【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明の幾つかの実施の形態は、例えばヒト膵島ホルモン発現細胞細胞を含む細胞培養物等の組成物に関する。このような実施の形態において、ヒト膵島ホルモン発現細胞の量は細胞培養物に存在するヒト細胞の約2%〜約80%の範囲であり得る。本発明の幾つかの実施の形態において、膵島ホルモン発現細胞は、成熟膵島ホルモン発現細胞、未熟膵島ホルモン発現細胞、又は成熟及び未熟膵島ホルモン発現細胞の組合せのいずれかであり得る。或る特定の実施の形態において、ヒト膵島ホルモン発現細胞はグレリン、インスリン、ソマトスタチン及びグルカゴンから成る群から選択される1つ又は複数のホルモンを発現する。幾つかの実施の形態において、膵島ホルモン発現細胞は、グルコース刺激に応じてインスリンを発現する。
【0005】
他の実施の形態は、ヒト膵島ホルモン発現細胞及びヒト内分泌前駆細胞の両方を含む細胞培養物に関する。このような実施の形態において、ヒト内分泌前駆細胞の量は細胞培養物に存在する細胞の約5%〜約80%の範囲であり得る。幾つかの実施の形態において、細胞培養物は主に、未熟膵島ホルモン発現細胞及び内分泌前駆細胞を含む。他の実施の形態において、細胞培養物は、成熟及び未熟膵島ホルモン発現細胞の両方、並びに内分泌前駆細胞を含む。
【0006】
本明細書に記載される幾つかの実施の形態は、ヒト内分泌前駆細胞を含むが、ヒト膵島ホルモン発現細胞細胞をほとんど含んでいない細胞培養物等の組成物を含む。このような実施の形態において、ヒト内分泌前駆細胞の量は細胞培養物に存在するヒト細胞の約5%
〜約80%の範囲であり得る。或る特定の実施の形態において、ヒト内分泌前駆細胞は、ニューロゲニン3(NEUROG3又はNGN3)、ペアードボックス4(PAX4)及びNKX2転写因子関連遺伝子座2(NKX2.2)から成る群から選択されるマーカーを発現する。
【0007】
他の実施の形態は、ヒト内分泌前駆細胞及びヒトPDX1陽性膵臓内胚葉細胞(PDX1陽性前腸内胚葉細胞)(PDX1陽性膵臓内胚葉細胞は、腸管の前部から誘導される、細胞、組織又は器官に分化することができるPDX1発現多能性細胞である)の両方を含む細胞培養物に関する。このような実施の形態において、ヒト内分泌前駆細胞は当該細胞培養物に存在する細胞の約5%〜約95%の範囲であり得る。幾つかの実施の形態において、ヒトPDX1陽性膵臓内胚葉細胞の量は当該細胞培養物に存在する細胞の約5%〜約95%の範囲であり得る。
【0008】
本発明のまたさらなる実施の形態は、ヒト成熟膵島ホルモン発現細胞、ヒト未熟膵島ホルモン発現細胞、及びヒト内分泌前駆細胞を産生する方法に関する。幾つかの実施の形態において、ヒト成熟膵島ホルモン発現細胞が、ヒト未熟膵島ホルモン発現細胞から産生される。幾つかの実施の形態において、ヒト未熟膵島ホルモン発現細胞が、ヒト内分泌前駆細胞から産生される。幾つかの実施の形態において、ヒト内分泌前駆細胞が、ヒトPDX1陽性膵臓内胚葉細胞から産生される。
【0009】
本発明の他の実施の形態は、ヒト胚性幹細胞(hESC)又は他のヒト多能性細胞からヒト膵島ホルモン発現細胞を産生する方法に関する。このような実施の形態において、初めにhESC又は他のヒト多能性細胞がヒト胚体内胚葉細胞に分化する。胚体内胚葉細胞は、腸管の細胞又はそれから誘導される器官に分化することができる多能性細胞である。ヒト胚体内胚葉細胞及びその産生は、2004年12月23日に提出された米国特許出願第11/021618号(その開示内容全体が参照により援用される)に記載されている。それから、胚体内胚葉細胞は前腸内胚葉に分化する。ヒト前腸内胚葉細胞は、腸管の前部から誘導される、細胞、組織又は器官に分化することができる多能性細胞である。前腸内胚葉細胞及びその産生は、2005年10月27日に提出された米国特許仮出願第60/730917号(その開示内容全体が参照により援用される)に記載されている。それから、前腸内胚葉細胞はPDX1陽性膵臓内胚葉細胞(PDX1陽性前腸内胚葉)に分化する。ヒトPDX1陽性膵臓内胚葉細胞は、腸管の前部から誘導される、細胞、組織又は器官に分化することができる多能性細胞である。PDX1陽性膵臓内胚葉細胞及びその産生は、2005年4月26日に提出された米国特許出願第11/115868号及び2005年10月27日に提出された米国特許仮出願第60/730917号(それらの開示内容全体が参照により本明細書に援用される)に記載されている。2006年7月26日に提出された米国特許仮出願第60/833,633号(その開示内容全体が参照により本明細書に援用される)並びに本明細書で記載の方法に記載されるように、PDX1陽性膵臓内胚葉細胞は、内分泌前駆細胞に分化し、未熟、それから最終的に成熟膵島ホルモン発現細胞に分化する。
【0010】
本明細書に記載の他の実施の形態は、ヒト内分泌前駆細胞が濃縮された細胞集団を産生する方法と、ヒト未熟膵島ホルモン発現細胞が濃縮された細胞集団を産生する方法とに関する。幾つかの実施の形態において、内分泌前駆細胞が濃縮された細胞集団を産生する方法は、神経細胞接着分子(NCAM)と結合する試薬を、ヒト内分泌前駆細胞を含む細胞集団に供給すること、及び試薬と結合したヒト内分泌前駆細胞を試薬と結合しない細胞から分離することを伴う。同様に、幾つかの実施の形態において、ヒト未熟膵島ホルモン発現細胞が濃縮された細胞集団を産生する方法は、NCAMと結合する試薬を、ヒト未熟膵島ホルモン発現細胞を含む細胞集団に供給すること、及び試薬と結合したヒト未熟膵島ホルモン発現細胞を試薬と結合しない細胞から分離することを伴う。幾つかの実施の形態に
おいて、未熟膵島ホルモン発現細胞のさらなる濃縮は、NCAM陽性細胞集団をCD133と結合する第2の試薬に接触させること、及びそれから第2の試薬と結合する細胞を細胞集団から除去することによって達成することができる。
【0011】
本発明の幾つかの実施の形態において、本明細書に記載の方法によって産生されるヒト膵島ホルモン発現細胞を含む細胞集団は、ヒト内分泌前駆細胞から誘導することができる。ヒト内分泌前駆細胞が濃縮された細胞集団を産生する方法の或る特定の実施の形態において、内分泌前駆細胞は、ヒトPDX1陽性膵臓内胚葉細胞から誘導することができる。またさらなる実施の形態において、ヒトPDX1陽性膵臓内胚葉細胞はヒト前腸内胚葉細胞から誘導される。なおさらなる実施の形態において、ヒト前腸内胚葉細胞はヒト胚体内胚葉細胞から誘導される。またさらなる実施の形態において、ヒト胚体内胚葉細胞はヒト胚性幹細胞から誘導される。
【0012】
本発明の他の実施の形態は、ヒト内分泌前駆細胞が濃縮された細胞集団に関する。或る特定の実施の形態において、ヒト内分泌前駆細胞が濃縮された細胞集団は、ニューロゲニン3(NGN3)を発現するが、AFP、SOX7、SOX1、ZIC1、NFM、INS、GCG、SST及びGHRLから成る群から選択されるマーカーを実質的に発現しない約5%を超えるヒト内分泌前駆細胞を含む。幾つかの実施の形態において、ヒト内分泌前駆細胞が濃縮された細胞集団は、ヒト内分泌前駆細胞が濃縮された細胞集団の産生に本明細書に記載の方法を用いて得られる。
【0013】
本発明のさらに他の実施の形態は、ヒト未熟膵島ホルモン発現細胞が濃縮された細胞集団に関する。濃縮された細胞集団は本明細書に記載の方法によって得ることができ、NCAMと結合する試薬を、未熟膵島ホルモン発現細胞を含む細胞集団に供給すること、及び当該試薬と結合した細胞を試薬と結合しない細胞から分離することを含む。或る特定の実施の形態において、細胞集団は、MAFBを発現するが、MAFA及び/又はNGN3を実質的に発現しない未熟膵臓ホルモン発現細胞を少なくとも約25%〜少なくとも約90%含む。幾つかの実施の形態において、濃縮された細胞集団は、MAFBを発現するが、MAFA及び/又はNGN3を実質的に発現しない未熟膵島ホルモン発現細胞を少なくとも約50%含む。
【0014】
本発明のさらに他の実施の形態は、ヒト多能性細胞からin vitroで誘導されるヒト成熟膵島ホルモン発現細胞が濃縮された細胞集団に関する。濃縮された細胞集団は、本明細書に記載の方法によって、例えばNCAMと結合する試薬をヒト多能性細胞からin vitroで産生する膵島ホルモン発現細胞を含む細胞集団に供給すること、及び当該試薬と結合する細胞を試薬と結合しない細胞から分離することによって得ることができる。或る特定の実施の形態において、細胞集団は、GHRL、IAPP、INS、GCG、NKX6.1、SST及びPPから成る群から選択される少なくとも1つのマーカーを発現するが、AFP、SOX7、SOX1、ZIC及びNFMから成る群から選択される少なくとも1つのマーカーを実質的に発現しない膵臓ホルモン発現細胞を少なくとも約25%〜少なくとも約90%含む。幾つかの実施の形態において、濃縮された細胞集団は、GHRL、IAPP、INS、GCG、NKX6.1、SST及びPPを発現するが、AFP、SOX7、SOX1、ZIC及びNFMから成る群から選択される少なくとも1つのマーカーを実質的に発現しない未熟膵島ホルモン発現細胞を少なくとも約50%含む。
【0015】
本発明のさらなる実施の形態は、NCAM結合試薬と、NCAMを発現するヒト内分泌前駆細胞、NCAMを発現するヒト未熟膵島ホルモン発現細胞、又はNCAMを発現するヒト成熟膵島ホルモン発現細胞を含むex vivo試薬−細胞複合体に関する。或る特定の実施の形態において、内分泌前駆細胞、未熟膵島ホルモン発現細胞及び/又は成熟膵島ホルモン発現細胞は、ヒト多能性細胞からin vitroで誘導される。試薬−細胞
複合体の試薬は、抗NCAM抗体、及び抗NCAM抗体断片、又はNCAMリガンド等の分子を含み得る。
【0016】
本発明の他の態様は、それらの発生のいずれかの段階の間で酪酸ナトリウム又は他のヒストンデアセチラーゼ阻害剤の存在下では分化しなかった、本明細書に記載のようなin
vitro細胞培養物及びin vitro細胞集団に関する。本明細書に包含される他の態様は、酪酸ナトリウム又は他のヒストンデアセチラーゼ阻害剤の非存在下で内分泌前駆細胞培養物若しくは細胞集団、及び/又は膵臓ホルモン発現細胞培養物若しくは細胞集団を産生する方法に関する。このような態様において、hESCは、酪酸ナトリウム又は他のヒストンデアセチラーゼ阻害剤の非存在下で胚体内胚葉細胞、並びに胚体内胚葉、例えば内分泌前駆細胞及び膵臓ホルモン発現細胞から誘導される細胞型に分化する。
【0017】
