特許第6336913号(P6336913)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ ジェンジョウ・ゼージョン・テクニカル・サーヴィシズ・リミテッドの特許一覧

特許6336913歯科用ターボドリル装置、及びそのドリル装置を取り付けたターボドリルヘッド
<>
  • 特許6336913-歯科用ターボドリル装置、及びそのドリル装置を取り付けたターボドリルヘッド 図000002
  • 特許6336913-歯科用ターボドリル装置、及びそのドリル装置を取り付けたターボドリルヘッド 図000003
  • 特許6336913-歯科用ターボドリル装置、及びそのドリル装置を取り付けたターボドリルヘッド 図000004
  • 特許6336913-歯科用ターボドリル装置、及びそのドリル装置を取り付けたターボドリルヘッド 図000005
  • 特許6336913-歯科用ターボドリル装置、及びそのドリル装置を取り付けたターボドリルヘッド 図000006
  • 特許6336913-歯科用ターボドリル装置、及びそのドリル装置を取り付けたターボドリルヘッド 図000007
  • 特許6336913-歯科用ターボドリル装置、及びそのドリル装置を取り付けたターボドリルヘッド 図000008
  • 特許6336913-歯科用ターボドリル装置、及びそのドリル装置を取り付けたターボドリルヘッド 図000009
  • 特許6336913-歯科用ターボドリル装置、及びそのドリル装置を取り付けたターボドリルヘッド 図000010
  • 特許6336913-歯科用ターボドリル装置、及びそのドリル装置を取り付けたターボドリルヘッド 図000011
  • 特許6336913-歯科用ターボドリル装置、及びそのドリル装置を取り付けたターボドリルヘッド 図000012
  • 特許6336913-歯科用ターボドリル装置、及びそのドリル装置を取り付けたターボドリルヘッド 図000013
  • 特許6336913-歯科用ターボドリル装置、及びそのドリル装置を取り付けたターボドリルヘッド 図000014
  • 特許6336913-歯科用ターボドリル装置、及びそのドリル装置を取り付けたターボドリルヘッド 図000015
  • 特許6336913-歯科用ターボドリル装置、及びそのドリル装置を取り付けたターボドリルヘッド 図000016
  • 特許6336913-歯科用ターボドリル装置、及びそのドリル装置を取り付けたターボドリルヘッド 図000017
  • 特許6336913-歯科用ターボドリル装置、及びそのドリル装置を取り付けたターボドリルヘッド 図000018
  • 特許6336913-歯科用ターボドリル装置、及びそのドリル装置を取り付けたターボドリルヘッド 図000019
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6336913
(24)【登録日】2018年5月11日
(45)【発行日】2018年6月6日
(54)【発明の名称】歯科用ターボドリル装置、及びそのドリル装置を取り付けたターボドリルヘッド
(51)【国際特許分類】
   A61C 1/05 20060101AFI20180528BHJP
【FI】
   A61C1/05 A
【請求項の数】7
【全頁数】16
(21)【出願番号】特願2014-552510(P2014-552510)
(86)(22)【出願日】2013年1月22日
(65)【公表番号】特表2015-509015(P2015-509015A)
(43)【公表日】2015年3月26日
(86)【国際出願番号】CN2013070837
(87)【国際公開番号】WO2013107431
(87)【国際公開日】20130725
【審査請求日】2016年1月21日
(31)【優先権主張番号】201220034360.X
(32)【優先日】2012年1月22日
(33)【優先権主張国】CN
(31)【優先権主張番号】201220489632.5
(32)【優先日】2012年9月14日
(33)【優先権主張国】CN
(31)【優先権主張番号】201220527389.1
(32)【優先日】2012年9月28日
(33)【優先権主張国】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】512305431
【氏名又は名称】ジェンジョウ・ゼージョン・テクニカル・サーヴィシズ・リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100130111
【弁理士】
【氏名又は名称】新保 斉
(74)【代理人】
【識別番号】100099623
【弁理士】
【氏名又は名称】奥山 尚一
(74)【代理人】
【識別番号】100096769
【弁理士】
【氏名又は名称】有原 幸一
