(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
フレーム、前輪、スプロケットクラスターとフリーハブを有する後輪、およびチェーンによって後輪に連結されたスプロケットペダルクランクを有する自転車をさらに含み、
トルク測定装置はスプロケットクラスターとフリーハブとの間に取り付けられ、スプロケットクラスターはトルク測定装置の外部の管状の構造に付けられる、請求項1に記載の装置。
フレーム、前輪、スプロケットクラスターとフリーハブを有する後輪、およびチェーンによって後輪に連結されたスプロケットペダルクランクを有する自転車をさらに含み、
スプロケットクラスターはトルク測定装置の外部の管状の構造を含む、請求項1に記載の装置。
フレーム、前輪、スプロケットクラスターとフリーハブを有する後輪、およびチェーンによって後輪に連結されたスプロケットペダルクランクを有する自転車をさらに含み、
スプロケットクラスターは一体成形のスプロケットカセットを含み、一体成形のスプロケットカセットは複数のスプロケットを含む、請求項1に記載の装置。
フレーム、前輪、スプロケットクラスターとフリーハブを有する後輪、およびチェーンによって後輪に連結されたスプロケットペダルクランクを有する自転車を提供する工程と、
トルク測定装置の外部の管状の構造に、スプロケットクラスターを取り付ける工程をさらに含む、請求項20に記載の方法。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【
図1A】トルクを測定するカセットホルダー(101)の側方断面図であって、該ホルダーは本発明のいくつかの実施形態に従って、
図1Bの切断線1Aで見られるように、ホルダー(101)の回転軸を通る中心平面を各々が有する複数のシングルリブ(single rib)を使用する。
【
図1B】本発明のいくつかの実施形態に従って、
図1Aの切断線1Bで見られるように、トルクを測定するカセットホルダー(101)の端部断面図である。
【
図1C】本発明のいくつかの実施形態に従って、
図1Bの切断線1Cで見られるように、トルクを測定するカセットホルダー(101)の側方断面図である。
【
図1D】本発明のいくつかの実施形態に従って、複数のシングルリブを使用するトルクを測定するカセットホルダー(104)の端部断面図であり、各々のリブはホルダー(104)の回転軸から中心を外れた中心面を有している。
【
図1E】本発明のいくつかの実施形態に従って、
図1Aの切断線1Bで見られるように、トルクを測定するカセットホルダー(105)の端部断面図であり、該ホルダー(105)は、ホルダー(105)の回転軸から中心を外れた中心平面を各々が有している複数のリブを使用し、リブは回転軸を通る平面がリブの全幅内にあるように十分に厚い。
【
図1F】本発明のいくつかの実施形態に従って、
図1Hの切断線1Fで見られるように、各々が複数のリブを有する複数のマルチリブ群を使用するトルクを測定するカセットホルダー(106)の端部断面図であり、それぞれのリブはホルダー(106)の回転軸から中心を外れた中心平面を有する。
【
図1G】本発明のいくつかの実施形態に従って、
図1Fの切断線1Gで見られるように、トルクを測定するカセットホルダー(106)の側方断面図である。
【
図1H】本発明のいくつかの実施形態に従って、
図1Fの切断線1Hで見られるように、トルクを測定するカセットホルダー(106)の側方断面図である。
【
図1i】本発明のいくつかの実施形態に従って、
図1Kまたは
図1Jの切断線1iで見られるように、各々が複数のリブを有する複数のマルチリブ群を使用するトルクを測定するカセットホルダー(106)の端部断面図であり、それぞれのリブはホルダー(106)の回転軸から中心を外れた中心平面を有する。
【
図1i1】トルクを測定するカセットホルダー(106)向けの4つの代替ポスト(142)の端部断面図であり、それぞれのポストは回転軸を通る平面に対して平行な平らな面を有する。
【
図1J】本発明のいくつかの実施形態に従って、
図1iの切断線1Jで見られるように、トルクを測定するカセットホルダー(106)の側方断面図である。
【
図1K】本発明のいくつかの実施形態に従って、
図1iの切断線1Kで見られるように、トルクを測定するカセットホルダー(106)の側方の断面図である。
【
図1L】本発明のいくつかの実施形態に従って、
図1Mまたは
図1Nの切断線1Lで見られるように、各々が複数のリブを有する複数のマルチリブ群を使用するトルクを測定するカセットホルダー(106)の端部断面図であり、各々のリブはホルダー(108)の回転軸から中心を外れた中心平面を有している。
【
図1M】本発明のいくつかの実施形態に従って、
図1Lの切断線1Mで見られるように、トルクを測定するカセットホルダー(108)の側方断面図である。
【
図1N】本発明のいくつかの実施形態に従って、
図1Lの切断線INで見られるように、トルクを測定するカセットホルダー(108)の側方断面図である。
【
図2A】本発明のいくつかの実施形態に従って、
図2Bの切断線2Aで見られるように、各々が複数のリブを有する複数のマルチリブ群を使用するトルクを測定するカセットホルダー(201)の側方断面図であり、各々のリブはホルダー(201)の回転軸から中心を外れた中心平面を有している。
【
図2B】本発明のいくつかの実施形態に従って、トルクを測定するカセットホルダー(201)の裏側の等角図である。
【
図2C】本発明のいくつかの実施形態に従って、
図2Aの切断線2Cで見られるように、トルクを測定するカセットホルダー(201)の端部断面図である。
【
図2D】本発明のいくつかの実施形態に従って、
図2Aの切断線2Dで見られるように、トルクを測定するカセットホルダー(201)の端部断面図である。
【
図2E】本発明のいくつかの実施形態に従って、
図2Aの切断線2Eで見られるように、トルクを測定するカセットホルダー(201)の端部断面図である。
【
図2F】本発明のいくつかの実施形態に従って、
図2Aの切断線2Fで見られるように、トルクを測定するカセットホルダー(201)の端部断面図である。
【
図2G】本発明のいくつかの実施形態に従って、
図2Aの切断線2Gで見られるように、トルクを測定するカセットホルダー(201)の端部断面図である。
【
図2H】本発明のいくつかの実施形態に従って、
図2Aの切断線2Hで見られるように、トルクを測定するカセットホルダー(201)の端部断面図である。
【
図2i】本発明のいくつかの実施形態に従っ
て、トルクを測定するカセットホルダー(201)を使用するスプロケットアセンブリ(205)の側方断面図である。
【
図2J】本発明のいくつかの実施形態に従って、
図2Aの切断線2Jで見られるように、トルクを測定するカセットホルダー(201)の端部断面図である。
【
図2K】本発明のいくつかの実施形態に従って、トルクを測定するカセットホルダー(201)の正面の上部等角図である。
【
図2L】本発明のいくつかの実施形態に従って、トルクを測定するカセットホルダー(201)の部分断面等角図である。
【
図2M】本発明のいくつかの実施形態に従って、トルクを測定するカセットホルダー(201)のサイズを縮小した背面図である。
【
図2N】本発明のいくつかの実施形態に従って、トルクを測定するカセットホルダー(201)のサイズを縮小した正面図である。
【
図20】本発明のいくつかの実施形態に従って、トルクを測定するカセットホルダー(201)のサイズを縮小した右側面図である。
【
図2P】本発明のいくつかの実施形態に従って、トルクを測定するカセットホルダー(201)のサイズを縮小した平面図である。
【
図2Q】本発明のいくつかの実施形態に従って、トルクを測定するカセットホルダー(201)のサイズを縮小した底面図である。
【
図3A】本発明のいくつかの実施形態に従って、
図3Eの切断線3Aで見られるように、各々が複数のリブを有する複数のマルチリブ群を使用するトルクを測定するカセットホルダー(301)の側方断面図であり、各々のリブはホルダー(301)の回転軸から中心を外れた中心平面を有している。
【
図3B】本発明のいくつかの実施形態に従って、トルクを測定するカセットホルダー(301)の裏側の等角図である。
【
図3C】本発明のいくつかの実施形態に従って、
図3Aの切断線3Cで見られるように、トルクを測定するカセットホルダー(301)の端部断面図である。
【
図3D】本発明のいくつかの実施形態に従って、
図3Aの切断線3Dで見られるように、トルクを測定するカセットホルダー(301)の端部断面図である。
【
図3E】本発明のいくつかの実施形態に従って、
