【文献】
ZTE,Further considerations on enhanced transition procedures of small cell on/off scheme,3GPP TSG RAN WG1 Meeting #75 R1-135350,3GPP,2013年11月 2日,URL,http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_75/Docs/R1-135350.zip
【文献】
Ericsson,Small cell on/off operational modes,3GPP TSG RAN WG1 Meeting #75 R1-135658,2013年11月 2日,URL,http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_75/Docs/R1-135658.zip
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記状態切替情報は、更に、小セル基地局の状態切替の時間情報を含み、端末は前記時間情報に応じて、前記小セル基地局により送信された情報を受信し、前記小セル基地局へ情報を送信する
請求項10に記載の方法。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、具体的な実施例及び図面を参照して、本発明の技術案を更に詳しく説明する。
【0013】
第一実施例
図1に示すように、本実施例は、小セル基地局の状態切替方法を提供する。前記方法は、ステップS110とステップS120を含む。
【0014】
ステップS110:状態切替モードを含む状態切替情報を取得する。
【0015】
ステップS120:前記状態切替情報に応じて、小セル基地局の状態切替を行う。
【0016】
本実施例において、前記小セル基地局の状態切替は、小セル基地局がアクティブ状態からスリープ状態へ移行すること、及びスリープ状態からアクティブ状態へ移行することを含む。
【0017】
無線ネットワークにおいて、一般的には、マイクロ基地局又は小基地局又はホーム基地局がカバーして、小セルを形成する。前記小セルの物理範囲において、マクロ基地局、他のマイクロ基地局、小基地局、又はホーム基地局のカバレッジが同時に存在する可能性もある。一般的には、いくつかの小セル基地局が集合(aggregate)されてクラスタが構成される。クラスタの管理ネットワーク構成要素は、通常、クラスタヘッドと呼ばれている。前記クラスタヘッドは、1つの個々のエンティティネットワーク構成要素に対応してもよいし、従来のネットワーク管理デバイスにより分割された論理ネットワーク構成要素であってもよい。
【0018】
ステップS110において、スリープモード又はスリープ構成を取得する方法は、具体的には、少なくとも以下のような3つの方法を含む。
【0019】
第一方法:スリープに入る必要がある小セル基地局自身が、現在の端末のアクセス状況、端末タイプ、小セル基地局自体の性能及び互換性、小セル自体及びその隣接セルの干渉カバレッジ状況に応じて、状態切替モードを選択して状態切替情報を自身によって生成する。具体的には、端末のランダムアクセス信号に応じて、又は第一信号のフィードバックに応じて、小セルにおいて現在の端末アクセス量、データトラフィック、端末タイプ等のアクセス状況を決定する。小セル基地局自体の性能、互換性等のパラメータは、自身により取得され又は管理者により予め設定されることができる。前記小セル隣接セルの干渉カバレッジ状況は、管理デバイス又は小セルの隣接セル基地局等のデバイスにより送信された情報を受信することによって取得されることができる。実現の方法は多いので、ここでは詳細な説明を省略する。
【0020】
第二方法:小セル基地局は、小セルの隣接セル基地局、前記小セルがカバーされたマクロセルのマクロ基地局又は前記小セル基地局のクラスタヘッドから、状態切替情報を受信する。通常、マクロ基地局又は前記クラスタヘッドは、デバイス性能及び論理によって区分され、前記小セル基地局の上級(upper−level)ネットワーク要素であり、小セル基地局を統括的に割り当てスケジューリングすることによって、無線ネットワークが共同してカバーする領域内のカバー率、送信パワーを減少し、各種スリープモードの活用を実現するとともに、端末のタイムリーアクセスとハンドオーバを確保して、ユーザーの満足度を向上させる。
【0021】
第三方法:前記小セル基地局が他の基地局に協力するセカンダリー基地局である場合、前記状態切替情報は、小セル基地局のマスター基地局から受信されてもよい。前記小セル基地局のマスター基地局が状態切替情報を形成する方法は、小セル基地局及び/又はマクロ基地局等の基地局が状態切替情報を形成する方法を参照してもよい。
【0022】
以下、3つの状態切替モードを提供する。
【0023】
第一モード:動的切替モードであり、サブフレームレベルによって小セル基地局のスリープ状態とアクティブ状態の間の切替時間のマグニチュード(magnitude)が計算され、切替が速い。切替時間が短いため、スリープ状態からアクティブ状態へ迅速的に切替し、端末が密集したネットワークにおいてスリープ化される小セルへタイムリーにアクセスすることを保証することができる。そこで、ネットワーク全体に対して、スループットを向上するのに有利である。しかしながら、従来端末(3GPP Release−12通信プロトコルの前の通信プロトコルに対応する端末と考えられる)は、小セル基地局がアクティブ状態からスリープ状態へ移行する際に、このような短時間にターゲット基地局へハンドオーバすることができなく、従来端末の通信中断を招くことがある。
