(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6335257
(24)【登録日】2018年5月11日
(45)【発行日】2018年5月30日
(54)【発明の名称】ラックシステムのためのスライドレールアセンブリ
(51)【国際特許分類】
H05K 7/18 20060101AFI20180521BHJP
A47B 88/49 20170101ALI20180521BHJP
【FI】
H05K7/18 F
A47B88/08
【請求項の数】11
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2016-238950(P2016-238950)
(22)【出願日】2016年12月9日
(65)【公開番号】特開2018-14478(P2018-14478A)
(43)【公開日】2018年1月25日
【審査請求日】2016年12月9日
(31)【優先権主張番号】105122848
(32)【優先日】2016年7月19日
(33)【優先権主張国】TW
(73)【特許権者】
【識別番号】504297766
【氏名又は名称】川湖科技股▲分▼有限公司
(73)【特許権者】
【識別番号】513240939
【氏名又は名称】川益科技股▲ふん▼有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(74)【代理人】
【識別番号】100091214
【弁理士】
【氏名又は名称】大貫 進介
(72)【発明者】
【氏名】陳 庚金
(72)【発明者】
【氏名】楊 順和
(72)【発明者】
【氏名】陳 耀宗
(72)【発明者】
【氏名】王 俊強
【審査官】
三橋 竜太郎
(56)【参考文献】
【文献】
特開2015−122376(JP,A)
【文献】
特開2007−272293(JP,A)
【文献】
特開2009−279410(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A47B 77/00−88/22
G06F 1/16−1/18
H05K 7/18
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
シャーシをラックに取り付けるように構成された、ラックシステムのためのスライドレールアセンブリであって、前記シャーシの一方側には前記シャーシに連結される第1の固定部と該第1の固定部に連結される第2の固定部とを含む固定部材が配置され、
当該スライドレールアセンブリは、
第1のレール部、第2のレール部及び第3のレール部を有するガイドレールを含み、
前記シャーシの一部を支持するために前記第1のレール部は前記第2のレール部に対して屈曲され、前記第3のレール部は前記第2のレール部の上に配置され、前記シャーシの前記固定部材を通すための通路が前記第2のレール部と前記第3のレール部との間に定義され、
前記シャーシが前記ガイドレールに取り付けられる場合、前記固定部材は前記ガイドレールの前記通路を通り、前記第1の固定部は前記ガイドレールの第2のレール部の上端及び第3のレール部の下端の一方に当接し、前記第2のレール部の一方側及び前記第3のレール部の一方側は前記シャーシの別の部分を支持するように構成されている、スライドレールアセンブリ。
【請求項2】
支持フレームをさらに含み、前記ガイドレールは前記支持フレームに可動に連結される、請求項1に記載のスライドレールアセンブリ。
【請求項3】
前記ガイドレールは制限された長手孔を有し、前記ガイドレールは、前記ガイドレールが限られた空間内で前記支持フレームに対して可動になるように前記長手孔を通る連結部材を通じて前記支持フレームに連結される、請求項2に記載のスライドレールアセンブリ。
【請求項4】
前記第2の固定部の外径は前記第1の固定部の外径よりも大きい、請求項1に記載のスライドレールアセンブリ。
【請求項5】
前記ガイドレールの第2のレール部は前記ガイドレールの前端に位置し、前記ガイドレールは前記ガイドレールの後端に位置するリアブロック部をさらに有する、請求項1に記載のスライドレールアセンブリ。
【請求項6】
前記ガイドレールの第3のレール部は前記ガイドレールの第1のレール部の長手方向に沿って延びるとともに前記リアブロック部に連結される、請求項5に記載のスライドレールアセンブリ。
