特許第6339462号(P6339462)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6339462
(24)【登録日】2018年5月18日
(45)【発行日】2018年6月6日
(54)【発明の名称】シールベルト押え開閉装置
(51)【国際特許分類】
   B65G 21/08 20060101AFI20180528BHJP
   B65G 69/18 20060101ALI20180528BHJP
【FI】
   B65G21/08
   B65G69/18
【請求項の数】9
【全頁数】16
(21)【出願番号】特願2014-193249(P2014-193249)
(22)【出願日】2014年9月24日
(65)【公開番号】特開2016-64877(P2016-64877A)
(43)【公開日】2016年4月28日
【審査請求日】2017年7月7日
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用 平成26年3月24日に相馬共同火力発電株式会社に自動シールベルト押え装置用台車を販売
(73)【特許権者】
【識別番号】000198363
【氏名又は名称】IHI運搬機械株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100097515
【弁理士】
【氏名又は名称】堀田 実
(74)【代理人】
【識別番号】100136700
【弁理士】
【氏名又は名称】野村 俊博
(72)【発明者】
【氏名】飯塚 良一
(72)【発明者】
【氏名】吉村 雅樹
【審査官】 土田 嘉一
(56)【参考文献】
【文献】 特開2002−012327(JP,A)
【文献】 特開2002−173026(JP,A)
【文献】 特開2007−038788(JP,A)
【文献】 特開2005−255325(JP,A)
【文献】 米国特許第04234075(US,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B65G 21/08
B65G 69/18
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
エンドレスベルトに沿ってその上面に水平に載置されたシールベルトと、該シールベルトの幅方向外側に水平に設置された1対のレールと、前記シールベルトを部分的に持ち上げながらレール上を走行するトランスファーカと、前記シールベルトの上方への捲れを防止するシールベルト押えと、を備えたベルトコンベヤのシールベルト押え開閉装置であって、
前記シールベルト押え開閉装置は、前記トランスファーカの走行方向前後に連結されてこれと共に移動する1対のガイド台車を備え、
各ガイド台車は、前記レール上を走行する車輪と、該車輪により支持された台車本体と、該台車本体に固定され前記シールベルト押えを開閉するガイド部材と、を備え、
前記台車本体と前記トランスファーカは、互いに上下方向及び幅方向に独立して走行可能な独立連結機構により連結されている、ことを特徴とするシールベルト押え開閉装置。
【請求項2】
前記独立連結機構は、前記台車本体と前記トランスファーカの一方に設けられた1対の鉛直ピンと、
前記鉛直ピンを鉛直に通し幅方向に延びる長穴を有する1対の水平板と、を有し、該水平板は前記台車本体と前記トランスファーカの他方に固定されており、
前記レールの起伏により前記トランスファーカの姿勢が変化しても、前記台車本体は前記レールにより独立して走行できるように、前記長穴は前記鉛直ピンとの間に隙間を有する、ことを特徴とする請求項1に記載のシールベルト押え開閉装置。
【請求項3】
前記台車本体は、前記トランスファーカに隣接して幅方向に水平に延びる第1水平部材と、該第1水平部材の一端部から前記レールの一方に沿って前記トランスファーカから離れる方向に水平に延びる第2水平部材と、該第2水平部材の先端部と前記第1水平部材の他端部を連結し前記レールに対し斜め方向に水平に延びる第3水平部材と、を有し、
前記第1水平部材、第2水平部材、及び第3水平部材は平面視で三角形を形成している、ことを特徴とする請求項1に記載のシールベルト押え開閉装置。
【請求項4】
前記車輪は、前記レールの一方に沿って間隔を隔てて配置され該レールにより案内される第1車輪及び第2車輪と、前記レールの他方に配置され該レールにより案内される第3車輪とからなる、ことを特徴とする請求項1に記載のシールベルト押え開閉装置。
【請求項5】
前記シールベルト押えは、前記シールベルトの上方に位置しその捲れを防止する保持位置と前記シールベルトの上方から外れた開放位置との間を水平に旋回可能な旋回アームと、該旋回アームを前記保持位置に解除可能に固定するロック装置と、を有し、
前記ガイド部材は、前記ロック装置を解除するロック解除ガイドと、前記旋回アームを前記保持位置と前記開放位置の間で移動させるアーム移動ガイドと、を有する、ことを特徴とする請求項1に記載のシールベルト押え開閉装置。
