【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するために請求項1の本発明は、自動車ドアのサッシュレスフロントドアの三角コーナー部に取付けられるドア用ガゼットのシール部材の固定構造において、
ドア用ガゼットは、自動車ドアに取付けられる金属製のサッシュホルダブラケットと、サッシュホルダブラケットに取付けられるシール部材を有し、
サッシュホルダブラケットは、自動車ドアのベルトラインより上部に位置するブラケット上部と、自動車ドアのベルトラインより下部に位置するブラケット下部を有し、
シール部材は、ブラケット上部に取付けられるサッシュホルダシールを有し、
サッシュホルダシールは、ブラケット上部の車体リヤ側に取付けられドアガラスの側端とドア用ガゼットの間をシールするホルダドアガラスシール部と、ブラケット上部の車体フロント側に取付けられ車体開口部周縁とドア用ガゼットの間をシールするホルダフロントシール部を有し、
ブラケット上部は、ホルダドアガラスシール部を取付けるブラケット上部リヤシール保持部と、ホルダフロントシール部を取付けるブラケット上部フロントシール保持部を有し、ブラケット上部リヤシール保持部は、側端が階段状に屈曲して形成される断面コ字形に形成され、断面コ字形のブラケット上部リヤシール保持部の車内側に凸に屈曲した側端屈曲部を有し、
ホルダドアガラスシール部はリヤ側端が、ホルダドアガラスシール部の車外側側壁、車内側側壁及び底壁が断面略コ字形に形成され、車内側側壁の先端から車内側にブラケット上部リヤシール保持部の側端を覆うようにホルダドアガラスシール部の車内側カバー部を形成し、車内側カバー部の車内側カバー端末部は、ブラケット上部リヤシール保持部の側端屈曲部を覆うように延設され、
車内側カバー端末部は、ブラケット上部リヤシール保持部の側端屈曲部と、ブラケット上部に取付けられるインナーガーニッシュの先端に挟持され
、車内側カバー端末部に車内側カバー係止溝を形成し、インナーガーニッシュの先端に車内側カバー係止溝に係合する係止爪を形成したことを特徴とするドア用ガゼットのシール部材の固定構造である。
【0009】
請求項1の本発明では、自動車ドアのサッシュレスフロントドアの三角コーナー部に取付けられるドア用ガゼットのシール部材の固定構造において、ドア用ガゼットは、自動車ドアに取付けられる金属製のサッシュホルダブラケットと、サッシュホルダブラケットに取付けられるシール部材を有する。このため、サッシュホルダブラケットを自動車ドアに固定して、シール部材でドア用ガゼットの周囲をシールすることができる。
【0010】
サッシュホルダブラケットは、自動車ドアのベルトラインより上部に位置するブラケット上部と、自動車ドアのベルトラインより下部に位置するブラケット下部を有する。このため、ブラケット上部で自動車ドアのサッシュレスフロントドアのドア用ガゼットとドアガラス及び車体のフロントピラーの間をシールすることができ、ブラケット下部により、自動車ドアに固定することができる。
【0011】
シール部材は、ブラケット上部に取付けられるサッシュホルダシールを有するため、ブラケット上部に取付けられたサッシュホルダシールにより、自動車ドアのサッシュレスフロントドアの三角コーナー部において、ブラケット上部の周囲をシールすることができる。
【0012】
サッシュホルダシールは、ブラケット上部の車体リヤ側に取付けられドアガラスの側端とドア用ガゼットの間をシールするホルダドアガラスシール部と、ブラケット上部の車体フロント側に取付けられ車体開口部周縁とドア用ガゼットの間をシールするホルダフロントシール部を有する。このため、ホルダドアガラスシール部がドアガラスとの間と車体開口部周縁の間を連続して、確実にシールすることができるとともに、ホルダフロントシール部でドア用ガゼットのフロント側をシールすることができる。
【0013】
ブラケット上部は、ホルダドアガラスシール部を取付けるブラケット上部リヤシール保持部と、ホルダフロントシール部を取付けるブラケット上部フロントシール保持部を有する。このため、ブラケット上部リヤシール保持部にホルダドアガラスシール部を確実に保持して、ドアガラスの側端とドア用ガゼットの間を安定してシールすることができるとともに、ブラケット上部フロントシール保持部にホルダフロントシール部を確実に保持して、車体開口部周縁とドア用ガゼットの間を安定してシールすることができる。
