特許第6338635号(P6338635)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6338635地理的位置に基づく情報検索方法及び情報検索システム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6338635
(24)【登録日】2018年5月18日
(45)【発行日】2018年6月6日
(54)【発明の名称】地理的位置に基づく情報検索方法及び情報検索システム
(51)【国際特許分類】
   G06F 17/30 20060101AFI20180528BHJP
【FI】
   G06F17/30 340A
   G06F17/30 310Z
   G06F17/30 170C
   G06F17/30 320D
   G06F17/30 110G
【請求項の数】13
【外国語出願】
【全頁数】26
(21)【出願番号】特願2016-210119(P2016-210119)
(22)【出願日】2016年10月27日
(62)【分割の表示】特願2015-512758(P2015-512758)の分割
【原出願日】2013年5月14日
(65)【公開番号】特開2017-54527(P2017-54527A)
(43)【公開日】2017年3月16日
【審査請求日】2016年11月24日
(31)【優先権主張番号】13/892,855
(32)【優先日】2013年5月13日
(33)【優先権主張国】US
(31)【優先権主張番号】201210151265.2
(32)【優先日】2012年5月15日
(33)【優先権主張国】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】510330264
【氏名又は名称】アリババ・グループ・ホールディング・リミテッド
【氏名又は名称原語表記】ALIBABA GROUP HOLDING LIMITED
(74)【代理人】
【識別番号】110000028
【氏名又は名称】特許業務法人明成国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】プオン・イー
【審査官】 早川 学
(56)【参考文献】
【文献】 特開2006−337066(JP,A)
【文献】 欧州特許出願公開第02306333(EP,A1)
【文献】 特開2001−016158(JP,A)
【文献】 特開2003−021530(JP,A)
【文献】 特開2007−278702(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 17/30
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンピュータによって実行される、地理的位置に基づ情報検索するための方法であって、
1つ以上のプロセッサを使用して、モバイル端末ユーザに対応する必要情報及び地理的位置情報を取得し、
前記1つ以上のプロセッサを使用して、前記必要情報と、既定の地理的位置ゾーン閾値とカテゴリ情報とを対応付けている事前に構成されたマッピングと、に基づいて、既定の地理的位置ゾーン閾値を探索することであって、
前記必要情報が属している最も詳細なカテゴリレベルのカテゴリレベルを決定し、
前記最も詳細なカテゴリレベルのカテゴリレベルに対応する既定の地理的位置ゾーン閾値を探索すること、を含み、
前記1つ以上のプロセッサを使用して、前記モバイル端末ユーザの前記地理的位置情報と、前記既定の地理的位置ゾーン閾値と、に基づいて、前記必要情報に対応する対象情報を検索すること、
を備える情報検索方法。
【請求項2】
請求項1に記載の、地理的位置に基づく情報検索方法であって、更に、
前記モバイル端末ユーザに対応する必要情報及び地理的位置情報を取得する前に、前記モバイル端末ユーザによって送信された位置情報サービスリクエストを受信することを備え、前記位置情報サービスリクエストは、前記端末のユーザに対応する必要情報を示すキーワードを含む、情報検索方法。
【請求項3】
請求項に記載の、地理的位置に基づく情報検索方法であって、
前記モバイル端末ユーザに対応する必要情報を取得することは、
前記位置情報サービスリクエストから前記キーワードを抽出し、
前記モバイル端末ユーザに対応する必要情報を前記キーワードに基づいて取得するために、サーバのローカルデータベースを照会すること、
を含む、情報検索方法。
【請求項4】
請求項に記載の、地理的位置に基づく情報検索方法であって、
前記モバイル端末ユーザに対応する必要情報を取得することは、
前記位置情報サービスリクエストから前記キーワードを抽出し、
前記キーワードを、前記モバイル端末ユーザに対応する必要情報として確立すること、
を含む、情報検索方法。
【請求項5】
請求項1に記載の、地理的位置に基づく情報検索方法であって、更に、
前記必要情報に対応する既定の地理的位置ゾーン閾値を探索した後であって、前記モバイル端末のユーザの前記地理的位置情報と、前記既定の地理的位置ゾーン閾値と、に基づいて、前記地理的位置ゾーン閾値内に入る、前記必要情報に対応する対象情報を検索する前に、
前記必要情報に基づいて、データベース中で製品情報を検索し、
前記発見された製品情報をカテゴリに分類し、
前記カテゴリに基づいて、前記必要情報に対応する、製品タイプに関係する必要情報を取得すること、
を備える情報検索方法。
【請求項6】
請求項1に記載の、地理的位置に基づく情報検索方法であって、更に、
前記モバイル端末ユーザの前記地理的位置情報と、前記既定の地理的位置ゾーン閾値と、に基づいて、前記地理的位置ゾーン閾値内に入る前記必要情報に対応する対象情報を検索した後に、前記発見された対象情報から、音声通信要件を満足させる対象情報を取得することを備える情報検索方法。
【請求項7】
請求項に記載の、地理的位置に基づく情報検索方法であって、
前記発見された対象情報から、音声通信要件を満足させる対象情報を取得することは、
前記発見された対象情報に対応する既定の活動期間を取得し、
現時刻を含む活動期間を有する対象情報を、前記音声通信要件を満たす対象情報であると見なすこと、
を含む、情報検索方法。
【請求項8】
請求項1に記載の、地理的位置に基づく情報検索方法であって、更に、
前記モバイル端末のユーザによって送信された、前記地理的位置ゾーン閾値の修正を求めるリクエストを受信することを備える情報検索方法。
【請求項9】
請求項1に記載の、地理的位置に基づく情報検索方法であって、更に、
前記モバイル端末ユーザの前記地理的位置情報と、前記既定の地理的位置ゾーン閾値と、に基づいて、前記必要情報に対応する対象情報を検索した後に、前記発見された対象情報を、前記モバイル端末ユーザに提供することを備える情報検索方法。
【請求項10】
地理的位置に基づく情報検索システムであって、
少なくとも1つのプロセッサであって、
モバイル端末ユーザに対応する必要情報及び地理的位置情報を取得し、
前記必要情報と、既定の地理的位置ゾーン閾値とカテゴリ情報とを対応付けた事前に構成されたマッピングと、に基づいて、既定の地理的位置ゾーン閾値を探索することであって、
前記必要情報が属している最も詳細なカテゴリレベルのカテゴリレベルを決定し、
前記最も詳細なカテゴリレベルのカテゴリレベルに対応する既定の地理的位置ゾーン閾値を探索することを含み、
前記モバイル端末ユーザの前記地理的位置情報と、前記既定の地理的位置ゾーン閾値と、に基づいて、前記必要情報に対応する対象情報を検索するように構成されている少なくとも1つのプロセッサと、
前記少なくとも1つのプロセッサに接続され、前記少なくとも1つのプロセッサに命令を提供するように構成されているメモリと、
を備える、
情報検索システム。
【請求項11】
請求項10に記載の、地理的位置に基づく情報検索システムであって、
前記少なくとも1つのプロセッサは、前記モバイル端末ユーザに対応する必要情報及び地理的位置情報を取得する前に、前記モバイル端末ユーザによって送信された位置情報サービスリクエストを受信するように構成され、前記位置情報サービスリクエストは、前記端末のユーザに対応する必要情報を示すキーワードを含む、情報検索システム。
【請求項12】
理的位置に基づいて情報を検索するためのコンピュータプログラムであって、
モバイル端末ユーザに対応する必要情報及び地理的位置情報を取得するための機能と、
前記必要情報と、既定の地理的位置ゾーン閾値とカテゴリ情報とを対応付けた事前に構成されたマッピングと、に基づいて、既定の地理的位置ゾーン閾値を探索するための機能であって、
前記必要情報が属している最も詳細なカテゴリレベルのカテゴリレベルを決定し、
前記最も詳細なカテゴリレベルのカテゴリレベルに対応する既定の地理的位置ゾーン閾値を探索することを含み、
前記モバイル端末ユーザの前記地理的位置情報と、前記既定の地理的位置ゾーン閾値と、に基づいて、前記必要情報に対応する対象情報を検索するための機能と、
コンピュータによって実現させるコンピュータプログラム。
【請求項13】
請求項12に記載の、地理的位置に基づいて情報を検索するためのコンピュータプログラムであって、更に、
前記モバイル端末ユーザに対応する必要情報及び地理的位置情報を取得する前に、前記モバイル端末ユーザによって送信された位置情報サービスリクエストを受信するための機能をコンピュータによって実現させ、前記位置情報サービスリクエストは、前記端末のユーザに対応する必要情報を示すキーワードを含む、コンピュータプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
[関連出願の相互参照]
本出願は、あらゆる目的のために、参照によって本明細書に組み込まれる、発明の名称を「AN INFORMATION SEARCHING METHOD AND SERVER BASED ON GEOGRAPHIC LOCATION(地理的位置に基づく情報検索方法及び情報検索サーバ)」とする、2012年5月15日に出願された中国特許出願第201210151265.2号に基づく優先権を主張する。
【0002】
本出願は、地理的位置に基づく情報検索方法及び情報検索システムに関する。
【背景技術】
【0003】