【請求項6】
前記旋回アームは、その末端部を旋回可能に支持し前記開放位置から前記保持位置まで付勢する旋回付勢装置と、旋回アームの中間位置上面に取り付けられ鉛直軸を中心に自由に回転するアームローラと、を有しており、
前記アーム移動ガイドは、前記台車本体に固定され、その走行により前記アームローラと接触して前記旋回アームを前記保持位置と前記開放位置の間で移動させる、ことを特徴とする請求項5に記載のシールベルト押え開閉装置。
【請求項7】
前記アーム移動ガイドは、水平かつ前記レールに対して傾斜して位置し前記アームローラを前記保持位置と前記開放位置の間で移動させる傾斜ガイド部と、水平かつ前記レールと平行に位置し前記旋回アームを前記開放位置に保持する平行ガイド部と、を有する、ことを特徴とする請求項6に記載のシールベルト押え開閉装置。
【請求項8】
前記トランスファーカは、1対の前記平行ガイド部の間に水平かつ前記レールと平行に位置するアーム保持ガイドを有し、該アーム保持ガイドは、前記アームローラと接触して前記旋回アームを前記開放位置に保持する、ことを特徴とする請求項7に記載のシールベルト押え開閉装置。
【請求項9】
前記ロック装置は、前記旋回アームの先端部を回転方向に間隔を隔てて挟んで前記旋回アームを前記保持位置に旋回不能に固定する1対のストッパ板を有し、
該ストッパ板は、水平軸を中心に揺動可能に構成され、その一端部が旋回アームの先端部を挟む固定位置に付勢されており、かつ前記ストッパ板を前記固定位置からその解除位置に移動するための解除ストライカを有し、
前記ロック解除ガイドは、前記台車本体に固定され、その走行により前記解除ストライカと接触してこれを前記解除位置に移動する、ことを特徴とする請求項5に記載のシールベルト押え開閉装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、石炭や鉄鉱石などのばら物を運搬するコンベヤ設備に設置されるシールベルト押えを開閉(開放し閉鎖)するシールベルト押え開閉装置に関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、アンローダなどから排出された石炭や鉄鉱石などのばら物は、地上に設けられたコンベヤ設備により所定の保管場所まで搬送される。
【0003】
図1は、本発明を適用するコンベヤ設備の模式的平面図である。
この図において、コンベヤ設備は、互いに平行な2基のベルトコンベヤ1と、ベルトコンベヤ1に交差して配置された4基の揚炭コンベヤ2とを備える。揚炭コンベヤ2の図で上方にはばら物を運搬する輸送船が停泊する埠頭が設けられており、アンローダ(図示せず)により輸送船からばら物(この例では石炭)を揚炭コンベヤ2に搬出する。また揚炭コンベヤ2は、埠頭の輸送船に沿って移動する。
【0004】
図1において、アンローダにより搬出されたばら物は、アンローダと共に移動する4基の揚炭コンベヤ2により図で下方に搬送され、交差部に設けられたシュート(図示せず)から、2基のベルトコンベヤ1に移載され図で右方に搬送される。この交差部には、後述するトランスファーカ7(図3参照)が位置する。
【0005】
この例では、各ベルトコンベヤ1の搬送能力が各揚炭コンベヤ2の搬送能力の2倍以上であり、2基の揚炭コンベヤ2から各ベルトコンベヤ1にそれぞれ同時にばら物を移載できるようになっている。
【0006】
図2は、ベルトコンベヤ1の模式的平面図である。
ベルトコンベヤ1は、ばら物(石炭)の移載時および運搬時に粉塵が発生するため、その粉塵を飛散させないように、ばら物を載せたベルトの周囲を上部が開口したコンベヤカバーで箱型に囲い、そのコンベヤカバーの上にシールベルト3を載置してベルトコンベヤを密封している。
なお、この図で4は、シールベルト3の幅方向外側に水平に設置されたレールである。このレール4上を後述するトランスファーカ7が走行する。
【0007】
また、シールベルト3はコンベヤカバーの上部に載置されているだけであるため、強風や突風が吹くと、捲れてしまうおそれがある。そこで、この図に示すように、旋回アーム5の一端をシールベルト3の外側に設けられたヒンジにより水平旋回可能に支持し、他端をロック装置6で固定して、シールベルト3を押さえるようにしている。
以下、上述した旋回アーム5とロック装置6を「シールベルト押え」と呼ぶ。
【0008】
図3は、トランスファーカ7の模式的側面図である。
トランスファーカ7は、移動する揚炭コンベヤ2と共にベルトコンベヤ1に沿って移動する。そのためトランスファーカ7は、シュートと共にベルトコンベヤ1に沿って移動し、かつシールベルト3がシュートの上側を通るようにシールベルト3を部分的に持ち上げる機能を有する。
【0009】
シールベルト押え(旋回アーム5とロック装置6)は、トランスファーカ7の移動範囲外では常にロックされている。しかしトランスファーカ7の移動範囲内では、シールベルト3を部分的に持ち上げるために、旋回アーム5のロックを解除して回動させ、シールベルト3の上方から回避させる必要がある。
