特許第6339940号(P6339940)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6339940真菌感染症の治療用の局所用オイル組成物
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6339940
(24)【登録日】2018年5月18日
(45)【発行日】2018年6月6日
(54)【発明の名称】真菌感染症の治療用の局所用オイル組成物
(51)【国際特許分類】
   A61K 45/00 20060101AFI20180528BHJP
   A61K 47/12 20060101ALI20180528BHJP
   A61K 9/08 20060101ALI20180528BHJP
   A61K 9/06 20060101ALI20180528BHJP
   A61K 31/555 20060101ALI20180528BHJP
   A61K 31/4412 20060101ALI20180528BHJP
   A61K 31/496 20060101ALI20180528BHJP
   A61K 31/22 20060101ALI20180528BHJP
   A61K 31/19 20060101ALI20180528BHJP
   A61K 31/137 20060101ALI20180528BHJP
   A61Q 5/00 20060101ALI20180528BHJP
   A61Q 5/02 20060101ALI20180528BHJP
   A61Q 3/02 20060101ALI20180528BHJP
   A61K 36/18 20060101ALI20180528BHJP
   A61K 36/53 20060101ALI20180528BHJP
   A61P 31/10 20060101ALI20180528BHJP
【FI】
   A61K45/00
   A61K47/12
   A61K9/08
   A61K9/06
   A61K31/555
   A61K31/4412
   A61K31/496
   A61K31/22
   A61K31/19
   A61K31/137
   A61Q5/00
   A61Q5/02
   A61Q3/02
   A61K36/18
   A61K36/53
   A61P31/10
【請求項の数】13
【全頁数】27
(21)【出願番号】特願2014-548309(P2014-548309)
(86)(22)【出願日】2012年12月20日
(65)【公表番号】特表2015-500871(P2015-500871A)
(43)【公表日】2015年1月8日
(86)【国際出願番号】IB2012057512
(87)【国際公開番号】WO2013093823
(87)【国際公開日】20130627
【審査請求日】2015年12月18日
(31)【優先権主張番号】3746/DEL/2011
(32)【優先日】2011年12月20日
(33)【優先権主張国】IN
【前置審査】
(73)【特許権者】
【識別番号】513322970
【氏名又は名称】ビョーメ バイオサイエンシズ ピーブイティー.リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100102978
【弁理士】
【氏名又は名称】清水 初志
(74)【代理人】
【識別番号】100102118
【弁理士】
【氏名又は名称】春名 雅夫
(74)【代理人】
【識別番号】100160923
【弁理士】
【氏名又は名称】山口 裕孝
(74)【代理人】
【識別番号】100119507
【弁理士】
【氏名又は名称】刑部 俊
(74)【代理人】
【識別番号】100142929
【弁理士】
【氏名又は名称】井上 隆一
(74)【代理人】
【識別番号】100148699
【弁理士】
【氏名又は名称】佐藤 利光
(74)【代理人】
【識別番号】100128048
【弁理士】
【氏名又は名称】新見 浩一
(74)【代理人】
【識別番号】100129506
【弁理士】
【氏名又は名称】小林 智彦
(74)【代理人】
【識別番号】100114340
【弁理士】
【氏名又は名称】大関 雅人
(74)【代理人】
【識別番号】100114889
【弁理士】
【氏名又は名称】五十嵐 義弘
(74)【代理人】
【識別番号】100121072
【弁理士】
【氏名又は名称】川本 和弥
(72)【発明者】
【氏名】バパット アビジット エス.
(72)【発明者】
【氏名】プラサッド スダナンド
(72)【発明者】
【氏名】ジャイン ニル
(72)【発明者】
【氏名】アロラ ニディ
(72)【発明者】
【氏名】マヘシュ ゴータミ
(72)【発明者】
【氏名】ミシュラ マリカ
(72)【発明者】
【氏名】ゴーシュ スマナ
(72)【発明者】
【氏名】チャウライ スレッシュ
(72)【発明者】
【氏名】マンダル デバブラタ
【審査官】 六笠 紀子
(56)【参考文献】
【文献】 欧州特許第01923043(EP,B1)
【文献】 特表2008−502735(JP,A)
【文献】 特表2005−511635(JP,A)
【文献】 特開2007−008951(JP,A)
【文献】 特開2000−189129(JP,A)
【文献】 特開平11−001433(JP,A)
【文献】 特開2003−238310(JP,A)
【文献】 米国特許第06939829(US,B1)
【文献】 特開2005−206538(JP,A)
【文献】 特開2011−032212(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2004/0266852(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A61K 8/00−8/99
A61Q 1/00−99/00
C12N 1/00−5/28
WPI
CAplus/MEDLINE/EMBASE/BIOSIS(STN)
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
頭皮上のフケを除去する、またはフケ発生の再発を防止するための局所用抗真菌組成物であって、少なくとも1つの抗真菌剤、少なくとも1つのオイル、および少なくとも1つの賦形剤を含み、ならびに該少なくとも1つのオイルが、カプリル酸、プロピレングリコールのモノカプリレート、またはカプリル酸のモノ/ジグリセリドであり、かつ該組成物がC-11以上の脂肪酸およびエステルを含まない、前記局所用抗真菌組成物。
【請求項2】
前記抗真菌剤を約0.01重量%〜約10重量%含む、請求項1記載の局所用抗真菌組成物。
【請求項3】
前記抗真菌剤を約0.01重量%〜約5重量%含む、請求項2記載の局所用抗真菌組成物。
【請求項4】
前記抗真菌剤を約0.01重量%〜約2重量%含む、請求項3記載の局所用抗真菌組成物。
【請求項5】
