(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記オンラインサービス提供装置が当該オンラインサービス提供装置と接続する第2の端末から受信した前記コンテンツに関する第2のリアクションを受信する第2のリアクション受信部と、
前記第1の端末へ前記第2のリアクションを送信する第2のリアクション送信部と
をさらに具備する、請求項1に記載のコンテンツ共有支援装置。
前記第1のオンラインサービス提供装置が当該第1のオンラインサービス提供装置と接続する第2の端末から受信した前記コンテンツに関する第2のリアクションを受信する第2のリアクション受信部と、
前記第2のオンラインサービス提供装置へ前記第2のリアクションを送信する第2のリアクション送信部と
をさらに具備する、請求項5に記載のコンテンツ共有支援装置。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、図面を参照しながら実施形態の説明を述べる。なお、以降、説明済みの要素と同一または類似の要素には同一または類似の符号を付し、重複する説明については基本的に省略する。例えば、複数の同一または類似の要素が存在する場合に、各要素を区別せずに説明するために共通の符号を用いることがあるし、各要素を区別して説明するために当該共通の符号に加えて枝番号を用いることもある。
【0019】
(実施形態)
実施形態に係るコンテンツ共有システムは、複数のオンラインサービスシステム間でコンテンツデータ(以降、単にコンテンツと称する)を共有することを可能にする。これら複数のオンラインサービスシステムの中心となるオンラインサービス提供装置(サーバ)は、コンテンツのハブとなるコンテンツ共有支援装置に接続されている。オンラインサービス提供装置は、例えばオンラインゲーム、オンラインニュースなどのオンラインサービスを端末へ提供する。コンテンツ共有支援装置は、1のオンラインサービス提供装置からコンテンツを取得し、これを他のオンラインサービス提供装置へ送信する。これにより、複数のオンラインサービス提供装置がコンテンツを共有できる。なお、コンテンツ共有支援装置は、オンラインサービス提供装置の機能を備えていてもよい。すなわち、コンテンツ共有支援装置は、コンテンツのハブとして機能しながら、自装置に接続する端末へコンテンツを送信してもよい。
【0020】
コンテンツとは、例えば、ニュースコンテンツである。このニュースコンテンツは、例えば、オンラインゲームに関するニュース記事を含み得る。オンラインゲームとは、例えば、MMORPG(Massively Multiplayer Online Role Playing Game)、FPS(First Person Shooter)、TPS(Third Person Shooter)、対戦格闘、アクション、スポーツ、テーブル、レースなどであり得る。ニュース記事は、大型アップデートの告知、特にSNS(Social Networking Service)系のゲームにおいてよく見られる「○○とのコラボイベント」といった特殊イベントの告知、「プレイヤAが、何万点獲得した!」、「チームBが、どこどこのマップを攻略した」、「プレイヤCが死亡してしまった」、「ボスDが計1000チームを返り討ち」など、様々な事象を扱ってよい。コンテンツは、ニュースコンテンツに限らず、例えば、動画像、静止画像、3Dモデル、音声、テキストなどであり得る。また、コンテンツは、予め蓄積されたものに限られず、生放送の動画像のようにリアルタイムに配信されるものであってもよい
コンテンツ共有支援装置がコンテンツを複数のオンラインサービスシステム間で共有させることで、例えばオンラインゲーム内で配信されるニュース記事を、他のオンラインサービスシステムのユーザが閲覧することができる。これにより、コンテンツの出所となるオンラインサービスシステムは、他のオンラインサービスシステムのユーザへ自システムの提供するサービスの事実上の広告が可能となり、ひいてはユーザの興味を喚起して自システムの利用を見込むことができる。また、例えば特定のプレイヤを取り扱うニュース記事を他のオンラインサービスシステムのユーザが閲覧可能となることで、当該プレイヤの活躍がゲーム内に留まらずゲーム外でも知られるきっかけとなる。これにより、プレイヤがゲームを継続的にプレイするモチベーションを向上または維持しやすくなり、また、プレイヤの知名度向上に伴う様々な現実世界での事象、例えば、プレイヤがゲーム実況者またはプロゲーマーへ転身する、プレイヤが大会へ招待される、などをもたらす可能性もある。他方、他のオンラインサービスシステムとしても、配信可能なコンテンツを低コストに増加させることができるメリットがある。
【0021】
さらに、このコンテンツ共有システムは、コンテンツに加え、当該コンテンツに関するリアクションデータ(以降、単にリアクションと称する)を共有の対象としてもよい。コンテンツに関するリアクションは、コンテンツへのリアクション、およびリアクションへのリアクションを含み得る。コンテンツへのリアクションは、例えば、コンテンツに対するコメント、コンテンツに対する肯定的立場または否定的立場の表明などであり得る。リアクションへのリアクションは、例えば、コメントに対するコメント、コメント対する肯定的立場または否定的立場の表明などであり得る。
【0022】
リアクションを複数のオンラインサービスシステム間で共有することで、各オンラインサービスシステムが端末へ配信可能なコンテンツを多様化し、ユーザにとってより興味を引くオンラインサービスを提供することができる。また、リアクションを通じて、異なるオンラインサービスシステムのユーザ同士でのコミュニケーションを実現できる。なお、リアクションの共有は、非同期としてもよいが、コミュニケーションをより活性化するために同期的としてもよい。すなわち、端末がオンラインサービス提供装置へリアクションを送信すると、当該リアクションが、即座に当該オンラインサービス提供装置に接続する端末、およびコンテンツ共有支援装置へ送信され、当該コンテンツ共有支援装置から他のオンラインサービス提供装置へ、そして当該他のオンラインサービス提供装置に接続する端末へ送信されてもよい。リアクションを同期的に共有することは、通信負荷が大きい一方で、ユーザ同士のコミュニケーションが成立しやすいというメリットがある。
