(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記第1の確定サブモジュールは、前記送信側または前記受信側の伝送出力を取得し、前記送信側または前記受信側の伝送出力が予め設けられた出力範囲外であるか否かを判断し、前記送信側の送信出力が前記予め設定された出力範囲外である場合、前記送信側の現在のインターネットの状態が異常であることを確定し、前記受信側の伝送出力が前記予め設定された出力範囲外である場合、前記受信側の現在のインターネットの状態が異常であることを確定することを特徴とする請求項8に記載の情報処理装置。
【発明の概要】
【0004】
本発明の実施例は、情報処理方法
、装置
、プログラム、及び記録媒体を提供する。
【0005】
本発明の技術手段は、下記の通りである。
【0006】
本発明の第1の態様によれば、
インスタントメッセンジャー過程で、現在のインターネットの状態を確定するステップと、
前記現在のインターネットの状態が異常であることを確定した場合、受信した第1の音声データをキャッシュするステップと、
前記現在のインターネットの状態が正常に復帰したことを確定した場合、前記第1の音声データを受信側に送信するステップと、
を含む情報処理方法を提供する。
【0007】
本発明の実施例が提供する技術手段は、以下の有益な効果を含む。
【0008】
前記の技術手段によれば、現在のインターネットの状態が異常である場合、受信した音声データをキャッシュし、現在のインターネットの状態が正常に復帰した場合に、キャッシュされた音声データを受信側に送信することができ、これにより、インターネット状態が不安定な原因で、受信側が一部の音声データを失う状況を避けることができ、特にインスタントメッセンジャーの内容が非常に重要な場合、当該技術手段によれば、受信側が通信過程中の重要な情報を失う状況を避けることができ、これにより、ユーザ体験を向上させることができる。
【0009】
一実施例において、前記現在のインターネットの状態を確定するステップは、
インスタントメッセンジャーの送信側と受信側の現在のインターネットの状態を確定するステップと、
前記インスタントメッセンジャーの送信側と受信側のうち少なくとも一側の現在のインターネットの状態が異常である場合、前記現在のインターネットの状態が異常であることを確定するステップと、を含む。
【0010】
本実施例において、送信側と受信側のうち少なくとも一側の現在のインターネットの状態が異常である限り、現在のインターネットの状態が異常であることを確定し、これにより、インターネットの状態が不安定なときのすべての音声データが十分にキャッシュすることができ、したがって、インターネットの状態が不安定な原因で、受信側が一部の音声データを失う状況をより効果的に避けることができる。
【0011】
一実施例において、前記インスタントメッセンジャーの送信側と受信側の現在のインターネットの状態を確定するステップは、
前記送信側または前記受信側の伝送出力を取得するステップと、
前記送信側または前記受信側の伝送出力が予め設けられた出力範囲外であるか否かを判断するステップと、
前記送信側の送信出力が前記予め設定された出力範囲外である場合、前記送信側の現在のインターネットの状態が異常であることを確定し、前記受信側の伝送出力が前記予め設定された出力範囲外である場合、前記受信側の現在のインターネットの状態が異常であることを確定するステップと、を含む。
【0012】
当該実施例において、伝送出力の値によって現在のインターネットの状態が異常であるか否かを判断することにより、現在のインターネットの状態を正確かつ迅速に確定することができ、したがって、音声データをキャッシュする効率を高め、音声データの紛失を避けることができる。
【0013】
一実施例において、前記第1の音声データは、少なくとも2つのフレーズを含み、前記受信した第1の音声データをキャッシュするステップは、
前記の少なくとも2つのフレーズを受信した時間順序に基づいて、前記の少なくとも2つのフレーズのキャッシュキューの順序を確定するステップと、
前記の少なくとも2つのフレーズのキャッシュキューの順序に基づいて、前記第1の音声データをキャッシュするステップと、
を含み、
前記第1の音声データを受信側に送信するステップは、
前記の少なくとも2つのフレーズのキャッシュキューの順序に基づいて、前記第1の音声データを受信側に送信するステップを含む。
【0014】
本実施例において、第1の音声データのうち複数のフレーズの受信時間の順序に基づいて、複数のフレーズのキャッシュキューの順序を確定することができ、このキャッシュキューの順序に基づいて、前記第1の音声データをキャッシュと送信することにより、受信側で受信した第1の音声データの順序がまだユーザから入力されたフレーズの順序と符合するようになり、これにより、遅延の音声データが無秩序になる状況を避けて、ユーザの通信体験を向上させることができる。
【0015】
一実施例において、現在のインターネットの状態が正常に復帰したことを確定した場合、前記方法は、
第2の音声データを受信するステップと、
現在送信中の音声データが存在するか否かを判断するステップと、
現在送信中の音声データが存在することを確定した場合、前記第2の音声データをキャッシュするステップと、
現在送信中の音声データが存在しないことを確定した場合、前記第2の音声データを、前記受信側に送信するステップと、
をさらに含む。
【0016】
当該実施例において、現在のインターネットの状態が正常に復帰した後に受信した第2の音声データをキャッシュして、現在送信中の音声データの送信が完了した後に、第2の音声データを送信することができ、これにより、受信側で受信した第1の音声データの順序がまだユーザが通話する通常の手順と符合するようになり、したがって、遅延の音声データが無秩序になる状況を避けて、ユーザの通信体験を向上させることができる。
【0017】
一実施例において、前記現在送信中の音声データが存在しないことを確定した場合、前記第2の音声データを前記受信側に送信するステップは、
現在送信中の音声データが存在しないことを確定した場合、前記インスタントメッセンジャー過程中の停止期間を検出し、ここで、前記停止期間は、音声データを送信も受信もしない期間を指すステップと、
前記停止期間に前記第2の音声データを送信するステップと、
を含む。
【0018】
当該実施例において、停止期間に音声データを送信することにより、インターネットの状態が異常であることで遅延した音声データが前方に平行移動するようになり、そのため、双方の通話テンポを徐々に追いつくことができ、ユーザの通信体験を向上させることができる。
【0019】
一実施例において、前記受信した第1の音声データをキャッシュした後に、前記方法は、
前記送信側の現在のインターネットの状態が異常であることを確定した場合、前記受信側に前記送信側の現在のインターネットの状態が異常であることを提示するための第1の提示情報を送信し、前記音声データは、送信が遅延されるステップと、
前記受信側の現在のインターネットの状態が異常であることを確定した場合、前記送信側に前記受信側の現在のインターネットの状態が異常であることを提示するための第2の提示情報を送信し、前記音声データは、送信が遅延されるステップと、