前記抗真菌剤が、ピロクトンオラミン、シクロピロクスオラミン、ケトコナゾール、クリンバゾール、硝酸ミコナゾール、イトラコナゾール、フルコナゾール、エコナゾール、テルコナゾール、サペルコナゾール、アモロルフィン、オキシコナゾール、クロトリマゾール、ルリコナゾール、テルビナフィン、ブテナフィン、ナフチフィン、二硫化セレン、サリチル酸、硫黄、タール、ジンクピリチオン、ヒノキトール、アルニカエキス、クルミ殻エキス、ティーツリー油、ローズマリー油、もしくはバーチ油、またはそれらの組み合わせである、請求項1記載の局所用抗真菌組成物。
【請求項6】
前記抗真菌剤がピロクトンオラミンおよび/またはケトコナゾールである、請求項5記載の局所用抗真菌組成物。
【請求項7】
前記抗真菌剤がピロクトンオラミン、ケトコナゾール、およびジンクピリチオンである、請求項5記載の局所用抗真菌組成物。
【請求項8】
前記抗真菌剤がピロクトンオラミンおよびカプリル酸のエステルである、請求項5記載の局所用抗真菌組成物。
【請求項9】
前記賦形剤が溶媒または添加剤である、請求項1記載の局所用抗真菌組成物。
【請求項10】
前記賦形剤を約0.5重量%〜約99重量%含む、請求項9記載の局所用抗真菌組成物。
【請求項11】
前記賦形剤が溶媒である、請求項9記載の局所用抗真菌組成物。
【請求項12】
前記賦形剤が添加剤である、請求項9記載の局所用抗真菌組成物。
【請求項13】
前記組成物が、クリーム、オイル、ローション、シーラム、ジェル、シャンプー、マニキュア、軟膏、フォーム、スプレーまたはエアゾールである、請求項1記載の局所用抗真菌組成物。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
発明の分野
本発明は、真菌感染症の治療用の、抗真菌剤、オイル、および賦形剤または添加剤を含む局所用組成物を提供する。本発明は、局所真菌感染症の治療用の、C-10を超える脂肪酸またはそれらのエステルを含まない組成物をさらに提供する。本発明は、抗真菌剤、C11未満の鎖長を有する脂肪酸もしくはそのエステル、および賦形剤または添加剤を含む抗真菌組成物をさらに提供する。
【背景技術】
【0002】
発明の背景
皮膚の真菌感染症は「真菌症」としても公知である。それらは一般的であり、通常、軽症である。しかし、病気であるかまたはそうでなければ免疫力が低下した人においては、真菌は、時々、重篤な疾患を引き起こし得る。ヒトにおける真菌感染症は、表在性、即ち、皮膚表面から、深部浸潤型または播種性感染症の範囲に及ぶ。
【0003】
一般に、表在性真菌感染症(皮膚真菌症としても公知)は、皮膚、爪および髪の外層に影響を与え得る。表在性真菌感染症を引き起こす真菌の主要な群は、皮膚糸状菌(白癬)、酵母菌、例えば、カンジダ、マラセチア、ピエドラ(piedra)など、および糸状菌である。これらの感染症は、特に、フケ症/脂漏性皮膚炎(D/SD)、白癬、爪甲剥離症、間擦疹、および乾癬におけるものを含む。
【0004】
脂漏性皮膚炎は、頭皮、眉、鼻唇溝、唇、耳、胸骨領域、腋窩、乳房下のしわ、臍、鼡径部、および殿裂上に鱗片状のかゆみを伴う赤い皮膚を生じさせる一般的な慢性表在性皮膚疾患である。この疾患は、多くの形状、サイズおよび表面質感を特徴とし、しばしば、痂皮様であり、黄色がかっており、かゆみを伴う。脂漏性皮膚炎は、頑固なフケの主要原因の一つであり、全ての年齢群において生じる。この状態は、皮膚に存在する皮脂嚢腫に主に影響を与える。
【0005】
現在、マラセチア(Malassezia)属の真菌は、フケを引き起こすための最も可能性の高い原因因子であると考えられている(Dawson T.L., J. Investig. Dermatol. Symp. Proc. (2007), 12: 1519(非特許文献1))。脂漏性皮膚炎の大抵の症例が、酵母菌マラセチアの増殖に対する炎症反応を恐らく伴う。これらの真菌は、インビトロ増殖のために外部脂質に大きく依存する(Chen T.A. and Hill P.V., Vet Dermatol, (2005), 16:4(非特許文献2))。さらに、脂肪酸を合成することができないことは、宿主脂質の利用を助け得る多数の分泌リパーゼの存在によって補われる。従って、これらの真菌は、これらのリパーゼによって皮脂中に存在するトリグリセリドを代謝し、脂質副生成物を生ずる。これらの脂質副生成物による表皮の最上層である角質層への浸透は、過敏な人において炎症反応を生じさせ、これは恒常性を乱し、角質層細胞の不規則な亀裂を生じさせ、さらにフケおよび脂漏性皮膚炎を引き起こす。
【0006】
真菌感染症の最も一般的な治療は、頭皮上のマラセチアのレベルを下げる抗真菌剤の局所適用である。頭皮を清潔に保つことが脂漏性皮膚炎の患者にとって必須である。従って、有効なフケ防止シャンプーの使用が、この状態を予防する重要な方法である。
【0007】
典型的に、抗真菌剤は、シャンプーまたは他のヘアケア組成物の成分として頭皮へ適用される。そのようなシャンプー製剤の欠点は、通常の使用の間、抗真菌剤にその最大の治療効果を達成させるために十分な時間、製剤が頭皮上に留まらないということである(Ralph M. Trueb, JDDG, (2007), 5:356(非特許文献3))。それらは、例えばシャワーまたは風呂において、適用されるように設計されており、その後すぐに水で洗い流される。典型的に、そのようなシャンプーについての適用説明書は製剤を3〜5分後に除去することを提案している。
【0008】
抗真菌剤の1つである、ケトコナゾールは最も強力なものの一つであり、フケ防止シャンプーに広く使用されている。しかし、シャンプーの接触時間はより短く、このため効能は低く、再発率はより高い。
【0009】
過去に、本発明者らは、細胞膜を標的化し膜流動性を高めるので、脂肪酸およびそれらの誘導体(例えば、メチル化およびヒドロキシル脂肪酸)が抗細菌および抗真菌活性を有することが公知であることを知った(Douglas and Marshalland, "Antimicrobials in Food", 3rd edition, CRC Press 2005 Pg. no. 327 - 360(非特許文献4))。
【0010】
別のレビューの文脈において、ペラルゴン酸およびカプリン酸が、インビトロ細胞培養で試験した場合にミクロスポルム・ジプセウム(Microsporum gypseum)に対して有効であることがわかった(Chandeganipour and Haims, "Mycoses", 2001, Volume 44, Issue 3-4, pages 109-112(非特許文献5))。同様の報告が、カプリン酸(C10飽和中鎖脂肪酸)のグリセリドのモノエステルへ曝した場合にカンジダ・アルビカンス(Candida albicans)に関して見られた(Bergsson et al., Antimicrobial agents and Chemotherapy, 2001, Vol 45 pg. no. 3209 - 3212(非特許文献6))。
