(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記容器栓には貫通ホールが形成されるが、前記ハウジング収容部は、前記ハウジングが収容された状態で前記貫通ホールに挟みこみ方式で挿入されて、前記ハウジングの外周面には前記ハウジング収容部との密着のための一つ以上の突出部が形成されることを特徴とする請求項2または3に記載の化粧品容器。
前記棒挿入桶の先端部には前記本体部に存在する液状材料を前記空間部に流入させるための少なくとも一つの第1貫通ホールが形成されることを特徴とする請求項5に記載の化粧品容器。
前記棒挿入桶の先端部の立ち上がり部分と前記第1貫通ホールが形成された中間部分の外側は、前記本体部の先端部内側と離隔されるように形成されて、前記棒挿入桶の先端部の端部分の外側は、前記本体部の先端部の内側と密着されるように形成されることを特徴とする請求項6に記載の化粧品容器。
前記棒挿入桶の先端部の立ち上がり部分に挿入固定されて、前記ブラシ支持片の前記第1及び第2方向への移動を案内する案内ホール及び前記案内ホールから前記第2方向へ延長形成されて、前記案内ホールの内径より大きい内径を有する収容ホールを含む案内部材をさらに含むことを特徴とする請求項5に記載の化粧品容器。
【発明を実施するための形態】
【0031】
本発明は、多様な変更を加えることができ、かつさまざまな実施例を有することができるところ、特定実施例等を図面に例示して発明の詳細な説明について詳細に説明する。しかし、これは本発明を特定の実施形態に対して限定しようとするものではなく、本発明の思想及び技術の範囲に含まれるすべての変更、均等物ないし代替物を含むものと理解しなければならない。また、各図面を説明しながら類似した参照符号を類似した構成要素に対して付けてある。
【0032】
本発明の容器はマニキュア、リップグロス、修正液などのように比較的粘度の高い液状材料を使っているすべての容器に適用可能である。
【0033】
以下では、容器100に注入される液状の材料はマニキュア液とし、容器はマニキュア容器であることに仮定して説明するが、本発明がこれに限定されるものではない。
【0034】
以下、本発明による実施例を添付された図面を参照して詳細に説明する。
【0035】
図1は、本発明の一実施例による化粧品容器の斜視図である。本発明の一実施例による化粧品容器100は、大きく分けてマニキュア液など、液状の材料が貯蔵された胴体部150、前記胴体部150の一側に備えられたキャップ190、前記胴体部150の他側に備えられた圧入手段140、及び前記圧入手段140の動作によって移動するブラシの通路を提供する棒挿入桶110を含む。
【0036】
胴体部150は、内部のマニキュアが見える透明材質または半透明材質で形成されることができ、硝子または合成樹脂素材等いずれも使用可能である。
【0037】
キャップ190は、
図1から分かるように、底面が平たく形成されているので保管時にキャップ190が下側を向けるように立てておくことができる。
【0038】
図2は、本発明の一実施例による化粧品容器の分解斜視図である。
図2を参照すれば、本発明の一実施例による化粧品容器100は、内部が貫通形成されて内部に液状の材料を保管する胴体部150と、前記胴体部150の内部に挿入された後に胴体部150に貯蔵されたマニキュア液が流入される少なくとも一つ以上の液流入ホール1161が形成された棒挿入桶110を備える。
【0039】
また、本発明の一実施例に係わる化粧品容器100は、前記棒挿入桶110の内部に挿入される圧入手段140を含む。前記圧入手段140は、ハウジング141、前記ハウジング141に結合されるプッシ部材143、前記プッシ部材143の内部に挿入されて前記ハウジング141の先端に突き出される押棒145を含む。
【0040】
また、本発明の一実施例に係わる化粧品容器100は、ブラシ129を含むブラシ支持手段120を提供する。前記ブラシ支持手段120は、前記圧入手段140のハウジング141を収容するハウジング収容部121、前記押棒145が挿入されるように前記ハウジング収容部121から延長形成されて前記押棒145の往復移動に応じて伸縮可能に形成される伸縮部123、前記伸縮部123から延長形成される連結部125、前記連結部125に一部が挿入されて先端にブラシが取り付けられたブラシ支持片127を含む。
【0041】
また、本発明の一実施例では、前記ブラシ支持片127を弾性的に復元または移動可能にする弾性部材180を含む。前記弾性部材180は、前記棒挿入桶110に収容され、前記ブラシ支持片127の外周面に位置して胴体部150外部の第1方向D1へ移動されたブラシ支持片127を、第1方向D1に反対の第2方向D2に弾性的に復元させることができる。
【0042】
また、本発明の一実施例では、前記胴体部150の先端部152に結合されるキャップ190と、前記胴体部150の後段部156に結合される容器栓170がさらに含まれることができる。
【0043】
前記容器栓170は、内部に貫通ホール1701が形成され、前記胴体部150の後段部156に結合される。また、前記胴体部150の後段部156には、雄ねじ1561が形成されて容器栓170の貫通ホール1701の周辺に形成された雌ねじ1703に結合されることができる。
【0044】
また、前記棒挿入桶110先端部112内部の空間にはブラシ129が収容されて位置し、前記棒挿入桶110の後段部114は、前記容器栓170から突き出された貫通ホール1701の外部を収容して結合されることができる。
【0045】
また、前記ブラシ支持手段120のハウジング収容部121は、圧入手段140のハウジング141を外接して収容した状態で、前記容器栓170の貫通ホール1701に挿入されて結合される。この時、結合方式は挟みこみ方式を利用することができる。
【0046】
また、ハウジング141の外周面には、前記ハウジング収容部121との堅固な密着のために一つ以上の突出部1413などをさらに形成することができる。ここで、突出部1413は、ねじ線の形態で形成されることができる。
【0047】
本発明の一実施例に係わる化粧品容器100の結合構造は、ブラシ支持手段120のハウジング収容部121が、圧入手段140のハウジング141を収容したまま容器栓170に挟み込み方式で固定され、このような容器栓170に棒挿入桶110の後段部114が結合し、容器栓170に再び胴体部150の後段部156が固定されることで、化粧品容器100の全体的な骨格を形成することができる。
