特許第6338343号(P6338343)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 三菱重工業株式会社の特許一覧

<>
  • 特許6338343-放射性物質収納容器 図000002
  • 特許6338343-放射性物質収納容器 図000003
  • 特許6338343-放射性物質収納容器 図000004
  • 特許6338343-放射性物質収納容器 図000005
  • 特許6338343-放射性物質収納容器 図000006
  • 特許6338343-放射性物質収納容器 図000007
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6338343
(24)【登録日】2018年5月18日
(45)【発行日】2018年6月6日
(54)【発明の名称】放射性物質収納容器
(51)【国際特許分類】
   G21F 5/14 20060101AFI20180528BHJP
   G21C 19/32 20060101ALI20180528BHJP
   G21F 5/008 20060101ALI20180528BHJP
   G21F 9/36 20060101ALI20180528BHJP
【FI】
   G21F5/14 H
   G21C19/32 R
   G21F5/008
   G21F9/36 501H
【請求項の数】5
【全頁数】14
(21)【出願番号】特願2013-206775(P2013-206775)
(22)【出願日】2013年10月1日
(65)【公開番号】特開2015-72142(P2015-72142A)
(43)【公開日】2015年4月16日
【審査請求日】2016年2月19日
(73)【特許権者】
【識別番号】000006208
【氏名又は名称】三菱重工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100089118
【弁理士】
【氏名又は名称】酒井 宏明
(74)【代理人】
【識別番号】100118762
【弁理士】
【氏名又は名称】高村 順
(72)【発明者】
【氏名】鈴木 翼
(72)【発明者】
【氏名】北田 明夫
(72)【発明者】
【氏名】平山 貴良
(72)【発明者】
【氏名】大谷 幸広
【審査官】 藤原 伸二
(56)【参考文献】
【文献】 米国特許第4336460(US,A)
【文献】 特開2003−014887(JP,A)
【文献】 実開平05−005792(JP,U)
【文献】 特開2002−174694(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2006/0249517(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G21F 5/00−5/14
G21C 19/32
G21F 9/36
B66C 1/00−3/20
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
放射性物質が収納される胴本体と、
前記胴本体に形成された第1孔部と、
前記第1孔部に嵌まる第1部分を有するトラニオンと、
前記第1孔部と同軸に前記胴本体に形成され、内面に雌ねじ部を有する第2孔部と、
前記雌ねじ部と結合して、前記第1孔部の軸と平行な方向に関して前記胴本体と前記トラニオンとの相対移動を抑制する雄ねじ部と、を備え
前記第1部分は、一部が前記第1孔部に嵌まり、前記一部以外が前記胴本体から露出しており、前記第1孔部に嵌った箇所と前記胴本体から露出した箇所の外径が同じである放射性物質収納容器。
【請求項2】
前記雄ねじ部の外径は、前記第1部分の外径よりも小さい請求項1に記載の放射性物質収納容器。
【請求項3】
前記トラニオンは、前記第1部分よりも前記トラニオンの基端部側に配置され、前記第1部分の外径よりも小さい外径の第2部分を有し、
前記雄ねじ部は、前記第2部分に設けられる請求項1又は請求項2に記載の放射性物質収納容器。
【請求項4】
前記第1部分は、前記第2部分との境界部に設けられたフランジ面を有し、
前記第2部分の周囲において前記フランジ面と接触するように配置されるスリーブを備える請求項3に記載の放射性物質収納容器。
【請求項5】
前記トラニオンは、前記トラニオンの基端部側に開口を有し、前記第2孔部と結ばれる貫通孔を有し、
少なくとも一部が前記貫通孔に配置され、先端部が前記第2孔部に配置されるボルト部材を有し、
前記雄ねじ部は、前記ボルト部材に設けられる請求項1又は請求項2に記載の放射性物質収納容器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、放射性物質収納容器に関する。
【背景技術】
【0002】