【0023】
実施形態に係るコンテンツ共有システムは、
図1に例示されるように、コンテンツ共有支援装置100と、オンラインサービス提供装置200−1,200−2とを含む。各オンラインサービス提供装置200は、コンテンツ共有支援装置100とネットワークを介して接続されている。なお、オンラインサービス提供装置200の数は、簡単化のために2つとしたが、3以上であってよい。また、コンテンツ共有支援装置100は、オンラインサービス提供装置200の1つとしても機能し得る。すなわち、コンテンツ共有支援装置100は、自装置に接続する端末と間でコンテンツおよび/またはリアクションをやり取りし得る。
【0024】
コンテンツ共有支援装置100は、いずれかのオンラインサービス提供装置200からコンテンツを取得する。コンテンツ共有支援装置100は、取得したコンテンツを、他のオンラインサービス提供装置200へ送信する。
【0025】
また、コンテンツ共有支援装置100は、共有済みのコンテンツに関するリアクション、すなわち当該コンテンツへのリアクションおよび/または当該リアクションへのリアクションを、オンラインサービス提供装置200から取得する。コンテンツ共有支援装置100は、取得したリアクションを、他のオンラインサービス提供装置200へ送信する。
【0026】
さらに、コンテンツ共有支援装置100は、オンラインサービス提供装置200の1つとしても機能し得る。具体的には、
図2に例示されるように、コンテンツ共有支援装置100は、オンラインサービス提供システムを形成し得る。このオンラインサービス提供システムは、コンテンツ共有支援装置100と、端末300−1,300−2とを含む。各端末300は、コンテンツ共有支援装置100とネットワークを介して接続されている。なお、端末300の数は、簡単化のために2つとしたが、3以上であってもよいし、1以下であってもよい。
【0027】
コンテンツ共有支援装置100は、いずれかのオンラインサービス提供装置200から取得したコンテンツおよび/またはリアクションを端末300へ送信する。また、コンテンツ共有支援装置100は、端末300から、コンテンツに関するリアクションを受信する。コンテンツ共有支援装置100は、このリアクションを他の端末300、および/またはオンラインサービス提供装置200へ送信する。
【0028】
なお、コンテンツ共有支援装置100は、オンラインサービス提供装置200から取得したコンテンツに限らず、自ら作成したコンテンツまたは端末300から受信したコンテンツを共有の対象としてもよい。例えば、コンテンツ共有支援装置100は、動画共有サーバであってよく、端末300によって投稿された動画像コンテンツを、端末300だけでなくオンラインサービス提供装置200へ送信してもよい。
【0029】
また、
図3に例示されるように、オンラインサービス提供装置200は、オンラインサービス提供システムを形成し得る。このオンラインサービス提供システムは、例えばオンラインゲームシステムであり得るが、これに限られない。このオンラインサービス提供システムは、オンラインサービス提供装置200と、端末400−1,400−2とを含む。各端末400は、オンラインサービス提供装置200とネットワークを介して接続されている。なお、端末400の数は、簡単化のために2つとしたが、3以上であってもよいし、1以下であってもよい。
【0030】
オンラインサービス提供装置200は、自ら作成したコンテンツ、端末400から受信したコンテンツおよび/またはリアクション、またはコンテンツ共有支援装置100から取得したコンテンツおよび/またはリアクションを端末400へ送信する。また、オンラインサービス提供装置200は、端末400から、コンテンツに関するリアクションを受信する。オンラインサービス提供装置200は、このリアクションを他の端末400、および/またはコンテンツ共有支援装置100へ送信する。
【0031】
以下、
図1中のコンテンツ共有支援装置100およびオンラインサービス提供装置200の構成および動作について順に図面を用いて説明する。
まず、コンテンツ共有支援装置100の構成例を説明する。コンテンツ共有支援装置100は、例えばサーバコンピュータであって、コンテンツおよびリアクションの読み書き、ならびに通信制御などを行うプロセッサと、かかる処理を実現するために当該プロセッサによって実行されるプログラムおよび当該プロセッサによって使用されるデータなどを一時的に格納するメモリとを含んでいる。
【0032】
コンテンツ共有支援装置100は、さらに、ネットワークに接続するための通信装置と、大容量のデータを蓄積するための補助記憶装置とを利用可能である。通信装置および補助記憶装置は、コンテンツ共有支援装置100に内蔵されてもよいし、コンテンツ共有支援装置100に外付けされてもよい。
【0033】
通信装置は、ネットワーク経由で、オンラインサービス提供装置200または端末300と通信をする。例えば、通信装置は、オンラインサービス提供装置200からコンテンツおよび/またはリアクションを受信したり、端末300からリアクションを受信したり、オンラインサービス提供装置200へコンテンツおよび/またはリアクションを送信したり、端末300へコンテンツおよび/またはリアクションを送信したりする。
【0034】
補助記憶装置は、例えば、コンテンツおよび/またはリアクションを蓄積する。補助記憶装置は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)などの不揮発性記憶媒体であることが好ましい。補助記憶装置は、コンテンツ共有支援装置100にネットワーク経由で接続されたファイルサーバであり得る。
【0035】
次に、
図4を用いてコンテンツ共有支援装置100の構成例の説明を続ける。