【0048】
また、胴体部150の本体154は、ユーザーが手で取る部分であり、胴体部150の先端部152及び後段部156より大きい直径を有するように形成することが好ましい。また、容器栓170と結合するようになる胴体部150の後段部156は、先端部152より大きい直径を有することで、構造的な剛性が確保できるようにする。
【0049】
図3A、B及び
図4は、本発明の一実施例による化粧品容器の断面図である。この時、
図3はブラシが容器の内部に収容された場合の断面図であり、
図4は、ブラシが容器の外部に突き出された場合の断面図である。
【0050】
以下では、本発明の一実施例に係わる化粧品容器100の動作についてさらに詳しく説明する。
【0051】
圧入手段140は、ユーザーの外力をブラシ支持手段120に伝達する装置であり、ハウジング141、プッシ部材143及び押棒145を含む。
【0052】
前記押棒145は、前記ブラシ支持手段120に収容された状態で第1方向D1で加えられる外力によって移動し、ブラシ支持手段120のブラシ支持片127を第1方向D1に押して移動させる。
【0053】
プッシ部材143は、少なくとも一部がハウジング141に収容された状態で第1方向D1及び第2方向D2へ移動し、一端1433は、押棒145と結合可能に形成され、他端1431には、ユーザーの外力が作用する。
【0054】
より詳細には、押棒145は前記プッシ部材143の一端1433と結合可能に形成される後段部1451、ブラシ支持手段120のブラシ支持片127と接触する先端部1455及びハウジング141を貫通して移動する中端部1453に区分することができる。
【0055】
押棒145の後段部1451は、プッシ部材143の一端1433の内部に形成されたねじ線1433Aとねじ結合方式に従って結合可能である。すなわち、解れ位置で押棒145の後段部1451とプッシ部材143の一端1433は分離し、ロック位置で押棒145の後段部1451とプッシ部材143の一端1433は結合されることができる。
【0056】
上記のような構造によってプッシ部材143は解れ位置及びロック位置の中でロック位置でのみ押棒145を第1方向D1に押して移動させることができる。
【0057】
すなわち、本発明の一実施例による押棒145とプッシ部材143は、必要に応じて一体に結合され、第1方向D1で加えられる外力がブラシ129を支持するブラシ支持片127まで伝達されるようにし、必要に応じて分離して第1方向D1に加えられる外力がブラシ支持片127まで伝達されないようにする。ここで、前者はユーザーがマニキュアを使う時の状況に見ることができ、後者は使用後保管する時の状況に見ることができる。
【0058】
一例として、ユーザーがマニキュアを使う時にはプッシ部材143を反時計周りの方向へ回してプッシ部材143と押棒145とを結合させた後、プッシ部材143を第1方向D1に押すことでマニキュア液に含浸されていたブラシ129を、胴体部150の外へ取り出して作業することができ、マニキュアを長期間保管する時にはプッシ部材143を時計方向回りに回してプッシ部材143と押棒145とを分離させることで、所望しない外力によってプッシ部材143が押される場合が発生するにしてもブラシ129が胴体部150の外に引き出されないようにすることができる。すなわち、プッシ部材143を
図4のように押しておいてもブラシ129は外に引き出されることはない。
【0059】
一方、ユーザーがプッシ部材143を反時計回りの方向へ回してプッシ部材143の一端142と押棒145の後段部1451とを結合できるように、プッシ部材143を回転させる時押棒145が一緒に回らないようにプッシ棒をして固定させる必要がある。このために、押棒145の中端部1453は、先端部1455や後段部1451とは異なる断面形状を有することができる。
【0060】
一例として、押棒145の先端部1455と後段部1451は、断面形状が原型でありえるし、中端部1453は、断面の形状が多角形または楕円形状でありえる。
【0061】
また、押棒145の中端部が通過するハウジング141の先端部に形成された溝1415の断面形状をも多角形または楕円形状でありえる。
【0062】
前述したように、押棒145の中端部1453は、ハウジング141の一側を貫通して移動する構成要素であり、ハウジング141は、ブラシ支持手段120のハウジング収容部121とともに容器栓170に固定されているので、押棒145の中端部1453の断面形状を多角形または楕円形状で構成することで押棒145と連結されたプッシ部材143を回転させても、押棒145がプッシ部材143とともに回転することなく、押棒145の後段部1451がプッシ部材143の一端1433に形成されたねじ線1433Aにねじ結合方式に従って結合されることができるようにする。
【0063】
上記において、プッシ部材143が反時計回り方向へ回るとき押棒145と結合されることを説明したが、時計回り方向へ回る時、プッシ部材143が押棒145と結合されるようにねじ線1443Aを形成することができることは勿論である。
【0064】
本発明の一実施例によれば、押棒145の中端部1453は、一領域から突き出された突出領域1454を含み、突出領域1454の外側面及び溝1415の内側面は、前記溝1415に挿入される方向へテーパー形状を有する。
【0065】
図3A及びBは、押棒145とハウジング収容部121の一部を拡大した図面である。
【0066】
図3Aを参照すれば、テーパー形状を有する突出領域1454は、溝1415に挟み込みの形態で挿入される。一度挿入された突出領域1454は、突出領域1454の後段部が
図3Bのように溝1415の先端部にひっかかるようになるので押、棒145がハウジング収容部121から第2方向D2へ逆に離脱することを防止する。
【0067】
本発明の実施例では、テーパー形状を一例として提示したが、逆に離脱することを防止する多様な方法が利用可能であることは勿論である。
【0068】
また、本発明の一実施例によれば、押棒145の移動に応じてブラシ支持手段120の伸縮部123は、ハウジング収容部121が容器栓170に固定された状態で第1方向D1及び第2方向D2へ伸縮可能に形成されうる。このために、伸縮部123は、柔軟性のある材質で形成されることができる。
