特許第6335916号(P6335916)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ ジョンソン コントロールズ オートモーティブ エレクトロニクス エスエイエスの特許一覧

特許6335916自動車のための計器パネルおよびその照明方法
<>
  • 特許6335916-自動車のための計器パネルおよびその照明方法 図000002
  • 特許6335916-自動車のための計器パネルおよびその照明方法 図000003
  • 特許6335916-自動車のための計器パネルおよびその照明方法 図000004
  • 特許6335916-自動車のための計器パネルおよびその照明方法 図000005
  • 特許6335916-自動車のための計器パネルおよびその照明方法 図000006
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6335916
(24)【登録日】2018年5月11日
(45)【発行日】2018年5月30日
(54)【発明の名称】自動車のための計器パネルおよびその照明方法
(51)【国際特許分類】
   G01D 11/28 20060101AFI20180521BHJP
   B60K 37/02 20060101ALI20180521BHJP
   B60K 35/00 20060101ALI20180521BHJP
【FI】
   G01D11/28 C
   B60K37/02
   B60K35/00 Z
【請求項の数】11
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2015-545678(P2015-545678)
(86)(22)【出願日】2012年12月10日
(65)【公表番号】特表2016-500440(P2016-500440A)
(43)【公表日】2016年1月12日
(86)【国際出願番号】EP2012074912
(87)【国際公開番号】WO2014090271
(87)【国際公開日】20140619
【審査請求日】2015年12月8日
(73)【特許権者】
【識別番号】502175756
【氏名又は名称】ジョンソン コントロールズ オートモーティブ エレクトロニクス エスエイエス
(74)【代理人】
【識別番号】100083806
【弁理士】
【氏名又は名称】三好 秀和
(74)【代理人】
【識別番号】100095500
【弁理士】
【氏名又は名称】伊藤 正和
(74)【代理人】
【識別番号】100111235
【弁理士】
【氏名又は名称】原 裕子
(72)【発明者】
【氏名】エノン、 ファブリス
(72)【発明者】
【氏名】ハミッチェ、 ヤヒア
(72)【発明者】
【氏名】トザンコフ、 ボヤン
【審査官】 平野 真樹
(56)【参考文献】
【文献】 米国特許第07537353(US,B2)
【文献】 特開2003−254794(JP,A)
【文献】 特開2010−230327(JP,A)
【文献】 特開2010−019601(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G01D 11/00−13/28
G01D 7/00
B60K 35/00−37/06
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
自動車のための計器パネル(1)であって、
前記計器パネル(1)はすくなくとも1つの表示領域(2)を含み、
ここで前記計器パネル(1)の前記表示領域(2)は第1の部分(2.1)を含み、
ここで前記計器パネル(1)の前記表示領域(2)は第2の部分(2.2)を含み、
ここで前記計器パネル(1)の前記表示領域(2)は第3の部分(2.3)を含み、
ここで前記表示領域(2)の前記第1の部分(2.1)は拡張部の第1の主要面(2.1.1)に位置し、
ここで前記表示領域(2)の前記第2の部分(2.2)は前記拡張部の第2の主要面(2.2.1)に位置し、
ここで前記拡張部の前記第2の主要面(2.2.1)は前記拡張部の前記第1の主要面(2.1.1)に実質的に平行に位置し、
