、前記ログデータを解析することにより、検査種類ごとの前記超音波プローブ2A,2B,2C,2Dの使用頻度の情報を作成することができる。
【0047】
この第三変形例においては、検査種類ごとに最も使用頻度が高い超音波プローブ2が選択されるように指示する入力を、操作者が前記操作部7において行う。その後、前記操作部7において検査種類を特定する情報が入力されると、前記選択部82は、この検査種類についての前記超音波プローブ2A,2B,2C,2Dの使用頻度の情報において、最も使用頻度が高い超音波プローブを選択する。従って、その検査種類において最も使用頻度が高い超音波プローブ2を用いた検査が行われる場合には、検査種類を特定する情報を入力するだけで、使用する超音波プローブ2が選択されるので、操作者の手間を省くことができる。
【0048】
なお、前記変形例の各々においても、前記選択部82が、前記超音波プローブ2A,2B,2C,2Dの使用頻度の情報に基づいて超音波プローブ2を選択する機能を、操作者がオンオフできるようになっていてもよい。
【0049】
(第二実施形態)
次に、第二実施形態について説明する。ただし、第一実施形態と同一事項については説明を省略する。
【0050】
図6に示すように、本例の超音波診断装置1′は、通信部13を有している。この通信部13は、例えば無線通信によって、図7に示すように、システム100を構成するネットワークNと接続する。ネットワークNは、例えば病院内のLAN(Local Area Network)である。このネットワークNには、前記システム100を構成するサーバ(server)50が接続されている。サーバ50は、前記ネットワークNが設置された病院に設置されていてもよい。前記超音波診断装置1′は、前記ネットワークNを介して、前記サーバ50と接続される。
【0051】
このサーバ50は、コンピュータとして公知の構成を有しているものとし、詳細な構成は省略する。前記サーバ50には、例えば前記超音波診断装置1′において得られたBモード画像データなどの超音波画像データが記憶される。前記サーバ50は、本発明におけるコンピュータの実施の形態の一例である。
【0052】
ただし、前記サーバ50は、前記病院外の施設に設置されていてもよい。この場合、前記超音波診断装置1は、前記ネットワークN及び前記病院と前記サーバ50が設置された施設との間のネットワークを介して、前記サーバ50と接続される。
【0053】
本例の前記超音波診断装置1′の前記制御部8は、図8に示すように、前記情報作成部81及び前記選択部82のほか、位置特定部83を有する。この位置特定部83は、前記超音波診断装置1′が使用される施設における位置を特定する(位置特定機能)。本例では、前記位置特定部83は、後述するように、前記超音波診断装置1′が使用される病院における検査室Rを特定する。前記位置特定機能は、本発明における位置特定機能の実施の形態の一例である。また、前記位置特定部83は、本発明における位置特定部の実施の形態の一例である。
【0054】
本例では、前記情報作成部81は、前記超音波診断装置1′のログデータを解析して、前記検査室R1〜R8の各々における前記超音波プローブ2A,2B,2C,2Dの使用頻度の情報を作成する。この使用頻度の情報は、本発明における、超音波診断装置の使用条件の情報の実施の形態の一例である。また、本例の前記情報作成部81による前記使用頻度の情報の作成機能は、本発明における情報作成機能の実施の形態の一例である。
【0055】
前記選択部82は、超音波診断装置1′が使用される位置において最も使用頻度が高い超音波プローブ2を選択する。この選択部82による選択機能は、本発明における選択機能の実施の形態の一例であるとともに、位置特定機能によって特定された位置に応じた超音波診断装置の使用条件を設定する設定機能の実施の形態の一例である。前記選択部82は、本発明における選択部及び設定部の実施の形態の一例である。前記選択部82による前記超音波プローブ2の選択は、本発明における使用条件の設定の実施の形態の一例であり、前記超音波プローブ2の種類は、超音波診断装置の使用条件の実施の形態の一例である。
【0056】
本例の作用について説明する。図9には、病院Hにおける検査室Rが示されている。本例では、検査室R1〜R8があり、前記超音波診断装置1′は、前記検査室R1〜R8のいずれかに置かれて使用される。ちなみに、図9では、前記超音波診断装置1′は、前記検査室R5に置かれている。前記検査室R1〜R8の各々において行われる検査の種類が定まっているものとする。