本発明のさらに他の態様は、非組み換え型又は非遺伝子操作型のヒト内分泌前駆細胞及び/又はヒト膵臓ホルモン発現細胞を含む細胞培養物及び細胞集団に関する。幾つかの実施の形態において、細胞培養物及び/又は細胞集団の非組み換えヒト内分泌前駆細胞及び/又はヒト膵臓ホルモン発現細胞は、非組み換えhESCから分化する。幾つかの実施の形態において、非組み換えhESCは、胚体内胚葉細胞、並びに胚体内胚葉、例えば内分泌前駆細胞及び膵臓ホルモン発現細胞から誘導される細胞型に分化する。
【0018】
或る特定の権限において、「含む」という用語の一般的に許容された定義は何もあり得ない。本明細書に記載されるように、「含む」という用語は、任意のさらなる要素の含入を可能にする「オープンな」言語を表すことが意図される。このことに留意して、本発明のさらなる実施の形態を、以下の番号を付した段落を参照しながら説明する。
【0019】
1.ヒト細胞を含むin vitro細胞培養物であって、該ヒト細胞の少なくとも約2%が、グレリン、インスリン、ソマトスタチン及びグルカゴンから成る群から選択される少なくとも1つの膵臓ホルモンを発現する膵島ホルモン発現細胞であり、当該膵島ホルモン発現細胞がin vitroでヒト多能性細胞から誘導される、細胞培養物。
【0020】
2.前記ヒト細胞の少なくとも約5%が膵島ホルモン発現細胞である、段落1のin vitro細胞培養物。
【0021】
3.前記ヒト細胞の少なくとも約10%が膵島ホルモン発現細胞である、段落1のin
vitro細胞培養物。
【0022】
4.前記ヒト細胞の少なくとも約10%がニューロゲニン3(NEUROG3)を発現するヒト内分泌前駆細胞である、段落1〜3のいずれかのin vitro細胞培養物。
【0023】
5.前記ヒト内分泌前駆細胞が、ペアードボックス4(PAX4)及びNKX2転写因子関連遺伝子座2(NKX2.2)から成る群から選択されるマーカーを発現する、段落4のin vitro細胞培養物。
【0024】
6.前記ヒト細胞の少なくとも約50%が、ニューロゲニン3(NEUROG3)を発現するヒト内分泌前駆細胞である、段落1〜3のいずれかのin vitro細胞培養物。
【0025】
7.前記ヒト内分泌前駆細胞が、ペアードボックス4(PAX4)及びNKX2転写因子関連遺伝子座2(NKX2.2)から成る群から選択されるマーカーを発現する、段落6のin vitro細胞培養物。
【0026】
8.前記膵島ホルモン発現細胞が、グレリン、インスリン、ソマトスタチン及びグルカゴンから成る群から選択される少なくとも2つのホルモンを発現する、段落1のin vitro細胞培養物。
【0027】
9.前記膵島ホルモン発現細胞がグレリン、インスリン、ソマトスタチン及びグルカゴンを発現する、段落1のin vitro細胞培養物。
【0028】
10.前記膵島ホルモン発現細胞の少なくとも約5%がインスリンを発現するが、グレリン、ソマトスタチン及びグルカゴンを有意に発現しない、段落1のin vitro細胞培養物。
【0029】
11.前記膵島ホルモン発現細胞の少なくとも約10%がインスリンを発現するが、グレリン、ソマトスタチン及びグルカゴンを有意に発現しない、段落1のin vitro細胞培養物。
【0030】
12.前記膵島ホルモン発現細胞の少なくとも約20%がインスリンを発現するが、グレリン、ソマトスタチン及びグルカゴンを有意に発現しない、段落1のin vitro細胞培養物。
【0031】
13.前記膵島ホルモン発現細胞の少なくとも約30%がインスリンを発現するが、グレリン、ソマトスタチン及びグルカゴンを有意に発現しない、段落1のin vitro細胞培養物。
【0032】
14.インスリンがグルコース刺激に応じて分泌される、段落10〜13のいずれか1つのin vitro細胞培養物。
【0033】
15.C−ペプチドがグルコース刺激に応じて分泌される、段落10〜13のいずれか1つのin vitro細胞培養物。
【0034】
16.前記膵島細胞の少なくとも10%が膵島細胞クラスターに存在する、段落1のin vitro細胞培養物。
【0035】
17.前記膵島ホルモン発現細胞が、膵臓十二指腸ホメオボックス1(PDX1)、膵島アミロイドポリペプチド(IAPP)、膵臓ポリペプチド(PP)、ISL1転写因子(ISL1)、NKX6転写因子関連遺伝子座1(NKX6.1)及びペアードボックス6(PAX6)から成る群から選択されるマーカーをさらに発現する、段落1のin vitro細胞培養物。
【0036】
18.前記膵島ホルモン発現細胞が、ニューロゲニン3(NEUROG3)及びペアードボックス遺伝子4(PAX4)から成る群から選択されるマーカーを実質的に発現しない、段落17のin vitro細胞培養物。
【0037】
19.少なくとも約1つの膵島ホルモン発現細胞が、前記細胞培養物において約10個の内分泌前駆細胞毎に存在する、段落1のin vitro細胞培養物。
【0038】
20.少なくとも約1つの膵島ホルモン発現細胞が、前記細胞培養物において約5個の内分泌前駆細胞毎に存在する、段落1のin vitro細胞培養物。
【0039】
21.少なくとも約1つの膵島ホルモン発現細胞が、前記細胞培養物において約2個の内分泌前駆細胞毎に存在する、段落1のin vitro細胞培養物。
【0040】
22.前記膵島ホルモン発現細胞が非組み換え細胞である、段落1のin vitro細胞培養物。
【0041】
23.ニコチンアミド(NIC)、エキセンジン4(Ex4)、肝細胞増殖因子(HGF)、インスリン様増殖因子(IGF)及びそれらの組合せから成る群から選択される因子を含む培地をさらに含む、段落1のin vitro細胞培養物。
【0042】
24.エキセンジン4(Ex4)、肝細胞増殖因子(HGF)、インスリン様増殖因子1(IGF1)及びそれらの組合せから成る群から選択される因子を含む培地をさらに含む、段落1のin vitro細胞培養物。
【0043】
25.約10mMの濃度でニコチンアミド(NIC)を含む培地をさらに含む、段落1のin vitro細胞培養物。
【0044】
26.約40ng/mlの濃度でエキセンジン4(Ex4)を含む培地をさらに含む、段落1のin vitro細胞培養物。
【0045】
27.約25ng/mlの濃度で肝細胞増殖因子(HGF)を含む培地をさらに含む、段落1のin vitro細胞培養物。
【0046】
28.約50ng/mlの濃度でインスリン様増殖因子1(IGF1)を含む培地をさらに含む、段落1のin vitro細胞培養物。
【0047】
29.ヒト細胞を含むin vitro細胞培養物であって、当該ヒト細胞の少なくとも約5%がニューロゲニン3(NEUROG3)を発現する内分泌前駆細胞であり、当該内分泌前駆細胞がインスリン、ソマトスタチン及びグルカゴンから成る群から選択される少なくとも1つの膵臓ホルモンを発現する膵島ホルモン発現細胞に分化することができる多能性細胞である、ヒト細胞を含むin vitro細胞培養物。
【0048】
30.前記ヒト細胞の少なくとも約10%が内分泌前駆細胞である、段落29のin vitro細胞培養物。
【0049】
31.前記ヒト細胞の少なくとも約25%が内分泌前駆細胞である、段落29のin vitro細胞培養物。
【0050】
32.前記ヒト細胞の少なくとも約50%が内分泌前駆細胞である、段落29のin vitro細胞培養物。
【0051】
33.前記ヒト細胞の少なくとも約10%が、ヒト膵臓十二指腸ホメオボックス1(PDX1)陽性膵臓内胚葉細胞である、段落29〜32のいずれかのin vitro細胞培養物。
【0052】
34.前記ヒト細胞の少なくとも約25%が、ヒト膵臓十二指腸ホメオボックス1(PDX1)陽性膵臓内胚葉細胞である、段落29〜32のいずれかのin vitro細胞培養物。
【0053】
35.前記ヒト細胞の少なくとも約50%が、ヒト膵臓十二指腸ホメオボックス1(PDX1)陽性膵臓内胚葉細胞である、段落29〜32のいずれかのin vitro細胞培養物。
【0054】
36.ヒト膵島ホルモン発現細胞を実質的に欠いている、段落29〜32のいずれかのin vitro細胞培養物。
【0055】
37.前記ヒト細胞の少なくとも約10%が、ヒト膵臓十二指腸ホメオボックス1(PDX1)陽性膵臓内胚葉細胞である、段落36のin vitro細胞培養物。
【0056】
38.前記ヒト細胞の少なくとも約25%が、ヒト膵臓十二指腸ホメオボックス1(PDX1)陽性膵臓内胚葉細胞である、段落36のin vitro細胞培養物。
【0057】
39.前記ヒト細胞の少なくとも約50%が、ヒト膵臓十二指腸ホメオボックス1(PDX1)陽性膵臓内胚葉細胞である、段落36のin vitro細胞培養物。
【0058】
40.前記内分泌前駆細胞がペアードボックス4(PAX4)及びNKX2転写因子関連遺伝子座2(NKX2.2)から成る群から選択されるマーカーを発現する、段落29のin vitro細胞培養物。
【0059】
41.少なくとも約1個の内分泌前駆細胞が、前記細胞培養物において約10個のPDX1陽性膵臓内胚葉細胞毎に存在する、段落29のin vitro細胞培養物。
【0060】
42.少なくとも約1個の内分泌前駆細胞が、前記細胞培養物において約5個のPDX1陽性膵臓内胚葉細胞毎に存在する、段落29のin vitro細胞培養物。
【0061】
43.少なくとも約1個の内分泌前駆細胞が、前記細胞培養物において約2個のPDX1陽性膵臓内胚葉細胞毎に存在する、段落29のin vitro細胞培養物。
【0062】
44.前記内分泌前駆細胞が非組み換え細胞である、段落29のin vitro細胞培養物。
【0063】
45.N−[N−(3,5−ジフルオロフェナセチル)−L−アラニル]−S−フェニルグリシンt−ブチルエステル(DAPT)を含む培地をさらに含む、段落29のin vitro細胞培養物。
【0064】
46.前記DAPTの濃度が少なくとも約1μMである、段落45のin vitro細胞培養物。
【0065】
47.前記DAPTの濃度が約3μMである、段落45のin vitro細胞培養物。
【0066】
48.レチノイン酸(RA)及びエキセンジン4(Ex4)から選択される因子をさらに含む、段落45のin vitro細胞培養物。
【0067】
49.前記培地がCMRLである、段落45のin vitro細胞培養物。
【0068】
50.ヒト膵島ホルモン発現細胞に分化することができる多能性細胞であるヒト内分泌前駆細胞を含む細胞集団を得る工程と、前期細胞集団においてヒト膵臓ホルモン発現細胞の存在を検出することによって求められる、ヒト膵島ホルモン発現細胞が形成されるのに十分な時間、培養培地で該ヒト内分泌前駆細胞をインキュベートする工程とを含む、ヒト膵島ホルモン発現細胞を製造する方法。
【0069】
51.前記細胞集団におけるヒト細胞の少なくとも約2%が、ヒト膵島ホルモン発現細胞に分化する、段落50の方法。
【0070】