原子力発電プラントの原子炉などで発生した放射性廃棄物は、放射性物質収納容器に収納され、貯蔵施設や再処理施設などに搬送され、貯蔵又は再処理される。このような放射性物質収納容器は、上部が開口した底付きの円筒形状をなす胴部と、複数の放射性物質を個々に収納可能な複数のセルを有するバスケットと、胴部の上部に固定される蓋部とから構成されている。胴部は、胴本体(内筒)と外筒とを含み、放射性物質が収納されたバスケットは、胴本体の内側に配置される。胴本体の外周部における所定の位置にはトラニオンが固定される。このトラニオンは、プールの水中で放射性物質収納容器のセルに放射性物質を収納した後、プールから放射性物質収納容器を立てた状態で取り出すために吊装置が係合されたり、プールから取り出された後の放射性物質収納容器を横置きとするために横置架台に支持されたりするものである。特許文献1には、トラニオンを備える放射性物質収納容器(金属キャスク)の一例が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2004−294066号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に開示されている放射性物質収納容器において、トラニオンは雄ねじ部を有し、そのトラニオンの雄ねじ部と胴本体に形成された雌ねじ部とが結合されることによってトラニオンが胴本体に固定される。これにより、トラニオンの小型化を図ることができる。しかし、トラニオンと吊装置とが係合された状態で放射性物質収納容器が吊られ、雄ねじ部に加わる力が増大すると、その雄ねじ部が劣化するなど、雄ねじ部の健全性が損なわれる可能性がある。その結果、例えば、トラニオンと胴本体との固定が不十分になるなど、放射性物質収納容器の性能が低下する可能性がある。
【0005】
本発明は、性能の低下が抑制される放射性物質収納容器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の目的を達成するための本発明に係る放射性物質収納容器は、放射性物質が収納される胴本体と、前記胴本体に形成された第1孔部と、前記第1孔部に嵌まる第1部分を有するトラニオンと、前記第1孔部と同軸に前記胴本体に形成され、内面に雌ねじ部を有する第2孔部と、前記雌ねじ部と結合して、前記第1孔部の軸と平行な方向に関して前記胴本体と前記トラニオンとの相対移動を抑制する雄ねじ部と、を備える。
【0007】
この放射性物質収納容器によれば、トラニオンの第1部分が胴本体の第1孔部に嵌まることによって、トラニオンと吊装置とが係合された状態で放射性物質収納容器が吊られた場合、胴本体の荷重は、専らトラニオンの第1部分に支持される。すなわち、トラニオンを介して放射性物質収納容器が吊られても、雄ねじ部に加わる力が増大することが抑制される。雄ねじ部は、第1孔部の軸と平行な方向に関して胴本体とトラニオンとの相対移動を抑制するように設けられるため、トラニオンの第1部分が第1孔部から脱落することが抑制される。これにより、トラニオンと胴本体との固定が安定し、放射性物質収納容器の性能が低下することが抑制される。
【0008】
本発明に係る放射性物質収納容器において、前記雄ねじ部の外径は、前記第1部分の外径よりも小さくてもよい。雄ねじ部の外径(直径)が小さいため、雄ねじ部を高精度に形成でき、雄ねじ部の信頼性の低下を抑制できる。また、第1部分の外径が大きいため、トラニオンを介して放射性物質収納容器が吊られても、第1部分は胴本体の荷重を安定して支持できる。
【0009】
本発明に係る放射性物質収納容器において、前記トラニオンは、前記第1部分よりも前記トラニオンの基端部側に配置され、前記第1部分の外径よりも小さい外径の第2部分を有し、前記雄ねじ部は、前記第2部分に設けられてもよい。第1孔部に嵌まる第1部分と、第2孔部の雌ねじ部に結合される雌ねじ部との両方がトラニオンに設けられるため、胴本体にトラニオンを取り付ける作業を円滑に行うことができる。
【0010】
本発明に係る放射性物質収納容器において、前記第1部分は、前記第2部分との境界部に設けられたフランジ面を有し、前記第2部分の周囲において前記フランジ面と接触するように配置されるスリーブを備えてもよい。トラニオンを介して放射性物質収納容器を吊った場合、第1部分と第2部分との境界部に応力が集中する可能性がある。したがって、境界部のフランジ面に接触するようにスリーブを設けて、境界部と第2部分に設けられた雄ねじ部との距離を長くすることにより、雄ねじ部に過剰な力が作用することが抑制される。
【0011】
本発明に係る放射性物質収納容器において、前記トラニオンは、前記トラニオンの基端部側に開口を有し、前記第2孔部と結ばれる貫通孔を有し、少なくとも一部が前記貫通孔に配置され、先端部が前記第2孔部に配置されるボルト部材を有し、前記雄ねじ部は、前記ボルト部材に設けられてもよい。これにより、使用するボルト部材の数が増大することを抑制しつつ、そのボルト部材によりトラニオンの第1部分が第1孔部から脱落することが抑制される。