このため、トランスファーカ7の移動に連動して、シールベルト押えを自動で開閉(開放し閉鎖)する装置(以下、「シールベルト押え開閉装置」)が既に提案されている(例えば特許文献1〜4)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0010】
【特許文献1】特開平7−257723号公報
【特許文献2】特開平8−225128号公報
【特許文献3】特開平9−202420号公報
【特許文献4】特開2002−12327号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
図3に示すように、トランスファーカ7は、本体フレーム7a、車輪7b、及びガイドロール7cを有し、レール4上を移動する。複数のガイドロール7cは、本体フレーム7aの走行方向前後に配置され、水平軸を中心に自由回転する円筒形ロールである。
上述したシュートは、本体フレーム7aの内側に位置する。この構成により、トランスファーカ7は、車輪7bによりシュートと共にレール4上を移動し、かつ複数のガイドロール7cによりシールベルト3を案内し、シールベルト3を部分的に持ち上げるようになっている。
【0012】
従来のシールベルト押え開閉装置は、例えば図3において、本体フレーム7aの前後に固定されたガイド8である。すなわち、従来のシールベルト押え開閉装置は、トランスファーカ7の走行方向にガイド8を設け、トランスファーカ7の走行に合わせてロック装置6のロック解除と旋回アーム5の開閉を行っていた。
【0013】
従来のガイド8は、本体フレーム7aに固定されているため、トランスファーカ7とガイド8は一体構造であった。そのため、トランスファーカ7の姿勢が変化すると、ガイド8の高さが上下し、ガイド8と旋回アーム5又はロック装置6との間にレベル差(高さの差)が発生することがあった。
【0014】
上述したコンベヤ設備では、ベルトコンベヤ1の全長が長く(例えば、500〜600m)、かつベルトコンベヤ1が2基並列に配置され、2基のトランスファーカ7が連結されて2基のベルトコンベヤ1に沿って移動する。
このような場合、レール4は完全な水平ではなく、設置誤差や設計上の意図により起伏があり、この起伏により、車輪7bで案内された本体フレーム7aは、その位置により姿勢が変化し、その結果、ガイド8の高さが変化する。この姿勢の変化は、例えばトランスファーカ7のチルト(幅方向軸を中心とする回転)である。
そのため、各ガイド8が、本体フレーム7aに高さ調整可能に取り付けられている場合でも、起伏の位置及びその大きさがランダムであるため、ガイド8の高さ調整では旋回アーム5又はロック装置6とのレベル差をなくすことが困難であった。
【0015】
その結果、複数のトランスファーカ7を備えるコンベアではガイド8の取付け調整が困難であり、ガイド8が旋回アーム5又はロック装置6と接触せず、旋回アーム5が開放しない、或いはロック装置6が解除しないというトラブルが発生する可能性があった。
このようなトラブルが発生すると、シールベルト3、旋回アーム5及びロック装置6の損傷を回避するため、トランスファーカ7の移動を停止する必要が生じ、上述したコンベヤ設備の稼働率が低下することになる。
【0016】
本発明は、上述した問題点を解決するために創案されたものである。すなわち、本発明の目的は、トランスファーカの姿勢が変化(例えばチルト)しても、確実に安定してシールベルト押えの開閉(ロック装置の解除と旋回アームの開閉)ができるシールベルト押え開閉装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0017】
本発明によれば、エンドレスベルトに沿ってその上面に水平に載置されたシールベルトと、該シールベルトの幅方向外側に水平に設置された1対のレールと、前記シールベルトを部分的に持ち上げながらレール上を走行するトランスファーカと、前記シールベルトの上方への捲れを防止するシールベルト押えと、を備えたベルトコンベヤのシールベルト押え開閉装置であって、
前記シールベルト押え開閉装置は、前記トランスファーカの走行方向前後に連結されてこれと共に移動する1対のガイド台車を備え、
各ガイド台車は、前記レール上を走行する車輪と、該車輪により支持された台車本体と、該台車本体に固定され前記シールベルト押えを開閉するガイド部材と、を備え、
前記台車本体と前記トランスファーカは、互いに上下方向及び幅方向に独立して走行可能な独立連結機構により連結されている、ことを特徴とするシールベルト押え開閉装置が提供される。
【0018】
前記独立連結機構は、前記台車本体と前記トランスファーカの一方に設けられた1対の鉛直ピンと、
前記鉛直ピンを鉛直に通し幅方向に延びる長穴を有する1対の水平板と、を有し、該水平板は前記台車本体と前記トランスファーカの他方に固定されており、
