(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記発信元は、電子番組ガイドであり、前記第2のメタデータは、ビデオオンデマンド(VOD)コンテンツプロバイダから利用可能であるコンテンツに関連する、請求項1に記載の方法。
前記第1のメタデータは、第1のビデオオンデマンド(VOD)コンテンツプロバイダから利用可能であるコンテンツに関連し、前記第2のメタデータは、前記第1のVODコンテンツプロバイダとは異なる第2のVODコンテンツプロバイダから利用可能であるコンテンツに関連する、請求項1に記載の方法。
関連する番組を決定することであって、前記関連する番組に関連付けられた前記メタデータは、前記番組の組の結果内の番組に関連付けられたメタデータ内にも含まれている情報の項目を含み、前記関連する番組は、前記基準を満たしていない、こと
をさらに含む、請求項6に記載の方法。
前記方法は、デジタルビデオレコーダ(DVR)に代えて、サーバによって実行され、前記サーバは、(a)前記DVRの外部にあり、かつ、(b)ネットワークを介して前記DVRと通信する、請求項4に記載の方法。
前記第2のメタデータは、特定の時刻に特定のチャンネルで放送される予定のコンテンツに関連し、前記第1のメタデータは、DVRがいつでも得ることができるコンテンツに関連する、請求項1に記載の方法。
(a)VOD番組に関する過去のユーザの行動に少なくとも部分的に基づいて、非VOD番組の記録の予定を作成すること、または、(b)非VOD番組に関する過去のユーザの行動に少なくとも部分的に基づいて、VOD番組のブックマークを作成すること、のうち少なくとも一方をさらに含む、請求項1に記載の方法。
前記第2のメタデータの少なくとも一部に類似するまたはそれと同一である前記第1のメタデータの少なくとも一部は、前記第2のメタデータの少なくとも一部とは異なるようにタグ付またはラベル付される、請求項1に記載の方法。
コード化された命令が記憶された揮発性のまたは不揮発性のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、前記命令は、請求項1〜13のいずれか一項に記載の方法に含まれるステップを実行することを1つ以上のプロセッサに行わせることが可能である、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
【背景技術】
【0002】
本節に記載された手法は追求可能であるが、必ずしも以前に着想されたか追求された手法とは限らない。したがって、本明細書に別途示されない限り、本節に記載された手法は本出願の請求項に対する従来技術とは限らず、本節に含まれることによって従来技術と認められることはない。
【0003】
洗練された現代のDVRは、将来のいつかにテレビジョン放送される番組の記録をスケジューリングすることが可能である。DVRのユーザがテレビジョンシリーズのすべてのエピソードを記録することに関心がある場合、DVRのユーザは、そのシリーズの「シーズンパス」を取得するよう自分のDVRに指示することができる。そのような指示に応じて、DVRは自動的に、電子番組ガイド(EPG)データから、そのシリーズのエピソードが将来テレビジョン放送される予定の時刻を決定する。通常は、選ばれたシリーズのエピソードが放送されようとするときはいつでも、DVRはチャンネルを該エピソードが放送される予定のチャンネルに自動的に合わせ、DVRのハードディスクドライブ上に該エピソードを記録する。記録されたエピソードがDVRのハードディスクドライブ上に残る限りは、DVRのユーザは、ユーザのテレビジョンで該エピソードを再生するようにDVRに指示することができる。便利なことに、このことは、ユーザが関心を有する番組を、その番組の放送時刻以外の時刻に見ることを、DVRのユーザに可能にする。DVRのユーザは、その番組が放送予定である正確な時刻をあらかじめ知っておくことすら不要である。
【0004】
本明細書で用いられる場合、「番組」とはテレビジョンのディスプレイおよび/またはスピーカを介して提示される、可視および/または可聴の任意のコンテンツである。例えば、番組は複数エピソードのシリーズ中の1エピソード、映画、スポーツイベント、またはニュースであってもよいが、これは「番組」の排他的な羅列ではない。デジタルビデオレコーダ(DVR)が将来の記録のために番組をスケジューリングするとき、DVRは、DVRがDVR自身の記憶機構内に維持する「すること(to do)」リストに番組を加えようとする。DVRの「すること」リスト上の番組が放送されるときにはいつも、DVRは自動的にその番組を記録する。
【0005】
あるDVRは、DVRのユーザが関心を有するかもしれない特定の番組を検索することをDVRのユーザに可能にする。例えば、DVRのユーザの検索要求に応じて、DVRはDVRのユーザに、DVRのユーザが関心を有する番組が満足すべき基準をDVRのユーザが入力可能なユーザインターフェイスを、示すかもしれない。ユーザインターフェイスは、番組が満足すべき異なるタイプの基準のために、ユーザが書き入れ可能な異なるフィールドを含むかもしれない。例えば、ユーザインターフェイスは「タイトル」フィールド、1つ以上の「俳優」フィールド、「カテゴリ」および/または「ジャンル」フィールド、「年」フィールド、「レーティング」フィールド、などを含むかもしれない。そのようなユーザインターフェイスを介して、ユーザによって特定された基準を受信した後、DVRはEPGデータプロバイダから得られた番組メタデータを検索する。典型的には、EPGによって特定された番組メタデータは、ユーザが入力した基準に関する情報の種類(例えば、タイトル、俳優、カテゴリ、ジャンル、年、レーティングなど)を、番組ごとに示す。DVRは、EPGによって提供された番組メタデータに基づいて、ユーザによって特定された基準を満足する番組メタデータに関連する放送予定の番組のセットを決定する。そしてDVRは、DVRのユーザに、セットに含まれる放送予定の番組のリストを示す。
【0006】
例えば、DVRのユーザが語句「Christopher」をユーザインターフェイスの「俳優」フィールドに入力するが、ユーザインターフェイスの「タイトル」フィールドは空白のままにした場合、DVRは、俳優として「Christopher」という名前(ファーストネームでも、ラストネームでも、ミドルネームでも)の任意のだれかがいるすべての番組に関して、EPGによって提供されたメタデータを検索してもよい。EPGによって提供されたメタデータにおいては、異なる種類の情報が異なるメタデータフィールドに見出される。特定の番組のためにEPGによって提供されたメタデータは、「俳優」識別子をタグ付けされた複数のフィールドを有するかもしれない。「俳優」識別子をタグ付けされたフィールドは「俳優」フィールドとみなされる。そのような俳優フィールドのそれぞれが、その番組に登場する俳優の名前を含むことができる。DVRは、語句「Christopher」を含む俳優フィールドを含むメタデータと関連する、近々放送の番組に対するEPGデータを検索してもよい。そのような番組のリストをコンパイルし、リストから重複するエントリを取り除いた後で、DVRはDVRのユーザに番組のリストを示す。DVRのユーザは、DVRのユーザが好むものとしてリストから選択した番組の記録をスケジューリングするように、DVRに指示することができる。
【0007】