【発明の効果】
【0012】
本発明に係る放射性物質収納容器によれば、性能の低下が抑制される。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1図1は、本実施形態に係る放射性物質収納容器の一例を示す縦断面図である。
図2図2は、本実施形態に係る放射性物質収納容器の一例を示す平断面図である。
図3図3は、第1実施形態に係る放射性物質収納容器の一部を示す側断面図である。
図4図4は、第2実施形態に係る放射性物質収納容器の一部を示す側断面図である。
図5図5は、第3実施形態に係る放射性物質収納容器の一部を示す側断面図である。
図6図6は、第4実施形態に係る放射性物質収納容器の一部を示す側断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下に、本発明に係る実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。また、下記実施形態の構成要素は適宜組み合わせることができる。
【0015】
<第1実施形態>
第1実施形態について説明する。図1は、本実施形態に係る放射性物質収納容器としてのキャスクの縦断面図であり、図2は、本実施形態に係る放射性物質収納容器としてのキャスクの平断面図である。
【0016】
放射性物質収納容器としてのキャスク11は、胴部12と蓋部13とバスケット14とから構成されている。胴部12は、胴本体21の一方、つまり、上部に開口部22が形成され、他方、つまり、下部に底部(閉塞部)23が形成された円筒形状をなしており、内部に放射性物質(例えば、使用済燃料集合体)を収納可能となっている。すなわち、胴本体21は、内部にキャビティ24が設けられ、このキャビティ24は、その内面がバスケット14の外周形状に合わせた形状となっている。バスケット14は、複数の放射性物質(図示略)を個々に収納するセルを複数有している。バスケット14は、図1に示すようにバスケット本体14Aを有する。バスケット本体14Aは、互いに平行かつ所定間隔で配置されるセルとしての放射性物質収納部14Bが上下方向で連続して形成されている。上下方向とは、キャスク11において胴部12の円筒形状の中心軸に沿う方向であり、胴本体21の上下方向に相当する。そして、胴本体21は、下部に底部23が溶接により結合又は一体成形されており、この胴本体21及び底部23は、γ線遮蔽機能を有する炭素鋼製の鍛造品となっている。胴本体21及び底部23は、炭素鋼の代わりにステンレス鋼を用いることもできる。また、胴本体21及び底部23は、球状黒鉛鋳鉄や炭素鋼鋳鋼などの鋳造品を用いることもできる。
【0017】
胴部12は、胴本体21の外周側に所定の隙間を空けて外筒25が配設されており、胴本体21の外周面と外筒25の内周面との間に、熱伝導を行う銅や鋼製の伝熱フィン25aが周方向に等間隔で複数溶接されている。そして、胴部12は、胴本体21と外筒25との空間部に、水素を多く含有する高分子材料であって中性子遮蔽機能を有するボロン又はボロン化合物を含有したレジン(中性子遮蔽体)26が流動状態で図示しないパイプ等を介して注入され、固化されている。
【0018】
また、胴部12は、底部23の下側に複数の連結板27により所定の隙間を空けて底板28が連結されていてもよく、この連結板27と底板28との空間部にレジン(中性子遮蔽体)29が設けられている。なお、連結板27を設けないこともある。
【0019】
胴部12における胴本体21の開口部22を閉塞する蓋部13は、一次蓋部31と二次蓋部32によって構成されている。一次蓋部31は、γ線を遮蔽するステンレス鋼又は炭素鋼からなる円盤形状である。また、二次蓋部32も、ステンレス鋼製又は炭素鋼製の円盤形状であるが、その内部にレジン(中性子遮蔽体)33が封入されている。この一次蓋部31及び二次蓋部32は、ステンレス鋼製又は炭素鋼製のボルト(図示略)により胴本体21の上端部に着脱自在に取付けられている。この場合、一次蓋部31及び二次蓋部32と胴本体21との間に、それぞれ図示しない金属ガスケットが介装され、内部の密封性を確保している。なお、レジン33は、一次蓋部31に設けられていてもよく、一次蓋部31にのみ設けられていてもよい。また、蓋部13の周囲には、レジンを封入した補助遮蔽体34が設けられる場合もある。
【0020】
