特許第6339932号(P6339932)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6339932データ管理装置、データ管理方法及びデータ管理プログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6339932
(24)【登録日】2018年5月18日
(45)【発行日】2018年6月6日
(54)【発明の名称】データ管理装置、データ管理方法及びデータ管理プログラム
(51)【国際特許分類】
   G06F 12/00 20060101AFI20180528BHJP
【FI】
   G06F12/00 513A
   G06F12/00 515A
【請求項の数】7
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2014-265026(P2014-265026)
(22)【出願日】2014年12月26日
(65)【公開番号】特開2016-126420(P2016-126420A)
(43)【公開日】2016年7月11日
【審査請求日】2017年2月6日
(73)【特許権者】
【識別番号】397065480
【氏名又は名称】エヌ・ティ・ティ・コムウェア株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100083806
【弁理士】
【氏名又は名称】三好 秀和
(74)【代理人】
【識別番号】100100712
【弁理士】
【氏名又は名称】岩▲崎▼ 幸邦
(74)【代理人】
【識別番号】100101247
【弁理士】
【氏名又は名称】高橋 俊一
(74)【代理人】
【識別番号】100095500
【弁理士】
【氏名又は名称】伊藤 正和
(72)【発明者】
【氏名】江上 秀樹
【審査官】 田中 啓介
(56)【参考文献】
【文献】 特開2014−063247(JP,A)
【文献】 特開2004−348485(JP,A)
【文献】 国際公開第2007/046446(WO,A1)
【文献】 特開2009−043022(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F3/01、3/048−3/0489
G06F12/00
G06F17/20−17/26、17/30
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
様々な様式を階層構造を用いて定義したデータ定義情報をテーブルの1つのカラムに格納したデータ定義格納手段と、
前記データ定義格納手段から所望の前記データ定義情報を取得し、当該データ定義情報の階層構造に従って画面を構成して値の入力を受け付ける画面構成手段と、
前記データ定義情報に値を入力した階層構造のデータをテーブルの1つのカラムに格納するデータ格納手段と、を有し、
前記画面構成手段は、値の入力を受け付けているときに、前記データの階層構造に対する新たな階層構造の追加を受け付けること
を特徴とするデータ管理装置。
【請求項2】
前記画面構成手段は、前記データ格納手段から前記データを取得し、当該データの階層構造に従って画面を構成して値の変更及び新たな階層構造の追加を受け付けることを特徴とする請求項1に記載のデータ管理装置。
【請求項3】
前記画面構成手段は、前記階層構造に従って構成する画面において、前記階層構造の各階層に新たな項目を追加するための要素を配置することを特徴とする請求項1又は2に記載のデータ管理装置。
【請求項4】
前記階層構造は、キーと値を組みとする連想配列を用い、値に連想配列をとることで階層構造を表現し、前記データ定義情報はキーと階層構造が定義されているが値が入っていないものであり、前記データは前記データ定義情報のキーに対応する値が入力されたものであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のデータ管理装置。
【請求項5】
前記データ定義情報の階層構造のキーを並べて指定したチェック対象の項目と当該項目の値が正しく入力されているか否かを判定する判定方法とを有するチェック定義情報を格納したチェック定義格納手段と、
前記データを格納する際に、前記チェック定義情報を参照して前記データをチェックするチェック手段と、
を有することを特徴とする請求項4に記載のデータ管理装置。
【請求項6】
コンピュータが実行するデータ管理方法であって、
様々な様式を階層構造を用いて定義したデータ定義情報をテーブルの1つのカラムに格納したデータ定義格納手段から所望の前記データ定義情報を取得するステップと、
前記データ定義情報の階層構造に従って画面を構成して値の入力を受け付けるステップと、