【0069】
図2において、伸縮部123はしわ形態の模様を有することものに仮定するが、伸縮動作のための多様な構造が適用されうる。
【0070】
押棒145は、ハウジング収容部121及び伸縮部123に収容されたまま、棒挿入桶110を出入りするので、マニキュア液に直接露出しなくなる。もし、
図3及び
図4においてハウジング収容部121及び伸縮部123の構成なしに押棒145が棒挿入桶110を出入りすると、ブラシ129が胴体部150の外部に突き出される時に、押棒145にマニキュア液がつくことになる。
【0071】
前記ブラシ129が胴体部150の内部に再び収容される場合、押棒145はハウジング141の内部へ移動される。この時、押棒145の中端部1453についたマニキュア液は、空気に露出して硬化されうる。この場合、押棒145の中端部1453は、ハウジング141の先端部に形成された溝1451を円滑へ移動することができないような問題が発生しえる。
【0072】
すなわち、伸縮部123は、押棒145の第1方向D1及び第2方向D2への移動に応じて伸縮しながら押棒145がマニキュア液に直接露出することを防止することで、押棒145が円滑へ移動できるようにする。
【0073】
また、本発明の一実施例によれば、化粧品容器100は外部空気との接触によって易しく固まるメニティユオ液を保護できるように密閉構造を提供する。
【0074】
すなわち、
図2ないし
図4に示されたように、ハウジング収容部121は、ハウジング141と容器栓170との間に挟みこみ方式で固定することができ、ハウジング収容部121がハウジング141と容器栓170との間に固定された状態でブラシ支持手段120は第1及び第2方向へ伸縮することができる。密閉のために、ハウジング141の外径は、ハウジング収容部121の内径に相応し、容器栓170の内径はハウジング収容部121の外径と相応することが好ましい。
【0075】
一方、本発明の一実施例によれば、弾性部材180は、棒挿入桶110に収容されてブラシ支持片127の少なくとも一部の外周面に沿って置かれて、第1方向D1へ移動されたブラシ支持片127を第2方向D2に復元させる。これによって、プッシ部材143の他端1431に加えられる第1方向D1への外力が除去される場合、ブラシ支持片127は、第2方向D2へ移動することができ、棒挿入桶110を抜け出たブラシ129をもともに第2方向D2へ移動し、再び棒挿入桶110の先端部112内の空間部へ入って来ることができる。
【0076】
この際、以下に説明するように、棒挿入桶110の先端部112内の空間部には、マニキュア液が存在するので、ブラシ129はマニキュア液に含浸されることになり、ユーザーはプッシ部材143を再び押してブラシについたマニキュア液を所望の位置に塗ることができる。
【0077】
また、本発明の一実施例によれば、弾性部材180の固定のために、ブラシ支持手段120のブラシ支持片127と伸縮部123との間にリング型部材128が挿入固定されることができ、リング型部材128の反対側で弾性部材を固定するために以下に説明される案内部材118が活用されうる。すなわち、弾性部材180の一端は、案内部材118に固定され、他端はリング型部材128に固定されうる。
【0078】
また、本発明の一実施例によれば、棒挿入桶110に形成された液流入ホール1161は、胴体部150の本体154の内部に存在するマニキュア液を棒挿入桶110の中間領域116の内部に流入させるか、または中間領域116の内部に存在するマニキュア液を本体154の内部に流出させる通路を形成する。
【0079】
前述したように、棒挿入桶110にはブラシ支持手段120及び弾性部材180が収容され、プッシ部材143及び押棒145によって伸縮部123は棒挿入桶110内から第1方向D1へ延びたり、弾性部材180によって棒挿入桶110内から第2方向D2へ縮まる。
【0080】
この際、伸縮部123の伸縮動作によって棒挿入桶110内には圧力が高くなることがあるが、本発明の一実施例によれば、棒挿入桶110に形成される多数の液流入ホール1161を通じてマニキュア液が棒挿入桶110の内外に疎通されることで、容器100内で全体的な圧力は一定に維持することができる。
【0081】
また、ユーザーがプッシ部材143を押して伸縮部123を伸縮させる度に容器100内のマニキュア液が均等にまじることで、マニキュア液の硬化現象もまた予防することができる。
【0082】
再び
図2を参照すれば、マニキュア使用の時ユーザーのより便利な作業のために、本発明の一実施例によるプッシ部材143の他端1431には、第1方向D1を横切る方向へ摺動移動可能に形成される引っかかり部材147が結合されうる。
【0083】
プッシ部材143が第1方向D1へ摺動移動が完了した位置、すなわち、ユーザーがマニキュアを使う時の位置で、引っかかり部材147は第1方向D1を横切る方向へ摺動移動することができ、これによって、引っかかり部材147の一端はが容器栓170の縁にかかってプッシ部材143の第2方向D2への移動が抑制されることができる。
【0084】
これによって、ユーザーは、マニキュアを使うためにプッシ部材143を引き続けて押す必要がなく、引っかかり部材147を利用してプッシ部材143を固定させた後、楽に作業することができる。
【0085】
逆に、ブラシ129に再びマニキュア液をつけるためにユーザーは引っかかり部材147を元々の位置に戻しておくことができ、この場合、前述した弾性部材180によってブラシ支持片127は、第2方向D2へ復元され、再びブラシ129は棒挿入桶110の先端部112の内部の空間部に入り込み、マニキュア液に含浸されることができる。
【0086】
図5は、本発明の一実施例によって、ブラシ129が下に向ける時、化粧品容器100内のマニキュア液10の流れ(矢印)を模式的に示した図面である。
【0087】
図5を参照すれば、棒挿入桶110の先端部112には、胴体部150に存在するマニキュア液を棒挿入桶110の先端部112の内部の空間部に流入させるための少なくとも一つの第1貫通ホール1121が形成されうる。
【0088】
一例として、二つの第1貫通ホール1121が互いに見合わせる位置に形成されうる。そして、棒挿入桶110の先端部112の立ち上がり部分と第1貫通ホール1121の形成された中間部分周辺の外側は、胴体部150の先端部152の内側と離隔されるように形成され、棒挿入桶110先端部112の端部分1123の外側は、胴体部150の先端部152の内側と密着されるように形成されうる。