52.前記細胞集団におけるヒト細胞の少なくとも約5%が、ヒト膵島ホルモン発現細胞に分化する、段落50の方法。
【0071】
53.前記細胞集団におけるヒト細胞の少なくとも約10%が、ヒト膵島ホルモン発現細胞に分化する、段落50の方法。
【0072】
54.前記ヒト内分泌前駆細胞のヒト膵島ホルモン発現細胞への分化をさらに促進するのに十分な量で、ニコチンアミド(NIC)、エキセンジン4(Ex4)、肝細胞増殖因子(HGF)、インスリン様増殖因子−1(IGF1)及びそれらの組合せから成る群から選択される因子を前記ヒト膵臓内分泌細胞に供給することをさらに含み、当該ヒト膵島ホルモン発現細胞が、インスリン、ソマトスタチン及びグルカゴンから成る群から選択される少なくとも1つの膵臓ホルモンを発現する、段落50の方法。
【0073】
55.前記因子がEx4、HGF及びIGF1から成る群から選択される、段落54の方法。
【0074】
56.Ex4が、約10ng/ml〜約100ng/mlの範囲の濃度で内分泌前駆細胞の前記細胞集団に供給される、段落54の方法。
【0075】
57.Ex4が、約40ng/mlの濃度で内分泌前駆細胞の前記細胞集団に供給される、段落54の方法。
【0076】
58.前記因子がIGF1である、段落54の方法。
【0077】
59.IGF1が、約10ng/ml〜約1000ng/mlの範囲の濃度で内分泌前駆細胞の前記細胞集団に供給される、段落58の方法。
【0078】
60.IGF1が、約10ng/ml〜約100ng/mlの範囲の濃度で内分泌前駆細胞の前記細胞集団に供給される、段落58の方法。
【0079】
61.IGF1が、約25ng/ml〜約75ng/mlの範囲の濃度で内分泌前駆細胞の前記細胞集団に供給される、段落58の方法。
【0080】
62.IGF1が、約50ng/mlの濃度で内分泌前駆細胞の前記細胞集団に供給される、段落58の方法。
【0081】
63.前記細胞集団におけるヒト膵島ホルモン発現細胞の存在を検出することが、当該細胞集団の細胞において膵臓十二指腸ホメオボックス1(PDX1)、グレリン(GHRL)、膵島アミロイドポリペプチド(IAPP)、膵臓ポリペプチド(PP)、ISL1転写因子(ISL1)、NKX6転写因子関連遺伝子座1(NKX6.1)及びペアードボックス6(PAX6)から成る群から選択される少なくとも1つのマーカーの発現を検出することを含む、段落50の方法。
【0082】
64.少なくとも1つの前記マーカーの発現がQ−PCRによって求められる、段落63の方法。
【0083】
65.少なくとも1つの前記マーカーの発現が免疫細胞化学法によって求められる、段
落63の方法。
【0084】
66.ヒト内分泌前駆細胞を含む細胞集団を得る工程が、
腸管の前部から誘導される、細胞、組織又は器官に分化することができる多能性細胞であるヒトPDX1陽性膵臓内胚葉細胞の集団を得る工程と、
γ−セクレターゼ阻害剤をヒトPDX1陽性膵臓内胚葉細胞の当該集団に供給し、それによりヒト内分泌前駆細胞の集団を産生する工程を含む、段落50の方法。
【0085】
67.前記γ−セクレターゼ阻害剤が、N−[N−(3,5−ジフルオロフェナセチル)−L−アラニル]−S−フェニルグリシンt−ブチルエステル(DAPT)を含む、段落66の方法。
【0086】
68.DAPTが、約1μM〜約10μMの範囲の濃度でヒトPDX1陽性膵臓内胚葉細胞の前記集団に供給される、段落67の方法。
【0087】
69.DAPTが、約3μMの濃度でヒトPDX1陽性膵臓内胚葉細胞の前記集団に供給される、段落67の方法。
【0088】
70.エキセンジン4(Ex4)をヒトPDX1陽性膵臓内胚葉細胞の前記集団に供給することをさらに含む、段落66の方法。
【0089】
71.Ex4が、約10ng/ml〜約100ng/mlの範囲の濃度でヒトPDX1陽性膵臓内胚葉細胞の前記集団に供給される、段落70の方法。
【0090】
72.Ex4が、約40ng/mlの濃度でヒトPDX1陽性膵臓内胚葉細胞の前記集団に供給される、段落70の方法。
【0091】
73.ヒトPDX1陽性膵臓内胚葉細胞の集団を得る工程が、
腸管の前部から誘導される、細胞、組織又は器官に分化することができるPDX1陰性多能性細胞であるヒト前腸内胚葉細胞の集団を得る工程と、
レチノイドをヒト前腸内胚葉細胞の当該集団に供給し、それによりヒトPDX1陽性膵臓内胚葉細胞の集団を産生する工程を含む、段落70の方法。
【0092】
74.前記レチノイドがレチノイン酸(RA)である、段落73の方法。
【0093】
75.RAが、約1nM〜約10μMの範囲の濃度でヒト前腸内胚葉細胞の前記集団に供給される、段落74の方法。
【0094】
76.ヒト前腸内胚葉細胞の集団を得る工程が、
腸管の細胞又はそれから誘導される器官に分化することができる多能性細胞であるヒト胚体内胚葉細胞の集団を得る工程と、
線維芽細胞増殖因子10(FGF−10)及びヘッジホッグ経路阻害剤をヒト胚体内胚葉細胞の当該集団に供給し、それによりヒト前腸内胚葉細胞の集団を産生する工程を含む、段落73の方法。
【0095】
77.胚体内胚葉細胞の前記集団に存在し得る前記TGF−βスーパーファミリーの任意の増殖因子を回収することをさらに含む、段落76の方法。
【0096】
78.前記TGF−βスーパーファミリーの前記増殖因子が、ノーダル、アクチビンA、アクチビンB及びそれらの組合せから成る群から選択される、段落77の方法。
【0097】
79.前記TGF−βスーパーファミリーの前記増殖因子がアクチビンAである、段落77の方法。
【0098】
80.前記ヘッジホッグ阻害剤がKAAD−シクロパミンを含む、段落76の方法。
【0099】
81.KAAD−シクロパミンが、約0.01μM〜約1μMの範囲の濃度でヒト胚体内胚葉細胞の前記集団に供給される、段落80の方法。
【0100】
82.KAAD−シクロパミンが、約0.2μMの濃度でヒト胚体内胚葉細胞の前記集団に供給される、段落80の方法。
【0101】
83.FGF−10が、約1ng/ml〜約1000ng/mlの範囲の濃度でヒト胚体内胚葉細胞の前記集団に供給される、段落76の方法。
【0102】
84.FGF−10が、約10ng/ml〜約100ng/mlの範囲の濃度でヒト胚体内胚葉細胞の前記集団に供給される、段落76の方法。
【0103】
85.FGF−10が、約50ng/mlの濃度でヒト胚体内胚葉細胞の前記集団に供給される、段落76の方法。
【0104】
86.ヒト胚体内胚葉細胞の集団を得る工程が、多能性ヒト胚性幹細胞の集団を得る工程と、前記TGF−βスーパーファミリーの少なくとも1つの増殖因子を多能性ヒト胚性幹細胞の当該集団に供給する工程とを含む、段落76の方法。
【0105】
87.前記少なくとも1つの増殖因子がノーダルである、段落86の方法。
【0106】
88.前記少なくとも1つの増殖因子がアクチビンAである、段落86の方法。
【0107】
89.前記少なくとも1つの増殖因子がアクチビンBである、段落86の方法。
【0108】
90.ウィングレス型MMTV組込部位ファミリー成員3A(Wnt3A)を多能性ヒト胚性幹細胞の前記集団に供給することをさらに含む、段落86の方法。
【0109】
91.前記TGFβスーパーファミリーの複数の増殖因子が供給される、段落86の方法。
【0110】
92.Wnt3Aも供給される、段落91の方法。
【0111】
93.前記少なくとも1つの増殖因子が、少なくとも約10ng/mlの濃度で供給される、段落86の方法。
【0112】
94.前記少なくとも1つの増殖因子が、少なくとも約100ng/mlの濃度で供給される、段落86の方法。
【0113】
95.前記少なくとも1つの増殖因子が、少なくとも約500ng/mlの濃度で供給される、段落86の方法。
【0114】
96.前記少なくとも1つの増殖因子が、少なくとも約1000ng/mlの濃度で供給される、段落86の方法。
【0115】
97.前記少なくとも1つの増殖因子が、少なくとも約5000ng/mlの濃度で供給される、段落86の方法。
【0116】
98.前記多能性ヒト胚性幹細胞が、約2%未満の血清を含む培地でヒト胚体内胚葉細胞に分化する、段落86の方法。
【0117】
99.前記多能性ヒト胚性幹細胞が、桑実胚、胚のICM及び胚の生殖隆起から成る群から選択される組織から誘導される、段落86の方法。
【0118】
100.段落86の方法によって産生されるヒト膵島ホルモン発現細胞。
【0119】
101.ヒト膵島ホルモン発現細胞を製造する方法であって、
(a)多能性ヒト胚性幹細胞の集団を得る工程と、
(b)前記TGF−βスーパーファミリーの少なくとも1つの増殖因子を多能性ヒト胚性幹細胞の前記集団に供給し、それによりヒト胚体内胚葉細胞の集団を産生する工程と、
(c)少なくとも1つの線維芽細胞増殖因子をヒト胚体内胚葉細胞の前記集団に供給し、それによりヒト前腸内胚葉細胞の集団を産生する工程と、
(d)レチノイドをヒト前腸内胚葉細胞の前記集団に供給し、それによりヒトPDX1陽性膵臓内胚葉細胞の集団を産生する工程と、
(e)γ−セクレターゼ阻害剤をヒトPDX1陽性膵臓内胚葉細胞の前記集団に供給し、それによりヒト内分泌前駆細胞を含む集団を産生する工程と、
(f)ヒト膵島ホルモン発現細胞が形成されるのに十分な時間、培養培地でヒト内分泌前駆細胞の前記集団をインキュベートする工程を含む、
ヒト膵島ホルモン発現細胞を製造する方法。
【0120】
102.工程(b)が、ヘッジホッグ経路阻害剤を供給することをさらに含む、段落101の方法。
【0121】
103.前記線維芽細胞増殖因子が、FGF1、FGF2、FGF3、FGF4、FGF5、FGF6、FGF7、FGF8、FGF9、FGF10、FGF11、FGF12、FGF13、FGF14、FGF15、FGF16、FGF17、FGF18、FGF19、FGF20、FGF21、FGF22及びFGF23から成る群から選択される、段落101の方法。
【0122】
104.前記線維芽細胞増殖因子がFGF10を含む、段落101の方法。
【0123】
105.工程(d)が、インスリン又はインスリン様増殖因子を供給することをさらに含む、段落101の方法。
【0124】
106.前記TGF−βスーパーファミリーの前記少なくとも1つの増殖因子を実質的に回収することをさらに含む、段落101の方法。
【0125】
107.前記レチノイド及び前記γ−セクレターゼ阻害剤が、ほとんど同じ時間で供給される、段落101の方法。
【0126】
108.前記前腸内胚葉細胞が、膵臓細胞にさらに分化する能力がある、段落101の方法。
【0127】
109.ヒト膵島ホルモン発現細胞を製造する方法であって、
(a)多能性ヒト胚性幹細胞の集団を得る工程と、