【0057】
前記検査室R1〜R8の各々には、無線LANの無線通信端末T(T1〜T8)が設けられている。前記超音波診断装置1′が前記検査室R1〜R8のいずれかに置かれると、前記通信部13は、前記無線通信端末T1〜T8のうち、前記超音波診断装置1′が置かれた検査室Rに設けられた前記無線通信端末Tと無線通信をする。
【0058】
本例では、ログデータとして、前記通信部13が無線通信をした無線通信端末T1〜T8を特定する情報を有する。前記無線通信端末T1〜T8のうち、前記通信部13が無線通信をする無線通信端末Tが特定されると、前記検査室R1〜R8のうち、前記超音波診断装置1′が置かれた検査室Rが特定される。ここで、前記ログデータには、前記超音波プローブ2が選択された時刻が含まれ、なおかつ前記通信部13が無線通信をした時刻が含まれる。そこで、前記情報作成部81は、前記ログデータを解析して、前記通信部13が無線通信をした無線通信端末Tと、この無線通信がされた時刻において使用されていた超音波プローブ2を特定し、検査室R1〜R8の各々における前記超音波プローブ2A,2B,2C,2Dの使用頻度の情報を作成する。検査室R1〜R8は、前記通信部13が無線通信をした前記無線通信端末Tに基づいて、前記位置特定部83によって特定される。
【0059】
この第二実施形態においては、超音波診断装置1′が置かれた検査室において、最も使用頻度が高い超音波プローブ2が選択されるように指示する入力を、操作者が前記操作部7において行う。その後、前記超音波診断装置1′が前記検査室R1〜R8のいずれかに置かれると、前記選択部82は、前記超音波診断装置1′が置かれた検査室Rにおいて最も使用頻度が高い超音波プローブ2を選択する。
【0060】
前記選択部82による超音波プローブ2の選択についてより詳細に説明する。先ず、前記位置特定部83は、前記通信部13が前記無線通信端末Tと無線通信を開始すると、前記検査室R1〜R8のうち、前記超音波診断装置1′が置かれた検査室Rを特定する。次に、前記選択部82は、特定された前記検査室Rにおける前記超音波プローブ2A,2B,2C,2Dの使用頻度の情報に基づいて、前記検査室Rにおいて最も使用頻度が高い超音波プローブ2を特定し、この超音波プローブ2を選択する。
【0061】
本例によれば、前記通信部13が前記無線通信端末Tと無線通信を開始すると、その無線通信端末Tが設けられた検査室Rにおいて最も使用される超音波プローブ2が選択される。従って、最も使用される超音波プローブ2を用いた検査が行われる場合には、操作者が前記超音波プローブ2を選択する手間を省くことができる。
【0062】
なお、本例においても、前記選択部82が、前記超音波プローブ2A,2B,2C,2Dの使用頻度の情報に基づいて超音波プローブ2を選択する機能を、操作者がオンオフできるようになっていてもよい。
【0063】
次に、第二実施形態の変形例について説明する。先ず、第一変形例について説明する。前記情報作成部81は、図10に示すように、前記検査室R1〜R8の各々において使用される前記超音波プローブ2A,2B,2C,2Dの種類の情報Ipを作成する。この情報Ipにおいて前記検査室R1〜R8ごとに定められた超音波プローブ2は、前記検査室R1〜R8の各々において最も使用頻度が高い前記超音波プローブ2である。前記情報Ipは、本発明における超音波診断装置の使用条件の情報の実施の形態の一例である。
【0064】
操作者は、前記操作部7を用いて、前記検査室R1〜R8の各々において使用される超音波プローブ2の種類の情報を入力する。前記情報作成部81は、この操作部7における入力に基づいて、前記情報Ipを作成する。前記超音波プローブ2の種類の情報の入力は、本発明における超音波診断装置の使用条件の情報の入力の実施の形態の一例である。
【0065】
前記選択部82は、前記位置特定部83によって特定された検査室Rにおいて使用される超音波プローブ2を、前記情報Ipに基づいて特定し、この超音波プローブ2を選択する。
【0066】
次に、第二変形例について説明する。前記制御部8は、図11に示すように、前記情報作成部81及び前記位置特定部83のほか、前記選択部82に代わってプリセット設定部84を有している。
【0067】