モバイル機器、モバイルインターネット、及び無線インターネットの発展ゆえに、電子ショッピングは、有線方式の従来のウェブショッピングから無線方式のウェブショッピングに移行し始めている。要するに、有線接続を通じてインターネットを介してショッピングしていたユーザが、今や、無線接続を通じてインターネットに接続されたモバイル端末を使用してショッピングしている。例えば、ユーザは、モバイル端末を使用してショッピングウェブサイトにログインすることによって、インターネット上でショッピングをすることができる、又はユーザは、タブレットコンピュータなどのインテリジェントデバイスを介してショッピングウェブサイトクライアントを使用して、無線インターネット接続を通じてショッピングすることができる。
【0004】
無線接続を通じたインターネットショッピングの発達に伴って、無線接続を通じてショッピングを提供しているウェブサイトは、地理的位置に基づくストア情報検索及び製品情報検索をユーザに提供することを期待されている、又は地理的位置に基づく何らかの製品割引及びストア割引を積極的にプッシュすることを期待されている。したがって、位置情報サービス(LBS)が、ますます普及してきた。位置情報サービスは、2つの異なる意味を有する、すなわち、1)モバイル機器若しくはユーザの地理的位置を決定すること、又は2)位置に関係した様々な情報サービスを提供すること、を意味する。例えば、サービスは、Wi−Fiユーザなどの、モバイル機器ユーザ又は無線ユーザの、現地理的位置を発見する。続いて、例えば、上海の6,340平方キロメートルの範囲内において、サービスは、モバイル機器ユーザ又は無線ユーザの現位置の1キロメートル範囲内に位置するホテル、映画館、図書館、ガソリンスタンドなどの名前及び住所を検索する。したがって、位置情報サービスは、位置情報を取得するために、無線通信ネットワーク(3Gネットワーク若しくはCDMAネットワークなど)、又は外部のポジショニング方法(全地球測位システム(GPS)など)、又はWi−Fiアクセスポイントを使用する。
【0005】
しかしながら、既存のLBSアプリケーションは、最寄りの業者又は製品を検索するときに、固定の距離に基づいて製品又は業者を推薦するにすぎない。要するに、既存のLBSアプリケーションは、ユーザの現地理的位置に基づいて、それを中心にとって固定の距離を半径にした円を描く。続いて、既存のLBSアプリケーションは、円に取り囲まれた地理的区域内の製品又は業者をユーザに対して表示する、すなわちプッシュする。したがって、ユーザの地理的位置が変わらない限り、ユーザは、特定の周辺区域内の情報を、決まった形で見ることしかできない。例えば、周辺区域は、500メートルに設定されているかもしれない。一般に、辺鄙な郊外に住んでいる者には、周辺区域情報が全く提供されず、大規模小売店の近くに住んでいる者に提供される周辺区域情報は、常にその同じ大規模小売店内からの製品情報のみであり、婦人服店の近くに住んでいる者に提供される周辺区域情報は、常に婦人服に関係しているだろう。その結果、地理的位置に基づく既存の位置情報サービスは、ユーザの地理的位置に基づく固定の区域内の情報を提供することに限られることが多く、地理的位置に基づく既存の位置情報サービスは、様々なユーザのニーズに基づいて、ユーザの満足度が高いだろう情報を柔軟に提供することができない。要するに、地理的位置に基づく位置情報サービスは、一般に、無線ショッピングのために動的に製品情報及び業者情報を効果的に提供することができない。
【図面の簡単な説明】
【0006】
以下の詳細な説明及び添付の図面において、本発明の様々な実施形態が開示される。
【0007】
図1】地理的位置に基づく情報検索システムの一実施形態を示すシステムアーキテクチャの図である。
【0008】
図2】地理的位置に基づく情報検索方法の一実施形態を示す図である。
【0009】
図3】対象情報を検索する方法の一実施形態を示す図である。
【0010】
図4】様々な地理的位置ゾーン閾値範囲に関係する製品情報の一実施形態を示す図である。
【0011】
図5】地理的位置に基づく情報検索システムの一実施形態を示す構造図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
本発明は、プロセス、装置、システム、合成物、コンピュータ読み取り可能なストレージ媒体に実装されたコンピュータプログラム製品、並びに/又は結合先のメモリに記憶された命令及び/若しくは結合先のメモリによって提供される命令を実行するように構成されたプロセッサなどのプロセッサのような、数々の形態で実現することができる。本明細書では、これらの実現形態、又は本発明がとりえるその他のあらゆる形態が、技術と称されてよい。総じて、開示されたプロセスのステップの順序は、本発明の範囲内で変更されてよい。別途明記されない限り、タスクを実施するように構成されるものとして説明されるプロセッサ又はメモリなどのコンポーネントは、所定時にタスクを実施するように一時的に構成された汎用コンポーネントとして、又はタスクを実施するように製造された特殊コンポーネントとして実現されてよい。本明細書で使用される「プロセッサ」という用語は、コンピュータプログラム命令などのデータを処理するように構成された1つ以上のデバイス、回路、並びに/又は処理コアを言う。
【0013】
本発明の原理を例示した添付の図面とともに、以下で、本発明の1つ以上の実施形態の詳細な説明が提供される。本発明は、このような実施形態との関わりのもとで説明されるが、いずれの実施形態にも限定されない。本発明の範囲は、特許請求の範囲によってのみ限定され、本発明は、数々の代替形態、変更形態、及び均等物を包含している。以下の説明では、本発明の完全な理解を与えるために、数々の具体的詳細が明記されている。これらの詳細は、例示を目的として提供されたものであり、本発明は、これらの詳細の一部又は全部を伴わずとも、特許請求の範囲にしたがって実施されえる。明瞭さを期するために、本発明に関係した技術分野においてで知られる技術要素は、本発明が不必要に不明瞭にされないように、詳細な説明を省略されている。
【0014】
本出願は、モバイル端末のユーザがその地理的位置による制限を受けないように、必要情報に対応する地理的位置ゾーン閾値を探索することによって、地理的位置ゾーン閾値内の対象情報を提供する。モバイル端末ユーザが受信する情報は、特定の範囲内の情報であり、モバイル端末ユーザは、必要情報に基づいて、異なるタイプの情報を異なる範囲内から受信することができる。
【0015】
図1は、地理的位置に基づく情報検索システムの一実施形態を示すシステムアーキテクチャの図である。システム100は、モバイルインターネット又は無線ネットワーク30を介してサーバ20とやり取りする複数のモバイル端末10を含む。ユーザ(すなわち、モバイル端末ユーザ)は、ショッピングするために、サーバ20によって提供されるショッピングウェブサイトにモバイル端末10を使用してログインする。
【0016】
ショッピングウェブサイトを閲覧するとき、及び最寄りの業者情報又は製品情報を検索するときに、ユーザは、モバイル端末10を通じて位置情報サービスリクエストを送信する。位置情報サービスリクエストは、サーバ20によって受信される。位置情報サービスリクエストは、ユーザが提示した必要情報を取得するために使用される。例えば、必要情報は、様々な種類の製品情報又は業者情報を含む。必要情報は、対応する既定の地理的位置ゾーン閾値をデータベースから発見するために使用される。例えば、必要情報は、衣料、食品、及びエンターテイメントに関係しており、サーバ20は、必要情報に対応する既定の地理的位置ゾーン閾値を見つける。例えば、既定の地理的位置ゾーン閾値は、500m、100m、2,000mなどである。サーバ20上のデータベースは、ネットワーク小売店に関係した情報を記憶している。例えば、ネットワーク小売店に関係した情報は、小売店によって提供された連絡先情報、営業時間、及びネットワーク小売店に対応する実在ショップの情報を含む。データベースは、また、地理的位置ゾーン閾値の対応表、各ストアの実在ショップについての具体的な地理的位置情報、及び製品情報も記憶している。サーバ20は、各必要情報に対応する対象情報をデータベースのなかで検索するために、モバイル端末10から受信された地理的位置情報と、地理的位置ゾーン閾値とを使用する。例えば、対象情報は、衣料、食品、エンターテイメント、又はこれらの任意の組み合わせに関係した情報を含む。サーバは、対象情報をモバイル端末に伝送し、モバイル端末は、対象情報を表示する。例えば、「衣料」についての地理的位置ゾーン閾値が発見されたときに、その地理的位置ゾーン閾値が2,000メートルに対応しているとする。したがって、サーバは、ユーザの地理的位置情報を中心として地理的位置ゾーン閾値を半径とした区域内にある実在ショップの地理的位置情報をデータベースのなかで検索する。周辺区域内において実在ショップの情報が発見された場合は、その実在ショップ情報は、ユーザのモバイル端末10に提供される。
【0017】
本出願において、モバイル端末は、無線キャリアの無線通信ネットワークを使用する様々な種類のモバイル端末を言う。例えば、モバイル端末は、ショッピングするために、モバイルネットワークを介してショッピングウェブサイトサーバにアクセスする。モバイル端末は、携帯電話、個人通信サービス(PCS)電話、又はコードレス電話を含む。また、モバイル端末は、例えばWi−Fiなどの無線ネットワークを使用することができる様々な種類のモバイル端末に関するものであり、ショッピングウェブサイトサーバにアクセスしてショッピングするために、無線インターネットを利用している。例えば、モバイル端末は、Wi−Fiアクセスを伴うノートブックパソコン、iPhoneなどの携帯電話、iPad、及びWi−Fiアクセスを有する携帯情報端末(PDA)を含む。
【0018】
図2は、地理的位置に基づく情報検索方法の一実施形態を示す図である。方法200は、図5で論じられるサーバ500によって実行に移すことができる。方法200は、以下を実施する。
【0019】
ステップ210では、サーバは、モバイル端末ユーザに対応する必要情報及び地理的位置情報を取得する。
【0020】