前記レールの起伏により前記トランスファーカの姿勢が変化しても、前記台車本体は前記レールにより独立して走行できるように、前記長穴は前記鉛直ピンとの間に隙間を有する。
【0019】
前記台車本体は、前記トランスファーカに隣接して幅方向に水平に延びる第1水平部材と、該第1水平部材の一端部から前記レールの一方に沿って前記トランスファーカから離れる方向に水平に延びる第2水平部材と、該第2水平部材の先端部と前記第1水平部材の他端部を連結し前記レールに対し斜め方向に水平に延びる第3水平部材と、を有し、
前記第1水平部材、第2水平部材、及び第3水平部材は平面視で三角形を形成している。
【0020】
前記車輪は、前記レールの一方に沿って間隔を隔てて配置され該レールにより案内される第1車輪及び第2車輪と、前記レールの他方に配置され該レールにより案内される第3車輪とからなる。
【0021】
前記シールベルト押えは、前記シールベルトの上方に位置しその捲れを防止する保持位置と前記シールベルトの上方から外れた開放位置との間を水平に旋回可能な旋回アームと、該旋回アームを前記保持位置に解除可能に固定するロック装置と、を有し、
前記ガイド部材は、前記ロック装置を解除するロック解除ガイドと、前記旋回アームを前記保持位置と前記開放位置の間で移動させるアーム移動ガイドと、を有する。
【0022】
前記旋回アームは、その末端部を旋回可能に支持し前記開放位置から前記保持位置まで付勢する旋回付勢装置と、旋回アームの中間位置上面に取り付けられ鉛直軸を中心に自由に回転するアームローラと、を有しており、
前記アーム移動ガイドは、前記台車本体に固定され、その走行により前記アームローラと接触して前記旋回アームを前記保持位置と前記開放位置の間で移動させる。
【0023】
前記アーム移動ガイドは、水平かつ前記レールに対して傾斜して位置し前記アームローラを前記保持位置と前記開放位置の間で移動させる傾斜ガイド部と、水平かつ前記レールと平行に位置し前記旋回アームを前記開放位置に保持する平行ガイド部と、を有する。
【0024】
前記トランスファーカは、1対の前記平行ガイド部の間に水平かつ前記レールと平行に位置するアーム保持ガイドを有し、該アーム保持ガイドは、前記アームローラと接触して前記旋回アームを前記開放位置に保持する。
【0025】
前記ロック装置は、前記旋回アームの先端部を回転方向に間隔を隔てて挟んで前記旋回アームを前記保持位置に旋回不能に固定する1対のストッパ板を有し、
該ストッパ板は、水平軸を中心に揺動可能に構成され、その一端部が旋回アームの先端部を挟む固定位置に付勢されており、かつ前記ストッパ板を前記固定位置からその解除位置に移動するための解除ストライカを有し、
前記ロック解除ガイドは、前記台車本体に固定され、その走行により前記解除ストライカと接触してこれを前記解除位置に移動する。
【発明の効果】
【0026】
上記本発明の構成によれば、1対のガイド台車がトランスファーカの走行方向前後に連結され、各ガイド台車は、車輪及び台車本体と、シールベルト押えを開放するガイド部材とを有する。また、台車本体とトランスファーカは、互いに上下方向及び幅方向に独立して走行可能な独立連結機構により連結されている。
【0027】
ガイド台車の台車本体が、独立連結機構によりトランスファーカに連結されているので、トランスファーカの姿勢が変化しても、その影響を受けない。また台車本体は、レール上を走行する車輪により支持されているので、台車本体に固定されたガイド部材はレールの上面から常に一定の高さに位置する。
【0028】
また複数のトランスファーカが走行する場合でも、各々のガイド台車はレールに対して追従しているため、それぞれのガイド部材を常に一定の高さに保持でき、空振りを起こさず、確実にシールベルト押えを開放することができる。
従って、トランスファーカの姿勢が変化(例えばチルト)しても、確実に安定してシールベルト押えの開閉(ロック装置の解除と旋回アームの開閉)ができる。
【図面の簡単な説明】
【0029】
図1】本発明を適用するコンベヤ設備の模式的平面図である。
図2】ベルトコンベヤの模式的平面図である。
図3】トランスファーカの模式的側面図である。
図4】本発明によるシールベルト押え開閉装置を備えたベルトコンベヤの正面図である。
図5図4の平面図(A)とガイド部材の平面図(B)である。
図6図5(A)のA−A断面図である。
図7】シールベルト押えの平面図である。
図8図7のB−B線における断面図である。
図9】ガイド台車の正面図(A)及び平面図(B)と、ガイド部材の平面図(C)である。
図10図4図9のA部詳細図であり、(A)は正面図、(B)はその平面図である。
図11】シールベルト押えの開放動作の説明図である。
図12】シールベルト押えの閉鎖動作の説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0030】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、各図において共通する部分には同一の符号を付し、重複した説明を省略する。