図4のコンテンツ共有支援装置100は、取得要求送信部101と、コンテンツ受信部102と、コンテンツ管理部103と、コンテンツ記憶部104と、コンテンツ送信部105と、取得要求受信部106と、コンテンツ送信部107と、リアクション受信部108と、リアクション管理部109と、リアクション記憶部110と、リアクション送信部111と、リアクション送信部112と、リアクション受信部113とを含む。
【0036】
取得要求送信部101は、オンラインサービス提供装置200へ、コンテンツおよび/またはリアクションの取得要求をネットワーク経由で送信する。コンテンツおよび/またはリアクションの取得要求は、何らかの条件が満足したこと、例えば周期的に定められる送信タイミングが到来したこと、をトリガに送信されてもよい。取得要求送信部101は、前述の通信装置であってもよいし、当該通信装置とのインターフェースであってもよい。
【0037】
コンテンツ受信部102は、オンラインサービス提供装置200からコンテンツをネットワーク経由で受信し、コンテンツ管理部103へ送る。オンラインサービス提供装置200は、例えば、取得要求送信部101によって送信された、コンテンツの取得要求の受信、または何らかの条件が満足したことをトリガとして、コンテンツをコンテンツ共有支援装置100へ送信し得る。コンテンツ受信部102は、前述の通信装置であってもよいし、当該通信装置とのインターフェースであってもよい。
【0038】
コンテンツ管理部103は、前述のプロセッサおよびメモリであってよい。コンテンツ管理部103は、コンテンツ受信部102からコンテンツを受け取り、これをコンテンツ記憶部104に保存する。
【0039】
また、コンテンツ管理部103は、コンテンツ記憶部104に保存されたコンテンツを読み出し、当該コンテンツの送信元とは異なるオンラインサービス提供装置200へ送信するために、コンテンツ送信部105へ送る。この動作は、コンテンツの受信を希望するオンラインサービス提供装置200から取得要求を受信したことをトリガに行われてもよいし、コンテンツをコンテンツ記憶部104に保存した後に自動的に行われてもよい。
【0040】
かかる動作を行うことで、コンテンツ共有支援装置100および/またはオンラインサービス提供装置200を出所とするコンテンツを、他のオンラインサービス提供装置200が共有することができる。
【0041】
さらに、コンテンツ管理部103は、取得要求受信部106からコンテンツの取得要求を受け取ると、当該取得要求の対象となるコンテンツをコンテンツ記憶部104から読み出し、これを当該取得要求の送信元である端末300へ送信するためにコンテンツ送信部107へ送る。
【0042】
かかる動作を行うことで、オンラインサービス提供装置200を出所とするコンテンツを、端末300が共有することができる。なお、この動作は、取得要求の受信とは異なる条件の満足をトリガとして行われてもよい。
【0043】
例えば、コンテンツの取得要求が最新10件分のニュース記事を対象とするならば、コンテンツ管理部103は、最新10件分のニュース記事をその出所のオンラインサービスシステムを問わず読み出し、コンテンツ送信部107へ送ってもよい。これにより、端末300は、出所の異なるニュース記事を同一のタイムライン上で表示することができる。
【0044】
コンテンツ記憶部104は、コンテンツ管理部103からコンテンツを受け取り、これを格納する。コンテンツは、当該コンテンツの送信元とは異なるオンラインサービス提供装置200、または端末300へ送信するために、コンテンツ管理部103によって読み出されることがある。コンテンツ記憶部104は、前述の補助記憶装置であってもよいし、当該補助記憶装置とのインターフェースであってもよい。
【0045】
コンテンツ送信部105は、コンテンツ管理部103からコンテンツを受け取る。コンテンツ送信部105は、コンテンツを当該コンテンツの送信元とは異なるオンラインサービス提供装置200へネットワーク経由で送信する。コンテンツ送信部105は、前述の通信装置であってもよいし、当該通信装置とのインターフェースであってもよい。
【0046】
取得要求受信部106は、端末300からコンテンツおよび/またはリアクションの取得要求をネットワーク経由で受信する。取得要求受信部106は、コンテンツの取得要求をコンテンツ管理部103へ送り、リアクションの取得要求をリアクション管理部109へ送る。取得要求受信部106は、前述の通信装置であってもよいし、当該通信装置とのインターフェースであってもよい。
【0047】
コンテンツ送信部107は、コンテンツ管理部103からコンテンツを受け取る。コンテンツ送信部107は、コンテンツを端末300へネットワーク経由で送信する。コンテンツ送信部107は、前述の通信装置であってもよいし、当該通信装置とのインターフェースであってもよい。
【0048】
リアクション受信部108は、コンテンツを送信済みの端末300から当該コンテンツに関するリアクションを受信する。リアクション受信部108は、リアクションをリアクション管理部109へ送る。リアクション受信部108は、前述の通信装置であってもよいし、当該通信装置とのインターフェースであってもよい。
【0049】
リアクション管理部109は、前述のプロセッサおよびメモリであってよい。リアクション管理部109は、リアクション受信部108からリアクションを受け取り、これをリアクション記憶部110に保存する。
【0050】
また、リアクション管理部109は、取得要求受信部106からリアクションの取得要求を受け取ると、当該取得要求の対象となるリアクションをリアクション記憶部110から読み出し、これを当該取得要求の送信元である端末300へ送信するためにリアクション送信部111へ送る。
【0051】
かかる動作を行うことで、オンラインサービス提供装置200に接続する端末400を出所とするリアクションを端末300が共有することができる。なお、この動作は、取得要求の受信とは異なる条件の満足をトリガとして行われてもよい。