胴本体21は、外周部における所定の位置にトラニオン41が固定されている。トラニオン41は、キャスク11において径方向の相反する側に突出して対をなし、かつ上下方向の2箇所に配置されて、少なくとも合計4箇所に設けられている。なお、補助として、トラニオン41は、上述したキャスク11において径方向の相反する側に突出して対をなし、かつ上下方向の2箇所にさらに追加配置して、合計8箇所に設けてもよい。そして、このようにトラニオン41が設けられたキャスク11は、蓋部13側を上向きに立てた形態で、上方の対のトラニオン41を用いて吊り上げられる一方、蓋部13側を所定方向に横向きにした横倒しの形態で、4つのトラニオン41を用いて支持される。
【0021】
次に、トラニオン41について詳細に説明する。図3は、本実施形態に係るキャスク11におけるトラニオン41の側断面図である。
【0022】
トラニオン41は、円柱形状をなし、キャスク11における胴部12の胴本体21に対して基端部が固定され、胴部12の径方向外側に先端部が突出して設けられている。胴本体21には、トラニオン41の少なくとも一部が配置される支持孔50が形成されている。支持孔50は、胴本体21の外周面に形成される。
【0023】
トラニオン41は、外径(直径)D1の第1部分411と、外径D1よりも小さい外径(直径)D2の第2部分412とを有する。第2部分412は、第1部分411よりもトラニオン41の基端部側に配置される。第1部分411は、第1部分411と第2部分412との境界部に設けられたフランジ面413を有する。フランジ面413は、トラニオン41の軸S1の周囲において、軸S1と直交するように設けられる。フランジ面413は、トラニオン41の基端部側を向く。
【0024】
第1部分411及び第2部分412のそれぞれが支持孔50に配置される。第2部分412の外周面には、雄ねじ部42が設けられる。第1部分411の外周面には雄ねじ部は設けられていない。雄ねじ部42の外径は、第1部分411の外径D1よりも小さい。
【0025】
本実施形態において、軸S1と平行な方向に関して、第1部分411の寸法は、第2部分412の寸法よりも小さい。なお、軸S1と平行な方向に関して、第1部分411の寸法は、第2部分412の寸法よりも大きくてもよいし、第2部分412の寸法と等しくてもよい。
【0026】
支持孔50は、トラニオン41の第1部分411が配置される第1孔部501と、トラニオン41の第2部分412が配置される第2孔部502とを含む。第2孔部502の内径は、第1孔部501の内径よりも小さい。第1孔部501の軸と第2孔部502の軸とは一致する。すなわち、第2孔部502は、第1孔部501と同軸に形成される。本実施形態において、トラニオン41の少なくとも一部が支持孔50に配置された状態で、トラニオン41の軸S1と、第1孔部501の軸と、第2孔部502の軸とは一致する。
【0027】
トラニオン41の第1部分411は、第1孔部501に嵌まる。第2孔部502は、内面に雌ねじ部51を有する。第2孔部502の雌ねじ部51は、トラニオン41の第2部分412に設けられた雄ねじ部42と結合(螺合)される。
【0028】
トラニオン41は、基端部に凹部を有する。その凹部に中性子吸収材44が挿入され、その凹部の開口部に蓋板45が挿入されて塞がれている。また、トラニオン41は、その先端側の突出端部に、掛止部46を有する。掛止部46は、トラニオン41の先端側の円柱の外周面をなす周面部46aと、トラニオン41の先端において周面部46aの全周に沿って外方に突出形成された掛止鍔部46bとで構成される。
【0029】
トラニオン41には、回転用工具(図示略)が係止可能な工具用係止穴47が設けられている。この工具用係止穴47は、例えば、六角形穴であって、外部から回転用工具の先端部(六角部)を係止させ、この回転用工具を回転することで、トラニオン41が軸S1を中心として回転する。トラニオン41が軸S1を中心として一方向に回転することによって、雄ねじ部42と雌ねじ部51とが結合(螺合)される。トラニオン41が軸S1を中心として逆方向に回転することによって、雄ねじ部42と雌ねじ部51との結合(螺合)が解除される。
【0030】
軸S1と直交する面内において、第1部分411の形状(外形)、及び第1孔部501の形状はそれぞれ、円形である。したがって、雄ねじ部42と雌ねじ部51とを結合するための軸S1を中心としたトラニオン41の回転は円滑に行われる。
【0031】
本実施形態において、第1部分411の外面は、第1孔部501の内面と接触する。なお、第1部分411の外面と第1孔部501の内面との間に間隙が形成されてもよい。その場合、間隙の寸法は、例えば、1mm以下でもよい。以下の実施形態においても同様である。
【0032】
次に、本実施形態に係るトラニオン41の取付方法の一例について説明する。トラニオン41が軸S1を中心に回転することにより、支持孔50の第2孔部502に設けられた雌ねじ部51と、トラニオン41の第2部分412に設けられた雄ねじ部42とが結合される。
【0033】
上述のように、トラニオン41の第1部分411の外形は円形である。トラニオン41の回転に伴って、第1部分411が第1孔部501に進入し、第1孔部501に嵌まる。