【0031】
図4は、本発明によるシールベルト押え開閉装置30を備えたベルトコンベヤ10の正面図である。また、図5図4の平面図(A)とガイド部材36の平面図(B)である。さらに、図6図5(A)のA−A断面図である。なお、図6では、トランスファーカ18の図示を省略している。
【0032】
図4図6において、ベルトコンベヤ10は、エンドレスベルト12、シールベルト14、1対のレール16、及びトランスファーカ18を備える。
【0033】
エンドレスベルト12は、水平に配置されている。
図4図6において、エンドレスベルト12は、上方の送り側12aと下方の戻り側12bとからなり、水平にエンドレスに回転し、送り側12aのベルト上に載せたばら物を水平搬送する。エンドレスベルト12の水平搬送距離は、例えば、500〜600mである。
【0034】
図6において、ベルトコンベヤ10は、コンベヤカバー13を有し、ばら物を載せたエンドレスベルト12の周囲を上部が開口した箱型に囲っている。
シールベルト14は、エンドレスベルト12に沿ってその上面に水平に載置されて、コンベヤカバー13の上部開口を塞ぎ、ばら物(例えば石炭)の移載時および運搬時に発生する粉塵を飛散させないようになっている。
シールベルト14は、可撓性を有するシート材(例えばゴム製ベルト)である。
【0035】
図5(A)、図6に示すように、1対のレール16は、シールベルト14の幅方向外側に水平に設置されている。1対のレール16は、互いに平行に配置されている。またその上面高さも同一であることが好ましい。
【0036】
トランスファーカ18は、図4に示すように、シールベルト14を部分的に持ち上げながらレール上を走行する。
トランスファーカ18は、本体フレーム18a、車輪18b、及びガイドロール18cを有する。複数(この例では6つ)のガイドロール18cは、本体フレーム18aの走行方向前後に配置され、水平軸を中心に自由回転する円筒形ロールである。
上述したシュート(図示せず)は、本体フレーム18aの内側に位置する。この構成により、トランスファーカ18は、複数(この例では4つ)の車輪18bによりシュートと共にレール上を移動し、かつ複数のガイドロール18cによりシールベルト14を案内し、シールベルト14を部分的に持ち上げるようになっている。
【0037】
図6において、ベルトコンベヤ10は、さらにシールベルト押え20を備える。
図7は、シールベルト押え20の平面図であり、図8図7のB−B線における断面図である。
シールベルト押え20は、旋回アーム22とロック装置24とを有し、シールベルト14の上方への捲れを防止する。シールベルト押え20は、ベルトコンベヤ10に沿って所定の間隔(例えば約10mピッチ)で設けられる。
【0038】
図7に示すように、旋回アーム22は、棒状の部材であり、シールベルト14の全幅より長く、1対のレール16の内側間隔より短く設定されている。旋回アーム22は、保持位置Hと開放位置Fとの間を水平に旋回可能に構成されている。
保持位置Hは、シールベルト14の上方に位置しその捲れを防止する位置であり、この例ではシールベルト14を跨いで幅方向に延びる。
開放位置Fは、シールベルト14の上方から外れた位置であり、この例ではシールベルト14の外側とレール16の内側の間にレール16に平行に位置する。この図において、開放位置Fは、上方に水平旋回した場合と、下方に水平旋回した場合の2つの位置がある。
【0039】
旋回アーム22は、図6図7に示すように、旋回付勢装置23aとアームローラ23bと、を有する。
【0040】
旋回付勢装置23aは、旋回アーム22の末端側(図で右側)のシールベルト14の外側とレール16の内側の間に位置し、旋回アーム22の末端部を水平旋回可能に支持し、開放位置Fから保持位置Hまで付勢する。この付勢力は例えばコイルばねによる。
旋回アーム22は、図7において上下の両方向に水平旋回可能であり、外力が作用しないときはコイルばねの付勢力により保持位置Hまで戻るようになっている。開放位置Fから保持位置Hまで戻る速度は、調整可能であるのがよい。
【0041】
アームローラ23bは、この例では、旋回アーム22の中間位置上面に取り付けられ鉛直軸aを中心に自由に回転するフリーローラである。アームローラ23bは、アーム移動ガイド38(図7参照)との接触により、旋回アーム22を保持位置Hと開放位置Fの間で旋回させる。
【0042】
図7図8において、ロック装置24は、旋回アーム22の先端側(図で左側)のシールベルト14の外側とレール16の内側の間に位置し、旋回アーム22を保持位置Hに解除可能に固定する。
この例において、ロック装置24は、1対のストッパ板25aを有する。