【0024】
第二モード:静的切替モードであり、低速切替モードとも呼ばれる。通常の切替時間のマグニチュードが数百ミリ秒〜数秒であり、R11端末(R11端末が3GPP Release11通信プロトコルに対応する端末である)、及びR11端末の前の従来端末のハンドオーバに適合することができる。具体的な前記従来端末は、補助セル非アクティブ化(Secondary cell deactivation)方法に応じて、小セルからターゲットセルへの切替を行う。しかしながら、静的切替モードにおいて、スリープ状態へ移行する必要があるセルにおける端末を、スリープ化されている小セルへタイムリーにアクセスさせないため、ネットワーク全体のスループットに悪い影響を与える可能性がある。
【0025】
第三モード:半静的スリープモードであり、動的状態モードと静的状態モードの間のモードである。通常の切替時間は十ミリ秒〜何百ミリ秒である。半静的状態モードは、静的状態モードと比べて、スループットを向上させる性能が良いが、動的スリープモードと比べて、スループットを向上させる性能が少し悪い。また、半静的状態モードは、動的状態モードと比べて、従来端末が状態切替の小セルからハンドオーバすることと、ある程度で互換性がある。
【0026】
前記小セルがアクティブ状態からスリープ状態へ移行する場合、前記状態切替モードは、スリープモード指示を含む。前記状態切替情報は、更に、前記スリープモードに対応するスリープ構成を含む。以下、ステップS110及びステップS120を基にして、小セル基地局のスリープ化方法を提供する。
【0027】
図2に示すように、前記小セル基地局のスリープ化方法は、ステップS210、ステップS220、及びステップS230を含む。
【0028】
ステップS210:スリープモード指示及び前記スリープモードに対応するスリープ構成を取得する。
【0029】
ステップS220:前記スリープモード指示に応じて、スリープモードを選択してスリープへ移行する。
【0030】
ステップS230:スリープ期間において、前記スリープ構成に応じて、第一信号を送信する。ここで、前記第一信号は、発見信号、同期信号、チャネル状態情報基準信号、及び小セル特定基準信号のうちの少なくとも1つを含む。ここで、前記小セル特定基準信号は、小セルタイプ及び特別要求に応じて設定された1つ又は複数の基準信号の組み合わせである。
【0031】
ここで、前記スリープ構成は、前記第一信号の信号パターン及び/又はパワーを含む。前記信号パターンは、第一信号の周期とオフセットを含む。なお、前記構成情報は、各種の第一信号の送信頻度、パワー、及び放射角度等の情報を更に含んでもよい。前記パワーがゼロである場合、この時の小セル基地局がスリープ状態にあり、何の信号も送信しない。このような状況は、例えば夜間等のネットワークトラフィックがほぼゼロである場合に適する。
【0032】
前記スリープモードは、動的スリープモード、半静的スリープモード、又は静的スリープモードである。前記動的スリープモードは、小セル基地局がアクティブ状態からスリープ状態へ移行するようにする動的切替モードである。前記静的スリープモードは、小セル基地局がアクティブ状態からスリープ状態へ移行するようにする静的切替モードである。前記半静的スリープモードは、小セル基地局がアクティブ状態からスリープ状態へ移行するようにする半静的切替モードである。
【0033】
また、前記小セル基地局のスリープ化方法は、更に、ステップS240を含む。
【0034】
ステップS240:調整されたスリープモード指示及びスリープ構成を取得して、スリープモード及び第一信号を調整する。ここで、調整されたスリープモード指示及びスリープ構成は、端末が前記第一信号に応じてフィードバックされた測定結果、及び/又は予め設定された調整ポリシーに応じて決定される。ステップS240において、小セル基地局のスリープモード及びスリープ構成が調整される場合、ステップS210へ戻り、ステップS210〜ステップS240を再度実行する。
【0035】
前記予め設定された調整ポリシーは、異種ネットワークにおける複数の小セル基地局のスリープ化協議ポリシーであり、前記スリープ化協議ポリシーは、現在の実際スループット及び端末の分布に応じて、少ない端末が常駐している小セル基地局がスリープ状態へ移行するようにすることができる。前記第一信号を調整することは、第一信号のタイプ、信号パターン、及びパワー等の情報のうちの少なくとも1つを調整することである。
【0036】
好ましくは、前記小セル基地局のスリープ化方法は、更に、
スリープ期間において、前記小セル基地局は、更に、端末へスケジューリング命令を送信することと、
前記スケジューリング命令に応じて端末が測定した前記第一信号の測定結果を受信することとを含む。
【0037】
小セル基地局がスリープ化された後、第一信号に対する端末の測定結果は、小セル基地局へ直接に送信されることができない。そこで、端末からの測定結果を受信してスリープモード及びスリープ構成の調整を行うために、前記小セル基地局は、端末へスケジューリング命令を更に送信でき、端末は、前記スケジューリング命令に応じて、測定結果を小セル基地局へ送信することができる。
【0038】