【0034】
すなわち、本実施形態において、第2部分412は、第2孔部502の雌ねじ部51と結合される螺合部として機能し、第1部分411は、第1孔部501に嵌まる嵌合部として機能する。
【0035】
例えば、トラニオン41(掛止部46)と吊装置とが係合された状態でキャスク11が吊られた場合、トラニオン41には、軸S1と交差する方向に力(せん断力)Pが作用する。本実施形態においては、トラニオン41の第1部分411が胴本体21の第1孔部501に嵌合しているため、トラニオン41を介してキャスク11が吊られた場合、胴本体21の荷重は、専らトラニオン41の第1部分411及び第1孔部501に支持される。すなわち、トラニオン41を介してキャスク11が吊られても、雄ねじ部42に加わる力は抑制される。
【0036】
また、雄ねじ部42と雌ねじ部51との結合により、軸S1と平行な方向に関して胴本体21とトラニオン41との相対移動が抑制される。換言すれば、雄ねじ部42と雌ねじ部51との結合により、トラニオン41の第1部分411が第1孔部501から脱落することが抑制される。
【0037】
以上説明したように、本実施形態によれば、トラニオン41の第1部分411が胴本体21の第1孔部501に嵌まることによって、トラニオン41と吊装置とが係合された状態でキャスク11が吊られた場合、胴本体21の荷重は、専らトラニオン41の第1部分411に支持される。すなわち、トラニオン41を介してキャスク11が吊られた状態において、第1孔部501に嵌合された第1部分411が荷重を負担し、雄ねじ部42に加わる力は低減される。これにより、雄ねじ部42の劣化を抑制しつつ、キャスク11を吊ることができる。また、雄ねじ部42は、第1孔部501の軸S1と平行な方向に関して胴本体21とトラニオン41との相対移動を抑制するように設けられており、トラニオン41の第1部分411が第1孔部501から抜けてしまうことが抑制される。したがって、トラニオン41と胴本体21との固定が安定し、キャスク11の性能の低下が抑制される。
【0038】
また、本実施形態においては、第2孔部502は、第1孔部501と同軸に形成される。これにより、胴本体21に対するトラニオン41の取付作業を円滑に行うことができる。また、第2孔部502に配置される第2部分412により、支持孔50からのトラニオン41の脱落が十分に抑制される。
【0039】
また、本実施形態においては、雄ねじ部42(第2部分412)の外径D2は、第1部分411の外径D1よりも小さい。これにより、雄ねじ部42を高精度に形成でき、雄ねじ部42の信頼性の低下を抑制できる。また、第1部分411は雄ねじ部42よりも大きいため、トラニオン41を介してキャスク11が吊られても、第1部分411は、胴本体21の荷重を十分に負担することができる。
【0040】
すなわち、本実施形態においては、キャスク11を吊ったときにトラニオン41に作用する力Pは大きいが、トラニオン41の脱落を防止するための力(軸力)Jは小さくてすむ。そのため、雄ねじ部42の外径D2は、第1部分411の外径D1よりも十分に小さくてよい。
【0041】
また、本実施形態によれば、第1孔部501に嵌まる第1部分411と、第2孔部502の雌ねじ部51に結合される雌ねじ部51を有する第2部分412との両方がトラニオン41に設けられる。そのため、胴本体21にトラニオン41を取り付ける作業を円滑に行うことができる。
【0042】
<第2実施形態>
第2実施形態について説明する。以下の説明において、上述の実施形態と同一又は同等の構成部分については同一の符号を付し、その説明を簡略又は省略する。
【0043】
図4は、本実施形態に係るキャスク11Bの一部を示す側断面図である。図4において、キャスク11Bは、胴本体21Bと、胴本体21Bに形成され、トラニオン41Bの部分411Bが嵌まる第1孔部(支持孔)50Bと、第1孔部50Bの軸S1と同軸に胴本体21Bに形成され、内面に雌ねじ部51Bを有する第2孔部55と、雌ねじ部51Bと結合する雄ねじ部42Bを有するボルト部材57と、を備えている。
【0044】
トラニオン41Bは、トラニオン41Bの先端部側に開口48Kを有する内部空間48と、トラニオン41Bの基端部側に開口49Kを有する孔49とを備える。孔49は、内部空間48の内面48Mと、トラニオン41Bの基端部側の基端面81とを結ぶ貫通孔である。内部空間(孔)48の軸は、軸S1と一致する。孔49の軸は、軸S1と一致する。孔49は、第2孔部55と結ばれる。
【0045】
ボルト部材57の少なくとも一部は、孔49に配置される。ボルト部材57の先端部は、第2孔部55に配置される。第2孔部55の雌ねじ部51Bと、ボルト部材57の雄ねじ部42Bとが結合する。ボルト部材57のフランジ面と内部空間48の内面(座面)48Mとが接触する。