【0089】
すなわち、ユーザーがマニキュアを使うためにブラシ129が下に向けるように容器100を取った場合、本体154の内部に存在するマニキュア液10は、棒挿入桶110の先端部112の外周面と胴体部150の先端部152との間の離隔された隙間に流れこみ、第1貫通ホール1121に流入されうる。また、棒挿入桶110先端部112の端部分1123の外側は、胴体部150の先端部152の内側と密着されるように形成されることで、マニキュア液が容器から漏れないようにする。
【0090】
つまり、本体154に存在するマニキュア液をブラシ129が位置する棒挿入桶110先端部112の内部の空間部に流入させるために、先端部112の直径を長さ方向に沿って互いに異にすることで、棒挿入桶110の先端部112と胴体部150と先端部152との間に間隔を形成することも可能である。
【0091】
図6は、本発明の他の実施例による棒挿入桶110の先端部112に対する拡大図を示した図面である。
【0092】
図6を参照すれば、棒挿入桶110の先端部112の外周面に第2方向D2へ延びる溝1125を形成することで、棒挿入桶110の先端部112と胴体部150の先端部152との間に間隔を形成することも可能である。この場合にも、胴体部150の本体154の内部に存在するマニキュア液は、重力によって溝1125に沿って流れこみ、第1貫通ホール1121に流入されうる。
【0093】
この際、本発明の一実施例による溝1125は、第2方向D2へ延びるが、その途中に第1方向D1へ延びる折り曲げ部1127を通じて第2方向D2へ延びることができる。すなわち、溝1125は、第1貫通ホール1121から第2方向D2へ延長されされながら折り曲げされて第1方向D1へ延び、再び折り曲げされて第2方向D2へ延びるような方式で形成されうる。
【0094】
これはユーザーがマニキュア容器を使っている途中でブラシ129が上に向けるように覆す場合、折り曲げ部1127にマニキュア液を残存させることで、本体154の内部のマニキュア液が外部空気と直接的に接触することを防止する。
【0095】
また、ユーザーがブラシ129が下に向けるように急に覆す場合、折り曲げ部1127に残存しているマニキュア液を通じて本体154の内部から第1貫通ホール1121に新たに流入されるマニキュア液に緩衝作用をすることで、マニキュア液が急に零れ落ちることを防止することができる。
【0096】
図7は、本発明の一実施例によって、棒挿入桶110の先端部112にマニキュア液が流入される過程を示した図面である。
【0097】
まず、
図7Aを参照すれば、ブラシ支持手段120のブラシ支持片127は、案内部材118に挿入された状態で第1方向及び第2方向へ移動可能である。この際、案内部材118は、棒挿入桶110の先端部112と中間領域116との間に固定された状態でブラシ支持片127の摺動移動を案内することができる。ブラシ支持片127の移動は、押棒145とプッシ部材143の動作によって可能になるということは前に説明したとおりである。
【0098】
案内部材118によってブラシ支持片127の摺動移動が案内されうるように、案内部材118には案内ホール1181が形成される。また、案内部材118には案内ホール1181から第2方向D2へ延び、案内ホール1181の内径より大きい内径を有することでマニキュア液10を収容する収容ホール1183が形成されることができる。
【0099】
また、ブラシ支持片127には、ブラシ支持片127の一領域から突き出された拡径部1271が形成されうる。より詳細には、
図7B及び7Cに示されたように、拡径部1271はブラシ支持片127の第1方向D1への移動に応じてともに移動して案内部材118の収容ホール1183に存在しているマニキュア液10が棒挿入桶110の先端部112内の空間部に流入されるようにする。
【0100】
このために、拡径部1271の外径は、案内部材118に形成される収容ホール1183の内径と相応することが好ましい。すなわち、拡径部1271は、収容ホール1183に密着された状態で収容ホール1183に存在するマニキュア液を第1方向D1へ押して先端部112に流入させる。
【0101】
そして、拡径部1271の収容ホール1183への進入時点から収容ホール1183の内部に存在するマニキュア液10が先端部112に流入されうるように、ブラシ支持片127上には拡径部1271の下側領域には、外径が縮小された狭径部1273が形成される。
【0102】
狭径部1273は、ブラシ支持片127の外径を小さくして形成するか、またはブラシ支持片127に溝を掘って形成することができる。狭径部1273の外径は案内部材118に形成される案内ホール1181の内径よりも小さく形成される。
【0103】
ブラシ支持片127上に狭径部1273が形成される所定の区間は、
図7Bに示されたように、拡径部1271が収容ホール1183に進入する場合、狭径部1123が案内ホール1181を脱することができるようにする区間に形成されることが好ましい。
【0104】
すなわち、拡径部1271が収容ホール1183に進入する時、狭径部1273をも棒挿入桶110の先端部112の内部に進入する。この際、収容ホール1183内に存在する拡径部1271によって第1方向D1へ移動して狭径部1273の外周面に沿ってマニキュア液10が棒挿入桶110の先端部112内の空間部に流入されることができる。
【0105】
このような構造によって、ユーザーがマニキュア作業のためにプッシ部材143を押す時、棒挿入桶110の中間領域116に存在しているマニキュア液は、安定に先端部112内の空間部に充填されることができ、作業後マニキュア液が拭かれたブラシ129は、再び先端部112内の空間部へ後退して充填されたマニキュア液に含浸されうる。
【0106】
また、ユーザーがマニキュア作業のためにプッシ部材143を押した時、ブラシ129についたマニキュア液が少ない場合、もう一度プッシ部材143を押すことができ、この時前述したように拡径部1271及び狭径部1273は、収容ホール1183に存在するマニキュア液を先端部112へ追加して流入させることで、ブラシ129に充分なマニキュア液が含浸されうるようにする。
【0107】
