特許第6336413号(P6336413)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6336413
(24)【登録日】2018年5月11日
(45)【発行日】2018年6月6日
(54)【発明の名称】レール用ブラケット
(51)【国際特許分類】
   A47H 1/144 20060101AFI20180528BHJP
【FI】
   A47H1/144
【請求項の数】4
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2015-123874(P2015-123874)
(22)【出願日】2015年6月19日
(65)【公開番号】特開2017-6309(P2017-6309A)
(43)【公開日】2017年1月12日
【審査請求日】2017年2月22日
(73)【特許権者】
【識別番号】000152572
【氏名又は名称】株式会社日中製作所
(74)【代理人】
【識別番号】100061745
【弁理士】
【氏名又は名称】安田 敏雄
(74)【代理人】
【識別番号】100120341
【弁理士】
【氏名又は名称】安田 幹雄
(72)【発明者】
【氏名】小西 宏直
【審査官】 富士 春奈
(56)【参考文献】
【文献】 実開昭58−123780(JP,U)
【文献】 実開昭50−057721(JP,U)
【文献】 実開昭60−193177(JP,U)
【文献】 実公昭35−014345(JP,Y1)
【文献】 米国特許第06039295(US,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A47H1/00−99/00
E05D15/00−15/58
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
被取付部(3)の下面に固定される基板(4)と、レールを幅方向両側から係合する一対の係合片(6)とを備えたレール用ブラケットであって、
前記係合片(6)は基板(4)に下方突設され、前記基板(4)は、係合片(6)の外側方に延設された一対の取付部(17)を有し、この一対の取付部(17)には、基板(4)を被取付部(3)に締め付け固定するための固定具を挿通する取付孔(20)が設けられると共に、基板(4)と被取付部(3)との間に基板(4)の上方への撓み変形が可能な撓み空間(23)を形成する一対の脚部(21)が取付孔(20)の外側方に上方突設されており、
前記係合片(6)は、レールの幅方向両側に設けられた張出し部(13)に係合するものであり、この係合片(6)は、基板(4)から張出し部(13)の外側を通るように下方に突出した垂下部(28)と、この垂下部(28)の下部から張出し部(13)の下側を通るように幅方向内方に突出した下係合部(29)と、下係合部(29)の内端部から上方に突出して張出し部(13)に下側から当接する押圧突部(30)とを有し、
基板(4)が上方に撓んだときに、一対の係合片(6)は、その垂下部(28)が互いに接近するように傾斜してレールを張出し部(13)を介して幅方向に挟持すると共に、押圧突部(30)が上方移動して基板(4)との間で各張出し部(13)を上下に挟持することを特徴とするレール用ブラケット。
【請求項2】
被取付部(3)の下面に固定される基板(4)と、レールを幅方向両側から係合する一対の係合片(6)とを備えたレール用ブラケットであって、
前記係合片(6)は基板(4)に下方突設され、前記基板(4)は、係合片(6)の外側方に延設された一対の取付部(17)を有し、この一対の取付部(17)には、基板(4)を被取付部(3)に締め付け固定するための固定具を挿通する取付孔(20)が設けられると共に、基板(4)と被取付部(3)との間に基板(4)の上方への撓み変形が可能な撓み空間(23)を形成する一対の脚部(21)が取付孔(20)の外側方に上方突設されており、
前記係合片(6)は、レールの幅方向両側に設けられた張出し部(13)に係合するものであり、この係合片(6)は、基板(4)から張出し部(13)の外側を通るように下方に突出した垂下部(28)と、この垂下部(28)の下部から張出し部(13)の下側を通るように幅方向内方に突出した下係合部(29)と、下係合部(29)の内端部から上方に突出して張出し部(13)に下側から当接する押圧突部(30)とを有し、
前記基板(4)には係合片(6)基部よりも内方に、基板(4)の肉厚を薄くするように上方に没入した没入部(25)が設けられていることを特徴とするレール用ブラケット。
【請求項3】
前記基板(4)の没入部(25)よりも幅方向内方に、没入部(25)よりも下方に突出してレールの上面に当接する当接突部(26)が設けられていることを特徴とする請求項2に記載のレール用ブラケット。
【請求項4】
前記基板(4)及び係合片(6)のレール長手方向に対応する横幅が全長に亘って互いに同一であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のレール用ブラケット。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、カーテンレール等のレールを天井等の被取付部に取り付けるためのレール用ブラケットに関するものである。