(74)【代理人】
【識別番号】100107319
【弁理士】
【氏名又は名称】松島 鉄男
(74)【代理人】
【識別番号】100114591
【弁理士】
【氏名又は名称】河村 英文
(74)【代理人】
【識別番号】100125380
【弁理士】
【氏名又は名称】中村 綾子
(74)【代理人】
【識別番号】100142996
【弁理士】
【氏名又は名称】森本 聡二
(74)【代理人】
【識別番号】100154298
【弁理士】
【氏名又は名称】角田 恭子
(74)【代理人】
【識別番号】100166268
【弁理士】
【氏名又は名称】田中 祐
(74)【代理人】
【識別番号】100170379
【弁理士】
【氏名又は名称】徳本 浩一
(74)【代理人】
【識別番号】100161001
【弁理士】
【氏名又は名称】渡辺 篤司
(74)【代理人】
【識別番号】100179154
【弁理士】
【氏名又は名称】児玉 真衣
(74)【代理人】
【識別番号】100180231
【弁理士】
【氏名又は名称】水島 亜希子
(74)【代理人】
【識別番号】100184424
【弁理士】
【氏名又は名称】増屋 徹
(72)【発明者】
【氏名】リュウ,シャオシア
【審査官】 佐藤 智弥
(56)【参考文献】
【文献】 国際公開第02/054972(WO,A1)
【文献】 国際公開第2011/147228(WO,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A61C 1/05
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ターボとターボシャフトとを含む歯科用ターボドリル装置であって、前記ドリル装置には平衡チャンバが設けられ、前記平衡チャンバ内に自動平衡部材が設けられている構成において、前記自動平衡部材が回転時に変形し重心が変化可能な軟性体であることを特徴とする歯科用ターボドリル装置。
【請求項2】
前記軟性体が軟性コロイド体、又は軟性ヒドロゲル体、又は軟性の発泡プラスチックである、請求項1に記載の歯科用ターボドリル装置。
【請求項3】
前記軟性体は、軟性ポケット体であり、前記軟性ポケット体は、軟性ハウジング体において液体、軟性コロイド体、軟性ヒドロゲル体、金属玉及び砂粒のうちの少なくとも1種を充填するように構成されている、請求項1に記載の歯科用ターボドリル装置。
【請求項4】
前記軟性ハウジング体は、軟性ラテックスハウジング体、軟性シリカゲルハウジング体、及び軟性ネット状ハウジング体のうちの1種である、請求項3に記載の歯科用ターボドリル装置。
【請求項5】
前記ドリル装置のターボ及びブレードは、ターボシャフトを周る空芯構造を形成し、空芯部分が平衡チャンバである、請求項1〜4のいずれか1項に記載の歯科用ターボドリル装置。
【請求項6】
前記ドリル装置のターボシャフト内にはクランプ爪が設けられ、クランプ爪の一端がクランプ爪ロッドに連結され、クランプ爪ロッドがターボシャフトホールから延出してバネリテーニングプレートに連結され、バネリテーニングプレートとターボシャフトとの一端側においてクランプ爪ロッドを周ってバネを設けてあり、前記バネリテーニングプレートは空芯構造を形成し、空芯部分は平衡チャンバである、請求項1〜4のいずれか1項に記載の歯科用ターボドリル装置。
【請求項7】
前記ドリル装置のターボシャフト内にはクランプ爪が設けられ、クランプ爪の一端がクランプ爪ロッドに連結され、クランプ爪ロッドがターボシャフトホールから延出してバネリテーニングプレートに連結され、バネリテーニングプレートとターボシャフトとの側においてクランプ爪ロッドを周ってディスクバネを設けてあり、ディスクバネとバネリテーニングプレートとの間において環状の平衡チャンバが形成され、又は、バネリテーニングプレートとターボシャフトとの一端側においてクランプ爪ロッドを周って2つの結合されたディスクバネが設けられ、2つのディスクバネの間に環状の平衡チャンバが形成され、前記自動平衡部材が環状の平衡チャンバに合致する環状である、請求項1〜4のいずれか1項に記載の歯科用ターボドリル装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、歯科用主要部材である歯科用ドリルに関し、特に、歯科用ターボドリルヘッド内におけるドリル装置及び、そのドリル装置を取り付けたターボドリルヘッドに関する。
【背景技術】
【0002】