以上のように、本実施例は、小セル基地局のスリープ化方法を提供する。従来の小セルのスリープ化方法と比べて、各種のスリープモードと互換性があるとともに、端末により送信された測定結果、及び/又はネットワーク要求等の決定基準要因に応じて、スリープモードをタイムリー調整することができる。そして、スリープ化によって電力消費を減少するとともに、ネットワークにおける十分なスループットを保証して、ユーザー満足度を向上させる。
【0039】
前記小セルがスリープ状態からアクティブ状態へ移行する場合、前記状態切替モードはアクティブモード指示である。以下、ステップS110及びステップS120を基にして、小セル基地局のアクティブ化方法を提供する。
【0040】
図3に示すように、前記小セルのアクティブ化方法は、ステップS310、ステップS320を含む。
【0041】
ステップS310:アクティブモード指示を取得する。
【0042】
ステップS320:前記アクティブモード指示に応じて、小セル基地局がスリープ状態からアクティブ状態へ移行するようにする状態切替モードを選択する。
【0043】
前記アクティブモードは、小セル基地局がスリープ状態からアクティブ状態へ移行するようにする状態切替モードであり、動的切替モードに対応する動的アクティブモード(前記動的アクティブモードは動的on/offモードとも呼ばれる)、半静的切替モードに対応する半静的アクティブモード(前記半静的アクティブモードは半静的on/offモードとも呼ばれる)、及び静的切替モードに対応する静的アクティブモード(前記静的アクティブモードは静的on/offモードとも呼ばれる)を含む。
【0044】
本実施例における小セル基地局のアクティブ化方法は、従来の固定アクティブ化方法に対し、多様なアクティブ化方式と互換性があり且つ柔軟に選択して、スループットを効果的に向上することができる。
【0045】
好ましくは、小セルと小セルの隣接セルとの間のスリープモードの選択調整と干渉調整を行うために、前記状態切替情報は、更に、前記小セルの隣接セル基地局及び端末へ送信される。
【0046】
具体的には、例えば、前記状態切替情報におけるアクティブモード指示又はアクティブ化時間等の情報は、更に、端末へ送信されて、小セル基地局がすぐに又はすでにアクティブ化されることを端末へ通知する。そうすると、小セル基地局がスリープ状態からアクティブ状態へ移行する時間を端末へ知らせることで、端末は、アクティブ化された後に小セル基地局により送信された信号をノイズと認めることを回避して、システムの実際スループットを向上させる。
【0047】
本実施例に記載の小セル基地局のアクティブ化方法は、要求に応じてアクティブ化方式を柔軟に選択することによって、パワーの低減、各セルのスループット、及び干渉調整等の通信性能の向上を最大に実現することができる。
【0048】
前記状態切替情報は、更に、小セル基地局の状態切替の時間情報を含み、そして、端末は前記時間情報に応じて小セル基地局へ情報を送信する。
【0049】
前記方法は、更に、
端末により報告された測定集合を受信し、前記測定集合は、前記端末が測定レポートポリシーに応じて発見された小セル基地局から選定された且つ送信された少なくとも1つの小セル基地局を含むことと、
選択ポリシーに応じて、前記測定集合から状態切替を行うことができる小セル基地局を選択して、切替集合を形成し、前記選択ポリシーは、測定結果に応じて、例えば発見信号の品質が最も大きいN個の測定結果に対応する小セル基地局を選択し、前記Nが正の整数であり且つNがネットワークにおける小セル基地局の個数以下であることとを含む。
【0050】
ここで、前記切替集合は、第一切替集合と第二切替集合を含み、前記第一切替集合は、アクティブ状態からスリープ状態へ移行することができるいくつかの小セル基地局を含み、前記第二切替集合は、スリープ状態からアクティブ状態へ移行することができるいくつかの小セル基地局を含む。具体的に、小セル基地局の状態切替を行う際に、前記切替集合から小セル基地局を選定し、状態切替情報を送信する。
【0051】
本実施例において、前記集合には表の形式で対応する小セル基地局を記録してもよい。
【0052】
基地局は、アクティブ状態又はスリープ状態でいずれも発見信号を送信する。通常、アクティブ状態で発見信号を送信する頻度は、スリープ状態で発見信号を送信する頻度より高い。基地局は、特別のスリープ状態で発見信号を送信しなくてもよい。端末は、ネットワークにおける基地局により送信された信号を受信する。ある基地局の発見信号を受信する場合、即ち当該基地局が発見された場合、通常、端末により発見された基地局を含んで形成された基地局集合は発見集合と言われる。
【0053】
端末は、測定レポートポリシーに応じて、発見集合から選択的に測定し、基地局(本実施例において、小セル基地局、クラスタヘッド、マクロ基地局、小セルの隣接セル基地局、及び/又は小セル基地局のマスター基地局である)へ報告して、測定集合を形成する。測定方式は、具体的には、前記発見信号に応じて、RSRP/RSRQ(Reference Signal Received Power/Reference Signal Received Quality)測定を行う。
【0054】
前記測定レポートポリシーは、端末がネットワーク側の指示に応じて、発見集合におけるある基地局を測定し報告するか、発見集合におけるすべての基地局を測定して、ネットワーク側のデバイスが自身によって選択するように、ネットワーク側の基地局又はネットワーク構成要素エンティティへ送信する。前記測定レポートポリシーの種類は多いため、ここでは詳細な説明を省略する。
【0055】