【請求項7】
前記ガイドレールのリアブロック部はリア支持部と共に延び、該リア支持部の上端は前記シャーシの前記固定部材に当接するように構成されている、請求項5に記載のスライドレールアセンブリ。
【請求項8】
シャーシをラックに取り付けるように構成された、ラックシステムのためのスライドレールアセンブリであって、前記シャーシの一方側に固定部材が配置され、
当該スライドレールアセンブリは、
第1のレール部、第2のレール部及び第3のレール部を有するガイドレールを含み、
前記シャーシの一部を支持するために前記第1のレール部は前記第2のレール部に対して屈曲され、前記第3のレール部は前記第2のレール部の上に配置され、前記シャーシの前記固定部材を通すための通路が前記第2のレール部と前記第3のレール部との間に定義され、
前記シャーシの前記固定部材は第1の固定部と、該第1の固定部に連結される第2の固定部とを有し、前記第1の固定部は前記シャーシに連結され、前記第2の固定部の外径は前記第1の固定部の外径よりも大きく、
前記シャーシが前記ガイドレールに取り付けられる場合、前記シャーシの前記固定部材の第1の固定部は前記ガイドレールの第3のレール部の下端に当接し、前記ガイドレールの第2のレール部の一方側及び第3のレール部の一方側は前記シャーシの別の部分を支持するように構成されている、スライドレールアセンブリ。
【請求項9】
前記ガイドレールの第2のレール部は前記ガイドレールの前端に位置し、前記ガイドレールは前記ガイドレールの後端に位置するリアブロック部をさらに有し、
前記ガイドレールの第3のレール部は前記ガイドレールの第1のレール部の長手方向に沿って延びるとともに前記リアブロック部に連結される、請求項8に記載のスライドレールアセンブリ。
【請求項10】
シャーシをラックに取り付けるように構成された、ラックシステムのためのスライドレールアセンブリであって、前記シャーシの一方側に固定部材が配置され、
当該スライドレールアセンブリは、
第1のレール部、第2のレール部及び第3のレール部を有するガイドレールを含み、
前記シャーシの一部を支持するために前記第1のレール部は前記第2のレール部に対して屈曲され、前記第3のレール部は前記第2のレール部の上に配置され、
前記シャーシの固定部材は第1の固定部と、該第1の固定部に連結される第2の固定部とを有し、前記第1の固定部は前記シャーシに連結され、前記第2の固定部の外径は前記第1の固定部の外径よりも大きく、
前記シャーシが前記ガイドレールに取り付けられる場合、前記シャーシの前記固定部材の第1の固定部は前記ガイドレールの第2のレール部の上端に当接し、前記ガイドレールの第2のレール部の一方側及び第3のレール部の一方側は前記シャーシの別の部分を支持するように構成されている、スライドレールアセンブリ。
【請求項11】
前記ガイドレールの第2のレール部は前記ガイドレールの前端に位置し、前記ガイドレールは前記ガイドレールの後端に位置するリアブロック部をさらに有し、
前記ガイドレールのリアブロック部はリア支持部と共に延び、該リア支持部の上端は前記シャーシの前記固定部材に当接するように構成されている、請求項10に記載のスライドレールアセンブリ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はラックシステムのためのスライドレールアセンブリに関し、より具体的には、仕様の異なるシャーシを素早く取り付けることができるとともに、該シャーシを強固に支持することができるスライドレールアセンブリに関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には2つのポストを有するラックが開示されている。各ポストにレールが取り付けられる。各レールは2つのリブを含み、該2つのリブは共にスロットを定義する。スロットの一端はリブの間の距離間隔が大きくなっている。シャーシの2つの側には固定部材が設けられている。上記の構成により、距離間隔の大きい部分を通じてシャーシの固定部材をスロットに嵌入してシャーシを支持することができる。
【0003】