【0052】
さらに、リアクション管理部109は、リアクション記憶部110に保存されたリアクションを読み出し、オンラインサービス提供装置200へ送信するために、リアクション送信部112へ送る。なお、リアクションの宛先は、当該リアクションに関連付けられるコンテンツの送信元であるオンラインサービス提供装置200を含み得る。この動作は、リアクションの受信を希望するオンラインサービス提供装置200から取得要求を受信したことをトリガに行われてもよいし、リアクションをリアクション記憶部110に保存した後に自動的に行われてもよい。
【0053】
かかる動作を行うことで、コンテンツ共有支援装置100および/またはオンラインサービス提供装置200に接続する端末300および/または端末400を出所とするリアクションを、他のオンラインサービス提供装置200に接続する端末400が共有することができる。
【0054】
リアクション記憶部110は、リアクション管理部109からリアクションを受け取り、これを格納する。リアクションは、オンラインサービス提供装置200、または端末300へ送信するために、リアクション管理部109によって読み出されることがある。リアクション記憶部110は、前述の補助記憶装置であってもよいし、当該補助記憶装置とのインターフェースであってもよい。
【0055】
リアクション送信部111は、リアクション管理部109からリアクションを受け取る。リアクション送信部111は、リアクションを端末300へネットワーク経由で送信する。リアクション送信部111は、前述の通信装置であってもよいし、当該通信装置とのインターフェースであってもよい。
【0056】
リアクション送信部112は、リアクション管理部109からリアクションを受け取る。リアクション送信部112は、リアクションをオンラインサービス提供装置200へネットワーク経由で送信する。リアクション送信部112は、前述の通信装置であってもよいし、当該通信装置とのインターフェースであってもよい。
【0057】
リアクション受信部113は、オンラインサービス提供装置200からリアクションをネットワーク経由で受信し、リアクション管理部109へ送る。オンラインサービス提供装置200は、例えば、取得要求送信部101によって送信された、リアクションの取得要求の受信、または何らかの条件が満足したことをトリガとして、リアクションをコンテンツ共有支援装置100へ送信し得る。リアクション受信部113は、前述の通信装置であってもよいし、当該通信装置とのインターフェースであってもよい。
【0058】
次に、オンラインサービス提供装置200の構成例を説明する。オンラインサービス提供装置200は、例えばサーバコンピュータであって、オンラインサービスの提供、コンテンツおよびリアクションの読み書き、ならびに通信制御などを行うプロセッサと、かかる処理を実現するために当該プロセッサによって実行されるプログラムおよび当該プロセッサによって使用されるデータなどを一時的に格納するメモリとを含んでいる。
【0059】
オンラインサービス提供装置200は、さらに、ネットワークに接続するための通信装置と、大容量のデータを蓄積するための補助記憶装置とを利用可能である。通信装置および補助記憶装置は、オンラインサービス提供装置200に内蔵されてもよいし、オンラインサービス提供装置200に外付けされてもよい。
【0060】
通信装置は、ネットワーク経由で、コンテンツ共有支援装置100または端末400と通信をする。例えば、通信装置は、コンテンツ共有支援装置100からコンテンツおよび/またはリアクションを受信したり、端末400からリアクションを受信したり、コンテンツ共有支援装置100へコンテンツおよび/またはリアクションを送信したり、端末400へコンテンツおよび/またはリアクションを送信したりする。
【0061】
補助記憶装置は、例えば、コンテンツおよび/またはリアクションを蓄積する。補助記憶装置は、例えば、HDD、SSDなどの不揮発性記憶媒体であることが好ましい。補助記憶装置は、オンラインサービス提供装置200にネットワーク経由で接続されたファイルサーバであり得る。
【0062】
次に、
図5を用いてオンラインサービス提供装置200の構成例の説明を続ける。
図5のオンラインサービス提供装置200は、サービス提供部201と、サービスデータ記憶部202と、コンテンツ作成部203と、コンテンツ記憶部204と、取得要求受信部205と、共有可否判定部206と、コンテンツ管理部207と、コンテンツ送信部208と、取得要求受信部209と、コンテンツ送信部210と、コンテンツ受信部211と、リアクション受信部212と、リアクション管理部213と、リアクション記憶部214と、リアクション送信部215と、リアクション送信部216と、リアクション受信部217とを含む。
【0063】
サービス提供部201は、端末400に対してオンラインサービスを提供する。オンラインサービスは、例えばオンラインゲーム、オンラインニュース、コンテンツ共有などであり得る。サービス提供部201は、オンラインサービスの提供に必要なアプリケーション、コンテンツなどをサービスデータ記憶部202から読み出し、端末400へネットワーク経由で送信する。また、サービス提供部201は、端末400から例えばオンラインゲームのプレイデータを受信し、これをサービスデータ記憶部202に保存する。さらに、サービス提供部201は、端末400から例えばオンラインゲームの操作データを受信し、オンラインゲームの進行を制御したりする。サービス提供部201は、前述のプロセッサおよびメモリと、前述の通信装置またはそのインターフェースとの組み合わせであり得る。
【0064】