一方、胴体部150の先端部152にはキャップ190が結合されることで、ブラシ129がマニキュア液に含浸される位置である棒挿入桶110の先端部112を外部の空気から遮断する。
【0108】
図8は、本発明の他の実施例による化粧品容器を示した斜視図、
図9は、
図8の化粧品容器の分解斜視図である。また、
図10は、
図8のプッシ部材の断面図である。
【0109】
図8ないし
図10に示された構成の中で前述した
図1ないし
図7で説明した化粧品容器と同一の構成は同一の図面符号をつけており、それについての説明は略する。
【0110】
図8を参照すれば、
図8Aは、圧入手段240が突き出された場合の化粧品容器を示した図面であり、
図8Bは圧入手段240が容器胴体部250に収容された場合を示した図面である。説明の便宜のために圧入手段240の一部領域の断面図をともに示した。
【0111】
図8を参照すれば、前記圧入手段243は、圧入手段243の他端2431から突出形成される突出部2432をさらに含むことができる。そして前記突出部2432と前記圧入手段243の他端2431との間には爪などを利用して圧入手段を容易く引き出すための環形の溝部2435が形成されることができる。
【0112】
前記突出部2432は、
図8Bから分かるように圧入手段240が本体部250に収容される場合にも本体部250の外部に突き出されている。したがって、ユーザーは化粧品容器の使用時に突出部2432と前記突出部2432と圧入手段243の他端2431との間に形成された環形の溝部を利用して圧入手段243を化粧品容器の本体部250の外部へ容易く引き出すことができる。
【0113】
図9を参照すれば、本発明のまた他の実施例による化粧品容器200は、内部が貫通形成された本体部250、前記本体部250の後方から内部に挿入される棒挿入桶210、前記棒挿入桶210の内部に挿入される圧入手段240、前記棒挿入桶210の内部に位置するブラシ支持手段220、前記ブラシ支持手段220を弾性的に移動可能にする弾性部材180、及び本体部の一側をカバーするキャップ190を含む。
【0114】
前記棒挿入桶210は、前記本体部250の後方から内部に挿入されて、本体部250に盛られる液状の材料が流入される少なくとも一つ以上の液流入ホール2161が形成されて、後段214には容器栓218が形成される。
【0115】
また、前記圧入手段240は、前記棒挿入桶210の内部に挿入されて、ハウジング141、ハウジング141に挿入されるプッシ部材243とプッシ部材243の貫通ホール2431Aに挿入されてハウジング141の先端に突き出される押棒145を含む。
【0116】
より詳細には、押棒145は、前記プッシ部材243の一端2433と結合可能に形成される後段部1451、ブラシ支持手段220のブラシ支持片227と接触する先端部1455及びハウジング141を貫通して移動する中端部1453に区分することができる。
【0117】
押棒145の後段部1451は、
図10のプッシ部材243の断面図に示されたプッシ部材243の一端2433の内部に形成されたねじ線2433Aとねじ結合方式により結合可能である。すなわち、解れ位置で押棒145の後段部1451とプッシ部材243の一端2433は分離し、ロック位置で押棒145の後段部1451とプッシ部材243の一端2433とは結合されうる。
【0118】
以上のような構造によってプッシ部材243は、解れ位置及びロック位置のうち、ロック位置でのみ押棒145を第1方向D1へ押して移動させることができる。また、前記ブラシ支持手段220は、前記ハウジング141を収容するハウジング収容部221、押棒145が挿入されるようにハウジング収容部221から延長形成され、押棒145の往復移動に応じて伸縮可能に形成される伸縮部223、伸縮部223から延長形成される連結部225、前記連結部225に一部が挿入されるブラシ支持片227を含む。前記ブラシ支持片227の先端にはブラシ229が備えられる。
【0119】
また、前記弾性部材180は、前記棒挿入桶210に収容されて、ブラシ支持片227の少なくとも一部の外周面に沿って置かれ、本体部250外部の第1方向D1へ移動されたブラシ支持片227を第1方向D10に反対の第2方向D2へ復元させることができる。また、前記キャップ190は、本体部250の先端部252に結合可能である。
【0120】
以下では前記各構成要素の動作を含んでより詳しく説明する。まず、前記棒挿入桶210は、本体部250の後方から内部に挿入されて、容器栓218の外周面に形成された第1締結部2181と前記本体部250の後段256の内部に形成された第2締結部2561とが互いに締結されうる。
【0121】
棒挿入桶210の先端部212内部の一領域にはブラシ229が収容されて位置される。また、ブラシ支持手段220のハウジング収容部221は、圧入手段240のハウジング141を収容した状態で容器栓218に形成された貫通ホール2183に挟みこみ方式で挿入される。この時、ハウジング141の外周面にはハウジング収容部221との密着のためのねじ線形態の突出部1413が形成されうる。
【0122】
全体的に見れば、本発明のまた他の実施例による化粧品容器200は、棒挿入桶210を基準よして他の構成要素らが結合した構造で、前に説明したように、ブラシ支持手段220のハウジング収容部221がハウジング141を収容したまま棒挿入桶210後段部214に形成された容器栓218の貫通ホール2183に挟み込み方式によって固定され、容器栓218に再び容器250の後段部256が固定されることで、化粧品容器100の全体的な骨格を形成する。
【0123】
この時、容器栓281に形成された貫通ホール2183は、ハウジング収容部221の挟み込みによって密閉されるので、容器栓281の外周面に形成された第1締結部2181と容器250後段256の内部に形成された第2締結部2561が互いに締結される時、容器250内部の圧力増加によって結合が難しい場合がある。
【0124】
したがって、本発明のまた他の実施例によれば、第1締結部2181には棒挿入桶210の長さ方向に沿って空気通路の役目をする溝2185が形成されうる。これによって、マニキュア液が注入されている容器250に棒挿入桶210を挿入して結合する場合、内部空気が溝2185に沿って抜け出ることができるので、容器250と棒挿入桶210との結合を容易く遂行することができる。
【0125】