しかしながら、そのような構成では特定の仕様のシャーシ(1Uシャーシ等)の固定部材しか取り付けることができない。特許文献1に開示のラックは支持能力が不十分であるため、他の仕様のシャーシ(2Uシャーシ等)を支持することができない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】米国特許第6220456号明細書
【特許文献2】米国特許第6297962号明細書
【特許文献3】米国特許第8127940号明細書
【特許文献4】米国特許第8317037号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、仕様の異なるシャーシを素早く取り付けることができるとともに、該シャーシを強固に支持することができる、ラックシステムのためのスライドレールアセンブリに関する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一実施形態によれば、ラックシステムのためのスライドレールアセンブリはシャーシをラックに取り付けるように構成されている。シャーシの一方側に固定部材が配置されている。スライドレールアセンブリはガイドレールを含む。ガイドレールは第1のレール部、第2のレール部及び第3のレール部を有する。シャーシの一部を支持するために第1のレール部は第2のレール部に対して屈曲されている。第3のレール部は第2のレール部の上に配置されている。シャーシの固定部材を通すための通路が第2のレール部と第3のレール部との間に定義される。シャーシがガイドレールに取り付けられる場合、シャーシの固定部材はガイドレールの通路を通り、シャーシの固定部材はガイドレールの第2のレール部及び第3のレール部の一方に当接する。
【0007】
スライドレールアセンブリは支持フレームをさらに含むことが好ましく、ガイドレールは支持フレームに可動に連結される。
【0008】
ガイドレールは制限された(bounded)長手孔を有することが好ましく、ガイドレールは、ガイドレールが限られた空間内で支持フレームに対して可動になるように、長手孔を通る連結部材を通じて支持フレームに連結される。
【0009】
シャーシの固定部材は第1の固定部と、該第1の固定部に連結される第2の固定部とを有することが好ましい。第1の固定部はシャーシに連結される。第2の固定部の外径は第1の固定部の外径よりも大きい。シャーシがガイドレールに取り付けられる場合、シャーシの固定部材はガイドレールの通路を通り、シャーシの固定部材の第1の固定部は第2のレール部の上端及び第3のレール部の下端のうちの一方に当接する。ガイドレールの第2のレール部の一方側及び第3のレール部の一方側はシャーシの別の部分を支持するように構成されている。
【0010】
ガイドレールの第2のレール部はガイドレールの前端に位置することが好ましい。ガイドレールはガイドレールの後端に位置するリアブロック部をさらに有する。
【0011】
ガイドレールの第3のレール部はガイドレールの第1のレール部の長手方向に沿って延びるとともにリアブロック部に連結されることが好ましい。
【0012】
別の実施形態によれば、ラックシステムのためのスライドレールアセンブリはシャーシをラックに取り付けるように構成されている。シャーシの一方側に固定部材が配置されている。スライドレールアセンブリはガイドレールを含む。ガイドレールは第1のレール部、第2のレール部及び第3のレール部を有する。シャーシの一部を支持するために第1のレール部は第2のレール部に対して屈曲されている。第3のレール部は第2のレール部の上に配置されている。シャーシの固定部材は第1の固定部と、該第1の固定部に連結される第2の固定部とを有する。第1の固定部はシャーシに連結されている。第2の固定部の外径は第1の固定部の外径よりも大きい。シャーシがガイドレールに取り付けられる場合、シャーシの固定部材の第1の固定部はガイドレールの第3のレール部の下端に当接し、ガイドレールの第2のレール部の一方側及び第3のレール部の一方側はシャーシの別の部分を支持するように構成されている。
【0013】