【0011】
米国特許出願第2010/0016271号(特許文献1)は、カチオン性界面活性剤、トリグリセリド油およびフケ防止剤を含むヘアコンディショニング組成物を開示している。これらの組成物は、グリセロールの脂肪酸エステルであるトリグリセリド油を含有し、従って、栄養素として作用し、真菌の増殖を助ける。これらの組成物は、8〜30個の炭素原子の炭素鎖を10%まで有する脂肪質を含有する。
【0012】
米国特許第5,624,666号(特許文献2)は、アニオン性界面活性剤、カチオン性ポリマー、およびフケ防止剤としてのジンクピリジンチオンを含有するシャンプー組成物を記載している。それは、シリコーン流体などのコンディショニング剤がその組成物中へ任意で組み込まれ得ることを記載している。Head & Shoulders(登録商標)Dandruff Shampoo Plus Conditionerは、髪へのシャンプーの適用でフケ防止およびコンディショニングの両方の利益を提供する市販品の例である。シャンプーの接触時間は、有効な抗真菌活性のために必要とされるものよりも短く、従って、再発率はより高い。
【0013】
米国特許第7547752号(特許文献3)は、フケおよび頭皮のかゆみの予防または治療用の共役リノール酸とフケ防止剤との相乗的な組み合わせに言及している。
【0014】
欧州特許第1923043 A1号(特許文献4)は、コンディショニングと共にフケの治療または予防を行うための界面活性剤、シロキサンならびに天然親油性油成分およびそれらの誘導体を含む、カチオン性コンディショニング剤およびフケ防止剤を開示している。
【0015】
欧州特許第0116439号(特許文献5)は、フケを緩和し発毛を刺激するペトロセリン酸およびリノール酸などの脂肪酸ならびに飽和および不飽和誘導体を開示している。
【0016】
フケの治療用の市販の製剤は、リーブオンヘア製剤、例えば、ヘアオイル、スタイリングジェルなどである。これらの製剤はフケ防止剤または抗真菌剤もまた含有する。従来のリーブオン製剤、特にオイルまたはクリームは、必須成分として脂肪酸またはそれらのエステルを含有する。これらの脂肪酸およびエステルは、フケを引き起こす真菌(マラセチア・フルフル(Malassezia furfur))の増殖を助け、栄養素として働く。
【0017】
従って、改善された洗浄および最適なフケ防止効能を提供する抗真菌組成物についての必要性が依然として存在する。本発明は、抗真菌剤を有しかつ真菌栄養素を含まない局所用組成物を提供することによってこの必要性に取り組む。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0018】
【特許文献1】米国特許出願第2010/0016271号
【特許文献2】米国特許第5,624,666号
【特許文献3】米国特許第7547752号
【特許文献4】欧州特許第1923043 A1
【特許文献5】欧州特許第0116439号
【非特許文献】
【0019】
【非特許文献1】Dawson T.L., J. Investig. Dermatol. Symp. Proc. (2007), 12: 1519
【非特許文献2】Chen T.A. and Hill P.V., Vet Dermatol, (2005), 16:4
【非特許文献3】Ralph M. Trueb, JDDG, (2007), 5:356
【非特許文献4】Douglas and Marshalland, "Antimicrobials in Food", 3rd edition, CRC Press 2005 Pg. no. 327 - 360
【非特許文献5】Chandeganipour and Haims, "Mycoses", 2001, Volume 44, Issue 3-4, pages 109-112
【非特許文献6】Bergsson et al., Antimicrobial agents and Chemotherapy, 2001, Vol 45 pg. no. 3209 - 3212
【発明の概要】
【0020】
発明の目的
本発明の主目的は、真菌感染症の治療用の、抗真菌剤、オイル、および賦形剤または添加剤を含む抗真菌組成物を提供することである。本発明のさらに別の目的は、局所真菌感染症の治療用の、C-10を超える脂肪酸またはそれらのエステルを含まない抗真菌組成物を提供することである。
【0021】
発明の概要
本発明は、C-11以上の脂肪酸およびそれらのエステルを含まない抗真菌組成物を提供し、何故ならばこれらの脂肪酸/エステルは真菌の増殖のための栄養素として役立つためである。本発明はさらに、頭皮上の既存のフケを除去する、またはフケ発生の再発を防止もしくは低減する、局所用抗真菌オイル組成物を提供する。本発明はさらに、抗真菌剤、C-11未満の鎖長を有する脂肪酸もしくはそのエステル、および賦形剤または添加剤を含む、抗真菌組成物を提供する。
[本発明1001]
少なくとも1つの抗真菌剤、少なくとも1つのオイル、および少なくとも1つの賦形剤を含む抗真菌組成物であって、該組成物がC-11以上の脂肪酸およびエステルを含まない、抗真菌組成物。
[本発明1002]
前記抗真菌剤を約0.01重量%〜約10重量%含む、本発明1001の抗真菌組成物。
[本発明1003]
前記抗真菌剤を約0.01重量%〜約5重量%含む、本発明1002の抗真菌組成物。
[本発明1004]
前記抗真菌剤を約0.01重量%〜約2重量%含む、本発明1003の抗真菌組成物。
[本発明1005]
前記抗真菌剤が、ピロクトンオラミン、シクロピロクスオラミン、ケトコナゾール、クリンバゾール、硝酸ミコナゾール、イトラコナゾール、フルコナゾール、エコナゾール、テルコナゾール、サペルコナゾール、アモロルフィン、オキシコナゾール、クロトリマゾール、ルリコナゾール、テルビナフィン、ブテナフィン、ナフチフィン、二硫化セレン、サリチル酸、硫黄、タール、ウンデカン酸、ジンクピリチオン、ヒノキトール、アルニカエキス、クルミ殻エキス、ティーツリー油、ローズマリー油、もしくはバーチ油、またはそれらの組み合わせである、本発明1001の抗真菌組成物。
[本発明1006]
前記抗真菌剤がジンクピリチオンである、本発明1005の抗真菌組成物。
[本発明1007]
前記抗真菌剤がピロクトンオラミンである、本発明1005の抗真菌組成物。
[本発明1008]
前記抗真菌剤がケトコナゾールである、本発明1005の抗真菌組成物。
[本発明1009]
前記抗真菌剤がティーツリー油である、本発明1005の抗真菌組成物。
[本発明1010]
前記抗真菌剤がカプリル酸またはそのエステルである、本発明1005の抗真菌組成物。
[本発明1011]
前記抗真菌剤がカプリン酸またはそのエステルである、本発明1005の抗真菌組成物。
[本発明1012]
前記抗真菌剤がピロクトンオラミンおよびケトコナゾールである、本発明1005の抗真菌組成物。
[本発明1013]
前記抗真菌剤がピロクトンオラミン、ケトコナゾール、およびジンクピリチオンである、本発明1005の抗真菌組成物。