有意義なことに、DVRのユーザが、タイトルとしてではなく俳優として「Christopher」を特定する場合、DVRはタイトルフィールドにおいて「Christopher」を検索しようとしない。というのは、そうすることは、DVRのユーザが関心を有しない検索結果をおそらく導くであろうからである(タイトルに「Christopher」を含む多くの番組では、「Christopher」という名前のいかなる俳優も主演しないかもしれない)。したがって、DVRのユーザが最も関心のある結果を導きそうな正確な検索を行うためには、EPGによって提供されDVRが検索するメタデータは、異なるタイプ(例えば「俳優」メタデータ、「タイトル」メタデータなど)に分類された情報を含むということが、DVRに役に立つ。
【0008】
EPGデータプロバイダから得られるメタデータは、典型的には、近い将来に様々なチャンネルで放送される予定である番組に関する情報を含む。しかしながら、あるDVRは、いかなる特定のチャンネルでも、いかなる特定の時刻にも(例えば電波やケーブルで)放送の予定がない番組を、得て示すこともまた可能である。たとえ、番組コンテンツが近い将来に(またはこれまでに)いかなるチャンネルでも放送される予定がない場合であっても、あるDVRは、DVRのユーザが好むいかなる時刻にもDVRのユーザにその番組コンテンツを(例えばインターネットなどのデータネットワークを介して)ダウンロードして示すことが可能である。コンテンツがチャンネルで放送される予定があるかどうかにかかわらず、DVRのユーザがいつでも要求して見ることができる番組コンテンツは「ビデオオンデマンド」(VOD)コンテンツと呼ばれる。通常放送されるコンテンツとは異なり、DVRのユーザまたはDVRが実際にVODコンテンツを要求して初めて、VODコンテンツが典型的にはDVRのユーザに示されるかDVRに提供される。より古い方法でチャンネルを介して放送されるコンテンツを得るか受信するためにDVRが用いるのと同じチューナハードウェアを用いて、DVRはケーブルを介してVODコンテンツを得るか受信するかもしれない(しかし必ずしもそうする必要はない)。したがって、VODコンテンツおよび非VODコンテンツが異なる配信機構を介して利用可能でありえるにもかかわらず、同じインターフェイスを介して、または異なるインターフェイスを介して、DVRはVODおよび非VODコンテンツを得るか受信することができる。
【0009】
典型的に、VODコンテンツは、あるVODサービスプロバイダが維持しているインターネットにアクセス可能なサーバ上に、デジタル形式で記憶される。多くの異なるVODサービスプロバイダがあってもよく、それぞれが自分自身のサーバのセットを有し、それぞれが自分自身のサーバのセット上に記憶されたVODコンテンツの異なるセットを有する。特定のDVRは複数の異なるVODサービスプロバイダからVODコンテンツを得ることが可能であってもよい。DVRおよびDVRのユーザに、特定のVODサービスプロバイダがどのVODコンテンツを提供するかを知らせるために、該特定のVODサービスプロバイダは、該特定のVODサービスプロバイダのサーバ上に、ダウンロード可能なVODメタデータを記憶してもよい。VODメタデータは、特定のVODサービスプロバイダのサーバからアクセス可能なVODコンテンツに関する様々な種類の情報を示してもよい。
【発明を実施するための形態】
【0014】
様々な発信元からのメディアメタデータを相関させる方法および装置が記載される。以下の記載においては、説明の目的で、本発明の完全な理解を提供するために、多くの特定の詳細部が記載される。しかしながら、本発明がこれらの特定の詳細部なしに実施されてもよいことは当業者には明らかであろう。他の例では、本発明を不必要に不明瞭にすることを避けるように、周知の構造または装置がブロック図形式において示される。
【0015】
実施形態は本明細書において以下の概要に従って記述される。
1.0 全体の概観
2.0 DVRの概観
3.0 様々な発信元からのメディアメタデータの相関
4.0 実施の機構−ハードウェアの概観
5.0 拡張例および代替例
【0016】
1.0 全体の概観
先述の背景技術で特定された需要、および以下の記載において明らかになる他の需要および目的が、本発明において達成される。それは、一態様では、様々な発信元からの番組メタデータを相関させる技術を含む。
【0017】
本発明の一実施形態によれば、DVRは、別々の発信元からの番組メタデータの別々の組を得る。例えば、DVRはEPGデータプロバイダから番組メタデータの第1の組を得て、第1のVODサービスプロバイダから番組メタデータの第2の組を得て、第2のVODサービスプロバイダから番組メタデータの第3の組を得るかもしれない。そのような状況下で、番組メタデータの第1の組は、近い将来に様々なチャンネルで放送される予定の番組に関する情報を特定し、番組メタデータの第2の組は、第1のVODサービスプロバイダのサーバに記憶された番組に関する情報を特定し、番組メタデータの第3の組は、第2のVODサービスプロバイダのサーバに記憶された番組に関する情報を特定する。これらの様々な発信元からDVRが得る番組メタデータの組の構造は、異なる。例えば、メタデータの1つの組における特定のタイプの情報(例えば、タイトル、俳優、カテゴリ、ジャンル、年代、レーティングなど)は、メタデータの別の組における同じタイプの情報とは異なって(または全く異ならずに)タグ付けまたはラベリングされるかもしれない。他の実施例では、それぞれの発信元からの番組メタデータが実際に同じ特定の番組に関するものであったとしても、発信元の1つからの番組メタデータは、発信元の別の1つからの番組メタデータが含まない特定の番組に関する情報のタイプ(例えば、タイトル、俳優、カテゴリ、ジャンル、年代、レーティングなど)を含むかもしれない。
【0018】
本発明の一実施形態によれば、別々の発信元からのメタデータの別々の組を得る前に、DVRは自動的に、メタデータの2つ以上の組が関連する同一の番組を識別することを試みるように、メタデータの該組を比較する。本発明の一実施形態によれば、この比較を行う際に、メタデータのそれらの組が異なってタグ付けまたはラベリングされていても、および、メタデータの1つの組が、メタデータの他の組が含まない少なくとも何らかの情報を含む場合であっても、DVRはメタデータの1つの組に含まれる情報とメタデータの他の組に含まれる情報の間の類似点を探しだす。第1の発信元からのメタデータの組において表されるような番組メタデータが、第2の発信元からのメタデータの異なる組において表されるような番組メタデータに十分類似するとの判定に応じて、DVRは、第1の発信元からの番組メタデータの組および第2の発信元からの番組メタデータの組が実際に同一の番組に言及していると結論づける。
【0019】
本発明の一実施形態によれば、番組メタデータの2つの別々の組が実際に同一の番組に関するとの決定に応じて、DVRは、番組メタデータの少なくとも1つの組から、番組メタデータの他の組に欠けている番組に関する情報を選択する。DVRは、番組に対する「標準(canonical)」データ構造のインスタンスを生成し、このインスタンスに、メタデータ発信元の少なくとも1つに欠けている情報を挿入する。標準データ構造のインスタンスにおいて、メタデータ発信元からの情報項目のそれぞれは特定の概要によってラベリングおよび/または記憶され、したがって、標準データ構造のインスタンスにおける情報項目のそれぞれの「タイプ」(例えば、タイトル、俳優、カテゴリ、ジャンル、年代、レーティングなど)が知られる。例えば、標準データ構造のインスタンスは、特定のXML概要に従うXMLドキュメント(情報のタイプを示すXMLタグを含む)として記憶されてもよい。そしてDVRは、メタデータの組が実際に(しかしながら、おそらくは明示的にではなく)関連する番組の一意的な番組識別子に関連して、DVRの永続的な記憶装置(例えば、1つ以上のハードディスクドライブまたはソリッドステートドライブ)上にこの標準データ構造のインスタンスを記憶する。