サーバは、必要情報及び地理的位置情報を取得する前に、iPhoneなどのモバイル端末からユーザによって送信された位置情報サービスリクエストを受信する。例えば、ユーザは、ショッピングウェブサイトクライアントにログインした後、ウェブページを閲覧し、ウェブページ上に表示される「最寄り」、「最寄り」、「すぐ近く」、又は位置情報サービスを開始させる同様なキーワードをクリックする。モバイル端末は、位置情報サービスリクエストをサーバに送信する。位置情報サービスリクエストは、「最寄り」、「近隣」、又は「すぐ近く」などのキーワード情報を含む。キーワード「最寄り」、「近隣」、及び「すぐ近く」に対応する位置情報サービスは、サーバによって事前に定められてユーザに提供されたポジショニングサービスである。位置情報サービスは、第1の端末に対応する必要情報を示すために使用される。
【0021】
サーバは、位置情報サービスリクエストを受信した後、キーワードを抽出し、当該キーワードに基づいて、ユーザの既定の必要情報をデータベース中で検索する。既定の必要情報は、ユーザが現在好んでいる製品又は業者に関係する(すなわち、製品タイプの傾向が表示された)情報である。例えば、ユーザAが現在好んでいる製品情報のタイプが、飲料に関係する情報であるとする。関連の業者情報又は製品情報がデータベース中で発見された場合、この必要情報は、クエリインデックス情報として機能する。例えば、サーバとユーザとの間には、デフォルトの設定が存在し、「最寄り」、「近隣」、又は「すぐ近く」などのキーワード情報を含む位置情報サービスリクエストをユーザが送信した場合、当該位置情報サービスリクエストに関係した発見されたユーザの必要情報は、エンターテイメント、ショッピング、若しくは飲食の業者カテゴリ、又は飲料、衣料などに関係する製品情報に対応している。サーバのデータベースは、様々なタイプの上記の情報を有することに加えて、(キーワード「最寄り」、「近隣」、又は「すぐ近く」をクリックするなどによって)サーバによって提供された位置情報サービスが送信されたときの、ユーザに対応する必要情報も含んでいる。必要情報は、サーバ、及び各モバイル端末のユーザによって、事前に決定されている。したがって、ユーザの必要情報は、サーバ及びユーザによって事前に決定された製品情報又は業者情報に関係するものである。例えば、事前に決定された必要情報は、「最寄り」を選択又はクリックした後に発行される位置情報サービスリクエストに応答してユーザに送信される。サーバは、モバイル端末によって送信された位置情報サービスリクエストを受信した後、及び当該位置情報サービスリクエストを分析してキーワード「最寄り」を抽出した後、例えば最寄り業者の情報:飲食、エンターテイメント、及びショッピングなどの、事前に決定された必要情報をローカルデータベースから取り出す。
【0022】
一部の実施形態では、サーバは、必要情報を取得する前に、以下も実施する。
【0023】
サーバは、モバイル端末によって送信された位置情報サービスリクエストを受信する。位置情報サービスリクエストは、キーワードを含む。
【0024】
したがって、モバイル端末ユーザ操作に対応する必要情報を受信することは、サーバが、位置情報サービスリクエストからキーワードを抽出し、モバイル端末ユーザに対応する必要情報を取得するためにローカルデータベースを検索することを含む。
【0025】
一部の実施形態では、ユーザは、また、クライアント上に提供された製品閲覧機能を使用し、ウェブページ上に表示された最寄りの製品情報、業者情報、及び割引情報を閲覧する。ユーザは、カテゴリを含む位置情報サービスリクエストを送信する。例えば、ユーザは、クライアントウェブページ上の情報カテゴリリストを選択して当該リストを開き、当該リスト上の衣料−婦人服−セータを閲覧して「セータ」カテゴリをクリックし、位置情報サービスリクエストをサーバに送信する。この時点で、位置情報サービスリクエストは、キーワード「セータ」を含む。キーワード「セータ」を含む位置情報サービスリクエストを受信した後、サーバは、この位置情報サービスリクエストを分析し、キーワード「セータ」を識別する。サーバは、当該キーワードを、ユーザの必要情報、すなわちセータであると見なす。必要情報は、ユーザが現在、セータカテゴリのなかの製品に関係する情報を受信することを希望していることを示している。
【0026】
一部の実施形態では、サーバは、必要情報を取得する前に、以下も実施する。
【0027】
サーバは、モバイル端末によって送信された位置情報サービスリクエストを受信する。位置情報サービスリクエストは、キーワードを含む。
【0028】
したがって、モバイル端末ユーザに関係する必要情報を取得することは、位置情報サービスリクエストからキーワードを抽出することと、当該キーワードをモバイル端末ユーザに関係する必要情報として確立することとを含む。
【0029】
一部の実施形態では、ユーザは、また、ユーザの地理的位置の近隣における製品情報又は業者情報についてのキーワードを入力するために、クライアントページ上に提供された検索ボックスを使用する。例えば、ユーザは、「100%果汁桃ジュース」又は「コカコーラ」などの、製品情報に関係するキーワードを検索ボックスに入力し、「検索」ボタンをクリックして位置情報サービスリクエストを送信する。サーバは、位置情報サービスリクエストを受信すると、位置情報サービスリクエストを分析してキーワードを識別する。サーバは、識別されたキーワードを必要情報であると見なす。必要情報は、ユーザが現在、「100%果汁桃ジュース」カテゴリの製品に関係する情報を取得することを、又は「コカコーラ」ブランドに関係する製品情報を取得することを希望していると解釈される。
【0030】
一部の実施形態では、サーバは、必要情報を取得する前に、以下も実施する。
【0031】
サーバは、モバイル端末によって送信された位置情報サービスリクエストを受信するように構成される。位置情報サービスリクエストは、キーワードを含む。
【0032】
したがって、モバイル端末ユーザに対応する必要情報を取得することは、位置情報サービスリクエストからキーワードを抽出することと、このキーワードをモバイル端末ユーザに対応する必要情報として確立することとを含む。
【0033】
したがって、ユーザに対応する必要情報は、ユーザによって開始された位置情報サービスリクエストに含まれており、したがって、サーバは、必要情報をデータベースから取得する必要がない。
【0034】
要するに、サーバは、位置情報サービスリクエストを受信した後、ローカルデータベースから必要情報を取得するように、又はユーザによって発行された位置情報サービスリクエストから必要情報を取得するように構成される。一部の実施形態では、サーバは、地理的位置情報を提供する既存のポジショニングサーバなどの別のサーバから、ユーザの地理的位置を取得する。
【0035】
ステップ220では、サーバは、必要情報に基づいて、既定の地理的位置ゾーン閾値を探索する。
【0036】
一部の実施形態では、サーバは、例えば、エンターテイメント、ショッピング、及び飲食小売店などの様々なカテゴリについての情報、又は飲料、衣料、若しくはデジタル機器などの様々な製品カテゴリに関係する情報などの、必要情報を取得するときに、当該必要情報に基づいて、対応する地理的位置ゾーン閾値を探索する。例えば、受信された位置情報サービスリクエストのなかのキーワードが、「最寄り」、「すぐ近く」、及び「近隣」であるとする。必要情報が飲食及び映画である場合、サーバは、飲食及び映画の業者カテゴリの業者についての情報を取得する。サーバは、必要情報をクエリインデックス情報として使用するとともにデータベースのなかの対応表(以下で示される表1及び表2を参照せよ)を使用して、情報が属している最も詳細なカテゴリレベルを決定する。カテゴリレベル地理的位置ゾーン閾値対応表は、具体的な製品が属しているカテゴリレベルに基づいて編成される。例えば、地理的位置ゾーン閾値対応表は、以下の表1及び表2に示されるように、業者が属しているカテゴリレベルに基づいて編成される。例えば、サーバは、表2において「飲食」がどのレベル1カテゴリに属しているかを決定する。サーバは、また、「飲食」がどのレベル2カテゴリに属しているかも決定する。サーバが、表2において対応するレベル2カテゴリを発見しなかった場合、「飲食」が属している最も詳細なカテゴリレベルは、レベル1カテゴリである。したがって、飲食に対応して取得される地理的位置ゾーン閾値は、表2に示されるように、1,500メートルである。サーバは、表2において「映画」がどのレベル1カテゴリに属しているかを決定する。この例では、「映画」は、レベル1カテゴリ「娯楽&エンターテイメント」に属している。サーバは、また、映画がどのレベル2カテゴリに属しているかも決定する。この例では、映画は、「映画館」に属している。サーバは、映画がどのレベル3カテゴリに属しているかを決定する。この例では、映画が属している最も詳細なカテゴリがレベル2カテゴリレベルであるので、サーバは、レベル3カテゴリを発見できない。したがって、映画に対応して取得される地理的位置ゾーン閾値は、300メートルである。必要情報は、必要情報に対応する既定の地理的位置ゾーン閾値(1,500メートル又は300メートル)を探索するために使用される。
【0037】
一部の実施形態では、例えば、ユーザは、ショッピングウェブサイト上のカテゴリリストを閲覧する。カテゴリリストは、ユーザが膨大な数の商品のなかをナビゲートすることを助けるために、ショッピングウェブサイトによって提供される。リストのなかの各カテゴリは、(例えば、製品の売り手によって指定されるように、又は既知の分類技術にしたがってシステムによって自動的に分類されるように、)そのカテゴリに属している特定の製品に対応している。ユーザは、ショッピングウェブサイト上において雑貨又はセータなどのカテゴリを選択し、位置情報サービスリクエストを発行する。必要情報は、「雑貨」又は「セータ」である。この時点で、サーバは、必要情報を使用して、「雑貨」又は「セータ」の製品カテゴリのなかの製品に関する情報を検索し、データベースの中の対応表(表1及び表2を参照せよ)を使用して、必要情報が属している最も詳細なカテゴリを決定する。例えば、サーバは、レベル1を、必要情報「雑貨」が属している最も詳細なカテゴリであると決定する。サーバは、雑貨のレベル1カテゴリに基づいて、対応する地理的位置ゾーン閾値1,500メートルを取得する。必要情報がセータである場合、サーバは、当該情報が属している最も詳細なカテゴリがレベル3であると決定する。2,000メートルが、表1において発見される対応する地理的位置ゾーン閾値であるので、サーバは、セータのレベル3カテゴリに基づいて、対応する地理的位置ゾーン閾値である2,000メートルを取得する。
【0038】