[本発明1014]
前記抗真菌剤がピロクトンオラミンおよびカプリル酸のエステルである、本発明1005の抗真菌組成物。
[本発明1015]
前記オイルが、パラフィン油、シリコーン油、テルペン、脂肪アルコール、アジピン酸ジブチル、アジピン酸ジオクチル、C10以下の脂肪酸もしくはエステル、またはそれらの組み合わせである、本発明1001の抗真菌組成物。
[本発明1016]
前記オイルが脂肪酸である、本発明1015の抗真菌組成物。
[本発明1017]
前記オイルがパラフィン油である、本発明1015の抗真菌組成物。
[本発明1018]
前記オイルを約1重量%〜約99重量%含む、本発明1001の抗真菌組成物。
[本発明1019]
前記賦形剤が溶媒または添加剤である、本発明1001の抗真菌組成物。
[本発明1020]
前記賦形剤を約0.5重量%〜約99重量%含む、本発明1019の抗真菌組成物。
[本発明1021]
前記賦形剤が溶媒である、本発明1019の抗真菌組成物。
[本発明1022]
前記賦形剤が添加剤である、本発明1019の抗真菌組成物。
[本発明1023]
前記組成物が、クリーム、オイル、ローション、シーラム、ジェル、シャンプー、マニキュア、軟膏、フォーム、スプレーまたはエアゾールである、本発明1001の抗真菌組成物。
[本発明1024]
前記組成物がフケ防止オイルである、本発明1023の抗真菌組成物。
[本発明1025]
前記抗真菌剤が、ピロクトンオラミン、シクロピロクスオラミン、ケトコナゾール、クリンバゾール、硝酸ミコナゾール、イトラコナゾール、フルコナゾール、エコナゾール、テルコナゾール、サペルコナゾール、アモロルフィン、オキシコナゾール、クロトリマゾール、ルリコナゾール、テルビナフィン、ブテナフィン、ナフチフィン、二硫化セレン、サリチル酸、硫黄、タール、ウンデカン酸、ジンクピリチオン、ヒノキトール、アルニカエキス、クルミ殻エキス、ティーツリー油、ローズマリー油、もしくはバーチ油、またはそれらの組み合わせである、本発明1024のフケ防止オイル組成物。
[本発明1026]
前記抗真菌剤がジンクピリチオンである、本発明1025のフケ防止オイル組成物。
[本発明1027]
前記抗真菌剤がシクロピロクスオラミンである、本発明1025のフケ防止オイル組成物。
[本発明1028]
前記抗真菌剤がピロクトンオラミンである、本発明1025のフケ防止オイル組成物。
[本発明1029]
前記抗真菌剤がケトコナゾールである、本発明1025のフケ防止オイル組成物。
[本発明1030]
前記抗真菌剤がピロクトンオラミンおよびケトコナゾールである、本発明1025のフケ防止オイル組成物。
[本発明1031]
本発明1001の組成物を含むマニキュア組成物。
[本発明1032]
前記抗真菌剤が、ピロクトンオラミン、シクロピロクスオラミン、ケトコナゾール、イトラコナゾールまたはテルビナフィンである、本発明1031のマニキュア組成物。
[本発明1033]
少なくとも1つの抗真菌剤、C-8脂肪酸またはエステル、および少なくとも1つの賦形剤を含む、抗真菌組成物。
[本発明1034]
前記抗真菌剤がピロクトンオラミンである、本発明1033の組成物。
[本発明1035]
前記組成物が、クリーム、オイル、ローション、シーラム、ジェル、シャンプー、マニキュア、軟膏、フォーム、スプレーまたはエアゾールである、本発明1033の組成物。
【図面の簡単な説明】
【0022】
図1】M.フルフルの増殖に対する培養培地中に提供された栄養素の効果を示す写真である。
図2】2%カプリル酸(C8)(A)、2%カプリン酸(C10)(B)、および2%プロピレングリコールのモノカプリレート(C)の効果を示す写真である。オリーブ油(D)およびオイルサプリメント無し(E)を対照として使用した。
図3】培養培地中に提供された栄養素に依存するM.フルフルの増殖を示す写真である。
【発明を実施するための形態】
【0023】
表の簡単な説明
表1:ピロクトンオラミン−オイル組成物
表2:ケトコナゾール−オイル組成物
表3:ピロクトンオラミンのオイル組成物についてのMICの結果
表4:ケトコナゾールのオイル組成物についてのMICの結果
表5:抗真菌剤としてピロクトンオラミンを含有するオイル組成物
表6:M.フルフルに対するピロクトンオラミンを含有するオイル組成物のMIC
表7:M.オブツサに対するピロクトンオラミンを含有するオイル組成物についてのMIC
表8:抗真菌剤としてケトコナゾールを含有するオイル組成物
表9:ピロクトンオラミンおよびケトコナゾールを組み合わせて含有するオイル組成物
表10:抗真菌剤としてのピロクトンオラミンおよびミノキシジルを含有するオイル組成物
表11:C-11以上の脂肪酸/エステルを含まない抗真菌剤を含有するゲル組成物
表12:M.フルフルに対するピロクトンオラミンを含有するゲル組成物の阻止帯
表13:抗真菌剤ピロクトンオラミンまたはケトコナゾールを含有するクリーム組成物の調製
【0024】
発明の詳細な説明
本発明は様々な修飾物および代替形態の影響を受けやすいが、その具体的な局面を例および図面によって示し、下記において詳細に説明する。しかし、それは本発明を開示される特定の形態に限定するようには意図されず、しかしそれどころか、本発明は、添付の特許請求の範囲によって規定される本発明の精神および範囲内に入る全ての修飾物、等価物、および代替物を網羅することが理解されるべきである。
【0025】
本出願人らは、本明細書中の説明を利用して当業者に容易に明らかとなるであろう詳細によって開示を不明確にしないように、本発明の局面の理解に関連のある具体的な詳細を示すためだけに例が記載されていることに言及したい。
【0026】
下記の本発明の局面の詳細な説明において、その部分を形成する添付の図面およびグラフが参照され、ここで、本発明が実施され得る具体的な局面が例として示されている。当業者が本発明を実施できるように十分に詳細に局面を説明したが、他の局面が利用され得ること、および本発明の範囲から逸脱することなく変更がなされ得ることが理解される。従って、下記の説明は限定の意味で受け取られず、本発明の範囲は添付の特許請求の範囲によってのみ規定される。
【0027】
従って、本発明は、
(A)少なくとも1つの抗真菌剤;
(B)少なくとも1つのオイル;および
(C)少なくとも1つの賦形剤
を含む、真菌感染症の治療用の組成物であって、
ここで、該組成物がC-11脂肪酸およびそれらのエステルを含まない、組成物に関する。
【0028】
本発明の別の局面は、
(A)少なくとも1つの抗真菌剤;
(B)少なくとも1つのC10以下の脂肪酸またはそのエステル;および
(C)少なくとも1つの賦形剤
を含む、フケ防止オイル組成物を提供することである。
【0029】
本発明のさらに別の局面は、本発明の抗真菌組成物をその必要がある患者へ投与する工程を含む、真菌感染症の治療のための方法を提供することである。
【0030】