(b)前記TGF−βスーパーファミリーの少なくとも1つの増殖因子を多能性ヒト胚性幹細胞の前記集団に供給し、それによりヒト胚体内胚葉細胞の集団を産生する工程と、
(c)レチノイドをヒト胚体内胚葉細胞の前記集団に供給し、それによりヒトPDX1陽性膵臓内胚葉細胞の集団を産生する工程と、
(d)ヒト膵島ホルモン発現細胞が形成されるのに十分な時間、レチノイドの存在下でヒトPDX1陽性膵臓内胚葉細胞の前記集団をインキュベートする工程を含む、ヒト膵島ホルモン発現細胞を製造する方法。
【0128】
110.線維芽細胞ファミリー増殖因子をヒト胚体内胚葉細胞の前記集団に供給する工程をさらに含む、段落109の方法。
【0129】
111.前記線維芽細胞ファミリー増殖因子がFGF10又はFGF7を含む、段落110の方法。
【0130】
112.ヘッジホッグ経路阻害剤をヒト胚体内胚葉細胞の前記集団に供給する工程をさらに含む、段落109の方法。
【0131】
113.前記ヘッジホッグ経路阻害剤がKAAD−シクロパミンである、段落112の方法。
【0132】
114.前記レチノイドがレチノイン酸である、段落109の方法。
【0133】
115.γ−セクレターゼ阻害剤をヒトPDX1陽性膵臓内胚葉細胞の前記集団に供給する工程をさらに含む、段落109の方法。
【0134】
116.前記γ−セクレターゼ阻害剤が、N−[N−(3,5−ジフルオロフェナセチル)−L−アラニル]−S−フェニルグリシンt−ブチルエステル(DAPT)を含む、段落115の方法。
【0135】
117.ヒト内分泌前駆細胞が濃縮された細胞集団を製造する方法であって、神経細胞接着分子(NCAM)と結合する試薬を、ヒト内分泌前駆細胞を含む細胞集団に供給する工程と、当該試薬と結合するヒト内分泌前駆細胞を当該試薬と結合しない細胞から分離し、それによりヒト内分泌前駆細胞が濃縮された細胞集団を産生する工程とを含む、ヒト内分泌前駆細胞が濃縮された細胞集団を製造する方法。
【0136】
118.前記ヒト内分泌前駆細胞がin vitroでヒト多能性細胞から誘導される、段落117の方法。
【0137】
119.前記ヒト内分泌前駆細胞が、ニューロゲニン3(NGN3)を発現し、AFP、SOX7、SOX1、ZIC1、NFM、インスリン(INS)、グルカゴン(GCG)、ソマトスタチン(SST)及びグレリン(GHRL)から成る群から選択される少なくとも1つのマーカーを実質的に発現しない、段落117の方法。
【0138】
120.前記ヒト内分泌前駆細胞がペアードボックス遺伝子4(PAX4)を発現する、段落119の方法。
【0139】
121.前記ヒト内分泌前駆細胞がペアードボックス6転写因子(PAX6)を実質的に発現しない、段落119の方法。
【0140】
122.前記試薬が、抗NCAM抗体、抗NCAM抗体断片及びNCAMリガンドから成る群から選択される分子を含む、段落117の方法。
【0141】
123.前記NCAMリガンドがNCAM結合タンパク質10(NBP10)である、段落122の方法。
【0142】
124.前記抗NCAM抗体が標識される、段落122の方法。
【0143】
125.前記抗NCAM抗体が蛍光標識される、段落124の方法。
【0144】
126.前記試薬と結合する二次試薬を前記細胞集団及び当該試薬に供給することをさらに含む、段落117の方法。
【0145】
127.前記試薬が抗NCAM抗体を含み、前記二次試薬が蛍光標識される、段落126の方法。
【0146】
128.前記分離する工程が、蛍光活性化細胞選別(FACS)を用いて、前記抗NCAM抗体と結合する前記内分泌前駆細胞を当該抗NCAM抗体と結合しない当該細胞から分離することを含む、段落125又は127の方法。
【0147】
129.NCAMと結合する前記試薬を前記細胞集団に供給する前に、ヒト内分泌前駆細胞を含む当該細胞集団において前記細胞を脱集塊化する工程をさらに含む、段落117の方法。
【0148】
130.腸管の前部から誘導される、細胞、組織又は器官に分化することができる多能性細胞であるヒトPDX1陽性膵臓内胚葉細胞の集団を含む細胞集団を得る工程と、γ−セクレターゼ阻害剤をヒトPDX1陽性膵臓内胚葉細胞の当該集団に供給し、それによりヒト内分泌前駆細胞の集団を産生する工程とをさらに含む、段落117の方法。
【0149】
131.前記γ−セクレターゼ阻害剤が、N−[N−(3,5−ジフルオロフェナセチル)−L−アラニル]−S−フェニルグリシンt−ブチルエステル(DAPT)を含む、段落130の方法。
【0150】
132.前記DAPTが、約1μM〜約10μMの範囲の濃度でヒトPDX1陽性膵臓内胚葉細胞の前記集団に供給される、段落131の方法。
【0151】
133.前記DAPTが、約3μMの濃度でヒトPDX1陽性膵臓内胚葉細胞の前記集団に供給される、段落131の方法。
【0152】
134.エキセンジン4(Ex4)をヒトPDX1陽性膵臓内胚葉細胞の前記集団に供給することをさらに含む、段落130の方法。
【0153】
135.前記Ex4が、約10ng/ml〜約100ng/mlの範囲の濃度でヒトPDX1陽性膵臓内胚葉細胞の前記集団に供給される、段落134の方法。
【0154】
136.前記Ex4が、約40ng/mlの濃度でヒトPDX1陽性膵臓内胚葉細胞の前記集団に供給される、段落134の方法。
【0155】
137.ヒトPDX1陽性膵臓内胚葉細胞の集団を得る工程が、ヒト前腸内胚葉細胞の集団を得る工程(当該ヒト前腸内胚葉細胞が、腸管の前部から誘導される、細胞、組織又
は器官に分化することができるPDX1陰性多能性細胞である)と、レチノイドをヒト前腸内胚葉細胞の当該集団に供給し、それによりヒトPDX1陽性膵臓内胚葉細胞の集団を産生する工程とを含む、段落130の方法。
【0156】
138.前記レチノイドがレチノイン酸(RA)である、段落137の方法。
【0157】
139.RAが、約1nM〜約10μMの範囲の濃度でヒト前腸内胚葉細胞の前記集団に供給される、段落138の方法。
【0158】
140.ヒト前腸内胚葉細胞の集団を得る工程が、ヒト胚体内胚葉細胞の集団を得る工程(当該ヒト胚体内胚葉細胞が、腸管の細胞又はそれから誘導される器官に分化することができる多能性細胞である)と、線維芽細胞増殖因子10(FGF−10)及びヘッジホッグ経路阻害剤をヒト胚体内胚葉細胞の当該集団に供給し、それによりヒト前腸内胚葉細胞の集団を産生する工程とを含む、段落137の方法。
【0159】
141.胚体内胚葉細胞の前記集団に存在し得る前記TGF−βスーパーファミリーの外から加えられた因子を回収することをさらに含む、段落140の方法。
【0160】
142.前記TGF−βスーパーファミリーの前記増殖因子が、ノーダル、アクチビンA、アクチビンB及びそれらの組合せから成る群から選択される、段落141の方法。
【0161】
143.前記TGF−βスーパーファミリーの前記増殖因子がアクチビンAである、段落142の方法。
【0162】
144.前記ヘッジホッグ阻害剤がKAAD−シクロパミンを含む、段落140の方法。
【0163】
145.KAAD−シクロパミンが、約0.01μM〜約1μMの範囲の濃度でヒト胚体内胚葉細胞の前記集団に供給される、段落144の方法。
【0164】
146.KAAD−シクロパミンが、約0.2μMの濃度でヒト胚体内胚葉細胞の前記集団に供給される、段落145の方法。
【0165】
147.FGF−10が、約10ng/ml〜約1000ng/mlの範囲の濃度でヒト胚体内胚葉細胞の前記集団に供給される、段落140の方法。
【0166】
148.FGF−10が、約1ng/ml〜約100ng/mlの範囲の濃度でヒト胚体内胚葉細胞の前記集団に供給される、段落140の方法。
【0167】
149.FGF−10が、約50ng/mlの濃度でヒト胚体内胚葉細胞の前記集団に供給される、段落140の方法。
【0168】
150.ヒト胚体内胚葉細胞の集団を得る工程が、ヒト多能性細胞の集団を得る工程と、前記TGF−βスーパーファミリーの少なくとも1つの増殖因子をヒト多能性細胞の当該集団に供給する工程とを含む、段落140の方法。
【0169】
151.前記少なくとも1つの増殖因子がノーダルである、段落150の方法。
【0170】
152.前記少なくとも1つの増殖因子がアクチビンAである、段落150の方法。
【0171】
153.前記少なくとも1つの増殖因子がアクチビンBである、段落150の方法。
【0172】
154.ウィングレス型MMTV組込部位ファミリー成員3A(Wnt3A)をヒト多能性細胞の前記集団に供給することをさらに含む、段落150の方法。
【0173】
155.前記TGFβスーパーファミリーの複数の増殖因子が供給される、段落150の方法。
【0174】
156.Wnt3Aも供給される、段落155の方法。
【0175】
157.前記少なくとも1つの増殖因子が、少なくとも約10ng/mlの濃度で供給される、段落150の方法。
【0176】
158.前記少なくとも1つの増殖因子が、少なくとも約100ng/mlの濃度で供給される、段落150の方法。
【0177】
159.前記少なくとも1つの増殖因子が、少なくとも約500ng/mlの濃度で供給される、段落150の方法。
【0178】
160.前記少なくとも1つの増殖因子が、少なくとも約1000ng/mlの濃度で供給される、段落150の方法。
【0179】
161.前記少なくとも1つの増殖因子が、少なくとも約5000ng/mlの濃度で供給される、段落150の方法。
【0180】
162.前記ヒト多能性細胞が、約2%未満の血清を含む培地でヒト胚体内胚葉細胞に分化する、段落150の方法。
【0181】
163.前記ヒト多能性細胞が、桑実胚、胚のICM及び胚の生殖隆起から成る群から選択される組織から誘導されるヒト胚性幹細胞である、段落150の方法。
【0182】
164.濃縮されたin vitroヒト内分泌前駆細胞集団であって、当該ヒト内分泌前駆細胞がNGN3を発現し、AFP、SOX7、SOX1、ZIC1、NFM、INS、GCG、SST及びGHRLから成る群から選択される少なくとも1つのマーカーを実質的に発現しない、濃縮されたin vitroヒト内分泌前駆細胞集団。
【0183】
165.in vitroでヒト多能性細胞から誘導される、段落164の濃縮されたin vitroヒト内分泌前駆細胞集団。
【0184】
166.段落117の方法によって産生される、段落164の濃縮されたin vitroヒト内分泌前駆細胞集団。
【0185】
167.段落150の方法によって産生される、段落164の濃縮されたin vitroヒト内分泌前駆細胞集団。
【0186】
168.前記濃縮されたヒト細胞集団の少なくとも約5%が、ニューロゲニン3(NGN3)を発現し、AFP、SOX7、SOX1、ZIC1、NFM、INS、GCG、SST及びGHRLから成る群から選択される少なくとも1つのマーカーを実質的に発現しないヒト内分泌前駆細胞を含む、段落164の濃縮されたin vitroヒト内分泌前駆細胞集団。