好ましくは、前記切替集合を形成した後、端末へ前記切替集合を送信する。前記切替集合を端末へ送信することによって、端末は、ネットワークにおけるどのような小セル基地局が状態切替を間もなく行うかを事前に知ることができて、対応する切替準備を行うことができる。
【0056】
好ましくは、前記切替情報は、更に、操作指示情報を含む。前記操作指示情報は、小セル基地局は状態切替を独立して実行すること、又はマクロ基地局、クラスタヘッド、小セルの隣接セル基地局、及び/又は小セル基地局のマスター基地局と協働して状態切替を実行することを指示する。前記マクロ基地局、クラスタヘッド、小セルの隣接セル基地局、及び/又は小セル基地局のマスター基地局は、具体的には、小セル基地局へ状態切替のパラメータ又は命令を送信することによって、ネットワークにおける各基地局の状態切替を調整する。
【0057】
具体的には、前記小セル基地局がセカンダリー基地局である場合、前記小セル基地局は、マスター基地局の決定に応じて、状態切替を行う。
【0058】
以上のように、本実施例は、小セル基地局の状態切替方法を提供する。現在の無線ネットワークの状況及びサービス要求に応じて、ネットワークにおける各小セルの状態及び状態切替方法を柔軟に設定することによって、ネットワーク側のデバイスのエネルギー消費を低減するとともに、よい通信環境を提供することができる。
【0059】
第二実施例
図4に示すように、本実施例は、小セル基地局の状態切替装置を提供する。前記装置は、取得ユニット110と切替ユニット120を含む。
【0060】
取得ユニット110は、状態切替モードを含む状態切替情報を取得するように構成される。
【0061】
切替ユニット120は、前記状態切替情報に応じて、小セル基地局の状態切替を行うように構成される。
【0062】
前記取得ユニット110は、マクロ基地局、クラスタヘッド、小セルの隣接セル基地局、又は小セル基地局のマスター基地局から前記状態切替情報を受信するために、具体的には、通信インタフェース例えば受信アンテナを含む。前記取得ユニット110はプロセッサであってもよく、記憶媒体におけるプログラム又はソフトウェアを実行してデータ処理を行って、前記状態切替情報を形成する。前記取得ユニット110の構成は、状態切替情報の取得方法によって異なる。
【0063】
前記切替ユニット120は、予め記憶されるプログラム又はソフトウェアを実行して小セル基地局の状態切替を行うためのプロセッサであってもよい。
【0064】
前記プロセッサは、中央演算処理装置、シングルチップマイクロコンピュータ、ディジタル信号プロセッサ、又はフィールドプログラマブルゲートアレイ等の処理機能を有する電子デバイスであってもよい。前記プログラム又はソフトウェアは記憶媒体に記憶される。前記記憶媒体は非瞬間的記憶媒体であることが好ましい。前記記憶媒体と前記プロセッサとは、バス又はデータインタフェースを介してデータインタラクティブを行うことができる。
【0065】
前記装置は、個別に設けられたデバイスであってもよいし、前記小セル基地局に統合されている機能ユニットであってよいし、小セル基地局自体であってもよい。
【0066】
好ましくは、前記状態切替モードがスリープモード指示である。前記状態切替情報は、更に、前記スリープモードに対応するスリープ構成を含む。
【0067】
前記切替ユニット120は、具体的には、前記スリープモード指示に応じて、小セル基地局がアクティブ状態からスリープ状態へ移行するようにする状態切替モードを選択するように構成される。前記装置は、更に、送信ユニットを含む。前記送信ユニットは、スリープ期間において、小セル基地局が、前記スリープ構成に応じて、第一信号を送信するように構成される。ここで、前記第一信号は、発見信号、同期信号、チャネル状態情報基準信号、及び小セル特定基準信号のうちの少なくとも1つを含む。前記スリープモードは、動的スリープモード、半静的スリープモード、又は静的スリープモードである。前記送信ユニットは、送信アンテナであってもよい。
【0068】
前記装置は、更に調整ユニットを含む。前記調整ユニットは、調整されたスリープモード指示及びスリープ構成を取得して、スリープモード及び第一信号を調整するように構成される。ここで、調整されたスリープモード指示及びスリープ構成は、端末が前記第一信号に応じてフィードバックした測定結果、及び/又は予め設定された調整ポリシーによって決定される。ここで、前記スリープ構成は、前記第一信号の信号パターン及び/又はパワーを含む。
【0069】
前記送信ユニットは、更に、スリープ期間において、スケジューリング命令を端末へ送信するように構成される。
【0070】
前記装置は、更に、受信ユニットを含む。前記受信ユニットは、端末が前記スケジューリング命令に応じて前記第一信号の測定結果を受信するように構成される。前記受信ユニットは、通信インタフェース例えば送信アンテナを含んでもよい。
【0071】
前記状態切替情報は、アクティブモード指示を含む。
【0072】
前記切替ユニット120は、更に、前記アクティブモード指示に応じて、小セル基地局がスリープ状態からアクティブ状態へ移行するようにする状態切替モードを選択するように構成される。前記アクティブモードは、動的アクティブモード、半静的アクティブモード、静的アクティブモードを含む。
【0073】
前記取得ユニット110は、マクロ基地局、クラスタヘッド、及び/又は小セルの隣接セル基地局により送信された状態切替情報を受信し又は状態切替情報を自身によって生成するように構成される。
【0074】