【0020】
本発明の一実施形態によれば、この番組が利用可能である各発信元に対して、この番組に対する標準データ構造のインスタンスに関連して、DVRはDVRの永続的な記憶装置上にこの発信元の類似点を記憶する。例えば、同一の番組が第1のVODサービスプロバイダと第2のVODサービスプロバイダの両方から利用可能である場合、DVRは第1のVODサービスプロバイダと第2のVODサービスプロバイダの両方に、この番組に対する標準データ構造のインスタンスを関連づけてもよい。同様に、特定の時刻に特定のチャンネルで放送される予定の番組もまたVODサービスプロバイダから利用可能である場合は、DVRはチャンネル/時刻とVODサービスプロバイダの両方に、この番組に対する標準データ構造のインスタンスを関連づけてもよい。
【0021】
本発明の一実施形態によれば、DVRのユーザによって特定された基準を満足する番組を探しだす旨のそのDVRのユーザの要求に応じて、DVRはDVRのユーザから基準を受信し、基準を満足する番組に対する記憶された標準データ構造のインスタンスを探しだす。DVRは基準を満足する番組のリストを作成し、そしてDVRのユーザに該リストを示す。有意義なことに、リストは、(a)将来の特定の時刻に特定のチャンネルで放送されることになっている番組、および(b)ユーザの裁量でVODサービスプロバイダから利用可能なVOD番組の両方を含んでもよい。そのような状況下で、DVRのユーザは、わずか1つのユーザインターフェイスを介して作成されたわずか1つの検索で、様々な発信元から来る番組を探しだす可能性から利益を得る。DVRが、メタデータ比較に基づく標準データ構造のインスタンスを生成および完成させることによって、それらの発信元のいずれかから得られた番組メタデータが希薄であったり、不完全であったり、または特定性に欠けていても、DVRのユーザはこのようにして利益を得ることができる。
【0022】
他の態様では、本発明の実施形態は先述の技術を実行するように構成されたコンピュータ装置とコンピュータ読み取り可能記憶媒体とを包含する。
【0023】
2.0 DVRの概観
図2Aは、本発明の一実施形態で実施されうる例示のシステムを図示する。システムは、例えばイーサネット(登録商標)インターフェイスや無線通信ポートなどの、任意の通信インターフェイスを介してネットワーク205に通信可能に接続されるDVR202などといった、少なくとも1つのクライアント装置を含む。DVRの機能は米国特許第6233389号明細書に典型的に示され、該特許は本譲受人によって所有され、参照によって本明細書に組み込まれる。システムはまた、サービスプロバイダ204、コンテンツプロバイダ206、パーソナルコンピュータ208および持ち運び可能な装置210を含む。
【0024】
パーソナルコンピュータ208は、例えばデスクトップコンピュータまたはラップトップコンピュータなどのパーソナルコンピューティング装置であってもよく、ネットワーク205とも、無線を含む任意の通信インターフェイスを介して接続される。持ち運び可能な装置210はマルチメディアコンテンツを表示可能な任意のハンドヘルドコンピューティング装置、セルラ電話、持ち運び可能なメディアプレイヤ、または任意の他の持ち運び可能な装置であってもよく、無線を含む任意の通信インターフェイスを介してネットワーク205に接続されてもよい。DVR202、パーソナルコンピュータ208および持ち運び可能な装置210はそれぞれネットワーク205を介してサービスプロバイダ204と通信する。他の実施形態では、DVR202、パーソナルコンピュータ208、および持ち運び可能な装置210はそれぞれネットワーク205を介してコンテンツプロバイダ210と通信する。
【0025】
ネットワーク205は、通信システムにおける装置間のデータの交換を提供する任意の媒体または機構によって実施されてもよい。ネットワーク205の例には、限定するものではないが、ローカルエリアネットワーク(LAN)、ワイドエリアネットワーク(WAN)、インターネット、1つ以上の地上、衛星、または無線リンクなどが挙げられる。代替としてまたは加えて、ネットワーク205に接続された任意の数の装置が通信リンクを介して互いに直接接続されてもよい。
【0026】
一実施形態では、コンテンツプロバイダ206はケーブル、衛星、地上通信、または他の通信方法を介して放送番組コンテンツをDVR202に提供する。放送番組コンテンツは、音声、映像、またはビデオコンテンツなどの任意のマルチメディアコンテンツを含んでよい。別の実施形態では、コンテンツプロバイダ206はマルチメディアコンテンツ、例えば任意のダウンロード可能なコンテンツなどを、DVR202、パーソナルコンピュータ208、または持ち運び可能な装置210に、ネットワーク205を介して提供する。
【0027】
一実施形態では、DVR202はサービスプロバイダ204と通信し、サービスプロバイダ204は番組ガイドデータ、グラフィカルリソース(例えばフォント、写真など)、サービス情報、ソフトウェア、広告、イベント識別データ、およびユーザの関心を満たすためにDVR202がサービスプロバイダ204を独立して動作させることを可能にする他の形式のデータ、を提供する。他の実施形態では、DVR202、パーソナルコンピュータ208、および持ち運び可能な装置210は互いに通信し、コンテンツ、メタデータ、または他の任意のデータをネットワーク205、通信接続、または任意のローカルネットワークを介して転送することができる。
【0028】
他の実施形態では、コンテンツプロバイダ206は、コンテンツデータ、または、プロモーションデータ、アイコン、ウェブデータ、および他の情報からなる任意のメタデータをサービスプロバイダ204に提供してもよい。それから、サービスプロバイダ204はメタデータを解釈して(interpret)そのコンテンツデータメタデータをDVR202、パーソナルコンピュータ208、または持ち運び可能な装置210に提供してもよい。
【0029】
図2Bを参照すると、一実施形態では、DVR202は一般に、信号コンバータ254によって示される複数の構成要素を備え、それらはアナログテレビジョン信号をデジタル化してデジタルデータストリームに変換するかデジタルデータストリームを受け入れるかする必要がある。DVRの内部構造および動作の例は米国特許第6233389号明細書にさらに記載される。
【0030】
DVR202は、アンテナ、ケーブルテレビシステム、衛星受信器などからの放送信号を、入力252Aを介して受信する。入力252Aは、複数の信号が同時に受信および記録されることを可能にする、複数のチャンネル合わせモジュールを有してもよい。例えば、入力252Aによって受信されたTV入力ストリームは、全国テレビジョン方式委員会(NTSC)準拠の信号またはPAL準拠の放送信号の形態をとってもよい。他の例によれば、入力252Aによって受信されるTV入力ストリームはデジタルサテライトシステム(DSS)準拠の信号、デジタル放送サービス(DBS)準拠の信号、またはアドバンスドテレビジョン方式委員会(ATSC)準拠の信号などのデジタル形式をとってもよい。DBS、DSS、およびATSCは動画エキスパートグループ2(MPEG−2)およびMPEG−2トランスポートと呼ばれる規格に基づく。MPEG−2トランスポートは、TV受信器が入力ストリームを逆アセンブル(disassemble)して、多重化された信号内から番組を見つけることを可能にするように、TV発信元送信機からのデジタルデータストリームをフォーマットするための規格である。