図3Aの切断線3Eで見られるように、トルクを測定するカセットホルダー(301)の端部断面図である。
【
図3F】本発明のいくつかの実施形態に従っ
て、トルクを測定するカセットホルダー(301)を使用するスプロケットアセンブリ(305)の側方断面図である。
【
図3G】本発明のいくつかの実施形態に従って、トルクを測定するカセットホルダー(301)の部分断面等角図である。
【
図3H】本発明のいくつかの実施形態に従って、トルクを測定するカセットホルダー(301)の裏側の等角図である。
【
図4A】スプロケットアセンブリの外部に取り付けられたトルクセンサーを使用する本発明のいくつかの実施形態に係る
装置(401)の略図である。
【
図4B】スプロケットアセンブリの内部に取り付けられたトルクセンサーを使用する本発明のいくつかの実施形態に係る
装置(401)の略図である。
【
図5】本発明のいくつかの実施形態に従って、トルクを測定するカセットホルダー(301)内にあることもある電気回路の略図である。
【
図6A】本発明のいくつかの実施形態に従って、トルクを測定するカセットホルダーの外部のフリーハブ部材に付けられることもあるスプロケットのグループの一体成形のスプロケットカセットアセンブリ(601)の部分断面等角図である。
【
図6B】本発明のいくつかの実施形態に従って、一体成形のスプロケットカセットアセンブリ(601)の側方断面図である。
【
図7A】本発明のいくつかの実施形態に従って、トルクを測定するカセットホルダー(701)のサイズを縮小した正面図である。
【
図7B】本発明のいくつかの実施形態に従って、トルクを測定するカセットホルダー(701)の電力ポートを含むスペーサー(702)の正面の上部等角図である。
【
図7C】本発明のいくつかの実施形態によって、トルクを測定するカセットホルダー(701)のための電力ポートを含むスペーサー(702)の正面図である。
【
図7D】本発明のいくつかの実施形態に従って、トルクを測定するカセットホルダー(701)のサイズを縮小した背面図である。
【
図8A】本発明のいくつかの実施形態に従って、トルク測定センサーとして使用される変位測定装置および回路のエンコーダセンサーと共に使用され得るエンコーダ(801)の正面の上部等角図である。
【
図8B】本発明のいくつかの実施形態に従って、エンコーダ(801)または別のエンコーダ、およびトルク測定センサーとして使用される変位測定装置および回路のエンコーダセンサーと共に使用され得るエンコーダホルダー(802)の正面上部等角図である。
【
図9A】本発明のいくつかの例に従って、トルクを測定するカセットホルダー(901)の正面の上部等角図であり、カセットホルダー(901)の外部部分は外部のフリーハブ部材(902)を定義することもあり、ホルダーの内部部分は内部のフリーハブ部材(903)を定義することもある。
【
図9B】本発明のいくつかの例に従って、
図3Eの切断線3Aで見られるように、各々が複数のリブを有する複数のマルチリブ群を使用する外部のフリーハブ部材(902)を備えたトルクを測定するカセットホルダー(901)の側方断面図であり、各々のリブはホルダー(901)の回転軸から中心を外れた中心平面を有している。
【
図9C】本発明のいくつかの例に従って、トルクを測定するカセットホルダー(901)の裏側の等角図である。
【
図9D】本発明のいくつかの例に従って、トルクを測定するカセットホルダー(901)のための裏蓋(904)の背面図であり、裏蓋(904)の内部の半径(904A)は内部のフリーハブ部材(903)の密封縁(903A)に対して摩擦のない密封を形成する。同様に、
裏蓋(904)は内部スペーサ(70
2)の密封縁
(903A)と密封縁(703)の間に挟まれてもよい。裏蓋(904)はカセットホルダー(901)中の取り付けボス(909)に対して取り付け孔(908)を介して付けられることもある。回路(501)は、取り付け孔(908)と取り付けボス(909)を介して、あるいはカセットホルダー(901)の外部の管状構造に堅く取り付けられた他の取り付けボスを介して、裏蓋(904)および/またはカセットホルダー(901)に堅く付けられることもある。
【
図9E】トルクを測定するカセットホルダー(901)のための表蓋ガスケットリング(905)の正面の平面図であり、表蓋リング(905)の外側半径(905A)は外部のフリーハブ部材(902)の密封縁(912)に対して摩擦のない密封を形成する。表蓋リング(905)は、本発明のいくつかの例に従って、取り付け孔(704)を介して内部のフリーハブ部材(903)に堅く連結され得る内部スペーサ(70
2)の密封縁(703)に堅く付けられることもある。
【
図9F】本発明のいくつかの例に従って、トルクを測定するカセットホルダー(901)の外部のフリーハブ部材に付けられることもあるスプロケットのグループの一体成形のスプロケットカセットアセンブリ(906)の正面の上部等角図である。電力ポートノッチ(911)により、ミニジャックの電源プラグを、電力ポート孔(706)を介して内部スペーサ(702)のミニジャックレセプタクルの中へ挿入することが可能となる。
【
図9G】本発明のいくつかの例に従って、一体成形のスプロケットカセットアセンブリ(906)の側方断面図である。一体成形のスプロケットカセット(906)は、取り付け孔(907)を介してカセットホルダー(901)の外部のフリーハブ部材の取り付けボス(910)に堅く付けられることもある。一体成形のスプロケットカセット(906)は、スプライン(902A)および(902B)、ならびに、カセットホルダー(901)の外部のフリーハブ部材の位置合わせ機
能に完全に一致するスプロケットカセット(906)の内表面の他の機能を介して、カセットホルダー(901)の外部のフリーハブ部材
(902)に同心的に位置合わせされてもよい。
【
図9H】一体成形のスプロケットカセット(906)の内表面のさらなる等角図を示し、カセット(906)はスプライン(902A)と(902B)などの位置合わせ機能を含み、カセットホルダー(901)の外部のフリーハブ部材
(902)上の位置合わせ機
能に一体成形のスプロケットカセット(906)を同心的に位置合わせすることもある。
【
図9i】一体成形のスプロケットカセット(906)の内表面のさらなる等角図を示し、カセット(906)はスプライン(902A)と(902B)などの位置合わせ機能を含み、カセットホルダー(901)の外部のフリーハブ部材
(902)上の位置合わせ機
能に一体成形のスプロケットカセット(906)を同心的に位置合わせすることもある。
【
図9J】本発明のいくつかの実施形態に従って、トルクを測定するカセットホルダー(901)の裏側の等角図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下の詳細な記載は例示目的で多くの細目を含んでいるが、当業者は以下の詳細に対する多くの変更や修正が本発明の範囲内であることを認識するだろう。非常に狭くかつ特定の例を用いて特別な実施形態を例証している;しかしながら、請求項に記載される本発明はこうした例にだけ制限されるように意図されておらず、むしろ付属の請求項の全範囲を含んでいる。これに応じて、本発明の以下の好ましい実施形態は、本発明の主題の一般法則を失うことなく、かつ、本発明の主題に制約を課すことなく述べられている。さらに、好ましい実施形態の以下の詳細な記載では、本発明の一部を形成する添付の図面について言及されており、これらは本発明が実施され得る特定の実施形態を例証する目的で示されている。他の実施形態を利用してもよく、本発明の範囲から逸脱することなく構造的な変化がなされることを理解されたい。図中で示され、本明細書で記載される実施形態は、すべての特定の実施形態には含まれていない特徴を含むこともある。特別な実施形態が記載された特徴のすべてのサブセットのみを含むこともあれば、特別な実施形態が記載された特徴をすべて含むこともある。
【0016】
同じ参照番号が多数の図に現われる同一の成分を参照するためにすっかり使用されるように、図に一般に現われる参考番号の主要なディジットは、その成分が最初に導入される図番号に相当する。信号や連結は同じ参照番号またはラベルによって参照されることもあり、実際の意味は記載の文脈のおけるその使用法から明らかになるであろう。
【0017】
図1Aは、本発明のいくつかの実施形態に従って、
図1Bの切断線1Aで見られるように、トルクを測定するカセットホルダー(101)の側方断面図であり、該ホルダー(101)はホルダー(101)の回転軸を通る中心平面を各々が有している複数のシングルリブを使用する。さらに