別の実施形態によれば、ラックシステムのためのスライドレールアセンブリはシャーシをラックに取り付けるように構成されている。シャーシの一方側に固定部材が配置されている。スライドレールアセンブリはガイドレールを含む。ガイドレールは第1のレール部、第2のレール部及び第3のレール部を有する。シャーシの一部を支持するために第1のレール部は第2のレール部に対して屈曲されている。第3のレール部は第2のレール部の上に配置されている。シャーシの固定部材は第1の固定部と、該第1の固定部に連結される第2の固定部とを有する。第1の固定部はシャーシに連結されている。第2の固定部の外径は第1の固定部の外径よりも大きい。シャーシがガイドレールに取り付けられる場合、シャーシの固定部材の第1の固定部はガイドレールの第2のレール部の上端に当接し、ガイドレールの第2のレール部の一方側及び第3のレール部の一方側はシャーシの別の部分を支持するように構成されている。
【0014】
ガイドレールの第2のレール部はガイドレールの前端に位置することが好ましい。ガイドレールはガイドレールの後端に位置するリアブロック部をさらに有する。ガイドレールのリアブロック部はリア支持部と共に延びている。リア支持部の上端はシャーシの固定部材に当接するように構成されている。
【0015】
様々な図面に図示する下記の好ましい実施形態の詳細な説明を読み終えた後、本発明の上記の目的及び他の目的が当業者に間違いなく明らかになる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【
図1】
図1は、本発明の一実施形態に係るラックシステムを示す図である。
【
図2】
図2は、本発明の一実施形態に係るスライドレールアセンブリを示す図である。
【
図3】
図3は、本発明の一実施形態に係る、第1のシャーシに取り付けられるように構成されたスライドレールアセンブリのガイドレールの前端を示す図である。
【
図4】
図4は、本発明の一実施形態に係る、第1のシャーシに取り付けられるように構成されたスライドレールアセンブリのガイドレールを示す図である。
【
図6】
図6は、本発明の一実施形態に係る、第2のシャーシに取り付けられるように構成されたスライドレールアセンブリのガイドレールを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
図1は本発明の一実施形態に係るラックシステムを示す図である。ラックシステムは、第1のシャーシ12(例えば、2Uシャーシ)等のシャーシをラック14に取り付けるように構成された一対のスライドレールアセンブリ10を含む。ラック14は第1のポスト16a、第2のポスト16b、第3のポスト16c及び第4のポスト16dを含む。一対のスライドレールアセンブリ10のうちの一方がラック14の第1のポスト16a及び第2のポスト16bに取り付けられる。一対のスライドレールアセンブリ10のうちの他方がラック14の第3のポスト16c及び第4のポスト16dに取り付けられる。第1のシャーシ12の2つの側が一対のスライドレールアセンブリ10に取り付けられる。
【0018】
図2及び
図3に示すように、スライドレールアセンブリ10は、ラック14の第1のポスト16a及び第2のポスト16bのそれぞれに取り付けられるように構成された第1のブラケット18及び第2のブラケット20を含む。スライドレールアセンブリ10はガイドレール22及び支持フレーム23をさらに含む。ガイドレール22は第1のレール部24、第2のレール部26及び第3のレール部28を有する。それに加えて、第1のシャーシ12の2つの相対する側のそれぞれに少なくとも1つの固定部材が設けられている。例えば、第1のシャーシ12の2つの相対する側に複数の第1の固定部材30が設けられている。
【0019】
好ましい実施形態では、ガイドレール22は、制限された長手孔29をさらに有し、ガイドレール22が支持フレーム23に対して限られた空間内で可動になるように、長手孔29を通じて連結部材31が支持フレーム23に連結されている。
【0020】
図4及び
図5に示すように、ガイドレール22の第1のレール部24は第1のシャーシ12の一部(底部等)を支持するように構成されている。第3のレール部28は第2のレール部26の上に配置され、第2のレール部26と第3のレール部28との間には第1の固定部材30を通すための通路32が定義されている。第1のレール部24は第2のレール部26に対して屈曲されている。例えば、ガイドレール22の第1のレール部24は、第1のシャーシ12の一部を支持するためにガイドレール22の第2のレール部26に実質的に垂直に連結されている。
【0021】