【0046】
本実施形態において、雄ねじ部42Bの外径は、部分411Bの外径よりも小さい。第2孔部55の内径は、第1孔部50Bの内径よりも小さい。
【0047】
本実施形態において、軸S1と平行な方向に関して、部分411Bの寸法は、第2孔部55に配置されるボルト部材57の部分412Bよりも大きい。なお、軸S1と平行な方向に関して、部分411Bの寸法は、部分412Bの寸法よりも小さくてもよいし、部分412Bの寸法と等しくてもよい。
【0048】
部分411Bの外周面には雄ねじ部は設けられていない。トラニオン41Bの部分411Bは、第1孔部50Bに嵌まる。第2孔部55は、内面に雌ねじ部51Bを有する。第2孔部55の雌ねじ部51Bは、ボルト部材57の部分412Bに設けられた雄ねじ部42Bと結合(螺合)される。
【0049】
本実施形態において、第1孔部50Bの内側に配置されるトラニオン41Bの部分411Bの外径と、第1孔部50Bの外側に配置されるトラニオン41Bの部分414Bの外径とは、等しい。
【0050】
次に、本実施形態に係るトラニオン41の取付方法の一例について説明する。トラニオン41Bの部分411Bが第1孔部50Bに嵌められる。トラニオン41Bの部分411Bが第1孔部50Bに嵌合した状態で、孔49と第2孔部55とが一致する。
【0051】
トラニオン41Bの先端部側の開口48Kからボルト部材57が挿入される。ボルト部材57は、ボルト部材57の先端部(部分412B)が孔49を介して第2孔部55に挿入されるように、内部空間48を移動する。ボルト部材57が軸S1を中心に回転することによって、ボルト部材57の雄ねじ部42Bと第2孔部55の雌ねじ部51Bとが結合される。
【0052】
本実施形態においては、ボルト部材57の雄ねじ部42Bと第2孔部55の雌ねじ部51Bとが結合された後、内部空間48に、中性子吸収材44が挿入される。
【0053】
本実施形態においては、ボルト部材57(部分412B)が、第2孔部55の雌ねじ部51Bと結合される螺合部として機能し、トラニオン41Bの部分411Bが、第1孔部50Bに嵌まる嵌合部として機能する。
【0054】
本実施形態においては、トラニオン41Bの部分411Bが胴本体21Bの第1孔部50Bに嵌合しているため、トラニオン41Bを介してキャスク11Bが吊られた場合、胴本体21Bの荷重は、専らトラニオン41Bの部分411B及び第1孔部50Bに支持される。すなわち、トラニオン41Bを介してキャスク11Bが吊られても、雄ねじ部42Bに加わる力は抑制される。
【0055】
また、雄ねじ部42Bと雌ねじ部51Bとの結合により、軸S1と平行な方向に関して胴本体21Bとトラニオン41Bとの相対移動が抑制される。換言すれば、雄ねじ部42Bと雌ねじ部51Bとの結合により、トラニオン41Bの部分411Bが第1孔部50Bから脱落することが抑制される。
【0056】
以上説明したように、本実施形態においても、トラニオン41Bの部分411Bが胴本体21Bの第1孔部50Bに嵌まることによって、トラニオン41Bと吊装置とが係合された状態でキャスク11Bが吊られた場合、胴本体21Bの荷重は、専らトラニオン41Bの部分411Bに支持される。すなわち、トラニオン41Bを介してキャスク11Bが吊られた状態において、第1孔部50Bに嵌合された部分411Bが荷重を負担し、雄ねじ部42Bに加わる力は低減される。これにより、雄ねじ部42Bの劣化を抑制しつつ、キャスク11Bを吊ることができる。また、雄ねじ部42Bは、第1孔部50Bの軸S1と平行な方向に関して胴本体21Bとトラニオン41Bとの相対移動を抑制するように設けられており、トラニオン41Bの部分411Bが第1孔部50Bから抜けてしまうことが抑制される。したがって、トラニオン41Bと胴本体21Bとの固定が安定し、キャスク11Bの性能の低下が抑制される。
【0057】
また、本実施形態においては、第2孔部55は、第1孔部501Bと同軸に形成される。これにより、胴本体21Bに対するトラニオン41Bの取付作業を円滑に行うことができる。また、ボルト部材57の少なくとも一部が第2孔部55に配置されることにより、必要最小限の数のボルト部材57で、第1孔部50Bからトラニオン41が脱落することが十分に抑制される。
【0058】
また、本実施形態においては、雄ねじ部42Bの外径が部分411Bよりも小さいため、雄ねじ部42Bを高精度に形成することができ、雄ねじ部42Bの信頼性の低下を抑制できる。また、部分411Bは雄ねじ部42Bよりも大きいため、トラニオン41Bを介してキャスク11Bが吊られても、部分411Bは、胴本体21Bの荷重を支持することができる。
【0059】