のうちの少なくともいずれかのステップをさらに含む。
【0020】
当該実施例では、受信側および/または送信側の現在のインターネットの状態が異常である場合にそれぞれ送信する提示情報に基づいて、受信側ユーザおよび/または送信側ユーザがタイムリーに現在の通信状況を知るようになり、これにより、ユーザの通信体験を向上させることができる。
【0021】
一実施例において、前記第1の提示情報又は前記第2の提示情報は、音声放送の方法で出力する。
【0022】
当該実施例において、音声放送の方法で提示情報を出力することにより、受信側ユーザまたは送信側ユーザの提示効果を高めるせることができる。
【0023】
本発明の第2の態様によれば、
インスタントメッセンジャー過程で、現在のインターネットの状態を確認する確定モジュールと、
前記確定モジュールが前記現在のインターネットの状態が異常であることを確定した場合、受信した第1の音声データをキャッシュする第1のキャッシュモジュールと、
前記現在のインターネットの状態が正常に復帰したことを確定した場合、前記第1のキャッシュモジュールがキャッシュした第1の音声データを受信側に送信する第1の送信モジュールと、
を含む情報処理装置を提供する。
【0024】
一実施例において、前記確定モジュールは、
インスタントメッセンジャーの送信側と受信側の現在のインターネットの状態を確定する第1の確定サブモジュールと、
前記第1の確定サブモジュールがインスタントメッセンジャーの送信側と受信側のうち少なくとも一側の現在のインターネットの状態が異常であることを確定した場合、前記の現在のインターネットの状態が異常であることを確定する第2の確定サブモジュールと、
をさらに含む。
【0025】
一実施例において、前記第1の確定サブモジュールは、前記送信側または前記受信側の伝送出力を取得し、前記送信側または前記受信側の伝送出力が予め設けられた出力範囲外であるか否かを判断し、前記送信側の送信出力が前記予め設定された出力範囲外である場合、前記送信側の現在のインターネットの状態が異常であることを確定し、前記受信側の伝送出力が前記予め設定された出力範囲外である場合、前記受信側の現在のインターネットの状態が異常であることを確定する。
【0026】
一実施例において、前記第1のキャッシュモジュールは、
前記第1の音声データが少なくとも2つのフレーズを含む場合、前記の少なくとも2つのフレーズを受信した時間順序に基づいて、前記の少なくとも2つのフレーズのキャッシュキューの順序を確定し、前記の少なくとも2つのフレーズのキャッシュキューの順序に基づいて、前記第1の音声データをキャッシュする第3の確定サブモジュールを含み、
前記第1の送信モジュールは、
前記第3の確定サブモジュールで確定した少なくとも2つのフレーズのキャッシュキューの順序に基づいて、前記第1の音声データを受信側に送信する第1の送信サブモジュールを含む。
【0027】
一実施例において、前記装置は、
第2の音声データを受信する受信モジュールと、
受信モジュールが第2の音声データを受信した後、現在送信中の音声データが存在するか否かを判断する判断モジュールと、
前記判断モジュールが現在送信中の音声データが存在することを確定した場合、前記受信モジュールが受信した第2の音声データをキャッシュする第2のキャッシュモジュールと、
前記判断モジュールが現在送信中の音声データが存在しないことを確定した場合、前記受信モジュールが受信した第2の音声データを前記受信側に送信する第2の送信モジュールと、
をさらに含む。
【0028】
一実施例において、前記第2の送信モジュールは、
現在送信中の音声データが存在しないことを確定した場合、前記インスタントメッセンジャー過程中の停止期間を検出し、ここで、前記停止期間は、音声データを送信も受信もしない期間を指す検出サブモジュールと、
前記検出サブモジュールで検出した停止期間に前記第2の音声データを送信する第2の送信サブモジュールと、
を含む。
【0029】
一実施例において、前記装置は、
前記確定モジュールが前記送信側の現在のインターネットの状態が異常であることを確定した場合、前記受信側に前記送信側の現在のインターネットの状態が異常であることを提示するための第1の提示情報を送信し、前記音声データは、送信が遅延される第3の送信モジュールと、
前記確定モジュールが前記受信側の現在のインターネットの状態が異常であることを確定した場合、前記送信側に前記受信側の現在のインターネットの状態が異常であることを提示するための第2の提示情報を送信し、前記音声データは、送信が遅延される第4の送信モジュールと、
のうちの少なくともいずれかのモジュールをさらに含む。
【0030】
一実施例において、前記第3の送信モジュールから送信する第1の提示情報又は前記第4の送信モジュールから送信する第2の提示情報は、音声放送の方法で出力する。
【0031】
本発明の第3の態様によれば、
プロセッサと、
プロセッサによって実行可能な命令を記憶するメモリと
を含み、
前記プロセッサは、
インスタントメッセンジャー過程で、現在のインターネットの状態を確定し、
前記現在のインターネットの状態が異常であることを確定した場合、受信した第1の音声データをキャッシュし、
前記現在のインターネットの状態が正常に復帰したことを確定した場合、前記第1の音声データを受信側に送信するように構成される情報処理装置を提供する。
本発明の第4の態様によれば、プログラムを提供する。当該プログラムは、プロセッサに実行されることにより、上記情報処理方法を実現する。
本発明の第5の態様によれば、記録媒体を提供する。当該記録媒体には、上記プログラムが記録されている。
【0032】
なお、前記一般的な記載及び後述の詳細な記載は、単なる例示的で解釈的な記載であり、本発明を限定しない。
【発明を実施するための形態】
【0035】
ここで、例示的な実施例を詳細に説明し、また、説明中の例を図面に示している。下記の記述において、図面を説明する際に、特に、説明しない場合、異なる図面中の同一の符号は、同一、或は、同様な要素を意味する。下記の例示的な実施例において記述する実施方法は、本発明に合致するすべての実施方法を代表しない。逆に、それらは、添付の特許請求の範囲において詳細に記述された、本発明のいくつかの態様と合致する装置、及び方法の例に過ぎない。
【0036】
図1は、例示的な一実施例による情報処理方法を示すフローチャートである。当該情報処理方法は、送信側に適用され、当該送信側は、携帯電話、コンピュータ、デジタル放送端末、メッセージ送受信デバイス、ゲームコンソール、タブレットデバイス、医療機器、フィットネス機器、パーソナルデジタルアシスタントなどのインスタントメッセンジャー機能を備える任意の装置であっても良い。
図1に示すように、当該方法は、下記のステップS11〜S13を含んでも良い。
【0037】
ステップS11において、インスタントメッセンジャー過程で、現在のインターネットの状態を確定する。
【0038】
ステップS12において、現在のインターネットの状態が異常であることを確定した場合、受信した第1の音声データをキャッシュする。
【0039】