【背景技術】
【0002】
レール用ブラケットには、例えばカーテンレールを天井等の被取付部の下面に取り付けるようにしたものがあり、この種の従来のレール用ブラケットには、I型や角型のカーテンレールの上部にある張出し部を、天井等の被取付部の下面に締め付け固定される板状の基板を備え、基板に前後一対の挟持片を切り起こし形成し、この挟持片の基部に取付孔が設けられており、各挟持片の対向する先端側をI型のカーテンレールの上部にある前後一対の張出し部に外側から係合し、挟持片の取付孔に固定ねじを挿通して天井に螺合して締め付けることにより、基板を天井の下面に締め付け固定すると共に挟持片で張出し部を下側から係合して基板との間で上下に挟持して固定するようにしたものがある(例えば特許文献1)。
【0003】
また、他の従来のレール用ブラケットには、角型のカーテンレールを天井等の被取付部に取り付けるようにしたものとして、板状の基板と板状の爪部材とを別体に備え、基板の前後方向の一端部にカーテンレールの一方の張出し部を係合する係合爪を設けると共に、他端部に爪部材を重合固定するための固定板部を設け、基板をねじ部材で天井等の下面に締め付け固定すると共に、固定板部に爪部材を止めねじで長孔等を介して前後方向に移動調整自在に締め付け固定し、これにより、係合爪と係合部材でカーテンレールの張出し部を係合固定してカーテンレールを天井等に取り付けるようにしたものがある(例えば特許文献2)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】実用新案出願公告第16452号公報
【特許文献2】実用新案登録第3154258号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、従来では、前者の場合、金属板をプレス加工すること等により基板を形成し、この基板に前後一対の挟持片を切り起こし形成する必要があり、レール用ブラケットの製造が面倒であるし、挟持片が弾性変形によって局部的に折曲することもあって挟持片による挟持(係合)が甘くなり、カーテンレールがガタ付き易くなるという問題があった。
また、後者の場合、基板とは別体の爪部材が必要であり、構成部材が多くなり、このためレール用ブラケットの製造が面倒であるし、カーテンレールを被取付部に取り付ける際に、基板をねじ部材で被取付部に締め付け固定すると共に、固定板部に爪部材を止めねじで締め付け固定する必要があり、カーテンレールの取り付けも面倒であった。また、基板爪部材や係合爪による係合が局部的で甘くなり、カーテンレールがガタ付き易くなるという問題があった。
【0006】
本発明は上記問題点に鑑み、簡単でかつ安価に製造することができ、しかも、レールを簡単かつ強固に天井等の被取付部に取り付けることができるレール用ブラケットを提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明における課題解決のための具体的手段は、次の通りである。
この技術的課題を解決する本発明の技術的手段は、被取付部3の下面に固定される基板4と、レールを幅方向両側から係合する一対の係合片6とを備えたレール用ブラケットであって、
前記係合片6は基板4に下方突設され、前記基板4は、係合片6の外側方に延設された一対の取付部17を有し、この一対の取付部17には、基板4を被取付部3に締め付け固定するための固定具を挿通する取付孔20が設けられると共に、基板4と被取付部3との
間に基板4の上方への撓み変形が可能な撓み空間23を形成する一対の脚部21が取付孔20の外側方に上方突設されている点にある。
【0008】
また、本発明の他の技術的手段は、前記係合片6は、レールの幅方向両側に設けられた張出し部13に係合するものであり、この係合片6は、基板4から張出し部13の外側を通るように下方に突出した垂下部28と、この垂下部28の下部から張出し部13の下側を通るように幅方向内方に突出した下係合部29と、下係合部29の内端部から上方に突出して張出し部13に下側から当接する押圧突部30とを有し、
基板4が上方に撓んだときに、一対の係合片6は、その垂下部28が互いに接近するように傾斜してレールを張出し部13を介して幅方向に挟持すると共に、押圧突部30が上方移動して基板4との間で各張出し部13を上下に挟持する点にある。
【0009】
また、本発明の他の技術的手段は、前記基板4には係合片6基部よりも内方に、基板4の肉厚を薄くするように上方に没入した没入部25が設けられている点にある。
また、本発明の他の技術的手段は、前記基板4の没入部25よりも幅方向内方に、没入部25よりも下方に突出してレールの上面に当接する当接突部26が設けられている点にある。
【0010】