一部の実施形態では、ユーザは、また、自分が探している製品情報を検索するために、ショッピングウェブサイトクライアント上に提供されたユーザインターフェースツール(例えば、モバイルアプリケーション又はウェブブラウザなどのクライアントソフトウェア上に表示された検索ボックス)を使用する。例えば、ユーザは、製品情報キーワード「100%果汁桃ジュース」を検索ボックスに入力し、モバイル端末に、位置情報サービスリクエストを発行させる。位置情報サービスリクエストは、キーワード「100%果汁桃ジュース」を含み、これが、必要情報に対応している。リクエストを受信した後、サーバは、位置情報サービスリクエストを分析してキーワードを識別し、この場合は「100%果汁桃ジュース」である必要情報を取得する。サーバは、「100%果汁桃ジュース」カテゴリのなかの製品に関係する情報を検索する。サーバは、データベースのなかの対応表に基づいて、「100%果汁桃ジュース」が属しているレベル1カテゴリを決定し、必要情報「100%果汁桃ジュース」を、クエリインデックス情報として使用する。対応表は、表1及び表2に関係している。例えば、必要情報「100%果汁桃ジュース」は、レベル1カテゴリ:雑貨に属している。サーバは、次いで、必要情報「100%果汁桃ジュース」が属しているレベル2カテゴリを決定する。例えば、「100%果汁桃ジュース」は、レベル2カテゴリ:飲料に属している。続いて、サーバは、「100%果汁桃ジュース」が属しているレベル3カテゴリを決定する。サーバが、レベル3カテゴリを発見できなかった場合、「100%果汁桃ジュース」が属している最も詳細なカテゴリレベルは、レベル2である。したがって、飲料が、レベル2カテゴリであるゆえに、サーバは、例えば300mなどの、カテゴリレベル2:飲料に対応する地理的位置ゾーン閾値を選択するように構成される。要するに、表1の第2行目における記録に対応する地理的位置ゾーン閾値が、必要情報に対応しており、必要情報:100%果汁桃ジュースの対象情報飲料に対応する地理的区域を提供する働きをする。
【0039】
位置情報サービスリクエスト中のキーワード「100%果汁桃ジュース」が識別された後、ユーザに対応する必要情報に対応して得られる製品カテゴリは、1つの製品カテゴリである。キーワードを分析及び識別した後、サーバは、複数の製品カテゴリに属している必要情報を得る。例えば、モバイル端末によって発行された位置情報サービスリクエストを受信した後、サーバは、位置情報サービスリクエストのなかのキーワードに基づいて、必要情報「コカコーラ」を取得する。この場合、必要情報は、具体的なブランド名に関係するものであり、サーバは、必要情報がどの製品情報カテゴリに関係しているのかの確証を得ることができない。なぜならば、例えば、炭酸飲料のコカコーラに関係した製品カテゴリ又はコカコーラロゴの衣料に関係した製品カテゴリのように、2つ以上の製品カテゴリが存在するからである。この場合、サーバは、先ず、「コカコーラ」に関係する製品情報を製品情報データベースのなかで検索する。サーバは、製品情報を分類する。分類されたコカコーラは、飲料のコカコーラ又は衣料のコカコーラに関係するものである。要するに、サーバが製品カテゴリを定めることを可能にしない「コカコーラ」などのキーワードの場合、サーバは、例えばコカコーラ飲料又はコカコーラ衣料などのいずれの製品カテゴリに関係しているだろうかを、データベースから決定する。次いで、サーバは、可能性のある製品カテゴリを、製品情報として再び機能させるために使用する。続いて、データベースのなかの対応表(表1及び表2を参照せよ)を使用して、サーバは、必要情報が属している最も詳細なカテゴリレベルを決定する。一部の実施形態では、サーバは、必要情報が、レベル1カテゴリ:雑貨に属していると決定する。次いで、サーバは、コカコーラが、例えばレベル2カテゴリ:飲料などのいずれのレベル2カテゴリに属しているかを決定する。次いで、サーバは、コカコーラが、例えばレベル3カテゴリ:炭酸飲料などのいずれのレベル3カテゴリに属しているかを決定する。したがって、サーバは、コカコーラが属している最も詳細なカテゴリレベルに対応するカテゴリレベルがレベル3の炭酸飲料であると決定し、サーバは、当該レベル3カテゴリに対応する地理的位置ゾーン閾値を選択する。また、サーバは、必要情報「コカコーラ」が属しているかもしれない製品カテゴリに基づいて、必要情報「コカコーラ」がレベル1カテゴリ:衣料にも属していると決定する。当該レベル1カテゴリ:衣料は、必要情報「コカコーラ」が属している最も詳細なカテゴリレベルのカテゴリレベルに対応している。したがって、サーバは、レベル1カテゴリ:衣料に対応する地理的位置ゾーン閾値も選択する。この例では、サーバは、必要情報に基づいて、当該必要情報に対応する既定の地理的位置ゾーン閾値を探索する。既定の地理的位置ゾーン閾値は、100メートルの値及び1,000メートルの値に対応している。
【0040】
したがって、カテゴリレベルに基づいて、必要情報に対応する既定の地理的位置ゾーン閾値を探索した後、尚且つモバイル端末ユーザの地理的位置情報と、既定の地理的位置ゾーン閾値とを使用して、地理的位置ゾーン閾値内に入る、必要情報に対応する対象情報を検索する前に、サーバは、必要情報に基づいて、データベースのなかで製品情報を検索し、この製品情報をカテゴリに分類し、このカテゴリに基づいて、製品タイプに関係した必要情報を取得する。
【0041】
したがって、必要情報に基づいて、当該必要情報に対応する既定の地理的位置ゾーン閾値を探索することは、必要情報に基づいて、当該情報が属している最も詳細なカテゴリレベルのカテゴリレベルを決定することと、既定の地理的位置ゾーン閾値が必要情報に対応するように、最も詳細なカテゴリレベルのカテゴリレベルに対応する既定の地理的位置ゾーン閾値を探索することと、を含む。
【0042】
一部の実施形態では、表1及び表2に示されるように、様々な製品カテゴリ又は業者情報に、すなわち必要情報が属しているカテゴリレベルに対応付けて地理的位置ゾーン閾値を記憶することに、重点が置かれている。必要情報に対応する地理的位置ゾーン閾値は、ユーザに対応する個別の設定を有する。例えば、ユーザA及びユーザBは、異なる権限レベルを有するユーザである。ユーザAの権限レベルはレベル1であり、ユーザBの権限レベルはレベル2である。異なる権限レベルには異なる地理的位置ゾーン閾値が割り当てられるので、ユーザA及びユーザBに対して設定される閾値は異なる。要するに、データベースには、ユーザごとに特化された対応表が記録されて存在している。データベースに記録されている対応表は、例えば、ユーザ情報と、カテゴリ分けされた内容と、対応する地理的位置ゾーン閾値とを記録している。カテゴリ分けされた内容は、カテゴリレベル1、2、及び3に分割された製品情報又は業者情報を含む。一部の実施形態では、様々な製品情報又は業者情報、すなわち必要情報に対応する地理的位置ゾーン閾値は、どのユーザに対しても一様に設定されている。
【0043】
一部の実施形態では、サーバは、製品を売りに出すときにサーバデータベースにアップロードされた製品又は業者の特性又は性質に基づいて、製品情報又は業者情報を事前に複数のレベルにカテゴリ分けする。更に、各カテゴリは、更に分割され、製品及び業者は、複数のレベルに属する複数のカテゴリレベルに分割される。要するに、データベースから製品属性が取得され、製品がカテゴリ分けされ、分けられたカテゴリのレベルに対応する地理的位置ゾーン閾値が設定されて保存される。例えば、雑貨に関係する製品情報は、3つのレベルのカテゴリに更に分割されるかもしれない。例えば、雑貨に関係した製品情報は、以下のように分割されるかもしれない。すなわち、雑貨に対応するレベル1カテゴリが、複数のレベル2カテゴリに更に分割され、そのうちの1つが飲料であり、更に複数のレベル3カテゴリに分割され、そのうちの1つが炭酸飲料である。レベル3カテゴリのその他の例として、100%生絞りジュース、乳児用果汁飲料などが挙げられる。一部の実施形態では、製品情報は、4レベル以上に分割される。レベルの数は、実際のニーズに基づく。したがって、サーバが、現ユーザの必要情報を取得した後、例えば、ユーザは、製品:炭酸飲料に関する位置情報を見たいという希望を示すメッセージを自発的に発行する。この場合、サーバは、必要情報:炭酸飲料に基づいて、最も詳細なカテゴリレベルを探索する。例えば、最も詳細なカテゴリレベルは、対応する地理的位置ゾーン閾値が100メートルであるレベル3カテゴリである。ユーザが、「近隣」位置情報サービスを閲覧している場合、サーバによって取得される必要情報は、雑貨などの既定の製品情報又は業者情報であり、雑貨が属している最も詳細なカテゴリレベルのカテゴリレベルは、レベル1である。対応する地理的位置ゾーン閾値は、500メートルである。例えば、500メートルは、表1の第3行目に記録されている地理的位置ゾーン閾値である。したがって、既定の地理的位置ゾーン閾値は、サーバに登録された製品情報又は業者情報が既存の製品又は業者の特性及び性質に基づいてカテゴリ分けされた後に、異なるカテゴリレベルに対して設定される。要するに、異なるカテゴリレベルは、異なる地理的位置ゾーン閾値に対応している。別の例では、サーバは、製品及び/又は業者の特性及び性質に基づいて、製品及び/又は業者をカテゴリ分けする。製品及び/又は業者は、サーバ上に既に登録されているショップによって提供された製品及び/又は業者情報を分析することによって、既存のカテゴリ分けルールに基づいてカテゴリ分割される。複数カテゴリレベルへの製品又は業者の分割は、当業者によって理解されている。したがって、複数のカテゴリレベルへの製品又は業者の分割に関する説明は、簡潔さを期するために省略されている。
【0044】
一部の実施形態では、カテゴリレベル及び地理的位置ゾーン閾値を含む対応表において、カテゴリレベルは、複数のレベルに分割されている。カテゴリレベルが詳細であるほど、提供される地理的位置ゾーン閾値の距離も細かくなる。例えば、必要情報(例えば、「自転車の空気入れ」)が属している最も詳細なカテゴリレベルのカテゴリレベルが、雑貨(レベル1カテゴリ)である場合、雑貨に対応する地理的位置ゾーン閾値は、500メートルである。別の一態様として、必要情報(例えば、「コカコーラ」)が属している最も詳細なカテゴリレベルが、炭酸飲料(レベル3カテゴリ)である場合、炭酸飲料に対応する地理的位置ゾーン閾値は、100メートルである。したがって、事前に確立されたカテゴリレベル対地理的位置ゾーン閾値の対応表を使用し、ユーザの必要情報に基づいて、ユーザの地理的位置から妥当な範囲内にある情報を柔軟に検索することが可能である。例えば、様々な必要情報が属している様々なカテゴリレベルについて、様々な地理的位置ゾーン閾値内にある情報が発見される。したがって、1つの固定の範囲内の情報のみが提供される従来の状況が回避される。