ステップS13において、現在のインターネットの状態が正常に復帰したことを確定した場合、第1の音声データを受信側に送信する。
【0040】
前記ステップは、インスタントメッセンジャー過程中の停止期間に第1の音声データを受信側に送信するように実施しても良い、ここで、停止期間は、音声データを送信も受信もしない期間を指す。
【0041】
本発明の実施例が提供する技術手段によれば、現在のインターネットの状態が異常である場合、受信した音声データをキャッシュし、現在のインターネットの状態が正常に復帰した場合に、キャッシュされた音声データを受信側に送信することができ、これにより、インターネット状態が不安定な原因で、受信側が一部の音声データを失う状況を避けることができ、特にインスタントメッセンジャーの内容が非常に重要な場合、当該技術手段によれば、受信側が通信過程中の重要な情報を失う状況を避けることができ、これにより、ユーザ体験を向上させることができる。
【0042】
一実施例において、
図2に示すように、ステップS11は、下記のステップS111〜S112で実施しても良い。
【0043】
ステップS111において、インスタントメッセンジャーの送信側及び受信側の現在のインターネットの状態を確定する。
【0044】
現在のインターネットの状態を確定する場合、一般的に、受信側または送信側の信号強度の大きさに応じて確定することができ、信号強度は、端末の送信出力により表徴することができる。したがって、当該ステップS111は、
図3に示すようなステップS1111〜S1115で実施することができる。
【0045】
ステップS1111において、送信側または受信側の伝送出力を取得する。
【0046】
当該ステップにおいて、受信側は、この側の伝送出力を記録するため、受信側は、この側の伝送出力を送信側に送信することができ、送信側が受信側の伝送出力を取得することができるようになる。或は、受信側本側の伝送出力に基づいて、本側の現在のインターネットの状態を確定して、本側の現在のインターネットの状態が異常である場合、本側の伝送出力を送信側に送信することができ、これにより、送信側が受信側の伝送出力を取得することができるようになる。
【0047】
ステップS1112において、送信側または受信側の伝送出力が予め設けられた出力範囲外であるか否かを判断する。送信側の送信出力が予め設けられた出力範囲外にある場合、ステップS1113を実行し、受信側の伝送出力が予め設けられた出力範囲外にある場合、ステップS1114を実行し、送信側と受信側の伝送出力の両方が予め設けられた出力範囲外にいない場合、ステップS1115を実行する。
【0048】
ステップS1113において、送信側の現在のインターネットの状態が異常であることを確定する。
【0049】
ステップS1114において、受信側の現在のインターネットの状態が異常であることを確定する。
【0050】
ステップS1115において、現在のインターネットの状態が正常であることを確定する。
【0051】
例えば、予め設けられた出力範囲を−65dBm〜−97dBm(デシベルミリワット)に設定すると、端末の送信出力が−65dBm〜−97dBm以内である場合、当該端末の現在のインターネットの状態が正常であると認め、逆に、端末の送信出力が−65dBm〜−97dBm以外である場合、当該端末の現在のインターネットの状態が異常であると認める。
【0052】
ステップS112において、インスタントメッセンジャーの送信側と受信側のうち少なくとも一側の現在のインターネットの状態が異常である場合、現在のインターネットの状態が異常であることを確定する。
【0053】
すなわち、インスタントメッセンジャーの送信側と受信側の現在のインターネットの状態がすべて正常である場合、現在のインターネットの状態が正常であることを確定することができる。
【0054】
本実施例において、送信側と受信側のうち少なくとも一側の現在のインターネットの状態が異常である限り、現在のインターネットの状態が異常であることを確定し、これにより、インターネットの状態が不安定なときのすべての音声データが十分にキャッシュすることができ、したがって、インターネットの状態が不安定な原因で、受信側が一部の音声データを失う状況をより効果的に避けることができる。
【0055】
一実施例において、第1の音声データは、少なくとも2つのフレーズを含み、この時、前記方法は、
図4に示すようなステップS41〜S44で実施しても良い。
【0056】
ステップS41において、インスタントメッセンジャー過程で、現在のインターネットの状態を確定する。
【0057】
ステップS42において、現在のインターネットの状態が異常であることを確定した場合、第1の音声データのうち少なくとも2つのフレーズを受信した時間順序に基づいて、第1の音声データのうち少なくとも2つのフレーズのキャッシュキューの順序を確定する。
【0058】
ステップS43において、第1の音声データのうち少なくとも2つのフレーズのキャッシュキューの順序に基づいて、第1の音声データをキャッシュする。
【0059】
ステップS44において、現在のインターネットの状態が正常に復帰したことを確定した場合、第1の音声データのうち少なくとも2つのフレーズのキャッシュキューの順序に基づいて、第1の音声データを受信側に送信する。
【0060】
本実施例において、第1の音声データのうち複数のフレーズの受信時間の順序に基づいて、複数のフレーズのキャッシュキューの順序を確定することができ、このキャッシュキューの順序に基づいて、前記第1の音声データを送信することにより、受信側で受信した第1の音声データの順序がまだユーザから入力されたフレーズの順序と符合するようになり、これにより、遅延の音声データが無秩序になる状況を避けて、ユーザの通信体験を向上させることができる。
【0061】
一実施例において、
図5に示すように、前記方法は、下記のステップS51〜S54をさらに含む。
【0062】
ステップS51において、現在のインターネットの状態が正常に復帰したことを確定した場合、第2の音声データを受信する。
【0063】
ステップS52において、現在送信中の音声データが存在するか否かを判断する。現在送信中の音声データが存在することを確定すれば、ステップS53を実行し、現在送信中の音声データが存在しないことを確定すれば、ステップS54を実行する。
【0064】
ステップS53において、第2の音声データをキャッシュする。
【0065】
ステップS54において、第2の音声データを受信側に送信する。
【0066】
本実施例において、現在送信中の音声データは、第1の音声データであっても良い、第2の音声データであっても良い。例えば、インスタントメッセンジャーを行う時、受信側または送信側の現在のインターネットの状態が異常であることを既に確定した場合、送信側は、この時点でユーザから入力された第1の音声データをキャッシュする。現在のインターネットの状態が正常に復帰したことを確定した場合、送信側は、キャッシュされた第1の音声データを受信側に送信する。第1の音声データを送信するとともに、送信側でユーザから入力された第2の音声データを継続に受信すれば、第2の音声データをキャッシュして、第1の音声データの送信が完了した後に、第2の音声データを送信する。第2の音声データを送信するとともに、送信側でユーザから入力された第2の音声データをまだ継続に受信すれば、送信側は、後受信した第2の音声データをキャッシュして、前記の送信中にある第2の音声データの送信が完了した後に、キャッシュされた第2の音声データを送信する。