本明細書において使用される抗真菌剤としては、ピロクトンオラミン、シクロピロクスオラミン、ケトコナゾール、クリンバゾール、硝酸ミコナゾール、イトラコナゾール、フルコナゾール、エコナゾール、テルコナゾール、サペルコナゾール、アモロルフィン、オキシコナゾール、クロトリマゾール、ルリコナゾール、テルビナフィン、ブテナフィン、ナフチフィン、二硫化セレン、サリチル酸、硫黄、タール製剤、カプリン酸および誘導体、カプリル酸および誘導体、ジンクピリチオン、ヒノキトール、ならびに天然源由来の化合物、例えば、アルニカのエキス、クルミ殻、ティーツリー油、ローズマリー油、バーチが挙げられるが、これらに限定されない。当業者に公知の他の抗真菌剤を本発明の組成物中に使用してもよい。
【0031】
一態様において、本発明の組成物中に使用される抗真菌剤はピロクトンオラミンである。別の態様において、抗真菌剤はケトコナゾールである。本発明のさらに別の態様において、組成物は、ピロクトンオラミンおよびケトコナゾールの組み合わせを含む。
【0032】
本発明の組成物中に使用される抗真菌剤の量は、総組成物の約0.01重量%〜約10重量%の範囲内にある。一態様において、抗真菌剤は、総組成物の約0.01重量%〜約5重量%の範囲内にある。さらなる態様において、抗真菌剤は、総組成物の約0.01重量%〜約2重量%の範囲内にある。
【0033】
本明細書において使用されるオイルとしては、パラフィン油、シリコーン油、テルペン、脂肪アルコール、アジピン酸ジブチル、アジピン酸ジオクチル、脂肪酸/エステル(C10を超えるものを含まない)またはそれらの組み合わせが挙げられるが、これらに限定されない。
【0034】
本明細書において使用される場合、C11未満の脂肪酸および/またはそのエステルとしては、プロピオン酸、酪酸、ペンタン酸、ヘキサン酸、ヘプタン酸、カプリル酸、ノナン酸、カプリン酸、プロピレングリコールとのこれらの酸のモノ/ジエステル、グリセロールとのこれらの酸のモノ/ジ/トリエステル、およびそれらの組み合わせを含むが、これらに限定されない。
【0035】
本明細書において使用される精油としては、天然および合成油、例えば、ユーカリ油、ローズマリー油、松葉油、ティーツリー油、セージ油、桂皮油、レモン油、ライム油、オレンジ油、ハッカ油、スペアミント油、ウインターグリーン油、スイートバーチ油、チョウジ油、樟脳油、カルダモン油、ニオイヒバ油、スイートバーチ油および当業者に公知の他のものが挙げられるが、これらに限定されない。
【0036】
本発明の組成物中に使用されるオイルの量は、総組成物の約0.5重量%〜約99重量%、より好ましくは、オイルとして処方される場合は50%〜99%、クリーム/軟膏として処方される場合は5%〜50%、またはジェル/シーラム/スプレーとして処方される場合は0.5%〜20%の範囲内にある。
【0037】
本明細書において使用される場合、賦形剤としては、薬学および美容製剤において使用される、溶媒、界面活性剤および添加剤が挙げられるが、これらに限定されない。本発明の組成物中に使用される賦形剤の量は、総組成物の約0.5重量%〜約99重量%の範囲内にある。
【0038】
本明細書において使用される溶媒としては、C-1〜C-6低級脂肪族アルコール、例えば、エタノール、イソプロピルアルコール、ブタノールなど、低級アルキルアセテート、エーテル、C11未満の炭素鎖長を含むカルボン酸および誘導体(カプリル酸、カプリン酸など)もしくはそれらの混合物、脂肪アルコール、例えば、ウンデカノール、オレイルアルコール、ラウリルアルコールまたはそれらの組み合わせが挙げられるが、これらに限定されない。
【0039】
本明細書において使用される添加剤としては、増粘剤、抗酸化剤、香料/芳香剤、精油、pH調整剤、ハーブエキス、保存剤、ヘアコンディショニング物質、ヘアケア補助剤、スキンケア補助剤、皮膚軟化剤、色素、保湿剤、ビタミン、スフィンゴセリル(sphingoceryl)、日焼け止め、界面活性剤、基油と適合性である油溶性ポリマー、および/またはスキンケア剤、例えば、皮膚栄養剤、抗しわ剤、光およびダスト保護剤(light and dust protector)が挙げられるが、これらに限定されない。
【0040】
例えば、本発明の組成物は、添加剤、例えば、増粘剤(例えば、ベントナイト、セルロースなど)、抗酸化剤(例えば、ブチル化ヒドロキシトルエン(BHT)、ブチル化ヒドロキシアニソール(BHA)、tert-ブチルヒドロキノン(TBHQ)、フェルラ酸、ビタミンA、ビタミンE(トコフェロール))、保存剤(例えば、p-ヒドロキシ安息香酸メチルまたはp-ヒドロキシ安息香酸プロピル、ソルビン酸など)、ヘアケア成分(例えば、脂肪アルコール、ペプチド、タンパク質、ビタミンおよびそれらの混合物)、光保護剤または日焼け止め(例えば、p-メトキシケイ皮酸イソアミルエステルなど)を含有してもよい。
【0041】
本明細書において使用される界面活性剤としては、セテアレス、セテス、イソセテス、ラウレス、オレス、ステアレス、ラウラミドDEA、リールアミドDEA、および局所適用に適した他の界面活性剤が挙げられるが、これらに限定されない。
【0042】
本明細書において使用される場合、pH調整剤としては、無機もしくは有機酸(例えば、クエン酸、乳酸、コハク酸、酢酸、フマル酸、グリコール酸、安息香酸)、塩基、塩および/またはそれらの緩衝剤が挙げられるが、これらに限定されない。
【0043】
本明細書において使用されるハーブエキスとしては、アムラ果実エキス、アルニカエキス、ブラフミーエキスおよび当業者に公知の他のものが挙げられるが、これらに限定されない。
【0044】
本明細書において使用されるヘアケア補助剤としては、脱毛の治療または発毛の促進において有利な成分、例えば、タウリン、カフェイン、ミノキシジル、アゼライン酸、海産の軟骨、加水分解ケラチン、ビオチン、ナイアシン、パンテノール、ビタミンB6、亜鉛、銅、ペプチド、ホーステールシリカ、β−シトステロール、ピクノジェノール、PABA、緑茶抽出物、葉酸、鉄、L-システイン、マグネシウム、チョウセンニンジンおよび当業者に公知の他のものが挙げられるが、これらに限定されない。
【0045】
本明細書において使用されるスキンケア補助剤としては、様々な皮膚状態(例えば、乾燥肌、脂性肌、小皺、色素沈着など)の治療に有利なもの、例えば、タンパク質、ビタミン(例えば、A、B、C、D、E、およびK)、微量金属(例えば、亜鉛、カルシウムおよびセレン)、保湿剤(例えば、皮膚軟化剤、湿潤剤、被膜形成剤、閉塞剤、および皮膚の自然な保湿機構に影響を及ぼす剤)、UV吸収剤(物理的および化学的吸収剤、例えば、パラアミノ安息香酸(PABA)、二酸化チタン、酸化亜鉛など)、抗刺激薬(例えば、ステロイドおよび非ステロイド系抗炎症薬)、植物抽出物(例えば、アロエ、カモミール、キュウリエキス、イチョウ、チョウセンニンジン、およびローズマリー)、吸収剤(例えば、アルミニウムデンプンオクテニルスクシネート、カオリン、コーンスターチ、オートスターチ、シクロデキストリン、タルク、およびゼオライト)、皮膚の漂白および美白剤(例えば、ヒドロキノンおよびナイアシンアミドラクテート)、湿潤剤(例えば、ソルビトール、尿素、およびマニトール)、剥離剤、皮膚コンディショニング剤(例えば、アロエエキス、アラントイン、ビサボロール、セラミド、ジメチコン、ヒアルロン酸、およびグリチルリチン酸二カリウム)、ならびに当業者に公知の他の天然成分(例えば、オートミール)が挙げられるが、これらに限定されない。