通常、歯科用の空圧式切削装置のヘッドとして、その先端部にはヘッド部が備えられ、当該ヘッド部には、必要な切削ツールの部品が取り付けられており、当該切削ツールの部品は、切削ツールのロータ軸と、回転軸を支える2つの軸受けと、2つの軸受けの間に配置される羽根車とを含み、これにより、ヘッドのハンドピース部内に配置される空気供給路から供給される高圧空気が羽根車に衝突し、切削ツールを回転させる。従来の使い捨ての歯科用ドリルのウィンドホイールシャフトとブレードとは一体射出成形された部品であり、例えば、中国特許第200520045733.3号明細書(特許文献1)に記載された特許発明は、そのウィンドホイールシャフトとバーとが3枚バネにより作動する 。中国特許出願第200910001394.1号明細書(特許文献2)に記載された発明は、そのウィンドホイールシャフトのバーホールがスプライン状に形成され、プラスチックの弾性力によりバーロッドをクランプし、さらに、当該出願に係る発明は、風防止円状ピースを設け、回転の慣性力を増大させる。また、その他の使い捨ての歯科用ドリルは、バーホールとバーロッドとのしまりばめ等を選用し、これらの構造は、バーを脱着させるために専用のツールが必要であるため、非常に煩雑である。中国特許出願第201020542727.X号明細書(特許文献3)に記載された発明は、同様にプッシュボタン式歯科用ドリルではあるが、具体的には、ウィンドホイールシャフト内に楔状チャックが設けられ、楔状チャックがバーをクランプし、楔状チャックの連結ロッドはウィンドホイールシャフトから延出すると共にリテーニングプレートを固定し、連結ロッドの外周におけるウィンドホイールシャフトの端部とリテーニングプレートとの間にディスクバネが設けられ、ディスクバネがクランプ力を供給する。上述した幾種の歯科用ドリルはいずれも実用化段階に進んでおらず、その理由は、ウィンドホイールシャフトとバーとによるしまりばめを有する一回限りの歯科用ドリルを生産するメーカーがいくつか中国国内に存在するものの、中国ではモールドの精度は一般的に0.04mm〜0.06mmであり、射出部品の精度が尚更低いことにある。1分間に30万回転の条件下で、精度が劣ることによる不平衡は、振動を引き起こすと共に、騒音を発生するため、基準が満たされず、実用化価値が失われる。上述した2種類の圧力によるバーを脱着する歯科用ドリルは、構造がさらに複雑であり、回転時に生じた不平衡がより大きいと共に、騒音も一層大きくなる。また、現在再使用可能の金属製歯科用ドリルは、その価格が加工精度に直接依存しており、最大の価格差は百倍にも上る。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】中国特許第200520045733.3号明細書
【特許文献2】中国特許出願第200910001394.1号明細書
【特許文献3】中国特許出願第201020542727.X号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の目的は、現行のターボドリルのドリル装置の高速回転時における動的平衡問題を解決することにある。
【0005】
本発明は、下記の構成により実現されている。すなわち、歯科用ターボドリル装置であって、ターボとターボシャフトとを含み、前記ドリル装置には平衡チャンバが設けられ、前記平衡チャンバ内に自動平衡部材が設けられている。
【0006】
前記自動平衡部材が金属玉である。
【0007】
前記自動平衡部材が砂粒である。
【0008】
前記自動平衡部材が軟性体である。
【0009】
前記軟性体が軟性コロイド体、又は軟性ヒドロゲル体、又は軟性の発泡プラスチックである。
【0010】
前記軟性体は、軟性ポケット体であり、前記軟性ポケット体は、軟性ハウジング体において液体、軟性コロイド体、軟性ヒドロゲル体、金属玉及び 砂粒のうちの少なくとも1種を充填するように構成されている。
【0011】
前記軟性ハウジング体は、軟性ラテックスハウジング体、軟性シリカゲルハウジング体、及び軟性ネット状ハウジング体のうちの1種である。
【0012】
前記ドリル装置のターボ及びブレードは、ターボシャフトを周る空芯構造を形成し、空芯部分が平衡チャンバである。
【0013】
前記ドリル装置のターボシャフト内にはクランプ爪が設けられ、クランプ爪の一端がクランプ爪ロッドに連結され、クランプ爪ロッドがターボシャフトホールから延出してバネリテーニングプレートに連結され、バネリテーニングプレートとターボシャフトとの一端側においてクランプ爪ロッドを周ってバネを設けてあり、前記バネリテーニングプレートは空芯構造を形成し、空芯部分は平衡チャンバである。
【0014】
前記ドリル装置のターボシャフト内にはクランプ爪が設けられ、クランプ爪の一端がクランプ爪ロッドに連結され、クランプ爪ロッドがターボシャフトホールから延出してバネリテーニングプレートに連結される。バネリテーニングプレートとターボシャフトとの側においてクランプ爪ロッドを周ってディスクバネを設けてあり、ディスクバネとバネリテーニングプレートとの間において環状の平衡チャンバが形成され、又は、バネリテーニングプレートとターボシャフトとの一端側においてクランプ爪ロッドを周って2つの結合されたディスクバネが設けられ、2つのディスクバネの間に環状の平衡チャンバが形成される。前記自動平衡部材が環状の平衡チャンバに合致する環状である。