サービスデータ記憶部202は、オンラインサービス提供装置によって提供されるオンラインサービスに関するデータを保持する。例えば、サービスデータ記憶部202は、オンラインゲームに関する情報を管理するための各種テーブル、具体的には、イベント情報を管理するイベントテーブル、スコア情報を管理するスコアテーブルおよびプレイヤ情報を管理するプレイヤテーブルなどを保持してよい。サービスデータ記憶部202に保持されるデータは、サービス提供部201によって適宜読み書きされる。また、サービスデータ記憶部202に保持されるデータは、コンテンツ作成部203によってコンテンツの自動作成のために参照されることがある。サービスデータ記憶部202は、前述の補助記憶装置であってもよいし、当該補助記憶装置とのインターフェースであってもよい。
【0065】
コンテンツ作成部203は、前述のプロセッサおよびメモリであり得る。コンテンツ作成部203は、サービスデータ記憶部202からオンラインサービスに関するデータを読み出し、これに基づいてコンテンツを作成する。コンテンツ作成部203は、作成したコンテンツをコンテンツ記憶部204に保存する。
【0066】
コンテンツは、例えば、オンラインサービスに関する出来事を題材としたニュース記事であり得る。コンテンツ作成部203は、例えばオンラインゲームに関する情報からニュース記事を生成するように機械学習されたニューラルネットワークを利用してもよい。また、ニュース記事の生成は、サービスデータ記憶部202の更新をトリガに行われてもよいし、定期的に行われてもよい。ニュース記事は、例えば、見出し、記事本文、画像、動画、音声、関連情報にアクセスするためのバナー(リンクであってもよい。以下同様)、などを含み得る。
【0067】
かかるニュース記事が、オンラインサービス提供装置200からコンテンツ共有支援装置100へ送信され、コンテンツ共有支援装置100から端末300へと送信される。これにより、オンラインサービス提供装置200によるオンラインサービスの提供を受けていないユーザが、当該オンラインサービスに関する出来事を知り、興味を持つようになるかもしれない。
【0068】
端末300におけるニュース記事の表示例を
図6および
図7に示す。
図6のニュース記事は、架空のオンラインゲームである「MMORPG NNO」における出来事を報知するニュース記事である。他方、
図7のニュース記事は、現実世界のニュース記事であって、コンテンツ共有支援装置100によって提供される架空のオンラインニュース配信サービスである「NNニュース」を出所とする。
【0069】
図6の例では、画面上部の領域には、ニュースの閲覧数、日付、見出しおよび出所などが表示される。なお、
図7の例では、ニュース記事の出所のオンラインサービスシステムである「NNニュース」は、端末300が現在提供を受けているオンラインサービスと同じであるから表示が省略されているが、表示しても構わない。
【0070】
図6および
図7の例では、画面下部の領域は、本文タブとコメントタブとを切り替えて表示可能である。本文タブ選択時には
図6に例示されるように、画面下部の領域に、記事本文、画像、およびニュース記事の出所のオンラインサービスシステムである「MMORPG NNO」へのバナーが表示される。
【0071】
他方、コメントタブ選択時には
図7に例示されるように、画面下部の領域に、コメントしたユーザのアイコン、コメント本文およびコメントの出所のオンラインサービスシステムである「MMORPG NNO」へのバナーなどが表示される。
【0072】
ニュース記事またはコメントの出所へのバナーは、例えば、オンラインサービス提供装置200によって提供されるオンラインサービスのポータルサイトへのバナーであってもよいし、当該オンラインサービスの提供を受けるために必要なアプリケーションの販売またはダウンロードページへのバナーであってもよいし、当該オンラインサービスへの入会用ページへのバナーであってもよい。
【0073】
かかるバナーがあることで、オンラインサービス提供装置200は、他のオンラインサービス提供装置200(またはコンテンツ共有支援装置100)からオンラインサービスの提供を受けているユーザを、自己のオンラインサービスへ直接的に呼び込むことができる。
【0074】
なお、コンテンツ作成部203によって生成されたニュース記事に対して、人間が必要に応じて追加、修正、削除などを行ってもよい。人間が全てのニュース記事を作成すればコンテンツ作成部203は不要となるが、コンテンツ作成部203があることで、オンラインゲームシステム側でのニュース記事の作成負担を軽減することができる。
【0075】
コンテンツ記憶部204は、コンテンツ作成部203からコンテンツを受け取り、これを格納する。また、コンテンツ記憶部204は、コンテンツ管理部207からコンテンツを受け取り、これを格納する。コンテンツは、コンテンツ共有支援装置100または端末400へ送信するために、コンテンツ管理部207によって読み出されることがある。コンテンツ記憶部204は、前述の補助記憶装置であってもよいし、当該補助記憶装置とのインターフェースであってもよい。
【0076】
取得要求受信部205は、コンテンツ共有支援装置100から、コンテンツおよび/またはリアクションの取得要求をネットワーク経由で受信する。取得要求受信部205は、コンテンツおよび/またはリアクションの取得要求を共有可否判定部206へ送る。取得要求受信部205は、前述の通信装置であってもよいし、当該通信装置とのインターフェースであってもよい。
【0077】
共有可否判定部206は、取得要求受信部205からコンテンツおよび/またはリアクションの取得要求を受け取り、当該取得要求の対象となるコンテンツおよび/またはリアクションの共有可否を判定する。共有可否判定部206は、自動的に、または人間により任意に設定された条件が満足するか否かにより、共有可否の判定を行ってよい。例えば、ユーザが、自己に関するコンテンツ(例えば、自己のゲームプレイに関するニュース記事、投稿動画など)、またはコンテンツに関する自己のリアクションの共有を許容するか拒否するかを任意に設定できるようにしてもよい。共有可否判定部206は、共有可能なコンテンツの取得要求をコンテンツ管理部207へ送り、共有可能なリアクションの取得要求をリアクション管理部213へ送る。前述のプロセッサおよびメモリであってよい。
【0078】