ここで前記表示領域(2)の前記第2の部分(2.2)が前記表示領域(2)の前記第1の部分(2.1)と比較してもユーザの目の正常な位置からに見える位置になるように、前記拡張部の前記第2の主要面(2.2.1)は、前記計器パネル(1)のユーザにとって、前記表示領域(2)の前記第1の部分(2.1)の前記拡張部の前記第1の主要面(2.1.1)に対して相対的に位置し、
ここで前記計器パネル(1)はすくなくとも1つの光源(3)および導光体(3.1)を含み、前記導光体(3.1)は前記表示領域(2)の前記第1の部分(2.1)と関係があり、前記導光体(3.1)は前記表示領域(2)の前記第1の部分(2.1)をバックライトするための第1部分(3.1.1)を含み、
前記導光体(3.1)は第2部分(3.1.2)を含み、前記表示領域(2)の前記第2の部分(2.2)は前記導光体(3.1)の前記第2の部分によって照明されず、および、前記表示領域(2)の前記第3の部分(2.3)の少なくとも一部は前記導光体(3.1)の前記第2部分によって直接に照明されることを特徴とする計器パネル(1)。
【請求項2】
請求項1に記載の計器パネル(1)において、
表示領域(2)の第3の部分(2.3)は、表示領域(2)の第1の部分(2.1)の拡張部の第1の主要面(2.1.1)に対して、および/または、表示領域(2)の第2の部分(2.2)の拡張部の第2の主要面(2.2.1)に対して、傾斜して位置することを特徴とする計器パネル(1)。
【請求項3】
請求項1に記載の計器パネル(1)において、
前記表示領域(2)の第3の部分(2.3)は表示領域(2)の目盛り盤部材であることを特徴とする計器パネル(1)。
【請求項4】
請求項1に記載の計器パネル(1)において、
前記導光体(3.1)の前記第2部分(3.1.2)から放出される光は前記表示領域(2)の前記第3の部分(2.3)を照明することを特徴とする計器パネル(1)。
【請求項5】
請求項1に記載の計器パネル(1)において、
前記導光体(3.1)の前記第2部分の照明は前記計器パネル(1)のユーザに視認可能であることを特徴とする計器パネル(1)。
【請求項6】
請求項1に記載の計器パネル(1)において、
前記導光体(3.1)の前記第2部分からの光は、拡張部の前記第1の主要面(2.1.1)に対して、および/または、拡張部の前記第2の主要面(2.2.1)に対して前記表示領域(2)の前記第3の部分(2.3)に向かうように傾斜して放射されることを特徴とする計器パネル(1)。
【請求項7】
請求項1に記載の計器パネル(1)において、
前記計器パネル(1)は回転軸の周りの回転によって駆動される回転ポインター(4)を含み、
前記回転軸は前記表示領域(2)の前記第1の部分(2.1)の下方に位置して提供され、
前記回転ポインター(4)は拡張部の前記第1の主要面(2.1.1)と拡張部の前記第2の主要面(2.2.1)との間を移動し、前記回転ポインター(4)が前記表示領域(2)の第2の部分(2.2)および/または表示領域(2)の第3の部分(2.3)に位置する場合にだけユーザにとって視認可能であることを特徴とする計器パネル(1)。
【請求項8】
請求項1に記載の計器パネル(1)において、
前記表示領域の前記第1の部分(2.1)は、液晶ディスプレイ(LCDディスプレイ)または薄膜トランジスタディスプレイ(TFTディスプレイ)を含むディスプレイデバイス(2.1.2)を含むことを特徴とする計器パネル(1)。
【請求項9】
請求項8に記載の計器パネル(1)において、
前記ディスプレイデバイス(2.1.2)はマトリックスタイプのディスプレイデバイスであることを特徴とする計器パネル(1)。
【請求項10】
請求項1に記載の計器パネル(1)において、
前記計器パネル(1)が動作している時には、前記光源(3)は連続的に活性化されることを特徴とする計器パネル(1)。
【請求項11】
自動車のための計器パネル(1)の照明方法であって、
前記計器パネルはすくなくとも1つの表示領域(2)を含み、
ここで前記計器パネル(1)の前記表示領域(2)は第1の部分(2.1)を含み、
ここで前記計器パネル(1)の前記表示領域(2)は第2の部分(2.2)を含み、
ここで前記計器パネル(1)の前記表示領域(2)は第3の部分(2.3)を含み、
ここで前記表示領域(2)の前記第1の部分(2.1)は拡張部の第1の主要面(2.1.1)に位置し、
ここで前記表示領域(2)の前記第2の部分(2.2)は拡張部の第2の主要面(2.2.1)に位置し、
ここで拡張部の前記第2の主要面(2.2.1)は拡張部の前記第1の主要面(2.1.1)に実質的に平行に位置し、