図1Bを参照すると、それぞれの可撓性を有するリブ(128)は外部の管状の構造(110)を内部の管状の構造(130)に連結し、複数の可撓性を有するリブ(128)は内部の管状の構造(130)に外部の管状の構造(110)を連結するただ一つの構造部材である。複数の可撓性を有するリブ(128)のおかげで、外部の管状の構造(110)は、内部の管状の構造(130)に対してわずかに回転しつつ、内部の管状の構造(130)と装置の回転軸(99)に対して同心でかつ中心にあるままで維持される。これにより、管状の構造(110または130)の少なくとも1つに対して付けられた回転変位測定装置は、外部の管状の構造(110)に取り付けられたチェーン駆動式のスプロケットと、内部の管状の構造(130)から内部に突き出る複数のスプライン(131と132)を収容する複数のスロットを有するハブとの間に加えられるトルクを測定することが可能である。いくつかの実施形態では、カセットホルダー(101)は、適切な1つの金属片から粉砕されるおよび/または該金属片として鋳造される(つまり、いくつかの実施形態は、適切な金属を使用してカセットホルダー(101)のベース形状を鋳造することで始まり、その後、粉砕作業を行って最終的な所望の形状を達成する)。他の実施形態では、カセットホルダー(101)は適切なポリマー材料または複合材料から粉砕されるおよび/または鋳造される。
【0018】
いくつかの実施形態では、カセットホルダー(101)の中央の穴(161)は、スプライン(131と132)がハブ内のスロットに嵌った状態で、自転車の後輪のハブに嵌合する。
【0019】
図1A、
図1B、および
図1Cで示されるカセットホルダー(101)の実施形態では、それぞれの可撓性を有するリブ(128)は、カセットホルダー(101)の回転軸(99)を含む径方向平面(98)と同一平面上にある中心平面(90)を特徴とする径方向リブ(その用語が本明細書で使用されているように)である。言い換えれば、カセットホルダー(101)の回転軸(99)は各リブ(128)の中心平面(90)内に位置する。
図1Aは
図1Bの頂部または底部のリブ(128)の中心平面(90)を通る断面図である。
【0020】
図1Bは、本発明のいくつかの実施形態に従って、
図1Aの切断線1Bで見られるように、トルクを測定するカセットホルダー(101)の端部断面図である。いくつかの実施形態では、スプライン(132)は、ハブに対してあらかじめ定義された方向を有するように位置合わせするために、他のスプライン(131)とは異なる形(つまり、これは「鍵がついている」)である。いくつかの実施形態では、この鍵の付いたスプラインは本発明の機能には必要ではないが、特定のメーカーの旧来の自転車のハブと共にトルクを測定するカセットホルダー(101)を使用できるようにするために使用される。ここのこうした旧来式のハブについて、本発明の様々な実施形態は、所定のハブに接続するために必要なスプラインで作られる。いくつかの実施形態では、外部の管状部材(110)の外側表面も、スロット、ピン、または、他のホルダー、および/または鍵、および/またはスプロケットまたはスプロケットのカセット/クラスタがカセットホルダー(101)の外部に取り付けられることになっている方向を示すしるし(例えば、以下に記載の
図1iと
図3Cで説明される例を参照)で作られる。いくつかの実施形態では、径方向リブ(128)は、グループごとに1つ以上のリブのグループで配置される(1つのグループ当たり1つのリブと4つのグループが
図1Bで示されているが、他の実施形態は、1つのグループ当たり1つを超えるリブとリブの3つまたは4つのグループ(あるいは他の適切な数のグループ)を含んでいる)。いくつかの実施形態では、リブ(128)のそれぞれのグループはスロット(111)によって隣接するグループから離れている。いくつかの実施形態では、それぞれのスロット(111)は、スプライン(131)または(132)の後部または外部部分に向かっておよび/または後部または外部部分へと伸びる内部スロット延長部(127)(これはリブ(128)の径方向の寸法を広げる)を含む、両端部で開いている幅広の端部を有しており、リブはそれぞれのスプライン(131)または(132)にある。したがって、外部の管状部材(110)からの(リブ(128)を介して伝えられる)トルクは、まさにスプライン(131)または(132)で内部の管状部材(130)に移され、これがトルクをハブに伝達する。内部の管状部材がその内側に利用可能なほとんどの材料を有しているスプライン(131)または(132)でリブの幅の広い内部のスロット延長部(127)の位置を決めることによって、これにより、スプラインから離れた位置でスロットが内向きに延びる場合、実際に起こり得るよりも広いリブを形成することができる。いくつかの実施形態では、外部の管状部材(110)は、スプロケット(
図2iを参照)から可撓性を有するリブ(128)までトルクを伝達するために、および、スロット(111)の外部延長部を内部の延長部(127)(延長部(126)によって図
1Dで示されるような)に対向させることを可能にするために、それぞれの可撓性を有するリブ(128)に隣接するスプラインを含んでいる。
【0021】
図1Cは、本発明のいくつかの実施形態に従って、
図1Bの切断線1Cで見られるように、トルクを測定するカセットホルダー(101)の側方断面図である。この断面図の例では、
図1Bの1Cでの径方向の平面断面は、垂直な径方向平面(98)から時計回りに約30度であり、
図1Bの左上側のスプライン(131)は貫通孔の中心穴(161)の向こう側で目に見える。
【0022】
図1Dは、本発明のいくつかの実施形態に従って、複数のシングルリブを使用するトルクを測定するカセットホルダー(104)の端部断面図であり、各々のリブはホルダー(104)の回転軸から中心を外れた中心面を有している。
図1Bの径方向リブ(128)とは対照的に、
図1Dの傾いたリブ(120)はそれぞれ中心平面(90)を有しており、この平面は回転軸(99)の中心からそれぞれの傾いたリブ(120)に向かって伸びる径方向平面(98)からある角度で中心を外れている。リブ(120)がこうして傾いているため、壁を広げることなく、または外部の管状部材(110)を内側に変形させることなく、または、内部の管状部材(130)を外側に変形させることなく、内部の管状部材(130)に対して時計回り方向(
図1Dの視点から見て)へ外部の管状部材(110)の膨大な回転量(
図1Bのカセットホルダー(101)と比較して)が可能となる。等しい厚さと、それぞれの中心平面(90)と径方向平面(98)の間の同じ傾き角度とを有するような壁を形成することで、それぞれの傾いたリブ(120)は等しい(実質的に等しい)量だけ曲がり、内部の管状の構造(130)に対して、および装置の回転軸(99)に対して、外部の管状の構造(110)を同軸かつ中心にあるよう維持する。
【0023】
図1D1は
図1Dの上部中央部分の拡大した断面図である。それぞれのリブ(120)の個々の中心平面(90)は、回転軸と平行であり、かつ内部の管状の構造(130)の最小の外部の径方向寸法130.1の次の個々のリブ(120)内に位置する個々の第1の幾何学線92.1から、回転軸と平行であり、かつ外部の管状の構造(110)の最大の内部の径方向寸法110.1の隣の個々のリブ(120)内に位置する個々の第2の幾何学線92.2まで、リブ(120)内部で伸びる。第1の幾何学線92.1と個々の第2の幾何学線92.2の間の距離は、リブ(120)の幅92である。
【0024】
いくつかの実施形態では、複数のリブ(12
0)はそれぞれ、回転軸(99)と平行な長さ方向にリブ長さ寸法(93)、長さ方向に垂直な幅方向に、および回転軸から短い方の径方向距離にある線と回転軸から長い方の径方向距離にある線とから伸びているリブ幅方向寸法(92)、および長さ方向に垂直で、かつ幅方向に垂直な厚さ方向に最小のリブ厚み寸法(91)を有しており、長さ寸法は幅寸法よりも大きく、幅寸法は厚み寸法よりも大きい。いくつかの実施形態では、最小のリブ厚み寸法(91)はリブ幅寸法(92)の33%未満である(いくつかの実施形態では、リブ厚み寸法(91)はリブ幅寸法(92)の12%から25%の範囲であり、いくつかの実施形態では、リブ厚み寸法(91)はリブ幅寸法(92)の約14%である)、リブ厚み寸法(91)はリブ長さ寸法(93)の16%未満である(
図1Aを参照)(いくつかの実施形態では、リブ厚み寸法(91)はリブ長さ寸法(93)の3%から10%の範囲であり、いくつかの実施形態では、リブ厚み寸法(91)はリブ長さ寸法(93)の約4%である)。いくつかの実施形態では、その内径端とその外径端でのリブ(120)の壁は丸く、中央よりもわずかに厚い。
