特許第6336675号(P6336675)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6336675複数の異種データ管理システムからの情報資産メタデータを集約するためのシステム及び方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6336675
(24)【登録日】2018年5月11日
(45)【発行日】2018年6月6日
(54)【発明の名称】複数の異種データ管理システムからの情報資産メタデータを集約するためのシステム及び方法
(51)【国際特許分類】
   G06F 12/00 20060101AFI20180528BHJP
   G06F 17/30 20060101ALI20180528BHJP
【FI】
   G06F12/00 520E
   G06F12/00 520J
   G06F17/30 220B
   G06F12/00 545A
【請求項の数】15
【全頁数】35
(21)【出願番号】特願2017-507939(P2017-507939)
(86)(22)【出願日】2015年4月30日
(65)【公表番号】特表2017-514259(P2017-514259A)
(43)【公表日】2017年6月1日
(86)【国際出願番号】US2015028669
(87)【国際公開番号】WO2015171434
(87)【国際公開日】20151112
【審査請求日】2016年10月22日
(31)【優先権主張番号】61/988,213
(32)【優先日】2014年5月4日
(33)【優先権主張国】US
(31)【優先権主張番号】14/483,133
(32)【優先日】2014年9月10日
(33)【優先権主張国】US
(73)【特許権者】
【識別番号】516222277
【氏名又は名称】ベリタス テクノロジーズ エルエルシー
(74)【代理人】
【識別番号】100147485
【弁理士】
【氏名又は名称】杉村 憲司
(74)【代理人】
【識別番号】100134119
【弁理士】
【氏名又は名称】奥町 哲行
(72)【発明者】
【氏名】ブラニエス・スティーブ エー
(72)【発明者】
【氏名】カーター・ストュアート
(72)【発明者】
【氏名】ディクソン・クリストファー エム
(72)【発明者】
【氏名】コーテン・ロバート
【審査官】 田中 啓介
(56)【参考文献】
【文献】 特開平11−213014(JP,A)
【文献】 特開2004−007508(JP,A)
【文献】 特開2008−158993(JP,A)
【文献】 特開2005−018754(JP,A)
【文献】 特表2012−504280(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F12/00、17/30
G06Q10/00−99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の異種データ管理システムからの情報資産メタデータを集約するためのコンピュータ実装方法であって、前記方法の少なくとも一部分が、少なくとも1つのプロセッサを備えるコンピューティングデバイスによって実施され、
アプリケーションプログラミングインターフェースを介して、グローバルメタデータレポジトリをホストする前記コンピューティングデバイスで、第1の情報資産メタデータ及び第2の情報資産メタデータを受信することであって、
前記第1の情報資産メタデータは、エンティティのデジタル情報資産を走査することによって情報資産メタデータを生成する第1のデータ管理システムによって生成されて当該第1のデータ管理システムから受信され、
前記第2の情報資産メタデータは、前記エンティティのデジタル情報資産を走査することによって情報資産メタデータを生成する第2のデータ管理システムによって生成されて当該第2のデータ管理システムから受信され、
前記第1のデータ管理システム及び前記第2のデータ管理システムは、データ管理の異なる分野における前記エンティティの前記デジタル情報資産を管理する、異なるタイプのデータ管理システムであり、
前記第1のデータ管理システム、前記第2のデータ管理システム及び前記グローバルメタデータレポジトリは、独立した動作が可能な別個で異なるシステムであり、
前記アプリケーションプログラミングインターフェースは、前記第1のデータ管理システムと前記第2のデータ管理システムとが、前記グローバルメタデータレポジトリへ情報資産メタデータを押入することと、そこから情報資産メタデータを引出することとを可能にする、受信することと、
前記コンピューティングデバイスで、前記第1の情報資産メタデータと前記第2の情報資産メタデータとが単一のデジタル情報から生成されたと判定することと、
前記コンピューティングデバイスで、前記第1の情報資産メタデータと前記第2の情報資産メタデータとを前記グローバルメタデータレポジトリ内に記憶して、前記第1の情報資産メタデータと前記第2の情報資産メタデータとを前記単一のデジタル情報と関連付けることと、
前記アプリケーションプログラミングインターフェースを介して、前記グローバルメタデータレポジトリ内に記憶された前記第1の情報資産メタデータと前記第2の情報資産メタデータへのアクセスを、前記コンピューティングデバイスから、
前記第1のデータ管理システム、
前記第2のデータ管理システム、
前記エンティティ、のうちの1つ若しくは2つ以上に提供することと、を含む、方法。
【請求項2】
前記第1のデータ管理システムが、前記単一のデジタル情報資産の第1のインスタンスを走査し、
前記第2のデータ管理システムが、前記単一のデジタル情報資産の第2のインスタンスを走査し、
前記第1の情報資産メタデータが、前記単一のデジタル情報資産の前記第1のインスタンスのメタデータを含み、
前記第2の情報資産メタデータが、前記単一のデジタル情報資産の前記第2のインスタンスのメタデータを含み、
前記第1の情報資産メタデータ及び前記第2の情報資産メタデータが前記単一のデジタル情報資産から生成されたと判定することは、前記単一のデジタル情報資産の前記第1のインスタンスと前記単一のデジタル情報資産の前記第2のインスタンスとが、同じデジタル情報資産のインスタンスであると判定することを含み、
前記第1の情報資産メタデータ及び前記第2の情報資産メタデータを、前記グローバルメタデータレポジトリ内に記憶することは、
前記単一のデジタル情報資産の前記第1のインスタンス及び前記単一のデジタル情報資産の前記第2のインスタンスが、同じデジタル情報資産のインスタンスであると判定することに、少なくとも部分的に基づいて、前記第1の情報資産メタデータ及び前記第2の情報資産メタデータを関連付けることを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記第1のデータ管理システムが、前記単一のデジタル情報資産の第1のインスタンス走査し、
前記第2のデータ管理システムが、前記単一のデジタル情報資産の第2のインスタンス走査し、
前記第1の情報資産メタデータが、前記単一のデジタル情報資産の前記第1のインスタンスのメタデータを含み、
前記第2の情報資産メタデータが、前記単一のデジタル情報資産の前記第2のインスタンスのメタデータを含み、
前記第1の情報資産メタデータ及び前記第2の情報資産メタデータが前記単一のデジタル情報資産から生成されたと判定することは、
前記単一のデジタル情報資産の前記第1のインスタンスと、前記第1の情報資産メタデータとの少なくとも1つに少なくとも部分的に基づいて、第1のフィンガプリントを生成することと、
前記単一のデジタル情報資産の前記第2のインスタンスと、前記第2の情報資産メタデータとの少なくとも1つに少なくとも部分的に基づいて、第2のフィンガプリントを生成することと、
前記第1のフィンガプリントが前記第2のフィンガプリントに一致すると判定することと、を含み、
前記第1の情報資産メタデータと前記第2の情報資産メタデータとを前記グローバルメタデータレポジトリに格納することは、
前記第1のフィンガプリントが前記第2のフィンガプリントに一致すると判定することに少なくとも部分的に基づいて、前記第1の情報資産メタデータ及び前記第2の情報資産メタデータを関連付けることを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記グローバルメタデータレポジトリが、拡張可能なスキーマを使用して、前記第1の情報資産メタデータ及び前記第2の情報資産メタデータを記憶し、
前記拡張可能なスキーマが、前記第1のデータ管理システム及び前記第2のデータ管理システムが任意のメタデータを前記グローバルメタデータレポジトリ内に記憶することを可能にする、請求項1から3のいずれか一項に記載の方法。
【請求項5】
前記単一のデジタル情報資産が、情報資産源を介してアクセス可能であり、
前記第1のデータ管理システム及び前記第2のデータ管理システムが、前記第1の情報資産メタデータを生成することができ、
前記情報資産源が、前記第1の情報資産メタデータを生成するために走査されなければならず、
前記方法は、
前記第1のデータ管理システムが、前記情報資産源を走査し、前記第1の情報資産メタデータを生成し、前記第1の情報資産メタデータを前記グローバルメタデータレポジトリ内に記憶するように命令することと、
前記第2のデータ管理システムが、前記情報資産源を走査することなく、前記グローバルメタデータレポジトリから前記第1の情報資産メタデータにアクセスするように命令することと、を更に含む、請求項1から4のいずれか一項に記載の方法。
【請求項6】
前記単一のデジタル情報資産が、情報資産源を介してアクセス可能である前記エンティティの複数のデジタル情報資産のうちの1つであり、
前記方法は更に、前記複数のデジタル情報資産のメタデータについて前記第1のデータ管理システム及び前記第2のデータ管理システムの少なくとも1つに定期的にクエリして、前記複数のデジタル情報資産の各々のメタデータが、前記第1のデータ管理システム及び前記第2のデータ管理システムのうちの少なくとも1つから受信されることを確実にすることを含む、請求項1から4のいずれか一項に記載の方法。
【請求項7】
前記単一のデジタル情報資産が、情報資産源を介してアクセス可能である前記エンティティの複数のデジタル情報資産のうちの1つであり、
前記第1のデータ管理システムが、前記情報資産源のバックアップを生成したバックアップシステムを備え、
前記第1の情報資産メタデータを受信することが、前記バックアップシステムから、前記情報資産源の前記バックアップ内に含まれる各デジタル情報資産のインベントリを要求することを含む、請求項1から4のいずれか一項に記載の方法。
【請求項8】
複数の異種データ管理システムからの情報資産メタデータを集約するためのコンピュータ実装方法であって、前記方法の少なくとも一部分が、少なくとも1つのプロセッサを備えるコンピューティングデバイスによって実施され、
第1のデータ管理システムにおいて、デジタル情報資産を識別することであって、
前記第1のデータ管理システムはエンティティのデジタル情報資産を走査することによって情報資産メタデータを生成し、
第2のデータ管理システムは前記エンティティのデジタル情報資産を走査することによって情報資産メタデータを生成し、
前記第1のデータ管理システム及び前記第2のデータ管理システムは、データ管理の異なる分野における前記エンティティの前記デジタル情報資産を管理する、異なるタイプのデータ管理システムであり、
前記第1のデータ管理システム、前記第2のデータ管理システム及びグローバルメタデータレポジトリは、独立した動作が可能な別個で異なるシステムであり、
前記グローバルメタデータレポジトリのアプリケーションプログラミングインターフェースは、前記第1のデータ管理システムと前記第2のデータ管理システムとが、前記グローバルメタデータレポジトリへ情報資産メタデータを押入することと、そこから情報資産メタデータを引出することとを可能にし、
前記第1のデータ管理システムにおいて、前記デジタル情報資産第1の情報資産メタデータを生成することと、
前記アプリケーションプログラミングインターフェースを介して、前記第1の情報資産メタデータを、前記第1のデータ管理システムから前記グローバルメタデータレポジトリへ転送することと、
前記グローバルメタデータレポジトリで、前記第1の情報資産メタデータと第2の情報資産メタデータとが単一のデジタル情報から生成されたと判定することであって、
前記第2の情報資産メタデータは前記グローバルメタデータレポジトリに記憶され、
前記第2の情報資産メタデータは前記第2のデータ管理システムによって生成され、そこから収集される、判定することと、
第1の情報資産メタデータを前記グローバルメタデータレポジトリに格納して、前記第1の情報資産メタデータと前記第2の情報資産メタデータとを前記デジタル情報資産に関連付けることと、を含む、方法。
【請求項9】
前記デジタル情報資産が、情報資産源を介してアクセス可能であり、
前記第1のデータ管理システムが、前記情報資産源をバックアップするバックアップシステムを備え、
前記バックアップシステムが、前記情報資産源をバックアップすることの一部として、前記第1の情報資産メタデータを生成する、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記デジタル情報資産が修正されていることを検出することと、
前記情報資産が修正されていることを検出することに応答して、前記第1の情報資産メタデータを更新することと、
前記アプリケーションプログラミングインターフェースを介して、前記更新された第1の情報資産メタデータを、前記グローバルメタデータレポジトリに転送することと、を更に含む、請求項8又は9に記載の方法。
【請求項11】
前記第1のデータ管理システムはデジタル情報資産に対しデータ管理動作を実行するよう構成され、
前記方法は更に、
前記第1のデータ管理システムにおいて、前記アプリケーションプログラミングインターフェースを介して、前記グローバルメタデータレポジトリから、前記デジタル情報資産と関連付けられた情報を要求することと、
前記第1のデータ管理システムにおいて、かつ前記グローバルメタデータレポジトリから、前記アプリケーションプログラミングインターフェースを介して、前記第2の情報資産メタデータを含む、前記デジタル情報資産と関連付けられた情報を受信することと、
前記第1のデータ管理システムにおいて、前記グローバルメタデータレポジトリから受信された前記デジタル情報資産と関連付けられた前記情報に少なくとも部分的に基づいて、前記デジタル情報資産に対する前記データ管理動作を実施することと、更に含む、請求項8から10のいずれか一項に記載の方法。
【請求項12】
複数の異種データ管理システムからの情報資産メタデータを集約するためのシステムであって、
アプリケーションプログラミングインターフェースを介して、グローバルメタデータレポジトリをホストするコンピューティングデバイスで、第1の情報資産メタデータと第2の情報資産メタデータとを受信する、メモリに記憶された受信モジュールであって、
前記第1の情報資産メタデータは、エンティティのデジタル情報資産を走査することによって情報資産メタデータを生成する第1のデータ管理システムによって生成されて当該第1のデータ管理システムから受信され、