前記データ定義情報に値を入力した階層構造のデータをテーブルの1つのカラムに格納するステップと、を有し、
値の入力を受け付けているときに、前記データの階層構造に対する新たな階層構造の追加を受け付けること
を特徴とするデータ管理方法。
【請求項7】
請求項1乃至5のいずれかに記載のデータ管理装置の各手段としてコンピュータを動作させることを特徴とするデータ管理プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、データを入力し管理する技術に関する。
【背景技術】
【0002】
一般的なシステム開発は、業務仕様に基づいてデータモデルを検討し、データベースの論理設計(テーブル定義など)を進めるとともに、画面仕様の設計を進め、その間のデータ構造の違いをアプリケーションプログラムでデータ変換することで実現している。データベースの構成を変更すると、データ変換するアプリケーションプログラムを作り直す必要があり、簡単にはデータベースの構成を変更できない。
【0003】
特許文献1では、データベースを容易に構成するために定義体と呼ばれるひな形をユーザが作成し、定義体を読みだして値を入力することでデータベースにデータを格納している。
【0004】
また、XMLデータをそのままのデータ構造で格納するXMLデータベースが知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2004−192517号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
様々な様式のデータを入力したいという要望があった場合、従来のシステム開発では、対象となる様式ごとにシステム開発することになり、開発費用、開発期間がかかるという問題があった。
【0007】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、追加開発を伴わずに様々な様式のデータが入力できるシステムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
第1の本発明に係るデータ管理装置は、様々な様式を階層構造を用いて定義したデータ定義情報をテーブルの1つのカラムに格納したデータ定義格納手段と、前記データ定義格納手段から所望の前記データ定義情報を取得し、当該データ定義情報の階層構造に従って画面を構成して値の入力を受け付ける画面構成手段と、前記データ定義情報に値を入力した階層構造のデータをテーブルの1つのカラムに格納するデータ格納手段と、を有し、前記画面構成手段は、値の入力を受け付けているときに、前記データの階層構造に対する新たな階層構造の追加を受け付けることを特徴とする。
【0010】
上記データ管理装置において、前記画面構成手段は、前記データ格納手段から前記データを取得し、当該データの階層構造に従って画面を構成して値の変更及び新たな階層構造の追加を受け付けることを特徴とする。
【0011】
上記データ管理装置において、前記データ定義情報の階層構造のキーを並べて指定したチェック対象の項目と当該項目の値が正しく入力されているか否かを判定する判定方法とを有するチェック定義情報を格納したチェック定義格納手段と、前記データを格納する際に、前記チェック定義情報を参照して前記データをチェックするチェック手段と、を有することを特徴とする。
【0013】
の本発明に係るデータ管理方法は、コンピュータが実行するデータ管理方法であって、様々な様式を階層構造を用いて定義したデータ定義情報をテーブルの1つのカラムに格納したデータ定義格納手段から所望の前記データ定義情報を取得するステップと、前記データ定義情報の階層構造に従って画面を構成して値の入力を受け付けるステップと、前記データ定義情報に値を入力した階層構造のデータをテーブルの1つのカラムに格納するステップと、を有し、値の入力を受け付けているときに、前記データの階層構造に対する新たな階層構造の追加を受け付けることを特徴とする。
【0014】
の本発明に係るデータ管理プログラムは、上記データ管理装置の各手段としてコンピュータを動作させることを特徴とする。
【発明の効果】
【0015】
本発明によれば、追加開発を伴わずに様々な様式のデータが入力できるシステムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
図1】本実施の形態におけるデータ管理システムの構成を示す機能ブロック図である。
図2】本実施の形態で用いるデータの例を示す図である。
図3図2のデータの階層構造に従って構成した画面の例を示す図である。
図4】データ様式定義を作成するときの画面の例を示す図である。
図5】チェック定義の例を示す図である。
図6】データベースに格納されるデータの例を示す図である。