本体部250が硝子等を利用して形成される場合、通常的にねじ線等の締結部の間で空気の通路が確保されうるので、前記のような別途の溝2185構造を形成する必要性が大きくない。しかし、本体部250がプラスチック等の材質からなる場合には、溝形状でなる空気通路の存在が必要である。
【0126】
このような空気通路の形態はさまざまな方案により提供されうる。一例として、
図11は棒挿入桶先端部の断面図を示したもので、図面に示されたように、第1締結部2181の内側に垂直水平方向へ貫通された貫通ホール2187を形成して内部の空気が貫通ホール2187に沿って抜け出るようにすることも可能である。
【0127】
図12は、本発明のまた他の実施例による化粧品容器の先端部の一部の断面を示した図面である。
【0128】
図12を参照すれば、棒挿入桶210の先端部212の外側は、本体部250の先端部252の内側に密着されるように構成されうる。したがって、棒挿入桶210の先端部の外側と本体部250の先端部252の内側の間では、マニキュア液が漏水されない。この際、棒挿入桶210の先端部212の内側に流入されるマニキュア液は、
図7で説明した原理と同様に流入されうる。
【0129】
すなわち、ブラシ支持片227は、ブラシ支持片227の一領域から突き出された拡径部2271及び拡径部2271の下側領域には外径が縮小された狭径部2273を含む。
【0130】
拡径部2271の外径は、収容ホール2191の内径に相応して、狭径部2273の外径は、案内ホール2191の内径より小さく形成される。また、案内ホール2191を貫通するブラシ支持片227の外径は、案内ホール2191の内径の大きさに対応されるように形成される。
【0131】
ブラシ支持片227が第1方向へ移動することによって拡径部2271及び狭径部2273は案内部材に進入し、拡径部2271が収容ホール2193に進入を始めた直後から狭径部2273は、案内ホール2191を脱し始める。
【0132】
この際、収容ホール2193内に存在する液状材料は、拡径部2271によって第1方向D1へ移動して狭径部2273の外周面に沿って棒挿入桶210先端部212内面の空間部2121に流入される。
【0133】
ブラシ支持片227の外径が案内ホール2191の内径の大きさに対応するように形成されるので、ブラシ支持片227の外径が案内ホール2191を貫通する時には、収容ホール2191に存在するマニキュア液が案内部材219を通じて空間部2121に流れるのこと遮断される。狭径部2273が案内ホール2191を通過する時点のみに収容ホール2191内のマニキュア液が空間部2121に流入されるようになる。したがって、収容ホール2191の大きさを調節して空間部2121に流入されるマニキュア液の量を調節することができる。
【0134】
また、ブラシ支持片227に形成される拡径部2271の断面形状は、
図7における拡径部1171の断面形状である矢印模様ではない四角形状でありえる。すなわち、拡径部2271の断面形状は多様な形状で形成されることができる。また、案内部材219の先端部の内側形状は、拡径部2271が安着されうるように拡径部2271の断面形状に対応するように形成されうる。
【0135】
図13は、本発明の他の実施例による化粧品容器の先端部の一部断面を示した図面であり、
図14は、
図13の実施例によるブラシ支持手段の斜視図である。
図13ないし
図14に示された構成らのうち前述した
図1ないし
図13で説明した化粧品容器と同一の構成は同一の図面符号をつけており、それについての詳細な説明は略する。
【0136】
図13ないし
図14を参照すれば、ブラシ支持片227は、ブラシ支持片227の一領域から突き出された拡径部3271、及び拡径部3271の下側領域に形成される少なくとも一つ以上の貫通ホールを3273A、3273Bを含む。
【0137】
拡径部3271の外径は、収容ホール2191の内径に相応し、案内ホール2191を貫通するブラシ支持片227の外径は、案内ホール2191の内径の大きさに対応するように形成される。
【0138】
案内部材とブラシ支持片の一部領域を拡大した
図13のA領域及びB領域を参照すれば、ブラシ支持片227が第1方向D1へ移動することによって拡径部3271、第1貫通ホール3273A及び第2貫通ホール3273Bは案内部材219に進入し、拡径部3271が収容ホール2193に進入を始めた後から第2貫通ホール3273Bは、案内ホール2191を脱し始める。この際、拡径部3271が案内部材219に進入するとき、収容ホール2193に加えられる圧力によって収容ホール2193内に存在する液状材料は、第1貫通ホール3273Aに流入される。
【0139】
マニキュア液の流入によってブラシ支持片327内の中空内に存在するマニキュア液は、第2貫通ホール3273Bを通じて流出し始めて棒挿入桶216の空間部2121に流入される。
【0140】
図15は、本発明の他の実施例による化粧品容器の斜視図である。
【0141】
本発明の一実施例による化粧品容器400は、大きく分けてマニキュア液などの液状材料が貯蔵された胴体部430、前記胴体部430の一側に備えられう栓410、前記胴体部430の先端部に具備されるキャップ420を含む。
【0142】
胴体部430は、内部のマニキュア液が見える透明材質または半透明材質で形成されることができ、硝子または合成樹脂の素材など、いずれも使用可能である。
【0143】
キャップ420は、
図1から分かるように、底面が平たく形成されているので、保管時にキャップが下側を向けるように立てておくことができる。
【0144】
図16は、
図15の化粧品容器の動作を示した斜視図である。
図16A及び
図16Bを参照すれば、胴体部430は、内部が貫通形成されて液状の材料が貯蔵される本体431及び前記本体431の後段に伸縮可能に形成される伸縮部433及びキャップ420が結合される先端部435を含むことができる。
【0145】
伸縮部433は、第1方向D1及び第2方向D2へ伸縮可能に形成される。このために、伸縮部433は柔軟性のある材質で形成されうる。
図2において伸縮部433は、しわ形態の模様を有するものと仮定するが、伸縮動作のための多様な構造が適用されうることは勿論である。
【0146】
伸縮部433が外力によって第1方向D1へ圧縮される場合、マニキュア液がついたブラシ459が外部に突き出されて、ユーザーはマニキュア液がついたブラシ459を利用して爪または足指の爪にマニキュアを塗ることができる。