また、本実施形態においては、トラニオン41Bは、第2孔部55と結ばれる孔49を有し、少なくとも一部が孔49に配置されるボルト部材57の雄ねじ部42Bと、第2孔部55の雌ねじ部51Bとが結合される。これにより、使用するボルト部材57の数を抑制しつつ、そのボルト部材57によりトラニオン41Bの部分411Bが第1孔部50Bから脱落することが抑制される。本実施形態においても、キャスク11Bを吊るときに作用する力(せん断力)Pは大きいが、トラニオン41Bの脱落を防止するための力(軸力)Jは小さくてすむ。そのため、例えば1本のボルト部材57によって、トラニオン41Bの脱落を十分に防止できる。
【0060】
また、本実施形態によれば、例えば、従来のようにトラニオンにフランジ部を設けたり、そのフランジ部と胴本体とを多数のボルト部材で固定したり、そのフランジ部及び胴本体にボルト部材を配置するための多数の孔を形成したり、複数のボルト部材と胴本体とを位置決めしたりする作業が不要となるため、トラニオン41Bを胴本体21Bに取り付ける作業の作業性を向上することができる。また、トラニオンのフランジ部が不要となるため、トラニオン41Bの小型化を図ることができる。すなわち、トラニオン41Bは、キャスク11Bの吊り上げ時におけるせん断力Pに耐えることができる最小の外形を有していればよい。
【0061】
なお、本実施形態において、部分411Bの一部に雄ねじ部を設け、第1孔部50Bの一部に部分411Bの雄ねじ部と結合される雌ねじ部を設けてもよい。
【0062】
<第3実施形態>
第3実施形態について説明する。以下の説明において、上述の実施形態と同一又は同等の構成部分については同一の符号を付し、その説明を簡略又は省略する。
【0063】
図5は、本実施形態に係るキャスク11Cの一部を示す側断面図である。図5において、キャスク11Cは、胴本体21Cと、胴本体21Cに形成され、トラニオン41Cの部分411Cが嵌まる第1孔部(支持孔)50Cと、第1孔部50Cの軸S1と同軸に胴本体21Cに形成され、内面に雌ねじ部51Cを有する第2孔部55Cと、雌ねじ部51Cと結合する雄ねじ部42Cを有するボルト部材57Cと、を備えている。
【0064】
トラニオン41Cは、孔490を有する。孔490は、トラニオン41Cの先端部側に設けられた開口490Aと、第2孔部55Cと対向する開口490Kと、を有する。孔490は、トラニオン41Cの先端部側の先端面82と、胴本体21Cの外周面と対向する対向面83とを結ぶ貫通孔である。孔490の軸は、軸S1と一致する。第2孔部55Cの軸は、軸S1と一致する。孔490は、第2孔部55Cと結ばれる。
【0065】
ボルト部材57Cの少なくとも一部は、孔490に配置される。ボルト部材57Cの先端部は、第2孔部55Cに配置される。第2孔部55Cの雌ねじ部51Cと、ボルト部材57Cの雄ねじ部42Cとが結合する。ボルト部材57Cのフランジ面と、トラニオン41Cの先端面(座面)82とが接触する。
【0066】
本実施形態においても、雄ねじ部42Cの外径は、部分411Cの外径よりも小さい。第2孔部55Cの内径は、第1孔部50Cの内径よりも小さい。
【0067】
本実施形態において、軸S1と平行な方向に関して、部分411Cの寸法は、第2孔部55Cに配置されるボルト部材57Cの部分412Cの寸法よりも大きい。なお、軸S1と平行な方向に関して、部分411Cの寸法は、部分412Cの寸法よりも小さくてもよいし、部分412Cの寸法と等しくてもよい。
【0068】
また、本実施形態において、軸S1と平行な方向に関して、第2孔部55Cの内側に配置されるボルト部材57Cの部分412Cの寸法は、第2孔部55Cの外側に配置されるボルト部材57Cの部分415Cの寸法よりも小さい。すなわち、軸S1と平行な方向に関して、座面82と胴本体21Cの外周面との距離は、部分412Cの寸法よりも大きい。
【0069】
部分411Cの外周面には雄ねじ部は設けられていない。トラニオン41Cの部分411Cは、第1孔部50Cに嵌まる。第2孔部55Cは、内面に雌ねじ部51Cを有する。第2孔部55Cの雌ねじ部51Cは、ボルト部材57Cの部分412Cに設けられた雄ねじ部42Cと結合(螺合)される。
【0070】
本実施形態において、第1孔部50Cの内側に配置されるトラニオン41Cの部分411Cの外径と、第1孔部50Cの外側に配置されるトラニオン41Cの部分414Cの外径とは、等しい。
【0071】
本実施形態において、トラニオン41Cの部分411Cは、基端部に凹部61を有する。凹部61の周囲に凸部62が配置される。軸S1と直交する面内において、第1孔部50Cは、凸部62が配置されるように円環状に形成されている。第1孔部50Cは、凸部62の表面と接触する内面を有する。
【0072】
次に、本実施形態に係るトラニオン41Cの取付方法の一例について説明する。トラニオン41Cの部分411Cが第1孔部50Cに嵌められる。トラニオン41Cの部分411Cが第1孔部50Cに嵌合した状態で、孔490と第2孔部55Cとが一致する。