【0067】
したがって、本実施例の技術手段において、現在のインターネットの状態が正常に復帰した後に受信した第2の音声データをキャッシュして、現在送信中の音声データの送信が完了した後に、第2の音声データを送信することができ、これにより、受信側で受信した第1の音声データの順序がまだユーザが通話する通常の手順と符合するようになり、したがって、遅延の音声データが無秩序になる状況を避けて、ユーザの通信体験を向上させることができる。
【0068】
一実施例において、前記第2の音声データは、少なくとも2つのフレーズを含み、この時、ステップS53は、下記のステップで実施しても良い。第2の音声データのうち少なくとも2つのフレーズを受信した時間順序に従って、第2の音声データのうち少なくとも2つのフレーズのキャッシュキューの順序を確定し、第2の音声データのうち少なくとも2つのフレーズのキャッシュキューの順序に基づいて、第2の音声データをキャッシュする。対応的に、ステップS54は、下記のステップで実施しても良い。現在のインターネットの状態が正常に復帰したことを確定した場合、第2の音声データのうち少なくとも2つのフレーズのキャッシュキューの順序に基づいて、第2の音声データを受信側に送信する。
【0069】
本実施例において、第2の音声データのうち複数のフレーズの受信時間の順序に基づいて、複数のフレーズのキャッシュキューの順序を確定することができ、このキャッシュキューの順序に基づいて、前記第2の音声データをキャッシュと送信することにより、受信側で受信した第2の音声データの順序がまだユーザから入力されたフレーズの順序と符合するようになり、これにより、遅延の音声データが無秩序になる状況を避けて、ユーザの通信体験を向上させることができる。
【0070】
一実施例において、
図6に示すように、ステップS54は、S541〜S542で実施しても良い。
【0071】
ステップS541において、現在送信中の音声データが存在しないことを確定した場合、インスタントメッセンジャー過程中の停止期間を検出し、ここで、停止期間は、音声データを送信も受信もしない期間を指す。
【0072】
ステップS542において、停止期間に第2の音声データを送信する。
【0073】
本実施例において、停止期間に音声データを送信することにより、インターネットの状態が異常であることで遅延した音声データが前方に平行移動するようになり、そのため、双方の通話テンポを徐々に追いつくことができ、ユーザの通信体験を向上させることができる。
【0074】
なお、停止期間が検出された場合、送信側でキャッシュされた音声データに第1の音声データだけでなく、第2の音声データも含む場合、停止期間に、当該音声データ全体を受信側に送信することもでき、これにより、音声データ全体が前方に平行移動することができる。
【0075】
一実施例において、前記方法は、下記のステップA1および/またはA2をさらに含む。
【0076】
ステップA1において、送信側の現在のインターネットの状態が異常であることを確定した場合、受信側に送信側の現在のインターネットの状態が異常であることを提示するための第1の提示情報を送信し、音声データは、送信が遅延される。
【0077】
ここで、第1の提示情報を音声放送の方法で出力しても良い、例えば、「相手の現在の信号が不安定であるため、通話データが遅延する可能性があり」を音声で出力する。
【0078】
ステップA2において、受信側の現在のインターネットの状態が異常であることを確定した場合、送信側に受信側の現在のインターネットの状態が異常であることを提示するための第2の提示情報を送信し、音声データは、送信が遅延される。
【0079】
ここで、第2の提示情報を音声放送の方法で出力しても良い、例えば、「相手の現在の信号が不安定であるため、通話データが遅延する可能性があり」を音声で出力する。
【0080】
本実施例において、受信側および/または送信側の現在のインターネットの状態が異常である場合にそれぞれ送信する提示情報に基づいて、受信側ユーザおよび/または送信側ユーザがタイムリーに現在の通信状況を知るようになり、これにより、ユーザの通信体験を向上させることができる。
【0081】
以下、例示的な一実施例により本発明が提供する情報処理方法を説明する。
【0082】
図7は、例示的な一実施例による情報処理方法を示すフローチャートである。
図7に示すように、当該方法は、送信側に適用され、下記のステップS71〜S76を含む。
【0083】
ステップS71において、送信側ユーザが受信側ユーザに電話をかける。
【0084】
ステップS72において、送信側は、現在のインターネットの状態が異常であるか否かを判断する。現在のインターネットの状態が異常である場合、ステップS73を実行し、現在のインターネットの状態が正常である場合、ステップS76を実行する。
【0085】
ステップS73において、送信側は、ユーザから入力した音声データをキャッシュする。
【0086】
ステップS74において、送信側は、現在のインターネットの状態が正常に復帰したか否かを判断する。現在のインターネットの状態が正常に復帰した場合、ステップS75を実行し、現在のインターネットの状態が正常に復帰しない場合、ステップS73に戻す。
【0087】
ステップS75において、送信側は、キャッシュされた音声データを受信側に送信する同時に、双方の通話停止期間を検出し、停止期間にキャッシュされた音声データを受信側に送信する。
【0088】
ステップS76において、送信側と受信側は、正常に通話する。
【0089】
本発明の実施例が提供する技術手段によれば、現在のインターネットの状態が異常である場合、受信した音声データをキャッシュし、現在のインターネットの状態が正常に復帰した場合、キャッシュされた音声データを受信側に送信することができ、これにより、インターネットの状態が不安定な原因で、受信側が一部の音声データを失う状況を避けることができ、特にインスタントメッセンジャーの内容が非常に重要な場合、当該技術手段によれば、受信側が通信過程中の重要な情報を失うことを避けることができ、したがって、ユーザ体験を向上させることができる。
【0090】
以下は、本発明の装置の実施例であり、本発明の方法の実施例を実行するために使用することができる。
【0091】
図8は、例示的な一実施例による情報処理装置を示すブロック図であり、当該装置は、ソフトウェア、ハードウェアまたは両者の組み合わせを介して電子機器の一部または全体を構成することができる。
図8を参照すると、当該情報処理装置は、確定モジュール81、第1のキャッシュモジュール82と、第1の送信モジュール83を含み、
ここで、確定モジュール81は、インスタントメッセンジャー過程で、現在のインターネットの状態を確定する。
【0092】
第1のキャッシュモジュール82は、確定モジュール81が現在のインターネットの状態が異常であることを確定した場合、受信した第1の音声データをキャッシュする。