前記装置は、更に、小セルと小セルの隣接セルとの間のスリープモードの選択調整及び干渉調整を行うために、前記状態切替情報を前記小セルの隣接セル基地局及び端末へ送信するように構成される。前記装置は、送信ユニットにより、前記状態切替情報を小セルの隣接セル基地局及び端末へ送信する。
【0075】
また、前記状態切替情報は、更に、小セル基地局状態切替の時間情報を含み、そして、端末は前記時間情報に応じて、小セル基地局へ情報を送信する。
【0076】
前記装置は、受信アンテナにより、端末により報告された測定集合を受信するように構成される。前記測定集合は、前記端末が測定レポートポリシーに応じて発見された小セル基地局から選択された且つ送信された少なくとも1つの小セル基地局を含む。更に、プロセッサを利用して、選択ポリシーに応じて、前記測定集合から状態切替を行うことができる小セル基地局を選択して、切替集合を形成する。
【0077】
ここで、前記切替集合は、第一切替集合と第二切替集合を含み、前記第一切替集合は、アクティブ状態からスリープ状態へ移行することができるいくつかの小セル基地局を含み、前記第二切替集合は、スリープ状態かるアクティブ状態へ移行することができるいくつかの小セル基地局を含む。
【0078】
前記装置は、送信アンテナ等の通信インタフェースを介して、前記切替集合を形成した後、端末へ前記切替集合を送信する。
【0079】
また、前記状態切替情報は、更に、小セル基地局が状態切替を独立して又は協働して実行することを指示するための操作指示情報を含む。前記切替ユニット120は、具体的には、前記操作指示情報に応じて、前記小セル基地局が独立して又は協働して状態切替を実行するように構成される。
【0080】
前記切替ユニット120は、具体的には、前記操作指示情報において前記小セル基地局が状態切替を独立して実行することを指示する場合、前記小セル基地局が状態切替を独立して実行し、前記操作指示情報において前記小セル基地局が状態切替を協働して実行することを指示する場合、前記小セル基地局が前記マスター基地局の決定に応じて切替を協働して実行するように構成される。
【0081】
本実施例に記載された装置は、第一実施例に記載された小セル状態切替方法に対応して、具体的なハードウェア構成を提供することによって、小セル基地局の状態切替方法のうちのいずれか1つの技術案を実現して、切替モードを柔軟に選択してネットワークにおける小セル基地局の切替を行うことができる。
【0082】
以下、第一実施例及び第二実施例を結合し、いくつかの具体的な応用例を提供する。
【0083】
第一応用例
小セル状態切替方法であって、ステップS101〜S106を含む(
図5参照)。
【0084】
ステップS101:ある小セル基地局がスリープ化する必要がある場合、マクロ(Macro)基地局、クラスタヘッド(Cluster−head)、又はスリープ化予定小セルの隣接セル基地局は、スリープモード指示及び小セル基地局がスリープ期間において送信された信号の構成情報を当該スリープ化予定小セル基地局、及び/又はその隣接セル、及び/又は端末(User Equipment:UE)へ送信する。具体的には、前記スリープモード指示及び構成情報は、小セル基地局により生成されてもよい。前記構成情報は、小セル基地局がスリープ期間において送信した信号の信号パターンを含む。前記信号パターンは、通常、小セル基地局がスリープ期間において送信した信号の周期、オフセット、放射角度及び放射範囲等の情報に対応する。前記構成情報は、更に、送信した信号のパワーの相対値又は絶対値等の情報を含む。
【0085】
ステップS102:スリープ化予定小セル基地局は、前記スリープモード指示により指示され又は決定されるスリープモードに応じてスリープ化を行い、且つスリープ期間において、構成情報に応じて信号を送信する。前記信号は、発見信号、チャネル状態情報基準信号(Channel State Information−Reference Signal:CSI−RS)、及び/又は測定及び同期のための他の信号を含む。
【0086】
ステップS103:端末は、ネットワーク側から送信されたスリープモード指示と構成情報及びステップS102において送信された信号を受信し、受信された信号等に応じて測定を行い、測定結果を当該端末のサービングセル基地局へ報告する。端末のサービングセル基地局は、マクロ基地局、スリープ化小セルの隣接セル、又はスリープ化小セル基地局自体であってもよい。マクロ基地局、クラスタヘッド、又はスリープ化小セル基地局が端末の測定結果を受信し、測定結果及び端末のタイプ等に基づいて、スリープ化小セル基地局のスリープモードを更新する必要があることを確定する場合、ステップS101から本ステップまでを再度実行する必要がある。
【0087】
ステップS104:トリガ条件(前記トリガ条件は、サービス情報変化、端末と小セルとの関連の変更、又はデータパケットが小セル基地局に到達する等である)を満たす場合、マクロ基地局、クラスタヘッド、又はスリープ化小セル基地局は、パラメータ構成を更新し、対応するアクティブモードを選択してスリープ化されている小セル基地局をアクティブ化する。アクティブモードは、動的on/offモード、半静的on/offモード、及び/又は他のモード(例えば静的on/offモード)を含む。選択する際にスリープモード、各スリープモードに対応する小セル基地局の性能及び互換性等の要因を包括的に考慮してもよい。
【0088】