【0025】
図1Eは、本発明のいくつかの実施形態に従って、
図1Aの切断線1Bで見られるように、複数のリブを使用するトルクを測定するカセットホルダー(105)の端部断面図であり、リブはそれぞれホルダー(105)の回転軸から中心を外れた中心平面を有しているが、回転軸を通る平面がリブの全幅内にあるように十分に厚い。いくつかの実施形態では、リブ厚み寸法(
図1Dの寸法(91)を参照)は、リブ幅寸法(
図1Dの寸法(92)を参照)の約33%であり、リブ厚み寸法(91)はリブ長さ寸法(93)(
図1Aを参照)の16%未満である。いくつかの実施形態では、その内径端とその外径端でのリブ129の壁は丸く、中央よりもわずかに厚い。より厚いスプライン(129)(
図1Dのスプライン(120)の厚さと比べて)を使用することで、外部の管状部材(110)と内部の管状部材(1
30)の間で大量のトルクが収容される。
【0026】
図1Fは、本発明のいくつかの実施形態に従って、
図1Hの切断線1Fで見られるように、トルクを測定するカセットホルダー(106)の端部断面図である。いくつかの実施形態では、カセットホルダー(106)は、複数のマルチリブ群(122)を備え、それぞれのマルチリブ群(122)は複数の傾いたリブ(121)を有し、それぞれのリブ(12
1)はカセットホルダー(106)の回転軸(99)から中心を外れた中心平面(90)を有している。いくつかの実施形態では、複数のリブ(12
1)は、それぞれのスプライン(131)または(132)の中央部分から外側に伸びている。いくつかの実施形態では、1つ以上のリブ(12
1)はそれぞれのスプライン(131)または(132)の側部を越えたところから外側に伸びているが、依然としてスプラインに近い。それぞれのマルチリブ群(122)の多くの傾いたリブ(121)を使用することで(
図1Dの単一のスプライン(120)と比較して)、外部の管状部材(110)と内部の管状部材(130)の間で大量のトルクが得られ、同様に、
図1Eのより厚くより堅いリブ(129)よりも多くの角度の偏向が得られる。
図1Fの他の態様は類似の番号の付いた参照文献について上に記載された通りである。いくつかの実施形態において、切断線1Hは一対の穴部(123)のそれぞれ1つを通る(
図1Fの頂部の1つと底部のもう1つ)。いくつかの実施形態では、リブ(122)の各群内の複数(125)の穴部(123)は、1つ以上の内部のリブを形成する(例えば、ここに示された実施形態では、3つの穴部(123)はそれぞれの群(122)で4つのリブ(121)を形成する)。
【0027】
図1Gは、本発明のいくつかの実施形態に従って、
図1Fの切断線1Gで見られるように、トルクを測定するカセットホルダー(106)の側方断面図である。いくつかの実施形態では、回転軸(99)がそれぞれのリブ(121)の中心平面(90)にないようにそれぞれのリブは傾いているが、
図1Fの切断線1Gに沿った径方向平面は、
図1Gで示されるように、それぞれのリブ(121)の少なくともいくつかの完全に内部にある。
【0028】
図1Hは、本発明のいくつかの実施形態に従って、
図1Fの切断線1Hで見られるように、トルクを測定するカセットホルダー(106)の側方断面図である。いくつかの実施形態では、
図1Fの切断線1Hは、この
図1Hの(123)と標識された開口部によって示されるように、一対の穴部(123)のそれぞれ1つを通る(
図1Fの頂部の1つと底部のもう1つ)。
【0029】
図1iは、本発明のいくつかの実施形態に従って、
図1Jまたは1Kの切断線1iで見られるように、複数のマルチリブ群を使用するトルクを測定するカセットホルダー(106)の端部断面図であり、それぞれのマルチリブ群は複数のリブを有し、それぞれのリブはホルダー(106)の回転軸から中心を外れた中心平面を有する。いくつかの実施形態では、リブ(122)のそれぞれの群内の複数(125)の穴部(123)は1つ以上の内部のリブを形成する(例えば、ここで示された実施形態では、4つの穴部(123)は各群(122)において5つのリブ(121)を形成する)。いくつかの実施形態では、ここで示されるように、複数の開口部(111)のぞれぞれは、複数のスロット(114)および/またはポスト(140)の1つのための空間を提供するために、その中心で内側に向かってまたはその中心付近で狭くなっている。いくつかの実施形態では、1つ以上のスプロケットまたはスプロケットカセットは、外部の管状部材(110)の外側の周りに取り付けられ、回転すると、スロット(114)の側および/またはポスト(140)の1つの面に対してその回転トルク力を加える。いくつかの実施形態では、それぞれのポストは円筒形である(断面が円形)。他の実施形態では、それぞれのポストは回転軸を通る平面にある平らな面を有している。
【0030】
図1i1は、トルクを測定するカセットホルダー(106)用の4つの代替物ポスト(142)についての端部断面図であり、それぞれのポストは回転軸を通る平面にある平らな面を有している。
【0031】
図1Jは、本発明のいくつかの実施形態に従って、
図1iの切断線1Jで見られるように、トルクを測定するカセットホルダー(106)の側方断面図である。
【0032】
図1Kは、本発明のいくつかの実施形態に従って、
図1iの切断線IKで見られるように、トルクを測定するカセットホルダー(106)の側方断面図である。
【0033】
図1Lは、本発明のいくつかの実施形態に従って、
図1Mまたは
図1Nの切断線ILで見られるように、複数のマルチリブ群(122)を使用するトルクを測定するカセットホルダー(108)の端部断面図であり、それぞれのマルチリブ群は複数のリブ(121)を有し、それぞれのリブはホルダー(108)の回転軸(99)から中心を外れた中心平面(90)を有する。いくつかの実施形態では、単一の細長い穴部(123)は、それぞれのリブ群(122)で2つのリブ(121)を形成し、各々のリブは、その特徴的な中心平面(90)が回転軸(99)とリブ群(122)の間に伸びる径方向平面に対して一定の角度となるように、一定の角度で傾いている。いくつかの実施形態では、各開口部(111)の内部の延長部(127)の少なくともいくつかは、その対応するスプライン(132)へ内部深くに伸びるため、内部の管状部材(130)の内部で完全に嵌合する回転軸(99)上に中心のある完全な円はない。いくつかの実施形態では、回転軸(99)上に中心のある円の円周のすべてではないが少なくとも大部分は、内部の管状部材(130)の内部で嵌合する。いくつかの実施形態では、回転軸(99)上に中心のある円の円周のすべてではないが少なくとも80%は、内部の管状部材(130)の内部で嵌合する。同様に、外部のスロットまたはグルーブ114を形成する外部の管状部材(110)の内部の偏向の少なくとも一部は内部深くにまで伸びるため、外部の管状部材(110)の内部で嵌合する回転軸(99)上に中心のある完全な円はない。いくつかの実施形態では、回転軸(99)上に中心のある円の円周のすべてではないが少なくとも大部分は、外部の管状部材(110)の内部深くで嵌合する。いくつかの実施形態では、回転軸(99)上に中心のある円の円周のすべてではないが少なくとも70%は、外部の管状部材(110)の内部深くに嵌合する。
【0034】
図1Mは、本発明のいくつかの実施形態に従って、
図1Lの切断線1Mで見られるように、トルクを測定するカセットホルダー(108)側方断面図である。
【0035】
図1Nは、本発明のいくつかの実施形態に従って、
図1Lの切断線INで見られるように、トルクを測定するカセットホルダー(108)の側方断面図である。
【0036】
図2Aは、本発明のいくつかの実施形態に従って、
図2Bの切断線2Aで2C見られるように、複数のマルチリブ群(122)(
図1Fのような)を使用するトルクを測定するカセットホルダー(201)の側方断面図であり、各マルチリブ群は複数のリブ(121)を有し、各々のリブはホルダー(201)の回転軸から中心を外れた中心平面を有する。いくつかの実施形態では、各々の傾いたリブ(121)は、その外側縁で片持ち式の外部の管状構造(211)の外側のリブ支持部分(210)と接続し、片持ち式の外部の管状構造(211)は、外側のリブ支持部分(210)の左端を補強する正面の補強壁(26
1)、外側のリブ支持部分(210)の右側の端部と外部の筐体部分(215)の左端を補強する中央の補強壁(260)(これは、いくつかの実施形態では、その円周の大部分で厚いが、複数の外部の周辺位置で薄くなっている(ここでは、2つの外部の位置、頂部と底部で薄くなっており(
図2Bを参照))、他の実施形態では、