【0031】
MPEG−2トランスポート多重化は、同一の放送チャンネル内に、複数の映像および音声放送および個人データを含む複数の番組をサポートする。入力252Aは特定の番組にチャンネルを合わせ、チャンネルから特定のMPEGストリームを抽出し、MPEGストリームをシステムの残りに供給する。アナログTV信号は別々の映像音声エンコーダを用いて同一のMPEGフォーマットにコード化され、したがってシステムの残りの部分は信号がどのように得られたのかを知らない。情報は多くの標準方法でアナログTV信号の垂直帰線期間(VBI)に変調されてもよい。例えば北米放送テレテキスト標準(NABTS)が用いられて情報をNTSC信号のある線上に変調してもよく、FCC(米国連邦通信委員会)は字幕(CC)および拡張データサービス(EDS)のために他のある線の使用を命じる。そのような信号は入力252Aによってデコードされて、あたかも信号がMPEG−2プライベートデータチャンネルを介して配信されたかのように、他のモジュールに送られる。
【0032】
記録モジュール260は、少なくとも1つの記憶装置にデジタルデータストリームを記憶することによって、入来するそのデータストリームを記録する。記憶装置は、デジタルデータストリームのセグメントを保持するように設計された記憶装置264A/264Bによって示される。記憶装置264A/264Bは、内部の264Aおよび/または外部の264Bである、1つ以上の不揮発記憶装置(例えばハードディスク、ソリッドステートドライブ、USB外部ハードドライブ、USB外部メモリスティック、USB外部ソリッドステートドライブ、ネットワークにアクセス可能な記憶装置、など)であってもよい。信号変換器254はデータストリームのセグメントを検索し、データストリームをアナログ信号に変換し、そして信号をRF搬送波に変調し、出力252Bを通し、それを介して信号は標準のTVセットに配信される。出力252Bは代替として、TVセットまたは映像モニタにデジタル信号を配信してもよい。例えば、DVR202はデジタルビジュアルインターフェイスポート(DVI)ケーブルを介してTVにデジタル信号を送信するためにDVIを利用してもよい。
【0033】
DVR202はまた通信インターフェイス262を含み、それを介してDVR202はネットワーク205と、イーサネット(登録商標)、無線ネットワーク、モデム、または他の通信規格を通して通信する。さらに、DVR202はTVシステムに一体化されてもよく、よって上記構成要素は、DVR202の各構成要素の機能を実施可能なTVセット内に収納される。
【0034】
他の実施形態では、DVR202は一般的に、例えばPC、DVR、サービスプロバイダ、またはコンテンツサーバなどの複数の発信元からデジタルデータ信号を受信、記録、記憶、転送、および再生するために必要な、複数の構成要素からなる。DVR202は他のDVRまたはPCにデジタルデータ信号を転送することができる。DVR202はエンコーダ256Aおよびデコーダ256Bを介して、再生、記憶または転送のための複数のフォーマットにデジタル信号をコード化またはデコードしてもよい。本発明の一実施形態によれば、エンコーダ256AはMPEGストリームを生成する。本発明の他の実施形態によれば、エンコーダ256Aは異なるコーデックを用いてコード化されたストリームを生成する。デコーダ256Bはエンコーダ256Aによってコード化されたストリーム、またはストリームが適切なデコーダを用いて受信された場合のフォーマットで記憶されたストリームをデコードする。DVR202はまた、デジタルデータ信号を記憶、転送または再生する暗号化器/解号器258を用いてデジタルデータ信号を暗号化または解号することもできる。
【0035】
一実施形態では、DVR202はサービスプロバイダ204と通信する。サービスプロバイダ204は、プログラムガイドデータ、ブランドアイコンおよび画像などのグラフィカルリソース、サービス情報、ソフトウェアプログラム、広告、および、DVR202がサービスプロバイダ204から独立して動作して自立的な記録機能を実行することを可能にする他の形式のデータを提供する。DVR202とサービスプロバイダ204の間の通信は安全な配信アーキテクチャを使用して、サービスデータとユーザのプライバシーの両方が保護されるように、DVR202とサービスプロバイダ204の間でデータを転送する。
【0036】
3.0 様々な発信元からのメディアメタデータの相関
図1は、本発明の一実施形態が実施されることができるシステム100を示すブロック図である。本発明の実施形態は、追加としてまたは代替として、
図1に示された構成要素よりも多い、または少ない、または異なる構成要素を含むシステムにおいて実施されてもよい。
【0037】
システム100はDVR102、インターネット104、EPGデータプロバイダ106、およびVODサービスプロバイダ108A−Nを含む。DVR102、EPGデータプロバイダ106、およびVODサービスプロバイダ108A−Nはインターネット104に通信可能に接続される。DVR102はインターネット104を介してEPGデータプロバイダ106およびVODサービスプロバイダ108A−Nにデータを送信し、そこからデータを受信する。加えて、DVR102は、典型的にはインターネット以外の媒体を介して、予定された番組を表す放送されたテレビジョン信号を受信する。例えば、DVR102はケーブルを介しておよび/または無線によって、放送されたテレビジョン信号を受信してもよい。
【0038】
本発明の一実施形態では、DVR102はEPGデータプロバイダからEPGメタデータを周期的に受信する。EPGメタデータは、様々な時刻に様々なチャンネルで(例えばケーブルを介しておよび/または無線によって)放送される予定の番組を識別する。本発明の一実施形態では、EPGデータにおいて識別される一意的な番組のそれぞれは、他のいかなる番組も有しない一意的な識別子を有する。さらに、本発明の一実施形態では、複数エピソードのシリーズの一意的なエピソードのそれぞれが、そのシリーズの他のいかなるエピソードも(他のいかなるシリーズも)有しない一意的な識別子を有する。本発明の一実施形態では、EPGデータプロバイダ106はインターネット104を介してDVR102に、EPGデータ内のそのような識別子を送信する。EPGデータプロバイダ106は、1つ以上のサーバとして実施されてもよい。本発明の一実施形態では、EPGデータは、DVR102が解釈するように構成されたXML概要に従ったXMLドキュメントとしてフォーマットされる。
【0039】
VODサービスプロバイダ108A−Nのそれぞれが、1つ以上のサーバからなる個別の組として実施されてもよい。VODサービスプロバイダ108A−Nのそれぞれは個別の人または組織によって所有され、操作される。VODサービスプロバイダ108A−Nは、典型的にはDVR102のユーザの要求に応じて、DVR102がインターネット104を介してダウンロードすることができる番組を記憶する。通常は、DVR102は、DVR102が任意のVODサービスプロバイダ108A−Nから受信した番組を、DVR102がそれらの番組を受信したときに、(例えばDVR102に接続されたテレビジョン画面を介して)再生する。すなわち、本発明の一実施形態では、DVR102は、VODサービスプロバイダがインターネット104を介して(例えば、トランスミッションコントロールプロトコルおよびインターネットプロトコルを用いて)DVR102に「ストリーミング」する番組を、再生する。加えて、または代替として、本発明の一実施形態では、DVR102は、DVR102のユーザが後に見るために、そのようなダウンロードされた番組を永続的な記憶装置に記録することができる。本発明の一実施形態では、VODサービスプロバイダ108A−Nのそれぞれが、そのVODサービスプロバイダにアクセスするためにDVR102が用いる、異なったユニフォームリソースロケータに関連づけられる。