【0187】
169.前記ヒト内分泌前駆細胞がPAX4を発現する、段落168の濃縮されたin
vitroヒト内分泌前駆細胞集団。
【0188】
170.前記内分泌前駆細胞がin vitroでヒトPDX1陽性膵臓内胚葉から誘導される、段落164の濃縮されたin vitroヒト内分泌前駆細胞集団。
【0189】
171.前記ヒトPDX1陽性膵臓内胚葉細胞がin vitroでヒト前腸内胚葉細胞から誘導される、段落170の濃縮されたin vitroヒト内分泌前駆細胞集団。
【0190】
172.前記ヒト前腸内胚葉細胞がin vitroで胚体内胚葉細胞から誘導される、段落171の濃縮されたin vitroヒト内分泌前駆細胞集団。
【0191】
173.前記胚体内胚葉細胞がin vitroでヒト胚性幹細胞(hESC)から誘導される、段落172の濃縮されたin vitroヒト内分泌前駆細胞集団。
【0192】
174.ヒト未熟膵島ホルモン発現細胞が濃縮された細胞集団を製造する方法であって、神経細胞接着分子(NCAM)と結合する試薬を、ヒト未熟膵島ホルモン発現細胞を含む細胞集団に供給する工程と、当該試薬と結合するヒト未熟膵島ホルモン発現細胞を当該試薬と結合しない細胞から分離し、それによりヒト未熟膵島ホルモン発現細胞が濃縮された細胞集団を産生する工程とを含む、ヒト未熟膵島ホルモン発現細胞が濃縮された細胞集団を製造する方法。
【0193】
175.前記ヒト未熟膵島ホルモン発現細胞がin vitroでヒト多能性細胞から誘導される、段落174の方法。
【0194】
176.前記ヒト未熟膵島ホルモン発現細胞がMAFBを発現し、NGN3及びMAFAから成る群から選択されるマーカーを実質的に発現しない、段落174の方法。
【0195】
177.前記ヒト未熟膵島ホルモン発現細胞が、MOX1、CER、POU5F1、AFP、SOX7、SOX1、ZIC1及びNFMから成る群から選択される少なくとも1つのマーカーを実質的に発現しない、段落176の方法。
【0196】
178.前記ヒト未熟膵島ホルモン発現細胞が、シナプトフィジン(SYP)、クロモグラニンA(CHGA)、NKX2.2、Islet1(ISL1)、ペアードボックス遺伝子6(PAX6)、及び神経発生分化1(NEUROD)、PDX1及びHB9から成る群から選択される少なくとも1つのマーカーを発現する、段落176の方法。
【0197】
179.前記ヒト未熟膵島ホルモン発現細胞が、前記未熟膵島ホルモン発現細胞によって産生されたインスリンの約98%未満をプロセシングする、段落174の方法。
【0198】
180.前記ヒト未熟膵島ホルモン発現細胞が、前記未熟膵島ホルモン発現細胞によって産生されたインスリンの約70%未満をプロセシングする、段落174の方法。
【0199】
181.前記インスリンのプロセシングが、C−ペプチド放出によって測定される、段落179又は180の方法。
【0200】
182.前記試薬が、抗NCAM抗体、抗NCAM抗体断片及びNCAMリガンドから成る群から選択される分子を含む、段落174の方法。
【0201】
183.前記NCAMリガンドがNCAM結合タンパク質10(NBP10)である、段落182の方法。
【0202】
184.前記抗NCAM抗体が標識される、段落182の方法。
【0203】
185.前記抗NCAM抗体が蛍光標識される、段落184の方法。
【0204】
186.前記試薬と結合する二次試薬を前記細胞集団に供給することをさらに含む、段落174の方法。
【0205】
187.前記試薬が抗NCAM抗体を含み、当該抗NCAM抗体と結合する前記二次試薬が蛍光標識される、段落186の方法。
【0206】
188.前記分離する工程が、蛍光活性化細胞選別(FACS)を用いて、抗NCAM抗体と結合する前記ヒト未熟膵島ホルモン発現細胞を当該抗NCAM抗体と結合しない当該細胞から分離することを含む、段落185又は187の方法。
【0207】
189.CD133と結合する第2の試薬を前記ヒト未熟膵島ホルモン発現細胞に供給する工程と、当該ヒト未熟膵島ホルモン発現細胞を当該第2の試薬と結合する細胞から分離する工程とをさらに含む、段落174の方法。
【0208】
190.NCAMと結合する前記試薬を前記細胞集団に供給する前に当該細胞集団を解離する工程をさらに含む、段落174の方法。
【0209】
191.ヒト未熟膵島ホルモン発現細胞に分化することができる多能性細胞であるヒト内分泌前駆細胞を含む細胞集団を得ること、及びヒト未熟膵島ホルモン発現細胞が形成されるのに十分な時間、培養培地で当該ヒト内分泌前駆細胞をインキュベートすることをさらに含む、段落174の方法。
【0210】
192.前記ヒト内分泌前駆細胞のヒト未熟膵島ホルモン発現細胞への分化をさらに促進するのに十分な量で、ニコチンアミド(NIC)、エキセンジン4(Ex4)、肝細胞増殖因子(HGF)、インスリン様増殖因子−1(IGF1)、グルコース依存性インスリン分泌促進ポリペプチド(GIP)、神経増殖因子(NGF)、血管内皮増殖因子(VEGF)及びそれらの組合せから成る群から選択される因子を前記ヒト内分泌前駆細胞に供給することをさらに含む、段落191の方法。
【0211】
193.前記因子がEx4、HGF及びIGF1から成る群から選択される、段落192の方法。
【0212】
194.前記因子がEx4である、段落193の方法。
【0213】
195.Ex4が、約10ng/ml〜約100ng/mlの範囲の濃度で内分泌前駆細胞の前記細胞集団に供給される、段落194の方法。
【0214】
196.Ex4が、約40ng/mlの濃度で内分泌前駆細胞の前記細胞集団に供給される、段落194の方法。
【0215】
197.前記因子がIGF1である、段落193の方法。
【0216】
198.IGF1が、約10ng/ml〜約1000ng/mlの範囲の濃度で内分泌
前駆細胞の前記細胞集団に供給される、段落197の方法。
【0217】
199.IGF1が、約10ng/ml〜約100ng/mlの範囲の濃度で内分泌前駆細胞の前記細胞集団に供給される、段落197の方法。
【0218】
200.IGF1が、約25ng/ml〜約75ng/mlの範囲の濃度で内分泌前駆細胞の前記細胞集団に供給される、段落197の方法。
【0219】
201.IGF1が、約50ng/mlの濃度で内分泌前駆細胞の前記細胞集団に供給される、段落197の方法。
【0220】
202.腸管の前部から誘導される、細胞、組織又は器官に分化することができる多能性細胞であるヒトPDX1陽性膵臓内胚葉細胞の集団を含む細胞集団を得る工程と、γ−セクレターゼ阻害剤をヒトPDX1陽性膵臓内胚葉細胞の当該集団に供給し、それによりヒト内分泌前駆細胞の集団を産生する工程とをさらに含む、段落191の方法。
【0221】
203.前記γ−セクレターゼ阻害剤が、N−[N−(3,5−ジフルオロフェナセチル)−L−アラニル]−S−フェニルグリシンt−ブチルエステル(DAPT)を含む、段落202の方法。
【0222】
204.前記DAPTが、約1μM〜約10μMの範囲の濃度でヒトPDX1陽性膵臓内胚葉細胞の前記集団に供給される、段落203の方法。
【0223】
205.前記DAPTが、約3μMの濃度でヒトPDX1陽性膵臓内胚葉細胞の前記集団に供給される、段落203の方法。
【0224】
206.エキセンジン4(Ex4)をヒトPDX1陽性膵臓内胚葉細胞の前記集団に供給することをさらに含む、段落202の方法。
【0225】
207.前記Ex4が、約10ng/ml〜約100ng/mlの範囲の濃度でヒトPDX1陽性膵臓内胚葉細胞の前記集団に供給される、段落206の方法。
【0226】
208.前記Ex4が、約40ng/mlの濃度でヒトPDX1陽性膵臓内胚葉細胞の前記集団に供給される、段落206の方法。
【0227】
209.ヒトPDX1陽性膵臓内胚葉細胞の集団を得る工程が、腸管の前部から誘導される、細胞、組織又は器官に分化することができるPDX1陰性多能性細胞であるヒト前腸内胚葉細胞の集団を得る工程と、レチノイドをヒト前腸内胚葉細胞の当該集団に供給し、それによりヒトPDX1陽性膵臓内胚葉細胞の集団を産生する工程とを含む、段落202の方法。
【0228】
210.前記レチノイドがレチノイン酸(RA)である、段落209の方法。
【0229】
211.RAが、約1nM〜約10μMの範囲の濃度でヒト前腸内胚葉細胞の前記集団に供給される、段落210の方法。
【0230】
212.ヒト前腸内胚葉細胞の集団を得る工程が、腸管の細胞又はそれから誘導される器官に分化することができる多能性細胞であるヒト胚体内胚葉細胞の集団を得る工程と、線維芽細胞増殖因子10(FGF−10)及びヘッジホッグ経路阻害剤をヒト胚体内胚葉細胞の当該集団に供給し、それによりヒト前腸内胚葉細胞の集団を産生する工程とを含む
、段落209の方法。
【0231】
213.胚体内胚葉細胞の前記集団に存在し得る前記TGF−βスーパーファミリーの外から加えられた因子を回収することをさらに含む、段落212の方法。
【0232】
214.前記TGF−βスーパーファミリーの前記増殖因子が、ノーダル、アクチビンA、アクチビンB及びそれらの組合せから成る群から選択される、段落213の方法。
【0233】
215.前記TGF−βスーパーファミリーの前記増殖因子がアクチビンAである、段落214の方法。
【0234】
216.前記ヘッジホッグ阻害剤がKAAD−シクロパミンを含む、段落212の方法。
【0235】
217.KAAD−シクロパミンが、約0.01μM〜約1μMの範囲の濃度でヒト胚体内胚葉細胞の前記集団に供給される、段落216の方法。
【0236】
218.KAAD−シクロパミンが、約0.2μMの濃度でヒト胚体内胚葉細胞の前記集団に供給される、段落216の方法。
【0237】
219.FGF−10が、約1ng/ml〜約1000ng/mlの範囲の濃度でヒト胚体内胚葉細胞の前記集団に供給される、段落212の方法。
【0238】
220.FGF−10が、約10ng/ml〜約100ng/mlの範囲の濃度でヒト胚体内胚葉細胞の前記集団に供給される、段落212の方法。
【0239】
221.FGF−10が、約50ng/mlの濃度でヒト胚体内胚葉細胞の前記集団に供給される、段落212の方法。
【0240】
222.ヒト胚体内胚葉細胞の集団を得る工程が、ヒト多能性細胞の集団を得る工程と、前記TGF−βスーパーファミリーの少なくとも1つの増殖因子をヒト多能性細胞の当該集団に供給する工程とを含む、段落212の方法。
【0241】
223.前記少なくとも1つの増殖因子がノーダルである、段落222の方法。