図7】本実施の形態におけるデータ管理システムにデータを登録するときの処理の流れを示すフローチャートである。
図8図2のデータに“工事情報”の項目を追加した例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。
【0018】
図1は、本実施の形態におけるデータ管理システムの構成を示す機能ブロック図である。同図に示すデータ管理システムは、クライアント端末1、サーバ3、およびデータベース5を備える。クライアント端末1はサーバ3に接続し、サーバ3を介してデータベース5にアクセスする。図1では、クライアント端末1を1台のみ示しているが、複数のクライアント端末1がサーバ3に接続してもよい。
【0019】
本データ管理システムは、データが備える項目を定義したデータ様式定義に従って入力されたデータの入出力や内容チェック、およびデータ様式定義の作成を行うシステムである。クライアント端末1は、サーバ3を介してデータベース5に格納されたデータ様式定義を取得し、データ様式定義の階層構造に従って画面を構成してデータの入力を受け付け、入力されたデータをサーバ3を介してデータベース5に格納する。また、クライアント端末1は、画面を構成する要素の追加変更の操作を反映してデータ様式定義を作成し、作成したデータ様式定義をサーバ3を介してデータベース5に格納する。以下、各装置について説明する。
【0020】
クライアント端末1は、データ登録部11、画面描画部12、およびデータ様式登録部13を備える。
【0021】
データ登録部11は、データ様式定義をサーバ3を介してデータベース5から取得し、データ様式定義に対応する画面を画面描画部12に表示させて、画面描画部12でデータ様式定義に従って入力されたデータをサーバ3を介してデータベース5に格納する。また、すでに入力されたデータについて、データ登録部11は、データをサーバ3を介してデータベース5から取得して画面描画部12に表示させて、画面描画部12で変更されたデータをサーバ3を介してデータベース5に格納する。
【0022】
画面描画部12は、データ様式定義の階層構造に従ってデータを入力する画面を作成して表示する。データ様式定義はデータが備える項目を階層構造を用いて定義したひな形であり、データはデータ様式定義に値を入力したものである。
【0023】
図2に本実施の形態で用いるデータの例を示す。本実施の形態ではデータ様式定義及びデータをJSON形式の連想配列により記述した。波括弧(「{」,「}」)で括った部分が連想配列であり、連想配列中の各要素のコロンの左側がキーでその右側がキーに対応する値である。値に連想配列をとることができ、その連想配列は対応するキーの1階層下のデータとなる。図2の例で説明すると、“共通情報”の1階層下に“契約者情報”と“申込情報”をキーとする要素がある。“契約者情報”は“契約者名”と“契約者住所”をキーとする要素を持つ。“契約者名”には“○○○○”という値が設定されている。データ様式定義は、キーや階層構造は定義されているが、項目に値が入っていない。例えば、図2のデータの元になったデータ様式定義には、“契約者名”の値や“契約者住所”の値などが入っていない。データ様式定義の値にデフォルト値を入れていてもよい。
【0024】
画面描画部12は、データの階層構造に従って、1階層目をタブ、2階層目をブロック、3階層目を項目として画面を作成する。以下、具体例を用いて説明する。図3は、図2のデータの階層構造に従って構成した画面の例である。画面描画部12は、1階層目(“共通情報”,“個別情報”)をタブ100,200、2階層目(“契約者情報”,“申込情報”)をブロック110,120、3階層目(“契約者名”,“契約者住所”,“お申込年月日”)を各項目111,112,121として図3に示す画面を構成した。画面描画部12は、各項目111,112,121の右側の欄において、各項目111,112,121に対応する値のデータの入力を受け付ける。画面右下の登録ボタン500が操作(クリック)されると、データ登録部11により、データ様式定義に値が入力されたデータがJSON形式のままサーバ3に送信されてデータベース5に登録される。
【0025】
図3の画面では、1階層目のタブ200(“個別情報”)内のデータが表示されていないが、タブ200を操作(クリック)することで、“共通情報”内のデータに代えて、“個別情報”内のデータが画面に表示される。
【0026】
画面描画部12は、データの階層構造に従って画面を構成するので、データの内容や構造が異なった場合でも、1階層目をタブ、2階層目をブロック、3階層目を項目とした同じルールで画面を汎用的に構成できる。4階層目以上についても画面を構成するルールを決めて適用できる。画面描画部12は、例えばWebブラウザに実装されたJavaScript(登録商標)で実現できる。
【0027】