なお、全コンテンツおよびリアクションを共有可とする場合には、共有可否判定部206は不要である。また、共有可能なコンテンツのリアクションを全て共有可とする場合には、共有可否判定部206はコンテンツの共有可否のみを判定すればよい。
【0079】
コンテンツ管理部207は、前述のプロセッサおよびメモリであってよい。コンテンツ管理部207は、共有可否判定部206からコンテンツの取得要求を受けると、当該取得要求の対象となるコンテンツをコンテンツ記憶部204から読み出し、コンテンツ共有支援装置100へ送信するために、コンテンツ送信部208へ送る。
【0080】
かかる動作を行うことで、コンテンツ作成部203によって作成されたコンテンツを、コンテンツ共有支援装置100および/または他のオンラインサービス提供装置200が共有することができる。
【0081】
また、コンテンツ管理部207は、コンテンツ受信部211からコンテンツを受け取り、これをコンテンツ記憶部204に保存する。
【0082】
さらに、コンテンツ管理部207は、取得要求受信部209からコンテンツの取得要求を受け取ると、当該取得要求の対象となるコンテンツをコンテンツ記憶部204から読み出し、これを当該取得要求の送信元である端末400へ送信するためにコンテンツ送信部210へ送る。
【0083】
かかる動作を行うことで、コンテンツ共有支援装置100または他のオンラインサービス提供装置200を出所とするコンテンツを、端末400が共有することができる。なお、この動作は、取得要求の受信とは異なる条件の満足をトリガとして行われてもよい。
【0084】
なお、コンテンツは、コンテンツ作成部203による作成後、直ちに端末400に共有可能となってもよいし、一旦コンテンツ共有支援装置100へ送信され、当該コンテンツ共有支援装置100から各オンラインサービス提供装置200へ送信されてから、端末400に共有可能となってもよい。
【0085】
例えば、端末400には、基本的にサービス提供部201によって提供されるオンラインサービスの画面、例えばゲーム画面が表示され、コンテンツ共有支援装置100または他のオンラインサービス提供装置200を出所とするコンテンツ、例えばニュース記事がゲームの進行に支障のない程度に付加的に表示されてもよい。具体的には、ゲーム内イベントの開始待ちの間にニュース記事が表示されてもよいし、マッチングロビーでニュース記事が表示されてもよいし、端末400のユーザが操作するキャラクタがゲーム内のディスプレイ、掲示板などのオブジェクトに近づいた時にニュース記事が表示されてもよい。このようにニュース記事を表示することで、オンラインゲームのプレイヤにコミュニケーションのネタを提供することができる。また、ニュース記事の出所からすれば、当該ニュース記事の発信効果を高めることができる。
【0086】
端末400におけるゲーム画面およびニュース記事の表示例を
図8に示す。
図8の例では、画面全体が基本的に上述の「MMORPG NNO」のゲーム映像が表示され、その上部の領域にコンテンツ共有支援装置100から取得されたニュース記事が表示される。この領域には、ニュース記事の見出しおよび出所などが表示される。さらに、端末400のユーザが所定の操作を行うことにより、ニュース記事の本文等の詳細が展開表示されてもよい。
【0087】
図8の例では、ニュース記事に対するユーザのコメント「半分にしよう〜♪」、「24時間デモタタカエマス!!」が、端末400の画面に表示されるとともに、オンラインサービス提供装置200からコンテンツ共有支援装置100へ送信され、端末300の画面にも表示される(
図7参照)。
【0088】
さらに、
図8の例では、上記コメント「半分にしよう〜♪」、「24時間デモタタカエマス!!」へのリアクション、すなわち肯定的立場または否定的立場の表明が、当該コメントを共有する端末300および/または端末400から収集され、リアクション管理部213がこれを集計して「+1」、「−1」といったスコアとして反映させる。なお、肯定的立場または否定的立場の表明は、統合されたスコアではなく、独立のスコアとして集計されてもよい。また、数値ではなく、サムズアップまたはサムズダウンなどのシンボルで表示してもよい。かかるリアクションへのリアクションが、システム間で共有されることで、例えば「MMORPG NNO」のユーザと、「NN news」のユーザとがコミュニケーションをすることができるようになる。
【0089】
コンテンツ送信部208は、コンテンツ管理部207からコンテンツを受け取る。コンテンツ送信部208は、コンテンツをコンテンツ共有支援装置100へネットワーク経由で送信する。コンテンツ送信部208は、前述の通信装置であってもよいし、当該通信装置とのインターフェースであってもよい。
【0090】
取得要求受信部209は、端末400からコンテンツおよび/またはリアクションの取得要求をネットワーク経由で受信する。取得要求受信部209は、コンテンツの取得要求をコンテンツ管理部207へ送り、リアクションの取得要求をリアクション管理部213へ送る。取得要求受信部209は、前述の通信装置であってもよいし、当該通信装置とのインターフェースであってもよい。
【0091】
コンテンツ送信部210は、コンテンツ管理部207からコンテンツを受け取る。コンテンツ送信部210は、コンテンツを端末400へネットワーク経由で送信する。コンテンツ送信部210は、前述の通信装置であってもよいし、当該通信装置とのインターフェースであってもよい。
【0092】
コンテンツ受信部211は、コンテンツ共有支援装置100からコンテンツをネットワーク経由で受信し、コンテンツ管理部207へ送る。コンテンツ共有支援装置100は、例えば、オンラインサービス提供装置200の図示されない取得要求送信部によって送信された、コンテンツの取得要求の受信、または何らかの条件が満足したことをトリガとして、コンテンツをオンラインサービス提供装置200へ送信し得る。コンテンツ受信部211は、前述の通信装置であってもよいし、当該通信装置とのインターフェースであってもよい。
【0093】