前記第2の情報資産メタデータは、前記エンティティのデジタル情報資産を走査することによって情報資産メタデータを生成する第2のデータ管理システムによって生成されて当該第2のデータ管理システムから受信され、
前記第1のデータ管理システム及び前記第2のデータ管理システムは、データ管理の異なる分野における前記エンティティの前記デジタル情報資産を管理する、異なるタイプのデータ管理システムであり、
前記第1のデータ管理システム、前記第2のデータ管理システム及び前記グローバルメタデータレポジトリは、独立した動作が可能な別個で異なるシステムであり、
前記アプリケーションプログラミングインターフェースは、前記第1のデータ管理システムと前記第2のデータ管理システムとが、前記グローバルメタデータレポジトリへ情報資産メタデータを押入することと、そこから情報資産メタデータを引出することとを可能にする、受信モジュールと、
メモリに記憶された記憶モジュールであって、
前記コンピューティングデバイスで、前記第1の情報資産メタデータと前記第2の情報資産メタデータとが単一のデジタル情報から生成されたと判定し、
前記コンピューティングデバイスで、前記第1の情報資産メタデータと前記第2の情報資産メタデータとを前記グローバルメタデータレポジトリ内に記憶して、前記第1の情報資産メタデータと前記第2の情報資産メタデータとを前記単一のデジタル情報と関連付ける、記憶モジュールと、
メモリに記憶された提供モジュールであって、前記アプリケーションプログラミングインターフェースを介して、前記グローバルメタデータレポジトリ内に記憶された前記第1の情報資産メタデータ及び前記第2の情報資産メタデータへのアクセスを、前記コンピューティングデバイスから、
前記第1のデータ管理システム、
前記第2のデータ管理システム、
前記エンティティ、のうちの1つ若しくは2つ以上に提供する、提供モジュールと、
前記受信モジュール、前記記憶モジュール、及び前記提供モジュールを実行する、少なくとも1つのプロセッサと、を備える、システム。
【請求項13】
前記第1のデータ管理システムが、前記単一のデジタル情報資産の第1のインスタンスを走査し、
前記第2のデータ管理システムが、前記単一のデジタル情報資産の第2のインスタンスを走査し、
前記第1の情報資産メタデータが、前記単一のデジタル情報資産の前記第1のインスタンスのメタデータを含み、
前記第2の情報資産メタデータが、前記単一のデジタル情報資産の前記第2のインスタンスのメタデータを含み、
前記記憶モジュールが、
前記単一のデジタル情報資産の前記第1のインスタンスと前記単一のデジタル情報資産の前記第2のインスタンスとが、同じデジタル情報資産のインスタンスであると判定することによって、前記第1の情報資産メタデータ及び前記第2の情報資産メタデータが前記単一のデジタル情報資産から生成されたと判定し、
前記単一のデジタル情報資産の前記第1のインスタンス及び前記単一のデジタル情報資産の前記第2のインスタンスが、同じデジタル情報資産のインスタンスであると判定することに、少なくとも部分的に基づいて、前記第1の情報資産メタデータ及び前記第2の情報資産メタデータを関連付けることによって、前記第1の情報資産メタデータ及び前記第2の情報資産メタデータを、前記グローバルメタデータレポジトリ内に記憶する、請求項12に記載のシステム。
【請求項14】
前記第1のデータ管理システムが、前記単一のデジタル情報資産の第1のインスタンスを走査し、
前記第2のデータ管理システムが、前記単一のデジタル情報資産の第2のインスタンスを走査し、
前記第1の情報資産メタデータが、前記単一のデジタル情報資産の前記第1のインスタンスのメタデータを含み、
前記第2の情報資産メタデータが、前記単一のデジタル情報資産の前記第2のインスタンスのメタデータを含み、
前記記憶モジュールが
前記単一のデジタル情報資産の前記第1のインスタンスと、前記第1の情報資産メタデータとの少なくとも1つに少なくとも部分的に基づいて、第1のフィンガプリントを生成することと、
前記単一のデジタル情報資産の前記第2のインスタンスと、前記第2の情報資産メタデータとの少なくとも1つに少なくとも部分的に基づいて、第2のフィンガプリントを生成することと、
前記第1のフィンガプリントが前記第2のフィンガプリントに一致すると判定することと、
によって、前記第1の情報資産メタデータ及び前記第2の情報資産メタデータが前記単一のデジタル情報資産から生成されたと判定し、
前記記憶モジュールは、
前記第1のフィンガプリントが前記第2のフィンガプリントに一致すると判定することに少なくとも部分的に基づいて、前記第1の情報資産メタデータ及び前記第2の情報資産メタデータを関連付けることによって、前記第1の情報資産メタデータ及び前記第2の情報資産メタデータを、前記グローバルメタデータレポジトリ内に記憶する、請求項12に記載のシステム。
【請求項15】
前記単一のデジタル情報資産が、情報資産源を介してアクセス可能であり、
前記第1のデータ管理システム及び前記第2のデータ管理システムが、前記第1の情報資産メタデータを生成することができ、
前記情報資産源が、前記第1の情報資産メタデータを生成するために走査されなければならず、
前記受信モジュール及び前記提供モジュールは、
前記第1のデータ管理システムが、前記情報資産源を走査し、前記第1の情報資産メタデータを生成し、前記第1の情報資産メタデータを前記グローバルメタデータレポジトリ内に記憶するように命令し、
前記第2のデータ管理システムが、前記情報資産源を走査することなく、前記グローバルメタデータレポジトリから前記第1の情報資産メタデータにアクセスするように命令する、請求項12から14のいずれか一項に記載のシステム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願の相互参照)
本出願は、2014年5月4日に出願された、米国仮出願第61/988,213号、名称「SYSTEMS AND METHODS FOR AGGREGATING DISPARATE INFORMATION ASSETS SOURCED BY MULTIPLE COLLECTORS AND DATA MANAGEMENT SOLUTIONS」の優先権を主張するものであり、当該開示は、この参照により、その全体として組み込まれる。
【背景技術】
【0002】
デジタル時代において、組織及び他のエンティティは、多くの源にわたり、ますます大きい容量の情報資産(例えば、ファイル、電子メールなど)を管理し得る。一部の組織は、それらの情報資産を記憶する、組織化する、保護する、及びそれらにアクセスするための大規模なデータ管理インフラストラクチャを展開し得る。典型的な組織のデータ管理インフラストラクチャは、様々な源からの情報資産を管理する、複数の異種データ管理システムを含み得る。例えば、組織は、組織の情報資産をバックアップするバックアップシステム、組織の情報資産をアーカイブするアーカイビングシステム、及びデータ損失から組織の情報資産を保護するデータ損失保護システムを展開し得る。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
残念ながら、異種データ管理システムを使用して、多くの源にわたって、多量の情報資産を管理することは、望ましくない制限を提示し得る。例えば、異種データ管理システムは、それらが管理する情報資産の異なる観点を有し得る、異なる方法で情報資産を管理し得る、及び/又は異なる組の情報資産を管理し得る。結果として、組織は、組織の情報資産及びどのようにそれらが管理されるべきであるかの理解を得るために、いくつかのデータ管理システムにアクセスすることが必要とされ得る。更に、組織は、1つのデータ管理システムによって管理される情報資産が、別のデータ管理システムによって管理されるものと同じであるか、又はそれらに関連するかを判定することは不可能であり得る。更に、異種データ管理システムは、組織の情報資産に対して類似の走査又は処理動作を実施することにより、二重の努力を行う場合がある。したがって、本開示は、複数の異種データ管理システムからの情報資産メタデータを集約及び利用するための追加の及び改善されたシステム及び方法に対する必要性を識別し、それに対処する。
【課題を解決するための手段】
【0004】
以下で更に詳細に説明されるように、本開示は、複数の異種データ管理システムからの情報資産メタデータを集約及び利用するための種々のシステム及び方法を説明する。一実施例において、複数の異種データ管理システムからの情報資産メタデータを集約するためのコンピュータ実装方法は、(1)第1のドメイン(例えば、バックアップドメイン)内のエンティティの情報資産を管理する第1のデータ管理システムから、情報資産のメタデータの第1のインスタンスを受信することと、(2)第1のドメインとは別個かつ異なる第2のドメイン(例えば、データ損失防止ドメイン)内のエンティティの情報資産を管理する第2のデータ管理システムから、情報資産のメタデータの第2のインスタンスを受信することと、(3)メタデータの第1及び第2のインスタンスが情報資産と関連付けられるように、第1及び第2のデータ管理システムとは別個かつ異なるグローバルメタデータレポジトリ内に、メタデータの第1及び第2のインスタンスを記憶することと、(4)グローバルメタデータレポジトリ内に記憶されたメタデータの第1及び第2のインスタンスへのアクセスを、第1のデータ管理システム、第2のデータ管理システム、及び/又はエンティティに提供することと、を含み得る。一部の実施形態において、第1のデータ管理システムは、メタデータの第1のインスタンスを生成(例えば、作成若しくは識別)している場合があり、第2のデータ管理システムは、メタデータの第2のインスタンスを生成している場合がある。少なくとも1つの実施形態において、情報資産は、ファイル、電子メール、及び/又は文書を含み得る。
【0005】
一部の実施形態において、メタデータの第1のインスタンスが情報資産の第1のインスタンスのメタデータを含み、メタデータの第2のインスタンスが情報資産の第2のインスタンスのメタデータを含むように、第1のデータ管理システムは、情報資産の第1のインスタンスを管理し得、第2のデータ管理システムは、情報資産の第2のインスタンスを管理し得る。一実施形態において、メタデータの第1及び第2のインスタンスをグローバルメタデータレポジトリ内に記憶する工程は、(1)情報資産の第1のインスタンス及び情報資産の第2のインスタンスが、同じ情報資産のインスタンスであると判定することと、(2)情報資産の第1のインスタンス及び情報資産の第2のインスタンスが、同じ情報資産のインスタンスであると判定することに基づいて、メタデータの第1及び第2のインスタンスを関連付けることと、を含み得る。
【0006】
別の実施形態において、メタデータの第1及び第2のインスタンスをグローバルメタデータレポジトリ内に記憶する工程は、(1)情報資産の第1のインスタンス及び/又はメタデータの第1のインスタンスに基づいて、第1のフィンガプリントを生成することと、(2)情報資産の第2のインスタンス及び/又はメタデータの第2のインスタンスに基づいて、第2のフィンガプリントを生成することと、(3)第1のフィンガプリントが第2のフィンガプリントに一致すると判定することと、(4)第1のフィンガプリントが第2のフィンガプリントに一致すると判定することに基づいて、メタデータの第1及び第2のインスタンスを関連付けることと、を含み得る。
【0007】
一部の実施形態において、グローバルメタデータレポジトリは、正規化されたスキーマを使用して、メタデータの第1及び第2のインスタンスを記憶し得る。少なくとも1つの実施形態において、グローバルメタデータレポジトリは、拡張可能なスキーマを使用して、メタデータの第1及び第2のインスタンスを記憶し得る。少なくとも1つの実施形態において、拡張可能なスキーマは、第1及び第2のデータ管理システムが、任意のメタデータをグローバルメタデータレポジトリ内に記憶することを可能にし得る。
【0008】
一部の実施形態において、情報資産は、情報資産源を介してアクセス可能であり得、第1及び第2のデータ管理システムは、両方とも、メタデータの第1のインスタンスを生成することが可能であり得、第1及び第2のデータ管理システムは、情報資産源にアクセスして、メタデータの第1のインスタンスを生成することが必要とされ得る。少なくとも1つの実施形態において、該方法は、(1)第1のデータ管理システムが、情報資産源にアクセスし、メタデータの第1のインスタンスを生成し、メタデータの第1のインスタンスをグローバルメタデータレポジトリ内に記憶し、(2)第2のデータ管理システムが、情報資産源にアクセスすることなく、グローバルメタデータレポジトリからメタデータの第1のインスタンスにアクセスするように、第1及び第2のデータ管理システムを調整することを含み得る。
【0009】
一部の実施形態において、情報資産は、情報資産源を介してアクセス可能であるエンティティの複数の情報資産のうちの1つであり得、メタデータの第1のインスタンスを受信する、及びメタデータの第2のインスタンスを受信する工程は、複数の情報資産の各々のメタデータが、第1のデータ管理システム又は第2のデータ管理システムから受信されることを確実にすることを含み得る。少なくとも1つの実施形態において、第1のデータ管理システムは、情報資産源のバックアップを生成した、バックアップシステムを含み得、メタデータの第1のインスタンスを受信する工程は、バックアップシステムから、情報資産源のバックアップ内に含まれる各情報資産のインベントリを要求することを含み得る。
【0010】
一実施形態において、上で説明される方法を実装するためのシステムは、(1)メモリに記憶された受信モジュールであって、(a)第1のドメイン内のエンティティの情報資産を管理する第1のデータ管理システムから、情報資産のメタデータの第1のインスタンス、並びに(b)第1のドメインとは別個かつ異なる第2のドメイン内のエンティティの情報資産を管理する第2のデータ管理システムから、情報資産のメタデータの第2のインスタンスを受信する、受信モジュールと、(2)メモリに記憶された記憶モジュールであって、メタデータの第1及び第2のインスタンスが情報資産と関連付けられるように、第1及び第2のデータ管理システムとは別個かつ異なるグローバルメタデータレポジトリ内に、メタデータの第1及び第2のインスタンスを記憶する、記憶モジュールと、(3)メモリに記憶された提供モジュールであって、グローバルメタデータレポジトリ内に記憶されたメタデータの第1及び第2のインスタンスへのアクセスを、第1のデータ管理システム、第2のデータ管理システム、及び/又はエンティティに提供する、提供モジュールと、(4)受信モジュール、記憶モジュール、及び提供モジュールを実行するように構成される、少なくとも1つの物理的プロセッサと、を含み得る。
【0011】