【0045】
一部の実施形態では、具体的な製品が属しているカテゴリレベルに基づいて、カテゴリレベル対地理的位置ゾーン閾値の対応表が編成される。一部の実施形態では、以下の表1及び表2に示されるように、対応表は、業者が属しているカテゴリレベルに基づいて編成される。
【表1】
【表2】
【0046】
表1について、図4は、異なる地理的位置ゾーン閾値範囲に関係する製品情報の一実施形態を示す図である。例えば、対象情報は、炭酸飲料、半径A、セータ、半径Cなどである。この例では、半径Aは、100メートルに対応し、半径Cは、2,000メートルに対応する。ユーザにとっての必要情報が属している最も詳細なカテゴリレベルのカテゴリレベルは、地理的位置ゾーン閾値範囲内にある対象情報を選択するために使用される。対象情報は、クライアントに提供される。したがって、ユーザは、柔軟に情報を提供される。ユーザは、その地理的位置を中心とした固定の範囲内にある対象情報のみを受信することを必ずしも強要されるとは限らない。
【0047】
一部の実施形態では、ユーザは、クライアントを介してサーバ上においてカテゴリレベルに対応する地理的位置ゾーン閾値を設定する。要するに、サーバは、モバイル端末によって発行された、地理的位置ゾーン閾値の修正を求めるリクエストを受信することもある。ユーザは、希望する対象情報を取得するために、モバイル端末を使用して具体的な地理的位置ゾーン閾値を設定する。例えば、ユーザは、業者が沢山ある繁華街にいるときは、飲料を得るための地理的位置ゾーン閾値を減少させる。減少されたゾーン閾値は、ユーザが飲料を見つけやすくする。サーバは、地理的位置ゾーン閾値の修正を求めるリクエストを受信した後、修正された値を対応表に記憶させる。
【0048】
230では、サーバは、モバイル端末ユーザの地理的位置情報と、既定の地理的位置ゾーン閾値とに基づいて、地理的位置ゾーン閾値内に入る、必要情報に対応する対象情報を検索する。
【0049】
一部の実施形態では、サーバは、ユーザのモバイル端末から取得された地理的位置情報を使用し、地理的位置ゾーン閾値を探索する。例えば、飲食のための地理的位置ゾーン閾値は1,500メートルであり、映画のための地理的位置ゾーン閾値は300メートルである。サーバは、ユーザの地理的位置情報に対応する地理的位置を円の中心に、そして地理的位置ゾーン閾値1,500メートルを円の半径にとり、その円内にある、必要情報:飲食に対応する飲食業者の対象情報を選択する。要するに、サーバは、その円内にある、飲食に関係する実在ショップに関係する地理的位置情報を取得する。サーバは、ユーザの地理的位置情報に対応する地理的位置を円の中心に、そして地理的位置ゾーン閾値300メートルを円の半径にとる。サーバは、その円内にある、必要情報に対応する映画館についての対象情報をデータベースから選択する。要するに、サーバは、円内にある、映画を提供する実在ショップの地理的位置情報を取得し、円内に入るそれらのショップに関する地理的位置情報をクライアントに提供する。サーバは、また、実在ショップのショップ情報も提供する。一部の実施形態では、クライアントに送信される対象提供情報は、上述された地理的位置情報及びショップ情報に加えて、製品情報も含んでいる。
【0050】
一部の実施形態では、発見された複数の実在ショップについての地理的位置情報及びショップ情報を受信した後、サーバは、それらのショップを、例えば飲食が映画の前にくるなどの既定の順序に基づいて並べてリストにする。サーバは、リストをクライントに送信する、又はサーバは、地理的位置情報に記録された地理的距離に基づいてショップを順番に並べたショップリストを作成する。一部の実施形態では、地理的位置情報は、マップ上のマーカポイントの形態でクライントに送信される。マーカポイントをマップ上に記すやり方は、当業者に理解されており、その説明は、簡潔さを期するために省略される。
【0051】
一部の実施形態では、サーバは、ユーザのモバイル端末に関する取得された地理的位置情報と、探索された地理的位置ゾーン閾値(例えば、セータの場合、地理的位置ゾーン閾値は100メートルである)とを、以下のように使用する。サーバは、ユーザの地理的位置情報に対応する地理的位置を円の中心にとり、地理的位置ゾーン閾値100メートルを円の半径にとる。円内にある、必要情報:セータに対応するセータについての対象情報が、データベースから選択される。要するに、サーバは、円内にある、実在ショップに関する地理的位置情報を取得する。検索を行った後、サーバは、円内に入るそれらのショップに関する地理的位置情報をクライアントに提供する。サーバは、また、セータを提供する実在ショップについてのショップ情報も提供する。一部の実施形態では、クライアントに送信される対象提供情報は、上述された地理的位置情報及びショップ情報に加えて、セータ製品の簡単な説明などの製品情報も含んでいる。
【0052】
一部の実施形態では、サーバは、ユーザのモバイル端末に関する取得された地理的位置情報と、探索された地理的位置ゾーン閾値(例えば、100%果汁桃ジュースの場合、地理的位置ゾーン閾値は300メートルである)とを、上述されたプロセスと同様なプロセスを使用して使用する。サーバは、必要情報に対応する対象情報:100%果汁桃ジュースをデータベースから選択し、地理的位置ゾーン閾値内に入るショップの地理的位置情報をクライアントに提供する。サーバは、また、これらの実在ショップについてのショップ情報も提供する。一部の実施形態では、クライアントに送信される対象提供情報は、上述された地理的位置情報及びショップ情報に加えて、100%果汁桃ジュースの簡単な説明などの製品情報も含んでいる。
【0053】
一例では、コカコーラについて設定される地理的位置ゾーン閾値は、100メートル及び1,000メートルである。サーバは、ユーザの地理的位置情報に対応する地理的位置を円の中心にとり、地理的位置ゾーン閾値100メートル及び1,000メートルを円の半径にとる。サーバは、その円内にある、必要情報に対応する対象情報を選択する。要するに、サーバは、円内に入るショップの地理的位置情報をクライアントに提供する。一部の実施形態では、サーバは、また、実在ショップについてのショップ情報も提供する。
【0054】
発見された複数の実在ショップについての地理的位置情報及びショップ情報を受信した後、サーバは、それらのショップを、例えば飲料が衣料の前にくるなどの既定の順序に基づいて並べてリストにし、当該リストをクライアントに送信する、又はサーバは、地理的位置情報に記録された地理的距離に基づいてショップを順番に並べたショップリストを作成する。サーバは、また、必要情報に対応する製品情報を含むショップ情報も表示する。情報は、マップ上にマーカポイントを記した形態でクライアントに送信されることもある。例えば、既存のマーカポイント情報は、必要情報に対応する製品情報についてのショップ情報を含む。
【0055】
一部の実施形態では、ショッピングウェブサイト上で製品を提供しているショップは、ショップ情報の入力管理を行うためにコンピュータ又はその他の有線機器を使用することに加えて、3Gハンドセットなどのモバイル通信端末も、製品情報をショップに入力するために使用する。ショップは、ショップの製品に関する特性情報を取得するために、モバイル通信端末の通信モジュール及び情報取得モジュール(例えば、録画モジュール)を使用する。モバイル通信端末の通信モジュールを通じて、通信モジュールは、特性情報に対応する製品情報を取得する。一部の実施形態では、更なる製品情報を入力することも可能である。形成される製品情報は、業者ショップが位置しているサーバへ、モバイル通信ネットワークを通じて送信される。一部の実施形態では、ネットワークショップの関連ショップ情報は、サーバデータベースに記憶される。ショップ情報は、連絡先電話番号情報、営業時間、ネットワークショップに対応する実在ショップに関する情報、実在ショップに関係する地理的位置情報、地理的位置ゾーン閾値対応表、及び製品情報を含む。一部の実施形態では、製品情報は、各種類の製品の名称、コード、概要情報、及び属性を含む。
【0056】
製品情報及びショップ情報は、サーバデータベースのなかの同じデータ表に保存される。一部の実施形態では、製品情報及びショップ情報は、異なるデータベースに保存される、又は1つ大きなデータベースのなかの2つのデータ表に保存される。一部の実施形態では、例えば、製品情報データ表が、サーバによって保存された製品に関係した情報を記憶する。一部の実施形態では、製品情報は、製品コード情報、製品概要情報、及び製品属性を含む。製品コード情報は、提供者によって製品情報が入力されるときにその製品についてサーバによって自動的に生成されるものである。製品コード情報は、製品にラベルを付けるために使用される。サーバのショップ情報データ表は、ショップ名、ショップによって提供される製品の製品コード情報、連絡先情報、営業時間、ネットワークショップに対応する実在ショップに関する地理的位置情報、実在ショップに関する地理的位置情報、地理的位置ゾーン閾値対応表、及びショップの提供者における音声伝達モードを保存する。例えば、音声伝達モードでは、ユーザは、店主に電話することができる。要するに、製品情報及びショップ情報は、1つのデータベースのなかの2つのデータ表に個別に記憶される。製品情報データ表は、製品情報に対応する提供者の連絡先情報、提供者の営業時間、製品に対応する実在ショップ情報、及びその他の同様な情報を記憶していないので、サーバは、製品情報データ表とショップ情報データ表との間の対応関係に基づいて、ショップ情報データ表からこの情報を抽出する。
【0057】
一部の実施形態では、製品情報及びショップ情報は、例えば製品情報データベース及びショップ情報データベースなどの、サーバ上の2つの異なるデータベースに記憶される。
【0058】
サーバデータベースは、ショップに対応する実在ショップの地理的位置情報を記録し、これらの実在ショップの地理的位置情報は、既存のポジショニングプラットフォーム上のライトウェイトディレクトリアクセスプロトコル(LDAP)サーバから、記録された実在ショップの住所情報を使用して取得される。