データ様式登録部13は、画面描画部12により作成される新たなデータ様式定義をサーバ3を介してデータベース5に登録する。画面描画部12はタブ、ブロック、項目の追加変更の操作を受け付け、データ様式登録部13は画面描画部12が表示する画面の変更を反映してデータ様式定義を作成する。
【0028】
図4にデータ様式定義を作成するときの画面の例を示す。データ様式定義を作成するときも、画面描画部12は作成されるデータ様式定義の階層構造に従って画面を構成する。図4のタブ追加ボタン300を操作することで新たなタブが追加される。同様に、ブロック追加ボタン130を操作することで新たなブロックが追加され、項目追加ボタン113,122を操作することで新たな項目が追加される。タブが追加されるとデータ様式定義に新たな1階層目が追加される。ブロックが追加されるとデータ様式定義の対応する1階層目内に新たな2階層目が追加される。項目が追加されるとデータ様式定義の対応する2階層目内に新たな3階層目が追加される。タブ、ブロック、項目の文字列を変更するとデータ様式定義内の対応するキーが変更される。クライアント端末1が備えるキーボードの削除ボタンを操作することでタブ、ブロック、項目が削除される。図4の登録ボタン500が操作されると、データ様式登録部13により、画面描画部12が表示する画面の構造を反映したデータ様式定義が作成されて、サーバ3を介してデータベース5に登録される。なお、データを入力するときにも、図4のように画面構成を変更できるボタンを表示し、値の入力とデータの階層構造の変更を同時に行えるようにしてもよい。
【0029】
サーバ3は、データ様式アクセス部31、データアクセス部32、およびデータチェック部33を備える。本実施の形態のサーバ3は、データ様式定義、データの入出力のみを行う装置である。サーバ3は、データ内の情報に従って動作することはなく、クライアント端末1から受信したデータを変換することなくデータベース5に登録する。データベース5からデータ様式定義やデータを取得したときも、データ変換せずにそのままクライアント端末1に送信する。ただし、クライアント端末1から送信されたデータをデータベース5に登録するときには、データ内の値が決められた規則(例えば文字数、使用可能な文字のチェック)に沿っているか否かをチェックする。
【0030】
データ様式アクセス部31は、クライアント端末1の求めに応じてデータベース5からデータ様式定義を取得し、クライアント端末1に送信する。また、クライアント端末1からデータ様式定義を受信したときは、データ様式定義をデータベース5に登録する。
【0031】
データアクセス部32は、クライアント端末1から受信したデータをデータベース5に登録する。データをデータベース5に登録する前には、データに正しく値が入力されているか否かをデータチェック部33にチェックさせる。
【0032】
データチェック部33は、データベース5に格納されたチェック定義を参照してデータに正しく値が入力されているか否かを判定する。正しく値が入力されていない場合は、クライアント端末1にその旨を通知する。
【0033】
図5に、チェック定義の例を示す。チェック定義は、チェック対象の項目、チェック方法、メッセージを含む。チェック方法としては、正規表現にマッチするか否か判定する方法や論理式が成立するか否か判定する方法がある。データチェック部33は、チェック定義内のチェック対象の項目がデータにあるか否かを検索し、検索した項目の値が正しく入力されているかを指定の方法で判定する。チェック定義のチェック対象の項目は、データ様式定義の階層構造に従って記述されているので、チェック対象の項目を直感的に表現できる。例えば図5の例では、“共通項目”の“契約者情報”の“契約者名”をチェック対象の項目としている。正しく値が入力されていない場合は、チェック定義内の対応するメッセージをクライアント端末1に通知する。
【0034】
データベース5には、データ様式定義、チェック定義、およびデータが格納される。データ様式定義とデータはこれまでに述べたJSON形式のデータ構造のまま格納される。データ様式定義とデータをそのままのデータ構造で格納することでサーバ3においてデータ変換をする必要がなくなる。また、クライアント端末1も受信したデータ様式定義、データをデータ変換することなく、データ様式定義やデータの階層構造に従って画面を構成することができる。データベース5は、データをそのままのデータ構造で格納するので、例えば数百種類以上の多種のデータ様式定義を格納し、データ様式定義が追加されたとしてもデータベース5の構成を変更する必要がない。
【0035】