リアクション受信部212は、コンテンツを送信済みの端末400から当該コンテンツに関するリアクションを受信する。リアクション受信部212は、リアクションをリアクション管理部213へ送る。リアクション受信部212は、前述の通信装置であってもよいし、当該通信装置とのインターフェースであってもよい。
【0094】
リアクション管理部213は、前述のプロセッサおよびメモリであってよい。リアクション管理部213は、リアクション受信部212からリアクションを受け取り、これをリアクション記憶部214に保存する。
【0095】
また、リアクション管理部213は、取得要求受信部209からリアクションの取得要求を受け取ると、当該取得要求の対象となるリアクションをリアクション記憶部214から読み出し、これを当該取得要求の送信元である端末400へ送信するためにリアクション送信部215へ送る。
【0096】
かかる動作を行うことで、コンテンツ共有支援装置100および/または他のオンラインサービス提供装置200に接続する端末300および/または端末400を出所とするリアクションを端末400が共有することができる。なお、この動作は、取得要求の受信とは異なる条件の満足をトリガとして行われてもよい。
【0097】
さらに、リアクション管理部213は、共有可否判定部206からリアクションの取得要求を受け取ると、当該取得要求の対象となるリアクションをリアクション記憶部214から読み出し、コンテンツ共有支援装置100へ送信するために、リアクション送信部216へ送る。
【0098】
かかる動作を行うことで、オンラインサービス提供装置200に接続する端末400を出所とするリアクションを、コンテンツ共有支援装置100および/または他のオンラインサービス提供装置200に接続する端末300および/または端末400が共有することができる。なお、この動作は、取得要求の受信とは異なる条件の満足をトリガとして行われてもよい。
【0099】
リアクション記憶部214は、リアクション管理部213からリアクションを受け取り、これを格納する。リアクションは、コンテンツ共有支援装置100、または端末400へ送信するために、リアクション管理部213によって読み出されることがある。リアクション記憶部214は、前述の補助記憶装置であってもよいし、当該補助記憶装置とのインターフェースであってもよい。
【0100】
リアクション送信部215は、リアクション管理部213からリアクションを受け取る。リアクション送信部215は、リアクションを端末400へネットワーク経由で送信する。リアクション送信部215は、前述の通信装置であってもよいし、当該通信装置とのインターフェースであってもよい。
【0101】
リアクション送信部216は、リアクション管理部213からリアクションを受け取る。リアクション送信部216は、リアクションをコンテンツ共有支援装置100へネットワーク経由で送信する。リアクション送信部216は、前述の通信装置であってもよいし、当該通信装置とのインターフェースであってもよい。
【0102】
リアクション受信部217は、コンテンツ共有支援装置100からリアクションをネットワーク経由で受信し、リアクション管理部213へ送る。コンテンツ共有支援装置100は、例えば、オンラインサービス提供装置200の図示されない取得要求送信部によって送信された、リアクションの取得要求の受信、または何らかの条件が満足したことをトリガとして、リアクションをオンラインサービス提供装置200へ送信し得る。リアクション受信部217は、前述の通信装置であってもよいし、当該通信装置とのインターフェースであってもよい。
【0103】
次に、
図9を用いて、コンテンツ共有支援装置100の動作例を説明する。
まず、取得要求送信部101は、オンラインサービス提供装置200へコンテンツの取得要求を送信する(ステップS121)。ステップS121において送信した取得要求への応答として、コンテンツ受信部102はオンラインサービス提供装置200からコンテンツを受信し、コンテンツ管理部103がこれをコンテンツ記憶部104に保存する(ステップS122)。
【0104】
取得要求受信部106は、端末300から、ステップS122において保存されたコンテンツを対象とする取得要求を受信する(ステップS125)。コンテンツ管理部103は該当のコンテンツをコンテンツ記憶部104から読み出し、コンテンツ送信部107がこれを送信する(ステップS124)。
【0105】
リアクション受信部108はステップS124において送信されたコンテンツに関するリアクションを端末300から受信し、リアクション管理部109がこれをリアクション記憶部110に保存する(ステップS125)。
【0106】
リアクション管理部109はステップS125において保存したリアクションをリアクション記憶部110から読み出し、リアクション送信部112がこれをオンラインサービス提供装置200へ送信する(ステップS216)。
【0107】
なお、
図9は、コンテンツ共有支援装置100がオンラインサービス提供装置200からコンテンツを取得し、当該コンテンツを端末300が共有し、当該コンテンツに関するリアクションを端末300から受信し、当該リアクションをオンラインサービス提供装置200が共有する、という一連の動作を示している。しかしながら、コンテンツ共有支援装置100は、
図9に示されていない種々の動作を行い得る。
【0108】
例えば、コンテンツ送信部105が、ステップS122において保存されたコンテンツを、当該コンテンツの送信元とは異なるオンラインサービス提供装置200へ送信することがある。
【0109】
また、リアクション受信部113が、オンラインサービス提供装置200からリアクションを受信することもある。リアクション記憶部110に保存されたコンテンツは、リアクション送信部111および/またはリアクション送信部112によって、端末300および/または他のオンラインサービス提供装置200へ送信され得る。
【0110】
次に、
図10を用いて、オンラインサービス提供装置200の動作例を説明する。