ここで前記表示領域(2)の前記第2の部分(2.2)が前記表示領域(2)の前記第1の部分(2.1)と比較してもユーザの目の正常な位置からに見える位置になるように、前記拡張部の前記第2の主要面(2.2.1)は、前記計器パネル(1)のユーザにとって、前記表示領域(2)の前記第1の部分(2.1)の前記拡張部の前記第1の主要面(2.1.1)に対して相対的に位置し、
ここで前記計器パネル(1)はすくなくとも1つの光源(3)および導光体(3.1)を含み、前記導光体(3.1)は表示領域(2)の第1の部分(2.1)と関係し、前記導光体(3.1)は表示領域(2)の第1の部分(2.1)をバックライトするための第1部分(3.1.1)を含み、
前記導光体(3.1)は第2部分(3.1.2)を含み、ここで前記表示領域(2)の前記第2の部分(2.2)は前記導光体(3.1)の前記第2の部分によって照明されず、および、前記表示領域(2)の前記第3の部分(2.3)の少なくとも一部は前記導光体(3.1)の前記第2部分によって直接に照明されるステップを含むことを特徴とする方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は計器パネルまたはダッシュボードに関し、特に自動車のための計器パネルまたはダッシュボードに関する。当該計器パネルはすくなくとも1つの表示領域を含み、ここで当該計器パネルの表示領域は第1の部分を含み、ここで当該計器パネルの表示領域は第2の部分を含み、ここで当該計器パネルの表示領域は第3の部分を含む。
【0002】
さらに、本発明は自動車の計器パネル、または、自動車のための計器パネルの少なくとも一部分の照明方法に関する。
【背景技術】
【0003】
従来技術では、特に車両のための計器パネルまたはダッシュボードは、例えば、米国特許出願公開第2006/0120062A1号から分かるように、ルミネッセンスハロー効果を生成するものとして知られている。
当該計器パネルは、例えば、自動車の運転者に影響を及ぼす速度および他の量などの値を表示するようにポインターが回転または曲がる当該ポインターまたは針を含むことができる。
【0004】
さらに、ダッシュボードは、表示領域、並びに、表示領域の第1の部分および表示領域の第2の部分を含むことが知られており、表示領域の第1の部分は拡張部の第1の主要面に位置し、表示領域の第2の部分は拡張部の第2の主要面に位置し、ここで拡張部の第2の主要面は拡張部の第1の主要面に実質的に平行に位置し、ここで表示領域の第2部分が表示領域の第1部分と比較してもユーザの目の正常な位置からに見える位置になるように、拡張部の第2の主要面は、計器パネルのユーザに対して、表示領域の第1の部分の拡張部の第1の主要面に対して相対的に位置する。
【0005】
ダッシュボードの裏側で、目盛り盤の回転軸の周りを回転できる曲がったポインターによって、ダッシュボードはポインターの回転軸の周り、または、ポインター位置の他の情報を表示できることも知られている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
従来技術では、コストが最小化され、および、さらに計器パネルの照明モードのようにユーザにとって快適となる機能を含む複数の異なる機能が実行されるようにダッシュボードを作成することは困難である。
【0007】
本発明の目的は、特に従来技術の欠点、および、特に上述した欠点を克服し、並びに、特にエネルギー消費の観点で運用コストを増加させずに、よりコスト効率が高い計器パネルの製造を可能にする照明方法の利益を達成するための計器パネルを提供することでもある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明によれば、この目的は自動車のための計器パネルによって達成され、当該計器パネルはすくなくとも1つの表示領域を含み、ここで計器パネルの表示領域は第1の部分を含み、ここで計器パネルの表示領域は第2の部分を含み、ここで計器パネルの表示領域は第3の部分を含み、ここで表示領域の第1の部分は拡張部の第1の主要面に位置し、ここで表示領域の第2の部分は拡張部の第2の主要面に位置し、ここで拡張部の第2の主要面は拡張部の第1の主要面に実質的に平行に位置し、ここで表示領域の第2部分が表示領域の第1部分と比較してもユーザの目の正常な位置からに見える位置になるように、拡張部の第2の主要面は、計器パネルのユーザに対して、表示領域の第1の部分の拡張部の第1の主要面に対して相対的に位置し、ここで計器パネルはすくなくとも1つの光源および導光体を含み、導光体は表示領域の第1の部分と関連しており、導光体は表示領域の第1の部分をバックライトするための第1部分を含み、ここで導光体は、表示領域の第2の部分の少なくとも一部、および/または、表示領域の第3の部分の少なくとも一部が導光体の第2部分によって照明される当該第2部分を含む。