【0046】
本発明のさらに別の態様において、局所用フケ防止ヘアオイル組成物は以下を含む:
(a)ピロクトンオラミン、ケトコナゾール、ジンクピリチオンまたはそれらの組み合わせからなる群より選択される抗真菌剤;ここで、該抗真菌剤は、総組成物の0.01重量%〜約10重量%の範囲内、より好ましくは0.01重量%〜5重量%の範囲内、より好ましくは0.01重量%〜2重量%の範囲内に存在する;
(b)パラフィン油、サリチル酸、カプリン酸および誘導体、カプリル酸および誘導体、C-10未満の炭素鎖長を有する脂肪酸もしくはエステル、またはそれらの組み合わせからなる群より選択されるオイル、ここで、該オイルは1 %〜99%の範囲内に存在する;
(c)低級脂肪族アルコール、低級アルキルアセテート、エーテル、C11未満の炭素鎖長を含有するカルボン酸もしくは誘導体、脂肪アルコールまたはそれらの組み合わせの群より選択される溶媒;ならびに
(d)増粘剤、抗酸化剤、香料/芳香剤、精油、pH調整剤、ハーブエキス、保存剤、ヘアコンディショニング物質、ヘアケア補助剤、スキンケア補助剤、スキンケア剤、皮膚栄養剤、皮膚軟化剤、色素、保湿剤、ビタミン、スフィンゴセリル、日焼け止め、界面活性剤、油溶性ポリマー、抗しわ剤、光もしくはダスト保護剤またはそれらの組み合わせの群より選択される添加剤。
【0047】
本発明のさらに別の態様において、本発明の抗真菌組成物をその必要がある患者へ投与する工程を含む真菌感染症の治療のための方法であって、該組成物が、少なくとも1つの抗真菌剤、少なくとも1つのオイル、および少なくとも1つの賦形剤を含み、該組成物が、C11以上の脂肪酸およびそれらのエステルを含まない、方法を提供する。用語「治療」は、ヒトなどの、哺乳動物におけるあらゆる局所真菌治療を網羅する。
【0048】
本発明の局所用組成物は、足白癬、頭部白癬、股部白癬、無毛部白癬、体部白癬、爪真菌症、頭部粃糠疹、癜風、ピチロスポルム毛包炎、脂漏性皮膚炎を含むが、これらに限定されない、マラセチアに関連する疾患の治療において使用される。本発明の組成物は、トリコフィトン・ルブルム(Trychophyton rubrum)もしくはトリコフィトン・メンタグロフィテス(Trychophyton mentagrophytes)またはミクロスポルム(Microsporum)種、またはエピデルモフィトン(Epidermophyton)種、またはカンジダ・アルビカンスなど、ならびに他の非皮膚糸状菌などの他の真菌に関連する疾患の治療においても使用される。
【0049】
本発明の組成物はまた、皮膚科学的真菌感染症の局所治療において獣医学的に有用である。
【0050】
本発明の組成物は、髪、皮膚、頭皮および爪上への抗真菌剤のよりよい保持および浸透を提供する。従って、本発明は、皮膚、頭皮、髪または爪の真菌感染症を治療する組成物および方法を提供する。本発明の一態様において、抗真菌組成物は局所用ヘアオイルである。別の態様において、本発明の抗真菌組成物はフケ防止オイルである。さらに別の態様において、本発明の組成物はヘアジェルである。さらなる態様において、本発明の組成物はマニキュアである。
【0051】
本発明の組成物は、オイル、クリーム、ローション、シーラム、ジェル、軟膏、フォーム、スプレーまたはエアゾールの形態であり得る。
【0052】
以下の実施例は、本発明をさらに説明するために役立ち、本発明の範囲を限定するようには解釈されない。
【実施例】
【0053】
実施例1:ピロクトンオラミンを含有する様々なオイル組成物の調製
活性な剤をエタノールまたはイソプロピルアルコール(IPA)に溶解することによって、組成物を調製した。次いで、オレイルアルコールを添加し、均質溶液が得られるまで撹拌した。流動パラフィン以外の他の賦形剤または添加剤を添加し、撹拌し、透明溶液を得た。最後に重量を流動パラフィンで調整し、均質溶液が得られるまで撹拌した。最終製剤は透明なオイル溶液であった。表1は、様々な賦形剤または添加剤を使用する、抗真菌剤としてピロクトンオラミンを含有する抗真菌透明オイル組成物を示す。
【0054】
結果:
1.ピロクトンオラミンを含有する、基油として流動パラフィンを使用する組成物は、透明なオイル溶液であった。
2.他の賦形剤、例えば、ティーツリー油、シクロメチコン(D4)、酢酸トコフェロールなどの添加は、透明なオイル溶液に見える組成物としての製剤の物理的安定性に影響を与えなかった。
【0055】
実施例2:ケトコナゾールを含有する様々なオイル組成物の調製
活性な剤をエタノールに溶解することによって、組成物を調製した。次いで、オレイルアルコールを添加し、均質溶液が得られるまで撹拌した。流動パラフィン以外の他の賦形剤または添加剤を添加し、撹拌し、透明溶液を得た。最後に重量を流動パラフィンで調整し、均質溶液が得られるまで撹拌した。最終製剤は透明なオイル溶液であった。表2は、様々な賦形剤または添加剤を使用する、抗真菌剤としてケトコナゾールを含有する抗真菌透明オイル組成物を示す。
【0056】
結果:
1.ケトコナゾールを含有する、基油として流動パラフィンを使用する組成物は、透明なオイル溶液であった。
2.他の賦形剤、例えば、ティーツリー油、テルペン-4-オール、カプリル酸、シクロメチコン(D4)などの添加は、製剤の物理的安定性に影響を与えず、組成物は透明なオイル溶液のように見えた。
【0057】
実施例3:インビトロ条件下でのM.フルフルの増殖についての栄養素の供給源として脂肪酸/エステルを含有するオイルの研究
マラセチア種は、ある条件下で病原性であり得る皮膚の片利共生生物として認識されている、親油性で単極性の酵母である(Indian Journal of Medical Microbiology, (2004) 22 (3):179-181)。フケ/脂漏性皮膚炎と最も密接に関連している真菌の脂質要件を比較するために、最も良く研究されるマラセチア種はM.フルフルである。脂質同化インビトロアッセイを設計し、M.フルフル(MTCC 1374)の増殖に対する脂質効果を調べた。
【0058】
方法:簡潔には、サブローデキストロース含有低融点寒天を融解し、38℃へ冷却した。脂肪酸/エステル成分、例えば、カプリン酸、カプリル酸、リノール酸、オレイン酸、ラウリン酸、パルミチン酸、オレイン酸エチル、ミリスチン酸イソプロピル、および脂肪酸/エステルを含有するオイル、例えば、ヤシ油、カラシ油などを添加し、真菌の増殖を研究した(Kaw Bing CHUA, et al Malaysian J Pathol (2005) 27(2): 99)。凝固後、無菌的に、適切なcfu/mlに調節されたM.フルフル接種物を寒天平板培地に画線した。2%オリーブ油を含む陽性対照、および脂肪物質を含まない陰性対照も維持した。