1対のストッパ板25aは、旋回アーム22の先端部を回転方向(図7で上下方向)に間隔を隔てて挟んで旋回アーム22を保持位置Hに旋回不能に固定する。1対のストッパ板25aは、水平軸b(図8)を中心に揺動可能に構成され、その一端部が旋回アーム22の先端部を挟む固定位置Lに付勢されている。この付勢力は、この例ではストッパ板25aの一端に固定された錘25cによる。この固定位置Lにおいて、図8に実線で示すように、旋回アーム22の先端部が1対のストッパ板25aにより保持位置Hに固定される。
【0043】
1対のストッパ板25aは、これを固定位置L(実線位置)から図8に破線で示す解除位置Uに移動するための解除ストライカ25bを有する。
解除ストライカ25bは、1対のストッパ板25aの上部に連結して設けられ、ロック解除ガイド37(図7参照)との接触により、図8に破線で示す解除位置Uにストッパ板25aを移動する。解除位置Uでは、旋回アーム22の先端部を挟んでいた1対のストッパ板25aが下方に移動するので、旋回アーム22が自由に旋回できるようになる。
【0044】
図4図5において、本発明のシールベルト押え開閉装置30は、トランスファーカ18の走行方向前後に連結されてこれと共に移動する1対のガイド台車32を備える。1対のガイド台車32は、トランスファーカ18の走行方向前後において線対象に構成されている。
【0045】
図9は、ガイド台車32の正面図(A)及び平面図(B)と、ガイド部材36の平面図(C)である。なおこの図は、図4図5における右側のガイド台車32を示している。図9において、各ガイド台車32は、車輪34、台車本体35、及びガイド部材36を備える。
【0046】
車輪34は、上述した1対のレール16上を走行する。
図9(B)において、車輪34は、レール16の一方(図で下側)に沿って間隔を隔てて配置されそのレール16により案内される第1車輪34a及び第2車輪34bと、レール16の他方(図で上側)に配置されそのレール16により案内される第3車輪34cとからなる。
第1車輪34a及び第2車輪34bは、両鍔付車輪であり、レール16に沿って蛇行することなく台車本体35を案内するようになっている。第3車輪34cは、鍔付車輪でも鍔なし車輪でもよく、台車本体35の動きに従動するようになっている。
【0047】
台車本体35は、上述した3つの車輪34により支持される。
図9(B)において、台車本体35は、第1水平部材35a、第2水平部材35b、及び第3水平部材35cを有する。
【0048】
第1水平部材35aは、トランスファーカ18に隣接して幅方向に水平に延びる。
第2水平部材35bは、第1水平部材35aの一端部からレール16の一方(図で下側)に沿ってトランスファーカ18から離れる方向(図で右方)に水平に延びる。
第3水平部材35cは、第2水平部材35bの先端部(右端部)と第1水平部材35aの他端部(図で上端部)を連結しレール16に対し斜め方向に水平に延びる。
第1水平部材35a、第2水平部材35b、及び第3水平部材35cは、平面視で三角形を形成している。なお三角形は、この例では直角三角形である。
【0049】
上述した第1車輪34aは、第2水平部材35bの先端部(右端部)近傍に補助部材35dを介して取付けられている。また、第2車輪34bは、第1水平部材35aの一端部近傍に取り付けられ、第3車輪34cは第1水平部材35aの他端部近傍に取り付けられている。
【0050】
上述したガイド台車32の構成により、台車本体35を3つの車輪34による3点支持により1対のレール16上を安定して走行させることができる。また、第1車輪34a及び第2車輪34bが一方のレール16に沿って蛇行することなく台車本体35を案内し、第3車輪34cは台車本体35の動きに従動するので、台車本体35を一方のレール16に対して精度よく案内することができる。
【0051】
ガイド部材36は、台車本体35に固定されシールベルト押え20を開放する機能を有する。図9(B)に示すように、ガイド部材36は、ロック解除ガイド37とアーム移動ガイド38とからなる。
【0052】
ロック解除ガイド37は、上述したロック装置24を解除する機能を有する。
ロック解除ガイド37は、水平かつレール16に平行に配置された棒状部材であり、台車本体35の下方に固定されている。台車本体35がレール16に案内され走行することにより、図7図8に示すように、ロック解除ガイド37は、ロック装置24の解除ストライカ25bと接触してこれを解除位置Uに移動し、ロック装置24を解除する。
【0053】
アーム移動ガイド38は、旋回アーム22を保持位置Hと開放位置Fの間で移動させる。
アーム移動ガイド38は、台車本体35の下方に固定されている。台車本体35がレール16に案内され走行することにより、図7に示すように、アーム移動ガイド38は、アームローラ23bと接触して旋回アーム22を保持位置Hと開放位置Fの間で移動させる。
【0054】
図9(C)において、アーム移動ガイド38は、傾斜ガイド部38aと平行ガイド部38bと、を有する。傾斜ガイド部38aと平行ガイド部38bは一体部品であるのがよい。