【0059】
一部の実施形態では、ステップ240において、サーバは、発見された対象情報をモバイル端末ユーザのモバイル端末に提供する。
【0060】
一例では、サーバは、モバイル端末の地理的位置を円の中心とし、地理的位置ゾーン閾値を円の半径として有する区域内の製品又は業者に注目(留意)する。この区域内の製品又は業者は、対象情報の候補に相当する。サーバは、次いで、対象情報をユーザのモバイル端末に提供し、対象情報を例えばリストとして、又はマップ上のマーカポイントとしてモバイル端末のクライアント上に表示する。
【0061】
したがって、モバイル端末を介して無線ネットワーク又はモバイルネットワークを使用しているユーザが、無線ショッピングを行っているときに、ユーザが興味を持っている製品又は業者のショップの実在位置を取得するために地理的位置を活用する場合、それらの実在位置は、異なる必要情報に対応する異なるゾーン閾値に基づいて取得される。したがって、ユーザは、その近隣にある実在ショップを検索する際に、無線ショッピングに対するその要望を、より柔軟に満たされる。
【0062】
図3は、対象情報を検索する方法の一実施形態を示す図である。方法300は、図2の操作230を実行に移したものである。方法300は、以下を含む。
【0063】
ステップ310では、サーバは、発見された対象情報に対応する既定の活動期間を取得する。
【0064】
ステップ320では、サーバは、活動期間が現時刻を含む対象情報を、音声通信要件を満足させる対象情報であると見なす。
【0065】
一部の実施形態では、活動期間が現時刻を含む対象情報を、音声通信要件を満足させる対象情報であると見なすことは、現時刻が対象情報の活動期間内であるかどうかを判定することを含む。現時刻が対象情報の活動期間内である場合、対象情報は、音声通信要件に見合った対象情報である。音声通信要件に見合うということは、活動期間中における音声通信を許可することを意味する。
【0066】
一部の実施形態では、サーバは、必要情報に対応する地理的位置ゾーン閾値内に入るものとして発見された対象情報の製品情報又は業者情報のうちの業者が音声通信モードであるかどうかに基づいて、音声通信モードにある提供者についての対象情報の選択を行う。サーバは、音声通信モードにある対象情報を再発見した後、当該対象情報をモバイル端末クライアントに提供する。一部の実施形態では、サーバは、音声通信モードにある対象情報をモバイル端末クライアントに提供し、また、提供者によって提供される残りの対象情報もモバイル端末クライントに提供する。一部の実施形態では、サーバは、対象情報に順序を付ける。例えば、サーバは、音声通信モードにある対象情報をリストの先頭に挙げ、残りの対象情報をリストの下位に挙げる。続いて、サーバは、順序を付けられた対象情報のリストをモバイル端末クライアントに送信し、モバイル端末クライアントは、順序を付けられた対象情報のリストをユーザに対して表示する。
【0067】
一部の実施形態では、上述された方法300を用いることによって、サーバは、音声伝達モードにあるショップを選択し、ユーザに対して情報を表示する。したがって、ユーザは、より優れた体験を得られる。
【0068】
一部の実施形態では、操作240は、追加の検索を通じて発見された、音声伝達モードが音声通信モードにある提供者によって提供される対象情報を、モバイル端末ユーザのモバイル端末に提供することに、置き換えられる。
【0069】
一部の実施形態では、操作240は、追加の検索を通じて発見された、音声伝達モードが音声通信モードにある提供者によって提供される対象情報と、被提供者によって提供される残りの対象情報とに順序を付け、順序を付けられたこれらの対象情報をモバイル端末ユーザのモバイル端末に提供することに、置き換えられる。
【0070】
上記の例は、主に、ユーザが、そのモバイル端末上のショッピングウェブサイトクライアントを通じてどのように位置情報サービスリクエストをサーバに送信するか、及びユーザの必要情報の実在位置をどのように検索又は取得するかを説明している。一部の実施形態では、サーバは、様々なタイプの情報に関係した実在位置を積極的にプッシュする。例えば、或る時点で、サーバは、一部のユーザの実在位置情報に基づいて、製品割引情報を積極的にユーザに知らせる。この製品割引情報は、モバイル端末クライントに送信される。例えば、サーバは、必要情報を取得する前に、プッシュを必要とする様々なユーザを積極的に取得する。サーバは、次いで、各ユーザに対応する必要情報をデータベースから取得する。例えば、サーバが、飲食に関係した割引情報を一群の提供者にプッシュする場合、それらの操作は、上述された実施形態における操作と同じである。サーバは、各ユーザの地理的位置情報と、飲食について設定された地理的位置ゾーン閾値とに基づいて、これらの地理的位置ゾーン閾値内に入る全ての業者情報をユーザのクライアントにプッシュする。一部の実施形態では、ユーザのクライアントは、ユーザの必要情報をユーザごとに特化させてもいる。例えば、ユーザAの必要情報が飲食及び衣料である場合、ユーザAは、必要情報が属している最も詳細なカテゴリレベルのカテゴリレベル用に取得された地理的位置ゾーン閾値を取得する。サーバは、地理的位置ゾーン閾値内に入る飲食及び衣料の対象情報を、専用のサービスユーザのクライアントに提供する。また、一部の実施形態では、ユーザは、ユーザが希望する個々の必要情報に対応する地理的位置ゾーン閾値も特化させている。例えば、地理的位置ゾーン閾値の修正を求めるリクエストが、サーバに送信される。したがって、同じカテゴリレベルでも、ユーザごとに異なる地理的位置ゾーン閾値を保存することが可能であり、したがって、異なるユーザは、異なる地理的位置ゾーン閾値内の製品情報又は業者情報を取得することができる。
【0071】
図5は、地理的位置に基づく情報検索システムの一実施形態を示す構造図である。このシステム500は、取得ユニット510と、探索ユニット520と、検索ユニット530と、提供ユニット540と、受信ユニット550と、データベース検索ユニット560とを含む。
【0072】
取得ユニット510は、モバイル端末ユーザに対応する必要情報及び地理的位置情報を取得する。
【0073】
探索ユニット520は、必要情報に基づいて、必要情報に対応する既定の地理的位置ゾーン閾値を探索する。
【0074】
検索ユニット530は、モバイル端末ユーザの地理的位置情報と、既定の地理的位置ゾーン閾値とに基づいて、地理的位置ゾーン閾値内に入る、必要情報に対応する対象情報を検索する。
【0075】
一部の実施形態では、受信ユニット550は、モバイル端末ユーザによって送信された位置情報サービスリクエストを受信する。位置情報サービスリクエストは、キーワードを含む。
【0076】
取得ユニット510は、更に、位置情報サービスリクエストからキーワードを抽出し、モバイル端末ユーザに対応する必要情報を取得するために上記キーワードに基づいてローカルデータベースを照会する、又は上記キーワードをモバイル端末ユーザに対応する必要情報として確立する。
【0077】
一部の実施形態では、データベース検索ユニット560は、必要情報に基づいて、必要情報に対応する製品情報をデータベース中で検索し、複数のカテゴリへの製品情報の分類に基づいて、必要情報に対応する、製品タイプに関係する必要情報を取得する。例えば、キーワードがコカコーラ、又は製品タイプを示さないその他の何らかのブランド名称である場合、データベース検索ユニット560は、更に、製品タイプに関係する必要情報を取得する。例えば、上記の実施形態における説明を参照するとよい。
【0078】
提供ユニット540は、選択された対象情報を、モバイル端末ユーザのモバイル端末に提供する。
【0079】
一部の実施形態では、受信ユニットは、モバイル端末によって送信された位置情報サービスリクエストメッセージを受信する。例えば、クライアントは、ユーザがモバイル端末のポジショニングサービスクライアントをアクティブにする結果として、又はユーザがポジショニングサービスクライアント上の「最寄り」、「近隣」、若しくは「すぐ近く」などの機能ボタンをクリックする結果として、位置情報サービスリクエストを積極的に発行する。一部の実施形態では、位置情報サービスリクエストの発行は、モバイル端末に、位置情報サービスリクエストをポジショニングサーバに送信させる。このような状況では、システム500は、位置情報サービスリクエストを受信した後、クライアント用に事前に定められた必要情報をデータベースのなかで発見する。例えば、システムとユーザとの間には、デフォルト設定が存在する。ユーザが位置情報サービスリクエストを発行する場合、位置情報サービスリクエストがターゲットにしているユーザの必要情報は、業者カテゴリ情報(エンターテイメント、ショッピング、若しくは飲食)、又は飲料、衣料、若しくはデジタル機器などの様々なタイプの製品情報である。別の例では、ユーザは、ポジショニングサービスクライアント上に提供された閲覧機能に基づいて、近隣にある何らかの製品情報、業者情報、割引情報、及びその他の同様な情報を閲覧する。ユーザは、カテゴリにしたがって位置情報サービスリクエストを発行する。例えば、ユーザは、クライアントページ上の情報カテゴリリストを選択し、衣料−婦人服−セータを閲覧して「セータ」カテゴリをクリックし、位置情報サービスリクエストをシステムに発行する。この時点で、位置情報サービスリクエストは、例えば製品カテゴリ情報「セータ」などのユーザの情報を含む。したがって、ユーザに対応する必要情報は、システムが事前にユーザとの間で合意に達しているカテゴリ情報である、又はユーザに対応する情報は、ユーザによって発行された位置情報サービスリクエストに含まれる。
【0080】
位置情報サービスリクエストを受信した後、取得ユニット510は、必要情報を、データベースから又は送信された位置情報サービスリクエストから取得し、ユーザの地理的位置を、地理的位置情報を提供する既存のポジショニングサーバなどのサーバから取得する。
【0081】
一部の実施形態では、探索ユニット520は、カテゴリレベル決定ユニット5210と、閾値探索ユニット5220とを含む。
【0082】
カテゴリレベル決定ユニット5210は、必要情報が属している最も詳細なカテゴリレベルのカテゴリレベルを決定する。
【0083】