【0014】
ブラケット上部リヤシール保持部は、側端が階段状に屈曲して形成される断面コ字形に形成されているため、ブラケット上部リヤシール保持部の断面略コ字形の内部にホルダドアガラスシール部を確実に保持することができる。
断面コ字形のブラケット上部リヤシール保持部の車内側に凸に屈曲した側端屈曲部を有するため、ブラケット上部リヤシール保持部の断面略コ字形の車内側の部分でホルダドアガラスシール部の車内側の部分を保持して、ホルダドアガラスシール部を安定して保持することができる。
【0015】
ホルダドアガラスシール部はリヤ側端が、ホルダドアガラスシール部の車外側側壁、車内側側壁及び底壁が断面略コ字形に形成される。このため、ホルダドアガラスシール部の車外側側壁と車内側側壁が断面コ字形のブラケット上部リヤシール保持部の両側の先端に確実に保持されて、ブラケット上部リヤシール保持部の断面略コ字形の内部にホルダドアガラスシール部のリヤ側端が保持される。
【0016】
ホルダドアガラスシール部の車内側側壁の先端から車内側にブラケット上部リヤシール保持部の側端を覆うように車内側カバー部を形成する。このため、車内側カバー部と車内側側壁の間にブラケット上部リヤシール保持部の側端が挿入されて、ホルダドアガラスシール部のシール性を確保できる。
【0017】
ホルダドアガラスシール部の車内側カバー部の車内側カバー端末部は、ブラケット上部リヤシール保持部の側端屈曲部を覆うように延設される。このため、車内側カバー部がブラケット上部リヤシール保持部の先端部分の全体を覆い、ブラケット上部リヤシール保持部の先端が車内側カバー部と車内側側壁の間から抜けにくくすることができる。
【0018】
ホルダドアガラスシール部の車内側カバー端末部は、ブラケット上部リヤシール保持部の側端屈曲部と、ブラケット上部に取付けられるインナーガーニッシュの先端に挟持される。このため、ブラケット上部リヤシール保持部の側端屈曲部がブラケット上部リヤシール保持部の先端から抜けにくくなり、ホルダドアガラスシール部がブラケット上部リヤシール保持部から外れにくくなる。
ホルダドアガラスシール部の車内側カバー端末部に車内側カバー係止溝を形成し、インナーガーニッシュの先端に車内側カバー係止溝に係合する係止爪を形成した。このため、インナーガーニッシュの先端の係止爪が車内側カバー係止溝を係止して、乗員が乗降時にホルダドアガラスシール部と接触したり、ドアガラスの昇降によっても、ホルダドアガラスシール部がずれることを防止できる。
【0019】
請求項2の本発明は、ホルダドアガラスシール部の車内側カバー端末部の先端の肉厚は、ブラケット上部リヤシール保持部の車内側に凸に屈曲した側端屈曲部とブラケット上部に取付けられるインナーガーニッシュの先端の間の隙間よりも大きく形成されたドア用ガゼットのシール部材の固定構造である。
【0020】
請求項2の本発明では、ホルダドアガラスシール部の車内側カバー端末部の先端の肉厚は、ブラケット上部リヤシール保持部の車内側に凸に屈曲した側端屈曲部とブラケット上部に取付けられるインナーガーニッシュの先端の間の隙間よりも大きく形成された。このため、車内側カバー端末部の先端が、ブラケット上部リヤシール保持部の先端とインナーガーニッシュの先端の間から抜けにくくなり、ドアガラスの昇降によっても、車内側カバー端末部がブラケット上部リヤシール保持部から外れにくくなる。
【0023】
請求項3の本発明は、ホルダドアガラスシール部の車内側カバー端末部の係止溝は、インナーガーニッシュの係止爪が上下方向にずれるのを規制する係止溝規制壁が形成されたドア用ガゼットのシール部材の固定構造である。
【0024】
請求項3の本発明では、ホルダドアガラスシール部の車内側カバー端末部の係止溝は、インナーガーニッシュの係止爪が上下方向にずれるのを規制する係止溝規制壁が形成された。このため、インナーガーニッシュの係止爪がドアガラスの昇降時にホルダドアガラスシール部がずれることを防止できる。
【0025】
請求項4の本発明は、サッシュホルダブラケットは、2枚の金属製板材で形成されたドア用ガゼットのシール部材の固定構造である。
【0026】
請求項4の本発明では、サッシュホルダブラケットは、2枚の金属製板材で形成されたため、ホルダドアガラスシール部を保持するブラケット上部リヤシール保持部の側端を階段状に屈曲して形成される断面コ字形に形成することが容易である。