ステップS105:マクロ基地局は、アクティブ化命令及び/又はアクティブモード指示をスリープ化される小セル基地局、スリープ化小セルの隣接セル基地局、及び/又は端末へ送信する。前記アクティブ命令及び/又はアクティブモード指示は、クラスタヘッド、小セル基地局、又は小セルの隣接セル基地局により送信されてもよい。
【0089】
ステップS106:小セル基地局は、スリープ状態からアクティブ状態へ移行し、基準信号と公共チャネル等を送信し、端末UEへデータパケットを送信する。動的on/offモードにおいて、スリープ化された小セル基地局がアクティブ化した後、一番目のデータを端末へ送信する前に、基準信号、ダウンリンクチャネルとデータを送信することができる。半静的on/offモードと静的on/offモードにおいて、スリープ化された小セル基地局がアクティブ化した後、一番目のデータを端末へ送信する前に、ハンドオーバ又はセカンダリーサービングセルSCellのアクティブ化/非アクティブ化を行う必要がある。前記on/offモードは、小セル基地局のスリープからアクティブへの切替モードを表す。具体的には、前記小セル基地局はアクティブ化された後、前記端末へ一番目のデータパケットを送信する前、送信された信号は、プライマリー同期信号(Primary Synchronization Signal:PSS)、セカンダリー同期信号(Secondary Synchronization Signal:SSS)、セル特定基準信号(Cell−specific Reference Signal:CRS)、チャネル状態情報基準信号(Channel State Information−Reference Signal:CSI−RS)、物理放送チャネル(Physical Broadcast Channel:PBCH)、及び/又は発見信号(Discovery Signal:DS)等であってもよい。
【0090】
第二応用例
キャリアアグリゲーション(CA:Carrier Aggregation)応用シーンに対して、小セル基地局の状態切替方法は、以下のa〜eステップを含む。
【0091】
a.端末UE1は、付近の小セル基地局により送信された下り発見信号を受信し、これらの小セル基地局が端末UE1の発見集合を形成する。例えば、今回の端末UE1の発見集合をA1とする。発見集合A1におけるある小セル基地局は、端末UE1を制限する即ち端末UE1にサービスを提供しないことがある。
【0092】
b.端末UE1は、各小セル基地局により送信された発見信号に基づいて、前記発見信号に対して発見検定及びRSRP/RSRQ(Reference Signal Received Power/Reference Signal Received Quality)測定を行う。
【0093】
c.端末UE1は、各測定結果及び発見状況をプライマリーサービングセル(PCell)へ報告する。これらの測定され報告された小セル基地局が測定集合を形成する。例えば、8つの小セル基地局により送信された発見信号が測定されて報告される可能性があり、これらの8つの小セル基地局が測定集合B1を形成することができる場合、端末UE1は、測定集合B1における各測定結果及び発見情報をプライマリーサービングセルPCellへ報告する。
【0094】
d.プライマリーサービングセルPCellは、測定集合を受信した後、前記端末UE1に対応する切替集合、例えばON/OFF候補集合を確定することができる。更に、ON/OFF候補集合における小セル基地局を当該端末のセカンダリーサービングセルSCellに設定又は追加することができる。更に、当該端末のセカンダリーサービングセルSCellの追加又は削除状況を端末UE1へ通知する。例えば、上記の測定集合における8つの小セルのうちの発見信号品質ベスト3つの小セルがON/OFF候補集合C1を形成することができる。
【0095】
e.上り、下り又は上りと下りにいずれもトリガ要求(例えば、サービス状況変化、端末と小セルとの関連、又はパケット到達等)がある場合、通常のON/OFFフローを実行する。
【0096】
第三応用例
コーディネートマルチポイント(CoMP:Coordinated Multi−Point)応用シーンに対して、小セル基地局の状態切替方法は、以下のa〜eステップを含む。
【0097】
a.端末UE2は、付近の小セル基地局により送信された下り発見信号を受信し、これらの小セル基地局が端末UE2の発見集合を形成することができる。例えば、今回の端末UE2の発見集合をA2とする。発見集合A2におけるある小セル基地局は、端末UE2を制限する即ち端末UE2にサービスを提供しないことがある。
【0098】
b.端末UE2は、各小セル基地局により送信された発見信号に基づいて、発見検定及びRSRP/RSRQ(Reference Signal Received Power/Reference Signal Received Quality)測定を行う。
【0099】
c.端末UE2は、各測定結果及び発見情報をプライマリーサービングセルPCellへ報告する。これらの測定されて報告された小セル基地局が測定集合を形成する。例えば、8つの小セル基地局により送信された発見信号が測定されて報告される可能性があり、これらの8つの小セル基地局が測定集合B2を形成することができる場合、端末UE2は、測定集合B2における小セル基地局の発見信号に基づく各測定結果及び発見情報をプライマリーサービングセルPCellへ報告する。
【0100】