閾値探索ユニット5220は、必要情報との対応関係を実現するために、最も詳細なカテゴリレベルのカテゴリレベルに基づいて、最も詳細なカテゴリレベルのカテゴリレベルに対応する既定の地理的位置ゾーン閾値を探索する。
【0084】
一部の実施形態では、取得ユニット510が必要情報を取得する場合、取得ユニット510は、必要情報に基づいて、対応する地理的位置ゾーン閾値を探索する。必要情報は、エンターテイメント、ショッピング、飲食、及びその他の様々な業者カテゴリ情報、又は様々なタイプの製品情報である。製品情報は、飲料、衣料、及びデジタル機器である。例えば、ユーザは、雑貨又はセータなどのショッピングウェブサイトカテゴリを閲覧し、位置情報サービスリクエストを発行する。必要情報は、雑貨又はセータである。この時点で、カテゴリレベル決定ユニット5210は、必要情報に基づいて、当該必要情報が属している最も詳細なカテゴリレベルのカテゴリレベルを決定する。カテゴリレベルの例が、データベースのなかの対応表(表1及び表2を参照せよ)に示されている。例えば、雑貨は、レベル1カテゴリに属している。閾値探索ユニット5220は、レベル1カテゴリ:雑貨に基づいて、1,500メートルに対応する地理的位置ゾーン閾値を取得する。必要情報がセータである場合、カテゴリレベル決定ユニット5210は、必要情報が属している最も詳細なカテゴリレベルのカテゴリレベルがレベル3カテゴリ:セータであると決定する。閾値探索ユニット5220は、レベル3カテゴリ:セータに基づいて、2,000メートルに対応する地理的位置ゾーン閾値を取得する。
【0085】
別の例では、ユーザは、ユーザが希望する製品情報を検索するために、ウェブサイトにアクセスしているクライアント上に提供された検索ボックスを使用する。例えば、ユーザは、検索ボックスに「100%果汁桃ジュース」を入力する。この時点で、モバイル端末を介して位置情報サービスリクエストが送信される。この位置情報サービスリクエストは、必要情報として「100%果汁桃ジュース」を含む。受信ユニット550が位置情報サービスリクエストを受信した後、取得ユニット510は、必要情報として「100%果汁桃ジュース」を取得する。先ず最初に、データベースのなかの対応表を使用し、探索ユニット520のカテゴリレベル決定ユニット5210は、「100%果汁桃ジュース」がどのレベル1カテゴリに属しているかを決定する。例えば、「100%果汁桃ジュース」は、レベル1カテゴリ:雑貨に属している。カテゴリレベル決定ユニット5210は、次いで、「100%果汁桃ジュース」が属しているレベル2カテゴリを決定する。例えば、「100%果汁桃ジュース」は、レベル2カテゴリ:飲料に属している。次いで、カテゴリレベル決定ユニット5210は、「100%果汁桃ジュース」がどのカテゴリ3レベルに属しているかを決定する。カテゴリレベル決定ユニット5210が、対応するレベル3カテゴリを発見できなかった場合、「100%果汁桃ジュース」が属している最も詳細なカテゴリレベルのカテゴリレベルは、レベル2である。したがって、閾値探索ユニット5220は、300メートルなどの、カテゴリレベル2:飲料に対応する地理的位置ゾーン閾値を選択する。飲料は、レベル2カテゴリである。要するに、表1の第2行目の記録に対応する記録された地理的位置ゾーン閾値が、必要情報に対応しており、必要情報である100%果汁桃ジュースの対象情報飲料に対応する地理的区域を提供する。
【0086】
一部の実施形態では、表1及び表2に示されるように、例えば必要情報が属しているカテゴリレベルなどの、様々な製品カテゴリ又は業者情報に対応付けて地理的位置ゾーン閾値を記憶することに、重点が置かれている。必要情報に対応するこれらの地理的位置ゾーン閾値は、ユーザごとに個別の設定を有する。例えば、ユーザA及びユーザBは、異なる権限レベルを有するユーザである。したがって、ユーザA及びユーザBのために設定される地理的位置ゾーン閾値は、それぞれ異なる。要するに、データベースには、ユーザごとに特化された対応表が記録されて存在している。データベース対応表は、例えば、ユーザ情報と、カテゴリレベル1、2、及び3に分割された製品情報又は商品情報などのカテゴリ分けされた内容と、対応する地理的位置ゾーン閾値とを記録している。一部の実施形態では、例えば必要情報などの様々な製品情報又は業者情報に対応する地理的位置ゾーン閾値は、どのユーザに対しても一様に設定されている。
【0087】
最初に、システムは、出現するだろう製品又は業者の特性又は性質を、製品情報又は業者情報を複数のレベルに事前にカテゴリ分けする基準として使用する。製品及び業者は、複数のレベルに属するカテゴリレベルに分割される。例えば、雑貨に関する製品情報は、3つのカテゴリレベルに小分割される。例えば、雑貨に関係した製品情報は、レベル1カテゴリ:雑貨と、レベル2カテゴリ:飲料と、レベル3カテゴリ:炭酸飲料とに分割される。更に、レベル3カテゴリは、複数のレベル3カテゴリを含む。例えば、レベル3カテゴリは、100%生絞りジュース、乳児用果汁飲料などを含む。したがって、システムは、現ユーザの必要情報を取得した後、例えば、製品:炭酸飲料に関する地理的位置情報を取得することを求めるメッセージを自発的に発行する。この場合、システムは、必要情報:炭酸飲料に基づいて、製品:炭酸飲料が属している最も詳細なカテゴリレベルを探索する。レベル3カテゴリ:炭酸飲料に対応する地理的位置ゾーン閾値は、100メートルである。ユーザが、「近隣」位置情報サービスを閲覧する場合、システムによって取得される必要情報は、雑貨などの、既定の製品情報又は業者情報であり、雑貨が属している最も詳細なカテゴリレベルのカテゴリレベルは、レベル1である。対応する地理的位置ゾーン閾値は、500mであり、これは、例えば、表1の第3行目に記録された地理的位置ゾーン閾値である。したがって、既定の地理的位置ゾーン閾値は、システムに記憶されている製品情報又は業者情報が既存の製品又は業者の特性及び性質に基づいてカテゴリ分けされた後に、異なるカテゴリレベルに対して設定される。要するに、異なるカテゴリレベルは、異なる地理的位置ゾーン閾値に対応している。一部の実施形態では、システムは、製品又は業者の特性及び性質に基づいてカテゴリ分けを実施する。システム上に既に登録されているショップによって提供された製品情報又は業者情報が、既存のカテゴリ分けルールにしたがってカテゴリ分けされる。複数のカテゴリレベルへの製品情報又は業者情報の分割は、当業者によって理解されており、その説明は、簡潔さを期するために省略される。
【0088】
必要情報に属しているカテゴリレベルと、地理的位置ゾーン閾値とに関する(データベース内に維持されている)対応表において、カテゴリレベルは、複数のレベルに分割されている。カテゴリレベルが詳細であるほど、提供される地理的位置ゾーン閾値の距離も細かくなる。例えば、必要情報(例えば、「自転車の空気入れ」)が属している最も詳細なカテゴリレベルのカテゴリレベルが、雑貨(レベル1カテゴリ)である場合、雑貨に対応する地理的位置ゾーン閾値は、500メートルである。一態様として、必要情報(例えば、「コカコーラ」)が属している最も詳細なカテゴリレベルが、炭酸飲料(レベル3カテゴリ)である場合、炭酸飲料に対応する地理的位置ゾーン閾値は、100メートルである。したがって、データベースのなかに事前に定められたカテゴリレベル対地理的位置ゾーン閾値の対応表に基づいて、ユーザの必要情報を柔軟に使用して、ユーザの地理的位置から妥当な範囲内にある情報提供を発見することが可能である。例えば、様々な必要情報が属している様々なカテゴリレベルについて、様々な地理的位置ゾーン閾値内にある情報提供が発見される。したがって、従来の、1つの固定の範囲内のみの情報提供が回避される。
【0089】
一部の実施形態では、検索ユニット530は、ユーザの地理的位置情報に対応する地理的位置を円の中心として、そして例えば100メートルなどの地理的位置ゾーン閾値を円の半径として使用し、その範囲内にある対応する全ての必要情報、すなわち各製品の対象情報が選択される。例えば、地理的位置ゾーン閾値は、セータについては100メートルに設定される。図は、様々な閾値内の情報を示している。例えば、対象情報は、炭酸飲料−半径A、セータ−半径Cなどのように設定される。ユーザにとっての必要情報が属している最も詳細なカテゴリレベルは、地理的位置ゾーン閾値範囲内にある対象情報を選択するために使用される。選択された対象情報は、クライアントに提供される。したがって、ユーザは、柔軟に情報を提供される。ユーザは、その地理的位置を中心とした固定の範囲内にある対象情報のみを必ずしも受信するとは限らない。
【0090】
一部の実施形態では、ユーザは、クライアントを介してサーバ上においてカテゴリレベルに対応する地理的位置ゾーン閾値を設定する。要するに、受信ユニット550は、モバイル端末によって発行された、地理的位置ゾーン閾値の修正を求めるリクエストを受信することもある。要するに、ユーザは、希望する対象情報を取得するために、モバイル端末クライアント上において具体的な閾値を設定する。例えば、ユーザは、商業活動が盛んな区域にいるときは、飲料のためのゾーン閾値を減少させる。このような減少は、ユーザにとっての利便性を向上させる。システムは、地理的位置ゾーン閾値の修正を求めるリクエストを受信した後、修正された値を対応表に記憶させる。
【0091】
検索ユニット530は、モバイル端末の地理的位置を中心とし、地理的位置ゾーン閾値を半径として有する区域内において、対象情報として考えられる候補を求めて製品又は業者を検索する。提供ユニット540は、次いで、ユーザのモバイル端末に対象情報を提供し、モバイル端末のクライント上に対象情報を表示する。例えば、対象情報は、リストとして又はマップ上にマーカポイントを記したものとしてクライアント上に提示される。製品に関係した地理的位置情報をクライアント上に表示することは、これらの製品を販売している具体的な実在ショップの地理的位置を提供することと同じことである。具体的な実在ショップに関係する地理的位置情報をユーザのモバイル端末クライアント上に表示することは、当業者によって理解されており、その更なる議論は、簡潔さを期するために省略される。
【0092】
一部の実施形態では、取得ユニット510は、また、発見された対象情報から音声通信要件を満足させる対象情報を取得し、発見された対象情報に対応する既定の活動期間を取得する。
【0093】
取得ユニット510は、また、活動期間が現時刻を含んでいる対象情報を、音声通信要件を満足させる対象情報として含む。