傾斜ガイド部38aは、水平かつレール16に対し傾斜して位置しアームローラ23bと接触して旋回アーム22を保持位置Hと開放位置Fの間で移動させる。
平行ガイド部38bは、水平かつレール16と平行に位置しアームローラ23bと接触して旋回アーム22を開放位置Fに保持する。
【0055】
図5(B)において、トランスファーカ18は、1対の平行ガイド部38bの間に水平かつレール16と平行に位置するアーム保持ガイド19を有する。
アーム保持ガイド19は、レール16に平行に配置された棒状部材であり、トランスファーカ18の本体フレーム18aの下方に固定されている。アーム保持ガイド19は、レール16に対し平行ガイド部38bと同一位置に設置され、同一の断面形状であるのが好ましい。
この構成により、アーム保持ガイド19は、アームローラ23bと接触して旋回アーム22を開放位置Fに保持するようになっている。
【0056】
アーム保持ガイド19の両端面と1対の平行ガイド部38bの端面との間には、隙間が設けられている。この隙間は、台車本体35とトランスファーカ18が、互いに上下方向及び幅方向に独立して走行可能な大きさに設定されている。この隙間は、後述する独立連結機構40の走行方向の相対的な移動量(±約4mm)より大きいことが好ましい。
また、アーム保持ガイド19の両端部には、後述する独立連結機構40の幅方向の相対的な移動量(±約12.5mm)を許容するテーパ面(図示せず)が設けられている。さらにアームローラ23bの直径は、幅方向の相対的な移動量を許容できる大きさに設定されている。アームローラ23bの直径は、約120mm(100〜150mm)である。
【0057】
上述した構成により、ガイド台車32が通過した後、トランスファーカ18のアーム保持ガイド19により、旋回アーム22を開放位置Fにそのまま保持することができる。
【0058】
図4図5図9において、台車本体35とトランスファーカ18は、互いに上下方向及び幅方向に独立して走行可能な独立連結機構40により連結されている。
【0059】
図10は、図4図9のC部詳細図であり、(A)は正面図、(B)はその平面図である。
独立連結機構40は、1対の鉛直ピン41と1対の水平板42とを有する。
1対の鉛直ピン41は、台車本体35とトランスファーカ18の一方(この例では台車本体35の第1水平部材35a)に設けられ鉛直に延びる。
1対の水平板42は、鉛直ピン41を鉛直に通し幅方向に延びる長穴42aを有する。
1対の水平板42は、台車本体35とトランスファーカ18の他方(この例ではトランスファーカ18の本体フレーム18a)に固定されている。
【0060】
長穴42aは鉛直ピン41との間に隙間を有する。この隙間は、レール16の起伏によりトランスファーカ18の姿勢が変化しても、台車本体35はレール16により独立して走行できるように設定されている。
この例において、鉛直ピン41の直径は例えば約25mm(20〜30mm)であり、長穴42aの寸法は例えば約33mm×約50mm(28〜38mm×40〜60mm)である。
この隙間により、台車本体35はトランスファーカ18に対し、走行方向には±約4mm、幅方向には±約12.5mmの相対的な移動ができる。また、水平板42と鉛直ピン41の間にも隙間があり、鉛直方向にも±約30mmの相対的な移動ができる。さらにこれらの隙間により、前後方向に約±1〜5度の相対的なチルト(幅方向軸を中心とする回転)ができる。
【0061】
なお、独立連結機構40は上述した構成に限定されず、台車本体35とトランスファーカ18が、それぞれレール16上を、互いに上下方向及び幅方向に独立して走行可能であればよい。
【0062】
上述した独立連結機構40により、トランスファーカ18の姿勢が変化しても、ガイド台車32の台車本体35はその影響を受けない。また台車本体35は、レール16上を走行する車輪34により支持されているので、台車本体35に固定されたガイド部材36はレール16の上面から常に一定の高さに位置する。
また複数のトランスファーカ18が走行する場合でも、各々のガイド台車32はレール16に対して追従しているため、それぞれのガイド部材36を常に一定の高さに保持でき、空振りを起こさず、確実にシールベルト押え20を開放することができる。
【0063】
図11は、シールベルト押え20の開放動作の説明図である。この図において、トランスファーカ18(図示せず)は矢印で示す右方向に移動している。トランスファーカ18の移動と共に、これに連結されたガイド台車32(図示せず)が移動し、これに固定されたロック解除ガイド37とアーム移動ガイド38が右方向に移動する。
【0064】
図11において、旋回アーム22は、(A)では保持位置Hにあり、(D)では開放位置Fにある。また、(B)(C)では、旋回アーム22は保持位置Hと開放位置Fの中間位置にある。
【0065】
(A)において、ロック解除ガイド37はストッパ板25aと係合し、ロック装置24を解除している。