【0242】
224.前記少なくとも1つの増殖因子がアクチビンAである、段落222の方法。
【0243】
225.前記少なくとも1つの増殖因子がアクチビンBである、段落222の方法。
【0244】
226.ウィングレス型MMTV組込部位ファミリー成員3A(Wnt3A)をヒト多能性細胞の前記集団に供給することをさらに含む、段落222の方法。
【0245】
227.前記TGFβスーパーファミリーの複数の増殖因子が供給される、段落222の方法。
【0246】
228.Wnt3Aも供給される、段落227の方法。
【0247】
229.前記少なくとも1つの増殖因子が、少なくとも約10ng/mlの濃度で供給される、段落222の方法。
【0248】
230.前記少なくとも1つの増殖因子が、少なくとも約100ng/mlの濃度で供給される、段落222の方法。
【0249】
231.前記少なくとも1つの増殖因子が、少なくとも約500ng/mlの濃度で供給される、段落222の方法。
【0250】
232.前記少なくとも1つの増殖因子が、少なくとも約1000ng/mlの濃度で供給される、段落222の方法。
【0251】
233.前記少なくとも1つの増殖因子が、少なくとも約5000ng/mlの濃度で供給される、段落222の方法。
【0252】
234.前記ヒト多能性細胞が、約2%未満の血清を含む培地でヒト胚体内胚葉細胞に分化する、段落222の方法。
【0253】
235.前記ヒト多能性細胞が、桑実胚、胚のICM及び胚の生殖隆起から成る群から選択される組織から誘導されるヒト胚性幹細胞である、段落222の方法。
【0254】
236.濃縮されたin vitroヒト未熟膵島ホルモン発現細胞集団であって、当該ヒト未熟膵島ホルモン発現細胞がMAFBを発現し、NGN3及びMAFAを実質的に発現しない、濃縮されたin vitroヒト未熟膵島ホルモン発現細胞集団。
【0255】
237.in vitroでヒト多能性細胞から誘導される、段落236の濃縮されたin vitroヒト未熟膵島ホルモン発現細胞集団。
【0256】
238.段落174の方法によって産生される、段落236の濃縮されたin vitroヒト未熟膵島ホルモン発現細胞集団。
【0257】
239.段落222の方法によって産生される、段落236の濃縮されたin vitroヒト未熟膵島ホルモン発現細胞集団。
【0258】
240.前記濃縮されたヒト細胞集団の少なくとも約25%が、MAFBを発現し、NGN3及びMAFAを実質的に発現しないヒト未熟膵島ホルモン発現細胞を含む、段落238又は239の濃縮されたin vitroヒト未熟膵島ホルモン発現細胞集団。
【0259】
241.前記濃縮されたヒト細胞集団の少なくとも約50%が、MAFBを発現し、NGN3及びMAFAを実質的に発現しないヒト未熟膵島ホルモン発現細胞を含む、段落238又は239の濃縮されたin vitroヒト未熟膵島ホルモン発現細胞集団。
【0260】
242.前記濃縮されたヒト細胞集団の少なくとも約70%が、MAFBを発現し、NGN3及びMAFAを実質的に発現しないヒト未熟膵島ホルモン発現細胞を含む、段落238又は239の濃縮されたin vitroヒト未熟膵島ホルモン発現細胞集団。
【0261】
243.前記濃縮されたヒト細胞集団の少なくとも約90%が、MAFBを発現し、NGN3及びMAFAを実質的に発現しないヒト未熟膵島ホルモン発現細胞を含む、段落238又は239の濃縮されたin vitroヒト未熟膵島ホルモン発現細胞集団。
【0262】
244.前記濃縮されたヒト細胞集団の少なくとも約25%が、MAFBを発現し、NGN3及びMAFAを実質的に発現しないヒト未熟膵島ホルモン発現細胞を含む、段落236の濃縮されたin vitroヒト未熟膵島ホルモン発現細胞集団。
【0263】
245.前記濃縮されたヒト細胞集団の少なくとも約50%が、MAFBを発現し、NGN3及びMAFAを実質的に発現しないヒト未熟膵島ホルモン発現細胞を含む、段落236の濃縮されたin vitroヒト未熟膵島ホルモン発現細胞集団。
【0264】
246.前記濃縮されたヒト細胞集団の少なくとも約70%が、MAFBを発現し、NGN3及びMAFAを実質的に発現しないヒト未熟膵島ホルモン発現細胞を含む、段落236の濃縮されたin vitroヒト未熟膵島ホルモン発現細胞集団。
【0265】
247.前記濃縮されたヒト細胞集団の少なくとも約90%が、MAFBを発現し、NGN3及びMAFAを実質的に発現しないヒト未熟膵島ホルモン発現細胞を含む、段落236の濃縮されたin vitroヒト未熟膵島ホルモン発現細胞集団。
【0266】
248.前記ヒト未熟膵島ホルモン発現細胞が、MOX1、CER、POU5F1、AFP、SOX7、SOX1、ZIC1及びNFMから成る群から選択される少なくとも1つのマーカーを実質的に発現しない、段落236の濃縮されたin vitroヒト未熟膵島ホルモン発現細胞集団。
【0267】
249.前記ヒト未熟膵島ホルモン発現細胞が、シナプトフィジン(SYP)、クロモグラニンA(CHGA)、NKX2.2、Islet1(ISL1)、ペアードボックス遺伝子6(PAX6)、及び神経発生分化1(NEUROD)、PDX1及びHB9から成る群から選択される少なくとも1つのマーカーを発現する、段落236の濃縮されたin vitroヒト未熟膵島ホルモン発現細胞集団。
【0268】
250.前記ヒト未熟膵島ホルモン発現細胞が、前記未熟膵島ホルモン発現細胞によって産生されたインスリンの約98%未満をプロセシングする、段落236の濃縮されたin vitroヒト未熟膵島ホルモン発現細胞集団。
【0269】
251.前記ヒト未熟膵島ホルモン発現細胞が、前記未熟膵島ホルモン発現細胞によって産生されたインスリンの約70%未満をプロセシングする、段落236の濃縮されたin vitroヒト未熟膵島ホルモン発現細胞集団。
【0270】
252.前記インスリンのプロセシングが、C−ペプチド放出によって測定される、段落250又は251の濃縮されたin vitroヒト未熟膵島ホルモン発現細胞集団。
【0271】
253.ヒト膵島ホルモン発現細胞が濃縮された細胞集団を製造する方法であって、当該ヒト膵島ホルモン発現細胞がin vitroでヒト多能性細胞から誘導され、当該方法が神経細胞接着分子(NCAM)と結合する試薬を、ヒト膵島ホルモン発現細胞を含む細胞集団に供給する工程と、当該試薬と結合するヒト内分泌前駆細胞を当該試薬と結合しない細胞から分離し、それによりヒト膵島ホルモン発現細胞が濃縮された細胞集団を産生する工程とを含む、ヒト膵島ホルモン発現細胞が濃縮された細胞集団を製造する方法。
【0272】
254.前記試薬が、抗NCAM抗体、抗NCAM抗体断片及びNCAMリガンドから成る群から選択される分子を含む、段落253の方法。
【0273】
255.前記NCAMリガンドがNCAM結合タンパク質10(NBP10)である、段落254の方法。
【0274】
256.前記抗NCAM抗体が標識される、段落254の方法。
【0275】
257.前記抗NCAM抗体が蛍光標識される、段落256の方法。
【0276】
258.前記試薬と結合する二次試薬を前記細胞集団に供給することをさらに含む、段落254の方法。
【0277】
259.前記試薬が抗NCAM抗体を含み、当該抗NCAM抗体と結合する前記二次試薬が蛍光標識される、段落258の方法。
【0278】
260.前記分離する工程が、蛍光活性化細胞選別(FACS)を用いて、前記抗NCAM抗体と結合する前記膵島ホルモン発現細胞を当該抗NCAM抗体と結合しない当該細胞から分離することを含む、段落257又は259の方法。
【0279】
261.CD133と結合する第2の試薬を前記ヒト未熟膵島ホルモン発現細胞に供給する工程と、当該ヒト未熟膵島ホルモン発現細胞を当該第2の試薬と結合する細胞から分離する工程とをさらに含む、段落253の方法。
【0280】
262.NCAMと結合する前記試薬を前記細胞集団に供給する前に当該細胞集団を解離する工程をさらに含む、段落253の方法。
【0281】
263.ヒト膵島ホルモン発現細胞に分化することができる多能性細胞であるヒト内分泌前駆細胞を含む細胞集団を得ること、及びヒト膵島ホルモン発現細胞が形成されるのに十分な時間、培養培地で当該ヒト内分泌前駆細胞をインキュベートすることをさらに含む、段落253の方法。
【0282】
264.前記ヒト内分泌前駆細胞のヒト膵島ホルモン発現細胞への分化をさらに促進するのに十分な量で、ニコチンアミド(NIC)、エキセンジン4(Ex4)、肝細胞増殖因子(HGF)、インスリン様増殖因子−1(IGF1)、グルコース依存性インスリン分泌促進ポリペプチド(GIP)、神経増殖因子(NGF)、血管内皮増殖因子(VEGF)及びそれらの組合せから成る群から選択される因子を前記ヒト内分泌前駆細胞に供給することをさらに含み、当該ヒト膵島ホルモン発現細胞がインスリン、ソマトスタチン及びグルカゴンから成る群から選択される少なくとも1つの膵臓ホルモンを発現する、段落263の方法。
【0283】
265.前記因子がEx4、HGF及びIGF1から成る群から選択される、段落264の方法。
【0284】
266.前記因子がEx4である、段落265の方法。
【0285】
267.Ex4が、約10ng/ml〜約100ng/mlの範囲の濃度で内分泌前駆細胞の前記細胞集団に供給される、段落266の方法。
【0286】
268.Ex4が、約40ng/mlの濃度で内分泌前駆細胞の前記細胞集団に供給される、段落266の方法。
【0287】
269.前記因子がIGF1である、段落265の方法。
【0288】
270.IGF1が、約10ng/ml〜約1000ng/mlの範囲の濃度で内分泌前駆細胞の前記細胞集団に供給される、段落269の方法。
【0289】
271.IGF1が、約10ng/ml〜約100ng/mlの範囲の濃度で内分泌前
駆細胞の前記細胞集団に供給される、段落269の方法。
【0290】
272.IGF1が、約25ng/ml〜約75ng/mlの範囲の濃度で内分泌前駆細胞の前記細胞集団に供給される、段落269の方法。
【0291】
273.IGF1が、約50ng/mlの濃度で内分泌前駆細胞の前記細胞集団に供給される、段落269の方法。
【0292】
274.腸管の前部から誘導される、細胞、組織又は器官に分化することができる多能性細胞であるヒトPDX1陽性膵臓内胚葉細胞の集団を含む細胞集団を得る工程と、γ−セクレターゼ阻害剤をヒトPDX1陽性膵臓内胚葉細胞の当該集団に供給し、それによりヒト内分泌前駆細胞の集団を産生する工程とをさらに含む、段落263の方法。
【0293】
275.前記γ−セクレターゼ阻害剤が、N−[N−(3,5,−ジフルオロフェナセチル)−L−アラニル]−S−フェニルグリシンt−ブチルエステル(DAPT)を含む、段落274の方法。