【0040】
VODサービスプロバイダ108A−Nのそれぞれが、DVR102がインターネット104を介してダウンロード可能な番組を記憶しても、本発明の一実施形態では、VODサービスプロバイダ108A−Nのそれぞれが記憶する番組の組は少なくともわずかには異なっている。したがって、VODサービスプロバイダ108AはVODサービスプロバイダ108Bが記憶しないある番組を記憶しているかもしれず、逆もまた同じである。本発明の一実施形態では、VODサービスプロバイダが記憶する番組に関する情報を(潜在的な他の情報の中から)示す番組メタデータを、VODサービスプロバイダ108A−Nのそれぞれがさらに記憶する。本発明の一実施形態では、DVR102はVODサービスプロバイダ108A−Nにこの番組メタデータを要求して、VODサービスプロバイダ108A−Nから受信し、この番組メタデータを用いて、どのVOD番組がVODサービスプロバイダ108A−Nからダウンロードおよび閲覧可能であるかを示すメニューを、生成してDVRのユーザ102に表示する。
【0041】
VODサービスプロバイダ108A−Nの1つが記憶する番組メタデータは、VODサービスプロバイダ108A−Nの他のいかなる1つが記憶する番組メタデータとも、フォーマットが異なるかもしれない(そして典型的には異なる)。VODサービスプロバイダ108A−NのすべてがXMLドキュメントの形態で番組メタデータを記憶するとしても(そしてVODサービスプロバイダ108A−Nの1つ以上が、ある他のフォーマットで番組メタデータを記憶するかもしれない)、それらのXMLドキュメントが従うXML概要は(もしあれば)XMLドキュメントごとに異なる。典型的には、いかなるVODサービスプロバイダ108A−Nによって記憶された番組メタデータのいずれも、EPGデータプロバイダ106が提供するEPGメタデータが従うのと同じXML概要に従うことはない。典型的には、いかなるVODサービスプロバイダ108A−Nによって記憶された番組メタデータのいずれも、EPGデータプロバイダ106が提供するEPGメタデータにおいて番組を識別する一意的な識別子によって番組を識別することはない。しばしば、VODサービスプロバイダ108A−Nの操作者はそのような識別子に気づかない。
【0042】
EPGメタデータプロバイダ106がDVR102に提供するEPGメタデータは、放送される予定の番組に関する詳細な情報を通常含むが、VODサービスプロバイダ108A−Nが記憶する番組メタデータは、しばしば、よりわずかであり、含む詳細はより少ない。例えば、EPGメタデータは、シリーズのエピソードのために、少なくとも(a)そのエピソードのための一意的な識別子、(b)そのエピソードのタイトル、(c)そのエピソードが属するシリーズのタイトル、(d)そのエピソードが属するジャンル(例えば、ドラマ、コメディ、ホラー、冒険物、ドキュメンタリーなど)、(e)(もしあれば)そのエピソードのレーティング(例えば、TV−Y、TV−Y7、TV−G、TV−PG、TV−14、TV−MA)、(f)そのエピソードが当初に放送された年、(g)そのエピソードに出演する1人以上の俳優の名前、を示すかもしれない。EPGメタデータにおいて、これらの情報アイテムのそれぞれはXMLタグによって画定され、該XMLタグは、該XMLタグによって画定されることができるこれらの情報アイテムのそれぞれの「タイプ」を特定する。結果として、DVR102は、EPGメタデータのどの部分が番組のエピソードのタイトルを示すのか、EPGメタデータのどの部分が番組のエピソードの例えばジャンルを示すのか、比較的簡単に決定することができる。EPGメタデータとは対照的に、VODサービスプロバイダ108A−Nが提供する番組メタデータはEPGメタデータに含まれる詳細の多くを除外するかもしれない。VODサービスプロバイダ108A−Nが提供する番組メタデータは、該番組メタデータにおいて特定される情報項目の「タイプ」を明確には示さないかもしれない。
【0043】
本発明の一実施形態によれば、DVR102(またはDVR102の代わりに動作する何らかの他のエージェントまたは自動化された機構)は、(a)情報項目のタイプを実際に識別する番組メタデータにおいて特定された、該タイプを識別する、および、(b)1つ以上の番組メタデータ発信元から除外されたかもしれない番組詳細を「穴埋めする(fill in)」ために、EPGデータプロバイダ106およびVODサービスプロバイダ108A−Nから受信された番組メタデータを相関させる。本発明の一実施形態では、DVR102(またはDVR102の代わりに動作する何らかの他のエージェントまたは自動化された機構)は、番組メタデータが関連する番組の間の類似点を決定するために、各メタデータ発信元から受信された番組メタデータを比較する。この比較に基づいて、DVR102(またはDVR102の代わりに動作する何らかの他のエージェントまたは自動化された機構)は、番組に関連するメタデータが該番組を明示的に識別しない場合であっても、上記された一意的な番組識別子で各番組をラベリングしようと試みる。
【0044】
例えば、DVR102は、VODサービスプロバイダ108Aから受信された番組メタデータ内の語句が、EPGメタデータにおいて識別された特定の番組のタイトルに非常に似ているか同一である旨を、決定するかもしれない。加えて、DVR102は、VODサービスプロバイダ108Aから受信された番組メタデータ内の語句が、EPGメタデータにおいて示されたような、特定の番組に現れる俳優の名前に非常に似ているか同一である旨を、決定するかもしれない。その結果として、この類似点により、DVR102は、VODサービスプロバイダ108から受信された番組メタデータが、同一のEPGメタデータが関連する同一の特定の番組に実際に関連する旨を、無理なく結論づける。この結論に応じて、番組メタデータが一意的な番組識別子および対応するEPGデータに示される他の詳細を含むように、DVR102はVODサービスプロバイダ108Aからの番組メタデータを向上させることができる。DVR102は、VOD番組メタデータ内において認識されているがラベリングされていない情報項目をそれぞれ、タイプによってラベリングしてもよい。
【0045】
図3は、本発明の一実施形態による、様々な送信元からのメディアメタデータを相関させる技術を示すフロー図である。本発明の代替の実施形態では、様々な発信元からのメディアメタデータを相関させる技術は、
図3に示されたものより多い、少ない、あるいは異なるステップを含むかもしれない。
【0046】
いま
図3に言及すると、ブロック302において、DVRはEPGデータプロバイダからEPGメタデータを受信する。EPGメタデータは、((例えば、無線、衛星、インターネット、またはケーブルを介して)放送されたテレビジョン信号またはマルチメディア信号としてDVRが受信可能な)スケジューリングされた番組が放送されるか利用可能となる予定のチャンネルを示し、それらのスケジューリングされた番組が放送されるか利用可能となる予定の日時を示す。上記したように、本発明の一実施形態では、各番組(複数エピソードのシリーズの一エピソードであってもよい)に対して、EPGメタデータは、その番組のみを識別する番組識別子を示す。各番組は一意的な識別子を有する。この識別子は、EPGデータプロバイダを起源とするものであってもよいが、本発明の一実施形態では、この識別子はEPGデータプロバイダ以外の発信元が起源である。例えば、中間サーバがEPGメタデータをインターセプトして、番組識別子を追加することでEPGメタデータを向上させてから、DVRに識別子が向上したメタデータを転送してもよい。