【0015】
歯科用ドリルヘッドであって、ヘッドハウジングと、ウィンドホイールと、軸受けとから構成され、ウィンドホイールがウィンドホイールシャフトとウィンドホイールブレードとを含み、前記ウィンドホイールシャフトの端部内に動的平衡孔が設けられ、動的平衡孔内に動的平衡体が設けられる。
【0016】
前記ウィンドホイールシャフトにはウィンドホイールシャフトホールが設けられ、ウィンドホイールシャフトホール内においてクランプ爪がクランプロッドに連結され、クランプ爪ロッドの端部がウィンドホイールシャフトホールから延出すると共にクランプ爪ロッドの端部内に動的平衡孔が設けられ、動的平衡孔内に動的平衡体が設けられる。
【0017】
前記動的平衡体と前記動的平衡孔との間において、柔軟性を有するゴム又はスポンジが設けられる。
【0018】
前記ウィンドホイールシャフトの端部内にスプライン孔が設けられ、スプライン孔内において隙間ばめでスプラインをフィットさせ、スプラインがスプライン孔から延出して動的平衡ディスクを固定する。
【0019】
前記ウィンドホイールシャフトにはウィンドホイールシャフトホールが設けられ、ウィンドホイールシャフトホール内においてクランプ爪がクランプ爪ロッドに連結され、クランプ爪ロッドの端部がウィンドホイールシャフトホールから延出すると共にクランプ爪ロッドの端部内にスプライン孔が設けられ、スプライン孔内において隙間ばめでスプラインをフィットさせ、スプラインがスプライン孔から延出して動的平衡ディスクを固定する。
【0020】
前記スプラインが球状スプラインであり、球状スプラインのスプラインが、球表面においてターボシャフトの軸方向に沿って円弧形状に分布する。球状スプラインに嵌め合うスプライン孔が球状チャンバスプライン孔であり、球状チャンバスプライン孔内において球状スプラインに嵌め合うスプライン溝が設けられる。
【0021】
前記スプラインと前記スプライン孔との間において柔軟性を有するゴム又はスポンジが設けられている。
【0022】
歯科用ターボドリルヘッドであって、ヘッドハウジングと、ウィンドホイールと、軸受けとから構成され、ウィンドホイールがウィンドホイールシャフトとウィンドホイールブレードとを含み、ウィンドホイールシャフトとウィンドホイールブレードとが一体形成された構造である。
【0023】
ヘッドハウジングとウィンドホイールとの間にゴム製部材が設けられ、自然状態下では、前記ゴム製部材がヘッドハウジングとウィンドホイールとの両方に対して同時に接触し、作動状態下では、前記ゴム製部材がヘッドハウジングとウィンドホイールとのいずれか一方に対して分離する。
【0024】
前記ゴム製部材が、ヘッドハウジングにおけるヘッドカバーの内側において固定されたゴム層であり、前記ゴム層とヘッドカバーとが空洞を形成する。
【0025】
前記ヘッドカバーに通孔が設けられ、通孔が前記ゴム層とヘッドカバーとが空洞を形成して連通する。
【0026】
前記ウィンドホイールシャフトの端部においてブレーキディスクが設けられ、自然状態下では、前記ゴム層とブレーキディスクとが接触し、作動状態下では、前記ゴム層とブレーキディスクとが分離する。
【0027】
前記ウィンドホイールシャフトの端部にブレーキディスクが設けられ、ブレーキディスクに環状溝Iが設けられ、環状溝I内にゴム製リングIが設けられ、自然状態下では、ゴム製リングIがヘッドカバーに接触し、作動状態下では、ゴム製リングIが遠心力により溝内に入り、ヘッドカバーと分離する。
【0028】
前記ウィンドホイールシャフトのウィンドホイールブレード側方に環状溝IIが設けられ、環状溝II内にゴム製リングIIが設けられ、自然状態下では、ゴム製リングIIが軸受け座に接触し、作動状態下では、ゴム製リングIIが遠心力により溝内に入り、軸受け座と分離する。
【0029】
前記ウィンドホイールシャフトの端部内に動的平衡孔が設けられ、動的平衡孔内に動的平衡体が設けられ、動的平衡体と動的平衡孔との間に柔軟性を有するゴム又はスポンジが設けられている。
【0030】
前記ウィンドホイールシャフトの端部内にスプライン孔が設けられ、スプライン孔内に隙間ばめでスプラインをフィットさせ、スプラインがウィンドホイールシャフトの端部から延出して動的平衡ディスクを固定し、スプラインとスプライン孔との間に柔軟性を有するゴム又はスポンジが設けられる。
【0031】
前記ウィンドホイールシャフトにクランプ爪ホールが設けられ、クランプ爪ホール内においてクランプ爪がクランプ爪ロッドに連結され、クランプ爪ロッドに平衡孔又はスプライン孔が設けられる。
【0032】
上記技術的方案を用いる本発明は、下記のメリットを有する。
【0033】