【0093】
第1の送信モジュール83は、現在のインターネットの状態が正常に復帰したことを確定した場合、第1のキャッシュモジュール82がキャッシュした第1の音声データを受信側に送信する。
【0094】
第1の送信モジュール83は、インスタントメッセンジャー過程中の停止期間に第1の音声データを受信側に送信しても良い、ここで、停止期間は、音声データを送信も受信もしない期間を指す。
【0095】
本発明の実施例が提供する装置によれば、第1のキャッシュモジュール82は、現在のインターネットの状態が異常である場合、受信した音声データをキャッシュし、現在のインターネットの状態が正常に復帰した場合、第1の送信モジュール83によってキャッシュした音声データを受信側に送信することができ、これにより、インターネットの状態が不安定な原因で、受信側が一部の音声データを失う状況を避けることができ、特にインスタントメッセンジャーの内容が非常に重要な場合、当該技術手段によれば、受信側が通信過程中の重要な情報を失うことを避けることができ、したがって、ユーザ体験を向上させることができる。
【0096】
一実施例において、
図9に示すように、確定モジュール81は、第1の確定サブモジュール811と第2の確定サブモジュール812を含み、ここで、
第1の確定サブモジュール811は、インスタントメッセンジャーの送信側と受信側の現在のインターネットの状態を確定する。
【0097】
第2の確定サブモジュール812は、第1の確定サブモジュール811がインスタントメッセンジャーの送信側と受信側のうち少なくとも一側の現在のインターネットの状態が異常であることを確定した場合、現在のインターネットの状態が異常であることを確定する。
【0098】
すなわち、インスタントメッセンジャーの送信側と受信側の現在のインターネットの状態がすべて正常である場合にのみ、確定モジュール81は、現在のインターネットの状態が正常であることを確定することができる。
【0099】
本実施例において、送信側と受信側のうち少なくとも一側の現在のインターネットの状態が異常である場合、現在のインターネットの状態が異常であることを確定することができ、これにより、インターネットの状態が不安定な時のすべての音声データが十分にキャッシュされるようになり、したがって、インターネットの状態が不安定な原因で、受信側が一部の音声データを失う状況をより効果的に避けることができる。
【0100】
一実施例において、第1の確定サブモジュール811は、送信側または受信側の伝送出力を取得し、送信側または受信側の伝送出力が予め設けられた出力範囲外であるか否かを判断し、送信側の伝送出力が予め設けられた出力範囲外にある場合、送信側の現在のインターネットの状態が異常であることを確定し、受信側の伝送出力が予め設けられた出力範囲外にある場合、受信側の現在のインターネットの状態が異常であることを確定する。
【0101】
受信側は、この側の伝送出力を記録するため、受信側は、この側の伝送出力を送信側に送信することができ、送信側の第1の確定サブモジュール811は、受信側の伝送出力を取得することができるようになる。或は、受信側本側の伝送出力に基づいて、本側の現在のインターネットの状態を確定し、本側の現在のインターネットの状態が異常である場合、本側の伝送出力を送信側に送信することができ、これにより、送信側の第1の確定サブモジュール811は、受信側の伝送出力を取得することができるようになる。
【0102】
例えば、予め設けられた出力範囲を−65dBm〜−97dBm(デシベルミリワット)に設定すると、端末の送信出力が−65dBm〜−97dBm以内である場合、当該端末の現在のインターネットの状態が正常であると認め、逆に、端末の送信出力が−65dBm〜−97dBm以外にある場合、当該端末の現在のインターネットの状態が異常であると認める。
【0103】
一実施例において、
図10に示すように、第1のキャッシュモジュール82は、第3の確定サブモジュール821を含み、当該第3の確定サブモジュール821は、第1の音声データが少なくとも2つのフレーズを含む場合、少なくとも2つのフレーズを受信した時間順序に基づいて、前記の少なくとも2つのフレーズのキャッシュキューの順序を確定し、少なくとも2つのフレーズのキャッシュキューの順序に基づいて、第1の音声データをキャッシュするように構成される。
【0104】
この時、第1の送信モジュール83は、第1の送信サブモジュール831を含み、前記第1の送信サブモジュール831は、第3の確定サブモジュール821で確定した少なくとも2つのフレーズのキャッシュキューの順序に基づいて、第1の音声データを受信側に送信するように構成される。
【0105】
本実施例において、第1の音声データのうち複数のフレーズの受信時間の順序に基づいて、複数のフレーズのキャッシュキューの順序を確定することができ、前記キャッシュキューの順序に基づいて、前記第1の音声データをキャッシュと送信することにより、受信側で受信した第1の音声データの順序がまだユーザから入力されたフレーズの順序と符合するようになり、これにより、遅延の音声データが無秩序になる状況を避けて、ユーザの通信体験を向上させることができる。
【0106】
一実施例において、
図11に示すように、前記装置は、受信モジュール84、判断モジュール85、第2のキャッシュモジュール86及び第2の送信モジュール87をさらに含み、ここで、
受信モジュール84は、第2の音声データを受信する。
【0107】
判断モジュール85は、受信モジュール84が第2の音声データを受信した後、現在送信中の音声データが存在するか否かを判断する。
【0108】
第2のキャッシュモジュール86は、判断モジュール85が現在送信中の音声データが存在することを確定した場合、受信モジュール84が受信した第2の音声データをキャッシュする。
【0109】
第2の送信モジュール87は、判断モジュール85が現在送信中の音声データが存在しないことを確定した場合、受信モジュール84が受信した第2の音声データを受信側に送信する。
【0110】
本実施例において、現在送信中の音声データは、第1の音声データであっても良い、第2の音声データであっても良い。例えば、インスタントメッセンジャーを行う時、受信側または送信側の現在のインターネットの状態が異常であることを既に確定した場合、送信側は、この時点でユーザから入力された第1の音声データをキャッシュする。現在のインターネットの状態が正常に復帰したことを確定した場合、送信側は、キャッシュされた第1の音声データを受信側に送信する。第1の音声データを送信するとともに、送信側の受信モジュール84がユーザから入力された第2の音声データを継続して受信すると、第2のキャッシュモジュール86によって第2の音声データをキャッシュし、第1の音声データの送信が完了した後に第2の送信モジュール87によって第2の音声データを送信する。第2の音声データを送信するとともに、送信側の受信モジュール84がユーザから入力された第2の音声データをまだ継続して受信すると、送信側が第2のキャッシュモジュール86によって後受信した第2音声データをキャッシュし、前記の送信中にある第2の音声データの送信が完了した後に、第2の送信モジュール87によってキャッシュされた第2の音声データを送信する。