一部の実施例において、上で説明される方法は、非一時的コンピュータ可読媒体上のコンピュータ可読命令としてコード化され得る。例えば、コンピュータ可読媒体は、コンピューティングデバイスの少なくとも1つのプロセッサによって実行されるとき、コンピューティングデバイスに、(1)第1のドメイン内のエンティティの情報資産を管理する第1のデータ管理システムから、情報資産のメタデータの第1のインスタンスを受信させ得、(2)第1のドメインとは別個かつ異なる第2のドメイン内のエンティティの情報資産を管理する第2のデータ管理システムから、情報資産のメタデータの第2のインスタンスを受信させ得、(3)メタデータの第1及び第2のインスタンスが、情報資産と関連付けられるように、第1及び第2のデータ管理システムとは別個かつ異なるグローバルメタデータレポジトリ内に、メタデータの第1及び第2のインスタンスを記憶させ得、(4)グローバルメタデータレポジトリ内に記憶されたメタデータの第1及び第2のインスタンスへのアクセスを、第1のデータ管理システム、第2のデータ管理システム、及び/又はエンティティに提供させ得る、1つ若しくは2つ以上のコンピュータで実行可能な命令を含み得る。
【0012】
別の実施例において、複数の異種データ管理システムからの情報資産メタデータを集約するためのコンピュータ実装方法は、(1)第1のドメイン内のエンティティの情報資産を管理する第1のデータ管理システムにおいて、情報資産を識別することと、(2)第1のデータ管理システムにおいて、情報資産のメタデータの第1のインスタンスを生成することと、(3)(a)第2のデータ管理システムから収集された情報資産のメタデータの第2のインスタンスを記憶し、かつ(b)第1のデータ管理システム及び第2のデータ管理システムとは別個かつ異なる、グローバルメタデータレポジトリ内に、メタデータの第1のインスタンスを記憶することと、を含み得る。一部の実施形態において、第2のデータ管理システムは、メタデータの第2のインスタンスを生成している場合があり、第1のドメインとは別個かつ異なる第2のドメイン内のエンティティの情報資産を管理し得る。
【0013】
一部の実施形態において、情報資産は、情報資産源を介してアクセス可能であり得、第1のデータ管理システムは、情報資産源をバックアップするバックアップシステムを含み得、バックアップシステムは、情報資産源をバックアップすることの一部として、メタデータの第1のインスタンスを生成し得る。
【0014】
一部の実施形態において、該方法は、(1)情報資産が修正されていることを検出することと、(2)情報資産が修正されていることを検出することに応答して、メタデータの第1のインスタンスを更新することと、(3)更新されたメタデータの第1のインスタンスを、グローバルメタデータレポジトリに記憶することと、を含み得る。
【0015】
一部の実施形態において、該方法は、(1)第1のデータ管理システムにおいて、グローバルメタデータレポジトリから、情報資産と関連付けられた情報を要求することと、(2)第1のデータ管理システムにおいて、かつグローバルメタデータレポジトリから、メタデータの第2のインスタンスを含み得る情報資産と関連付けられた情報を受信することと、(3)第1のデータ管理システムにおいて、グローバルメタデータレポジトリから受信された、情報資産と関連付けられた情報に基づいて、情報資産を伴う行為を実施することと、を含み得る。
【0016】
一部の実施形態において、上で説明される方法を実装するためのシステムは、(1)メモリに記憶された識別モジュールであって、第1のドメイン内のエンティティの情報資産を管理する第1のデータ管理システムにおいて、情報資産を識別する、識別モジュールと、(2)メモリに記憶された生成モジュールであって、第1のデータ管理システムにおいて、情報資産のメタデータの第1のインスタンスを生成する、生成モジュールと、(3)メモリに記憶された記憶モジュールであって、(a)第2のデータ管理システムから収集された情報資産のメタデータの第2のインスタンスを記憶し、かつ(b)第1のデータ管理システム及び第2のデータ管理システムとは別個かつ異なる、グローバルメタデータレポジトリ内に、メタデータの第1のインスタンスを記憶する、記憶モジュールと、(4)識別モジュール、生成モジュール、及び記憶モジュールを実行するように構成される、少なくとも1つの物理的プロセッサと、を含み得る。
【0017】
一部の実施例において、上で説明される方法は、非一時的コンピュータ可読媒体上のコンピュータ可読命令としてコード化され得る。例えば、コンピュータ可読媒体は、コンピューティングデバイスの少なくとも1つのプロセッサによって実行されるとき、コンピューティングデバイスに、(1)第1のドメイン内のエンティティの情報資産を管理する第1のデータ管理システムにおいて、情報資産を識別させ得、(2)第1のデータ管理システムにおいて、情報資産のメタデータの第1のインスタンスを生成させ得、(3)(a)第2のデータ管理システムから収集された情報資産のメタデータの第2のインスタンスを記憶し、かつ(b)第1のデータ管理システム及び第2のデータ管理システムとは別個かつ異なる、グローバルメタデータレポジトリ内に、メタデータの第1のインスタンスを記憶させ得る、1つ若しくは2つ以上のコンピュータで実行可能な命令を含み得る。
【0018】
上で言及される実施形態のうちのいずれかからの特性は、本明細書において説明される一般原理に従って、互いと組み合わせて使用され得る。これらの及び他の実施形態、特性、及び利点は、添付の図面及び請求項と併せて、以下の詳細な説明を一読することで、より完全に理解されよう。
【図面の簡単な説明】
【0019】
添付の図面は、いくつかの例示的な実施形態を例解し、かつ本明細書の一部である。以下の説明とともに、これらの図面は、本開示の種々の原理を実証及び説明する。
図1】複数の異種データ管理システムからの情報資産メタデータを集約するための例示的なシステムのブロック図である。
図2】複数の異種データ管理システムからの情報資産メタデータを集約するための追加の例示的なシステムのブロック図である。
図3】複数の異種データ管理システムからの情報資産メタデータを集約するための例示的な方法の流れ図である。
図4】例示的なデータ管理システムのブロック図である。
図5】例示的なグローバルメタデータレポジトリのブロック図である。
図6】例示的なグローバルメタデータレポジトリのブロック図である。
図7】例示的なグローバルメタデータレポジトリのブロック図である。
図8】複数の異種データ管理システムからの情報資産メタデータを集約するための例示的な方法の流れ図である。
図9】本明細書において説明及び/又は例解される実施形態のうちの1つ若しくは2つ以上を実装することが可能な例示的なコンピューティングシステムのブロック図である。
図10】本明細書において説明及び/又は例解される実施形態のうちの1つ若しくは2つ以上を実装することが可能な例示的なコンピューティングネットワークのブロック図である。
【0020】
図面を通じて、同一の参照文字及び説明は、類似であるが、必ずしも同一ではない要素を示す。本明細書において説明される例示的な実施形態は、種々の修正及び代替的な形態が可能であるが、具体的な実施形態が、図面において、例として示されており、かつ本明細書において詳細に説明される。しかしながら、本明細書において説明される例示的な実施形態は、開示される特定の形態に限定されることを意図されない。むしろ、本開示は、添付の請求項の範囲内にある全ての修正物、同等物、及び代替物を網羅する。
【発明を実施するための形態】
【0021】
本開示は、概して、複数の異種データ管理システムからの情報資産メタデータを集約するためのシステム及び方法を対象とする。以下で更に詳細に説明されるように、複数の異種データ管理システムからのエンティティの情報資産の情報資産メタデータを、単一のグローバルメタデータレポジトリに集約することによって、本明細書において説明されるシステム及び方法は、エンティティの情報資産の正規化された、統合された、かつ一貫性のある観点を、データ管理システム及びエンティティに提供し得る。一実施例において、本明細書において説明されるシステム及び方法は、異種データ管理システムが、情報資産に関するそれらの知識を、グローバルメタデータレポジトリに与えることを可能にすることによって、情報資産メタデータを、単一のグローバルメタデータレポジトリに集約し得る。
【0022】
更に、グローバルメタデータレポジトリを作成することによって、本明細書において説明されるシステム及び方法は、エンティティ及びデータ管理システムが、単一の源から、組織の情報資産、並びにどのように情報資産が管理されるか、及び管理されるべきかの完全な理解を得ることを可能にし得る。更に、異種データ管理システムがグローバルメタデータレポジトリにアクセスし、それを強化することを可能にすることによって、本明細書において説明されるシステム及び方法は、(1)少なくとも1つのデータ管理システムが、複数の源にわたって存在するエンティティの情報資産を、源自体を走査することなく、発見することができ、(2)情報資産に関する価値のある知識が、いくつかのデータ管理システムで共有され得(例えば、資産が機密であるか、若しくは価値のあることを示す知識)、かつ(3)努力の重複が低減又は排除され得るように、異種データ管理システムが、メタデータを効率的に共有することを可能にし得る。本開示の実施形態はまた、以下で更に詳細に述べられるように、種々の他の利点及び特性を提供し得る。
【0023】
以下は、図1〜2を参照して、複数の異種データ管理システムからの情報資産メタデータを集約するための例示的なシステムの詳細な説明を提供する。対応するコンピュータ実装方法の詳細な説明もまた、図3〜8に関連して提供される。加えて、本明細書において説明される実施形態のうちの1つ若しくは2つ以上を実装することが可能な例示的なコンピューティングシステム及びネットワークアーキテクチャの詳細な説明が、それぞれ、図9及び10に関連して提供される。
【0024】
図1は、複数の異種データ管理システムからの情報資産メタデータを集約するための例示的なシステム100のブロック図である。この図において例解されるように、例示的なシステム100は、1つ若しくは2つ以上のタスクを実施するための1つ若しくは2つ以上のモジュール102を含み得る。例えば、かつ以下で更に詳細に説明されるように、例示的なシステム100は、(1)第1のドメイン内のエンティティの情報資産を管理する第1のデータ管理システムから、情報資産のメタデータの第1のインスタンスを受信し得、(2)第1のドメインとは別個かつ異なる第2のドメイン内のエンティティの情報資産を管理する第2のデータ管理システムから、情報資産のメタデータの第2のインスタンスを受信し得る、受信モジュール104を含み得る。例示的なシステム100はまた、メタデータの第1及び第2のインスタンスが、情報資産と関連付けられるように、メタデータの第1及び第2のインスタンスを、第1及び第2のデータ管理システムとは別個かつ異なるグローバルメタデータレポジトリ内に記憶し得る、記憶モジュール106を含み得る。例示的なシステム100はまた、グローバルメタデータレポジトリ内に記憶されたメタデータの第1及び第2のインスタンスへのアクセスを、第1のデータ管理システム、第2のデータ管理システム、及び/又はエンティティに提供し得る、提供モジュール108を含み得る。
【0025】
加えて、かつ以下で更に詳細に説明されるように、例示的なシステム100は、第1のデータ管理システムにおいて、情報資産を識別し得る、識別モジュール110を含み得る。例示的なシステム100は、第1のデータ管理システムにおいて、メタデータの第1のインスタンスを生成し得る、生成モジュール112を更に含み得る。別個の要素として例解されるが、図1のモジュール102のうちの1つ若しくは2つ以上は、単一のモジュール又はアプリケーションの一部分を表し得る。
【0026】
ある実施形態において、図1のモジュール102のうちの1つ若しくは2つ以上は、コンピューティングデバイスによって実行されるとき、コンピューティングデバイスに、1つ若しくは2つ以上のタスクを実施させ得る、1つ若しくは2つ以上のソフトウェアアプリケーション又はプログラムを表し得る。例えば、かつ以下で更に詳細に説明されるように、モジュール102のうちの1つ若しくは2つ以上は、図2に例解されるデバイス(例えば、データ管理システム202(1)〜(N)、サーバ206、並びに/若しくは情報資産源208及び210)、図9のコンピューティングシステム910、かつ/又は図10の例示的なネットワークアーキテクチャ1000の一部分等の1つ若しくは2つ以上のコンピューティングデバイス上で実行されるように記憶及び構成されるソフトウェアモジュールを表し得る。図1のモジュール102のうちの1つ若しくは2つ以上はまた、1つ若しくは2つ以上タスクを実施するように構成される、1つ若しくは2つ以上の特殊目的コンピュータの全て又は一部分を表し得る。
【0027】
図1に例解されるように、例示的なシステム100はまた、グローバルメタデータレポジトリ120、及び情報資産140等の1つ若しくは2つ以上の情報資産を含み得る。一実施例において、グローバルメタデータレポジトリ120は、1つ若しくは2つ以上の情報資産(例えば、情報資産122)、1つ若しくは2つ以上の情報資産のメタデータ(例えば、メタデータ124)、1つ若しくは2つ以上の情報資産のフィンガプリント(例えば、フィンガプリント126)、1つ若しくは2つ以上のデータ管理システム(例えば、データ管理システム128)に関する情報、及び/又は情報資産の1つ若しくは2つ以上の源(例えば、情報資産源130)に関する情報の表現を記憶し得る。
【0028】
グローバルメタデータレポジトリ120は、概して、メタデータの単一の論理レポジトリを表す。一部の実施形態において、グローバルメタデータレポジトリ120は、単一のデータベース若しくはコンピューティングデバイス、又は複数のデータベース若しくはコンピューティングデバイスの一部分を表し得る。例えば、グローバルメタデータレポジトリ120は、図2のサーバ206の一部分、図9のコンピューティングシステム910、及び/又は図10の例示的なネットワークアーキテクチャ1000の一部分を表し得る。代替的に、図1のグローバルメタデータレポジトリ120は、図2のデータ管理システム202(1)〜(N)、サーバ206、並びに/若しくは情報資産源208及び210、図9のコンピューティングシステム910、かつ/又は図10の例示的なネットワークアーキテクチャ1000の一部分等のコンピューティングデバイスによって、アクセスされることが可能な1つ若しくは2つ以上の物理的に別個のデバイスを表し得る。一部の実施例において、グローバルメタデータレポジトリ120は、CASSANDRA、HADOOP、MONGODB、及び/又は任意の他の好適なタイプ若しくは形態のnoSQLデータベース等のnoSQLデータベースを表し得る。本明細書において使用される際、「noSQLデータベース」という用語は、概して、表関係以外の構造においてデータをモデリングするデータベースを指す。noSQLデータベースは、ワイドカラムストア、文書ストア、キー値ストア、図式的関係、オブジェクト関係、表関係、及び/又は種々の他の記憶技術を提供する、データベースを含み得る。
【0029】
図1の例示的なシステム100は、様々な様式で実装され得る。例えば、例示的なシステム100の全て又は一部分は、図2の例示的なシステム200の一部分を表し得る。図2に示されるように、システム200は、ネットワーク204を介して通信する、データ管理システム202(1)〜(N)、サーバ206、並びに情報資産源208及び210を含み得る。一実施例において、データ管理システム202(1)〜(N)は、モジュール102のうちの1つ若しくは2つ以上とともにプログラムされ得る、及び/又はグローバルメタデータレポジトリ120内のデータの全て若しくは一部分を記憶し得る。更に又は代替的に、サーバ206は、モジュール102のうちの1つ若しくは2つ以上とともにプログラムされ得る、及び/又はグローバルメタデータレポジトリ120内のデータの全て若しくは一部分を記憶し得る。