1.平衡チャンバ内に金属玉を設けてあるため、高速回転時に不平衡が起こる場合、金属玉の転がりにより不平衡が修正される。ただし、騒音が大きい。また、砂粒を用いる場合、特に金属砂粒を用いる場合、不平衡を修正するとともに、騒音を低減させる。軟性体を用いる場合、同じ質量の自動平衡部材が不平衡を修正する有効部分が減少するものの、騒音が発生せず、重量を調整すれば、自動的平衡に到達可能なことに変わりがない。
【0034】
2.ウィンドホイールシャフト内に動的平衡体を設けることで、歯科用ドリルの外形における本来の寸法が保持され、回転部分の不平衡を自動的に調整可能である。スプライン穴を設け、スプライン孔内において隙間ばめでスプラインをフィットさせることで、スプラインがウィンドホイールシャフトの端部を延出して動的平衡ディスクを固定し、動的平衡ディスクが動的平衡を大幅に調節可能であるため、ウィンドホイールの不平衡の量が大きくても、例えば、ダイカスト成形の部品であっても自動的に調節可能であり、高精度加工のためのコストが低減される。
【0035】
3.プレス面積が小さくなると共に、ゴム層とヘッドカバーとの間にチャンバが設けられているため、歯がプレス部分に接触しにくくなり、たまにしかプレス部分に接触することになる。チャンバが設けられ、ブレーキディスクに接触できなくなっているため、回転速度への影響が回避可能である。環状溝内にゴム製リングが設けられることにより、逆吸引を防止すると共に自動的に平衡を調節することは、一石二鳥であり、コストが低減される。ウィンドホイールシャフト内に動的平衡体が設けられ、ドリルの本来の寸法が保持され、スプライン穴を設け、スプライン穴内において隙間ばめでスプラインをフィットさせ、スプラインがウィンドホイールシャフトの端部を延出して動的平衡ディスクを固定する。このような構造により、動的平衡の調節可能な量が大きくなるため、仮にウィンドホイールの不平衡的な量が大きいとしても自動的に調節可能となり、高精度加工のためのコストが低減される。
【図面の簡単な説明】
【0036】
図1】本発明において、平衡チャンバをターボブレード周囲における空芯部分に設けてある構造を示す図である。
図2】本発明において、平衡チャンバをバネリテーニングプレートの空芯部分に設けてある模式図である。
図3】本発明において、平衡チャンバをバネリテーニングプレートの空芯部分に設けてある他の模式図である。
図4】本発明において、平衡チャンバをディスクバネとバネリテーニングプレートとの間に設けてある構造を示す模式図である。
図5】本発明において、平衡チャンバをディスクバネとバネリテーニングプレートとの間に設けてある構造を示す他の模式図である。
図6】本発明において、平衡チャンバを2つの結合されたディスクバネの間に設けてある模式図である。
図7】本発明において、自動平衡部材が軟性体である構造模式図である。
図8】本発明において、自動平衡部材が軟性体である他の構造模式図である。
図9】本発明において、動的平衡体を設けてある構造模式図である。
図10】本発明において、スプライン連結構造を設けてある模式図である。
図11】本発明において、球状スプライン連結構造を設けてある模式図である。
図12】ゴム製ポケットをプッシュボタン式カバーの内側に固定した自然状態における構造模式図である。
図13】ゴム製ポケットをプッシュボタン式カバーの内側に固定した作動状態における構造模式図である。
図14】ブレーキディスクに環状溝を設けてある作動状態の構造模式図である。
図15】ブレーキディスクに環状溝を設けてある自然状態の構造模式図である。
図16】ウィンドホイールシャフト内に動的平衡体を設けてある構造模式図である。
図17】ウィンドホイールシャフトと動的平衡ディスクとがスプライン嵌合した構造模式図である。
図18】ウィンドホイールシャフトと動的平衡ディスクとに脱落防止のスプライン嵌合構造を設けてある模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0037】
歯科用ターボドリル装置は、ターボ1とターボシャフト2とを含み、前記ドリル装置において平衡チャンバ3が設けられ、平衡チャンバ3内に自動平衡部材が設けられる。ここで、平衡チャンバ3は以下に示すような構成でありうる。
【0038】
一つ目として、本発明に係るドリル装置のターボ1とターボブレード5とは、ターボシャフト2を周って形成される空芯構造であり、空芯部分が平衡チャンバ3を形成し、平衡チャンバ3内に自動平衡部材が設けられ、図1に示す。
【0039】
二つ目として、ドリル装置のターボシャフト2内にクランプ爪6が設けられ、クランプ爪6の一端がクランプ爪ロッド7に連結され、クランプ爪ロッド7がターボシャフトホールから延出してバネリテーニングプレート8に連結され、バネリテーニングプレート8とターボシャフト2との一端側において、クランプ爪ロッド7を周ってバネが設けられ、前記バネリテーニングプレート8が空芯構造を形成し、空芯部分が平衡チャンバ3となり、図2、3に示す。