【0047】
ブロック304において、DVRはDVRの永続的な記憶装置にEPGメタデータを記憶する。そうする際に、DVRは、EPGメタデータ内のタグおよび/またはラベルを分析して、メタデータ内にある様々な情報項目のタイプを決定してもよい。例えば、「シリーズ」タグ内に含まれる情報が、番組が属する複数エピソードのシリーズのタイトルを示す旨を、DVRが決定してもよい。別の例では、「エピソード」タグ内に含まれる情報が、番組が表すエピソードのタイトルを示す旨を、DVRが決定してもよい。別の例では、「ID」タグ内に含まれる情報が、その番組に関する一意的な識別子を示す旨を、DVRが決定してもよい。
【0048】
EPGメタデータは、典型的には、複数の番組に関する情報を含む。そのような各番組に関して、DVRは、その番組が関連するメタデータ情報項目と共に、その番組に対する「標準」データ構造のインスタンスを追加する。例えば、標準データ構造のインスタンスは、EPGメタデータから得られるものとしてシリーズタイトルをDVRが挿入する、「シリーズタイトル」フィールドを含んでもよい。別の例では、標準データ構造のインスタンスは、EPGメタデータから得られるものとして、番組に適合するジャンルをDVRが挿入する、「ジャンル」フィールドを含んでもよい。本発明の一実施形態では、標準データ構造のインスタンスの構造は、番組ごとに変わることがなく、しかし標準データ構造のインスタンスのフィールドに挿入される値は変わる。したがって、本発明の一実施形態では、標準データ構造のすべての例は同じフィールドを有する。
【0049】
DVRは定期的にEPGデータプロバイダからEPGメタデータを得てもよい。一回ごとに、DVRにおいて記憶された標準データ構造のインスタンスの貯えは成長してもよい。以下に記載されるように、DVRがVODサービスプロバイダから受信した番組メタデータを識別して向上させるように、DVRはこれらの標準データ構造のインスタンスを使用してもよい。
【0050】
ブロック306において、DVRはVODサービスプロバイダから番組メタデータを受信する。典型的には、VODサービスプロバイダが提供するコンテンツ―VODサービスプロバイダが記憶しているコンテンツのリストをDVRのユーザが要求することに応じて、DVRはそのような番組メタデータを受信する。VODサービスプロバイダから受信された番組メタデータは、明らかにはラベリングされていないこともあり、番組に関してEPGメタデータと同じくらい多くの詳細な情報を有することもある。
【0051】
ブロック308において、DVRは標準データ構造のインスタンスを有するVOD番組メタデータにおける番組情報を比較する。VOD番組メタデータは複数の異なる番組に関する番組情報を含んでもよい。VOD番組メタデータ内の情報と標準データ構造のインスタンス内の情報との類似性に基づいて、VOD番組メタデータが関連する番組を、DVRは識別しようと試みる(VODメタデータは明示的にはこれらの番組を識別しないかもしれない)。例えば、タイトルと俳優の両方において、特定の番組に対するVOD番組メタデータと、特定の標準データ構造のインスタンスとの類似性に基づいて、VOD番組メタデータが関連する特定の番組が、特定の標準データ構造のインスタンスが関連する番組と実際に同一である旨を、DVRが決定してもよい。DVRは、番組の間の類似点を識別しようと試みるために、様々な発見的手法および比較技術を用いてもよい。本発明の一実施形態では、標準データ構造のインスタンス内の情報とVOD番組メタデータ内の情報の間の定量化された類似点が特定の閾値を超えた場合に、DVRは標準データ構造のインスタンスとVOD番組メタデータが同一の番組に関連するものと判断する。
【0052】
ブロック310では、特定の標準データ構造のインスタンスがすでに関連している番組と同じ番組にVOD番組メタデータが関連する旨を決定することに応じて、DVRは、VOD番組メタデータが関連する番組に対する新しい標準データ構造のインスタンスを作成して追加する。古い標準データ構造のインスタンス内の情報項目とVOD番組メタデータの間の類似点に基づいて、DVRはVOD番組メタデータ内の情報項目のタイプを決定する。例えば、古い標準データ構造のインスタンスが「エピソードのタイトル」フィールド内に特定のエピソードのタイトルを示す場合、およびVOD番組メタデータが「エピソードのタイトル」フィールドの値と合致する情報項目を含む場合、DVRは新しい標準データ構造の「エピソードのタイトル」フィールドに、該情報項目を追加してもよい。
【0053】
加えて、本発明の一実施形態では、古い標準データ構造のインスタンスが、VOD番組メタデータ内に値が含まれない何らかのフィールドの値を含む場合、DVRは新しい標準データ構造のインスタンスの対応するフィールドに、古い標準データ構造のインスタンスからの値を追加する。したがって、DVRはEPGメタデータを用いて、VODサービスプロバイダから受信された部分的に完全なメタデータを「完成する」ことができる。DVRが新しい標準データ構造のインスタンスに「持ち越す(carry over)」ことができる値のひとつに、場合によってはVOD番組メタデータ内では特定されない、一意的な番組識別子がある。
【0054】
(EPGメタデータの値を含む)古い標準データ構造のインスタンス内のある値と、(VOD番組メタデータの値を含む)新しい標準データ構造のインスタンス内のある値とは、該古い標準データ構造のインスタンスと該新しい標準データ構造のインスタンスが同じ番組に関連していても、異なることがある。例えば、標準データ構造の1つのフィールドは、番組の送信元を示すフィールドであるかもしれない。一例では、このフィールドの値はケーブルメディアプロバイダまたは無線放送のメディアプロバイダを示すかもしれないが、ほかの例では、このフィールドの値はVODサービスプロバイダのサーバのURLを示すかもしれない。VOD番組コンテンツに関連しない情報は、VOD番組コンテンツのための値を含む標準データ構造のインスタンスから除外されてもよい。例えば、いくつかの状況において、VOD番組がVODサービスプロバイダからいつでも利用可能である場合には、VOD番組に対する標準データ構造のインスタンスは、番組が放送される予定のチャンネル、あるいは、番組が放送される予定の日時に関連する値を含まないかもしれない。
【0055】
ブロック312では、DVRは(ブロック310において作成および追加された)新しい標準データのインスタンスを、DVRの永続的な記憶装置に記憶する。したがって、新しい標準データ構造のインスタンスは、他のVODサービスプロバイダからのVOD番組メタデータが関連する番組を、DVRが将来識別するために用いてもよい標準データ構造のインスタンスをDVRが貯えたものの一部となる。したがって、本発明の一実施形態では、DVRはEPGメタデータを使用して、部分的に完全なVOD番組メタデータを識別して完成させるが、本発明の一実施形態では、DVRはそれに加えてまたは代替として、1つのVODサービスプロバイダのメタデータからの詳細を使用して、別のVODサービスプロバイダからの部分的に完全な何らかのメタデータを識別して完成させる。
【0056】