次いで、傾斜ガイド部38aがアームローラ23bと接触し、(B)(C)(D)に示すように、旋回アーム22を保持位置Hから開放位置Fまで移動する。
さらに(D)では、平行ガイド部38bがアームローラ23bと接触し、旋回アーム22を開放位置Fに保持する。また、旋回アーム22は、ガイド台車32が通過した後、トランスファーカ18のアーム保持ガイド19により、開放位置Fにそのまま保持される。
なお、(C)(D)に示すように、ロック解除ガイド37が通過すると、上述したストッパ板25aが錘25cによる付勢力で固定位置Lに復帰し、旋回アーム22を保持位置Hに固定する。
【0066】
上述した構成により、ガイド台車32の走行により、ロック解除ガイド37によりロック装置24を解除し、アーム移動ガイド38により旋回アーム22を保持位置Hから開放位置Fに移動することができる。
【0067】
図12はシールベルト押え20の閉鎖動作の説明図である。この図において、トランスファーカ18(図示せず)は矢印で示す右方向に移動している。トランスファーカ18の移動と共に、これに連結されたガイド台車32(図示せず)が移動し、これに固定されたロック解除ガイド37とアーム移動ガイド38が右方向に移動する。
【0068】
図12において、旋回アーム22は、(A)では開放位置Fにあり、(D)では保持位置Hにある。また、(B)(C)では、旋回アーム22は開放位置Fと保持位置Hの中間位置にある。
【0069】
(A)において、ロック解除ガイド37はストッパ板25aと係合し、ロック装置24を解除している。また平行ガイド部38bがアームローラ23bと接触し、旋回アーム22を開放位置Fに保持している。
次いで、旋回付勢装置23aの付勢力により、アームローラ23bが傾斜ガイド部38aと接触しながら、(B)(C)(D)に示すように、旋回アーム22は開放位置Fから保持位置Hまで移動する。
次いで、ロック解除ガイド37が通過すると、上述したストッパ板25aが錘25cによる付勢力で固定位置Lに復帰し、旋回アーム22を保持位置Hに固定する。
【0070】
上述した構成により、ガイド台車32の走行により、アーム移動ガイド38により旋回アーム22を開放位置Fから保持位置Hに移動し、ロック装置24により旋回アーム22を保持位置Hに固定することができる。
【0071】
上述した本発明の構成によれば、ガイド台車32の台車本体35が、独立連結機構40によりトランスファーカ18に連結されているので、トランスファーカ18の姿勢が変化しても、その影響を受けない。また台車本体35は、レール16上を走行する車輪18bにより支持されているので、台車本体35に固定されたガイド部材36はレール16の上面から常に一定の高さに位置する。
【0072】
また複数のトランスファーカ18が走行する場合でも、各々のガイド台車32はレール16に対して追従しているため、それぞれのガイド部材36を常に一定の高さに保持でき、空振りを起こさず、確実にシールベルト押え20を開放することができる。
従って、トランスファーカ18の姿勢が変化(例えばチルト)しても、確実に安定してシールベルト押え20の開閉(ロック装置24の解除と旋回アーム22の開閉)ができる。
【0073】
なお本発明は上述した実施の形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更を加え得ることは勿論である。
【符号の説明】
【0074】
a 鉛直軸、b 水平軸、H 保持位置、F 開放位置、L 固定位置、U 解除位置、
1 ベルトコンベヤ、2 揚炭コンベヤ、3 シールベルト、
4 レール、5 旋回アーム、6 ロック装置、
7 トランスファーカ、7a 本体フレーム、7b 車輪、7c ガイドロール、
8 ガイド、10 ベルトコンベヤ、
12 エンドレスベルト、12a 送り側、12b 戻り側、
13 コンベヤカバー、14 シールベルト、16 レール、
18 トランスファーカ、18a 本体フレーム、
18b 車輪、18c ガイドロール、
19 アーム保持ガイド、20 シールベルト押え、22 旋回アーム、
23a 旋回付勢装置、23b アームローラ、24 ロック装置、
25a ストッパ板、25b 解除ストライカ、25c 錘、
30 シールベルト押え開閉装置、32 ガイド台車、
34 車輪、34a 第1車輪、34b 第2車輪、34c 第3車輪、
35 台車本体、35a 第1水平部材、35b 第2水平部材、
35c 第3水平部材、35d 補助部材、
36 ガイド部材、37 ロック解除ガイド、
38 アーム移動ガイド、38a 傾斜ガイド部、38b 平行ガイド部、
40 独立連結機構、41 鉛直ピン、42 水平板、42a 長穴
図1
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図10
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