【0040】
三つ目として、ドリル装置のターボシャフト内にクランプ爪6が設けられ、クランプ爪6の一端がクランプ爪ロッド7に連結され、クランプ爪ロッド7がターボシャフトホールから延出してバネリテーニングプレート8に連結し、バネリテーニングプレート8とターボシャフト2との一端側において、クランプ爪ロッド7を周ってディスクバネ9が設けられ、ディスクバネ9とバネリテーニングプレート8との間において環状の平衡チャンバ3が形成され、図4,5に示す。若しくは、バネリテーニングプレート8と、ターボシャフト2との側において、クランプ爪ロッド7を周って2つの結合されたディスクバネ9が設けられ、2つのディスクバネ9の間に、環状の平衡チャンバ3が設けられ、上述した自動平衡部材が環状の平衡チャンバにフィットするために環状となり、図6に示す。
【0041】
本発明において、平衡チャンバ3内における自動平衡部材が金属玉であってよく、又は、砂粒又は金属砂粒であってもよい。
【0042】
図7図8に示すように、平衡チャンバ3内における自動平衡部材には、軟性体をさらに設けてもよく、当該軟性体4が僅かな力を受けるだけで形状変化する軟性体であり、軟性体の形状を変更させることにより、軟性体の重心を変更し、最終的には、高速回転時にドリル装置の自動平衡を保持することができる。上述した軟性体は、平衡チャンバ3内に固定されることができ、図7図8に示す環状チャンバにおいて、バネリテーニングプレート8が上へ凹むことにより環状チャンバを増大させ、例えば軟性体の底面を固定して軟性体の搖動により軟性体の重心を変えることで、高速回転時にドリル装置の自動平衡が保持される。軟性体の底面が固定されているため、ドリル装置がドリルのヘッドハウジング内に取付けて使用する場合、仮に、軟性体の底面が180度回転して方向が上に向くとしても、軟性体が脱落することなく、ドリル装置の自動平衡がほとんど影響されない。当該軟性体4の形状は、餅状又は円形環状であってもよく、その材料組成は、人工乳房のポケット体及びその充填材料を含むが、これらに限定されない。軟性体の重心は、ターボシャフトと重なる。
【0043】
具体的には、上述した軟性体4は、軟性コロイド体又は軟性ヒドロゲル体又は軟性発泡プラスチックであってもよい。
【0044】
上述した軟性体4は、軟性ポケット体であってもよく、当該軟性ポケット体の構造は、軟性ハウジング体内に液体、軟性コロイド体、軟性ヒドロゲル体、金属玉及び砂粒のうちの少なくとも1種であり、ここで、軟性ポケット体に金属砂粒を設けることは、より自動的に平衡を保つことができるため、最良な実施形態となる。また、前記軟性ハウジング体が軟性ラテックスハウジング体、軟性シリカゲルハウジング体及び軟性ネット状ハウジング体のうちの少なくとも1種であり、前記軟性ネット状ハウジング体は布類構造体である。
【0045】
前記ドリル装置が歯科用ターボドリルハンドピースのヘッドハウジング内に取付けることで自動平衡式歯科用ターボドリルハンドピースが構成される。
【0046】
図9に示すように、歯科用ドリルヘッドは、ヘッドハウジング101と、ウィンドホイールと、軸受け102とから構成され、ウィンドホイールは、ウィンドホイールシャフト103と、ウィンドホイールブレード104とを含み、前記ウィンドホイールシャフト103にウィンドホイールシャフトホールが設けられ、ウィンドホイールシャフトホール内において、クランプ爪ロッド110に連結されるクランプ爪109が設けられ、クランプ爪ロッド110の端部がウィンドホイールシャフトホールを延出すると共にクランプ爪ロッド110の端部内に平衡孔112が設けられ、動的平衡孔112内に動的平衡体113が封止され、動的平衡体113と動的平衡孔112との間に、隙間ばめでフィットし、動的平衡体121が動的平衡孔112内において径方向移動することでウィンドホイールの動的平衡を自動的に調節する。動的平衡体121の形状は、例えば、円柱状や角柱状の柱状であってもよく、球状又は不規則顆粒状であってもよい。
【0047】
動的平衡体113と動的平衡孔112との間に、柔軟性を有するゴム又はスポンジ120が設けられ、柔軟性を有するゴムは例えばシリカゲル、ポリウレタン等であり、スポンジはその発泡材である。これらにより、動的平衡体113と動的平衡孔112との間において軟性的に嵌合可能である。
【0048】
前記実施例は、プッシュボタン式歯科用ドリルの構造を示したが、バーを挿入し若しくは抜け、又はキーによるバーを脱着する歯科用ドリルについて、ウィンドホイールシャフトの端部において動的平衡孔112が設けられ、動的平衡孔112内に動的平衡体113が封止されながら、動的平衡体113の軸方向において通孔が設けられ、当該通孔がウィンドホイールシャフト内におけるバーホールやキーホールに連通する。
【0049】