【0111】
したがって、本実施例において、現在のインターネットの状態が正常に復帰した後に受信した第2の音声データをキャッシュすることができ、現在送信中の音声データの送信が完了した後に第2の音声データを送信することにより、受信側で受信した第1の音声データの順序がまだユーザが通話する通常の手順と符合するようになり、これにより、遅延の音声データが無秩序になる状況を避けて、ユーザの通信体験を向上させることができる。
【0112】
一実施例において、受信モジュール84が受信した第2の音声データにおいて、少なくとも2つのフレーズを含む場合、第2のキャッシュモジュール86は、また、第2の音声データのうち少なくとも2つのフレーズを受信した時刻順序に基づいて、第2の音声データのうち少なくとも2つのフレーズのキャッシュキューの順序を確定し、第2の音声データのうち少なくとも2つのフレーズのキャッシュキューの順序に基づいて、第2の音声データをキャッシュするように構成される。対応的に、第2の送信モジュール87は、また、現在のインターネットの状態が正常に復帰したことを確定した場合、第2の音声データのうち少なくとも2つのフレーズのキャッシュキューの順序に基づいて、第2の音声データを受信側に送信するように構成される。
【0113】
本実施例において、第2の音声データのうち複数のフレーズの受信時間の順序に基づいて、複数のフレーズのキャッシュキューの順序を確定することができ、このキャッシュキューの順序に基づいて、前記第2の音声データをキャッシュと送信することにより、受信側で受信した第2の音声データの順序がまだユーザから入力されたフレーズのシーケンスと符合するようになり、これにより、遅延の音声データが無秩序になる状況を避けて、ユーザの通信体験を向上させることができる。
【0114】
一実施例において、
図12に示すように、第2の送信モジュール87は、検出サブモジュール871と第2の送信サブモジュール872を含み、ここで、
検出サブモジュール871は、現在送信中の音声データが存在しないことを確定した場合、インスタントメッセンジャー過程中の停止期間を検出し、ここで、前記の停止期間は、音声データを送信も受信もしない期間を指す。
【0115】
第2の送信サブモジュール872は、検出サブモジュール871で検出した停止期間に第2の音声データを送信する。
【0116】
本実施例において、第2の送信サブモジュール872は、停止期間に音声データを送信することにより、インターネットの状態が異常であることで遅延した音声データが前方に平行移動するようになり、そのため、双方の通話テンポを徐々に追いつくことができ、ユーザの通信体験を向上させることができる。
【0117】
なお、検出サブモジュール871によって停止期間が検出された場合、送信側でキャッシュされた音声データに第1の音声データだけでなく、第2の音声データも含む場合、第2の送信サブモジュール872は、停止期間に前記音声データ全体を受信側に送信することができ、これにより、音声データ全体が前方に平行移動することができるようになる。
【0118】
一実施例において、
図13に示すように、前記装置は、第3の送信モジュール88及び第4の送信モジュール89をさらに含み、ここで、
第3の送信モジュール88は、確定モジュール81が送信側の現在のインターネットの状態が異常であることを確定した場合、受信側に送信側の現在のインターネットの状態が異常であることを提示するための第1の提示情報を送信し、音声データは、送信が遅延される。
【0119】
第4の送信モジュール89は、確定モジュール81が受信側の現在のインターネットの状態が異常であることを確定した場合、送信側に受信側の現在のインターネットの状態が異常であることを提示するための第2の提示情報を送信し、音声データは、送信が遅延される。
【0120】
本実施例において、受信側または送信側の現在のインターネットの状態が異常である場合にそれぞれ送信する提示情報に基づいて、受信側ユーザまたは送信側ユーザがタイムリーに現在の通信状況を知るようになり、これにより、ユーザの通信体験を向上させることができる。
【0121】
当業者は、前記装置が第3の送信モジュール88または第4の送信モジュール89中のいずれかのモジュールのみを含んでも良いということを理解できる。
【0122】
一実施例において、第3の送信モジュール88から送信する第1の提示情報又は第4の送信モジュール89から送信する第2の提示情報は、音声放送の方式で出力する。
【0123】
例示的な実施例において、情報処理装置を提供し、前記装置は、
プロセッサと、
プロセッサによって実行可能な命令を記憶するメモリと、
を含み、
ここで、前記プロセッサは、
インスタントメッセンジャー過程で、現在のインターネットの状態を確定し、
前記現在のインターネットの状態が異常であることを確定した場合、受信した第1の音声データをキャッシュし、
前記現在のインターネットの状態が正常に復帰したことを確定した場合、前記第1の音声データを受信側に送信するように構成される。
【0124】
また、前記プロセッサは、
前記の現在のインターネットの状態を確定するステップが、
インスタントメッセンジャーの送信側と受信側の現在のインターネットの状態を確定ステップと、
前記のインスタントメッセンジャーの送信側と受信側のうち少なくとも一側の現在のインターネットの状態が異常である場合、前記の現在のインターネットの状態が異常であることを確定するステップとを含むように構成しても良い。
【0125】
また、前記プロセッサは、
前記のインスタントメッセンジャーの送信側と受信側の現在のインターネットの状態を確定するステップが、
前記送信側または前記受信側の伝送出力を取得するステップと、
前記送信側または前記受信側の伝送出力が予め設けられた出力範囲外であるか否かを判断するステップと、
前記送信側の送信出力が前記予め設定された出力範囲外である場合、前記送信側の現在のインターネットの状態が異常であることを確定し、前記受信側の伝送出力が前記予め設定された出力範囲外である場合、前記受信側の現在のインターネットの状態が異常であることを確定するステップとを含むように構成しても良い。
【0126】
また、前記プロセッサは、
前記第1の音声データが少なくとも2つのフレーズを含み、前記受信した第1の音声データをキャッシュするステップが、
前記の少なくとも2つのフレーズを受信した時間順序に基づいて、前記の少なくとも2つのフレーズのキャッシュキューの順序を確定するステップと、
前記の少なくとも2つのフレーズのキャッシュキューの順序に基づいて、前記第1の音声データをキャッシュするステップとを含み、
前記第1の音声データを受信側に送信するステップが、
前記の少なくとも2つのフレーズのキャッシュキューの順序に基づいて、前記第1の音声データを受信側に送信するステップを含むように構成しても良い。
【0127】
また、前記プロセッサは、
現在のインターネットの状態が正常に復帰したことを確定した場合、前記の方法が、
第2の音声データを受信するステップと、
現在送信中の音声データが存在するか否かを判断するステップと、
現在送信中の音声データが存在することを確定した場合、前記第2の音声データをキャッシュするステップと、