【0030】
一実施形態において、図1からのモジュール102のうちの1つ若しくは2つ以上は、データ管理システム202(1)〜(N)及び/又はサーバ206の少なくとも1つのプロセッサによって実行されるとき、データ管理システム202(1)〜(N)及び/又はサーバ206が、データ管理システム202(1)〜(N)からの情報資産メタデータを集約することを可能にし得る。例えば、かつ以下で更に詳細に説明されるように、識別モジュール110は、第1のドメイン内の情報資産140を管理するデータ管理システム202(1)の一部として、情報資産140(1)(例えば、情報資産源208に記憶された情報資産140のインスタンス)を識別し得る。次いで、生成モジュール112は、データ管理システム202(1)の一部として、情報資産140(1)のメタデータ212を生成し得る。同様に、識別モジュール110は、第2のドメイン内の情報資産140を管理するデータ管理システム202(N)の一部として、情報資産140(2)(例えば、情報資産源210に記憶された情報資産140の別のインスタンス)を識別し得る。次いで、生成モジュール112は、データ管理システム202(N)の一部として、情報資産140(2)のメタデータ214を生成する。
【0031】
受信モジュール104は、サーバ206の一部として、データ管理システム202(1)からメタデータ212を、かつデータ管理システム202(N)からメタデータ214を受信し得る。次いで、記憶モジュール106は、サーバ206の一部として、メタデータ212及び214が、情報資産140と関連付けられるように(例えば、図5〜7において例解されるように)、データ管理システム202(1)〜(N)とは別個かつ異なるグローバルメタデータレポジトリ120内に、メタデータ212及び214を記憶し得る。提供モジュール108は、メタデータ212及び214へのアクセスを、データ管理システム202(1)〜(N)のうちの1つ若しくは2つ以上、情報資産140の所有者、及び/又はシステム200のアドミニストレータに提供し得る。
【0032】
データ管理システム202(1)〜(N)は、概して、コンピュータで実行可能な命令を読み取ること、及び/又はデータ管理動作を実施することが可能である、任意のタイプ又は形態のコンピューティングデバイスを表す。サーバ206は、概して、コンピュータで実行可能な命令を読み取ること、及び/又はグローバルメタデータレポジトリを管理することが可能である、任意のタイプ又は形態のコンピューティングデバイスを表す。データ管理システム202(1)〜(N)及びサーバ206の例としては、限定することなく、種々のデータベースサービスを提供するように、及び/又はあるソフトウェアアプリケーションを実行するように構成される、アプリケーションサーバ及びデータベースサーバが挙げられる。
【0033】
ネットワーク204は、概して、通信又はデータ転送を容易にすることが可能な任意の媒体又はアーキテクチャを表す。ネットワーク204の例としては、限定することなく、イントラネット、ワイドエリアネットワーク(WAN)、ローカルエリアネットワーク(LAN)、パーソナルエリアネットワーク(PAN)、インターネット、電力線通信(PLC)、セルラネットワーク(例えば、グローバル・システム・フォー・モバイル・コミュニケーションズ(GSM(登録商標))ネットワーク)、図10の例示的なネットワークアーキテクチャ1000などが挙げられる。ネットワーク204は、無線又は有線接続を使用して、通信又はデータ転送を容易にし得る。一実施形態において、ネットワーク204は、データ管理システム202(1)〜(N)、サーバ206、並びに情報資産源208及び210間の通信を容易にし得る。
【0034】
情報資産源208及び210は、概して、コンピュータで実行可能な命令を読み取ることが可能な任意のタイプ若しくは形態のコンピューティングデバイス、並びに/又はデータを記憶及び/若しくは管理することが可能な任意のタイプ若しくは形態の記憶デバイス若しくはシステムを表す。情報資産源208及び210の例としては、限定することなく、アプリケーションサーバ、ファイルサーバ、電子メールサーバ、ウェブサーバ、図9のコンピューティングシステム910、及び/又は図10の例示的なネットワークアーキテクチャ1000の一部分が挙げられる。
【0035】
図3は、複数の異種データ管理システムからの情報資産メタデータを集約するための例示的なコンピュータ実装方法300の流れ図である。図3に示される工程は、任意の好適なコンピュータで実行可能なコード及び/又はコンピューティングシステムによって実施され得る。一部の実施形態において、図3に示される工程は、図1のシステム100、図2のシステム200、図9のコンピューティングシステム910、及び/又は図10の例示的なネットワークアーキテクチャ1000の一部分の構成要素のうちの1つ若しくは2つ以上によって実施され得る。
【0036】
図3に例解されるように、工程302において、本明細書において説明されるシステムのうちの1つ若しくは2つ以上は、第1のドメイン内のエンティティの情報資産を管理する第1のデータ管理システムから、情報資産のメタデータの第1のインスタンスを受信し得る。例えば、受信モジュール104は、図2のサーバ206の一部として、情報資産源208に記憶された情報資産を管理するデータ管理システム202(1)から、情報資産140のメタデータ212を受信し得る。
【0037】
受信モジュール104は、エンティティの情報資産を管理する様々なデータ管理システムから、情報資産メタデータを受信し得る。本明細書において使用される際、「データ管理システム」という用語は、概して、情報資産を管理する、及び/又は情報資産のメタデータを生成する、任意のシステム又はデバイスを指す。データ管理システムの例としては、限定することなく、情報資産を保護、組織化、及び/若しくは記憶するシステム(例えば、ファイルシステム、電子メールシステム、文書システム、記憶システム、バックアップシステム、アーカイバルシステム、複製システム、高可用性システム、データ検索システム、データライフサイクル管理システム、及び仮想化システム)、並びに情報資産へのアクセスを制御するシステム(例えば、データ損失防止システム、アイデンティティ認証システム、アクセス制御システム、暗号化システム、ポリシーコンプライアンスシステム、リスク低減システム、侵入防止システム、非構造化データ統制システム、及び電子ディスカバリシステム)が挙げられる。一部の実施例において、「データ管理システム」という用語は、インターネットを介して、種々のデータ管理サービスを提供する、クラウドコンピューティング環境を指し得る。本明細書において使用される際、「エンティティ」という用語は、概して、任意の組織(例えば、事業若しくは政府単位)、個人、関連する個人のグループ、組織内の部署、コンピューティングデバイス、コンピューティングデバイスの集合体、又はコンピューティングシステムを指す。
【0038】
データ管理システムは、様々なドメイン内の様々な情報資産を管理し得る。本明細書において使用される際、「情報資産」という用語は、概して、電子情報の任意の離散した、又は集約された表現を指す。一部の実施例において、「情報資産」という用語は、任意の構造化、半構造化、又は非構造化情報を指す。情報資産の例としては、限定することなく、ファイル、電子メール、文書、メッセージ、データベース、データベース表、コンテナ、フォルダ、バックアップ、ディスク、データベースサーバ、メールサーバ、及びメールボックスが挙げられる。エンティティの情報資産は、様々な情報資産源(例えば、パーソナルコンピューティングデバイス、ファイルサーバ、アプリケーションサーバ、電子メールサーバ、文書レポジトリ、共同システム、ソーシャルネットワーク、及びクラウドベースの記憶サービス)にわたって記憶され得る。
【0039】
情報資産の管理の一部として、データ管理システムは、様々な情報資産メタデータを生成及び維持し得る。本明細書において使用される際、「メタデータ」という用語は、概して、情報資産の特徴又は属性を説明する任意のデータを指す。メタデータの例としては、限定することなく、名称、データタイプ、年齢、作成属性、アクセス属性、修正属性、サイズ属性、場所属性、関係属性、使用属性、所有属性、評判属性、許可属性、分類、タグ、フィンガプリント、及びライフサイクル属性が挙げられる。
【0040】
一部の実施例において、「メタデータ」という用語は、情報資産の内容の特徴又は属性を指し得るが、内容自体ではない。例えば、テキスト文書のメタデータは、テキスト文書に含まれるいくつかの語を含み得るが、語自体ではない。同様に、「メタデータ」という用語は、情報資産の内容から生成された情報資産の特徴又は属性を指し得るが、内容自体ではない。例えば、テキスト文書のメタデータは、テキスト文書が機密情報を含むことを示す分類を含み得るが、機密情報自体ではない。少なくとも1つの実施例において、「メタデータ」という用語は、情報資産の内容を調査することなく生成された、情報資産の特徴又は属性を指し得る。例えば、テキスト文書のメタデータは、テキスト文書の内容を調査することなく、データ管理システムによって発見された、名称、サイズ、又はデータタイプを含み得る。
【0041】
「ドメイン」という用語は、本明細書において使用される際、概して、データ管理の任意の領域又は分野を指す。データ管理ドメインの例としては、限定することなく、ファイルドメイン、電子メールドメイン、文書ドメイン、記憶ドメイン、バックアップドメイン、アーカイバルドメイン、複製ドメイン、高可用性ドメイン、データ検索ドメイン、仮想化ドメイン、データ損失防止ドメイン、アイデンティティ認証ドメイン、アクセス制御ドメイン、暗号化ドメイン、ポリシーコンプライアンスドメイン、侵入防止ドメイン、非構造化データ統制ドメイン、電子ディスカバリドメイン、及び/又はクラウドコンピューティングドメインが挙げられる。
【0042】
一部の実施例において、2つのデータ管理システムは、(1)2つのデータ管理システムが、データ管理動作を実施する間に、異なる組の情報資産メタデータを生成若しくは利用する場合、(2)2つのデータ管理システムが、類似の組の情報資産メタデータを生成若しくは利用して、異なるデータ管理動作を実施する場合、又は(3)2つのデータ管理システムが、異なる組の情報資産を管理する場合、別個かつ異なるドメイン内の情報資産を管理すると見なされ得る。例えば、バックアップシステム及びデータ損失防止システムは、異なるドメイン(例えば、それぞれ、バックアップドメイン及びデータ損失防止ドメイン)内で動作すると見なされ得る。同様に、ファイルをアーカイブするアーカイビングシステム、及び電子メールをアーカイブするアーカイビングシステムは、異なるドメイン(例えば、それぞれ、ファイルドメイン及び電子メールドメイン)内で動作すると見なされ得る。
【0043】
図4は、別個かつ異なるドメイン内の情報資産140(例えば、情報資産140(1)及び情報資産140(2))のインスタンスを管理し、かつ情報資産140のインスタンスにおいてデータ管理動作を実施する間に、情報資産140に対する異なる組のメタデータを生成した、2つの異種データ管理システムを例解する。図4に例解されるように、データ管理システム202(1)は、情報資産140(1)のメタデータ212、メタデータ402、及びメタデータ404を生成している場合があり、データ管理システム202(N)は、情報資産140(2)のメタデータ214、メタデータ406、及びメタデータ408を生成している場合がある。以下で更に詳細に説明されるように、本明細書において説明されるシステムは、データ管理システム202(1)によって維持されるメタデータ、及びデータ管理システム202(N)によって維持されるメタデータを、情報資産140の正規化された、統合された、かつ一貫性のある観点を提供し得る単一のグローバルメタデータレポジトリに集約し得る(例えば、図5〜7に例解されるように)。
【0044】
図3に戻ると、受信モジュール104は、様々な様式でデータ管理システムからメタデータを受信し得る。一実施例において、受信モジュール104は、データ管理システムが、メタデータをグローバルメタデータレポジトリに押入することを可能にすることの一部として、データ管理システムからメタデータを受信し得る。例えば、受信モジュール104は、データ管理システムが、グローバルメタデータレポジトリ120に対して、メタデータを追加及び/又は更新することを可能にする、アプリケーションプログラミングインターフェースを介して、データ管理システムからメタデータを受信し得る。少なくとも1つの実施例において、アプリケーションプログラミングインターフェースは、データ管理システムが、メタデータの特定のインスタンスが属する情報資産を識別する(例えば、フィンガプリント若しくはハッシュを使用して)ことを可能にし得る。
【0045】
一部の実施例において、受信モジュール104は、データ管理システムが、作成、読み取り、更新、及び削除(CRUD)機能性を提供するレプレゼンテーショナルステートトランスファ(REST)アーキテクチャを使用して、情報資産メタデータをグローバルメタデータレポジトリに記憶することを可能にし得る。一実施例において、受信モジュール104は、RESTfulアーキテクチャを使用して、データ管理システムが、グローバルメタデータレポジトリ120内の情報資産及びメタデータの記録を作成、読み取り、更新、及び/又は削除することを可能にし得る。
【0046】
更に又は代替的に、受信モジュール104は、データ管理システムからメタデータを引出することによって、データ管理システムからメタデータを受信し得る。例えば、受信モジュール104は、受信モジュール104がデータ管理システムから情報資産メタデータを引出することを可能にする、データ管理システムのアプリケーションプログラミングインターフェースを介して、データ管理システムからメタデータを受信し得る。少なくとも1つの実施例において、データ管理システムのアプリケーションプログラミングインターフェースは、受信モジュール104が、データ管理システムからのメタデータフィード(例えば、新たに生成及び/又は更新されたメタデータのフィード)に登録することを可能にし得る。
【0047】
一部の実施例において、受信モジュール104は、データ管理システムによって管理される情報資産源、情報資産、及び/又は情報資産メタデータを発見及び/又は監視することの一部として、データ管理システムからメタデータを受信し得る。一実施例において、受信モジュール104は、エンティティの情報資産を管理する、1つ若しくは2つ以上のデータ管理システム(例えば、データ管理システム128)を識別し得、次いで、データ管理システムによって管理される情報資産源、情報資産、及び/又は情報資産メタデータに関する情報について、各データ管理システムにクエリし得る。一部の実施例において、アプリケーションプログラミングインターフェースは、受信モジュール104が、情報資産の識別子(例えば、フィンガプリント又はハッシュ等)を使用して、特定の情報資産のメタデータを要求することを可能にし得る。少なくとも1つの実施例において、受信モジュール104は、それが受信する、並びにグローバルメタデータレポジトリに記憶されている、及びされるであろう、メタデータが、完全かつ最新であることを、データ管理システムに定期的にクエリすることによって、確実にし得る。