図2Bで示される4つの他の外部のボルト穴を含めるために、より多くの位置で、例えば、60度の間隔で広がった6つの位置で薄くなっている)を含む。いくつかの実施形態では、外部のボルト穴および/または薄くなった部分は、内部のスプロケットカセットがトルクを加えることができる複数のポケット(216)および/または平らな面(217)(
図2Bを参照)を形成する。いくつかの実施形態では、外部の筐体部分(215)の内壁と(230)の外壁との間、およびトルクを測定するカセットホルダー(201)の後(左側)端部から中央の補強壁(260)の左または後ろまでのドーナツ形状のスペースは、内部構造(230)と外部の筐体部分(215)との間の回転移動を可能にする後壁および後壁のテフロン(登録商標)スリップリングまたはゴム製のOリング、ならびに内部構造(230)と正面の補強壁(261)の右側の端部との間の回転移動を可能にする正面壁のテフロン(登録商標)スリップリングまたはゴム製のOリングを用いて、ゴミや油や水から密封可能な筐体を提供する。いくつかの実施形態では、外部の筐体部分(215)の内壁と(230)の外部の壁との間の筐体は、トルクを測定する電子機器用の電子機器を含むように使用される。
【0037】
図2Bは本発明のいくつかの実施形態に従って、トルクを測定するカセットホルダー(201)の裏側の等角図である。
図2B上の参考番号は、
図2Aについて記載された類似する番号の構造を指す。
図2Bの他の態様は、
図1D乃至
図1Nの記載の類似の番号の参照について上に記載した通りである。
【0038】
図2Cは、本発明のいくつかの実施形態に従って、切断線2Cの
図2Aで見られるように、トルクを測定するカセットホルダー(201)についての端部断面図である。いくつかの実施形態において、正面の補強壁(261)は、円形の内部径(251)、1つ以上のクラスタのスプロケット(スプロケットカセットと呼ばれる)を収容する複数のノッチ(253)を有する外部周囲(252)、および/または内部に突き出るスプラインを有する1つ以上の個々のスプロケットを備える。いくつかの実施形態において、スプロケットカセットの内部の周囲は、カセットホルダー(201)の外部の周囲(252)上のぴったりと合う形状を有しており、自転車のペダルスプロケットからのチェーンによって駆動されることで、カセットがそれに外部の管状の構造(211)にトルクを加える。
【0039】
図2Dは、本発明のいくつかの実施形態に従って、
図2Aの切断線2Dで見られるように、トルクを測定するカセットホルダー(201)についての端部断面図である。いくつかの実施形態では、複数のポスト(256)(図liと
図1Lのポスト(140)に対応する)はノッチ(253)へ部分的に凹入して形成される。いくつかの実施形態では、ポスト(256)には削られたまたはドリルで開けられた軸方向の穴がある(例えば、いくつかの実施形態では、こうした穴部(随意にネジが刻設される)を用いて、トルクを測定するカセットホルダー(201)にスプロケットカセットを取り付けるために使用されるボルトを固定する。いくつかの実施形態では、内部の周囲(254)は円形ののこぎり形状のビットを用いて下部を切り落とされ、正面の補強壁(261)をリブ(121)から完全に分離したままにするが、正面の補強壁(261)を外側のリブ支持部分(210)に接続するように外部の周辺壁(255)を残しておく。
【0040】
図2Eは、本発明のいくつかの実施形態に従って、切断線2Eの
図2Aで見られるように、トルクを測定するカセットホルダー(201)の端部断面図である。
図2Eの記載は、その図の中の同じまたは類似の構造を指す類似する番号の付いた参考番号を用いて、上記の図liと
図2Dの記載において説明される。
【0041】
図2Fは、本発明のいくつかの実施形態に従って、
図2Aの切断線2F(つまり、中央の補強壁(260)を通って)で見られるように、トルクを測定するカセットホルダー(201)の端部断面図である。
【0042】
図2Gは、本発明のいくつかの実施形態に従って、
図2Aの切断線2Gで見られるように、トルクを測定するカセットホルダー(201)の端部断面図である。いくつかの実施形態では、複数のノッチ(258)は、カセットホルダー(201)の正面側(
図2Aの左側)に取り付けられる直径の大きなスプロケットカセットを支持する。
【0043】
図2Hは、本発明のいくつかの実施形態に従って、
図2Aの切断線2Hで見られるように、トルクを測定するカセットホルダー(201)の端部断面図である。いくつかの実施形態では、複数のノッチ(259)は、カセットホルダー(201)の裏側(
図2Aの右側)へ取り付けられた直径の大きなスプロケットカセットを支持する。
【0044】
図2iは、本発明のいくつかの実施形態に従って
、トルクを測定するカセットホルダー(201)
(しかし、同様
に、複数のスプロケットカセット(291−294)を示している)を使用して、スプロケットアセンブリ(205)の側方断面図である。いくつかの実施形態では、直径の小さなスプロケットカセット(291)は、カセットホルダー(201)の正面(左側)端部に取り付けられる(例えば、いくつかの実施形態では、左側の面でカセットホルダー(201)と整合するボルトまたは右側に面した突出部を用いて)。いくつかの実施形態では、中小の直径を備えたスプロケットカセット(292)は、カセットホルダー(201)の片持ちにされた外部の管状の構造(211)の外側リブ支持部分(210)のまわりに取り付けられる(例えば、いくつかの実施形態では、外側リブ支持部分(210)のまわりのカセットホルダー(201)と整合する内部に面したタブ、スプライン、または突出部を用いて)。いくつかの実施形態では、中くらいから大きな直径のスプロケットカセット(293)は、カセットホルダー(201)の片持ちにされた外部の管状の構造(211)の外側の筐体部分(215)の左側端部のまわりに取り付けられる(例えば、いくつかの実施形態では、外側の筐体部分(215)の左側端部のまわりのカセットホルダー(201)と整合する内部に面したタブ、スプライン、または突出部を用いて)。いくつかの実施形態では、大きな直径のスプロケットカセット(294)は、カセットホルダー(201)の片持ちにされた外部の管状の構造(211)の外側の筐体部分(215)の右側端部のまわりに取り付けられる(例えば、いくつかの実施形態では、外側の筐体部分(215)の右側端部のまわりのカセットホルダー(201)と整合する内部に面したタブ、スプライン、または突出部を用いて)。スプライン(231)はハブ(80)中の溝に圧入されるか、またはぴったりと滑る。スプロケットカセット(291)−(294)によって加えられるトルクは、片持ちにされた外部の管状の構造(211)に加えられ、リブ(121)は、内部の管状の構造(230)(スプライン(231)とハブ(80)中の対応する溝に付けられる)に対する片持ちにされた外部の管状の構造(211)間の回転変位を可能にする。
【0045】
図2Jは、本発明のいくつかの実施形態に従って、切断線2Jの
図2Aで見られるように、トルクを測定するカセットホルダー(201)についての端部断面図である。外部構造物(211)の内径表面(271)と内部構造(130)の外径表面(272)は、いくつかの実施形態では、回転変位センサーと電子機器が置かれるスペースを定義する。いくつかの実施形態では、ポスト(218)および/または凹部(219)は、外部構造物(211)に付けられたセンサーの一部が取り付けられる構造である。いくつかの実施形態では、内部構造(130)の1つ以上の凹部または他の構造は、内部構造(130)に取り付けられたセンサーの一部が取り付けられる構造である。
【0046】
図2Kは、本発明のいくつかの実施形態に従って、トルクを測定するカセットホルダー(201)の正面の上部等角図である。
【0047】
図2Lは、本発明のいくつかの実施形態に従って、トルクを測定するカセットホルダー(201)の部分断面図の等角図である。
【0048】
図2Mは、本発明のいくつかの実施形態に従って、トルクを測定するカセットホルダー(201)の縮小されたサイズの背面図である。
【0049】
図2Nは、本発明のいくつかの実施形態に従って、トルクを測定するカセットホルダー(201)のサイズを縮小した正面図である。
【0050】
図2Oは、本発明のいくつかの実施形態に従って、トルクを測定するカセットホルダー(201)のサイズを縮小した右側面図である。
【0051】
図2Pは、本発明のいくつかの実施形態に従って、トルクを測定するカセットホルダー(201)のサイズを縮小した平面図である。
【0052】
図2Qは、本発明のいくつかの実施形態に従って、トルクを測定するカセットホルダー(201)の縮小されたサイズの底面図である。