また、本発明の他の技術的手段は、前記基板4及び係合片6のレール長手方向に対応する横幅が全長に亘って互いに同一である点にある。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、レールを取り付ける場合、レールに組み付けたレール用ブラケットの基板を固定ねじ等の固定具で天井等の被取付部に締め付け固定すればよく、固定具の締め付け固定に伴う基板の全体的な撓み変形を利用して、一対の係合片をレールに幅方向の外側方から係合して締め付けることができ、レールを簡単かつ強固に天井等の被取付部に取り付けることができる。しかも、基板と一対の係合片とを一体に備えるレール用ブラケットを押し出し成型等によって簡単でかつ部品点数を少なくして安価に製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1】本発明の第1実施形態を示すレール取付状態の正面断面図である。
図2】同レール用ブラケットの斜視図である。
図3】同レール用ブラケットの平面図である。
図4】同レール用ブラケットの正面図である。
図5】同レール用ブラケットの底面図である。
図6】同レール用ブラケットの側面図である。
図7図3のA−A線断面図である。
図8】第2実施形態を示すレール取付状態の正面断面図である。
図9】第3実施形態を示すレール取付状態の正面断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1図7は本発明の第1実施形態を示している。図1図7において、レール用ブラケット1は、被取付部3の下面に固定される基板4と、カーテンレール5を幅方向両側から係合する一対の係合片6とを備え、一対の係合片6は基板4に下方突設されている。
ここで、カーテンレール5は、アルミニウム等の金属により形成される断面略I字形のもので、垂直壁9と、その上端部から幅方向(前後方向)両側に突出した頂部壁10と、垂直壁9の下端部から前後両側に突出した底部壁11とを有する。カーテンレール5の頂部壁10の幅方向両側が後述する係合片6が係合する張出し部13とされている。
【0014】
頂部壁10の幅方向両端部は下方に屈曲し、底部壁11の幅方向両端部は上方に屈曲しており、底部壁11の上面はカーテン等を吊下するランナーの走行軌道となっている。頂部壁10の上面の幅方向(前後方向)中央部と底部壁11の底面の幅方向(前後方向)中央部には、長手方向(左右方向)に延びる溝14が設けられており、この溝14に嵌合される棒状連結具により、カーテンレール5を複数連結して延長させることができる。
【0015】
基板4は、カーテンレール5の幅方向に対応して長い長方形の板状に形成され、係合片
6の外側方に延設された一対の取付部17を有し、この一対の取付部17には、固定具である固定ねじ19を挿通するための取付孔20が設けられると共に、一対の脚部21が取付孔20の外側方に位置する外端部にそれぞれ上方突設されている。
一対の脚部21によって基板4と被取付部3との間に基板4の上方への撓み変形が可能な撓み空間23が形成されている。従って、固定ねじ19を取付孔20に挿通して被取付部3に螺合して締め付けると、基板4が撓み空間23内で弾性変形により上方に向けて凸状に湾曲して撓むように構成されている。
【0016】
前記基板4の下面側には係合片6基部よりも内方に、基板4の肉厚を薄くするように上方に没入した没入部25が設けられ、この没入部25によって基板4が上方に向けて撓み易くなっている。基板4の下面側の没入部25よりも内方に、没入部25よりも下方に突出してカーテンレール5の上面に当接する当接突部26が設けられている。当接突部26は基板の長手方句中央部に位置する逆V字状の溝27を介して一対形成されている。
【0017】
前記係合片6は、カーテンレール5の幅方向両側に設けられた張出し部13に係合するものであり、この係合片6は、基板4から張出し部13の外側を通るように下方に突出した垂下部28と、この垂下部28の下部から張出し部13の下側を通るように(カーテンレール5の幅方向)内方に突出した下係合部29と、下係合部29の内端部から上方に突出して張出し部13に下側から当接する押圧突部30とを有している。
【0018】
基板4が上方に撓んだときに、一対の係合片6は、図1に2点鎖線で示すように、その垂下部28が互いに接近するように傾斜してカーテンレール5を張出し部13を介して幅方向に挟持すると共に、押圧突部30が上方移動して基板4との間で各張出し部13を上下に挟持するようになっている。
前記基板4及び係合片6のカーテンレール5長手方向に対応する横幅が全長に亘って互いに同一に形成されている。
【0019】
前記第1実施形態によれば、天井等の被取付部3の下面に、カーテンレール5を取り付ける場合、カーテンレール5の頂部壁10に、レール用ブラケット1をその基板4と一対の係合片6とで外嵌し、複数のレール用ブラケット1をカーテンレール5の長手方向に摺動して、カーテンレール5の適当な位置に移動しておき、その後、基板4の一対の取付孔20にそれぞれ固定ねじ19を挿通して天井等の被取付部3に螺合して締め付ける。
【0020】
すると、固定ねじ19の締め付けにより、固定ねじ19でレール用ブラケット1が被取付部3の下面に固定される。このとき、固定ねじ19の締め付けにより、撓み空間23内で基板4が弾性変形により上方に向けて凸状に湾曲して撓み、基板4が上方に撓んだときに、一対の係合片6は、図1に2点鎖線で示すように、その垂下部28が互いに接近するように傾斜してカーテンレール5を張出し部13を介して幅方向に挟持する。また、この一対の係合片6の傾斜に伴い押圧突部30が上方移動して基板4(当接突部26)との間で各張出し部13を上下に挟持し、基板4の全体的な撓み変形を利用して一対の係合片6をカーテンレール5に幅方向の外側方から係合して締め付けることができ、カーテンレール5を簡単かつ強固に天井等の被取付部3に取り付けることができる。しかも、レール用ブラケット1は押し出し成型等によって基板4と一対の係合片6とを一体に形成して、所定の幅に切断すればよく、レール用ブラケット1を簡単でかつ安価に製造することができる。