【0048】
データ管理システムからメタデータを受信することに加えて、受信モジュール104は、情報資産の源を直接走査することによって、情報資産のメタデータを収集し得る。一実施例において、受信モジュール104は、情報資産源を走査して、その中に記憶された情報資産を識別し得る。一部の実施例において、受信モジュール104は、エンティティの環境内の情報資産源の一部若しくは全てを定期的に走査して、エンティティの各情報資産がグローバルメタデータレポジトリ内に表されることを確実にし得る、及び/又はグローバルメタデータレポジトリ内に記憶されたメタデータが完全かつ最新であることを確実にし得る。
【0049】
一実施例において、受信モジュール104は、情報資産源のバックアップを生成したバックアップシステムから、情報資産源のバックアップ(例えば、情報資産源の最も最近のバックアップ)内に含まれる各情報資産のインベントリを要求することによって、情報資産源を走査することなく、特定の情報資産源内に記憶されている情報資産のメタデータを識別及び収集し得る。少なくとも1つの実施例において、バックアップシステムは、バックアップシステムによって維持されるバックアップカタログから、インベントリを生成し得る。一部の実施例において、バックアップシステムのバックアップカタログはまた、情報資産メタデータを含み得、これは、受信モジュール104に提供されたインベントリに含まれ得る。一部の実施例において、受信モジュール104は、バックアップシステムから、情報資産源の最後のバックアップ間で作成、更新、又は削除されている各情報資産のインベントリを要求することによって、情報資産源に記憶された情報資産への変更(例えば、新たな情報資産、更新、及び削除)を検出し得る。少なくとも1つの実施例において、バックアップシステムは、情報資産源の最も最近の増分バックアップを調査することによって、又は情報資産源の最後の2つの完全なバックアップを比較することによって、インベントリを生成し得る。
【0050】
一部の状況において、いくつかのデータ管理システムは、情報資産の同じメタデータを生成することが可能であり得る。少なくともこの理由から、受信モジュール104は、(1)データ管理システムのうちの1つのみが、メタデータを生成し、グローバルメタデータレポジトリ内にメタデータを記憶しようとするように、かつ(2)他方のデータ管理システムが、グローバルメタデータレポジトリからメタデータにアクセスするように、データ管理システムを調整し得る。一部の実施例において、受信モジュール104はまた、データ管理システムのうちの少なくとも1つが、努力のいかなる重複も伴わずに、各情報資産に対する、及び/又はエンティティの環境内の各情報資産源から、メタデータを収集するように、データ管理システムを調整し得る。
【0051】
工程304において、本明細書において説明されるシステムのうちの1つ若しくは2つ以上は、第1のドメインとは別個かつ異なる第2のドメイン内のエンティティの情報資産を管理する第2のデータ管理システムから、情報資産のメタデータの第2のインスタンスを受信し得る。例えば、受信モジュール104は、図2のサーバ206の一部として、情報資産源210に記憶された情報資産を管理するデータ管理システム202(N)から、情報資産140(2)のメタデータ214を受信し得る。工程304は、工程302と同様であり、したがって、工程302の考察が、工程304にも適用され得る。
【0052】
工程306において、本明細書において説明されるシステムのうちの1つ若しくは2つ以上は、メタデータの第1及び第2のインスタンスが、情報資産と関連付けられるように、メタデータの第1及び第2のインスタンスを、第1及び第2のデータ管理システムとは別個かつ異なるグローバルメタデータレポジトリ内に記憶し得る。例えば、記憶モジュール106は、図2のサーバ206の一部として、メタデータ212及び214が、情報資産140と関連付けられるように(例えば、図5〜7に例解されるように)、グローバルメタデータレポジトリ120にメタデータ212及び214を記憶し得る。
【0053】
本明細書において使用される際、「グローバルメタデータレポジトリ」という用語は、概して、グローバルメタデータレポジトリ内に記憶された情報資産メタデータを与える、及び/又はそれにアクセスする、少なくとも2つのデータ管理システムとは別個かつ異なる、情報資産メタデータの任意の単一の論理レポジトリを指す。一部の実施例において、「グローバルメタデータレポジトリ」という用語は、集中又は単一インスタンスデータベースを指し得る。他の実施例において、「グローバルメタデータレポジトリ」という用語は、物理的に分散されたデータベースを指し得る。例えば、グローバルメタデータレポジトリは、複数のノードを有し、かつデータセンタ内、及びそれにわたって、メタデータを複製することができる、バッキングデータベース(例えば、CASSANDRA等)を使用して展開され得る。グローバルメタデータレポジトリは、2つのデータ管理システムのいずれも、グローバルメタデータレポジトリが機能するために必要ではない場合、2つのデータ管理システムとは別個かつ異なると見なされ得る。更に、又は代替的に、グローバルメタデータレポジトリは、2つのデータ管理システムのうちのいずれかの故障が、グローバルメタデータレポジトリの故障を引き起こさない場合、2つのデータ管理システムとは別個かつ異なると見なされ得る。
【0054】
記憶モジュール106は、様々な様式において、グローバルメタデータレポジトリ内にメタデータを記憶し得る。一実施例において、記憶モジュール106は、メタデータをグローバルメタデータレポジトリに書き込むことによって、及びメタデータを情報資産の表現と関連付けることによって、グローバルメタデータレポジトリ内に、情報資産のメタデータを記憶し得る。例として、図4及び5を使用すると、記憶モジュール106は、メタデータ212、402、404(例えば、工程302の一部として、データ管理システム202(1)から受信された情報資産140(1)のメタデータ)、及びメタデータ214、406、408(例えば、工程304の一部として、データ管理システム202(N)から受信された情報資産140(2)のメタデータ)を、グローバルメタデータレポジトリ120内に書き込み得、メタデータ212、214、402、404、406、及び408を、情報資産140(この実施例においては、情報資産500)の単一の表現と関連付け得る。
【0055】
一部の状況において、本明細書において説明されるシステムは、同じ情報資産の2つのインスタンスのメタデータを受信し得る。例えば、受信モジュール104は、情報資産140(1)のメタデータ212、402、404(例えば、情報資産140の第1のインスタンス)、及び情報資産140(2)のメタデータ214、406、408(例えば、情報資産140の第2のインスタンス)を受信し得る。この状況において、記憶モジュール106は、グローバルメタデータレポジトリ内に、情報資産の両方のインスタンスのメタデータを書き込むことによって、並びに情報資産の両方のインスタンスのメタデータを、情報資産の単一の表現と関連付けることによって(例えば、図4及び5に関連して上で説明されるように)、グローバルメタデータレポジトリ内に、情報資産の両方のインスタンスのメタデータを記憶し得る。
【0056】
更に、又は代替的に、記憶モジュール106は、(1)グローバルメタデータレポジトリ内に、情報資産の両方のインスタンスのメタデータを書き込むことと、(2)情報資産の第1のインスタンスのメタデータを、グローバルメタデータレポジトリ内に記憶された情報資産の第1のインスタンスの単一の表現と関連付けることと、(3)情報資産の第2のインスタンスのメタデータを、グローバルメタデータレポジトリ内に記憶された情報資産の第2のインスタンスの単一の表現と関連付けることと、(4)情報資産の第1及び第2のインスタンスの表現を関連付けることと、によって、グローバルメタデータレポジトリ内に、情報資産の両方のインスタンスのメタデータを記憶し得る。例として、図4及び6を使用すると、記憶モジュール106は、(1)メタデータ212、402、404、及びメタデータ214、406、408を、グローバルメタデータレポジトリ120に書き込み、(2)メタデータ212、402、及び404を、情報資産140(1)(この実施例においては、情報資産602)の単一の表現と関連付け、(3)メタデータ214、406、及び408を、情報資産140(2)(この実施例においては、情報資産604)の単一の表現と関連付け、かつ(4)情報資産140(1)及び140(2)の表現を、情報資産140(この実施例においては、情報資産600)のグローバル表現と関連付け得る。
【0057】
一部の実施例において、記憶モジュール106は、データ管理システムによって生成され、メタデータとともに受信された、識別子(例えば、フィンガプリント又はハッシュ)を使用して、メタデータのインスタンスを関連付けるべき情報資産を識別し得る。更に、又は代替的に、記憶モジュール106は、識別子(例えば、フィンガプリント又はハッシュ)を生成すること、情報資産を識別するための生成された識別子を使用することによって、メタデータのインスタンスを関連付けるべき情報資産を識別し得る。一部の実施例において、データ管理システム又は記憶モジュール106は、情報資産の非メタデータ内容及び/又は情報資産と関連付けられたメタデータに基づいて、識別子を生成し得る。少なくとも1つの実施例において、記憶モジュール106は、2つの情報資産を関連付ける、及び/又はそれらのメタデータを関連付けるために、2つの情報資産が、同じ情報資産のインスタンスであると判定し得る。少なくとも1つの実施例において、記憶モジュール106は、情報資産の1つのインスタンスのメタデータが、他方のインスタンスのものにどれくらい類似しているかに基づいて、2つの情報資産が、同じ情報資産のインスタンスであると判定し得る。
【0058】
記憶モジュール106は、メタデータが情報資産と関連付けられることを可能にする、及び/又は単一の情報資産の複数のインスタンス間の関係を維持する、2つ若しくは3つ以上の異種データ管理システムから集約された情報資産のメタデータの正規化された、統合された、かつ一貫性のある観点を提供する任意の好適な記憶スキーマを使用して、グローバルメタデータレポジトリに、情報資産のメタデータを記憶し得る。一部の実施例において、記憶モジュール106は、正規化されたスキーマを使用して、グローバルメタデータレポジトリ内にメタデータを記憶し得る。本明細書において使用される際、「正規化されたスキーマ」という用語は、概して、情報資産のメタデータの統合された、かつ一貫性のある観点を提供する、任意のデータベーススキーマ、並びに/又は記憶されたメタデータにおける冗長性及び矛盾を回避する、任意のデータベーススキーマを指し得る。
【0059】
更に、又は代替的に、記憶モジュール106は、拡張可能なスキーマを使用して、メタデータを記憶し得る。一実施例において、記憶モジュール106は、グローバルメタデータレポジトリ内に記憶された各情報資産に対して、コアの組のメタデータ(例えば、グローバルメタデータレポジトリ内に記憶された全ての情報資産に共通する1組のメタデータ)、及び/又は1つ若しくは2つ以上の組の特殊化メタデータ(例えば、特定の種類の情報資産若しくはドメインに対して特殊化される1つ若しくは2つ以上の組のメタデータ)を含む、拡張可能なスキーマを使用し得る。例として、図4及び7を使用すると、記憶モジュール106は、情報資産700(例えば、情報資産140の表現)と関連付けられる1組のコアメタデータ702の一部として、グローバルメタデータレポジトリ120に、メタデータ212、404、及び214を記憶し得、かつ、同様に情報資産700に関連付けられる1組の特殊化メタデータ704の一部として、グローバルメタデータレポジトリ120に、メタデータ402、406、及び408を記憶し得る。
【0060】
少なくとも1つの実施例において、拡張可能なスキーマを使用してメタデータを記憶することによって、記憶モジュール106は、データ管理システムが、グローバルメタデータレポジトリ内に表される情報資産のメタデータを、それが価値があると考える任意の属性で増補することを可能にし得る。一部の実施例において、2つ若しくは3つ以上のデータ管理システムは、グローバルメタデータレポジトリ内に記憶されたコア又は特殊化された組のメタデータを介して、それらのメタデータを共有するようにデータ管理システムを構成することによって、統合され得る。少なくとも1つの実施例において、データ管理システムは、エンティティがそれを通じてメタデータを消費し得るグローバルメタデータレポジトリに、そのメタデータを記憶することによって、エンティティとメタデータを共有し得る。
【0061】
工程308において、本明細書において説明されるシステムのうちの1つ若しくは2つ以上は、グローバルメタデータレポジトリ内に記憶されたメタデータの第1及び第2のインスタンスへのアクセスを、第1のデータ管理システム、第2のデータ管理システム、及び/又はエンティティに提供し得る。例えば、提供モジュール108は、図2のサーバ206の一部として、グローバルメタデータレポジトリ120内に記憶されたメタデータ212及び214へのアクセスを、データ管理システム202(1)〜(N)及び/又は情報資産140の所有者に提供し得る。
【0062】
提供モジュール108は、任意の好適な様態で、グローバルメタデータレポジトリ内に記憶されたメタデータへのアクセスを提供し得る。一実施例において、提供モジュール108は、グローバルメタデータレポジトリに記憶されたメタデータへのアクセスを、クエリ及び検索能力を提供するアプリケーションプログラミングインターフェースを介して、データ管理システムに提供し得る。一部の実施例において、提供モジュール108は、データ管理システムが、関心対象の特定の情報資産と関連付けられたメタデータにアクセスすることを可能にし得る。少なくとも1つの実施例において、提供モジュール108は、データ管理システムが、メタデータが要求される情報資産を識別する(例えば、フィンガプリント又はハッシュを使用して)ことを可能にし得る。
【0063】
更に、又は代替的に、提供モジュール108は、データ管理システムが、特定の組の属性(例えば、特定のファイルサイズ、場所、及び/又は所有者)を有する情報資産を検索することを可能にし得る。少なくとも1つの実施例において、提供モジュール108は、データ管理システムが、特定の情報資産の追加のインスタンスを検索することを可能にし得る。
【0064】