【0073】
トラニオン41Cの先端部側の開口490Aからボルト部材57Cが挿入される。ボルト部材57Cは、ボルト部材57Cの先端部(部分412C)が孔490を介して第2孔部55Cに挿入されるように、孔490を移動する。ボルト部材57Cが軸S1を中心に回転することによって、ボルト部材57Cの雄ねじ部42Cと第2孔部55Cの雌ねじ部51Cとが結合される。
【0074】
本実施形態においては、ボルト部材57C(部分412C)が、第2孔部55Cの雌ねじ部51Cと結合される螺合部として機能し、トラニオン41Cの部分411Cが、第1孔部50Cに嵌まる嵌合部として機能する。
【0075】
本実施形態においても、トラニオン41Cの部分411Cが胴本体21Cの第1孔部50Cに嵌合しているため、トラニオン41Cを介してキャスク11Cが吊られた場合、胴本体21Cの荷重は、専らトラニオン41Cの部分411C及び第1孔部50Cに支持される。すなわち、トラニオン41Cを介してキャスク11Cが吊られても、雄ねじ部42Cに加わる力は抑制される。
【0076】
また、本実施形態においても、雄ねじ部42Cと雌ねじ部51Cとの結合により、軸S1と平行な方向に関して胴本体21Cとトラニオン41Cとの相対移動が抑制される。換言すれば、雄ねじ部42Cと雌ねじ部51Cとの結合により、トラニオン41Cの部分411Cが第1孔部50Cから脱落することが抑制される。
【0077】
以上説明したように、本実施形態においても、トラニオン41Cと胴本体21Cとの固定が安定するため、キャスク11Cの性能が低下することが抑制される。
【0078】
本実施形態においても、キャスク11Cを吊り上げるときに作用する力(せん断力)Pは大きいが、トラニオン41Cの脱落を防止するための力(軸力)Jは小さくてすむ。そのため、例えば1本のボルト部材57Cによって、トラニオン41Cの脱落を十分に防止できる。また、本実施形態においては、ボルト部材57Cの部分415Cの寸法(座面82と胴本体21Cの外周面との距離)が大きいため、トラニオン41C全体に軸力Jを付与することができる。
【0079】
なお、本実施形態においても、部分411Cの一部に雄ねじ部を設け、第1孔部50Cの一部に部分411Cの雄ねじ部と結合される雌ねじ部を設けてもよい。
【0080】
<第4実施形態>
第4実施形態について説明する。以下の説明において上述の実施形態と同一又は同等の構成部分については同一の符号を付し、その説明を簡略又は省略する。
【0081】
図6は、本実施形態に係るキャスク11Dの一部を示す側断面図である。本実施形態に係るキャスク11Dは、第1実施形態で説明したキャスク11の変形例である。本実施形態において、キャスク11Dは、胴本体21と、胴本体21に形成され、トラニオン41Dの第1部分411及び第2部分412が配置される支持孔50Dと、を備えている。支持孔50Dは、第1部分411が配置される第1孔部501と、第2部分412が配置される第2孔部502とを含む。
【0082】
第2部分412は、第1部分411よりもトラニオン41Dの基端部側に配置される。第2部分412の外径は、第1部分411の外径よりも小さい。第1部分411は、第2部分412との境界部にフランジ面413を有する。第1部分411は、第1孔部501に嵌まる。第2部分412は、雄ねじ部42を有する。第2部分412の雄ねじ部42は、第2部分502に設けられた雌ねじ部51と結合される。
【0083】
本実施形態において、キャスク11Dは、第2部分412の周囲においてフランジ面413と接触するように配置されるスリーブ70を有する。スリーブ70は、座金(スペーサ)を含む。
【0084】
本実施形態においては、スリーブ70が設けられており、第1部分411と第2部分412との境界部と、第2部分412に設けられた雄ねじ部42との距離は長くなる。トラニオン41Dが、第2部分412と、第2部分412の外径よりも大きい外径の第1部分411とを有する場合において、トラニオン41Dを介してキャスク11Dを吊った場合、第1部分411と第2部分412との境界部に応力が集中する可能性がある。本実施形態においては、境界部と第2部分412に設けられた雄ねじ部42との距離が長くなるように、境界部のフランジ面413に接触するようにスリーブ70を設けたため、雄ねじ部42に応力集中が生じることが抑制される。
【符号の説明】
【0085】
11 キャスク(放射性物質収納容器)
12 胴部
13 蓋部
21 胴本体
22 開口部
23 底部(閉塞部)
41 トラニオン
42 雄ねじ部
46 掛止部
49 孔
49K 開口
50 支持孔
51 雌ねじ部
57 ボルト部材
70 スリーブ
411 第1部分
412 第2部分
413 フランジ面
501 第1孔部
502 第2孔部
S1 軸
図1
図2
図3
図4
図5
図6