【0294】
276.前記DAPTが、約1μM〜約10μMの範囲の濃度でヒトPDX1陽性膵臓内胚葉細胞の前記集団に供給される、段落275の方法。
【0295】
277.前記DAPTが、約3μMの濃度でヒトPDX1陽性膵臓内胚葉細胞の前記集団に供給される、段落275の方法。
【0296】
278.エキセンジン4(Ex4)をヒトPDX1陽性膵臓内胚葉細胞の前記集団に供給することをさらに含む、段落274の方法。
【0297】
279.前記Ex4が、約10ng/ml〜約100ng/mlの範囲の濃度でヒトPDX1陽性膵臓内胚葉細胞の前記集団に供給される、段落278の方法。
【0298】
280.前記Ex4が、約40ng/mlの濃度でヒトPDX1陽性膵臓内胚葉細胞の前記集団に供給される、段落278の方法。
【0299】
281.ヒトPDX1陽性膵臓内胚葉細胞の集団を得る工程が、腸管の前部から誘導される、細胞、組織又は器官に分化することができるPDX1陰性多能性細胞であるヒト前腸内胚葉細胞の集団を得る工程と、レチノイドをヒト前腸内胚葉細胞の当該集団に供給し、それによりヒトPDX1陽性膵臓内胚葉細胞の集団を産生する工程とを含む、段落274の方法。
【0300】
282.前記レチノイドがレチノイン酸(RA)である、段落281の方法。
【0301】
283.RAが、約1nM〜約10μMの範囲の濃度でヒト前腸内胚葉細胞の前記集団に供給される、段落282の方法。
【0302】
284.ヒト前腸内胚葉細胞の集団を得る工程が、腸管の細胞又はそれから誘導される器官に分化することができる多能性細胞であるヒト胚体内胚葉細胞の集団を得る工程と、線維芽細胞増殖因子10(FGF−10)及びヘッジホッグ経路阻害剤をヒト胚体内胚葉細胞の当該集団に供給し、それによりヒト前腸内胚葉細胞の集団を産生する工程とを含む、段落281の方法。
【0303】
285.胚体内胚葉細胞の前記集団に存在し得る前記TGF−βスーパーファミリーの
外から加えられた因子を回収することをさらに含む、段落284の方法。
【0304】
286.前記TGF−βスーパーファミリーの前記増殖因子が、ノーダル、アクチビンA、アクチビンB及びそれらの組合せから成る群から選択される、段落285の方法。
【0305】
287.前記TGF−βスーパーファミリーの前記増殖因子がアクチビンAである、段落286の方法。
【0306】
288.前記ヘッジホッグ阻害剤がKAAD−シクロパミンを含む、段落284の方法。
【0307】
289.KAAD−シクロパミンが、約0.01μM〜約1μMの範囲の濃度でヒト胚体内胚葉細胞の前記集団に供給される、段落288の方法。
【0308】
290.KAAD−シクロパミンが、約0.2μMの濃度でヒト胚体内胚葉細胞の前記集団に供給される、段落288の方法。
【0309】
291.FGF−10が、約1ng/ml〜約1000ng/mlの範囲の濃度でヒト胚体内胚葉細胞の前記集団に供給される、段落284の方法。
【0310】
292.FGF−10が、約10ng/ml〜約100ng/mlの範囲の濃度でヒト胚体内胚葉細胞の前記集団に供給される、段落284の方法。
【0311】
293.FGF−10が、約50ng/mlの濃度でヒト胚体内胚葉細胞の前記集団に供給される、段落284の方法。
【0312】
294.ヒト胚体内胚葉細胞の集団を得る工程が、ヒト多能性細胞の集団を得る工程と、前記TGF−βスーパーファミリーの少なくとも1つの増殖因子をヒト多能性細胞の当該集団に供給する工程とを含む、段落284の方法。
【0313】
295.前記少なくとも1つの増殖因子がノーダルである、段落294の方法。
【0314】
296.前記少なくとも1つの増殖因子がアクチビンAである、段落294の方法。
【0315】
297.前記少なくとも1つの増殖因子がアクチビンBである、段落294の方法。
【0316】
298.ウィングレス型MMTV組込部位ファミリー成員3A(Wnt3A)をヒト多能性細胞の前記集団に供給することをさらに含む、段落294の方法。
【0317】
299.前記TGFβスーパーファミリーの複数の増殖因子が供給される、段落294の方法。
【0318】
300.Wnt3Aも供給される、段落299の方法。
【0319】
301.前記少なくとも1つの増殖因子が、少なくとも約10ng/mlの濃度で供給される、段落294の方法。
【0320】
302.前記少なくとも1つの増殖因子が、少なくとも約100ng/mlの濃度で供給される、段落294の方法。
【0321】
303.前記少なくとも1つの増殖因子が、少なくとも約500ng/mlの濃度で供給される、段落294の方法。
【0322】
304.前記少なくとも1つの増殖因子が、少なくとも約1000ng/mlの濃度で供給される、段落294の方法。
【0323】
305.前記少なくとも1つの増殖因子が、少なくとも約5000ng/mlの濃度で供給される、段落294の方法。
【0324】
306.前記ヒト多能性細胞が、約2%未満の血清を含む培地でヒト胚体内胚葉細胞に分化する、段落294の方法。
【0325】
307.前記ヒト多能性細胞が、桑実胚、胚のICM及び胚の生殖隆起から成る群から選択される組織から誘導されるヒト胚性幹細胞である、段落294の方法。
【0326】
308.in vitroでヒト多能性細胞から誘導される濃縮されたin vitroヒト膵島ホルモン発現細胞集団。
【0327】
309.段落253の方法によって産生される、段落308の濃縮されたin vitroヒト膵島ホルモン発現細胞集団。
【0328】
310.段落294の方法によって産生される、段落308の濃縮されたin vitroヒト膵島ホルモン発現細胞集団。
【0329】
311.前記濃縮されたヒト細胞集団の少なくとも約25%が、グレリン、膵島アミロイドポリペプチド(IAPP)、インスリン(INS)、グルカゴン(GCG)、NKX6転写因子関連遺伝子座1(NKX6.1)、ソマトスタチン(SOM)、及び膵臓ポリペプチド(PP)から成る群から選択される少なくとも1つのマーカーを発現し、AFP、SOX7、SOX1、ZIC1及びNFMから成る群から選択される少なくとも1つのマーカーを実質的に発現しないヒト膵島ホルモン発現細胞を含む、段落309又は310の濃縮されたin vitroヒト膵島ホルモン発現細胞集団。
【0330】
312.前記濃縮されたヒト細胞集団の少なくとも約50%が、グレリン、膵島アミロイドポリペプチド(IAPP)、インスリン(INS)、グルカゴン(GCG)、NKX6転写因子関連遺伝子座1(NKX6.1)、ソマトスタチン(SOM)、及び膵臓ポリペプチド(PP)から成る群から選択される少なくとも1つのマーカーを発現し、AFP、SOX7、SOX1、ZIC1及びNFMから成る群から選択される少なくとも1つのマーカーを実質的に発現しないヒト膵島ホルモン発現細胞を含む、段落311の濃縮されたin vitroヒト膵島ホルモン発現細胞集団。
【0331】
313.前記濃縮されたヒト細胞集団の少なくとも約90%が、グレリン、膵島アミロイドポリペプチド(IAPP)、インスリン(INS)、グルカゴン(GCG)、NKX6転写因子関連遺伝子座1(NKX6.1)、ソマトスタチン(SOM)、及び膵臓ポリペプチド(PP)から成る群から選択される少なくとも1つのマーカーを発現し、AFP、SOX7、SOX1、ZIC1及びNFMから成る群から選択される少なくとも1つのマーカーを実質的に発現しないヒト膵島ホルモン発現細胞を含む、段落311の濃縮されたin vitroヒト膵島ホルモン発現細胞集団。
【0332】
314.NCAMを発現するヒト内分泌前駆細胞を含むex vivo試薬−細胞複合体であって、当該内分泌前駆細胞が、ヒト膵島ホルモン発現細胞に分化することができる
多能性細胞、及び当該NCAMと結合する試薬である、NCAMを発現するヒト内分泌前駆細胞を含むex vivo試薬−細胞複合体。
【0333】
315.前記試薬が抗NCAM抗体、抗NCAM抗体断片及びNCAMリガンドから成る群から選択される分子を含む、段落314のex vivo試薬−細胞複合体。
【0334】
316.前記NCAMリガンドがNCAM結合タンパク質10(NBP10)である、段落315のex vivo試薬−細胞複合体。
【0335】
317.前記試薬が抗NCAM抗体である、段落315のex vivo試薬−細胞複合体。
【0336】
318.前記抗NCAM抗体が標識される、段落317のex vivo試薬−細胞複合体。
【0337】
319.前記抗NCAM抗体が蛍光標識される、段落318のex vivo試薬−細胞複合体。
【0338】
320.前記試薬と結合する二次試薬をさらに含む、段落314のex vivo試薬−細胞複合体。
【0339】
321.前記試薬が抗NCAM抗体を含み、当該抗NCAM抗体と結合する前記二次試薬が蛍光標識される、段落320のex vivo試薬−細胞複合体。
【0340】
322.NCAMを発現するヒト未熟膵島ホルモン発現細胞を含むex vivo試薬−細胞複合体であって、当該ヒト未熟膵島ホルモン発現細胞が、ヒト膵島ホルモン発現細胞に分化することができる多能性細胞、及び当該NCAMと結合する試薬である、NCAMを発現するヒト未熟膵島ホルモン発現細胞を含むex vivo試薬−細胞複合体。
【0341】
323.前記試薬が抗NCAM抗体、抗NCAM抗体断片及びNCAMリガンドから成る群から選択される分子を含む、段落322のex vivo試薬−細胞複合体。
【0342】
324.前記NCAMリガンドがNCAM結合タンパク質10(NBP10)である、段落323のex vivo試薬−細胞複合体。
【0343】
325.前記試薬が抗NCAM抗体である、段落323のex vivo試薬−細胞複合体。
【0344】
326.前記抗NCAM抗体が標識される、段落325のex vivo試薬−細胞複合体。
【0345】
327.前記抗NCAM抗体が蛍光標識される、段落326のex vivo試薬−細胞複合体。
【0346】
328.前記試薬と結合する二次試薬をさらに含む、段落322のex vivo試薬−細胞複合体。
【0347】
329.前記試薬が抗NCAM抗体を含み、当該抗NCAM抗体と結合する前記二次試薬が蛍光標識される、段落328のex vivo試薬−細胞複合体。
【0348】
330.前記ヒト多能性細胞が、着床前胚から誘導されるヒト胚性幹細胞である、段落86、150、222又は294のいずれかの方法。
【0349】
331.ヒト膵臓ホルモン発現細胞を製造する方法であって、