【0053】
図3Aは、本発明のいくつかの実施形態に従って、
図3Eの切断線で見られるように、各々が複数のリブを有する複数のマルチリブ群を使用するトルクを測定するカセットホルダー(301)の側方断面図であり、各々のリブはホルダー(301)の回転軸から中心を外れた中心平面を有している。
【0054】
図3Bは本発明のいくつかの実施形態に従って、トルクを測定するカセットホルダー(301)の裏側の等角図である。
【0055】
図3Cは、本発明のいくつかの実施形態に従って、切断線3Cの
図3Aで見られるように、トルクを測定するカセットホルダー(301)の端部断面図である。
【0056】
図3Dは、本発明のいくつかの実施形態に従って、
図3Aの切断線3Dで見られるように、トルクを測定するカセットホルダー(301)の端部断面図である。
【0057】
図3Eは、本発明のいくつかの実施形態に従って、切断線3Eの
図3Aで見られるように、トルクを測定するカセットホルダー(301)の端部断面図である。
【0058】
図3Fは、本発明のいくつかの実施形態に従っ
て、トルクを測定するカセットホルダー(301)を使用するスプロケットアセンブリ(305)の側方断面図である。
【0059】
図3Gは、本発明のいくつかの実施形態に従って、トルクを測定するカセットホルダー(301)の部分断面等角図である。
【0060】
図3Hは、本発明のいくつかの実施形態に従って、トルクを測定するカセットホルダー(301)の裏側の等角図である。
【0061】
図4Aは、スプロケットアセンブリの外側に取り付けられたトルクセンサーを使用する本発明のいくつかの実施形態に係る
装置(401)の略図である。
いくつかの実施形態において、装置(401)は、「固定子」と「回転子」部分(410)を含み、「固定子」部分はいくつかの実施形態のセンサー、電子機器、および無線送信機のフリーハブ位置上のスプロケットの外であり、ハブ部分に取り付けられ、トルク測定装置の「回転子」部分は外側部分に取り付けられる。
【0062】
図4Bは、スプロケットアセンブリの内側に取り付けられたトルクセンサーを使用する本発明のいくつかの実施形態に係る
装置(402)の略図である。
いくつかの実施形態において、装置(402)は、「固定子」と「回転子」部分(420)を含み、「固定子」部分はいくつかの実施形態のバッテリー、センサー、電子機器、および無線送信機のフリーハブ位置上のスプロケットの外であり、ハブ部分に取り付けられ、トルク測定装置の「回転子」部分は外側部分に取り付けられる。
【0063】
図5は、本発明のいくつかの実施形態に従って、トルクを測定するカセットホルダー(101)、(201)、(301)、(401)、(701)、および(901)の内部または外部に位置することもある電気回路(501)の略図である。いくつかの例において、カセットホルダー(101)、(201)、(301)、(401)、(701)、および(901)は、トルク測定センサーとして使用される回路(501)とともに、電気的、光学的、機械的、および/または磁気的な変位測定装置を含む。回路(501)は、エンコーダ(522)から電気的、光学的、機械的、または磁気的な信号を受け取ることもある。
【0064】
いくつかの実施形態において、回路(501)は、エンコーダ(522)、エンコーダ(522)からデータを受け取るように連結されたエンコーダリーダ/センサー
(524)、エンコーダリーダ/センサー(524)からデータを受け取るように連結された作動受信機(526)、受信機(526)から作動信号を受け取るように連結されたAD変換器(528)、変換器(528)からの検出したデータに基づいてデジタル値を受け取るように連結された処理装置(530)を含む。いくつかの実施形態では、電源入力(512)は、DC−DC変換器(518)を駆動するバッテリー(516)に接続された充電器(514)に伝えられ、これが電気回路(501)の残りに動力を供給する。いくつかの実施形態では、処理装置(530)は、アンテナ(542)とトランシーバー(540)を介して遠隔コンピューターにデータを送り、該コンピューターから指令を受け取る。いくつかの実施形態では、遠隔のコンピューターは、実施形態によっては自転車のハンドルに取り付けられるディスプレイを含んでいる。
【0065】
いくつかの実施形態では、変位測定装置は、ホルダーの内部部分に対するホルダーの外部部分の相対的な角変位を測定することにより、チェーンによってスプロケットカセットホルダーのスプロケットに対して自転車の乗り手によって加えられたトルクに比例した信号を生成する。
【0066】
いくつかの例において、変位測定装置および回路は、スプロケットカセットホルダーの内部の空洞に位置する、1つ以上のバッテリーなどの直流(DC)電源によって動力を供給される。いくつかの例において、変位測定装置および回路は、スプロケットカセットホルダーの内部の空洞に位置する。スプロケットカセットホルダーの外部部分は外部のフリーハブ部材を定義することもあり、ホルダーの内部部が内部のフリーハブ部材を定義することもある。いくつかの例において、バッテリー、変位測定装置および回路は、スプロケットカセットホルダーによって定義される、外部のフリーハブ部材と内部のフリーハブ部材の間に位置することもある。
【0067】
いくつかの例において、信号は、ディスプレイに接続された受信機ユニットに無線で送信される。いくつかのこうした例において、ディスプレイは自転車に取り付けられ、他の例では、ディスプレイは自転車の乗り手の手首に結び付けられる。いくつかの例において、ディスプレイは、測定されたトルクによって決定された1つ以上のパラメーター(トルク、力、またはエネルギーなど)の数値を示す。いくつかの例において、ディスプレイは、測定されたトルクによって決定された1つ以上のパラメーター(トルク、力、またはエネルギーなど)のグラフ表示を示す。いくつかの例において、グラフ表示は、トリップに応じたパラメーターの1つ以上のグラフを含んでいる。いくつかの例において、最新のトリップのパラメーターのグラフ表示は、1つ以上の過去のトリップのパラメーターのグラフ表示と同時に表示される。
【0068】
いくつかの例において、変位測定装置および回路は、ホルダーの外部部分に付けられたプレートを含む平行なプレートと、ホルダーの内部部分に付けられた別のプレートとの間の電気測定を使用する。いくつかの例において、変位測定装置および回路は、ホルダーの外部部分に付けられた構造と、ホルダーの内部部分に付けられた構造との間の光学測定を使用する。
【0069】
図6Aは、本発明のいくつかの実施形態に従って、トルクを測定するカセットホルダーの外部のフリーハブ部材に取り付けられ得る一群のスプロケットの一体成形のスプロケットカセットアセンブリ(601)の部分断面等角図である。
【0070】
図6Bは、本発明のいくつかの実施形態に従って、一体成形のスプロケットカセットアセンブリ(601)の側方断面図である。
【0071】
図7Aは、本発明のいくつかの実施形態に従って、トルクを測定するカセットホルダー(701)の縮小されたサイズの正面図である。いくつかの実施形態では、内部のスペーサー(70
2)のスプラインは、トルクを測定するカセットホルダー(701)を保持するために、フリーハブの端部に螺入されたカセット保持リングによって保持されることもある。カセットホルダーリングによって保持される内部のスペーサー(702A)のスプラインは、カセットホルダー(701)のスプラインをフリーハブに対して強く押し付けて、フリーハブ上でカセットホルダーを保持する。
【0072】
図7Bは、本発明のいくつかの例によって、トルクを測定するカセットホルダー(701)のための電力ポートを含む内部スペーサ(702)の正面の上部等角図である。ミニジャックレセプタクルが内部スペーサ(702)の内部体積(705)内にあり、水などの汚染物質の侵入からミニジャックを密閉するためにポットに入れられることもある。
【0073】
図7Cは、本発明のいくつかの例に従って、トルクを測定するカセットホルダー(701)のための電力ポートを含むスペーサー(702)の正面図である。ミニジャックレセプタクルは内部スペーサ(702)の電力ポート孔(706)によってミニジャックを受け取ることもある。内部スペーサ(702)は、内部体積(705)内のミニジャックレセプタクルから回路(501)の充電器(514)に電源入力(512)の電源信号を分散させるために、後ろ側に面する穴部(707)を含むこともある。
【0074】