【0021】
図8は第2実施形態を示し、カーテンレール5は、アルミニウム等の金属により角型に形成され、幅方向一対の側部壁33と、一対の側部壁33の上端部に連結された天部壁34と、側部壁33の下端部から幅方向内方に突出した幅方向一対の底部壁35とを有し、この底部壁35の上面がカーテン等を吊下するランナーの走行軌道となっている。側部壁33の上部に幅方向内方に凹んだ括れ部36が形成されており、天部壁34の幅方向両端部は係合片6が係合する張出し部13とされている。
【0022】
レール用ブラケット1は、前記第1実施形態の場合と同様に、基板4と一対の係合片6とを一体に備え、基板4は、一対の取付部17を有すると共に、一対の脚部21が上方突設され、固定ねじ19を取付孔20に挿通して被取付部3に螺合して締め付けると、撓み空間23内で基板4が上方に向けて撓むように構成され、基板4の下面側には没入部25
と当接突部26とが設けられている。係合片6は、垂下部28と下係合部29とを有しているが、押圧突部30は省略されている。基板4が上方に撓んだときに、図8に2点鎖線で示すように、一対の係合片6は、その垂下部28が互いに接近するように傾斜してカーテンレール5を張出し部13を介して幅方向に挟持すると共に、下係合部29が上方移動して基板4との間で張出し部13乃至天部壁34を上下に挟持するようになっている。
【0023】
図9は第3実施形態を示しており、カーテンレール5は、下方が開口したC字型に形成されており、このC字型の開口部付近の内面がカーテン等を吊下するランナーの走行軌道となっている。レール用ブラケット1は、基板4と一対の係合片6とを一体に備え、一対の係合片6は、カーテンレール5の幅方向両端部に対応する円弧状に形成されて、カーテンレール5の幅方向の両端部に係合されており、固定ねじ19の締め付けにより基板4が上方に撓んだときに、互いに接近するように傾斜してカーテンレール5を幅方向に挟持するようになっている。また、基板4及び係合片6のカーテンレール5長手方向に対応する横幅が全長に亘って互いに同一に形成されている。
【0024】
前記第3実施形態によれば、固定ねじ19の締め付け固定により、基板4が弾性変形により上方に向けて凸状に湾曲して撓み、このとき図9に2点鎖線で示す如く一対の係合片6は互いに接近するように傾斜してカーテンレール5を幅方向に挟持する。従って、基板4の全体的な撓み変形を利用して一対の係合片6をカーテンレール5に幅方向の外側方から係合して締め付けることができ、カーテンレール5を強固に天井等の被取付部3に取り付けることができる。また、押し出し成型等によって基板4と一対の係合片6とを一体に簡単でかつ安価に製造することができる。
【0025】
なお、前記実施形態では、基板4には係合片6基部よりも内方に、没入部25と当接突部26が設けられているが、これら没入部25と当接突部26を省略して、基板4を全長に亘って同一の肉厚に形成するようにしてもよい。
また、前記実施形態では、基板4及び係合片6のレール長手方向に対応する横幅が全長に亘って互いに同一であるが、これに代え、基板4及び係合片6のレール長手方向に対応する横幅が互いに異なる長さであってもよいし、基板4及び係合片6のレール長手方向に対応する横幅が部分的に異なる長さであってもよい。
【0026】
また、前記実施形態では、レール用ブラケット1でカーテンレール5を天井等の被取付部3に取り付けるようにしているが、レール用ブラケット1で天井等の被取付部3に取り付けるレールはカーテンレール5に限定されず、例えばカーテン以外の工具その他を吊り下げるためのレールであってもよい。
また、前記実施形態では、基板4の取付部17を取付孔20に挿通した固定ねじ19で天井等の被取付部3に締め付け固定するようにしているが、例えば被取付部3側にナットやねじ孔等が設けられているような場合には、固定ねじ19に代えて、ボルト、ボルトナット、ビス、釘、リベットその他の固定具で基板4を被取付部3に固定するようにしてもよい。
【0027】
また、前記実施形態では、天井を被取付部3として天井の下面に基板4を固定するようにしているが、これに代え、例えば壁面にL字状等のブラケットを水平に突設し、このブラケットを被取付部3としてブラケットの下面に基板4を固定ねじ19等の固定具で固定するようにしてもよい。
【符号の説明】
【0028】
1 レール用ブラケット
3 被取付部
4 基板
5 カーテンレール
6 係合片
13 張出し部
17 取付部
19 固定ねじ(固定具)
20 取付孔
21 脚部
23 撓み空間
25 没入部
26 当接突部
28 垂下部
29 下係合部
30 押圧突部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9