(a)前記TGF−βスーパーファミリーの少なくとも1つの増殖因子を多能性ヒト胚性幹細胞(hESC)の集団に供給し、それによりヒト胚体内胚葉細胞の集団を産生する工程と、(b)少なくとも1つの線維芽細胞増殖因子をヒト胚体内胚葉細胞の前記集団に供給し、それによりヒト前腸内胚葉細胞の集団を産生する工程と、(c)ノギンをヒト前腸内胚葉細胞の前記集団に供給し、それによりヒト内分泌前駆細胞を含む集団を産生する工程と、(d)ヒト膵島ホルモン発現細胞が形成されるのに十分な時間、培養培地でヒト内分泌前駆細胞の前記集団をインキュベートする工程(当該ヒト膵島ホルモン発現細胞が形成されるのに十分な時間は、前記細胞集団におけるヒト膵臓ホルモン発現細胞の存在を検出することによって求められている)とを含む、ヒト膵臓ホルモン発現細胞を製造する方法。
【0350】
332.前記細胞集団において前記ヒト細胞の少なくとも約2%がヒト膵臓ホルモン発現細胞に分化する、段落331の方法。
【0351】
333.前記細胞集団において前記ヒト細胞の少なくとも約5%がヒト膵臓ホルモン発現細胞に分化する、段落331の方法。
【0352】
334.前記細胞集団において前記ヒト細胞の少なくとも約10%がヒト膵臓ホルモン発現細胞に分化する、段落331の方法。
【0353】
335.前記細胞集団において前記ヒト細胞の少なくとも約20%がヒト膵臓ホルモン発現細胞に分化する、段落331の方法。
【0354】
336.前記細胞集団において前記ヒト細胞の少なくとも約40%がヒト膵臓ホルモン発現細胞に分化する、段落331の方法。
【0355】
337.前記細胞集団において前記ヒト細胞の少なくとも約50%がヒト膵臓ホルモン発現細胞に分化する、段落331の方法。
【0356】
338.前記細胞集団において前記ヒト細胞の少なくとも約70%がヒト膵臓ホルモン発現細胞に分化する、段落331の方法。
【0357】
339.前記細胞集団において前記ヒト細胞の少なくとも約90%がヒト膵臓ホルモン発現細胞に分化する、段落331の方法。
【0358】
340.前記細胞集団におけるヒト膵島ホルモン発現細胞の存在を検出することが、当該細胞集団の細胞において膵臓十二指腸ホメオボックス1(PDX1)、グレリン(GHRL)、インスリン(INS)、膵島アミロイドポリペプチド(IAPP)、膵臓ポリペプチド(PP)、ISL1転写因子(ISL1)、NKX6転写因子関連遺伝子座1(NKX6.1)及びペアードボックス6(PAX6)から成る群から選択される少なくとも1つのマーカーの発現を検出することを含む、段落331の方法。
【0359】
341.少なくとも1つの前記マーカーの発現がQ−PCRによって求められる、段落340の方法。
【0360】
342.少なくとも1つの前記マーカーの発現が免疫細胞化学法によって求められる、
段落340の方法。
【0361】
343.γ−セクレターゼ阻害剤を前記細胞集団に供給することをさらに含む、段落331の方法。
【0362】
344.前記γ−セクレターゼ阻害剤が、N−[N−(3,5−ジフルオロフェナセチル)−L−アラニル]−S−フェニルグリシンt−ブチルエステル(DAPT)を含む、段落343の方法。
【0363】
345.前記γ−セクレターゼ阻害剤が、ノギンを供給するのとほぼ同時又はノギンを供給した後に、前記細胞集団に供給される、段落343の方法。
【0364】
346.前記γ−セクレターゼ阻害剤が、約0.1μM〜約10μMの範囲の濃度で前記細胞集団に供給される、段落344の方法。
【0365】
347.前記少なくとも1つの線維芽細胞増殖因子が線維芽細胞増殖因子7(FGF−7)である、段落331の方法。
【0366】
348.前記FGF−7が、約1ng/ml〜約1000ng/mlの範囲の濃度で前記細胞培養物に供給される、段落347の方法。
【0367】
349.前記少なくとも1つの線維芽細胞増殖因子を添加するのとほぼ同時に、ヘッジホッグ阻害剤を前記細胞集団に供給することをさらに含む、段落331の方法。
【0368】
350.前記ヘッジホッグ阻害剤がKAAD−シクロパミンを含む、段落349の方法。
【0369】
351.前記KAAD−シクロパミンが、約0.01μM〜約10μMの範囲の濃度で前記細胞集団に供給される、段落350の方法。
【0370】
352.胚体内胚葉細胞の前記集団に存在し得る前記TGF−βスーパーファミリーの任意の増殖因子を回収することをさらに含む、段落331の方法。
【0371】
353.前記TGF−βスーパーファミリーの前記増殖因子が、ノーダル、アクチビンA、アクチビンB及びそれらの組合せから成る群から選択される、段落331の方法。
【0372】
354.前記TGF−βスーパーファミリーの前記増殖因子がアクチビンAを含む、段落353の方法。
【0373】
355.前記アクチビンAが、約10ng/ml〜約1000ng/mlの範囲の濃度で前記hESCに供給される、段落354の方法。
【0374】
356.ウィングレス型MMTV組込部位ファミリー成員3A(Wnt3A)を前記hESCに供給することをさらに含む、段落331の方法。
【0375】
357.前記Wnt3Aが、約1ng/ml〜約1000ng/mlの範囲の濃度で供給される、段落356の方法。
【0376】
358.前記hESCが、約2%未満の血清を含む培地においてヒト胚体内胚葉細胞に分化する、段落331の方法。
【0377】
359.前記hESCが、桑実胚、胚のICM及び胚の生殖隆起から成る群から選択される組織から誘導される、段落331の方法。
【0378】
360.ノギンを供給するのとほぼ同時に、レチノイドを前記細胞集団に供給することをさらに含む、段落331の方法。
【0379】
361.少なくとも1つの線維芽細胞増殖因子を添加するのとほぼ同時又は添加した後に、レチノイドを前記細胞集団に供給することをさらに含む、段落331の方法。
【0380】
362.前記レチノイドがレチノールである、段落360又は361の方法。
【0381】
363.前記レチノイドがレチノイン酸である、段落360又は361の方法。
【0382】
364.前記レチノイン酸が、約0.01μM〜約10μMの範囲の濃度で供給される、段落363の方法。
【0383】
365.少なくとも幾つかの前記細胞が非組み換え細胞である、段落1〜49、164〜173、236〜252又は308〜313のいずれかの細胞培養物又は細胞集団。
【0384】
366.前記細胞が非組み換え細胞である、段落1〜49、164〜173、236〜252又は308〜313のいずれかの細胞培養物又は細胞集団。
【0385】
367.前記細胞がヒストンデアセチラーゼ阻害剤の存在下では培養されていない、段落1〜49、164〜173、236〜252又は308〜313のいずれかの細胞培養物又は細胞集団。
【0386】
368.前記ヒストンデアセチラーゼ阻害剤が酪酸ナトリウムを含む、段落367の細胞培養物又は細胞集団。
【0387】
369.少なくとも幾つかの前記細胞が非組み換え細胞である、段落50〜163、174〜235、253〜307又は331〜364のいずれかの方法。
【0388】
370.前記細胞が非組み換え細胞である、段落50〜163、174〜235、253〜307又は331〜364のいずれかの方法。
【0389】
371.前記細胞がヒストンデアセチラーゼ阻害剤の存在下では培養されていない、段落50〜163、174〜235、253〜307又は331〜364のいずれかの方法。
【0390】
372.前記ヒストンデアセチラーゼ阻害剤が酪酸ナトリウムを含む、段落371の方法。
【0391】
前記の方法及び組成物は、in vitroで培養される細胞に関することが理解される。しかしながら、前記のin vitroで分化した細胞組成物は、細胞置換療法等、in vivoでの用途に使用され得る。
【0392】
本発明のさらなる実施の形態は、米国特許仮出願第60/532,004号(表題「胚体内胚葉(DEFINITIVE ENDODERM)」、2003年12月23日出願)、米国特許仮出願
第60/566,293号(表題「PDX1発現内胚葉(PDX1 EXPRESSING ENDODERM)」
、2004年4月27日出願)、米国特許仮出願第60/586,566号(表題「胚体内胚葉の単離のためのケモカイン細胞表面受容体(CHEMOKINE CELL SURFACE RECEPTOR FOR THE ISOLATION OF DEFINITIVE ENDODERM)」、2004年7月9日出願)、米国特許仮出願第60/587,942号(表題「胚体内胚葉の単離のためのケモカイン細胞表面受容体(CHEMOKINE CELL SURFACE RECEPTOR FOR THE ISOLATION OF DEFINITIVE ENDODERM)」、2004年7月14日出願)、米国特許出願第11/021,618号(表題「胚体内胚葉(DEFINITIVE ENDODERM)」、2004年12月23日出願)、米国特許出願第1
1/115,868号(表題「PDX1発現内胚葉(PDX1 EXPRESSING ENDODERM)」、2005年4月26日出願)、米国特許出願第11/165,305号(表題「胚体内胚葉を分化させるための因子の同定方法(METHODS FOR IDENTIFYING FACTORS FOR DIFFERENTIATING DEFINITIVE ENDODERM)」、2005年6月23日出願)、米国特許仮出願第60
/730,917号(表題「PDX1を発現する背側及び腹側の前腸内胚葉(PDX1−EXPRESSING DORSAL AND VENTRAL FOREGUT ENDODERM)」、2005年10月27日出願)、米国特許仮出願第60/736,598号(表題「胚体内胚葉のマーカー(MARKERS OF DEFINITIVE ENDODERM)」、2005年11月14日出願)、米国特許仮出願第60/778,649号(表題「インスリン産生細胞及び産生方法(INSULIN-PRODUCING CELLS AND METHOD OF PRODUCTION)」、2006年3月2日出願)、米国特許仮出願第60/833,633号(表題「インスリン産生細胞及び産生方法(INSULIN-PRODUCING CELLS AND METHOD OF PRODUCTION)」、2006年7月26日出願)、及び米国特許仮出願第60/852,878号(表題「NCAMを使用する、内分泌前駆細胞、未熟膵島細胞及び成熟膵島細胞の濃縮(ENRICHMENT OF ENDOCRINE PRECURSOR CELLS, IMMATURE PANCREATIC ISLET CELLS AND MATURE PANCREATIC ISLET CELLS USING NCAM)」、2006年10月18日出
願)(これらの開示内容全体が、参照により本明細書中に援用される)にも見出され得る。