図10に示すように、クランプ爪ロッド110の端部内において、スプライン孔121が設けられ、スプライン孔121内においてスプライン122を隙間ばめでフィットさせ、スプライン122がスプライン孔121から延出して動的平衡ディスク123を固定し、スプライン122とスプライン孔121との間において、柔軟性を有するゴム又はスポンジ120が設けられる。スプライン124が、スプライン孔123内において径方向に移動して、動的平衡ディスクを径方向に移動させることで、ウィンドホイールの動的平衡を自動的に調節する。また、バーを挿入し若しくは抜いて、又はキーによるバーを脱着する歯科用ドリルについて、ウィンドホイールシャフトの端部にスプライン孔121が設けられ、スプライン孔121内においてスプライン122を隙間ばめでフィットさせ、スプライン122がウィンドホイールシャフトの端部から延出して動的平衡ディスク123を固定する。ここで、スプライン122と動的平衡ディスク123とにおいて、軸方向に通孔が設けられ、当該通孔がウィンドホイールシャフト内におけるバーホール又はキーホールに連通する。これによって、動的平衡を効果的に調整可能であり、また、金属ダイカストのドリル装置も調整可能である。
【0050】
図11に示すように、前記スプラインは、球状スプライン1222であり、球状スプライン1222の凸部が球表面においてターボ軸の軸方向に沿って円弧形で分布する。球状スプラインと嵌め合うスプライン孔が球状チャンバスプライン孔1211であり、球状チャンバスプライン孔1211内において球状スプラインに嵌め合うキー溝が形成され、球状スプライン1222の上部が球状チャンバスプライン孔1211を延出して動的平衡ディスク123を固定する。このような構造であれば、スプラインがスプライン孔から脱落することを回避可能である。本実施例は、中国実用新案第200720026788.9号における、その名称が歯車式自在継ぎ手である考案に相似するものであり、当該考案は、1つのボールを用いて本実施例を実現可能である。
【0051】
クランプ爪ロッドと動的平衡ディスクの連結方法は上記の方法に限定されず、クランプ爪ロッドと動的平衡ディスクとを、遊びを以てヒンジ連結すればよい。
【0052】
歯科用ドリルヘッドは、ヘッドハウジング201と、ウィンドホイールと軸受202とから構成され、ウィンドホイールは、ウィンドホイールシャフト203とウィンドホイールブレード204とを含み、上記ウィンドホイールシャフト203とウィンドホイールブレード204とは一体的に形成された構造である。
【0053】
図12図13に示すように、ヘッドハウジング201とウィンドホイールとの間にゴム製部材が設けられ、自然状態下ではゴム製部材がヘッドハウジング201とウィンドホイールとの両方に対して接触し、作動状態下では前記ゴム製部材がヘッドハウジング201とウィンドホイールとのいずれか一方に分離する。前記作動状態とは、ヘッド内に高圧ガスを通気させ、高圧ガスがウィンドホイールを押して動かし、ゴム製部材がヘッドハウジングとウィンドホイールとのいずれか一方に対して分離し、ウィンドホイールが高速に回転する。作動が停止する場合、高圧ガスの供給が止められ、前記ゴム製部材がヘッドハウジングとウィンドホイールとの両方に対して同時接触し、ウィンドホイールが回転を停止させることで、汚染物の逆吸引を有効的に防止可能である。
【0054】
上述したゴム製部材は、ヘッドハウジング201のヘッドカバー205の内側において、ゴム層206が固定され、ゴム層206とヘッドカバー205とが空洞を形成する。自然状態下では、ゴム層がウィンドホイールの端部に接触し、作動状態下では、ゴム層206がヘッドハウジング内の気圧を受けることにより、ウィンドホイールシャフトの端部に分離する。作動が停止する場合、高圧ガスの供給が停止され、前記ゴム層とウィンドホイールシャフトの端部とが再び接触するように戻り、ウィンドホイールが回転を停止させることで、汚染物の逆吸引を有効的に防止可能である。
【0055】
ヘッドカバー205において通孔207が設けられ、通孔207がゴム層206とヘッドカバー205とが空洞を形成して連通する。この場合、ゴム層206とヘッドカバー205とが空洞を形成し、大気に連通することで、作動状態下ではゴム層がウィンドホイールシャフトの端部に分離することに有利である。
【0056】