【0147】
図17は、
図15の化粧品容器の分解斜視図である。
図17を参照すれば、本発明の一実施例による化粧品容器400は、内部が貫通形成されて内部に液状の材料を保管する胴体部430、胴体部430の内部に挿入された後に胴体部430に貯蔵されたマニキュア液が流入される少なくとも一つ以上の液流入ホール4431が形成された棒挿入桶440を備える。
【0148】
また、化粧品容器400は、棒挿入桶440の内部に挿入されるブラシ支持片450を含む。前記ブラシ支持片450は、先端部451にブラシ459が取り付けられ、前記ブラシ支持片450の一領域から突き出された拡径部453及びブラシ支持片450の一領域から突き出された突出部455を含むことができる。この時、突出部455は、拡径部453の上方に形成されうる。また、突出部455は、拡径部453の直径よりも大きく突き出されることができる。
【0149】
また、化粧品容器400は、棒挿入桶440の後段へブラシ支持片450が挿入された後、棒挿入桶440の後段145に挿入されて棒挿入桶440を蜜閉する密閉栓460を含む。密閉栓460には貫通ホール461が形成される。
【0150】
密閉栓460の貫通ホール461には、伸縮部433の移動に応じて第1方向D1及び第2方向D2へ移動するプッシ部材470が挿入され、プッシ部材470の端171はブラシ支持片450の後段に形成された固定ホール457に挿入固定されることができる。
【0151】
一方、胴体部430の先端部435にはキャップ420が結合されることで、ブラシ459がマニキュア液に含浸される位置である棒挿入桶440の先端部441を外部の空気から遮断する。
【0152】
また、栓410が胴体部430の伸縮部433に結合され、マニキュア作業をしない場合、望んでいない外力によってブラシ459が棒挿入桶440から引き出されて損傷されることが発生しないように伸縮部433に栓410を結合することができる。
【0153】
図18及び
図19は、
図15の化粧品容器の断面図である。この時、
図18はブラシが容器の内部に収容された場合の断面図であり、
図19は、ブラシが容器の外部に突き出された場合の断面図である。以下では、本発明の一実施例に係わる化粧品容器400の動作についてより詳しく説明する。
【0154】
棒挿入桶440の先端部441の一領域には、外部に突き出された支承部4411が形成されて、棒挿入桶440は胴体部430の先端部435を通じて挿入され、支承部4411は胴体部430の先端部435の端によって支持される。
【0155】
棒挿入桶440の支承部4411下側の先端部441は、胴体部430の先端部435に外接する。
【0156】
弾性部材480は、棒挿入桶440に収容されてブラシ支持片450の少なくとも一部の外周面に沿って置かれる。ここで、弾性部材480の一端は、突出部455によって支持され、他端は案内部材447の端によって支持されうる。
【0157】
図17において突出部455はリング型に突き出されたものと示されているが、多様な形態で突き出されることができるのは勿論であり、別途のリング型部材がブラシ支持片450に挿入固定されて弾性部材480の一端はを支持することも可能である。
【0158】
プッシ部材470は、伸縮部433の内部に収容されて、プッシ部材470の一面473と伸縮部433の内部の一面は互いに密着される。したがって、伸縮部433に第1方向D1へ外力が加えられる場合、プッシ部材470及びプッシ部材470の一端と結合されたブラシ支持片450は、第1方向D1へ移動する。この際、ブラシ支持片450の先端部451に取り付けられたブラシ459は、胴体部430の外部へ移動され、前記外力が除去される場合、弾性部材480はブラシ支持片450を第2方向へ移動させてブラシ459が胴体部430の内部に収容されるようにする。
【0159】
この際、伸縮部433の伸縮動作によって棒挿入桶440内には圧力が高くなることがありえるが、本発明の一実施例によれば、棒挿入桶440に形成される複数の液流入ホール4431を通じてマニキュア液10が棒挿入桶440の内外に疎通されることで、胴体部430内で全体的な圧力は一定に維持されうる。
【0160】
また、ユーザーが伸縮部433を押して伸縮部433を伸縮させる度に胴体部430内にマニキュア液10が均等にまじることで、マニキュア液10の硬化現象もまた予防されうる。
【0161】
案内部材447は、棒挿入桶440の先端部441に挿入固定されて、ブラシ459が収容される空間部を形成する第1収容ホール4471、前記第1収容ホール4471から延長形成されてブラシ支持片450の第1方向D1及び第2方向D2への移動を案内する案内ホール4473、前記案内ホール4473から延長形成されて、前記案内ホール4473の内径より大きい内径を有することで、マニキュア液10を収容する第2収容ホール4475を含む。
【0162】
図20は、本発明の一実施例によってブラシが下に向ける時化粧品容器内のマニキュア液の流れ(矢印)を模式的に示した図面である。まず、
図20Aを参照すれば、ブラシ支持片450の先端部451は、案内部材447に挿入された状態で第1方向及び第2方向へ移動可能である。
【0163】
この時、案内部材447は、棒挿入桶440の先端部441に固定された状態でブラシ支持片450の先端部451の摺動移動を案内することができる。ブラシ支持片450の移動は、伸縮部433とプッシ部材470の動作によって可能であることは前述したとおりである。
【0164】
また、ブラシ支持片450にはブラシ支持片450の一領域から突き出された拡径部453が形成されうる。より詳細には、
図20B及び
図20Cに示されたように、拡径部453はブラシ支持片450の第1方向D1での移動に応じてともに移動して案内部材447の第2収容ホール4475に存在しているマニキュア液が第1収容ホール4471と棒挿入桶440の先端部441内に形成される空間部に流入されるようにする。
【0165】
このために、拡径部453の外径は、案内部材447に形成される第2収容ホール4475の内径の大きさに対応するように形成され、案内ホール4473を貫通するブラシ支持片450先端部451の外径は、案内ホール4473の内径の大きさに対応するように形成される。
【0166】