DVRのユーザがDVRに、DVRを介して利用可能な番組コンテンツのリストを示すよう指示する場合、DVRはDVRが記憶している標準データ構造のインスタンスに基づいて、そのようなリストを生成することができる。リストは(a)特定の日時に特定のチャンネルで放送される予定の番組と、(b)DVRがVODサービスプロバイダからダウンロードおよび/またはストリーミングすることができる番組の両方への参照を含んでもよい。したがって、様々なメディア発信元からの番組が、ユーザインターフェイスにおける簡潔で包括的なリストとしてDVRのユーザに示されることができる。利用可能な番組のリストを簡潔化するために、同一の番組が複数の異なる発信元から利用可能である場合は、DVRは同一の番組への複数の参照を選択的に除外してもよい。DVRは、2つの番組に対する標準データ構造のインスタンスに記憶された一意的な番組識別子に基づいて、2つの番組が同一である旨を決定することができる。
【0057】
加えて、DVRのユーザによって特定された基準(例えば、タイトル内に特定の単語を有するすべての番組、または特定の俳優が現れるすべての番組)を満足する番組の検索をDVRのユーザが要求することに応じて、DVRは、関連のフィールド(例えば、タイトル、俳優など)の値がDVRのユーザによって特定された基準を満足する、標準データ構造のインスタンスのセットを決定することによって、それらの番組を検索することができる。DVRは、様々なメディア発信元(例えばケーブルテレビジョン信号、無線テレビジョン信号、および複数の異なるVODサービスプロバイダなど)からの番組を含む、基準に合致する番組のリストを示すことができる。さらに、基準に合致する番組リストを単純化するために、同一の番組が複数の異なる発信元から利用可能である場合、DVRは同一の番組への複数の参照を選択的に除外してもよい。
【0058】
上記の技術のあるステップはDVRによって実施されるものとして記載されるが、本発明の代替の実施形態では、ステップの1つ以上がDVRの代わりにDVRの外部にある何らかの機構によって実行されてもよい。例えば、DVRの外部にあるサーバ、およびDVRがインターネットを介して通信するサーバが、DVRとEPGデータプロバイダとVODサービスプロバイダの間の通信を仲介してもよい。サーバはEPGデータプロバイダおよびVODサービスプロバイダからメタデータをインターセプトしてもよい。サーバは上記のように標準データ構造のインスタンスを生成し、追加し、記憶することができ、それによってDVRがそれらのタスクを実行することをなくす。本発明の一実施形態では、特定の基準に合致する番組の検索を実行するようにDVRのユーザがDVRに指示する場合、DVRの代わりにこの検索を実行するようにDVRがサーバに指示する。DVRはしたがって、DVRのユーザに、DVRがサーバから受信した検索結果を示すことができる。
【0059】
上に述べたように、本発明の一実施形態では、DVR(またはサーバ、またはDVRの代わりに動作する機構)は、VODサービスプロバイダからのVOD番組メタデータ内で少なくとも部分的に識別される番組に対する一般的なデータ構造のインスタンスを生成する。上に述べたように、本発明の一実施形態では、EPGデータプロバイダからのEPGメタデータは、および/または(他のVODサービスプロバイダからの)他のVOD番組メタデータは、VODサービスプロバイダから受信された部分的なメタデータから除外されてもよい詳細を「穴埋め」して完成させるために使用される。加えて、または代替として、本発明の一実施形態では、既存の標準データ構造のインスタンス内に存在する追加のメディア相関情報が、VOD番組メタデータが関連する番組に対して生成された標準データ構造のインスタンスに、同様に追加される。
【0060】
標準データ構造のインスタンスがDVR(または別のサーバ)に記憶される前または後に、人間のエージェントが、標準データ構造のインスタンスに、該インスタンスの番組と1つ以上の他のインスタンスの番組との間の相関を示す情報を加えることによって、標準データ構造のインスタンス内の情報を向上させることができる。例えば、特定の番組が「ダーク・ヒーロー(dark hero)(行動が決して正義ではないと思われる主人公)」を主役にする場合、人間のエージェントが、該インスタンスに関する標準データ構造に、該特定の番組が「ダーク・ヒーロー」を主役にする旨を示す情報を追加するかもしれない。同じ番組がVODサービスプロバイダから利用可能となった場合、該特定の番組が「ダーク・ヒーロー」を主役にする旨を示す情報もまた、上記の技術を用いて、VODサービスプロバイダから利用可能にされた番組に対する標準データ構造のインスタンスにコピーされるであろう。したがって、番組に対するVODメタデータが「ダーク・ヒーロー」などの人間のエージェントによって加えられた属性を含まない場合でさえも、本発明の一実施形態では、同一の番組に対する既存の標準データ構造のインスタンスがそれらの属性をすでに示している限り、その番組に対する新しい標準データ構造のインスタンスは、それらの属性を自動的に含むであろう。そのような属性は、標準データ構造内の個別のフィールドまたは複数のフィールドと一致してもよい。
【0061】
本発明の一実施形態では、DVRは検索の特徴を提供し、該検索によって、人間のエージェントによって加えられた同様の属性(例えば「ダーク・ヒーロー」など)を有する番組が、それらの属性を有するために関連している番組として、DVRのユーザに示される。例えば、DVRのユーザは、特定のタイトルを有する番組を検索するようにDVRに指示するかもしれない。DVRのユーザの検索要求に応じて、DVRは、該特定のタイトルを有する番組(従来の放送によるものとVODによって提供されたものの両方)のリストを戻すことができる。加えて、DVRは、該特定のタイトルを有する番組の標準データ構造のインスタンス内に特定された属性と同じまたは類似した、人間のエージェントによって加えられた属性を有する番組(特定のタイトルを有しない番組を含む)のリストを戻すことができる。人間のエージェントによって加えられたそのような属性は、いかなるEPGデータプロバイダから受信されたいかなるメタデータに特定された属性にも、加えられるかもしれない。
【0062】
4.0 実施の機構−ハードウェアの概観
図4は、本発明の実施形態が実装されてもよいコンピュータシステム400を示すブロック図である。コンピュータシステム400はバス402または情報を通信するための他の通信機構と、バス402と結合されており情報を処理するためのプロセッサ404と、を含む。コンピュータシステム400はまた、バス402に結合された、ランダムアクセスメモリ(RAM)または他の動的記憶装置などの、情報およびプロセッサ404によって実行される命令を記憶するためのメインメモリ406を含む。メインメモリ406はまた、プロセッサ404によって実行される命令の実行の間、一時的な変数または他の中間情報を記憶するために用いられてもよい。コンピュータシステム400はさらに、バス402に結合された、プロセッサ404のために静的情報および命令を記憶するためのリードオンリーメモリ(ROM)408または他の静的記憶装置を含む。情報および命令を記憶するための磁気ディスクまたは光ディスクなどの記憶装置410が提供され、バス402に結合される。
【0063】
コンピュータシステム400はバス402を介して、例えば陰極線管(CRT)などの、コンピュータユーザに情報を示すためのディスプレイ412に結合されてもよい。情報およびコマンド選択をプロセッサ404に通信するための、英数字および他のキーを含む入力装置414が、バス402に結合される。他のタイプのユーザ入力装置は、方向情報およびコマンド選択をプロセッサ404に通信し、ディスプレイ412上でカーソルの移動を制御するための、マウス、トラックボール、スタイラス、またはカーソル方向キーなどのカーソル制御416である。この入力装置は典型的には、第1の軸(例えばx軸)および第2の軸(例えばy軸)である2つの軸において2つの自由度を有し、それは装置が平面上での位置を特定することを可能にする。