前記ウィンドホイールシャフト203の端部にブレーキディスク208が設けられ、自然状態下ではゴム層206がブレーキディスク208に接触し、作動状態下ではゴム層206がブレーキディスク208に分離する。ブレーキディスク208とゴム層206との接触面積が大きいことは、ウィンドホイールの回転を停止させるために有利である。バーを挿入し若しくは抜け、又はキーによるバーを脱着するヘッドについて、前記ブレーキディスク208は、ウィンドホイールシャフトの端部に直接設置されてもよく、ブレーキディスク208の中心において、バー若しくはキーを挿入し、又は抜くための通孔が設けられるが、図示されていない。図12図13は、プッシュボタン式でバーを脱着するヘッドを示し、ウィンドホイールシャフト203にクランプ爪ホールが設けられ、クランプ爪ホール内におけるクランプ爪209がクランプ爪ロッド210に連結され、クランプ爪ロッド210がウィンドホイールシャフトの端部を延出すると共に、クランプ爪ロッド210にはブレーキディスク208が設けられている。この場合、対応するヘッドカバー205がプッシュボタン式ヘッドカバーであり、プッシュボタン式カバーのプッシュ部分はゴム層206に対応し、前記ゴム層206はゴム製ポケット211であってもよく、ゴム製ポケット211の、ヘッドカバーに対応する部分がヘッドカバーに固定されているため、プッシュに影響しない。その他の部分がゴム層であり、むろん、ゴム製ポケット211の周辺がヘッドカバーに固定されてもよく、ゴム製ポケット211は、2つの面を有し、片面がヘッドカバーのプッシュ部分であり、もう片面がゴム層である。
【0057】
図14図15に示すように、ウィンドホイールシャフトの端部においてブレーキディスク208が設けられ、ブレーキディスク208に環状溝I214が設けられ、環状溝I214内においてゴム製リングI215が設けられる。自然状態下では、ゴム製リングI215がヘッドカバー205に接触し、作動状態では、ゴム製リングI215が遠心力を受けて溝内に入り、ヘッドカバー205から分離する。このように、ゴム製リングI215は、制動機能のほかに、ウィンドホイールの動的平衡を自動的に調節する機能を有する。ゴム製リングI215には、ゴム製膜219が設けられてもよく、これにより、摩擦面積が増大し、よりよく制動可能である。
【0058】
ウィンドホイールシャフト203のウィンドホイールブレード204の側方において、環状溝II216が設けられ、環状溝II216内にゴム製リングII217が設けられる。自然状態下では、図15に示すように、ゴム製リングII217がヘッドハウジング201の軸受座218に接触しており、作動状態下では、図14に示すように、ゴム製リングII217が遠心力を受け、溝内に入ると共に軸受け座218から分離する。ここで、ゴム製リングII217は、制動機能のほかに、ウィンドホイールの動的平衡を自動的に調節する機能を有する。図14図15には、ウィンドホイールシャフトの端部とウィンドホイールブレードとの側方のいずれにおいても環状溝が設けられているが、実際に、1つの環状溝のみが設けられてよく、むろん、ウィンドホイールブレードの両側に設けられてもよい。
【0059】
図16に示すように、ウィンドホイールシャフトの端部内において動的平衡孔212が設けられ、動的平衡孔212内に動的平衡体213が設けられ、動的平衡体213と動的平衡孔212との間に、柔軟性を有するゴム又はスポンジ220が設けられている。柔軟性を有するゴムは例えばシリカゲル、ポリウレタン等である。動的平衡体213が、動的平衡孔220内において径方向に移動することで、ウィンドホイールの動的平衡を調節する。動的平衡体213の形状は、例えば円柱状や角柱状の柱状であってもよく、球状又は不規則顆粒状であってもよい。
【0060】
図17に示すように、ウィンドホイールシャフトの端部内にスプライン孔221が設けられ、スプライン孔221内においてスプライン222を隙間ばめでフィットさせ、スプライン222とスプライン221との嵌め合い構造は、球面インボリュート歯形でのヒンジ連結構造であってもよく、前記球面インボリュート歯形でのヒンジ連結構造は、中国実用新案第200720026788.9号明細書に記載の球面インボリュート歯形でのヒンジ連結構造である。スプライン222は、ウィンドホイールシャフトの端部から延出して平衡ディスク223を固定させ、スプライン222とスプライン孔221との間に、柔軟性を有するゴム又はスポンジ220とが設けられる。スプライン222がスプライン孔223内において径方向に移動することで、動的平衡ディスク223を径方向移動させ、ウィンドホイールの動的平衡を自動的に調節する。図18におけるスプライン孔221とスプライン222とは、スプライン222が孔内から脱落しないように構成されている。
【0061】
図16図17図18において、ウィンドホイールシャフト203にクランプ爪ホールが設けられ、クランプ爪ホール内にクランプ爪209がクランプ爪ロッド210に連結され、クランプ爪ロッド210に動的平衡孔212又はスプライン孔221が設けられ、このような状態は、プッシュボタン式歯科用ドリルハンドピースに好適である。
【0062】
本発明は、上述した実施例に限定されず、本発明と実質的に同一な技術的方案、及び本発明に提示された技術的方案はいずれも本発明の範疇に属するものである。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18