一部の実施例において、データ管理システムが、グローバルメタデータレポジトリ内に記憶されたメタデータにクエリし、検索することを可能にすることによって、提供モジュール108は、データ管理システムが、情報資産源を走査することなく、どのような情報資産が情報資産源内に存在するかを効率的に発見することを可能にし得、これは、情報資産源における負荷を低減し得る、及び/又は情報資産を発見するためにデータ管理システムによって費やされる時間を著しく低減し得る。少なくともこの理由から、メタデータ源として、グローバルメタデータレポジトリを使用する、データ管理システムは、グローバルメタデータレポジトリにクエリし、かつこの情報がグローバルメタデータレポジトリ内に含まれていないと判定した後にのみ、情報資産源を走査して、どのような情報資産が情報資産源内に存在するかを発見し得る。
【0065】
一部の実施例において、データ管理システムが、グローバルメタデータレポジトリ内に記憶されたメタデータにクエリし、検索することを可能にすることによって、提供モジュール108は、異種データ管理システムが、強化又は計算されたメタデータを共有することを可能にし得る。例えば、提供モジュール108は、電子ディスカバリシステム又はバックアップシステムが、データ損失防止システムによって、情報資産が機密として分類されているかどうかを判定することを可能にし得る。
【0066】
一部の実施例において、データ管理システムが、グローバルメタデータレポジトリ内に記憶されたメタデータにクエリし、検索することを可能にすることによって、提供モジュール108は、同じメタデータを生成すること(例えば、分類)が可能であるデータ管理システムが、各情報資産に対して1回のみ、メタデータを生成することを可能にすることによって、データ管理システム間での努力の重複を低減又は排除し得る。少なくともこの理由から、メタデータ源として、グローバルメタデータレポジトリを使用する、データ管理システムは、グローバルメタデータレポジトリをクエリし、かつ情報資産のメタデータがグローバルメタデータレポジトリ内に記憶されていないと判定した後にのみ、情報資産のメタデータを生成し得る。
【0067】
一部の実施例において、提供モジュール108は、グローバルメタデータレポジトリ内に記憶されたメタデータの分析又は要約を、エンティティに提供することによって、グローバルメタデータレポジトリ内に記憶されたメタデータを、エンティティに提供し得る。一実施例において、提供モジュール108は、グラフィカルユーザインターフェースを介して、エンティティに、エンティティの情報資産の全て若しくは一部分、情報資産の場所、どのように情報資産が使用されているか、情報資産の価値、及び/又はエンティティの情報資産に関する任意の他のメタデータに基づく情報を説明する、エンティティの情報資産の分析を提供し得る。
【0068】
一部の実施例において、提供モジュール108は、グラフィカルユーザインターフェースを介して、エンティティに、エンティティがグローバルメタデータレポジトリ内に記憶されたメタデータに基づいて、情報資産を検索することを可能にする、検索ツールを提供し得る。一実施例において、かかる検索ツールは、エンティティが、特定の属性(例えば、特定のファイルサイズ、分類、若しくは所有者)を有する情報資産、及び/又は特定の情報資産の追加のインスタンスを検索することを可能にし得る。
【0069】
一部の実施例において、提供モジュール108は、データ管理システムが、関心対象のイベントがグローバルメタデータレポジトリ内に記憶されたメタデータに生じるときに提供モジュール108によってトリガされるイベント通知に登録することを可能にし得る。例えば、提供モジュール108は、データ管理システムが、特定の情報資産のメタデータが別のデータ管理システムによって更新されるときにトリガされるイベント通知に登録することを可能にし得る。別の実施例において、提供モジュール108は、データ管理システムが、特定の情報資産の新たなインスタンスを示すメタデータがグローバルメタデータレポジトリに記憶されるときにトリガされるイベント通知に登録することを可能にし得る。少なくとも1つの実施例において、提供モジュール108は、データ管理システムが、情報資産の属性が特定の値に設定されるときにトリガされるイベント通知に登録することを可能にし得る。例えば、提供モジュール108は、データ管理システムが、情報資産が機密として分類されるときにトリガされるイベント通知に登録することを可能にし得る。工程308の完了時に、図3の例示的な方法300は、終了し得る。
【0070】
上で示されるように、本明細書において説明されるシステム及び方法は、異種データ管理システムが、グローバルメタデータレポジトリを使用して、情報資産メタデータを記憶し、それにアクセスすることを可能にし得る。図8は、情報資産メタデータをグローバルメタデータレポジトリに記憶するための例示的なコンピュータ実装方法800の流れ図である。図8に示される工程は、任意の好適なコンピュータで実行可能なコード及び/又はコンピューティングシステムによって実施され得る。一部の実施形態において、図8に示される工程は、図1のシステム100、図2のシステム200、図9のコンピューティングシステム910、及び/又は図10の例示的なネットワークアーキテクチャ1000の一部分の構成要素のうちの1つ若しくは2つ以上によって実施され得る。
【0071】
図8に例解されるように、工程802において、本明細書において説明されるシステムのうちの1つ若しくは2つ以上は、データ管理システムにおいて、情報資産を識別し得る。例えば、識別モジュール110は、図2のデータ管理システム202(1)の一部として、情報資産140(1)を識別し得る。
【0072】
本明細書において説明されるシステムは、任意の好適な様態で工程802を実施し得る。一般的に、識別モジュール110は、データ管理システムの通常のデータ管理動作を実施しながら、情報資産を識別し得る。例えば、識別モジュール110は、バックアップシステムの一部として、ファイルをバックアップしながら、ファイルを識別し得る。別の実施例において、識別モジュール110は、電子メールアーカイビングシステムの一部として、電子メールをアーカイブしながら、電子メールを識別し得る。別の実施例において、識別モジュール110は、データ損失防止システムの一部として、機密情報に関して情報資産を走査しながら、情報資産を識別し得る。
【0073】
一部の実施例において、識別モジュール110は、情報資産が記憶されている情報資産源を走査しながら、情報資産を識別し得る。少なくとも1つの実施例において、識別モジュール110は、指定された情報資産源に記憶された情報資産に関して、グローバルメタデータレポジトリにクエリしながら、情報資産を識別し得る。更に、又は代替的に、識別モジュール110は、情報資産源から、情報資産が修正(例えば、作成、更新、又は削除)されていることを示す通知を受信することによって、情報資産を識別し得る。
【0074】
少なくとも1つの実施例において、識別モジュール110は、グローバルメタデータレポジトリを管理するシステムから、情報資産のメタデータに対する要求を受信することによって、情報資産を識別し得る。例えば、識別モジュール110は、図2のデータ管理システム202(1)の一部として、サーバ206上の受信モジュール104から、情報資産のメタデータに対する要求を受信することによって、情報資産を識別し得る。
【0075】
工程804において、本明細書において説明されるシステムのうちの1つ若しくは2つ以上は、データ管理システムにおいて、情報資産のメタデータの第1のインスタンスを生成し得る。例えば、生成モジュール112は、図2のデータ管理システム202(1)の一部として、情報資産140(1)のメタデータ212を生成し得る。
【0076】
本明細書において説明されるシステムは、任意の好適な様態で工程804を実施し得る。一般的に、生成モジュール112は、データ管理システムの一部として、データ管理システムの通常のデータ管理動作を実施しながら、情報資産のメタデータを生成し得る。例えば、生成モジュール112は、バックアップシステムの一部として、ファイルが、バックアップシステムによって作成されたバックアップ内に含まれることを示す、そのファイルのメタデータを生成する。別の実施例において、生成モジュール112は、電子メールアーカイビングシステムの一部として、電子メールの全て又は一部分がアーカイバル記憶システムにアーカイブされていることを示す、その電子メールのメタデータを生成し得る。別の実施例において、生成モジュール112は、データ損失防止システムの一部として、情報資産が機密情報を含むことを示す、その情報資産の分類を生成し得る。
【0077】
一部の実施例において、生成モジュール112は、情報資産、又は情報資産の属性を発見することによって、情報資産のメタデータを生成し得る。例えば、生成モジュール112は、ファイルのサイズ又はファイルの場所を発見することによって、ファイルのメタデータを生成し得る。少なくとも1つの実施例において、生成モジュール112は、情報資産の内容を調査することなく、情報資産のメタデータを発見し得る。例えば、生成モジュール112は、テキスト文書に含まれる語を調査することなく、テキスト文書の名称、サイズ、又はデータタイプを発見し得る。
【0078】
更に、又は代替的に、生成モジュール112は、情報資産の属性を作成することによって、情報資産のメタデータを生成し得る。例えば、生成モジュール112は、情報資産を分類することによって、情報資産のメタデータを生成し得る。一部の実施例において、生成モジュール112は、情報資産と別の情報資産との間の関連付けを作成することによって、情報資産のメタデータを生成し得る。例えば、生成モジュール112は、情報資産と情報資産のコンテナ(例えば、バックアップ)との間の関連付けを作成することによって、情報資産のメタデータを生成し得る。一部の実施例において、生成モジュール112は、情報資産に対する変更(例えば、修正及び/又は削除)に応答して、情報資産のメタデータを更新することによって、情報資産のメタデータを生成し得る。
【0079】
一部の実施例において、生成モジュール112は、メタデータが、グローバルメタデータレポジトリを介して既にアクセス可能である場合、情報資産のメタデータを生成しなくてもよい。一実施例において、生成モジュール112は、メタデータが、グローバルメタデータレポジトリにクエリすることによって、グローバルメタデータレポジトリを介して既にアクセス可能であるか、又はそうでないかを判定し得る。一部の実施例において、生成モジュール112は、別のデータ管理システムがメタデータの生成のタスクを課されていることを示す、グローバルメタデータレポジトリからの通知を受信することによって、メタデータが、グローバルメタデータレポジトリを介して既にアクセス可能であると判定し得る。
【0080】
工程806において、本明細書において説明されるシステムのうちの1つ若しくは2つ以上は、グローバルメタデータレポジトリ内に、メタデータの第1のインスタンスを記憶し得る。例えば、記憶モジュール106は、図2のデータ管理システム202(1)の一部として、グローバルメタデータレポジトリ120内にメタデータ212を記憶し得る。
【0081】
本明細書において説明されるシステムは、任意の好適な様態で工程806を実施し得る。例えば、記憶モジュール106は、データ管理システムの一部として、グローバルメタデータレポジトリに記憶されるように、グローバルメタデータレポジトリを管理するシステムにメタデータを伝送し得る。一部の実施例において、記憶モジュール106は、データ管理システムが、グローバルメタデータレポジトリに情報資産メタデータを記憶することを可能にする、グローバルメタデータレポジトリのアプリケーションプログラミングインターフェースを介して、グローバルメタデータレポジトリを管理するシステムにメタデータを伝送し得る。一部の実施例において、記憶モジュール106は、システムからの要求に応答して、グローバルメタデータレポジトリを管理するシステムにメタデータを伝送し得る。一部の実施例において、記憶モジュール106は、メタデータが作成又は更新されるたびに、それをシステムに押入するためのシステムからの要求に応答して、グローバルメタデータレポジトリを管理するシステムにメタデータを伝送し得る。少なくとも1つの実施例において、記憶モジュール106は、データ管理システムの一部として、グローバルメタデータレポジトリを管理するシステムが、データ管理システムから情報資産メタデータを引出することを可能にする、アプリケーションプログラミングインターフェースを提供し得る。工程806の完了時に、図8の例示的な方法800は、終了し得る。
【0082】
一部の実施例において、データ管理システムは、それ自体のメタデータのレポジトリ及び源の両方として、集中グローバルメタデータレポジトリを使用し得る。更に、又は代替的に、データ管理システムは、他のデータ管理システムによって生成されたメタデータ源として、グローバルメタデータレポジトリを使用し得る。少なくとも1つの実施例において、データ管理システムは、他のデータ管理システムによって生成された、かつ集中グローバルメタデータレポジトリを介してアクセスすることができる、メタデータを使用して、そのデータ管理動作の一部又は全てを実施し得る。例えば、データ管理システムは、他のデータ管理システムによって生成されたメタデータを使用して、情報資産源を走査することなく、どのような情報資産が情報資産源内に存在するかを発見し得る。別の実施例において、バックアップシステムは、データ損失防止システムによって生成された分類メタデータ(例えば、情報資産が機密であることを示すメタデータ)を使用して、機密情報資産を識別及びバックアップし得る。別の実施例において、電子ディスカバリシステムは、システムによって生成された所有メタデータを使用して、関心対象の特定の管理責任者に属する1組の情報資産を識別し得る。
【0083】
上で説明されるように、複数の異種データ管理システムからのエンティティの情報資産の情報資産メタデータを、単一のグローバルメタデータレポジトリに集約することによって、本明細書において説明されるシステム及び方法は、エンティティの情報資産の正規化された、統合された、かつ一貫性のある観点を、データ管理システム及びエンティティに提供し得る。一実施例において、本明細書において説明されるシステム及び方法は、異種データ管理システムが、情報資産に関するそれらの知識を、グローバルメタデータレポジトリに与えることを可能にすることによって、情報資産メタデータを、単一のグローバルメタデータレポジトリに集約し得る。
【0084】
更に、グローバルメタデータレポジトリを作成することによって、本明細書において説明されるシステム及び方法は、エンティティ及びデータ管理システムが、単一の源から、組織の情報資産、並びにどのように情報資産が管理されるか、及び管理されるべきかの完全な理解を得ることを可能にし得る。更に、異種データ管理システムがグローバルメタデータレポジトリにアクセスし、それを強化することを可能にすることによって、本明細書において説明されるシステム及び方法は、(1)少なくとも1つのデータ管理システムが、複数の源にわたって存在するエンティティの情報資産を、源自体を走査することなく、発見することができ、(2)情報資産に関する価値のある知識が、いくつかのデータ管理システムで共有され得(例えば、資産が機密であるか、若しくは価値のあることを示す知識)、かつ(3)努力の重複が低減又は排除され得るように、異種データ管理システムが、メタデータを効率的に共有することを可能にし得る。
【0085】
