【実施例】
【0028】
以下、本発明の気化器の実施例について説明する。
(実施例1)
【0029】
図1は、
参考技術の実施例1による気化器の図であり。
図1(a)は、2本の棒状のシール材が装着されたセンターロッドの斜視図、
図1(b)は、
図1(a)のセンターロッドと2本の棒状のシール材とが、分散部本体に装着された状態の上面図である。
図1(a)にて、センターロッド10は、円柱形状であって、長手方向の側面、および上面、底面には、溝A12aが設けられており、棒状のシール材11a、11bが、前記溝A12aに装着されている。棒状のシール材11a、11bの材料は、ニトリルゴム、スチロールゴム、シリコーンゴム、フッ素ゴムが用いられ、特に耐熱性が要求される場合には、金属製の棒状のシール材が用いられる。なお、センタ
ーロッドの材料は、ステンレスが用いられる。
【0030】
図1(b)は、
図1(a)のセンターロッド10が、分散部本体の外ブロック14に装着された状態の上面図である。ここで、センターロッド10は、分散部本体の外ブロック14に形成された溝B13aに沿って、棒状のシール材11a、11bをはめ込みながら、押し込み、所定の位置に配置し、固定する。第1の薄膜形成原料溶液5a、第2の薄膜形成原料溶液5bが、原料供給孔6から、ガス通路内に注入されるが、棒状のシール材11a、11bによって、確実に分離され、後工程の気化部に送られる。なお、
図1では、図示していないが、棒状のシール材11a、11bが、センタ
ーロッドの上面にて、繋がった形体でも良い。
(実施例2)
【0031】
図2は参考技術の実施例2による気化器の図であり。
図2(a)は、4本の棒状のシール材が装着されたセンターロッドの斜視図、
図2(b)は、
図2(a)のセンターロッドと4本の棒状のシール材とが、分散部本体に装着された状態の上面図である。
図2(a)にて、センターロッド10は、円柱形状であって、長手方向の側面、および上面、底面には、溝A12aが設けられてお1a、11b、11c、11dが、前記溝A12aに装着されている。棒状のシール材11a、11b、11c、11dの材質材料は、ニトリルゴム、スチロールゴム、シリコーンゴム、フッ素ゴムが用いられ、特に耐熱性が要求される場合には、金属製の棒状のシール材が用いられる。
なお、センタ
ーロッドの材料は、ステンレスが用いられる。
【0032】
図2(b)は、
図2(a)のセンターロッド10が、分散部本体の外ブロック14に装着された状態の上面図である。ここで、センターロッド10は、分散部本体の外ブロック14に形成された溝B13aに沿って、棒状のシール材11a、11b、11c、11dをはめ込みながら、押し込み、所定の位置に配置し、固定する。第3の薄膜形成原料溶液5c、第4の薄膜形成原料溶液5d、第5の薄膜形成原料溶液5e、第6の薄膜形成原料溶液5fが、原料供給孔6から、ガス通路内に注入されるが、棒状のシール材11a、11b、11c、11dによって、確実に分離され、後工程の気化部に送られる。なお、
図2では、図示していないが、棒状のシール材11a、11b11c、11dが、センタ
ーロッドの上面にて、少なくとも2本が繋がった形体でも良い。
(実施例3)
【0033】
図3は、参考技術の実施例3に使用されるセンターロッドの図である。
図3(a)は、Oリングが装着されたセンターロッドの斜視図、
図3(b)は、
図3(a)のセンターロッドが、分散部本体に装着された状態の上面図である。
図3(a)にて、センターロッド10aは、円柱形状であって、長手方向の側面、および上面、底面には、溝Aが設けられており、Oリング11が、前記溝Aに装着されている。Oリング11の材料は、ニトリルゴム、スチロールゴム、シリコーンゴム、フッ素ゴムが用いられ、特に耐熱性が要求される場合には、金属製のOリングを用いる。なお、センタ
ーロッドの材料は、ステンレスが用いられる。
【0034】
図3(b)は、
図3(a)のセンターロッド10aが、分散部本体の外ブロック14に装着された状態の上面図である。ここで、センターロッド10aは、分散部本体の外ブロック14に形成された溝B13aに沿って、Oリング11をはめ込みながら、押し込み、所定の位置に配置し、固定する。第1の薄膜形成原料溶液5a、第2の薄膜形成原料溶液5bが、原料供給孔6から、ガス通路内に注入されるが、Oリング11によって、確実に分離され、後工程の気化部に送られる。
(実施例4)
【0035】
図4は、
参考技術の実施例4の気化器に使用されるセンターロッドの図であり、
図4(a)は、Oリングが装着されたセンターロッドの斜視図、
図4(b)は、
図4(a)のセンターロッドが、分散部本体に装着された状態の上面図である。
図4(a)にて、センターロッド10bは、円柱形状であって、その上部には、切り欠き部17が形成されており、長手方向の側面、および切り欠き部17の面、および底面には、溝A12bが設けられており、Oリング11が、前記溝A12bに装着されている。Oリング11の材料は、ニトリルゴム、スチロールゴム、シリコーンゴム、フッ素ゴムが用いられ、特に耐熱性が要求される場合には、金属製のOリングが用いられる。なお、センタ
ーロッドの材料は、ステンレスが用いられる。
【0036】
図4(b)は、
図4(a)のセンターロッド10bが、分散部本体の外ブロック14に装着された状態の上面図である。ここで、センターロッド10bは、分散部本体の外ブロック14に形成された溝B13cに沿って、Oリング11をはめ込みながら、押し込み、所定の位置に配置し、固定する。第1の薄膜形成原料溶液5a、第2の薄膜形成原料溶液5bが、原料供給孔6から、ガス通路内に注入されるが、Oリング11によって、確実に分離され、後工程の気化部に送られる。なお、前記切り欠き部17は、Oリングを、より安定に保持するために有効である。Oリング11の材料は、ニトリルゴム、スチロールゴム、シリコーンゴム、フッ素ゴムが用いられ、特に耐熱性が要求される場合には、金属製のOリングが用いられる。
(実施例5)
【0037】
図5は、
参考技術の実施例5の気化器であって、分散部本体の外ブロックが分割された場合の図である。
図5でのセンターロッド10bは、先の実施例4にて説明したセンターロッドである。第1の分割された外ブロック15a、第2の分割された外ブロック15bには、内側に、溝Bが設けられており、先のセンターロッドのOリングを挟むように、あわせされ、止め具16によって、固定される。第1の薄膜形成原料溶液5a、第2の薄膜形成原料溶液5bが、原料供給孔6から、ガス通路内に注入されるが、Oリング11によって、確実に分離され、後工程の気化部に送られる。なお、前記切り欠き部17は、Oリングを、より安定に保持するために有効である。Oリング11の材料は、ニトリルゴム、スチロールゴム、シリコーンゴム、フッ素ゴムが用いられ、特に耐熱性が要求される場合には、金属製のOリングが用いられる。なお、センタ
ーロッドの材料は、ステンレスが用いられる。