すなわち、拡径部453は、第2収容ホール4475内に密着された状態で第2収容ホール4475に存在しているマニキュア液10を第1方向D1へ押して第1収容ホール4471に流入させる。そして、拡径部453の第2収容ホール4475への進入時点から第2収容ホール4475の内部に存在しているマニキュア液10が第1収容ホール4471に流入されうるように、拡径部453の下側領域には少なくとも一つ以上の貫通ホール4511、4513が形成されうる。
【0167】
図20B及び20Cを参照すれば、ブラシ支持片450が第1方向D1へ移動することによって拡径部453、第1貫通ホール4511及び第2貫通ホール4513は、案内部材447に進入して拡径部453が第2収容ホール4475に進入し始めた以後、第2貫通ホール4513は、案内ホール4473を脱し始める。この際、拡径部453が案内部材447に進入する時、第2収容ホール4475に加えられる圧力によって第2収容ホール4475内に存在するマニキュア液10は、第1貫通ホール4511に流入される。
【0168】
マニキュア液10の流入によってブラシ支持片450先端部451内の中空内に存在しているマニキュア液10は、第2貫通ホール4513を通じて流出し始めて案内部材447の第1収容ホール4471と棒挿入桶440の先端部441によって形成されるブラシ459が安着される空間部に流入される。
【0169】
このような構造によって、ユーザーがマニキュア作業のために胴体部430の伸縮部433を押す時、棒挿入桶440内に存在するマニキュア液10は、安定に先端部441と第1収容ホール4471内部の空間部に充填されることができ、作業後マニキュア液が拭かれたブラシ459は、再び先端部441と第1収容ホール4471の内部の空間部に後退して充填されたマニキュア液に含浸されうる。
【0170】
また、ユーザーがマニキュア作業のために伸縮部433を押した時、ブラシ459についたマニキュア液10が少ない場合、もう一度伸縮部433を押すことができ、この時前述したように拡径部453、第1及び第2貫通ホール4511、4513は、第2収容ホール4475に存在しているマニキュア液10を第1収容ホール4471に追加流入させることで、ブラシ459に充分なマニキュア液が含浸されうるようにする。
【0171】
図21は、本発明の他の実施例によって棒挿入桶の先端部にマニキュア液が流入される過程を示す図面である。
【0172】
図21に示された構成らのうち、前述した
図15ないし
図20で説明した化粧品容器と同一の構成らは同一の図面符号をつけており、それについての説明は略する。
【0173】
図21では前に説明した化粧品容器の構成らのうち棒挿入桶の一部構成のみ異なるように具現され、これを中心として説明する。
【0174】
ブラシ支持片550にはブラシ支持片550の一領域から突き出された拡径部553が形成されうる。より詳細には、
図21B及び21Cに示されたように、拡径部553は、ブラシ支持片550の第1方向D1への移動に応じてともに移動して案内部材447の第2収容ホール4475に存在しているマニキュア液10が第1収容ホール4471の空間部に流入されるようにする。
【0175】
このために、拡径部553の外径は、案内部材447に形成される第2収容ホール4475の内径と相応することが好ましい。すなわち、拡径部553は、第2収容ホール4475に密着された状態で第2収容ホール4475に存在しているマニキュア液10を第1方向D1へ押して第1収容ホール4471に流入させる。
【0176】
そして、拡径部553の第2収容ホール4475への進入時点から第2収容ホール4475の内部に存在しているマニキュア液10が第1収容ホール4471に流入されうるように、拡径部553の下側領域には外径が縮小された狭径部555が形成される。狭径部555は、ブラシ支持片550の先端部551の外径を小さくして形成したり、または先端部551に溝を掘って形成することができる。狭径部555の外径は、案内部材447に形成される案内ホール4473の内径よりも小さく形成される。
【0177】
ブラシ支持片550の先端部551上に狭径部555が形成される所定の区間は、
図7Bに示されたように、拡径部553が第2収容ホール4475に進入する場合、狭径部555が案内ホール4473を脱するようにする区間に形成されることが好ましい。
【0178】
すなわち、拡径部553が第2収容ホール4475に進入する時、狭径部455は、第1収容ホール4471の内部に進入する。この際、第2収容ホール4475内に存在するマニキュア液10が拡径部553によって第1方向D1へ移動して狭径部555の外周面に沿って第1収容ホール4471が形成する空間部に流入されうる。
【0179】
従来にはマニキュアを塗る時通常的にユーザーのそばに瓶を置くようになるので、不注意によって瓶が倒れる恐れが常に存在しており、使用を終えた後ブラシを瓶に入れて栓を回す過程で、まだ乾かないマニキュアにきずが発生しえるため、再びマニキュアを塗らなければならないような不便さが存在する。
【0180】
また、マニキュア溶液にはシンナー成分が含有されているため、製品の特性から揮発性が強くて栓を完全に密閉させない以上、易しく揮発されるようになり、容器内のマニキュア液が固まるか、または変質されて製品としての機能が喪失されるという問題が存在する。
【0181】
しかし、前記の本発明によれば、プッシ部材を押して棒挿入桶の先端部に存在するマニキュア液に含浸されているブラシを棒挿入桶の外に取り出して、所望の位置にマニキュア作業をすることができ、使用が終わった後にはキャップを閉めて保管し、所望しない外力によってブラシが棒挿入桶から引き出されて損傷される事が発生しないように、プッシ部材をプッシ棒から分離することで外力が伝達されないようにすることができる。
【0182】
また、マニキュア作業時プッシ部材が本体部に収納されるので、美的審美感がある。また、本発明による化粧品容器は、使用が終わった後にキャップを閉めて保管することができる形状であり、ブラシを保護する機能と共に優れたデザイン的要素を含む製品である。
【0183】
また、棒挿入桶内部でブラシ支持手段の伸縮動作が繰り返されても容器内圧力を均等に分散させて液が容器の外部に漏れないようにすることで、容器の安全性を向上させる。
【0184】
また、プッシ部の他端に形成される引っかかり部材を通じてマニキュア作業の時ユーザーがプッシ部材を引き続き押すような不便さを解消する。