まず、コンテンツ作成部203はサービスデータ記憶部202に保存されたデータに基づいてコンテンツを作成し、これをコンテンツ記憶部204に保存する(ステップS221)。
【0111】
取得要求受信部205は、コンテンツ共有支援装置100からコンテンツの取得要求を受信する(ステップS222)。共有可否判定部206は、ステップS222において受信された取得要求の対象となるコンテンツの共有可否を判定する(ステップS223)。共有可であれば処理はステップS224へ進み、そうでなければ処理は終了する。
【0112】
ステップS224において、コンテンツ管理部207はステップS222において受信された取得要求の対象となるコンテンツをコンテンツ記憶部204から読み出し、コンテンツ送信部208がこれをコンテンツ共有支援装置100へ送信する(ステップS224)。
【0113】
リアクション受信部217はステップS224において送信されたコンテンツに関するリアクションをコンテンツ共有支援装置100から受信し、リアクション管理部213がこれをリアクション記憶部214に保存する(ステップS225)。このリアクションの出所は、コンテンツ共有支援装置100に接続する端末300または他のオンラインサービス提供装置200に接続する端末400である。
【0114】
取得要求受信部209は、リアクションの取得要求を端末400から受信する(ステップS226)。リアクション管理部213はステップS226において受信した取得要求の対象となるリアクションをリアクション記憶部214から読み出し、リアクション送信部215がこれを送信する(ステップS227)。
【0115】
なお、
図10は、オンラインサービス提供装置200が自ら作成したコンテンツを共有のためにコンテンツ共有支援装置100へ送信し、当該コンテンツ共有支援装置100から当該コンテンツに関するリアクションを受信し、当該コンテンツに関するリアクションを端末400が共有する、という一連の動作を示している。しかしながら、オンラインサービス提供装置200は、
図10に示されていない種々の動作を行い得る。
【0116】
例えば、コンテンツ送信部210は、ステップS226からステップS227と並行して、またはこれらよりも前に、コンテンツ記憶部204に保存されたコンテンツを端末400へ送信する。また、コンテンツ受信部211が、コンテンツ共有支援装置100からコンテンツを受信することもある。さらに、リアクション受信部212が、端末400からリアクションを受信することもある。リアクション記憶部214に保存されたリアクションは、リアクション送信部215および/またはリアクション送信部216によって、端末400および/またはコンテンツ共有支援装置100へ送信され得る。
【0117】
以上説明したように、実施形態に係るコンテンツ共有支援装置は、オンラインサービス提供装置からコンテンツを受信し、当該コンテンツを自己に接続する端末へ送信して当該コンテンツに関するリアクションを受信し、当該リアクションを当該オンラインサービス提供装置へ送信する。故に、このコンテンツ共有支援装置によれば、オンラインサービス提供装置を出所とするコンテンツを、自己に接続する端末が共有し、さらに当該端末からの当該コンテンツに関するリアクションを、当該オンラインサービス提供装置に接続する端末が共有することができる。
【0118】
また、このコンテンツ共有支援装置は、オンラインサービス提供装置から受信したコンテンツを他のオンラインサービス提供装置へ送信してもよい。さらに、このコンテンツ共有支援装置は、異なるオンラインサービス提供装置間で同一のコンテンツに関するリアクションを中継してもよい。故に、このコンテンツ共有支援装置によれば、オンラインサービス提供装置を出所とするコンテンツを、他のオンラインサービス提供装置に接続する端末が共有し、さらに両者のコンテンツ共有支援装置に接続する端末が当該コンテンツに関するリアクションを互いに共有することができる。
【0119】
上述の実施形態は、本発明の概念の理解を助けるための具体例を示しているに過ぎず、本発明の範囲を限定することを意図されていない。実施形態は、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、様々な構成要素の付加、削除または転換をすることができる。
【0120】
上記各実施形態において説明された種々の機能部は、回路を用いることで実現されてもよい。回路は、特定の機能を実現する専用回路であってもよいし、プロセッサのような汎用回路であってもよい。
【0121】
上記各実施形態の処理の少なくとも一部は、汎用のコンピュータを基本ハードウェアとして用いることでも実現可能である。上記処理を実現するプログラムは、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に格納して提供されてもよい。プログラムは、インストール可能な形式のファイルまたは実行可能な形式のファイルとして記録媒体に記憶される。記録媒体としては、磁気ディスク、光ディスク(CD−ROM、CD−R、DVD等)、光磁気ディスク(MO等)、半導体メモリなどである。記録媒体は、プログラムを記憶でき、かつ、コンピュータが読み取り可能であれば、何れであってもよい。また、上記処理を実現するプログラムを、インターネットなどのネットワークに接続されたコンピュータ(サーバ)上に格納し、ネットワーク経由でコンピュータ(クライアント)にダウンロードさせてもよい。
【解決手段】本発明の第1の態様によれば、コンテンツ共有支援装置は、コンテンツ受信部と、コンテンツ送信部と、第1のリアクション受信部と、第1のリアクション送信部とを含む。コンテンツ受信部は、オンラインサービス提供装置からコンテンツを受信する。コンテンツ送信部は、コンテンツ共有支援装置と接続する第1の端末へコンテンツを送信する。第1のリアクション受信部は、第1の端末からコンテンツに関する第1のリアクションを受信する。第1のリアクション送信部は、第1のリアクションをオンラインサービス提供装置へ送信する。