前記情報作成部81は、前記超音波診断装置1′のログデータを解析して、この超音波診断装置1′に設定されるプリセットの情報Iprを作成する。このプリセットの情報Iprは、図12に示すように、前記検査室R1〜R8の各々について作成される(プリセットの情報Ipr1〜Ipr8)。図12において、プリセットpr1〜プリセットpr8は、前記検査室R1〜R8の各々において設定されるプリセットを示している。前記プリセットpr1〜pr8は、本発明における超音波診断装置の使用条件の実施の形態の一例である。
【0068】
前記プリセットpr1〜pr8は、超音波診断装置1′が使用される時に、検査の種類に応じて前記超音波診断装置1′に設定される使用条件である。前記検査室R1〜R8に応じて、検査の種類が定まっているので、プリセットは、前記検査室R1〜R8に応じて定まる。例えば、前記プリセットとしては、前記操作部7のディスプレイ11に表示される計測ボタンやボディパタン、超音波の送受信のパラメータ、前記操作部7のハードキー10に割り振られる機能などである。
【0069】
前記プリセット設定部84は、前記位置特定部83によって特定された検査室Rにおいて前記超音波診断装置1′に設定されるプリセットを、前記プリセットの情報Iprに基づいて特定し、このプリセットを設定する。
【0070】
この第二変形例において、操作者が前記操作部7を用いて、前記検査室R1〜R8に応じたプリセットの情報を入力してもよい。この場合、前記情報作成部81は、前記操作部7の入力に基づいて前記プリセットの情報Iprを作成する。
【0071】
この第二変形例によれば、前記通信部13が前記無線通信端末Tと無線通信を開始すると、その無線通信端末Tが設けられた検査室Rにおいて設定されるプリセットが、前記超音波診断装置1′に設定されるので、操作者がプリセットを設定する手間を省くことができる。
【0072】
なお、前記プリセット設定部84が、前記プリセットの情報Iprに基づいて、前記超音波診断装置1′にプリセットを設定する機能を、操作者がオンオフできるようになっていてもよい。
【0073】
以上、本発明を前記実施形態によって説明したが、本発明はその主旨を変更しない範囲で種々変更実施可能なことはもちろんである。例えば、前記システム100において、図13に示すように、前記サーバ50の制御部51が、前記情報作成部81を有していてもよい。ちなみに、前記制御部51は、CPUなどのプロセッサーである。前記サーバ50は、本発明におけるコンピュータの実施の形態の一例である。
【0074】
前記サーバ50の制御部51が前記情報作成部81を有する場合、前記制御部8は、前記情報作成部81を有していなくてもよいし、有していてもよい。
【0075】
前記サーバ50が前記情報作成部81を有する場合、前記ネットワークを介して前記サーバ50へ入力された前記超音波診断装置1′のログデータに基づいて、前記情報作成部81による前記情報の作成が行われる。そして、前記情報作成部81によって作成された情報は、前記サーバ50から前記ネットワークNを介して前記超音波診断装置1′へ入力される。前記選択部82及び前記プリセット設定部84は、前記サーバ50から入力された前記情報に基づいて、前記超音波プローブ2の選択やプリセット設定を行なう。
【0076】
前記サーバ50の情報作成部81による前記情報の作成は、前記サーバ50の入力部や前記超音波診断装置1′の操作部7における情報の入力に基づいて行われてもよい。
【0077】
前記超音波診断装置1が前記ネットワークNと接続されていてもよい。この場合も上述と同様に、前記情報作成部81が前記サーバ50に設けられていてもよい。
【0078】
また、前記表示部6には、Bモード画像以外の超音波画像が表示されてもよい。この場合、前記エコーデータ処理部4が、前記送受信ビームフォーマ3から出力されたエコーデータに対して必要な処理を行なう。そして、得られたデータを前記表示処理部5が走査変換して画像データを作成し、この画像データに基づく超音波画像を前記表示部6に表示させる。
【符号の説明】
【0079】
1,1′ 超音波診断装置
2 超音波プローブ
7 操作部(入力部)
8 制御部
50 サーバ(コンピュータ)
81 情報作成部
82 選択部
83 位置特定部
100 システム
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13