【0009】
ディスプレイデバイスの当該実施形態では、導光体の第2部分から放出される光によって、表示領域の第2の部分の少なくとも一部、および/または、表示領域の第3の部分の少なくとも一部を照明することが有利にも可能になる。
【0010】
本発明の好ましい実施形態によれば、表示領域の第3の部分は表示領域の第1の部分の拡張部の第1の主要面に対して、および/または、表示領域の第2の部分の拡張部の第2の主要面に対して傾斜して位置する。
【0011】
したがって、例えば計器パネルの表示領域を美的および柔軟な態様で提供することは有利にも可能である。
【0012】
本発明の好ましい実施形態によれば、表示領域の第3の部分は表示領域の目盛り盤部材である。
【0013】
したがって、例えば、計器パネルの表示領域を提供し、回転ポインターが(例えば、車両の現在速度の値、および/または、車両の内燃機関の単位時間当たりの回転数(特に一分間当たり)の値を美的および効果的態様で表示するために目盛り盤部材と協力して)例えば現在速度値を表示することは有利にも可能である。
【0014】
本発明のまたさらなる実施形態によれば、導光体の第2部分から放出される光によって表示領域の第3の部分を照明することは好ましい。
【0015】
したがって、本発明によれば、表示領域の第3の部分をバックライトすることを避けることが有利にも可能である。さらに、夜間光条件の間と同様に昼間光条件の間にも、導光体の第1部分による表示領域の第1の部分のバックライトは計器パネルが動作しているときはいつもオン状態であるので表示領域の第3の部分はいつも適切に照明されている。
【0016】
本発明のまたさらなる実施形態によれば、導光体の第2部分の照明が計器パネルのユーザにとって視認できることが好ましい。
【0017】
本発明のまたさらなる実施形態によれば、導光体の第2部分からの光は、拡張部の第1の主要面に対して、および/または、拡張部の第2の主要面に対して傾斜して表示領域の第3の部分に向かって放射されることが好ましい。
【0018】
本発明のまたさらなる実施形態によれば、計器パネルは回転軸の周りの回転によって駆動される回転ポインターを含むことが好ましく、回転軸は表示領域の第1の部分の下方に位置して提供され、回転ポインターは拡張部の第1の主要面と拡張部の第2の主要面との間を移動し、回転ポインターが表示領域の第2の部分、および/または、表示領域の第3の部分に位置する場合にだけユーザにとって視認可能である。
【0019】
したがって、本発明によれば、中央部分、すなわち計器パネルの表示領域の第1の部分を、回転軸の周りの回転ポインターの位置によって、回転ポインターによって指し示される情報以外の情報を表示するために使用することが有利にも可能である。
【0020】
本発明のまたさらなる実施形態によれば、表示領域の第1の部分がディスプレイデバイス、特に液晶ディスプレイ(LCDディスプレイ)または薄膜トランジスタディスプレイ(TFTディスプレイ)を含むことが好ましい。
【0021】
本発明のまたさらなる実施形態によれば、ディスプレイデバイスはマトリックスタイプのディスプレイデバイスであることが好ましい。
【0022】
本発明のまたさらなる実施形態によれば、計器パネルが動作しているときは、光源は連続的に活性化されていることが好ましい。
【0023】