【0064】
本発明は、DVRの選択されたトリックプレイモードに応じた表示のために多フレーム映像番組のフレームを選択するためのコンピュータシステム400の使用に関する。本発明の一実施形態によれば、DVRの選択されたトリックプレイモードに応じた表示のために多フレーム映像番組のフレームを選択することは、メインメモリ406に含まれる1つ以上の命令の1つ以上の配列を実行するプロセッサ404に応じて、コンピュータシステム400によって提供される。そのような命令は他のコンピュータ読み取り可能媒体、例えば記憶装置410からメインメモリ406に読み取られてもよい。メインメモリ406に含まれる命令の配列の実行は、プロセッサ404に本明細書に記載された処理のステップを実行させる。代替の実施形態では、本発明を実施するためのソフトウェア命令の代わりに、または組み合わせて、ハードワイヤードの回路が用いられてもよい。したがって、本発明の実施形態はハードウェア回路およびソフトウェアのいかなる特定の組み合わせにも限定されない。
【0065】
本明細書で用いられる用語「コンピュータ読み取り可能な媒体」は、プロセッサ404に実行の命令を提供することに関与する任意の媒体を指す。そのような媒体は、不揮発性媒体、揮発性媒体、および送信媒体を含むがそれらに限定されない、多くの形態をとることができる。不揮発性媒体には、例えば、光または磁気ディスク、例えば記憶装置410などが挙げられる。揮発性媒体にはダイナミックメモリ、例えばメインメモリ406などが挙げられる。送信媒体には同軸ケーブル、銅線および、バス402を有するワイヤを含む光ファイバなどが挙げられる。送信媒体はまた、電波および赤外線データ通信の最中に生成されるものなどの、音波または光波の形態をとることもできる。
【0066】
コンピュータ読み取り可能媒体の共通の形態には、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、フレキシブルディスク、ハードディスク、磁気テープ、または他の任意の磁気媒体、CD−ROM、他の任意の光学媒体、パンチカード、紙テープ、穴のパターンを有する他の任意の物理的媒体、RAM、PROM、EPROM、フラッシュEPROM、他の任意のメモリチップまたはカートリッジが挙げられる。
【0067】
様々な形態のコンピュータ読み取り可能媒体が、実施のためにプロセッサ404への1つ以上の命令の1つ以上の配列を実行することに関与してもよい。例えば、命令はリモートコンピュータの磁気ディスク上で最初に実行されてもよい。リモートコンピュータはそのダイナミックメモリに命令をロードして、モデムを用いて電話線で命令を送信することができる。コンピュータシステム400にローカルなモデムが電話線上のデータを受信して、赤外線送信器を用いてデータを赤外線信号に変換することができる。赤外線検出器が赤外線信号に搬送されたデータを受信して、適切な回路がバス402上にデータを流すことができる。バス402はメインメモリ406にデータを搬送し、メインメモリ406からプロセッサ404は命令を取り出して実施する。メインメモリ406によって受信された命令は、プロセッサ404による実施の前または後のいずれかに、記憶装置410上に、任意で記憶されてもよい。
【0068】
コンピュータシステム400はバス402に結合された通信インターフェイス418も含む。通信インターフェイス418はローカルネットワーク422に接続されたネットワークリンク420に、双方向データ通信結合を提供する。例えば、通信インターフェイス418は、対応するタイプの電話線にデータ通信接続を提供する総合デジタル通信網(ISDN)カードまたはモデムであってもよい。他の例として、通信インターフェイス418は、互換可能なローカルエリアネットワーク(LAN)にデータ通信接続を提供するLANカードであってもよい。無線リンクが実装されてもよい。そのような任意の実装において、通信インターフェイス418は、様々なタイプの情報を示すデジタルデータストリームを搬送する電気的、電磁気的、または光信号を送信および受信する。
【0069】
ネットワークリンク420は一般的に1つ以上のネットワークを介して他のデータ装置にデータ通信を提供する。例えば、ネットワークリンク420はローカルネットワーク422を介して、ホストコンピュータ424またはインターネットサービスプロバイダ(ISP)426によって操作されるデータ装置への接続を提供してもよい。同様に、ISP426は、「インターネット」428と一般的に呼ばれている世界的パケットデータ通信ネットワークを介してデータ通信サービスを提供する。ローカルネットワーク422およびインターネット428は共に、デジタルデータストリームを搬送する電気的、電磁気的、または光信号を用いる。デジタルデータをコンピュータシステム400へ、またはコンピュータシステム400から搬送する、様々なネットワークを介した信号およびネットワークリンク420上にあって通信インターフェイス418を介した信号は、情報を運ぶ搬送波の例示的な形態をとる。
【0070】
コンピュータシステム400は、ネットワーク、ネットワークリンク420、および通信インターフェイス418を介して、メッセージを送信し、プログラムコードを含むデータを受信することができる。インターネットの例では、サーバ430はアプリケーションプログラムのために要求されたコードを、インターネット428、ISP426、ローカルネットワーク422および通信インターフェイス418を介して送信してもよい。
【0071】
受信されたコードは受信されたときにプロセッサ404によって実行されてもよく、および/または後の実行のために記憶装置410、または他の不揮発性記憶装置に記憶されてもよい。このようにして、コンピュータシステム400は搬送波の形態でアプリケーションコードを得ることができる。
【0072】
5.0 拡張例および代替例
前記の特定において、本発明は、その特定の実施形態を参照して記載された。しかしながら、本発明のより広い精神および範囲から逸脱することなく、様々な修正および変更が加えられてもよいことは明らかである。明細書および図面は、したがって、限定的な意味ではなく例示的な意味とみなされるべきである。
【0073】
例えば、本発明のいくつかの上記実施形態は、VOD番組および非VOD番組の両方を含む番組のリストを示すために相関させられたメタデータを用いることに関するが、本発明の追加の実施形態は、そのような相関させられたメタデータが非VOD番組の記録をスケジューリングするために、および/またはVOD番組をブックマークする(場合によっては、DVRによる後の取得および/またはDVRのユーザによる閲覧のために)ためにも使用される、実施形態を含んでもよい。例えば、1つ以上のVOD番組に関するDVRのユーザの行動に基づいて、DVRは1つ以上の非VOD番組の記録を自動的にスケジューリングしてもよく、それは該1つ以上のVOD番組と該1つ以上の非VOD番組の間で相関させられたメタデータに基づいて行われる。別の例では、1つ以上の非VOD番組(例えば、従来の、時間がスケジューリングされて放送される番組)に対するDVRのユーザの行動に基づいて、DVRは自動的に1つ以上のVOD番組を(ユーザの注意を向けさせるように)ブックマークしてもよく、それは該1つ以上のVOD番組と該1つ以上の非VOD番組の間で相関させられたメタデータに基づいて行われる。メタデータは本明細書で記載された技術を用いて相関させられてもよい。