【0059】
結果:
1.結果は、6日間までに、インビトロ条件において脂肪酸/エステルまたはオイルの非存在下でM.フルフルの増殖がなかったことを示した(図1)。
2.脂肪酸またはエステル、例えば、リノール酸、オレイン酸、ラウリン酸、パルミチン酸、オレイン酸エチル、ミリスチン酸イソプロピル、および脂肪酸/エステルを含有するオイル、例えば、ヤシ油、カラシ油などを含有した培養培地は、6日間までに、真菌のコンフルエントな増殖を示した。
3.低級炭素脂肪酸(C≦10)、例えば、カプリル酸(C8)およびカプリン酸(C10)を含む培養培地は、真菌の増殖についての栄養素を提供せず、6日間までに、増殖は観察されなかった。
【0060】
実施例4:M.フルフルに対する実施例1に記載のオイル組成物の生物活性
最小発育阻止濃度(MIC)は、抗真菌効能を示すための指標と考えられる。従って、組成物のMICの値が低いほど、その抗真菌効能はよりよい。
【0061】
方法:マラセチア・フルフル(MTCC 1374)に対する、ピロクトンオラミンを含有するオイル組成物のいくつかのインビトロ活性を、寒天希釈法(Jan Faergemann, et al Acta Derm Venereol, (2006), 86:312; Irith Wiegand, et al Nature Protocols (2008), 3:163)によって測定した。可溶化抗真菌組成物の適切な希釈物を、融解したLeeming Notman培地へ添加した。平板培地が凝固した後、適切なcfu/mlに調節されたM.フルフル接種物を寒天平板培地上に画線し、6日間インキュベートした。インキュベーション後、目に見えるM.フルフル増殖について第3日および第6日に平板培地を観察した。MICは、目に見える真菌の増殖を阻害する抗真菌剤の最小濃度と定義される。
【0062】
結果:
1.異なる溶媒、それぞれ、イソプロピルアルコール、オレイルアルコール、およびエタノールを含む、ピロクトンオラミン含有オイル組成物VPO-018、VPO-022、およびVPO-028は32μg/mlのMICを示し、これは陽性対照のMICと同様であった。ここで、薬物は表3に示されるのと同一の濃度でDMSO中に溶解されている。
他の添加剤、例えば、カプリル酸、シクロメチコン(D4)、酢酸トコフェロールなどの添加は、表1に示す濃度で使用した場合、オイル組成物のMICに影響を与えなかった。
【0063】
実施例5:M.フルフルに対する実施例2に記載のオイル組成物の生物活性
方法:マラセチア・フルフル(MTCC 1374)に対するケトコナゾールを含有する、オイル組成物のいくつかのインビトロ活性を、寒天希釈法によって測定した。抗真菌組成物の適切な希釈物を、融解したLeeming Notman培地へ添加した。平板培地が凝固した後、適切なcfu/mlに調節されたM.フルフル接種物を寒天平板培地上に画線し、6日間インキュベートした。インキュベーション後、目に見えるM.フルフル増殖について第3日および第6日に平板培地を観察した。MICは、真菌を増殖させない、抗真菌活性物の最小試験希釈と定義される。
【0064】
結果:
1.ケトコナゾール含有オイル組成物は0.25μg/mlのMICを示し、これは陽性対照のMICと同様であった。ここで、薬物は表4に示されるのと同一の濃度でDMSO中に溶解されている。
【0065】
実施例6:M.フルフルのインビトロ増殖に対する様々な脂肪酸/エステルの効果
A)インビトロ条件下でのM.フルフルの増殖についてのグリセロールまたはグリコールエステル(炭素数C-11未満)である様々なオイルの研究
マラセチア種は、ある条件下で病原性であり得る皮膚の片利共生生物として認識されている、親油性で単極性の酵母である。フケ/脂漏性皮膚炎と最も密接に関連している真菌の脂質要件を比較するために、最も良く研究されるマラセチア種はM.フルフルである。脂質同化インビトロアッセイを設計し、M.フルフル(MTCC 1374)の増殖に対するC-11未満の脂肪酸またはそれらのエステルの脂質効果を調べた。
【0066】
簡潔には、サブローデキストロース含有低融点寒天を融解し、38℃へ冷却した。真菌の増殖を研究するために、脂肪酸/エステル成分、例えば、カプリル酸、カプリン酸、およびプロピレングリコールのモノカプリレートを2%濃度で添加した。凝固後、無菌的に、適切なcfu/mlに調節されたM.フルフル接種物を寒天平板培地に画線した。2%オリーブ油を含む陽性対照、および脂肪物質を含まない陰性対照も維持した。
【0067】
低級炭素脂肪酸(C-11未満)、例えば、カプリル酸(C-8)およびカプリン酸(C-10)を含む培養培地は、真菌の増殖についての栄養素として役立たず、6日間までに、増殖は観察されなかった。一方、2%オリーブ油が補われた培地は、同一期間内に真菌のコンフルエントな増殖を示した。これを図2に示す。
【0068】
B)インビトロ条件下でのM.フルフルの増殖についてのC-11以上の脂肪酸またはそれらのエステルである様々なオイルの研究
脂質同化インビトロアッセイを設計し、M.フルフル(MTCC 1374)の増殖に対するC-10超の脂肪酸またはそれらのエステルの脂質効果を調べた。サブローデキストロース含有低融点寒天を融解し、38℃へ冷却した。真菌の増殖を研究するために、脂肪酸/エステル成分、例えば、脂肪酸またはエステル、例えば、ラウリン酸、パルミチン酸、ミリスチン酸、オレイン酸、リノール酸、ミリスチン酸イソプロピル、オレイン酸エチル、カラシ油、ヤシ油を、種々の濃度で添加した。2%オリーブ油を含む陽性対照、および脂肪物質を含まない陰性対照も維持した。凝固後、無菌的に、適切なcfu/mlに調節されたM.フルフル接種物を寒天平板培地に画線した。
【0069】
高級炭素脂肪酸およびエステル(C-10を超える)、例えば、ラウリン酸、パルミチン酸、ミリスチン酸、オレイン酸、リノール酸、ミリスチン酸イソプロピル、オレイン酸エチルを含んだ培養培地は、6日間までに、真菌のコンフルエントな増殖を示した。興味深いことに、図3に示されるように、カラシ油、ヤシ油などの植物油もM.フルフルのコンフルエントな増殖を示した。さらに、2%オリーブ油が補われた培地は、同一期間内に真菌のコンフルエントな増殖を示し、一方、オイルサプリメントを含まない培地は増殖を示さなかった。
【0070】
実施例7:抗真菌剤またはそれらの組み合わせを含有する、C-11以上の脂肪酸/エステルを含まないオイル組成物の調製
A)抗真菌剤としてピロクトンオラミンを含有する、C-11以上の脂肪酸/エステルを含まないオイル組成物の調製
活性な剤をエタノールまたは他の適切な溶媒に溶解することによって、これらの組成物を調製した。次いで、オレイルアルコールを添加し、均質溶液が得られるまで撹拌した。流動パラフィン以外の他の賦形剤または添加剤を添加し、撹拌し、透明溶液を得た。最後に総体積を流動パラフィンで調整し、均質溶液が得られるまで撹拌した。最終製剤は透明なオイル溶液であり、表5に与えるように1P、2P、3Pおよび4Pとコード化した。組成物は全て透明溶液である。組成物1Pおよび2Pにおいて、カプリル酸を添加し、製剤のpHのバランスを取った。