d.プライマリーサービングセルPCellは、測定集合の測定結果を受信した後、当該端末に対応するON/OFF候補集合を確定することができる。更に、ON/OFF候補集合における小セル基地局を当該端末のCoMP集合に設定又は追加することができる。更に、当該端末のON/OFF候補集合及びCoMP集合状況を端末UE2へ通知する。例えば、上記の測定集合における8つの小セルのうちの発見信号品質ベスト3つの小セルがON/OFF候補集合C2を構成することができる。前記ON/OFF候補集合は、第一実施例又は第二実施例に記載された切替集合に対応する。
【0101】
e.上り、下り又は上りと下りにいずれもトリガ要求(例えば、サービス状況変化、端末と小セルとの関連、又はパケット到達等)がある場合、通常のON/OFFフローを実行する。
【0102】
第四応用例
デュアル接続(Dual Connectivity)シーンに対して、小セル基地局の状態切替方法は、以下のa〜eステップを含む。
【0103】
a.端末UE3は、付近の小セル基地局により送信された下り発見信号を受信し、これらの小セル基地局が端末UE3の発見集合を形成することができる。例えば、今回の端末UE3の発見集合をA3とする。発見集合A3におけるある小セル基地局は、端末UE3を制限する即ち端末UE3にサービスを提供しないことがある。
【0104】
b.端末UE3は、各小セル基地局により送信された発見信号に基づいて、発見検定及びRSRP/RSRQ(Reference Signal Received Power/Reference Signal Received Quality)測定を行う。
【0105】
c.端末UE3は、各測定結果及び発見情報をマスター基地局(Master NodeB:MeNB)へ報告し、これらの測定されて報告された小セル基地局が端末UE3の測定集合を形成する。例えば、8つの小セル基地局により送信された発見信号が測定されて報告される可能性があり、これらの8つの小セル基地局が測定集合B3を形成することができる場合、端末UE3は、測定集合B3における小セル基地局の発見信号に基づく各測定結果及び発見情報をマスター基地局MeNBへ報告する。
【0106】
d.マスター基地局MeNBは、測定集合の測定結果を受信した後、当該端末に対するON/OFF候補集合を確定することができる。更に、ON/OFF候補集合における小セル基地局を当該端末のセカンダリー基地局(Secondary NodeB:SeNB)に設定又は追加することができる。更に、当該端末のON/OFF候補集合とセカンダリー基地局SeNBの追加及び/又は削除状況とを端末UE3へ通知することができる。例えば、上記の測定集合における8つの小セルのうちの発見信号品質ベスト3つの小セルがON/OFF候補集合C3を構成することができる。
【0107】
e.上り、下り又は上りと下りにいずれもトリガ要求(例えば、サービス状況変化、端末と小セルとの関連、又はパケット到達等)がある場合、通常のON/OFFフローを実行する。
【0108】
第五応用例
デュアル接続(Dual Connectivity)シーンについて、非理想バックホール(Non−ideal backhaul)要因により、通信ノード間(小セル基地局と端末又は基地局との間)の伝送遅延が20ms以上であり、切替時間が大きくなってしまう。更に、Xnインタフェース、X2インタフェース、及びエアインターフェースの相対遅延は、干渉と端末の切替時点の誤り判定を招く。そこで、スリープ化された小セル基地局のアクティブ化に対して、新しいアクティブ化方式を選択することができる。具体的には、以下のa〜iステップを含む。
【0109】
a.まず、ある小セルがオフ状態にある場合、マクロ基地局(又は、クラスタヘッド、小セル、若しくは小セルの隣接セル)は、スリープモード指示と第一信号の信号パターン等のスリープ構成を当該スリープ化予定小セル基地局、スリープ化予定小セルの隣接セル基地局、及び/又は端末UEへ送信する。
【0110】
干渉の低減と省エネルギーから考えると、マクロ基地局(又は、クラスタヘッド、小セル、若しくは小セルの隣接セル)は、発見信号の対応構成のみを当該スリープ状態の小セル、及び/又はその隣接セル、及び/又は端末へ送信し、つまり、固定のスリープ化方式を採用する。
【0111】
b.スリープ化予定小セル基地局は、指示され又は決定されたスリープモードとスリープ構成(発見信号のみに対応する構成であってもよい)に応じて、対応する信号の送信を行う。
【0112】
c.端末は、ネットワーク側により送信されたスリープモード指示とスリープ構成(発見信号のみに対応する構成であってもよい)を受信し、発見信号を受信し測定して、測定結果をネットワーク側へ報告する。
【0113】
d.ネットワーク側は、端末により報告された測定結果に応じて、端末により報告された小セル基地局(スリープ状態の小セルを含む)に対してデュアル接続の追加と削除を行う。例えば、ネットワークは、スリープ化予定小セル基地局をセカンダリー基地局SeNBに設定することができる。
【0114】
e.マスター基地局MeNBは、スリープモード、アクティブモード、及び操作指示情報を小セル基地局へ送信することができる。前記操作指示情報において、小セル基地局が状態切替を独立して又は協働して実行することを指示する。操作指示情報において小セル基地局が状態切替を独立して実行することを指示する場合、前記小セル基地局は、状態切替情報に応じて、状態切替を独立して実行する。前記操作指示情報において小セル基地局が状態切替を協働して実行することを指示する場合、前記小セル基地局は、状態切替を行う際、マスター基地局の決定を受信して、前記状態切替情報及び決定に応じて状態切替を行う必要がある。
【0115】