図9は、本明細書において説明及び/又は例解される実施形態のうちの1つ若しくは2つ以上を実装することが可能な例示的なコンピューティングシステム910のブロック図である。例えば、コンピューティングシステム910の全て又は一部分は、単独若しくは他の要素との組み合わせのいずれかで、本明細書において説明される工程のうちの1つ若しくは2つ以上(図3に例解される工程のうちの1つ若しくは2つ以上等)を実施し得る、及び/又は実施するための手段であり得る。コンピューティングシステム910の全て又は一部分はまた、本明細書において説明及び/若しくは例解される任意の他の工程、方法、又はプロセスを実施し得る、及び/又は実施するための手段であり得る。
【0086】
コンピューティングシステム910は、コンピュータ可読命令を実行することが可能な任意のシングル若しくはマルチプロセッサコンピューティングデバイス又はシステムを広く表す。コンピューティングシステム910の例としては、限定することなく、ワークステーション、ラップトップ、クライアント側端末、サーバ、分散コンピューティングシステム、ハンドヘルドデバイス、又は任意の他のコンピューティングシステム若しくはデバイスが挙げられる。その最も基本的な構成において、コンピューティングシステム910は、少なくとも1つのプロセッサ914、及びシステムメモリ916を含み得る。
【0087】
プロセッサ914は、概して、データを処理すること、又は命令を解釈及び実行することが可能な任意のタイプ又は形態の物理的処理ユニット(例えば、ハードウェア実装中央処理ユニット)を表す。ある実施形態において、プロセッサ914は、ソフトウェアアプリケーション又はモジュールから命令を受信し得る。これらの命令は、プロセッサ914に、本明細書において説明及び/又は例解される例示的な実施形態のうちの1つ若しくは2つ以上の機能を実施させ得る。
【0088】
システムメモリ916は、概して、データ及び/又は他のコンピュータ可読命令を記憶することが可能な任意のタイプ又は形態の揮発性又は非揮発性記憶デバイス若しくは媒体を表す。システムメモリ916の例としては、限定することなく、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み取り専用メモリ(ROM)、フラッシュメモリ、又は任意の他の好適なメモリデバイスが挙げられる。必須ではないが、ある実施形態において、コンピューティングシステム910は、揮発性メモリユニット(例えば、システムメモリ916等)、及び非揮発性記憶デバイス(例えば、以下で詳細に説明されるような1次記憶デバイス932等)の両方を含み得る。一実施例において、図1からのモジュール102のうちの1つ若しくは2つ以上は、システムメモリ916にロードされ得る。
【0089】
ある実施形態において、例示的なコンピューティングシステム910はまた、プロセッサ914及びシステムメモリ916に加えて、1つ若しくは2つ以上の構成要素又は要素を含み得る。例えば、図9に例解されるように、コンピューティングシステム910は、メモリコントローラ918と、入力/出力(I/O)コントローラ920と、通信インターフェース922とを含み得、これらの各々は、通信インフラストラクチャ912を介して相互接続され得る。通信インフラストラクチャ912は、概して、コンピューティングデバイスの1つ若しくは2つ以上の構成要素間の通信を容易にすることが可能な任意のタイプ又は形態のインフラストラクチャを表す。通信インフラストラクチャ912の例としては、限定することなく、通信バス(業界標準アーキテクチャ(ISA)、周辺構成要素相互接続(PCI)、PCIエクスプレス(PCIe)、又は類似のバス等)、及びネットワークが挙げられる。
【0090】
メモリコントローラ918は、概して、メモリ若しくはデータを取り扱うこと、又はコンピューティングシステム910の1つ若しくは2つ以上の構成要素間の通信を制御することが可能な任意のタイプ又は形態のデバイスを表す。例えば、ある実施形態において、メモリコントローラ918は、通信インフラストラクチャ912を介して、プロセッサ914、システムメモリ916、及びI/Oコントローラ920間の通信を制御し得る。
【0091】
I/Oコントローラ920は、概して、コンピューティングデバイスの入力及び出力機能を調整及び/又は制御することが可能な任意のタイプ又は形態のモジュールを表す。例えば、ある実施形態において、I/Oコントローラ920は、プロセッサ914、システムメモリ916、通信インターフェース922、表示アダプタ926、入力インターフェース930、及び記憶インターフェース934等のコンピューティングシステム910の1つ若しくは2つ以上の要素間のデータの転送を制御し得るか、又は容易にし得る。
【0092】
通信インターフェース922は、例示的なコンピューティングシステム910と、1つ若しくは2つ以上の追加のデバイスとの間の通信を容易にすることが可能な任意のタイプ又は形態の通信デバイス又はアダプタを広く表す。例えば、ある実施形態において、通信インターフェース922は、コンピューティングシステム910と、追加のコンピューティングシステムを含む私的若しくは公的ネットワークとの間の通信を容易にし得る。通信インターフェース922の例としては、限定することなく、有線ネットワークインターフェース(ネットワークインターフェースカード等)、無線ネットワークインターフェース(無線ネットワークインターフェースカード等)、モデム、及び任意の他の好適なインターフェースが挙げられる。少なくとも1つの実施形態において、通信インターフェース922は、インターネット等のネットワークへの直接的なリンクを介して、遠隔サーバへの直接的な接続を提供し得る。通信インターフェース922はまた、例えば、ローカルエリアネットワーク(イーサネット(登録商標)ネットワーク等)、パーソナルエリアネットワーク、電話若しくはケーブルネットワーク、セルラ電話接続、衛星データ接続、又は任意の他の好適な接続を通じて、かかる接続を間接的に提供し得る。
【0093】
ある実施形態において、通信インターフェース922はまた、外部バス又は通信チャネルを介して、コンピューティングシステム910と、1つ若しくは2つ以上の追加のネットワーク又は記憶デバイスとの間の通信を容易にするように構成されるホストアダプタを表し得る。ホストアダプタの例としては、限定することなく、スモールコンピュータシステムインターフェース(SCSI)ホストアダプタ、ユニバーサルシリアルバス(USB)ホストアダプタ、米国電気電子技術者協会(IEEE)1394ホストアダプタ、アドバンストテクノロジーアタッチメント(ATA)、パラレルATA(PATA)、シリアルATA(SATA)、及びエクスターナルSATA(eSATA)ホストアダプタ、ファイバチャネルインターフェースアダプタ、イーサネット(登録商標)アダプタなどが挙げられる。通信インターフェース922はまた、コンピューティングシステム910が、分散又は遠隔コンピューティングに関与することを可能にし得る。例えば、通信インターフェース922は、実行のために、遠隔デバイスから命令を受信し、かつ遠隔デバイスに命令を送信し得る。
【0094】
図9に例解されるように、コンピューティングシステム910はまた、表示アダプタ926を介して、通信インフラストラクチャ912に連結される、少なくとも1つの表示デバイス924を含み得る。表示デバイス924は、概して、表示アダプタ926によって転送された情報を視覚的に表示することが可能な任意のタイプ又は形態のデバイスを表す。同様に、表示アダプタ926は、概して、表示デバイス924上に表示するために、通信インフラストラクチャ912から(又は当該技術分野において既知のように、フレームバッファから)、グラフィック、テキスト、及び他のデータを転送するように構成される任意のタイプ又は形態のデバイスを表す。
【0095】
図9に例解されるように、例示的なコンピューティングシステム910はまた、入力インターフェース930を介して、通信インフラストラクチャ912に連結される、少なくとも1つの入力デバイス928を含み得る。入力デバイス928は、概して、コンピュータ又はヒトのいずれかによって生成された入力を、例示的なコンピューティングシステム910に提供することが可能な任意のタイプ又は形態の入力デバイスを表す。入力デバイス928の例としては、限定することなく、キーボード、ポインティングデバイス、音声認識デバイス、又は任意の他の入力デバイスが挙げられる。
【0096】
図9に例解されるように、例示的なコンピューティングシステム910はまた、記憶インターフェース934を介して、通信インフラストラクチャ912に連結される、1次記憶デバイス932及びバックアップ記憶デバイス933を含み得る。記憶デバイス932及び933は、概して、データ及び/又は他のコンピュータ可読命令を記憶することが可能な任意のタイプ又は形態の記憶デバイス又は媒体を表す。例えば、記憶デバイス932及び933は、磁気ディスクドライブ(例えば、いわゆるハードドライブ)、ソリッドステートドライブ、フロッピーディスクドライブ、磁気テープドライブ、光ディスクドライブなどであり得る。記憶インターフェース934は、概して、記憶デバイス932及び933と、コンピューティングシステム910の他の構成要素との間でデータを転送するための任意のタイプ又は形態のインターフェース又はデバイスを表す。一実施例において、図1からのグローバルメタデータレポジトリ120は、1次記憶デバイス932内に記憶され得る。
【0097】
ある実施形態において、記憶デバイス932及び933は、コンピュータソフトウェア、データ、又は他のコンピュータ可読情報を記憶するように構成される取り外し可能な記憶ユニットから読み取るように、及び/又はそれに書き込むように構成され得る。好適な取り外し可能な記憶ユニットの例としては、限定することなく、フロッピーディスク、磁気テープ、光ディスク、フラッシュメモリデバイスなどが挙げられる。記憶デバイス932及び933はまた、コンピュータソフトウェア、データ、又は他のコンピュータ可読命令が、コンピューティングシステム910にロードされることを可能にするための他の類似の構造又はデバイスを含み得る。例えば、記憶デバイス932及び933は、ソフトウェア、データ、他のコンピュータ可読情報を読み取る及び書き込むように構成され得る。記憶デバイス932及び933は、コンピューティングシステム910の一部であり得るか、又は他のインターフェースシステムを通じてアクセスされる別個のデバイスであり得る。
【0098】
多くの他のデバイス又はサブシステムが、コンピューティングシステム910に接続され得る。逆に、図9に例解される構成要素及びデバイスの全てが、本明細書において説明及び/又は例解される実施形態を実践するために存在する必要があるわけではない。上で言及されるデバイス及びサブシステムはまた、図9に示されるものとは異なる様式で相互接続され得る。コンピューティングシステム910はまた、任意の数のソフトウェア、ファームウェア、及び/又はハードウェア構成を採用し得る。例えば、本明細書において開示される例示的な実施形態のうちの1つ若しくは2つ以上は、コンピュータ可読媒体上に、コンピュータプログラム(コンピュータソフトウェア、ソフトウェアアプリケーション、コンピュータ可読命令、又はコンピュータ制御論理とも称される)としてコード化され得る。「コンピュータ可読媒体」という用語は、本明細書において使用される際、概して、コンピュータ可読命令を記憶又は担持することが可能な任意の形態のデバイス、キャリア、又は媒体を指す。コンピュータ可読媒体の例としては、限定することなく、搬送波等の伝送タイプ媒体、並びに磁気記憶媒体(例えば、ハードディスクドライブ、テープドライブ、及びフロッピーディスク)、光記憶媒体(例えば、コンパクトディスク(CD)、デジタルビデオディスク(DVD)、及びBLU−RAY(登録商標)ディスク)、電子記憶媒体(例えば、ソリッドステートドライブ及びフラッシュ媒体)等の非一時的タイプ媒体、並びに他の分散システムが挙げられる。
【0099】
コンピュータプログラムを含むコンピュータ可読媒体は、コンピューティングシステム910にロードされ得る。次いで、コンピュータ可読媒体上に記憶されるコンピュータプログラムの全て又は一部分は、システムメモリ916並びに/又は記憶デバイス932及び933の種々の部分内に記憶され得る。プロセッサ914によって実行されるとき、コンピューティングシステム910にロードされたコンピュータプログラムは、プロセッサ914に、本明細書において説明及び/又は例解される例示的な実施形態のうちの1つ若しくは2つ以上の機能を実施させ得る、及び/又は実施するための手段であり得る。更に、又は代替的に、本明細書において説明及び/又は例解される例示的な実施形態のうちの1つ若しくは2つ以上は、ファームウェア及び/又はハードウェアにおいて実装され得る。例えば、コンピューティングシステム910は、本明細書において開示される例示的な実施形態のうちの1つ若しくは2つ以上を実装するように適合される、特定用途向け集積回路(ASIC)として構成され得る。
【0100】
図10は、クライアントシステム1010、1020、及び1030、並びにサーバ1040及び1045が、ネットワーク1050に連結され得る、例示的なネットワークアーキテクチャ1000のブロック図である。上で詳述されるように、ネットワークアーキテクチャ1000の全て又は一部分は、単独若しくは他の要素との組み合わせのいずれかで、本明細書において開示される工程のうちの1つ若しくは2つ以上(図3に例解される工程のうちの1つ若しくは2つ以上等)を実施し得る、及び/又は実施するための手段であり得る。ネットワークアーキテクチャ1000の全て又は一部分はまた、本開示において記載される他の工程及び特性を実施するために使用され得る、及び/又は実施するための手段であり得る。
【0101】
クライアントシステム1010、1020、及び1030は、概して、図9の例示的なコンピューティングシステム910等の任意のタイプ又は形態のコンピューティングデバイス又はシステムを表す。同様に、サーバ1040及び1045は、概して、種々のデータベースサービスを提供するように、及び/又はあるソフトウェアアプリケーションを実行するように構成される、アプリケーションサーバ又はデータベースサーバ等のコンピューティングデバイス又はシステムを表す。ネットワーク1050は、概して、例えば、イントラネット、WAN、LAN、PAN、又はインターネットを含む、任意の電気通信又はコンピュータネットワークを表す。一実施例において、クライアントシステム1010、1020、及び/若しくは1030、並びに/又はサーバ1040及び/若しくは1045は、図1からのシステム100の全て又は一部分を含み得る。
【0102】
図10に例解されるように、1つ若しくは2つ以上の記憶デバイス1060(1)〜(N)は、サーバ1040に直接取設され得る。同様に、1つ若しくは2つ以上の記憶デバイス1070(1)〜(N)は、サーバ1045に直接取設され得る。記憶デバイス1060(1)〜(N)及び記憶デバイス1070(1)〜(N)は、概して、データ及び/又は他のコンピュータ可読命令を記憶することが可能な任意のタイプ又は形態の記憶デバイス又は媒体を表す。ある実施形態において、記憶デバイス1060(1)〜(N)及び記憶デバイス1070(1)〜(N)は、ネットワークファイルシステム(NFS)、サーバメッセージブロック(SMB)、又は共通インターネットファイルシステム(CIFS)等の種々のプロトコルを使用して、サーバ1040及び1045と通信するように構成されるネットワーク接続型記憶(NAS)デバイスを表し得る。