現在送信中の音声データが存在しないことを確定した場合、前記第2の音声データを前記受信側に送信するステップとをさらに含むように構成しても良い。
【0128】
また、前記プロセッサは、
前記現在送信中の音声データが存在しないことを確定した場合、前記第2の音声データを前記受信側に送信するステップが、
現在送信中の音声データが存在しないことを確定した場合、前記インスタントメッセンジャー過程中の停止期間を検出し、ここで、前記停止期間は、音声データを送信も受信もしない期間を指すステップと、
前記停止期間に前記第2の音声データを送信するステップとを含むように構成しても良い。
【0129】
また、前記プロセッサは、
前記受信した第1の音声データをキャッシュした後に、前記の方法が、
前記送信側の現在のインターネットの状態が異常であることを確定した場合、前記受信側に前記送信側の現在のインターネットの状態が異常であることを提示するための第1の提示情報を送信し、前記音声データは、送信が遅延されるステップと、
前記受信側の現在のインターネットの状態が異常であることを確定した場合、前記送信側に前記受信側の現在のインターネットの状態が異常であることを提示するための第2の提示情報を送信し、前記音声データは、送信が遅延されるステップとをさらに含むように構成しても良い。
【0130】
また、前記プロセッサは、
前記第1の提示情報又は前記第2の提示情報が音声放送の方法で出力するように構成しても良い。
【0131】
前記実施例の装置において、それぞれのモジュールが操作を行う具体的な方法は、既に当該方法に関連する実施例で詳細に説明したので、ここで詳細な説明を省略する。
【0132】
図14は、例示的な一実施例による情報処理に適用される装置を示すブロック図である。例えば、装置1200は、携帯電話、コンピュータ、デジタル放送端末、メッセージ送受信デバイス、ゲームコンソール、タブレットデバイス、医療機器、フィットネス機器、パーソナルデジタルアシスタントなどであっても良い。
【0133】
装置1200は、プロセスアセンブリ1202、メモリ1204、電源アセンブリ1206、マルチメディアアセンブリ1208、オーディオアセンブリ1210、入出力(I/O)インターフェース1212、センサアセンブリ1214及び通信アセンブリ1216のような1つ以上のアセンブリを含んでも良い。
【0134】
プロセスアセンブリ1202は、一般的には装置1200の全体の操作を制御するものであり、例えば、表示、電話呼び出し、データ通信、カメラ操作、及び記録操作と関連する操作を制御する。プロセスアセンブリ1202は、1つ以上のプロセッサ1220を含み、これらによって命令を実行することにより、上記の方法の全部または一部のステップを実現するようにしてもよい。なお、プロセスアセンブリ1202は、一つ以上のモジュールを含み、これらによってプロセスアセンブリ1202と他のアセンブリの間のインタラクションを容易にするようにしてもよい。例えば、プロセスアセンブリ1202は、マルチメディアモジュールを含み、これらによってマルチメディアアセンブリ1208とプロセスアセンブリ1202の間のインタラクションを容易にするようにしてもよい。
【0135】
メモリ1204は、各種類のデータを記憶することにより装置1200の操作を支援するように構成される。これらのデータの例は、装置1200において操作されるいずれのアプリケーションプログラム又は方法の命令、連絡対象データ、電話帳データ、メッセージ、画像、ビデオ等を含む。メモリ1204は、いずれの種類の揮発性メモリ、不揮発性メモリ記憶デバイスまたはそれらの組み合わせによって実現されてもよく、例えば、SRAM(Static Random Access Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read−Only Memory)、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、PROM( Programmable ROM)、ROM(Read Only Member)、磁気メモリ、フラッシュメモリ、磁気ディスク、或いは光ディスクである。
【0136】
電源アセンブリ1206は、装置1200の多様なアセンブリに電力を供給する。電源アセンブリ1206は、電源管理システム、一つ以上の電源、及び装置1200のための電力の生成、管理及び割り当てに関連する他のアセンブリを含んでもよい。
【0137】
マルチメディアアセンブリ1208は、前記装置1200とユーザの間に一つの出力インターフェースを提供するスクリーンを含む。上記の実施例において、スクリーンは液晶モニター(LCD)とタッチパネル(TP)を含んでもよい。スクリーンがタッチパネルを含むことにより、スクリーンはタッチスクリーンを実現することができ、ユーザからの入力信号を受信することができる。タッチパネルは一つ以上のタッチセンサを含んでおり、タッチ、スライド、及びタッチパネル上のジェスチャを検出することができる。前記タッチセンサは、タッチ、或はスライドの動作の境界だけでなく、前記のタッチ、或はスライド操作に係る継続時間及び圧力も検出できる。上記の実施例において、マルチメディアアセンブリ1208は、一つのフロントカメラ、及び/又はリアカメラを含む。装置1200が、例えば撮影モード、或はビデオモード等の操作モードにある場合、フロントカメラ、及び/又はリアカメラは外部からマルチメディアデータを受信できる。フロントカメラとリアカメラのそれぞれは、一つの固定型の光レンズ系、或は可変焦点距離と光学ズーム機能を有するものであってもよい。
【0138】
オーディオアセンブリ1210は、オーディオ信号を入出力するように構成されてもよい。例えば、オーディオアセンブリ1210は、一つのマイク(MIC)を含み、装置1200が、例えば呼出しモード、記録モード、及び音声認識モード等の操作モードにある場合、マイクは外部のオーディオ信号を受信することができる。受信されたオーディオ信号は、さらにメモリ1204に記憶されたり、通信アセンブリ1216を介して送信されたりされる。上記の実施例において、オーディオアセンブリ1210は、オーディオ信号を出力するための一つのスピーカーをさらに含む。
【0139】
I/Oインターフェース1212は、プロセスアセンブリ1202と周辺インターフェースモジュールの間にインターフェースを提供するものであり、上記周辺インターフェースモジュールは、キーボード、クリックホイール、ボタン等であってもよい。これらのボタンは、ホームボタン、ボリュームボタン、起動ボタン、ロッキングボタンを含んでもよいが、これらに限定されない。
【0140】
センサアセンブリ1214は、装置1200に各方面の状態に対する評価を提供するための一つ以上のセンサを含む。例えば、センサアセンブリ1214は、装置1200のON/OFF状態、装置1200のディスプレイとキーパッドのようなアセンブリの相対的な位置決めを検出できる。また、例えば、センサアセンブリ1214は、装置1200、或は装置1200の一つのアセンブリの位置変更、ユーザと装置1200とが接触しているか否か、装置1200の方位、又は加速/減速、装置1200の温度の変化を検出できる。センサアセンブリ1214は、何れの物理的接触がない状態にて付近の物体の存在を検出するための近接センサを含んでもよい。センサアセンブリ1214は、撮影アプリケーションに適用するため、CMOS、又はCCD図像センサのような光センサを含んでもよい。上記の実施例において、当該センサアセンブリ1214は、加速度センサ、ジャイロスコープセンサ、磁気センサ、圧力センサ、及び温度センサをさらに含んでもよい。