図7Dは、本発明のいくつかの例に従って、トルクを測定するカセットホルダー(701)のサイズを縮小した径方向に切り取った背面図である。カセットホルダー(701)は、内部体積(705)内のミニジャックからの電源入力(512)の電源信号から後方に面した穴部(707)を通るワイヤーによって力を受け取り、回路(501)の充電器(514)に電源信号を分散させることもある。
【0075】
図8Aは、本発明のいくつかの実施形態に従って、トルク測定センサーとして使用される変位測定装置および回路のエンコーダセンサーと共に使用され得るエンコーダ(801)の正面の上部等角図である。エンコーダ(801)は、取り付け孔(804)を介してエンコーダホルダー(802)の取り付け孔(803)に堅く取り付けられてもよい。
【0076】
図8Bは、本発明のいくつかの例に従って、エンコーダホルダー(802)の正面の上部等角図であり、該ホルダーは、エンコーダ(801)または別のエンコーダと、トルク測定センサーとして使用される変位測定装置および回路のエンコーダセンサーと共に使用されることもある。エンコーダホルダー(802)は、取り付け孔(805)によってトルクを測定するカセットホルダー(901)の取り付け孔(806)に堅く取り付けられてもよい。
【0077】
図9Aは、本発明のいくつかの例に従って、トルクを測定するカセットホルダー(901)の正面の上部等角図であって、カセットホルダー(901)の外部部分は外部のフリーハブ部材(902)を定義することもあり、ホルダーの内部部分が内部のフリーハブ部材(903)を定義することもある。
【0078】
図9Bは、本発明のいくつかの例に従って、
図3Eの切断線3Aで同様に見られるように、各々が複数のリブを有する複数のマルチリブ群を使用する外部のフリーハブ部材(902)を備えたトルクを測定するカセットホルダー(901)の側方断面図であり、各々のリブはホルダー(901)の回転軸から中心を外れた中心平面を有している。
【0079】
図9Cは、本発明のいくつかの例に従って、トルクを測定するカセットホルダー(901)の裏側の等角図である。
【0080】
図9Dは、本発明のいくつかの例に従って、トルクを測定するカセットホルダー(901)のための裏蓋(904)の背面図であり、裏蓋(904)の内部の半径(904A)は内部のフリーハブ部材(903)の密封縁(903A)に対して摩擦のない密封を形成する。同様に、
裏蓋(904)は内部スペーサ(70
2)の密封縁
(903A)と密封縁(703)の間に挟まれてもよい。裏蓋(904)はカセットホルダー(901)中の取り付けボス(909)に対して取り付け孔(908)を介して付けられることもある。回路(501)は、取り付け孔(908)と取り付けボス(909)を介して、あるいはカセットホルダー(901)の外部の管状構造に堅く取り付けられた他の取り付けボスを介して、裏蓋(904)および/またはカセットホルダー(901)に堅く付けられることもある。
【0081】
図9Eは、トルクを測定するカセットホルダー(901)のための表蓋ガスケットリング(905)の正面の平面図であり、表蓋リング(905)の外側半径(905A)は外部のフリーハブ部材(902)の密封縁(912)に対して摩擦のない密封を形成する。表蓋リング(905)は、本発明のいくつかの例に従って、取り付け孔(704)を介して内部のフリーハブ部材(903)に堅く連結され得る内部スペーサ(70
2)の密封縁(703)に堅く付けられることもある。
【0082】
図9Fは、本発明のいくつかの例に従って、トルクを測定するカセットホルダー(901)の外部のフリーハブ部材に付けられることもあるスプロケットのグループの一体成形のスプロケットカセットアセンブリ(906)の正面の上部等角図である。電力ポートノッチ(911)により、ミニジャックの電源プラグを、電力ポート孔(706)を介して内部スペーサ(702)のミニジャックレセプタクルの中へ挿入することが可能となる。
【0083】
図9Gは、本発明のいくつかの例に従って、一体成形のスプロケットカセットアセンブリ(906)の側方断面図である。一体成形のスプロケットカセット(906)は、取り付け孔(907)を介してカセットホルダー(901)の外部のフリーハブ部材の取り付けボス(910)に堅く付けられることもある。一体成形のスプロケットカセット(906)は、スプライン(902A)および(902B)、ならびに、カセットホルダー(901)の外部のフリーハブ部材
(902)の位置合わせ機
能に完全に一致するスプロケットカセット(906)の内表面の他の機能を介して、カセットホルダー(901)の外部のフリーハブ部材に同心的に位置合わせされてもよい。
【0084】
図9Hと9iは、一体成形のスプロケットカセット(906)の内表面のさらなる等角図を示し、カセット(906)はスプライン(902A)と(902B)などの位置合わせ機能を含み、カセットホルダー(901)の外部のフリーハブ部材
(902)上の位置合わせ機
能に一体成形のスプロケットカセット(906)を同心的に位置合わせすることもある。
【0085】
図9Jは、本発明のいくつかの実施形態に従って、トルクを測定するカセットホルダー(901)の裏側の等角図である。
【0086】
いくつかの実施形態では、本発明は自転車向けのフリーハブアセンブリを提供し、ここで、アセンブリは、駆動ギア構造を取り付けるように構成された外部のフリーハブ部材であって、外部のフリーハブ部材が内部を定義するとともに、駆動ギア構造が自転車のペダルに対してユーザーによって加えられた力によって駆動されるのに適した、外部のフリーハブ部材;外部のフリーハブ部材の内部に含まれる内部のフリーハブ部材;外部のフリーハブ部材と内部のフリーハブ部材の間に置かれる一方向駆動機構;および、外部のフリーハブ部材上のトルク検出構造であって、一方向駆動機構を介してフリーハブアセンブリの外部のフリーハブ部材から内部のフリーハブ部材へ伝えられたトルクを検出するように構成および配置された、トルク検出構造を含む。いくつかの実施形態は、トルク検出構造に相互に接続された電子機器アセンブリをさらに含み、電子機器アセンブリは、ユーザーによって駆動ギア配置に対して力が加えられると外部のフリーハブ部材の経験したトルクに対応したトルク検出構造からの信号を受け取り、信号を処理してトルクデータを生成し、処理されたトルクデータを受信機に送信する。いくつかの実施形態では、駆動ギア配置は、外部のフリーハブ部材に隣接して位置付けられた空洞を定義し、電子機器アセンブリはその空洞内に収容される。いくつかの実施形態では、電子機器アセンブリは、フリーハブアセンブリの軸方向の最も内側の部分に取り付けられた後方のディスクに入れられる。いくつかの実施形態では、トルク検出構造は、外部のフリーハブ部材にマウントされた少なくとも1つのトルク検出要素を含む。いくつかの実施形態では、トルク検出要素は、外部のフリーハブ部材に固定された少なくとも1つの歪みゲージを含む。いくつかの実施形態では、少なくとも1つの歪みゲージは、外部のフリーハブ部材の外部の周辺で互いに離間して配された複数の歪みゲージを含む。いくつかの実施形態では、少なくとも1つの歪みゲージは外部のフリーハブ部材の内部内に収容される。いくつかの実施形態では、少なくとも1つの歪みゲージは、外部のフリーハブ部材の内部を定義する外部のフリーハブ部材の内壁のまわりに配された複数の歪みゲージを含む。いくつかの実施形態では、複数の歪みゲージは、外部のフリーハブ部材の周辺部のまわりに互いに90度の間隔で配置される。いくつかの実施形態では、外部のフリーハブ部材は、駆動ギア配置に外部のフリーハブ部材を連結するように構成された複数のスプラインを含み、外部のフリーハブ部材は、少なくとも1つの歪みゲージを受け取るための少なくとも1つの窪んだ領域を含む。いくつかの実施形態では、外部のフリーハブ部材は、内部の部材と外部の部材を有する2つの部分からなる構築物を備え、トルク検出要素は外部のフリーハブ部材の外側の部材に固定される。
【0087】