【0103】
サーバ1040及び1045はまた、記憶エリアネットワーク(SAN)ファブリック1080に接続され得る。SANファブリック1080は、概して、複数の記憶デバイス間の通信を容易にすることが可能な任意のタイプ又は形態のコンピュータネットワーク又はアーキテクチャを表す。SANファブリック1080は、サーバ1040及び1045と、複数の記憶デバイス1090(1)〜(N)及び/又は知的記憶アレイ1095との間の通信を容易にし得る。SANファブリック1080はまた、デバイス1090(1)〜(N)及びアレイ1095が、クライアントシステム1010、1020、及び1030に対してローカルで取設されたデバイスとして見えるような態様で、ネットワーク1050並びにサーバ1040及び1045を介して、クライアントシステム1010、1020、及び1030と、記憶デバイス1090(1)〜(N)及び/又は知的記憶アレイ1095との間の通信を容易にし得る。記憶デバイス1060(1)〜(N)及び記憶デバイス1070(1)〜(N)と同様に、記憶デバイス1090(1)〜(N)及び知的記憶アレイ1095は、概して、データ及び/又は他のコンピュータ可読命令を記憶することが可能な任意のタイプ又は形態の記憶デバイス又は媒体を表す。
【0104】
ある実施形態において、かつ図9の例示的なコンピューティングシステム910を参照すると、図9の通信インターフェース922等の通信インターフェースは、各クライアントシステム1010、1020、及び1030と、ネットワーク1050との間の接続性を提供するために使用され得る。クライアントシステム1010、1020、及び1030は、例えば、ウェブブラウザ又は他のクライアントソフトウェアを使用して、サーバ1040又は1045上の情報にアクセスすることが可能であり得る。かかるソフトウェアは、クライアントシステム1010、1020、及び1030が、サーバ1040、サーバ1045、記憶デバイス1060(1)〜(N)、記憶デバイス1070(1)〜(N)、記憶デバイス1090(1)〜(N)、又は知的記憶アレイ1095によってホストされるデータにアクセスすることを可能にし得る。図10は、データを交換するためのネットワーク(インターネット等)の使用を描写するが、本明細書において説明及び/又は例解される実施形態は、インターネット又はいずれの特定のネットワークベースの環境にも限定されない。
【0105】
少なくとも1つの実施形態において、本明細書において開示される例示的な実施形態のうちの1つ若しくは2つ以上の全て又は一部分は、コンピュータプログラムとしてコード化され得、サーバ1040、サーバ1045、記憶デバイス1060(1)〜(N)、記憶デバイス1070(1)〜(N)、記憶デバイス1090(1)〜(N)、知的記憶アレイ1095、又はこれらの任意の組み合わせにロードされ、これらによって実行され得る。本明細書において開示される例示的な実施形態のうちの1つ若しくは2つ以上の全て又は一部分はまた、コンピュータプログラムとしてコード化され、サーバ1040内に記憶され、サーバ1045によって実行され、ネットワーク1050を通じてクライアントシステム1010、1020、及び1030に分散され得る。
【0106】
上で詳述されるように、コンピューティングシステム910及び/又はネットワークアーキテクチャ1000の1つ若しくは2つ以上の構成要素は、単独若しくは他の要素との組み合わせのいずれかで、複数の異種データ管理システムからの情報資産メタデータを集約するための例示的な方法のうちの1つ若しくは2つ以上の工程を実施し得る、及び/又は実施するための手段であり得る。
【0107】
上述の開示は、具体的なブロック図、フローチャート、及び実施例を使用して、種々の実施形態を記載するが、本明細書において説明及び/又は例解される各ブロック図の構成要素、フローチャートの工程、動作、及び/又は構成要素は、広範なハードウェア、ソフトウェア、又はファームウェア(又はこれらの任意の組み合わせ)構成を使用して、個々に、及び/又は集合的に実装され得る。加えて、他の構成要素内に含まれる構成要素のいずれの開示も、多くの他のアーキテクチャを実装して、同じ機能性を達成することができるため、事実上、例示的であると見なされるべきである。
【0108】
一部の実施例において、図1の例示的なシステム100の全て又は一部分は、クラウドコンピューティング又はネットワークベースの環境の一部分を表し得る。クラウドコンピューティング環境は、インターネットを介して、種々のサービス及びアプリケーションを提供し得る。これらのクラウドベースのサービス(例えば、サービスとしてのソフトウェア、サービスとしてプラットフォーム、サービスとしてのインフラストラクチャなど)は、ウェブブラウザ又は他の遠隔インターフェースを通じて、アクセス可能であり得る。本明細書において説明される種々の機能は、遠隔デスクトップ環境又は任意の他のクラウドベースのコンピューティング環境を通じて提供され得る。
【0109】
種々の実施形態において、図1の例示的なシステム100の全て又は一部分は、クラウドベースのコンピューティング環境内のマルチテナンシーを容易にし得る。換言すると、本明細書において説明されるソフトウェアモジュールは、本明細書において説明される機能のうちの1つ若しくは2つ以上に対するマルチテナンシーを容易にするように、コンピューティングシステム(例えば、サーバ)を構成し得る。例えば、本明細書において説明されるソフトウェアモジュールのうちの1つ若しくは2つ以上は、2つ若しくは3つ以上のクライアント(例えば、顧客)が、サーバ上で実行されているアプリケーションを共有することを可能にするように、サーバをプログラムし得る。このようにプログラムされたサーバは、複数の顧客(即ち、テナント)間でアプリケーション、オペレーティングシステム、処理システム、及び/又は記憶システムを共有し得る。本明細書において説明されるモジュールのうちの1つ若しくは2つ以上はまた、ある顧客が別の顧客のデータ及び/又は構成情報にアクセスすることができないように、各顧客に対して、マルチテナントアプリケーションのデータ及び/又は構成情報を分割し得る。
【0110】
種々の実施形態によると、図1の例示的なシステム100の全て又は一部分は、仮想環境内で実装され得る。例えば、本明細書において説明されるモジュール及び/又はデータは、仮想マシン内に存在し得る、及び/又はそこで実行し得る。本明細書において使用される際、「仮想マシン」という用語は、概して、仮想マシンマネージャ(例えば、ハイパーバイザ)によって、コンピューティングハードウェアから抽象化される任意のオペレーティングシステム環境を指す。更に、又は代替的に、本明細書において説明されるモジュール及び/又はデータは、仮想化層内に存在し得る、及び/又はそこで実行し得る。本明細書において使用される際、「仮想化層」という用語は、概して、オペレーティングシステム環境に重なる、及び/又はそれから抽象化される、任意のデータ層及び/又はアプリケーション層を指す。仮想化層は、仮想化層を、根本的な基本オペレーティングシステムの一部であるかのように提示する、ソフトウェア仮想化ソリューション(例えば、ファイルシステムフィルタ)によって、管理され得る。例えば、ソフトウェア仮想化ソリューションは、最初は基本ファイルシステム及び/又はレジストリ内の場所に向けられた呼び出しを、仮想化層内の場所にリダイレクトし得る。
【0111】
一部の実施例において、図1の例示的なシステム100の全て又は一部分は、モバイルコンピューティング環境の一部分を表し得る。モバイルコンピューティング環境は、モバイル電話、タブレットコンピュータ、電子書籍リーダ、パーソナルデジタルアシスタント、ウェアラブルコンピューティングデバイス(例えば、頭部装着型ディスプレイ、スマートウォッチなどを有するコンピューティングデバイス)などを含む、広範なモバイルコンピューティングデバイスによって実装され得る。一部の実施例において、モバイルコンピューティング環境は、例えば、バッテリ電力への依存、任意の所与の時間に1つのフォアグラウンドアプリケーションのみを提示すること、遠隔管理特性、タッチスクリーン特性、場所及び移動データ(例えば、グローバルポジショニングシステム、ジャイロスコープ、加速度計などによって提供される)、システムレベルの構成への修正を制限する、及び/又は第3者のソフトウェアが他のアプリケーションの挙動を検査する能力、アプリケーションのインストールを制限する(例えば、承認されたアプリケーションストアのみから得る)能力などを制限する、制限されたプラットフォームを含む、1つ若しくは2つ以上の異なる特性を含み得る。本明細書において説明される種々の機能は、モバイルコンピューティング環境に対して提供され得る、及び/又はモバイルコンピューティング環境と相互作用し得る。
【0112】
加えて、図1の例示的なシステム100の全て又は一部分は、情報管理のための1つ若しくは2つ以上のシステムの一部分を表し得る、それらの相互作用し得る、それらによって生成されるデータを消費し得る、及び/又はそれらによって消費されるデータを生成し得る。本明細書において使用される際、「情報管理」という用語は、データの保護、組織化、及び/又は記憶を指し得る。情報管理のためのシステムの例としては、限定することなく、記憶システム、バックアップシステム、アーカイバルシステム、複製システム、高可用性システム、データ検索システム、仮想化システムなどが挙げられ得る。
【0113】
一部の実施形態において、図1の例示的なシステム100の全て又は一部分は、情報セキュリティのための1つ若しくは2つ以上のシステムの一部分を表し得る、それらによって保護されるデータを生成し得る、及び/又はそれらと通信し得る。本明細書において使用される際、「情報セキュリティ」という用語は、保護されたデータへのアクセスの制御を指し得る。情報セキュリティのためのシステムの例としては、限定することなく、管理されたセキュリティサービスを提供するシステム、データ損失防止システム、アイデンティティ認証システム、アクセス制御システム、暗号化システム、ポリシーコンプライアンスシステム、侵入検出及び防止システム、電子ディスカバリシステムなどが挙げられ得る。
【0114】
一部の実施例によると、図1の例示的なシステム100の全て又は一部分は、エンドポイントセキュリティのための1つ若しくは2つ以上のシステムの一部分を表し得る、それらと通信し得る、及び/又はそれらから保護を受け得る。本明細書において使用される際、「エンドポイントセキュリティ」という用語は、不法及び/又は違法な使用、アクセス、及び/又は制御からのエンドポイントシステムの保護を指し得る。エンドポイント保護のためのシステムの例としては、限定することなく、マルウェア対策システム、ユーザ認証システム、暗号化システム、プライバシーシステム、スパムフィルタリングサービスなどが挙げられ得る。
【0115】
本明細書において説明及び/又は例解される工程のプロセスパラメータ及び順序は、例として示されるに過ぎず、所望に応じて変化させることができる。例えば、本明細書において例解及び/又は説明される工程は、特定の順序で図示又は考察されるが、これらの工程は、必ずしも例解又は考察される順序で実施される必要はない。本明細書において説明及び/又は例解される種々の例示的な方法もまた、本明細書において説明若しくは例解される工程のうちの1つ若しくは2つ以上を省略し得るか、又は開示されるものに加えて追加の工程を含み得る。
【0116】
種々の実施形態が、完全に機能的なコンピューティングシステムの文脈で、本明細書において説明及び/又は例解されているが、これらの例示的な実施形態のうちの1つ若しくは2つ以上は、分散を実際に行うために使用される特定のタイプのコンピュータ可読媒体にかかわらず、様々な形態のプログラム製品として分散され得る。本明細書において開示される実施形態はまた、あるタスクを実施するソフトウェアモジュールを使用して、実装され得る。これらのソフトウェアモジュールは、コンピュータ可読記憶媒体上に、又はコンピューティングシステム内に記憶され得る、スクリプト、バッチ、又は他の実行可能なファイルを含み得る。一部の実施形態において、これらのソフトウェアモジュールは、本明細書において開示される例示的な実施形態のうちの1つ若しくは2つ以上を実施するように、コンピューティングシステムを構成し得る。
【0117】
加えて、本明細書において説明されるモジュールのうちの1つ若しくは2つ以上は、データ、物理的デバイス、及び/又は物理的デバイスの表現を、ある形態から別の形態に変換し得る。例えば、本明細書において列挙されるモジュールのうちの1つ若しくは2つ以上は、情報資産を管理する複数の異種データ管理システムから、情報資産のメタデータを受信し、メタデータをグローバルメタデータレポジトリに変換し、グローバルメタデータレポジトリを管理、利用、及び強化することが可能であるシステムに、変換の結果を出力し、変換の結果を使用して、データ管理システムに情報資産の統合された観点を提供し、変換の結果を記憶システムに記憶し得る。更に、又は代替的に、本明細書において列挙されるモジュールのうちの1つ若しくは2つ以上は、コンピューティングデバイス上で実行すること、コンピューティングデバイス上にデータを記憶すること、及び/又はそうでなければ、コンピューティングデバイスと相互作用することによって、物理的コンピューティングデバイスのプロセッサ、揮発性メモリ、非揮発性メモリ、及び/又は任意の他の部分を、ある形態から別の形態に変換し得る。
【0118】
先述の説明は、当業者が、本明細書において開示される例示的な実施形態の種々の態様を最良に利用することを可能にするために提供されている。この例示的な説明は、包括的であること、又は開示されるいかなる正確な形態にも限定されることを意図されない。多くの修正及び改変が、本開示の趣旨及び範囲から逸脱することなく、可能である。本明細書において開示される実施形態は、全ての点において、例解的であり、制限的ではないと見なされるべきである。本開示の範囲を判定する上では、添付の請求項及びそれらの同等物を参照するべきである。
【0119】
別途記載されない限り、「〜に接続される(connected to)」及び「〜に連結される(coupled to)」という用語(及びそれらの派生語)は、本明細書及び請求項において使用される際、直接的及び間接的(即ち、他の要素又は構成要素を介した)接続の両方を許容するとして解釈されるものとする。加えて、「a」又は「an」という用語は、本明細書及び請求項において使用される際、「〜のうちの少なくとも1つ(at least one of)」を意味するとして解釈されるものとする。最後に、使用を容易にするために、「含む(including)」及び「有する(having)」という用語(及びそれらの派生語)は、本明細書及び請求項において使用される際、「備える(comprising)」という語と同義的であり、かつ同じ意味を有する。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10