本発明の別の目的は自動車のための計器パネルの照明方法に関し、計器パネルはすくなくとも1つの表示領域を含み、ここで計器パネルの表示領域は第1の部分を含み、ここで計器パネルの表示領域は第2の部分を含み、ここで計器パネルの表示領域は第3の部分を含み、ここで表示領域の第1の部分は拡張部の第1の主要面に位置し、ここで表示領域の第2の部分は拡張部の第2の主要面に位置し、ここで拡張部の第2の主要面は拡張部の第1の主要面に実質的に平行に位置し、ここで表示領域の第2部分が表示領域の第1部分と比較してもユーザの目の正常な位置からに見える位置になるように、拡張部の第2の主要面は、計器パネルのユーザに対して、表示領域の第1の部分の拡張部の第1の主要面に対して相対的に位置し、ここで計器パネルはすくなくとも1つの光源および導光体を含み、導光体は表示領域の第1の部分と関連しており、導光体は表示領域の第1の部分をバックライトするための第1部分を含み、ここで導光体は第2部分を含み、ここで当該方法は、表示領域の第2の部分の少なくとも一部、および/または、表示領域の第3の部分の少なくとも一部を導光体の第2部分によって照明するステップを含む。
【0024】
以下の説明を読めば、本発明の他の特徴および有利な点が明らかになるであろうし、以下の説明は本発明の特定の非制限的な実施形態を提供する。
【0025】
本発明は、非限定的な実施例として提示され、添付図面を参照して説明される好ましい実施形態に関する以下の説明によってよりよく理解されるであろう
【図面の簡単な説明】
【0026】
図1】計器パネルの丸い目盛り盤表示器の概略図である。
図2】従来技術による計器パネルの概略斜視図であり、表示領域の第3の部分に対するバックライト光源を含む。
図3】本発明による計器パネルのさらなる概略図である。
図4】本発明による計器パネルのさらなる概略図である。
図5】本発明による計器パネルのさらなる概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0027】
発明の計器パネルの同一部分またはコンポーネントは異なる図の同一の参照記号によって示される。
【0028】
図1は特に自動車のための計器パネル1の概略上面図である。計器パネル1は表示領域2を含む。表示領域2は第1の部分2.1、第2の部分2.2、および、第3の部分2.3を含む。
【0029】
本発明によれば、表示領域2の第1の部分2.1は拡張部の第1の主要面2.1.1に位置する。さらに、表示領域2の第2の部分2.2は拡張部の第2の主要面2.2.1に位置する。表示領域2の第3の部分2.3も好ましくは拡張部の第2の主要面2.2.1に位置する。あるいは、表示領域2の第3の部分2.3は表示領域2の第1の部分2.1の拡張部の第1の主要面2.1.1に対して傾いて、および/または、表示領域の第2の部分2.2の拡張部の第2の主要面2.2.1に対して傾いて位置する。傾斜角度は好ましくは5°〜70°であり、より好ましくは10°〜50°の間、最も好ましくは20°〜40°の間である。
【0030】
本発明によれば、従来技術による計器パネルの表示領域2の第3の部分2.3をバックライトするために提供されるバックライティング光源3’は必要ない。したがって、本発明による計器パネル1はコストを減少させることができる。さらに、本発明による計器パネル1では、表示領域2の第3の部分2.3をバックライトするためのバックライティング光源3’は計器パネル1の特定の動作条件の間、特に夜間に動作する必要がないので、エネルギー消費を低減することができる。
【0031】
本発明によれば、光源3は導光体3.1に結合して提供され、当該導光体3.1は導光体3.1の第1部分3.1.1によって表示領域2の第1の部分2.1をバックライトするように提供される。導光体3.1の第2部分3.1.2によって、表示領域2の第2の部分2.2の少なくとも一部、および/または、表示領域2の第3の部分2.3の少なくとも一部が導光体の第2部分によって照明される。図に示される実施例では、表示領域2の第3の部分2.3だけが導光体3.1の第2部分3.1.2によって照明される。
【0032】
本発明によれば、計器パネル1は回転ポインター4、および、回転ポインター4に関する目盛り盤に対応する表示領域2の第3の部分2.3をも含む。
【0033】
光源3は好ましくは計器パネル1のプリント配線基板5に位置するLED(光放出ダイオード)である。
【符号の説明】
【0034】
1 計器パネル/ダッシュボード
2 表示領域
2.1 表示領域の第1の部分
2.1.1 拡張部の第1の主要面
2.1.2 ディスプレイデバイス
2.2 表示領域の第2の部分
2.2.1 拡張部の第2の主要面
2.3 表示領域の第3の部分
3 光源
3’ バックライティング光源
3.1 導光体
3.1.1 導光体の第1部分
3.1.2 導光体の第2部分
4 回転ポインター
5 プリント配線基板
図1
図2
図3
図4
図5