図6に、データベース5に格納されるデータの例を示す。図6に示す例では、データベース5として、テーブルを用いてデータを格納する一般的なDBMSを用い、データをそのままテーブルの1カラムに収容した。データは元になったデータ様式定義に関わらず同じテーブル内に格納される。つまり、図6に示したテーブル内には様々な様式に基づいて入力されたデータが格納されている。一部の項目をキーとした検索が想定されるときは、検索キーを別カラムとして定義しておく。図6の例では、データID、サービス名が検索用のカラムである。あるいは、カラムの中身に対する検索機能を備えたDBMSを用いてもよい。
【0036】
なお、クライアント端末1とサーバ3が備える各部は、演算処理装置、記憶装置等を備えたコンピュータにより構成して、各部の処理がプログラムによって実行されるものとしてもよい。このプログラムはクライアント端末1とサーバ3が備える記憶装置に記憶されており、磁気ディスク、光ディスク、半導体メモリ等の記録媒体に記録することも、ネットワークを通して提供することも可能である。
【0037】
次に、本実施の形態におけるデータ管理システムの動作について説明する。
【0038】
図7は、本実施の形態におけるデータ管理システムにデータを登録するときの処理の流れを示すフローチャートである。
【0039】
ユーザがクライアント端末1を操作して登録するデータの様式を指定すると、データ登録部11は、その様式に対応するデータ様式定義を取得する(ステップS11)。ユーザは、クライアント端末1をサーバ3に接続し、ログイン処理などを行った後、一覧から選択したり、様式番号などを入力することで登録したいデータの様式を指定する。取得すべきデータ様式定義が決まると、クライアント端末1のデータ登録部11は、サーバ3に対してデータ様式定義の取得を要求し、サーバ3は、データベース5から対応するデータ様式定義を取得してクライアント端末1に送信する。
【0040】
画面描画部12は、データ様式定義の階層構造に従って画面を構成して表示する(ステップS12)。画面描画部12は、受信したデータ様式定義の階層構造に従い、1階層目をタブ、2階層目をブロック、3階層目をブロック内の項目として画面を構成する。
【0041】
ユーザはクライアント端末1を操作し、画面内の各項目に値を入力する(ステップS13)。値の入力が終わると、データ登録部11は値が入力されたデータをサーバ3に送信する。
【0042】
サーバ3はデータを受信すると、データチェック部33がデータをチェックする(ステップS14)。データチェック部33は、データベース5に格納されたチェック定義を参照して受信したデータの値をチェックする。
【0043】
データが形式的に問題ない場合、データアクセス部32はデータベース5にデータを登録する(ステップS15)。データアクセス部32は、データベース5のテーブルの1カラムに受信したデータのデータ構造のまま格納する。必要であれば、データから検索用のデータを抽出し、検索キーとして別カラムに格納する。
【0044】
次に、データの階層構造の変更について説明する。
【0045】
画面描画部12はデータをデータの階層構造のみに従って決められたルールで表示画面を構成するので、データの階層構造が変化しても画面描画部12を追加開発する必要はない。データをデータベース5に登録した後も、データをデータベース5から読み出して、データのデータ構造を変更してデータベース5に格納してもよい。例えば、データの受け付け担当者がデータをデータベース5に登録した後、工事の担当者がデータベース5からそのデータを取得して参照し、工事に関する情報をデータに追加してデータベース5に格納する。このとき、工事に関する情報を入力する新たな階層構造を追加してもよい。図8は、図2のデータに“工事情報”の項目を追加した例を示している。画面描画部12が図8のデータを表示する画面を構成するときは、図3に示した画面に“工事情報”のタブを追加した画面を構成する。データのデータ構造が変更されても、クライアント端末1、サーバ3を変更する必要はない。
【0046】
以上説明したように、本実施の形態によれば、データベース5に様々なデータ様式定義を格納しておき、クライアント端末1がデータベース5から所望のデータ様式定義を取得し、データ様式定義の階層構造に従って画面を作成して表示し、データの入力を受け付けて、データ様式定義に値が入力されたデータをその階層構造のままデータベース5に格納することにより、個別の様式に対応した画面表示機能、個別の様式に対応したデータベースの構成を開発することなく、様々な様式のデータを入力することができる。
【符号の説明】
【0047】
1…クライアント端末
11…データ登録部
12…画面描画部
13…データ様式登録部
3…サーバ
31…データ様式アクセス部
32…データアクセス部
33…データチェック部
5…データベース
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8