【0141】
通信アセンブリ1216は、装置1200と他の機器の間に有線、又は無線形態の通信を提供する。装置1200は、例えばWiFi、2G、3G、或はこれらの組み合わせのような、通信規格に基づいた無線ネットワークに接続されてもよい。一つの例示的な実施例において、通信アセンブリ1216は、放送チャンネルを介して外部の放送管理システムからの放送信号、又は放送に関連する情報を受信する。一つの例示的な実施例において、前記通信アセンブリ1216は、近距離無線通信(NFC)モジュールをさらに含むことにより、近距離通信を推進するようにする。例えば、NFCモジュールは、RFID(Radio Frequency IDentification)技術、IrDA(Infrared Data Association)技術、UWB(Ultra Wide Band)技術、BT(Bluetooth(登録商標))技術、他の技術に基づいて実現できる。
【0142】
例示的な実施例において、装置1200は、一つ以上のASIC(Application Specific Integrated Circuit)、DSP(Digital Signal Processor)、DSPD(Digital Signal Processing Device)、PLD(Programmable Logic Device)、FPGA(Field−Programmable Gate Array)、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、または他の電子部品によって実現されるものであり、上記方法を実行する。
【0143】
例示的な実施例において、さらに、命令を含むコンピュータ読取り可能な非一時的な記録媒体、例えば命令を含むメモリ1204を提供しており、装置1200のプロセッサ1220により上記命令を実行して上記方法を実現する。例えば、前記コンピュータ読取り可能な非一時的な記録媒体は、ROM、RAM、CD−ROM、磁気テープ、フロッピーディスク(登録商標)、光データ記憶デバイス等である。
【0144】
コンピュータ読取り可能な非一時的な記録媒体は、当該記録媒体中の命令が装置1200のプロセッサによって実行される際に、装置1200に前記権限管理方法を実行させることができ、
前記方法は、
インスタントメッセンジャー過程で、現在のインターネットの状態を確定するステップと、
前記現在のインターネットの状態が異常であることを確定した場合、受信した第1の音声データをキャッシュするステップと、
前記現在のインターネットの状態が正常に復帰したことを確定した場合、前記第1の音声データを受信側に送信するステップと、
を含む。
【0145】
前記現在のインターネットの状態を確定するステップは、
インスタントメッセンジャーの送信側と受信側の現在のインターネットの状態を確定するステップと、
前記インスタントメッセンジャーの送信側と受信側のうち少なくとも一側の現在のインターネットの状態が異常である場合、前記現在のインターネットの状態が異常であることを確定するステップと、
を含む。
【0146】
前記インスタントメッセンジャーの送信側と受信側の現在のインターネットの状態を確定するステップは、
前記送信側または前記受信側の伝送出力を取得するステップと、
前記送信側または前記受信側の伝送出力が予め設けられた出力範囲外であるか否かを判断するステップと、
前記送信側の送信出力が前記予め設定された出力範囲外である場合、前記送信側の現在のインターネットの状態が異常であることを確定し、前記受信側の伝送出力が前記予め設定された出力範囲外である場合、前記受信側の現在のインターネットの状態が異常であることを確定するステップと、
を含む。
【0147】
前記第1の音声データは、少なくとも2つのフレーズを含み、前記受信した第1の音声データをキャッシュするステップは、
前記の少なくとも2つのフレーズを受信した時間順序に基づいて、前記の少なくとも2つのフレーズのキャッシュキューの順序を確定するステップと、
前記の少なくとも2つのフレーズのキャッシュキューの順序に基づいて、前記第1の音声データをキャッシュするステップと、を含み、
前記第1の音声データを受信側に送信するステップは、
前記の少なくとも2つのフレーズのキャッシュキューの順序に基づいて、前記第1の音声データを受信側に送信するステップを含む。
【0148】
現在のインターネットの状態が正常に復帰したことを確定した場合、前記方法は、
第2の音声データを受信するステップと、
現在送信中の音声データが存在するか否かを判断するステップと、
現在送信中の音声データが存在することを確定した場合、前記第2の音声データをキャッシュするステップと、
現在送信中の音声データが存在しないことを確定した場合、前記第2の音声データを前記受信側に送信するステップと、
をさらに含む。
【0149】
前記現在送信中の音声データが存在しないことを確定した場合、前記第2の音声データを前記受信側に送信するステップは、
現在送信中の音声データが存在しないことを確定した場合、前記インスタントメッセンジャー過程中の停止期間を検出し、ここで、前記停止期間は、音声データを送信も受信もしない期間を指すステップと、
前記停止期間に前記第2の音声データを送信するステップと、
を含む。
【0150】
前記受信した第1の音声データをキャッシュした後に、前記方法は、
前記送信側の現在のインターネットの状態が異常であることを確定した場合、前記受信側に前記送信側の現在のインターネットの状態が異常であることを提示するための第1の提示情報を送信し、前記音声データは、送信が遅延されるステップと、
前記受信側の現在のインターネットの状態が異常であることを確定した場合、前記送信側に前記受信側の現在のインターネットの状態が異常であることを提示するための第2の提示情報を送信し、前記音声データは、送信が遅延されるステップと、
をさらに含む。
【0151】
前記第1の提示情報又は前記第2の提示情報は、音声放送の方式で出力する。
【0152】
当業者は、明細書を検討して本発明を実践した後、本発明の他の実施案を容易に考え出すことができる。本願は、本発明のいずれの変形、用途、又は適応的な変更をカバーすることを狙っているし、これらの変形、用途、又は適応的な変更は、本発明の一般的な原理に従い、また、本発明は公開していない当業界の公知の知識又は通常の技術手段を含む。明細書と実施例はただ例示として考慮され、本発明の本当の範囲と精神は以下の特許請求の範囲に記載される。
【0153】
本発明は上記に記述され、また図面で示した正確な構成に限定されず、その範囲を逸脱しない限り多様な置換えと変更を行うことができると、理解するべきである。本発明の範囲は添付の特許請求の範囲のみにより限定される。