【0071】
B)インビトロ条件下でのM.フルフルに対する、抗真菌剤ピロクトンオラミンを含有する、C-11以上の脂肪酸/エステルを含まないオイル組成物のMICの研究
表6および表7に示されるように、C-11以上の脂肪酸またはそれらのエステルを含まない、ピロクトンオラミンを含有するオイル組成物は、M.フルフルに対して16〜32μg/mlの範囲およびM.オブツサ(M.obtusa)に対して8〜16μg/mlの範囲のMICを示した。5%ヒマワリ油および10%オレイン酸と共に同様の量のピロクトンオラミンを含有する組成物は、両方の株に対して64μg/mlのMICを示した。これらの結果は、C-10を超えるトリグリセリド/遊離脂肪酸に富む植物油(ヒマワリ)の存在が、抗真菌剤の活性に対して悪影響を有することを示している。同様に、C-10を超える脂肪酸(例えば、オレイン酸)の存在も、抗真菌剤の活性に対して悪影響を有する。
【0072】
C)抗真菌剤としてケトコナゾールを含有する、C-11以上の脂肪酸/エステルを含まないオイル組成物の調製
活性な剤をエタノールまたは他の適切な溶媒に溶解することによって、これらの組成物を調製した。次いで、オレイルアルコールを添加し、均質溶液が得られるまで撹拌した。流動パラフィン以外の他の賦形剤または添加剤を添加し、撹拌し、透明溶液を得た。最後に総体積を流動パラフィンで調整し、均質溶液が得られるまで撹拌した。最終製剤は透明なオイル溶液であり、表8に与えるように、1K、2Kとコード化した。組成物は全て透明溶液である。
【0073】
D)抗真菌剤としてピロクトンオラミンおよびケトコナゾールを組み合わせて含有する、C-11以上の脂肪酸/エステルを含まないオイル組成物の調製
活性な剤をエタノールまたは他の適切な溶媒に溶解することによって、これらの組成物を調製した。次いで、オレイルアルコールを添加し、均質溶液が得られるまで撹拌した。流動パラフィン以外の他の賦形剤または添加剤を添加し、撹拌し、透明溶液を得た。最後に総体積を流動パラフィンで調整し、均質溶液が得られるまで撹拌した。最終製剤は透明なオイル溶液であり、表9に与えるように、1PK、2PKとコード化した。
【0074】
E)抗真菌剤および発毛促進剤ミノキシジルを含有する、C-11以上の脂肪酸/エステルを含まないオイル組成物の調製
組成物を上述のように調製し、表10に与えるように、1PM、2PMおよび3PMとコード化した。
【0075】
実施例8
A)異なる抗真菌剤を含有する、C-11以上の脂肪酸/エステルを含まない様々なゲル組成物の調製
最初に、カーボポールを水へ添加し、24時間膨潤させた。フケ防止剤を最小量の溶媒に溶解し、カーボポールベースへ添加し、続いて、トリエタノールアミンまたは水酸化ナトリウムの希釈水溶液で中和し、pH 5.0〜7.0を得た。ゲル組成物を表11に示すように1G、2G、3G、4G、5Gおよび6Gとコード化した。
【0076】
B)インビトロ条件下でのM.フルフルに対する抗真菌剤ピロクトンオラミンを含有する、C-11以上の脂肪酸/エステルを含まないゲル組成物の阻止帯(ZOI(zone of inhibition))の研究
ゲル組成物の効能を研究するために、ZOIを寒天ウェル拡散(Agar Well Diffusion)法によって測定した。観察を表12に示した。
【0077】
結果:
表12に示されるように、ピロクトンオラミンを含有するゲル組成物(1G)は、M.フルフルに対して1.2〜0.9 cmの範囲のZOI(阻止帯)を示した。一方、4%プロピレングリコールモノカプリレートと共に同様の量のピロクトンオラミンを含有する組成物(2G)は、M.フルフルに対してZOI 1.5〜1.3 cmを示した。ベース製剤1Gに10 %オレイン酸を含めると、阻止帯は観察されなかった。これらの結果は、C-10を超える遊離脂肪酸であるオレイン酸の存在は抗真菌剤の活性に対して悪影響を有することを示した。
【0078】
実施例9:異なる抗真菌剤を含有する、C-11以上の脂肪酸/エステルを含まない様々なクリーム組成物の調製
クリームを溶融法によって調製し、ここで、全ての油溶性成分を計量し、60〜80℃の温度で融解させた。水相を同一の温度で維持し、絶えず撹拌しながら油相を水相へ注ぎ、続いて適度に撹拌しながら徐冷した。クリーム組成物を表13に示すように1C、2C、3C、4Cとコード化した。
【0079】
本発明において開示される抗真菌組成物は、従って、実際的で容易な様式で得られる。好ましい局面および実施例構成を記載および説明したが、様々なさらなる修飾物および追加の構成が当業者に明らかとなるであろうことが理解される。本明細書に開示される具体的な態様および構成は、本発明を実施する好ましい性質およびベストモードを説明し、本発明の範囲に対する限定と解釈されるべきではないことが意図される。
【0080】
(表1)ピロクトンオラミン−オイル組成物
C−透明、ST−僅かに濁っている、PO−ピロクトンオラミン、IPA−イソプロピルアルコール、OA−オレイルアルコール、Cap.A−カプリル酸、Toco.Ace.−酢酸トコフェロール、TTO−ティーツリー油、LLP−軽質流動パラフィン、App−外観
【0081】
(表2)ケトコナゾール−オイル組成物
C−透明、ST−僅かに濁っている
【0082】
(表3)ピロクトンオラミンのオイル組成物についてのMICの結果
「+」は真菌の増殖を示し、「-」は真菌の増殖が無いことを示す
【0083】
(表4)ケトコナゾールのオイル組成物についてのMICの結果
「+」は真菌の増殖を示し、「-」は真菌の増殖が無いことを示す
【0084】
(表5)抗真菌剤としてピロクトンオラミンを含有するオイル組成物
q.s. 十分な量
【0085】
(表6)M.フルフルに対するピロクトンオラミンを含有するオイル組成物のMIC
「+」は真菌の増殖を示し、「--」は真菌の増殖が無いことを示す
【0086】
(表7)M.オブツサに対するピロクトンオラミンを含有するオイル組成物についてのMIC
「+」は真菌の増殖を示し、「-」は真菌の増殖が無いことを示す
【0087】
(表8)抗真菌剤としてケトコナゾールを含有するオイル組成物
q.s. 十分な量
【0088】
(表9)ピロクトンオラミンおよびケトコナゾールを組み合わせて含有するオイル組成物
q.s. 十分な量
【0089】
(表10)抗真菌剤としてのピロクトンオラミンおよびミノキシジルを含有するオイル組成物
q.s. 十分な量
【0090】
(表11)C-11以上の脂肪酸/エステルを含まない抗真菌剤を含有するゲル組成物
q.s. 十分な量
【0091】
(表12)M.フルフルに対するピロクトンオラミンを含有するゲル組成物の阻止帯
【0092】
(表13)抗真菌剤ピロクトンオラミンまたはケトコナゾールを含有するクリーム組成物の調製
q.s. 十分な量
図1
図2
図3