f.小セル基地局は、マスター基地局により送信された状態切替情報を受信し、スリープモード、アクティブモード、前記操作指示情報及び決定に応じて、状態切替を行う。
【0116】
g.マスター基地局MeNBは、セカンダリー基地局SeNBを速くアクティブ化できるように、現在のサービス要求又は干渉等の状況に応じて、スリープ化されたセカンダリー基地局SeNBの送信状況を変更することができる。例えば、現在のマスター基地局MeNBは、負荷が重く又はサービスが多かったり少なかったり連続しない状態にあり、セカンダリー基地局SeNBがいつでもアクティブ化される可能性がある。この時、マスター基地局MeNBは、非連続伝送オン(Discontinuous Transmission ON:DTX_ON)状態での信号パターンと送信構成をセカンダリー基地局SeNB及び端末へ送信する。
【0117】
DTX_ON状態は、スリープ状態のサブ状態である。DTX_ON状態で、スリープ化されたセルは、その発信機を定期的にオンして、発見信号と他の必要な下り信号を送信する。小セル基地局は、非連続伝送オフ(DTX_OFF)状態にある場合、何の信号も送信しない。DTX_ON状態での信号パターンは、信号周期及び連続時間等の情報を含む。
【0118】
小セル基地局は、DTX_ON状態で、以下のような信号を送信する可能性がある。(1)端末により発見されるための発見信号と、(2)端末と小セル基地局との同期のためのPSS/SSS(プライマリー同期/セカンダリー同期)信号及び/又はCRS(セル特定基準)信号である。これらの信号の送信周期が異なる可能性がある。小セルがDTX_ON状態にある場合、これらのうちの1つ又は複数の信号を送信する可能性がある。送信構成は、セカンダリー基地局SeNBがDTX_ON期間において前記送信した信号タイプ及び送信パラメータを意味している。
【0119】
h.スリープ化されたセカンダリー基地局SeNBは、マスター基地局MeNBにより送信されたDTX_ON状態での信号パターンと送信構成を受信した後、DTX_ON状態での信号パターンと送信構成に従って、DTX_ON期間において対応する信号を送信する。端末は、対応する非連続受信オン(Discontinuous Receive ON:DRX_ON)状態で、これらの信号を受信し、測定してセカンダリー基地局SeNBへ測定結果をフィードバックする。
【0120】
i.トリガ条件を満たす場合、例えばパケット到達の場合、セカンダリー基地局SeNBは、非連続伝送(DTX)状態を変更し、オン状態へ移行して、下りデータパケットを端末へ送信する。上り端末は、ランダムアクセスチャネル(RACH)又はスケジューリング要求(Scheduling Request:SR)によって、又は物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)命令によってトリガする。
【0121】
本願により提供されるいくつかの実施例において、記載されたシステム、装置及び方法は、他の方式により実現されることができることを理解すべきである。例えば、上述した装置の実施例は例示的なものである。例えば、前記モジュール又はユニットの分割は、ただ論理機能による分割である。実際に実施する場合、他の分割方式を採用してもよい。例えば、複数のユニット又は部品について、組み合わせ又は他のシステムに集積させてもよいし、又はいくつかの構成を無視し又は実行しなくてもよい。また、表示され又は記載された相互的結合又は直接結合又は通信接続は、いくつかのインタフェースを介して装置又はユニットの間接結合又は通信接続であってもよいし、電気的方式、機械的方式又は他の方式であってもよい。
【0122】
前記分離部品として説明されたユニットは、物理的に分離されてもよいし、物理以外の方式で分離されてもよい。ユニットとして表示された部品は、物理ユニットであってもよいし、物理ユニットではなくてもよい。即ち、1つの場所に位置してもよいし、複数のネットワークユニットに分散されてもよい。実際の要求に応じて、一部又は全部のユニットを選択して本実施例の構成を実現してもよい。
【0123】
また、本発明に係る各実施例における各機能ユニットは、1つの処理ユニットに集積されてもよいし、別のユニットとして存在してもよいし、2つ又は3つ以上のユニットは1つのユニットに集積されてもよい。上記の集積されたユニットは、ハードウェアの方式で実現されてもよいし、ソフトウェア機能ユニットの方式で実現されてもよい。
【0124】
当業者であれば、上記方法の実施例の全部又は一部のステップは、プログラムコマンドに関するハードウェアにより実現されることができる。前記プログラムは、1つのコンピュータ記憶媒体に記憶され、当該プログラムが実行される場合、上記方法における実施例を含むステップが実行される。上記記憶媒体は、フラッシュメモリー、リムーバブルハードディスク、読み出し専用メモリー(ROM:Read−Only Memory)、磁気ディスク、又は光ディスク等の各種のプログラムコードが記憶されている媒体である。これに対応して、本発明に係る実施例はまた、コンピュータ記憶媒体を提供する。その中にコンピュータプログラムが記憶され、当該コンピュータプログラムは、本発明に係る実施例における小セル基地局の状態切替方法を実行することに用いられる。
【0125】
以上は、本発明の最適な実施例に過ぎなく、本発明を制限せず、本分野の当業者に対して、本発明が各種類の変更と変化がある。本発明の主旨精神と原則以内で、いかなる改修、同等入れ替わり、改良等も、本発明の保護範囲内に含まれるべきである。