いくつかの実施形態では、本発明は、力入力構造を有するユーザー駆動型の装置とともに使用される力感知駆動アセンブリを提供し、該アセンブリは、力入力構造による駆動に適したフリーハブアセンブリであって、フリーハブアセンブリが力入力構造の要素を取り付けるように構成された外部のフリーハブ部材を含み、外部のフリーハブ部材が内部を定義する、フリーハブアセンブリ;外部のフリーハブ部材の内部内に入れられた内部のフリーハブ部材;および、外部のフリーハブ部材と内部のフリーハブ部材の間に置かれた一方向駆動機構;外部のフリーハブ部材上のトルク検出構造であって、ユーザーによって力入力構造に加えられたトルクを検出するように構成および配置された、トルク検出構造;および、トルク検出構造に相互に接続された電子機器アセンブリであって、力入力構造に対してユーザーが力を加えた後に外部のフリーハブ部材によって経験されたトルクに対応するトルク検出要素からの信号を受け取る、電子機器アセンブリ、を含む。いくつかの実施形態では、力入力構造は内部空洞を定義し、電子機器アセンブリは空洞内に入れられる。いくつかの実施形態では、外部のフリーハブ部材は内表面と外表面を含み、内表面は外部のフリーハブ部材の内部を定義する。いくつかの実施形態では、トルク検出構造は、外部のフリーハブ部材の外表面に固定される。いくつかの実施形態では、トルク検出構造は、外部のフリーハブ部材の内表面に固定される。いくつかの実施形態では、電子機器アセンブリは、力入力構造の軸方向に最も内側の部分に取り付けられる後方のディスクを含む。いくつかの実施形態では、トルク検出構造は少なくとも1つのトルク検出要素を含む。いくつかの実施形態では、少なくとも1つのトルク検出要素は歪みゲージを含む。いくつかの実施形態では、少なくとも1つのトルク検出要素は、外部のフリーハブ部材の一部のまわりに取り付けられた複数の歪みゲージを含む。
【0088】
いくつかの実施形態では、本発明は、自転車の後輪のフリーハブに適合し、1つ以上のスプロケットカセットを保持し、かつフリーハブと1つ以上のスプロケットカセットとの間のトルクを代表する測定可能な回転変位を示す、カセットホルダー(201または301など)を含む装置を提供する。
【0089】
装置のいくつかの実施形態において、フリーハブは回転軸を備え、カセットホルダーは、フリーハブに一致した内部の管状の構造、1つ以上のスプロケットカセットに一致した外部の管状の構造、および回転軸に平行なリブ長さ方向における長さ寸法と、長さ方向に垂直な幅寸法における、回転軸からより短い径方向距離で線から、かつ回転軸からのより長い径方向距離で線から延びるリブの幅寸法と、長さ方向に垂直な厚み方向における、幅方向に垂直な最小限のリブの厚み寸法とを各々が有する複数のリブ、を備え、長さ寸法は幅寸法よりも大きく、幅寸法は厚さ寸法よりも大きい。
【0090】
いくつかの実施形態では、本発明は、回転軸を有するトルク測定デバイスを含む装置を提供し、トルク測定デバイスは、内部の管状の構造、外部の管状の構造、および、回転軸に平行なリブ長さ方向における長さ寸法と、長さ方向に垂直な幅寸法における、回転軸からより短い径方向距離で線から、かつ回転軸からのより長い径方向距離で線から延びるリブの幅寸法と、長さ方向に垂直な厚み方向における、幅方向に垂直な最小限のリブの厚み寸法とを各々が有する複数のリブを備え、長さ寸法は幅寸法よりも大きく、幅寸法は厚さ寸法よりも大きく、複数のリブの各々は、リブの長さ方向とリブの厚さ方向にある中心平面を有しており、内部の管状の構造と外部の管状の構造との間に加えられたトルクは、外部の管状の構造に対する内部の管状の構造の角変位をもたらす。
【0091】
いくつかの実施形態では、トルク測定デバイスは自給式のバッテリー駆動の回転変位測定ユニットをさらに含み、該回転変位測定ユニットは、dc電源、外部の管状の構造に対する内部の管状の構造の角変位を検出するセンサー、検出した角変位の規模に基づいて信号を生成するセンサーに動作可能に接続された電子回路、および信号を送信するために動作可能に接続された無線送信機を含む。
【0092】
いくつかの実施形態では、本発明は、回転の中心軸を有する第1の内部の管状の構造;回転の中心軸を囲む第2の外部の管状の構造であって、第1の内部構造の少なくとも一部がその内部に位置する、第2の外部の管状の構造;第2の外部の管状の構造と第1の内部の管状の構造が回転の中心軸のまわりを互いに対して回転するように構成されるように、第2の管状の構造に第1の管状の構造を接続するように構成された複数のリブであって、第1のリブと第2のリブを含む、複数のリブ;および、第1のリブと第2のリブの間に形成されたスロットであって、スロットが、第1のリブの第1の端部と第2のリブの第2の端部の間に延びる長さを有するとともに、第1の端部で第1の径方向の幅と第2の端部で第2の径方向の幅を有し、第1の径方向の幅は、スロット長さに沿った端部のない位置の第3の径方向の幅よりも広い、スロット、を備える、装置を提供する。
【0093】
いくつかの実施形態では、第1の径方向の幅は、第2の径方向の幅と実質的に等しい。いくつかの実施形態では、第1の内部の管状の構造は、第1の内部構造の第1の周辺位置での第1のスプラインの延長部と、第1の内部構造の第2の周辺位置での第2のスプラインの延長部を含む複数のスプライン延長部を含み、スロットの第1の端部は、第1の径方向の幅が第1のスプライン延長部に伸びるように、第1の周辺位置に位置する。
【0094】
いくつかの実施形態では、本発明は、回転の中心軸を有する第1の内部の管状の構造;回転の中心軸を囲む第2の外部の管状の構造であって、第1の内部構造の少なくとも一部がその内部に位置する、第2の外部の管状の構造;第2の外部の管状の構造と第1の内部の管状の構造が回転の中心軸のまわりを互いに対して回転するように構成されるように、第2の管状の構造に第1の管状の構造を接続するように構成された複数のリブであって、複数のリブが第1のリブと第2のリブを含み、第1のリブが第1のリブの中心を通る特徴的な中心平面を有し、第1のリブの中心平面が、第1のリブで始まり回転の中心軸を通る回転軸平面から中心を外れている、複数のリブ、を含む装置を提供する。いくつかの実施形態では、第1のリブは、回転軸の平面が第1のリブの第1の幅の内部にあるように、第1の幅を有している。
【0095】
いくつかの実施形態では、本発明は、回転の中心軸を有する第1の内部の管状の構造;回転の中心軸を囲む第2の外部の管状の構造であって、第1の内部構造の少なくとも一部がその内部に位置する、第2の外部の管状の構造;第2の外部の管状の構造と第1の内部の管状の構造が回転の中心軸のまわりを互いに対して回転するように構成されるように、第2の管状の構造に第1の管状の構造を接続するように構成された複数のリブであって、複数のリブがリブの第1のサブセットとリブの第2のサブセットを含み、リブの第1のサブセットは第1の周辺距離によってリブの第2のサブセットから離され、リブの第1のサブセットは第1のリブと第2のリブを含み、リブの第2のサブセットは第3のリブと第4のリブを含み、第1のリブは第2のリブから第2の周辺距離にあり、第1の周辺距離は第2の周辺距離よりも大きい、複数のリブを含む装置を提供する。いくつかの実施形態では、第1のリブは、第1のリブの中心を通る特徴的な中心平面を有し、第1のリブの中心平面は、第1のリブで始まり回転軸の中心を通る回転軸の中心平面から中心を外れている。
【0096】
いくつかの実施形態では、本発明はある装置を提供し、該装置は、回転の中心軸を有する第1の内部の管状の構造;回転の中心軸を囲む第2の外部の管状の構造であって、第1の内部構造の少なくとも一部が第2の外部の管状の構造の内部に位置し、第2の外部の管状の構造が該装置と1つ以上のスプロケットを接続するように構成された複数の溝を含む、第2の外部の管状の構造;および、第2の外部の管状の構造と第1の内部の管状の構造が回転の中心軸のまわりを互いに対して回転するように構成されるように、第2の管状の構造に第1の管状の構造を接続するように構成された複数のリブであって、複数のリブがリブの第1のサブセットとリブの第2のサブセットを含み、リブの第1のサブセットは第1の周辺距離によってリブの第2のサブセットから離され、リブの第1のサブセットは第1のリブと第2のリブを含み、リブの第2のサブセットは第3のリブと第4のリブを含み、第1のリブは第2のリブから第2の周辺距離にあり、第1の周辺距離は第2の周辺距離よりも大きい、複数のリブ、を含んでいる。いくつかの実施形態は、第2の外部の管状の構造の外側に配された複数のピンを備え、複数のピンは、装置と1つ以上のスプロケットとの間の接続を提供するように構成される。
【0097】
上記の記載は例証的なもので限定的なものではないことを意図していることが理解されよう。本明細書に記載されるような様々な実施形態の多くの特徴と利点が様々な実施形態の構造や機能の詳細と併せて前述の記載で説明されてきたが、こうした詳細に対する他の多くの実施形態や変更は本記載を検討した当業者には明らかとなるであろう。したがって、本発明の範囲は、請求項を参照するとともに、こうした請求項が与えられた同等物の十分な範囲とともに、決定されなければならない。添付の請求項において、用語「含んでいる(Including)」と「そこにおいて(in which)」はそれぞれ、各々の用語の平易な英語の同等物として用いられている。さらに、用語「第1の」、「第2の」、および「第3の」などは、単なるラベルとして使用されているにすぎず、その対象に数の条件を課すことを意図したものではない。