【0094】
検索ユニット530は、また、音声伝達モードが音声通信モードである提供者によって提供される対象情報を検索する。
【0095】
要するに、取得ユニット510は、必要情報に対応する地理的位置ゾーン閾値内に入る対象情報の製品情報又は業者情報のうちの業者が音声通信モードであるかどうかに基づいて、提供者についての対象情報の更なる選択を行う。システムは、音声通信モードにあるこの対象情報を発見した後、当該対象情報をモバイル端末クライアントに提供する。一部の実施形態では、システムは、音声通信モードにある対象情報をモバイル端末クライアントに提供し、また、提供者によって提供される残りの対象情報もモバイル端末クライントに提供する。一部の実施形態では、サーバは、情報に順序を付ける。音声通信モードにある対象情報は、リストの先頭に挙げられ、残りの対象情報は、リストの下位に挙げられる。次いで、取得ユニット510は、順序を付けられた対象情報のリストをモバイル端末クライアントに送信し、そこで、順序を付けられた対象情報のリストは、ユーザに対して表示される。
【0096】
したがって、情報は、柔軟にユーザに提供される。ユーザは、その地理的位置を中心とした固定の範囲内にある対象情報を受信することを求められない。
【0097】
上述されたユニットは、1つ以上の汎用プロセッサ上で実行されるソフトウェアコンポーネントとして、又はプログラマブルロジックデバイス及び/若しくは特定の機能を実施するように設計された特殊用途向け集積回路などのハードウェアとして、又はそれらの組み合わせとして実装することができる。一部の実施形態では、ユニットは、本発明の実施形態で説明される方法を(パソコン、サーバ、ネットワーク機器などの)計算装置に実行させるための幾つかの命令を含み尚且つ(光ディスク、フラッシュストレージデバイス、モバイルハードディスクなどの)不揮発性のストレージ媒体に記憶させることができるソフトウェア製品の形で具現化することができる。ユニットは、1つのデバイスに実装されてよい、又は複数のデバイスに分散されてよい。ユニットの機能は、互いに合体されてよい、又は複数の小ユニットに更に分割されてよい。
【0098】
本明細書で開示された実施形態に照らして説明された方法又はアルゴリズム的段階は、ハードウェア、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュール、又はこれら両方の組み合わせを使用して実現することができる。ソフトウェアモジュールは、ランダムアクセスメモリ(RAM)、メモリ、読み出し専用メモリ(ROM)、電気的にプログラム可能なROM、電気的に消去可能でプログラム可能なROM、レジスタ、ハードドライブ、着脱式ディスク、CD−ROM、又は当該技術分野で知られるその他の任意の形態のストレージ媒体にインストールすることができる。
【0099】
以上の実施形態は、理解を明瞭にする目的で幾らか詳細に説明されてきたが、本発明は、提供された詳細に限定されない。本発明を実現するには、多くの代替的手法がある。開示された実施形態は、例示的であり、限定的ではない。
適用例1:地理的位置に基づく情報検索方法であって、
1つ以上のプロセッサを使用して、モバイル端末ユーザに対応する必要情報及び地理的位置情報を取得し、
前記1つ以上のプロセッサを使用して、前記必要情報と、既定の地理的位置ゾーン閾値とカテゴリ情報とを対応付けている事前に構成されたマッピングと、に基づいて、既定の地理的位置ゾーン閾値を探索し、
前記1つ以上のプロセッサを使用して、前記モバイル端末ユーザの前記地理的位置情報と、前記既定の地理的位置ゾーン閾値と、に基づいて、前記必要情報に対応する対象情報を検索すること、
を備える情報検索方法。
適用例2:適用例1に記載の、地理的位置に基づく情報検索方法であって、
前記必要情報に基づいて、既定の地理的位置ゾーン閾値を探索することは、
前記必要情報が属している最も詳細なカテゴリレベルのカテゴリレベルを決定し、
前記最も詳細なカテゴリレベルのカテゴリレベルに対応する既定の地理的位置ゾーン閾値を探索すること、
を含む、情報検索方法。
適用例3:適用例1に記載の、地理的位置に基づく情報検索方法であって、更に、
モバイル端末ユーザに対応する必要情報及び地理的位置情報を取得する前に、前記モバイル端末ユーザによって送信された位置情報サービスリクエストを受信することを備え、前記位置情報サービスリクエストは、第1の端末に対応する必要情報を示すキーワードを含む、情報検索方法。
適用例4:適用例3に記載の、地理的位置に基づく情報検索方法であって、
前記モバイル端末ユーザに対応する必要情報を取得することは、
前記位置情報サービスリクエストから前記キーワードを抽出し、
前記モバイル端末ユーザに対応する必要情報を前記キーワードに基づいて取得するために、サーバのローカルデータベースを照会すること、
を含む、情報検索方法。
適用例5:適用例3に記載の、地理的位置に基づく情報検索方法であって、
前記モバイル端末ユーザに対応する必要情報を取得することは、
前記位置情報サービスリクエストから前記キーワードを抽出し、
前記キーワードを、前記モバイル端末ユーザに対応する必要情報として確立すること、
を含む、情報検索方法。
適用例6:適用例1に記載の、地理的位置に基づく情報検索方法であって、更に、
前記モバイル端末ユーザの前記地理的位置情報と、前記既定の地理的位置ゾーン閾値と、に基づいて、前記必要情報に対応する既定の地理的位置ゾーン閾値を探索した後であって、前記地理的位置ゾーン閾値内に入る、前記必要情報に対応する対象情報を検索する前に、
前記必要情報に基づいて、データベース中で製品情報を検索し、
前記発見された製品情報をカテゴリに分類し、
前記カテゴリに基づいて、前記必要情報に対応する、製品タイプに関係する必要情報を取得すること、
を備える情報検索方法。
適用例7:適用例1に記載の、地理的位置に基づく情報検索方法であって、更に、
前記モバイル端末ユーザの前記地理的位置情報と、前記既定の地理的位置ゾーン閾値と、に基づいて、前記地理的位置ゾーン閾値内に入る前記必要情報に対応する対象情報を検索した後に、前記発見された対象情報から、音声通信要件を満足させる対象情報を取得することを備える情報検索方法。
適用例8:適用例7に記載の、地理的位置に基づく情報検索方法であって、
前記発見された対象情報から、音声通信要件を満足させる対象情報を取得することは、
前記発見された対象情報に対応する既定の活動期間を取得し、
現時刻を含む活動期間を有する対象情報を、前記音声通信要件を満たす対象情報であると見なすこと、
を含む、情報検索方法。
適用例9:適用例1に記載の、地理的位置に基づく情報検索方法であって、更に、
前記モバイル端末によって送信された、前記地理的位置ゾーン閾値の修正を求めるリクエストを受信することを備える情報検索方法。
適用例10:適用例1に記載の、地理的位置に基づく情報検索方法であって、更に、
前記モバイル端末ユーザの前記地理的位置情報と、前記既定の地理的位置ゾーン閾値と、に基づいて、前記必要情報に対応する対象情報を検索した後に、前記発見された対象情報を、前記モバイル端末ユーザのモバイル端末に提供することを備える情報検索方法。
適用例11:地理的位置に基づく情報検索システムであって、
少なくとも1つのプロセッサであって、
モバイル端末ユーザに対応する必要情報及び地理的位置情報を取得し、
前記必要情報と、既定の地理的位置ゾーン閾値とカテゴリ情報とを対応付けた事前に構成されたマッピングと、に基づいて、既定の地理的位置ゾーン閾値を探索し、
前記モバイル端末ユーザの前記地理的位置情報と、前記既定の地理的位置ゾーン閾値と、に基づいて、前記必要情報に対応する対象情報を検索するように構成されている少なくとも1つのプロセッサと、
前記少なくとも1つのプロセッサに接続され、前記少なくとも1つのプロセッサに命令を提供するように構成されているメモリと、
を備える、
情報検索システム。
適用例12:適用例11に記載の、地理的位置に基づく情報検索システムであって、
前記必要情報に基づいて、既定の地理的位置ゾーン閾値を探索することは、
前記必要情報が属している最も詳細なカテゴリレベルのカテゴリレベルを決定し、
前記最も詳細なカテゴリレベルのカテゴリレベルに対応する既定の地理的位置ゾーン閾値を探索すること、
を含む、情報検索システム。
適用例13:適用例11に記載の、地理的位置に基づく情報検索システムであって、
前記少なくとも1つのプロセッサは、前記モバイル端末ユーザに対応する必要情報及び地理的位置情報を取得する前に、前記モバイル端末ユーザによって送信された位置情報サービスリクエストを受信するように構成され、前記位置情報サービスリクエストは、第1の端末に対応する必要情報を示すキーワードを含む、情報検索システム。
適用例14:非一時的なコンピュータ読み取り可能ストレージ媒体に実装された、地理的位置に基づいて情報を検索するためのコンピュータプログラム製品であって、
モバイル端末ユーザに対応する必要情報及び地理的位置情報を取得するためのコンピュータ命令と、
前記必要情報と、既定の地理的位置ゾーン閾値とカテゴリ情報とを対応付けた事前に構成されたマッピングと、に基づいて、既定の地理的位置ゾーン閾値を探索するためのコンピュータ命令と、
前記モバイル端末ユーザの前記地理的位置情報と、前記既定の地理的位置ゾーン閾値と、に基づいて、前記必要情報に対応する対象情報を検索するためのコンピュータ命令と、
を備えるコンピュータプログラム製品。
適用例15:適用例14に記載の、地理的位置に基づいて情報を検索するためのコンピュータプログラム製品であって、
前記必要情報に基づいて、既定の地理的位置ゾーン閾値を探索することは、
前記必要情報が属している最も詳細なカテゴリレベルのカテゴリレベルを決定すること、
前記最も詳細なカテゴリレベルのカテゴリレベルに対応する既定の地理的位置ゾーン閾値を探索すること、
を含む、コンピュータプログラム製品。
適用例16:適用例14に記載の、地理的位置に基づいて情報を検索するためのコンピュータプログラム製品であって、更に、
前記モバイル端末ユーザに対応する必要情報及び地理的位置情報を取得する前に、前記モバイル端末ユーザによって送信された位置情報サービスリクエストを受信することを備え、前記位置情報サービスリクエストは、第1の端末に対応する必要情報を示すキーワードを含む、コンピュータプログラム製品。
図1
図2
図3
図4
図5