好ましい実施形態では、第1の固定部材30は第1の固定部38と、第1の固定部38に連結される第2の固定部40とを有する。第1の固定部38は第1のシャーシ12に連結されている。第2の固定部40の外径は第1の固定部38の外径よりも大きい。第1のシャーシ12がガイドレール22に取り付けられる場合、ガイドレール22の第1のレール部24は第1のシャーシ12の一部(底部)を支持するように構成され、第1のシャーシ12の第1の固定部材30はガイドレール22の通路を通るように構成されている。第1の固定部材30の第1の固定部38はガイドレール22の第3のレール部28の下端に当接するように構成され、ガイドレール22の第2のレール部26の一方側及び第3のレール部28の一方側は第1のシャーシ12の別の部分(側壁等)を支持するように構成されている。上記の構成により、第1のシャーシ12を素早く取り付けることができ、スライドレールアセンブリのガイドレール22は第1のシャーシ12を強固に支持することができる。
【0022】
具体的には、ガイドレール22の第3のレール部28の下端とガイドレール22の第1のレール部24との間で第1の高さh1が定義される。第1の高さh1は第1のシャーシ12の第1の固定部材30がガイドレール22の第3のレール部28の下端に当接できるようにする。
【0023】
好ましい実施形態では、
図2に示すように、ガイドレール22の第2のレール部26はガイドレール22の前端に位置する。それに加えて、ガイドレール22は、ガイドレール22の後端に位置するリアブロック部27をさらに有する。
【0024】
好ましい実施形態では、
図2に示すように、ガイドレール22の第1のレール部24は長さLを有する。ガイドレール22の第3のレール部28はガイドレール22の第1のレール部24の長手方向に沿って延びてリアブロック部27に連結されている。
【0025】
図6及び
図7に示すように、スライドレールアセンブリ10が、第2のシャーシ42(例えば1Uシャーシ)等の別の仕様のシャーシを取り付けるように構成されている場合、ガイドレール22の第1のレール部24は第2のシャーシ42の一部(底部等)を支持するように構成されている。第2のシャーシ42は第2の固定部材43等の少なくとも1つの固定部材を備える。第2の固定部材43の概要は第1の固定部材30の概要と同じであり、第2の固定部材43はガイドレール22の通路32を通るように構成されている。第2の固定部材43の第1の固定部38はガイドレール部の第2のレール部26の上端と当接するように構成され、ガイドレール22の第2のレール部26の一方側及び第3のレール部28の一方側は第2のシャーシ42の別の部分(側壁等)を支持するように構成されている。そのため、第2のシャーシ42を素早く取り付けることができ、スライドレールアセンブリのガイドレール22は第2のシャーシ42も強固に支持することができる。
【0026】
具体的には、ガイドレール22の第2のレール部26の上端とガイドレール22の第1のレール部24との間で第2の高さh2が定義され、第2の高さh2は第1の高さh1とは異なる。第2の高さh2は第2のシャーシ42の第2の固定部材43がガイドレール22の第2のレール部26の上端と当接できるようにする。さらに、ガイドレール22のリアブロック部27がリア支持部27aと共に延びている。リア支持部27aの上端は第2のシャーシ42の第2の固定部材43と当接するように構成されている。
【0027】
上述した実施形態によれば、本発明は仕様が異なるシャーシ12、42(1Uシャーシ及び2Uシャーシ等)を素早く取り付けることができ、仕様が異なるシャーシ12、42を強固に支持することができる。
【0028】
当業者であれば、本発明の教示を維持しながら多くの変更及び改良が装置及び方法に加えられ得ることに容易に気付く。したがって、上記の開示は、添付の請求項の範囲によってのみ限定されると解釈すべきである。
【符号の説明】
【0029】
10 スライドレールアセンブリ
12 第1のシャーシ
14 ラック
16 ポスト
18 第1のブラケット
20 第2のブラケット
22 ガイドレール
24 第1のレール部
26 第2のレール部
27 リアブロック部
27a リア支持部
28 第3のレール部
29 長手孔
30 第1の固定部材
32 通路
38 第1の固定部
40 第2の固定部
42 第2のシャーシ
43 第2の固定部材